JP2014146057A - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不定形サイズの画像に対して最適サイズの記録紙を給紙するとともに、1プリントジョブの途中において記録紙のサイズが変わることがないようにする。
【解決手段】画像形成装置は、用紙を収納する収納段を複数備え、収納段から選択的に用紙を給紙して画像データに応じて用紙に画像を形成する。画像形成装置では、用紙のサイズが定形サイズ又は不定形サイズに指定される。また、不定形サイズについてその縦及び横の長さがユーザ定義サイズとして指定される。さらに、不定形サイズについて縦及び横の長さが指定されないフリーサイズが指定される。画像形成装置は画像データが不定形サイズであると、画像データが表すその縦及び横の長さに対応するユーザ定義サイズの用紙が存在する場合、ユーザ定義サイズの用紙を給紙し、画像データが表すその縦及び横の長さに対応するユーザ定義サイズの記録紙が存在しない場合、フリーサイズの用紙を給紙する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置、給紙制御方法、及びプログラムに関する。
一般に、画像形成装置おいては、複数の給紙段(例えば、給紙カセット)を備え、これら給紙カセットから選択的に記録用紙(以下、用紙またはシートとも呼ぶ)を選択的に自動給紙するようにしたものがある。さらに、給紙カセットとは別に給紙段の一つである所謂手差しトレイを備える画像形成装置もある。当該手差しトレイを用いて用紙の給紙を行う際には、用紙のサイズとして所謂フリーサイズを設定することができる。なお、フリーサイズとは、ユーザが記録用紙の縦及び横の長さを指定しない不定形サイズのことをいう。
そして、フリーサイズを設定すると、給紙カセットにセットされた用紙のサイズ以外のサイズ(以下、不定形サイズと呼ぶ)を有する画像データを受けた場合には、画像形成装置は手差しトレイから用紙を給紙して印刷(プリント)を行う。
ところで、不定形サイズの用紙を用いて印刷を行う場合、特に、カラー印刷を行う画像形成装置(以下、カラー機とも呼ぶ)においては、当該用紙の縦方向及び横方向の長さをユーザが指定する必要がある。以下、ユーザが縦及び横の長さを指定した不定形サイズを、特にユーザ定義サイズと呼ぶことにする。
このユーザ定義サイズの指定が行われず、用紙のサイズが不明のまま印刷を実行すると、例えば、用紙のサイズより画像のサイズが大きい場合に、用紙のサイズを越えた分だけ現像剤(トナー)が画像形成装置内に飛散することになる。そして、このようなトナーの飛散が原因となって不良画像を招く恐れがある。
また、モノクロ(白黒)印刷の画像形成装置(以下、モノクロ機とも呼ぶ)においても、カラー機と同様にトナーの飛散が起こる可能性がある。しかしながら、一般に、モノクロ機はカラー機よりも画像形成に要する時間が短いので、不定形サイズにおいて縦及び横の長さを指定せず、自動検知で用紙のサイズを確定させてもトナーの飛散を低く抑えることができる。よって、モノクロ機についてはトナーの飛散が少ない分、画質に及ぼす影響は小さい。
従って、モノクロ機においては、ユーザに縦及び横の長さを指定させず(つまり、ユーザ定義サイズの指定を行うことなく)、不定形サイズであるとの指定のみを行わせて、画像形成が実行される。なお、上記のフリーサイズとは、縦及び横の長さを指定しない不定形サイズのことをいう。
ところが、ユーザ定義サイズの指定によってトナーの飛散を防ぐことは可能であるものの、トナーの飛散を的確に防止するためには、画像のサイズが変わるたびに、ユーザ定義サイズの指定を変更する必要がある。このため、ユーザにとってはその指定及び変更が極めて煩雑となってしまう。
一方、前述したように、カラー機において、フリーサイズの指定を行うと、画像サイズが変化した場合に、トナーの飛散が発生することがある。
このようなトナーの飛散を防止するため、例えば、トナー飛散の可能性が少ないモノクロ印刷の際にはフリーサイズの指定を許可し、カラー印刷の際にはユーザ定義サイズの指定を行わせるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−4622号公報
ところで、近年、様々なサイズの不定形サイズの用紙を扱いたいという要望から、手差しトレイだけでなく、通常の給紙トレイからも不定形サイズの用紙を給紙することが可能な画像形成装置がある。このような画像形成装置においては、複数の給紙トレイに異なるサイズの不定形サイズを設定しておくことが可能である。
一方、ホストコンピュータからの指令による印刷においては、通常、カラー画像及び白黒画像が混在するばかりでなく、複数種類の不定形サイズの画像が混在することがある。このため、特許文献1に記載の画像形成装置においては、モノクロ画像において異なるサイズの不定形サイズの画像が1プリントジョブに存在している場合も、全てフリーサイズの画像として扱われてしまうことになる。この結果、各不定形サイズの画像に対して最適サイズの用紙を給紙することができないという問題点がある。
また、フリーサイズ及びユーザ定義サイズの双方が指定可能である画像形成装置の場合には、一般に、ユーザ定義サイズが優先となる。このため、一旦フリーサイズの用紙を手差しトレイから給紙して印刷を行っても、手差しトレイの用紙がなくなった場合、給紙トレイにユーザ定義サイズで設定された用紙が存在すると、当該給紙トレイから給紙が行われる。この結果、1プリントジョブの途中において用紙サイズが変わってしまうということになる。
