JP2009300525A - 画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定の制御部における起動時間が長い場合であっても、電源投入から画像形成処理が可能な状態になるまでに要する時間を短縮可能な画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法を提供する。
【解決手段】本実施の形態に従うMFPでは、プリンタ制御部の起動完了前に、エンジン制御部で単独実行可能なシーケンス(処理)である「IDCセンサ補正」、「転写クリーニング」、「ATVC」が実行される。そして、プリンタ制御部の起動が完了した時刻t3以降では、エンジン制御部とプリンタ制御部との共同実行が必要な「Dmax調整」、「LD光量調整」「ロングレジスト」「ガンマ補正」などが実行される。本実施の形態に従うMFP1では、先行のMFPに比較して、時刻t5と時刻t4との時間差だけ、待ち時間を短縮できる。
【選択図】図11

Description

この発明は、画像形成装置および当該画像形成装置における画像安定化方法に関し、特に起動時間が比較的長い制御部を含む構成に関する。
画像形成装置の分野では、コストを低減したり、操作性を統一化したりする目的で、ユーザインタフェースや各種アプリケーションを実行する制御部(以下、「プリンタ制御部」とも称す。)を複数の機種間で共通化する構成を採用する場合が多くなっている。一方、各種の画像形成処理を行なうためのプリントエンジンの構成は、機種毎に異なるのが通常であるため、上記のようなプリンタ制御部の他に、プリントエンジンを制御するための専用の制御部(以下、「エンジン制御部」とも称す。)が配置される。これらの2つの制御部は、互いに共同して画像形成処理を提供する。
ところで、近年のデジタル技術やネットワーク技術などの進歩に伴って、複合機(MFP:Multiple Function Peripheral;以下「MFP」ともいう。)やプリンタなどの画像形成装置における処理機能も高度化・複雑化している。そのため、画像形成装置の制御を司る制御部(特に、上述のプリンタ制御部)においても、画像処理やネットワークに係るデータの増大に対応するように高機能化しつつある。その結果、電源投入されてから制御部が起動するまでの処理、たとえば、内蔵メモリの初期化、OS(Operating System)をはじめとする各種プログラムのロード、および周辺機器とのインターフェイスの初期化などにより多くの起動時間を要するようになっている。
たとえば、特開2007−133168号公報(特許文献1)には、コントローラ制御手段とエンジン制御手段とを含む画像形成装置における省エネルギーモードからの復帰方法を開示する。より具体的には、特開2007−133168号公報(特許文献1)は、コントローラ制御手段が省エネルギーモードから復帰するときに復帰要因を判断し、判断された復帰要因に基づいて書き込み手段及び/又は読み取り手段の動作が必要か否かを示す信号を出力し、エンジン制御手段は、当該信号に基づいて書き込み手段及び/又は読み取り手段の初期化の要否を判断する構成を開示する。
特開2007−133168号公報
ところで、画像形成装置では、より高品位の画像を形成するために、所定のイベント発生時(代表的には、電源投入直後)にクリーニングや各種調整などを含む画像安定化処理が実行される。これまで、このような画像安定化処理は、上述のプリンタ制御部およびエンジン制御部による共同処理として実現されていた。そのため、電源投入直後に画像安定化処理を実行しようとすると、その開始はプリンタ制御部の起動が完了するまで待たなければならなかった。そのため、電源投入から画像形成処理が可能な状態になるまでにより多くの時間を要するという課題があった。
また、特開2007−133168号公報(特許文献1)は、省エネルギーモードからの復帰時における書き込み手段及び/又は読み取り手段の初期化動作をコントローラ制御手段の状態にかかわらず実行するものに過ぎず、上述のような画像安定化処理の開始が遅延するといった課題を解決するものではない。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、特定の制御部における起動時間が長い場合であっても、電源投入から画像形成処理が可能な状態になるまでに要する時間を短縮可能な画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法を提供することである。
この発明のある局面に従う画像形成装置は、画像形成処理を行なうためのプリントエンジンと、プリントエンジンを制御するための第1制御部と、画像形成処理のためのデータを第1制御部に伝送可能な第2制御部とを含む。プリントエンジンでは画像安定化処理が実行可能である。第2制御部は、予め格納されたプログラムをロードして起動するように構成されている。第1制御部は、所定のイベント発生時に画像安定化処理の実行が必要であるか否かを判断し、画像安定化処理の実行が必要であると判断された場合に、第2制御部が起動済であるか否かを判断し、第2制御部が起動済でなければ、必要であると判断された画像安定化処理のうち、第1制御部で単独実行可能な処理を実行し、続いて、第2制御部の起動後に第2の制御部からのデータに基づいて、必要であると判断された画像安定化処理の残りの処理を実行する。
好ましくは、第2制御部の電源投入から起動までに要する時間は、第1制御部の電源投入から起動までに要する時間に比較して長い。
好ましくは、プリントエンジンは、その表面にトナー像を保持する像担持体と、像担持体の表面からの反射光強度を検知するための光強度センサとを含む。第1制御部は、単独実行可能な処理として、トナー像が存在していない状態の像担持体の表面を検知した光強度センサの出力値に基づいて、光強度センサの感度を調整する。
さらに好ましくは、プリントエンジンは、像担持体と接触するように配置された感光体と、感光体の表面を露光してトナー像を形成するための露光装置とを含む。第1制御部は、第2制御部から受信した基準濃度画像のデータに基づいて露光装置を作動させ、当該露光装置の作動によって感光体の表面に形成された後、像担持体に転写されたトナー像の濃度に基づいて、露光装置からの光量を調整する。
好ましくは、プリントエンジンは、静電界による吸引力によってトナー像を紙媒体に転写するための転写部を含み、第1制御部は、単独実行可能な処理として、転写部において吸引力を生じさせるための電圧を調整する。
好ましくは、プリントエンジンは、トナー像を紙媒体に転写する転写部をクリーニングするためのクリーニング機構を含み、第1制御部は、単独実行可能な処理として、転写部をクリーニング機構によってクリーニングする。
この発明の別の局面に従えば、画像形成装置における画像安定化方法を提供する。画像形成装置は、画像形成処理を行なうためのプリントエンジンと、プリントエンジンを制御するための第1制御部と、画像形成処理のためのデータを第1制御部に伝送可能な第2制御部とを含む。画像安定化方法は、第2制御部が、起動するために予め格納されたプログラムをロードするステップと、第1制御部が、所定のイベント発生時に画像安定化処理の実行が必要であるか否かを判断するステップと、第1制御部が、画像安定化処理の実行が必要であると判断された場合に、第2制御部が起動済であるか否かを判断するステップと、第1制御部が、第2制御部が起動済でなければ、必要であると判断された画像安定化処理のうち、第1制御部で単独実行可能な処理を実行、続いて、第2制御部の起動後に第2の制御部からのデータに基づいて、必要であると判断された画像安定化処理の残りの処理を実行するステップとを含む。
