JP2011112978A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザのニーズ(画質重視かスピード重視か)に適合したレジストレーション補正頻度を実現する。
【解決手段】 記憶装置13は、画質優先モードおよびスピード優先モードを含む複数の動作モードから現在選択されている動作モードを示す設定データ31を記憶する。そして、プリントエンジン11は、所定の実行条件が満たされるたびにレジストレーション補正を繰り返し実行し、実行条件のパラメータに、動作モードが画質優先モードである場合には第1設定値を設定し、動作モードがスピード優先モードである場合には第1設定値よりレジストレーション補正の時間間隔が長くなる第2設定値を設定する。
【選択図】 図2
【解決手段】 記憶装置13は、画質優先モードおよびスピード優先モードを含む複数の動作モードから現在選択されている動作モードを示す設定データ31を記憶する。そして、プリントエンジン11は、所定の実行条件が満たされるたびにレジストレーション補正を繰り返し実行し、実行条件のパラメータに、動作モードが画質優先モードである場合には第1設定値を設定し、動作モードがスピード優先モードである場合には第1設定値よりレジストレーション補正の時間間隔が長くなる第2設定値を設定する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像形成装置に関するものである。
タンデム方式のカラー画像形成装置では、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックといった複数色の感光体および現像装置が配列して設置されており、それらの感光体および現像装置によりそれぞれの色のトナー像を中間転写ベルトへ転写し、複数色のトナー像を中間転写ベルトから用紙へ転写する(例えば特許文献1参照)。
独立した複数の感光体から中間転写ベルトへトナー像が転写されるため、適切なタイミングで各色の感光体から中間転写ベルトへトナー像を行わないと、色ズレが生じてしまう。この色ズレを生じないようにするためにレジストレーション処理が行われる。
このような色ズレ量は、温度変動による露光装置の機械的な微小変形などに起因して変化するため、レジストレーションの補正が行われる(例えば特許文献1参照)。通常、レジストレーション補正は、所定の時間や所定の印刷枚数ごとに実行される。
上述のレジストレーション補正を行うには、1〜2分程度の時間を要するため、装置にダウンタイムが発生し、その時間は印刷を行うことはできない。このようなダウンタイムは、ユーザへストレスを与えるため、好ましくない。特に、印刷画質より印刷スピードを優先するユーザにとって画質的に許容される程度の色ズレにも拘わらずレジストレーション補正が実行されると、ダウンタイムによりストレスを与えてしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザのニーズ(画質重視かスピード重視か)に適合したレジストレーション補正頻度を実現することができる画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像形成装置は、画質優先モードおよびスピード優先モードを含む複数の動作モードから現在選択されている動作モードを示す設定データを記憶する記憶装置と、所定の実行条件が満たされるたびにレジストレーション補正を繰り返し実行し、実行条件のパラメータに、動作モードが画質優先モードである場合には第1設定値を設定し、動作モードがスピード優先モードである場合には第1設定値よりレジストレーション補正の時間間隔が長くなる第2設定値を設定するレジストレーション実行部とを備える。
これにより、ユーザのニーズ(画質重視かスピード重視か)に適合したレジストレーション補正頻度を実現することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、レジストレーション実行部は、動作モードがスピード優先モードである場合には、印刷実行途中でのレジストレーション補正の実行を禁止する。
これにより、印刷実行途中でレジストレーション補正の実行条件が満たされても、レジストレーション補正が実行されないため、スピード重視のユーザに適合したレジストレーション補正頻度となる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、レジストレーション実行部は、スリープ復帰時において、動作モードがスピード優先モードである場合には、レジストレーション補正の実行を禁止し、動作モードが画質優先モードである場合には、レジストレーション補正の実行を禁止しない。
