JP2005115012A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ビーム走査手段内の光学部品の結露を防ぐとともに、シート材の吸湿による転写不良や搬送不良等の発生を防ぐことができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】感光ドラム(感光体)11表面の所定の走査線上をレーザビーム(光ビーム)で走査するレーザ走査ユニット(光ビーム走査手段)31と、シート材Sを収容する給紙カセット(シート材収容手段)20とを有する画像形成装置において、前記レーザ走査ユニット31のレーザ走査パスと前記給紙カセット20が略平行となるようにレーザ走査ユニット31と給紙カセット20とを近接配置するとともに、レーザ走査ユニット31と給紙カセット20の間又は両者の何れかに隣接する位置に面状ヒータユニット(加熱手段)1を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ビーム走査装置を有し、電子写真方式によってシート材上に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来より電子写真方式を採用する画像形成装置においては、像担持体としての感光体を帯電器により帯電し、この感光体に画像情報に応じた光照射を行って潜像を形成し、この潜像を現像器によって現像して得られる現像像をシート材等の転写材に転写して画像を形成することが行われている。
図12及び図13はそのような画像形成装置の最も代表的なデジタルページプリンタの従来例の概略構成を示す断面図である。
このようなプリンタには、感光ドラム11,211に対して、半導体レーザを光源としたレーザ走査ユニット61,231が設けられ、更に、感光ドラム11,211の外周には帯電器16,216、現像器12,212、ドラムクリーナ15,215等が設けられている。
又、画像が形成されるシート材Sは、給紙カセット20,220に収容され、給紙ローラ21,221と搬送ローラ対22,222及びレジストローラ対23,223によってタイミング良く搬送され、転写ローラ13,213にて感光ドラム11,211上の現像像がシート材S上に転写され、転写された現像像は定着ローラ対14,214によってシート材S上に定着される。そして、現像像が定着されたシート材Sは、排紙ローラ25,225にて排紙トレイ26,226上に整合良く排出される。
ここで、図12に示すプリンタと図13に示すプリンタとを比較すると、図12に示すプリンタでは給紙から定着までのシート搬送経路を略鉛直に配置しており、シート材の搬送経路が短くできるメリットがあり、装置の小型化やファーストプリントの出力速度アップの効果が期待できる。
又、デジタルページプリンタのレーザ走査ユニットは、図14にその概略を示すように、主にレーザビームを射出するレーザユニット76と、レーザビームを偏向走査する回転ポリゴンミラー34と、レンズ36,37と、これらを収容するスキャナケース35から構成されている。尚、図14は特に図12に示すプリンタのレーザ走査ステイに取り付けられたレーザ走査ユニット61を示す図である。
ところで、図12及び図13に示すデジタルページプリンタには、給紙カセット20,220に収容されたシート材Sを加熱することによってその吸湿を低減する目的でカセットヒータ51,201が設けられている。このカセットヒータ51,201は、シート材Sの吸湿による転写不良に起因する画像障害や、シート材Sの搬送不良によるシート詰まり等の電子写真方式のプリンタ特有の問題の発生を防ぐものである。
斯かるカセットヒータは、一般に給紙カセットの近傍に設けられるものであって、プリンタ本体が配置される環境に従って必要に応じて作動し、作動開始から効果が得られるまでにタイムラグが生じるため、プリンタ本体の電源とは別の電源から常時給電するものもある。
しかしながら、以上説明した従来のプリンタにおいては、特にプリンタの電源投入時に、プリンタ本体内の気流や外気に対してプリンタ内部の特にレーザ走査ユニット61,231のレンズやガラス部品等が冷えていると、これらの表面に結露が生じ、感光ドラム11,211に照射されるレーザ光の光量が著しく低下するために正常な画像形成が不可能になるという問題があった。
そこで、電源投入時にプリンタ内部を冷却するファン41,241を停止させることによって機内での気流を抑え、且つ、定着ローラ対14,214等により機内の昇温を急速に促進し、結露の影響を低減させる手段が採られてきた。
又、前記問題を解消するため、ドラム露光用レンズの結露防止ヒータを設けたり(特許文献1参照)、カセットヒータを用いたり(特許文献2,3参照)、或は定着ヒータとファンを組み合わせた結露防止手段を設けることが行われている(特許文献5参照)。
特開平5−107649号公報 特開平11−217137号公報 特開平9−236953号公報 特開2002−366010号公報 特開2001−228743号公報
