JPH05224478A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05224478A
JPH05224478A JP4023579A JP2357992A JPH05224478A JP H05224478 A JPH05224478 A JP H05224478A JP 4023579 A JP4023579 A JP 4023579A JP 2357992 A JP2357992 A JP 2357992A JP H05224478 A JPH05224478 A JP H05224478A
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JP
Japan
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image forming
storage means
program
forming apparatus
paper
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Application number
JP4023579A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Nezu
幸宏 根津
Seiji Tsuzuki
清治 都築
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、各種のオプション機器を接続可能な
複写装置において、オプション機器を必要としないユー
ザに対してのコスト的な負担を軽減できるようにするこ
とを最も主要な特徴とする。 【構成】メインプロセッサ90に対する基本機能を制御
するためのプログラムはメインプログラムメモリ93に
格納し、基本機能以外の、オプション機器群12,6
0,70を動作させるための制御プログラムはICカー
ド100に記憶しておく。ICカード100が装着され
ていないときには、基本機能のみの制御プログラムしか
アクセスできず、ICカード100が装着されて初めて
オプション機器群12,60,70を動作させることが
可能な構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば自動原稿搬
送装置や多段給紙装置などのオプション機器を接続可能
な複写装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動原稿搬送装置(ADF)や多
段給紙装置(PFP)などの周辺機器をオプションとし
て接続でき、ユーザの種々の要求に応じて必要な付加的
機能を追加することが可能な複写装置(PPC)が実用
化されている。
【0003】しかしながら、この種の複写装置において
は、接続可能なオプション機器を含めるすべての制御プ
ログラムがあらかじめ制御装置内のROMに格納される
ようになっている。すなわち、ユーザによってはほとん
ど使用しない機能についても標準で装備されているた
め、基本的機能しか必要としないユーザにとっては高い
コスト負担を強いられることになるという欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、オプション機器を含めるすべての制御プロ
グラムがあらかじめ制御装置内のROMに格納されるよ
うになっているため、ほとんど基本機能しか使用しない
ユーザに対する不利益が大きいという欠点があった。そ
こで、この発明は、基本機能しか使用しないユーザに対
する不利益を軽減することが可能な画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の画像形成装置にあっては、各種のオプ
ション機器を接続することが可能なものにおいて、前記
接続されるオプション機器の制御用プログラムを着脱自
在な記憶手段に記憶しておき、この記憶手段に記憶され
た制御用プログラムにしたがって前記オプション機器を
制御するように構成されている。
【0006】また、この発明の画像形成装置にあって
は、各種のオプション機器を接続することが可能なもの
において、前記接続されるオプション機器の制御用プロ
グラムを記憶する着脱自在な記憶手段と、この記憶手段
に記憶された制御用プログラムにしたがって前記オプシ
ョン機器を制御する制御手段とから構成されている。
【0007】また、この発明の画像形成装置にあって
