JP2002244500A - 原稿読取装置、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

原稿読取装置、画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002244500A
JP2002244500A JP2001045759A JP2001045759A JP2002244500A JP 2002244500 A JP2002244500 A JP 2002244500A JP 2001045759 A JP2001045759 A JP 2001045759A JP 2001045759 A JP2001045759 A JP 2001045759A JP 2002244500 A JP2002244500 A JP 2002244500A
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Hirobumi Nakajima
博文 中島
Hideo Yamane
秀夫 山根
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿紙が不定形サイズ等の場合でも、マニュ
アル調整無しで予め指定されたサイズの用紙に最適な大
きさの原稿画像を挿入できるようにすると共に、その複
写作業の簡略化及び画像形成精度を向上できるようにす
る。 【解決手段】 原稿を読み取る原稿読み取りセンサS6
と、この原稿読み取りセンサS6によって読み取られる
原稿の紙幅を検知する原稿幅検出センサS1と、原稿の
紙長さを検知する原稿長さ検出センサS2と、これらの
センサS1、S2から得られた原稿サイズ情報を入力す
ると共に、その原稿サイズ情報に基づいて用紙のサイズ
に適合した画像形成倍率を算出する演算手段17とを備
えるものである。この構成によって、原稿紙のサイズが
不定形の場合でも、マニュアル調整無しで予め設定され
たサイズの用紙に最適な画像形成倍率を算出することが
でき、指定されたサイズの用紙に最適な大きさの原稿画
像を挿入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式を
用いた複写機能を有する複写機、複合機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に適用して好適な原稿読取装置、画像形成
装置及び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿を読み取って得た原稿画像デ
ータに基づいて指定用紙に原稿画像を形成するデジタル
複写機が使用される場合が多くなってきた。この種のデ
ジタル複写機にはAMS(自動可変倍率調整複写)機能
と呼ばれる自動変倍モードを備えた複写機が出現してい
る。この自動変倍モードを備えたデジタル複写機によれ
ば、原稿が記録された定型サイズの用紙を前提にして、
自動変倍モードが選択されると、この用紙の大きさと異
なる用紙が指定された場合、その指定された用紙のサイ
ズに合わせて自動的に倍率を算出し、この倍率に基づい
て原稿画像を縮小又は拡大するような画像処理が施さ
れ、この画像処理後の原稿画像を指定された用紙に形成
するようになされる(AMS機能)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例に係
る自動変倍モードを備えたデジタル複写機によれば以下
のような問題がある。 原稿が記録された用紙(以下で原稿紙ともいう)が
不定型サイズの場合原稿が定型サイズの用紙に記録され
ていれば、その用紙サイズに合う倍率を容易に算出する
ことができるが、この種の複写機では原稿検知範囲によ
って不定形サイズの原稿紙を定型サイズに任意に置き換
えるような原稿サイズ検知センサを使用される場合が多
く、この場合には原稿紙のサイズによって精度良く倍率
調整することができない。従って、原稿紙が不定形サイ
ズの場合は、マニュアルで倍率調整しなくてはならない
ので、その倍率調整処理が複雑になり、慣れないユーザ
にとって困難を伴う場合が多くなる。
【0004】 原稿画像を形成する用紙(被転写紙)
が不定型サイズの場合用紙が定型サイズであれば、原稿
紙が不定形サイズの場合でも、用紙が定型サイズである
ことを制御系が認識しているので、その用紙サイズに合
う倍率を容易に算出することができるが、給紙カセット
にセットされた用紙のサイズが実際に検出されなけれ
ば、制御系で認識することができない。従って、不定型
サイズの用紙に最適な原稿画像を挿入する場合は、ユー
ザがその不定形サイズの用紙を測定し、そのサイズ情報
を複写機に手入力し、制御系は入力されたサイズ情報に
基づいて倍率を計算するようになる。これにより、画像
形成処理の高速化の妨げとなる。
【0005】 定型サイズの用紙の中に、何らかの原
因で、サイズの異なる用紙が紛れ込んでしまったとき、
その用紙にそのまま原稿画像が形成されてしまい、複写
後もう一度、その部分のコピーしなくてはならないとい
う煩わしさがある。
【0006】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、原稿紙が不定形サイズ等の場合でも、
マニュアル調整無しで予め指定されたサイズの用紙に最
適な大きさの原稿画像を挿入できるようにすると共に、
その複写作業の簡略化及び画像形成精度を向上できるよ
うにした原稿読取装置、画像形成装置及び画像形成方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、か
つ、目的を達成するために、本発明に係る原稿読取装置
は原稿画像形成時の用紙のサイズ情報を取得して原稿を
読み取る装置であって、この原稿を読み取る原稿読取手
段と、この原稿読取手段によって読み取られる原稿の紙
幅を検知する第1の検知手段と、原稿の紙長さを検知す
る第2の検知手段と、第1及び第2の検知手段から得ら
れた原稿の紙サイズ情報を入力すると共に、その紙サイ
ズ情報に基づいて用紙のサイズに適合した画像形成倍率
を算出する演算手段とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明に係る原稿読取装置によれば、原稿
画像形成時の用紙のサイズ情報を取得して原稿を読み取
る場合に、予め用紙のサイズを指定されると、原稿読取
手段により原稿を読み取って原稿画像信号が出力され
る。この原稿の紙幅は第1の検知手段により検知され、
この原稿の紙長さは第2の検知手段により検知される。
この第1及び第2の検知手段から得られた原稿の紙サイ
ズ情報は演算手段に入力され、この演算手段では紙サイ
ズ情報に基づいて原稿画像形成時の用紙のサイズに適合
した画像形成倍率が算出される。
【0009】従って、原稿の紙サイズが不定形サイズの
場合でも、マニュアル調整無しで予め設定された用紙サ
イズに最適な画像形成倍率を算出することができる。こ
れにより、指定サイズの用紙に最適な大きさの原稿画像
を挿入することができる。従って、複写作業の簡略化及
び画像形成精度を高めることができる。
【0010】本発明に係る画像形成装置は予め指定され
たサイズの用紙に原稿を画像形成する装置であって、原
稿を読み取る原稿読取装置と、この原稿読取装置によっ
て読み取られた原稿画像信号に基づいて原稿画像を形成
する画像形成手段とを備え、原稿読取装置は原稿読取手
段と、この原稿読取手段によって読み取られる原稿の紙
幅を検知する第1の検知手段と、原稿の紙長さを検知す
る第2の検知手段と、第1及び第2の検知手段から得ら
れた原稿の紙サイズ情報を入力すると共に、その紙サイ
ズ情報に基づいて用紙のサイズに適合した画像形成倍率
を算出する演算手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0011】本発明に係る画像形成装置によれば、予め
指定されたサイズの用紙に原稿を画像形成する場合に、
上述した原稿読取装置が応用されるので、原稿画像形成
時の用紙のサイズ情報を取得して原稿を読み取るとき
に、演算手段によってその原稿の紙幅及びその紙長さに
基づいて用紙のサイズに適合した画像形成倍率を算出す
ることができる。
【0012】従って、原稿の紙サイズが不定形サイズの
場合でも、マニュアル調整無しで予め設定された用紙サ
イズに最適な画像形成倍率を算出することができる。こ
れにより、指定サイズの用紙に最適な大きさの原稿画像
を挿入することができ、複写作業の簡略化及び画像形成
精度を高めることができる。
【0013】本発明に係る画像形成方法は予め原稿を画
像形成するための用紙のサイズを指定し、この原稿の紙
幅及び紙長さを実際に測定し、ここで測定された原稿の
紙幅及び紙長さと指定された用紙のサイズとに基づいて
