JP2007137618A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送されるシートが普通紙であるかOHPシートであるかを、1つの透過型センサを用いて確実に検知可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】透過型センサ21の発光部21aから出射された光はシート搬送路20に設けられた開口窓20aを通過した後、反射板22により反射され、再び開口窓20aを通過して受光部21bに入射する。23はアクチエータスイッチであり、回動軸23aを支点として矢印BB´方向に回動可能に支持されている。透過型センサ21は、開口窓20aがシートにより遮蔽される第1の遮断と、アクチエータスイッチ23がシート先端により矢印B方向に倒れ、遮蔽板24により遮蔽される第2の遮断の二通りで光路が遮断され、第1及び第2の遮断の発生タイミングの差により、シートが透明であるか否かを検知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に用いられるシート搬送装置に関し、特にシート搬送時の用紙の検知方法に関する。
従来の画像形成装置の構成を図11に示す。画像形成装置100内には画像形成部Pが、搬送ベルト8の上方に配設されている。この画像形成部Pは、帯電、露光、現像及び転写の各工程により所定の画像を形成する。
この画像形成部Pには、可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム2が配設されており、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が、画像形成部に隣接して移動する搬送ベルト8によって担持・搬送されるシート(記録媒体)6上に転写され、さらに、定着部7においてシート6上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム2を図8において時計回りに回転させながら、感光体ドラム2に対する画像形成プロセスが実行される。
次に、画像形成部Pについて詳細に説明する。回転自在に配設された感光体ドラム2の周囲及び上方には、感光体ドラム2を帯電させる帯電器3と、感光体ドラム2に画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム2上にトナー像を形成する現像装置5と、感光体ドラム2上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部9が設けられている。
先ず、帯電器3によって感光体ドラム2の表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、感光体ドラム2上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置5には、トナーがトナーコンテナ10によって所定量充填されている。このトナーは、現像装置5により感光体ドラム2上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
トナー像が転写されるシート6は、用紙を収納する複数の給紙カセット11a、11b、11cと、その上方に設けられるスタックバイパス(手差しトレイ)11dから成る給紙機構11に収容されており、給紙ローラ12、レジストローラ13を介して搬送ベルト8上へ供給され、感光体ドラム2の位置へと搬送される。搬送ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
搬送ベルト8は、下流側の駆動ローラ14と、上流側の従動ローラ15とに掛け渡されており、搬送ベルト8が反時計回りに回転を開始すると、シート6がレジストローラ13から搬送ベルト8上へ搬送される。このとき画像書き出し信号がONとなり、所定のタイミングにより感光体ドラム2上に画像形成を行う。そして、感光体ドラム2の下部において、所定の転写電圧が印加された転写ローラ16で電界付与することにより、感光体ドラム2上のトナー像がシート6上に転写される。このシート6は、搬送ベルト8上に静電吸着力で保持されている。
トナー像が転写されたシート6は、搬送ベルト8から離脱し、定着部7へと搬送される。また、トナー像が転写された後の感光体ドラム2は、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、その表面に残留したトナーがクリーニング部9により除去される。搬送ベルト8から定着部7に搬送されたシート6は、定着ローラ7aにより加熱及び加圧されてトナー像がシート6の表面に定着され、所定の画像が形成される。画像が形成されたシート6は、その後排出ローラ17によって排出トレイ18に排出される。
