JPH1152802A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1152802A
JPH1152802A JP9208944A JP20894497A JPH1152802A JP H1152802 A JPH1152802 A JP H1152802A JP 9208944 A JP9208944 A JP 9208944A JP 20894497 A JP20894497 A JP 20894497A JP H1152802 A JPH1152802 A JP H1152802A
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paper
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folding
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JP9208944A
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Inventor
Koji Tanaka
宏治 田中
Hiroyasu Ito
伊藤  裕康
Takeshi Morikawa
武 森川
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントモード、原稿サイズ、用紙サイズに
よって紙折り機能を自動的に設定し得る画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 両面コピーモードが選択されていて、原
稿と同じサイズの用紙がなかった場合に、片面コピーに
切換えて、原稿の2倍のサイズの用紙を選択給紙し、2
ページ分の原稿をコピーして排出するときに用紙をコピ
ー面が見えるように中央で紙折りして排出した用紙をま
とめてステープル処理するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
本体などによってプリントされた用紙に対し折り加工や
ステープル処理等の後処理を行うフィニッシャを備えた
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置として、複写機やプ
リンタ本体などに、プリントされた用紙を自動的に折り
畳み、ステープルで綴じる等の後処理を行うフィニッシ
ャを連結したものがある。このようなフィニッシャで
は、出力された用紙を2つに折りやZ字状に3つ折にし
たり、端部や中央部等をステープル処理して綴ることが
可能である。また、複写機本体には、自動原稿搬送装置
(ADF)が設けられており、複数の複写元原稿を自動
的に送り、複写することができる。
【0003】このような従来の紙折り機能を有する複写
装置では、例えば、特公平2−44742号公報あるい
は特公昭60−262770号公報に示されるように、
複写機本体から排出されたA3タテ(A3サイズで長手
方向を用紙搬送方向に平行とした用紙)、B4タテ(B
4サイズで長手方向を用紙搬送方向に平行とした用紙)
などの用紙に対し、折り加工、あるいは1つのジョブを
行っている間は、適切な折り加工を行うべく、紙折りモ
ードを変更しない技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の紙折り機能を有する複写装置にあっては、原稿の2
倍のサイズの用紙に、2ページ分の原稿をコピーして、
排出時に用紙をコピー面が見えるように中央で紙折りす
ることにより、両面コピーに似た仕上げを行うことが可
能である。
【0005】しかしながら、上記従来の複写装置では、
コピー途中に紙折り機能の設定ができないので、紙折り
機能の設定を忘れてしまうと、コピーをし直すか、ある
いは排出した用紙をユーザ自身が紙折りしなければなら
ず、いずれにしてもコピー生産性が著しく低下する。
【0006】そこで、本発明の目的は、プリントモー
ド、原稿サイズ、用紙サイズによって紙折り機能を自動
的に設定し得る画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、原稿のサイズを検出する検出手段と、必要
な用紙サイズを入力する入力手段と、前記検出手段によ
り検出された原稿サイズ若しくは前記入力手段により入
力された用紙サイズに対応して用紙を選択する第1の用
紙選択手段と、収容されている用紙をプリントするため
に給紙する給紙手段と、原稿画像を読み取る画像読み取
り手段と、前記画像読み取り手段により読み取られた画
像データを記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段によ
り記憶された画像データを用紙上にプリントするプリン
ト手段と、前記プリント手段によりプリントされた用紙
に少なくとも折り加工を加えることが可能な後処理手段
と、を有する画像形成装置において、原稿の2倍のサイ
ズの用紙を選択する第2の用紙選択手段と、用紙の両面
をプリントする両面プリントモードが選択され、原稿と
同じサイズの用紙が収容されていない場合には、用紙の
片面をプリントする片面プリントモードに切換えると共
に、前記第2の用紙選択手段により原稿の2倍のサイズ
の用紙を選択させて前記給紙手段により給紙し、2ペー
ジ分の画像データを該用紙にプリントして、排出する際
に前記後処理手段によりプリント面が見えるように用紙
の中央で紙折りする制御を行う制御手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0008】このように構成された画像形成装置にあっ
ては、両面プリントモードが選択されていて、原稿と同
じサイズの用紙がなかった場合、片面プリントモードに
切換えて、原稿の2倍のサイズの用紙を選択して2ペー
ジ分の原稿をプリントする。そして、排出する用紙をプ
リント面が見えるように中央で紙折りする。
【0009】また、両面プリントモードが選択され、原
稿と同じサイズの用紙が両面プリントのできない再利用
用紙である場合にも、前記制御手段が上記と同様な制御
を行うように構成することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。本発明に係る画
像形成装置の一実施の形態である複写装置は、自動原稿
搬送装置を設けた複写機本体に、複写された用紙に対し
折り加工やステープル処理等の後処理を行うフィニッシ
ャを取り付けたものである。
【0011】《複写機本体》まず、複写機本体の概略的