は、各種のオプション機器を接続することが可能なもの
において、前記接続されるオプション機器の制御用プロ
グラムを記憶する着脱自在な記憶手段と、この記憶手段
に記憶された制御用プログラムにしたがって前記オプシ
ョン機器を制御する制御手段と、前記記憶手段の着脱を
検知する検知手段と、この検知手段で前記記憶手段の装
着が検知されないとき、前記制御手段による前記記憶手
段に記憶された制御用プログラムへのアクセス動作を禁
止する禁止手段とから構成されている。
【0008】さらに、この発明の画像形成装置にあって
は、各種のオプション機器を接続することが可能なもの
において、画像形成装置本体の基本プログラムを格納す
る格納手段と、この格納手段で格納された基本プログラ
ムにしたがって前記画像形成装置本体を制御する第1の
制御手段と、前記格納手段とは別に着脱自在に設けら
れ、前記接続されるオプション機器の制御用プログラム
を記憶する記憶手段と、この記憶手段で記憶された制御
用プログラムにしたがって前記オプション機器を制御す
る第2の制御手段とから構成されている。
【0009】
【作用】この発明は、上記した手段により、各種のオプ
ション機器は接続可能としたままで、オプション機器の
接続に応じてその制御プログラムを簡単に後付けできる
ようになるため、機能にみあったコスト体系の構築が可
能となるものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1,図2は、本発明にかかる複写装
置を示すものである。
【0011】この複写装置は、複写動作に必要な基本機
能を備える複写機本体(PPC)2と、このPPC2の
上面に開閉自在に設けられ、被読取物としての原稿Dを
自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)12、P
PC2から排出されてくる被画像形成媒体としての複写
用紙Pを必要に応じて受け取り、両面複写を行うべく、
表裏を反転した状態で再びPPC2内へ送り出す両面装
置(ADD)70、およびPPC2とADD70とを載
置する載置台を兼ね、内部カセット62a,62b,6
2c内の用紙PをPPC2内へ給紙する給紙台車として
の多段給紙装置(PFP)60などのオプション機器と
からなっている。PPC2は、その上部に、原稿Dが載
置される原稿載置台(透明ガラス板)10と、この載置
台10をとりまく上カバー10bとを有している。
【0012】上記上カバー10bには、ユーザ(利用
者)の操作により動作信号などが入力される操作パネル
18、および記憶手段としてのICカード100が装着
されるICカードコネクタ101が設けられている。
【0013】上記載置台10の内側、つまりPPC2の
内部には、原稿Dを照明する露光ランプ22、このラン
プ22から発生される照明光を原稿Dに集光する反射板
24、および原稿Dからの反射光を反射させる第1ミラ
ー26を有する第一キャリッジ20と、この第一キャリ
ッジ20で反射された原稿Dからの反射光をさらに反射
させる第2ミラー32および第3ミラー34を有する第
二キャリッジ30とが配置されている。第一キャリッジ
20は、図示しない歯付きベルトなどを介して、図示し
ないパルスモータによって載置台10と平行に移動可能
に配置されている。
【0014】第二キャリッジ30は、上記第一キャリッ
ジ20を駆動する図示しない歯付きベルトなどを介して
移動可能に配置され、上記第一キャリッジ20に対して
従動されるとともに、上記第一キャリッジ20に対して
1/2の速度で移動されるようになっている。
【0015】上記第一キャリッジ20の下方で、かつ第
二キャリッジ30を介して折り返される反射光の光軸を
含む面内には、図示しない駆動機構を介して移動可能に
設けられ、上記第二キャリッジ30からの反射光に集束
性を与えるとともに、自身が移動することで、その反射
光を所望の倍率で結像させる結像レンズ36が設けられ
ている。
【0016】また、この反射光を折り返し、感光体40
における所望の位置に結像させるとともに、結像レンズ
36の移動にともなう焦点距離の変動を補正するため
に、図示しない駆動機構によって光軸に沿って移動可能
な第4ミラー38が配置されている。なお、上記反射光
は、原稿Dに記載されている文字あるいは図形、つまり
原稿D上の画像情報であることはいうまでもない。
【0017】上記レンズ36の下方で、PPC2の中心