このような画像形成装置においては、画像形成タイミングに同期したシートの搬送を行う必要があり、また、レジストローラ手前では、画像形成タイミングに合わせてシートを弛ませた状態で一時停止させ、傾きを補正してから搬送する必要があるため、搬送されるシートを検知する検知センサが装置内部の各所に設けられている。ここで、画像形成装置の記録媒体として用いられるシートは通常普通紙であるが、OHPシートも使用される場合があり、普通紙に比べてOHPシートは硬いため、弛み量を小さくする必要がある。
従来、検知センサとして用いられている反射型センサの場合、普通紙では表面が比較的粗いため、入射光の大部分が乱反射する一方、OHPシートでは入射光の大部分が透過し、ある一定の角度では正反射又はこれに近い状態で反射する。このように普通紙とOHPシートでは表面状態が大きく異なるため、1つの反射型センサを用いて普通紙とOHPシートの両方を確実に検知することは困難であった。
そこで、搬送時に普通紙とOHPシートの両方を確実に検知する方法が提案されており、例えば特許文献1には、一つの発光素子と、発光素子に対面して設けられた第1受光素子と、発光素子に対して搬送方向に横並びした第2及び第3受光素子を備えた光センサを用いて、第1受光素子によりOHPシートを透過した光を検知し、第2受光素子及び第3受光素子によりシート表面で反射した正反射光と乱反射光を検知することにより、普通紙、写真紙、及びOHPシートを判別可能とした判別装置が開示されている。
また、特許文献2には、反射型センサの受光面を所定の角度以上傾けて配置するとOHPシートを検知しない特性を利用し、複数のシート搬送路が交差する箇所に反射型センサ及び他のシート検出センサを配置し、それぞれのセンサのON/OFFによってシートの有無及びシートが普通紙であるかOHPシートであるかを判別して制御を分けるシート搬送装置が開示されている。しかしながら、特許文献1、2の方法では、受光部を複数設けたり、他のセンサを設けたりする必要があり、構造が複雑となる上、コスト面でも不利となる。また、一部に光を反射する領域を設けたOHPシートを使用する方法もあるが、特殊なシートを用いる必要があるため、印刷コストが高くなってしまう。
一方、特許文献3には、透過型センサとシート検出手段とを用いて、1つの検知センサによりシート先端の検出及びシートが透明であるか否かを検出可能としたシート搬送装置が開示されている。しかしながら、特許文献3の構成では、レジストローラ通過後にシートが透明であるか否かを検出するため、レジストローラ手前でシートを一時停止させる際に、シートが普通紙であるかOHPシートであるかによって弛み量を調整することはできなかった。
特開2001−356640号公報 特開2002−347983号公報 特開2001−139186号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、搬送されるシートが普通紙であるかOHPシートであるかを、1つの透過型センサを用いて確実に検知可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、給紙装置から搬送されたシートを搬送するシート搬送路と、該シート搬送路近傍に設けられ、前記シート搬送路を通過するシートの有無の検知を行う検知手段と、搬送されるシートが透明シートであるか否かを前記検知手段の検知結果に基づいて判断する制御手段と、を備えた画像形成装置において、前記検知手段は、前記シート搬送路を通過するシートにより光路が遮断された時にシートの通過を検知する透過型センサと、該透過型センサの搬送方向下流側に設けられ、シートの通過により遮蔽板を摺動させて前記透過型センサの光路を遮断するアクチエータスイッチとで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記検知手段は、シート先端を突き当ててシートの斜行を補正後、画像形成タイミングに合わせてシートの搬送を行うレジストローラの搬送方向上流側に配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記給紙装置から給紙信号が送信されてから前記透過型センサの光路が遮断されるまでの時間に基づいて、搬送されるシートが透明であるか否かを判断することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記透過型センサの光路が遮断されている時間に基づいて、搬送されるシートが透明であるか否かを判断することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、検知手段は不透明シートが搬送された場合はシート自身による透過型センサの遮断を検知し、透明シートが搬送された場合は下流側に設けられたアクチエータスイッチによる透過型センサの遮断を検知するため、二通