JP2000151866A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000151866A
JP2000151866A JP10338405A JP33840598A JP2000151866A JP 2000151866 A JP2000151866 A JP 2000151866A JP 10338405 A JP10338405 A JP 10338405A JP 33840598 A JP33840598 A JP 33840598A JP 2000151866 A JP2000151866 A JP 2000151866A
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night
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JP10338405A
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Sadahisa Kimura
禎久 木村
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を低減し、結露除去のための新たな
機構を設けることなく、夜間にファクシミリ受信した原
稿を出力する場合に感光体ドラムの結露を除去でき、時
間的経済的無駄が少なくユーザに使いやすいファクシミ
リ機能付き画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 夜間に入力が一定時間無い場合に夜間省
電力待機状態に切替える切替手段と、感光体ドラムの結
露除去を行う除去手段と、切替手段により夜間省電力待
機状態に移行している際にファクシミリ受信をした場合
に除去手段により感光体ドラムの結露を除去しその後に
画像出力を行う様に制御する制御手段(S802〜S8
08)と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ機能
を有する画像形成装置に関し、特にファクシミリ受信し
て、その原稿をヒートロール定着方式により画像出力す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機(以降単に複写機とい
う)をはじめとして、紙などを媒体としてヒートロール
定着方式により画像出力をする画像形成装置において
は、夜間などの電源オフ時に感光体ドラムなどに結露を
生じる場合がある。
【0003】そして、感光体ドラムで結露が生じた状態
のままコピー動作などの出力動作を行なうと、帯電不良
により感光体ドラムにトナーが付着せず、また付着して
も感光体ドラム表面の水分により像が歪むなどの画質不
良が生じる。
【0004】そのため従来では、結露の発生を防止する
機構として、感光体ドラム近傍にニクロム線ヒータなど
の発熱体を設置し、装置が電源オフ時でも感光体ドラム
周辺の温度を一定以上に保つ手段が用いられている。
【0005】また、発生した結露を除去する機構として
は、吸水ローラやクリーニングブレードを機械内に別途
配設し、これにより結露を除去する方法が提案されてい
る。同様に、特開平8−23469号公報の「画像形成
装置及び感光体の結露除去方法」においては、感光体ド
ラムに生じた結露を記録紙により除去する方法を開示し
ている。
【0006】一方、特開平6−59548号公報の「複
写機における除湿制御装置」においては、感光体ドラム
直前の最終ミラーに反射したコピーランプの反射光を検
知し、その光量が基準レベル以上の量であるか否かによ
り反射ミラーやレンズの結露の有無を判定する判定手段
を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結露の
発生防止として発熱体を設けて装置内温度を保つ方式の
場合では、結露が起こらないような状況下においても常
に電力を消費し、消費電力が大きくなるという問題点が
あった。特に、このような無駄な電力消費をする製品は
近年の電気製品の省電力を目的とした設計思想の下では
採用し難いという不都合がある。
【0008】一方、発生した結露を除去するために、吸
水ローラやクリーニングブレードを別途装置内に設ける
ことは、コストアップにつながるという問題点があっ
た。特に、このような機構を別途設ける製品は近年の省
