JP2849126B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2849126B2
JP2849126B2 JP1248074A JP24807489A JP2849126B2 JP 2849126 B2 JP2849126 B2 JP 2849126B2 JP 1248074 A JP1248074 A JP 1248074A JP 24807489 A JP24807489 A JP 24807489A JP 2849126 B2 JP2849126 B2 JP 2849126B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿画像を読み取つて電子写真法により、
転写紙に複写する複写装置に関し、特に裏写り制御に特
徴のある複写装置に関する。
〔従来の技術〕 複写作業に際しては、原稿の濃度や地肌の濃度が多岐
にわたるため、マニユアルで濃度を可変する手段は不可
欠であり、最近では、マニユアルで行う外に、原稿の濃
度を検出して自動的にその複写条件を変えて複写濃度を
制御するものも知られている。これらの複写濃度制御と
しては、特開昭56−92547号公報、特開昭56−95253号公
報、特開昭57−204061号公報、特開昭57−210336号公報
および特開昭58−76862号公報が公知である。
このうち、特開昭56−92547号公報記載のものは、原
稿の非画像部からの反射光の分光特性を検出し、その検
出特性に応じて露光量および現像バイアス電圧の少なく
とも一方を制御するようになつている。
また、特開昭56−95253号公報記載のものは、原稿の
地肌部の表面電位のみならず、濃度の濃い領域と薄い領
域とを持つ基準濃度被写体の表面電位を測定して演算
し、適正な現像バイアス電圧を設定するようになつてい
る。
さらに、特開昭57−204061号公報記載のものは、原稿
画像の濃度を測定し、測定結果に従つて、画像記録条件
を補正するように構成されている。
加えて、特開昭57−210336号公報記載のものは、原稿
送り中にその送り方向全長にわたつて原稿地濃度を検出
し、この検出値で露光ランプの翌るさを設定するように
なつている。
さらに加えて、特開昭58−76862号公報記載のもの
は、センサで原稿の複数の異なる濃度の基準濃度部分を
読み取つて、この読取値に基づいてセンサによる原稿情
報の読取値を補正し、出力特性の傾きをも考慮して原稿
情報を正しく補正するようになっている。
一方、最近、出版物および印刷物のほとんど、例え
ば、A4サイズ以下の印刷物の85%以上が両面印刷であ
り、また、フアイル量の低減から自動両面複写装置も開
発され、それらの両面複写物を原稿として同様に両面に
複写する機会が特に増えてきている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、薄手の転写紙の場合、表面に裏面が写り(透
けて見える)、見にくいものとなる不具合があつた。
本発明の目的は、両面複写時の転写紙の裏写りを自動
的に軽減もしくは解消し、良好な複写物を得ることがで
きる複写装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明に係る複写装置は、
転写紙の透過率を検出する透過率検出手段と、転写紙の
紙厚を検出する紙厚検出手段と、前記透過率検出手段に
より検出された転写紙の透過率及び前記紙厚検出手段に
より検出された転写紙の紙厚に基づいて多段階的に複写
濃度を変更する複写濃度変更手段とを備えたことを特徴
としている。
〔作用〕
上記のように構成すると、透過率検出手段により転写
紙の透過率を直接的に、紙厚検出手段により検出された
転写紙の紙圧から間接的に転写紙の透過率を検出し、こ
の検出結果に基づいて複写濃度を多段階的に変更するこ
とによって、転写紙の紙種に最適な複写濃度を得ること
ができ、裏写りをなくした複写物を得ることが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は上記第1の手段に係る複写装置の制御ブロツ
ク図であつて、1は転写紙の透過率検出手段、2は制御
手段、3は複写濃度を可変する濃度可変手段である。
上記手段においては、転写紙の透過率を透過率検出手
段1で検出し、この結果を制御手段2に入力する。制御
手段2では、この透過率情報に基づいて指令信号を濃度