この発明によれば、特定の制御部における起動時間が長い場合であっても、電源投入から画像形成処理が可能な状態になるまでに要する時間を短縮可能な画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法を実現できる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<装置構成>
本発明に係る画像形成装置は、電子写真方式の画像形成機能(モノクロおよび/またはカラー)を有している。以下に説明する本実施の形態においては、本発明に係る画像形成装置の代表例として、画像形成機能を用いた複写機能およびプリンタ機能に加えて、FAX送信機能や画像読取機能といった複数の機能を搭載した複合機(Multi Function Peripheral:以下「MFP」とも称す。)について説明する。
図1は、本実施の形態に従うMFP1における概略の全体ハードウェア構成を示す模式図である。なお、図1には、MFP1に与えられる制御情報および各種センサで検知されるセンサ情報とを合わせて示す。図2は、本実施の形態に従うMFP1における制御機能を実現するためのハードウェア構成を示す模式図である。
図1を参照して、MFP1は、スキャナ部2と、プリントエンジン3とを含む。
スキャナ部2は、原稿から画像情報を読取って読取りデータを生成する。具体的には、スキャナ部2は、プラテンガラスに載置された原稿に向けて光源から光を照射するとともに、原稿から反射した光を撮像素子などによって受光することで、原稿の画像情報を読取る。あるいは、スキャナ部2は、連続的な原稿読取りを可能とするように、原稿給紙台、送出ローラ、レジストローラ、搬送ドラム、および排紙台などを含んでいてもよい。このスキャナ部2でされた読取りデータは、後述するRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk;ハードディスク)などに格納される。
プリントエンジン3は、スキャナ部2で読取られた読取りデータ、ネットワーク(図示しない)を介して受信したプリントデータ、電話回線を介して受信したFAXデータなどの画像データに基づいて、記録シートSなどの紙媒体上に画像形成処理を行なう。図1には、代表的に、タンデム式のカラー電子写真方式の構成を図示するが、モノクロの電子写真方式の構成、あるいは4サイクル式のカラー電子写真方式の構成を採用することもできる。
より具体的には、プリントエンジン3は、それぞれイエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),黒(K)のトナー像を形成する4つのイメージングユニット(作像ユニット)20Y,20M,20C,20K(以下、「イメージングユニット20」とも総称する。)を含む。イメージングユニット20Y,20M,20C,20Kは、その順序に転写ベルト4の移動方向に配置される。各イメージングユニット20は、タイミングを同期させてこの転写ベルト4上に各色のトナー像を順次形成する。転写ベルト4は、その表面にトナー像を保持する像担持体であり、この転写ベルト4が各イメージングユニット20を一巡すると、その表面にはフルカラーのトナー像が形成される。
その後、転写ベルト4上に形成されたフルカラーのトナー像は、転写ローラ5によって記録シートSに転写される。転写ローラ5は所定電位にバイアスされており、このバイアス電位によって、帯電したトナー像に静電界による吸引力が生じる。すなわち、このトナー像に生じる吸引力を用いて、転写ベルト4から記録シートSへのトナー像の転写が行なわれる。カラーのトナー像が転写された記録シートSは、定着装置6により定着された後、排出トレーに出力される。
また、この転写ローラ5に近接して配置され、転写ローラ5の表面に残留するトナー像をクリーニングするためのクリーニング機構38が設けられる。このクリーニング機構38は、後述する画像安定化処理の一部として、転写ローラ5表面のクリーニングを行なう。
転写ベルト4のイメージングユニット20Kと転写ローラ5との間には、転写ベルト4上に形成されたトナー像の付着量を検知するためのIDC(Image Density Control;画像濃度制御)センサ35が配置される。すなわち、IDCセンサ35は、記録シートS上に形成される画像の濃度を検知する。このIDCセンサ35は、代表的に反射型フォトセンサからなる光強度センサであり、転写ベルト4の表面からの反射光強度を検知する。
イメージングユニット20Y,20M,20C,20Kは、画像データに応じた各色のトナー像を形成するための感光体ドラム21Y,21M,21C,21K(以下、「感光体ドラム21」とも総称する。)をそれぞれ含む。なお、使用頻度の高い黒色の感光体ドラム21Kは、相対的に寿命が長くなるように、他の感光体ドラム21Y,21M,21Cに比較して一回り大きくなっている。各イメージングユニット20では、感光体ドラム21の回転方向に沿って、帯電装置、露光装置、現像装置、除電装置などが配置される。感光体ドラム21は、予め帯電装置によってその表面が帯電された状態で、露光装置により露光される。露光装置は、露光源としてレーザーダイオード34を含み、画像データに応じて感光体ドラム21の表面をレーザー光で走査することで、感光体ドラム21の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置で供給されるトナーが付着することで、トナー像として現像される。そして、感光体ドラム21表面に現像されたトナー像は、各感光体ドラム21と転写ベルト4との接触によって、各感光体ドラム21から転写ベルト4に転写される。なお、図1には、1つのレーザーダイオード34を模式的に示すが、実際には、イメージングユニット20の各々にレーザーダイオード34を含む露光装置が配置される。
上述のような画像形成処理に用いられる制御情報(制御指令)12としては、2次転写出力、帯電グリッド出力、現像バイアス出力、LD(レーザーダイオード)光量、ガンマ補正データ、色ずれ補正量、ガンマ補正テーブルなどがある。これらの情報のうち、2次転写出力、帯電グリッド出力、現像バイアス出力、色ずれ補正量、ガンマ補正テーブルについては、予めバックアップメモリ29(図2)に格納されている。
2次転写出力は、転写ローラ5によって転写ベルト4から記録シートSに転写される際のバイアス電位の大きさを定める情報である。この2次転写出力の大きさを調整することによって、記録シートSに転写されず、転写ベルト4に残留するトナーの量が適正化される。
帯電グリッド出力は、各感光体ドラム21の表面の帯電量を調整するための情報である。また、現像バイアス出力は、現像装置でトナーの帯電量を調整するための情報である。また、LD光量は、露光装置のレーザーダイオード34から照射されるレーザー光の強度を調整するための情報である。これらの帯電グリッド出力、現像バイアス出力およびLD光量の大きさを調整することによって、感光体ドラム21の表面に形成されるトナー像の濃度(付着量)が適正化される。