従って、本発明の目的は、不定形サイズの画像に対して最適サイズの記録紙を給紙するとともに、1プリントジョブの途中において記録紙のサイズが変わることのない仕組みを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本願請求項1に係る発明は、記録紙を収納する記録紙収納手段を複数備え、前記記録紙収納手段から選択的に前記記録紙を給紙して、画像データに応じて前記記録紙に画像を形成する画像形成装置であって、前記記録紙収納手段に収納される前記記録紙のサイズを定形サイズ又は不定形サイズに指定する第1のサイズ指定手段と、前記不定形サイズについてその縦及び横の長さをユーザ定義サイズとして指定する第2のサイズ指定手段と、前記不定形サイズについて前記縦及び横の長さが指定されないフリーサイズを指定する第3のサイズ指定手段と、前記画像データが不定形サイズであると、前記画像データが表すその縦及び横の長さに対応する前記ユーザ定義サイズの記録紙が存在する場合、前記ユーザ定義サイズの記録紙が指定された前記記録紙収納手段から前記記録紙を給紙し、前記画像データが表すその縦及び横の長さに対応する前記ユーザ定義サイズの記録紙が存在しない場合、前記フリーサイズの記録紙が指定された前記記録紙収納手段から前記記録紙を給紙する給紙制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、不定形サイズの記録紙が指定されたプリントジョブに対して、ユーザ定義サイズの記録紙を自動的に給紙することができるばかりでなく、フリーサイズで自動給紙も行うことができる。この結果、記録紙のサイズ指定の煩雑さを軽減しつつ、不定形サイズの画像に対して最適サイズの用紙を給紙することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態による画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1に示す画像形成装置で用いられる制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す画像形成装置に備えられた手差し給紙段の構成を模式的に示す図である。 図2に示す画像形成装置に備えられた操作部に表示される用紙サイズ設定画面の一例を示す図である。 図2に示す画像形成装置に備えられた操作部205に表示されるユーザ定義サイズ設定画面の一例を示す図である。 図2に示す画像形成装置に備えられた操作部に表示される給紙段設定画面の一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置において不定形サイズの用紙を自動的に選択して給紙する際の動作の第1の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す画像形成装置において不定形サイズの用紙がなくなった場合の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す画像形成装置において不定形サイズの用紙を自動的に選択して給紙する際の動作の第2の例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による画像形成装置について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による画像形成装置100の構成を概略的に示す断面図である。
図1を参照して、図示の画像形成装置100は、カラー印刷を行うことのできるカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、デジタルカラー画像リーダ部(以下、単にリーダ部と呼ぶ)150及びデジタルカラー画像プリンタ部(以下、単にプリンタ部と呼ぶ)170を有している。そして、リーダ部150によって筐体の上部が構成され、プリンタ部170によって筐体の下部が構成される。
リーダ部150は、原稿台ガラス101、スキャナ102、走査ミラー105及び106、レンズ107、及びフルカラーイメージセンサ部108を備えている。原稿台ガラス101は原稿が載置される原稿載置台として用いられ、スキャナ102は原稿照明ランプ103及び走査ミラー104を備えている。
スキャナ102は、モータ(図示せず)により駆動され、所定の方向(図中左右方向)に往復動されて原稿を走査する。原稿照明ランプ103は、原稿に照射する光を発するランプである。走査ミラー104〜106及びレンズ107は、原稿照明ランプ103から原稿に照射した光の反射光像をイメージセンサ部108に導光する。イメージセンサ部108は、RGB3色分解フィルタと一体形成されており、CCDセンサを備えている。
原稿台ガラス101に載置された原稿の走査を行う際は、スキャナ102が所定の方向に沿って移動しつつ、原稿照明ランプ103が原稿に照射した光の反射光像を走査ミラー104〜106を介してレンズ107を通過させる。そして、イメージセンサ部108内のCCDセンサに反射光像を結像する。
これによって、CCDセンサはカラー色分解画像アナログ信号を得る。このカラー色分解画像アナログ信号は、後述するように、CCDセンサにおいて増幅回路を経てデジタル化される(画像データとされる)。
プリンタ部170は画像形成部110を有している。画像形成部110は、露光制御部109、感光体ドラム111、クリーニング装置112、前露光ランプ113、一次帯電器114、黒色現像器115、回転現像器116、中間転写ベルト117、及び一次転写帯電器118を備えている。
露光制御部109は、レーザ光発生部とポリゴンスキャナ等で構成されている。露光制御部109は、リーダ部150のイメージセンサ部108で電気信号に変換され更に所定の画像処理が施された画像信号に基づいて変調されたレーザ光120を発生して、このレーザ光120を像担持体である感光体ドラム111に照射する。