これにより、スリープ復帰時において、スリープ移行前からの、露光装置等の温度変化に起因してレジストレーション補正の実行が要求される場合でも、レジストレーション補正が実行されないため、スピード重視のユーザに適合したレジストレーション補正頻度となる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、レジストレーション補正の実行条件は、前回のレジストレーション補正からの経過時間が所定時間に到達したか否かであり、上述の実行条件のパラメータは、所定時間である。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、レジストレーション補正の実行条件は、前回のレジストレーション補正からの印刷枚数が所定枚数に到達したか否かであり、上述の実行条件のパラメータは、所定枚数である。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、レジストレーション補正の実行条件は、前回のレジストレーション補正からの露光装置の温度変化が所定温度差以上であるか否かであり、上述の実行条件のパラメータは、所定温度差である。さらに、この画像形成装置は、動作モードがスピード優先モードである場合には、予め設定された所定のテーブルを用いたデフォルトレジストレーション補正を行うようにしてもよい。さらに、この所定のテーブルは、画像優先モードにおけるレジストレーション補正の結果に基づき更新されるようにしてもよい。これにより、これにより、画像優先モードからスピード優先モードにモードを切り換えた場合におけるレジストレーション補正の精度を向上させることが可能となる。
本発明によれば、画像形成装置において、ユーザのニーズに適合したレジストレーション補正頻度を実現することができる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成を示す側面図である。画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、複合機などといった、印刷機能を有する装置である。
この実施の形態の画像形成装置は、タンデム方式のカラー現像装置を有する。このカラー現像装置は、感光体ドラム1a〜1d、露光装置2および現像装置3a〜3dを有する。感光体ドラム1a〜1dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色の感光体である。
露光装置2は、感光体ドラム1a〜1dへレーザ光をそれぞれ照射して静電潜像を形成する装置である。各露光装置2は、レーザスキャナユニットである。このレーザスキャナユニットには、例えば特開2008−51841号公報に記載のものなどが使用される。露光装置2は、レーザ光の光源であるレーザダイオード、そのレーザ光を感光体ドラム1a〜1dへ導く光学素子(レンズ、ミラー、ポリゴンミラーなど)を有する。1色につき1つの露光装置2があり、露光装置2は、装置内部のハウジングなどの構造体に取り付けられている。このため、温度変動により露光装置2内の光学素子が機械的に変位し、これにより光学系にズレが生じ、ある温度でレジストレーション処理を行っていても色ズレが発生する。このため、レジストレーション補正が必要になる。
また、現像装置3a〜3dは、トナーカートリッジ内のトナーを感光体ドラム1a〜1d上の静電潜像に付着させてトナー像を形成する。
感光体ドラム1dおよび現像装置3dにより、マゼンタの現像が行われ、感光体ドラム1cおよび現像装置3cにより、シアンの現像が行われ、感光体ドラム1bおよび現像装置3bにより、イエローの現像が行われ、感光体ドラム1aおよび現像装置3aにより、ブラックの現像が行われる。
レジストレーション処理(レジストレーション補正を含む)の際には、各現像装置3a〜3dは、カラーレジストパターンを現像する。
中間転写ベルト4は、感光体ドラム1a〜1dに接触し、感光体ドラム1a〜1d上のトナー像を転写される環状の像担持体である。中間転写ベルト4は、駆動ローラ5に張架され、駆動ローラ5からの駆動力によって、感光体ドラム1dとの接触位置から感光体ドラム1aとの接触位置への方向へ周回していく。この中間転写ベルト4は、レジストレーション処理の際にカラーレジストパターンを担持する。
転写ローラ6は、搬送されてくる用紙を転写ベルト4に接触させ、転写ベルト4上のトナー像を用紙に転写する。なお、トナー像を転写された用紙は、定着器9へ搬送され、トナー像が用紙へ定着される。
ローラ7は、中間転写ベルト4に接触し、用紙へのトナー像の転写後に中間転写ベルト4に残ったトナーを除去する。