な構成とその動作とを説明する。図1は、複写機本体の
内部構造を示す概略構成図である。
【0012】図1に示す複写機10は、原稿面の画像を
読み取り一旦メモリに記憶して、必要により各種の画像
編集処理をしたのち、周知の電子写真方法によって用紙
上に画像を形成する、いわゆるデジタル複写機と称され
るものである。原稿台ガラス(プラテンガラス)111
上にセットされた原稿は、複写機10に内蔵されている
イメージリーダであるCCDセンサ117によってその
画像を読み取られ、デジタルデータに変換されて制御部
のメモリに格納される。コピー動作は、画像データを読
み出すことにより、必要な編集、例えば、ぺージ順の変
更、画像反転処理あるいは表裏両面へのコピー処理など
を加えて実行される。
【0013】図1に示すように、複写機本体10におい
て、光学系11は、原稿を載置するプラテンガラス11
1の真下に配置されており、プラテンガラス111上に
載置された原稿を照明する照明ランプ(露光ランプ)1
12、原稿の反射光の光路を偏光させるための反射ミラ
ー113,114,115、分焦および変倍機能を有す
るレンズ116、CCDセンサ117、光学系を駆動す
る光学系モータ118、およびCCDセンサ117の感
度バラツキを補正するためにプラテンガラス111上に
設置されたシェーディング補正板119により構成され
ている。
【0014】プラテンガラス111の左端部には、原稿
の搬送方向(FD方向)の位置決めを行うための原稿基
準板(原稿スケール)101が配置されており、オペレ
ータは、原稿を画像面を下向きにしてプラテンガラス1
11上にその一端を原稿スケール101に合わせてセッ
トする。光学系11はセットされた原稿の画像をスキャ
ンしながら照明し、その反射光をレンズ116を通しC
CDセンサ117にて読み取る。
【0015】この画像のスキャン時、CCDセンサ11
7は、まずシェーディング補正板119を読み取り、C
CDセンサ117の各画素のバラツキを補正する。その
後、光学系モータの駆動により、露光ランプ112およ
び反射ミラー113,114,115をスライド移動さ
せ原稿基準位置SPにセットする。そして、露光ランプ
112および反射ミラー113が感光ドラム121の周
速度V(等倍、変倍に拘らず一定)に対してV/m
(m;コピー倍率)の速度で矢印b方向に移動する。同
時に反射ミラー114,115がV/2mの速度で矢印
b方向に移動することにより、光路長を一定にして画像
の読み取りを行う。
【0016】LD131は、CCDセンサ117により
読み取られ、画像処理部12にて処理された画像データ
をレーザ光に変換し、感光ドラム121に露光するため
の半導体レーザ(LD)である。LD131から発光さ
れたレーザ光は、高速回転しているポリゴンスキャナ1
34のポリゴンミラー135により反射されて、トロイ
ダルレンズ136およびfθレンズ137によって偏光
され、折り返しミラー138a,138b,138cに
反射して感光ドラム121上に露光される。
【0017】感光ドラム121の外周表面には現像器1
22が配置されている。123は分離爪、124はクリ
ーニング装置、176,177はそれぞれ定着ローラ上
および定着ローラ下、178は排出ローラ対である。
【0018】151,152,153はそれぞれ上段、
中段および下段カセットであり、各カセットにそれぞれ
ピックアップローラ154、給送ローラ155および分
離ローラ156が配置されている。
【0019】161は手差し用トレイであり、ピックア
ップローラ154、給送ローラ155および分離ローラ
156が配置されている。
【0020】171,172,173はそれぞれ搬送ロ
ーラ対であり、174はタイミングローラ対である。
【0021】102は複数の反射型センサであり、プラ
テンガラス111上にセットされた原稿のサイズを検出
するものである。センサの配置やサイズ検出の仕組みに
ついては、すでに公知の技術であるため、ここでの詳細
な説明は省略する。
【0022】さて、オペレータにより、コピースタート
キー501(図24参照)が押されると、反射型センサ
102により読み取られた原稿Dのサイズを基に、前記
上段、中段および下段カセット151,152,153
の中にセットされた転写紙の中から必要な転写紙を選択
する。その後、図示しない給送モータにより、選択され
たカセットのピックアップローラ154、給送ローラ1
55および分離ローラ156のみを駆動回転させ、セッ
トされた転写紙群の最上紙のみを下流へ搬送する。この
とき、搬送ローラ155と分離ローラ156とにより複
数の転写紙を1枚に分離するわけであるが、この機構に
ついても公知の技術であるため、ここでの詳細な説明は
省略する。
【0023】分離機構により1枚に分離された転写紙
は、搬送ローラ対171,172,173により搬送さ
れ、回転停止しているタイミングローラ対174のニッ
プに突入する。搬送ローラ対171,172,173お
よびタイミングローラ対174は、分離機構を駆動回転
させる図示しない給送モータから駆動伝達されており、
タイミングローラ対174は該転写紙の先端を斜行補正
し、かつ像転写部へ突入するタイミングを計るため、駆
動伝達経路上に図示しないクラッチを有し、回転/停止
の切り換えが行えるように構成されている。
【0024】また、搬送ローラ対171,172,17
3もそれぞれのローラ軸に図示しないクラッチを有し、
それぞれが独立で、かつ図示しない給送モータの駆動に
関係なく、該搬送ローラ対171,172,173を回
転/停止させることが可能である。
【0025】175はセンサであり、搬送ローラ対17
3から搬送されてきた転写紙の先端を検出して一定時間
後に該搬送ローラ対171〜173のうち転写紙を圧着
しているローラのみ、図示しないクラッチをオフして回
転を停止させる。このとき、タイミングローラ対174
は図示しないクラッチの作用により停止しており、該転
写紙は、センサ175とタイミングローラ対174のニ
ップまでの距離より若干長く送られることによりループ
を形成し、タイミングローラ対174に対する斜行を補
正することができる。タイミングローラ対174の上流
側搬送路179は、転写紙のループ形成のため、部分的
に通紙路を広く形成していることはいうまでもない。
【0026】一方、原稿の画像データは、光学系11に
より読み取られ、記憶媒体を有し画像反転処理が可能な
画像処理部12を通り、P/H部13によりa方向に回
転する感光ドラム121にレーザ露光される。感光ドラ
ム121は帯電チャージャ125により帯電され、レー
