JP2005202355A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、全体制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することである。
【解決手段】画像形成装置としての複写機100において、主電源スイッチ12がオンされた場合に、第2の電源制御部16Aを起動開始し、起動完了した第2の電源制御部16Aが全体制御部17A及びエンジン制御部18を起動し、起動したエンジン制御部18がAC駆動部14を介して定着器の定着加熱部21への通電を制御し、また、DC電源部13の第3のDC電源出力により、モータ22の予備回転補正等の全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
レーザ式のプリンタ、複写機などの画像形成装置において、画像データをプリント出力するにあたり、画像データに基づいて感光体ドラム上にトナー像を現像し、そのトナー像を紙などの記録媒体上に転写して定着器により加熱及び加圧して当該記録媒体上に画像形成している。この定着器の加熱には所定時間を要するため、従来、電源投入から画像形成可能状態になるまでの時間を短縮するためにいくつかの構成が考えられていた。ここで、その画像形成可能状態となるまでの時間短縮の構成の一例として、図10及び図11を参照して、複写機200における電源投入から画像形成可能状態になるまでの時間を短縮する構成を説明する。図10に、複写機300の制御構成を示す。図11に、複写機300において実行される従来の画像形成起動処理を示す。
図10に示すように、複写機300は、AC(交流)電源11と、AC電源11をオン/オフする主電源スイッチ12と、AC電源11から入力されたAC電源電力を変換してDC(直流)電源出力を第1及び第2のDC電源出力として出力するDC電源部13と、定着加熱部21を加熱電力により駆動するAC駆動部14と、操作パネルなどにおける電源スイッチとしての副電源スイッチ15と、DC電源部13から出力される第2のDC電源出力を制御する電源制御部16Bと、画像頁作成の制御などを行う全体制御部17Cと、定着系や図示しない紙搬送系の制御などを行うエンジン制御部18と、AC駆動部14への電源電力の通電を切り替えるメインリレー19と、図示しない感光体ドラムによりトナー像が転写された記録媒体に加熱及び加圧を行う定着ローラ20と、定着ローラ20を加熱するための誘導加熱コイルからなる定着加熱部21と、定着ローラ20を回転するモータなどからなり、定着ローラ20を回転するモータ22と、定着ローラ20の温度を検知する温度センサ23と、を備えて構成される。
図10では、複写機300の、紙搬送に関する手段、感光体ドラムを含む画像形成に関する手段、パソコンなどの外部機器との通信に関する手段、原稿を読み取る画像読み取り手段などは省略されているものとする。また、定着器は、定着ローラ20、定着加熱部21、温度センサ23及びモータ22などを有する。
次いで、図11を参照して、複写機300の動作を説明する。図11に示すように、先ず、主電源スイッチ12がオンされたことをトリガとして、AC電源11から出力されるAC電源電力が電源部13により変換されて電源制御部16BにDCの第1のDC電源出力として出力される(ステップS71)。そして、第1のDC電源出力により電源制御部16Bが起動される(ステップS72)。そして、操作者により副電源スイッチ15がオンされているか否かが判別される(ステップS73)。
副電源スイッチ15がオンされていない場合(ステップS73;NO)、ステップS73に移行される。副電源スイッチ15がオンされている場合(ステップS73;YES)、副電源スイッチ15から起動信号が出力されて電源制御部16Bに入力される。起動信号の入力により電源制御部16Bから電源制御信号が生成及び出力されてDC電源部13に入力される。電源制御信号の入力によりDC電源部13からDCの第2のDC電源出力が生成及び出力されて全体制御部17C及びエンジン制御部18に入力される(ステップS74)。
そして、第2のDC電源出力の入力により全体制御部17Cが起動実行され(ステップS75A)、ステップS75Aと並行して、第2のDC電源出力の入力によりエンジン制御部18が起動実行される(ステップS75B)。ステップS75A及びS75Bのうちの少なくとも一方が実行完了されると、全体制御部17Cとエンジン制御部18との間で初期通信が試行される(ステップS76)。そして、全体制御部17Cとエンジン制御部18との間で初期通信が確立したか否かが判別される(ステップS77)。全体制御部17Cとエンジン制御部18との間の初期通信が確立するには、全体制御部17Cとエンジン制御部18との両方の起動が実行完了されていることが必要である。
初期通信が確立していない場合(ステップS77;NO)、ステップS76に移行される。初期通信が確立した場合(ステップS77;YES)、メインリレー19がオンされて、AC電源11から出力されるAC電源電力がAC駆動部14に入力されるとともに、エンジン制御部18から制御信号が生成及び出力されてAC駆動部14及びモータ22等に入力される。AC電源電力及び制御信号の入力により、AC駆動部14からACの加熱電力が出力されて定着加熱部21に入力され、定着ローラ20が加熱されてウォーミングアップされる(ステップS78)。
また、初期通信が確立した後は、全体制御部17Cが電源制御指令を生成して電源制御部16Bに入力する。当該電源制御指令に基づいて電源制御部16Bにより電源制御信号が生成及び出力されDC電源部13に入力される。そして、制御信号が入力されたモータ22による定着ローラ20の予備回転補正や、全体制御部17C及びエンジン制御部18による各部の予備制御などの予備動作が実行され(ステップS79)、従来の画像形成起動処理が終了される。
このように、ステップS75Aにおける全体制御部17Cの起動とステップS75Bにおけるエンジン制御部18の起動とを並行して実行する構成により、両起動を直列的に実行する構成に比べて、電源投入から画像形成可能状態になるまでの時間が短縮可能となる。
また、電源投入後の全体制御部及びエンジン制御部の起動の前に、一旦省エネモードを起動する構成も考えられている。具体的には、主電源スイッチの投入後に、定着器に通電するメインリレーの電源制御手段を先に起動して、起動した電源制御手段によりメインリレーがオンされて定着器が所定温度まで加熱され、定着器に低電力が供給される省エネモードが実行される。次いで、自動的に、全体制御部及び及びエンジン制御部が起動されて初期通信がなされ、起動されたエンジン制御部により、定着器の加熱と、定着ローラの予備回転補正などの各種処理がなされる。全体制御部及びエンジン制御部の起動前に予め定着器を加熱するので、電源投入から画像形成可能状態になるまでの時間が短縮される(例えば、特許文献1参照)。
上記省エネモードの構成と同様に、電源投入後に、一旦省エネモードを起動し、省エネモードの解除の操作が入力された場合に、全体制御部及びエンジン制御部が起動される構成も考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−214734号公報 特開2001−22234号公報
しかし、近年、画像形成装置のシステムの大規模化及び多機能化がすすみ、全体制御部により読み出されるプログラムが複雑になってきており、そのプログラムのロード時間が長く、全体制御部の起動に時間がかかる傾向にある。このため、図10及び図11に示した複写機300における構成では、従来の画像形成起動処理のステップS75Aの全体制御部17Cの起動完了に要する時間が、ステップS75Bのエンジン制御部18の起動完了に要する時間よりも長くなってしまうおそれがあった。つまり、エンジン制御部18が起動完了して定着器の加熱が可能であるにも関わらず、全体制御部17Cの起動完了を待たなければならなかった。
また、特許文献1及び2に記載の構成では、予め定着器を低電力で加熱するので、定着器が画像形成に要する温度まで加熱完了時間を早めることができるが、全体制御部の起動と定着器の加熱および予備動作とが直列であることになるため、上記複写機300の構成と同様に、全体制御部及びエンジン制御部の起動完了及び初期通信完了後の、エンジン制御部による定着器の加熱及び予備回転補正などの予備動作の開始が遅れてしまうという問題があった。
特に、近年、定着器の定着加熱部として、所定温度までの加熱時間の長いハロゲンヒータに代えて、加熱時間の短い電磁誘導加熱(IH)のヒータが用いられるようになってきた。このため、電源投入から画像形成可能状態になるまでの時間の増大に寄与する要因として、定着器の加熱時間が長いことよりも、全体制御部の起動時間の増大の占める割合が大きくなってきている。
本発明の課題は、画像形成装置において、全体制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
AC電源をオフからオンへ切り替える主電源スイッチと、
前記AC電源から供給されるAC電源電力をDC変換して出力するDC電源部と、
画像形成装置の全体的な動作を制御する全体制御部と、
画像形成装置の制御のうちの所定の制御を行うエンジン制御部と、
前記全体制御部に含まれる又は管理される第1の電源制御部と、
前記第1の電源制御よりも起動時間の短い第2の電源制御部と、を備え、
前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、第1のDC電源出力を前記第1の電源制御部及び前記第2の電源制御部に入力して前記第1の電源制御部及び前記第2の電源制御部の起動を開始させ、
