JP3016784B2 - 自動原稿給紙装置および画像読取装置 - Google Patents

自動原稿給紙装置および画像読取装置

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JP3016784B2
JP3016784B2 JP63148184A JP14818488A JP3016784B2 JP 3016784 B2 JP3016784 B2 JP 3016784B2 JP 63148184 A JP63148184 A JP 63148184A JP 14818488 A JP14818488 A JP 14818488A JP 3016784 B2 JP3016784 B2 JP 3016784B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、複写機,フアクシミリ等のシート原稿を自
動的に給紙,走査,排紙する自動原稿給紙装置および画
像読取装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来の自動原稿給紙装置(ADF:Auto Document Feed
er)の一例を第8図に示した。同図はADFの概要を示す
断面図であり、原稿を上向きにして原稿テーブル1に載
置し、且つ先端を呼び出しコロ2部分に軽く付き当たる
まで挿入すると、原稿セツト検知センサが原稿を検知す
るようになつている。ここで複写機本体4のスタートキ
ー(図示せず)を押すと、呼び出しコロ2と呼び出しレ
バー5が作動して原稿は給紙される。この時、給紙され
た原稿は、分離ベルト6と分離コロ7によつて最下位の
原稿を1枚のみ送る。
上述のように分離コロ7を通過した原稿は、レジスト
検知・原稿幅検知センサ8,パルスジエネレータ9,原稿長
さ検知センサ10によつて原稿サイズが検知される。前記
レジスト検知センサ8を原稿後端が通過してレジスト検
知センサ8がオフすると、搬送ベルト11が停止し、原稿
は指定位置(原稿走査基準位置:A)に停止する。
そして複写機本体4において走査,複写作動が完了す
ると、複写機本体4の図示しない制御部から原稿入替信
号が出力され、搬送ベルト11が作動して呼び出しコロ2
と反対側に配設された排紙コロ12により原稿が排出され
て、次の原稿の給紙が行われる。
また両面複写の場合は、原稿は一度コンタクトガラス
13上を通過し、反転排紙検知センサ14のオンによつて、
前記排紙コロ12と同一部分に配設された反転コロ15と反
転切替爪16の作動によつて原稿を反転させて、原稿を再
びコンタクトガラス13上に搬送させる。
ところで上述した従来装置において、両面複写時の原
稿の搬送経路は第9図(a)〜(c)に示すようにな
る。
すなわち、両面複写時には、先ず原稿Gの裏面から複
写するため、この原稿Gの裏面複写時には、第9図
(a)に示すように、呼び出しコロ2などからなる給紙
部Iから出てコンタクトガラス13部を経て、反転コロ15
と反転切替爪16よりなる反転部IIから再びコンタクトガ
ラス13部の原稿走査基準位置Aに達する。
また原稿Gの表面複写時には、第9図(b)に示すよ
うに、コンタクトガラス13上の原稿Gが反転部IIにて反
転されて、コンタクトガラス13上の原稿走査基準位置A
に戻る。
そして排出時には、第9図に示すように、原稿Gはコ
ンタクトガラス13から反転部IIを通過して排紙トレイへ
排出されることになる。
上記従来装置では、原稿面上向き、且つ下分離であ
り、積載された下側の原稿つまり最終ページの原稿から
送つている。
このため転写紙にページを印字したくとも原稿が全部
で何ページまであるのか分からず、印字出来ない。また
原稿ジヤムが起こつた場合、ジヤムした原稿を再セツト
するときは、未だコピーしていない原稿を原稿給紙部分
より取り出し、一番下にジヤムした原稿を入れてセツト
し直す必要があるなど不具合があつた。
〔目的〕
本発明は、上記従来技術が有する課題を解決し、片
面,両面原稿の何れでもページ順にコピーでき、しかも
原稿走査後にはページ順を揃えてスタツクできる自動原
稿給紙装置および画像読取装置を提供することにある。
〔構成〕
上記目的は、原稿表面を上向きにして原稿セットし、
最上位の原稿を原稿走査基準位置に順次給紙して原稿走
