JP2009139630A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】感光体の温調温度を高く設定する環境においても、終夜で排熱手段を動作させることができるので、機内昇温によるトナーの劣化や機械の故障を防ぐことが可能となる画像形成装置の提供。
【解決手段】本体AC/DC電源912をオフした後も終夜で通電を行なう常夜AC/DC電源909と、感光ドラム14の温度を検出するサーモパイル902と、常夜AC/DC電源909により制御され、サーモパイル902により検知した感光ドラム14の温度と設定温度とを比較して温調する通電制御回路904と、設定温度を設定する温度切り替えスイッチ907と、本体装置の排熱を行なう排熱ファン915とを備え、排熱ファン915は、温度切り替えスイッチ907により設定された設定温度に応じて、常夜AC/DC電源909により動作可能とする。
【選択図】図6
【解決手段】本体AC/DC電源912をオフした後も終夜で通電を行なう常夜AC/DC電源909と、感光ドラム14の温度を検出するサーモパイル902と、常夜AC/DC電源909により制御され、サーモパイル902により検知した感光ドラム14の温度と設定温度とを比較して温調する通電制御回路904と、設定温度を設定する温度切り替えスイッチ907と、本体装置の排熱を行なう排熱ファン915とを備え、排熱ファン915は、温度切り替えスイッチ907により設定された設定温度に応じて、常夜AC/DC電源909により動作可能とする。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置に関するものであり、加熱手段により加熱される被加熱体の温度検出、温度制御に関するものであり、例えば、画像形成装置における感光体の温度制御に関する。
従来、電子写真技術を用いた画像形成装置には、感光体のコロナ放電を用いて感光体表面を帯電させ、露光、現像の過程を経ることで画像を形成するものがあり、複写機、ファクシミリ、プリンタ等として広く使用されている。しかし、これらの電子写真技術を用いた画像形成装置においては、感光体の表面にオゾン生成物が付着し、とくに高湿時において画像流れ(画像がぼける現象)が生ずることが知られている。有機感光体(OPC)のように比較的表面の磨耗しやすい感光体の場合は、表面に形成したオゾン生成物等が研磨手段等によって磨耗除去されやすいが、あまり研磨効果を高めると、感光体として機能が低下し、寿命を短くしてしまう。一方、アモルファスシリコン感光体のように非常に硬く、表面に形成されたオゾン生成物等が磨耗除去されにくいものもある。
そこで、感光体内部または近傍に感光体用ヒータを配置し、感光体表面の温度を概略35℃〜45℃程度に制御することが行なわれている。この感光体の温度制御は、様々な目的で行なわれているが、主要目的としては、高湿時に発生する画像流れの防止および除去である。これは、コロナ帯電器内で発生したオゾンが感光体表面を化学的に変質させて親水基等が形成されるため吸湿しやすくなり、これが表面電位の横流れといった電子写真として致命的な現象を引き起こすため、先に述べた温度制御を行ない、水分を除去するものである。また、オゾンにより生成したNOx等の物質が感光体表面に付着し、これが同様に吸湿するため、同様に上記温度制御を行ない、水分を除去するものである。
これらの温度制御には従来、次に示すような方法がとられていた。まず、図9のように加熱源としてのヒータHと温度検出手段としてのサーミスタS1、および、加熱源を温度検出手段からの出力により制御するヒータドライバBを感光体である感光ドラムDの内部に配置する。そして、ヒータHの内部に配置されたサーミスタS1によりヒータHの温度を直接検出する方法がある(例えば、特許文献1参照)。また、図10のように加熱源であるヒータHは感光体である感光ドラムDの内部に配置するものの、温度検出手段としてのサーミスタS2(図示するようにS2は非接触サーミスタである)は、感光ドラムDの外部の表面近傍に近接して配置する。このように、感光ドラムDの表面の対流熱を検知することで、感光ドラムDの外部に配置したヒータドライバBによりヒータHを制御して温度制御する方法(例えば、特許文献2参照)がとられていた。
