JP2010026129A - 画像形成装置、制御装置、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力状態から通常動作状態への復帰時間を短縮する。
【解決手段】画像形成ユニット2を制御する画像形成制御部24や、画像形成制御部24との間で画像形成に関連するデータまたは信号の送受信を行う画像読取ユニット3およびユーザインターフェース(UI)ユニット4各々を個別に制御するスキャナ制御部31やUI制御部43は、電力供給ユニットから電力供給を受けている場合に、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、およびUIユニット4を構成する構成要素部をそれぞれ制御する。また、画像形成制御部24およびスキャナ制御部31やUI制御部43を統合的に制御するシステム制御ユニット6は、画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43の何れかへの電力供給が停止された場合に、画像形成ユニット2および画像読取ユニット3やUIユニット4を構成する構成要素部の全部または一部を制御する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、制御装置、およびプログラムに関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置では、例えばネットワーク等の通信回線を介して接続された端末装置や専用線で接続された画像読取装置等から画像データ等を受け取り、印刷処理を行う。その際に、予め定めた時間以上に亘って画像データ等の入力がない場合には、通常、消費電力を低く抑える省電力状態に移行するように制御される。
例えば特許文献1には、省電力状態の一つとして、スキャナ制御部やプリンタ制御部等に電力を供給するコンバータがオフとなるスリープモードが設定される画像形成装置が記載されている。
特開2005−31333号公報
ここで一般に、画像形成装置には装置を構成する各ユニット部の設定状態を検知するセンサ等の検知手段が配置され、センサからの検知情報を取得した制御部が各ユニット部の設定状態の変化を監視している。例えば、画像読取ユニット部に配置されたセンサは、原稿の有無を監視している。また例えば、給紙ユニット部に配置されたセンサは、用紙の入替えの有無を監視している。
しかしながら、省電力状態が設定された場合にはセンサ等の検知手段や検知手段からの検知情報に基づき設定状態の変化を判断する制御部への電力供給も停止される。それにより、各ユニット部の設定状態の変化が監視できない状態となる。そのため、省電力状態から通常動作状態に復帰した後に各ユニット部の設定状態の変化を認識する処理と、設定状態が変化していた場合にはその変化に対応させる処理との双方を行う必要が生じる。その結果、省電力状態から通常動作状態に復帰するまでの時間が長くなる場合があった。
本発明は、省電力状態から通常動作状態への復帰時間を短縮することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部を個別に制御する画像形成部制御手段と、前記画像形成部との間で前記画像形成に関連するデータまたは信号の送受信を行う機能部各々を個別に制御する機能部制御手段と、前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段との通信を行って当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段を統合的に制御する統合制御手段と、前記画像形成部制御手段、前記機能部制御手段、および前記統合制御手段への電力供給を行う電力供給手段とを備え、前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段は、前記電力供給手段から電力供給を受けている場合に、前記画像形成部および前記機能部を構成する構成要素部をそれぞれ制御し、前記統合制御手段は、前記電力供給手段から前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段の何れかへの電力供給が停止された場合に、前記画像形成部および前記機能部を構成する前記構成要素部の全部または一部を制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段が前記電力供給手段から電力供給を受けている場合に、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記統合制御手段との間の通信と、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記画像形成部および前記機能部を構成する前記構成要素部との間の通信とを接続状態に設定し、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段に対する電力供給が停止された場合に、当該統合制御手段と当該画像形成部および当該機能部を構成する当該構成要素部の全部または一部との間の通信を接続状態に設定する通信切換手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記統合制御手段は、前記電力供給手段から前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段の何れかへの電力供給が停止された場合に、前記画像形成部および前記機能部の設定状態を検出する前記構成要素部である検出手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記統合制御手段は、前記電力供給手段から前記画像形成部制御手段への電力供給を停止状態から供給状態に復帰させる場合に、前記画像形成部に設けられたトナー像を記録材に定着する前記構成要素部である定着部の動作を開始するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、記機能部は、原稿から画像を読み取って前記画像形成部に画像データを送信する画像読取部と、当該画像形成部にて行われる画像形成に関するユーザからの指示入力を受け付ける指示入力部とを含む複数が設けられたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部を個別に制御する画像形成部制御手段と、当該画像形成部との間で当該画像形成に関連するデータまたは信号の送受信を行う機能部各々を個別に制御する機能部制御手段とに対して電力供給状態および電力停止状態の何れかを設定する設定手段と、前記設定手段が前記電力供給状態を設定した場合に、前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段と当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段を統合的に制御する統合制御手段との間の通信と、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記画像形成部および前記機能部を構成する構成要素部との間の通信を接続状態に設定し、当該設定手段が前記電力停止状態を設定した場合に、当該統合制御手段と当該画像形成部および当該機能部を構成する当該構成要素部の全部または一部との間の通信を接続状態に設定する切換制御を行う切換制御手段とを備えたことを特徴とする制御装置である。
請求項7に記載の発明は、前記切換制御手段は、前記設定手段が前記電力停止状態を設定した場合に、前記統合制御手段と前記画像形成部および前記機能部の設定状態を検出する機能を有する前記構成要素部である検出手段との通信を接続状態に設定することを特徴とする請求項6記載の制御装置である。
請求項8に記載の発明は、前記切換制御手段は、前記設定手段が前記電力停止状態から前記電力供給状態に設定を切り換えた場合に、前記統合制御手段と前記画像形成部に設けられたトナー像を記録材に定着する定着部を制御する定着制御部との通信を接続状態に設定することを特徴とする請求項6記載の制御装置である。
請求項9に記載の発明は、前記設定手段は、原稿から画像を読み取って前記画像形成部に画像データを送信する前記機能部としての画像読取部と、当該画像形成部にて行われる画像形成に関するユーザからの指示入力を受け付ける当該機能部としての指示入力部とをそれぞれ制御する前記機能部制御手段に対して前記電力供給状態および前記電力停止状態の何れかを設定することを特徴とする請求項6記載の制御装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部を個別に制御する画像形成部制御手段と当該画像形成部との間で当該画像形成に関連するデータまたは信号の送受信を行う機能部各々を個別に制御する機能部制御手段とに対して電力供給状態および電力停止状態の何れかを設定する機能と、前記電力供給状態を設定した場合に、前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段と当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段を統合的に制御する統合制御手段との間の通信と、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記画像形成部および前記機能部を構成する構成要素部との間の通信を接続状態に設定し、前記電力停止状態を設定した場合に、当該統合制御手段と当該画像形成部および当該機能部を構成する当該構成要素部の全部または一部との間の通信を接続状態に設定する切換制御を行う機能とを実現させることを特徴とするプログラムである。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、省電力状態から通常動作状態への復帰時間を短縮することができる。