査後に原稿の排紙を行う自動原稿給紙装置において、原
稿表面を上面にして上からページ順にセットする原稿テ
ーブルと、前記原稿テーブルから給紙された原稿が載置
され、原稿走査を行うコンタクトガラスと、前記コンタ
クトガラス上に配置され、原稿を前記コンタクトガラス
との間で挟持搬送する正逆転可能な搬送ベルトと、片面
原稿からのコピー時に原稿表面を下向きにして第1原稿
受けにスタックする排紙部と、前記コンタクトガラス上
の原稿の表裏を反転させて前記コンタクトガラスへ搬送
させる反転部と、両面原稿からのコピー時に両面の走査
完了後、原稿表面を下向きにして第2原稿受けにスタッ
クする反転排紙部とを有し、前記コンタクトガラス上の
前記原稿走査基準位置側に、前記原稿テーブル及び前記
反転部及び前記反転排紙部を設け、前記原稿走査基準位
置とは逆側に前記排紙部を設けた第1の手段によって達
成される。
上記目的は、第1の手段において、前記反転部の途中
から前記第2原稿受けに排紙することにより、前記反転
部と前記反転排紙部を共通の搬送経路とした第2の手段
によって達成される。
上記目的は、コンタクトガラスを有する読取部と、前
記コンタクトガラス上に原稿を給紙する自動原稿給紙装
置を備えてなる画像読取装置において、前記自動原稿給
紙装置は、第1又は2の手段の自動原稿読取装置である
第3の手段によって達成される。
上記目的は、第3の手段において、前記第1原稿受け
を前記読取部に設けた第4の手段によって達成される。
以下、本発明の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第4図に本発明を適用した複写機のシステム全体の一
例を示す。これは主に、第5図に示す本体部、後で詳述
する自動原稿給紙部1000、第6図に示す多段給紙部とか
らなつている。
複写機本体の略中央部には時計回りに回転駆動可能な
感光体ドラム501が配設され、その周囲には除電ランプ5
06,帯電チヤージヤ502,イレースランプ503,第1の現像
装置301,第2の現像装置302,転写前除電ランプ504,転写
チヤージヤ404,分離チヤージヤ405,ブレード方式のクリ
ーニング装置600が配設されている。感光体ドラム501は
表面に感光層を設けたもので、この感光体は前記除電ラ
ンプ506,帯電チヤージヤ502にとつて均一帯電され、光
学系100から画像露光を受ける。
前記光学系100はコンタクトガラス101の下方で原稿像
を走査可能に配設したもので、光源102と可動ミラー10
5,106,107,109,110と、レンズ113,固定ミラー112とから
構成されている。前記光源102,可動ミラー103は、感光
体ドラム501の周速度(V)に対して(V/m、ここでmは
複写倍率)の速度で右方向に移動し、可動ミラー106,10
7は(V/2m)の速度で移動するように駆動モータ(図示
せず)で駆動される。この感光体の周速度は、等倍、変
倍に係わらず一定である。また、複写倍率の変更に際し
ては、前記レンズ113が光路上を移動するとともに、ミ
ラー109,110が移動し、その倍率に対応した光路長を確
保する。尚、114は光学系と作像系とを仕切る防塵ガラ
スである。
一方、複写機本体の右側には、それぞれ呼び出しロー
ラ203,222、給紙ローラ204,223、分離ローラ205,224を
備えた給紙部210,220が配置され、複写紙の搬送路はレ
ジストローラ対402,吸引搬送ローラ407,定着装置700,排
紙中間ローラ801,本体排紙ローラ802にて構成されてい
る。212,225はペーパーサイズ検出スイツチである。
レジストローラ対402の手前にはレジストローラ対402
のON/OFFを制御するためのレジストローラ前センサ401
が設けられている。
給紙部210の上部には手差し給紙部201が設けられ、手
差し給紙とカセツト給紙はどちらか何れか一方が使用で
きるようになつている。手差し給紙部にはペーパーの幅
方向のサイズを検出するサイズセンサ(図示せず)が設
けられている。
手差し給紙部は開閉可能になつていて、開閉を検出す
るセンサ(図示せず)により、開いたときは給紙部210
のカセツト内ペーパーの加圧を行う加圧アーム(図示せ
ず)の加圧力を解除し、手差し部からの給紙を可能にす
る。