これらの感光体ヒータ(感光ドラムDのヒータH)を稼動させるかどうかは、設置環境によりサービスマンが環境スイッチを操作することにより行なう。環境スイッチがオンされると、本体のメインスイッチがオフされて装置が停止した状態でも感光体の温度制御は引き続き終夜で行なわれるようになっている。
特開平10−048999号公報
特開平05−333752号公報
一方、最近の高画質化された電子写真技術を用いた画像形成装置では、設置環境により感光体の温調温度を切り替える手法もとられるようになった(例えば、特開2006−119308号公報参照)。これは、高温高湿環境においては、除湿のために高温(42℃)で温調し、通常環境では低温(32℃)で温調するものである。通常環境での温調の目的は、朝一立上げ時の感光体温度と機内温度を一定に保つことで、立上げ後の機内の温度変化を少なくし、感光体の温度変動を小さくし、画像の色むらや色味変動を抑えるためである。
しかしながら、このような制御を行なった場合、高温高湿環境においては、環境温度が高いにも関わらず、感光体温度を高く保っているため、機内温度が通常より高くなる。図11に示すようにスタンバイ中に定着器の熱とドラム温調により、ある一定温度であった現像器温度(現像器雰囲気温度)は、プリント動作中に機内の昇温により上昇していく。そのような状態から主電源がオフされると、定着器の熱が機内に広がる一方、排熱ファンが主電源オフで停止してしまうため、更に機内温度がオーバーシュートしてしまう(図中、破線だ円で示す)。特に現像器温度が50℃を超えるような状態が続くと現像器内のトナーが劣化したり凝集してしまい、次回の稼動時に画像不良を引き起こしたり、場合によっては、熱によりトナーが溶けて固まってしまい、故障してしまうことがあった。
本発明は、このような点に着目して成されたもので、感光体温度を高く保ちたい設置環境において、終夜電源により排熱手段を動作させ本体装置の内部の排熱を行ない、トナーの劣化や装置故障を防ぐことが可能となる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、以下の構成を備える。
(1)本体電源をオフした後も終夜で通電を行なう終夜電源と、感光体の温度を検出する温度検出手段と、前記終夜電源により制御され、前記温度検出手段により検知した前記感光体の温度と設定温度とを比較して温調する温調手段と、前記設定温度を設定する温度設定手段と、本体装置の排熱を行なう排熱手段とを備え、前記排熱手段は、前記温度設定手段により設定された前記設定温度に応じて、前記終夜電源により動作可能とすることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、感光体の温調温度を高く設定する環境においても、終夜で排熱手段を動作させることができるので、本体装置の機内昇温によるトナーの劣化や機械の故障を防ぐことが可能となる。
以下、本発明に関わる画像形成装置を、図面を用いて詳しく説明する。
以下の添付図面を使用し、本発明における実施の形態(実施例1)に関して説明する。
まず、本発明の実施形態における温度検出、温度制御を利用した画像形成装置を好適に示す一例たる画像形成装置1に関して図1に基づき説明する。尚、図1は、画像形成装置1の概略構成を示す図である。
画像形成装置1は、原稿自動送り装置2により原稿台ガラス3の所定位置をシートスルーする原稿(図示せず)、及び、順次送られ、原稿台ガラス3上に載置された原稿(図示せず)の画像データを、原稿照明ランプ4が露光又は露光走査するよう設定されている。ここで、原稿照明ランプ4は、例えばハロゲンランプ等にて構成される。
画像形成装置1に備えられた原稿照明ランプ4は、露光または露光走査にて得られた反射光像の軌道を反射して変更するための走査ミラー5、6、7と共に、画像形成装置1に紙面法線方向及び紙面水平方向に自在に支持された光学走査ユニットに保持されている。そして、光学走査ユニットが紙面法線方向及び紙面水平方向への往復運動を繰り返すことにより、原稿の全画像データが原稿照明ランプ4にて露光走査されることになる。これにより、得られた反射光像は、走査ミラー5、6、7にて軌道を変更されたのち、アナログデータをデジタルデータに変換するためのCCDユニット8へと導かれる。
