JPH01236155A - 複写機 - Google Patents

複写機

Info

Publication number
JPH01236155A
JPH01236155A JP63059444A JP5944488A JPH01236155A JP H01236155 A JPH01236155 A JP H01236155A JP 63059444 A JP63059444 A JP 63059444A JP 5944488 A JP5944488 A JP 5944488A JP H01236155 A JPH01236155 A JP H01236155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copying machine
tray
paper
copying
sorter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63059444A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Suzuki
孝信 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP63059444A priority Critical patent/JPH01236155A/ja
Publication of JPH01236155A publication Critical patent/JPH01236155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、複写機に係わり、特に設置スペースの縮小化
を図り得る複写機に関する。
「従来の技術」 従来の複写機として、第23図に示すように、複写機本
体1の前面に複数の供給トレイ2〜6を配置し、前面操
作によってコピー用紙の補充を行なえるようにしたもの
が知られている。
すなわちこの複写機では、トレイキャビネットlOの上
部に感光ドラム、光学系、現像装置および定着装置等を
内蔵した複写機本体1が設けられ、この複写機本体1の
下側に5つの供給トレイ2〜6および中間トレイ7が上
下に多段状に収納配置されている。供給トレイ2〜6に
は、それぞれ異なるサイズの用紙がセットされるように
なっている。また、中間トレイ7は、同一の用紙に対し
て2度のコピー作業を行う場合に用いられるもので、1
回目のコピー作業が終了した用紙を一時収納して2回目
のコピー作業のために送り出すようになっている。各ト
レイ2〜7はトレイキャビネット10より引き出し自在
となっており、手前に引き出して用紙の補充等を行うよ
うになっている。また、トレイキャビネットlO内には
、各トレイ2〜7と複写機本体1との間で用紙の選択的
な送り制御を行う紙送り機構が設けられている。さらに
この例では、複写機本体1の上にDADF (両面コピ
ー用自動原稿送り装置)が設けられ、コピー作業のモー
ドに応じて原稿をプラテンガラス上にセットする制御を
行うようになっている。
また、複写機本体1の側面には、排出トレイ11が取り
付けられている。コピー作業を終えた用紙が排出機構に
よって排出トレイ11に導かれるようになっている。
またこのような排出トレイ11に代って第24図に示す
ように、ソータ12が取り付けられる場合もある。この
ソータ12は、スタックモードとソータモードの選択に
より、排出機構の制御によってコピー済み用紙を処理す
るようになっている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の複写機では、排出トレ
イ11やソータ12が複写機本体lの側面に取り付けら
れることから、これら排出トレイ11やソータ12が複
写機本体1の側方に突出する構造であり、例えばこの複
写機を事務所内の小さなスペースに設置したい場合に、
複写機本体lより突出した排出トレイ11やソータ12
が邪魔となる場合がある。
そこで本発明の目的は、複写機本体分のスペースで設置
可能な複写機を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成するため、本発明の複写機は、複写機本
体の下側X体部に、前面に開口した収納部を設け、この
収納部内に記録済用紙の収容装置を配置したことを特徴
としている。
この複写機では、複写機本体の前面から記録済用紙の取
り出し操作を行う。また、このような構成により複写機
本体の側面から収容装置が排除できる。
また、筐体部には、供給トレイを多段状に収納配置する
トレイキャビネットを用いることができる。
一方収容装置を筐体部の収納部より前面方向に引き出し
自在に設けることにより、この収容装置を手前に引き出
して用紙を取り出せるようにしてもよい。この収容装置
は排出トレイであってもよいし、ソータであってもよい
。また、収容装置は、記録用紙に複数回の複写を施す場
合に、複写作業の中間で記録用紙を一時貯留するための
中間トレイを兼用するようにしてもよい。
また、収容装置としての排出トレイまたは中間トレイと
ソータとを選択的に交換可能に構成してよい。さらに、
収容装置を複写機本体の前面部に着脱自在に設けるとと
もに、複写機本体の側部に収容装置を装着可能とし、収
容装置を複写機本体の前面部か側部に選択的に装着する
ことにより、記録済用紙の紙送り経路が切り替わり、記
録済用紙を収容部装置に導くようにしてもよい。
「実施例」 以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
月l まず、この実施例についての目次を表示する。
(1)装置の概要 (1−1)複写機のシステム構成 (1−2)ソフトウェアの構成 (1−3)モードの設定 (2)前面操作型複写機の全体的構成 (2−1)前面操作型複写機 (2−2)コンソールパネルの−例 (2−3)回路構成 (3)各部の回路構成 (3−1)感光体ドラムの周辺 (3−2)現像装置の切換機構 (3−3)光学系 (3−4>定着装置 (3−5)コンソールの!11i卸 <3−6>電源 (3−7>搬送系 (3−8)DADF (3−9)中間トレイ (3−10>前面型ソータ (3−11)ピリングカウンタ (4)他の構成による前面操作型複写機(5)制御の尋
既要 (6)変形例 第1図は本発明の一実施例における複写機のシステム構
成を表わしたものである。
この実施例の複写機は、最も基本的な構成としてのベー
スマシン21に所望の付加装置を取りつけて各種機能ア
ップを図るようにしたものであり、種々選択されるうち
の一形態としてコピー用紙の収容装置を複写機本体の前
面に配置して設置スペースの縮小化を達成するようにな
っている。
ここでベースマシンとは、1段の供給トレイとマニュア
ルフィード用のトレイを備え、プラテンガラス上に原稿
をマニュアルでセットしてコピーをとることのできる装
置である。このベースマシンに取りつける付加装置とし
ては、次のようなものがある。
(i)ICカード装置22; ICカード装置22は記憶媒体としてのICカードを用
いて必要なデータをベースマシン21に供給したり、反
対にベースマシン21からICカードにデータを書き込
むときに使用する装置である。後述するエディタパッド
を用いてデータ(座標データ)の人力を行う場合には、
ICカード装置22にこのエディタパッドを接続して人
力作業を行う。本実施例のICカード装置22はICカ
ードとエディタパッドの制御を択一的に行うようになっ
ている。
<1i)ADF23およびDADF24;ΔDF23は
原稿自動送り装置と通常行されているもので、原稿を1
枚ずつベースマシン21のプラテンガラス上に送り込み
、露光終了後にこれを排出するものである。原稿に対す
る露光は定めるれた一方の面に対してのみ行われる。こ
れに対してDADF24はデュプレ/クス用、すなわち
両面コピー用の原稿自動送り装置である。
DADF24では原稿の一方の面がプラテンガラスに向
き合うような状態でこれを搬送して第1回目の露光を行
う。そして露光終了後の原稿をDADF 24のトレイ
に戻す際にその表裏を逆転させる。これによりこの原稿
が再度送り出された場合には先の露光面と逆の面が露光
されることになる。ベースマシン21は後に説明する付
加装置を用いた状態でコピー用紙の表裏別々にコピーを
行うことができるようになっている。
本実施例の複写機ではADF23およびDADF24を
使用可能とすることで、両面原稿や両面コピー等のよう
な色々な組み合わせによるコピー作業を自動的に行うこ
とができる。
(iii )通常のプラテン25およびエディタパッド
付きプラテン26: エディタパッド付きプラテン26は、原稿の榎集用にエ
ディタパッドと呼ばれる座標人力装置をプラテン上に配
置した構造のものである。通常のプラテン25はこのよ
うな機構を備えていない。
(1v)コンソールパネル; コンソールパネルにはバックリフトタイプ27のものと
メツセージ表示付き28の零のとがある。
ここでバッタリットタイプのコンソールパネル27は、
予め所定の位置に固定されたメツセージが配置された表
示板を背後からランプ等で選択的に照明してその部分を
読めるようにしたものである。いずれのコンソールパネ
ルを採用するかは、複写機のシステム構成の複雑さや操
作性等を考慮して、複写機ごとに決定される。
(v)排出されたコピー用紙の収容装置。
この実施例による複写機では、複写機本体の側面に配置
される通常の排出トレイやソータ等の収容装置に加えて
、複写機本体の前面に配置される収容装置を取りつける
ことが可能となっている。
まず、側面配置による収容装置としては、排出トレイ3
7の池、lOビンのソータ38と20ビンのソータ39
を用意している。従ってこれらソータの一方をセットす
ることにより最大10または20の配付先別にコピー用
紙をソーティングすることができる。
次に、前面配置による収容装置は、後述する追加供給ト
レイの一部と択一的に装備し得る構成となっており、前
面型排出トレイと前面型ソータの2種類が用意されてい
る。
前面型排出トレイ301は、後述する中間トレイ33を
兼用するものである。ここで中間トレイ33とは、用紙
の1つの面に複数回のコピーを行ったり、2つの面に交
互にコピーを行う場合にコピー後の用紙を一時的に収容
するトレイである。
すなわちこの実施例では、複写機の初期的な仕様設定に
より、同一用紙に複数回コピーを行うための中間トレイ
専用の機能を得るモードと、前面操作によるコピー用紙
の取り出しを行うための前面型排出トレイ専用の機能を
1尋るモードと、これら両方の機能を兼用し得るモード
とを共通のトレイと紙送り機構の制御モードの選択的切
り換えによって実現できるようになっている。
また、前面型ソーク302は、後述する第4および第5
の供給トレイ31−4.31−5と選択的に装備し得る
ようになっている。この実施例ではIOビンの前面型ソ
ータ302が用意されており、lOの配付先別にコピー
用紙をソーティングすることができる。
< vi )供給トレイ; ベースマシン21に追加して取りつけることのできる供
給トレイとしては、次のような代表的な形態がある。
(a)第2および第3の供給トレイ31−2.31−3
; これら2つの供給トレイを追加することにより、最大3
種類のサイズのコピー用紙をベースマシン21に対して
送り出すことができる。また、この形態において、トレ
イキャビネットの空きスペースを利用して前述の前面型
ソータ302を装備することが可能となる。
(b)第2および第3の供給トレイ31−2.31−3
と中間トレイ33゜ 前述のように中間トレイ33は、前面型排出トレイ30
1を兼用するものであることから、この形態において紙
送り機構の制御モードの選択により、前面操作型の用紙
排出を行うことが可能となる。また、この形態において
、トレイキャビネットの空きスペースを利用して前述の
前面型ソータ302を装備することが可能となる。この
場合には中間トレイ33はその専用の機能に設定される
ことになる。
(C)第2、第3の供給トレイ31−2.31−3と中
間トレイ33および第4、第5の供給トレイ31−4.