センサ8は、中間転写ベルト4に光線を照射し、その反射光を検出する。レジストレーション処理の際に、センサ8は、中間転写ベルト4上のカラーレジストパターンに光線を照射し光線の反射光を検出する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。図2において、プリントエンジン11は、上述のローラなどを駆動する図示せぬ駆動源および露光装置2を制御して、給紙、印刷および排紙を実行させる処理回路である。
温度センサ12は、露光装置2に設置され、露光装置2の温度を検出する素子である。温度センサ12には例えばサーミスタなどが使用される。なお、複数色についての露光装置2が別々に設置される場合には、いずれか1つの露光装置2に温度センサ12が設置される。
記憶装置13は、各種データを格納する不揮発性の記憶媒体(フラッシュメモリ、ハードディスクドライブなど)を有する装置である。ここでは、記憶装置13は、モード設定データ31、補正間隔データ32および温度補正データ33を格納している。モード設定データ31は、画質優先モードおよびスピード優先モードを含む複数の動作モードから現在選択されている動作モードを示す設定データである。また、補正間隔データ32は、レジストレーション補正の実行条件を示すデータである。補正間隔データ32には、前回のレジストレーション補正から今度行うレジストレーション補正までの経過時間、前回のレジストレーション補正から今度行うレジストレーション補正までの印刷枚数、今度のレジストレーション補正を行う際の前回のレジストレーション補正時からの露光装置2の温度差などが、動作モードごとに設定されている。また、温度補正データ33は、前回のレジストレーション補正時の温度と現時点の温度との差による色ズレを補正するために各色の現像タイミングの調節に使用されるパラメータである。したがって、温度補正データ33は、各温度差に対する補正値(パラメータ値)を有するテーブルとなっている。
操作パネル14は、当該画像形成装置の筐体表面に設置され、表示装置14aおよび入力装置14bを有する。表示装置14aは、例えば液晶ディスプレイであり、入力装置14bは、例えばタッチパネルやキースイッチである。また、コントローラ15は、ユーザ操作およびジョブを受け付け、プリントエンジン11、操作パネル装置14などの内部装置を制御する回路である。また、インタフェース16は、ホスト装置からの指令やジョブを受信し、コントローラ15へ供給する回路である。インタフェース16としては、周辺機器インタフェース、ネットワークインタフェースなどが使用される。
ここで、プリントエンジン11について詳しく説明する。
プリントエンジン11は、レジストレーション処理において、所定のサンプリング周期ごとにセンサ8の出力信号をサンプリングして監視しており、センサ8により各色のレジストパターンが検出された時間(所定の基準時から検出時までの時間)に基づいて、現在の色ズレを解消する補正量を計算し、その補正量に従って各部を、色ズレが生じないように制御し、用紙への画像の印刷を実行する。
また、プリントエンジン11は、コントローラ15により検出される、操作パネル14へのユーザ操作やインタフェース16により受信される指令に従って、動作モードを、画質優先モードおよびスピード優先モードのいずれかに設定する。動作モードの設定は、モード設定データ31の値として保存される。
プリントエンジン11は、現在の動作モードについて設定されている補正間隔設定データ32を参照して、その補正間隔設定データ32に設定されている実行条件が満たされるたびにレジストレーション補正を繰り返し実行する。
つまり、プリントエンジン11は、動作モードが画質優先モードである場合には、画質優先モードについて設定されている補正間隔設定データ32(第1設定値)をレジストレーション補正の実行条件のパラメータに設定し、前記動作モードがスピード優先モードである場合には、スピード優先モードについて設定されている補正間隔設定データ32(第2設定値)をレジストレーション補正の実行条件のパラメータに設定する。つまり、実行条件は、色ズレの許容限度に対応するしきい値を示す。第2設定値は、第1設定値よりレジストレーション補正の時間間隔が長くなる値である。実行条件が前回のレジストレーション補正からの経過時間である場合には、第1設定値は、所定の時間とされ、第2設定値は、第1設定値より長い時間とされる。また、実行条件が前回のレジストレーション補正からの印刷枚数である場合には、第1設定値は、所定の枚数とされ、第2設定値は、第1設定値より多い枚数とされる。なお、印刷枚数は、記憶装置13などにカウンタとして保存されている。また、実行条件が、前回のレジストレーション補正からの露光装置2の温度変化が所定温度差以上である場合には、第1設定値は、所定の温度差とされ、第2設定値は、第1設定値より大きい温度差とされる。なお、実行条件に露光装置2の温度差を使用する場合、レジストレーション補正時に露光装置2の温度が温度センサ12により検出され、その温度データが記憶装置13に保存される。