前記手差し給紙部201、またはカセツト給紙部210,220
から送られた用紙は、レジストローラ対402で感光体501
上のトナー像とタイミングをとられ、転写チヤージヤ40
4にて上面にトナー像を転写され、分離チヤージヤ405に
て感光体501から剥離される。剥離した転写紙は吸引搬
送ローラ407に吸引・搬送されながら定着装置700のガイ
ド板701に送られ、定着ローラ704,加圧ローラ705により
上面のトナー像が定着される。定着後の転写紙は分離爪
707により定着ローラ704より剥離され、定着排紙ローラ
対708を経て、排紙中間ローラ801に至る。ここでゲート
803は破線の位置となり、一旦再給紙側に搬送され、反
転ローラ813,814にくわえられ、用紙の後端が用紙検知
センサ823に検知され所定時間経過後にゲート816は破線
の位置になり、反転ローラ813,814は反時計回りに逆転
し、用紙はゲート815に沿つて本体排紙ローラ802に向か
う。この本体排紙ローラ802から送り出されるときの用
紙は原稿面を下面としてトレイ824上にスタツクされ
る。ゲート815の先端下部は可撓性のフイルムで出来て
いるので、用紙が一旦通り抜けると、元の搬送路へは戻
らないようになつている。
この複写システムでは、後述する原稿自動給紙装置
(ADF)で原稿を頁順に送るので、このように片面のみ
の複写の時は、複写面が下面となることにより頁順のコ
ピーが得られる。
本体の下部の左側から中央にかけては、両面複写を行
うための再給紙部とその搬送部800が配設されている。
両面複写の搬送経路は、大きく分けて2つの場合に対
応してあり、1つはA4横サイズ以下の場合と、もう1つ
はそれ以上の比較的大きいサイズである。
A4横サイズ以下の両面複写の場合、第1面複写済み用
紙は、定着排紙ローラ対708を経て排紙中間ローラ801に
至る。このときのゲート803は実線の位置にあり、用紙
は本体排紙ローラ802に向かい、用紙後端が用紙検知セ
ンサ823で検知されると排紙中間ローラ801、本体排紙ロ
ーラ802は逆転し、用紙は後端を先頭にしてガイド板821
側に向かう。用紙は搬送ローラ対810にくわえられ、A5
横サイズまたはHLTサイズ(ハーフレターサイズ)の場
合はゲート820は実線の位置にいて、搬送ローラ対809に
より再給紙トレイ808上にスタツクされる。A4横サイズ
またはB5横サイズの場合はゲート820が破線の位置とな
り、搬送ローラ対810を通ると直ちに再給紙トレイ808に
向かう。1枚の原稿から複数(N)枚のコピーをとる、
いわゆる1toNの場合は同様の動作を繰り返し再給紙トレ
イ808上に順次スタツクされる。尚、このときスタツク
する用紙毎に呼び込みローラ807により先端が揃えられ
る。
第2面目の複写に移ると呼び出しローラ804により最
上位紙が搬送され、給紙ローラ805と分離ローラ806の働
きにより積載された用紙の内の1枚が給紙される。搬送
ローラ対408を通り、レジストローラ対402に達する。こ
こで第2面目(両面原稿の場合は裏面)の画像先端との
タイミングを取つて、転写部へと送られる。以下は片面
複写の時と同じ工程を経て排紙中間ローラ801まで行
き、このときゲート803は実線の位置のままであるの
で、用紙はそのまま本体排紙ローラ対802を経てトレイ8
24上にスタツクされる。これにより第1面が下面になり
第2面が上面になつて積載される。
A4縦サイズ以上の両面複写の場合は、第1面複写済み
用紙は、定着排紙ローラ対708を経て排紙中間ローラ801
に至ると、このときのゲート803は破線の位置にあり、
用紙は搬送ローラ813側に向かう。用紙後端が用紙検知
センサ823で検知され所定時間経過すると反転ローラ81
3,814は逆転し、用紙はスイツチバツクして後端が先頭
になる。用紙サイズがA3または17インチ(43.18cm)の
場合はゲート817が破線の位置になり、直ちに再給紙ト
レイ808上に送る。B4サイズまたは14インチ(35.56cm)
サイズの時はゲート818がA4縦サイズまたはB5縦サイズ
の時はゲート811がそれぞれ破線の位置になつて用紙を
再給紙トレイ808上に送る。再給紙から排紙までの動作
はA4横サイズ以下の時と同様である。
搬送路を以上のように構成することによつて、A4横サ
イズ以下の場合は、より速くスイツチバツクするので再