画像形成装置1に備えられたCCDユニット8は、例えば公知のCCD等から構成される撮像素子9と、得られた反射光像を撮像素子9に結像する結像レンズ10と、例えば撮像素子9を駆動するCCDドライバ11とを有する。そして、得られた反射光像に応じて撮像素子9から出力される出力信号を、対応するデジタルデータ、例えば、8ビットのデジタルデータに変換したのち、画像形成装置1に備えられたコントローラ部12に入力するようになっている。
画像形成装置1に備えられた原稿照明ランプ4の露光走査によって得られた反射光像はCCDユニット8内の撮像素子9に結像されるが、原稿照明ランプ4の長手方向の配光分布や撮像素子9の感度ムラ等の影響を排除するため白色板62が備えられている。白色板62は原稿照明ランプ4にて読み取る面に白色の塗装が為されており、この白色板62の反射光像を撮像素子9に結像させ、この時のデジタルデータを画像形成装置1に備えられたコントローラ部12に入力する。
また、画像形成装置1は、円筒状または円柱状の潜像担持体として感光ドラム14と、感光ドラム14の外周面を除電して次なる画像形成に備える前露光ランプ15と、を備える。また、感光ドラム14の外周面を所定電位分布にコロナ帯電により帯電せしめて潜像形成に備える一次帯電器16と、を備える。また、例えば公知の半導体レーザ等により構成され、2つの光源を有するレーザーユニット17と、を備える。レーザーユニット17は、一次帯電器16の帯電処理を受けた感光ドラム14の外周面を、コントローラ部12から入力されたデジタルデータに基づき露光する。これにより、与えられた画像データに応じた静電潜像を感光ドラム14の外周面上に形成する。さらに、感光ドラム14の外周面上に形成された静電潜像を現像剤(以下、トナーと称する)を付与して顕像(トナー像)へと現像する現像手段たる現像器18とを備えている。
このように、画像形成装置1に備えられた感光ドラム14の周囲には、前露光ランプ15と、一次帯電器16と、現像器18と、が設けられている。また、感光ドラム14の周囲には、転写前に、感光ドラム14の外周面上の顕像に高圧を付与する転写前帯電器19と、例えば公知のコロナ放電等にて顕像を記録紙Pへと転写する転写帯電器20と、が設けられている。さらに、感光ドラム14の周囲には、転写処理の終了した記録紙Pを感光ドラム14の外周面から分離する分離帯電器21と、転写終了後に感光ドラム14の外周面上に残留した現像剤を除去して回収するクリーナ22とが設けられている。
すなわち、感光ドラム14の外周面上に形成されたトナー像は、先ず転写前帯電器19にて高圧付与される。次に、複数枚の記録紙Pを例えばサイズごとに分類して収納する給紙ユニット23、24、25のいずれかから、転写処理される記録紙Pが、レジストローラ26によるタイミング設定等を経て、感光ドラム14と転写帯電器20との間の転写領域に搬送される。そして、転写領域に達した記録紙Pは、転写帯電器20のコロナ放電等により感光ドラム14の外周面上のトナー像を転写されたのち、分離帯電器21により感光ドラム14の外周面から分離されることとなる。
一方、転写処理の終了した感光ドラム14は、外周面上に残留した現像剤をクリーナ22により除去することにより、次なる画像形成に備えられる。
更に、画像形成装置1は、熱供給及び圧力付与により定着処理をなす定着器27と、転写領域にてトナー像を転写された記録紙Pを定着器27へと搬送する搬送ベルト28と、フラッパ29と、中間トレイ30と、を備えている。そして、ステイプルソータ31または製本装置(グルーバインダ)32のいずれか一方の装置を備えている。
画像形成装置1に備えられたフラッパ29は、コントローラ部12の制御に基づき、定着器27にて定着処理の為された記録紙Pを中間トレイ30、又は、ステイプルソータ31のいずれか一方に搬送するようになっている。なお、画像形成装置1にステイプルソータ31ではなくグルーバインダ32が備えられているときには、中間トレイ30、又は、グルーバインダ32のいずれか一方に搬送するようになっている。
画像形成装置1に備えられた中間トレイ30は、搬送ローラ33、34、35、36を介して搬送されてきた記録紙Pを、同一面上に複数の画像を形成するモード、所謂、多重転写モードが実行されている場合には、表裏反転せずに再搬送ローラ37へと搬送する。一方、同一の記録紙Pの両面に画像を形成するモード、所謂、両面複写モードが実行されている場合には、表裏反転して再搬送ローラ37へと搬送するようになっている。