前記第2の電源制御部は、前記第1の電源制御部の起動完了前に、電源制御信号を生成して前記DC電源部に入力し、
前記DC電源部は、前記第2の電源制御部から入力された電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部及び前記エンジン制御部に入力して起動させ、
前記全体制御部は、前記第1の電源制御部の起動完了後に、前記DC電源部から入力される第2のDC電源出力により起動し、
前記第1の電源制御部は、前記全体制御部の起動完了後に、前記DC電源部から出力されるDC電源出力を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、前記第1の電源制御部及び前記第2の電源制御部の起動を並行して開始させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
記録媒体にトナーを定着する定着器と、
前記エンジン制御部よりも起動時間が短く、前記定着器の加熱を制御する定着加熱副制御部と、を備え、
前記DC電源部は、前記第2の電源制御部から入力された電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部、前記エンジン制御部及び前記定着加熱副制御部に入力して起動させ、
前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を予備加熱させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に前記定着器が所定温度に達した場合には、前記所定温度を維持するように前記エンジン制御部の起動完了まで温度制御を行い、
前記エンジン制御部の起動完了時に前記所定温度に達していない場合は、前記エンジン制御部が、その起動完了後に、前記定着器を加熱させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像形成装置において、
前記定着器の予備加熱を許可する定着許可信号を生成する定着許可信号生成部を備え、
前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、前記第1の電源制御部、前記第2の電源制御部及び前記定着許可信号生成部に第1のDC電源出力を入力して起動させ、
前記定着許可信号生成部は、その起動完了後で、前記定着器の予備加熱が可能な場合に定着許可信号を生成し、
前記定着加熱副制御部は、前記生成された定着許可信号に基づいて前記定着器を予備加熱させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
DC電源出力をオフからオンへ切り替える起動手段を備え、
前記第2の電源制御部は、前記起動手段がオンされた場合に、前記DC電源部から出力される第2のDC電源出力を制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記第2の電源制御部は、前記エンジン制御部に一体的に含まれることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記第2の電源制御部の起動時間は、1秒以下であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
AC電源をオフからオンへ切り替える主電源スイッチと、
前記AC電源から供給されるAC電源電力をDC変換するDC電源部と、
前記DC電源部から出力されるDC電源出力を制御する電源制御部と、
画像形成装置の全体的な動作を制御する全体制御部と、
画像形成装置の制御のうちの所定の制御を行うエンジン制御部と、
記録媒体にトナーを定着する定着器と、を備え、
前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、第1のDC電源出力を前記電源制御部に入力して起動させ、
前記電源制御部は、第1の電源制御信号を生成して前記DC電源部に入力し、
前記DC電源部は、前記電源制御部から入力された第1の電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部及び前記エンジン制御部に入力して前記全体制御部及び前記エンジン制御部の起動を開始させ、
前記電源制御部は、前記エンジン制御部の起動完了後に、第2の電源制御信号を生成して前記DC電源部に入力し、
前記DC電源部は、前記電源制御部から入力された第2の電源制御信号に基づいて、第3のDC電源出力を生成し、
前記起動完了したエンジン制御部は、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を加熱させるとともに、前記生成された第3のDC電源出力により前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行を制御することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、
前記DC電源部は、前記全体制御部及び前記エンジン制御部の起動を並行して開始させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の画像形成装置において、
前記エンジン制御部よりも起動時間が短く、前記定着器の加熱を制御する定着加熱副制御部を備え、
前記DC電源部は、前記電源制御部から入力された第1の電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部、前記エンジン制御部及び前記定着加熱副制御部に入力して起動させ、
前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を予備加熱させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、
前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に前記定着器が所定温度に達した場合には、前記所定温度を維持するように前記エンジン制御部の起動完了まで温度制御を行い、
前記エンジン制御部の起動完了時に前記所定温度に達していない場合は、
前記エンジン制御部が、その起動完了後に、前記定着器を加熱させることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は12に記載の画像形成装置において、
前記定着器の予備加熱を許可する定着許可信号を生成する定着許可信号生成部を備え、
前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、前記電源制御部及び前記定着許可信号生成部に第1のDC電源出力を入力して起動させ、
前記定着許可信号生成部は、その起動完了後で、前記定着器の予備加熱が可能な場合に定着許可信号を生成し、
前記定着加熱副制御部は、前記生成された定着許可信号に基づいて前記定着器を予備加熱させることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
AC電源をオフからオンへ切り替える主電源スイッチと、
前記AC電源から供給されるAC電源電力をDC変換するDC電源部と、
画像形成装置の全体的な動作を制御する全体制御部と、
画像形成装置の制御のうちの所定の制御を行うエンジン制御部と、
記録媒体にトナーを定着する定着器と、を備え、
前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、DC電源出力を生成して前記全体制御部及び前記エンジン制御部に入力して起動させ、
前記起動完了したエンジン制御部は、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を加熱させるとともに、前記生成されたDC電源出力により前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行を制御し、
前記エンジン制御部による前記定着器の加熱時間、及び前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行時間の少なくとも1つと、前記全体制御部の起動時間とが少なくとも一部で重なることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項9から14のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
DC電源出力をオフからオンへ切り替える起動手段を備え、
前記電源制御部は、前記起動手段がオンされた場合に、前記DC電源部から出力される第2のDC電源出力を制御することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項9から15のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
画像形成装置の異常を検知する異常検知部を備え、
前記電源制御部は、前記異常検知部が異常を検知しない場合に、前記第3のDC電源出力を生成し、
前記起動完了したエンジン制御部は、前記異常検知部が異常を検知しない場合に、前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行を制御することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項9から16のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