しかし、特に図12に示す構成を有するプリンタにおいては、前記結露低減手段を用いても、定着ローラ対14とレーザ走査ユニット61が大きく離間及び隔離し、且つ、レーザ走査ユニット61の方が定着ローラ対14よりも下方に配置されているため、ファン41の駆動を停止しても、レーザ走査ユニット61の結露を効果的に防ぐことができないという問題があった。
又、排熱ファンを停止させる手段は、定着ローラ及びその周辺部材や機内のコントローラ等の電気素子を過度に昇温させることとなり、それらの部品の寿命を低下させる要因ともなっていた。
そこで、図14に示すように、例えばセメント抵抗等の電気抵抗素子を用いたヒータ部材102をレーザ走査ユニット61の近傍に配置する提案もなされているが、このようなヒータ部材102は、小さくて比較的安価である利点を有するが、被加熱部に温度分布が生じ易く、レンズ36,37や窓ガラス等を均等に暖めることができず、その効果を十分に得ることができないという問題があった。特に、レーザ走査ユニットにプラスチックレンズを用いた場合、このプラスチックレンズに熱分布が生じていると安定した光学性能が損なわれ、更に、過度に加熱することは部材の変形や変質に至る可能性もあった。
従って、ヒータ部材102のような加熱手段では、レーザ走査ユニット毎に決められた加熱可能な上限温度の影響のために十分な加熱効果を得ることができなかった。又、レーザ走査ユニット61のみを加熱するヒータ部材102を設けることは、電気的な損失も大きくなる傾向があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、光ビーム走査手段内の光学部品の結露を防ぐとともに、シート材の吸湿による転写不良や搬送不良等の発生を防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、感光体表面の所定の走査線上を光ビームで走査する光ビーム走査手段と、シート材を収容するシート材収容手段とを有する画像形成装置において、前記光ビーム走査手段の光ビームパスと前記シート材収容手段が略平行で、且つ、光ビーム走査手段とシート材収容手段とを近接配置するとともに、光ビーム走査手段とシート材収容手段の間又は両者の何れかに隣接する位置に面状の加熱手段を配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記シート材収容手段を遮蔽壁で覆うとともに、該遮蔽壁の前記光ビーム走査手段に隣接する部位に開口部を形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記加熱手段は、メイン電源の切換手段に連動して動作し、メイン電源OFF時にのみ動作可能となることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記加熱手段に温度検知手段を設け、該温度検知手段によって検知される温度が設定値未満である場合に加熱手段をONして該加熱手段を設定温度に温調することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記加熱手段と前記光ビーム走査手段に温度検知手段をそれぞれ設け、加熱手段と前記光ビーム走査手段をそれぞれ異なる温度設定値に基づき、前記温度検知手段によって検知される温度が共に設定値未満である場合に加熱手段をONすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記加熱手段をメイン電源ON時にのみ動作可能とし、メイン電源を投入してから所定時間以内においては加熱手段を設定温度に温調することを特徴とする。
本発明によれば、光ビーム走査手段の走査線とシート材収容手段のシート材表面が略平行となるように光ビーム走査手段とシート材収容手段とを近接配置するとともに、光ビーム走査手段とシート材収容手段の間又は両者の何れかに隣接する位置に面状の加熱手段を配置したため、面状の加熱手段によって光ビーム走査手段とシート材収容手段を略均一に加熱することができ、光ビーム走査手段内の光学部品の結露を防ぐとともに、シート材収容手段内のシート材から水分を除去して該シート材の吸湿による転写不良や搬送不良等の発生を防ぐことができる。
又、加熱手段をメイン電源の切換手段に連動して動作せしめ、メイン電源OFF時にのみ動作可能としたため、メイン電源投入直後からタイムラグを生じることなく前記効果を得ることができる。
更に、加熱手段をメイン電源ON時にのみ動作可能とし、メイン電源を投入してから所定時間以内においては加熱手段を第1の設定温度に温調するようにしたため、メイン電源投入直後に一時的に急速な加熱を行うことができ、メイン電源投入直後からタイムラグを生じることなく前記効果を得ることができる。
以上の構成により、簡単な構成で、確実且つ効果的に光学部品の結露を防止することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