給紙トレイにスタツクするまでの時間が僅かながら短縮
できる。
本体に2つのカセツト給紙部210,220と1つの手差し
給紙部201を持つているが、さらに多くの用紙サイズの
給紙を行う場合、本体の下部に接続することが出来る多
段給紙装置900を使う。多段給紙装置900は、第3の給紙
部901,第4の給紙部910,第5の給紙部920,第6の給紙部
930とからなり、特に第6の給紙部930は大量の用紙を給
紙できる大量給紙装置(LCT)としても使えるようにな
つている。ここでの給紙方法も本体のそれと同じく、い
ずれも呼び出しローラ903,913,923,933、給紙ローラ90
4,914,924,934、分離ローラ905,915,925,935からなるリ
バースローラ給紙方式である。ローラ対951,952は搬送
用である。この第3の給紙部901から第4の給紙部910に
も、ペーパーサイズ検出スイツチ906,916,926,936があ
り、各々のカセツトに収納された用紙サイズが検出でき
るようになつている。例えばここで、第4の給紙部910
のカセツトが選択されたとして、その動作を説明する。
まず、呼び出しローラ913の回転により用紙が何枚か送
り出され、反時計回りに回転する給紙ローラ914と、あ
るトルク以下では反時計回りに回転するように付勢され
た分離ローラの働きにより、1枚だけの用紙が搬送ロー
ラ対952へ送られる。こうして用紙は搬送ローラ対951,4
08を経てレジストローラ対402に到達する。途中にある
レジストローラ前センサ401を用紙が遮るので、所定時
間の後に搬送ローラ対408,951,952は停止する。この後
は本体の他の給紙部から給送された用紙と同様に、感光
体の画像とタイミングを取つて再搬送される。
この多段給紙では、左側に大サイズの給紙カセツト
を、右側に小サイズのカセツトをセツトするように示さ
れているが、これは特にこのようにする必要はないが、
全体の構成上こうした方がバランスが良いのでこれを図
示している。万が一、給紙から搬送部でジヤムが発生し
た場合には、一点鎖線940で示す部分を開放して、搬送
部のジヤムした用紙を取り除くように配慮されている。
ここに示すように、4つの給紙部を左右に分けて配置
したのは、搬送経路を出来るだけ短くして用紙の搬送時
間を短縮すること、床近くにカセツトを設置して操作性
を悪くしないようにしたためである。
第1図は本実施例の自動原稿給紙装置を示す一部を省
略した断面図であり、複写機本体100上に設けられたコ
ンタクトガラス101上部に自動両面反転原稿給紙装置(A
RDF)1000が配置されている。このARDF1000は原稿給紙
部I,搬送部II,反転排紙部III,排紙部IVからなり、原稿
給紙部Iは原稿テーブル1003,原稿挿入口1002,呼び出し
ローラ1004,センサ(A)1005,分離ローラ1006,阻止コ
ロ1007,センサ(D)1039を有しており、原稿面を上面
にして上からページ順にセツトする。搬送部IIはベルト
駆動ローラ1021により駆動される無端搬送ベルト1020と
ベルト固定ローラ1022とベルト加圧ローラ1023およびベ
ルト従動ローラ1024よりなる。反転排紙部IIIは反転ロ
ーラ1013,従動ローラ1014,センサ(C)1016,偏向爪101
5,排紙ローラ:両面1034,排紙コロ1033,排紙口1035から
なる。排紙部IVはセンサ(E)1050,排紙ローラ:片面1
051,第1の原稿受けである排紙トレイ1052よりなる。
さらに、第1図において、1008,1009,1010,1011はプ
ルアウトローラ、1018は前記コンタクトガラス101と平
坦面が連続し、且つ支点1019を中心に回転可能な原稿基
準スケール、1036は第2の原稿受け、Aは複写機本体10
0における原稿走査基準位置である。
上述した構成のARDF1000において、最も一般的な片面
原稿からコピーを得る場合を説明する。積載された原稿
Dは呼び出しローラ1004,分離ローラ1006、及び阻止コ
ロ1007により最上部の1枚のみプルアウトローラ1008,1
010に搬送され、原稿基準スケール1018上を通過してコ
ンタクトガラス101上に搬送される。給紙される原稿の
送り方向の長さの検知はセンサ(D)1039によつて行わ