付近には、上記第4ミラー38によって導かれた反射光
が結像されることで電荷の分布パターン、つまり静電潜
像が形成される感光体40が配置されている。
【0018】この感光体40の周囲には、感光体40に
対して所定の電荷を帯電させる帯電装置42、感光体4
0に形成された静電潜像をトナー(現像剤)を用いて顕
像化させる現像装置44、感光体40に形成されたトナ
ー像を後述する給紙デバイスから供給される被画像形成
媒体としての複写用紙Pに転写させる転写装置46、お
よび感光体40における電荷の分布を除去し、感光体4
0の帯電特性を初期状態に戻すとともに、残存トナーを
かき落とすためのクリーニング装置48が順に配置され
ている。転写装置46は、転写後の用紙Pを感光体40
から分離させるためのAC電圧印加装置46aを一体に
有している。
【0019】こうして、上記感光体40に形成された上
記潜像は、上記現像装置44によってトナー像に変換さ
れ、これにより上記原稿Dに含まれている画像情報がト
ナー像として複写され、用紙P上に形成される。
【0020】すなわち、PPC2の右方、つまり上記感
光体40における回転方向の上流に対応する位置には、
後述する用紙カセットが挿入される複数のスロット50
a,50bが形成されている。このスロット50a,5
0bには、たとえば複写用紙Pの消費量たる複写枚数は
比較的少ないが利用(複写)頻度の高い用紙サイズの複
写用紙,葉書,OHPシートなどを供給する用紙カセッ
ト(本体カセット)14a,14bが装着されるように
なっている。
【0021】また、本来、本体カセット14bが挿入さ
れるべきスロット50bには、上記本体カセット14
a,14bに比較して数倍の用紙Pを収容できる大容量
カセット(LCC)14cを搭載できるようになってい
る。このLCC14cは、概ね1500枚乃至2500
枚の同一サイズの用紙Pを収容可能であって、図示しな
いモータによって矢印A方向に上下動されるカセットベ
ース14dによって、その最上面に位置する用紙Pの高
さが給紙ローラ51bに接するよう構成されている。な
お、LCC14cは、上記カセットベース14dを付勢
するための図示しないモータを有することから、上記ス
ロット50bとは別に、図示しないドロワコネクタを介
して電気的にも接続されている。
【0022】一方、PPC2の左方側面部には、上記感
光体40上に形成された画像(トナー像)が転写され、
定着された複写済み用紙Pがストックされる排出トレイ
16aが配置されている。
【0023】PPC2の内部であって、上記感光体40
の上流側に対応する位置には、上記用紙カセット14
a,14bまたはLCC14cから用紙Pを1枚ずつ引
き出す第1,第2の給紙ローラ51a,51bが設けら
れている。また、これら第1,第2の給紙ローラ51
a,51bの先には、引き出された用紙Pを上記感光体
40へ向けて給送する第1,第2の搬送ローラ対52
a,52bが設けられている。さらに、これら第1,第
2の搬送ローラ対52a,52bの先にはそれぞれ給送
路53a,53bが設けられているとともに、上記PF
P60またはADD70から供給される用紙Pを感光体
40へ向けて給送可能にするための、対をなすガイド板
で構成された連結給送路53cが設けられている。そし
て、感光体40の直前で用紙Pの傾きを補正し、感光体
40上の画像の先端と用紙Pの先端とを整合させ、感光
体40の回転速度と同じ速度で用紙Pを給送する一対の
タイミングローラ54が配置されている。
【0024】加えて、上記PPC2の上記感光体40の
下流側に対応する位置には、上記感光体40上のトナー
像が転写され、トナーが静電的に付着している状態の用
紙Pを搬送する搬送装置56が設けられている。また、
この搬送装置56の先には、定着装置58が配置されて
いる。
【0025】この定着装置58は、中空の円筒であっ
て、自身を加熱するヒータランプ58bを内部に収容す
るとともに、用紙Pに転写されたトナーを溶融定着させ
るために、上記感光体40における外周面の移動速度と
同じ外周移動速度で駆動されるヒートローラ58aと、
このヒートローラ58aに圧接され、ヒートローラ58
aおよび用紙Pに圧力を与えるとともに、トナーを溶融
定着させる加圧ローラ58cとから構成されている。そ
して、この先には、定着装置58を通過することにより
トナー像が定着された複写済みの用紙Pを、PPC2の
外部へ排出するための排出ローラ対16が設けられてい