以下、本実施の形態に係るデジタルページプリンタの概略構成を図1に基づいて説明する。尚、図1はデジタルページプリンタの概略構成を示す断面図であり、本図においては図12に示したと同一要素には同一符号を付している。
図1において、30は当該プリンタの制御及び画像データを制御するコントローラであり、予め帯電器16により一様な電位に帯電された感光ドラム11の表面に対して、コントローラ30からの画像信号に基づきレーザ走査ユニット31からレーザビームを照射して感光ドラム11上に潜像を形成し、この潜像を現像器12において現像剤であるトナーを用いて現像してトナー像として可視化する。
そして、前記トナー像と同期して、記録媒体であるシート材Sを給紙カセット20から給紙ローラ21、搬送ローラ対22、レジストローラ対23等から成る搬送手段で搬送し、電圧を印加した転写ローラ13において、前記感光ドラム11に形成されたトナー像をシート材S上に転写し、その後、ヒータが内蔵された定着ローラ対14にシート材Sを送り込み、熱及び圧力を印加することによってトナー像をシート材S上に定着させる。そして、トナー像が定着されたシート材Sは、搬送ローラ対24及び排紙ローラ対25によって排紙トレイ26上へと排出される。
尚、シート材Sにトナー像を転写した後の感光ドラム11の表面は、ドラムクリーナ15によって残留トナーが除去され、感光ドラム11は、帯電器16によって再び帯電が施され、次の潜像形成に備えられる。
而して、本実施の形態に係るデジタルページプリンタにおいては、レーザ走査ユニット31の走査線と給紙カセット20内のシート材S表面が略平行となるようにレーザ走査ユニット31と給紙カセット20が近接配置されるとともに、レーザ走査ユニット31と給紙カセット20の間に面状の加熱手段として面状ヒータユニット1が配置されている。尚、面状ヒータユニット1をレーザ走査ユニット31又は給紙カセット20の何れか一方に隣接する位置に配置しても良い。
ここで、前記レーザ走査ユニット31について図2を用いて説明する。尚、図2(a)はレーザ走査ユニット31の平面図、同図(b)は同側断面図である。
図2において、76はレーザユニットであり、このレーザユニット76は、レーザダイオード32を内蔵し、レーザビームをコリメートするレンズ33とレーザダイオード32の駆動回路85を備えている。そして、このレーザユニット76から出射されるビームビームは、シリンドリカルレンズ38を通してポリゴンモータ70の回転軸に設けられた回転ポリゴンミラー34により偏向され、レンズ36,37により結像位置で所定のスポットサイズとなるように整えられ、反射ミラー73で折り返され、防塵ガラス74を透過して感光ドラム11の表面に照射される。
又、75はBDセンサであり、このBDセンサ75は、BDミラー71及びBDレンズ72により結像されたレーザビームを検知して偏向走査毎の潜像の書き込みタイミングを取るものである。35はスキャナケースであり、該スキャナケース35内には当該レーザ走査ユニット31の前記構成部品を全て収容し、ポリゴンミラー34から反射ミラー73に展開されるレーザビームのパス77にほぼ平行した取付面78を有し、プリンタ本体においては、図1に示すように、プリンタ本体フレームであるレーザ走査ステイ39の上面にレーザ走査ユニット31がその取付面78がほぼ水平となるように取り付けられている。
ところで、本実施の形態においては、図1に示すように、前記レーザ走査ステイ39の下面に前記面状ヒータユニット1が取り付けられている。この面状ヒータユニット1は、給紙カセット20内のシート材S及びレーザ走査ユニット31を加熱するものであり、レーザ走査ステイ39にほぼ水平に取り付けられ、給紙カセット20内のシート材Sを上面から効率良く加熱して該シート材Sの吸湿を抑えるとともに、レーザ走査ユニット31をほぼ均一に加熱する。
面状ヒータユニット1は、図3にその構成を示すように、例えば熱伝導性の高いアルミニウム製の板金から成るヒータ基板92に発熱電線(以下、ヒータと称する)3を一様に貼り付けて構成され、ヒータボード2には給電ケーブル94が接続されている。
ここで、面状ヒータユニット1の駆動制御系の構成を図4に基づいて説明する。
面状ヒータユニット1の前記ヒータボード2には温度センサ4が接続されるとともに、ヒータボード2は制御信号線を介して前記コントローラ30に接続されている。
ところで、本実施の形態に係るプリンタには、共通の電源コード86に接続された第1の電源83と第2の電源84が設けられており、これらの第1及び第2の電源83,84はそれぞれメインスイッチ81とエコノミースイッチ82により通電が選択的に切り換えられ、又、コントローラ30は両電源83,84に接続されている。尚、エコノミースイッチ82は、プリンタを長期に停止する場合や主にメンテナンス時に操作するもので、通常時は通電側に設定されるものである。
又、面状ヒータユニット1のヒータボード2は第2の電源84に接続され、第2の電源84からヒータ3への通電のON/OFFはコントローラ30の制御信号に従って自動的に切り換えられ、面状ヒータユニット1の温調は前記温度センサ4の検知データに基づいてコントローラ30にてなされる。