ザ光が照射された部分の電荷が除去される特性を有して
おり、この電荷が除去された部分に静電潜像と同極性の
トナーを付着させることが可能となっている。転写紙先
端が感光ドラム121に到達するタイミングを計り、P
/H部13はあらかじめ帯電チャージャ125により帯
電された感光ドラム121に画像データを照射する。ト
ナーを有する現像器122は感光ドラム121上のレー
ザ光が照射された部分にトナーを付着させ、感光ドラム
121に乗せて、転写用チャージャ126により転写紙
表面に転写される。
【0027】所望の転写を終了した転写紙は分離爪12
3によりその先端を感光ドラム121表面から分離させ
られ、同時に分離用チャージャ127によりAC放電を
行うことにより、転写紙は感光ドラム121に巻き付く
ことなく分離される。
【0028】トナーを転写された転写紙は、定着ローラ
上および定着ローラ下176,177により加熱、圧着
されて、排出ローラ対178により複写機本体10の機
外へ排出される。
【0029】排出ローラ対178上流には、スイッチバ
ック部19に搬送するための搬送部18が設けられてい
る。搬送部18は、図示しないソレノイドにより駆動さ
れる切換爪181と、搬送ローラ182,182と、搬
送ガイド184,185とにより構成される。
【0030】スイッチバック部19は、図示しない駆動
源により正/逆回転可能に構成された搬送ローラ19
1、それに対向して配置され、駆動を受けない従動ロー
ラ192、転写紙を下流へ搬送する方向にのみ回転可能
に構成された搬送ローラ対193、搬送ガイド194,
195および検知手段196により構成される。
【0031】さて、オペレータにより両面コピーが選択
され、コピースタートキー501が押されたときは、前
述した転写処理を行った後、転写紙は前記切換爪181
を切り換えることによりスイッチバック部19へ搬送さ
れる。検知手段196により転写紙の先端が検出されて
から一定時間後、搬送ローラ191が矢印c方向に回転
され、搬送ローラ191により搬送されてきた転写紙の
後端が検知手段196により検出されてから一定時間
後、転写紙後端が逆送防止のためのマイラ197を越え
てから搬送ローラ191をc方向とは逆に回転させ、転
写紙を搬送部14へ搬送する。スイッチバック部19に
より表裏反転された転写紙は、搬送ローラ対141,1
42によりタイミングローラ対174の上流へ搬送さ
れ、前記転写処理を再度行うことにより転写紙の表裏両
面に転写処理が行われる仕組みになっている。
【0032】《自動原稿搬送装置》次に、自動原稿搬送
装置の概略的な構成とその動作とを説明する。図2は、
自動原稿搬送装置の内部構造を示す概略構成図である。
【0033】図2に示すように、自動原稿搬送装置(A
DF)20は、概略、原稿トレイ201、ピックアップ
ローラ202、給送ローラ203、分離ローラ204、
レジストローラ対205、搬送ベルトユニット206、
反転ローラ207、排出ローラ対208および排出トレ
イ209により構成される。
【0034】ADF20は、搬送ベルトユニット206
がプラテンガラス111と対向するように、複写機本体
10上に配置され、図中奥側に設けたヒンジ金具により
プラテンガラス111表面を開放可能に構成している。
【0035】原稿は、1ページ目を上方に向けた状態で
原稿トレイ201上に積載される。オペレータによりコ
ピースタートキー501が押されると、図示しない駆動
源によりピックアップローラ202が原稿最上面に下降
圧接し、一定時間後に回転して原稿を下流へ搬送する。
【0036】給送ローラ203および分離ローラ204
は、ピックアップローラ202から送られた原稿を確実
に1枚に分離するものであり、公知の技術であるため、
ここでの説明は省略する。
【0037】搬送ローラ203および分離ローラ204
で1枚に分離された原稿は、レジストローラ対205で
先端整合され、搬送ベルトユニット206に送られる。
【0038】搬送ベルト211は、プラテンガラス11
1の全面を覆うように、駆動ローラ212と従動ローラ
213との間に無端状に張り渡されている。搬送ベルト
211の内側には、搬送ベルト211をプラテンガラス
111に圧接させるため、多数のバックアップローラ2
14が回転自在に設置されている。搬送ベルト211
は、矢印d方向に回転駆動され、原稿を原稿スケール1
01とプラテンガラス111との境目である露光を開始
するための基準位置SPに原稿先端を合わせてセットす
る。
【0039】光学系11により所定の露光終了後、反転
ローラ207および排出ローラ208により排出トレイ
209に排出収容される。
【0040】反転ローラ207はピンチローラ215,
216を備え、原稿両面モード時に原稿を反転させるた
めに通紙路切り換えの目的で切換爪217を備えてい
る。
【0041】原稿両面モードが選択された場合、原稿ト
レイ201から供給された原稿は搬送ベルトユニット2
06によって基準位置SPにセットされ、1面目を露光
する。露光終了後、該反転ローラ207により原稿の表
裏反転を行い、再び基準位置SPにセットされ、2面目
を露光する。露光終了後、該反転ローラ207により再
度表裏反転され、反転ローラ207および排出ローラ2
08により排出トレイ209に排出収容される。
【0042】このように、ADF20は、原稿片面コピ
ー動作と原稿両面コピー動作とを備えており、操作パネ
ル500(図24参照)にてオペレータにより選択可能
に構成されており、かつ複数の原稿がセットされた場合
は、上述した原稿送り動作を順次繰り返し行い、また、
オペレータにより置数設定された場合は、1枚の原稿に
対して光学系11により1回画像データを読み取り、図
示しない記憶媒体により所定回数の転写を行う仕組みと
なっている。
【0043】《フィニッシャ》次に、フィニッシャの概
略的な構成とその動作とを説明する。図3は、複写装置
のフィニッシャの内部構造を示す概略構成図、図4は、
同フィニッシャの内部構造を示す概略構成図、図5およ
び図6は、同フィニッシャ内の搬送部の概略構成図であ
る。
【0044】図3に示すように、フィニッシャ40は、
複写機本体10より排出された転写紙を未処理状態で収
容するためのノンソートトレイ401、該転写紙をステ
ープル処理するための処理部41、ステープル処理後の
転写紙束を収容するための収容部46および各部へ転写
紙を搬送するための搬送部47により構成される。
【0045】図4に示すように、搬送部47は、複写機
本体10から転写済用紙を受け取るための搬送路48
と、該転写紙を表裏反転させるためのスイッチバック部