31−5゜ (d)第2および第3の供給トレイ31−2.31−3
と中間トレイ33および大容量トレイ(HCF)36゜ ここで大容量トレイ36とは、数十枚のコピー用紙を収
容することのできる供給トレイである。
この実施例では、トレイキャビネットの空きスペースと
の関係から前面型ソー タ302と択一的に装備するこ
とが可能となっている。
以上のようにこの複写機システムではベースマシン21
に各種付加装置を選択的に取りつけることができるので
、使用者に最も合った複写段を設計変更を要することな
く提供できるようになっている。
(1−2)ソフトウェアの構成 また、以上説明した複写機のシステム構成は、この実施
例の複写機のソフトウェアの組み合わせとしても説明す
ることができる。すなわち、この複写機は各種の付加装
置を取りつけることができるのに対応して、ソフトウェ
アについてもこれら各付加装置に対応したシステム構成
を採ることができるようになっている。
このような構成を採用することにより、全ての付加装置
の動作制御プログラムをベースマシン21側に用意する
場合に比べ、ベースマシン21側に実装するメモリが小
さい容量足りることになる。また、将来新しい付加装置
を開発したり、現在の付加装置の改良を行った場合に、
ベースマシン21内のROM (リード・オンリ・メモ
リ)の交換や増設を行うことなく、これらの付加装置を
活用することができるようになっている。
(1−3)モードの設定 以上のように、本実施例の複写機では、ベースマシン2
1に対する付加装置の追加や、この付加装置を制御する
ためのICカード等によるプログラムの追加が可能であ
ることから、全体としては極めて数多くの処理モードを
有することとなる。
しかし、これら全ての処理モードを利用者が無制限に使
用、拡張できるようにしたのでは、この複写機を常に汎
用装置として販売する必要が生じ、商品としての価格設
定上、利用者は常に高額な装置を購入しなければならな
い不都合がある。また、多様なモード設定作業を全て利
用者に任せたのでは、いたずらに混乱を招く原因となる
そこで、この実施例の複写機では、例えばその受注段階
で、予め一定の範囲で使用可能な処理モードの設定を行
うようになっている。すなわちこの実施例では、このよ
うな処理モードの設定を行うために、ベースマシン21
内に設けられた例えばD I P (Dual In−
1ine package) スイッチにより、実行可
能な処理モードをハードウェア的に設定する方法と、同
じくベースマシン21内に設けられたメモリの所定領域
にモード設定用のデータを書き込むことにより、実行可
能な処理モードをソフトウェア的に設定する方法が用意
されている。
そしてこのDIPスイッチまたはメモリを媒介とする処
理モードの設定状態をベースマシン21内のメインCP
Uが参照することにより、行われようとする処理モード
が設定された処理モードに該当するか否かを判別し、該
当する場合のみその処理モードを実行するように構成さ
れている。
例えば、前述した供給トレイと用紙排出装置をどのよう
な組合せにできるかは、DIPスイッチによって設定さ
れるようになっている。従って、このDIPスイッチに
より設定されたモード以外の組合せにより、ベースマシ
ン21に供給トレイや用紙排出装置が取りつけられた場
合には、これをベースマシン21内のメインCPUがI
L、複写機の動作を制限して不適合な使用を阻止するよ
うになっている。後述する前面操作型の複写機は、前面
型トレイ301あるいは前面型ソータ302を用いる構
成であり、DIFスイッチによる設定により、この複写
機を前面操作型の専用装置として構成することが可能と
なる。
また、メモリへのデータの書き込みによって設定される
ものとしては、例えば後述の各種編集機能や、あるいは
ICカードに格納したプログラムによるコピー作業の自
動スタート機能等の各種付加機能等、比較的細かい処理
モードの使用範囲を設定するようになっている。なお、
このような処理モードのうちのいくつかは、利用者が必
要に応じて設定できるものとなっている。これは、後述
の仕様設定作業により行われる。
第2図は、以上説明したベースマシン21と付加装置の
組合せにより、前面操作型の複写機を構成した場合の外
観を示す斜視図である。ここで、前面操作型の複写機と
は、コピー済み用紙を排出するための収容装置を複写機
の前面に配置することにより、これに収容された用紙を
前面操作によって取り出すようにしたものであり、前述
した収容装置のうち前面型排出トレイ301または前面
型ソーク302を用いることにより構成される。
そして第2図に示す複写機は、前面型ソータ302を採
用したもので、同時に中間トレイ33を専用装置として
用いることにより、以下に説明する各種編集処理を行う
構成となっている。また、この複写機には、第1の供給
トレイ31−1に加えて第2および第3の供給トレイ3
1−2.31−3が設けられている。従って、この複写
機のトレイキャビネット320内には、上から順番に第
11第2および第3の供給トレイ31−1.31−2.
31−3が配置され、中間トレイ33を挟んで前面型ソ
ータ302が配置されている。各トレイおよびソータは
トレイキャビネット320の前面方向に引き出せるよう
になっている。また、前述のようにベースマシン21に
は、マニアルフィード用の手差しトレイが設けられてお
り、これは複写機の側面に配置されているが、必要に応
じて折り畳まれ、複写機の側面壁に沿って配置されるよ
うになっている。従ってこの複写機では、手差しトレイ
を折り畳むことにより、複写機の側方にトレイやソータ
が一切突出しない形態とすることができ、複写機の配置
スペースの節約を図り得る構成となっている。これによ
って、複写機の両側に事務機器等を隣接配置しなければ
ならない場合にも、容易に複写機を設置することができ
、オフィース内スペースの有効利用に寄与することがで
きる。
さらにこの複写機には、ベースマシン21の上にDAD
F24が取りつけられており、その上面後方にはICカ
ード装置22が配置されている。
ベースマシン21の上面手前にはメツセージ表示付きの
コンソールパネル28が配置されている。
第3図はこのような複写機内の構成の概略を表わしたも
のである。ベースマシン21内には感光体ドラム51が
配置されている。感光体ドラム51はチャージコロトロ
ン(帯電器)52によって一様に帯電されるようになっ
ている。感光体ドラム51は図て矢印53方向に定速回
転を行うようになっており、帯電されたドラム表面は露
光画所54において露光される。ここで露光箇所54に
は、ベースマシン21の上面に配置されたプラテンガラ
ス55上に載置された図示しない原稿の光像が入射され
るようになっている。このために、露光ランプ56と、
これによって照明された原稿面の反射光を伝達する複数
のミラー57および光学レンズ58とが配置されており
、このうち所定のものは原稿の読み取りのためにスキャ
ンされるようになっている。
感光体ドラム51上には、露光箇所54でスリット状に
露光さた画情報によって原稿に対応した静電潜像が形成
される。この静電潜像は、現像装置59によって現像さ
れ、トナー像が作成される。
トナー像は感光体ドラム51の回転と共に移動しトラン
スファコロトロン(転写器)50の近傍を通過する。
一方、例えば第1の供給トレイ31−1に収容されてい
るコピー用紙60は、送りロール61によって送り出さ
れ、搬送ロール69に案内されて11ドラム51とトラ
ンスファコロトロン500間を通過する。このとき、ト
ナー像がコピー用紙上58に転写されることになる。転
写後のコピー用紙60は、ヒートロール66およびプレ
ッシャロール67の間を通過して熱定着される。そして
、搬送ロール68.68の間を通過して前面型ソータ3
02内に排出されることになる。
なお、この実施例ではベースマシン21にDADF24
を取りつけている。従って原稿の両面を順にプラテンガ
ラス55上に載置することも可能である。この場合には
、DADF 24の原稿収容部に積層された原稿のまず
片面がプラテンガラス55の上面にセットされる。そし
て、複写が終了した時点で原稿が表裏逆の状態で原稿収
容部に再セットされ、この後にプラテンガラス55上に
再度送り込まれることになる。
(2−2)コンソールパネルの一例 第4図はこの複写機のコンソールパネルの一例を表わし
たものである。
コンソールパネルは複数の形態を採りうるが、この例で
はメツセージ表示付きのコンソールパネル28を使用し
ている。
このコンソールパネル28にはその上部にメニュー表示
板71が配置されており、それぞれのパネル部分74〜
79の内容が文字で表示されている。このうちソータ用
パネル74には1つのスイッチ81と2つの表示ランプ
82が配置されており、ソータが接続された場合におけ
るソーティングのモードを選択することができるように
なっている。ソーティングのモードには、コピー用紙を
順に堆積するためのスタックモードと、ソータの各ビン
にコピー用紙を仕分けするための丁合モードとがある。
なお、前述のように、この実施例の複写機で装備し得る
ソータは、前面型ソータ302と側面型の2つのソータ
38.39の3種類であり、このうちの何れか1つが取
りつけられた形態において、このスイッチ81の操作が
行なえる状態となる。
次の機能選択用パネル75には(i)画像の編集、また
は修正・確認を行うためのスイッチ83A、83B、(
ii)ジョブメモリに対するデータの処理モードを選択
するためのジョブスイッチ84、(iii )その他い
ろいろな複写形態をとるためのスイッチ85および(1
v)両面コピーをとるためのスイッチ86と、これらの
スイッチの選択の有無を表示するための表示ランプ82
が配置されている。ここで、(1)編集とはエディタ等
を用いて編集のためのデータを入力するための機能であ
り、修正・確認とは人力データを後述する液晶表示部に
表示して1812したり、データの入れ替えを行う機能
をいう。また、(ii)ここで使用されるジョブメモリ
は、オペレータが複写機を使って各種処理を行うための
データを適宜格納するために設けられたもので、本体に
内蔵されたものの他、ICカード131等の外部記憶媒
体を使用することが可能となっている。本体ジョブメモ
リは、電池によってバンクアップされたランダム・アク
セス・メモリから構成される不揮発性メモリである。ま
た、外部ジョブメモリとしては、不揮発性メモリとして
構成されたICカードの池、磁気カード、フロッピーデ
ィスク等の池の記憶媒体も使用することができる。(i
ii )スイッチ85を押すト、このコンソールパネル
28の表示パネル79に文字情報が表示され“その他パ
の機能のうち所望の機能を選択することができるように
なっている。
ここでいう”その他”の機能には、例えば(イ)ページ
速写機能、(ロ)わく消し機能、(ハ)とじしろ機能が
ある。このうち(イ)ページ速写機能とは、製本原稿の
ように2ページに跨がった原稿を見開きの状態で1ペー
ジずつに2分割して順にコピーする機能である。また(
口)わく消し機能とは、原稿の周辺部分の画情報につい
てはコピーを行わず、あたかも画情報の周辺に“枠”を
設定したようにする機能である。(ハ)とじしろ機能と
は、コピーの右端部または左端部に“綴代′。
を設定する機能である。綴代は所望の長さに設定するこ
とができ、その数値はテンキー80から入力したり、表
示パネル79上にこの時点で表示された数値から選択す
ることができる。
(iv )最後に両面コピーとは、コピー用紙の両面に
コピーをとる機能である。両面コピーをとる場合には、
最初の面にコピーが行われたコピー用紙60が中間トレ
イ33にまず収容される。次にこの中間トレイ33から
コピー用紙60が再び送り出され、コピーの行われなか
った面にコピーが行われる。なお、この複写機では次に
説明する単色カラー複写の場合等には1つの面に2度コ
ピーを行うことになる。この場合には、中間トレイ33
に収容されるコピー用紙の表裏が両面コピーの場合と逆