本発明の請求項2によれば、省電力状態が設定された期間での画像形成装置内での設定状態の変化を各機能部毎に検出することができる。
本発明の請求項3によれば、省電力状態が設定された期間での画像形成装置内での設定状態の変化が検出でき、省電力状態からの復帰時に行う必要のある処理を復帰前に判断して、復帰時に必要となる処理を復帰に対応させて直ちに行うことができる。
本発明の請求項4によれば、省電力状態からの復帰とともに定着部の動作を開始させることができ、本発明を採用しない場合に比べて、省エネ状態からの復帰時に定着部を定着可能状態に設定するまでの時間を短縮することができる。
本発明の請求項5によれば、画像形成を行うに際してユーザが操作することが多い機能部での設定状態の変化を検出することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、省電力状態から通常動作状態への復帰時間を短縮することができる。
本発明の請求項7によれば、省電力状態が設定された期間での画像形成装置内での設定状態の変化を各機能部毎に検出することができる。
本発明の請求項8によれば、省電力状態からの復帰とともに定着部の動作を開始させることができ、本発明を採用しない場合に比べて、省エネ状態からの復帰時に定着部を定着可能状態に設定するまでの時間を短縮することができる。
本発明の請求項9によれば、画像形成を行うに際してユーザが操作することが多い機能部での設定状態の変化を検出することができる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べて、省電力状態から通常動作状態への復帰時間を短縮することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、各色の画像データに基づき画像形成を行う画像形成部の一例としての画像形成ユニット2、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し画像形成ユニット2に送る機能部(画像読取部)の一例としての画像読取ユニット3、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行う機能部(指示入力部)の一例としてのユーザインターフェース(UI)ユニット4、各部に電力を供給する電力供給手段の一例としての電力供給ユニット5、画像形成装置1全体の動作や通信回線を介した通信等を制御する統合制御手段の一例としてのシステム制御ユニット6を備えている。
図2は、画像形成ユニット2の構成を説明する図である。図2に示したように、画像形成ユニット2は、各色画像データに基づき各色トナー像の形成を行う構成要素部の一例としての画像形成プロセス部20、種類の異なる複数の用紙Pを保持するとともに保持した用紙Pを順に搬送路に繰り出す構成要素部の一例としての給紙部21、給紙部21から繰り出された用紙Pを搬送路に沿って画像形成プロセス部20に搬送する構成要素部の一例としての用紙搬送部22、画像形成プロセス部20にて用紙P上に形成された各色トナー像を定着する構成要素部(定着部)の一例としての定着部23、画像形成ユニット2全体の動作を制御する画像形成部制御手段の一例としての画像形成制御部24を備えている。
画像形成プロセス部20は、一定の間隔を置いて並列的に配置される4つの画像形成ユニット200Y,200M,200C,200K(以下、「画像形成ユニット200」とも総称する)を備えている。各画像形成ユニット200は、例えば、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム201、感光体ドラム201の表面を予め定めた電位で一様に帯電する帯電器202、帯電器202によって帯電された感光体ドラム201を画像データに基づいて露光するLEDプリントヘッド(LPH)203、感光体ドラム201上に形成された静電潜像を現像する現像器204、転写後の感光体ドラム201表面を清掃するクリーナ205で構成される。そして各画像形成ユニット200は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナー像を形成する。
なお、例えば感光体ドラム201と帯電器202とクリーナ205とは一体的なモジュールとして構成され、例えば感光体ドラム201の寿命等に応じて装置本体から取り外され、新しいものと交換される。感光体ドラム201に付随するモジュールを構成する要素としては、様々な形態が採用される。例えば、現像器204をさらに付加した形態としてもよい。また例えば、感光体ドラム201だけで構成されたモジュールの形態であってもよい。
さらに、画像形成プロセス部20は、画像形成ユニット200各々の感光体ドラム201にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト207、画像形成ユニット200各々にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト207に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール206、中間転写ベルト207上に転写され重ねられた合成トナー像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写ロール209を備えている。
さらに、画像形成プロセス部20には、画像形成プロセス部20全体の動作を制御するプロセス制御部25が備えられている。
画像形成プロセス部20には、通信回線(後段の図6等参照)を介してシステム制御ユニット6が取得した印刷ジョブや、画像読取ユニット3からの画像データが送信される。印刷ジョブに含まれる画像データや画像読取ユニット3からの画像データには、画像処理部(不図示)による例えばシェーディング補正、色空間変換処理、ガンマ補正、さらには枠消し、色編集、移動編集等の画像編集等といった予め定められた画像処理が施される。そして、画像処理が施された後の各色画像データが各画像形成ユニット200に送られる。
例えば、ブラック(K)のトナー像を形成する画像形成ユニット200Kには、画像処理が施されたK色画像データが送られる。画像形成ユニット200Kでは、矢印A方向に回転する感光体ドラム201が、帯電器202により帯電され、LPH203によりK色画像データに応じた露光が行われて、感光体ドラム201上にK色画像の静電潜像が形成される。感光体ドラム201上に形成された静電潜像は現像器204により現像され、感光体ドラム201上にはK色トナー像が形成される。画像形成ユニット200Y,200M,200C各々においても同様にY,M,Cの各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット200で形成された各色トナー像は、矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト207上に一次転写ロール206による静電転写され、各色トナーが重ねられた合成トナー像が形成される。中間転写ベルト207上の合成トナー像は、中間転写ベルト207の移動に伴って二次転写ロール209が配置された領域(二次転写部Tr)に搬送される。
このような画像形成プロセス部20での各種動作やデータ処理は、プロセス制御部25が制御する。
引き続いて、合成トナー像が二次転写部Trに搬送されるタイミングに合わせて、給紙部21が用紙Pの給紙を開始する。
給紙部21は、異なる複数種類の用紙P(P1,P2)をそれぞれ収容する用紙収容部211,212、用紙収容部211,212各々から用紙P1,P2を繰り出すピックアップロール213,214、給紙部21の動作を制御する給紙制御部26を備えている。
そして、給紙部21では、例えば用紙P1が選択されると、給紙制御部26による制御の下で、ピックアップロール213が用紙収容部211から用紙P1を搬送路に向けて繰り出す。同様に、用紙P2が選択された場合には、給紙制御部26による制御の下で、ピックアップロール214が用紙収容部212から用紙P2を搬送路に向けて繰り出す。
給紙部21から用紙P1または用紙P2(用紙Pとする)が搬送路に繰り出されると、用紙搬送部22が給紙部21から繰り出された用紙Pを搬送路に沿って画像形成プロセス部20の二次転写部Trに向けて搬送する。