トナー像を作像する感光体ドラムと、トナーを含む現像剤を格納する現像器と、前記感光体ドラムにレーザ光を走査し照射するポリゴンモータと、前記感光体ドラムを帯電する帯電部及びその第1の電極と、トナー画像を転写する転写手段及びその第2の電極と、転写紙を前記感光体ドラムから分離する分離手段及びその第3の電極と、前記転写紙を格納する格納手段と、原稿から画像を読み取る画像読み取り手段と、のうちの少なくとも1つを備え、
前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作は、前記定着器における加熱温度調整及び定着ローラの予備回転動作と、前記現像器におけるトナー濃度の補正と、前記ポリゴンモータの回転と、前記第1の電極の清掃と、前記第2の電極の清掃と、前記第3の電極の清掃と、画像形成装置内の冷却と、前記画像読み取り手段のホームポジション復帰と、前記格納手段のホームポジション復帰と、のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項3、4及び9から17のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記定着器は、電磁誘導により加熱されることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項6又は15に記載の画像形成装置において、
前記主電源スイッチ又は前記起動手段がオンされてから画像形成可能状態となるまでの起動時間が30秒以下であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、主電源スイッチがオンされた場合に、第1の電源制御部及び第2の電源制御部の起動を開始し、起動完了した第2の電源制御部がDC電源部を介して第2のDC電源出力により全体制御部及びエンジン制御部を起動し、全体制御部が、第1の電源制御部の起動完了後に第2のDC電源出力により起動開始するので、第1の電源制御部が起動完了していなく且つ第2の電源制御部が起動完了している場合に、エンジン制御部を全体制御部よりも早く起動開始して、全体制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
請求項2に記載の発明によれば、主電源スイッチがオンされた場合に、第1の電源制御部及び第2の電源制御部の起動を並行して開始するので、第2の電源制御部をより早く起動完了し、エンジン制御部を全体制御部よりもさらに早く起動開始でき、全体制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間をより短縮することができる。
請求項3に記載の発明によれば、エンジン制御部が起動完了していなく且つ定着加熱副制御部が起動完了している場合に、定着加熱副制御部により定着器を予備加熱させるので、定着器の加熱開始を早めることができ、全体制御部及びエンジン制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
請求項4に記載の発明によれば、定着加熱副制御部が、エンジン制御部の起動完了前に定着器が所定温度に達した場合には、その所定温度を維持するようにエンジン制御部の起動完了まで温度制御を行い、エンジン制御部の起動完了時に所定温度に達していない場合は、エンジン制御部が、その起動完了後に、定着器を加熱させるので、より安全に定着器を加熱できる。
請求項5に記載の発明によれば、定着加熱副制御部により、定着許可信号生成部からの定着許可信号に基づいて定着器を予備加熱させるので、安全に予備加熱を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、起動手段がオンされた場合に、第2の電源制御部が、DC電源部から出力される第2のDC電源出力を生成制御するので、起動手段のオフ時の消費電力を低減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、第2の電源制御部をエンジン制御部に一体的に含めることができる。
請求項8に記載の発明によれば、第2の電源制御部の起動時間が1秒以下であるので、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間をさらに短縮することができる。
請求項9に記載の発明によれば、主電源スイッチがオンされた場合に、電源制御部を起動し、起動した電源制御部が全体制御部及びエンジン制御部を起動開始し、起動完了したエンジン制御部が定着器への通電を制御するとともに、全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行を制御するので、全体制御部の起動完了よりも早く、定着器の加熱と、全体制御部の起動完了を要しない予備動作とを実行でき、全体制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
請求項10に記載の発明によれば、全体制御部及びエンジン制御部の起動を並行して開始するので、エンジン制御部をより早く起動完了でき、全体制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間をより短縮することができる。
請求項11に記載の発明によれば、エンジン制御部が起動完了していなく且つ定着加熱副制御部が起動完了している場合に、定着加熱副制御部により定着器を予備加熱させるので、定着器の加熱開始を早めることができ、全体制御部及びエンジン制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
請求項12に記載の発明によれば、定着加熱副制御部が、エンジン制御部の起動完了前に定着器が所定温度に達した場合には、所定温度を維持するようにエンジン制御部の起動完了まで温度制御を行い、エンジン制御部の起動完了時に所定温度に達していない場合は、エンジン制御部が、その起動完了後に、定着器を加熱させるので、エンジン制御部により安全に定着器を加熱できる。
請求項13に記載の発明によれば、定着加熱副制御部により、定着許可信号生成部からの定着許可信号に基づいて定着器を予備加熱させるので、安全に予備加熱を行うことができる。
請求項14に記載の発明によれば、エンジン制御部による定着器の加熱時間、及び全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行時間の少なくとも1つと、全体制御部の起動時間とが、少なくとも一部で重なるので、全体制御部の起動完了前に、定着器の加熱と、全体制御部の起動完了を要しない予備動作との少なくとも1つが実行開始され、全体制御部の起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
請求項15に記載の発明によれば、起動手段がオンされた場合に、電源制御部が、DC電源部から出力される第2のDC電源出力を生成制御するので、起動手段のオフ時の消費電力を低減することができる。
請求項16に記載の発明によれば、異常検知部が異常を検知しない場合に、エンジン制御部により、定着器の加熱と、全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行とが制御されるので、安全に画像形成可能状態にすることができる。
請求項17に記載の発明によれば、全体制御部の起動完了を要しない予備動作を、定着器における加熱温度調整及び定着ローラの予備回転動作と、現像器におけるトナー濃度の補正と、ポリゴンモータの回転と、帯電部の第1の電極の清掃と、転写手段の第2の電極の清掃と、分離手段の第3の電極の清掃と、画像形成装置内の冷却と、画像読み取り手段のホームポジション復帰と、格納手段のホームポジション復帰と、のうちの少なくとも1つとして構成できる。
請求項18に記載の発明によれば、定着器が電磁誘導により加熱されるので、定着器の加熱時間が短く、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間の短縮の割合を大きくすることができる。
請求項19に記載の発明によれば、主電源スイッチ又は起動手段がオンされてから画像形成可能状態となるまでの起動時間を30秒以下にすることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る第1〜第3の実施の形態を順に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(第1の実施の形態)
図1〜図4を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1及び図2を参照して本実施の形態の装置の特徴を説明する。図1に、本実施の形態の複写機100の制御構成を示す。図2に、複写機100の全体構成を示す。
図1に示すように、画像形成装置としての複写機100は、AC電源11と、主電源スイッチ12と、DC電源部13と、AC駆動部14と、副電源スイッチ15と、第2の電源制御部16Aと、全体制御部17Aと、エンジン制御部18と、メインリレー19と、定着ローラ20と、定着加熱部21と、モータ22と、温度センサ23と、異常検知部24と、を備えて構成される。また、全体制御部17Aは、第1の電源制御部171を含む。