る。
【0026】PFP60は、複数の内部カセット62
a,62b,62cを有するとともに、それぞれの内部
カセット62a,62b,62cから用紙Pを1枚ずつ
引き出すフリクションローラ64a,64b,64c、
およびそれぞれ一対のガイド板で形成され、このフリク
ションローラ64a,64b,64cによって引き出さ
れた用紙Pを上記PPC2内に導くための一連の給送路
66a,66b,66cを含んで構成されている。
【0027】この一連の給送路66a,66b,66c
は、PFP60における各内部カセット62a,62
b,62cからの用紙Pを搬送するとともに、現在、選
択されているカセットよりも下方に位置するカセットか
らの用紙Pを搬送する際にも共用される。たとえば、最
下段の内部カセット62cからの用紙Pは、上記給送路
66c,66b,66aを順に通過され、上記ADD7
0内に設けられる中継ユニット80を介してPPC2内
の感光体40に向けて送られる。
【0028】また、給送路66a,66b,66cは、
対をなすガイド板のいづれか一方が移動可能であって、
これにより万一、用紙づまりが生じた場合であっても容
易に除去できるように構成されている。すなわち、上記
給送路66a,66bに用紙Pが詰まった場合には、L
CC14cが取り外されることで、PFP60の右側面
が開放可能とされることから、上記給送路66a,66
bの右側のガイド板が矢印Bの方向にユーザによって移
動可能となる。また、上記給送路66cに用紙Pが詰ま
った場合には、同様に、上記給送路66cの右側のガイ
ド板が矢印Cの方向にユーザによって移動可能となって
いる。
【0029】中継ユニット80は、PFP60のPPC
2への装着にともなって追加されるもので、装置の大型
化を防ぐ目的で、ADD70内の一端に組み込まれるよ
うになっている。この中継ユニット80は、紙パス連結
手段をなす連結路80aと送りローラ対80bとを有し
て構成されており、上記スロット50bに搭載されてい
るLCC14cを取り外すことで開閉自在となってい
る。これにより、万一、用紙づまりが生じた場合であっ
ても容易に除去できるように構成されている。すなわ
ち、上記中継ユニット80に用紙Pが詰まった場合に
は、LCC14cが取り外されることで、ADD70の
右側面が図示矢印E方向に開放可能とされることから、
上記中継ユニット80内を露出させることができる。
【0030】ADD70は、排出ローラ16により排出
される定着後の用紙Pを上記排出トレイ16a方向ある
いはADD70内に振り分ける振り分けゲート71、こ
の振り分けゲート71で排出トレイ16a方向に振り分
けられた用紙Pを排出トレイ16a上に排紙するための
排紙ローラ対72、振り分けゲート71でADD70内
に振り分けられた用紙Pを受け取って搬送する搬送路7
0a、この搬送路70aを案内される用紙Pを一時的に
スタックする収納部70b、この収納部70bでスタッ
クされた用紙Pを適宜取り出すためのADDピックアッ
プローラ70c、およびこのADDピックアップローラ
70cで取り出された用紙PをPPC2内に導くための
ADD給紙ローラ,ADD分離ローラ,ADDレジスト
ローラからなる給紙系70dにより構成されている。
【0031】すなわち、ADD70内に振り分けられた
用紙Pは、その表裏が反転された状態で、再度、PPC
2内に送られる。これにより、用紙Pの第2の面に対し
て画像が形成されることとなり、最終的に一枚の用紙P
の両面に対する両面複写が行われる。この両面複写が行
われた用紙Pは、振り分けゲート71により排出トレイ
16a方向に振り分けられ、排紙ローラ72によってP
PC2の外部へ排出されて排出トレイ16a上にてスト
ックされる。
【0032】ADF12は、セットされた原稿Dを順に
1枚ずつ分離して供給する供給部Sと、この供給部Sか
ら供給される原稿Dを原稿載置台10上、つまりPPC
2の露光位置(画像読取位置)へ搬送するとともに、露
光終了後、原稿載置台10上の原稿Dを反転排出部Rへ
搬送する搬送部Tと、この搬送部Tから搬送される原稿
Dを必要に応じて反転、あるいはそのまま排出せしめる
前記反転排出部Rとを備えている。本ADF12は、原
稿載置台10に対して開閉自在に設けられていて、原稿
載置台カバーを兼ねている。図3は、操作パネル18の
構成例を示すものである。
【0033】この操作パネル18には、複写開始信号が