49と、ノンソートトレイ401へ搬送するための搬送
路50、処理部41へ搬送するための搬送路51、およ
び収容部46へ搬送するための搬送路52により構成さ
れている。
【0046】図5に示すように、搬送路48は、図示し
ない駆動源により駆動回転する搬送ローラ対481,4
82、搬送ガイド483,484、および検知手段48
5により構成される。
【0047】スイッチバック部49は、図示しない駆動
源により正/逆回転可能に構成された搬送ローラ49
1、これに対向して配置され駆動を受けない従動ローラ
492、転写紙を下流へ搬送する方向にのみ回転可能に
構成された搬送ローラ対493、搬送ガイド494、お
よび検知手段496により構成される。
【0048】なお、搬送ガイド494の一端にマイラ4
97が配置されており、スイッチバック部49にて表裏
反転された転写紙が、下流へ再搬送される際にその後端
が搬送路48へ再突入するのを防止している。
【0049】スイッチバック部49の概略動作を以下に
説明する。スイッチバック部49上流より搬送される転
写紙の先端が検知手段496により検出されてから一定
時間後、転写紙が搬送ローラ491に到達する以前に、
搬送ローラ491を図5の矢印e方向に回転させる。搬
送ローラ491により搬送される転写紙の後端が検知手
段496により検出されてから一定時間後、転写紙の後
端がマイラ497を超えてから搬送ローラ491を逆回
転、つまり、図5の矢印f方向に回転させ、転写紙は搬
送ローラ対493に搬送される。
【0050】図6に示すように、搬送路50は、図示し
ない駆動源により駆動回転される搬送ローラ対501,
901,503,504、排出ローラ対505、および
検知手段508,509により構成される。
【0051】搬送路51は、搬送路50により搬送され
ている転写紙の進行方向を切り換えるための図示しない
ソレノイドにて駆動される切換爪511、図示しない駆
動源により駆動回転される搬送ローラ対512、排出ロ
ーラ対513、搬送ガイド514,515、および検知
手段508,509により構成される。
【0052】搬送路52は、搬送路50により搬送され
ている転写紙の進行方向を切り換えるための図示しない
ソレノイドにて駆動される切換爪521、図示しない駆
動源により駆動回転される搬送ローラ対522,52
3、排出ローラ対524、搬送ガイド525,526,
528、および検知手段527により構成される。
【0053】前記検出手段509,516,527によ
り転写紙後端が検出されてから一定時間後、排出ローラ
対505,513,524は、図示しない減速手段によ
り回転が減速させられ、後述の各トレイへの安定した転
写紙収容を可能ならしめている。
【0054】図7は、搬送路における転写紙の動きの概
略を説明するための図である。フィニッシャ40は、A
DF20にセットされた原稿群D(図26参照)を1セ
ットづつ後処理を行うものであり、後述のステープルモ
ードが選択された場合に、オペレータにより設定された
置数が1の場合および2以上の場合の1セット目の転写
紙群は、すべて複写機本体10から排出された後、搬送
部47に設けられたスイッチバック部49で表裏反転さ
れ、フィニッシャ40の処理部41へ選択的に搬送され
る。また、ステープルモード以外のモードにおいては同
様にすべてスイッチバック部49で表裏反転された後、
ノンソートトレイ401または収容部46へ選択的に搬
送される。
【0055】ステープルモードにおいて、オペレータに
よる設定置数が2以上の場合の2セット目以降の各セッ
トの1枚目の転写紙Paは、複写機本体10から排出さ
れた後、スイッチバック部49および紙折り部35を通
過してスイッチバックローラ対341に搬送され、そこ
で表裏反転された後、搬送路34へ搬送される。
【0056】各セットの2枚目の転写紙Pbは、複写機
本体10から排出された後、スイッチバック部49で表
裏反転され、搬送路34と搬送路50の合流点53で搬
送路34から搬送される1枚目の転写紙Paと重ね合わ
された後、フィニッシャ40の処理部41へ搬送される
仕組みになっている。
【0057】各セットの3枚目の転写紙Pcは、複写機
本体10から排出された後、スイッチバック部49で表
裏反転され、搬送路50を経て、フィニッシャ40の処
理部41へ搬送される。
【0058】各セットの4枚目の転写紙も、3枚目の転
写紙と同様の動作を設定枚数まで繰り返す。
【0059】以上の動作により、各セットの1枚目の転
写紙Paは、2枚目の転写紙Pbと重ねられ、2枚目の
転写紙Pbが搬送されるタイミングでフィニッシャ40
の処理部41へ搬送されることになる。
【0060】したがって、直前のセットの最後の転写紙
が処理部41に搬送されてから、次セットの重ねられた
1枚目および2枚目の転写紙Pa,Pbが排出されるま
でに、若干の余裕時間が発生し、その間に処理部41に
おけるステープル処理を完了させることにより、各セッ
ト間において複写機本体10がステープル処理時間に相
当する時間だけ給紙間隔を開ける必要がなくなり、ステ
ープルモード時の生産性向上を図ることが可能となって
いる。
【0061】《紙折り装置》次に、紙折り装置の詳細な
構成とその動作とを説明する。図8は、フィニッシャの
紙折り装置の外観を示す概略斜視図、図9は、フィニッ
シャの内部構造の詳細を説明するための図である。
【0062】図8に示すように、紙折り装置30は、フ
ィニッシャ40に設けられ、前後方向に伸びた図示しな
いレール部材と、当該レール部材に係合するように紙折
り装置30に備えられた図示しない複数のコロとによ
り、フィニッシャ40の前面側から背面側に移動可能に
してフィニッシャ40に脱着可能に構成されている。
【0063】図9に示すように、紙折り装置30は、ス
イッチバック部49から転写紙を受け取り第1の折りを
行うための第1搬送路31、第2の折りを行うための第
2搬送路32、数種の紙折りを行う紙折り部35、折り
後の転写紙の表裏反転を行うためのスイッチバックロー
ラ対341、スイッチバックローラ対341に搬送する
ための第3搬送路33、およびスイッチバックローラ対
341によって表裏反転された折り後の転写紙を搬送す
るためのスイッチバック搬送路34から構成されてい
る。
【0064】以下に紙折り装置30の各部の詳しい説明
を行う。第1搬送路31は、搬送ガイド314,315
および316,317で形成され、折りローラ351,
352に隣接して設けられている。この第1搬送路31
には、折りローラ351,352,353と同一の駆動
源により回転される搬送ローラ対311が設けられてお