感光体ドラム111は、モータ(図示せず)によって、図中矢印方向に回転駆動される。まず、感光体ドラム111は前露光ランプ113で除電された後、一次帯電器114によって所定の電位に一様に帯電される。その後、感光体ドラム111は、露光制御部109が発するレーザ光120によって照射されて、その表面に静電潜像が形成される。
感光体ドラム111上に形成された静電潜像は、所定の現像器を動作させて現像され、トナー画像とされる。図示の回転現像器116は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色に対応する現像器122、123、及び124を有している。
感光ドラム111上にトナー画像を形成する際にカラー画像の形成を行う場合には、回転現像器116をモータ(図示せず)によって回転させて、現像を行う各分解色に応じて現像器122〜124を択一的に感光ドラム111に近接させる。
なお、ブラックの現像を行う際には、感光ドラム111に近接して配置されたブラック現像装置115が用いられる。そして、モノクロ(白黒)画像の形成を行う際には、ブラック現像装置115のみが用いられる。
感光体ドラム111上のトナー画像は、1次転写帯電器118によって印加された高圧によって中間転写ベルト117に転写される。カラー画像を形成する際には、4色のトナー画像を中間転写ベルト117に重ねて転写する。モノクロ画像を形成する際には、モノクロのトナー画像のみが中間転写ベルト117に転写される。
なお、図示の画像形成装置100においては、中間転写ベルト117の全周の1/2以下の記録紙(用紙またはシートともいう)を用いる場合には、2枚の用紙に対応する中間転写ベルト117上の領域に対して同時に画像形成が可能である。1次転写終了後、感光体ドラム111の表面に残留する残留トナーはクリーニング装置112によって除去され、再度、画像形成工程が行われる。
さらに、プリンタ部170は、2次転写帯電器138、紙搬送ベルト139、定着器140、排紙フラッパ141、右カセットデッキ125、左カセットデッキ126、上段カセットデッキ127、下段カセットデッキ128を有している。つまり、プリンタ部170はカセットデッキを複数備えている。そして、後述するように、カセットデッキ125〜128から選択的に用紙が給紙される。
カセットデッキ125〜128にはそれぞれ用紙が収納されており、カセットデッキ125〜128から給紙された用紙に、後述するようにして、中間転写ベルト117上に形成されたトナー画像が転写される。
右カセットデッキ125に収納された用紙は、ピックアップローラ129及び給紙ローラ133によって給紙路145Aに給送される。そして、用紙は、レジストローラ137によって、中間転写ベルト117上のトナー画像を用紙に転写する2次転写位置に搬送される。
同様に、左カセットデッキ126に収納された用紙については、ピックアップローラ130及び給紙ローラ134によって給紙路145に給送される。
また、上段カセットデッキ127に収納された用紙については、ピックアップローラ131と給紙ローラ135とによって給紙路145Aに給送される。下段カセットデッキ128に収納された用紙128については、ピックアップローラ132及び給紙ローラ136によって給紙路145Aに給送される。そして、これら用紙はレジストローラ137によって2次転写位置に搬送される。
用紙の給送は手差し給紙段(手差しトレイ)160から行うこともできる。OHP紙又は不定型サイズ用紙、その他の利用頻度が比較的少ない用紙に画像形成を行う場合は、主に手差し給紙段160から用紙を給送する。
なお、手差し給紙段160には、給紙ローラ161によって用紙をプリンタ部170へ真っ直ぐに給送するためのガイド162が設けられている。
レジストローラ137の手前には用紙検知センサ180が配置されている。この用紙検知センサ180によって用紙が検知されている時間(検知時間)に応じて、給送された用紙の給送方向に関しておよそのサイズを得ることができる。よって、不定型サイズ用紙を給送する際には、当該用紙の縦方向及び横方向のおよそのサイズを算出することができる。
縦横の長さを指定することなく不定型サイズ用紙を給紙する場合には、一枚目に給送した用紙についてその用紙サイズが算出される。また、二枚目以降に給送した用紙に画像形成を行う際、上記の算出し用紙サイズに基づいて、露光時に画像データの不要部分(もし存在すれば)については露光しないように後述するレーザユニット204によって制御が行われる。
画像形成部110において、トナー画像を中間転写ベルト117へ転写した後、カセットデッキ125〜128から搬送された用紙は、レジストローラ137によって2次転写位置に配置された2次転写ローラ138に搬送される。
そして、2次転写位置において、中間転写ベルト117上のトナー画像が用紙に転写される(2次転写)。2次転写の終了後、中間転写ベルト117の表面に残留した残留トナーはクリーニング装置121によって除去される。その後、再度、画像形成工程が実行される。
2次転写後、用紙は搬送ベルト139によって定着器140に搬送される。そして、用紙は、熱ローラ方式の定着器140において加圧・加熱されて、用紙上に転写されたトナー画像が定着される。その後、用紙は排出ローラ148によって画像形成装置100の外部に排出される。
なお、図1に示す画像形成装置100は、両面印刷機能を有している。両面印刷モードにおいて、排紙フラッパ141が切り替えられて、用紙は搬送ローラ142によって反転通路143に一旦搬送される。その後、用紙は反転通路143から搬送路144に挿入されて、ローラ146によって給紙路145を搬送される。そして、用紙は2次転写位置に至り、用紙の裏面に画像形成が行われる。その後、用紙は定着装置140を通って排出ローラ148によって画像形成装置100の外部に排出される。