画像形成装置1に備えられた再搬送ローラ37は、中間トレイ30から搬送されてきた記録紙Pをレジストローラ26へと搬送するようになっており、以て、レジストローラ26に達した記録紙Pは、再度転写領域へと搬送されて転写処理を為される。次に、搬送ベルト28にて定着器27へと搬送されて定着処理を為されたのち、ステイプルソータ31或いはグルーバインダ32に排紙される。
さて、ステイプルソータ31は、複数枚の記録紙Pを連続して画像を形成するモード、所謂、連続複写モードが実行されているときなどに、所定枚数の範囲内において、定着処理の為された複数枚の記録紙Pを各ビン31Aごとに一枚ずつ仕分け可能な装置である。ステイプルソータ31が画像形成装置1に備えられている場合には、ステイプル部31Bがコントローラ部12の制御に基づきステイプルの実行をなすように設定される。
一方、グルーバインダ32は、定着処理の為された複数枚の記録紙Pを製本可能な装置である。グルーバインダ32が画像形成装置1に備えられた場合には、バインダ部32Aがコントローラ部12の制御に基づき、定着処理の為された複数枚の記録紙Pより成る紙束に背表紙を糊付けして製本し、スタッカー32Bに貯えるよう設定される。
次に、画像形成装置1に備えられたコントローラ部12に関して図2に基づき説明する。尚、図2は、コントローラ部12の概略構成を示すブロック図である。
コントローラ部12は、画像形成装置全体の制御をなすとともに、使用者による操作パネル13の手動操作にそって、CCDユニット8から入力されたデジタルデータを画像処理する装置である。コントローラ部12は次のように構成される(図中、破線で示す)。まず、画像形成装置全体の制御を主として担うCPU38と、装置全体の制御手順(制御プログラム)等が予め記憶されているROM39と、を有する。また、入力データの記憶や作業記憶領域等として用いられる主記憶装置たるRAM40と、装置間のインターフェースをなすI/Oポート41と、を有する。さらに、使用者の操作パネル13の手動操作に基づき、CCDユニット8から入力されたデジタルデータを画像処理する画像処理部42とを有している。
コントローラ部12の有するCPU38のアドレスバス(図示せず)及びデータバス(図示せず)は、バスドライバ・アドレスデコーダ回路43を介してROM39、RAM40、I/Oポート41及び画像処理部42と接続されている。
コントローラ部12の有するI/Oポート41は、操作パネル13と、画像形成装置1に備えられた光学走査ユニットを駆動するモータ等の主な装置の駆動をなすためのモータ類44に接続されている。また、電磁クラッチ類45(図中、単にクラッチ類と記す)及び電磁ソレノイド類46(図中、単にソレノイド類と記す)と、例えば転写領域へと搬送される記録紙Pを検知するための紙検知センサ類47とに接続されている。また、現像器18のトナーの収容量を検知するためのトナー残量検知センサ48と、一次帯電器16、転写前帯電器19、転写帯電器20及び分離帯電器21へ高圧を出力するための高圧ユニット51とに接続されている。さらに、感光ドラム14の外周面の非画像領域に設けられ、レーザーユニット17から照射されたレーザLaを受光するためのビーム検知センサ52とに接続されている。
次にコントローラ部12の有する画像処理部42に関して図3に基づき説明する。尚、図3は、画像処理部42の概略構成を示すブロック図である。
画像処理部42にあっては、先ず、CCDユニット8によりアナログデータからデジタルデータに変換し、シェーディング回路53にて画素間のバラツキを補正する。このあと、変倍回路54により記録紙Pに画像を形成するモードが縮小コピーモードである場合には、デジタルデータの間引き処理を行ない、一方、記録紙Pに画像を形成するモードが拡大コピーモードの場合には、デジタルデータの補間処理を行なう。更に、シェーディング回路53からはエラー信号がI/Oポート41に対して出力される。
次に変倍回路54にて間引き処理或いは補間処理のいずれかがなされたデジタルデータは、エッジ強調回路55により、例えば5×5のウインドウで2次微分を行なう等にて、画像のエッジを強調される。
さて、エッジ強調回路55にてエッジ強調されたデジタルデータは、輝度データであることから、レーザーユニット17にデジタルデータを出力するためには濃度データに変換する必要がある。更に中間濃度等の階調表現を記録紙Pに画像を形成するモードに応じて変更するために、γ変換回路56のテーブルサーチにより、輝度データから濃度データへと変換され、更に、合成回路58に入力される。