AC電源11は、AC電源電力を供給する。主電源スイッチ12は、操作者の操作によりAC電源11からDC電源部13へのAC電源電力の通電をオン/オフする。DC電源部13は、AC電源11から入力されたACの電源電力を変換してそのDCの電源出力を第1のDC電源出力として第1の電源制御部171及び第2の電源制御部16Aに出力する。また、DC電源部13は、第2の電源制御部16Aから入力される電源制御信号により、適切なDC電源出力を第2のDC電源出力として生成し全体制御部17A及びエンジン制御部18に出力する。また、DC電源部13は、第2の電源制御部16Aから入力される電源制御信号により、適切なDC電源出力を第3のDC電源出力として生成しモータ22等に出力する。
AC駆動部14は、エンジン制御部18から入力される制御信号と、AC電源11から入力されるAC電源電力とにより定着加熱部21を駆動する加熱電力を生成し定着加熱部21に出力する。副電源スイッチ15は、操作パネルなどにおける電源スイッチであり、操作者の操作によりオンされることで起動信号を第1の電源制御部171及び第2の電源制御部16Aに出力する。主電源スイッチ12がオンされた状態で、さらに副電源スイッチ15がオンされることをトリガとして、複写機100が画像形成可能状態に起動される。
第2の電源制御部16Aは、全体制御部17Aが起動する前に動作される電源制御部である。第2の電源制御部16Aは、副電源スイッチ15から入力された起動信号と、異常検知部24から入力される検知信号と、第1の電源制御部171から入力された電源制御信号と、予め設定された所定の設定条件となどに基づいて電源制御信号を生成してDC電源部13に出力する。第2の電源制御部16Aから出力された電源制御信号により、DC電源部13から出力される第2及び第3のDC電源出力が制御される。
全体制御部17Aは、DC電源部13から第2のDC電源出力が入力され、画像形成する画像頁作成、その頁管理、図示しない外部機器との通信管理などの全体的な動作を行う。また、全体制御部17Aは、エンジン制御部18との通信を行い、エンジン制御部18における各種制御を管理する。第1の電源制御部171は、DC電源部13から第1のDC電源出力が入力され、副電源スイッチ15から入力された起動信号などに基づいて、電源制御指令を生成及び出力して第2の電源制御部16Aに入力する。
エンジン制御部18は、メインリレー19のオン/オフ制御、定着器や図示しない紙搬送系の制御などを行う。また、エンジン制御部17Bは、温度センサ23から入力される温度検知信号と、異常検知部24から入力される検知信号と、DC電源部13から入力される第2のDC電源出力とに基づく制御信号を生成してAC駆動部14及びモータ22等に出力する。
全体制御部17A,エンジン制御部18は、図示しないメモリから各種制御プログラムを読み込んで実行することにより制御を行う。全体制御を行うためのプログラムは大きく、特に、複写機100が多機能になればプログラムも複雑かつ大容量となる。このため、全体制御部17Aの起動時間は、例えば、数秒〜数十秒の長時間を要する。これに対して、エンジン制御部18は、モータ22の駆動等の比較的時間のかからない制御のみを対象とするので、比較的シンプルな構成となる。このため、エンジン制御部18の起動時間は、例えば、1秒以下の短時間しか要しない。
メインリレー19は、AC電源11から入力されるAC電源電力のAC駆動部14への通電をオン/オフする。定着ローラ20は、後述する感光体ドラム51により未定着のトナー像が形成された記録媒体に加熱及び加圧を行い定着する。定着加熱部21は、電磁誘導加熱コイルにより構成され、AC駆動部14から入力された加熱電力に基づいて磁束を出力し、その磁束が定着ローラ20の後述する加熱ローラ20Aに当てられ発生する渦電流のジュール損により加熱する。定着加熱部としてハロゲンヒータを用いる場合には、定着ローラ20の所定温度までの加熱時間が例えば5分などの長時間を要する。これに対し、誘導加熱コイルを用いる定着加熱部21による加熱時間は、例えば約30秒などまでの短時間で済む。
モータ22は、DC電源部13から第3のDC電源出力が入力され、定着ローラ20を回転する。全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作として、モータ22による、定着ローラ20の予備回転補正がある。
温度センサ23は、定着ローラ20の温度を検知して温度検知信号をエンジン制御部18に出力する。異常検知部24は、複写機100の外部カバー(扉)がインターロックされていないか(カバーが空いているか)と、紙詰まりなどとの各種異常とを検知し、その検知信号をエンジン制御部18及び第2の電源制御部16Aに出力する。また、異常検知部24は、DC電源部13から第3のDC電源出力が入力され、インターロックされていなく且つ各種異常がない場合に、第3のDC電源出力をモータ22等に出力する。
ここで、図2を参照して、複写機100の全体構成を説明する。複写機100は、画像読み取り部30と、給紙部40と、画像形成部50と、定着器60とを備える。画像読み取り部30は、ADF(Auto Document Feeder)31と、スキャナ32とを備えて構成される。ADF31は、原稿トレイT1を備える。また、スキャナ32は、プラテンガラス33と、光源34A及び反射鏡等を有する走査部34と、CCD(Charge Coupled Device)35と、を備える。
画像読み取り部30において、画像が記録された原稿がプラテンガラス33上に載置され、原稿上を走査するよう走査部34(光源34A)が移動され、光源34Aから照射された光が、その原稿を反射し、その反射光からCCD35の光電変換により原稿の画像に対応するアナログ画像信号が読み取られ、そのアナログ画像信号が、図示しない読込処理部において画像処理されて、デジタルの画像データが取得される。また、画像読み取り部30では、ADF31において、原稿トレイT1にセットされた原稿Oを自動的にプラテンガラス33上に搬送することが可能である。また、走査部34にCCDイメージセンサ35が含まれ、走査時にCCD35も移動する構成としてもよい。
給紙部40は、異なるサイズ、紙種の記録媒体としての記録用紙(転写紙)を給紙する給紙トレイ41,42を備える。給紙トレイは、1つ又は3つ以上設けられる構成としてもよい。また、複写機100は、ユーザが手動で記録用紙を供給するための手差しトレイT2を備える。
画像形成部50は、レーザ式の画像形成部であり、記録用紙に画像データを画像形成する。画像形成部50は、感光体ドラム51と、クリーナ52と、帯電部53と、露光部54と、現像器55と、転写部56と、を備えて構成される。転写部56は、転写手段と分離手段とを備えて構成される。
定着器60は、定着ローラ20として、記録用紙を加熱する加熱部材としての加熱ローラ20Aと、記録用紙を加圧する加圧部材としての加圧ローラ20Bとを有する。加熱ローラ20A、加圧ローラ20Bは、圧接されてニップ部を形成する。加熱ローラ20A内には、誘導コイルである定着加熱部21が設けられる。定着加熱部(誘導加熱コイル)21は、電力供給により、磁束を発生し、その磁束が加熱ローラ20Aに当たり、その表面に発生する渦電流のジュール損により加熱ローラ20Aが発熱する。
画像プリントする場合には、全体制御部17A及びエンジン制御部18の制御により、先ず、給紙トレイ41,42から搬送経路R1を介して感光体ドラム51に記録用紙Pが供給され、又は手差しトレイT2から搬送経路R2を介して感光体ドラム51に記録用紙Pが供給される。そして、画像形成部50において、感光体ドラム51が回転されて、感光体ドラム51の表面が、帯電部53により帯電され、露光部54によるレーザ光の照射により、プリントする画像データに対応する静電潜像が形成され、トナーを含む現像剤を格納する現像器55により静電潜像にトナーが付着されトナー像が形成される。そして、転写部56の転写手段により記録用紙Pにトナー像が転写され、転写部56の分離手段により、トナー像が転写された記録用紙Pが感光体ドラム51から分離される。また、感光体ドラム51上に残ったトナーは、クリーナ52により除去される。
トナー像が転写された記録用紙Pは、搬送経路R3を介して定着器60に搬送され、定着器60により記録用紙上のトナー像が加熱及び加圧して画像形成される。具体的には、トナー像が転写された記録用紙Pが、モータ22により回転され且つ定着加熱部21により加熱された加熱ローラ20Aと、加圧ローラ20Bとのニップ部を通過する際に加熱及び加圧され、未定着のトナー画像が記録用紙に定着される。画像形成された記録用紙Pは、搬送経路R4を介して排紙トレイT3に搬送されて排紙される。また、両面プリントの場合には、片面プリントされた記録用紙Pが、分離器71により反転経路R5に送り出され、反転部72により表裏が反転させられて感光体ドラム51に再搬送されて、反転後の表面に画像形成される。
また、全体制御部17A及びエンジン制御部18の制御により、温度センサ23において定着ローラ20(の加熱ローラ20A)の温度が検知され、定着ローラ20が適温に保たれるように制御される。また、各搬送経路R1〜R5では、図示しない搬送ローラにより記録用紙が搬送される。図1及び図2では、複写機100において、パソコンなどの外部機器との通信に関する手段、等は省略されているものとする。
次に、図3及び図4を参照して、複写機100の動作を説明する。図3に、第1の画像形成起動処理を示す。図4に、第1の画像形成起動処理におけるタイミングチャートを示す。また、図4のタイミングチャートに、対応するステップの符号を付した。
第1の画像形成起動処理とは、複写機100において、主電源スイッチ12及び副電源スイッチ15の投入により、全体制御部17A及びエンジン制御部18を起動し、各種予備動作をして、通常の画像形成動作が可能な状態に起動する処理である。