次に、面状ヒータユニット1への通電のシーケンスを図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
本実施の形態では、本体のメインスイッチ81が切られてエコノミースイッチ82が入っている場合には、面状ヒータユニット1内の温調温度を80℃に設定してシート材Sの加熱による水分除去を行うようにしている。
面状ヒータユニット1は汎用の電源コンセントに接続されているが、電源コンセントを投入すると(ステップS1)、本体メインスイッチ81がONであるか否かが判断され(ステップS2)、本体メインスイッチ81がONである場合(ステップS2での判断結果がYESである場合)にはヒータ3がOFFされ(ステップS6)、本体メインスイッチ81がOFFである場合(ステップS2での判断結果がNOである場合)にはエコノミースイッチ82がONであるか否かが判断される(ステップS3)。
ステップS3での判断結果がYESである場合、つまり、本体メインスイッチ81が切られてエコノミースイッチ82が入っている場合には、温度センサ4によって検出される面状ヒータユニット1内の温度Tが80℃を超えている(T>80℃)か否かが判断され(ステップS4)、温度Tが80℃を超えている場合(ステップS4での判断結果がYESである場合)にはコントローラ30によってヒータ3がOFFされ(ステップS6)、温度Tが80℃未満である場合(ステップS4での判断結果がNOである場合)にはコントローラ30によってヒータ3がONされる(ステップS5)。
以上のように、本体メインスイッチ81が切られてエコノミースイッチ82が入っている場合であって、面状ヒータユニット1内の温度Tが80℃未満であるときにはヒータ3をONして加熱し、80℃を超えるとヒータ3をOFFして加熱を停止することによって、面状ヒータユニット1が80℃に温調される。
以上において、本実施の形態では、レーザ走査ユニット31の走査線と給紙カセット20のシート材S表面が略平行となるようにレーザ走査ユニット31と給紙カセット20とを近接配置するとともに、レーザ走査ユニット31と給紙カセット20の間に面状ヒータユニット1を配置したため、面状ヒータユニット1によってレーザ走査ユニット31と給紙カセット20を略均一に加熱することができ、レーザ走査ユニット31内の光学部品の結露を防ぐとともに、給紙カセット20内のシート材Sから水分を除去して該シート材Sの吸湿による転写不良や搬送不良等の発生を防ぐことができる。
又、本実施の形態に係るプリンタでは、本体メインスイッチ81を入れ、プリント可能となった直後であっても、プリンタの停止中にレーザ走査ユニット31及びシート材Sが面状ヒータユニット1によって加熱されているため、メイン電源投入直後からタイムラグを生じることなく前記効果を得ることができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図6〜図8に基づいて説明する。
図6は本実施の形態に係るデジタルページプリンタの構成を示す断面図、図7はヒータの駆動制御系の構成図、図8はヒータの駆動制御に関するフローチャートである。尚、図6においては、図1に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
本実施の形態においては、シート材Sとレーザ走査ユニット31を加熱する面状ヒータユニット5は、水平に上下2段に亘って設けられた2つの給紙カセット20,50の間に設けられ、給紙カセット20,50は遮蔽壁59に覆われるように配置され、遮蔽壁59は各給紙カセット20,50のシート材給送口と上部に設けられたスリット57にのみ開口部を有している。
又、レーザ走査ユニット31は、本体に対して10°傾けて配置され、その走査線が感光ドラム11上、且つ、感光ドラム11の不図示の回転軸に平行となるように設けられ、その底部には温度センサ6が取り付けられている。このように、本実施の形態では、レーザ走査ユニット31が所定の傾きをもって配置されているが、下方からの加熱に対して、図2に示したレーザ走査ユニット31内のレンズ36,37やミラー73、防塵ガラス74等のそれぞれの光学部品が長手方向にそれぞれほぼ等高に配置されているため、これらの部品内の温度分布が殆どなく、又、遮蔽壁59の特に結露が発生する領域に前記スリット57を設けて面状ヒータユニット5による加熱効果を高めている。
尚、図6において、51はピックアップローラ、52は搬送ローラ対、53はレジストローラ対である。
ここで、本実施の形態に係る面状ヒータユニット5の駆動制御系の構成を図7に基づいて説明する。
面状ヒータユニット5は、プリンタ本体とは異なる第2の電源84と不図示の電源コードを備え、第2の電源84から面状ヒータユニット5への通電のON/OFFはエコノミースイッチ82により切り換え可能である。
