JP2924028B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JP2924028B2
JP2924028B2 JP1321757A JP32175789A JP2924028B2 JP 2924028 B2 JP2924028 B2 JP 2924028B2 JP 1321757 A JP1321757 A JP 1321757A JP 32175789 A JP32175789 A JP 32175789A JP 2924028 B2 JP2924028 B2 JP 2924028B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は搬送される原稿の画像を露光や読み取りに供
するいわゆる流し撮りのための原稿搬送装置に関するも
のであり、複写機やプリンタ等の各種記録装置に用いら
れる。
(従来の技術) この種の装置は例えば特公昭62−35674号公報や特開
昭62−145236号公報で知られている。第1のものはドラ
ム面に原稿を巻きつけて露光に供するようになってい
る。第2のものは搬送ローラによる原稿搬送路の屈曲に
よって搬送原稿をプラテンガラスの露光部に沿って走行
させるようになっている。
さらに第3のものとして原稿が搬送されるプラテンガ
ラス上の露光部位置に表面が白色の押さえローラを自重
で働くように設けたものも知られている。
(発明が解決しようとする課題) 前記第1のものでは、原稿はドラムに支持された状態
で全域が露光に供されるので、露光のためのピントが終
始適正に保たれる。しかし原稿をいちいちドラムに巻き
つけるので装置が複雑かつ大型なものとなるし、コスト
も高いものとなる。また第2のものでは、搬送ローラに
よる原稿搬送路の屈曲によって搬送原稿はプラテンガラ
スの露光部に密接するように搬送されるが、この密接は
強制力によるものでないので不安定であり、振動や気流
の影響等によって原稿はプラテンガラスから浮いてしま
ってピントがあまくなり画質が低下してしまうことがと
きとして起こる。
さらに第3のものでは、押さえローラが露光部で搬送
原稿をプラテンガラスに圧接させて露光中のピントを一
応適正に保つことができる。しかし押さえローラは駆動
されず露光時搬送原稿に逆転するものであるから、充分
な押圧力を発揮するようにされると搬送原稿への搬送抵
抗が大きくなってしまい、露光部に突入する原稿が押さ
えローラ部で一瞬詰まって露光タイミングが狂ったり、
原稿が押さえローラ後方の搬送ローラに到着して搬送力
を受けるようになるまで減速されて感光体等他のものと
の同期が不良になって複写画像の形成や画像の読み取り
に支承を来たすことになる。これを解消するには押さえ
ローラの押圧力を小さくしなければならないので圧接が
不安定になるし、薄い原稿には対応することができな
い。また押さえローラがハードな材質のものからなり原
稿を一点でしか押さえていないので押圧部が位置ズレし
て原稿のプラテンガラス露光部への圧接が不安定となっ
たり、適正な位置でも画像の露光幅や読み取り幅の全域
に押圧が及ばず押さえローラがプラテンガラスに圧接す
るラインの前後で原稿の浮き上がりを生じてしまうこと
がある。これは原稿が押さえローラ部に突入する際に一
瞬詰まってループを形成するような場合に特に生じやす
い。このものの問題はプラテンガラスに沿ってもうけた
搬送ベルトを用いれば解消されるが、搬送装置が複雑で
高価なものになるうえ大型化もし不利である。
そこで本発明はプラテンガラス上での特に露光部での
原稿の搬送機構を改良することにより、前記のような問
題を解消し得る原稿搬送装置を提供することを課題とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を達成するために、原稿を搬送す
る搬送手段と、搬送される原稿の露光や読み取りを行う
露光部を形成するプラテンガラスと、表面の摩擦係数が
大きくかつ該プラテンガラスへの圧接時の変形によって
所定の圧接幅を持ち得る柔軟な材料からなる部材と、露
光や読み取りのための原稿搬送時は搬送手段と前記部材
により原稿の搬送を行い、露光や読み取りをしないとき
の原稿搬送時は前記部材はプラテンガラスから離れた位
置へ移動させ搬送手段により原稿の搬送を行う制御手段
とを備えたことを特徴とするものである。
(作用) プラテンガラスに圧接される部材はプラテンガラスの
露光部上に位置し、露光や読み取りが行われない通常の
ときは上動されて、搬送手段だけで原稿の搬送を行うの
で、原稿往復式の繰り返し露光のための返送や原稿枚数
カウント等のために、露光や読み取りなしでプラテンガ
ラス上を原稿が搬送されるようなことがある場合、搬送
される原稿に無駄なロードを課すようなことが解消され
る。
露光や読み取りが行われるとき、原稿搬送手段を働か
せるのに加え、前記部材はプラテンガラスの露光部上に
押しつけられるとともに駆動され、押しつけによってプ
ラテンガラスに所定の圧接幅を持つように変形した状態
で原稿搬送方向に駆動される。このため露光や読み取り
のためにプラテンガラス上に搬送されてくる原稿は露光
部に達すると、前記部材の高摩擦係数の表面によって前
記部材の原稿搬送方向の駆動を滑りなく受けて、前記部
材とプラテンガラスとの間に適正な搬送速度でスムーズ
に引き込まれて行くとともに通過して行き、原稿が露光
部を通過している間その原稿を前記圧接幅に対応する幅
でプラテンガラスの露光部上に押し付け、全露光域で原
稿がプラテンガラス上に密接した状態での露光や読み取
りを原稿の全長に亙って達成することができる。
(実施例) 本発明の一実施例を図面に基き以下説明する。本実施
例は各種複写モードに応じて原稿を自動給送することが
できる循環式の自動原稿送り装置を持った両面複写可能
な複写機に本発明を適用した場合を示している。第1図
に示すように複写機1は基台2の上に置いて使用され
る。複写機1はその機体の上部に循環式自動原稿給送ブ
ロックAを持ち、その下が複写ブロックBとなってい
る。
複写ブロックBは、そのほぼ中央に感光ドラム2を有
している。感光ドラム2のまわりにはイレーサランプ
3、帯電チャージャ4、色の異なるトナーを収容した上
中下3つの現像器5、6、7、転写および分離チャージ
ャ8および9、分離爪10、クリーニング装置11が矢印a
で示す感光ドラム2の回転方向に順次配設されて作像部
Cをなしている。作像部Cの上部は露光部Dとされ、複
写ブロックBの上面に位置するプラテンガラス12と、そ
の下に位置する原稿照明用のランプ13と、画像露光のた
めの光集束性レンズアレイ14とが固体的に設けられてい
る。
これによりプラテンガラス12上を原稿が矢印bの方向
に走行させると、その画像はランプ13による照明のもと
にレンズアレイ14によって感光ドラム2の一様に帯電さ
れた表面にスリット露光されている。いわゆる流し撮り
式の露光が行われる。
感光ドラム2は前記露光によって原稿に対応した静電
潜像を形成し、それが現像器5、6、7の選択使用によ
って所望の色にトナー像化される。このトナー像はそれ
と先端どうしが同期するように給送されてくる複写シー
ト上に転写チャージャ8によって転写される。感光ドラ
ム2は分離チャージャ9と分離爪10によって転写後の複
写シートを分離された後、転写後の表面をクリーニング
装置11によってクリーニングされ、さらにイレーサラン
プ3によって残留電荷を除去される。次いで帯電チャー
ジャ4により一様に帯電されてから次の露光に供され
る。
複写ブロックBの一端側下部には上下2段の給紙部2
1、22が設けられている。各給紙部21、22は複写シート
を収容するシートカセット23、24が着脱自在に装着さ
れ、シートカセット23、24に収容されている複写シート
を1枚づつ送出す給紙ローラ25、26を有している。給紙
ローラ25、26は複写サイズの選択信号によって選択的に
働かされ、シートカセット23、24の何れかから複写シー
トを送出す。
送出される複写シートはレジスタローラ27によって先
端の整合によるスキュー防止処理とタイミング調整とを
受け、感光ドラム2上のトナー像との前記同期をとって
転写に供される。転写後の複写シートは感光ドラム2か
ら分離された後、吸引式コンベア28によって定着器29に
送られ定着される。定着器29の後部には排出ローラ31が
設けられていて定着後の複写シートを複写ブロックBの
他端側排出器32へ排出する。
複写ブロックBの排出口32が設けられている端面には
再給紙用の中間トレーEが着脱可能に取付けられてい
る。
中間トレーEは竪型であって上端部に排出口32と通じ
る排紙路41を持っている。排紙路41の排紙口42部には排
紙ローラ43が設けられ、中間トレーEの排紙口42のすぐ
下に取付けられた排紙トレー44上に定着後の複写シート
を排紙する。排紙路41の途中には中間トレーEの下部に
設けられた中間スタック45への導入路46が分岐形成され
ている。47は導入路46に設けられた搬送ローラを示す。
排紙路41から導入路46が分岐している部分には切換爪48
が設けられ、切換爪48の切換えによって排出口32から排
出される複写シートを排紙口42側に案内するか、あるい
は導入路46側に案内する。
中間スタック45は選択された複写シートのサイズに応
じて昇降されるシート受け49を有し、導入路46を通じ導
入されてくる複写シートをそのサイズに応じた高さで受
止め、受入れた複写シートの上端が中間スタック45上部
の再給紙ローラ50よりも少し上に出る所定高さとなるよ
うにしてある。
中間スタック45はまた導入した複写シートを上方にス
イッチバック方式に送出す再給紙路51に通じており、こ
の再給紙路51は複写ブロックBの再給紙口52に通じてい
る。中間スタック45は再給紙路51と直線状態につながる
と共に上部で再給紙口52側に少し傾いたシート案内面45
aを有し、この案内面45aに導入複写シートがもたれ掛か
る。そこで再給紙ローラ50はこの案内面45aの上部に裏