図2は、図1に示す画像形成装置100で用いられる制御回路(制御部)201の構成を説明するためのブロック図である。
図2を参照すると、制御部201は、リーダ部150とプリンタ部170と電気的に接続されている。制御部201は、CPU202、HDD(ハードディスクドライブ)203、ネットワークI/F204、操作部205、RAM206、ROM207を備えている。
CPU202は、ROM207に格納されているブートプログラムに基づいて画像形成装置100のシステムを起動する。そして、CPU202はこのシステム上でHDD203等に格納された各種制御プログラムを読み出して、RAM206をワークエリアとして用いて各種処理を実行する。なお、HDD203には、上記の各種制御プログラムとともに画像データ等も格納される。
操作部205は、液晶パネル(図示せず)を備えており、ユーザが液晶パネルを指等で触れると、液晶パネルは当該触れた箇所の画面上の位置情報に基づいて指示内容を認識するタッチパネル機能を備えている。さらに、操作部205は、テンキー及びスタートキー等のハードキーを備えている。また、操作部205には、画像形成装置100の状態表示等が行われる。
ネットワークI/F204は、ホストコンピュータ208とネットワーク209を介して接続されており、ホストコンピュータ208からのプリントジョブはネットワークI/F204を介して画像形成装置100に送られる。
なお、図示はしないが、右カセットデッキ125、左カセットデッキ126、上段カセットデッキ127、下段カセットデッキ128、及び手差し給紙段160には、用紙の有無を検知するための用紙検知センサ(検知スイッチ)が配置されている。そして、これら用紙検知センサは制御部201に接続され、用紙の有無を制御部201に通知する。CPU202は検知センサからの通知に応じて用紙の有無を知る。
図3は、図1に示す画像形成装置100に備えられた手差し給紙段160の構成を模式的に示す図である。
図3においては、手差し給紙段160を上方から見た構成が示されており、手差し給紙段160は、給紙ローラ161によって、手差し給紙段160上に載置された用紙を1枚ずつ給紙する。手差し給紙段160は、用紙をプリンタ部170に真っ直ぐ給紙するためのガイド162を有している。ガイド162は、レール301に沿って図3において上下方向に中心線302を中心として手動で動かすことができる。図示しない幅検知センサによって幅303が手差し給紙段160に置かれた用紙の幅として自動的に検知される。
図4は、図2に示す画像形成装置100に備えられた操作部205に表示される用紙サイズ設定画面の一例を示す図である。なお、以下の説明においては、不定形サイズにおいて、縦方向及び横方向の長さについてユーザが指定したサイズをユーザ定義サイズと呼ぶ。また、フリーサイズとは、不定形サイズにおいて、縦及び横の長さを指定しないものをいう。
図4を参照して、図示の用紙サイズ設定画面は、図2に示す操作部205の液晶パネルに表示される。用紙サイズ設定画面には、定形用紙選択キー群401が表示される。画像形成装置100において予め定義されている用紙を選択する際には、定形用紙選択キー群401のいずれかのキーを選択して、手差し給紙段160に定形用紙サイズを設定することができる。
さらに、用紙サイズ設定画面には、フリーサイズ設定キー402が表示される。このフリーサイズ設定キー402は縦及び横の長さを入力しない不定形サイズであるフリーサイズを手差し給紙段160に設定する際に押下される。フリーサイズに設定した場合には、用紙を手差し給紙段160に載置した際に、図3に示すガイド162の幅303によって縦方向の長さが自動的に検知される。そして、前述したように、1枚目の用紙を給紙する際に、用紙検知センサ180を通過する時間を計測して横方向の長さを自動的に検知する。これによって、2枚目以降の用紙について、手差し給紙段160に載置された不定形サイズ用紙の縦及び横の長さを確定する。
さらに、用紙サイズ設定画面には、ユーザ設定サイズキー403が表示される。このユーザ設定サイズキー403は、ユーザが手差し給紙段160に載置する不定形サイズ用紙の縦及び横の長さを数値で入力する際に用いられる。図示の例では、ユーザ設定サイズキー403において縦及び横の長さを設定した不定形サイズの用紙をユーザ定義サイズの用紙と呼ぶ。ユーザ設定サイズキー403が押下げられると、縦及び横の長さを入力する入力画面(図5)に遷移する。
加えて、用紙サイズ設定画面には、次の画面に遷移する遷移キー404が表示される。ここでは、次の画面については、図示はしないが、遷移キー404を押下げすると、用紙の種類等を設定するための画面等に遷移する。
図1に示す画像形成装置100においては、カセットデッキ127及び128にも不定形サイズの用紙を収納することが可能である。カセットデッキ127及び128の少なくとも一方に不定形サイズの用紙を収納した際には、図4で説明した用紙サイズ設定画面と同様の画面によって、不定形サイズ用紙の設定が行われる。
但し、ここでは、カセットデッキ127及び128については、フリーサイズの設定を行うことができず、設定可能な不定形サイズはユーザ定義サイズのみである。このため、カセットデッキ127及び128の用紙を設定する際に表示される画面(つまり、用紙サイズ設定画面)、図4に示すフリーサイズ設定キー402は表示されない。
図5は、図2に示す画像形成装置100に備えられた操作部205に表示されるユーザ定義サイズ設定画面の一例を示す図である。