になるような工夫が行われている。
第4図のメニュー表示板71に“単色カラー強調”と表
示された部分の下側に設けられた単色カラー強調用パネ
ル76の一番上にはカラー現像剤の帽類(色)を示す表
示ランプ87が4個配置されている。この複写機ではカ
ラー現像剤を赤色、青色等の4色のうちから1色セット
あるいは複数色セットすることができるので、現在セッ
トされているカラーに該当するランプを点灯させるよう
にしている。
単色カラー強調用パネル76の残りの部分に:ま、4つ
のスイッチ88〜91とこれらのスイッチ88〜91の
いずれが設定されたかの表示を行うための表示ランプ8
2が配置されている。このうち(i)マーキングカラー
スイッチ88は、マーキングカラーを行う際に使用する
スイッチである。
このスイッチ88を押してマーキングを行う領域を指定
すると、−例としてはその部分にカラーの薄い色が重ね
られて記録が行われ、あたがもマーキングが行われたよ
うな効果を得ることができる。
(ii )速写カラー合成スイッチ90は、コピーの所
定の領域にカラー1色を記録する場合に用いられる。例
えばプラテンガラス55の右側にカラーで表現すべき図
形を置き、左側に原稿を置いてコピーをとると、原稿の
画情報が黒色でコピーされ、その上にカラー1色でその
図形が描かれることになる。このとき、指定する図形を
網点て形成しておけば、網点の再生によって所定の濃度
に調整されたカラー図形がコピー用紙の所定の領域に記
録される。この他、商品の名称や絵柄をプラテンガラス
55の一方に配置し、他方にその商品の売り出し価格を
書いた用紙を配置してその時々の価格を簡易に表示する
という用い方もある。
(iii )部分カラー変換スイッチ89を選択した場
合には、指定した領域のみカラー1色でコピーが行われ
、残りの部分は黒色でコピーが行われる。
これに対して(iv)単色カラースイッチ91が選択さ
れた場合には、原稿がカラー1色でコピーされることに
なる。
メニュー表示板71に“コピー濃度”と表示された部分
の下側に設けられたコピー濃度パネル77には5段階の
コピー濃度のいずれが選択されたかを示す表示ランプ8
2と、これらのコピー濃度の1つを選択するためのシフ
トキー94.95が配置されている。上側のシフトキー
94が押されるとコピー濃度が薄くなる方向で濃度設定
が行われ、下側のシフトキー95が押されるとコピー濃
度が濃くなる方向で濃度設定が行われる。コピー濃度は
、現像装置59の現像バイアスを変化させたり、露光ラ
ンプ56の光量を変化させたり、あるいは感光体ドラム
51に対するチャージコロトロン52による電荷の付与
量を変化させることで調整することができる。本実施例
では例えば現像バイアスを16段階に調整できるように
なっている。
コピー濃度パネル77の下には自動濃度調整スイッチ9
7が配置されている。自動濃度調整スイッチ97を押す
と自動濃度表示ランプ98が点灯して自動濃度調整モー
ドとなる。この自動濃度調整モードでは、原稿のスキャ
ンが行われている際に原稿から反射して感光体ドラム5
1に到達する光の一部がハーフミラ−等によって取り出
され、その光量に応じて現像装置内の現像電極の電位が
設定されることになっている。
メニュー表示板71に“任意倍率”等と表示された部分
の下側に設けられた倍率・用紙選択用パネル78には、
その左側に倍率の設定および表示を行う部分が配置され
ており、右側に用紙の選択を行う部分が配置されている
倍率の設定および表示を行う部分には、倍率表示部99
が設けられている。この複写機は50%から200%ま
で任意に1%刻みで倍率(線倍率)を設定することがで
き、設定された倍率は倍率表示部99に表示されるよう
になっている。倍率の表示はシフトキー101.102
の操作による任意倍率の設定方法と、予め定められた固
定倍率の選択を行う方法の2種類が存在する。
任意倍率の設定を行う場合には、シフトキー101.1
02の操作を行う。このうち上側のシフトキー101を
押下すると、倍率が1%ずつ増加し、下側のシフトキー
102を押すと1%ずつ減少する。シフトキー101.
102を押し続けると、その間倍率が1%ずつ連続的に
変化する。
固定倍率の選択は固定倍率キー103を押すことによっ
て行う。固定倍率は倍率表示板104に表示されており
、この実施例では141.4%、86.5%、81.6
%、70.7%である。この他、等倍としての100%
を選択することができる。いずれの倍率が選択されたか
は、それらの左隣りに配置された表示ランプ82のいず
れが点灯したかによって知ることができる。
コピー用紙の選択を行う部分には、用紙サイズあるいは
用紙の種類を表示した8種類の表示板105と、これら
のうちの1つを選択するためのシフトキー106.10
7が配置されている。8種類の表示板105の左隣りに
は、いずれの用紙サイズあるいは用紙が選択されたかを
示す表示ランプ82が配置されている。この実施例では
、表示板105には、次の表示が行われるようになって
いる。
(イ)手差しトレイ表示; 手差しトレイを使用するとき選択する。
(ロ)A3用紙表示; へ3サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むためのト
レイを使用するときに選択する。
(ハ)B4用紙表示; B4サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むためのト
レイを使用するときに選択する。
(ニ)A4用紙表示; A4サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むためのト
レイを使用するときに選択する。
(ホ)B5用紙表示; B5サイズのコピー用紙を長手方向に送り込むためのト
レイを使用するときに選択する。
(へ)A4ヨコ用紙表示; A4サイズのコピー用紙を長手方向と直角方向に送り込
むためのトレイを使用するときに選択する。
())B5ヨコ用紙表示; B5サイズのコピー用紙を長手方向と直角方向に送り込
むためのトレイを使用するときに選択する。
(チ)標準外周紙表示; 以上以外のサイズのコピー用紙を使用するときに選択す
る。
倍率・用紙選択用パネル78の下方には、自動用紙/倍
率選択スイッチ109が配置されている。
このスイッチ109を押すと、自動用紙/倍率選択スイ
ッチ109が選択され予めセットされた倍率と用紙サイ
ズの組み合わせが選択される。オペレータは倍率・用紙
選択用パネル78における表示ランプ82の点灯状態か
ら所望の組み合わせが選択されたかどうかを知ることが
できる。所望の組み合わせでない場合には、自動用紙/
倍率選択スイッチ109を更に押下して、組み合わせを
変更させることになる。
倍率・用紙選択用パネル78の右側には表示パネル79
が配置されている。表示パネル79には、この複写機の
図柄111と液晶表示部112とが配置されている。e
、tMlllは供給トレイの選択状態や紙づまりの生じ
た場所等をランプの点灯で表示するようになっている。
この実施例の液晶表示部112には、漢字を含んだ文章
が表示できる。
この第2図に示した例では、コピー作業を開始できるこ
とと、設定されたコピー枚数が1枚であることを表わし
ている。またこの実施例の液晶表示部112はカラー表
示用の液晶を使用しており、指定された領域がそれぞれ
指定されたカラーで表示されるようになっている。
表示パネル79の下方には、以下のようなキーまたはボ
タンが配置されている。
(イ)オールクリアボタン114; 複写機を基本状態すなわちコピー用紙60の選択等のよ
うに初期的に設定される漫先モードに戻すためのボタン
である。
(ロ)テンキー80; コピー枚数をセットしたり、複写機の仕様設定や診断を
行う際の仕様内容や診断内容の特定等を行うための数値
人力に用いる。
(ハ)割り込みボタン115; 連続コピーを行っているときで、他の緊急コピーをとる
必要があるときに使用される。割り込みの処理が終了し
た際に元のコピー作業に戻すための割り込みの解除にも
用いられる。
(ニ)ストップクリアボタン116; コピー作業を途中で停止するときや、コピー枚数の設定
時やソータのビンの設定時のクリアボタンとして作用す
る。
(ホ)スタートボタン117; コピー作業を開始させるためのキーである。
(へ)選択キー118; 表示されたメツセージに対してカーソルを動かすための
キー、すなわちカーソルキーである。
(ト)設定キー119; カーソルで指定された場所に設定するためのキー(リタ
ーンキー)である。
(チ)仕様設定ボタン501; 複写機の仕様を設定するためのものである。
すなわちこの実施例の複写機では、その製造段階で複写
機に格納された各種機能のうち、いくつかの機能は使用
者が任意に選択することのできるカストマ−プログラム
として構成されており、適宜仕様設定を行うことによっ
て優先的に所望の仕様をとることができるようになって
いる。
(2−3)回路構成 第5図はこの複写機の回路構成の概要を表わしたもので
ある。
図のようにメインCPU l 21を中心としたシリア
ル通信を用いた分散CPUアーキテクチャを採用してい
る。これは、コントローラの最適な配置を可能とし、最
適なコストパーフォーマンスを提供するためである。更
に複写機の製品開発の面より見ると、モジュール設計に
よるソフトウェアの開発の短縮化や効率化、ワイヤハー
ネス等の簡略化、低コスト化、トラブルの処理の容易化
等が期待できる。
また、複数のCPUによる処理の分散化によって処理効
率がアップするので、例えば高価な16ビツ)CPUを
用いず、安価な8ピツ)CPUを用いることによっても
複雑でかつ高速処理が要求されるようなプログラムの処
理が可能となる。
更にこのような処理の分散化によって機種展開が容易と
なる。すなわち、新しい入出力装置等を開発するような
場合でも、本体側(メインCPU側)のプログラムの修
正が不要になる場合があり、変更が必要な場合でも最小
限で済むことになる。
また、本体側のプリント基板について見れば、CPUの
分散によって不必要なI10ポートやプログラムの格納
の必要がない。従ってプリント基板の低コスト化を図る
ことができ、配置スペースの自由度が向上する。
この複写機はそのベースマシン21内のメインcpu 
<中央処理装置)121とインターイメージランフ’用
CPL1122によってベースマシン21の制御を行っ
ている。ここでインターイメージランプ用CF)U t
 22はインターイメージランプの制御を専門で行うC
PUである。
インターイメージランプとは、露光後の感光体ドラム5
1に光を照射して現像前の静電潜像の一部を消去するた
め等に用いられるものである。従来ては、例えば85判
の原稿を等倍でコピーする際に感光体ドラム51上にお
ける85判以外の領域に光を照射してトナー像が領域外
で無駄に形成されるのを防止していた。本実施例の複写
機では、後に説明するように画像の編集等を行う機能を
もっている。従って、静電潜像の形成を例えば所定の矩
形領域や多角形の領域に制限しなければならない場合が
あり、このような処理を行うために静電潜像の部分的な
削除等を必要とする。このためにもインターイメージラ
ンプが用いられる。このように本実施例の複写機ではイ
ンターイメージランプが従来と比べて高度に制御されな
がら使用されるので、このためにメインCPU 121
の他に独立したCPUを使用することにしたのである。
複写機の制御方法として、このような分散処理ンステム
を導入してきたメーカの1つにゼロックス社があり、特
開昭59−78371号の「機械制御装置並びに制御方
法」等の出願には技術内容および関連引用文献が詳細に
開示されている。
しかし、本発明に採用されている通信方式は、上記公報
に採用されている高速処理を目的とした「イーサネット
方式」ではなく、9600ボーのカレントループ方式で
同等な効果が得られるようになっている。
なお、本出願人はインターイメージランプ用CPU 1
22について、実願昭61−152591号の「画像複