側から臨んで前記もたれ掛かる複写シートに働き、中間
スタック45に先に導入された複写シートから順次送出す
ようにしてある。この働きが確かなように再給紙ローラ
50に複写シートを押付けるプッシャー53が中間スタック
45の上部に設けられている。プッシャー53は通常複写シ
ートの中間スタック45内への導入経路の背部に退避させ
られており、再給紙時にのみ働くようにする。54は再給
紙路51に設けられた搬送ローラを示す。
複写ブロックBにはさらに、前記再給紙口52からレジ
スタローラ27に至る再給紙搬送路61が設けられ、再給紙
口52を通じ中間スタック45からスイッチバックして再給
紙されてくる複写シートをレジスタローラ27を経て、給
紙部21、22からのものと同様に再度転写に供する。62は
再給紙搬送路61に設けられた搬送ローラを示す。
さらに複写ブロックBは下フレーム64と上フレーム63
とに2分され給紙部21、22の少し上の部分で軸65により
ヒンジ連結され開閉可能になっている。この開閉は給紙
部21、22から吸引式コンベヤ28までの通紙経路と、それ
から定着器29および排出ローラ31の直上部に至るライン
を境に行われる。これによって複写シートのジャム処理
が容易である。
循環式原稿自動給送ブロックAは、上部の第1図やや
左側寄りに原稿セットトレー71を有している。原稿セッ
トトレー71には軸70を中心に開閉される蓋72が設けられ
ている。原稿セットトレー71はその右側に向く先端部
が、複写ブロックBの上面に位置するプラテンガラス12
の上部にまで途中のUターンパス73aを介して延びる給
送路73に通じ、また給送路73はプラテンガラス12の上部
から原稿トレー71の左側に向く後端部上にまで途中のU
ターンパス74aを介して延びる返送路74に通じている。
給送路73の原稿セットトレー71との接続端部には原稿
セットトレー71にセットされる原稿を受入れて所定位置
に受止める上下動式のストッパ75が設けられると共に、
ストッパ75の直前に原稿セットトレー71上の原稿を下ら
1枚づつ送出す下出し式の送出しローラ76が、またスト
ッパ75の直後に原稿セットトレー71から送出される原稿
を捌いて最下の原稿1枚のみを通過させる捌きローラ77
がそれぞれ設けられている。
ストッパ75は蓋72の開閉に機械的(電気的等適当な方
法によればよい。)に連動して上下動される。この機構
は第9図から第12図に示すように、ストッパ75はその左
右両端部をガイド321によって上下動可能に案内される
と共に、自重ないしはバネの付勢によって下動習性を持
ち原稿セットトレー71にセットされる原稿を所定位置に
受け止める下動位置に常時あるようにされる。そして蓋
72を枢支する軸70のまわりに蓋72と同体回動するカム32
3を設けると共に、途中を軸322aにより枢支されたレバ
ー322の一端をストッパ75の上部の中央部の孔75bに係入
させ、かつ他端をカム323に当接するようにしている。
これによって蓋72が開かれていると、レバー323はカ
ム323による押動を解除されてストッパ75をフリーにす
るので、ストッパ75は第9図、第10図の位置に下動し、
原稿セットトレー71にセットされる原稿ODを第10図に示
すように所定位置に受け止め、原稿ODを人手によりセッ
トする際の原稿ODの行き止まりによってセット動作にセ
ット感を与えるとともに、原稿ODが所定のセット位置に
揃うようにする。
蓋72が閉じられると、カム323はそれに伴う回動によ
ってレバー322の端部を下方に押動する。このためレバ
ー322は反時計方向に回動されてストッパ75を第11図の
ように上動させ、原稿ODに対する受け止めを解く。した
がって原稿セットトレー71上の原稿ODは先への給紙を可
能とされる。
原稿セットトレー71の先端部上には、弾性パドル78a
を持った補助ローラ78が蓋72に保持して設けられている
(第1図、第13図〜第15図)。このため原稿セット時に
蓋72が開けられると、補助ローラ78は第15図に示すよう
に蓋72の支点軸70を中心とした動きで原稿セットトレー
71から上方へ退避するように移動される。この退避によ
って補助ローラ78は原稿セットトレー71への原稿セット
通路を開放し原稿ODのセットを邪魔することはない。
逆に蓋72が閉じられると、補助ローラ78は第14図に示
すように軸70を中心とした動きで原稿セットトレー71に
向け下動するように移動され、返送路74の終端の排出ロ
ーラ85から原稿セットトレー71へ排出される原稿ODを原
稿セットトレー71上に押し込みながら、予備捌き板86に
届くまで原稿ODを送り込む作用をする。
ところで先の排出原稿ODが原稿セットトレー71へ排出
されその後端が沈み込まないうちに次の原稿ODが排出さ
れてくると、次の原稿ODが先の原稿ODの下に滑り込んで
しまうことがあり、このようなことが置きないように原
稿ODの搬送間隔を大きくとると単位時間当たりの複写可
能枚数が大きく制限されてしまう。そこで通常は原稿OD
の搬送間隔が限度いっぱいまで小さくされる。しかし実
際上は原稿セットトレー71へ返送されてくる原稿ODは、
スキュー、あるいはちょっとした詰まりかけや搬送ムラ
等のために先の原稿ODの後端位置と、次の原稿ODの先端
の位置との間隔が変動するので、先の原稿ODの下に次の
原稿ODが潜り込んでしまうことがときとして生じる。
これに対処するため補助ローラ78は第13図、第14図に
示すようにモータ301により駆動ギヤ群337および受動ギ
ヤ338を介して駆動され、停止、低速および高速回転が
できるようにされている。なおこの駆動は蓋72が閉じら
れて受動ギヤ338が第13図、第14図のように駆動ギヤ群3
37に噛み合うことによって可能となる。
ここで言う低速とは、弾性パドル78aの先端での送り
速度が循環式自動原稿給送ブロックAによる原稿搬送速
度と等しい速度、高速とはそれ以上の速度であり、原稿
ODの給紙が開始されても補助ローラ78は停止しており、
1枚目の原稿ODが露光を終わると低速で回り始め、原稿
ODの後端が排出ローラ85を抜けると予備捌き板86に充分
届く一定時間だけ回転を速くする。一定時間をすぎると
また低速に戻り、以後セット原稿ODが一循するまで前記
速度切り換えを順次繰り返す。
これによって原稿ODの搬送間隔を小さくしても、先の
原稿ODは排出され切った時点で次の原稿ODの搬送速度以
上の高速で予備捌き板86に送り付けられて次の原稿ODと
の間隔が増大するので、何らかの原因で先の原稿ODと次
の原稿ODとの間隔が変動したとしても両原稿ODの間隔が
所定間隔以下となるようなことが防止され、前記潜り込
みの問題は回避される。
グルーピングモードでは、原稿ODが必要回数露光され
ているとき補助ローラ78は停止されている。このため補
助ローラは無駄に駆動されないし、弾性パドルの作用音
や鉛筆書き原稿ODの弾性パドルの擦り付けによる汚れと
を抑制することができる。必要回数露光されると補助ロ
ーラ85は低速で駆動し始め、排出ローラ85を原稿ODの後
端が抜けると一定時間回転が速くなるようにする。
なお手差しモードでは補助ローラ78は不要であり回転
させない。
給送路73のUターンパス73a前後の部分に搬送ローラ7
9、80が設けられ、プラテンガラス12の直前にはタイミ
ングローラ81が設けられている。タイミングローラ81は
搬送ローラ79、80を経て給送されてきた原稿を一旦停止
状態で受止め、原稿にループを作らせながら自身のニッ
プ部に整合させてスキューの防止を図り、また再駆動の
タイミング調整によって原稿ODをプラテンガラス12上に
給送して流し撮り式の露光を行うタイミングを図る。搬
送ローラ80とタイミングローラ81との間の給送路73には
原稿が作るループに対する逃げ73bが設けられている。
返送路74のプラテンガラス12との対向部には原稿ODを
ガラス12におしつけるためのソフトな露光ローラ300が
設けられ、プラテンガラス12からUターンパス74aまで
に搬送ローラ301、82、83が設けられ、前記原稿排出ロ
ーラ85は返送路74の原稿排出口84部に設けられて、露光
後搬送ローラ82、83を経て返送路74を返送されてくる原
稿ODを原稿セットトレー71へその後端まで送出して確実
に戻す。
これにより原稿セットトレー71にセットされた原稿OD
は、給送路73に1枚づつ順次送出してプラテンガラス12
上での露光ローラ300により押圧されたピント保持状態
で露光に供された後、返送路74を通じて原稿セットトレ
ー71上に順次戻され、原稿セットトレー71上に元の順序
通りに積層される。したがって原稿セットトレー71上の
原稿ODを繰返し給送すると、各原稿ODについての複写を
繰返し行うことができ、このとき複写される複写シート
は複写された順位通りに排紙トナー44上に排紙されるの
で、排紙トレー44上で頁揃い状態となり、その状態のも
のが複写部数分積重なる。いわゆるソーティング状態と
なる。
予備捌き板86は捌きローラ77の直前位置に斜めに設置
され、前記のように原稿セットトレー71への戻り原稿OD
を受け止める場合の他、セットされる原稿束の各原稿OD
の先端を下層側よりも上層側で後方へ少しづつずらせる
予備捌きを行う、これによって原稿給送時の捌き性能が
向上する。
循環式自動原稿給送ブロックAはその第1図右向きの
先端部に手差しテーブル91が設けられ、この手差しテー
ブル91から延びて給送路73のUターンパス73aの終端部
に接続される手差し路92が設けられている。手差し路92
の手差し口93から少し入った部分に手差しローラ94が設
けられ、手差し原稿を手差路92を通じ給送路73のUター
ンパス73aより後の後段部73cに送込み露光に供する。手
差しローラ94の直後から分岐して延び給送路73のUター
ンパス73aの手前の給送路前段部73dに接続される補助通
路95が設けられ、両面原稿を両面複写する場合原稿セッ
トトレー71から送出された原稿ODを一旦手差しトレー91