スペース設計思想の下では採用し難いという不都合があ
る。
【0009】また、感光体ドラムに生じた結露を記録紙
により除去する方法(特開平8−23469号公報)に
おいては、ユーザが意図的に結露除去を行うため、消費
電力低減にはつながるが、夜間にファクシミリ受信した
原稿を出力する場合に結露を除去できないという問題点
があった。
【0010】一方、反射光の光量が基準レベル以上ある
か否かにより結露の有無を判定する除湿制御装置(特開
平6−59548号公報)においては、レンズや反射ミ
ラーの結露を除去することを目的とし、必ずしも感光体
ドラムの結露を除去することを目的としたものではな
い。すなわち、露光ランプによる原稿からの反射光が曇
ったレンズを通過したり曇った反射ミラーで反射すると
画像不良を生ずるため、レンズやミラーの結露を除去す
ることを目的としたものであり、感光体ドラムの結露除
去を目的としたものではなかった。
【0011】また、近年の複写機、ファクシミリ装置な
どの電気機器においては通常モードと省電力待機モード
を有するものがある。このような機器においては省電力
待機モードから通常モードに復帰する場合に自動的に結
露除去を行なうことも可能である。しかし復帰時点で必
ずしも結露が生じているとは限らず、復帰のたびに結露
除去を行なうと時間的経済的無駄が多くなりユーザにも
使いにくいものとなるという問題点があった。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、消費電力を低減し、結露除去のための新たな機構を
設けることなく、夜間にファクシミリ受信した原稿を出
力する場合に感光体ドラムの結露を除去でき、時間的経
済的無駄が少なくユーザに使いやすいファクシミリ機能
付き画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る画像形成装置は、ファクシミリ受
信して、その原稿をヒートロール定着方式により画像出
力する画像形成装置において、夜間に入力が一定時間無
い場合に夜間省電力待機状態に切替える切替手段と、感
光体ドラムの結露除去を行う除去手段と、前記切替手段
による夜間省電力待機状態でありかつファクシミリ受信
があった場合に、前記除去手段により感光体ドラムの結
露を除去した後に画像出力を行う様に制御する制御手段
と、を備えるものである。
【0014】すなわち、請求項1に係る発明では、夜間
に入力が一定時間無い場合に切替手段が夜間省電力待機
状態に切替え、除去手段が感光体ドラムの結露除去を行
い、制御手段が夜間省電力待機状態でありかつファクシ
ミリ受信があった場合に、除去手段により感光体ドラム
の結露を除去した後に画像出力を行う。
【0015】また、請求項2に係る画像形成装置は、請
求項1記載の画像形成装置において、装置内の温度を検
知する温度検知手段を更に備え、結露除去及び画像出力
を制御する制御手段が前記温度検知手段により検知した
装置内温度が一定値以下である場合に画像出力を行うも
のである。
【0016】すなわち、請求項2に係る発明では、温度
検知手段が装置内の温度を検知し、検知した装置内温度
が一定値以下である場合に制御手段が画像出力の制御を
行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をファ
クシミリ機能を有する複写機に適用した場合について添
付の図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の画像形成装置をファクシ
ミリ機能を有する複写機に適用したものの機構図であ
る。まず図1を参照にしながら、複写機として原稿を読
みとった場合と、ファクシミリ受信した場合とにおける
画像形成の流れを説明する。
【0019】複写機100は、コンタクトガラス101
と、原稿サイズセンサ102と、露光ランプ103と、
第1ミラー104と、第2ミラー105と、第3ミラー
106と、レンズ107と、CCDイメージセンサ10
8と、レーザダイオード109と、シリンダレンズ11
0と、ポリゴンミラー111と、レンズ112と、書き
込みミラー113と感光体ドラム114と、帯電装置1
15と、現像装置116と、転写ベルト117と、クリ
ーニング装置118と、給紙トレイ119と、レジスト
ローラ120と、定着装置121と、排紙センサ122
と、ファクシミリデータ送受信部123と、電話回線1