り、折りローラ351,352,353と共に正逆転可
能に構成されている。
【0065】また、第1搬送路31には、紙折り形態お
よび用紙サイズに応じて用紙搬送方向に移動可能なスト
ッパ313が設けられており、図示しないステッピング
モータの駆動によってストッパ313の移動が行われる
構成となっている。
【0066】さらに第1搬送路31の折りローラ352
近傍には、切換部材312が設けられており、スイッチ
バック部49から搬送された転写紙の先端をストッパ3
13の方向または折りローラ351,352に噛み込ま
せる方向に選択的に案内することが可能となっている。
【0067】第2搬送路32は、搬送ガイド323,3
24で形成され、折りローラ351,353の近傍か
ら、折りローラ352に対向するように構成されてい
る。
【0068】第2搬送路32には、転写紙の先端を当接
させるためのストッパ322が設けられており、図示し
ないソレノイドによってストッパ322の用紙搬送方向
の位置が切換えられる仕組みになっている。
【0069】また、第2搬送路32の折りローラ352
近傍には、転写紙の先端をストッパ322の方向または
折りローラ352,353に噛み込ませる方向に選択的
に案内することが可能な切換部材321が設けられてお
り、図示しないソレノイドによって切換が行われる構成
となっている。
【0070】紙折り部35は、3本の折りローラ35
1,352,353で構成されており、これら3本の折
りローラ351,352,353は、折りローラ351
と352、352と353がそれぞれ圧接するように配
置されている。
【0071】第3搬送路33は、搬送ガイド331,3
32で形成され、折りローラ352と353の近傍から
スイッチバック搬送路34のスイッチバックローラ対3
41の上流に結合するように構成されている。
【0072】スイッチバックローラ対341は、図示し
ない駆動源により正逆転が可能となっている。
【0073】スイッチバック搬送路34は、搬送ガイド
332,345から形成され、搬送路50に合流するよ
うに構成されており、転写紙をスイッチバック搬送路3
4から、搬送路50へ送るための搬送ローラ対342,
343,344が配置されている。
【0074】また、第3搬送路33とスイッチバック搬
送路34との結合部には、搬送ガイド322に取り付け
られたマイラ333があり、スイッチバックされた転写
紙が第3搬送路33に突入するのを防止している。
【0075】本紙折り装置30は、以下に示す4つの紙
折りモードを有しており、複写機本体10の操作パネル
500の操作により自動的に選択可能に制御されてい
る。
【0076】第1のモードは、大サイズの用紙をZ形状
に折るZ折りモードであり、図10〜図13は、Z折り
モードを説明するための図である。複写機本体10から
排出され、紙折り装置30に搬入されてきた転写紙P
は、第1の折りをなされるべく、第1搬送路31に向か
ってスイッチバックローラ491,492および搬送ロ
ーラ対311により搬送され、ストッパ313に向けて
搬送されるように位置している切換部材312を通過
し、複写機本体10からの折り形態、用紙サイズの信号
により、所定の位置に移動・停止しているストッパ31
3に先端が当接する。
【0077】転写紙Pをそのまま搬送させると、図10
に示すように、第1の折りを行う折りローラ351,3
52のニップ近傍にループを形成し、さらに搬送を続け
ると折りローラ351,352のニップに噛み込まれ、
第1の折りが終了する。
【0078】なお、折り部35の折りローラ351,3
52,353は、上流に配置された検知手段496で転
写紙Pの先端を検出した信号により、転写紙Pが第1搬
送路31でループを形成するよりも先に矢印A方向に回
転しているものである。また、第1搬送路31は、転写
紙Pがストッパ313に当接しループを形成する際に、
折りローラ351,352のニップ側にたわむように配
置されていることは言うまでもない。
【0079】第1の折りが終了した転写紙Pは、前記複
写機本体10からのZ折り指示の信号で、転写紙Pを第
2搬送路32へ導くように回動した切換部材321によ
り、第2搬送路32に搬送され、用紙サイズに対応した
ストッパ322に先端が当接する。折りローラ351,
352によりさらに搬送を続けた転写紙Pは、図11に
示すように、第2の折りを行う折りローラ352,35
3のニップ近傍にループを形成し、このループが折りロ
ーラ352,353のニップに噛み込まれ、そのまま搬
送されていくことで第2の折りが終了する。ここにおい
ても、第2搬送路32が転写紙Pのループ形成の際に、
第2の折りを行う折りローラ352,353のニップ側
にたわむように配置されていることは言うまでもない。
【0080】第2の折りが終了し、Z折りが完了した転
写紙Pは、図12に示すように、第3搬送路33に搬送
され、下流の各トレイ上にすでに収容されているZ折り
済みの転写紙P1 の折り目に後から排出されてくるZ折
り済みの転写紙P2 がもぐり込んで収容性を悪化させて
しまうことを防止するため、裏面が上になるように各ト
レイに排出するためにスイッチバック搬送路34に搬送
される。
【0081】ここでスイッチバックローラ対341によ
って転写紙Pの後端が図示しない検知手段を抜け、マイ
ラ333を抜ける時間経過後、スイッチバックローラ対
341の回転を、矢印B方向から図13に示すように矢
印C方向へ変えることでスイッチバックされ、搬送路5
0に向け、図示しない駆動源により駆動される搬送ロー
ラ342,343,344により搬送される。
【0082】第2のモードは、転写紙を中央部から2つ
折りにする中折りモード(以下、袋綴じモードともい
う。)であり、図14〜図16は、中折りモードを説明
するための図である。前述したZ折りモードでの第1の
折り動作のときとストッパ313の位置が異なっている
のみで、同様の過程を経て図14に示すように第1の折
りが行われる。
【0083】第1の折りが終了した転写紙Pは、第2搬
送路32の入口に設けられた切換部材321が第2搬送
路32へ転写紙Pを導くようには回動されず、第2の折
りを行う折りローラ352,353のニップへ向け直接
搬送されるようになっているため、折りローラ351,
352を抜けた後、直ちに図15に示すように第2の折
りを行う折りローラ352,353のニップに噛み込ま
れ、図16に示すようにそのまま第3搬送路33に搬送
された後、スイッチバック搬送路34に搬送される。こ
こでZ折り時と同様にスイッチバックローラ対341に
より表裏反転され、下流の搬送路50に向け搬送され
る。