側に送出した後スイッチバックして手差し路92を通じ露
光に供する。このことのために手差しローラ94は反転駆
動可能としている。しかし手差しローラ94は常時は原稿
ODを手差しトレー91上へ送出す方向に駆動しておき、異
物等を噛込まないようにする。
これら手差し路92、補助通路95およびUターンパス73
aの間に切換爪96が設けられている。この切換爪96は原
稿セットトレー71から送出された原稿ODをUターンパス
73a側に導く第1図実線の位置と、原稿セットトレー71
から送出された原稿ODを補助通路95側に案内し、また手
差しトレー91から手差しされた原稿ODを手差し路92側に
案内する第1図仮想線の位置とに切換えられる。
また給送路73の手差し路92が接続されている部分には
手差し原稿排出路98が分岐形成され、複写ブロックBの
上部に手差しテーブル91の真下に位置するよう設けられ
た手差し原稿排出トレー97に通じている。手差し原稿排
出路98の排出口99から少し入った部分に手差し原稿排出
ローラ100が設けられている。
プラテンガラス12の上面と、給送路73の後段部73c
と、手差し原稿排出路98と、手差し原稿排出トレー97の
上面とはほぼ一直線をなして並んでおり、それらと返送
路72および原稿セットトレー71内を利用し、プラテンガ
ラス12上で原稿ODを繰返し往復移動させて必要回数露光
に供せるようにしてある。このことのために搬送ローラ
80、82、83、301、タイミングローラ84および原稿排出
ローラ85、手差し原稿排出ローラ100、露光ローラ300の
それぞれが反転駆動可能となっている。
1枚の原稿ODが連続して必要回数露光に供されると、
それにより複写される複写シートは、1つの原稿ODにつ
いてのものが連続して排紙トレー44上に排紙されてグル
ープをなし、複数原稿の場合各原稿ODに対応するグルー
プが順次積重なる。いわゆるグルーピングの状態とな
る。
このように原稿ODをプラテンガラス12上で繰返し往復
移動させるのに、原稿ODが給送路後段部73cから手差し
原稿排出路98へと復動される際、Uターンパス73aや手
差し路92に侵入するのを防止するため、手差し路92と手
差し原稿排出路98とがなすコーナー部に取付けられて給
送路73の上ガイド部にまで延びて接触する弾性的な樹脂
シート片101が設けられている。
また原稿ODをグルーピング複写のためプラテンガラス
12上で往復移動させるのに、手差し原稿排出トレー97側
は開放されていてどのような原稿サイズにも対応できる
が、原稿セットトレー71側では捌きローラ77が手差しに
よる大サイズ原稿に対し制限となる。そこで露光部から
返送路74を介した捌きローラ77までの寸法を複写可能な
最大サイズ以上に設定してある。
原稿セットトレー71内の後部には最初にセットされま
た返送されてくる原稿ODの位置を規制する位置規制部材
111が設けられている。位置規制部材111は第2図から第
8図に詳しく示してあるように、原稿セットトレー71の
底部71aに形成された窓112に沿って前後動できるように
設けられた台板113を有し、この台板113上に設けられた
カバー114の前端面を位置規制面114aとしている。台板1
13のカバー114が覆っている部分のほぼ中央には原稿セ
ットトレー71の窓112と重なる範囲の窓113aが形成され
ると共にその前後縁部で立上がる受動突起113b、113cが
設けられている。
前側の受動突起113bは窓113a前縁の右方に片寄って設
けられ、この受動突起113bとその左側面部に対向して設
けられた軸受突起113dとによってそれらの間に位置する
最終原稿検出レバー115を枢着している。116はその枢軸
を示している。最終原稿検出レバー115はその先端115a
側がカバー114の位置決め面114aに開設された縦方向の
スリット114bを通じて前方に延び自重によって窓112内
に垂れ下がろうとする下動習性を持ち、台板113に当接
して安定するようになっている。最終原稿検出レバー11
5の尾端115bはくの字に屈曲していてレバー115が安定姿
勢にあるときにやや下向きとなって受動突起113c近くま
で達している。
原稿セットトレー71の下には2つのガイドレール117
に沿って前後動できるスライダ118が設けられている。
スライダ118はその一側にラック118aが形成され、これ
にモータ119に直結のピニオン120が噛合っており、モー
タ119の正逆転によって前後動される。モータ119はガイ
ドレール117に固設されている。
スライダ118の後端部には台板113の窓113aを通じ受動
突起113b、113c間に立上がる押動突起118bを有してい
る。これによってスライダ118が第1図から第3図のホ
ームポジション位置から前方に移動させられると、押動
突起118bは第3図の状態から第4図のように先ず最終原
稿検出レバー115の尾端115bにだけ接してそれを押動す
る。この押動でレバー115は反時計方向に回動されて先
端115aが上昇する。次いで押動突起118bは台板113上の
受動突起113bに当接し、以後位置規制部材111全体を所
定位置まで右方に押動するが、最終原稿検出レバー115
の先端115a側が上動しているので原稿セットトレー71上
にセットされまたは反送されている原稿ODには干渉せず
その上方に臨み、位置規制面114aが原稿ODの後端に当接
し、以後原稿ODを捌きローラ77に送付けて自動給送の万
全を図ることができる。所定量の押動後スライダ118は
第5図のように少し後退させられることによって最終原
稿検出レバー115の尾端115bから離れる。このときレバ
ー115はフリーになり先端115a側が自重によって下動し
原稿OD上に載る。
この状態で原稿ODの複写が行われると、複写後原稿セ
ットトレー71に返送される原稿ODは、第6図に示すよう
に最終原稿検出レバー115の先端115a側の上に載る。
原稿セットトレー71上の最終の原稿ODが第7図のよう
に給送されると、最終原稿検出レバー115は原稿ODによ
る支えを失い先端115a側が仮想線の状態からさらに実線
の安定状態まで回動し、最終の原稿ODが給送されたこと
に応動する。このときの動きはレバー115に同体回動す
るように設けられている遮光板121がフォトセンサS10
光路を遮断することによって検出され、最終の原稿ODが
給送されたことの検出信号とされる。フォトセンサS10
はカバー114の内面に固設されている。
なお位置決め部材111はホームポジションを基準とし
て原稿ODのサイズに対応した動きをするようにしてあ
り、位置規制部材111がホームポジションにあるかどう
かを検出するフォトセンサS21も設けてある。このセン
サS21はガイドレール117に固設され、スライダ118に固
設した遮光突起118cを検出するようになっている(第2
図)。
反転可能なローラ80〜83、85、94、100、300、301の
うち、手差しローラ94のみが他と異なったタイミングで
正逆反転制御される。第16図に搬送ローラ80およびタイ
ミングローラ81のみ示しこれらに関連する反転機構につ
き説明する。
搬送ローラ80の両端部に受動ギヤ141、142が設けら
れ、それぞれ駆動ギヤ143、144から駆動力を伝達され
る。一方の駆動ギヤ143はローラ駆動機構145から直接駆
動力を伝達されるが、他方の駆動ギヤ144は一方の駆動
ギヤ143に噛合うギヤ146と、このギヤ146と軸147で連結
されたギヤ148を介して駆動力が伝達されるようになっ
ている。したがって各駆動ギヤ143、144は同時に同方向
に駆動されまた同時に停止させられる。
一方の駆動ギヤ143にはアイドルギヤ149が噛合ってい
る。このアイドルギヤ149は駆動ギヤ143の回転軸150に
回転自在に支持されたアーム151上に軸支され、駆動ギ
ヤ143と噛合ったままアーム151の回動によって受動ギヤ
141と噛合ったり離れたりし、噛合い状態では搬送ロー
ラ80を実線の矢印方向に正転させる。
他方の駆動ギヤ144には2つのアイドルギヤ152、153
が順次連結されている。これらアイドルギヤ152、153は
駆動ギヤ144の回転軸154に回動自在に支持されたアーム
155上に軸支され、末端のアイドルギヤ153が前記駆動ギ
ヤ144との連結状態を保ったままアーム155の回動によっ
て受動ギヤ142に噛合ったり離れたりし、噛合い状態で
は搬送ローラ80を図に破線で示す方向に逆転させる。
つまり駆動ギヤ141から1つのアイドルギヤ149を介し
搬送ローラ80を駆動するか、駆動ギヤ142から2つのア
イドルギヤ152、153を介し搬送ローラ80を駆動するか
で、搬送ローラ80は正転か逆転かされる。
この正転か逆転かの選択のために、各アーム151、155
にばね156、157を働かせてアイドルギヤ149、153を受動
ギヤ141、142に噛合う方向に付勢すると共に、各アーム
151、155にはさらにソレノイド158、159を連結し、それ
らがオンするとばね156、157に抗し前記噛合いを解除す
るようにしてある。これによりソレノイド158のみがオ
フの状態ではアイドルギヤ149が受動ギヤ141に噛合って
搬送ローラ80は正転され、ソレノイド159のみがオフの
状態ではアイドルギヤ153が受動ギヤ142に噛合って搬送
ローラ80は逆転される。
搬送ローラ80の回転はタイミングベルト160によって
タイミングローラ81やその他に同時正逆転可能なものに
連結されている。もっともローラ駆動機構145から適宜
反転機構を介し分岐連結することも考えられる。またタ
イミングローラ81にはループ処理やタイミング調整のた
めの単独停止が可能なようにクラッチCL4を介し駆動力
を伝達している。
一方手差しローラ94の反転駆動機構は第16図に示して
ある。ローラ駆動機構145によって駆動される駆動ギヤ1
61には第1アイドルギヤ162と、第2アイドルギヤ列16
3、164とが両側に噛合っている。それら第1、第2アイ
ドルギヤ162、163、164は駆動ギヤ161の回転軸165に途