入力されるプリントキー18a、複写枚数の設定やデー
タ信号の入力に利用される“0”〜“9”の数字キー
(テンキー)18b、複写動作の中断や入力途中のデー
タを“0”に戻すクリヤキー18c、および全ての複写
動作を停止させるとともに、設定された複写モードを初
期状態に戻すオールクリヤキー18dなどが含まれてい
る。
【0034】また、操作パネル18には、入力されたデ
ータ(たとえば、複写枚数や複写倍率)を表示可能であ
って、同時に、PPC2の操作手順、用紙Pあるいはト
ナーの補給タイミング、またはエラーメッセージなどが
表示されるメッセージ表示部としての液晶表示装置(L
CD)18e、およびPPC2の動作状態、たとえば選
択されているカセットあるいは紙づまりの位置などを表
示するモニタLED18fなどが一体に組み立てられて
いる。
【0035】さらに、操作パネル18には、片面原稿よ
り両面複写を行うなどの複写モードの設定を行うモード
キー18gの他、所望の用紙サイズが収納されているカ
セットを選択するためのカセット選択キー18hなどが
用意されている。次に、上記した複写装置における基本
的な複写(コピー)動作について説明する。
【0036】たとえば、操作パネル18を介して複写枚
数、複写倍率および用紙サイズなどの複写条件が選択さ
れ、さらにプリントキー18aからの複写開始信号が入
力されることにより、原稿載置台10に載置された原稿
Dは、読取り時、つまり第一キャリッジ20の往路移動
時に露光ランプ22からの光によって照明される。
【0037】原稿Dからの反射光は、反射板24によっ
て生じたスリット領域を通過して第1ミラー26へ導か
れ、これにより第二キャリッジ30の第2ミラー32に
向けて反射される。第2ミラー32へ導かれた反射光
は、第3ミラー34で再び反射されて、所望の倍率を提
供する位置に移動されているレンズ36へ導かれ、ここ
で集束性の光に変換された後、第4ミラー36を介して
予め所定の電荷が与えられている感光体40の所定の位
置に結像される。すなわち、原稿Dからの反射光は、ス
リット露光されることにより感光体40の表面で静電的
なパターンに変換され、潜像となる。
【0038】感光体40上に潜像として形成された画像
は、所望の移動速度によって回転される感光体40の移
動にともなって現像領域へ導かれる。この現像領域で
は、上記現像装置44よりトナーが供給されるようにな
っており、これによりトナーが上記潜像に対して選択的
に付着されて現像される。
【0039】ここまでの一連の動作と並行して、指定の
用紙サイズまたは原稿サイズおよび画像倍率に応じて、
用紙カセット14a、LCC14c、または内部カセッ
ト62a,62b,62cのいづれか一つから、最適サ
イズの用紙Pが収容されているカセットが選択される。
そして、その対応する給紙ローラ51a,51bまたは
フリクションローラ64a,64b,64cによって、
選択されたカセット内より一枚の用紙Pが引き出され
る。この一枚の用紙Pは、それぞれの搬送ローラ52
a,52bを介して各給送路53a,53b間または給
送路66a,66b,66cから中継ユニット80を介
して連結給送路53c間を送られ、上記感光体40にお
ける回転方向の上流側から、感光体40と転写装置46
との間に形成される転写領域へ給送される。
【0040】転写領域へ給送される用紙Pは、その直前
で、タイミングローラ54によって一旦停止される。こ
の後、上述した第一キャリッジ20あるいは第二キャリ
ッジ30のいづれか一方の副走査方向における移動を基
準とし、画像の先端と用紙Pの先端とが整合されて、感
光体40へ向かって給送される。
【0041】これに対し、感光体40に形成されたトナ
ー像が所望の速度で回転され、感光体40と転写装置4
6との間に規定される転写領域へ導かれると、上記タイ
ミングローラ54からの用紙Pが感光体40に残ってい
る電荷に引き付けられることで、吸着(密着)される。
そして、用紙Pは、感光体40の回転にともなって転写
領域を通過される。
【0042】このとき、感光体40および用紙Pに対し
て、(潜像形成のために)既に感光体40へ与えられて
いる電荷と同極性の電荷が転写装置46から供給され
る。この結果、感光体40へ付着しているトナーが用紙
Pへ転写される。
【0043】トナーが転写された用紙Pは、転写装置4
6に一体に形成されているAC電圧印加装置46aから
のAC電圧の供給によって上記感光体40との吸着から