【0084】第3のモードは、週刊誌のように折り目の
ついた転写紙群の中央部にステープル処理するための折
り目つけを行う中綴じモードであり、図17〜図19
は、中綴じモードを説明するための図である。複写機本
体10から排出されてきた転写紙Pは、第2の折りモー
ドのときと同様に、転写紙Pのサイズに合わせて中央部
から2つ折りするように位置している第1搬送路31の
ストッパ313に向けて搬送される。図17に示すよう
に上記第2のモード時のようにループを形成し、図18
に示すようにこのループが折りローラ351,352の
ニップに噛み込まれ、上流に配置された検知手段496
が転写紙の後端を検出したタイミングでスタートしてい
るタイマーの設定時間が経過するまで下流に向け搬送を
続ける。該設定時間後、転写紙Pを下流へ搬送するよう
矢印A方向に回転していた折りローラ351,352お
よび搬送ローラ対311が、図19に示すように矢印D
方向に回転するため、転写紙Pは、折りが行われた部分
が折りローラ351,352のニップから抜け出し、中
央部に折り目がついた状態で開かれ、それまで後端であ
った方を先端にスイッチバックされ、再び上流側に搬送
される。
【0085】ここで紙折り装置30とは別の図示しない
駆動源から駆動伝達を受けているスイッチバックローラ
491,492も、折りローラ351,352、搬送ロ
ーラ対311の逆転とほぼ同じタイミングで逆転させる
ことにより、転写紙Pは、搬送路50,51を経て前記
処理部41へ搬送される。この動作をオペレータが設定
した設定枚数まで繰り返した後、該処理部41にて中綴
じ処理すれば、所望の中綴じ処理された転写紙群を得る
ことができる。
【0086】第4のモードは、紙折り部35で転写紙P
に対して紙折り処理を行わずに通過させるスルーモード
であり、図20〜図22は、スルーモードを説明するた
めの図である。このスルーモードは、前述のようにステ
ープルモード時、転写紙群である各セットの1枚目の転
写紙P1 と2枚目の転写紙P2 とを重ねて前記処理部4
1へ搬送するため、該1枚目の転写紙P1 の紙折り部3
5の通過を許容するものである。
【0087】複写機本体10から排出された1枚目の転
写紙P1 は、第1搬送路31に設けられている切換部材
312が該転写紙P1 の先端を折りローラ351,35
2のニップへ直接搬送するように前記複写機本体10か
らの信号により回動しているため、図20に示すように
そのまま折りローラ351,352のニップへ噛み込ま
れる。さらに第2搬送路32の入口に設けられた切換部
材321も折りローラ352,353のニップへ前記転
写紙P1 を搬送するよう回動しているため、折りローラ
352,353のニップに先端を突入させる。その後、
図21に示すように前記転写紙P1 は搬送を続け、第3
搬送路33を経てスイッチバック搬送路34へ向かい、
第1・第2のモードのときと同様に、ここで図22に示
すようにスイッチバックされ、2枚目の転写紙P2 と、
スイッチバック搬送路34および搬送路50の合流点に
て重ねられるべく搬送されてゆく。
【0088】《処理モード》基本的な処理モードについ
て、図3および図4を参照して以下に説明する。
【0089】(ノンソートモード)ノンソートモード
は、前記複写機本体10より排出された転写紙を未処理
状態でノンソートトレイ401または排紙トレイ475
へ排出/積載するモードである。なお、ノンソートトレ
イ401と排紙トレイ475との排出口の切換えは、転
写紙の排出枚数によって自動的に選択されるよう制御さ
れている。
【0090】(紙折りモード)紙折りモードは、前述し
たように、紙折り処理を行わずに通過させるスルーモー
ドを除けば、中折りモード、Z折りモード、中綴じモー
ドの3種類を有し、オペレータにより選択可能に制御さ
れる。
【0091】すなわち、中折りモードは、転写紙の搬送
方向の中央部にて転写紙を折るモードであり、転写紙は
画像面を外側にして二つ折りされる。Z折りモードは、
画像面を内側にして転写紙の搬送方向中央部で折り曲げ
られ、さらに二つ折りされた一方のみを画像面を外側に
して中央部で折り曲げられるモードであり、転写紙はZ
状に折り曲げられ、折られた後の搬送方向長さは折られ
る前の半分になる。中綴じモードは、転写紙の搬送方向
中央部に折り目をつけるモードであり、ちょうど中折り
モードで折られた転写紙を開いた状態と等しい。
【0092】(ステープルモード)ステープルモード
は、コーナー綴じ、サイド綴じ、中綴じモード3種類を
有し、オペレータにより選択可能に制御される。
【0093】コーナー綴じモードは、転写紙の四角のう
ち、一角の端部のみをステープルするモードである。
【0094】サイド綴じモードは、転写紙の端部の中央
付近で、中央部に対し対称的に2ケ所ステープルするモ
ードである。
【0095】中綴じモードは、転写紙搬送方向中央部に
つけられた折り目上に、転写紙幅方向中央部付近で、中
央部に対し対称的に2ケ所ステープルするモードであ
る。
【0096】コーナー綴じモードは、前述したZ折りモ
ードとの組合せは可能であるが、その他の紙折りモード
との組合せは必要としない。サイド綴じモードは、Z折
りモードまたは中折りモードとの組合せが可能である。
また、中綴じモードは、上記紙折りモードで説明した中
綴じモード以外の紙折りモードとの組合せは必要としな
い。
【0097】(パンチモード)パンチモードは、転写紙
端部に複数個の穴を開けるモードである。パンチモード
は、前記コーナー綴じまたはサイド綴じモードとの組合
せも可能である。
【0098】《制御系の構成》上述した各処理を制御す
る制御系について説明する。図23は各処理を行うため
の制御系のブロック図である。
【0099】この制御系の中心は、複写機の動作を制御
する複写機用CPU910、ADF20の動作を制御す
るADF用CPU950、およびフィニッシャの動作を
制御するフィニッシャ用CPU980である。各CPU
には、それぞれの制御プログラムが記憶されたROM9
11、951、981と作業領域であるRAM912、
952、982が設けられている。
【0100】また、複写機用CPU910には、読み込
んだ画像を記憶するための画像メモリ825とこの画像
メモリ825に記憶された画像情報を元に画像処理を行
う画像処理部12が設けられている。この画像処理部1
2では、シェーディング補正、MTF補正、ガンマ補正
などの画質補正が行われ、画質補正された画像データ
は、画像メモリ825に符号データとして記憶される。
そして、記憶された画像データを元に、複写機用CPU
910からの指示によって画像の拡大縮小や回転などの