画像データの階調値と実際に形成されるトナー像の濃度との非線形関係を補正するために、予めガンマ補正(階調補正)テーブルが取得される。このガンマ補正テーブルを参照して、トナー像の各ドットに対応するレーザー光の強度を補正するためのガンマ補正(階調補正)データが算出される。
色ずれ補正量は、イメージングユニット20Y,20M,20C,20Kが各色のトナー像を転写ベルト4上に作像するタイミングを調整するための情報である。
上述のような制御情報12の各パラメータは、後述する画像安定化処理によって調整あるいは決定される。
また、上述のような画像形成処理において各種センサで検知されるセンサ情報10としては、CCD読取りデータ、IDCセンサ入力、温湿度センサ入力、PH(Print Head;プリントヘッド)温度センサ入力などがある。
CCD読取りデータは、上述のスキャナ部2において原稿から読取られる画像データである。IDCセンサ入力は、上述のIDCセンサ35において検知される濃度データである。温湿度センサ入力は、MFP1の機内に配置された温湿度センサ36によって検知される温度および湿度の情報である。また、PH温度センサ入力は、イメージングユニット20の近傍に配置されたPH温度センサ37(図2)によって検知される温度の情報である。
次に、画像形成処理および画像安定化処理を含む各制御機能を実現するための制御構造について説明する。
図2を参照して、MFP1は、エンジン制御部30と、プリンタ制御部40と、エンジン起動部50とを含む。エンジン制御部30とプリンタ制御部40との間は、画像バスを介して接続され、この画像バスを介して、画像形成処理のための画像データが伝送される。さらに、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との間は、シリアル通信回線を介しても接続されており、上述の画像データ以外の各種の制御指令が相互に伝送される。
エンジン制御部30は、帯電グリッド高圧電源31と、現像バイアス高圧電源32と、2次転写高圧電源33と、レーザーダイオード34と、IDCセンサ35と、温湿度センサ36と、PH温度センサ37と、クリーニング機構38と接続され、これらを含むプリントエンジンを制御する。
帯電グリッド高圧電源31は、帯電装置が感光体ドラム21に帯電するためのバイアス電圧を供給する電源であり、エンジン制御部30からの指令(帯電グリッド出力)に従った電圧値を出力する。現像バイアス高圧電源32は、現像装置がトナーを帯電するためのバイアス電圧を供給する電源であり、エンジン制御部30からの指令(現像バイアス出力)に従った電圧値を出力する。2次転写高圧電源は、転写ローラ5(図2)をバイアスするための電圧を供給する電源であり、エンジン制御部30からの指令(2次転写出力)に従った電圧値を出力する。
レーザーダイオード34は、上述したように、露光装置を構成し、プリンタ制御部40からエンジン制御部30に与えられる画像データの各画素の階調値に応じた強度のレーザー光を照射する。
クリーニング機構38は、エンジン制御部30からの指令に従って、転写ローラ5表面のクリーニングを実行する。
また、エンジン制御部30は、IDCセンサ35、温湿度センサ36、PH温度センサ37でそれぞれ検知された情報を入力として受付ける。
さらに、エンジン制御部30は、データを不揮発的に保持可能なバックアップメモリ29と接続され、画像安定化処理の実行後によって得られた調整結果などをバックアップメモリ29に書込み、また画像安定化処理の開始時に、前回の画像安定化処理の調整結果などをバックアップメモリ29から読出す。
エンジン起動部50は、電源投入状態やプリンタ制御部40の起動状態に応じて、エンジン制御部30を有効化(ACTIVE)/無効化(IN_ACTIVE)するための回路である。より具体的には、エンジン起動部50は、MFP1に対して電源投入され、システム全体が正常である限り、ACTIVEの/Motion_ENが出力され、この信号を受けて、エンジン制御部30は有効化される。
図3は、本実施の形態に従うエンジン起動部50のより詳細な構成を示す図である。
図3(a)を参照して、エンジン起動部50は、論理和回路502と、セレクタ504と、論理積回路506とを含む。論理和回路502には、/安全SWおよび/電源ONが入力される。/安全SWは、プリントエンジン3を含むシステム全体に何らかの異常が発生した場合に、処理を停止するためのフェールセーフ機能を担う信号である。具体的には、/安全SWは、プリントエンジン3を含むシステム全体が正常である限り、「L」にセットされる一方で、何らかの異常が発生すると、「H」にセットされる。そのため、論理和回路502からは、/安全SWが「L」かつ/電源ONが「L」である場合に、「L」が出力される。
セレクタ504は、A入力およびB入力として、それぞれ論理和回路502の出力および常時「H」が入力される。そして、SEL信号として、プリンタ制御部40の起動状態を示す/Boot起動が入力される。すなわち、セレクタ504からは、プリンタ制御部40が起動していなければ、A入力である論理和回路502の出力値が出力され、プリンタ制御部40が起動していれば、B入力である常時「H」が出力される。
論理積回路506には、セレクタ504の出力と/Boot起動とが入力される。そのため、論理積回路506からは、セレクタ504の出力および/Boot起動のいずれかが「L」であれば、出力値として「L」が出力される。
これらの回路構成によって得られる各信号の時間波形については、図3(b)のようになる。
図3(b)を参照して、電源投入されると、/電源ONが「H」から「L」に変化する。同時に、プリンタ制御部40における起動処理が開始されると、/Boot起動が「L」から「H」に変化する。この時点では、/Motion_ENは「H」(IN_ACTIVE)のままである。その後、システムチェックが完了し、システム全体が正常であると判断されると、/安全SWが「H」から「L」に遷移する。この遷移に伴って、/Motion_ENは「H」から「L」(ACTIVE)に遷移する。そして、/Motion_ENは、プリンタ制御部40の起動完了の有無とは独立して、「L」(ACTIVE)に維持される。この/Motion_ENが「L」である間、プリンタ制御部40は、有効化される。
再度、図2を参照して、プリンタ制御部40は、RAM44と、HDD45と、スキャナ部2と、FAXIF(インターフェイス)46と、操作パネル47と、ネットワークIF(インターフェイス)48と接続される。プリンタ制御部40は、操作パネル47でのユーザインタフェース画面の表示、操作パネル47からのユーザ操作に従う各種処理の実行、FAXIF46を介したFAXの送受信、ネットワークIF48を介した他の装置(代表的には、パーソナルコンピュータPC)とのデータ通信、といった各種アプリケーションを実行する。このような各種アプリケーションには、エンジン制御部30に画像データを送信するプロセスも含まれる。