りの遮断タイミングの差を利用して、1つの透過型センサを用いて普通紙等の不透明シートとOHPシート等の透明シートの両方を判別することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、検知手段をレジストローラの上流側に配置しておくことにより、シートがレジストローラを通過する前に普通紙であるかOHPシートであるかを判別できるため、シートの種類に応じた適切な弛み量を付与することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、給紙開始から不透明シートによる透過型センサの遮断までの時間と、給紙開始から透明シートによる透過型センサの遮断までの時間との差を利用してシートの種類を簡便且つ確実に検知可能となる。また、透過型センサの遮断継続時間を用いてシートサイズの検知も可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、不透明シートによる透過型センサの遮断継続時間と、透明シートによる透過型センサの遮断継続時間との差を利用することにより、給紙タイミングに関係なくシートの種類を簡便且つ確実に検知可能となる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。従来例の図11と共通する部分には同一の符号を付している。画像形成装置100は、画像形成部P、画像入力部30、制御部31、AD変換部32、記憶部33、操作パネル34、検知手段35等を含む構成である。
画像入力部30は、画像形成装置100が複写機である場合、複写時に原稿を照明するスキャナランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCD等から構成される画像読取部であり、画像形成装置100がプリンタである場合、パーソナルコンピュータ等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部30より入力された画像信号は制御部31に送出され、階調処理等の画像処理を適宜行い、AD変換部32においてデジタル信号に変換された後、後述する記憶部33内の画像メモリ40に送出される。
画像形成部Pは、感光体ドラム2、帯電器3、露光ユニット4、現像装置5、転写ローラ16等から構成され、AD変換部32において変換され画像メモリ40に記憶された画像データを元に感光体ドラム2上に静電潜像を形成する。感光体ドラム2、転写ローラ16、及び定着部7内の定着ローラ7a(図11参照)等はメインモータ(図示せず)により回転駆動され、制御部31はメインモータに制御信号を送信して感光体ドラム2や転写ローラ16、定着ローラ7a等の回転及び停止を制御する。
制御部31は、設定されたプログラムに従って画像入力部30、画像形成部P、定着部7等を全般的に制御するとともに、画像入力部30から入力された画像信号を、必要に応じて変倍処理或いは階調処理して画像データに変換する。露光ユニット4は、処理後の画像データに基づいてレーザ光を照射し、感光体ドラム2上に潜像を形成する。
記憶部33は、画像メモリ40、RAM41、及びROM42を備えており、画像メモリ40は、画像入力部30において入力され、AD変換部32においてデジタル変換された画像信号を記憶し、制御部31に送出する。RAM41及びROM42は、制御部31の処理プログラムや処理内容等を記憶する。また、給紙機構11からシートが給紙されてから検知手段35(後述)がシートを検知するまでの時間、或いは検知継続時間や、レジストローラ13(図11参照)へのシート突き当て量(弛み量)の基準値がシートの種類毎に記憶されている。
操作パネル34は、複数の操作キーから成る操作部と、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)とから構成されており、ユーザが印刷条件等の設定を行う他、例えば画像形成装置100がファクシミリ機能を有する場合は、記憶部33にファクシミリ送信先を登録し、さらに登録された送信先の読み出しや書き換えを行う等の種々の設定にも使用される。
検知手段35は、給紙機構11から給紙されるシートの有無を検知し、検知信号が制御部31に送信される。制御部31は、検知信号に基づいてシートの種類を判断し、レジストローラ13でのシートの弛み量を変化させる。なお、検知手段35の構成については後述する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のレジストローラ周辺の構成を示す概略斜視図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。20はシート搬送路であり、給紙機構11に収容されたシート6(図11参照)はシート搬送路20の上面に沿って矢印A方向に搬送される。シート搬送路20には、搬送方向上流側から順に開口窓20a、20bが設けられている。