中を支持されたアーム166に軸支され、アーム166に働か
せたばね167の付勢によって第1アイドルギヤ162が手差
しローラ94の受動ギヤ168に常時噛合い、手差しローラ9
4を実線矢印の方向に回転させるようになっている。ま
たアーム166には反転駆動ソレノイドSL4が連結され、こ
れがオンするとばね167に抗し第1アイドルギヤ162を受
動ギヤ168から外し、第2ギヤ列163、164の末端ギヤ164
を受動ギヤ168に噛合わせて手差しローラ94を破線矢印
の方向に反転させる。
露光ローラ300は第18図〜第21図に示すように一端が
ソレノイド302に連結されたレバー306の他端に支持さ
れ、搬送ローラ301から搬送ローラ301に直結のギヤ303
およびレバー306上のギヤ304、305を介し駆動が伝達さ
れる。原稿ODが給紙されるとソレノイド302がオンし、
露光ローラ300をレバー306に働かせた復元バネ307に抗
して上動させプラテンガラス12から離す(第20図)。原
稿ODがタイミングローラ81で受け止められるとソレノイ
ド302がオフし、レバー306がフリーとなりバネ307の付
勢によって露光ローラ300を下動させプラテンガラス12
に第18図、第19図のように圧接させる。これによって原
稿ODがタイミングローラ81かあら搬送され露光されてい
るときには、原稿ODは露光ローラ300によってプラテン
ガラス12に押しつけられ、露光時のピントを終始一定に
保つことができる。
グルーピング複写時の原稿ODが逆送されている場合等
の非露光時には、露光ローラ300は第20図のように上方
に退避されていて原稿ODの搬送の邪魔にならない。
なお露光ローラ300は弾性の低い材料、例えば柔軟な
発泡樹脂等からなる内層309とこの弾性による変形を妨
げない摩擦係数の大きい材料、例えばモルトプレーン等
の樹脂からなる表面層308とでできている(第21図)。
これは露光に供される原稿ODをプラテンガラス12に圧接
するのに、露光ローラ300がプラテンガラス12に押圧さ
れたときの変形によってプラテンガラス12に対する所定
の圧接幅を持つようにするためである。所定の圧接幅と
はレンズアレイ14による露光幅を包含できるだけの圧接
幅を言い、実施例のように露光ローラ300が露光部に対
し給送路73側に位置ズレして設けられるような場合は、
圧接幅が露光幅を包含するために圧接幅>露光幅の関係
を満足する必要がある。これによって露光ローラ300が
原稿ODを露光部でプラテンガラス12に押しつける場合、
原稿ODを露光幅分以上の幅で押しつけてプラテンガラス
12の露光部域以下の範囲に密着させて露光に供すること
ができ、これが原稿ODの全長に亙って達成される。した
がって原稿ODはその前面を適正なピント状態で露光され
複写されることができる。
そして露光ローラ300は表面を白色にしておくと、プ
ラテンガラス12への圧接面が原稿ODの露光部での背景と
なり、原稿ODが少し位置ズレしたような場合でも、正規
に原稿ODが位置していない部分が黒い影として画像にあ
らわれるようなことを解消することができる。
なお原稿ODの前記押しつけのためだけであれば、露光
ローラ300は前記表面の摩擦係数と全体の柔軟性とを満
足すればよく、例えば第22図に示すようなファーブラシ
300aを用いることもできる。
さらにプラテンガラス12の下部には冷却のための送風
通路172が設けられ(第1図、第23図、第24図)、図に
おける左方からファン173によって送風するようにして
ある。これは流し撮り式の露光に対処したものである。
つまり往復動式走査系のようなリータン動作が不要で原
稿を次々通過させるだけで高速に複写することができ、
この場合照明ランプ13は連続点灯状態となりしかも定位
置からプラテンガラス12に光を照射し続けるので極端に
昇温する。これを防止するため前記送風によって冷却す
る。
ところでプラテンガラス12の前後に送風通路172と露
光案内路171とが通じる透孔174を、露光案内路171のほ
ぼ全幅にわたって設けてある。このため送風通路172に
第24図矢印のように送風が行われると、送風通路172の
プラテンガラス12の下部に負圧が生じ、露光案内路171
側の空気が送風通路172内に吸引される。この空気の流
れはプラテンガラス12の冷却に有利である。またプラテ
ンガラス12上を通過しようとする原稿ODを第24図仮想線
で示すように下方へ軽く引付ける吸引作用をも生じる。
このため原稿ODはプラテンガラス12の上面によく密着さ
せられる。もっともこの吸引作用は原稿ODの正常な搬送
を妨げない程度となるように透孔174の数や大きさ、送
風通路172の形状などが設定される。
なお原稿ODの露光案内路171での前記通過状態を保証
するために、搬送ローラ82、301と露光ローラ300の搬送
速度がタイミングローラ81の搬送速度と等しいかそれよ
り若干遅くなるように設定され、速くなることが避けら
れる。
なお循環式自動原稿給送ブロックAは、手差し路92か
ら給送路73の後段部73cを通り返送路74のUターンパス7
4aの手前までのラインから上側が開閉ユニット181とさ
れ、ブロックAの前記ラインから下の固定部の手差しテ
ーブル91とは反対の側の部分に軸182によって第1図の
ように開閉可能にヒンジ連結されている。開閉ユニット
181にはロックレバー310が設けられ、開閉ユニット181
が閉じられるとき循環式自動原稿給送ブロックAの側の
係止部311と自動的に係合して開閉ユニット181を閉じ状
態にロックするようにしてある。したがって開閉ユニッ
ト181を開くにはロックレバー310を操作して係止部311
との係合を外して行う。
開閉ユニット181が開かれると前記ラインの通路が開
放され、蓋72も開いておくと、一部の短い通路が開かれ
ないままになるだけで、原稿ODがどの部分でジャムする
にしても、その一部がどこかに必ず露出することになり
ジャム処理しやすい。また開閉ユニット181は手差しテ
ーブル91と反対の側でヒンジ連結されて開閉されるの
で、手差しテーブル91につかえたりせずに大きく開ける
ことができる。特に開閉ユニット181の手差しテーブル9
1とは反対側にあるUターンパス74aの部分の外側ブロッ
ク183も開閉ユニット181の一部に軸184によりヒンジ連
結して開閉可能にしてあるが、これも手差しテーブル91
に関係なく大きく開くことができUターンパス74a部の
ジャムを処理しやすくなっている。
タイミングローラ80の直前に原稿ODがタイミングロー
ラ80まで搬送されたかどうかを検出するセンサS18が設
けられ、また搬送ローラ301の直後に画像と原稿ODとの
先端合わせを行うタイミングの検出を行うセンサS23
設けられている。これらセンサS18、S23は第26図から第
30図に示す構成としてある。
これについて説明すると、リードスイッチ331、その
スイッチボックスに第1の支点334により枢支された基
部アクチュエータ332、および基部アクチュエータ332に
第2の支点338によって枢支された先端アクチュエータ3
33からなっている。
リードスイッチ331は原稿ガイド330に固定された取り
つけ板330aに取りつけられ、この取りつけ板330aに枢支
した基部アクチュエータ332の尾端に設けられたマグネ
ット335が基部アクチュエータ332の第1の支点を中心と
した回動による離接によって基部アクチュエータ332の
動きの有無を磁気的に検出する。
基部アクチュエータ332はそれに枢支している先端ア
クチュエータ333を伴う自重での第1の支点334まわりに
おける回転バランス上、第24図に示す状態がフリーな姿
勢であり、このときマグネット335はリードスイッチ331
に近接していてリードスイッチ331はオフの状態にあ
る。マグネット335が基部アクチュエータ332の動きによ
り離れるとリードスイッチ331はオンの状態に変わる。
先端アクチュエータ333は基部アクチュエータ332との
間に先端アクチュエータ333が原稿ODの通過を検出した
い方向への回動が基部アクチュエータ332と同体的に行
われるようにする当接部332a、333aが相互に設けられ、
通常はそれらが当接し合うのと第2の支点338まわりの
回転バランスとによって第26図、第29図の姿勢をとって
いる。つまり基部、先端の各アクチュエータ332、333は
第1の支点334から第26図、第29図の状態に垂下し、こ
の向きは循環式自動原稿給送ブロックAの開閉ユニット
181が開閉動作しても変わらず、その状態のままで上下
動して給送路73に対しほぼ直角な方向で進退される。
開閉ユニット181が閉じられると先端アクチュエータ3
33は給送路74にそれを横断するように第26図のように進
入する。これによって給送路74を正逆何れの方向に原稿
ODが通過する場合でも、その原稿ODは先端アクチュエー
タ333にその側方より当接してそれを押動することがで
きる。
原稿が露光のために第26図、第27図に示すように給送
路74を左方に通過する場合、その原稿ODは先端アクチュ
エータ333を左方に押動しようとするので、先端アクチ
ュエータ333は第2の支点338を中心に時計方向に回動し
ようとして各当接部332a、333aが当接し合う状態を介し
基部アクチュエータ332を押動し、第1の支点334を中心
にして基部、先端各アクチュエータ332、333が一体的に
第27図のように時計方向に回動する。
このときの基部アクチュエータ333の動きによってマ
グネット335がリードスイッチ331から離れるのでスイッ
チ331はオンし、原稿ODが露光される方向、つまり正方
向に通過したことを検出することができる。
次に原稿ODが逆方向に通過するとき、その原稿ODは先
端アクチュエータ333を側方から右方へ押動する。これ
によって先端アクチュエータ333は第2の支点338を中心
に第28図のように当接部332a、333aが互いに離れる反時
計方向に、したがって基部アクチュエータ332とは関係