可変手段3に送り、濃度可変手段3では、この指令信号
に基づき複写濃度を可変する。
第2図は第2の手段に係る複写装置の制御ブロツク図
であつて、この手段の場合、透過率検出手段1の代わり
に、転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段4が設けられ
ている。
そして第1図に示した第1の手段と同様に、紙厚検出
手段4により検出した転写紙厚みに基づいて、複写濃度
を可変する。
第3図は透過率検出手段の一実施例の制御回路を示す
ブロツク図であつて、1aはフオトダイオード(PD)、1b
はLEDであり、転写紙Dを通したLED1bからの透過光は、
フオトダイオード1aで光電変換され、さらに電流−電圧
変換部1c,電圧増幅部1d,A/D変換部1eを介してデジタル
データとして上記制御手段(CPU)2に取り込まれる。
そしてこのデジタルデータを両面複写時の調整データと
する。
具体例として、透過光量がある基準値より大きい場合
は、現像バイアス電圧を標準値より−40V程度下げるも
のである。本実施例では、透過率検出手段1を感光体に
近い位置に設け、全ての給紙カセツトに対し共通に使用
したため、濃度の変更は露光や帯電量で行うことが作像
のタイミング上できないので、現像バイアス電圧にフイ
ードバツクした。
さらに、透過光量の高い転写紙、つまりOHP用紙や第
2原図用紙等では、本方式の濃度低下では対応できない
ため、それが検知された場合、両面の複写動作を禁止し
て片面のみ複写後、転写紙を排出する。またその際に、
両面複写が不能なことを操作パネル上に警告表示する。
第4図は透過率検出手段の検出結果の一例を示す特性
図であつて、検出値の最大値が一般にその転写紙の地肌
部で、この値をピークホールドし、濃度制御に用いる。
つまり地肌部の透過率が高いほど複写濃度を下げるもの
である。
なお、本実施例に用いた透過率検出手段1のLED1b
は、複写装置の感光体の感度波長領域内の露光光源の波
長と等しい、あるいはピーク波長が同じものが好まし
く、PD1aもそのLED1bの波長帯に感度があるものとす
る。
一般に、前述の通り転写紙の透過率に基づいて複写濃
度を制御することが最も適しているが、転写紙が有彩色
紙の場合等、透過率検出手段1のLED1bの発光波長およ
びPD1aの分光感度等から、その検出値による制御が相応
しくない可能性が生じる。
そこで、第2図に示すように、転写紙の紙厚によりそ
の透過率を推定して、濃度制御を行うこともある。これ
は一部の特殊紙を除き、その紙厚は光の透過率に一般に
比例する(光の透過率はその紙厚に依存する)という性
質を利用するものである。
第5図は紙厚検出手段の一実施例の構成図、第6図は
紙厚検出状態の斜視図、第7図は変位センサを2個配置
した例の説明図であつて、4a,4bは転写紙Dを挟持搬送
するローラ4c,4dは変位センサである。
第5図,第6図において、ローラ4aおよび変位センサ
4cは後述するARDF本体に固定されており、ローラ4bには
ローラ4aへ、ばねによつて押し付けられる方向へ力が加
わえられている。転写紙Dがローラ4a,4bの間を通過す
ると、ローラ4bは図中の下方向へ変位し、ローラ4bの軸
位置を変位センサ4cで検出する。変位センサ4cは、レー
ザ光をローラ軸へ照射し、その戻り光を受光して、その
遅れ時間を距離に変換するものである。転写紙Dが通過
していない定常状態の値と通過中との値との差分が、そ
の転写紙Dの厚さとなり、10ミクロン単位で検出され
る。
第7図は変位センサ4c,4d2個を対向させて用いた例
で、変位センサ4c,4d間の距離l、変位センサ4c,4dの各
検出値をA,Bとすると、紙厚Pは、 P=l−(A+B) で算出される。
以下、本発明が適用される複写装置の構成について詳
細に述べる。
第8図は複写システムの構成図、第9図はその主要部
である複写機の構成図であつて、複写機本体の略中央部
には時計回りに回転駆動可能な感光体ドラム501が配設
され、その周囲には除電ランプ506,帯電チヤージヤ502,
イレースランプ503,第1の現像装置301,第2の現像装置
302,転写前除電ランプ504,転写チヤージヤ404,分離チヤ
ージヤ405,ブレード方式のクリーニング装置600が配設
されている。感光体ドラム501は表面に感光層を設けた
もので、この感光体は前記除電ランプ506,帯電チヤージ
ヤ502によつて均一帯電され、光学系100から画像露光を