また、プリントエンジン11は、温度センサ12による検出温度の値をサンプリングしてデータとして取得し、温度補正データ33を参照して、温度センサによる現時点での温度に応じた現像タイミングの補正値を取得し、その補正値を反映させて、現像タイミングを実行する。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。ここでは、動作モードの切り替え動作および印刷実行時の動作について説明する。
(a)動作モードの切り替え動作
図3は、図1および図2に示す画像形成装置の動作モードの切り替え動作について説明するフローチャートである。
操作パネル14に対して動作モードの設定操作が行われると、コントローラ15がその操作を検出する。また、ホスト装置から動作モード設定指令がインタフェース16により受信されると、コントローラ15がその指令を検出する。そして、プリンタエンジン11は、コントローラ15によりその操作または指令が検出されると(ステップS1)、その操作または指令に従って設定すべき動作モードがスピード優先モードであるか否かを判定する(ステップS2)。
設定すべき動作モードがスピード優先モードである場合、プリンタエンジン11は、モード設定データ31の値を、スピード優先モードを示す値に設定する。これにより、スピード優先モードについての補正間隔設定データ32が、レジストレーション補正の実行条件に使用されるため、レジストレーション補正間隔がデフォルト値より長くなる(ステップS3)。
一方、設定すべき動作モードがスピード優先モードではない場合(つまり、設定すべき動作モードが画質優先モードである場合)、プリンタエンジン11は、モード設定データ31の値を、画質優先モードを示す値に設定する。これにより、画質優先モードについての補正間隔設定データ32が、レジストレーション補正の実行条件に使用されるため、デフォルト値となる(ステップS4)。
このようにして、画像形成装置の動作モードが切り換えられ、動作モードに応じたレジストレーション補正の頻度となる。
なお、モード設定入力が後述の印刷実行要求とともに行われるようにして、この動作モードの切り替え動作を、後述の印刷の前処理として行うようにしてもよい。
(b)印刷実行時の動作
図4は、図1および図2に示す画像形成装置の印刷実行時の動作について説明するフローチャートである。
操作パネル14に対して印刷ジョブ、コピージョブなどの印刷実行要求の入力操作が行われると、コントローラ15がその操作を検出する。また、ホスト装置から印刷ジョブなどの印刷実行要求のジョブがインタフェース16により受信されると、コントローラ15がそのジョブを検出する。そして、プリンタエンジン11は、コントローラ15により印刷実行要求が検出されると(ステップS11)、モード設定データ31を参照して、現在設定されている動作モードがスピード優先モードであるか否かを判定する(ステップS12)。
現在設定されている動作モードがスピード優先モードである場合、プリンタエンジン11は、印刷中のレジストレーション補正を禁止して(ステップS13)、その印刷実行要求のジョブを実行する(ステップS14)。ジョブ実行後、プリンタエンジン11は、スピード優先モードについての補正間隔設定データ32に基づいて、レジストレーション補正の実行条件が満たされているか否かを判定する。
一方、現在設定されている動作モードが画質優先モードである場合、プリンタエンジン11は、印刷中のレジストレーション補正を禁止せずに、その印刷実行要求のジョブを実行する(ステップS14)。ジョブ実行中、プリンタエンジン11は、画質優先モードについての補正間隔設定データ32に基づいて、レジストレーション補正の実行条件が満たされたか否かを継続的に判定する。
したがって、印刷実行中にレジストレーション補正の実行条件が満たされた場合、現在設定されている動作モードが画質優先モードであれば、印刷ジョブを中断してレジストレーション補正が実行される。一方、印刷実行中にレジストレーション補正の実行条件が満たされた場合でも、現在設定されている動作モードがスピード優先モードであれば、印刷ジョブの途中ではレジストレーション補正は実行されず、ジョブ完了後に実行される。
このようにして、印刷実行時において、動作モードに応じてレジストレーション補正の実行頻度が制御される。