各種予備動作は、全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作と、全体制御部17Aの起動完了を要する予備動作とがある。全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作としては、エンジン制御部18による、モータ22による定着ローラ20の予備回転補正と、温度センサ23の温度検知信号を用いた定着ローラ20の加熱温度調整と、現像器55におけるトナー濃度の補正動作と、露光部54において感光体ドラム51にレーザ光を走査し照射する図示しないポリゴンモータの回転と、図示しない清掃手段による帯電部53の電極の清掃と、図示しない清掃手段による転写部56の転写手段の電極の清掃と、図示しない清掃手段による転写部56の分離手段の電極の清掃と、図示しない冷却手段としてのファンなどによる複写機100内の冷却と、画像読み取り部30の走査部34のホームポジション復帰と、記録用紙Pを格納する格納手段としての給紙トレイ41,42のホームポジション復帰と、などが挙げられる。また、全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作を行う各部には、後述する第3のDC電源電力が入力されて、その予備動作が行われる。
全体制御部17Aの起動完了を要する予備動作としては、全体制御部17Aによる、感光体ドラム51への作像を伴うトナー濃度の検知及び補正と、画像読み取り部30のCCD35のシェーディング補正と、などが挙げられる。
図3及び図4に示すように、複写機100において、主電源スイッチ12がオンされたことをトリガとして、第1の画像形成起動処理が実行される。先ず、AC電源11から出力されるAC電源電力がDC電源部13により変換され、第1の電源制御部171及び第2の電源制御部16Aに第1のDC電源出力として出力される(ステップS11)。そして、第1のDC電源出力により、第1の電源制御部171を含む全体制御部17Aの一部と、第2の電源制御部16Aとが起動される(ステップS12)。そして、操作者により副電源スイッチ15がオンされているか否かが判別される(ステップS13)。
副電源スイッチ15がオンされていない場合(ステップS13;NO)、ステップS13に移行される。副電源スイッチ15がオンされている場合(ステップS13;YES)、副電源スイッチ15から起動信号が出力されて第1の電源制御部171及び第2の電源制御部16Aに入力される。起動信号の入力により第2の電源制御部16Aから予め設定された所定の設定条件に基づく電源制御信号が生成及び出力されてDC電源部13に入力される。電源制御信号の入力により、DC電源部13からDCの第2のDC電源出力が生成及び出力されて全体制御部17A及びエンジン制御部18に入力される(ステップS14)。ステップS14においては、全体制御部17A及びエンジン制御部18の間の通信が確立しておらず、全体制御部17A側でエンジン制御部18の状態情報を取得できないので、第1の電源制御部171では、DC電源部13の電源制御を行わない。
そして、第2のDC電源出力の入力により、第1の電源制御部171を含む全体制御部17Aの一部以外の全体制御部17Aの残りが起動実行され(ステップS15A)、ステップS15Aと並行して、第2のDC電源出力の入力によりエンジン制御部18が起動実行される(ステップS15B)。ステップS15A及びS15Bのうちの少なくとも一方が実行完了されると、全体制御部17Aとエンジン制御部18との間で初期通信が試行される(ステップS16)。通常は、図4に示すように、ステップS15Aの全体制御部17Aの残りの起動完了に要する時間よりも、ステップS15Bのエンジン制御部18の起動完了に要する時間のほうが短い。
そして、全体制御部17Aとエンジン制御部18との間で初期通信が確立したか否かが判別される(ステップS17)。全体制御部17Aとエンジン制御部18との間の初期通信が確立するには、全体制御部17Aとエンジン制御部18との両方の起動が実行完了されていることが必要である。初期通信が確立していない場合(ステップS17;NO)、ステップS16に移行される。
一方、ステップS15Bにおけるエンジン制御部18の起動完了とともに、エンジン制御部18により、異常検知部24において、複写機100のカバーなどがインターロック状態であり、且つ紙詰まりなどのその他の異常がないことが検知されるか否かか判別される(ステップS18)。全て異常がないと検知されない場合(ステップS18;NO)、いずれかの異常が検知されており、操作者によりカバーなどが閉じられるインターロック状態までの待機又は異常回復の待機が行われ(ステップS19)、ステップS18に移行される。ステップS18,S19において、異常検知部24により、異常無し又は異常有りの検知信号が生成され出力されてエンジン制御部18及び第2の電源制御部16Aに入力される。
全て異常がないと検知された場合(ステップS18;YES)、異常検知部24から入力された異常無しの旨の検知信号に基づいて、第2の電源制御部16Aにより、電源制御信号が生成及び出力されてDC電源部13に入力される。そして、第2の電源制御部16Aから入力された電源制御信号に基づいて、DC電源部13により、第3のDC電源出力が生成されてモータ22等に入力される(ステップS20)。また、エンジン制御部18によりメインリレー19がオンされて、AC電源11から出力されるAC電源電力がAC駆動部14に入力されるとともに、エンジン制御部18から制御信号が出力されてAC駆動部14及びモータ22等に入力される。AC電源電力及び制御信号の入力により、AC駆動部14からACの加熱電力が生成及び出力されて定着加熱部(誘導コイル)21に入力され、定着加熱部21により定着ローラ20(の加熱ローラ20A)が加熱されてウォーミングアップされる(ステップS21)。
そして、エンジン制御部18により、第3のDC電源出力及び制御信号が入力されたモータ22の予備回転補正等の、全体制御部17Aの起動完了を要しない各種予備動作が実行される(ステップS22)。また、初期通信が確立した場合(ステップS17;YES)、全体制御部17Aにより、全体制御部17Aの起動完了を要する各種予備動作が実行され(ステップS23)、第1の画像形成起動処理が終了される。
また、初期通信が確立した後は、第1の電源制御部171が電源制御指令を生成及び出力して電源制御部16Aに入力する。当該電源制御指令に基づいて第2の電源制御部16Aが電源制御信号を生成及び出力してDC電源部13に入力する。例えば、副電源スイッチ15がオフされた場合、第1の電源制御部171がシャットダウン指令を生成して第2の電源制御部16Aに入力し、第2の電源制御部16Aがシャットダウン制御信号を生成してDC電源部13に入力する。
また、主電源スイッチ12がオンされた状態で、副電源スイッチ15がオフされる場合、画像形成の待機モードとなり、例えば、第1の電源制御部171を含む全体制御部17Aの一部のみが起動され、外部機器との通信管理など待機状態に関する制御のみを行う構成とする。この待機モード時には、全体制御部17A全体を起動しなく、定着器60の通電(加熱)などを行わないので、省電力が実現される。
また、ステップS21の実行以後、温度センサ23により定期的に定着ローラ20の温度が検知されて温度検知信号がエンジン制御部18に入力される。エンジン制御部18により、温度検知信号に基づいてAC駆動部14へ入力する制御信号が調整され、AC駆動部14から出力されて定着加熱部21に入力される加熱電力が調整されて、定着ローラ20の表面温度が適温に保たれる。
本実施の形態によれば、主電源スイッチ12がオンされた場合に、第2の電源制御部16Aを起動し、起動した第2の電源制御部16Aが全体制御部17A及びエンジン制御部18を起動開始し、起動完了したエンジン制御部18が、AC駆動部14を介して定着加熱部21への通電を制御し、DC電源部13の第3のDC電源出力を用いて、全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作の実行を制御するので、全体制御部17Aの起動完了よりも早く定着器60の通電(加熱)と、全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作とが実行でき、全体制御部17Aの起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
また、全体制御部17A及びエンジン制御部18を並行して起動を開始するので、エンジン制御部18をより早く起動完了でき、全体制御部17Aの起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間をより短縮することができる。
見方を変えると、エンジン制御部18による定着器60の加熱時間、及び全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作の実行時間の少なくとも1つと、全体制御部17Aの起動時間とが、少なくとも一部で重なるので、全体制御部17Aの起動完了前に、定着器60の加熱と、全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作との少なくとも1つが実行開始され、全体制御部17Aの起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
また、副電源スイッチ15がオンされた場合に、第2の電源制御部16Aが、DC電源部13から出力される第2のDC電源出力を生成制御するので、副電源スイッチ15のオフ時の消費電力を低減することができる。