受ける。
前記光学系100はコンタクトガラス101の下方で原稿像
を走査可能に配設したもので、光源102と可動ミラー10
5,106,107,109,110と、レンズ113,固定ミラー112とから
構成されている。前記光源102,可動ミラー105は、感光
体ドラム501の周速度(V)に対して(V/m、ここでmは
複写倍率)の速度で右方向に移動し、可動ミラー106,10
7は(V/2m)の速度で移動するように駆動モータ(図示
せず)で駆動される。この感光体の周速度は、等倍,変
倍に係わらず一定である。また、複写倍率の変更に際し
ては、前記レンズ113が光路上を移動するとともに、ミ
ラー109,110が移動し、その倍率に対応した光路長を確
保する。尚、114は光学系と作像系とを仕切る防塵ガラ
スである。
一方、複写機本体の右側には、それぞれ呼び出しロー
ラ203,222、給紙ローラ204,223、分離ローラ205,224を
備えた給紙部210,220が設置され、複写紙の搬送路はレ
ジストローラ対402,吸引搬送ローラ407,定着装置700,排
紙中間ローラ801,本体排紙ローラ802にて構成されてい
る。212,225はペーパーサイズ検出スイツチである。
レジストローラ対402の手前にはレジストローラ対402
のON/OFFを制御するためのレジストローラ前センサ401
が設けられている。
給紙部210の上部には手差し給紙部201が設けられ、手
差し給紙とカセツト給紙はどちらか何れか一方が使用で
きるようになつている。手差し給紙部201にはペーパー
の幅方向のサイズを検出するサイズセンサ(図示せず)
が設けられている。手差し給紙部201は開閉可能になつ
ていて、開閉を検出するセンサ(図示せず)により、開
いたときは給紙部210のカセツト内ペーパーの加圧を行
う加圧アーム(図示せず)の加圧力を解除し、手差し給
紙部201からの給紙を可能にする。
前記手差し給紙部201、またはカセツト給紙部210,220
から送られた用紙は、レジストローラ対402で感光体501
上のトナー像とタイミングをとられ、転写チャージャ40
4にて上面にトナー像を転写され、分離チヤージヤ405に
て感光体501から剥離される。剥離した転写紙は吸引搬
送ローラ407に吸引・搬送されながら定着装置700のガイ
ド板701に送られ、定着ローラ704,加圧ローラ705により
上面のトナー像が定着される。定着後の転写紙は分離爪
707により定着ローラ704より剥離され、定着排紙ローラ
対708を経て、排紙中間ローラ801に至る。ここでゲート
803は破線の位置となり、一旦再給紙側に搬送され、反
転ローラ813,814にくわえられ、用紙の後端が用紙検知
センサ823に検知され所定時間経過後にゲート816な破線
の位置になり、反転ローラ813,814は反時計回りに逆転
し、用紙はゲート815に沿つて本体排紙ローラ802に向か
う。この本体排紙ローラ802から送り出されるときの用
紙は原稿面を下面としてトレイ824上にスタツクされ
る。ゲート815の先端下部は可撓性のフイルムで出来て
いるので、用紙が一旦通り抜けると、基の搬送路へは戻
らないようになつている。
この複写システムでは、後述する自動両面原稿給紙装
置(ARDF)で原稿を頁順に送るので、このように片面の
み複写の時は、複写面が下面となることにより頁順のコ
ピーが得られる。
本体の下部の左側から中央にかけては、両面複写を行
うための再給紙部とその搬送部800が配設されている。
両面複写の搬送経路は、大きく分けて2つの場合に対
応してあり、1つはA4横サイズ以下の場合と、もう1つ
はそれ以上の比較的大きいサイズである。
A4横サイズ以下の両面複写の場合、第1面複写済み用
紙は、定着排紙ローラ対708を経て排紙中間ローラ801に
至る。このときのゲート803は実線の位置にあり、用紙
は本体排紙ローラ802に向かい、用紙後端が用紙検知セ
ンサ823で検知されると排紙中間ローラ801、本体排紙ロ
ーラ802は逆転し、用紙は後端を先頭にしてガイド板821
側に向かう。用紙は搬送ローラ対810にくわえられ、A5
横サイズまたはHLTサイズ(ハーフレターサイズ)の場
合はゲート820は実線の位置にいて、搬送ローラ対809に
より再給紙トレイ808上にスタツクされる。A4横サイズ
またはB5横サイズの場合はゲート820が破線の位置とな
り、搬送ローラ対810を通ると直ちに再給紙トレイ808に
向かう。1枚の原稿から複数(N)枚のコピーをとる、