図5を参照して、図示のユーザ定義サイズ設定画面は、図2に示す操作部205の液晶パネルに表示される。給紙段にユーザ定義サイズを設定する際には、ユーザ定義サイズ設定画面が用いられる。この画面において、用紙の縦方向及び横方向のサイズを設定する際には、テンキー503を用いて横方向サイズ部501に横方向の長さを入力する。そして、同様にテンキー503を用いて縦方向サイズ部502に縦方向の長さを入力する。これによって、図1に示す手差し給紙段160とカセットデッキ127及び128とにユーザ定義サイズを設定することができる。
図示の例においては、ユーザ定義サイズはミリメートル単位で指定されるが、インチ単位指定等他の単位でもよい。ユーザ定義サイズ設定画面には、ユーザ定義サイズワンタッチキー504が表示される。このユーザ定義サイズワンタッチキー504を用いると、横方向サイズ部501及び縦方向サイズ部502に設定したユーザ定義サイズを最大5個まで制御部201(図2)に登録することができる。そして、ユーザ定義サイズワンタッチキー504のいずれか1つのキーを押下すると、制御部201に登録されたユーザ定義サイズが呼び出される。
さらに、ユーザ定義サイズ設定画面には、OKキー505及び設定取消キー506が表示される。このOKキー505は、ユーザ定義サイズ設定画面で設定したユーザ定義サイズを確定させる際に押下げられる。設定取消キーが押下げられると、制御部201はユーザ定義サイズ設定画面で設定したユーザ定義サイズを無効にして、ユーザ定義サイズ設定画面の前の画面を液晶パネルに表示する。
図6は、図2に示す画像形成装置100に備えられた操作部205に表示される自動用紙選択の対象となる給紙段を設定するための給紙段設定画面の一例を示す図である。
図6を参照して、図示の給紙段設定画面は、図2に示す操作部205の液晶パネルに表示される。ここで、自動用紙選択とは、画像形成装置100に入力された(又は画像形成装置が読み取った)画像データの画像サイズに応じて、自動的に最適なサイズの用紙を給紙段から選択し給紙を行うことである。自動用紙選択においては、縦及び横の長さが定形サイズに符合したサイズである場合には定形サイズとして扱い、定形サイズに符合しないサイズの場合には不定形サイズとして扱われる。
給紙段設定画面において、選択キー601によって、画像形成装置100が備える各給紙段に対して、当該給紙段を自動用紙選択対象の給紙段とするか否かについて設定することができる。選択キー601でON(オン)を設定すると、当該給紙段は自動用紙選択の対象となる。そして、給紙段が指定されていない画像データが画像形成装置100に入力された場合には、当該給紙段に収納された用紙が最適なサイズであるか否かがチェックされることになる。
一方、選択キー601でOFF(オフ)が設定されると、当該給紙段は自動用紙選択の対象ではなくなって、当該給紙段の指定がない限り、その給紙段から自動で用紙が給紙されることがない。
給紙段設定画面において、OKキー602を押下げると、当該画面で行われた自動用紙選択の対象となる給紙段の設定が確定される。また、キャンセルキー603を押下げると、給紙設定画面で設定した自動用紙選択の対象となる給紙段の設定が無効にされ、前の画面に戻る。
図7は、図1に示す画像形成装置100において不定形サイズの用紙を自動的に選択して給紙する際の動作の第1の例を説明するためのフローチャートである。
図1、図2、及び図7を参照して、ここでは、画像形成装置100に入力された画像データについて1ページ毎に図7で示すフローが実行される。特に、ホストコンピュータ208から受けたプリントジョブにおいては、ページ毎に用紙サイズ、用紙種類、及び給紙段を指定することが可能である。このため、1ページ毎に最適な用紙サイズを判定する必要がある。
不定形サイズの自動用紙選択においては、CPU202は次に印刷しなければならない画像が不定形サイズであることを認識する(ステップS701)。続いて、CPU202は当該不定形サイズと同一の縦及び横の長さを有する不定形サイズの用紙について、給紙設定画面(図6)で設定された自動用紙選択の対象となる給紙段を検索する(ステップS702)。プリントジョブに含まれるページで指定された用紙と同一の縦及び同一の横の長さの不定形サイズ用紙が収納された給紙段が存在しないと(ステップS702において、NO)、CPU202はS703に処理を進める。S703において、CPU202は、例えば図6に示す画面によって手差し給紙段160が自動用紙選択の対象となる給紙段に設定されているか否かについて判断する(ステップS703)。
手差し給紙段160が自動用紙選択の対象となる給紙段に設定されていると(ステップS703において、YES)、CPU202は手差し給紙段160に設定されている用紙がフリーサイズか否かを判断する(ステップS704)。そして、手差し給紙段160に設定されている用紙がフリーサイズであると(ステップS704において、YES)、CPU202は手差し給紙段160からフリーサイズの用紙を給紙するようにプリンタ部170を制御する(ステップS705)。
その後、CPU202は、ステップS706で給紙した不定形サイズの用紙及びその給紙段についてHDD203に記憶して(ステップS706)、1ページ分の処理を終了する。
ステップS702において、同一の縦及び同一の横の長さの不定形サイズ用紙が収納された給紙段が存在すると(ステップS702において、YES)、CPU202は、S707に処理を進める。S707において、CPU202は当該給紙段からユーザ定義サイズの用紙を給紙するようにプリンタ部170を制御する。そして、CPU202はステップS706に移行して、ステップ708で給紙したユーザ定義サイズの用紙及びその給紙段についてHDD203に記憶し、1ページ分の処理を終了する。