写装置」および特願昭62−023392号の「複写機
の画像消去装置」等で詳細に開示している。
本実施例の複写機では、この他に次のようなCPUが用
意されており、通信ライン123.124と接続されて
いる。メインCPU121はこれらのCPUおよびイン
ターイメージランプ用CPU 122を統括する役割も
はたしている。
(イ)原稿送り用CPU125: 原稿送り用CPU 125は、DADF 24の制御を
行うCPtJである。DADF24の代わりにADF 
23が用いられる場合には、ADF23に備えられたC
PUが通信ライン123.124と接続されることにな
る。
(ロ)ソータ用CPU 126は、前面型ソータ302
に配置されたCPUである。10ビンのソータ38およ
び20ビンのソータ39にも専用のCPUが配置されて
いる。メインCPU21はどのソータ38.39.30
2が接続されたかを知り、これに応じてソーティングの
制御を行うことになる。
(ハ)表示用CPU127; 表示用CPU l 27は、コンソールパネル28に取
り付けられた前記した液晶表示部112に漢字で各種情
報を表示したり、編集を行うための領域を表示するため
に使用されるCPUである。バックリフトタイプのコン
ソールパネル27(第1図)の場合には複雑な表示制御
を行う必要がないので専用のCPUが使用されない。な
お、液晶表示部112が使用されない場合には、編集の
ための図形の指定等はテンキーを用いて行われることに
なる。
(ニ)トレイ制御用CPU128; トレイ1lHII用cPU 128はベースマンン21
に増設されるトレイ類のうち、中間トレイ33および場
合によっては第4、第5の供給トレイ31−4.31−
5並びに大容量トレイ36を制御するためのCPUであ
る。このCPUはトレイキャビネット320の後側に配
置されており、接続されるトレイ類に応じてこれらの制
御を行うようになっている。これらのトレイ類の中で中
間トレイ33は独自にコピー用紙壜送用のモータを(詣
えており、またこのトレイに収容されるコピー用紙はそ
のサイズによって収容位置が異なる等複雑な制i卸を要
する。
(ホ)カード用CPU129; カード用CPU 129は、記録条件の設定や複写機の
機能の追加、訂正等を行うために+Cカード131を用
いる場合に、その読み取りを行ったり、新たな記録条件
や原稿の座標指定のデータ等の登録を行う場合にデータ
の書き込みを行う部分である。また、カード用CPU 
129は本実施例で使用されていないがエディタパッド
132を制御することもできる。
第6図はこの実施例の複写機で中枢的な役割を果たすメ
インCPUを中心とした回路構成を更に具体的に表わし
たものである。
なお、複写機をCPUあるいはいわゆるマイクロコンピ
ュータ等の制御装置で制御することはゼロックス社のン
カンダ・ンエイク(SIKAND、AR3HEIKH)
  によるI EEEの論文rA Programma
bleDigital Control System
 for Copying Machines JIE
EE Trans、 Com、 Vol IEcI−2
1,No、 l、 Feb、 1974および特開昭5
0−62644号公報「電子写真複写法およびその装置
」等を起点とする論文や公報で周知となっている。他の
CPUモジュールもメインCPUと同様に、ワンチップ
CPLI、ROM。
RAM、Ilo等からなる構成を取っていることははい
うまでもない。
(イ)メインCPU 121は、第5図でも一部説明し
たようにシリアルな通信ライン123.124を通じて
例えばDADF24、液晶表示部112、ICカード・
エディタパッド用インタフェース130等の付加装置用
の制御回路と接続されている。
ここでICカード・エディタパッド用インタフェース(
1−Eインタフェース)130とは、ICカード装置2
2に配置されたインタフェース回路であり、ICカード
131やエディタパッド132を複写機本体に接続した
ときこれらとメインCPU 121側とでデータの授受
を行わせる。
(ロ)また、このメインCPU121はA/D変換器を
内蔵しており、アナログデータライン134を通じて次
の各部と接続されている。このようなCPUとしては、
例えば日本電気株式会社のμPD7810CW、μPD
7811CWや冨士通株式会社のMB89713X等の
8ビツトワンチツプCPUを挙げることができる。
(1)光量センサ135;露光ランプ56の光量を検知
してその制御を行う際に使用されるセンサである。
(11)温度センサ群136;後に説明する定着温度コ
ントロール用のソフト・タッチ・センサ等のセンサであ
る。
(iii )用紙サイズセンサ群137;供給トレイ3
1等に収容される用紙のサイズを検知するセンサである
。本実施例の複写機のシステム構成によると、コピー用
紙60を最大5種類のトレイから送り出すことができる
。従って、1つの供給トレイに用紙サイズの検知用に4
つのセンサを配置したとし、この処理にディジタルデー
タを用いるとすると、1つのトレイから4ビツトのディ
ジタルデータをメインcpu 12 iに送出する必要
が生じ、合計で最大20個のインプット用のポートが必
要になるばかりてなく、コネクタの数やハーネスを構成
するケーブルの数が多(なってしまう。これは、コスト
や小型化の要請および信頼性の観点から好ましくない。
そこで本実施例の複写機では、1つのトレイごとに4つ
のセンサの状態によって特定される状態をアナログデー
タとして送出することにする。メインCPU121側で
は送られてきたアナログデータをディジタルデータに変
換し、それぞれのトレイに収容されているコピー用紙6
0のサイズを最大16種類まで判別することになる。
(ハ)更にメインCPU121はリセット回路138で
暴走時やイニシャライズ時にリセットされる他、パスラ
イン121Aを介して次の各部と接続されている。
(i)キーボード・デイスプレィLSI(大規模集積回
路) 121 B 、コンソールパネル28との間でデ
ータの仲介を行う回路である。
(ii )タイマ・カウンタLS1121C;メインモ
ータ164やキャリジモータ171の馬区動を制御する
回路である。
(iii) ROM 121D ; 56にバイトの容
量を持ち、複写機の基本的制御情報等を格納したリード
・オンリ・メモリである。
(iv)RAM 121E ; 6にバイトの容量をも
つデーター時記憶用のランダム・アクセス・メモリであ
る。このRAM121Eには、前述したジョフメモリを
構成する不揮発性メモIJ(NVM)121Fが接続さ
れており、複写機の電源がオフとなった場合でも必要な
データを保存できるようになっている。
ここで不揮発性メモIJ (NVM)121Fに格納さ
れる必要なデータとしては、例えば(a)コピー用紙6
0のレジストレーションを調整するためのセットアツプ
値や、(b)後に詳しく説明するインターイメージラン
プによる画像の先端部分の消込み量、(C)ffl写倍
率を等倍に設定した場合における縦および横の倍率の微
調整値、(d)綴代用の空白を設けてコピーを行う場合
の綴代量のように複写機の生産ラインで行われる各パラ
メータの調整値や、(e)各供給トレイ31等のフィー
ドカウンタの使用実績値等のように複写機の使用状態を
把握するためのデータ等を挙げることができる。
(v)第1のI10コントローラ121G;フィルタ回
路121Hを介して各種データの入力を行い、ドライバ
回路1211を介して各種部品の駆動を行う入出力コン
トローラである。ここでフィルタ回路121Hには、例
えば各種スイッチやセンサが接続されている。またドラ
イバ回路121■には、後に説明するデベソレノイド等
のソレノイドや供給トレイ31−1〜31−5内のクラ
7・チ233等が接続されている。
(vi )第2の1/○コントローラ121にフィルタ
回路121Kを介して各種データの入力を行い、ドライ
バ回路121Lを介して各種部品の駆動を行う入出力コ
ントローラである。ここでフィルタ回路121Kには、
例えば各種スイッチやセンサが接続されている。またド
ライバ回路121Lは周知のD/A (アナログ−ディ
ジタル)変換器やPWM (パルス幅変換器)を具備し
ており、プログラムの処理に従って、後に説明する現像
装置59のデベバイアスの設定やチャージコロトロン5
2等の電流1直の設定を行うようになっている。
(3)各部の回路構成 次に第7図〜第12図を用いて、各部の回路構成を更に
具体的に説明する。
(3−1) 感光体ドラムの周辺の回路構成第7図は感
光体ドラム51の周辺を表わしたものである。
感光体ドラム51の周囲には、チャージコロトロン52
、インターイメージランプ141.4種類のサブ現像装
置59S1〜59S4、メイン環[iJi!59M、ト
ランスファコロトロン50、ブタツタコロトロン147
、プレクリーンDO)0ン148、クリーニング装置1
49および除電用イレーズランプ155がこの順序で配
置されている。ここで第1のサブ現像装置59S1は赤
色のトナーで現像を行う現像装置であり、第2のサブ現
像装置59S2は青色のトナーで現像を行う現像装置で
ある。第3のサブ現像装置59S3は緑色のトナーで現
像を行う現像装置であり、第4のサブ現像装置59S4
は茶色のトナーで現像を行う現像装置である。
インターイメージランプ141は一列に配置された12
8個の発光ダイオードと、これら発光ダイオードと平行
にこれらの前面に配置された1枚のプラスチックレンズ
からなる。プラスチックレンズ(図示せず)は1つ1つ
の発光ダイオードに対応する位置に非球面の凸部を有し
ており、発光ダイオードの互いに隣接する部分が発光し
たときであっても感光体ドラム51上で光がそれらの境
界領域で不均一な強度とならないように配慮されている
。また、プラスチックレンズの焦点は感光体ドラム51
上で適度にぼかされるようになっている。このため、イ
ンターイメージランプ141によって例えば3角形の形
状の図形処理(図形の抽出あるいは削除)が行われた場
合であっても、処理の境界部分で1単位の発光ダイオー
ドごとに生じる段差がかなり軽減されることになる。
インターイメージランプ・コントローラ157は、イン
ターイメージランプ141の128セグメントに区分け
された発光ダイオードのオン・オフ制御を行うようにな
っている。クリーニング装置149はドクターブレード
150を備えており、プレクリーンコロトロン148で
除電したトナーを感光体ドラム51から掻き落とすよう
になっている。
ところで本実施例の複写機では、ドクターブレード15
0が感光体ドラム51に接触した後、0.2秒を経過し
た時点でメインモータ164の駆動が開始される。また
メインモータ164が停止した場合にも直ちにドクター
ブレード150が感光体ドラム51から離れるのではな
く、5秒経過した時点で離れるようになっている。これ
は、トナーがバキュームの吸引動作によって飛び敗り、
複写機の内部を汚染させるような事態を防止するための
工夫である。
サブ現像器R59S1〜59S4はそれぞれ以下の部品
を備えている。
(イ)カラーセンサ; サブ現像装置59S1〜59S4にそれぞれどの色の現
像剤を使用した現像装置がセットされているかの判別を
行うためのセンサである。前記した赤、青、緑、茶以外
の組み合わせでサブ現像装置59sを構成した場合であ
ってもこのセンサによってサブ現像装置59S1〜59
S4ごとにカラーの種別を検出することができる。検知
出力はデベカラー検知回路230に入力され、メイン基
板230に伝達されるようになっている。
(ロ)トナーセンサ; トナー補給の必要性の有無を判別するためのセンサであ
る。
(ハ)ディスベンスモーク; トナーボックス内のトナーを攪拌して補給す、bための
モータである。
人イン現像装置59Mは黒色による現像を行うためのも
ので、トナーセンサとディスベンスモークを備え゛てい
る。インクリーススイッチ159はオペレータがトナー
の増量を行いたいときに押すスイッチである。サブ現像
装置59S1〜59S4のうちの1つが選択されている