プリンタ制御部40は、CPU(Central Processing Unit)40aと、ワークメモリ40bと、ブートROM(Read Only Memory)40cとを含み、これらは互いにバス接続される。電源投入時、あるいはスリープモード(省電力モード)からの復帰時には、CPU40aがブートROM40cに格納されているプログラムをワークメモリ40bにロードしてワークメモリ40bに展開することで、プリンタ制御部40がシステム起動する。ブートROM40cには、OS(Operating System)や上記の各種アプリケーションのプログラムが予め格納されている。なお、ブートROM40cは、フラッシュメモリのような半導体メモリであってもよいし、HDDのような磁気ディスクであってもよい。
プリンタ制御部40がシステム起動する際には、上述のプログラムのロードに加えて、ワークメモリ40bの初期化や、スキャナ部2、FAXIF46、操作パネル47、ネットワークIF48との間のインターフェイスの初期化などが実行される。そのため、本実施の形態に従うMFP1では、プリンタ制御部40が電源投入などからシステム起動するまでに要する時間は、エンジン制御部30がシステム起動するまでに要する時間に比較して長いものとする。
RAM44およびHDD45は、画像形成処理に用いられる画像データを一時的に格納可能なメモリであり、プリンタ制御部40によって画像データの書込み、および画像データの読出しが行なわれる。
FAXIF46は、図示しない電話回線を介して、FAXデータの送受信を行なうための通信ユニットである。また、ネットワークIF48は、LAN(Local Area Network)などを介して、パーソナルコンピュータPCなどとの間でデータ通信を行なうための通信ユニットである。
操作パネル47は、代表的に、タッチパネルおよび押しボタンキーを含んでおり、ユーザ操作を受付けるとともに、メニュー画面などの各種情報をユーザに表示する。
<画像安定化処理の要否判断>
画像安定化処理は、より高品位の画像を形成するためにプリントエンジンで実行される処理であり、各部のクリーニングや各種調整などを含む。このような画像安定化処理は、エンジン制御部30が、所定のイベント発生時(たとえば、電源投入直後、スリープモード(省電力モード)からの復帰時、プリントエンジンのカバー開閉時など)に、その実行の要否を判断し、必要であると判断された場合に実行される。さらに、エンジン制御部30は、MFP1の状態に応じて、画像安定化処理の処理内容を適切に選択する。
より具体的には、画像安定化処理としていずれの処理内容を実行するかについては、以下に示すような複数の要因に基づいて判断される。
図4は、本実施の形態に従うMFP1における各要因と画像安定化処理の種別との関係を示す図である。図5は、図4に示す要因のうち、環境変化を判断するためのロジックを模式的に示す図である。図6は、本実施の形態に従うMFP1における画像安定化処理の各処理内容のシーケンス(処理)を示す図である。
図4を参照して、エンジン制御部30は、(1)〜(7)の要因に基づいて、MFP1が状態1〜9のいずれに該当するかを判断し、必要であれば対応する画像安定化処理を実行する。このエンジン制御部30による画像安定化の決定処理の具体的な内容について、以下説明する。
エンジン制御部30は、所定のイベントが発生すると、まず(1)イメージングユニット20および/または転写ベルト4が新品(交換直後)であるか否かを判断する。これは、イメージングユニット20や転写ベルト4が交換されると、それに伴い作像プロセス条件が変わるためであり、最も優先して判断される要因である。ここで、イメージングユニット20または転写ベルト4が交換されていると判断された場合には、エンジン制御部30は、それ以降の要因を判断することなく、前回の画像安定化処理で得られた調整結果を破棄し、画像安定化処理を実行する(状態1)。この状態1では、後述する安定化処理1(新品安定化)が実行される。なお、イメージングユニット20が交換されたか否かは、交換作業時にユーザあるいは保守員が入力する交換情報に基づいて判断することもできるし、個々のイメージングユニット20の識別番号を格納するICチップなどの記憶素子を付加しておき、当該記憶素子からの情報に基づいて判断することもできる。
一方、イメージングユニット20および転写ベルト4のいずれもが交換されていないと判断された場合には、(2)前回の画像安定化処理が中断されて終了したか否かが判断される。これは、画像安定化処理が途中で終了されていた場合には、必要な調整が完全には実施されていないと予想されるためである。ここで、画像安定化処理が途中で終了されたと判断された場合には、エンジン制御部30は、それ以降の要因を判断することなく、画像安定化処理を実行する(状態2)。この状態2では、後述する安定化処理2(ロング+クリーニング)が実行される。なお、画像安定化処理が途中で終了されたか否かは、前回の画像安定化処理の実行結果(フラグ)に基づいて判断される。
一方、画像安定化処理が途中で終了されていないと判断された場合には、(3)マシン起動要因が判断される。より具体的には、プリントエンジンを収容する筐体のドアが開から閉になって起動されたのか、あるいは電源投入(電源ON)またはスリープモードからの復帰によって起動されたのかが判断される。これは、プリントエンジンを収容する筐体のドアが開閉された場合には、ユーザによるJAM処理(たとえば、紙詰まりなど)などの短時間の中断があった可能性が高く、一方電源投入あるいはスリープモードからの復帰時には、その前の長時間の中断があり、外部要因が変化した可能性が高いと予想できるため、これらの要因別に画像安定化処理の内容を分けることが好ましいからである。
そのため、ドアの開閉がマシン起動要因であると判断された場合には、(4)〜(6)の要因(外部要因)については判断することなく、(7)画像安定化処理の前回実行時からPH温度が所定のしきい値(温度)Th1以上変化したか否かが判断される。
これに対して、電源投入またはスリープモードからの復帰がマシン起動要因であると判断された場合には、(4)前回の画像安定化処理における調整結果が異常であったか否かが判断される。この(4)前回の画像安定化処理における調整結果が異常であった場合の一例としては、イメージングユニット20の故障などで正常な濃度でプリントできなかった場合などである。そして、(4)前回の画像安定化処理における調整結果が異常であったと判断された場合には、エンジン制御部30は、それ以降の要因を判断することなく、画像安定化処理を実行する(状態5)。この状態5では、後述する安定化処理4(ロング)が実行される。これは、前回の画像安定化処理において何らかの異常が生じていたとしても、より緻密な安定化処理4(ロング)を行なうことで、正常な調整結果を得ることができる可能性があるためである。
また、前回の画像安定化処理における調整結果が正常であったと判断された場合には、(5)画像安定化処理の前回実行時から環境条件が所定のしきい値(ステップ)Th2以上変化したか否かが判断される。これは、作像プロセス条件が機内の環境条件(温度および湿度)の影響を大きく受けるためである。この機内の環境条件の変化は、図5に示すように絶対湿度で判断される。すなわち、図5に示すように、機内温度と機内湿度との間の2次元的な関係に基づいて複数のステップが予め規定される。そして、画像安定化処理の実行要否を判断する各タイミングにおいて、いずれのステップに位置するのかが特定され、この特定されたステップが前回のステップに比較してしきい値Th2(ステップ)以上変化したか否かが判断される。