なく単独で回動されて退避し、原稿ODの通過を妨げるよ
うなことがない。このとき基部アクチュエータ332は静
止したままであるので、リードスイッチ331はオフ状態
を保ち、原稿ODの通過を検出するようなことはない。
なお原稿ODの通過を検出する方向での先端アクチュエ
ータ333の動きは、基部アクチュエータ332の伴うもの
で、これを伴わない逆方向の原稿通過のときの動きと異
なり、先端アクチュエータ333の動きをリードスイッチ3
31で検出するようにしても、原稿ODの正逆何れか必要な
方向のみを本実施例同様に検出することができる。
また本実施例では先端アクチュエータ333の給送路73
に残存している原稿ODに当接する作用端Pに対する第
1、第2各支点334、338の位置が、作用端Pと第1、第
2各支点334、338とを結ぶ線N1、N2が給送路73に対し傾
斜するような関係となるように設定されている。
これによって開閉ユニット181がジャム処理等何らか
の理由で一旦開けられて閉じられたときに給送路73に原
稿ODが残っているような場合でも、基部、先端各アクチ
ュエータ332、333が自然垂下状態で開閉ユニット181と
共に第29図に示すように下動して行って残存原稿ODに当
接すると、先端アクチュエータ333が作用端Pに受ける
当接反力によって第2支点338を中心とした反時計方向
の回転モーメントを受け基部アクチュエータ332の第1
支点334を中心とする同一方向の回動を伴い回動するこ
とになり、残存原稿ODに対し第30図に示すように退避し
残存原稿ODの突き破るようなことが回避される。
このような先端アクチュエータ332の残存原稿ODに対
する退避は、第1、第2各支点334、338の何れか一方が
作用端Pと結ぶ線N1、N2が給送路73に対し傾斜するよう
に位置すれば足りる。但し第2支点338をそのように条
件づける場合は、作用端Pにおける当接反力によって基
部アクチュエータ332と同体回動しない方向の回転モー
メントを受けるように設計することが必要である。
手差しテーブル91は循環式原稿自動給送ブロックAの
固定側に設けられているから、開閉ユニット181が開か
れてもそれに追随せず定位置にあるので、原稿ODが載っ
ていてもそれが落ちたりするようなことがない。
開閉ユニット181の上面には第31図に示すような操作
パネル201が設けられている。操作パネル201には図の右
からオールリセットキー202、プリントボタン203が上下
に設けられ、そのすぐ下にテンキー204およびクリアス
トップキー205のキー群と、モード切換キー206およびそ
れにより選択されるグルーピングモード表示部207とソ
ーティングモード表示部208、さらに置数表示部209およ
び原稿枚数表示部210が集約配置されている。
オールリセットキー202はそれが押されると全ての設
定を所定のノーマルな状態に復帰させるものである。ク
リアストップキー205は押されるとテンキー204による置
換をクリアしあるいは複写動作中であればその動作を停
止させるものである。モード切換キー206はロータリー
式であって押される都度今表示されているモードを他の
モードに切換るものである。
さらにそれらの左側には、複写シート選択キー215と
それにより選択される複写シートのサイズ表示216およ
び自動選択表示217、自動露光および手動露光をロータ
リー式に選択する露光選択キー218と、その両側に設け
られた手動設定用の露光アップキー219、露光ダウンキ
ー220と、手動露光の露光レベル表示部221および自動露
光表示部222、複写機1の状態表示部223、片面原稿、両
面原稿別の片面複写と両面複写を選択するロータリー式
の複写モード選択キー224とそれに基く複写モード選択
表示部225、現像器選択キー226とそれにより選択される
現像色のカラー表示部227等も設けられている。
第32図は操作パネル201での各種設定に応じて原稿給
送とそれに対応した複写動作を行わせる制御回路を示し
ている。この制御回路は複写ブロックB側の動作を制御
する第1CPU251と、循環式自動原稿給送ブロックAの動
作を制御する第2CPU252とを有し、相互に必要な信号の
授受が行われる。
第1CPU251には操作パネル201に設けられている各種キ
ーのスイッチと、各種表示部とがデコーダ253を介し接
続されている。またメインモータ254、レジスタローラ2
7のクラッチCL1、上下各給紙ローラ25、26のクラッチCL
2、CL3、帯電チャージャ4、転写チャージャ8、上、
中、下各現像器のモータM1、M2、M3等の制御対象動作部
材、また複写ブロックBの各部に設けられているタイミ
ング設定やジャム検出のために複写シートを検出するセ
ンサS1〜S6も接続されている。
第2CPU252には循環式自動原稿給送ブロックAの駆動
モータM4および位置規制部材111の駆動モータ119が接続
され、循環式自動原稿給送ブロックAの各部に設けられ
ている各センサS10〜S23も接続されている。また送出し
ローラ76、捌きローラ77およびタイミングローラ81の各
クラッチCL4、CL5およびCL6も接続されている。
さらに原稿押えソレノイドSL2、循環反転切換ソレノ
イドSL3、反転駆動切換ソレノイドSL4も接続されてい
る。
以下一連の動作と共にさらに詳しく説明する。複写は
第33図に示す概略メインルーチンに従った第1CPU251に
よる複写ブロックBの動作制御と、第34図に示す概略メ
インルーチンに従った第2CPU252による循環式自動原稿
給送ブロックBの動作制御とによって行われる。
先ず片面原稿を自動給送してソーティングモードによ
り片面複写する場合について説明する。
原稿セットトレー71にその蓋72を開けて原稿ODをフェ
イスアップの状態でセットする。このとき位置規制部材
111は最後退位置であるホームポジションに、また送出
しローラ76に対向する原稿押え部材66は上方退避位置に
それぞれあり、かつストッパ75は蓋72の開き動作に連動
して原稿停止位置まで下動する。したがって原稿ODは位
置規制部材111や原稿押え部材66の邪魔なしに難なく原
稿セットトレー71内に挿入することができる。この際ス
トッパ75に当接させそのセット感を得るまで挿入してお
き蓋72を閉じる。蓋72が閉じられるとそれに連動してス
トッパ75が上方に退避しセットした原稿ODの給送が可能
となる。次いでモード選択キー206によってソーティン
グモードに設定すると共に、何部複写するかをテンキー
204によって設定する。
さらに片面原稿、片面複写のモードを複写モード選択
キー224によって設定し、その他必要なキー操作の最終
でプリントボタン203を操作する。これにより複写ブロ
ックBでは第1CPU251の制御によって第33図のメインル
ーチンが実行され、キー入力処理が行われた後、キー入
力に対応して片面原稿からの片面複写の動作を各原稿OD
につき設定されあるいは自動選択した複写シート給紙の
もとソーティングモードで設定部数分行う。この際各回
の複写における給紙タイミングは循環式自動原稿給送ブ
ロックAにおける原稿ODの露光部への給送タイミングと
の同期が第1CPU251と第2CPU252との間の信号の授受によ
って図られる。
一方循環式自動原稿給送ブロックAでは、第2CPU252
の制御によって第34図のメインルーチンが実行される。
これによって第35図に示すモード処理サブルーチンに従
ったモード処理が行われ、コピー中であるが手差し検出
センサS14がオンしていないこと、モード切換キー206に
よってソーティングモードが設定されかつ片面原稿であ
って両面複写でないことによってソーティングモードと
決定される(ステップ#31〜#36)。
また手差しモードでないことによって第36図の原稿給
送制御サブルーチンが実行され(ステップ#51)、第2C
PU252からの原稿給送要求があることを確認してからモ
ータフラグおよびモータ回転フラグをそれぞれ1にセッ
トすることにより(ステップ#52〜#54)、第37図のモ
ータ制御サブルーチンに従って駆動モータM4が始動され
搬送系が正転される(ステップ#71〜#75)。
次いでソレノイドSL2をオンして送出しローラ76に対
向する原稿押え部材66を下動させ、原稿セットトレー71
内の原稿ODの束を送出しローラ76に押付けるようにする
と共に、送出し、捌き各ローラ76、77のクラッチCL4、C
L5をオンすることによって送出しローラ76および捌きロ
ーラ77に図示しないスプリングクラッチを介し駆動が掛
かるようにする(ステップ#55、#56)。これによって
原稿ODは駆動される送出しローラ76に押付けられて給送
作用を受け最下原稿ODが捌きローラ77を経て給送路73に
送込まれる。この原稿ODはセンサS11を経て給送路73の
搬送ローラ79に達するが、原稿ODが搬送ローラ79に必ず
噛込まれる必要給送時間を設定したタイマが働かされ、
その設定時間経過後にソレノイドSL2がオフし原稿抑え
部材66が上方に退避させられると共にクラッチCL4、CL5
がオフされ送出しローラ76および捌きローラ77は駆動を
断たれる(ステップ#57〜#60)。これによって以後搬
送ローラ79により給送される原稿ODに送出しローラ76お
よび捌きローラ77が従動する。しかしスプリングクラッ
チの働きで従動負荷は小さい。
また原稿サイズが第38図のサイズ検出サブルーチンに
従って原稿ODがセンサS11を通過していく間の経過時間
を原稿長さとしてカウントすることにより判定される
(ステップ#81〜#89)。この判定は原稿セットトレー
71にはB5サイズかA4サイズかの原稿ODが横送りの向きで
しかセットされないことに対応し、カウンタのカウント
数が所定値C以上であるとA4サイズ横向きの原稿と判定
し(ステップ#87、#88)、所定値Cよりも少なければ
B5サイズ横向きの原稿と判定する(ステップ#87、#8
9)。
このサイズ検出が終了すると、つまり原稿ODの後端が
センサS11から外れてそれをオフすると第39図に示す位