また、異常検知部24が異常を検知しない場合に、エンジン制御部18による、定着ローラ20の加熱と、全体制御部17Aの起動完了を要しない予備動作の実行とが制御されるので、安全に画像形成可能状態にすることができる。
また、定着ローラ20(の加熱ローラ20A)が、定着加熱部(誘導加熱コイル)21により電磁誘導方式で加熱されるので、定着器の加熱時間が短く、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間の短縮の割合を大きくすることができる。
また、日本国内の法律により、省エネモードから画像形成可能状態となるまでの復帰時間は、省エネルギー対策のために30秒以下に規定されており、この条件を満たす画像形成装置の実施が好ましい。本実施の形態の構成では、全体制御部17Aの起動時間の影響を軽減したことから、主電源スイッチ12又は副電源スイッチ15のオン投入から画像形成可能状態となるまでの時間を容易に30秒以下にすることができる。
(第2の実施の形態)
図5及び図6を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。図6に、第2の画像形成起動処理を示す。図7に、第2の画像形成起動処理におけるタイミングチャートを示す。また、図7のタイミングチャートに、対応するステップの符号を付した。
本実施の形態は、第1の実施の形態と共通する部分が多いので、第1の実施の形態と異なる部分を主として、本実施の形態を説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態の複写機100を用いるものとする。
次に、複写機100の動作としての第2の画像形成起動処理を説明する。第2の画像形成起動処理は、第1の画像形成起動処理と同様であるが、第1の電源制御部171を含む全体制御部17Aの一部の起動と、第2の電源制御部16Aの起動とを並行して開始する部分を異にする処理である。図5及び図6に示すように、複写機100において、主電源スイッチ12がオンされたことをトリガとして、第2の画像形成起動処理が実行される。
先ず、ステップS31が実行される。ステップS31は、図3の第1の画像形成起動処理のステップS11と同様である。そして、第1のDC電源出力により、第1の電源制御部171を含む全体制御部17Aの一部が起動実行され(ステップS32A)、ステップS32Aと並行して、第1のDC電源出力により、第2の電源制御部16Aが起動実行される(ステップS32B)。
そして、第2の電源制御部16Aの起動完了後に、ステップS33,S34が順に実行される。ステップS33、S34は、第1の画像形成起動処理のステップS13,S14と同様である。そして、ステップS34の実行後、第2のDC電源出力の入力によりエンジン制御部18が起動実行される(ステップS35B)。また、ステップS34の実行後で、且つ第1の電源制御部171を含む全体制御部17Aの一部が起動完了された場合に、第2のDC電源出力の入力により、第1の電源制御部171を含む一部以外の全体制御部17Aの残りが起動実行される(ステップS35A)。通常は、副電源スイッチ15が速やかにオンされるならば、図6に示すように、ステップS32Aの第1の電源制御部171を含む全体制御部17Aの一部の起動完了に要する時間よりも、ステップS32Bの第2の電源制御部16Aの起動完了に要する時間のほうが短いため、ステップS35BがステップS35Aよりも早く実行される。また、第2の電源制御部16Aの起動完了に要する時間が1秒以下として、ステップS35BがステップS35Aよりもさらに早く実行されることが好ましい。
そして、ステップS36〜S43が実行されて、第2の画像形成起動処理が終了される。ステップS36〜S43は、それぞれ、第1の画像形成起動処理のステップS16〜S23と同様である。
以上、本実施の形態によれば、主電源スイッチ12がオンされた場合に、第1の電源制御部171(を含む全体制御部17Aの一部)及び第2の電源制御部16Aを起動開始し、起動完了した第2の電源制御部16AがDC電源部13を介して第2のDC電源出力によりエンジン制御部18を起動開始し、第1の電源制御部171の起動完了後に第2のDC電源出力により全体制御部17Aの残りを起動開始するので、第1の電源制御部171が起動完了していなく且つ第2の電源制御部16Aが起動完了している場合に、エンジン制御部18を全体制御部17Aよりも早く起動開始して、全体制御部17Aの起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
また、主電源スイッチ12がオンされた場合に、第1の電源制御部171及び第2の電源制御部16Aの起動を並行して開始するので、第2の電源制御部16Aをより早く起動完了し、エンジン制御部18を全体制御部17Aよりもさらに早く起動開始でき、全体制御部17Aの起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間をより短縮することができる。
また、第2の電源制御部16Aの起動時間を1秒以下とすると、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間をさらに短縮することができる。
(第3の実施の形態)
図7〜図9を参照して、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。図7に、本実施の形態の複写機200の制御構成を示す。図8に、第3の画像形成起動処理を示す。図9に、第3の画像形成起動処理におけるタイミングチャートを示す。また、図9のタイミングチャートに、対応するステップの符号を付した。
本実施の形態は、第2の実施の形態と共通する部分が多いので、第2の実施の形態と異なる部分を主として、本実施の形態を説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態の複写機100に代えて、図7に示す複写機200を用いる。複写機200は、複写機100のDC電源部13、全体制御部17A、エンジン制御部18、メインリレー19及び温度センサ23に代えて、DC電源部13A、全体制御部17B、エンジン制御部18A、メインリレー19A及び温度センサ23Aを備え、さらに、定着加熱副制御部25を備える。
DC電源部13Aは、AC電源11から入力されたACの電源電力を変換してそのDCの電源出力を第1のDC電源出力として第1の電源制御部171、第2の電源制御部16A及び定着許可信号生成部172に出力する。また、DC電源部13Aは、第2の電源制御部16Aから入力される電源制御信号により、適切なDC電源出力を第2のDC電源出力として生成し全体制御部17B、エンジン制御部18A及び定着加熱副制御部25に出力する。
全体制御部17Bは、第1の電源制御部171に加えて、定着許可信号を生成する定着許可信号生成部172を備える点が全体制御部17Aと異なる。定着許可信号とは、定着加熱部21により定着ローラ20を(予備)加熱許可する旨を示す信号である。定着許可信号生成部172は、起動後に、図示しないメモリを参照し、前回の複写機200の起動終了時に、次の起動で定着予備加熱を行わない方がよい状態(異常)が発生した旨の履歴情報が記憶されているか否かを判別して、その異常の情報が記憶されていない場合に、定着許可信号を生成して定着加熱副制御部25に出力する。
エンジン制御部18Aは、メインリレー19Aに接続されず、メインリレー19Aを直接制御しない点がエンジン制御部18と異なる。メインリレー19Aは、定着加熱副制御部25に接続される。
定着加熱副制御部25は、メインリレー19Aのオン/オフを直接制御するとともに、複写機200が画像形成可能状態になる前に、全体制御部17Bから出力される定着許可信号と、温度センサ23Aから入力される温度検知信号とに基づいて、AC駆動部14を制御して、定着加熱部21を加熱制御する。定着加熱副制御部25は、起動完了に要する時間が数m秒等の極めて短いものとする。また、定着加熱副制御部25は、専用に設けられるものとするが、これに限定されない。例えば、画像読み取り部30の制御部等の既存の制御部と兼用されるものとしてもよい。温度センサ23Aは、定着ローラ20の温度を検知して温度検知信号をエンジン制御部18及び定着加熱副制御部25に出力する。
次に、複写機200の動作としての第3の画像形成起動処理を説明する。第3の画像形成起動処理は、第2の実施の形態の第2の画像形成起動処理と同様であるが、エンジン制御部18の起動と並行して、定着加熱副制御部25を起動し、定着ローラ20の定着予備加熱を実行する部分を異にする処理である。図8及び図9に示すように、複写機200において、主電源スイッチ12がオンされたことをトリガとして、第3の画像形成起動処理が実行される。
先ず、ステップS51が実行される。ステップS51は、図5の第2の画像形成起動処理のステップS31と同様である。そして、第1のDC電源出力により、全体制御部17Bの定着許可信号生成部172が起動される(ステップS52A)。そして、定着許可信号生成部172の起動完了後に、定着許可信号生成部172以外の第1の電源制御部171を含む全体制御部17Bの一部が起動実行される(ステップS53)。なお、ステップS52A及びS53は、図9に示すように、並行して起動開始してもよい。
また、ステップS52Aと並行して、ステップS52Bが実行され、ステップS54,S55,S56B,S56Aが実行される。ステップS52B,S54,S55,S56B,S56Aは、それぞれ、第2の画像形成起動処理のステップS32B,S33,S34,S35B,S35Aと同様である。そして、ステップS56Bの実行と並行して、第2のDC電源出力により、定着加熱副制御部25が起動実行される(ステップS56C)。そして、定着加熱副制御部25の起動完了後、定着加熱副制御部25により、ステップS52Aにおいて起動完了された全体制御部17Bの定着許可信号生成部172から定着許可信号が出力されて定着加熱副制御部25に入力されたか否かが判別される(ステップS62)。