れ、これにより搬送ベルト1020の駆動時間を決定する。
またセンサ(A)1005は原稿の有無を検出する。搬送
ベルト1020により送られる原稿Dは、原稿走査基準位置
Aを原稿後端が一旦通過した後、ベルト駆動ローラ1021
を時計回りに回転させて搬送ベルト1020を左方向に動か
すことにより第1図の実線の位置にある原稿基準スケー
ル1018に突き当てられ、原稿走査基準位Aにセツトされ
る。ベルト駆動ローラ1021は、原稿Dが原稿基準スケー
ル1018に突き当たつた後もさらに若干回転し、原稿のレ
ジストレーシヨンとスキユーを補正してから止まる。こ
のとき搬送ベルト1020と原稿はスリツプすることにな
る。光学系による露光が終了すると、ベルト駆動ローラ
1021は反時計回りに回転駆動され、搬送ベルト1020下側
を右に移動させることにより、原稿を排紙部IVに送る。
原稿Dは排紙ローラ:片面1051により排紙トレイ1052に
原稿面を下向きにしてページ順にスタツクされる。
次に両面原稿からコピーを得る場合を説明する。
まず表面(第1ページ目)からコピーをとるので給紙
から原稿基準スケール1018に突き当たるまでは同じであ
る。表面をコピーし終わると、次に裏面(第2ページ
目)をコピーするためにベルト駆動ローラ1021を時計回
りに回転させ、搬送ベルト1020によつて原稿を反転排紙
部IIIに送り込む。この動作に先立つて、原稿基準スケ
ール1018は原稿Dの搬送を妨げないように支点1017を中
心にし、図示してないソレノイドやスプリング等により
構成される回転機構により第1図の破線の位置に回転す
る。このとき原稿基準スケール1018は原稿Dがコンタク
トガラス101から反転排紙部IIIに向かうときのガイドの
役割をする。原稿Dは反転ローラ1013と破線の位置に回
転した偏向爪1015により反転してコンタクトガラス101
上へと向かう。
原稿先端がセンサ(C)1016により検出されるとベル
ト駆動ローラ1021が反時計回りに回転し、搬送ベルト10
20下側を右方向に動かすことにより原稿Dをコンタクト
ガラス101上に送り出す。その後は、表面を走査したと
きと同様に、原稿のレジストレーシヨンとスキユーを補
正してから走査が始まる。
裏面のコピー終了後は、表面のコピー終了と同様に原
稿基準スケール1018を第1図の破線の位置に回避させて
原稿を反転排紙部IIIに送る。偏向爪1015は原稿がコン
タクトガラス101上に再突入しないように破線の位置に
なり、原稿Dは反転ローラ1013から偏向爪1015を通つて
排紙口1035より排出され、表面を下にして1ページ目か
ら順にスタツクされていく。
次に各部材のより具体的な作動関連を、第2図,第3
図に示したタイミングチヤートに基づいて説明する。第
2図は片面原稿からコピーを取る場合のタイミングチヤ
ートであり、本体のプリントキー押下によりARDFの呼び
出しローラ1004で加圧し、分離ローラ1006を回転させ、
原稿の給紙を開始する。原稿給紙及び搬送ベルト1020の
搬送速度は500mm/sで、プルアウトローラ1025以降の排
紙搬送速度は、800mm/sである。給紙された原稿はセン
サ(D)により長さを検知され、搬送ベルトへと送られ
る。
第1原稿がセンサ(D)1039を通過し、0.06秒後第2
原稿を給紙する。つまり、原稿紙間50mmで連続給紙を行
う。呼び出しローラ1004,分離ローラ1006は重送を防止
するため、プルアウトローラ1008,1009に原稿駆動を移
すまで約0.2秒回転し停止する。搬送ベルトはセンサ
(D)1039を原稿通過後、190mmつまり0.38秒正転し、
コンタクトガラス上に原稿を搬送する。その後、搬送ベ
ルト1020を約10mm(0.02秒)だけ逆転させ、原稿端面を
原稿基準スケール1018へ突き当てて原稿の位置(スキユ
ー,レジスト)を整えて停止させる。原稿がセツトされ
ると本体光学系が原稿走査を行う。本体線速は250mm/s
でA4横の走査には0.88秒以上を要する。原稿走査終了
後、第1原稿を搬送ベルト1020で排紙ローラ:片面1051
へ先端部がかかるまで搬送する。
一方、第2原稿は、第1原稿走査中の第1原稿セツト
時から0.68秒後に給紙を開始し、搬送ベルト1020正転時
には第2原稿は基準スケール1018の手前50mm地点に待機