21は、発光部21a及び受光部21bを備えた透過型センサであり、シート搬送路20の近傍に、発光部21a及び受光部21bをシート搬送路20に向けて配置されている。発光部21aから出射された光は開口窓20aを通過した後、シート搬送路20を挟んで透過型センサ21と対峙する反射板22により反射され、再び開口窓20aを通過して受光部21bに入射する。23はアクチエータスイッチであり、回動軸23aを支点として矢印BB´方向に回動可能に支持されている。アクチエータスイッチ23は図示しない付勢手段により矢印B´方向に付勢されており、通常は図2のように、開口窓20bを貫通してシート搬送路20に対し略垂直に起立している。
図3は、レジストローラ周辺を図2の裏面方向から見た斜視図である。シート搬送路20の裏面には、透過型センサ21の光路を遮蔽する遮蔽板24が付設されている。遮蔽板24の搬送方向下流側の端部にはアクチエータスイッチ23が貫通する貫通孔25が設けられ、遮蔽板24の略中央付近には搬送方向上流側から順に、発光部21aからの出射光が通過する窓部26a、及び反射板22からの反射光が通過する26bが設けられている。遮蔽板24は、シート搬送路20の裏面に設けられた遮蔽板ガイド27a、27bにより搬送方向と平行に摺動可能に支持されている。
図4は、アクチエータスイッチが倒れた状態を示す概略斜視図であり、図5は、図4の裏面方向から見た斜視図である。シート搬送路20上をシートが搬送されてくると、アクチエータスイッチ23がシートの先端部で押され、図4のように開口窓20b内に倒れ込む。このとき、アクチエータスイッチ23が貫通孔25の端部を矢印A方向に押圧するため、遮蔽板24は遮蔽板ガイド27a、27bに沿って矢印A方向に摺動する。これにより、窓部26a、26bの位置が矢印A方向にずれ、発光部21aから出射された光は遮蔽板24により遮られる。
シートの後端がアクチエータスイッチ23上を通過すると、アクチエータスイッチ23は付勢手段(図示せず)の付勢力により再び図2の状態に戻るため、遮蔽板24もアクチエータスイッチ23により矢印Aと反対方向に摺動して図3の状態に戻る。よって、窓部26a、26bも元の位置に戻り、発光部21aからの光は反射板22を経て受光部21bに入射する。この構成とすることにより、透過型センサ21は、開口窓20aがシートにより遮蔽された場合と、アクチエータスイッチ23がシート先端により倒れ、遮蔽板24が摺動して窓部26a、26bの位置がずれた場合の二通りで光路が遮断されることとなる。
図6は、第1実施形態の画像形成装置におけるレジストローラ周辺の側面断面図(図3のXX´断面)である。図6を用いて、搬送されてくるシートが透明であるか否かを検知する方法について説明する。シートが搬送されていない状態では、図6(a)のように窓部26a、26bが開口窓20aと重なり合っており、透過型センサ21の発光部21aから出射された光は遮蔽板24の窓部26a、シート搬送路20の開口窓20aを順に通過し、反射板22により光路を180°変更された後、開口窓20a、窓部26bを順に通過し、受光部21bに入射する。即ち、受光部21bは発光部21aからの光を継続的に検知している。
図6(b)のように、普通紙等の不透明なシート6がシート搬送路20上を矢印A方向に搬送されてくると、開口窓20aがシート6により遮蔽されるため、発光部21aから出射され窓部26a、開口窓20aを通過した光はシート6で遮断される(以下、第1の遮断という)。これにより、不透明なシート6の通過が検知される。一方、シート6がOHPシートのように透明であるときは、シート6により開口窓20aが遮蔽されても光が透過するため、シートの通過は検知されない。
開口窓20aを通過したシート6は、搬送方向下流側に位置するアクチエータスイッチ23に到達し、図6(c)のように、シート6の先端によりアクチエータスイッチ23を矢印B方向に傾倒させる。これにより、遮蔽板24が矢印A方向に摺動して窓部26aの位置がずれ、発光部21aから出射された光は遮蔽板24で遮断される(以下、第2の遮断という)。これにより、透明なシート6の通過が検知される。なお、シート6が不透明であるときでもアクチエータスイッチ23は矢印B方向に倒れ、窓部26aの位置ずれが発生するが、既に第1の遮断により透過型センサ21は遮断されているため、ここではシートの通過は検知されない。
また、アクチエータスイッチ23は透過型センサ21よりも搬送方向下流側に位置するため、上述した第1の遮断は必ず第2の遮断よりも先に起こる。この第1の遮断と第2の遮断との発生タイミングの差により、シートが透明であるか否かを検知することができる。具体的には、給紙機構11(図1参照)から給紙が開始された時に、画像形成装置100の制御部31(図1参照)に給紙信号を送信する。その後、透過型センサ21が遮断された時に検知信号を送信し、制御部31において給紙信号と検知信号との時間差を計測して記憶部33に記憶された基準値と比較することにより透明シートか否かを判断する。