次に、輝度データから濃度データへと変換されたデジタルデータを入力された合成回路58は、データ変換回路60へとデータを出力する。このとき、合成回路58は、入力されたデジタルデータと、例えばDRAM等により構成される画像用メモリ59(図中、単にメモリと記す)内の画像データとを、選択的に、或いは、ORを採ることにて出力する。尚、画像用メモリ59に対するリードライト制御はメモリ制御部61により為されるように設定されている。
よって、データ変換回路60に入力されたデジタルデータは、使用者の操作パネル13の手動操作に基づき設定された画像形成のモードに応じたパルスを有する。そして、これとともに、レーザーユニット17のそれぞれの光源に対応するようにデジタルデータを生成し、レーザーユニット17へと出力される。
次に、画像形成装置1に備えられた操作パネル13に関して図4に基づき説明する。尚、図4は操作パネル13の概略構成を示す平面図である。
操作パネル13は、次のような役割を果たす装置である。すなわち、使用者が、手動操作にて、転写及び定着に関するモード、画像形成の為されるシート状の転写材としての記録紙Pの枚数、或いは記録紙Pに形成される画像の濃度等を設定することにより、コントローラ部12がなす画像処理の指示をなす装置である。
故に、操作パネル13は、公知のタッチパネル形態を採られており、次のように構成される。すなわち、表示手段たる表示部63と、テンキー64と、スタートキー65と、リセットキー66と、ストップキー67と、クリアキー68と、#キー69と、IDキー70と、余熱キー71と、割り込みキー72と、を有している。さらに、電源表示ランプ73と、電源スイッチ74とを有している。
操作パネル13の有する表示部63は、使用者への指示をメッセージ等にて表示可能となっており、テンキー64は、使用者がコピー枚数等を入力するためのキーである。
又、操作パネル13の有するスタートキー65は、画像形成装置1に画像形成の開始を指示するためのキーであり、リセットキー66は、モード等の設定を初期設定に戻すためのキーである。
更に、操作パネル13の有するストップキー67は、画像形成装置1の全動作を中断させるためのキーであり、クリアキー68は、テンキー64にて入力されたコピー枚数等を初期設定値に戻すためのキーである。
また、操作パネル13の有する#キー69は、画像形成装置1の付属のオプションにて使用するためのキーであり、IDキー70は、特定の使用者のみに対して操作可能にする機能、所謂、ID機能を有するキーである。
更に、操作パネル13の有する余熱キー71は、余熱モードのオン、オフ(ON/OFF)をなすためのキーであり、割り込みキー72は、複写動作中途に割り込んで別の画像形成をなすためのキーである。また、電源表示ランプ73は、画像形成装置1への通電が為されていないことを「光」にて知らせるものである。
更に、操作パネル13の有する電源スイッチ74は、画像形成装置1のオフ時には、AC/DC電源、及び、AC/DC電源に接続されている2次側回路(図示せず)を通電状態とする。且つ、AC/DC電源に接続されている1次側回路(図示せず)、及び表示部63をオフ状態とし、一方、画像形成装置1のオン時には、AC/DC電源、1次側回路、2次側回路、及び、表示部63を、全て、オン状態とするためのものである。
次に、画像形成装置1に備えられたレーザーユニット17等について図5に基づき説明する。尚、図5はレーザーユニット17等の概略構成を示す図である。
レーザーユニット17はコントローラ部12によって生成されたデジタルデータを光ビームに変換し、この光ビームを走査露光してデジタルデータに対応した潜像を形成するための装置である。
故に、レーザーユニット17は、次のような構成を有している。すなわち、レーザ発光部101と、ポリゴンミラー102とポリゴンミラー102を回転させるためのポリゴンモータ103と、結像レンズ104と、反射ミラー105と、を有している。さらに、ビーム検知センサ52にレーザ発光部101のレーザ光を入射させるためのBD反射ミラー107を有している。反射ミラー105で反射されたレーザ光は感光ドラム14を露光走査し、感光ドラム14に潜像を形成する。
レーザ発光部101には、80μm間隔で2つの発光部をもつ半導体レーザで、感光ドラム14上で2本のレーザ光(Aレーザ、Bレーザ)の走査線間隔が所定の値となるように傾けて配置されている。