ステップS703において、手差し給紙段160が自動用紙選択の対象となる給紙段に設定されていないと(ステップS703において、NO)、CPU202はS708に処理を進める。S708において、CPU202は最適な用紙サイズが存在しない旨を示す画面(最適サイズ無し画面)を操作部205の液晶パネルに表示して(ステップS708)、1ページ分の処理を終了する。なお、最適サイズ無し画面には、最適なユーザ定義サイズが表示される。
ステップS704において、手差し給紙段160に設定されている用紙がフリーサイズでないと(ステップS704において、NO)、CPU202はステップS708に処理を進める。S708において、CPU202は、最適サイズ無し画面を操作部205の液晶パネルに表示して、1ページ分の処理を終了する。
上述のように、図7で説明したフローにおいては、指定された不定形サイズと給紙した不定形サイズの用紙及びその給紙段とHDD203に記憶するようにしている。従って、同一のプリントジョブにおいて、縦の長さが同一で、且つ横の長さが同一である不定形サイズがあった場合には、CPU202は同一の給紙段から給紙を行えばよく、図7に示すフローの一部を省略することが可能となる。
図8は、図1に示す画像形成装置100において不定形サイズの用紙がなくなった場合の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図8に示す処理は、図7において、HDD203に記憶した不定形サイズの用紙を給紙しようとした際、当該用紙に対応する給紙段に用紙がない場合に実行される。
図1、図2、及び図8を参照して、CPU202はHDD203に記憶された不定形サイズの用紙が存在しないことを検知する。つまり、用紙無しが発生したとする(ステップS801)。続いて、CPU202は印刷を実行しようとしている画像データについて給紙段の指定があるか否かを判断する(ステップS802)。ここで、給紙段の指定とは、用紙サイズ及び給紙段を指定して、自動用紙選択を行わずに指定した給紙段から指定したサイズの用紙を給紙するための指定を意味する。
給紙段の指定がないと(ステップS802において、NO)、CPU202は、HDD203に記憶された用紙サイズがフリーサイズであるか否かを判断する(ステップS803)。HDD203に記憶された用紙サイズがフリーサイズでないと(ステップS803において、NO)、CPU202は他の自動用紙対象給紙段に最適な縦及び横サイズの用紙が存在するかを検索する(ステップS804)。そして、最適なサイズの用紙が存在すると(ステップS804において、YES)、CPU202はプリンタ部170を制御して当該給紙段から用紙を給紙する(ステップS805)。そして、CPU202は1ページ分の処理を終了する。
ステップS802において、給紙段の指定があると(ステップS802において、YES)、CPU202は、「用紙無し」の旨を操作部205の液晶パネルに表示して(ステップS806)、指定された給紙段に用紙を補給することをユーザに促す。この指定された給紙段(用紙無しが発生した給紙段)には元々最適なサイズの用紙が収納されていたので、その旨液晶パネルに表示して、ユーザに用紙の補給を促すことになる。そして、CPU202は1ページ分の処理を終了する。
同様に、ステップS803において、HDD203に記憶された用紙サイズがフリーサイズであると(ステップS803において、YES)、CPU202は、ステップS806に移行して、「用紙無し」の旨を操作部205の液晶パネルに表示する。
ここでは、一旦フリーサイズで給紙を開始すると、他の給紙段に最適なユーザ定義サイズの用紙が収納されていても、フリーサイズの用紙が給紙され続けることとなる。ところが、ステップS803で説明した処理を行えば、用紙サイズがフリーサイズである場合には、プリントジョブの途中で同一の不定形サイズに対して異なるサイズの用紙に印刷が実行されることを防ぐことができる。
また、ステップS804において、最適なサイズの用紙が存在しないと(ステップS804において、NO)、CPU202は、ステップS806に移行して、「用紙無し」の旨を操作部205の液晶パネルに表示する。
以上のような制御を行うことによって、ユーザの意図しない印刷物が出力されてしまうことを防ぐことができる。具体的に、ユーザがある1種類の不定形サイズの用紙を用いて画像を印刷させたいと思っている場合に、1プリントジョブが実行されることによって出力される印刷物に、2種類以上の不定形サイズの用紙が使用されてしまうことを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態においては、給紙段に最適なサイズの不定形サイズ用紙が存在せず、且つ手差し給紙段160にフリーサイズが指定されていた場合には、CPU202は必ず手差し給紙段160からフリーサイズの用紙を給紙する。
この場合、互いに異なる縦及び横の長さの不定形サイズの画像が1プリントジョブに存在すると、当該不定形サイズの画像に対して同一のフリーサイズの用紙が給紙されてしまう可能性がある。このような事態を防止するため、一旦不定形サイズの画像に対してフリーサイズの用紙を給紙した場合、CPU202は他の不定形サイズの画像に対してフリーサイズが給紙しないように制御を行う。
図9は、図1に示す画像形成装置100において不定形サイズの用紙を自動的に選択して給紙する際の動作の第2の例を説明するためのフローチャートである。
図1、図2、及び図9を参照して、ここでは、画像形成装置100に入力された画像データについて1ページ毎に図7で示すフローが実行される。不定形サイズの自動用紙選択においては、CPU202は次に印刷しなければならない画像が不定形サイズであることを認識する(ステップS901)。続いて、CPU202は当該不定形サイズと同一の縦及び横の長さを有する不定形サイズの用紙について、給紙設定画面(図6)で設定された自動用紙選択の対象となる給紙段を検索する(ステップS902)。