いわゆる1toNの場合は同様の動作を繰り返し再給紙トレ
イ808上に順次スタツクされる。尚、このときスタツク
する用紙毎に呼び込みローラ807により先端が揃えられ
る。
第2面目の複写に移ると呼び出しローラ804により最
上位紙が搬送され、給紙ローラ805と分離ローラ806の働
きにより積載された用紙の内の1枚が給紙される。搬送
ローラ対408を通り、レジストローラ対402に達する。こ
こで第2面目(両面原稿の場合は裏面)の画像先端との
タイミングを取つて、転写部へと送られる。以下は片面
複写の時と同じ工程を経て排紙中間ローラ801まで行
き、このときゲート803は実線の位置のままであるの
で、用紙はそのまま本体排紙ローラ対802を経てトレイ8
24上にスタツクされる。これにより第1面が下面になり
第2面が上面になつて積載される。
A4縦サイズ以上の両面複写の場合は、第1面複写済み
用紙は、定着排紙ローラ対708を経て排紙中間ローラ801
に至ると、このときのゲート803は破線の位置にあり、
用紙は搬送ローラ813側に向かう。用紙後端が用紙検知
センサ823で検知され所定時間経過すると反転ローラ81
3,814は逆転し、用紙はスイツチバツクして後端が先頭
になる。用紙サイズがA3または17インチ(43.18cm)の
場合はゲート817が破線の位置になり、直ちに再給紙ト
レイ808上に送る。B4サイズまたは14インチ(35.56cm)
サイズの時はゲート818がA4縦サイズまたはB5縦サイズ
の時はゲート811がそれぞれの破線の位置になつて用紙
を再給紙トレイ808上に送る。再給紙から排紙までの動
作はA4横サイズ以下の時と同様である。
搬送路を以上のように構成することによつて、A4横サ
イズ以下の場合は、より速くスイツチバツクするので再
給紙トレイにスタツクするまでの時間が僅かながら短縮
できる。
本体に2つのカセツト給紙部210,220と1つの手差し
給紙部201を持つているが、さらに多くの用紙サイズの
給紙を行う場合、本体の下部に接続することが出来る多
段給紙装置900を使う。多段給紙装置900は、第3の給紙
部901,第4の給紙部910,第5の給紙部920,第6の給紙部
930とからなり、特に第6の給紙部930は大量の用紙を給
紙できる大量給紙装置(LCT)としても使えるようにな
つている。ここでの給紙方法も本体のそれと同じく、い
ずれも呼び出しローラ903,913,923,933、給紙ローラ90
4,914,924,934、分離ローラ905,915,925,935からなるリ
バースローラ給紙方式である。ローラ対951,952は搬送
用である。この第3の給紙部901から第4の給紙部910に
も、ペーパーサイズ検出スイッチ906,916,926,936があ
り、各々のカセツトに収納された用紙サイズが検出でき
るようになつている。例えばここで、第4の給紙部910
のカセツトが選択されたとして、その動作を説明する。
まず、呼び出しローラ913の回転により用紙が何枚か送
り出され、反時計回りに回転する給紙ローラ914と、あ
るトルク以下では反時計回りに回転するように付勢され
た分離ローラの働きにより、1枚だけの用紙が搬送ロー
ラ対952へ送られる。こうして用紙は搬送ローラ対951,4
08を経てレジストローラ対402に到達する。途中にある
レジストローラ前センサ401を用紙が遮るので、所定時
間の後に搬送ローラ対408,951,952は停止する。この後
は本体の他の給紙部から給送された用紙と同様に、感光
体の画像とタイミングを取つて再搬送される。
この多段給紙では、左側に大サイズの給紙カセツト
を、右側に小サイズのカセツトをセツトするように示さ
れているが、これは特にこのようにする必要はないが、
全体の構成上こうした方がバランスが良いのでこれを図
示している。万が一、給紙から搬送部でジヤムが発生し
た場合には、一点鎖線940で示す部分を開放して、搬送
部のジヤムした用紙を取り除くように配置されている。
ここに示すように、4つの給紙部を左右に分けて配置
したのは、搬送経路を出来るだけ短くして用紙の搬送時
間を短縮すること、床近くにカセツトを設置して操作性
を悪くしないようにしたためである。
第10図は自動両面原稿給紙装置の構成図であつて、複
写機本体100上に設けられたコンタクトガラス101上部に
自動両面原稿給紙装置(ARDF)1000が設置されている。
前記ARDF1000は原稿給紙部1001,搬送部1019,反転部10