24とからなる。
【0020】コンタクトガラス101上に原稿が置かれ
ると、原稿サイズセンサ102は原稿の有無と原稿サイ
ズを検知する。次に複写機100上のコピースタートキ
ー(図示せず)が押されると、露光ランプ103は、コ
ンタクトガラス101上に置かれた原稿に照射光を照射
する。この照射光は原稿により反射され、反射光は第1
ミラー104、第2ミラー105、第3ミラー106で
それぞれ反射し、レンズ107を経てCCDイメージセ
ンサ108で集光する。CCDイメージセンサ108は
この集光された結像を、デジタル信号に光電変換する。
【0021】また、ファクシミリデータ送受信部123
は電話回線124を通じてファクシミリ受信をおこない
原稿データを取り込む。
【0022】CCDイメージセンサ108を介して光電
変換されたデータ及びファクシミリ送受信部123でフ
ァクシミリ受信された原稿データは、所定の処理がなさ
れ記録紙に出力可能な画像データに変換される。その
後、この変換されたデータを基に発振制御部(図示せ
ず)はレーザダイオード109を制御し、レーザ光を発
振する。レーザ光はシリンダレンズ110、ポリゴンミ
ラー111、レンズ112、書き込みミラー113を順
次通過し感光体ドラム114を照射する。
【0023】感光体ドラム114は、クリーニング装置
118によりクリーニングされた後、帯電装置115に
より所定の高電位に均一に帯電されるが、ここに上記レ
ーザ光が照射されると、光強度に応じて静電潜像が形成
される。この静電潜像は現像装置116が供給するトナ
ーを吸着し、可視化されたトナー像となる。
【0024】一方、給紙トレイ119に積載された記録
紙は1枚ずつ給紙される。レジストローラ120はこの
給紙された記録紙を感光体ドラム114上のトナー像と
重なるように送り込む。更にこの記録紙は高電圧をかけ
られた転写ベルト117により搬送され、転写ベルト1
17と感光体ドラム114との接触部でトナー像を転写
される。
【0025】トナー像が転写された記録紙は転写ベルト
117により定着装置121に送り込まれ、ここでハロ
ゲンヒータにより温められたローラによりトナーが記録
紙に定着する。定着を終了した記録紙はソータ(図示せ
ず)により適宜配置を決め装置外に排紙される。排紙セ
ンサ122は記録紙が装置外に排紙されたことを検知す
る。以上が画像形成の流れである。
【0026】次に複写機の制御について説明する。図2
は、複写機の制御に関する構成を示したブロック図であ
る。複写機100の制御は、操作コントローラ500
と、メインコントローラ501と、画像処理コントロー
ラ502と、ADFコントローラ503と、ソータコン
トローラ504と、給紙トレイコントローラ505と、
各種負荷506と、ファクシミリコントローラ507
と、G3コントローラ508と、G4コントローラ50
9と、メモリ装置510と、主電源スイッチ511と、
電源装置512と、ACスイッチ513とにより行われ
る。
【0027】操作コントローラ500は、複写機の操作
表示部(図示せず)の液晶/LED表示500aや各種
キー入力500bの制御を行なう。メインコントローラ
501は、給紙トレイ119による記録紙の給紙、転写
ベルト117による記録紙の搬送、定着装置121によ
るトナー像の定着、その他の各種プロセス制御などを行
なう。
【0028】画像処理コントローラ502は、CCDイ
メージセンサ108を介して光電変換されたデータ及び
ファクシミリ送受信部123でファクシミリ受信された
原稿データを、記録紙に出力可能な画像データとして処
理するための各種処理の制御を行う。
【0029】ADFコントローラ503はADF(Au
to Document Feeder)制御を行う。
ソータコントローラ504は、記録紙が排出される際の
ソータの制御を行なう。給紙トレイコントローラ505
は、給紙トレイ119の制御を行い、記録紙サイズや使
用枚数の管理も行う。
【0030】ファクシミリコントローラ507はファク
シミリデータ送受信部123の制御を行い、ファクシミ
リ送受信の管理及びファイル管理を行なう。G3コント
ローラ508は、G3プロトコルの制御を行なう。G4
コントローラ509は、G4プロトコルの制御を行な
う。
【0031】メモリ装置510は、記録紙サイズ、記録
紙枚数、ファクシミリ送受信の履歴、その他のファイル