当該用紙のサイズに適合した画像形成倍率を算出し、原
稿を読み取ると共に画像形成倍率に基づいて原稿画像を
縮小又は拡大処理し、ここで縮小又は拡大処理された原
稿画像を用紙に形成することを特徴とするものである。
【0014】本発明に係る画像形成方法によれば、原稿
の紙サイズが不定形サイズの場合でも、マニュアル調整
無しで予め設定された用紙サイズに最適な画像形成倍率
を算出することができる。これにより、指定サイズの用
紙に最適な大きさの原稿画像を挿入することができ、複
写作業の簡略化及び画像形成精度を高めることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としての原稿読取装置、画像形成装置及
び画像形成方法について説明をする。 (1)原稿読取装置 図1は、本発明に係る実施形態としての原稿読取装置1
00の構成例を示す断面図である。図2はその原稿トレ
イ部10の構成例を示す平面図である。この実施形態で
は原稿画像形成時の用紙のサイズ情報を取得して原稿を
読み取る場合に、その原稿の紙幅及びその紙長さに基づ
いて用紙のサイズに適合した画像形成倍率を算出する演
算手段を備え、原稿の紙サイズが不定形サイズの場合で
も、マニュアル調整無しで予め指定されたサイズの用紙
に最適な大きさの原稿画像を挿入できるようにすると共
に、その複写作業の簡略化及び画像形成精度を向上でき
るようにしたものである。
【0016】図1に示す原稿読取装置100は原稿画像
形成時の用紙のサイズ情報を取得して原稿を読み取る装
置であり、例えば、1からNの順番で自動的に原稿の片
面のみならず両面を電子的に読み取る自動原稿給紙読み
取り装置(ADF)を構成する。この原稿読取装置10
0は、原稿を記録した紙(以下で原稿紙2ともいう)の
第1面を読み取る片面読み取りモードと、原稿紙2を循
環せしめて第1面と第2面の両面を読み取る両面読み取
りモードとを有しており、電子複写機、ファクシミリあ
るいはスキャナ等に適用される。
【0017】原稿読取装置100は、原稿給紙部3と、
レジスト部4、搬送部5、原稿読取手段6と、排紙皿7
及び原稿反転部8とを有し、原稿給紙部3に積み重ねら
れた原稿紙2を原稿読取手段6へ順次給送して第1面の
読み取りを行い排紙皿7へ排紙し、あるいはこの第1面
の読み取りを行った原稿紙2を原稿反転部8により反転
して原稿読取手段6へ順次給送して第2面の読み取りを
行い、排紙皿7へ排紙するようになされる。
【0018】原稿紙2を供給する原稿給紙部3は原稿ト
レイ10を有しており、原稿紙2を積み重ねられてセッ
ト可能になされる。この例で原稿トレイ10には第1の
検知手段の一例となる原稿幅検出センサS1が設けら
れ、原稿紙2の紙幅が検知される。例えば、図2に示す
原稿トレイ10の内側にはガイド板11が原稿幅方向に
移動可能に設けられ、原稿給紙部3に載置された原稿紙
2の紙幅方向を規制するようになされる。このガイド板
11には原稿幅方向内側に延びるプレート12が設けら
れている。
【0019】このプレート12の対向する側にはラック
13が形成され、このラック13は回転軸14のピニオ
ン16に噛み合っている。ガイド板11を原稿紙2の幅
に応じて原稿幅方向に移動させることにより、プレート
12を介して回転軸14が回転し、この回転量を原稿幅
検出センサS1で検出する。原稿幅検出センサS1は、
例えばロータリボリューム等で構成される。これによ
り、図3Aに示すガイド部材11の可動方向における移
動量から原稿幅情報D11を検知することができ、図3
Bに示す原稿紙2の紙幅W1を検出することができる。
【0020】また、図1に示した原稿給紙部3の給送方
向の所定位置、例えば、原稿紙2を搬送する搬送手段の
搬送経路には第2の検知手段の一例となる原稿長さ検出
センサS2が配置され、原稿紙2の紙長さを検出して原
稿長さ情報D12を出力するようになされる。
【0021】原稿長さ検出センサS2には測定部材の一
例となる反射型又は透過型の光センサが使用され、図4
に示す原稿紙2の先端aから後端bに至る原稿通過時間
Tを測定するようになされる。原稿紙2の先端aの通過
時刻をt1とし、原稿紙2の後端bの通過時刻をt2と
すると、この原稿長さ検出センサS2により得られる原
稿通過時間T=t2−t1から紙の原稿長さ情報D12
を検知することができる。例えば、搬送系の速度をVと
すると、図4に示す紙長さL1はV・T=V・(t2−
t1)により演算される。
【0022】この実施形態では、原稿幅検出センサS1
と原稿長さ検出センサS2とで原稿サイズ検知センサS
を構成しており、原稿幅情報D11と原稿長さ情報D1
2からセットされた原稿のサイズを検出し、画像形成装
置への制御情報を出力するようになされる。以下で原稿
幅情報D11と原稿長さ情報D12をまとめて原稿サイ
ズ情報D1という。
【0023】この原稿トレイ10には、これらの検出セ
ンサS1、S2の他に原稿有無(エンプティ)センサS
3が配置され、原稿紙2の有無を検出するようになされ
る。原稿有無センサS3は例えばリミットスイッチや光
センサ等で構成される。
【0024】この原稿トレイ10の下流側には、搬送手
段の一部を構成する給紙ローラ29、分離ローラ31及
び分離パット33が順に配置されている。給紙ローラ2
9は通常待機位置にあり、図示しない給紙クラッチの作
動により待機位置から給紙位置へ移動し、所定のタイミ
ングで回転して原稿紙2を送り出すようになされる。分
離ローラ31は分離パット33に対向して配置され、原
稿紙2が複数枚送り出されないように分離する。分離さ
れた原稿紙2の検出を分離センサS4で行われる。
【0025】レジスト部4は原稿給紙部3の下流に配置
され、分離された原稿紙2が送り込まれる。レジスト部
4には、レジストクラッチ40及びレジストローラ41
が配置されている。レジストクラッチ40は通常停止し
ている。レジストローラ41を、所定のタイミングで回
転させる。レジストローラ41に原稿紙2の先端部が当
接すると、レジストレバー42が原稿紙2により作動し
てレジストセンサS5がレジスト状態を検出する。
【0026】一定時間経過後、レジストクラッチ40に
よりレジストローラ41を回転させて、レジスト部4か
ら搬送手段の一例となる搬送部5へ原稿紙2を搬送す
る。この搬送部5は搬送ローラ48及びプラテンローラ
51,52を有し、プラテンローラ51、52は搬送ロ
ーラ48の周りに配置され、これらの駆動により原稿紙
2が原稿読取手段6へ搬送される。
【0027】原稿読取手段6には、その上流に原稿読み
取りセンサS6が配置され、原稿紙2を検出して原稿読
取信号Sinが出力される。原稿紙2は先端が原稿読み取
りセンサS6に到達したところで一旦停止し、待機状態
となる。図5で説明する制御部20からの読み取り開始
信号が供給されると、原稿紙2の搬送を再開する。原稿
紙2がADF用のガラス59面上を通過するときに、原
稿読取手段6により原稿紙2の読み取りが行われ、原稿
画像信号を出力するようになされる。
【0028】原稿反転部8は、原稿読取手段6より下流
で、且つ排紙皿7より上流に設けられている。原稿反転
部8には、反転ローラ80が配置され、この反転ローラ
80の正転逆転により反転トレー81上でスイッチバッ
ク反転して送り出す。反転ローラ80の近傍には反転検
出センサS7が配置されている。排紙皿7の上流には、
排紙ローラ69が配置され、排紙ローラ69の近傍には
排紙センサS8が配置され、原稿紙2の排紙を検出す
る。反転検出センサS7及び排紙センサS8は、例えば
反射型又は透過型のセンサで構成されている。
【0029】また、搬送ローラ48の周りには、原稿紙
2の第1面と第2面との読み取りの切り換えを行う第1
搬送路切り換え手段55と、第2面の読み取りと排紙と
の切り換えを行う第2搬送路切り換え手段56とが配置
されている。この例では原稿給紙部3からレジスト部4
へ原稿紙2を送出し、このレジスト部4から原稿読取手
段6を経由して第1搬送路切り換え手段55の切り換え
により排紙皿7に至る第1搬送路Aと、原稿給紙部3か
ら原稿紙2をレジスト部4へ送出し、このレジスト部4
から原稿読取手段を経由して第1搬送路切り換え手段5
5の切り換えにより第1面が読み取られた原稿紙2を原
稿反転部8へ搬送する第2搬送路Bと、原稿反転部8に
て反転された原稿紙2を第2搬送路切り換え手段56の
切り換えによりレジスト部4へ送出して原稿読取手段6
へ循環して第2面を読み取り原稿反転部8により反転さ
れて第1搬送路切り換え手段55及び第2搬送路切り換
え手段56の切り換えにより排紙皿7に至る第3搬送路
Cとが備えられている。
【0030】続いて、原稿読取装置100の制御系につ
いて説明をする。図5は原稿読取装置100の制御系の
構成例を示すブロック図である。図5に示す原稿読取装
置100は制御部20を有している。制御部20にはC