用紙搬送部22は、給紙部21から繰り出された用紙Pを搬送路に沿って搬送する複数の搬送ロール221,222,223、合成トナー像が二次転写部Trに搬送されるタイミングに合わせて用紙Pを二次転写部Trに送り出すレジストロール224、用紙搬送部22の動作を制御する用紙搬送制御部27を備えている。
そして、用紙搬送部22では、給紙部21から繰り出された用紙Pが搬送ロール221,222,223によって順に搬送され、レジストロール224の位置に到達する。レジストロール224は、合成トナー像が二次転写部Trに搬送されるタイミングに合わせて、用紙Pを二次転写部Trに送り出す。
二次転写部Trでは、画像形成プロセス部20の二次転写ロール209により形成される転写電界により、合成トナー像は搬送されてきた用紙P上に一括して静電転写される。
このような用紙搬送部22の動作は、用紙搬送制御部27が制御する。
その後、合成トナー像が静電転写された用紙Pは、画像形成プロセス部20の中間転写ベルト207から剥離され、定着部23に搬送される。
定着部23は、用紙P上の合成トナー像に対する加熱と加圧とを施す定着器231、定着器231の温度制御等を行う定着制御部の一例としての定着制御部28を備えている。
そして、定着部23に搬送された用紙P上の合成トナー像は、定着制御部28によって温度制御された定着器231により用紙P上に定着される。その後、定着画像が形成された用紙Pは、画像形成ユニット2の排出部に設けられた用紙集積部(不図示)に搬出される。
このようにして、画像形成ユニット2での画像形成がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返して実行される。
その場合に、画像形成制御部24は、画像形成プロセス部20の動作を制御するプロセス制御部25、給紙部21の動作を制御する給紙制御部26、用紙搬送部22の動作を制御する用紙搬送制御部27、定着器231の温度制御等を行う定着制御部28を統合的に制御する。
なお、画像形成プロセス部20としては、電子写真方式の他に、静電記録方式やイオノグラフィー方式等といった用紙に画像を形成する各種画像形成方式の何れを採用してもよい。
加えて、画像形成ユニット2には、画像形成ユニット2の設定状態を監視する各種検知手段が配置されている。すなわち、画像形成プロセス部20内部には、ユーザによる画像形成ユニット200Y,200M,200C,200K各々の着脱を検知する検知手段を構成する着脱検知センサSEN_Y,SEN_M,SEN_C,SEN_K、機内温度を計測する温度センサSEN_T、機内湿度を計測する湿度センサSEN_Hを備えている。着脱検知センサSEN_Y,SEN_M,SEN_C,SEN_K、温度センサSEN_T、および湿度センサSEN_Hによる検知/計測信号は、プロセス制御部25に送られる。検知手段を構成するプロセス制御部25は、これらの検知/計測信号に基づき、ユーザによる画像形成ユニット200Y,200M,200C,200Kの着脱の有無、機内温度、および機内湿度を検知する。それにより、画像形成ユニット2の設定状態の変化を検出する。
さらに、給紙部21内部には、ユーザによる用紙収容部211,212の着脱を検知する検知手段を構成する着脱検知センサSEN_P1,SEN_P2を備えている。着脱検知センサSEN_P1,SEN_P2による検知信号は、給紙制御部26に送られる。検知手段を構成する給紙制御部26は、着脱検知センサSEN_P1,SEN_P2からの検知信号に基づき、ユーザによる用紙収容部211,212の着脱の有無を検知する。それにより、画像形成ユニット2の設定状態の変化を検出する。
次に、画像読取ユニット3は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、生成した画像データを画像形成ユニット2に送信する。
図3は、画像読取ユニット3の構成を説明する図である。図3に示したように、画像読取ユニット3は、原稿を静止させた状態で載せる第1プラテンガラス301、搬送中の原稿を読み取るための光開口部(読取位置M)を形成する第2プラテンガラス302を備えている。また、原稿を収容する原稿収容部303、原稿収容部303に収容された原稿の片面または両面を第2プラテンガラス302の読取位置Mを通過するように搬送する構成要素部の一例としての原稿搬送部304、読取位置Mにて原稿を第2プラテンガラス302に密着させるプラテンロール305、読み取られた原稿を集積する原稿集積部306を備えている。原稿集積部306は、第1プラテンガラス301の上部に開閉自在に配置されている。それにより、原稿を第1プラテンガラス301に載せる場合には、ユーザは原稿集積部306を上方に開放する。そして、原稿が第1プラテンガラス301に載せられた後には、ユーザは原稿集積部306を第1プラテンガラス301に載せた状態に戻す。それにより、原稿集積部306は第1プラテンガラス301に載せられた原稿を押さえ、原稿に浮きが生じることを抑制する。
また、画像読取ユニット3は、第2プラテンガラス302の読取位置Mに静止するか、または第1プラテンガラス301の全体に亘ってスキャン(走査)しながら画像を読み取る構成要素部の一例としてのフルレートキャリッジ310、フルレートキャリッジ310から得られた光をCCDイメージセンサ340(後段参照)に導く構成要素部の一例としてのハーフレートキャリッジ320を備えている。
フルレートキャリッジ310は、原稿に光を照射する光源311、光源311から出射され原稿面から反射された光をハーフレートキャリッジ320に向けて反射する第1ミラー312を備えている。ハーフレートキャリッジ320は、フルレートキャリッジ310から得られた光をCCDイメージセンサ340へ導く第2ミラー321および第3ミラー322を備えている。
さらに、画像読取ユニット3は、ハーフレートキャリッジ320から得られた光学像を光学的に縮小する結像レンズ330、結像レンズ330によって結像された光学像を光電変換してR,G,B各色信号(画像信号)を生成するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ340、CCDイメージセンサ340にて生成されたR,G,B各色信号に対してサンプルホールドやオフセット調整、A/D変換等を行うAFE(Analog Front End)341を備えている。
また、画像読取ユニット3全体の動作を制御する機能部制御手段の一例としてのスキャナ制御部31、AFE341にてデジタル変換されたCCDイメージセンサ340からのR,G,B各色信号を処理して画像データを生成する構成要素部の一例としての画像処理部32、CCDイメージセンサ340を制御する構成要素部の一例としてのCCD制御部33を備えている。
加えて、画像読取ユニット3には、画像読取ユニット3の設定状態を監視する各種検知手段が配置されている。すなわち、画像読取ユニット3は、ユーザによる原稿集積部306の開閉を検知する検知手段を構成する開閉検知センサSEN_D1、ユーザによる原稿収容部303への原稿の収容の有無を検知する検知手段を構成する原稿検知センサSEN_D2を備えている。そして、検知手段を構成する原稿検知制御部34は、開閉検知センサSEN_D1および原稿検知センサSEN_Dからの検知信号に基づき、ユーザによる原稿集積部306の開閉の有無、およびユーザによる原稿収容部303への原稿の収容の有無を検知する。それにより、画像読取ユニット3の設定状態の変化を検出する。
本実施の形態の画像読取ユニット3は、第1プラテンガラス301に原稿が載せられた場合には、開閉検知センサSEN_D1が原稿集積部306の開放を検知する。開閉検知センサSEN_D1が原稿集積部306の開放を検知すると、原稿検知制御部34は開閉検知センサSEN_D1からの検知信号を取得する。それにより、原稿検知制御部34は、画像読取ユニット3での画像読取動作が開始されることを示す信号を出力する。そして、画像読取動作の準備処理が完了した後、UIユニット4のスタートキー(後段の図4参照)が押されることで、画像読取ユニット3での画像読取動作が開始される。
画像読取動作が開始されると、スキャナ制御部31は第1プラテンガラス301に載せられた原稿の読取りを指示する。スキャナ制御部31は、図3に破線で示すように、フルレートキャリッジ310とハーフレートキャリッジ320とを2:1の割合でスキャン方向(図3矢印方向)に移動させる。さらには、フルレートキャリッジ310の光源311を発光させ、原稿面を照射する。それにより、原稿からの反射光が第1ミラー312、第2ミラー321、および第3ミラー322を経て結像レンズ330に導かれる。結像レンズ330に導かれた光は、CCDイメージセンサ340の受光面に結像される。CCDイメージセンサ340は、R(赤),G(緑),B(青)の3色用の1次元のセンサが例えば3列一組で配置されて構成されており、各色毎に1ライン分を同時に処理する。そして、このライン方向の読取りを原稿サイズ全体に亘るスキャンによって実行することで、1ページ分の原稿読取りを行う。