状呼でインクリーススイッチ159が押されると該当す
るサブ現像装置についてそのトナーの増量が行われる。
メイン現像装置59Mが選択された状佛で押されると黒
色のトナーの増量が行われる。
デベ(現像器)選択・ソレノイド161は、メイン現像
装置59Mとサブ現1象装置5951〜59S4の合計
5つの現像装置を択一的に切り換えるためのソレノイド
である。この切り換え動作については、次に項を改めて
説明する。
高圧電源供給装置(HVPS)162はメインおよびサ
ブの現像装置59M、59S1〜59S4内部に平行電
界を作り原稿のソリッド部分くべた黒の部分)の再現性
を良好にするために用いられるものである。フル・トナ
ーセンサ163はトナー回収用の容器にトナーが充分回
収されたかがどうかを検知するセンサである。メインモ
ータ164は、感光体ドラム51、ヒートロール66あ
るいはコピー用紙60の搬送タイミングの整合(レジス
トレーション)時から排出時までの搬送系の駆動に用い
られる。
(3−2)現像装置の切換機構 第8図は本実施例のメイン現像装置およびサブ現像装置
の切り換えタイミングを示す波形図である。同図は1回
目に第1のサブ現像装置59S1で赤色のカラーの現像
が行われ、2回目にメイン現像装置でモノクロの現像が
行われる例を表わしている。複写機のスタートボタン1
17(14図)が押されてコピー作業が開始されると、
同図aに示すようにその時刻tl からメインモータ1
64が駆動される。メインモータ164の駆動は、2つ
の現像装置59S1.59Mの双方でコピー作業が終了
する時刻t3 まで連続して行われる。
同図すは、デベ選択・ソレノイド161の駆動タイミン
グを表わしたものである。デベ選択・ソレノイド161
は第1のサブ現像装置59Slによる赤色のコピー作業
が終了するまで励磁される。
この装置ではデベ選択・ソレノイド161の励磁によっ
て図示しないクラッチの周面にレバーが突き当たるよう
になっている。クラッチはメインモータ164から駆動
力の伝達を受け、72度ずつずれて1つの突出部を具え
た5組のカム(図示せず)の回転を開始させる。これら
の突出部のうちの1つが第1のサブ現像装置59S1に
当設すると、これによって第1のサブ現像装置59S1
を感光体ドラム51の方向に押しつける。このとき残り
のカムの突出部はメイン現像装置59 Mや他のサブ現
像装置59S2〜59S4から最も離れた位置にあり、
この状態でメイン現像装置59Mおよび他のサブ現像装
置59S2〜59S4は感光体ドラム51から離れた位
置にある。
前記したクラッチの周面にはその5カ所に突起が配置さ
れており、前記したレバーが該当する突起に突き当たっ
たとき1つのカムの対応する突出部が第1のサブ現像装
置59S1に最も強く圧接する。そして、この位置で該
当する赤色のカラーのトナーによって現像が行われるこ
とになる。ただし、この装置では初期状態でメイン現像
装置59Mが感光体ドラム51に接近して配置されるよ
うになっているので、赤色等のカラーの現像は時刻t1
 から直ちに開始されるのではなく、1秒間だけその動
作が待機される。このとき、前記したカムがメイン現像
装置59Mの代わりに第1のサブ現像装置5951 (
あるいは他のサブ現像装置59S2〜5934)を感光
体ドラム51にセットすることになる。
第1のサブ現像装置59S1によるコピー作業が終了し
たら、その時刻t2 から1秒間の間、前記した5つの
カムが移動しモノクロ用のカムの突出部がレバーによっ
て位置決めされるとメイン現像装置59Mが感光体ドラ
ム51に対してセットされる。この後、モノクロによる
現像が行われることになる。
なお、以上は赤色1色のカラーでマーキングが行われる
場合であるが、複数のカラーでマーキングが行われる場
合には、所定の順番でサブ現像装置59Sl〜59S4
のうちの該当するものが順に選択され、これらが終了し
てからモノクロによる現像が行われることになる。
第9図はこれに対して、最初にモノクロで現像を行い、
後に赤色のカラーで現像を行う場合を参考的に表わした
ものである。同図aはメインモータ164の動作を、ま
た同図すはデベ選択・ソレノイド161の動作を表わし
ている。この第9図の場合では、最初にメイン現像装置
59Mによる現像が行われるので、この時点で1秒間の
待機時間をとる必要がない。しかしながら、2回目の現
1象としてモノクロによる現像が終了したら1秒間の時
間をとってメイン現像装置59Mを再び感光体ドラム5
1に対してセントすることが必要になる。
(3−3>光学系 次に光学系の関係について第1G図を用いて説明する。
レンズやミラー等を配置した図示しないキャリジはキャ
リジモータ171によって往復動されるようになってい
る。このキャリジモータ171はステップモータによっ
て構成されている。キャリジがホームポジションに復帰
する際の位置制御はレジセンサ172によ、って行われ
る。
レジセンサ172は光学系とコピー用紙60の搬送との
タイミングをとるためにも用いられる。
すなわち、キャリジには光の透過を遮断するためのアク
チエータが配置されており、キャリジが移動するとこの
アクチエータによる遮光によりレジセンサ172が光線
の一時的な遮断を検出する。
この検出信号を用いて、レジストレーションを行うため
の位置あるいはタイミングが決定したり、キャリジのリ
ターン時におけるホームポジションの位置が決定される
ようになっている。
濃度制御センサ173は原稿のコピー濃度を制御するセ
ンサである。前述したように本実施例の複写機は感光体
ドラム5Iへの電荷の付与量および画像の露光量ならび
に現像電極のバイアスの調整の3つを同時に行ってコピ
ー濃度の制御を行う。
レンズ・ミラー・センサ174は光学レンズ58とミラ
ー57等の移動制御を行うセンサであるが、1つの検出
素子で構成されている。レンズ・ミラー・モータ175
も、従来の複写機でレンズ58とミラー57等を別々に
駆動していたものを共通して駆動できる形式に変更して
いる。露光ランプ56については前述した。光学系用フ
ァン177は光学系の部分を空冷してグラ0ンガラス5
5の除熱を図るためのファンである。原稿センサ178
は、原稿のサイズを検知するために設けられたセンサで
ある。
(3−4>定着装置 次に定着装置の関係について説明する。定I S置は第
11図に示されている。
この実施例のベースマシン21はヒートロール66の中
にメインフユーザランプ181とサブフユーザランプ1
82との2種順のフユーザランプを配置している。サブ
フユーザランプ182はメインフユーザランプ181よ
りも短く、かつメインフユーザランプ181の一方の端
部に多少偏った位置に配置されている。本実施例の複写
機では、コピー用紙60がプラテンガラス55の一方の
側部に合わせて位置決めされるいわゆるコーナーレジ(
コーナーレジストレーション)方式を採用しているので
、使用されるコピー用紙60のサイズによってヒートロ
ール66の軸方向における熱エネルギの必要型が異なっ
てくる。これによるこの軸方向における温度分布の偏り
を補正するために、コピー用紙60のサイズに応じてサ
ブフユーザランプ182が通電制御されるようになって
いる。
サブフユーザランプ182の採用で、定着装置の温度む
らは充分防止することが可能となっている。
定着装置には、フユーザ出口センサ184と5−T−3
(ソフト・タッチ・センサ)185の双方が接続されて
いる。ここでフユーザ出口センサ184は、ヒートロー
ル66とプレッシャロール670間を通過したコピー用
紙が誤って両ロール66.67に巻き込まれることなく
排紙トレイ上に排出されるか否かを検出するためのもの
である。5−T−3165は、フユーザランプ18i、
182の温度センサである。
(3−5)コンソールの制j卸 次にコンソールの制御関係について第11に返って説明
する。
コンソール制御部191には、漢字でメツセージを表示
するためのメツセージR10M192が備えられている
。また、コンソール制御部191内のインターフェイス
ポード193を介してICカード131(第5図)の読
み書きやエディタバッドl32(第5図〉の接続を行う
ためのICカード装置(ICカードのリーダ・ライタ)
22を接続できるようになっている。このICカード装
;〃22はすでに説明したようにカード用CPLJ12
9(第5図)で制御されるものである。コンソール制御
部191はメイン基板201に接続されている。メイン
基板201には前記したメインcpu l 21が搭載
されている。
(3−6)電源 次に電源関係について第11図と共に説明する。
ベースマシン21は100V(ボルト)の商用電源に接
続されるようになっている。また海外用に115V60
Hzと220V50Hzの電源にも対応できるようにな
っている。コンセント221から供給された電力は15
アンペアのサーキットブレーカ222、ノイズフィルタ
223を介してメインスイッチ224に到達する。メイ
ンスイッチ224の出力側は、インターロックスイッチ
225を経てACドライバ226、定着制御用素子22
7およびDC電源228に電源として供給される。更に
、DADF 24や中間トレイ33等の付加装置にもそ
れらの電源として供給されることになる。
ACドライバ226は、例えば次のような部品にそれぞ
れ所定のタイミングで電源の供給を行う。
(イ)除電用イレーズランプ155(第7図)(ロ)露
光ランプ56および光学系用ファン177(第10図) (ハ)メインフユーザランプ181およびサブフユーザ
ランプ182(第11図) DC電源228は、次の部品にそれぞれ所定のタイミン
グで電源の供給を行う。
(イ)インターロックスイッチ225(第11図)(ロ
)ACドライバ226(第11図)(ハ)高圧電源供給
装置162(第7図)(ニ)前面型ソータ302(第6
図) (ホ)フユーザ出口センサ184(第11図)(へ)定
着制御用素子227(第11図)(ト)アクセサリ21
2(第11図);ここでアクセサリとは、例えばコイン
を使用してコピーを行なえるようにしたコインキットや
、各部署のコピー管理を行うためのキーカウンタやキー
コーダ等が存在する。
(チ)ピリングカウンタ211(第11図)1)X−ポ
ート・ファン192(第11図);このファンはX−ポ
ートと呼ばれる搬送路を搬送されるコピー用紙60の吸
引用バキュームファンである。
(ヌ)インターイメージランプ・コントローラ157(
第7図) (ル)キャリジモータ171(第10図)(ヲ)レジセ
ンサ172、濃度制御センサ173、レンズ・ミラー・
センサ174およびレンズ・ミラー・モータ175(第
10図) (ワ)原稿センサ178(第10図) (力)インクリーススイッチ159、サブ現像装置59
S1〜59S4およびメイン現像装置59Mのトナーの
空検知センサ、ならびにデベ選択・ソレノイド161(
第7図) (ヨ)メイン基板201(第7図等) (3−7)用紙の供給搬送系 次に第12図を用いてコピー用紙の給送を行うための搬
送系について説明する。
第1〜第3の供給トレイ31−1〜31−3には、ノー
ベーパセンサ231、サイズセンサ232、およびクラ
ッチ233がそれぞれ備えられている。ここでノーペー
パセンサ231は、供給トレイ31−1〜31−3内の
コピー用紙の有無を検知するためのセンサである。この
複写機では、複数の供給トレイに同一サイズのコピー用
紙をセットすることができ、この場合には1つの供給ト
レイのコピー用紙がなくなったとき他の供給トレイから
同一サイズのコピー用紙が自動的に給送できるようにな
っている。サイズセンサ232はトレイ内に収容されて
いるコピー用紙のサイズを判別するためのセンサである
。また、クラッチ233は、それぞれの送りロール61
−1.61−2、・・・・・・の駆動をオン・オフ制御
するための部品である。
コピー用紙の給送は専用に設けられたフィードモータ2
35によって行われる。フィードモータ235にはステ
ップモータが使用されている。コピー用紙の給送が正常