解放され、トナーを載せた状態で搬送装置56へ送出さ
れる。そして、この搬送装置56を介してヒートローラ
58aおよび加圧ローラ58c間を通過されることによ
り、トナーは用紙Pに定着(固着)される。
【0044】なお、用紙Pが分離された後の感光体40
は、さらに回転され、その表面がクリーニング装置48
によってクリーニングされる。すなわち、感光体40
は、クリーニング装置48により残留トナーが除去され
るとともに、図示しない除電ランプを介して表面の電荷
分布パターンが初期状態に戻されて、次の複写が可能な
状態が維持される。
【0045】以上のようにして、原稿Dの画像が複写さ
れた用紙Pは、排出ローラ16により排出トレイ16a
へ複写面を表にした(上に向けた)状態で排出される。
このプロセスは、全複写枚数分の複写動作が完了するま
で繰り返される。
【0046】こうした基本的なコピー動作は、後述する
メインプロセッサがメインプログラムメモリに格納され
たプログラムにしたがって各部を制御することによって
行われる。図4は、上記した複写装置の制御装置の要部
を概略的に示すものである。
【0047】図において、90はCPUを主体に構成さ
れるメインプロセッサであり、このメインプロセッサ9
0には、データバスライン91およびアドレスバスライ
ン92を介して、メインプログラムメモリ(ROM)9
3、データメモリ(RAM)94、サブプロセッサ群9
5などとともに、前記したICカードコネクタ101が
接続されている。
【0048】メインプロセッサ90には、前記の操作パ
ネル18、各種帯電器を駆動する高圧トランス96、お
よび各種駆動系(メインモータやクラッチなど)を駆動
するメインモータドライバ97などが接続されている。
【0049】メインプログラムメモリ93には、メイン
プロセッサ90に対する制御プログラムやICカード装
着検知用プログラムなどが格納されており、これは必要
に応じてアドレスバイライン92を介してアクセスさ
れ、データバスライン91を介してプログラムデータを
送出するようになっている。データメモリ94には、複
写動作に必要な基準値などの各種のデータが記憶される
ようになっている。
【0050】サブプロセッサ群95には、パルスモータ
ドライバ98を介して各種のモータ99,…が接続され
ている。また、このサブプロセッサ群95に対して、前
記のオプション機器、つまりADF12、ADD70、
PFP60が必要に応じて接続されるようになってい
る。
【0051】ICカードコネクタ101は、これに必要
に応じて装着されるICカード100にメインプロセッ
サ90からのデータバスライン91とアドレスバスライ
ン92とを接続するもので、アドレスバスライン92が
プログラムデータ空間上に配置されるように割り付けら
れている。
【0052】ここで、ICカード100は、たとえばC
PUを内蔵したROMカードであり、上記サブプロセッ
サ群95に接続されるオプション機器に対応する制御用
プログラムなどを記憶するものである。すなわち、複写
装置に接続されるオプション機器に応じて、ICカード
100はそれぞれ用意されるものである。
【0053】たとえば、オプション機器として、ADF
12のみを備える複写装置にあっては、ADF12の駆
動を制御するためのプログラム、表示のためのプログラ
ム、およびキー読み込みのためのプログラムが記憶され
たICカード100が用意される。同様に、ICカード
100として、ADF12,ADD70およびPFP6
0を備える本実施例の場合にあっては、それらすべを制
御するためのプログラムが記憶されたカードが用意され
る。
【0054】しかして、上記したICカード装着検知用
プログラムにしたがってICカード100の装着が判断
される場合には、メインプロセッサ90に対し、ICカ
ード100に割り付けられたアドレスのプログラムを読
み出すことが許可される。この場合、ICカード100
内に記憶されているプログラムを実行することにより、
複写装置に接続されているオプション機器を動作させる
ことができる。
【0055】一方、ICカード100の装着が判断され
ない場合には、ICカード100に割り付けられたアド
レスへのアクセスが禁止される。この場合、メインプロ
グラムメモリ93に格納されている基本機能のみを動作
させるためのプログラムが実行されることとなり、たと
えオプション機器が接続されているとしてもそれを動作
させることはできない。