12,排紙部1037からなり、原稿給紙部1001はトレイ1003,
呼び出しローラ1004,分離ローラ1006,阻止コロ1007を有
しており、原稿面を上面にして上から頁順にセツトす
る。搬送部1019はベルト駆動ローラ1021により駆動され
る無端搬送ベルト1020とベルト固定ローラ1022,ベルト
従動ローラ1024とベルト加圧ローラ1023,プルアウトロ
ーラ:駆動1025,プルアウトローラ:従動1026,搬送コロ
1027,搬送ローラ1028などからなる。反転部1012は反転
ローラ1013,従動ローラ1014,偏向爪1015などからなる。
排紙部1037は反転排紙ローラ1029,反転排紙コロ1030,排
紙ガイドコロ1031,排紙コロ1033,排紙ローラ1034などか
らなる。
さらに、第10図において、1002は原稿入口、1005,101
6,1032,1039は各種センサ、1008,1009,1010,1011はプル
アウトローラ、1018は原稿基準スケール、1035は原稿の
出口、1036は原稿受け、Aは複写機本体100における原
稿走査基準位置である。
次に上述した構成のARDF1000において、最も一般的な
片面原稿からコピーを得る場合を説明する。積載された
原稿Dは呼び出しローラ1004,分離ローラ1006、及び阻
止コロ1007により1枚のみプルアウトローラ1008,1010
に搬送され、原稿基準スケール1018上を通過してコンタ
クトガラス101上に搬送される。給紙される原稿の送り
方向の長さの検知はセンサ1039によつて行われ、これに
より搬送ベルト1020の駆動時間を決定する。またセンサ
1005は原稿の有無を検出する。
搬送ベルト1020により送られる原稿Dは、原稿走査基
準位置Aを原稿後端が一旦通過した後、ベルト駆動ロー
ラ1021を時計回りに回転させて搬送ベルト1020を左方向
に動かすことにより原稿基準スケール1018に突き当てら
れ、原稿走査基準位Aにセツトされる。搬送ベルト1020
は、原稿Dが原稿基準スケール1018に突き当たつた後も
さらに回転し、原稿Dのレジストレーシヨンとスキユー
を補正してから止まる。このとき搬送ベルト1020と原稿
Dはスリツプすることになる。光学系による露光が終了
すると、ベルト駆動ローラ1021は反時計回りに回転駆動
され、原稿Dは右方向に搬送され、コンタクトガラス10
1より外側にあるプルアウトローラ:駆動1025に送られ
る。ここで原稿Dは図のU形のガイドに沿つて反転し、
搬送部1019内にある搬送コロ1027,搬送ローラ1028によ
り搬送される。原稿Dはここでは画像面が上側になつて
いる。さらに原稿Dは反転排紙ローラ1029により反転さ
れ、排紙ガイドコロ1031,排紙ローラ1034を通り原稿排
紙口1035を経て、画像面を下側にしてARDF1000上に設け
られた原稿受け1036上に排出される。この動作により原
稿bは原稿面を下面にして頁順に積載される。
第11図はARDFの要部拡大図であつて、この図に基づい
て両面原稿からコピーを得る場合を説明する。
この場合原稿Dは、給紙部1001より搬送経路P1を通つ
てコンタクトガラス101上に搬送されるが、これはセン
サ1039によつて原稿Dの長さを検出し、これによつて搬
送ベルト1020の駆動時間を決定して原稿基準位置に丁度
原稿がセツトされるように搬送ベルト1020を停止させる
ことによつて行われる。そして、原稿Dがセツトされる
と、原稿Dの表面を走査し、次に裏面をコピーするため
の原稿Dを反転部1012に送り込む。このとき原稿Dは、
給紙部1001方向に戻されるが、そのまま送つたのでは反
転部1012に通じる搬送経路P2を通らず、搬送経路P1を逆
行して給紙部1001に進入してしまうおそれがある。一般
的には、搬送経路を切り換えるためには、分岐爪等を途
中に設けて原稿Dの搬送経路を切り換えていることは前
述した通りであるが、この構成では原稿基準スケール10
18に第1の凸部1041,凹部1042,第2の凸部1043、搬送経
路P1,P2の間に搬送ガイドマイラー1040を設け、これら
の凹凸部やマイラーに原稿進行方向の原稿先端を沿わせ
て搬送させることによって、搬送経路を自動的に切り換
えている。
まず給紙部1001から搬送経路P1を通つて原稿Dが送ら
れて来るとき原稿Dは可撓性マイラー(一旦原稿が通り
抜けると元の搬送には戻らない)で出来ている搬送ガイ