画像編集が行われる。
【0101】また、この画像処理部12は、イメージリ
ーダのCCDラインセンサ117が、読み取ったアナロ
グ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器821を
介して接続されており、さらに、画像信号処理部12は
出力する画像情報をデジタル信号からアナログ信号に変
換するD/A変換器831を介して半導体レーザ131
を駆動する。
【0102】フィニッシャ用CPU980には、上述し
たフィニッシャ各部の動作を実行するためにモータやソ
レノイドなどの各駆動手段と、フィニッシャの転写紙の
搬送経路内や紙折り装置30に設けられている転写紙検
出用のセンサなどの各センサが接続されている。
【0103】《操作パネル》複写機本体10に設けられ
ている操作パネル500は、例えば図24に示すよう
に、複写開始を指示するプリントキー501、複写枚数
を入力するテンキー504、メッセージの表示と各種設
定が行われる液晶表示パネル503、用紙の折り方の指
示、ステープル指示およびパンチ指示などを行う処理セ
レクトキー502などよりなる。
【0104】この操作パネル500の制御は複写機用C
PU910によって行われており、複写機用CPU91
0は各操作キーからの入力を判断して、各処理を実行
し、かつその処理状態や各種メッセージを液晶表示パネ
ル503上に出力する。
【0105】《各モード動作時の仕上りについて》プラ
テンガラス111上に原稿Dをセットする際は、図25
に示すように画像面を下向きにして、ステープル処理を
したいvまたはwで示す位置を図中右側になるようにセ
ットする。ADF20に原稿Dをセットする際は、図2
6に示すように画像面を上向きにして、ステープル処理
をしたい位置を図中左側になるようにセットする。この
場合にコーナーのみを綴じたいときは、複写機本体10
の操作パネル500上で、図25および図26に示すv
またはwのどちらかを選択することができる。
【0106】次に、各用紙サイズ、動作モードにおける
動作、仕上りについて説明する。小サイズの原稿を原稿
スケール101に対し横置きしたときの仕上りを図27
に示す。このとき、複写機本体10は画像反転処理を行
わずに転写紙を排出し、前記収容トレイ411に収容さ
れた用紙束の搬送方向後端を綴じる。なお、図27の上
段は縦書きの原稿、下段は横書きの原稿の場合を示して
おり、破線で示す符号は裏面に存在していることを表し
ている。
【0107】小サイズの原稿を原稿スケール101に対
し縦置きしたときおよび大サイズの原稿時の仕上りを図
28の上段および中段に示す。このとき、複写機本体1
0は画像反転処理を行って転写紙を排出し、前記収容ト
レイ411に収容された用紙束の搬送方向後端を綴じ
る。なお、図28の上段は縦書きの原稿、中段は横書き
の原稿の場合を示している。
【0108】また、Z折りを行う際の仕上りを図28の
下段に示す。このときも、複写機本体10は画像反転処
理を行わずに転写紙を排出し、前記収容トレイ411に
収容された用紙束の搬送方向後端を綴じる。
【0109】中綴じモードの仕上りを図29(a)
(b)に示す。n枚の原稿D1 、D2 、……、Dn-1 、
Dn を中綴じするとき、複写機本体10から排出される
1枚目の転写紙は、表面にDn 、D1 の画像が、裏面に
はDn-1 、D2 の画像が形成され、2枚目の転写紙に
は、表面にDn-2 、D3 の画像が、裏面にはDn-3 、D
4 の画像が形成されている。以下同様の手順で画像が形
成される。前記収容トレイ411に収容された用紙束の
中央部を綴じることにより、仕上りは例えば原稿を8枚
とすると、図29(c)に示す通りになる。
【0110】袋綴じモードの仕上りを図30(a)
(b)に示す。n枚の原稿D1 、D2 、……、Dn-1 、
Dn を袋綴じするとき、複写機本体10から排出される
1枚目の転写紙は、表面にD1 、D2 の画像、2枚目の
転写紙には、表面にD3 、D4 の画像が天地逆に形成さ
れ、以下同様の手順で画像が形成される。前記収容トレ
イ411に収容された用紙束の搬送方向後端を綴じるこ
とにより、仕上りは例えば原稿を4枚とすると、図30
(c)に示す通りになる。
【0111】図31は、両面コピーを(片面コピー+袋
綴じモード+ステープル処理)に切換える制御のフロー
チャート、図32(a)(b)は、それぞれ両面コピー
の仕上りとこれを(片面コピー+袋綴じ+ステープル処
理)に切換えて実行した場合の仕上りとを示す図であ
る。
【0112】両面コピーを(片面コピー+袋綴じモード
+ステープル処理)に切換える制御について、図31の
フローチャートを参照して説明する。まず、図2に示す
ADF20によって原稿を原稿基準位置SPに搬送する
過程で(ステップS1のYES)、原稿のサイズを検出
する(ステップS2)。検出された原稿と同じサイズの
用紙があれば自動的に選択して給紙する(ステップS3
のYES)。ここで本実施の形態では、同じサイズの用
紙がなければ(ステップS3のNO)、両面コピーモー
ドか否かを判断し(ステップS4)、両面コピーモード
であれば(ステップS4のYES)、原稿サイズの2倍
サイズの用紙をさがす(ステップS5)。
【0113】このとき原稿サイズの2倍サイズの用紙が
あれば(ステップS5のYES)、その用紙を選択する
(ステップS6)。そして、原稿の2ページ分を1枚の
用紙に片面コピーし、排出時にコピー面が見えるように
用紙を折るために袋綴じモードとステープルモードとを
選択し実行する(ステップS6)。一方、ステップS4
またはS5でNOと判断された場合には、用紙のないこ
とを操作パネル500の液晶表示パネル503上に表示
してオペレータに知らせる。
【0114】このように本実施の形態では、両面コピー
モードが選択されていて、原稿と同じサイズの用紙がな
かった場合に、片面コピーに切換えて、原稿の2倍のサ
イズの用紙を選択給紙し、2ページ分の原稿をコピーし
て排出するときに用紙をコピー面が見えるように中央で
紙折りして排出した用紙をまとめてステープル処理する
ようにしたので、簡易的な両面プリントを得ることがで
きる。
【0115】また、両面プリントモードが選択され、原
稿と同じサイズの用紙が両面プリントのできない再利用
用紙である場合にも、上記の原稿と同じサイズの用紙が
なかった場合と同様な制御を行うように構成することも
可能である。このようにすれば、無駄な誤ったコピーが
される事態を回避しつつ、簡易的な両面プリントを得る
ことができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、原稿のサ
イズと等しい用紙が収容されていない場合に、プリント
モードの切換えと排出用紙の紙折りとを自動的に行うこ
とにより、簡易的な両面プリントの実現を可能にするこ
とができ、ひいては生産性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複写機本体の内部構造を示す概略構成図であ
る。
【図2】 自動原稿搬送装置の内部構造を示す概略構成
図である。
【図3】 複写装置のフィニッシャの内部構造を示す概
略構成図である。
【図4】 同フィニッシャの内部構造を示す概略構成図
である。
【図5】 同フィニッシャ内の搬送部の概略構成図であ
る。
【図6】 同フィニッシャ内の搬送部の概略構成図であ
る。
【図7】 搬送路における転写紙の動きの概略を説明す
るための図である。
【図8】 フィニッシャの紙折り装置の外観を示す概略
斜視図である。
【図9】 フィニッシャの内部構造の詳細を説明するた
めの図である。
【図10】 Z折りモードを説明するための図である。
【図11】 図10に続くZ折りモードを説明するため
の図である。
【図12】 図11に続くZ折りモードを説明するため
の図である。
【図13】 図12に続くZ折りモードを説明するため
の図である。
【図14】 中折りモードを説明するための図である。
【図15】 図14に続く中折りモードを説明するため
の図である。
【図16】 図15に続く中折りモードを説明するため
の図である。
【図17】 中綴じモードを説明するための図である。
【図18】 図17に続く中綴じモードを説明するため
の図である。
【図19】 図18に続く中綴じモードを説明するため
の図である。
【図20】 スルーモードを説明するための図である。
【図21】 図20に続くスルーモードを説明するため
の図である。
【図22】 図21に続くスルーモードを説明するため
の図である。
【図23】 制御系のブロック図である。
【図24】 複写機本体に設けられている操作パネルの
一例を示す図である。
【図25】 プラテンガラス上に原稿をセットする方法
を示す図である。
【図26】 ADF上に原稿をセットする方法を示す図
である。
【図27】 原稿を原稿スケールに対し横置きしたとき
の仕上りを示す図である。
【図28】 原稿を原稿スケールに対し縦置きしたとき
の仕上りを示す図である。
【図29】 (a)〜(c)は中綴じモードの仕上りを
示す図である。
【図30】 (a)〜(c)は袋綴じモードの仕上りを
示す図である。
【図31】 両面コピーを(片面コピー+袋綴じモード
+ステープル処理)に切換える制御のフローチャートで
ある。
【図32】 (a)(b)は、それぞれ両面コピーの仕
上りとこれを(片面コピー+袋綴じ+ステープル処理)
に切換えて実行した場合の仕上りとを示す図である。
【符号の説明】
10…複写機、 12…画像処理部、 20…自動原稿搬送装置、 30…紙折り装置、 40…フィニッシャ、 41…ステープル処理するための処理部、 117…CCDセンサ、 500…操作パネル、 825…画像メモリ、 910…複写機用CPU、 980…フィニッシャ用CPU、 D…原稿、 P…転写紙(用紙)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/04 106 H04N 1/04 106A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿のサイズを検出する検出手段と、 必要な用紙サイズを入力する入力手段と、 前記検出手段により検出された原稿サイズ若しくは前記
    入力手段により入力された用紙サイズに対応して用紙を
    選択する第1の用紙選択手段と、 収容されている用紙をプリントするために給紙する給紙
    手段と、 原稿画像を読み取る画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段により読み取られた画像データを
    記憶するメモリ手段と、 前記メモリ手段により記憶された画像データを用紙上に
    プリントするプリント手段と、 前記プリント手段によりプリントされた用紙に少なくと
    も折り加工を加えることが可能な後処理手段と、を有す
    る画像形成装置において、 原稿の2倍のサイズの用紙を選択する第2の用紙選択手
    段と、 用紙の両面をプリントする両面プリントモードが選択さ
    れ、原稿と同じサイズの用紙が収容されていない場合に
    は、用紙の片面をプリントする片面プリントモードに切
    換えると共に、前記第2の用紙選択手段により原稿の2
    倍のサイズの用紙を選択させて前記給紙手段により給紙
    し、2ページ分の画像データを該用紙にプリントして、
    排出する際に前記後処理手段によりプリント面が見える
    ように用紙の中央で紙折りする制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、両面プリントモードが
    選択され、原稿と同じサイズの用紙が両面プリントので
    きない再利用用紙である場合には、片面プリントモード
    に切換えると共に、前記第2の用紙選択手段により原稿
    の2倍のサイズの用紙を選択させて前記給紙手段により
    給紙し、2ページ分の画像データを該用紙にプリントし
    て排出する際に、前記後処理手段によりプリント面が見
    えるように用紙の中央で紙折りする制御を行うことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP9208944A 1997-08-04 1997-08-04 画像形成装置 Withdrawn JPH1152802A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006219245A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 折り装置、用紙処理装置及び画像形成装置
JP2007311984A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006219245A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 折り装置、用紙処理装置及び画像形成装置
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