このCCDイメージセンサ340によって得られたR,G,B各色信号は画像処理部32に送られる。
一方、原稿収容部303に原稿が載せられた場合には、原稿検知センサSEN_D2が原稿収容部303に原稿が載せられたことを検知する。原稿検知センサSEN_D2が原稿収容部303に原稿が載せられたことを検知すると、原稿検知制御部34は原稿検知センサSEN_D2からの検知信号を取得する。それにより、原稿検知制御部34は、画像読取ユニット3での画像読取動作が開始されることを示す信号を出力する。そして、画像読取動作の準備処理が完了した後、UIユニット4のスタートキー(後段の図4参照)が押されることで、画像読取ユニット3での画像読取動作が開始される。
画像読取動作が開始されると、スキャナ制御部31は原稿収容部303に載せられた原稿を原稿搬送部304により第2プラテンガラス302の読取位置Mに搬送する。このとき、フルレートキャリッジ310とハーフレートキャリッジ320とは、図3に示す実線の位置に停止した状態に設定される。そして、フルレートキャリッジ310の光源311を発光させ、原稿面を照射する。それにより、プラテンロール305により第2プラテンガラス302に密着された原稿の反射光が、第1ミラー312、第2ミラー321、および第3ミラー322を経て結像レンズ330に導かれる。結像レンズ330に導かれた光は、CCDイメージセンサ340の受光面に結像される。CCDイメージセンサ340は、R,G,B各色毎に1ライン分を同時に処理する。そして、原稿全体を第2プラテンガラス302の読取位置Mを通過させることによって、1ページ分の原稿読取りを行う。
このCCDイメージセンサ340によって得られたR,G,B各色信号は画像処理部32に送られる。
画像処理部32は、CCDイメージセンサ340でのシェーディングデータを補正するシェーディング補正、R,G,Bの3色用に3列一組で構成されたCCDイメージセンサ340における副走査方向(スキャン方向)の各色読取位置のずれによってR,G,B各色信号間に生じる読取り時間差を補正するGAP補正、R,G,B各色信号を例えばL色空間の色信号に変換する色空間変換等の各種信号処理を行い、各色画像データを生成する。
そして、画像処理部32は、スキャナ制御部31の制御の下で、生成した各色画像データを画像形成ユニット2の画像形成プロセス部20に出力する。
次に、UIユニット4は、ユーザからの操作入力を受け付けて画像形成ユニット2や画像読取ユニット3に動作指示を送る。また、画像形成ユニット2や画像読取ユニット3から設定状態を取得してユーザに対する各種情報の表示を行う。
図4は、UIユニット4の構成を説明する図である。図4に示したように、UIユニット4は、ユーザに操作画面等を表示しユーザからの操作入力を受け付けるタッチパネル40、数字等の入力が行われるテンキー41、各種コマンドの入力が行われる操作キー42を備えている。
またUIユニット4は、UIユニット4の全体を制御するとともに、画像形成ユニット2および画像読取ユニット3の設定状態の取得、画像形成ユニット2および画像読取ユニット3への動作指示や状態通知等の処理を行う機能部制御手段の一例としてのUI制御部43と、タッチパネル40にてユーザに表示する操作画面の生成等の処理を行う構成要素部の一例としての表示制御部44と、タッチパネル40、テンキー41、および操作キー42からの入力を処理する構成要素部の一例としてのキー入力制御部45とを備えている。
キー入力制御部45は、ユーザによる画像形成装置1への指示入力を検知する検知手段の一例でもあって、タッチパネル40、テンキー41、および操作キー42から各種の入力が行われた場合に、入力内容を判断し入力内容に応じた信号をシステム制御ユニット6に送る。
また電力供給ユニット5は、商用電源から供給される例えば100Vの電力を予め定めた電圧(例えば、24V,12V,5V)に変換し、各ユニットに対して予め定めた電圧の電力を供給する。
続いて、各ユニットに対してシステム制御ユニット6が行う制御について説明する。
システム制御ユニット6は、画像形成ユニット2全体の動作を制御する画像形成制御部24、画像読取ユニット3全体の動作を制御するスキャナ制御部31、およびUIユニット4全体を制御するUI制御部43を統合的に制御する。すなわち、画像形成制御部24は画像形成ユニット2を個別に制御し、スキャナ制御部31は画像読取ユニット3を個別に制御し、UI制御部43はUIユニット4を個別に制御する。そして、システム制御ユニット6は、これらユニットを個別に制御する画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43を有機的、連続的、一体的に動作させるように統合して制御する。
また、システム制御ユニット6は、画像形成装置1の動作モードを制御する。すなわち、システム制御ユニット6は電力供給ユニット5から各ユニットに対する電力供給状態および電力停止状態の何れかを設定する設定手段の一例としても機能する。
また、システム制御ユニット6は、設定した動作モードに応じて、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、および電力供給ユニット5に対する制御内容を変更する。
さらには、システム制御ユニット6は、通信回線を介した外部装置との通信を制御する。
まず、システム制御ユニット6が制御する画像形成装置1の動作モードを説明する。図5は、本実施の形態の画像形成装置1にて設定される動作モードを説明する図である。図5に示したように、画像形成装置1には、画像データの入力状況に応じて消費電力量の異なる動作モードが設定される。具体的には、システム制御ユニット6は、「画像形成動作モード」、「スタンバイモード」、「低電力モード」、および「スリープモード」の何れかの動作モードを選択的に設定する。
画像形成動作モードは、画像形成ユニット2にて画像形成が行われている動作状態である。またスタンバイモードは、画像データの入力にオンデマンドに対応する動作状態であって、画像データの入力に応じて直ちに画像形成動作モードに移行する。画像形成動作モードやそれに準ずるスタンバイモードでは、電力供給ユニット5から画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、およびシステム制御ユニット6の画像形成装置1内のすべてに電力が供給され、画像形成動作のための電力や、通信回線を介して送信される印刷ジョブや画像読取ユニット3からの画像データの入力等に対応するための電力が供給される。
低電力モードは、例えば第1の時間t1が経過しても印刷ジョブ等の入力がない場合に設定される動作状態である。低電力モードでは、電力供給ユニット5から画像形成ユニット2内の少なくとも定着器231を含む画像形成機能部への電力供給が停止される。その一方で、画像読取ユニット3、UIユニット4、およびシステム制御ユニット6への電力供給は継続される。さらには画像形成ユニット2にて画像形成ユニット2の設定状態等を検知する各種検知手段への電力供給は継続される。
また、スリープモードは、第1の時間t1よりも長い時間である第2の時間t2が経過しても印刷ジョブ等の入力がない場合に設定される動作状態である。スリープモードでは、電力供給ユニット5からシステム制御ユニット6への電力供給と、各ユニットに配置された各種検知手段への電力供給だけが継続されるが、それ以外の各ユニットを構成する各機能部への電力供給は停止される。それにより、スリープモードでは低電力モードよりも高い省電力効果が得られる。
したがって、本実施の形態の画像形成装置1では、高い省電力効果が得られるスリープモードが設定された場合においても、例えば、画像形成ユニット2に配置された着脱検知センサSEN_K,SEN_C,SEN_M,SEN_Y、温度センサSEN_T、湿度センサSEN_H、およびプロセス制御部25への電力供給は継続される。また、画像形成ユニット2に配置された着脱検知センサSEN_P1,SEN_P2、および給紙制御部26への電力供給は継続される。
さらに、画像読取ユニット3に配置された開閉検知センサSEN_D1、原稿検知センサSEN_D2、および原稿検知制御部34への電力供給は継続される。
また、UIユニット4に配置されたキー入力制御部45への電力供給は継続される。
そして、画像形成装置1にスリープモードが設定された場合には、システム制御ユニット6が画像形成ユニット2に配置されたプロセス制御部25および給紙制御部26、画像読取ユニット3に配置された原稿検知制御部34、およびUIユニット4に配置されたキー入力制御部45を直接制御する。
次に、システム制御ユニット6と各ユニットとの間の通信経路について説明する。図6は、システム制御ユニット6と各ユニットとの間の通信経路を説明する図である。図6に示したように、本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成ユニット2全体の動作を統合的に制御する画像形成制御部24、画像読取ユニット3全体の動作を統合的に制御するスキャナ制御部31、およびUIユニット4全体の動作を統合的に制御するUI制御部43それぞれに、通信切換手段の一例としての通信バイパス部242,312,432が設けられている。