ドマイラー1040をすり抜け、原稿Dの先端が第1の凸部
1041を乗り越え、凹部1040に沿つてコンタクトガラス10
1上の面より僅かに高い第2の凸部1043の頂点を飛び越
えてコンタクトガラス101上にスムーズに搬送される。
コンタクトガラス101上の原稿Dが搬送経路P2を通つて
反転部1012に搬送される場合は、原稿Dはコンタクトガ
ラス101上の面より僅かに高い第2の凸部1043の傾斜を
乗り越え、凹部1042と連続的に連なる第1の凸部1041の
傾斜を登つていき、搬送ガイドマイラー1040にガイドさ
れて搬送されるため、反転ローラ1013にスムーズに巻き
込まれて反転部1012に入り込む。また原稿Dはは送ガイ
ドマイラー1040があるため給紙部1001に進入することは
無い。反転部1012で反転し再び原稿Dはコンタクトガラ
ス101上に搬送経路P3を通つて送られるが、この場合は
搬送経路P1の場合と同じにスムーズに搬送される。
前述したように、転写紙の透過率が高い(転写紙が薄
い)と、裏写りしてしまう。
本発明ではこのような裏写りを防止するために、前述
の通りの転写紙検知(透過率検知あるいは紙厚検知)を
行い、かつその結果に基づき、複写濃度を制御するもの
である。
第12図は複写装置のプロセス制御ブロツク図であつ
て、この回路は、モード制御とタイミング制御を行うシ
ーケンスコントローラ11と、操作部のキー群12の入力と
表示13の出力を行う操作コントローラ14と、複写プロセ
スを条件値へ制御するプロセスコントローラ15とから構
成される。これらのコントローラ間はシリアル通信によ
りその情報を交換する。シーケンスコントローラ11は、
操作コントローラ14から後述する両面キー入力を受信す
ると、両面モードの表示を送信し、プロセスコントロー
ラ15のプロセス条件を変更する。複写行程を開始する
と、露光ランプ16、現像バイアス17、帯電チヤージヤ18
の設定目標をシーケンスコントローラ11からプロセスコ
ントローラ15へと送信し、プロセスコントローラ15は、
それぞれ目標値になるように制御する。両面複写モード
においては、この目標設定値を通常モード時と変えるこ
とにより、複写濃度の低下を実現する。
なお、シーケンスコントローラ11、操作コントローラ
14、プロセスコントローラ15は全体として第1図,第2
図の制御手段2を構成する。
第13図は操作パネルの一部拡大図であつて、41はペー
ジ連写キー、42は両面キー、43は両面原稿キーである。
ページ連写キー41が押される毎に、第1両面原稿モー
ド、転写変倍モード、第1見開き原稿モードの各LED41
a,41b,41cが順次点灯し、モードが移行する。この第1
両面原稿モードは両面原稿から片面ずつ2枚コピーする
モードである。連写変倍モードは2枚の原稿を1枚の転
写紙上に重ねてコピーするモードである。また第1見開
き原稿モードは見開いた状態のブツク原稿の両ページを
2枚の転写紙にコピーするモードである。
両面キー42が押された場合も同様に、片面原稿モー
ド、第2両面原稿モード、第2見開き原稿モードの各LE
D42a,42b,42cが順次点灯し、点灯しているモードが選択
される。ここで片面原稿モードとは2枚の原稿を1枚の
転写紙の表裏面にコピーするモードである。また第2両
面原稿モードとは両面原稿を第1枚の転写紙の表裏面に
コピーするモードであり、ARDF1000を使用する場合は原
稿も自動的に反転し複写される。
さらに第2見開き原稿モードとは、見開いた状態のブ
ツク原稿の両ページを1枚の転写紙の表裏面にコピーす
るモードである。
両面原稿キー43が押されると、第3両面原稿モードの
LED43aが点灯する。このモードでは、両面原稿を1枚の
転写紙の表裏面にコピーする。
なお、このキー41,42,43は、第12図におけるキー群12
を構成する。
第14図,第15図および第16図は複写濃度制御方法の説
明図であつて、この複写濃度の制御は、両面原稿複写モ
ードが両面原稿キー43によつて選択されると、そのキー
操作に応じ制御手段2に入力され、そのCPUが予め設定
された同モードに応じた動作を各部に指示することによ
つて行われる。この公知の各部が、第1図、第2図の濃
度可変手段3を構成する。
以下、複写濃度の可変方法を具体的に述べる。
(1)原稿の露光光量を変える方法 第8図の光源(露光ランプ)102は位相制御され、通
常62〜70(V)程度に露光調整されている。複写濃度
(ノツチ)制御は、流光光量を増減することによつて原