に行われているかどうかはフィードセンサ236によっ
て検知される。ゲートソレノイド237は、−旦送り出
されたコピー用紙の先端を揃えるためのレジストレーシ
ョン用のソレノイドである。このゲートソレノイド23
7は、通常のこの種のソレノイドと異なり通電時にゲー
トが開きコピー用紙を通過させるような制御を行う。
すなわち、コピー用紙の到来しない待機状態ではゲート
ソレノイド237に電源の供給がなく、ゲートは開いた
ままとなっている。コピー用紙が到来するわずか手前の
時点にゲートソレノイド237が通電され、通過を阻止
するためにゲートが閉じる。そして、所定のタイミング
でコピー用紙の搬送を再開する時点で通電が停止しゲー
トが開くことになる。このような制御を行うと、コピー
用紙の先端が通過を阻止されている時点でのゲートの位
置の変動が少な(なり、コピー用紙が比較的強い力でゲ
ートに押し当てられた場合でもその位置決めを正確に行
うことができる。
手差し切換ソレノイド238は、第1の供給トレイ31
−1から送り出されるコピー用紙の搬送ローラと、手差
シトレイからマニュアルフィードされるコピー用紙の搬
送ローラとの駆動を切り換えるためのソレノイドである
。手差しトレイセンサ239は、手差しトレイからコピ
ー用紙を複数改送る場合のコピー用紙の有無を検知する
ためのセンサである。トレイインターロック241は、
コピー用紙が紙詰まりを生じたときにその除去のために
開閉される機構に取りつけられているインターロックス
イッチである。トレイパスセンサ242は、第2および
第3の供給トレイ31−2.3I−3から送られてきた
コピー用紙60を検出スルセンサで、ベースマシン21
とこれら供給トレイ3I−2,31−3の結合部近傍に
配置されている。
(3−8>DADF 第13図と共にDADF24について具体的に説明する
DADF24はベースマシン21のプラテンガラス55
の上に取りつけられている。このDADF24には、原
稿251を載置する原稿トレイ252が備えられている
。原稿トレイ252には、原稿251をそのコピーされ
る第1の面が下側となるようにして積層する。
原稿トレイ252の原稿送り出し側にはりタードパブト
254と送り出しパドル255が配置されており、これ
らにより原稿251が1枚ずつ送り出される。送り出さ
れた原稿251は、駆動ローラ256と従動ローラ25
7によってS字状搬送部258を通り、このS字状搬送
部258と垂直搬送部259との交わる位置に配置され
た分岐ガイド261に押し当てられる。分岐ガイド26
1はこれにより開放され、原稿251は反転搬送部26
2側に搬送される。
原稿251の後端が分岐ガイド261を通過すると、図
示しないスプリングの作用によって分岐ガイド261は
S字状搬送部258側に閉止する。
このとき、分岐ガイド261の近傍に配置された図示し
ないセンサによって原稿251の通過が検出される。こ
の検出信号出力によって原稿反転用駆動ローラ264が
逆回転する。この結果、原稿251は搬送方向が反転さ
れ、その搬送方向をプラテンガラス55とほぼ直角方向
に変更される。
この後、原稿251は斜行スリップパドル265により
その一側部を図示しないサイド位置決めガイドに当設さ
れて位置決めされながら搬送される。そしてエンドレス
1殻送ベルト266によってプラテンガラス55上の訂
正な位置まで搬送される。このようにして、原稿251
の前記した第1面に対するコピー作業が行われる。
第1面に対する露光が終了したら、エンドレス搬送ベル
ト266によって原稿251が矢印267方向に搬送さ
れる。そして出口側ガイド2680作用によって、この
第1面のみのコピーが行われる場合には垂直搬送部26
9が選択され、原稿251は原稿受は部271に収容さ
れることになる。
これに対して第1面の反対側の第2面に対してもコピー
をとる場合には、水平搬送部272が選択される。水平
導送部272に送り出された原稿251は、搬送ローラ
273によって矢印267と逆方向に搬送され、駆動ロ
ーラ256と従動ローラ257によってS字状搬送部2
58を搬送される。このとき、原稿251の下面は原稿
トレイ252に収容されていた時点と逆の第2面となっ
ている。従って、先に説明したと同様の搬送手順でこの
原稿251がプラテンガラス55の上に送り込まれた状
態では、第2面に対するコピー作業が行われることにな
る。
第2面の露光終了後、原稿251は出口側ガイド268
の作用によって垂直搬送部269に送られ、原稿受は部
271に排出されることになる。
(3−9>中間トレイ 次に中間トレイ33について説明する。
中間トレイ33は、先にも述べたように、1度コピーし
た用紙を再度コピーするための両面・合成トレイモジュ
ール(DDM>であり、両面モード(DUPLEX)と
合成モード(DLILA)の2種類のモードがある。す
なわちこのモード選択は、中間トレイ33に対して1度
コピーした用紙の収納するに際し、その表裏を切り換え
ることにより行われる。なお、このようなモードの選択
操作は、前述の機能選択用パネル28の操作によって行
われる。
第14図は中間トレイ33および後に詳述する前面型ソ
ータ302を中心とした搬送系を表わしたものである。
ベースマシン21内のヒートロール66によって熱定着
されたコピー用紙60は、同じ(ベースマシン21内に
配置されたデュプレックス・ソレノイド・ゲート351
により、中間、トレイ33および前面型ソーク302側
に送り込むように制御される。つまり、ここで説明する
複写機は、通常の側面型排出トレイ37やソータ38.
39の代わりに前面型ソータ302を採用していること
から、用紙は常に排出トレイ37等の方向には送られず
、トレイキャビネット320の内壁に沿って下方に搬送
される。従って、この複写機におけるデュプレックス・
ソレノイド・ゲート351は、用紙の排出タイミングに
対応し、常に用紙を中間トレイ33および前面型ソータ
302側に送り込む方向に制御されるようになっている
。なお、このようなデュプレックス・ソレノイド・ゲー
ト351の制御モードは、前述したデイツプスイッチ等
による初期設定により決定される。
中間トレイ33はすでに説明したようにトレイ制御用C
PU l 28によって制御されるようになっており、
デュプレックス・モータ361の制御によってコピー用
紙の搬送を行う。デュプレックス・ノーペーパセンサ3
62はこの中間トレイ33におけるコピー用紙60の有
無を検知するセンサである。デュプレックス・フィード
クラッチ363は、コピー用紙60の送り出しを行うた
めの駆動源についてオン・オフ制御を行うための機構で
ある。
また、中間トレイ33には、コピー用紙60の先端をト
レイ先端まで送り込むための送りロールが存在しない。
そこで送られてきたコピー用紙60のサイズに応じてこ
れらを所望の位置まで搬送しトレイに“落下させる”た
めの3つのデュプレックス・ソレノイド・ゲート355
〜357が配置されている。これらのデュプレックス・
ソレノイド・ゲート355〜357は、送り込まれる用
紙のサイズに応じてソレノイドを択一的に動作させ、対
応するゲートの開閉を行うようになっている。スキュー
ロール・ソレノイド・ゲート358は、この“落下”し
てきたコピー用紙60の先端の一角を中間トレイ33の
先端の角に当てるように制御し、送られてきたコピー用
紙60の1枚1枚の先端を揃えるゲートである。
サラに、インバータ・ソレノイド・ゲート364は、両
面コピーをとるか同一面に複数のカラーでマーキングを
行ったり合成コピーをとるかの切り換えを行うもの、で
ある。すなわち、第14図に示したような向きにインバ
ータ・ソレノイド・ゲート364が位置している場合、
搬送路365を下向きに落下するように搬送されてきた
コピー用紙60はインバータ・ソレノイド・ケート36
4に案内されて落下した後、搬送ロール367.368
によって今度は上向きに搬送される。そして、インバー
タ・ソレノイド・ゲート364の手前で図の右方向に搬
送方向を変更され、中間トレイ33に表裏逆の状態で収
容される。この状態で搬送が再開されると、両面コピー
がとられることになる。
これに対して、下向きに搬送されてきたコピー用紙60
がインバータ・ソレノイド・ゲート364の手前でその
まま図の右方向に搬送方向を変更されると、もとの表側
が再び上になる状態で収容される。この後者の状態で搬
送が再開されると、同一面に再度コピーがとられること
になる。
例えば一般にN 4m類のカラーでマーキングを行う場
合には、1枚のコピー用紙60がN回申間トレイ33に
収容され、この後にモノクロで現像が行われて排出され
る。
(3−10)前面型ソータ 第15図は前面型ソータ302の具体的構成を表わした
ものである。この前面型ソータ302は、トレイキャビ
ネット320内に用紙区分は機構304とビンユニット
305を組み込んだものである。
用紙区分は機構304は、第16図に示すように、水平
なガイ)tff1325と、複数のローラ326と、複
数の区分はゲート327とを備えている。ガイド板32
5は、ローラ配置孔325aと用紙通過孔325bとを
複写機の幅方向に交互に形成したものである。ローラ3
26は、ガイド板325のローラ配置孔325a内に配
置された駆動ローラ326aと、この駆動ローラ326
aに転接されたピンチローラ326bとから構成され、
用紙をガイド板325の上面に沿って’Mlするように
なっている。区分はゲート327は、ガイド板325の
用紙通過孔325bに対応1.て配置されており、それ
ぞれソレノイドにより回動され、ガイ)liN325上
を搬送されてきた用紙を用紙通過孔325bに導くよう
になっている。このような、用紙区分は機構304の制
御は、前述のソータ用CPU 126によって行われる
。また、各用紙通過孔325bの下面には、シュート3
08が配置され、用紙通過孔325bから送られてきた
用紙60をビンユニット305側に導くようになってい
る。
各ビンユニット305は、10個のビン303を有して
構成されている。各ビン303は、それぞれ複写機の前
後方向に沿って設けられており、用紙区分は機構304
のシュート308に対応して配置され、用紙通過孔32
5bからシュート308を通って送られてきた用紙60
を受は止めるようになっている。各ビン303は複写機
の幅方向に揺動自在に設けられており、ここから容易に
コピー用紙60を取り出せるように構成され、かつトレ
イキャビネッ)320内では所定の角度に保持されて、
各シュート308に対応するように位置決めされるよう
になっている。
また、ビンユニット305は、前面に蓋部305a (
第2図参照)を有するとともに、全体的にトレイキャビ
ネット320の前面方向にスライドし得るようになって
いる。これにより、蓋部305aを引いて各ビン303
を手前に引き出し、ここに貯留された用紙60を取り出
すことができる。なお、蓋部305aには、引き出し摸
作のための把手部305bが形成されている。また、ビ
ンユニット305をスライド自在に支持している機構は
、第2図において説明したように、この複写機に第5の
供給トレイ31−5を取りつけるための機構が兼用され
ている。すなわち、この機構は、例えばビンユニ7)3
05または第5の供給トレイ31−5側に設けたスライ
ドローラを転勤自在に嵌合支持するガイドレールを備え
たものでアリ、ビンユニット305のスライドローラを
供給トレイ31−5のスライドローラに対して同一の高
さ位置となるように配設することにより、共通のガイド
レールで支持できるようになって5)る。
このように、前面型ソーク302と供給トレイ31−5
に共通するスライド機構を用いることにより、別々の機
構を設ける場合に比べてトレイ斗ヤビネット320内に
配置される部材の点数を少なくすることができる。
このような前面型ソータ302への用紙の排出は、第1
4図に示すように、前述した中間トレ・C33用のイン
バータ・ソレノイド・ゲート364の下段に配置された
ソータ・ソレノイド・ゲート369によって行われるよ