基本的には第2の電源84から面状ヒータユニット5に常時通電してシート材S及びレーザ走査ユニット31の加熱が行われ、面状ヒータユニット5に内蔵されたヒータコントローラ7は、温度センサ4,6によって検出された温度データに基づいてヒータ3の温調を行い、特にプリンタ本体が稼動して機内温度が上昇した場合でも、レーザ走査ユニット31の温度が過大にならないように加熱を行っている。
次に、ヒータユニット5の加熱シーケンスを図8のフローチャートに基づいて説明する。
面状ヒータユニット5は専用の電源が汎用の電源コンセントに接続されているが、電源コンセントを投入すると(ステップS11)、エコノミースイッチ82がONであるか否かが判断され(ステップS12)、エコノミースイッチ82がOFFである場合(ステップS12での判断結果がNOである場合)には面状ヒータユニット5への通電はなされず(ステップS16)、エコノミースイッチ82がONである場合(ステップS12での判断結果がYESである場合)にはヒータコントローラ7は各温度センサ4,6をモニターする。
即ち、エコノミースイッチ82が入っている状態で、ヒータコントローラ7は、温度センサ4によって検出される面状ヒータユニット5の温度Tが70℃を超えている(T>70℃)か否かを判断し(ステップS13)、温度Tが70℃を超えている場合(ステップS13での判断結果がYESである場合)にはヒータコントローラ7によってヒータ3がOFFされ(ステップS17)、温度Tが70℃未満である場合(ステップS13での判断結果がNOである場合)には温度センサ6によって検出されるレーザ走査ユニット31内の温度Tが40℃を超えている(T>40℃)か否かが判断される(ステップS14)。レーザ走査ユニット31内の温度Tが40℃を超えている場合(ステップS14での判断結果がYESである場合)にはヒータコントローラ7によってヒータ3がOFFされ(ステップS16)、温度Tが40℃未満である場合(ステップS14での判断結果がNOである場合)にはヒータ3がONされる(ステップS15)。
以上のように、本実施の形態では、エコノミースイッチ82が入っている状態で、ヒータコントローラ7は常に各温度センサ4,6をモニターし、基本的には面状ヒータユニット5内の温度センサ4によって検出される温度が70℃未満で、且つ、レーザ走査ユニット31内の温度センサ6によって検出される温度が40℃未満である場合にのみヒータコントローラ7はヒータ3に通電して加熱を行い、その他の場合にはヒータ3の加熱を一時停止する。
従って、面状ヒータユニット5は70℃に温調され、レーザ走査ユニット31内は40℃に温調されるため、本実施の形態に係るプリンタでは、メインスイッチを入れてプリント可能となった直後であっても、プリンタの停止中にレーザ走査ユニット31及びシート材Sが加熱されており、メイン電源投入直後からタイムラグを生じることなく前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
尚、本実施の形態においては、レーザ走査ユニット31の温度検知を該レーザ走査ユニット31内に設けた温度センサ6で行っているが、例えば、レーザ走査ステイに温度センサを設け、レーザ走査ユニット31内の温度と相関性を持たせるようにしも良い。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図9〜図11に基づいて説明する。
図9は本実施の形態に係るフルカラーデジタルページプリンタの構成を示す断面図、図10はヒータの駆動制御系の構成図、図11はヒータの駆動制御に関するフローチャートである。
本実施の形態に係るフルカラーデジタルページプリンタは、図9に示すように、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色に対応した画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdを備え、これらの下方にはレーザ走査ユニット131が配置されている。ここで、レーザ走査ユニット131は、不図示の4個のレーザユニットに対して共通のポリゴンミラー及びポリゴンモータで偏向走査することによって、画像形成ステーションPa〜Pdの各感光ドラム111a,111b,111c,111dを同時に走査してこれらの感光ドラム111a〜111d上に静電潜像を形成することができるものである。尚、各感光ドラム111a〜111d上に形成された静電潜像は、各色のトナーを収容した現像器112a,112b,112c,112dによってそれぞれ現像されてトナー像として現像化される。
又、各画像形成ステーションPa〜Pdの上方には、駆動ローラ162と従動ローラ163に張架された無端ベルト状の中間転写ベルト161が配置されており、該中間転写ベルト161の内側には、各画像ステーションPa〜Pdの各感光ドラム111a〜111d上に形成された前記トナー像を中間転写ベルト161表面に順次多重転写する転写ローラ113a,113b,113c,113dが並設されている。