の保存およびその管理を行なう。
【0032】主電源スイッチ511は複写機100を、
通常モードと、消費電力を低減する省電力待機モードと
に切り替えるスイッチである(以降において、適宜、通
常モードをスイッチON、省電力待機モードをスイッチ
OFFと称する)。
【0033】この主電源スイッチ511の切り替えはメ
インコントローラ501またはユーザにより行われる。
すなわち、スイッチONの状態で複写機100が何らの
入力を得ないで一定時間を経過すると、メインコントロ
ーラ501は複写機100をスイッチOFFの状態に切
り替える。同様に、スイッチOFFの状態で複写機10
0が何らかの入力を得るとメインコントローラ501は
複写機100をスイッチONの状態に切り替える。
【0034】このスイッチOFFの状態は、ファクシミ
リ受信については通常モードと同様に受信待機をしてい
る状態であって、その他のファクシミリ受信に必要でな
い部分への電力供給の一部を遮断した状態である。具体
的に遮断される部分は、画像出力に関わる定着装置12
1やADFコントローラ503等であり、この部分への
電力供給を遮断することにより通常モードより消費電力
を低減させる事が出来る。
【0035】電源装置512は、メインコントローラ5
01、ファクシミリコントローラ507及び周辺装置に
電力を供給する。
【0036】次に、ファクシミリ受信された原稿データ
を記録紙に画像形成する流れを前記制御に沿って説明す
る。ファクシミリデータ送受信部123により原稿デー
タが受信されると、このデータはG3コントローラ50
8(またはG4コントローラ509)を介してファクシ
ミリコントローラ507に送られる。ここで蓄積された
データは続いてメインコントローラ501を介して画像
処理コントローラ502で制御される画像処理を経て、
記録紙に出力可能な画像データとなる。そして処理され
た結果に基づいて発振制御部(図示せず)がレーザダイ
オード109を制御し、レーザ光は感光体ドラム114
に静電潜像を形成し、これを基に記録紙に画像形成が行
われる。
【0037】複写機100は、ファクシミリ受信をした
時が夜間であり、かつ、スイッチOFFの状態である場
合に感光体ドラム114の結露を除去し、その後記録紙
に画像形成を行う。ここではまず、結露の発生、結露除
去の方策を説明し、次に結露除去処理について説明す
る。
【0038】結露は装置内の湿度、温度、機器の温度む
ら及び比熱等が複雑に絡まりあって起こる現象である。
しかし総じて言えば、結露は夜間であって気温が低いと
きに生ずる場合がほとんどである。そしてファクシミリ
機能を有する複写機の通常の使用態様においてはこの場
合にのみ感光体ドラム114等の結露を除去すれば、実
質的な不都合は生じず、本願発明は係る点に着目して完
成されたものである。換言すれば、夜間において気温が
低い場合でなくても結露が頻繁に生じるような多湿な地
域では、複写機に結露の防止、監視、除去等の機構を装
備するのは、かえって機器のコストアップにつながる。
また、コピーを始めたい時に複写機が一回一回結露除去
処理を行うので時間的な無駄が多くなり、ユーザにとっ
て非常に使いにくいものとなる。よってこのような地域
では常にヒータで結露除去する機構を備えるのがユーザ
も含めたトータルのコストパフォーマンスに優れる。
【0039】また、本実施の形態における複写機100
は、コピーを得る際にはユーザは必ず複写機を操作する
という点にも着目している。すなわち、ユーザが画像不
良を確認できるコピー時には、結露除去の必要/不必要
の判断はユーザに任せる。ユーザは必要と思えば、複写
機100の操作表示部(図示せず)の結露除去キー50
0bを押し結露除去を行えばよい。本実施の形態におけ
る複写機100は、ユーザがそのような画像不良を確認
できない夜間にファクシミリ受信をした場合に結露除去
動作を行い、その後記録紙に画像形成を行う。
【0040】次に結露除去を行う処理について説明す
る。これは主電源スイッチ511のON、OFFの切り
替えにより実現できる。図3は、本実施の形態における
複写機100の状態遷移を表すフローチャートである。
【0041】まず、メインコントローラ501は主電源
スイッチ511の状態を確認する(ステップS70
1)。主電源スイッチ511がスイッチONのときは通
常モードであり、ファクシミリ受信の有無もしくは操作
表示部における各種キー入力の有無を確認する(ステッ