している。すなわち、第2原稿がコンタクトガラス101
上の基準位置にセツトされるとき、第1原稿の先端は排
紙ローラ:片面1051に達しており、搬送ベルト1020の駆
動500mm/sとは独立に、排紙ローラ:片面1051の排紙速
度800mm/sで搬送され、第2原稿走査中に排紙される。
また第3図は両面原稿からコピーをとる場合のタイミ
ングチヤートであり、第1原稿の給紙タイミングは片面
原稿と同様で、呼び出しローラ1004,分離ローラ1006に
より、表面をコンタクトガラス101上の走査基準位置へ
と搬送する。
表面の走査終了後、原稿反転のため搬送ベルト1020を
反転させ、表面走査中に予め第1図の破線位置へと移動
しておいた原稿基準スケール1018上を搬送させ、反転ロ
ーラ1013へ原稿を誘導する。このとき、偏向爪1015は第
1図の破線位置で、原稿の裏面をコンタクトガラス101
方向にして再度セツトする。一方、搬送ベルト1020は、
原稿先端がベルトにかかるとき、つまり逆転開始より0.
4秒後、正転へ切り換える。
そして表面時と同様、10mm(0.02秒)搬送ベルト1020
を反転して、原稿基準スケール1018へ突き当ててセツト
する。
原稿裏面の走査を終了する以前に、再度原稿基準スケ
ール1018を前記破線位置へ移動し、終了後反転時と同じ
ように搬送ベルト1020を反転させ、原稿を排紙口1035へ
と導く。このとき、偏向爪1015は実線位置で、原稿裏面
を上側に向け原稿受け1036上に排出する。
次の原稿、つまり3頁目の複写は、前頁の走査中に、
走査終了0.2秒前に給紙を開始し、原稿基準スケール101
8上で原稿がすれ違う。このとき原稿基準スケール1018
は実線位置であり、搬送ベルト1020は正転へと切り換え
る。片面原稿時の紙間隔の最低値を50mmとすることによ
り、本体とほぼ同一のCPM(本体のみで40CPM,ADFで39CP
M)が得られる。
ここで原稿の給紙,基準位置へのセツト,走査の終了
等の本体との通信による同期動作は総て予め開始させ、
時間を短縮してある。例えば、従来では原稿を給紙し、
基準位置にセツトしてから露光光学系を走査開始し、転
写紙のレジストをスタートさせたりしていたり、第1原
稿を排紙してから第2原稿を給紙していたりしたが、本
装置では総てレイアウトより想定して、動作を開始させ
ている。
片面原稿時で明らかなように、給紙及び排紙のターン
部で原稿を停止させないように制御し、原稿に曲型を付
けないのと同時にADF中への原稿の滞留時間を短くして
おり、第2図のタイミングチヤートより明らかなよう
に、ジヤムによる停止時に原稿がコンタクトガラス上を
含む搬送路に隠れてしまうのは2枚以内である。
両面原稿時は従来のADFと比較し、格段の差がある。
従来装置は原稿下給紙で、最終頁より複写していく。A4
横サイズの両面原稿を複写した場合、先ず給紙口とは反
対側の反転コロで原稿を反転し、原稿スケール位置に裏
面をセツトする。
次にまた反転コロ部で反転し、表面をセツトし走査後
排紙するが、これに要する全搬送パスは、2632.5mmであ
つた。しかし本方式の場合、約1200mmと極端に短縮して
おり、小サイズ紙の原稿の場合はさらに効果が大きく、
複写時間の短縮につながる。
本実施例において、表面複写時は、第7図(a)に示
すように原稿Dの表面をSとすると、原稿走査基準位置
Aに、原稿入口1002から給紙部Iを経て直ぐセツトさ
れ、また裏面複写時は、第7図(b)に示すように、原
稿走査基準位置Aから反転排紙部IIIを経て再び原稿走
査基準位置Aへと搬送される。さらに、第7図(c)に
示すように、排出時は、原稿走査基準位置Aから反転排
紙部IIIを経て第2の原稿受け1036へ排出されることに
なり、従来装置のような原稿がADFの一端から他端まで
往復するような無駄な搬送時間が無くなる。
またページ順を備える場合、片面原稿を装置上の第2
の原稿受け1036に排出するためには、複雑な搬送経路を
設ける必要があるが、本実施例のARDF装置は原稿走査後
は原稿を直線的に短い経路で装置の外部に排出してしま
うので、構成が単純であり、紙詰まりの確率が低くコス
トも低減出来る。さらに、ページ順に原稿を給紙するこ
とにより転写紙にページを印字する等の加工ができ、原
稿ジヤムが起こつた場合でもジヤムした原稿をもう一度