PU(中央演算装置)が使用され、原稿幅検出センサS
1、原稿長さ検出センサS2、原稿有無センサS3、分
離センサS4、レジストセンサS5、原稿読み取りセン
サS6、反転検出センサS7及び排紙センサS8が接続
され、これらのセンサS1〜S8からの検出情報が入力
される。
【0031】また、制御部20には更に読み取りスター
トスイッチSW1、片面読み取りモードスイッチSW2
及び両面読み取りモードスイッチSW3が接続され、こ
れらのスイッチSW1〜SW3からのスイッチ信号が入
力される。
【0032】この制御部20には演算手段17、記憶部
18及び画像処理手段19が接続され、少なくとも、原
稿幅検出センサS1及び原稿長さ検出センサS2から得
られた原稿紙2の原稿サイズ情報D1を入力すると共
に、その原稿サイズ情報D1に基づいて予め指定された
用紙のサイズに適合する画像形成倍率を算出するように
なされる。この演算手段17では原稿紙2の紙幅W1又
は紙長さL1の値の大きい方を基準にして画像形成倍率
を算出するようになされる。
【0033】ここで画像形成倍率をαとし、用紙の長さ
方向の紙長さをL2とすると、α=L2/L1により算
出される。例えばB5版の原稿紙2の紙長さL1を25
7mmとし、指定された用紙がA4版でその紙長さL2
を297mmとしたとき、αは1.15となる。不定形
サイズの場合も同様にして計算される。
【0034】この記憶部18には原稿サイズ情報D1や
画像形成倍率算出結果が一時記憶される。記憶部18に
は汎用RAMが使用される。画像処理手段19では原稿
読取手段6により得られた原稿画像信号を演算手段17
により得られた画像形成倍率に基づいて縮小又は拡大処
理するようになされる。もちろん画像処理手段19は原
稿読取装置100の設けることを限定するものではなく
画像形成装置側に設けても良い。上述の演算手段17、
記憶部18及び画像処理部19は制御部20の中に含め
てもよい。
【0035】この制御部20はこれらのセンサ情報及び
スイッチ信号に基づき、給紙クラッチ32、レジストク
ラッチ40、DCモータM1及びパルスモータM2、D
CソレノイドSOL1,SOL2を制御する。DCモー
タM1は、給紙ローラ29及び分離ローラ31を駆動す
ると共に、反転ローラ80を駆動する。パルスモータM
2は、レジストローラ41、搬送ローラ48及び排紙ロ
ーラ69を駆動する。DCソレノイドSOL1は、第1
搬送路切り換え手段55と、第2搬送路切り換え手段5
6とを作動させる。また、DCソレノイドSOL2は反
転ローラ80を所定時間だけOFFするようになされ
る。
【0036】続いて、原稿読取装置100の制御例につ
いて説明をする。図6及び図7は原稿読取装置100に
おける制御例を示すフローチャート(その1、2)であ
る。この実施形態では予め原稿を画像形成するための用
紙サイズ情報D2を指定されると、原稿紙2の紙幅W1
及び紙長さL1を測定し、その後、用紙のサイズに適合
した画像形成倍率αを算出し、原稿紙2を読み取ると共
に画像形成倍率αに基づく原稿画像信号を出力する場合
を想定する。用紙サイズ情報D2は画像形成装置から転
送されてくるものとする。ユーザは原稿給紙部3に例え
ば複数枚の両面記録の原稿紙2を原稿トレイ10にセッ
トし、両面読み取りモードを設定しているものとする。
【0037】これを前提にして図6に示すフローチャー
トのステップA1で制御部20は原稿給紙部3に原稿紙
2をセットされたかをチェックする。このとき、原稿紙
2がセットされると原稿有無センサS3がONして原稿
「有り」を検出する。その後、ステップA2で制御部2
0は画像形成装置から用紙サイズ情報D2が入力される
のを待つ。ここで制御部20は原稿紙2がセットされて
からステップA3で一定時間の経過を待つ。用紙サイズ
情報D2が入力された場合はステップA4でAMSモー
ド又は非AMSモードのいずれかを選択されるのを待
つ。ここでAMSモードとは不定型の用紙に原稿紙2を
縮小又は拡大して画像形成する動作をいい、非AMSモ
ードとは定型の用紙に原稿紙2をそのまま画像形成する
動作をいうものとする。
【0038】従って、AMSモードが選択された場合
は、ユーザによってガイド板11を原稿幅に合わせるよ
うに移動されるので、制御部20はステップA5に移行
して、原稿幅検出センサS1からの原稿幅情報D11を
入力するようになされる。そして、ステップA5で制御
部20は原稿幅W1を算出する。その後、ユーザが読み
取りスタートスイッチSW1をONすると、図7に示す
フローチャートのステップA7で原稿紙2が搬送され
る。スイッチSW1のONにより、給紙クラッチ32が
作動すると共に、所定時間経過後に、DCモータM1が
所定時間だけ正転して給紙ローラ29及び分離ローラ3
1を回転させて原稿紙2を送り出すようになされる。
【0039】また、分離センサS4及びレジストセンサ
S5が原稿紙2を検出する。DCモータM1が回転を停
止し、所定時間経過後に給紙クラッチ32がOFFされ
ると共に、レジストクラッチ40がONして、レジスト
ローラ41により原稿紙2の位置決めが行われた後に、
所定の搬送タイミングで原稿紙2を搬送する。
【0040】レジストクラッチ40のONから所定時間
経過後にパルスモータM2が駆動され、搬送ローラ48
を回転して原稿紙2を搬送し、原稿読み取りセンサS6
が原稿紙2を検出し、パルスモータM2の駆動は停止す
る。所定時間経過後にDCソレノイドSOL1を駆動し
て第1搬送路切り換え手段55及び第2搬送路切り換え
手段56を第1面読み取り側に切り替える。このとき、
パルスモータM2が駆動されて搬送ローラ48を回転
し、第1面の読み取りが行われる。
【0041】これと共に、ステップA8では原稿紙2の
先端が検知されるまで原稿読取手段6は原稿読取りを待
つ。ステップA8で原稿紙2の先端が検知された場合
は、先端検知情報をトリガ信号にしてステップA9に移
行して原稿読取手段6では原稿紙2が読み取られる。こ
のとき、パルスモータM2が駆動されて搬送ローラ48
を回転し、第1面の読み取りが行われる。
【0042】そして、ステップA10で原稿紙2の後端
が検知されるまでステップA9で原稿読取りが継続され
る。ステップA10で原稿紙2の後端が検知された場合
は、原稿読取りを終了する。原稿長さ検出センサS2で
は原稿紙2’の先端aから後端bに至る原稿通過時間T
=t2−t1を測定して原稿長さ情報D12を出力する
ようになされる。この原稿長さ情報D12から原稿紙2
の紙長さL1を認識することができる。これと共に、反
転検出センサS7が原稿紙2を検出すると、DCモータ
M1が所定時間だけ駆動されて反転ローラ80を正転し
て原稿紙2を原稿反転部8へ送る。
【0043】この原稿読取り終了と共に、ステップA1
1に移行し、制御部20では原稿紙2の紙長さが算出さ
れる。その後、ステップA12に移行して演算手段17
では画像形成倍率を算出すようになされる。ここで演算
手段17では原稿幅検出センサS1及び原稿長さ検出セ
ンサS2から得られた原稿紙2の原稿サイズ情報D1を
入力すると共に、その原稿サイズ情報D1に基づいて予
めステップA2で指定された用紙のサイズに適合する画
像形成倍率αを算出するようになされる。
【0044】この演算手段17では原稿紙2の紙幅W1
又は紙長さL1の値の大きい方を基準にして画像形成倍
率αを算出する。画像形成倍率αは用紙の長さ方向の紙
長さをL2とすると、α=L2/L1により算出され
る。もちろん、画像形成倍率αを面積比から算出する場
合は、用紙の紙幅をW2とすると、α’=(L2・W
2)/(L1・W1)により演算される。不定形サイズ
の場合も同様にして計算される。原稿サイズ情報D1や
画像形成倍率算出結果が記憶部18に一時記憶される。
ここで画像処理手段19により原稿画像信号Sinをデジ
タルデータに変換し、その後、原稿画像データDinに画
像形成倍率αを演算して、原稿画像を縮小又は拡大処理
するようにしてもよい。その際の演算結果は記憶部18
等に記憶しておくとよい。
【0045】なお、原稿紙2が原稿給紙部3に載置され
てからステップA3で一定時間を経過しても、用紙の指
定がなされない場合及び、ステップA4で非AMSモー
ドが選択された場合はステップA13に移行して非AM
Sモードによる原稿読取り処理がなされる。上述の画像
形成倍率αを算出した後、及び、非AMSモードによる
原稿読取り処理の後は、ステップA14に移行して原稿
画像信号を画像形成装置等に出力するようになされる。
【0046】画像形成装置では複写処理を実行するよう
になされる。原稿紙2の第1面の読取り処理が終了する
と、ステップA15に移行して全ての原稿紙2の読取り
処理が終了したかがチェックされる。この際のチェック
は原稿有無センサS1による原稿有無情報を検出して判