図7は、一例として、画像形成制御部24に配置された通信バイパス部242の内部構造を説明する図である。図7(a)は画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定された場合の設定状態、(b)はスリープモードが設定された場合の設定状態をそれぞれ示している。図7に示したように、通信バイパス部242は、ユニット間通信ライン7と接続された端子T1、CPU241と接続された端子T2,T4、ユニット内通信ライン29と接続された端子T3,T5を備えている。さらに、端子T1と端子T2との接続、および端子T1と端子T3との接続の何れかに切り換えるスイッチSW1、端子T4と端子T5との接続/遮断を切り換えるスイッチSW2を備えている。通信バイパス部312,432に関しても同様に構成されている。
そして、図7(a)の画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定された場合には、通信バイパス部242,312,432は、スイッチSW1を端子T1と端子T2とが接続された設定とする。また、スイッチSW2を端子T4と端子T5とが接続された設定とする。それにより、ユニット間通信ライン7を画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43のCPU241,311,431に接続し、CPU241,311,431をユニット内通信ライン29,36,47と接続する第1通信経路L1を形成する。
一方、図7(b)のスリープモードが設定された場合には、通信バイパス部242,312,432は、スイッチSW1を端子T1と端子T3とが接続された設定とする。また、スイッチSW2を端子T4と端子T5とが遮断された設定とする。それにより、ユニット間通信ライン7を各ユニットに設けられたユニット内通信ライン29,36,47と直接接続する第2通信経路(バイパス)L2を形成する。
ここで、システム制御ユニット6は、図6に示したように、画像形成装置1全体の動作を制御する中央制御部61、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークを構成する通信回線8との通信を制御する通信制御部62を備えている。中央制御部61は、画像形成装置1全体を制御する際の演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)611を有する。
まず通信制御部62は、通信回線8との間で信号の送受信を行う送受信部622、送受信した信号に対する予め定めた処理を施す信号処理部621を備えている。送受信部622は、通信回線8と接続され、例えば通信回線8から送信される印刷ジョブ等の信号を受信する。そして、受信した信号(印刷ジョブ)をアナログ信号から“0”,“1”のデータ列からなるデジタル信号(パケット)に変換し、信号処理部621に送る。信号処理部621は、送受信部622から取得したパケットの宛先アドレスが、画像形成装置1自身のMAC(Medium Access Control)アドレス等のアドレス情報(識別情報)と一致するか否かを判定する。そして、画像形成装置1自身のMACアドレスと一致するパケット(印刷ジョブ)を内部バス63を介して中央制御部61に送る。中央制御部61は、通信制御部62からの印刷ジョブをユニット間通信ライン7を介して画像形成ユニット2に送信する。
中央制御部61のCPU611は、ユニット間通信ライン7と接続されている。そして、中央制御部61は、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードを設定した場合には、通信バイパス部242,312,432において、ユニット間通信ライン7がCPU241,311,431に接続され、CPU241,311,431がユニット内通信ライン29,36,47と接続される第1通信経路L1を設定する(図7(a)参照)。そのため、中央制御部61のCPU611は、ユニット間通信ライン7および通信バイパス部242,312,432を介して画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43それぞれに設けられたCPU241,311,431と接続される。
それにより、中央制御部61のCPU611は、画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43を制御し、画像形成装置1全体の動作を統合的に制御する。また、画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43は、中央制御部61のCPU611による制御の下で、各ユニットの動作を制御する。
一方、スリープモードが設定された場合には、画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43それぞれへの電力供給が停止される。そのため、中央制御部61は、通信バイパス部242,312,432において、ユニット間通信ライン7をユニット内通信ライン29,36,47と直接接続する第2通信経路(バイパス)L2を設定する(図7(b)参照)。そのため、中央制御部61のCPU611は、スリープモードが設定された場合においても電力供給が継続される機能部と直接的に接続される。それにより、中央制御部61は、スリープモードが設定された場合には、スリープモードが設定された場合にも電力供給が継続される機能部を直接制御する。
このように、システム制御ユニット6の中央制御部61は、通信の切換制御を行う切換制御手段の一例として機能する。
すなわち、中央制御部61は、スリープモードが設定され、画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43それぞれへの電力供給が停止された場合において、例えば画像形成ユニット2に配置された着脱検知センサSEN_K,SEN_C,SEN_M,SEN_Y等の電力供給が継続される検知手段からの検知信号を取得する。そのため、スリープモードからの復帰時に状況に応じて実行される特定処理に関して、復帰時に実行する必要があるか否かが検知手段からの検知結果に基づき復帰前に判断される。そのため、スリープモードからの復帰処理の開始とともに、復帰時に実行する必要がある特定処理が直ちに開始される。
例えば、着脱検知センサSEN_Kがスリープモード中に画像形成ユニット200Kの着脱を検知した場合には、中央制御部61は、ユーザが画像形成ユニット200Kを交換したと判断する。それに伴って、中央制御部61は、スリープモードからの復帰時には、画像の濃度調整やカラー位置(カラーレジストレーション)調整等の特定処理を直ちに開始する。
また、例えば、給紙制御部26が着脱検知センサSEN_P1,SEN_P2からの検知信号に基づき、用紙収容部211,212の着脱を検知した場合には、中央制御部61は、ユーザが用紙収容部211,212の何れかを一旦取り外したと判断する。その場合には、中央制御部61は、スリープモードからの復帰時には、用紙収容部211,212に収容された用紙Pをピックアップロール213の配置位置までリフトアップさせる動作(特定処理)を直ちに開始する。
それにより、従来のように、スリープモードからの復帰処理により各制御部が起動された後に検知手段から検知結果を取得し、検知結果に基づき特定処理についての実行必要性を判断する場合に比べ、スリープモードからの復帰に要する時間が短縮される。
また、通信バイパス部242,312,432が各ユニット毎に設けられ、各ユニット毎に検知手段からの検知結果が取得される。そのため、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4各々において動作モードに応じた電力供給状態を独自に設定した場合にも、各ユニットにてスリープモードからの復帰に要する時間を短縮するのに適した復帰処理が行われる。
また、スリープモードの設定時には、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定されている場合に検知手段からの検知信号を取得する画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43それぞれへの電力供給が停止されるので、消費電力の低減が図られる。
引き続いて、画像形成装置1での動作モード毎の制御について具体的に説明する。
まず、画像形成ユニット2について述べる。画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定されている場合には、システム制御ユニット6の中央制御部61は、画像形成制御部24の通信バイパス部242において第1通信経路L1を設定する(図7(a)参照)。それによって、中央制御部61のCPU611と画像形成制御部24のCPU241との間は接続状態となる。また、CPU241とプロセス制御部25、給紙制御部26、用紙搬送制御部27、および定着制御部28に設けられたCPUとの間がユニット内通信ライン29を介して接続状態となる。