制御部31は、透過型センサ21を通過するシートが普通紙であるかOHPシートであるかを検知し、シートの種類に応じてレジストローラ13へのシート突き当て量(弛み量)を変化させる。シート突き当て量は、第1又は第2の遮断の発生から搬送ローラ12(図11参照)の駆動停止までの時間を制御することにより決定される。
なお、不透明シートの場合はシート先端が開口窓26aに到達してからシート後端が開口窓26aを通過するまで第1の遮蔽が継続し、透明シートの場合はシート先端がアクチエータスイッチ23に到達してからシート後端がアクチエータスイッチ23を通過するまで第2の遮蔽が継続するため、第1又は第2の遮蔽の継続時間を用いて不定形シートのサイズを検知することもできる。シートサイズは制御部によるレジストローラ13の停止時間や画像形成停止時間(紙間時間)の決定に用いられる。
図7は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のレジストローラ周辺の構成を裏面から見た状態を示す概略斜視図である。本実施形態においては、遮蔽板24の窓部26aが搬送方向に長穴に形成されている。他の部分の構成は第1実施形態の図3と共通するため説明を省略する。
図8は、第2実施形態の画像形成装置におけるレジストローラ周辺の側面断面図(図7のXX´断面)である。図8を用いて搬送されてくるシートが透明であるか否かを検知する方法について説明する。なお、シートが搬送されていない状態では、図6(a)と同様に受光部21bは発光部21aからの光を継続的に検知している。
図8(a)のように、普通紙等の不透明なシート6がシート搬送路20上を矢印A方向に搬送されてくると、開口窓20aがシート6により遮蔽される第1の遮断により不透明なシート6の通過を検知する。一方、シート6がOHPシートのように透明であるときは、シート6により開口窓20aが遮蔽されても光がシート6を透過するため第1の遮断は検知されない。
開口窓20aを通過した透明シート6は、搬送方向下流側に位置するアクチエータスイッチ23に到達し、図8(b)のように、シート6の先端によりアクチエータスイッチ23を矢印B方向に傾倒させる。ここで、窓部26aは長穴に形成されているため、発光部21aから出射された光は窓部26aの位置がずれても反射板22に到達するが、反射板22からの反射光は窓部26aと26bとの境界部分で遮断されて第2の遮断が生じ、透明シートが検知される。
図8(b)の状態からさらにシート6が矢印A方向に搬送されると、図8(c)のように、アクチエータスイッチ23が矢印B方向にさらに傾倒し、シート6がアクチエータスイッチ23上を通過する。このとき、窓部26aは図8(b)の位置からさらに矢印A方向に移動するため、反射板22からの反射光は窓部26aを通過して受光部21bに入射可能となる。即ち、アクチエータスイッチ23による第2の遮断では、透過型センサ21の光路が遮蔽板24により一時的に遮断された後、すぐに遮蔽が解除される。
なお、シート6が不透明であるときは、既に第1の遮断により透過型センサ21の光路は遮断されているため、シート6の後端が開口窓20aを通過するまで光路の遮断は継続される。従って、透過型センサ21の光路が遮断されている時間を測定することにより、シートが透明であるか否かを検知することができる。検知結果は第1実施形態と同様にレジストローラ13へのシート突き当て量の決定に用いられる。この構成により、給紙タイミングに関係なくシートが透明であるか否かを検知可能となるため、第1実施形態に比べて制御機構がより簡素化される。
また、シート6の後端がアクチエータスイッチ23上を通過すると、アクチエータスイッチ23は再び図8(a)の状態に戻るが、このとき窓部26aと26bとの境界部分が再び反射板22からの反射光の光路を横切るため、再び一時的な遮断(第3の遮断とする)が発生する。従って、第2の遮断から第3の遮断までの時間を用いて透明な不定形シートのサイズを検知することができる。なお、不透明な不定形シートのサイズは、第1実施形態と同様に第1の遮断の継続時間を用いて検知することができる。
次に、本発明の画像形成装置を用いてシートの種類を検知する手順について説明する。図9は、第1実施形態の画像形成装置におけるシート搬送手順を示すフローチャートである。図1及び図6を参照しながら、図9のステップに従いシートが普通紙であるかOHPシートであるかの検知について説明する。
この操作手順では、ユーザにより画像形成条件が入力され、画像形成処理が開始されると(ステップS1)、給紙機構11からシート6が給紙され、搬送ローラ12(図11参照)の駆動によりシート搬送路20へと搬送される。また、給紙と同時に制御部に給紙信号が送信される(ステップS2)。