而して、4色のトナー像が中間転写ベルト161上に多重転写されると、シート材が給紙ローラ121によって給紙され、レジストローラ対123にてタイミングが取られたシート材に2次転写ローラ113によって中間転写ベルト161上のトナー像が転写され、中間転写ベルト161上に転写されたトナー像は、定着ローラ対114によって混色されてシート材上に永久画像として定着される。そして、トナー像が定着されたシート材は、排紙ローラ対125にてプリンタ本体上面に設けられた排紙トレイ126上に排出される。
而して、本実施の形態においては、シート材とレーザ走査ユニット131とを加熱する面状ヒータユニット101が給紙カセット120の上面を覆う不図示のカバーに水平に取り付けられており、該面状ヒータユニット101の上面はレーザ走査ユニット131の下面に水平且つ近接して設けられている。従って、レーザ走査ユニット131の下面のほぼ全面が面状ヒータユニット101によって覆われており、このような構成によってレーザ走査ユニット131の加熱が効果的に行われる。
ここで、本実施の形態に係る面状ヒータユニット101の駆動制御系の構成を図10に基づいて説明する。
面状ヒータユニット101は、プリンタ本体のメインスイッチ97に接続された共通の電源98に接続され、ヒータ95への通電はコントローラ99の制御信号に基づいて電源98から選択的になされる。
又、コントローラ99には、面状ヒータユニット101内に設けられた温度センサ8と外気の湿度を検出する環境センサ9とが接続され、コントローラ99は、温度センサ8と環境センサ9によって検出されたデータに基づいてヒータ95への通電のON/OFFを制御する。
而して、本実施の形態に係るプリンタにおいては、メインスイッチ97が入った状態のみ面状ヒータユニット101による加熱が可能となるよう構成されており、メインスイッチ97を投入した直後に一時的に急速な加熱を行い、結露抑制とシート材の水分除去動作を行う。
次に、面状ヒータユニット101の加熱シーケンスを図11のフローチャートに基づいて説明する。
本実施の形態では、メインスイッチ97を投入した後15分間は面状ヒータユニット101内の温調温度を100℃に設定し、15分経過後は環境センサ9によって検出される外気の湿度が60%を超えた場合に限り、面状ヒータユニット101内の温調温度を70℃に設定して継続してシート材の加熱による水分除去を行うようにしている。
即ち、メインスイッチ97が投入されると(ステップS21)、投入後15分以内か否かが判断され(ステップS22)、15分以内であると(ステップS22での判断結果がYESであると)、温度センサ8によって検出される面状ヒータユニット101の温度Tが100℃を超えたか否か(T>100℃)が判断される(ステップS23)。面状ヒータユニット101の温度Tが100℃未満である場合(ステップS23での判断結果がNOである場合)にはヒータ95への通電をONしてヒータ95による加熱を行い(ステップS24)、温度Tが100℃を超えた場合(ステップS23での判断結果がYESである場合)にはヒータ95への通電をOFFしてヒータ95による加熱を停止する(ステップS25)ことによって、面状ヒータユニット101内の温調温度を100℃に設定する。
他方、メインスイッチ97を投入してから15分が経過した場合(ステップS22での判断結果がNOである場合)には、環境センサ9によって検出された外気の湿度が60%を超えたか否かが判断され(ステップS26)、外気の湿度が60%を超えている場合(ステップS26での判断結果がYESである場合)には、温度センサ8によって検出される面状ヒータユニット101の温度Tが70℃を超えたか否か(T>70℃)が判断される(ステップS27)。面状ヒータユニット101の温度Tが70℃未満である場合(ステップS27での判断結果がNOである場合)にはヒータ95への通電をONしてヒータ95による加熱を行い(ステップS28)、温度Tが70℃を超えた場合(ステップS27での判断結果がYESである場合)にはヒータ95への通電をOFFしてヒータ95による加熱を停止する(ステップS29)ことによって、面状ヒータユニット101内の温調温度を70℃に設定する。
又、メインスイッチ97を投入してから15分が経過した場合であっても、外気の湿度が60%未満である場合(ステップS26での判断結果がNOである場合)には、ヒータへ95の通電をOFFしてヒータ95による加熱を停止する(ステップS29)。
以上のように、本実施の形態では、面状ヒータユニット101をメインスイッチ97を投入したときのみ動作可能とし、メインスイッチ97を投入してから15分以内においては面状ヒータユニット101を100℃に温調するようにしたため、メインスイッチ97を投入した直後に一時的に急速な加熱を行うことができ、メインスイッチ97の投入直後からタイムラグを生じることなく前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
本発明は、デジタルプリンタ、複写機、ファックス等の任意の画像形成装置の光ビーム照射装置の結露防止及びシート材の調湿に対して適用可能である。