それにより、画像形成制御部24は、ユニット間通信ライン7を介して中央制御部61のCPU611からの制御を受けながら、ユニット内通信ライン29を介してプロセス制御部25、給紙制御部26、用紙搬送制御部27、および定着制御部28を統合的に制御する。このように、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定されている場合には、画像形成ユニット2と中央制御部61等の他のユニットとの間を結ぶユニット間通信ライン7と、画像形成ユニット2内のユニット内通信ライン29とが分離される。そのため、画像形成制御部24に設けられたCPU241や、プロセス制御部25、給紙制御部26、用紙搬送制御部27、および定着制御部28に設けられたCPUの負荷が分散され、各CPUでの処理の高速化が図られる。
それに対して、スリープモードが設定された場合にはプロセス制御部25および給紙制御部26での高速処理は要求されない。そのため、システム制御ユニット6の中央制御部61がプロセス制御部25および給紙制御部26を直接制御しても、画像形成ユニット2での設定状態の変化を検出するのに支障は生じにくい。そこで、中央制御部61は、画像形成制御部24への電力供給が停止されるスリープモードが設定された場合には、画像形成制御部24の通信バイパス部242において、第2通信経路L2を設定する(図7(b)参照)。それにより、中央制御部61のCPU611とプロセス制御部25および給紙制御部26のCPUとが直接接続される。そして、中央制御部61は、スリープモードにおいても電力供給が継続されるプロセス制御部25および給紙制御部26を直接制御する。また、スリープモードからの復帰時には、中央制御部61が定着制御部28に対して直接制御開始指示を行う。
次に、画像読取ユニット3においては、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定されている場合には、システム制御ユニット6の中央制御部61は、スキャナ制御部31の通信バイパス部312において第1通信経路L1を設定する(図7(a)参照)。それによって、中央制御部61のCPU611とスキャナ制御部31のCPU311との間は接続状態となる。また、CPU311と画像処理部32、CCD制御部33、および原稿検知制御部34に設けられたCPUとの間がユニット内通信ライン36を介して接続状態となる。
それにより、スキャナ制御部31は、ユニット間通信ライン7を介して中央制御部61のCPU611からの制御を受けながら、ユニット内通信ライン36を介して画像処理部32、CCD制御部33、および原稿検知制御部34を統合的に制御する。このように、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定されている場合には、画像読取ユニット3と中央制御部61等の他のユニットとの間を結ぶユニット間通信ライン7と、画像読取ユニット3内のユニット内通信ライン36とが分離される。そのため、スキャナ制御部31に設けられたCPU311や、画像処理部32、CCD制御部33、および原稿検知制御部34に設けられたCPUの負荷が分散され、各CPUでの処理の高速化が図られる。
それに対して、スリープモードが設定された場合には原稿検知制御部34での高速処理は要求されない。そのため、システム制御ユニット6の中央制御部61が原稿検知制御部34を直接制御しても、画像読取ユニット3での設定状態の変化を検出するのに支障は生じにくい。そこで、中央制御部61は、スキャナ制御部31への電力供給が停止されるスリープモードが設定された場合には、スキャナ制御部31の通信バイパス部312において、第2通信経路L2を設定する(図7(b)参照)。それにより、中央制御部61のCPU611と原稿検知制御部34のCPUとが直接接続される。そして、中央制御部61は、スリープモードにおいても電力供給が継続される原稿検知制御部34を直接制御する。
次のUIユニット4においては、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定されている場合には、システム制御ユニット6の中央制御部61は、UI制御部43の通信バイパス部432において第1通信経路L1を設定する(図7(a)参照)。それによって、中央制御部61のCPU611とUI制御部43のCPU431との間は接続状態となる。また、CPU431と表示制御部44、およびキー入力制御部45に設けられたCPUとの間がユニット内通信ライン47を介して接続状態となる。
それにより、UI制御部43は、ユニット間通信ライン7を介して中央制御部61のCPU611からの制御を受けながら、ユニット内通信ライン47を介して表示制御部44、およびキー入力制御部45を統合的に制御する。このように、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードが設定されている場合には、UIユニット4と中央制御部61等の他のユニットとの間を結ぶユニット間通信ライン7と、UIユニット4内のユニット内通信ライン47とが分離される。そのため、UI制御部43に設けられたCPU431や、表示制御部44、およびキー入力制御部45に設けられたCPUの負荷が分散され、各CPUでの処理の高速化が図られる。
それに対して、スリープモードが設定された場合にはキー入力制御部45での高速処理は要求されない。そのため、システム制御ユニット6の中央制御部61がキー入力制御部45を直接制御しても、UIユニット4での設定状態の変化を検出するのに支障は生じにくい。そこで、中央制御部61は、UI制御部43への電力供給が停止されるスリープモードが設定された場合には、UI制御部43の通信バイパス部432において、第2通信経路L2を設定する(図7(b)参照)。それにより、中央制御部61のCPU611とキー入力制御部45のCPUとが直接接続される。そして、中央制御部61は、スリープモードにおいても電力供給が継続されるキー入力制御部45を直接制御する。
ここで図8は、スリープモードが設定された場合のシステム制御ユニット6と各ユニットとの間の通信経路を説明する図である。図8では、通信が接続状態にある通信ラインを実線で示し、通信が遮断状態にある通信ラインを破線で示している。また、画像形成ユニット2の定着制御部28へはスリープモードからの復帰時に通信が接続状態になるという意味で一点鎖線で示している。
図8に示したように、スリープモードが設定された場合には、システム制御ユニット6の中央制御部61に設けられたCPU611は、画像形成ユニット2に配置された着脱検知センサSEN_K,SEN_C,SEN_M,SEN_Y、温度センサSEN_T、および湿度センサSEN_Hからの検知信号を取得するプロセス制御部25のCPU、および着脱検知センサSEN_P1,SEN_P2からの検知信号を取得する給紙制御部26のCPUと直接接続される。そして、中央制御部61は、プロセス制御部25、および給紙制御部26を直接制御する。
それにより、スリープモードが設定されている途中であっても、システム制御ユニット6の中央制御部61において画像形成ユニット2内の設定状態の変化が認識される。中央制御部61は、その結果に基づき、スリープモードからの復帰時に特定の処理を実行する必要があるか否かを復帰前に判断しておく。そして、復帰とともに復帰時に実行する必要がある特定の処理を直ちに開始するように指示する。そのため、スリープモードからの復帰に要する時間が短縮される。
また、スリープモードからの復帰時には、中央制御部61は定着制御部28に対して直接制御開始指示を行う。すなわち、画像形成装置1をスリープモードから復帰させる際には、画像形成ユニット2の定着器231を定着可能状態に設定するまでの時間(ウォームアップタイム)が必要となる。そのため、定着制御部28を統合的に制御する画像形成制御部24が起動するのを待ってから、定着制御部28に定着器231の温度制御を開始させるとした場合には、定着器231が定着可能状態となるまでの時間が長くなる。そこで、例えばシステム制御ユニット6の通信制御部62が印刷ジョブを受信したことをトリガーとしてスリープモードからの復帰を図る場合に、中央制御部61は定着制御部28に対して制御開始指示を直接行う。そのため、スリープモードからの復帰処理と並行して、定着器231のウォームアップが行われる。それにより、通信制御部62が通信回線8から印刷ジョブを受信してから定着器231のウォームアップが完了する間での時間が短縮される。
また、スリープモードが設定された場合には、システム制御ユニット6の中央制御部61に設けられたCPU611は、原稿検知制御部34のCPUと直接接続される。そして、中央制御部61は、画像読取ユニット3に配置された開閉検知センサSEN_D1、および原稿検知センサSEN_D2からの検知信号に基づき、ユーザによる原稿集積部306の開閉の有無、およびユーザによる原稿収容部303への原稿の収容の有無を認識する原稿検知制御部34を直接制御する。