次に、シート6により透過型センサ21の光路が遮断されたか否かが判断される(ステップS3)。センサの遮断が検知されると、透過型センサ21から制御部へ検知信号が送信される(ステップS4)。そして、制御部において給紙信号が送信されてから検知信号が送信されるまでの時間差を測定し(ステップS5)、測定結果に基づいてセンサの遮断が図6(b)に示した第1の遮断であるか否かが判断される(ステップS6)。第1の遮断である場合は、シート6が普通紙であると検知され(ステップS7)、図6(c)に示した第2の遮断である場合はシート6がOHPシートであると検知される(ステップS8)。
ステップS8の検知結果に基づいて記憶部33に予め記憶された弛み量が読み出され、シートの種類に応じた弛み量が決定される(ステップS9)。そして、シート6の先端がレジストローラ13に到達した後も搬送ローラ12を所定時間継続して駆動することにより、シート6に所定量の弛みが形成される(ステップS10)。これにより、シート6の先端全体がレジストローラ13に突き当てられて搬送方向が補正される。
その後、画像書き出し信号がONとなったときに、所定のタイミングでレジストローラ13及び搬送ローラ12を同時に駆動し、画像形成部Pでの画像形成タイミングに合わせてシート6の搬送を再開する。シート6はレジストローラ13から離脱して画像形成部Pに搬送され、画像形成処理が実行される(ステップS11)。
図10は、第2実施形態の画像形成装置におけるシート搬送手順を示すフローチャートである。図1及び図8を参照しながら、図10のステップに従いシートの搬送動作について説明する。先ず、ユーザにより画像形成条件が入力され、画像形成処理が開始されると、給紙機構11からシート6が給紙され、搬送ローラ12(図11参照)の駆動によりシート搬送路20へと搬送される。(ステップS1)。
次に、シート6により透過型センサ21の光路が遮断されたか否かが判断される(ステップS2)。センサの遮断が検知されると、制御部31においてセンサの遮断継続時間を測定し(ステップS3)、測定結果に基づいてセンサの遮断が図8(a)に示した第1の遮断であるか、図8(b)に示した第2の遮断であるかが判断される(ステップS4)。
第1の遮断である場合は、シート6が普通紙であると検知され(ステップS5)、第2の遮断である場合はシート6がOHPシートであると検知される(ステップS6)。その後、図9の場合と同様に、検知結果に基づいて弛み量を決定し、シートの種類に応じた弛みを形成した後画像形成処理が行われる(ステップS7〜S9)。
上記手順により、レジストローラ13を通過する前にシート6の種類を検知できるため、シートの種類に応じた適切な弛み量を付与することができる。また、1つの透過型センサ21を用いて普通紙等の不透明シートとOHPシート等の透明シートの両方を検知できるため、高価な透過型センサを複数設ける必要がなく、装置の低コスト化にも寄与する。
その他、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば第1、第2実施形態では、発光部21a及び受光部21bを同一の部材上に備えた透過型センサ21を用い、シート搬送路20を挟んで透過型センサ21と反射板22とが対峙するように配置したが、例えば発光部21aと受光部21bとが分離した透過型センサを用い、発光部21a及び受光部21bがシート搬送路20を挟んで対峙するように配置することもできる。
その場合、反射板22は不要となり、第1実施形態では遮蔽板24に設けられる窓部は一箇所のみで良い。また、第2実施形態では、アクチエータスイッチ23の起立時に発光部21aからの光が通過する位置に下流側の窓部26bを設け、アクチエータスイッチ23が完全に傾倒した時に発光部21aからの光が通過する位置に上流側の窓部26aを設けておけば良い。
また、ここではアクチエータスイッチ23を起立方向に付勢する付勢手段を設けることとしたが、遮蔽板24を矢印Aと反対方向に付勢する付勢手段を設けても良い。付勢手段としては、コイルバネ、トーションバネ、板バネ等を使用することができる。また、開口窓20aを設ける代わりに、シート搬送路20の該当箇所或いは全体を透明材料で形成しても良い。
さらに、本発明はレジストローラ手前でのシート検知に限らず、デジタル複写機、タンデム式のカラー複写機やアナログ方式のモノクロ複写機等、種々のタイプの複写機、或いはファクシミリやレーザプリンタ等の画像形成装置において、様々な部分に配置されたシート搬送路でのシート検知に適用できるのはもちろんである。