置規制制御サブルーチンが実行される。先ずサイズ検出
がファーストコピーにおいてなされたかどうかが、セン
サS11のオフ、最終原稿検出レバー115がまだ原稿ODの上
に載せられずセンサS10が最終原稿検出状態にあること
つまりオンしていること、原稿給送要求があることを条
件になされ(ステップ#121〜#124)、ファーストコピ
ーであると、位置規制部材111をホームポジションから
原稿サイズに対応する所定距離だけ移動させ、位置規制
部材111によって原稿セットトレー71にセットされたOD
を捌きローラ77に押付けるようにする(ステップ#129
〜#131)。これは原稿ODのセットを原稿ODが捌きロー
ラ77の直前のストッパ75に当接するように行わせてセッ
ト感が確実に得られると共に、無理なセットを防止しな
がらセット位置に大きなバラツキが生じないように配慮
したことに伴う問題、つまり原稿の給送はセットした原
稿ODを捌きローラ77にその手前のセット位置から送付け
るようにしなければならずこの送付けが不充分であると
給送不良の原因となるのに対処するため、位置規制部材
111によって原稿ODを強制的に送付けておくようにする
ものである。
このための位置規制部材111の移動は、検出された原
稿サイズに対応して時間設定されるタイマT3によってモ
ータ119の正転時間を制御してスライダ118の移動量を規
制することで行われる(ステップ#130、#131)。
そして位置規制部材111が原稿ODを押動した際位置規
制部材111上の最終原稿検出レバー115が原稿ODの後端部
上に臨んでいる。位置規制部材111が原稿ODを所定量押
動した後、モータ119を一旦停止した後逆転させてスラ
イダ118を位置規制部材111の窓113aとの遊び分を後退さ
せる(ステップ#132〜#136)。これにより最終原稿検
出レバー115はスライダ118による押動から解放され先に
送出されてサイズ検出を受けたファースト原稿ODが返送
される前に原稿セットトレー71上の原稿ODの後端部上に
載り最終原稿の検出が可能な状態となる。スライダ118
の後退移動量はタイマT4の設定時間によるモータ119の
逆転駆動時間制御で行われる(ステップ#133〜#13
5)。
なおファースト原稿ODのサイズ検出を終えたとき位置
規制部材111がホームポジションになくセンサS21がオフ
していればモータ119を一旦停止した後逆転して一旦ホ
ームポジションに戻した後、つまりセンサS21がオンす
るまで戻した後前記原稿サイズに応じた所定位置への移
動を行わせる(ステップ#125〜#128)。これにより位
置規制部材111がどの位置にあっても原稿サイズに応じ
適正な位置に移動させることができる。
一方給送路73のUターンパス73a部に設けられた切換
爪96は両面複写および手差しの何れでもないことによっ
て第1図実線の位置のままとされ、給送路73の前段部73
dへ送込まれたファースト原稿ODは切換爪96によってU
ターンパス73aへ案内され、後段部73cへと送られセンサ
S17、S18を経てタイミングローラ81に達する。
このとき第40図に示すループ処理サブルーチンに従っ
てループ処理がなされる。このループ処理は送出しロー
ラ76のクラッチCL4が先にオンされたことと、原稿ODが
タイミングローラ81直前のセンサ18をオンしたことによ
って実行され(ステップ#161、#162)、センサS18
オンによってクラッチCL4をタイミングローラ81のクラ
ッチCL6をオフしてタイミングローラ81を一時停止状態
にすると共にループ処理時間を設定したタイマを働かせ
る(ステップ#163、#164)。このため原稿ODは搬送ロ
ーラ80によって一時停止中のタイミングローラ81に送付
けられ、ループを作りながら先端を整合させてスキュー
防止される。ループ処理のタイマによる設定時間が経過
し、かつ複写ブロックBにおいて複写シートがレジスタ
ローラ27の直前のセンサS1をオンしたことによって第1C
PU251から発せられるスキャン要求があることを条件に
クラッチCL6が再度オンされる。これによってタイミン
グローラ81は駆動状態に戻され、原稿ODを露光案内路17
1に送込んで露光に供する。
なおループ処理のタイマが終了した時点でスキャン要
求がなければ、複写シートの給紙が間に合っていないの
で原稿ODを露光に供しても正しく複写されない。そこで
このような場合タイミングローラ81を再駆動せずモータ
M4をオンして原稿ODがそれ以上停止中のタイミングロー
ラ81に送付けられてシワ寄りやジャムの原因となるのを
防止し、スキャン要求があるまで待機させる(ステップ
#166、#168#169)。スキャン要求があるとモータM4
をオンすると共にタイミングローラクラッチCL6をオン
して原稿ODを露光に供する(ステップ#169、#170、#
167)。
露光に供された原稿ODは返送路74に進み原稿セットト
レー71に返送されトレー71内の原稿OD上に第6図のよう
に載る。
このときの原稿ODの動きを示せば第45図の通りであ
り、各原稿ODについて1枚づつの複写が順次行われる。
一方このとき複写された複写シートは複写ブロックBに
おけるソーティングモード処理によって排出口32から排
紙路41を通じ排紙トレー44上へ順次排紙され頁揃いの状
態となる。
さらに手差しモードでないことにより第41図の原稿収
容制御サブルーチンが実行され(ステップ#301)、露
光に供された原稿ODが返送路74に沿って進みセンサS23
で後端が検出されると共に、グルーピングモードでない
場合およびグルーピングモードで置数回分の露光を終え
ている場合に、つまり露光を終えた原稿ODが原稿セット
トレー71に排出される条件のときに(ステップ#302〜3
04)、補助ローラ78がモータ310によって低速駆動され
始める(ステップ#305)。次に原稿ODの後端がセンサS
22で検出されるとタイマがセットされ設定時間分補助ロ
ーラ78は高速で駆動される。設定時間が終わると低速回
転に戻る(ステップ#306〜310)。またセンサS22が次
原稿ODの後端を検出すると一定時間高速回転する。原稿
ODの循環中これを繰り返し、排出される原稿ODを原稿セ
ットトレー71所定位置に高速で送り付けて後続の排出原
稿ODから一次的に引き離す。これによって後続の排出原
稿ODが先の排出原稿ODの下に潜るようなトラブルを回避
することができる。
最終原稿ODはその後端がセンサS22で検出されると、
他の原稿の場合と同様に補助ローラ78が一定時間高速回
転する(ステップ#306〜308)。最終原稿ODの搬送後セ
ンサS10が既にオフになっているため、高速回転されて
いる補助ローラ78は、搬送通路中に原稿がないことをセ
ンサS11、S12、S17、S18、S22、S23のオフによって確認
の後に停止される(ステップ#309〜309b)。なおグル
ーピングモードにおける露光に際する原稿ODの往復搬送
時や手差しモード時では、補助ローラ78は駆動されずに
停止している。
またコピー中であることにより第42図の露光ローラ押
圧制御サブルーチンが実行され(ステップ#32)、タイ
ミングローラ81部のセンサS21が原稿ODを検出すると所
定時間に設定されたタイマがスタートされると共にソレ
ノイド302がオフされる(ステップ#322、#32)。タイ
マが終了する所定時間経過後センサS23がオフエッジか
どうかによって露光後の原稿ODの後端を検出したときソ
レノイド302をオンする(ステップ#324〜32)。センサ
S18による原稿ODの検出があるまで、ソレノイド302はオ
ンの状態に保たれる。
これによって原稿ODが露光に供される都度、その原稿
ODがタイミングローラ81に達してから排出されるまでの
間だけソレノイド302がオフされるので、露光ローラ300
がバネ307の付勢によってプラテンガラス12上に押しつ
けられ、プラテンガラス12上を搬送されながら露光に供
される原稿ODの被露光部をプラテンガラス12上に密着さ
せる。したがって露光に供される原稿ODの露光時のピン
トが常に適正に保たれピント不足による画質の低下を防
止することができる。そして露光ローラ300は前記以外
のコピー中のときはソレノイド302がオンしていること
によりバネ307に抗して上動位置に保たれ、原稿ODの逆
搬送等の露光時以外の原稿ODの搬送を邪魔したり悪影響
したりしない。
最終原稿ODが給送されると位置規制部材111上の最終
原稿検出レバー115が第7図の動きをすることによりセ
ンサS10で検出される。この検出があると第39図の位置
規制制御サブルーチンにおいて複数部の複写であること
によって原稿給送要求が第2CPU252において継続してい
ることと、ファーストコピーでないことにより、最終原
稿送出レバー115が原稿セットトレー71に返送されて自
身の上に載っている原稿ODから充分逃げる位置まで位置
規制部材111を後退させるのに必要な時間を設定したタ
イマT2を働かせ、タイマT2が終了するまでモータ119を
逆転させた後停止させる(ステップ#124、#141〜#14
4)。したがって最終原稿検出レバー115は原稿ODから充
分離れ原稿ODを原稿検出レバー115上に落し切る。
次いでモータ119をタイマT2の設定時間分正転させた
後停止させて位置規制部材111を元の位置に戻し原稿OD
を捌きローラ77まで送付ける(ステップ#145〜#147、
#132)。このとき最終原稿検出レバー115は上動させら
れていて原稿ODには干渉せず原稿ODの上方に臨んでお
り、続くタイマT4の設定時間モータ119を逆転させた
後、モータフラグを0にして停止させることにより最終
原稿検出レバー115が原稿OD上に載り最終の原稿の検出
可能な状態となる(ステップ#133〜#136)。
この状態で再度各原稿ODについての複写が前述の通り
行われる。この回に複写された複写シートは排紙トレー
44上に頁揃いの状態で先に排出されている原稿OD群の上
に同じ頁揃い状態で載る。したがってソーティング状態