プS702)。主電源スイッチ511がスイッチOFF
のときはファクシミリ受信待機状態(省電力待機モー
ド)と判定し図4に示す制御フローに移行する(ステッ
プS707)。
【0042】ステップS702で、ファクシミリ受信も
しくはキー入力を検知するとその指示に従い記録紙への
画像形成その他処理を行う(ステップS703)。ファ
クシミリ受信もしくはキー入力を検知しない場合は、主
電源スイッチ511内にあるカウンタ値tが1増す(ス
テップS704)。このカウンタ値tとはスイッチON
の状態の経過時間を表すものである。次にこのカウンタ
値tと複写機100をスイッチOFFの状態に切り替え
る切替移行時間Tとを比較し(ステップS705)、t
がT以下であればステップS701に戻り、tがTより
大きければ複写機100をスイッチOFFの状態に切り
替える(ステップS706)。スイッチOFFの状態は
ファクシミリ受信待機状態(省電力待機モード)であり
(ステップS707)、以下に説明する処理に従う。
【0043】図4は、ファクシミリ受信待機状態におけ
る処理の流れを表すフローチャートである。ファクシミ
リ受信待機状態において、主電源スイッチ511をユー
ザがONにするもしくは操作表示部で各種キー入力50
0bを行う等の何らかのキー入力があるか否かを判定す
る(ステップS801)。入力があった場合はスイッチ
ONの状態に復帰し図3におけるステップS703に移
行する。
【0044】入力が無い場合はファクシミリ受信をした
か否かを判定する(ステップS802)。ファクシミリ
受信していない場合はステップS801に戻り、受信し
た場合は受信した時刻が夜間であるかを判定する(ステ
ップS803)。ここで夜間とは本実施の形態における
複写機100が使用される地域において感光体ドラム1
14に結露が発生しやすくなる時間帯をいう。また、結
露が発生する時期は冬季に限定される場合が多いので、
時間帯と時期とを適宜設定変更できる機構とすれば、結
露除去の動作回数を低減することが出来る。
【0045】ファクシミリ受信をした時刻が夜間でない
場合は図3におけるステップS703に移行し、結露除
去を行うことなく記録紙に画像形成を行う。
【0046】ファクシミリ受信をした時刻が夜間の場合
は複写機100内の温度Cを設定温度C0と比較する
(ステップS804)。この温度Cは、サーミスタなど
の温度検知手段により検知する。この検知手段として、
例えば一般的な複写機に使われている定着装置の温度検
出素子や帯電制御用の温度検出素子を利用する事により
コストアップつながらない複写機の提供が可能となる。
【0047】尚、温度C0とは、複写機100が使用さ
れる地域において感光体ドラム114に結露を発生しや
すくなる温度でありユーザが使用状況により適宜設定
し、また変更出来るものとする。
【0048】ステップS804において機内温度CがC
0以下である場合は、一旦印刷データをメモり装置51
0に格納し(ステップS805)、その後結露除去処理
動作を行う(ステップS806)。一方機内温度CがC
0より高い場合は結露除去処理動作を行わずステップS
808に移行する。
【0049】結露除去処理動作を行うステップS806
においては、定着装置121を通電し記録紙にトナーを
定着できる状態に復帰させ、同様に他の装置も印刷可能
な状態に復帰させた後、結露を除去する。結露を除去す
る手段としては、例えば、定着装置121内のハロゲン
ヒータ(図示せず)の熱を利用するものや、特開平8−
234649号公報「画像形成装置及び感光体の結露除
去方法」に開示されているような記録紙を通紙し感光体
ドラムの結露除去を行うものを採用することができる。
特に、記録紙を利用して結露除去を行うものが、直接的
に結露を除去でき、効果的かつ経済的である。
【0050】結露除去後、印刷データをメモり装置51
0から読み出し(ステップS807)、このデータに基
づいて記録紙に画像形成を行う(ステップS808)。
この印刷が終了すると再びステップS801に戻りファ
クシミリ待機状態となる。
【0051】尚、本実施の形態ではステップS804で
温度比較を行って、温度検知結果に基づいて結露除去処
理の動作を行うか否かを判定したが、ステップS804
を省略して、常に結露除去処理動作を行うようにしても