うになっている。すなわち、このソータ・ソレノイド・
ゲート369は、コピー用紙60を前面型ソータ302
へ排出しない場合には、第14図中実線にて示すような
状態に置かれ、前述の両面コピーのために搬送路365
を下降して搬送ロール367.368に至るコピー用紙
60の供給動作を妨げないようになっている。また、コ
ピー用紙60を前面型ソーク302へ排出しない場合に
は、第14図中−点破線にて示すような状態に置かれ、
搬送路365を下降してきたコピー用紙60を前面型ソ
ータ302の用紙区分は機構304側に導くようになっ
ている。なお、このソータ・ソレノイド・ゲート369
は、ベースマシン21に予め設けてもよいし、前面型ソ
ータ302を採用する場合にのみ取りつけるようにして
もよい。
次に、以上のような前面型ソータ302における、ソー
ティングのモードには、前述のように、コピー用紙を順
に堆積するためのスタックモードと、ソータの各ビンに
コピー用紙を仕分けするための丁合モードとがある。そ
してこのモードの選択およびビン数の設定は、第4図に
示したソータ用パネル74を操作することにより行われ
る。丁合モードが選択され、ビン数が設定されると、ビ
ン数分の区分はゲート327がコピー用紙60の1般送
に対応して順番に動作し、各ビン303ヘコピ一用紙6
0を排出する。また、この前面型ソータ302において
は最も人口側のビン303がノンソートビン303aと
なっており、スタックモードの場合には、人口側の区分
はゲート327だケカ動作シ、このノンソートビン30
3aにコピー用紙60を排出する。なお、このような前
面型ソータ302においては、各ビン303がトレイキ
ャビネット320の幅方向略全長にわたって配置できる
ため、各ビン303の間隔を大きくとることができる。
したがって、ノンソートビン303aも固定している。
しかし、大量のコピーに備えて、ノンソートビン303
aによる用紙の収納間隔を他のビン303に比べて大き
くとることも可能であるし、あるいはノンソートビン3
03aを変位する機構を設け、スタックモードの場合に
だけ、用紙の収納間隔を大きくすることも可能である。
以上のような構成の複写機では、付加装置による各種機
能を用いてコピー作業を行った後、コピー済の用紙60
は最終的に前面型ソータ302に排出され、所定のモー
ドによりこのソータ302に蓄積される。したがって、
この前面型ソータ302をトレイキャビネット320か
ら引き出すことにより、ここに蓄積されたコピー済の用
紙60を取り出すことができる。
このような構成により、用紙排出のためのトレイ37や
ソータ38.39を複写機の側面からなくすことができ
、その分複写機の配置スペースが小さくなり、オフィー
ス内のフロアスペースの有効利用等に寄与することが可
能となる。
(3−11)ピリングカウンタ 次にコピー料金の徴収等に用いられるピリングカウンタ
211(第11図)について説明する。
この実施例の複写機では、用紙の排出モードを選択する
ことにより、コピー用紙60の排出径路が異なってくる
。すなわち、排出トレイ37やソータ38.39を採用
した場合には、排出されるコピー用紙60はベースマシ
ン21の側方に導かれるが、前面型トレイ301や前面
型ソータ302を採用した場合には、排出されるコピー
用紙60はトレイキャビネット320の下方に導かれる
。従って、このような複写機では、その排出モードに応
じてピリングカウンタによるカウントモードも変更され
るようになっている。つまり、この実施例の複写機では
、第14図に示すように、用紙の排出モードに基づく排
出径路に対応してそれぞれ用紙の通過を検出するセンサ
211a。
211b、211cが設けられており、これらいずれか
を利用することにより、コピーのカウントを行うように
なっている。センサ211aは、側面排出型の複写機に
おいて用いられるもので、排出トレイ37やソータ38
.39が取りつけられるベースマシン21の側面排出部
に配置されてぃる。また、センサ211bは、中間トレ
イ33(前面型トレイ301)の入口近傍に配置され、
この中間トレイ33に排出されるコピー用紙60をカウ
ントするようになっている。さらに、センサ211Cは
前面型ソータ302の人口近傍に配置され、この前面型
ソータ302に排出されるコピー用紙60をカウントす
るようになっている。
ピリングカウンタ211は、これらセンサ221a、2
11b、211cから得られるカウントデータに基づい
てコピー枚数のカウントを行うようになっている。この
ピリングカウンタ211のカウント値は、この複写機に
コインキットやキーカウンタ等のアクセサリ212を取
りつけたときにもそのカウント制御のためのデータとし
て用いられる。
なお、この実施例のように、編集機能やカラーコピー等
を行う複写機において、3つのセンサ221a、211
b、211Cの出力を組み合わせて用いることにより、
1枚の用紙に対して複数回のコピーを行う場合のコピー
回数やカラーを使用したときのコピー回数等を個別に計
数するようにしてもよい。
(4)他の構成による前面操作型複写機第2図以降の説
明では、付加装置としての前面型ソータ302を備えた
複写機について述べたが、11のベースマシン21に対
して中間トレイ33を兼用した前面型トレイ301を備
えた複写機を構成することが可能である。
第17図はこのような複写機の一例を表している。この
図に示す複写機は、トレイキャビネット320内に上段
から順番に第1、第2および第3の供給トレイ31−1
〜31−3、中間トレイ33を兼用した前面型トレイ3
01、第4および第5の供給トレイ31−4.31−5
を配置したものである。
このような複写機では、第14図で説明した中間トレイ
33への用紙搬送と同様の制御によってコピー済の用紙
60を排出でき、この排出時における前述した各ゲート
355〜358の動作も同一の制御で処理することが可
能である。ただし、中間トレイ33の動作としては、両
面コピーのためのインバータ・ソレノイド・ゲート36
4および+1 送ロール367.368によるコピー用
紙60の反転制御も含まれるが、前面型トレイ301と
しての動作では、このような制御は行わず、搬送路36
5を下降してきたコピー済用紙60は一律にそのまま前
面型トレイ301に収容されることになる。
また、前述のように中間トレイ33を専用装置として用
いた場合には、1度目のコピーを行った複数枚の用紙6
0を一旦中間トレイ33に格納しておき、これを順番に
送り出して2度目のコピーを行うことができたが、中間
トレイ33を前面型トレイ301と兼用させた場合には
、2度目のコピーを行った用紙60を同一の前面型トレ
イ301に排出するため、この排出の時点で前面型トレ
イ301が空になっている必要がある。そこで、この中
間トレイ33と前面型トレイ301を兼用させるモード
において、コピー用紙60に2度のコピーを行う場合に
は、常に一枚ずつの処理を行うようになっている。
なお、中間トレイ33と前面型トレイ301を兼用する
構成においては、第4および第5の供給トレイ31−4
.31−5の代わりに大容量トレイ36を採用すること
ができる。
(5)制御の概要 第18図は、以上のような付加装置による機能拡張ンス
テムを有する複写機において、前面操作型複写機の処理
モードを中心とする制御の概要を表わすものである。
まず、ステップ■でメインCPU121により前述のD
IPスイッチと付加装置との照合が行われる。そして、
ステップ■で適合する状態であると判断されると(Y)
、ステップ■で前面操作型の複写機であるか通常の側面
排出型の複写機であるかの判断がなされる。側面排出型
のモードであれば(N)、ステップ■において通常の搬
送径路によるピリングカウンタの制御や排出トレイ37
あるいはソータ38.39に対する用紙の排出処理が行
われる。
また、ステップ■で前面操作型の複写機であると判断さ
れると(Y)、ステップ■で前面型ソータ302のモー
ドか前面型排出トレ;t 30 rのモードかが判断さ
れる。そして前面型排出トレイ301のモードであると
判断されると(N)、ステップ■でピリングカウンタ用
センサの切り換えが行われるとともに、ステップ■で前
面型排出トレイ301への用紙60の搬送径路が設定さ
れ、ステップ■で前面型排出トレイ301に用紙60が
排出される。なお、この場合の排出径路は、前述のよう
に中間トレイに対する搬送径路と同一である。
また、ステップ■で前面型ソータ302のモードである
と判断されると(Y)、ステップ■でピリングカウンタ
用センサの切り換えが行われるとともに、ステップ[相
]で前面型排出ソータ302への用紙60の搬送径路が
設定される。そしてステップ■でスタックモードである
かソーティングモードであるかが判断され、スタックモ
ードであれば(Y)、ステップ0でノンソートビンに用
紙60が排出され、反対にソーティングモードである場
合には(N)、ステップ■でソータ302が制御され、
用紙60のソーティングが行われることになる。
以上のように、この実施例の複写機では、コピー用紙6
0の供給トレイと排出装置の組合せを適宜選択すること
により、前面操作型の複写機を構成して配置スペースの
縮小を図ったり、あるいは側面排出型の複写機を構成し
てオフィース内装飾との調和を図ることが可能であり、
利用者の要求に応じて形態の変更を容易に行うことがで
き、汎用性の高い装置として広くもちいることができる
(6)変形例 以上の説明では、前面型トレイ301や前面型ソータ3
02をトレイキャビネット320の比較的下方位置に配
置し、かつこれら前面型トレイ301や前面型ソータ3
02を手動により引き出すようにした構成の複写機につ
いて述べたが、例えば第19図に示すように、前面型ソ
ータ312をトレイキャビネ−t ) 320の上方位
置に配置し、これをボタン操作によって自動的に突出す
るようにしてもよい。すなわちこの複写機では、トレイ
キャビネット320の最上段に前面型ソータ ・312
が設けられ、この下側に中間トレイ33、第1、第2ふ
よび第3の供給トレイ31−1.31−2.31−3が
順番に配置されている。そして前面型ソータ312は、
第20図に示すように、トレイキャビネット320の前
面に配置される蓋部312aと、この蓋部312aに連
結された複数のビン312bより構成されるビンユニッ
ト312Aが、トレイキャビネット320の前面部に設
けた操作ボタン311によってトレイキャビネット32
0より前方に突出され暮ようになっている。
ビンユニット312Aは、スライドローラとガイドレー
ルとの組合せによるスライド機構゛312cによってト
レイキャビネット320の前方にスライド自在に支持さ
れている。この支持構造は前述した前面型ソータ302
のものと同様であるが、突出時の衝撃を緩和するため、
ガススプリング等の緩衝機構が組み込まれており、ビン
ユニッ)312Aは、略均−な速度でスライドし、前方
に突出するようになっている。
また、ビンユニッ)312Aは、第21図に示すような
ロック機構312Bによってトレイキャビネット320
内に保持されるとともに、このロック機構312Bのロ
ック解除に伴い、図示しないバネ部材の力によってトレ
イキャビネット320の前面方向にスライド変位される
ようになっている。
・ロック機構312Bは、ビンユニット312Aの蓋〜
部312aに取りつけられたストライカ313と、トレ
イキャビネット320側に設けられたフック314とを
係合させるものである。フック314は操作ボタン31
1と連動しており、この押圧操作に、よってストライカ
313から離脱する方向に回動変位するようになってい
る。また、操作ボタン31)1とトレイキャビネット3
20の間には、復帰バネ335が張設されており、この
復帰ハネ335のバネ力により、フック314は操作ボ
タン311の操作解除によってストライカ313に係合
する方向に回動するようになっている。
このようなロック1312Bでは、ビンユニット312
Aがトレイキャビネット320内に保持され、フック3