【0056】なお、ICカード100の装着の有無を検
知する方法としては、たとえばICカード100に電気
的な接触子を設ける、またはICカード100内に暗号
コードなどを記憶させておき、それが読み取れるか否か
といったことで容易に実現できる。図5は、上記した制
御を実現するためのメインプログラム「main」の構
築例を示すものである。
【0057】たとえば、101行では、基本動作(コピ
ー枚数の入力の受け付けや通常コピーの実行など)を行
うための基本動作制御ルーチンプログラム「kiho
n」をコールする。
【0058】102行では、ICカード100の装着の
有無を検知するための装着チェックルーチンプログラム
「icchk」をコールする。このルーチンにおいて
は、キャリーフラグによってICカード100の装着の
有無が返される。
【0059】103行では、キャリーフラグが立ってい
る場合(cy=1)、ICカード100は非装着として
オプション制御用のルーチンプログラム「opmov」
をコールすることなく、105行のメインプログラムの
終了「endmain」にジャンプする。
【0060】104行では、ICカード100が装着さ
れている(「icchk」の結果、キャリーが立たなか
った)場合にのみ、オプション動作用のルーチンプログ
ラム「opmov」をコールする。すなわち、ICカー
ド100に割り付けられたアドレスのプログラムが読み
出されて実行されることにより、複写装置に接続されて
いるオプション機器が動作される。
【0061】たとえば、ADD70を動作させるための
プログラムが読み出され、それが実行されると、ADD
70が動作される。これにより、表面(第1面)に画像
の複写された用紙Pが取り込まれ、再びPPC2内の転
写領域に送出されることで、裏面(第2面)に対する、
次の原稿Dの画像の複写が同様にして行われる(両面複
写)。
【0062】また、たとえばPFP60を動作させるた
めのプログラムが読み出され、それが実行されると、P
FP60が動作される。これにより、選択された内部カ
セット62a,62b,62cからの用紙Pを中継ユニ
ット80を介してPPC2内の感光体40に向けて送る
ことで、各内部カセット62a,62b,62cからの
用紙Pに対する複写動作が同様にして行われる。
【0063】さらに、たとえばADF12を動作させる
ためのプログラムが読み出され、それが実行されると、
ADF12が動作される。これにより、セットされてい
る原稿Dが1枚ずつ順に露光位置に搬送されることで、
原稿Dの交換動作が自動的に行われる。なお、図6に上
記したメインプログラムにかかる処理の流れを示してい
る。上記したように、各種のオプション機器は接続可能
としたままで、オプション機器の接続に応じてその制御
プログラムを簡単に後付けできるようにしている。
【0064】すなわち、基本機能以外の制御プログラム
をICカードに割り付けられたアドレスに配し、ICカ
ードが装着されて初めてオプション機器を動作させるこ
とができるようにしている。これにより、ICカードが
装着されていないときには、基本機能のみの制御プログ
ラムしかアクセスできなくなる。したがって、必要とし
ないオプション機器を動作させるための制御プログラム
は不要となり、必要とするユーザに対してのみそれを提
供することができるため、機能にみあったコスト体系を
合理的に構築し得るものである。
【0065】また、必要とする機能にみあった制御プロ
グラムを効率的に提供できるようになるため、プログラ
ムデータを記憶するためのメモリ空間をいたずらに拡張
せずにすむものである。
【0066】なお、上記実施例においては、オプション
機器を動作させるための制御プログラムのみをICカー
ドに記憶させる場合について説明したが、これに限ら
ず、たとえば複写装置の基本機能自体を拡張するための
プログラムデータをいっしょに記憶させるようにしても
良い。この場合、たとえばメッセージ表示のための制御
プログラムデータを記憶させておき、英語圏においてフ
ランス語でメッセージを表示できるようにするなど、用
途別またはオペレータ別に特殊なメッセージの表示が可
能となる。また、ICカードに限らず、たとえばEEP
ROMといった各種の外部メモリを利用できる。その
他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形