断される。従って、原稿紙2の読取り処理が終了してい
ない場合はステップA1に戻って上述のステップA1か
らステップA14を繰り返すようになされる。
【0047】例えば、上述の第1面の読み取りが終了し
て、反転検出センサS7が原稿紙2を検出すると、DC
モータM1が所定時間だけ駆動されて反転ローラ80を
正転して原稿紙2を原稿反転部8へ送る。このとき、原
稿読み取りセンサS6が原稿紙2を検出しなくなると、
所定時間経過後にDCソレノイドSOL2を作動させて
反転ローラ80を所定時間だけ圧接させ、DCモータM
1を停止から所定時間経過後に反転ローラ80を逆転さ
せ、レジスト部4へ原稿紙2を送る。この原稿紙2の反
転で反転センサS6、レジストセンサS5が原稿紙2を
検出し、レジストクラッチ40が再度作動し、レジスト
ローラ41により原稿紙2の位置決めが行われると共
に、所定の搬送タイミングで原稿紙2を搬送する。
【0048】レジストクラッチ40のOFFから所定時
間経過後にパルスモータM2が駆動され、搬送ローラ4
8を回転して原稿紙2を搬送し、DCソレノイドSOL
1を駆動して第1搬送路切り換え手段55及び第2搬送
路切り換え手段56を第2面読み取り側に切り替える。
これにより、パルスモータM2が駆動されて搬送ローラ
48を回転し、第2面の読み取りが行われると共に、D
CモータM1が所定時間だけ駆動して排紙ローラ69を
逆転して原稿紙2を排紙皿7へ排紙する。同様にして、
原稿給紙部3に積み重ねられた次の原稿紙2がある場合
には、次の原稿紙2の第1面の読み取りが行われる。
【0049】このように、本発明に係る実施形態として
の原稿読取装置100によれば、原稿画像形成時の用紙
サイズ情報D2を取得して原稿を読み取った後に、原稿
幅検出センサS1及び原稿長さ検出センサS2から得ら
れた原稿サイズ情報D1に基づいて演算手段17によ
り、原稿画像形成時の用紙のサイズに適合した画像形成
倍率αが算出される。
【0050】従って、原稿紙2の紙サイズが不定形サイ
ズの場合でも、マニュアル調整無しで予め設定された用
紙サイズに最適な画像形成倍率αを算出することができ
る。これにより、予め指定されたサイズの用紙に最適な
大きさの原稿画像を挿入することができ、複写作業の簡
略化及び画像形成精度を高めることができる。
【0051】(2)画像形成装置 図8は本発明に係る実施形態としての画像形成装置を応
用したデジタル複写機200の構成例を示す断面の模式
図である。この実施形態では画像形成装置の一例となる
デジタル複写機200を構成し、この複写機200には
上述した原稿読取装置100が適用されるものである。
しかも、原稿読取装置100の第1及び第2の検知手段
に加えて、用紙給紙手段には用紙の紙幅を検知する第3
の検知手段2と、その用紙の紙長さを検知する第4の検
知手段とを備え、不定形の用紙に適切な大きさの原稿画
像を形成できるようにしたものである。
【0052】図8に示すデジタル複写機200は予め指
定されたサイズの用紙30に原稿2を画像形成する装置
である。このデジタル複写機200には自動原稿給紙読
取装置(Auto Document Feed-reader:以下ADFと
もいう)100及び画像読み取り部50が設けられ、原
稿画像が読み取られて原稿画像信号が出力される。自動
原稿給紙読取装置100には図1で説明した原稿読取装
置が適用され、原稿給紙部3、給紙ローラ29、分離ロ
ーラ31、搬送ローラ48、反転ローラ80、反転部8
及び排紙皿7を有している。また、画像読み取り部50
は光源53、ミラー54a、54b、54c、結像光学
部57、CCD撮像装置58、ADF用のガラス59、
プラテンガラス82及び図示しない光学駆動部を有して
いる。
【0053】原稿読取装置100は、もちろん、原稿紙
2の紙幅W1を検知する原稿幅検出センサS1と、原稿
紙2の紙長さL1を検知する原稿長さ検出センサS2
と、原稿幅検出センサS1及び原稿長さ検出センサS2
から得られた原稿2の原稿サイズ情報D1を入力すると
共に、その原稿サイズ情報D1に基づいて用紙のサイズ
に適合した画像形成倍率αを算出する演算手段17とを
有している。
【0054】このCCD撮像装置58の出力段には画像
処理部23が接続され、原稿画像信号をアナログデジタ
ル変換したり、画像形成倍率αに基づいて縮小又は拡大
するような画像処理が施される。画像処理後の原稿画像
データDinが画像形成部70に出力される。
【0055】画像形成部70は画像形成手段の一例であ
り、ADF100の下方の本体装置内部に備えられ、有
機感光体ドラム(感光体)71と、帯電部72と、現像
部73と、排紙ガイド部材27、転写部74及び分離部
75を有した転写・分離電極ユニット15と、クリーニ
ング部76と、搬送機構77と、定着部78とを有して
いる。画像形成部70では、画像処理部23から転送さ
れてくる原稿画像データDinに基づいて原稿画像を形成
するようになされる。
【0056】この有機感光体ドラム(以下感光体ドラム
という)71の上方には帯電部72が配設され、帯電電
位に基づいて予め感光体ドラム71が一様に帯電され
る。感光体ドラム71の例えば斜め右上方には画像書き
込み(露光)部60が設けられ、画像処理部23から出
力された原稿画像データDinに基づいて感光体ドラム7
1が露光され、その感光体ドラム71上に静電潜像が形
成される。
【0057】感光体ドラム71の右側にはトナー及びキ
ャリア(現像剤)が収容された現像部73が配設され、
画像書き込み部60によって露光された静電潜像にトナ
ーが付着され現像される。この例では現像剤には磁性体
であるキャリアと非磁性体のトナーとを混合した二成分
現像剤が使用される。この現像の際には、図示しない現
像スリーブと呼ばれる現像剤担持体によって現像部4か
らトナーのみが感光体ドラム71上の静電潜像に付着さ
れる。
【0058】また、現像部73の下方にはレジストロー
ラ61や、給紙ローラ62等が設けられ、用紙30が感
光体ドラム71下に搬送される。レジストローラ61の
右側であって、本体装置の外面には手差しトレイ63が
設けられ、普通紙よりも厚手の葉書等が挿入できるよう
になされている。
【0059】更に、感光体ドラム71の下方には排紙ガ
イド部材27、転写部74及び分離部75をユニット化
した転写/分離電極ユニット15が配設され、帯電、露
光、現像を経てその感光体ドラム71上に形成されたト
ナー像が転写/分離される。この分離部75の下流側に
は搬送ベルト17を有した搬送機構部77が設けられ、
その終端部には定着部78が設けられる。
【0060】この搬送機構部77の下流側には定着部7
8が設けられ、用紙30上のトナー像が定着される。搬
送機構部77と上述の帯電部72との間であって、感光
体ドラム71に対向してクリーニング部76が設けら
れ、感光体ドラム71に残留したトナーがクリーニング
される。上述の画像形成部70の下方には給紙手段の一
例となる給紙カセット30a,30b等が設けられてい
る。
【0061】図9A及びBは給紙カセット30a等の構
成例及びその動作例を示す平面図である。図9Aに示す
給紙カセット30aは底付き上部解放型の筐体34を有
しており、用紙30を収納すると共にその用紙30を画
像形成部70へ供給するようになされる。筐体34の前
面には取っ手35が設けられ、複写機本体の前面に引き
出せるようになされる。
【0062】この筐体34の底部には1組のガイドレー
ル36a,36b及び用紙ガイド板37a,37bを有
している。用紙ガイド板37aは第1の整合板の一例で
あり、ガイドレール36aに可動自在に係合され、紙幅
方向に沿って移動可能となされる。用紙30の幅方向の
エッジを整合するためである。用紙ガイド板37bは第
2の整合板の一例であり、ガイドレール36bに可動自
在に係合され、給紙方向に沿って移動可能となされる。
用紙30の長さ方向のエッジを整合するためである。
【0063】この筐体34の手前内側には当接部38が
立設され、用紙30の他のエッジ面を揃える整合面を有
しており、その右端には基準位置P0が設けられる。こ
の基準位置P0は定型や不定形の用紙30の紙幅W2や
紙長さL2の起点となる部分である。
【0064】また、筐体34の右内側には第3の検知手
段の一例となる用紙幅検出センサS9が取り付けられ、
用紙ガイド板37aの位置を検知して用紙30の紙幅W
2を検知するようになされる。用紙30の紙幅W2は用
紙幅情報D21となって画像制御装置25に出力され
る。図9Bに示す紙幅W2は図9Aに示す当接部38の
基準位置P0から用紙ガイド板37aの紙押さえ位置
(面)に至る離隔距離Xを算出することで得られ、用紙
30のサイズ情報X=W2として出力される。
【0065】更に、図9Aに示す筐体34の手前内側に
は第4の検知手段の一例となる用紙長さ検出センサS1