14とストライカ313が係合した状態で操作ボタン3
11が押圧操作されることにより、フック314がスト
ライカ313から離脱する。これによってビンユニッ)
312Aはロック解除されて前方に突出し、このビンユ
ニット312A内に排出されたコピー用紙60を取り出
せる。また、この状態から蓋部312aを押して閉蓋操
作することにより、フック314のテーパ状の先端Ii
品をストライカ313が押圧し、回動したフック314
とストライカ313とが自然に係合する。これによって
ビンユニット312Aがトレイキャビネット320内に
再び(呆持される。
また、このロック機構312Bには、コピー作業時にお
けるビンユニッ)312Aの突出を防止するためのロッ
ク解除規制機構315が設けられている。この機構31
5は、複写機のコピー動作と対応して制御されるソレノ
イド315aと、このソレノイド315aによって変位
され、ストライカ313に係合、離脱する規制ロッド3
15bとからなるものである。ソレノイド315aは、
内部に復帰バネを有し、プランジャロフトを確動的にオ
ン・オフするものであり、メインCPU121の制御に
よってコピー作業中は規制口、ソド315bをストライ
カ313に係合させ、ビンユニット312Aのロック解
除を強制的に阻止するようになっている。したがって、
コピー作業中に誤って操作ボタン311が操作されても
、ビンユニッ)312Aのロック状態は維持され、適正
なソータの動作が確保される。
ところで、一般にコピー作業を行う場合、コピー用紙の
補給を行うよりはコピー済みの用紙を取り出す方が頻度
が高い。そこでこの例では、前面型ソータ312を作業
者が容易に操作し得るように各供給トレイより上に配直
し、作業性の向上をはかっている。
また、前述の操作ボタン311やロック機構312Bの
フック314等をトレイキャビネット320側に設ける
代わりに、第22図に示すように、ビンユニッ)312
Aの蓋R312aに設けてもよい。すなわちこの例では
、第20図に示すものとちょうど反対の関係で各S +
tが配置されており、ビンユニッ)312A側のフック
314がトレイキャビネット320側のストライカ31
3に係合または離脱することにより、ビンユニット31
2Aの開閉が行われるようになっている。なおこの場合
、ロック解除規制機構315はビンユニット312A側
に配置されるが、ソレノイド315aの制御は、例えば
ソータ用CPU 126を通じて行うことができる。こ
のような構成では、操作ボタン311やロック機構31
2Bの主要部材がビンユニット312A側に配置される
ことから、これらをトレイキャビネット320側に配置
する場合に比べ、大きな配置スペースを得ることができ
、またトレイキャビネット320例の構造もコンパクト
にできる効果がある。
なお、自動引き出しについては前面型ソータに関しての
み述べたが、同様の構成により前面型トレイにも適用し
得るものである。
また、以上の実施例では、ビンユニット305.312
A内体をトレイキャビネット320より引き出して前面
型ソータ302内のコピー用紙60を取り出すようにし
たが、蓋部305a、312aのみを開放して前面より
コピー用紙60を引き出せるようにしてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、排出用紙の収容
装置を複写機本体の前面に配置したことから、複写機本
体の側面より突出した排出トレイやソータを有する場合
に比べて複写機の配置スペースを縮小できる。したがっ
て、この複写機が設置されるオフィース内スペースの有
効利用に貢献できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による複写機○ンステム構成
を表わしたンステム構成図、第2図は前面操作型複写機
の一構成例を示す外観斜視図、第3図はこの複写機の内
部の構成を概略的に示す概略斜視図、第4図はこの複写
機のコンソールパネルの平面図、第5図はこの複写機の
回路構成の概要を表わした回路図、第6図はメインCP
LJを中心として更に第5図を展開して示したブロック
図、第7図は複写機の感光体ドラム周辺の回路構成を具
体的に表わしたブロック図、第8図はサブ現像装置で1
回目の現像を行いメイン現像装置で2回目の現像を行う
場合のメインモータとデベ・ソレノイドの動作を示すタ
イミング図、第9図はメイン現像装置で1回目の現像を
行いサブ現像装置で2回目の現像を行う場合のメインモ
ータとデベ・ソレノイドの動作を示すタイミング図、第
10図は複写機の露光系やコンソール制御部の周辺を具
体的に表わしたブロック図、第11図は複写機の電源や
定着装置等を具体的に表わしたブロック図、第12図は
コピー用紙の搬送系の回路構成を具体的に表わしたブロ
ック図、第13図はDADFの概略構成図、第14図は
中間トレイふよび前面型ソータを中心とした搬送系の概
要を表わす側面図、第15図は前面型ソータの構成を示
す概略正面図、第16図は第14図に示す前面型ソータ
の用紙区分は機構を示す一部裁断正面図、第17図は他
の構成による前面操作型複写機を示す外観斜視図、第1
8図はこの複写機の制御の概要を示す流れ図、第19図
は本発明の変形例による前面操作型複写機を示す外観斜
視図、第20図は第19図に示す前面操作型複写機のソ
ータを引き出した状態を示す斜視図、第21図は第19
図に示す前面操作型複写機に設けられるロック機構を示
す概略側面図、第22図は本発明のさらに池の変形例に
よる前面操作型複写機を示す外観斜視図、第23図は従
来の複写機の一例を示す外観斜視図、第24図は従来の
複写機の他の例を示す外観斜視図である。 21・・・・・・ベースマシン、 31−1〜5・・・・・・供給トレイ、33・・・・・
・中間トレイ、 301・・・・・・前面型トレイ、 302.312・・・・・・前面型ソータ、320・・
・・・・トレイキャビネット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複写機本体の下側筐体部に、前面に開口した収納部
    を設け、この収納部内に記録済用紙の収容装置を配置し
    たことを特徴とする複写機。 2、筐体部は、供給トレイを多段状に収納配置するトレ
    イキャビネットであることを特徴とする請求項1記載の
    複写機。 3、収容装置は筐体部の収納部より前面方向に引き出し
    自在に設けられたことを特徴とする請求項1記載の複写
    機。 4、収容装置は排出トレイであることを特徴とする請求
    項1記載の複写機。 5、収容装置はソータであることを特徴とする請求項1
    記載の複写機。 6、収容装置は、記録用紙に複数回の複写を施す場合に
    、複写作業の中間で記録用紙を一時貯留するための中間
    トレイを兼用することを特徴とする請求項1記載の複写
    機。 7、収容装置としての排出トレイまたは中間トレイとソ
    ータとを選択的に交換可能であることを特徴とする請求
    項1記載の複写機。 8、収容装置を複写機本体の前面部に着脱自在に設ける
    とともに、複写機本体の側部に収容装置を装着可能とし
    、収容装置を複写機本体の前面部か側部に選択的に装着
    することにより、記録済用紙の紙送り経路が切り替わり
    、記録済用紙を収容部装置に導くことを特徴とする請求
    項1記載の複写機。
JP63059444A 1988-03-15 1988-03-15 複写機 Pending JPH01236155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63059444A JPH01236155A (ja) 1988-03-15 1988-03-15 複写機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63059444A JPH01236155A (ja) 1988-03-15 1988-03-15 複写機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01236155A true JPH01236155A (ja) 1989-09-21

Family

ID=13113465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63059444A Pending JPH01236155A (ja) 1988-03-15 1988-03-15 複写機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01236155A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03113468A (ja) * 1989-09-27 1991-05-14 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH04133256U (ja) * 1991-02-04 1992-12-11 株式会社リコー 両面複写機における排紙制御装置
JPH0527510A (ja) * 1991-07-24 1993-02-05 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186335A (ja) * 1984-10-02 1986-05-01 Ricoh Co Ltd 複写機の紙処理装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186335A (ja) * 1984-10-02 1986-05-01 Ricoh Co Ltd 複写機の紙処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03113468A (ja) * 1989-09-27 1991-05-14 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH04133256U (ja) * 1991-02-04 1992-12-11 株式会社リコー 両面複写機における排紙制御装置
JPH0527510A (ja) * 1991-07-24 1993-02-05 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920009347B1 (ko) 용지트레이의 제어시스템
JPH01150170A (ja) 表示文の優先言語設定方式
JPH01236155A (ja) 複写機
JPH01118861A (ja) 付加機能の表示選択装置
JP2564863B2 (ja) 指定領域はみ出し処理機能を有する記録装置
JP2605763B2 (ja) 記録装置
JPH01139471A (ja) 用紙トレイの制御方式
JPS63311361A (ja) 記録装置
JP2545896B2 (ja) 中間トレイの紙送り方式
JP2508770B2 (ja) スキャン長可変機能付き記録装置
JP2674025B2 (ja) 記録装置
JP2679066B2 (ja) 記録装置
JPH01118858A (ja) 機能選択キーによる呼び出し選択方式
JP2600223B2 (ja) 記録装置
JPH01145669A (ja) 用紙トレイのストック制御方式
JP2605308B2 (ja) 画像編集装置
JP2661080B2 (ja) 記録装置
JPS63311363A (ja) 記録装置
JPH01150166A (ja) ラストトレイインサート禁止機能を有する記録装置
JPH01149068A (ja) 記録装置
JP2580997B2 (ja) マーキングカラー装置
JPH01149067A (ja) 記録装置
JPH01147486A (ja) 機能選択肢の表示方式
JPH01147559A (ja) 記録装置
JPH01150547A (ja) 記録装置