よい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置(請求項1)は、夜間に入力が一定時間無い場合に
切替手段が夜間省電力待機状態に切替え、除去手段が感
光体ドラムの結露除去を行い、制御手段が夜間省電力待
機状態でありかつファクシミリ受信があった場合に、感
光体ドラムの結露を除去した後に画像出力を行うため、
消費電力を低減し、結露除去のための新たな機構を設け
ることなく、夜間にファクシミリ受信した原稿を出力す
る場合に感光体ドラムの結露を除去でき、時間的経済的
無駄が少なくユーザに使いやすいファクシミリ機能付き
画像形成装置を提供することができる。
【0053】また、本発明の画像形成装置(請求項2)
は、請求項1記載の画像形成装置において、温度検知手
段が装置内の温度を検知し、検知した装置内温度が一定
値以下である場合に制御手段が画像出力の制御を行うた
め、更に結露除去の回数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の画像形成装置をファクシミリ
機能を有する複写機に適用したものの機構図である。
【図2】図2は本発明の画像形成装置をファクシミリ機
能を有する複写機に適用したものの制御に関する構成を
示したブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置をファクシミリ機能を有
する複写機に適用したものの状態遷移を表すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の画像形成装置のファクシミリ待機状態
における処理の流れを表すフローチャートである。
【符号の説明】
100 複写機 101 コンタクトガラス 102 原稿サイズセンサ 103 露光ランプ 104 第1ミラー 105 第2ミラー 106 第3ミラー 107 レンズ 108 CCDイメージセンサ 109 レーザーダイオード 110 シリンダレンズ 111 ポリゴンミラー 112 レンズ 113 書き込みミラー 114 感光体ドラム 115 帯電装置 116 現像装置 117 転写ベルト 118 クリーニング装置 119 給紙トレイ 120 レジストローラ 121 定着装置 122 排紙センサ 123 ファクシミリデータ送受信部 124 電話回線 500 操作コントローラ 500a 液晶/LED表示 500b 各種キー入力 501 メインコントローラ 502 画像処理コントローラ 503 ADFコントローラ 504 ソーターコントローラ 505 給紙トレイコントローラ 506 各種負荷 507 ファクシミリコントローラ 508 G3コントローラ 509 G4コントローラ 510 メモリ装置 511 主電源スイッチ 512 電源装置 513 ACスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ受信して、その原稿をヒー
    トロール定着方式により画像出力する画像形成装置にお
    いて、 夜間に入力が一定時間無い場合に夜間省電力待機状態に
    切替える切替手段と、 感光体ドラムの結露除去を行う除去手段と、 前記切替手段による夜間省電力待機状態でありかつファ
    クシミリ受信があった場合に、前記除去手段により感光
    体ドラムの結露を除去した後に画像出力を行う様に制御
    する制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 装置内の温度を検知する温度検知手段を
    更に備え、結露除去及び画像出力を制御する制御手段は
    前記温度検知手段により検知した装置内温度が一定値以
    下である場合に画像出力を行うこと特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
JP10338405A 1998-11-13 1998-11-13 画像形成装置 Pending JP2000151866A (ja)

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JP10338405A JP2000151866A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 画像形成装置

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