それにより、スリープモードが設定されている途中であっても、システム制御ユニット6の中央制御部61において画像読取ユニット3での設定状態の変化が認識される。中央制御部61は、その結果に基づき、スリープモードからの復帰を判断し、復帰処理を直ちに開始する。そのため、スリープモードからの復帰に要する時間が短縮される。
また、スリープモードが設定された場合には、システム制御ユニット6の中央制御部61に設けられたCPU611は、UIユニット4に配置されたキー入力制御部45のCPUと直接接続される。そして、中央制御部61は、キー入力制御部45を直接制御する。
それにより、スリープモードが設定されている途中であっても、システム制御ユニット6の中央制御部61においてUIユニット4での設定状態の変化が認識される。中央制御部61は、その結果に基づき、スリープモードからの復帰を判断し、復帰処理を直ちに開始する。そのため、スリープモードからの復帰に要する時間が短縮される。
次に、システム制御ユニット6の中央制御部61が実行する制御の手順を説明する。
図9は、システム制御ユニット6の中央制御部61が実行する制御の手順の一例を示したフローチャートである。図9に示したように、中央制御部61は、前回の画像形成動作が終了した時点で、画像形成動作の終了からの時間の計測を開始する(ステップ101)。そして、スタンバイモードを設定する(ステップ102)。さらに、スタンバイモードの設定に伴い、画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43それぞれに設けられた各通信バイパス部242,312,432において、ユニット間通信ライン7がCPU241,311,431に接続され、CPU241,311,431がユニット内通信ライン29,36,47と接続される第1通信経路L1(図7(a)参照)を設定する(ステップ103)。
ステップ102にてスタンバイモードを設定した後、中央制御部61は、通信回線8を介して送信される印刷ジョブや画像読取ユニット3からの画像データ(以下、「画像データ」とも総称する)の入力を待つ(ステップ104)。そして、画像データの入力があった場合には(ステップ104でYes)、中央制御部61は、画像形成動作モードを設定する(ステップ114)。この画像形成動作モードでは、中央制御部61は各通信バイパス部242,312,432における第1通信経路L1の設定を維持する。
一方、画像データの入力がなく(ステップ104でNo)、予め定めた第1の時間t1が経過した場合には(ステップ105でYes)、低電力モードを設定する(ステップ106)。この低電力モードでは、中央制御部61は各通信バイパス部242,312,432における第1通信経路L1の設定を維持する。また、予め定めた第1の時間t1が経過するまでは(ステップ105でNo)、中央制御部61はスタンバイモードの設定を維持しながら、画像データの入力を待つ(ステップ104)。
ステップ106にて低電力モードを設定した後、中央制御部61は、画像データの入力を待つ(ステップ107)。そして、画像データの入力があった場合には(ステップ107でYes)、中央制御部61は、画像形成動作モードを設定する(ステップ114)。この画像形成動作モードでは、中央制御部61は各通信バイパス部242,312,432における第1通信経路L1の設定を維持する。
一方、画像データの入力がなく(ステップ107でNo)、第1の時間t1よりも長い時間である予め定めた第2の時間t2が経過した場合には(ステップ108でYes)、中央制御部61はスリープモードを設定する(ステップ109)。このスリープモードでは、中央制御部61は、各通信バイパス部242,312,432においてユニット間通信ライン7をユニット内通信ライン29,36,47と直接接続する第2通信経路(バイパス)L2(図7(b)参照)を設定する(ステップ110)。
また、予め定めた第2の時間t2が経過するまでは(ステップ108でNo)、中央制御部61は低電力モードの設定を維持しながら、画像データの入力を待つ(ステップ107)。
ステップ109にてスリープモードを設定した後、中央制御部61は、画像データの入力を待つ(ステップ111)。そして、画像データの入力があった場合には(ステップ111でYes)、中央制御部61は、画像形成動作モードを設定する(ステップ112)。この画像形成動作モードでは、中央制御部61は、各通信バイパス部242,312,432において第1通信経路L1を設定する(ステップ113)。
また、ステップ109にてスリープモードを設定した後、画像データの入力があるまでは(ステップ111でNo)、中央制御部61は、スリープモードの設定を維持しながら、画像データの入力を待つ(ステップ111)。
ステップ112またはステップ114にて画像形成動作モードが設定された後、中央制御部61は、画像形成動作の終了を待つ(ステップ115)。そして、画像形成動作が終了した場合には(ステップ115でYes)、ステップ101に戻って、画像形成動作の終了からの時間の計測を開始する。
このように、システム制御ユニット6の中央制御部61は、画像形成動作モード、スタンバイモード、または低電力モードを設定した場合には、各通信バイパス部242,312,432において第1通信経路L1(図7(a)参照)を設定する。それによって、中央制御部61のCPU611と、画像形成制御部24のCPU241、スキャナ制御部31のCPU311、およびUI制御部43のCPU431との間を接続状態に設定する。また、CPU241とユニット内通信ライン29との間、CPU311とユニット内通信ライン36との間、およびCPU431とユニット内通信ライン47との間を接続状態に設定する。
そのため、各ユニットと中央制御部61等の他のユニットとの間を結ぶユニット間通信ライン7と、各ユニット内のユニット内通信ライン29,36,47とが分離される。それによって、各ユニットに設けられたCPUの負荷が分散され、各CPUでの処理の高速化が図られる。
また、システム制御ユニット6の中央制御部61は、スリープモードを設定した場合には、各通信バイパス部242,312,432において第2通信経路(バイパス)L2(図7(b)参照)を設定する。それによって、中央制御部61のCPU611と、スリープモードが設定された場合においても電力供給が継続される機能部とが直接的に接続される。そして、中央制御部61は、スリープモードが設定された場合においても電力供給が継続される機能部を直接制御する。
そのため、スリープモードを設定した場合においては、システム制御ユニット6の中央制御部61が各ユニットの設定状態を検知する検知手段から検知信号を取得する。そして、各ユニット内の設定状態の変化を認識し、その結果に基づき、スリープモードからの復帰時に特定の処理を実行する必要があるか否かを復帰前に判断しておく。さらには、復帰とともに復帰時に実行する必要がある特定の処理を直ちに開始するように指示する。それにより、スリープモードからの復帰に要する時間を短縮する。
次の図10は、システム制御ユニット6の中央制御部61のハードウェア構成を示した図である。図10に示したように、中央制御部61は、画像形成装置1全体の動作を制御するに際して、予め定められたプログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算手段の一例としてのCPU611(図6等も参照)、CPU611により実行されるプログラム等が格納されるRAM612、CPU611により実行されるプログラム等にて用いられる設定値等のデータが格納されるROM613、書き換え可能で電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できるEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ614、中央制御部61に接続される各ユニットとの信号の入出力を制御するインターフェース部615を備えている。