そして、画像安定化処理の前回実行時から環境条件が所定のしきい値Th2以上大きく変化したと判断された場合には、エンジン制御部30は、それ以降の要因を判断することなく、画像安定化処理を実行する(状態6)。この状態6では、後述する安定化処理3(ロング+ATVC)が実行される。
また、画像安定化処理の前回実行時からの環境条件の変化が所定のしきい値Th2未満であると判断された場合には、(6)直近の感光体ドラム21停止からの経過時間が所定のしきい値(時間)Th3以上であるか否かが判断される。これは、感光体ドラム21が停止状態のまま所定のしきい時間Th3(たとえば、8時間)以上経過すると、感光体ドラム21に、いわゆる「白抜け」が生じる可能性が高くなるからである。そして、直近の感光体ドラム21停止からの経過時間が所定のしきい時間Th3以上であると判断された場合には、エンジン制御部30は、それ以降の要因を判断することなく、画像安定化処理を実行する(状態7)。この状態7では、状態5と同じく安定化処理4(ロング)が実行される。
また、直近の感光体ドラム21停止からの経過時間が所定のしきい時間Th3未満であると判断された場合には、(7)画像安定化処理の前回実行時からPH温度が所定のしきい値Th1以上変化したか否かが判断される。これは、レーザーダイオード34の温度変化による「反り」などによって生じる微小なレジストレーションの発生の可能性を判断するためである。そして、画像安定化処理の前回実行時からPH温度が所定のしきい値Th1以上変化したと判断された場合には、エンジン制御部30は、画像安定化処理を実行する(状態3または8)。この状態3または8では、後述する安定化処理5(レジスト)が実行される。
また、画像安定化処理の前回実行時からのPH温度の変化が所定のしきい値Th1未満であると判断された場合には、エンジン制御部30は、画像安定化処理の実行が不要であると判断し、画像安定化処理を実行しない(状態4または9)。
<画像安定化処理の各処理>
上述したように、状態1〜3および5〜8では、画像安定化処理が必要であると判断され、これらの場合には、安定化処理1〜5のうち対応する処理が実行される。
図6(a)を参照して、安定化処理1(新品安定化)では、IDCセンサ補正、Dmax調整、LD光量調整、Dmax調整、LD光量調整、ロングレジスト、ガンマ補正の順で7つのシーケンス(処理)が実行される。
図6(b)を参照して、安定化処理2(ロング+クリーニング)では、転写クリーニング、IDCセンサ補正、Dmax調整、LD光量調整、ロングレジスト、ガンマ補正の順で6つのシーケンス(処理)が実行される。
図6(c)を参照して、安定化処理3(ロング+クリーニング)では、ATVC、IDCセンサ補正、Dmax調整、LD光量調整、ロングレジスト、ガンマ補正の順で6つのシーケンス(処理)が実行される。
図6(d)を参照して、安定化処理4(ロング)では、IDCセンサ補正、Dmax調整、LD光量調整、ロングレジスト、ガンマ補正の順で5つのシーケンス(処理)が実行される。
図6(e)を参照して、安定化処理5(レジスト)では、簡易レジストのシーケンス(処理)が実行される。
以下、上述の安定化処理を構成する各シーケンスの内容について説明する。なお、図6(a)〜(e)には、後述するエンジン制御部30で単独実行可能なシーケンス(処理)については、「*(アスタリスク)」を付している。
(i)IDCセンサ補正
IDCセンサ補正は、IDCセンサ35の初期出力を調整(校正)する処理である。より具体的には、トナー像が存在していない状態の転写ベルト4の表面を検知したIDCセンサ35の出力値に基づいて、IDCセンサ35の感度を調整するものである。すなわち、転写ベルト4にトナー像を形成しない状態において、IDCセンサ35からの出力値が所定の基準値となるように、IDCセンサ35のゲインやオフセットを調整する。このIDCセンサ補正は、トナー像を形成する必要がないので、エンジン制御部30で単独実行可能なシーケンスである。
(ii)Dmax調整
Dmax調整は、露光源であるレーザーダイオード34が照射する光量(LD光量)と、形成されるトナー像の濃度との関係に基づいて、レーザーダイオード34が照射する光量の最大値を調整する処理である。すなわち、電子写真方式の画像形成処理では、多段階の階調を表現するために、レーザーダイオード34から照射される「光量」と「ドットの密度」とを変化させる。Dmax調整は、このトナー像に含まれるドットについての最大濃度(Dmax)を調整する処理である。このDmaxは、基準となる画像データ(基準濃度画像)に従ってトナー像を形成し、形成されたトナー像に基づいて調整される。そのため、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40からの基準となる画像データを受信する必要がある。したがって、Dmax調整は、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との共同実行が必要な処理である。
(iii)LD光量調整
LD光量調整は、レーザーダイオード34の光量と形成されるトナー像の濃度との対応関係(階調)を調整する処理である。具体的には、所定のドット密度の画像データに従ってトナー像を形成し、この形成されたトナー像についてのIDCセンサ35の検知結果(平均濃度)に基づいて、レーザーダイオード34から照射される光量が調整される。このように、LD光量調整は、プリンタ制御部40から所定のドット密度の画像データを受信する必要があるので、LD光量調整は、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との共同実行が必要な処理である。
(iv)ロングレジスト
ロングレジストは、各イメージングユニット20が形成するトナー像の位置ずれを補正するための処理(レジスト補正)である。具体的には、各イメージングユニット20が主走査の検出パターンおよび副走査の検出パターンをそれぞれ転写ベルト4に印字し、この転写ベルト4に印字されたトナー像をIDCセンサ35で検知し、この検知結果に基づいて、レジスト補正量が決定される。このロングレジストは、プリンタ制御部40から、主走査およびおよび副走査の検出パターンを示す基準の画像データを受信する必要があるので、ロングレジストは、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との共同実行が必要な処理である。
(v)ガンマ補正