0が取り付けられ、用紙ガイド板37bの位置を検知し
て用紙30の紙長さL2を検知するようになされる。用
紙30の紙長さL2は用紙長さ情報D22となって画像
制御装置25に出力される。以下で用紙幅情報D21と
用紙長さ情報D22をまとめて用紙サイズ情報D2とい
う。図9Bに示す紙長さL2は図9Aに示す基準位置P
0から用紙ガイド板37bの紙押さえ位置(面)に至る
離隔距離Yを算出することで得られ、用紙30のサイズ
情報Y=L2として出力される。
【0066】これらの用紙幅検出センサS9及び用紙長
さ検出センサS10には発光素子及び受光素子を複数ラ
イン状に設けた密着型のイメージセンサが使用される。
各々のセンサ出力は画像制御装置25に出力されるが、
各々のセンサS9,S10は図示しないコネクタを介在
して接続される。給紙カセット30a等が複写機本体か
ら引き出し可能な構造を有しているためである。
【0067】図10はデジタル複写機200の制御系の
構成例を示すブロック図である。図10に示すデジタル
複写機200は画像制御装置25を有している。画像制
御装置25には図5で説明した原稿読取装置100の制
御部20が接続され、画像制御装置25をマスタとし原
稿読取装置100をスレーブとするような制御系間で、
原稿画像データDinの転送を含む通信処理がなされる。
【0068】画像制御装置25にはADF100の他に
用紙幅検出センサS9、用紙長さ検出センサS10、画
像処理部23、給紙制御部24、画像メモリ28、操作
部44、画像書込み部60、画像形成部70が接続さ
れ、操作情報D3、用紙サイズ情報D2を含む各々のセ
ンサ情報及び、ADF100から転送されてきた原稿画
像データDinに基づいて用紙30等に原稿画像を形成す
るようになされる。これらのセンサS9、S10、画像
処理部23、画像書込み部60及び画像形成部70の機
能については図8で説明したのでその説明を省略する。
【0069】給紙制御部24は給紙カセット30aや3
0bから用紙30を繰り出し、画像形成部70に搬送す
るように搬送ローラ等を駆動制御する。画像メモリ28
にはADF100から転送されてきた原稿画像データD
inが一時記憶される。
【0070】操作部44は設定手段の一例であり、原稿
画像を形成する用紙30のサイズを設定するように操作
されたり、自動変倍モードを設定する際に使用される。
ここで、自動変倍モードとは画像形成倍率α等に基づい
て変倍した原稿画像を不定形サイズの用紙に形成する動
作をいう。この例では、図8に示した制御部20に接続
されていた、読み取りスタートスイッチSW1、片面読
み取りモードスイッチSW2及び両面読み取りモードス
イッチSW3が操作部44にまとめて設けられ、これら
のスイッチSW1〜SW3からのスイッチ信号が画像制
御装置25に入力される。スイッチ信号は操作情報D3
を構成する。
【0071】この画像制御装置25では用紙幅検出セン
サS9及び用紙長さ検出センサS10により検知された
用紙30の紙幅W2及び紙長さL2と、予め設定された
定型サイズの用紙の紙長さL0及び紙幅W0とを比較し
て原稿紙2のサイズに適合した画像形成倍率βを計算す
るようになされる。この機能により、画像形成倍率βに
基づいて変倍した原稿画像を不定形サイズの用紙に形成
することができる。しかも、不定形サイズの用紙が給紙
カセット等に収納された場合に、その用紙サイズをユー
ザに知らせることができる。
【0072】この画像制御装置25では更に、給紙カセ
ット30a等から給紙された1枚目の用紙30のサイズ
がこれらのセンサS9、S10により検知され、その用
紙サイズ情報D2が画像メモリ28に記憶され、2枚目
以降は1枚目の用紙サイズ情報D2と次に給紙される当
該用紙のサイズとが比較され、この比較結果で、1枚目
の用紙サイズ情報D2と異なるサイズの用紙を検知した
ときは、画像形成部70を動作停止又は当該用紙を不良
紙として排紙するような制御がなされる。
【0073】この画像メモリ28には原稿画像データD
inの他に用紙サイズ情報D2や画像形成倍率βの算出結
果が一時記憶される。画像メモリ28には汎用RAMが
使用される。上述の画像メモリ28及び画像処理部23
は画像制御装置25の中に含めてもよい。
【0074】続いて、本発明に係る画像形成方法につい
てデジタル複写機200の動作例を説明する。図11は
デジタル複写機200の動作例を示すフローチャートで
ある。この例では原稿紙2の記録画像を読み取って、そ
の原稿画像を給紙カセット30a等から繰り出した用紙
30にコピーする場合を前提とする。給紙カセット30
a等では用紙幅検出センサS9により用紙30の紙幅W
2が検知され、用紙長さ検出センサS10により用紙3
0の紙長さL2が検知され、用紙サイズ情報D2として
X=W2、Y=L2が画像制御装置25に出力され、こ
の画像制御装置25には自動変倍モードが設定されてい
る場合を想定する。
【0075】これを前提して、図11に示すフローチャ
ートのステップB1で原稿読み取り処理をする。この処
理については図6及び図7で説明した通りである。例え
ば、原稿給紙部3には原稿面を上にした状態の原稿紙2
が載置されると、給紙ローラ29及び分離ローラ31が
駆動され、これらの給紙ローラ29及び分離ローラ31
を介して繰り出された原稿紙2が搬送ローラ48を介し
て搬送される。
【0076】このとき、画像読み取り部50の光源53
から原稿紙2の画像面に光が照射される。この反射光は
ミラー54a,54b,54cによって導かれ、その反
射光が結像光学系57を介してCCD撮像装置58に取
り込まれる。これにより、CCD撮像装置58の受光面
に原稿紙2の画像が結像される。ここで、プラテンガラ
ス81上に原稿紙2の読み取り面を下に向けた状態で、
その原稿紙2が載置された場合は光学駆動系はプラテン
ガラス81に沿って、画像読み取り部50を走査するこ
とで原稿画像がCCD撮像装置58に取り込まれる。こ
の原稿紙2を読み取って得た原稿画像信号はCCD撮像
装置58から画像処理部23に転送される。
【0077】そして、ステップB2で画像処理部23は
原稿画像信号を入力されるのを待機する。この原稿画像
信号が入力されると、ステップB3で画像処理部23で
は原稿画像信号をデジタルデータに変換した後の原稿画
像データDinが画像メモリ28に一時格納される。な
お、ADF100により原稿画像信号をデジタルデータ
に変換し、画像形成倍率αを演算した原稿画像データD
inを出力する場合はこのステップを省略してもよい。
【0078】また、ADF100により原稿紙2が自動
給紙される両面又は片面読み取りモードの場合には、搬
送ローラ48の周囲を原稿紙2が回るようになる。この
場合にはADF用のガラス59下に光源53とミラー5
4aとが固定された状態で、原稿画像が画像読み取り部
50によって読み取られる。
【0079】その後、ステップB4に移行して給紙カセ
ット30a等では用紙幅検出センサS9により用紙30
の紙幅W2が検知され、用紙長さ検出センサS10によ
り用紙30の紙長さL2が検知される。なお、ステップ
B4における用紙サイズの検出処理はステップB3にお
ける画像処理と並行させてもよい。そして、ステップB
5に移行して画像制御装置25では予め指定された例え
ば、定型サイズの用紙の紙幅W0及び紙長さL0と給紙
カセット30aに収納された用紙30の紙幅W2及び紙
長さL2とが比較される。
【0080】予め指定した用紙サイズと給紙カセット3
0aに収納された用紙30のサイズとが一致しない場合
はステップB6に移行して画像制御装置25では原稿紙
2のサイズに適合した画像形成倍率βを計算するように
なされる。画像形成倍率βはL2/L0により算出され
る。不定形サイズの場合も同様にして計算される。その
後、画像処理部23では画像形成倍率βが原稿画像デー
タDinに演算され、その演算結果を画像メモリ28に記
憶される。原稿画像を縮小又は拡大処理するためであ
る。
【0081】従って、予め指定した用紙サイズと給紙カ
セット30aに収納された用紙30のサイズとが一致す
る場合及び、画像形成倍率βが算出された場合はステッ
プB7に移行して給紙制御部24は用紙30を画像形成
部70下に搬送するようになされる。このとき、用紙3
0が積載されている給紙カセット30aから用紙30が
給紙制御部24によって繰り出されると共に、レジスト
ローラ61でこの複写機の制御システムと同期が採ら
れ、給紙ローラ62によって用紙30が感光体ドラム7
1下に、より近接するように搬送される。
【0082】その後、ステップB9でその用紙30に原
稿画像を形成する。このとき、画像形成倍率βが演算さ
れた原稿画像データDin又は、ADF100からの演算
済みの原稿画像データDinが画像メモリ28から読み出
され、この原稿画像データDinは画像書き込み部60に