実施可能なことは勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、基本機能しか使用しないユーザに対する不利益を軽
減することが可能な画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる複写装置の外観
図。
【図2】同じく、複写装置の構成図。
【図3】同じく、操作パネルの一例を示す図。
【図4】同じく、制御装置の概略構成を示すブロック
図。
【図5】同じく、メインプログラムの構築例を示す図。
【図6】同じく、メインプログラムにかかる処理の流れ
を示すフローチャート。
【符号の説明】
2…複写機本体(PPC)、10…原稿載置台、12…
自動原稿搬送装置(ADF)、14a…本体カセット、
14c…大容量カセット(LCC)、18…操作パネ
ル、22…露光ランプ、36…結像レンズ、40…感光
体、42…帯電装置、44…現像装置、46…転写装
置、58…定着装置、60…多段給紙装置(PFP)、
70…自動両面装置(ADD)、80…中継ユニット、
90…メインプロセッサ、93…メインプログラムメモ
リ、95…サブプロセッサ群、100…ICカード、1
01…ICカードコネクタ、D…原稿、P…複写用紙。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のオプション機器を接続することが
    可能な画像形成装置において、 前記接続されるオプション機器の制御用プログラムを着
    脱自在な記憶手段に記憶しておき、この記憶手段に記憶
    された制御用プログラムにしたがって前記オプション機
    器を制御するようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 各種のオプション機器を接続することが
    可能な画像形成装置において、 前記接続されるオプション機器の制御用プログラムを記
    憶する着脱自在な記憶手段と、 この記憶手段に記憶された制御用プログラムにしたがっ
    て前記オプション機器を制御する制御手段とを具備した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 各種のオプション機器を接続することが
    可能な画像形成装置において、 前記接続されるオプション機器の制御用プログラムを記
    憶する着脱自在な記憶手段と、 この記憶手段に記憶された制御用プログラムにしたがっ
    て前記オプション機器を制御する制御手段と、 前記記憶手段の着脱を検知する検知手段と、 この検知手段で前記記憶手段の装着が検知されないと
    き、前記制御手段による前記記憶手段に記憶された制御
    用プログラムへのアクセス動作を禁止する禁止手段とを
    具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 各種のオプション機器を接続することが
    可能な画像形成装置において、 画像形成装置本体の基本プログラムを格納する格納手段
    と、 この格納手段で格納された基本プログラムにしたがって
    前記画像形成装置本体を制御する第1の制御手段と、 前記格納手段とは別に着脱自在に設けられ、前記接続さ
    れるオプション機器の制御用プログラムを記憶する記憶
    手段と、 この記憶手段で記憶された制御用プログラムにしたがっ
    て前記オプション機器を制御する第2の制御手段とを具
    備したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08286572A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US5844796A (en) * 1994-07-19 1998-12-01 Minolta Co., Ltd. Machine control device
JP2006289656A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Canon Inc 画像形成装置およびその制御方法
JP2009175654A (ja) * 2007-12-27 2009-08-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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