ガンマ補正は、エンジン制御部30に与えられる画像データの階調値の情報と、実際に形成されるトナー像の濃度との非線形関係を補正するための処理である。具体的には、所定のグラデーション(連続的に階調値が変化する)画像データに基づいてパターンを転写ベルト4に印字し、この転写ベルト4に印字されたトナー像をIDCセンサ35で検知し、この検知結果に基づいて、ガンマ(階調)補正テーブルを更新する。このガンマ補正テーブルは、印字対象の画像データの階調値(たとえば、0〜255のレベルで表現された各画素の濃度値)に対応付けて、レーザーダイオード34が照射する光量(LD光量)およびドット密度(単位面積あたりのドット有とドット無との比率)との対応関係を規定したデータテーブルである。このデータテーブルの情報をエンジン制御部30とプリンタ制御部40との間でやり取りする必要があるため、ガンマ補正は、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との共同実行が必要な処理である。
(vi)転写クリーニング
転写クリーニングは、上述のクリーニング機構38を動作させて、転写ローラ5(図1)の表面をクリーニングする処理である。この転写クリーニングは、トナー像を形成する必要がないので、エンジン制御部30で単独実行可能なシーケンスである。
(vii)ATVC(Automatic Transfer Voltage Control:転写電圧制御)
ATVCは、転写ローラ5によって転写ベルト4から記録シートSにトナー像を転写する能力を調整する処理である。具体的には、転写ローラ5に印加されるバイアス電圧の大きさ、すなわち2次転写高圧電源33(図2)に与えられる2次転写出力の大きさが調整される。このバイアス電圧の調整によって、転写ローラ5上のトナー像に与えられる静電界による吸引力の大きさが適正化され、その転写能力が適正化される。このATVCは、2次転写高圧電源33に与える2次転写出力を調整するだけでよいので、エンジン制御部30で単独実行可能なシーケンスである。
(viii)簡易レジスト
簡易レジストは、上述のロングレジストに比較して、各イメージングユニット20が形成するトナー像の位置ずれ補正をより簡素な手続きで行なう処理である。すなわち、簡易レジストは、主としてレーザーダイオード34の温度変化による「反り」などによって生じる微小なレジストレーションを補正するための処理である。基本的には、上述のロングレジストと同様の処理であるが、検出パターンおよび検出箇所などの数を低減して、より短時間に処理が完了するようにしたものである。この簡易レジストについてもロングレジストと同様に、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との共同実行が必要な処理である。
上述した画像安定化処理の各々では、これらの(i)〜(viii)のシーケンス(処理)を図6に示すような順序で順次実行される。
また、本実施の形態では、エンジン制御部30で単独実行可能なシーケンス(処理)として、「(i)IDCセンサ補正」、「(vi)転写クリーニング」、「(vii)ATVC」が含まれる。
<先行の画像安定化処理の実行手順>
本実施の形態に従うMFP1の実行手順についての理解を容易にするために、まず先行のMFPにおける画像安定化処理の実行手順について説明する。本明細書において「先行のMFP」とは、図2に示すようなエンジン制御部30およびプリンタ制御部40を含む構成を有する先行のMFPを意味する。
図7は、先行のMFPにおける画像安定化処理の実行手順を示すフローチャートである。なお、図7には、画像安定化処理の一例として、上述の安定化処理2(ロング+クリーニング)が実行される場合を示す。
図7を参照して、所定のイベント、たとえばMFPへの電源が投入されると、エンジン制御部30は、画像安定化の実行が必要であるか否かを判断する(ステップS100)。すなわち、エンジン制御部30は、図4に示す各要因について判断し、現在のMFPがいずれの状態であるかを特定する。ここで、画像安定化の実行が必要でないと判断された場合(ステップS100においてNOの場合)には、画像安定化の処理は終了する。
一方、画像安定化の実行が必要であると判断された場合(ステップS100においてYESの場合)には、エンジン制御部30は、画像安定化の処理種別を決定する(ステップS102)。すなわち、図4に示す安定化処理1〜5のうち、いずれの処理を実行すべきかを判断する。
続いて、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40が起動済であるか否かを判断する(ステップS104)。ここで、プリンタ制御部40が起動済でなければ(ステップS104においてNO)、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40の起動が完了するまで処理を待機する。これは、上述したように、プリンタ制御部40が電源投入などからシステム起動するまでに要する時間は、エンジン制御部30がシステム起動するまでに要する時間に比較して長いからである。
そして、プリンタ制御部40が起動した後(ステップS104においてYES)、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40に画像安定化要求を送信する(ステップS106)。この画像安定化要求には、エンジン制御部30で実行すべき画像安定化の処理種別を示す情報が付加されており、プリンタ制御部40からは、画像安定化処理の実行許可に加えて、画像安定化用のパターン画像がエンジン制御部30に送信される。
一方、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40から画像安定化用のパターン画像を受信したか否かを判断する(ステップS108)。画像安定化用のパターン画像を受信していなければ(ステップS108においてNO)、画像安定化用のパターン画像を受信するまで待つ。
そして、画像安定化用のパターン画像を受信すると(ステップS108においてYES)、エンジン制御部30は、ステップS110〜S120のような画像安定化処理の実行を開始する。
まず、エンジン制御部30は、転写クリーニングを実行する(ステップS110)。続いて、エンジン制御部30は、IDCセンサ補正を実行する(S112)。次に、エンジン制御部30は、Dmax調整を実行する(ステップS114)。次に、エンジン制御部30は、LD光量調整を実行する(ステップS116)。次に、エンジン制御部30は、ロングレジストを実行する(ステップS118)。次に、エンジン制御部30は、ガンマ補正を実行する(ステップS120)。
これらの画像安定化処理の実行が完了すると、エンジン制御部30は、現在のMFPの状態値(機内温度、機内湿度、PHユニット温度)をバックアップメモリ29に格納する(ステップS122)。さらに、エンジン制御部30は、ステップS110〜S120の画像安定化処理の実行によって得られた調整結果(IDCセンサ補正値、Dmax調整値、LD光量調整値、色ずれ補正値、ガンマ補正テーブル)をバックアップメモリ29に格納する(ステップS124)。また、エンジン制御部30は、画像安定化処理の実行が完了したことを示すフラグをオンにする。
以上のような処理によって、所定のイベント発生時に画像安定化処理が実行される。なお、他の画像安定化処理については、ステップS110〜S120の処理内容が異なるのみであり、その他の処理については同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
<先行の画像安定化処理における課題>