出力される。画像書き込み部60では、原稿画像データ
Dinに応じたレーザ光がレーザダイオードから感光体ド
ラム71上へ照射されるので、この感光体ドラム71に
は原稿2の静電潜像が形成される。
【0083】この静電潜像は現像部73で現像される
と、感光体ドラム71上にトナー像が形成される。この
トナー像は感光体ドラム71の下部に設けられた転写部
74によって用紙30に転写される。このとき、用紙3
0は感光体ドラム71に吸着される。そして、感光体ド
ラム71に吸着された用紙30は分離部75によって感
光体ドラム71から分離される。その後、定着部78で
はトナー像が熱と圧力とにより定着される。
【0084】この定着により、定型の用紙30はもとよ
り不定形の用紙に最適な大きさで原稿画像を再現性良く
形成することができる。トナー像が定着された用紙30
はガイド91を介して搬送される。例えば、定着後の用
紙30はフィニッシャ部90で出力形態(ソータ機能な
ど操作指示)に対応して、そのまま機外に排出される
か、もしくは、再度反転部93で反転されて排出ローラ
95により機外に排出される。これにより、原稿紙2の
画像を用紙30に最適にコピーすることができる。上述
した原稿紙2の画像形成が終了した画像形成部70で
は、感光体ドラム71に残留付着したトナーがクリーニ
ング部76により除去され、次の画像形成に対処すべく
待機する。
【0085】そして、ステップB9で画像形成処理を全
部終了したかがチェックされる。これらの処理全部終了
した場合は例えば、画像制御装置25が待機ボタンなど
の押下を検出して画像形成処理を終了する。これらの処
理に係るコピージョブ等が画像制御装置25に残ってい
る場合はステップB7に戻る。その後、上述のステップ
B8の処理を繰り返すようになされる。
【0086】このようにして、本発明に係る画像形成装
置を応用したデジタル複写機200によれば、予め指定
されたサイズの用紙30に原稿を画像形成する場合、上
述した原稿読取装置(ADF)100が応用されるの
で、その原稿紙2の紙幅W1及びその紙長さL1に基づ
いて画像形成倍率αを演算した後の原稿画像データDin
を取得することができる。
【0087】従って、ADF100を使用して一連のコ
ピー処理を行う場合に原稿紙2が不定形サイズの場合で
も精度良くAMS機能を利用することができる。しか
も、マニュアル調整無しで画像形成倍率αを演算した原
稿画像データDinに基づいて、予め設定されたサイズの
用紙30に最適な大きさの原稿画像を形成することがで
きる。
【0088】また、本発明に係るデジタル複写機200
によれば、給紙カセット30a等に用紙幅検出センサS
9及び用紙長さ検出センサS10が設けられ、画像制御
装置25では予め指定した用紙30のサイズと給紙カセ
ット30aに収納された用紙30の実際のサイズとが一
致しない場合に、原稿紙2のサイズに適合した画像形成
倍率βを計算するようになされる。
【0089】従って、原稿紙2のサイズが不定形の場合
でも、用紙30のサイズが不定形の場合でも、マニュア
ル調整無しで画像形成倍率βを演算した原稿画像データ
Dinに基づいて不定形サイズの用紙30に最適な大きさ
の原稿画像を形成することができる。
【0090】これにより、定型紙の原稿を不定形紙の用
紙30’に写す場合に、自動変倍モードを選択すること
により、従来のように用紙の長さを計測したり、手動で
変倍調整することが済む。また、ユーザもしくはサービ
スマンが行っていた用紙30のサイズ切り替えを自動的
に行うことができ、複写作業の簡略化及び画像形成精度
を高めることができる。
【0091】(3)他の給紙カセット及び検知手段 図12A及びBは他の給紙カセット300の構成例を示
す平面図及びX1−X2矢視断面図である。図12Aに
示す給紙カセット300はデジタル複写機200等の画
像形成装置に適用されるものであり、底付き上部解放型
の筐体84を有しており、用紙30を収納すると共にそ
の用紙30を画像形成部70へ供給するようになされ
る。筐体84の前面には取っ手85が設けられ、複写機
本体の前面に引き出せるようになっている。
【0092】この筐体84の底部には1組のガイドレー
ル86a,86b及び3つの用紙ガイド板87a,87
b、87cを有している。用紙ガイド板87a及び87
bはガイドレール86aに可動自在に係合され、この紙
幅方向で相互に幅中心位置に向けて往復可能となされ
る。用紙30の幅方向のエッジを両側から整合規制する
ためである。用紙ガイド板87cはガイドレール86b
に可動自在に係合され、給紙方向に沿って移動可能とな
される。用紙30の長さ方向のエッジを整合するためで
ある。この筐体84では給紙カセット30aの当接部3
8が立設されておらず、用紙30の他のエッジ面は筐体
84の内部側面で揃えるようになされる。
【0093】この給紙カセット300の上方であって、
用紙30を跨ぐ位置には密着イメージセンサS11が配
置されている。例えば、密着イメージセンサS11は用
紙30を架橋する位置であって給紙方向に対して斜めに
配置される。具体的には図12Bに示すデジタル複写機
本体の支柱部分201には複数の給紙カセット300を
収納するための天板部202及びカセットスライド用の
床部203が設けられる。カセットスライド用の床部2
03は下層の天板部202となる。
【0094】このような階層構造において、密着イメー
ジセンサS11は天板部202に斜めに取り付けられ
る。ここで図12Aに示す給紙方向と密着イメージセン
サS11とが成す角をθとする。つまり、給紙方向から
所定角度θずらすだけで、密着イメージセンサ1つで用
紙30の長さL2と幅W2を測定できるようになる。
【0095】図13A〜Cは密着型イメージセンサS1
1の構成例及びその動作例を示す図である。図13Aに
示す密着型イメージセンサS11はn個の発光素子PD
i(i=1〜n)及びn個の受光素子RDi(i=#1
〜n)をライン状に並べて細長い枠体に組み込まれたも
のである。密着イメージセンサS11の長さは、搬送経
路の幅以上の長さを有することが好ましい。このように
構成すると、用紙30の搬送経路の基準に関係無く用紙
サイズを検知することができる。
【0096】密着型イメージセンサS11では全体の長
さを2分する中心位置Pが予め規定され、その中心位置
Pの発光素子はPD#(n/2)であり、その部分のセ
ンサ出力は受光素子RD#(n/2)から得られるよう
になっている。
【0097】このように構成すると、密着型イメージセ
ンサS11の両側でオフしている場合、例えば、図13
Bに示す左側の4個の受光素子RD#1〜RD#4がオ
フで、右側の4個の受光素子RD#(n−3)〜RD#
nがオフで、他の部分の受光素子RD#5〜RD#(n
−4)が全てオンする場合は、オンしている受光素子R
D#5〜RD#(n−4)の半分の個数に、1組の発光
素子PDi及び受光素子RDiの単位長さを演算するこ
とにより、用紙30の紙長さ情報や、紙幅情報を算出す
ることができる。
【0098】つまり、給紙カセット300で収納可能な
最大の用紙30を収納した場合であって、図13Cに示
す用紙30上で角度θを以て斜めに密着型イメージセン
サS11を配置したとき、用紙30の右上角部Qにおい
て、受光素子RD#(n−4)がオンで受光素子RD#
(n−3)がオフしている場合は、線分xは右上角部Q
と、中心位置P間の受光素子RD#(n/2)〜RD#
(n−3)の個数に比例する。
【0099】従って、図13Cに示す直角三角形Q,
P,Rにおいて、1/2紙幅wはx・sinθで与えら
れ、1/2紙長さlはx・cosθで与えられる。これ
により、用紙30の紙幅W2は2・w=2・x・sin
θで算出され、その紙長さL2は2・l=2・x・co
sθで算出される。Rは用紙30の搬送方向で紙幅W2
を1/2する点である。
【0100】図14A及びBは給紙カセット300の動
作例を示す平面図である。図14Aに示す給紙カセット
300では定型のB4版等の用紙の最大長さL0を検出
可能な密着型イメージセンサS11が上述した位置に斜
めに取り付けられる場合であって、例えば、定型のA4
版の用紙30が筐体84がセットされる。この場合、ガ
イドレール86a上を用紙ガイド板87a、87bが中
心位置Pに向けて押さえ込まれる。同様にして、ガイド
レール86b上を用紙ガイド板87cが中心位置Pに向
けて押さえ込まれる。用紙30の紙幅W2は上述したW
2=2・wにより算出される。用紙30の紙長さL2は
最大長さL0から長さγを差し引くことにより算出(L
2=L0−γ)される。
【0101】ここで長さγは密着型イメージセンサS1
1の左側でオフしている受光素子RD#1〜RD#kの
個数kに、1組の発光素子PDi及び受光素子RDiの
単位長さを演算することにより得られる長さ成分と、角