同一の縦及び横の長さの不定形サイズ用紙が収納された給紙段が存在しないと(ステップS902において、NO)、CPU202は、S903に処理を進める。S903においてCPU202は、当該プリントジョブにおいて手差し給紙段160から既にフリーサイズの用紙を給紙したかを調べて、給紙しようとする不定形サイズの用紙と異なるサイズの不定形サイズの用紙が存在するか否かを判断する。
給紙しようとする不定形サイズの用紙と異なるサイズの不定形サイズの用紙が存在しないと(ステップS903において、NO)、CPU202は手差し給紙段160が自動用紙選択の対象として設定されているか否かを判断する(ステップS904)。
手差し給紙段160が自動用紙選択の対象として設定されていると(ステップS904において、YES)、CPU202は手差し給紙段160に設定されている用紙がフリーサイズか否かを判断する(ステップS905)。そして、手差し給紙段160に設定されている用紙がフリーサイズであると(ステップS905において、YES)、CPU202は手差し給紙段160からフリーサイズの用紙を給紙するようにプリンタ部170を制御する(ステップS906)。
その後、CPU202は、ステップS906で給紙した不定形サイズの用紙及びその給紙段についてHDD203に記憶して(ステップS907)、1ページ分の処理を終了する。
ステップS902において、同一の縦及び横の長さの不定形サイズ用紙が収納された給紙段が存在すると(ステップS902において、YES)、CPU202は、S908に処理を進める。S908において、CPU202は当該給紙段からユーザ定義サイズの用紙を給紙するようにプリンタ部170を制御する。そして、CPU202はステップS906に移行して、ステップ908で給紙したユーザ定義サイズの用紙及びその給紙段についてHDD203に記憶し、1ページ分の処理を終了する。
ステップS903において、給紙しようとする不定形サイズの用紙と異なるサイズの不定形サイズの用紙が存在すると(ステップS903において、YES)、CPU202はS909に処理を進める。S909において、CPU202は最適な用紙サイズが存在しない旨を示す画面(最適サイズ無し画面)を操作部205の液晶パネルに表示して、1ページ分の処理を終了する。なお、最適サイズ無し画面には、最適なユーザ定義サイズが表示される。
ステップS904において、手差し給紙段160が自動用紙選択の対象となる給紙段に設定されていないと(ステップS904において、NO)、CPU202はS708に処理を進める。S708において、CPU202はステップS909に移行して最適サイズ無し画面を操作部205の液晶パネルに表示して、1ページ分の処理を終了する。
また、ステップS905において、手差し給紙段160に設定されている用紙がフリーサイズでないと(ステップS905において、NO)、CPU202はステップS909に処理を進める。S909において、CPU202は、最適サイズ無し画面を操作部205の液晶パネルに表示して、1ページ分の処理を終了する。
上述のように、図9で説明したフローにおいては、ステップS903で説明した処理によって、1プリントジョブにおいて異なるサイズの不定形サイズの画像に対して、同一のフリーサイズ用紙を給紙しないようにすることができる。
なお、図9で説明したフローにおいても、指定された不定形サイズと給紙した不定形サイズの用紙及びその給紙段とHDD203に記憶するようにしている。従って、同一のプリントジョブにおいて、縦及び横の長さが同一である不定形サイズがあった場合には、CPU202は同一の給紙段から給紙を行えばよく、図9に示すフローの一部を省略することが可能となる。
上述した第1及び第2の例においては、特に、画像の色モードは言及していないが、カラー画像はフリーサイズ給紙を行うとトナー飛散の可能性が高いことを考慮して、モノクロ画像に対してのみ上述の第1又は第2の例で説明した処理を行うようにしてもよい。この場合、カラー画像に関しては、ユーザ定義サイズ指定の給紙段からのみ自動用紙選択が行われることになる。
上述のように、第1及び第2の実施の形態では、不定形サイズの用紙が指定されたプリントジョブに対して、ユーザ定義サイズの用紙を自動的に給紙することができるばかりでなく、フリーサイズによる自動給紙も行うことができる。従って、ユーザによる用紙のサイズ指定の煩雑さを軽減しつつ、不定形サイズの画像データに対して最適なサイズの用紙を給紙することができる。
さらに、第1及び第2の実施の形態では、用紙の有無に応じて給紙段を切り替えてプリントを行う際、不定形サイズの画像データに対して最適なサイズの用紙を給紙した。さらに、フリーサイズの用紙が給紙されている場合に、その用紙が無くなるとその旨報知するようにしてユーザ定義サイズの用紙が存在しても、給紙段の切り替えを行わないようにした。これによって、1プリントジョブの途中において用紙のサイズが変わることがない。
なお、上述の説明から明らかなように、操作部205及びCPU202が第1のサイズ指定手段、第2のサイズ指定手段、第3のサイズ指定手段、及び給紙制御手段として機能することになる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を給紙制御方法として、この給紙制御方法を、画像形成装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを給紙制御プログラムとして、この給紙制御プログラムを画像形成装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。この際、給紙制御方法及び給紙制御プログラムは、少なくとも第1のサイズ指定ステップ、第2のサイズ指定ステップ、第3のサイズ指定ステップ、及び給紙制御ステップを有することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 画像形成装置