また、外部記憶部616には中央制御部61により実行されるプログラムが格納されており、中央制御部61がこの処理プログラムを読み込むことによって、中央制御部61での制御が実行される。すなわち、画像形成装置1全体の動作を制御を実行するプログラム等が、例えば外部記憶部616としてのハードディスクやDVD−ROM等から中央制御部61内のRAM612に読み込まれる。そして、RAM612に読み込まれたプログラムに基づいて、CPU611が各種処理を行う。このプログラムに関するその他の提供形態としては、予めROM613に格納された状態にて提供され、RAM612にロードされる形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROM613を備えている場合には、中央制御部61がセッティングされた後に、プログラムだけがROM613にインストールされ、RAM612にロードされる形態がある。また、インターネット等の通信回線8を介して中央制御部61にプログラムが伝送され、中央制御部61のROM613にインストールされ、RAM612にロードされる形態がある。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1においては、各ユニットを制御する画像形成制御部24、スキャナ制御部31、およびUI制御部43それぞれへの電力供給が停止されるスリープモードが設定された場合には、システム制御ユニット6の中央制御部61が各ユニットの設定状態を検知する検知手段から検知信号を取得する。そして、各ユニット内の設定状態の変化を認識し、その結果に基づき、スリープモードからの復帰時に特定の処理を実行する必要があるか否かを復帰前に判断しておく。さらに、復帰とともに復帰時に実行する必要がある特定の処理を直ちに開始するように指示する。それにより、スリープモードからの復帰に要する時間が短縮される。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成の一例を示した図である。 画像形成ユニットの構成を説明する図である。 画像読取ユニットの構成を説明する図である。 UIユニットの構成を説明する図である。 画像形成装置にて設定される動作モードを説明する図である。 システム制御ユニットと各ユニットとの間の通信経路を説明する図である。 画像形成制御部に配置された通信バイパス部の内部構造を説明する図である。 スリープモードが設定された場合のシステム制御ユニットと各ユニットとの間の通信経路を説明する図である。 システム制御ユニットの中央制御部が実行する制御の手順の一例を示したフローチャートである。 システム制御ユニットの中央制御部のハードウェア構成を示した図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…画像形成ユニット、3…画像読取ユニット、4…ユーザインターフェース(UI)ユニット、5…電力供給ユニット、6…システム制御ユニット、7…ユニット間通信ライン、24…画像形成制御部、25…プロセス制御部、26…給紙制御部、27…用紙搬送制御部、28…定着制御部、29,36,47…ユニット内通信ライン、32…画像処理部、33…CCD制御部、34…原稿検知制御部、43…UI制御部、44…表示制御部、45…キー入力制御部、61…中央制御部、241,311,431,611…CPU、242,312,432…通信バイパス部

Claims (10)

  1. 画像データに基づき画像形成を行う画像形成部を個別に制御する画像形成部制御手段と、
    前記画像形成部との間で前記画像形成に関連するデータまたは信号の送受信を行う機能部各々を個別に制御する機能部制御手段と、
    前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段との通信を行って当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段を統合的に制御する統合制御手段と、
    前記画像形成部制御手段、前記機能部制御手段、および前記統合制御手段への電力供給を行う電力供給手段とを備え、
    前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段は、前記電力供給手段から電力供給を受けている場合に、前記画像形成部および前記機能部を構成する構成要素部をそれぞれ制御し、
    前記統合制御手段は、前記電力供給手段から前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段の何れかへの電力供給が停止された場合に、前記画像形成部および前記機能部を構成する前記構成要素部の全部または一部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段が前記電力供給手段から電力供給を受けている場合に、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記統合制御手段との間の通信と、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記画像形成部および前記機能部を構成する前記構成要素部との間の通信とを接続状態に設定し、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段に対する電力供給が停止された場合に、当該統合制御手段と当該画像形成部および当該機能部を構成する当該構成要素部の全部または一部との間の通信を接続状態に設定する通信切換手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記統合制御手段は、前記電力供給手段から前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段の何れかへの電力供給が停止された場合に、前記画像形成部および前記機能部の設定状態を検出する前記構成要素部である検出手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記統合制御手段は、前記電力供給手段から前記画像形成部制御手段への電力供給を停止状態から供給状態に復帰させる場合に、前記画像形成部に設けられたトナー像を記録材に定着する前記構成要素部である定着部の動作を開始するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記機能部は、原稿から画像を読み取って前記画像形成部に画像データを送信する画像読取部と、当該画像形成部にて行われる画像形成に関するユーザからの指示入力を受け付ける指示入力部とを含む複数が設けられたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 画像データに基づき画像形成を行う画像形成部を個別に制御する画像形成部制御手段と、当該画像形成部との間で当該画像形成に関連するデータまたは信号の送受信を行う機能部各々を個別に制御する機能部制御手段とに対して電力供給状態および電力停止状態の何れかを設定する設定手段と、
    前記設定手段が前記電力供給状態を設定した場合に、前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段と当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段を統合的に制御する統合制御手段との間の通信と、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記画像形成部および前記機能部を構成する構成要素部との間の通信を接続状態に設定し、当該設定手段が前記電力停止状態を設定した場合に、当該統合制御手段と当該画像形成部および当該機能部を構成する当該構成要素部の全部または一部との間の通信を接続状態に設定する切換制御を行う切換制御手段と
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  7. 前記切換制御手段は、前記設定手段が前記電力停止状態を設定した場合に、前記統合制御手段と前記画像形成部および前記機能部の設定状態を検出する機能を有する前記構成要素部である検出手段との通信を接続状態に設定することを特徴とする請求項6記載の制御装置。
  8. 前記切換制御手段は、前記設定手段が前記電力停止状態から前記電力供給状態に設定を切り換えた場合に、前記統合制御手段と前記画像形成部に設けられたトナー像を記録材に定着する定着部を制御する定着制御部との通信を接続状態に設定することを特徴とする請求項6記載の制御装置。
  9. 前記設定手段は、原稿から画像を読み取って前記画像形成部に画像データを送信する前記機能部としての画像読取部と、当該画像形成部にて行われる画像形成に関するユーザからの指示入力を受け付ける当該機能部としての指示入力部とをそれぞれ制御する前記機能部制御手段に対して前記電力供給状態および前記電力停止状態の何れかを設定することを特徴とする請求項6記載の制御装置。
  10. コンピュータに、
    画像データに基づき画像形成を行う画像形成部を個別に制御する画像形成部制御手段と当該画像形成部との間で当該画像形成に関連するデータまたは信号の送受信を行う機能部各々を個別に制御する機能部制御手段とに対して電力供給状態および電力停止状態の何れかを設定する機能と、
    前記電力供給状態を設定した場合に、前記画像形成部制御手段および前記機能部制御手段と当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段を統合的に制御する統合制御手段との間の通信と、当該画像形成部制御手段および当該機能部制御手段と前記画像形成部および前記機能部を構成する構成要素部との間の通信を接続状態に設定し、前記電力停止状態を設定した場合に、当該統合制御手段と当該画像形成部および当該機能部を構成する当該構成要素部の全部または一部との間の通信を接続状態に設定する切換制御を行う機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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