次に、感光ドラム14(感光体)(図中、単にドラムと記す)の温度制御にかかる構成を図6により説明する。感光ドラム14の内部にはヒータ901が設置されている。ヒータ901の制御を行なうドラムヒータ制御基板906には、常夜AC/DC電源909(終夜電源)とヒータ901への電力をオンオフする例えば、トライアックなどのゲート制御式半導体スイッチ905がある。さらに、温度検出手段たるサーモパイル902の受け回路903、受け回路903からの出力と温度切り替えスイッチ907の設定によりゲート制御式半導体スイッチ905の通電を制御する通電制御回路904(温調手段)がある。そして、環境スイッチ910がオンされることで、ヒータ901(ドラムヒータ)の温調制御が行なわれる。
温調制御は、温度切り替えスイッチ907がオープンの場合は32℃(設定温度)、クローズの場合は42℃(設定温度)で行なわれる。感光ドラム14の表面の温度を検知するために、感光ドラム14に対向して配置されたサーモパイル902(サーモパイル式温度センサ)からの出力信号が受け回路903を通して通電制御回路904に入力される。そして、通電制御回路904では、サーモパイル902(サーモパイル式温度センサ)の出力が温度切り替えスイッチ907(温度設定手段)で設定された所定温度に達しているかどうかを判定する。ここで、所定温度以下であれば、スイッチ手段であるゲート制御式半導体スイッチ905に通電を指示してヒータ901への電力を供給し、感光ドラム14の表面の温度を一定に保つ。
次に、温度切り替えスイッチ907と排熱ファン915(排熱手段)の動作を図7で説明する。メインスイッチ911は本体AC/DC電源912(本体電源)への電力供給をオンオフするスイッチである。このスイッチを介して本体AC/DC電源912にAC電源が供給される。コントローラ913は本体内の各種負荷の制御を行ない、モータやファンのドライバ機能をもつドライバ基板914もコントローラ913からの制御信号により動作する。排熱ファン915は、本体装置の排熱を行なうファンであり、本体電源が入った状態では24Vで駆動されている。
メインスイッチ911がオンされ、本体AC/DC電源912へAC電源が供給されると、コントローラ913およびドライバ基板914に通電される。コントローラ913はトランジスタ917に対してオン信号を送り、トランジスタ917がオンされて排熱ファン915に対して24Vが供給される。一方、メインスイッチ911がオフされ、環境スイッチ910がオンされてドラムヒータ制御基板906に電力が供給された状態で、温度切り替えスイッチ907が42℃設定の場合、スイッチ907はクローズ状態となっている。このため、トランジスタ916のベースに電流が流れてトランジスタ916がオンする結果、常夜AC/DC電源909から供給された12Vがダイオード919にかかる。ダイオード919とダイオード918はOR回路を構成しており、排熱ファン915に対して12Vが供給される結果、排熱ファン915は半速運転される。つまり、各スイッチの場合分けをすると、次のようになる。メインスイッチ911がオン、環境スイッチ910がオン、温度切り替えスイッチ907がオンの状態では、ダイオード918から24Vが供給されて排熱ファン915は全速運転しており、ダイオード919のアノードには12Vがかかった状態になっている。メインスイッチ911がオフされると、トランジスタ917からの24Vの供給がなくなるが、環境スイッチ910がオンの状態でダイオード919から12Vが供給されるので、排熱ファン915は半速運転に切り替わり、継続して排熱が行なわれる。すなわち、排熱ファン915は、温度切り替えスイッチ907により設定された設定温度に応じて、常夜AC/DC電源909により動作可能とする。
このように動作する結果、現像器18の雰囲気温度は図8のようになる。太い実線が環境スイッチ910オンの状態、温度切り替えスイッチ907が42℃設定の状態でプリント動作直後にメインスイッチ911をオフしたものである。図8に示すように、排熱ファン915の半速回転により排熱されるために、排熱ファン915が回転していない場合(太い破線)と比べて昇温が抑えられており、50℃を超えていない。