度θに基づいて得られる。従って、図14Bに示すよう
に不定形、例えば、定型のA4版の用紙30よりも長い
用紙30’が筐体84がセットされた場合でも、その用
紙30’の紙幅W2=2・w及び紙長さLx=L0−δ
(δ<γ)により求めることができる。
【0102】従って、給紙カセット300をデジタル複
写機200に適用した場合も、密着イメージセンサS1
1により測定された用紙30の紙幅W2及び紙長さL2
と、予め指定された定型サイズの用紙30の紙幅W2及
び紙長さL2とをそれぞれ画像制御装置25において比
較し、少なくとも、当該用紙30のサイズを判別するこ
とができる。これにより、不定形サイズの用紙30’が
給紙カセット300等に収納された場合に、その用紙サ
イズをユーザに知らせることができる。
【0103】この例では密着イメージセンサS11を複
写機本体の天板部202に取り付ける場合について説明
したが、これに限られることはなく、用紙30の搬送経
路の上方に配置するようにしてもよい。つまり、密着イ
メージセンサS11は用紙30が一時停止する場所に配
置する。これにより、給紙カセット300等の中に整合
板や紙サイズ検知機構を設けなくても済み、用紙搬送途
中において用紙30の紙幅W2及び紙長さL2とを測定
することができる。
【0104】この測定結果によって、予め設定された定
型サイズの用紙30と異なるサイズの用紙30’が密着
イメージセンサS11を通過した場合に、画像形成部7
0の動作停止又は当該用紙30’を不良紙として排紙す
ることもできる。従って、トナー像を用紙30に転写す
る前に用紙サイズ異常を画像制御装置25で認識できる
ので、間違えて給紙した異なるサイズの用紙30’に画
像形成することを防止できる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る原稿
読取装置によれば、原稿画像形成時の用紙サイズ情報を
取得して原稿を読み取る場合に、その原稿の紙幅及びそ
の紙長さから成る原稿サイズ情報に基づいて用紙のサイ
ズに適合した画像形成倍率を算出する演算手段を備える
ものである。
【0106】この構成によって、原稿の紙サイズが不定
形サイズの場合でも、マニュアル調整無しで予め設定さ
れた用紙サイズに最適な画像形成倍率を算出することが
できる。従って、指定サイズの用紙に最適な大きさの原
稿画像を挿入することができる。
【0107】本発明に係る画像形成装置によれば、上述
した原稿読取装置が応用されるので、原稿の紙サイズが
不定形サイズの場合でも、マニュアル調整無しで予め設
定された用紙サイズに最適な画像形成倍率を算出するこ
とができる。この構成によって、予め指定されたサイズ
の用紙に最適な大きさの原稿画像を挿入することがで
き、複写作業の簡略化及び画像形成精度を高めることが
できる。
【0108】本発明に係る画像形成方法によれば、予め
原稿を画像形成するための用紙のサイズを指定し、その
後、原稿の紙幅及び紙長さを実際に測定して得られた原
稿サイズ情報と指定された用紙のサイズとに基づいて当
該用紙のサイズに適合した画像形成倍率を算出し、原稿
を読み取ると共に画像形成倍率に基づいて原稿画像を縮
小又は拡大処理した後に、この縮小又は拡大処理された
原稿画像を用紙に形成するようになされる。
【0109】この構成によって、原稿の紙サイズが不定
形サイズの場合でも、マニュアル調整無しで予め設定さ
れた用紙サイズに最適な画像形成倍率を算出することが
できる。従って、予め指定されたサイズの用紙に最適な
大きさの原稿画像を挿入することができ、複写作業の簡
略化及び画像形成精度を高めることができる。この発明
は、電子写真方式を用いた複写機能を有する複写機、複
合機、プリンタ、ファクシミリ等に適用して極めて好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての原稿読取装置1
00の構成例を示す断面図である。
【図2】原稿トレイ部10の構成例を示す平面図であ
る。
【図3】原稿トレイ部10における原稿幅検出時の動作
例を示すイメージ図である。
【図4】原稿長さ検知センサS2の動作例を示すイメー
ジ図である。
【図5】原稿読取装置100の制御系の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】原稿読取装置100における制御例(その1)
を示すフローチャートである。
【図7】原稿読取装置100における制御例(その2)
を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る実施形態としての画像形成装置を
応用したデジタル複写機200の断面の構成例を示す模
式図である。
【図9】A及びBは給紙カセット30aの構成例及びそ
の動作例を示す平面図である。
【図10】デジタル複写機200の制御系の構成例を示
すブロック図である。
【図11】デジタル複写機200の動作例を示すフロー
チャートである。
【図12】A及びBは他の給紙カセット300の構成例
を示す平面図及びX1−X2矢視断面図である。
【図13】A〜Cは密着型イメージセンサS11の構成
例及びその動作例を示す図である。
【図14】A及びBは給紙カセット300の動作例を示
す平面図である。
【符号の説明】
6 原稿読取手段 17 演算手段 11 ガイド部材 48 搬送ローラ(搬送手段) 19 画像処理手段 23 画像処理部(画像処理手段) 30a,30b,300 給紙カセット(給紙手段) 44 操作部(設定手段) 50 画像読み取り部 60 画像書込み部 70 画像形成部(画像形成手段) 100 原稿読取装置(ADF) 200 デジタル複写機(画像形成装置) S1 原稿幅検出センサ(第1の検出手段) S2 原稿長さ検出センサ(第2の検出手段:測定部
材) S9 用紙幅検出センサ(第3の検出手段) S10 用紙長さ検出センサ(第4の検出手段) S11 密着型イメージセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 430 G06T 1/00 430J 5C062 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108H 5C072 1/04 1/04 106A 106 107B 107 C Fターム(参考) 2H027 DB09 DC10 DC19 DE02 DE07 DE10 ED06 ED19 EF09 EH02 FA05 FB07 FD02 2H076 AA58 BA24 BA35 BA36 BA42 BA47 BA87 BB04 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 AB02 BA05 BA07 BB02 CA03 CC02 CC03 CC04 DA03 DA06 DC13 DC15 DC17 EB37 3F343 FA02 FB02 FB03 GA03 GB01 GC01 GD01 HD07 KB03 LA02 MA02 MA26 MC30 5B047 AA01 BA01 BB02 BC15 BC18 CA08 CB07 CB10 CB12 5C062 AA02 AA05 AB02 AB30 AB32 AB33 AB35 AB41 AC60 AC66 AC67 AF07 AF10 AF11 BA00 5C072 AA05 BA02 BA04 BA09 EA07 LA18 RA01 RA04 UA13 XA01

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像形成時の用紙のサイズ情報を取
    得して原稿を読み取る装置であって、 前記原稿を読み取る原稿読取手段と、 前記原稿読取手段によって読み取られる原稿の紙幅を検
    知する第1の検知手段と、 前記原稿の紙長さを検知する第2の検知手段と、 前記第1及び第2の検知手段から得られた原稿の紙サイ
    ズ情報を入力すると共に、該紙サイズ情報に基づいて前
    記用紙のサイズに適合した画像形成倍率を算出する演算
    手段とを備えることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿を記録した紙を供給する原稿給
    紙部が設けられ、 前記第1の検知手段は、 前記原稿給紙部に載置された原稿の紙の幅方向を規制す
    るガイド部材を有し、 前記ガイド部材の可動方向における移動量から前記紙の
    幅情報を検知することを特徴とする請求項1に記載の原
    稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿を記録した紙を搬送する搬送手
    段が設けられ、 前記第2の検知手段は、 前記搬送手段によって搬送される原稿の紙の搬送経路に