図7に示す画像安定化処理の処理手順では、ステップS104において、プリンタ制御部40の起動が完了するまで、エンジン制御部30の処理が待たされることになる。
一方、上述した図6に示すように、画像安定化処理を構成する各シーケンス(処理)の中には、エンジン制御部30が単独実行可能なものも存在する。そこで、本実施の形態に従うMFP1では、プリンタ制御部40の起動が完了する前に、このようなエンジン制御部30が単独実行可能な処理を先行して行なうことで、画像安定化処理の実行時に生じる不要な待ち時間を低減するものである。
<本実施の形態に従う画像安定化処理の実行手順>
図8は、本実施の形態に従うMFP1における画像安定化処理の実行手順を示すフローチャートである。
図8を参照して、所定のイベント、たとえばMFPへの電源が投入されると、エンジン制御部30は、画像安定化の実行が必要であるか否かを判断する(ステップS200)。すなわち、エンジン制御部30は、図4に示す各要因について判断し、現在のMFPがいずれの状態であるかを特定する。ここで、画像安定化の実行が必要でないと判断された場合(ステップS200においてNOの場合)には、画像安定化の処理は終了する。
一方、画像安定化の実行が必要であると判断された場合(ステップS200においてYESの場合)には、エンジン制御部30は、画像安定化の処理種別を決定する(ステップS202)。
続いて、エンジン制御部30は、ステップS202で決定した種別の画像安定化処理のうち、エンジン制御部30で単独実行可能な処理を実行する(ステップS204)。なお、エンジン制御部30で単独実行可能な処理が含まれない場合には、ステップS204では、何らの処理も行なわれない。
エンジン制御部30で単独実行可能な処理の実行が完了すると、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40が起動済であるか否かを判断する(ステップS206)。ここで、プリンタ制御部40が起動済でなければ(ステップS206においてNO)、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40の起動が完了するまで処理を待機する。
そして、プリンタ制御部40が起動した後(ステップS206においてYES)、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40に画像安定化要求を送信する(ステップS208)。この画像安定化要求には、エンジン制御部30で実行すべき画像安定化の処理種別が付加されており、プリンタ制御部40からは、画像安定化処理の実行許可に加えて、画像安定化用のパターン画像がエンジン制御部30に送信される。
一方、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40から画像安定化用のパターン画像を受信したか否かを判断する(ステップS210)。画像安定化用のパターン画像を受信していなければ(ステップS210においてNO)、画像安定化用のパターン画像を受信するまで待つ。
そして、画像安定化用のパターン画像を受信すると(ステップS210においてYES)、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40との共同実行が必要な処理を実行する(ステップS212)。
これらのプリンタ制御部40との共同実行が必要な処理の実行が完了すると、エンジン制御部30は、現在のMFPの状態値(機内温度、機内湿度、PHユニット温度)をバックアップメモリ29に格納する(ステップS214)。さらに、エンジン制御部30は、ステップS204およびS212の画像安定化処理の実行によって得られた調整結果(IDCセンサ補正値、Dmax調整値、LD光量調整値、色ずれ補正値、ガンマ補正テーブル)をバックアップメモリ29に格納する(ステップS216)。また、エンジン制御部30は、画像安定化処理の実行が完了したことを示すフラグをオンにする。
以上のような処理によって、所定のイベント発生時に画像安定化処理が実行される。
図7と図8とを比較するとわかるように、本実施の形態に従うMFPでは、プリンタ制御部40の起動が完了する前に、エンジン制御部30が単独実行可能な処理を先行して実行することで、不要な待ち時間を低減し、電源投入から画像形成処理(プリント)可能な状態になるまでに要する時間を短縮する。なお、画像安定化処理の残りの処理である、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との共同実行が必要な処理については、プリンタ制御部40の起動後に実行される。
図9は、図8に示すステップS204の処理の詳細を示すフローチャートである。図10は、図8に示すステップS212の処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図9および図10には、上述の図7に示す処理内容と対応させて、上述の安定化処理2(ロング+クリーニング)が実行される場合の例を示す。
図9を参照して、エンジン制御部30は、エンジン制御部30で単独実行可能な処理として、転写クリーニング(ステップS300)、およびIDCセンサ補正(S302)を実行する。これらの処理の実行後、処理は図8のステップS206に戻る。
上述したように、エンジン制御部30で単独実行可能な処理としては、「IDCセンサ補正」、「転写クリーニング」、「ATVC」が含まれるので、図8に示すステップS202において決定された画像安定化の処理種別によっては、異なるシーケンス(処理)の組合せもあるし、全くシーケンス(処理)が含まれない場合もある。
図10を参照して、エンジン制御部30は、プリンタ制御部40との共同実行が必要な処理として、エンジン制御部30は、Dmax調整(ステップS400)、LD光量調整(ステップS402)、ロングレジスト(ステップS404)、ガンマ補正(ステップS406)を実行する。これらの処理の実行後、処理は図8のステップS214に戻る。
なお、図8に示すステップS202において決定された画像安定化の処理種別によっては、実行されるシーケンス(処理)の組合せは異なる。
<本実施の形態における効果>
図11は、本実施の形態に従う画像安定化処理に係るタイムチャートである。図11(a)は、先行のMFPにおける画像安定化処理を示し、図11(b)は、本実施の形態に従うMFP1における画像安定化処理を示す。
まず、図11(a)を参照して、プリンタ制御部40は、時刻t1において電源投入されると、メモリ初期化やOSなどのプログラムのロードといった起動処理を実行する。そして、時刻t3において、プリンタ制御部40の起動が完了したものとする。この時刻t1から時刻t3の間にある時刻t2において、エンジン起動部50からは、/Motion_EN=ACTIVEが出力され、エンジン制御部30は、制御可能状態となったものとする。
このような場合であっても、先行のMFPでは、プリンタ制御部40の起動が完了していないと、画像安定化処理が実行されない。すなわち、画像安定化処理は、プリンタ制御部40の起動完了タイミングである、時刻t3から開始される。そのため、先行のMFPが画像形成処理(プリント)可能な状態になるのは、時刻t5以降となる。