となる。
このような複写は設定枚数分繰返され、設定枚数分の
複写が終了したとき原稿給送要求が第2CPU252において
解除される。この解除を判別(ステップ#123)して位
置規制部材111をホームポジションに戻すが、先ず最終
原稿検出レバー115が最終原稿を検出してから遅延タイ
マT1を働かせることから行う(ステップ#151)。この
タイマT1は最終原稿ODが供給されてから露光後原稿セッ
トトレー71に戻されるまで、つまり原稿ODが初期状態に
戻るまで前記戻し動作を遅延させるものであり、タイマ
T1が終了してから原稿排出センサS22がオフしたかを判
別し、オフしていることによりモータ119を逆転させて
位置規制部材111をセンサS11がオンするホームポジショ
ンまで戻した後、モータフラグを0にしてモータ119を
停止させる(ステップ#152〜#157)。
なお複数の各原稿に対する給送要求は複写ブロックB
において先の原稿ODの後端がセンサS11を抜けたか、あ
るいは設定時間経過後に発して原稿ODを順次給送してお
くのでは、ファーストコピーの場合問題となる。ファー
ストコピーにおいて複数の原稿につきそれぞれ1部づつ
複写するのに、ファーストコピー時の原稿の枚数はオペ
レータがわざわざ入力しない限り不明であり、最終原稿
が給送されて一循し終えたのに複写シートを所定タイミ
ングで給紙してレジスタローラ27の部分に待機させたま
ま原稿枚数分の複写が終了し、余分に給紙した転写シー
トが残ってジャム状態となってしまう。
そこで本実施例の場合、1枚目の原稿についてはその
後端がセンサS11により検出された時点で複写シートが
レジスタローラ27に達しているかどうかを見て達してい
るときのみ1枚目の原稿の給送を続行し、複写シートの
次の給紙は原稿セットトレー71での有無をセンサS20
より確認し、原稿があるときのみ給紙するようにしてい
る。
原稿の2循目以降の複写においては、1循目の複写の
際に原稿の枚数をカウントすることにより最終原稿の給
送を判別することができるので、各原稿の給送に対し1
枚目の原稿の後端がセンサS11で検出された時点から、
複写シートを原稿枚数分だけ一定間隔で給紙するように
する。
また複写シートの排出について片面原稿についてのグ
ルーピングモードが選択されていると、第35図のモード
処理サブルーチンでそれが判定される(ステップ#33〜
#35)。このグルーピングモードでの原稿ODの給送制御
については特にフローチャートを示していないが、給送
した原稿ODについて設定枚数分の複写が終了した都度次
の原稿ODの給送を行う。
給紙された原稿ODは設定された複写枚数分の露光が終
了するまで露光が終わる都度逆送されてタイミングロー
ラ81前のセンサ18を通り過ぎる所定位置に原稿排出路9
8、原稿排出トレー97を利用して一旦戻された後再度露
光に供される。このときの原稿ODの動きは第46図の通り
である。
なおこのときの原稿の往復移動ストロークは原稿のサ
イズ信号に応じて設定し、各サイズの原稿に対応した必
要最小限のストロークで行うようにすることもできる。
前記各回の露光に対応して複写ブロックBでは複写シ
ートの給紙と作像とが前記の場合とほぼ同様に行われ
る。
以上によって各原稿ODは設定枚数分の複写に連続的に
供され、複写後の複写シートは1枚の原稿ODについての
設定枚数分が排紙トレー44上へ連続的に排紙されて同じ
原稿ODのものどうしがグループとなって重なり、それが
原稿の枚数分繰返されてグルーピング状態となる。
片面原稿からの両面複写が設定されると、第35図のモ
ード処理サブルーチンに従って製本モードと判定される
(ステップ#34、#35、#38)。このモードについても
特にフローチャートを示していないが、原稿ODは第45図
の場合と同様に露光部に給送されまた原稿セットトレー
71に返送されるが、複写ブロックBでは1枚置きの各原
稿ODについての複写を行うように給紙および作像制御す
ると共に、第1回目の複写を受けた複写シートは一旦中
間トレーEに導入しておくようにする。
1枚置きの原稿ODについての輻射が終了したとき、原
稿セットトレー71内に返送されている原稿ODは再度第45
図の場合同様に露光部に給送されまた原稿セットトレー
71内に返送される。このとき複写ブロックBでは中間ト
レーEに収容している第1面複写後の複写シートを先に
複写されたものから順次送出し、それらの第2面に前回
複写しなかった1枚置きの原稿ODについての複写を行っ
て後排紙トレー44に排出していく。
これにより各原稿ODについての画像がその給送順に従
って順次排紙トレー44に排紙されていく各複写シートの
表側から裏側へと順次正しく複写されることになる。つ
まり両面複写が頁揃い状態で行えそのまま製本すること
ができる。
なお原稿ODはフェイスアップ状態で原稿セットトレー
71にセットされ、最終頁分から露光に供される。従って
原稿ODの枚数が奇数であると最終に複写される第1頁目
の原稿ODの画像は最終複写シートの裏がなす第2頁目に
複写され、最終複写シートの表がなす第1頁目には複写
対象となす原稿ODがなく白地のままとなり、表紙とする
のに好都合である。
一方原稿ODが偶数枚であると最終複写シートの第1頁
目にも原稿の画像が複写される。
両面原稿からの両面複写が設定されている場合それが
第18図のモード処理サブルーチンで判別される(ステッ
プ#34、#39。このモードでは原稿セットトレー71から
給送される原稿ODは両面複写のために第43図に示す両面
原稿反転処理サブルーチンに従った反転制御を受ける。
原稿給送要求が確認された時点で切換爪96のソレノイド
SL3がオンされ切換爪96を第1図仮想線の位置に切換え
る(ステップ#181〜#183)。これにより原稿セットト
レー71から送出される原稿ODは給送路73の前段部73dか
ら補助通路95側に案内され、常時手差しトレー91への排
出方向に回転されている手差しローラ94を経て手差しト
レー91上に送出されていく。
この原稿ODの後端通過によりセンサS13がオフしたと
き反転駆動切換ソレノイドSL4をオンして手差しローラ9
4を反転駆動する(ステップ#184、#185)。これによ
り原稿ODは手差しトレー91上に排出されてしまう前に給
送方向に送られ、そのとき原稿ODはそれまでの後端が切
換爪96の位置を通過していることによって手差し路92側
に案内されながらスイッチバックしていき、給送路73の
後段部73cを通じて露光案内路171に送られ第1面が露光
に供される。
ここで手差しローラ94の反転駆動後タイマが働かされ
て、手差しローラ94の下流側となる次の搬送ローラ80に
スイッチバック原稿ODが噛込まれるのに充分な時間を計
時し、計時終了後反転駆動切換ソレノイドSL4をオフし
て手差しローラ94を排出方向への通常駆動に戻すように
なっている(ステップ#186〜#188)。これはスイッチ
バック中の原稿ODが手差しローラ94にまだ噛んでいる状
態のときに次の原稿ODの給送が開始されて手差しローラ
94に達してもそれを手差しローラ94の回転によって手差
しトレー91上へ充分に送出せるようにするものであり、
次の原稿ODの早出しを計って原稿ODをスイッチバックさ
せることによる時間の無駄を相殺することができる。こ
れをスムースに行うため手差しローラ94の上ローラを駆
動ローラ、下ローラを従動ローラとしている。
第1面露光後の原稿ODは前記各場合同様原稿セットト
レー71に返送される。このときの原稿ODの動きは第47図
の通りであり、原稿セットトレー71上での裏面が露光に
供されたことになる。そして原稿セットトレー71に返送
されるとUターンパス74aを経たことによって露光を終
えた裏面が上向きになる。
このようにして原稿セットトレー71内の原稿ODが順次
給送されその裏面が露光に供されて複写され、最終原稿
の露光が終了すると第45図での一循目の原稿給送終了の
場合同様に位置規制部材111が働き次の第2面の複写の
ための給送に備える。
第2面の複写は第1面複写後の原稿ODを前記第47図の
場合同様に給送して達成される。
なお複写ブロックBでは各原稿ODの第1面について複
写される複写シートは一旦中間トレーEに収容してお
き、第1面複写後先に複写されたものから順に送出し第
2面の複写に供する。
以上により両面原稿ODからの両面複写が達成され、両
面複写後の複写シートは原稿セットトレー71での最下原
稿に対応するものから順に排紙トレー44上に排紙され頁
揃い状態となる。
複写枚数が複数枚であると前記動作が設定枚数分繰返
される。
最後に手差しテーブル91から原稿CDが手差しされる場
合につき述べる。
原稿ODは手差しテーブル91の案内を受けながら手差し
ローラ94に噛込ませる。このとき手差しローラ94の直前
のセンサS14がオンされるので、第35図のモード処理サ
ブルーチンで手差しモードと判別され(ステップ#32、
#40)、第44図に示す手差し制御サブルーチンが実行さ
れる。
手差しモードであることの判定に従いファーストコピ
ーであるとモータフラグを“1"、モータ回転フラグを
“1"にセットする(ステップ#191〜#194)。これによ
りモータM4が回転され、搬送系は通常回転される。また
切換爪96がソレノイドSL3のオンによって第1図仮想線
の位置に切換えられると共に反転駆動切換ソレノイドSL
4をオンして手差しローラ94を反電駆動する(ステップ
#196、#197)。これによって手差し原稿ODは手差しロ
ーラ94に噛込まれて切換爪96の案内に従い手差し路92へ
送込まれる。
この際原稿ODはセンサS14を通過する時間による長さ
のカウントと、手差しローラ94の直後のセンサS13によ
る幅の検出とを受け、第38図に示す原稿サイズ検出サブ
ルーチンに従ってサイズを検出される(ステップ#91〜
#115)。この原稿ODのサイズ検出は長さと幅とによる
ものであって、どのサイズの原稿が縦横どちらの向きに
手差しされても対応でき、使用原稿の自由度の高い手差