160 手差し給紙段
125〜127 カセットデッキ
150 リーダ部
170 プリンタ部
201 制御部
202 CPU
205 操作部
208 ホストコンピュータ
本発明は、印刷装置印刷装置の制御方法、及びプログラムに関する。
一般に、画像形成装置などの印刷装置においては、複数の給紙段(例えば、給紙カセット)を備え、これら給紙カセットから選択的に記録用紙(以下、用紙またはシートとも呼ぶ)を選択的に自動給紙するようにしたものがある。さらに、給紙カセットとは別に給紙段の一つである所謂手差しトレイを備える画像形成装置もある。当該手差しトレイを用いて用紙の給紙を行う際には、用紙のサイズとして所謂フリーサイズを設定することができる。なお、フリーサイズとは、ユーザが記録用紙の縦及び横の長さを指定しない不定形サイズのことをいう。
従って、本発明の目的は、ユーザによって縦及び横の長さが入力された第1非定型サイズまたはユーザによって縦及び横の長さが入力されていない第2非定型サイズが設定されたシート保持手段を適切に選択し、印刷に用いるシートを給送するための仕組みを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の印刷装置は、定型サイズまたは非定型サイズのシートを保持する複数のシート保持手段を備えた印刷装置であって、ユーザによって縦及び横の長さが入力された第1非定型サイズを前記複数のシート保持手段の少なくとも1つに対して設定する第1の設定手段と、ユーザによって縦及び横の長さが入力されていない第2非定型サイズを前記複数のシート保持手段の少なくとも1つに対して設定する第2の設定手段と、非定型サイズのシートを用いる印刷ジョブを受け付けた場合に、前記印刷ジョブで指定された縦及び横の長さに対応する前記第1非定型サイズが設定されたシート保持手段が存在すれば、当該シート保持手段を選択し、前記印刷ジョブで指定された縦及び横の長さに対応する前記第1非定型サイズが設定されたシート保持手段が存在しなければ、前記第2非定型サイズが設定されたシート保持手段を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたシート保持手段から給送されるシートを用いて前記印刷ジョブに基づく印刷を実行する印刷手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の印刷装置は、定型サイズまたは非定型サイズのシートを保持する複数のシート保持手段を備えた印刷装置であって、ユーザによって縦及び横の長さが入力された第1非定型サイズを前記複数のシート保持手段の少なくとも1つに対して設定する第1の設定手段と、ユーザによって縦及び横の長さが入力されていない第2非定型サイズを前記複数のシート保持手段の少なくとも1つに対して設定する第2の設定手段と、前記複数のシート保持手段のうち選択されたシート保持手段から給送されるシートを用いた印刷を開始した後にシート不足が発生した場合に、前記選択されたシート保持手段に前記第1非定型サイズが設定されていれば、他のシート保持手段に切り替えて印刷を継続することを許容し、前記選択されたシート保持手段に前記第2非定型サイズが設定されていれば、他のシート保持手段に切り替えて印刷を継続することを許容しないよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによって縦及び横の長さが入力された第1非定型サイズまたはユーザによって縦及び横の長さが入力されていない第2非定型サイズが設定されたシート保持手段を適切に選択し、印刷に用いるシートを給送することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態による印刷装置について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による印刷装置(以下画像形成装置と呼ぶ)100の構成を概略的に示す断面図である。

Claims (1)

  1. 記録紙を収納する収納手段を複数備え、前記収納手段から選択的に前記記録紙を給紙して、画像データに応じて前記記録紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記収納手段に収納される前記記録紙のサイズを定形サイズ又は不定形サイズに指定する第1のサイズ指定手段と、
    前記不定形サイズについてその縦及び横の長さをユーザ定義サイズとして指定する第2のサイズ指定手段と、
    前記不定形サイズについて前記縦及び横の長さが指定されないフリーサイズを指定する第3のサイズ指定手段と、
    前記画像データが不定形サイズであると、前記画像データが表すその縦及び横の長さに対応する前記ユーザ定義サイズの記録紙が存在する場合、前記ユーザ定義サイズの記録紙が指定された前記収納手段から前記記録紙を給紙し、前記画像データが表すその縦及び横の長さに対応する前記ユーザ定義サイズの記録紙が存在しない場合、前記フリーサイズの記録紙が指定された前記収納手段から前記記録紙を給紙する給紙制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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