定着許可信号が入力されていない場合(ステップS62;NO)、ステップS62に移行される。定着許可信号が入力された場合(ステップS62;YES)、定着加熱副制御部25によりメインリレー19Aがオンされ、定着制御信号が生成及び出力されてAC駆動部14に入力され、AC駆動部14を介するAC電源11から定着加熱部21への電力供給により、定着ローラ20が予備加熱される(ステップS63)。予備加熱においては、定着加熱副制御部25により、温度センサ23Aを介して定着ローラ20の温度が検知され、エンジン制御部18の起動完了前に、定着ローラ20の検知温度が予め設定された所定温度に達した場合には、検知温度がその所定温度を維持するようにエンジン制御部18の起動完了まで定着加熱部21を介して定着ローラ20の温度制御が行われる。そして、ステップS57〜S61,S64〜S66が実行される。ステップS57〜S61,S64〜S66は、それぞれ、第2の実施の形態のステップS36〜S43と同様である。
但し、ステップS64は、ステップS61の実行完了までに、ステップS63の定着予備加熱が停止され、定着加熱副制御部25とエンジン制御部18Aとの間に通信の試行及び確立がなされ、その通信確立後に、定着ローラ20の検知温度が所定温度に達していない場合は、定着制御の主体が定着加熱副制御部25からエンジン制御部18Aに切り替えられ、エンジン制御部18Aの制御により、定着加熱部21を介して定着ローラ20が加熱されて定着器60がウォーミングアップされる。
以上、本実施の形態によれば、主電源スイッチ12がオンされた場合に、全体制御部17Bの定着許可信号生成部172及び第2の電源制御部16Aを並行して起動開始し、起動完了した第2の電源制御部16AがDC電源部13を介して第2のDC電源出力によりエンジン制御部18A及び定着加熱副制御部25を起動し、第1の電源制御部171の起動完了後に第2のDC電源出力により全体制御部17Bの残りが起動開始し、エンジン制御部18Aが起動完了していなく且つ定着加熱副制御部25が起動完了している場合に、定着加熱副制御部25により定着加熱部21を介して定着ローラ20を予備加熱させるので、定着ローラ20の加熱開始を早めることができ、全体制御部17B及びエンジン制御部18Aの起動時間の影響を軽減して、電源投入から画像形成可能状態にするまでの時間を短縮することができる。
また、定着加熱副制御部25が、エンジン制御部18の起動完了前に定着ローラ20が所定温度に達した場合には、その所定温度を維持するようにエンジン制御部18の起動完了まで定着加熱部21を介して定着ローラ20の温度制御を行い、エンジン制御部18の起動完了時に定着ローラ20が所定温度に達していない場合は、エンジン制御部18が、その起動完了後に、定着加熱部21を介して定着ローラ20を加熱させるので、より安全に定着ローラ20を加熱できる。
また、定着加熱副制御部25により、定着許可信号生成部172からの定着許可信号に基づいて定着加熱部21を介して定着ローラ20を予備加熱させるので、安全に予備加熱を行うことができる。
なお、以上の実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
また、以上の実施の形態における画像形成装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施の形態においては、画像形成装置として、複写機100,200を説明したが、これに限定されるものではなく、プリンタなどの画像形成装置に代えてもよい。また、上記各実施の形態においては、操作者の操作により起動のオン/オフを切り替える副電源スイッチ15を起動手段として説明したが、これに限定されるものではなく、図示しない通信ネットワーク経由で、当該ネットワーク上の外部機器からの遠隔操作による電源スイッチなどを起動手段としてもよい。
また、上記各実施の形態においては、第2の電源制御部16Aがエンジン制御部18,18Aと別体である構成を説明したが、これに限定されるものではなく、第2の電源制御部16Aをエンジン制御部18,18Aに一体的に含める構成としてもよい。また、上記各実施の形態においては、第1の電源制御部171が全体制御部17Aに含まれる構成を説明したが、これに限定されるものではなく、全体制御部17Aと別体の第1の電源制御部171が全体制御部17Aに管理される構成としてもよい。また、上記第3の実施の形態において、定着許可信号生成部172が全体制御部17Bに含まれる構成を説明したが、これに限定されるものではなく、全体制御部17Bと別体の定着許可信号生成部172が全体制御部17Bに管理される構成としてもよい。
また、上記各実施の形態においては、全体制御部17Aの起動完了後に、第1の電源制御部171が電源制御指令を生成して第2の電源制御部16Aに入力する構成としたが、これに限定されるものではなく、全体制御部17A,17Bの起動完了後に、第1の電源制御部171が直接電源制御信号を生成して、第2の電源制御部16Aを介してDC電源部13に入力する構成としてもよい。
また、第3の実施の形態における、エンジン制御部起動完了前に定着ローラ20を予備加熱する構成は、第1の実施の形態の構成と組み合わせることとしてもよい。
本発明に係る第1の実施の形態の複写機100の制御構成を示すブロック図である。 複写機100の全体構成を示す図である。 第1の画像形成起動処理を示すフローチャートである。 第1の画像形成起動処理におけるタイミングチャートである。 第2の画像形成起動処理を示すフローチャートである。 第2の画像形成起動処理におけるタイミングチャートである。 本発明に係る第3の実施の形態の複写機200の制御構成を示すブロック図である。 第3の画像形成起動処理を示すフローチャートである。 第3の画像形成起動処理におけるタイミングチャートである。 従来の複写機300の制御構成を示すブロック図である。 従来の画像形成起動処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100,200,300 複写機
11 AC電源
12 主電源スイッチ
13,13A DC電源部
14 AC駆動部
15 副電源スイッチ
16A 第2の電源制御部
16B 電源制御部
17A,17B,17C 全体制御部
171 第1の電源制御部
172 定着許可信号生成部
18,18A エンジン制御部
19,19A メインリレー
20 定着ローラ
21 定着加熱部
22 モータ
23,23A 温度センサ
24 異常検知部
25 定着加熱副制御部
30 画像読み取り部
31 ADF
32 スキャナ
33 プラテンガラス
34 走査部
34A 光源
35 CCDイメージセンサ
40 給紙部
41,42 給紙トレイ
50 画像形成部
51 感光体ドラム
52 クリーナ
53 帯電部
54 露光部
55 現像器
56 転写部
60 定着器
71 分離器
72 反転部
T1 原稿トレイ
T2 手差しトレイ
T3 排紙トレイ

Claims (19)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    AC電源をオフからオンへ切り替える主電源スイッチと、
    前記AC電源から供給されるAC電源電力をDC変換して出力するDC電源部と、
    画像形成装置の全体的な動作を制御する全体制御部と、
    画像形成装置の制御のうちの所定の制御を行うエンジン制御部と、
    前記全体制御部に含まれる又は管理される第1の電源制御部と、
    前記第1の電源制御よりも起動時間の短い第2の電源制御部と、を備え、
    前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、第1のDC電源出力を前記第1の電源制御部及び前記第2の電源制御部に入力して前記第1の電源制御部及び前記第2の電源制御部の起動を開始させ、
    前記第2の電源制御部は、前記第1の電源制御部の起動完了前に、電源制御信号を生成して前記DC電源部に入力し、
    前記DC電源部は、前記第2の電源制御部から入力された電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部及び前記エンジン制御部に入力して起動させ、
    前記全体制御部は、前記第1の電源制御部の起動完了後に、前記DC電源部から入力される第2のDC電源出力により起動し、
    前記第1の電源制御部は、前記全体制御部の起動完了後に、前記DC電源部から出力されるDC電源出力を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、前記第1の電源制御部及び前記第2の電源制御部の起動を並行して開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録媒体にトナーを定着する定着器と、
    前記エンジン制御部よりも起動時間が短く、前記定着器の加熱を制御する定着加熱副制御部と、を備え、
    前記DC電源部は、前記第2の電源制御部から入力された電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部、前記エンジン制御部及び前記定着加熱副制御部に入力して起動させ、