一方、図11(b)を参照して、本実施の形態に従うMFP1では、プリンタ制御部40の起動完了前に、エンジン制御部30で単独実行可能なシーケンス(処理)である「IDCセンサ補正」、「転写クリーニング」、「ATVC」が実行される。そして、プリンタ制御部40の起動が完了した時刻t3以降では、エンジン制御部30とプリンタ制御部40との共同実行が必要な「Dmax調整」、「LD光量調整」「ロングレジスト」「ガンマ補正」などが実行される。その結果、本実施の形態に従うMFP1が画像形成処理(プリント)可能な状態になるのは、時刻t5より早い時刻t4以降となる。
すなわち、本実施の形態に従うMFP1では、先行のMFPに比較して、時刻t5と時刻t4との時間差だけ、待ち時間を短縮できる。
以上のように、本実施の形態に従うMFP1によれば、特定の制御部(プリンタ制御部40)における起動時間が長い場合であっても、電源投入から画像形成処理が可能な状態になるまでに要する時間を短縮することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に従うMFPにおける概略の全体ハードウェア構成を示す模式図である。 本実施の形態に従うMFPにおける制御機能を実現するためのハードウェア構成を示す模式図である。 本実施の形態に従うエンジン起動部のより詳細な構成を示す図である。 本実施の形態に従うMFPにおける各要因と画像安定化処理の種別との関係を示す図である。 図4に示す要因のうち、環境変化を判断するためのロジックを模式的に示す図である。 本実施の形態に従うMFPにおける画像安定化処理の各処理内容のシーケンス(処理)を示す図である。 先行のMFPにおける画像安定化処理の実行手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に従うMFPにおける画像安定化処理の実行手順を示すフローチャートである。 図8に示すステップS204の処理の詳細を示すフローチャートである。 図8に示すステップS212の処理の詳細を示すフローチャートである。 本実施の形態に従う画像安定化処理に係るタイムチャートである。
符号の説明
2 スキャナ部、3 プリントエンジン、4 転写ベルト、5 転写ローラ、6 定着装置、20,20Y,20M,20C,20K イメージングユニット、21,21Y,21M,21C,21K 感光体ドラム、29 バックアップメモリ、30 エンジン制御部、31 帯電グリッド高圧電源、32 現像バイアス高圧電源、33 2次転写高圧電源、34 レーザーダイオード(LD)、35 IDCセンサ、36 温湿度センサ、37 温度センサ、38 クリーニング機構、40 プリンタ制御部、40a CPU、40b ワークメモリ、40c ブートROM、47 操作パネル、48 ネットワークIF、50 エンジン起動部、502 論理和回路、504 セレクタ、506 論理積回路、PC パーソナルコンピュータ、S 記録シート。

Claims (7)

  1. 画像形成処理を行なうためのプリントエンジンと、
    前記プリントエンジンを制御するための第1制御部と、
    画像形成処理のためのデータを前記第1制御部に伝送可能な第2制御部とを備え、
    前記プリントエンジンでは画像安定化処理が実行可能であり、
    前記第2制御部は、予め格納されたプログラムをロードして起動するように構成されており、
    前記第1制御部は、
    所定のイベント発生時に前記画像安定化処理の実行が必要であるか否かを判断し、
    前記画像安定化処理の実行が必要であると判断された場合に、前記第2制御部が起動済であるか否かを判断し、
    前記第2制御部が起動済でなければ、必要であると判断された画像安定化処理のうち、前記第1制御部で単独実行可能な処理を実行し、続いて、前記第2制御部の起動後に前記第2の制御部からのデータに基づいて、必要であると判断された画像安定化処理の残りの処理を実行する、画像形成装置。
  2. 前記第2制御部の電源投入から起動までに要する時間は、前記第1制御部の電源投入から起動までに要する時間に比較して長い、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プリントエンジンは、
    その表面にトナー像を保持する像担持体と、
    前記像担持体の表面からの反射光強度を検知するための光強度センサとを含み、
    前記第1制御部は、前記単独実行可能な処理として、前記トナー像が存在していない状態の前記像担持体の表面を検知した前記光強度センサの出力値に基づいて、前記光強度センサの感度を調整する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プリントエンジンは、
    前記像担持体と接触するように配置された感光体と、
    前記感光体の表面を露光してトナー像を形成するための露光装置とを含み、
    前記第1制御部は、
    前記第2制御部から受信した基準濃度画像のデータに基づいて前記露光装置を作動させ、
    当該露光装置の作動によって前記感光体の表面に形成された後、前記像担持体に転写されたトナー像の濃度に基づいて、前記露光装置からの光量を調整する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記プリントエンジンは、静電界による吸引力によってトナー像を紙媒体に転写するための転写部を含み、
    前記第1制御部は、前記単独実行可能な処理として、前記転写部において吸引力を生じさせるための電圧を調整する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記プリントエンジンは、トナー像を紙媒体に転写する転写部をクリーニングするためのクリーニング機構を含み、
    前記第1制御部は、前記単独実行可能な処理として、前記転写部を前記クリーニング機構によってクリーニングする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置における画像安定化方法であって、
    前記画像形成装置は、
    画像形成処理を行なうためのプリントエンジンと、
    前記プリントエンジンを制御するための第1制御部と、
    画像形成処理のためのデータを前記第1制御部に伝送可能な第2制御部とを備え、
    前記画像安定化方法は、
    前記第2制御部が、起動するために予め格納されたプログラムをロードするステップと、
    前記第1制御部が、所定のイベント発生時に前記画像安定化処理の実行が必要であるか否かを判断するステップと、
    前記第1制御部が、前記画像安定化処理の実行が必要であると判断された場合に、前記第2制御部が起動済であるか否かを判断するステップと、
    前記第1制御部が、前記第2制御部が起動済でなければ、必要であると判断された画像安定化処理のうち、前記第1制御部で単独実行可能な処理を実行、続いて、前記第2制御部の起動後に前記第2の制御部からのデータに基づいて、必要であると判断された画像安定化処理の残りの処理を実行するステップとを含む、画像形成装置における画像安定化方法。
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