本発明の実施の形態1に係るデジタルページプリンタの構成を示す断面図である。 (a)はレーザ走査ユニットの平面図、(b)は同側断面図である。 面状ヒータユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるヒータの駆動制御系の構成図である。 本発明の実施の形態1におけるヒータの駆動制御に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るデジタルページプリンタの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2におけるヒータの駆動制御系の構成図である。 本発明の実施の形態2におけるヒータの駆動制御に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るフルカラーデジタルページプリンタの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3におけるヒータの駆動制御系の構成図である。 本発明の実施の形態3におけるヒータの駆動制御に関するフローチャートである。 従来のデジタルプリンタの概略構成を示す断面図である。 従来のデジタルプリンター概略構成を示す断面図である。 従来のレーザ走査ユニットの概略構成を示す平面図である。
符号の説明
1,5,101 面状ヒータユニット(加熱手段)
2 ヒータボード
3,95 ヒータ
4,6,8 温度センサ(温度検知手段)
7 ヒータコントローラ
9 環境センサ
11,111a〜111d 感光ドラム(感光体)
12,112a〜112d 現像器
13,113a〜113d 転写ローラ
14,114 定着ローラ対
15 ドラムクリーナ
16 帯電器
20,50 給紙カセット(シート材収容手段)
21,121 給紙ローラ
22 搬送ローラ対
23,123 レジストローラ対
24 搬送ローラ対
25,125 排紙ローラ対
26,126 排紙トレイ
30,99 コントローラ
31,131 レーザ走査ユニット
32 レーザダイオード
33 レンズ
34 ポリゴンミラー
35 スキャナーケース
36,37 レンズ
38 シリンドリカルレンズ
39,69 レーザ走査ステイ
41 排熱ファン
57 スリット(開口部)
59 遮蔽壁
71 BDミラー
72 BDレンズ
73 反射ミラー
74 防塵ガラス
75 BDセンサ
76 レーザユニット
78 スキャナケースの取付面
81,97 メインスイッチ
82 エコノミースイッチ
83,84,98 電源
85 駆動回路
92 ヒータ基板
93 ヒータボード
94 給電ケーブル
161 中間転写ベルト
S シート材

Claims (7)

  1. 感光体表面の所定の走査線上を光ビームで走査する光ビーム走査手段と、シート材を収容するシート材収容手段とを有する画像形成装置において、
    前記光ビーム走査手段の光ビームパスと前記シート材収容手段が略平行で、且つ、光ビーム走査手段とシート材収容手段とを近接配置するとともに、光ビーム走査手段とシート材収容手段の間又は両者の何れかに隣接する位置に面状の加熱手段を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート材収容手段を遮蔽壁で覆うとともに、該遮蔽壁の前記光ビーム走査手段に隣接する部位に開口部を形成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記加熱手段は、メイン電源の切換手段に連動して動作し、メイン電源OFF時にのみ動作可能となることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記加熱手段に温度検知手段を設け、該温度検知手段によって検知される温度が設定値未満である場合に加熱手段をONして該加熱手段を設定温度に温調することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記加熱手段と前記光ビーム走査手段に温度検知手段をそれぞれ設け、加熱手段と前記光ビーム走査手段のそれぞれ異なる温度設定値に基づき、前記温度検知手段によって検知される温度が共に設定値未満である場合に加熱手段をONすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記加熱手段をメイン電源ON時にのみ動作可能とし、メイン電源を投入してから所定時間以内においては加熱手段を設定温度に温調することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記加熱手段は、第1及び第2の温調設定温度を有することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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