    前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を予備加熱させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に前記定着器が所定温度に達した場合には、前記所定温度を維持するように前記エンジン制御部の起動完了まで温度制御を行い、
    前記エンジン制御部の起動完了時に前記所定温度に達していない場合は、前記エンジン制御部が、その起動完了後に、前記定着器を加熱させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着器の予備加熱を許可する定着許可信号を生成する定着許可信号生成部を備え、
    前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、前記第1の電源制御部、前記第2の電源制御部及び前記定着許可信号生成部に第1のDC電源出力を入力して起動させ、
    前記定着許可信号生成部は、その起動完了後で、前記定着器の予備加熱が可能な場合に定着許可信号を生成し、
    前記定着加熱副制御部は、前記生成された定着許可信号に基づいて前記定着器を予備加熱させることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. DC電源出力をオフからオンへ切り替える起動手段を備え、
    前記第2の電源制御部は、前記起動手段がオンされた場合に、前記DC電源部から出力される第2のDC電源出力を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の電源制御部は、前記エンジン制御部に一体的に含まれることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の電源制御部の起動時間は、1秒以下であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    AC電源をオフからオンへ切り替える主電源スイッチと、
    前記AC電源から供給されるAC電源電力をDC変換するDC電源部と、
    前記DC電源部から出力されるDC電源出力を制御する電源制御部と、
    画像形成装置の全体的な動作を制御する全体制御部と、
    画像形成装置の制御のうちの所定の制御を行うエンジン制御部と、
    記録媒体にトナーを定着する定着器と、を備え、
    前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、第1のDC電源出力を前記電源制御部に入力して起動させ、
    前記電源制御部は、第1の電源制御信号を生成して前記DC電源部に入力し、
    前記DC電源部は、前記電源制御部から入力された第1の電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部及び前記エンジン制御部に入力して前記全体制御部及び前記エンジン制御部の起動を開始させ、
    前記電源制御部は、前記エンジン制御部の起動完了後に、第2の電源制御信号を生成して前記DC電源部に入力し、
    前記DC電源部は、前記電源制御部から入力された第2の電源制御信号に基づいて、第3のDC電源出力を生成し、
    前記起動完了したエンジン制御部は、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を加熱させるとともに、前記生成された第3のDC電源出力により前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行を制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記DC電源部は、前記全体制御部及び前記エンジン制御部の起動を並行して開始させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記エンジン制御部よりも起動時間が短く、前記定着器の加熱を制御する定着加熱副制御部を備え、
    前記DC電源部は、前記電源制御部から入力された第1の電源制御信号に基づいて、第2のDC電源出力を生成して前記全体制御部、前記エンジン制御部及び前記定着加熱副制御部に入力して起動させ、
    前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を予備加熱させることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記定着加熱副制御部は、前記エンジン制御部の起動完了前に前記定着器が所定温度に達した場合には、前記所定温度を維持するように前記エンジン制御部の起動完了まで温度制御を行い、
    前記エンジン制御部の起動完了時に前記所定温度に達していない場合は、
    前記エンジン制御部が、その起動完了後に、前記定着器を加熱させることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記定着器の予備加熱を許可する定着許可信号を生成する定着許可信号生成部を備え、
    前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、前記電源制御部及び前記定着許可信号生成部に第1のDC電源出力を入力して起動させ、
    前記定着許可信号生成部は、その起動完了後で、前記定着器の予備加熱が可能な場合に定着許可信号を生成し、
    前記定着加熱副制御部は、前記生成された定着許可信号に基づいて前記定着器を予備加熱させることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成装置。
  14. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    AC電源をオフからオンへ切り替える主電源スイッチと、
    前記AC電源から供給されるAC電源電力をDC変換するDC電源部と、
    画像形成装置の全体的な動作を制御する全体制御部と、
    画像形成装置の制御のうちの所定の制御を行うエンジン制御部と、
    記録媒体にトナーを定着する定着器と、を備え、
    前記DC電源部は、前記主電源スイッチがオンされた場合に、DC電源出力を生成して前記全体制御部及び前記エンジン制御部に入力して起動させ、
    前記起動完了したエンジン制御部は、前記AC電源から供給されるAC電源電力により前記定着器を加熱させるとともに、前記生成されたDC電源出力により前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行を制御し、
    前記エンジン制御部による前記定着器の加熱時間、及び前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行時間の少なくとも1つと、前記全体制御部の起動時間とが少なくとも一部で重なることを特徴とする画像形成装置。
  15. DC電源出力をオフからオンへ切り替える起動手段を備え、
    前記電源制御部は、前記起動手段がオンされた場合に、前記DC電源部から出力される第2のDC電源出力を制御することを特徴とする請求項9から14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 画像形成装置の異常を検知する異常検知部を備え、
    前記電源制御部は、前記異常検知部が異常を検知しない場合に、前記第3のDC電源出力を生成し、
    前記起動完了したエンジン制御部は、前記異常検知部が異常を検知しない場合に、前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作の実行を制御することを特徴とする請求項9から15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. トナー像を作像する感光体ドラムと、トナーを含む現像剤を格納する現像器と、前記感光体ドラムにレーザ光を走査し照射するポリゴンモータと、前記感光体ドラムを帯電する帯電部及びその第1の電極と、トナー画像を転写する転写手段及びその第2の電極と、転写紙を前記感光体ドラムから分離する分離手段及びその第3の電極と、前記転写紙を格納する格納手段と、原稿から画像を読み取る画像読み取り手段と、のうちの少なくとも1つを備え、
    前記全体制御部の起動完了を要しない予備動作は、前記定着器における加熱温度調整及び定着ローラの予備回転動作と、前記現像器におけるトナー濃度の補正と、前記ポリゴンモータの回転と、前記第1の電極の清掃と、前記第2の電極の清掃と、前記第3の電極の清掃と、画像形成装置内の冷却と、前記画像読み取り手段のホームポジション復帰と、前記格納手段のホームポジション復帰と、のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項9から16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記定着器は、電磁誘導により加熱されることを特徴とする請求項3、4及び9から17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  19. 前記主電源スイッチ又は前記起動手段がオンされてから画像形成可能状態となるまでの起動時間が30秒以下であることを特徴とする請求項6又は15に記載の画像形成装置。
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