原稿テーブル1003にセツトするだけで良いので便利であ
る。
以上のような構成と搬送経路のARDFにより片面原稿,
両面原稿ともページ順にコピーがとれ、効率良くページ
順にスタツクされる。
〔効果〕
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、
片面原稿、両面原稿ともにページ順にコピーがとれ、し
かもページ順に原稿をスタックすることができる。また
ページ合わせのための原稿反転を不要とし、かつ原稿テ
ーブル、反転部、反転排紙部を原稿走査基準位置側とし
たことにより、原稿がコンタクトガラス上を無駄に移動
しないので、全搬送パスを短縮することができる。
請求項2記載の発明によれば、反転排出路と、反転経
路を共有できるので、小型化が可能となる。
請求項3,4記載の発明によれば、請求項1又は2又は
3記載の発明により生じる作用効果を奏する画像読取装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図,第3図は
本実施例におけるタイミングチヤート、第4図は本発明
を適用した複写機の正面図、第5図は第4図の複写機の
本体部を示す拡大正面図、第6図は第4図の複写機の給
紙部を示す拡大正面図、第7図(a),(b),(c)
は本実施例の原稿搬送状態の説明図、第8図は従来例の
断面図、第9図(a),(b),(c)は従来例の原稿
搬送状態の説明図である。 1036……第2の原稿受け、1052……第1の原稿受け、I
……給紙部、II……搬送部、III……反転排紙部、IV…
…排紙部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭62−47039(JP,A) 実開 昭61−75457(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 83/00 - 85/00 B65H 15/00 B65H 29/58 - 29/60 G03G 15/00 107

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿表面を上向きにして原稿セットし、最
    上位の原稿を原稿走査基準位置に順次給紙して原稿走査
    後に原稿の排紙を行う自動原稿給紙装置において、 原稿表面を上面にして上からページ順にセットする原稿
    テーブルと、 前記原稿テーブルから給紙された原稿が載置され、原稿
    走査を行うコンタクトガラスと、 前記コンタクトガラス上に配置され、原稿を前記コンタ
    クトガラスとの間で挟持搬送する正逆転可能な搬送ベル
    トと、 片面原稿からのコピー時に原稿表面を下向きにして第1
    原稿受けにスタックする排紙部と、 前記コンタクトガラス上の原稿の表裏を反転させて前記
    コンタクトガラスへ搬送させる反転部と、 両面原稿からのコピー時に両面の走査完了後、原稿表面
    を下向きにして第2原稿受けにスタックする反転排紙部
    とを有し、 前記コンタクトガラス上の前記原稿走査基準位置側に、
    前記原稿テーブル及び前記反転部及び前記反転排紙部を
    設け、前記原稿走査基準位置とは逆側に前記排紙部を設
    けたことを特徴とする自動原稿給紙装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動原稿給紙装置におい
    て、前記反転部の途中から前記第2原稿受けに排紙する
    ことにより、前記反転部と前記反転排紙部を共通の搬送
    経路としたことを特徴とする自動原稿給紙装置。
  3. 【請求項3】コンタクトガラスを有する読取部と、前記
    コンタクトガラス上に原稿を給紙する自動原稿給紙装置
    を備えてなる画像読取装置において、 前記自動原稿給紙装置は、請求項1又は2記載の自動原
    稿給紙装置であることを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像読取装置において、前
    記第1原稿受けを前記読取部に設けたことを特徴とする
    画像読取装置。
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