    設けられて該紙の先端から後端に至る原稿通過時間を測
    定する測定部材を有し、 前記測定部材により得られる原稿通過時間から前記紙の
    長さ情報を検知することを特徴とする請求項1に記載の
    原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、 前記原稿の紙幅又は紙長さの値の大きい方を基準にして
    画像形成倍率を算出することを特徴とする請求項1に記
    載の原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿読取手段により得られた原稿画
    像信号を前記演算手段により得られる画像形成倍率に基
    づいて縮小又は拡大処理する画像処理手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 予め指定されたサイズの用紙に原稿を画
    像形成する装置であって、 前記原稿を読み取る原稿読取装置と、 前記原稿読取装置によって読み取られた原稿画像信号に
    基づいて原稿画像を形成する画像形成手段とを備え、 前記原稿読取装置は、 原稿読取手段と、 前記原稿読取手段によって読み取られる原稿の紙幅を検
    知する第1の検知手段と、 前記原稿の紙長さを検知する第2の検知手段と、 前記第1及び第2の検知手段から得られた原稿の紙サイ
    ズ情報を入力すると共に、該紙サイズ情報に基づいて前
    記用紙のサイズに適合した画像形成倍率を算出する演算
    手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記原稿読取手段により得られた原稿画
    像信号を前記演算手段により得られる画像形成倍率に基
    づいて縮小又は拡大処理する画像処理手段を備えること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記原稿画像を形成する用紙のサイズを
    設定する設定手段が設けられることを特徴とする請求項
    6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記用紙を収納すると共に該用紙を供給
    する給紙手段を備え、 前記給紙手段は、 前記用紙の紙幅を検知する第3の検知手段と、 前記用紙の紙長さを検知する第4の検知手段とを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第3の検知手段は、 前記用紙の長さ方向のエッジを整合する第1の整合板の
    位置を検出し、 前記第4の検知手段は、 前記用紙の幅方向のエッジを整合する第2の整合板の位
    置を検出することを特徴とする請求項9に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記第3及び第4の検知手段は、 基準位置から前記第1の整合板の位置に至る離隔距離及
    び前記基準位置から第2の整合板の位置に至る離隔距離
    から前記用紙のサイズ情報を検知することを特徴とする
    請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第3及び第4の検知手段は、 発光素子及び受光素子をライン状に複数設けられた密着
    型イメージセンサであることを特徴とする請求項9に記
    載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記密着イメージセンサは、 前記用紙を収納する紙カセットの上方であって、 前記用紙を跨ぐ位置に架橋されると共に、給紙方向に対
    して斜めに配置されることを特徴とする請求項12に記
    載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記密着イメージセンサにより測定さ
    れた実際の用紙の長さ及び幅と予め設定されたサイズの
    用紙の長さ及び幅とをそれぞれ比較し、少なくとも、当
    該用紙のサイズが予め設定された大きさであるかを判別
    する制御装置を備えることを特徴とする請求項12に記
    載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記密着イメージセンサは、 前記用紙の搬送経路の上方に配置されることを特徴とす
    る請求項12に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記用紙の搬送途中において用紙の長
    さ及び幅を測定する場合であって、 予め設定された定型サイズの用紙と異なるサイズの用紙
    が前記密着イメージセンサを通過した場合に、前記画像
    処理手段の動作停止又は当該用紙を不良紙として排紙す
    ることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記密着イメージセンサは、 前記用紙を一時停止させる場所に配置するようになされ
    たことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記密着イメージセンサの長さは、 搬送経路の幅以上の長さを有することを特徴とする請求
    項12に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記密着イメージセンサにより検知さ
    れた実際の用紙の長さ及び幅と予め設定されたサイズの
    用紙の長さ及び幅とに基づいて前記原稿の用紙サイズに
    適合した画像形成倍率を計算する制御装置を備えること
    を特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記画像形成倍率に基づいて変倍した
    原稿画像を不定形サイズの用紙に形成する自動変倍モー
    ドを設定する設定手段が設けられることを特徴とする請
    求項6に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記給紙手段から給紙された1枚目の
    用紙のサイズを検知して記憶し、2枚目以降は前記1枚
    目の用紙のサイズと当該用紙のサイズとを比較し、この
    比較結果に基づいて前記画像形成手段を動作停止又は当
    該用紙を不良紙として排紙する制御装置を備えることを
    特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 予め原稿を画像形成するための用紙の
    サイズを指定し、 前記原稿の紙幅及び紙長さを実際に測定し、 測定された前記原稿の紙幅及び紙長さと指定された用紙
    のサイズとに基づいて当該用紙のサイズに適合した画像
    形成倍率を算出し、 前記原稿を読み取ると共に前記画像形成倍率に基づいて
    原稿画像を縮小又は拡大処理し、 前記縮小又は拡大処理された原稿画像を前記用紙に形成
    することを特徴とする画像形成方法。
  23. 【請求項23】 前記用紙の搬送途中において用紙の長
    さ及び幅を実際に測定し、 予め指定されたサイズの用紙と異なるサイズの用紙が検
    知された場合は、 前記原稿画像の形成処理の停止又は当該用紙を不良紙と
    して排紙することを特徴とする請求項22に記載の画像
    形成方法。
  24. 【請求項24】 実際に測定した前記用紙の長さ及び幅
    と予め指定されたサイズの用紙の長さ及び幅とをそれぞ
    れ比較し、少なくとも、当該用紙のサイズが予め設定さ
    れた大きさであるかを判別することを特徴とする請求項
    23に記載の画像形成方法。
  25. 【請求項25】 指定された前記用紙の長さ及び幅が実
    際に測定した前記用紙の長さ及び幅に一致しない場合、
    前記原稿の用紙サイズに適合した画像形成倍率を計算す
    ることを特徴とする請求項23に記載の画像形成方法。
  26. 【請求項26】 前記画像形成倍率に基づいて変倍した
    原稿画像を不定形サイズの用紙に形成するための自動変
    倍モードを予め設定することを特徴とする請求項22に
    記載の画像形成方法。
  27. 【請求項27】 最初に給紙された1枚目の前記用紙の
    サイズを検知して記憶し、2枚目以降は前記1枚目の用
    紙のサイズと当該用紙のサイズとを比較し、前記1枚目
    の用紙のサイズと異なるサイズの用紙を検知したとき
    は、前記原稿画像の形成処理を停止又は当該用紙を不良
    紙として排紙することを特徴とする請求項22に記載の
    画像形成方法。
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