本発明は、給紙装置から搬送されたシートを搬送するシート搬送路と、該シート搬送路近傍に設けられ、シート搬送路を通過するシートの有無の検知を行う検知手段と、搬送されるシートが透明シートであるか否かを検知手段の検知結果に基づいて判断する制御手段と、を備えた画像形成装置において、検知手段は、シート搬送路を通過するシートにより光路が遮断された時にシートの通過を検知する透過型センサと、該透過型センサの搬送方向下流側に設けられ、シートの通過により遮蔽板を摺動させて透過型センサの光路を遮断するアクチエータスイッチとで構成される。
これにより、1つの透過型センサを用いて普通紙等の不透明シートとOHPシート等の透明シートの両方を検知できるため、高価な透過型センサを複数設ける必要がなくなる。また、検知手段をレジストローラ手前に配置しておけば、搬送されるシートが普通紙であるかOHPシートであるかによらず、シートをレジストローラに突き当てて搬送方向を補正する場合にシートの種類に応じた適切な弛み量を付与することができる。
また、給紙装置から給紙信号が送信されてから透過型センサの光路が遮断されるまでの時間に基づいて、搬送されるシートが透明であるか否かを判断することとしたので、シートの種類を簡便且つ確実に検知可能となる。
また、透過型センサの光路が遮断されている時間に基づいて、搬送されるシートが透明であるか否かを判断することとしたので、給紙タイミングに関係なくシートの種類を簡便且つ確実に検知可能となり、シート検知の制御機構が一層簡素化される。
さらに、1つの透過型センサを用いて透明及び不透明シートの先端から後端までを確実に検知することができ、不定形のシートサイズの検知も可能となるため、画像形成タイミングに合わせた正確なシート搬送が可能な画像形成装置を簡便且つ低コストで提供することができる。
は、本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のレジストローラ周辺の構成を示す概略斜視図である。 は、第1実施形態の画像形成装置のレジストローラ周辺を裏面方向から見た斜視図である。 は、アクチエータスイッチが倒れた状態を示す概略斜視図である。 は、アクチエータスイッチが倒れた状態を裏面方向から見た斜視図である。 は、第1実施形態の画像形成装置におけるレジストローラ周辺の側面断面図である。 は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のレジストローラ周辺の構成を裏面から見た状態を示す概略斜視図である。 は、第2実施形態の画像形成装置におけるレジストローラ周辺の側面断面図である。 は、第1実施形態の画像形成装置におけるシート搬送手順を示すフローチャートである。 は、第2実施形態の画像形成装置におけるシート搬送手順を示すフローチャートである。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
符号の説明
6 シート
13 レジストローラ
20 シート搬送路
20a、20b 開口窓
21 透過型センサ(検知手段)
21a 発光部
21b 受光部
22 反射板
23 アクチエータスイッチ(検知手段)
24 遮蔽板
25 貫通孔
26a、26b 窓部
27a、27b 遮蔽板ガイド
31 制御部(制御手段)
35 検知手段
100 画像形成装置
P 画像形成部

Claims (4)

  1. 給紙装置から搬送されたシートを搬送するシート搬送路と、該シート搬送路近傍に設けられ、前記シート搬送路を通過するシートの有無の検知を行う検知手段と、搬送されるシートが透明シートであるか否かを前記検知手段の検知結果に基づいて判断する制御手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記検知手段は、前記シート搬送路を通過するシートにより光路が遮断された時にシートの通過を検知する透過型センサと、該透過型センサの搬送方向下流側に設けられ、シートの通過により遮蔽板を摺動させて前記透過型センサの光路を遮断するアクチエータスイッチとで構成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、シート先端を突き当ててシートの斜行を補正後、画像形成タイミングに合わせてシートの搬送を行うレジストローラの搬送方向上流側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記給紙装置から給紙信号が送信されてから前記透過型センサの光路が遮断されるまでの時間に基づいて、搬送されるシートが透明であるか否かを判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記透過型センサの光路が遮断されている時間に基づいて、搬送されるシートが透明であるか否かを判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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