このように、感光ドラム14の温調温度を高く設定(例えば、42℃設定)する環境においても、終夜で排熱ファン915を動作させることができるので、機内昇温によるトナーの劣化や機械の故障を防ぐことが可能となる。
[その他の実施例]
以上述べた実施例では、温度検出手段としてサーモパイル902を使用した例をあげたが、その他にも、通常のサーミスタやサーミスタ式非接触温度センサ(例えば石塚電子株式会社製NCセンサ)を使用しても同様の効果が得られる。
以上述べた実施例では、温度検出手段としてサーモパイル902を使用した例をあげたが、その他にも、通常のサーミスタやサーミスタ式非接触温度センサ(例えば石塚電子株式会社製NCセンサ)を使用しても同様の効果が得られる。
また、温度設定方法としてスイッチによる2段階の切り替えで説明したが、例えば、可変抵抗器を使った無段階設定や、DIPスイッチを使用した複数段切り替えの場合でも本特許を適用することができる。
1 画像形成装置(本体装置)
14 感光ドラム(感光体)
901 ヒータ
902 サーモパイル(温度検出手段)
903 受け回路
904 通電制御回路(温調手段)
905 ゲート制御式半導体スイッチ
906 ドラムヒータ制御基板
907 温度切り替えスイッチ(温度設定手段)
909 常夜AC/DC電源(終夜電源)
910 環境スイッチ
911 メインスイッチ
912 本体AC/DC電源(本体電源)
913 コントローラ
914 ドライバ基板
915 排熱ファン(排熱手段)
14 感光ドラム(感光体)
901 ヒータ
902 サーモパイル(温度検出手段)
903 受け回路
904 通電制御回路(温調手段)
905 ゲート制御式半導体スイッチ
906 ドラムヒータ制御基板
907 温度切り替えスイッチ(温度設定手段)
909 常夜AC/DC電源(終夜電源)
910 環境スイッチ
911 メインスイッチ
912 本体AC/DC電源(本体電源)
913 コントローラ
914 ドライバ基板
915 排熱ファン(排熱手段)
Claims (1)
- 本体電源をオフした後も終夜で通電を行なう終夜電源と、
感光体の温度を検出する温度検出手段と、
前記終夜電源により制御され、前記温度検出手段により検知した前記感光体の温度と設定温度とを比較して温調する温調手段と、
前記設定温度を設定する温度設定手段と、
本体装置の排熱を行なう排熱手段と、
を備え、
前記排熱手段は、前記温度設定手段により設定された前記設定温度に応じて、前記終夜電源により動作可能とすることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007315765A JP2009139630A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007315765A JP2009139630A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 画像形成装置 |
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JP2009139630A true JP2009139630A (ja) | 2009-06-25 |
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ID=40870297
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JP2007315765A Withdrawn JP2009139630A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009139630A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053957A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007315765A patent/JP2009139630A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017053957A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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