稿の反射光量を増減し、感光体の表面電位を低下させる
ことにより達成される。
第14図の実線に示すように、各ノツチによつてランプ
電圧を変えるが、前述の両面複写モードでは、破線のよ
うに各ノツチにおけるランプ電圧を増すことにより、通
常より薄く複写される。
(2)現像能力を変える方法 (1)と同様に、現像バイアス電圧を増減させるもの
である。有機感光体がマイナス帯電であるため、マイナ
スの現像バイアス電圧を増すことにより、感光体501へ
のトナー付着量が低下し濃度が薄くなる。第15図の実線
は通常の片面原稿の複写時の現像バイアスであり、各ノ
ツチにおける前記両面原稿複写モード時は破線のように
バイアス電圧を増すことにより、複写濃度を薄くする。
(3)感光体の帯電量を変える方法 感光体501への帯電は、スコロトロン方式の帯電チヤ
ージヤ502を採用し、暗中においてチヤージワイヤに高
電圧(−5.0〜−7.5KV)を印加してコロナ放電を行わせ
ることによつてなされる(ドラム電位≒−750V)。そし
てグリツド電圧を可変することにより、感光体の感度低
下(残留電位の上昇)の補正を行い、画像濃度を適正に
保つことを本来より行つている。また、この時ランプ電
圧、現像バイアスも同時に補正している。マイナスのグ
リツド電圧を増す毎に、帯電量は大きくなり複写濃度が
増す。従つて、第16図に示す破線の如くグリツド電圧を
通常の補正値より低くして、濃度の低下を実現できる。
また、帯電チヤージヤ502の印加電圧や帯電距離を変え
ることにより、容易に帯電量を制御でき、複写濃度を低
下させることができる。
その他、転写率を変えることや、トナー補給量を制限
すること等で複写濃度の低下が図れる。また以上の方法
の組み合わせでも同様の効果が得られる。
本実施例では、第14図から第16図に示すように、その
濃度可変手段3を検出データに応じて2段階に切り換え
たが、転写紙の紙厚および透過率の検出レベルに基づい
て段階的に変化させれば、より効果がある。そして転写
紙の紙種に最適な複写濃度が得られる。
なお、本発明において、透過率検出手段1および紙厚
検出手段4は第8図,第9図に示す複写機の適宜個所に
設けられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、透過率検出手
段により転写紙の透過率を直接的に、紙厚検出手段によ
り検出された転写紙の紙圧から間接的に転写紙の透過率
を検出し、この検出結果に基づいて複写濃度を多段階的
に変更するので、裏写りをなくした複写物を得ることが
可能で、転写紙の紙種に最適な複写濃度を得ることが可
能な複写装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の手段による複写装置の制御ブロツク図、
第2図は第2の手段による複写装置の制御ブロツク図、
第3図は透過率検出手段の一実施例の制御回路を示すブ
ロツク図、第4図は透過率検出結果の一例を示す特性
図、第5図は紙厚検出手段の一実施例の構成図、第6図
は紙厚検出状態の斜視図、第7図は変位センサ配置の一
例の説明図、第8図は複写システムの構成図、第9図は
その主要部である複写機の構成図、第10図は自動両面原
稿給紙装置の構成図、第11図は自動両面原稿給紙装置の
要部拡大図、第12図は複写装置のプロセス制御の制御回
路を示すブロツク図、第13図は操作パネルの一部拡大
図、第14図,第15図および第16図は複写濃度制御方法の
説明図である。 1……透過率検出手段、2……制御手段、3……濃度可
変手段、4……紙厚検出手段。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/36 G03G 21/02 G03G 21/04 G03G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写紙の透過率を検出する透過率検出手段
    と、 転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段と、 前記透過率検出手段により検出された転写紙の透過率及
    び前記紙厚検出手段により検出された転写紙の紙厚に基
    づいて多段階的に複写濃度を変更する複写濃度変更手段
    と、 を備えたことを特徴とする複写装置。
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