し方式に対応している。しかし小さな原稿の場合限度が
わからず搬送不能なものまで手差しされることがあり得
る。そこど本実施例ではそのような場合に複写可能サイ
ズ以上である場合をも含め、搬送系を逆転、手差しロー
ラ94を通常回転に戻して手差しテーブル91上に逆送し、
手差しセンサS14がオフして手差しトレー91上へ完全に
送出された時点でモータM4をオフし警告処理を行う(ス
テップ#200〜#300)。
この警告処理につき具体的に述べないが操作パネル20
1への点灯表示やブザーを鳴らせることが考えられる。
通紙可能な最小サイズ以上でかつ複写可能な最大サイ
ズ以下である場合露光を実行する。しかし原稿ODがB5サ
イズより大きければそのまま露光に供しようとしても、
駆動しっぱなしとされるタイミングローラ81を通過して
しまっていてループ処理を行えないとか、プラテンガラ
ス12以上の露光以上を過ぎていてその過ぎている部分の
画像が欠損するとかの問題がある。これに対処するため
そのようなサイズの原稿の場合手差しによる最初の給送
はサイズ検出のための空送り処理とし、搬送ローラ80直
前のセンサS17がオンからオフに切換って原稿ODの後端
を検出したときモータ回転フラグを“0"として搬送系を
逆転させ原稿ODを原稿排出路98から原稿排出トレー97へ
と一旦搬送する(ステップ#211〜#213)。これにより
原稿ODがタイミングローラ81直前のセンサS18から外れ
てそれがオフしたときモータ回転フラグを“1"にして搬
送系を正転状態に切換える(ステップ#214、#215)。
これによりサイズ検出後の手差し原稿ODはセンサS18
を経てタイミングローラ81に再度達するようになり所定
のループ処理を行って露光に供することができる(ステ
ップ#216、#217)。
複写可能な手差し原稿ODがB5サイズより小さいと、サ
イズ検出終了時点でタイミングローラ81直前のセンサS
81にまだ達しないので、それを空送りするのは時間のロ
スであるからこの場合は空送り処理を行わずそのまま通
常搬送してループ処理を行い露光に供する(ステップ#
211、#216、#217)。
露光の終了は原稿ODの後端がセンサS18から外れてそ
れをオフしてからの時間カウントで判定することがで
き、露光が終了が判定されると(ステップ#218)ファ
ーストコピーの判断が解消され設定枚数分の複写が終了
しているとモータ回転フラグを“0"にして搬送系を逆転
し露光後の原稿ODを原稿排出路98を通じ原稿排出トレー
97上へ排出する(ステップ#221、#222)。この排出の
終了がセンサS16のオフによって確認されるとモータフ
ラグを“0"にしてモータM4を一旦停止した後、モータ回
転フラグを“1"にして搬送系を正転状態に設定しておき
手差し制御を終える(ステップ#223〜#225)。
ファーストコピーの判断が解消されたとき、設定枚数
分の複写が終了していなければ搬送系を逆転して手差し
原稿ODをタイミングローラ81直前のセンサS18から外れ
てそれがオフするまで逆送し、S18がオフするとモータ
回転フラグを“1"にセットして搬送系を正転状態に戻す
ことにより手差し原稿ODを再度ループ処理して露光に供
する(ステップ#211、#231〜#235)。つまり設定枚
数分の複写が終了するまで手差し原稿ODを露光部で往復
移動させて所定枚数の複写を行う。
手差し原稿ODが1枚複写に供されるときの動きは第48
図の通りであり、複写枚の複写に供されたときの動きは
第49図の通りである。なお第48図は原稿ODがB5サイズよ
り大きく空送り処理をした場合、第49図は原稿ODがB5サ
イズ以下で空送り処理なしとした場合で示している。
なお前記実施例では、手差しローラ94は手差しモード
以外のとき、つまりセンサS14が手差し原稿を感知しな
い間、手差しテーブル91側に原稿ODを排出させる方向に
常時駆動し、センサS14を働かせる適正な原稿の手差し
が行われない以上、手差し路95に物が差し込まれた噛み
込んだりするのを防止しているが、手差しローラ94を手
差しモード以外のとき停止させるようにしておいても同
様の結果が得られる。
また手差し原稿を排出し、また同一の原稿から複数枚
連続して複写するために原稿を露光部から一旦逆送する
のに、手差しテーブル91および手差し路に並列な手差し
原稿排出トレーおよび手差し原稿排出路を別設してそれ
を用いたが、それらを廃して手差し路および手差しテー
ブルを用いることもでき構造および制御が簡略化する。
(発明の効果) 本発明によれば、プラテンガラスに圧接される部材は
プラテンガラスの露光部上に位置し、露光や読み取りが
行われない通常のときは上動されて、搬送手段だけで原
稿の搬送を行うので、原稿往復式の繰り返し露光のため
の返送や原稿枚数カウント等のために、露光や読み取り
なしでプラテンガラス上を原稿が搬送されるようなこと
がある場合、搬送される原稿に無駄なロードを課すよう
なことがなく無用なトラブルを防止することができる。
露光や読み取りが行われるとき、原稿搬送手段を働か
せるのに加え、前記部材はプラテンガラスの露光部上に
押しつけられるとともに駆動され、押しつけによってプ
ラテンガラスに所定の圧接部を持つように変形した状態
で原稿搬送方向に駆動されるので、露光や読み取りのた
めにプラテンガラス上に搬送されてくる原稿が露光部に
達すると、前記部材の高摩擦係数の表面によって前記部
材の原稿搬送方向の駆動を滑りなく受けて、前記部材と
プラテンガラスとの間に適正な搬送速度でスムーズに引
き込んで行くとともに通過させて行き、原稿が露光部を
通過している間その原稿を前記圧接幅に対応する幅でプ
ラテンガラスの露光部上に押し付け、全露光域で原稿が
プラテンガラス上に密接した状態での露光や読み取りを
原稿の全長に亙って達成することができ、原稿の全面を
適正なピント状態で露光することができる。
さらに、構成としてはプラテンガラス上に1つの部材
(例えば、露光ローラ300やブラシ300a)を設けてこれ
をプラテンガラスに離接および駆動可能とするだけでよ
く、構造が簡単で安価に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す複写機の内部機構の側
面図、第2図は原稿セットトレーに設けられた位置規制
部材とその駆動機構を示す斜視図、第3図から第8図は
位置規制部材とそれに備える最終原稿検出レバーの動作
状態を示す断面図、第9図は原稿セットトレー部の断面
図、第10図、第11図は原稿ストッパの動作状態を示す断
面図、第12図は原稿ストッパの斜視図、第13図は原稿セ
ットトレー部の補助ローラの駆動機構を示す斜視図、第
14図、第15図は補助ローラの原稿セットトレー部の蓋と
の連動状態を示す断面図、第16図は原稿搬送系の駆動、
反転機構の斜視図、第17図は手差しローラの駆動、反転
機構の側面図、第18図は露光ローラの駆動機構の斜視
図、第19図、第20図は露光ローラの上下動作状態を示す
側面図、第21図は露光ローラの側面図、第22図は露光ロ
ーラの変形例を示す断面図、第23図、第24図は露光部の
原稿非通過状態および通過状態を示す断面図、第25図は
開閉ユニットの開き状態を示す断面図、第26図から第30
図は通紙検出センサの各種動作状態を示す側面図、第31
図は操作パネルの平面図、第32図は制御回路図、第33図
は複写ブロックの側の第1CPUによる制御のメインルーチ
ンを示すフローチャート、第34図は循環式原稿自動給送
ブロックの側の第2CPUによる制御のメインルーチンを示
すフローチャート、第35図から第44図は第34図の各サブ
ルーチンを示すフローチャートであり、第35図はモード
処理サブルーチンを示すフローチャート、第36図は原稿
セットトレーからの原稿給送制御サブルーチンを示すフ
ローチャート、第37図はモータ制御のサブルーチンを示
すフローチャート、第38図は原稿サイズ検出のサブルー
チンを示すフローチャート、第39図は位置規制制御サブ
ルーチンを示すフローチャート、第40図はループ処理サ
ブルーチンを示すフローチャート、第41図は原稿収容制
御サブルーチンのフローチャート、第42図は露光ローラ
押圧制御サブルーチンのフローチャート、第43図は両面
原稿反転制御サブルーチンのフローチャート、第44図は
手差し制御サブルーチンを示すフローチャート、第45図
から第49図は各種モードでの原稿の移動状態を示す線図
である。 12……プラテンガラス 14……収束性光レンズアレイ 73……給送路 74……返送路 171……露光案内路 300、300a……露光ローラ 301……搬送ローラ 302……ソレノイド 303〜305……ギヤ 306……レバー 307……バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−111862(JP,A) 特開 平2−152837(JP,A) 実開 昭59−79852(JP,U) 実開 昭60−81949(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 107 G03G 15/04 - 15/04 120 B65H 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を搬送する搬送手段と、搬送される原
    稿の露光や読み取りを行う露光部を形成するプラテンガ
    ラスと、表面の摩擦係数が大きくかつ該プラテンガラス
    への圧接時の変形によって所定の圧接幅を持ち得る柔軟
    な材料からなる部材と、露光や読み取りのための原稿搬
    送時は搬送手段と前記部材により原稿の搬送を行い、露
    光や読み取りをしないときの原稿搬送時は前記部材はプ
    ラテンガラスから離れた位置へ移動させ搬送手段により
    原稿の搬送を行う制御手段とを備えたことを特徴とする
    原稿搬送装置。
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