以上のように、上記実施の形態によれば、記憶装置13は、画質優先モードおよびスピード優先モードを含む複数の動作モードから現在選択されている動作モードを示す設定データ31を記憶する。そして、プリントエンジン11は、所定の実行条件が満たされるたびにレジストレーション補正を繰り返し実行し、実行条件のパラメータに、動作モードが画質優先モードである場合には第1設定値を設定し、動作モードがスピード優先モードである場合には第1設定値よりレジストレーション補正の時間間隔が長くなる第2設定値を設定する。
これにより、ユーザのニーズ(画質重視かスピード重視か)に適合したレジストレーション補正頻度を実現することができる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上述の実施の形態において、当該画像形成装置がスリープ状態から通常の通電状態へ復帰時において、露光装置2の温度が、前回のレジストレーション補正時の温度から所定の温度差以上変化している場合、現時点で設定されている動作モードがスピード優先モードであればレジストレーション補正の実行を禁止し、現時点で設定されている動作モードが画質優先モードである場合にはレジストレーション補正の実行を禁止しないようにしてもよい。スピード優先モードにおいてレジストレーション補正の実行を禁止する場合には、デフォルトの温度補正テーブル(各温度に対応するレジストレーション補正値を予め設定したテーブル)を用いた補正を行えばよい。また、実際にはレジストレーション補正値は機種毎に異なるので、デフォルトの温度補正テーブルを、画像優先モードにおけるレジストレーション補正の結果を反映させて更新していくようにしてもよい。これにより、画像優先モードからスピード優先モードにモードを切り換えた場合におけるレジストレーション補正の精度を向上させることが可能となる。
また、上記実施の形態において、プリントエンジン11は、画質優先モードにおいてレジストレーション補正を行ったときの温度センサ12による検出温度の値をサンプリングしてデータとして取得し、そのレジストレーション補正の結果から上述の現像タイミングの補正値(パラメータ値)を求め、その検出温度および補正値に基づいて、温度補正データ33を更新するようにしてもよい。このようにすることで、温度補正データ33の精度が高くなり、スピード優先モード時の印刷においてもこの温度補正データ33が使用されることから、画質優先モードだけではなくスピード優先モードの印刷時の色ズレも低減される。
また、上記の各実施の形態において、複数の露光装置2のそれぞれについて温度センサを設け、それらの複数の温度センサの平均値、最大値、最小値などの代表値を、上述の温度センサの検出温度として使用するようにしてもよい。
本発明は、例えば、プリンタ、複合機などに適用可能である。
11 プリントエンジン(レジストレーション実行部の一例)
13 記憶装置
31 モード設定データ
32 補正間隔設定データ
13 記憶装置
31 モード設定データ
32 補正間隔設定データ
Claims (8)
- 電子写真プロセスにより画像形成を行う画像形成装置において、
画質優先モードおよびスピード優先モードを含む複数の動作モードから現在選択されている動作モードを示す設定データを記憶する記憶装置と、
所定の実行条件が満たされるたびにレジストレーション補正を繰り返し実行し、前記実行条件のパラメータに、前記動作モードが画質優先モードである場合には第1設定値を設定し、前記動作モードがスピード優先モードである場合には前記第1設定値よりレジストレーション補正の時間間隔が長くなる第2設定値を設定するレジストレーション実行部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記レジストレーション実行部は、前記動作モードがスピード優先モードである場合には、印刷実行途中での前記レジストレーション補正の実行を禁止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記レジストレーション実行部は、スリープ復帰時において、前記動作モードがスピード優先モードである場合には、前記レジストレーション補正の実行を禁止し、前記動作モードが画質優先モードである場合には、前記レジストレーション補正の実行を禁止しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記レジストレーション補正の実行条件は、前回のレジストレーション補正からの経過時間が所定時間に到達したか否かであり、
前記実行条件のパラメータは、前記所定時間であること、
を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記レジストレーション補正の実行条件は、前回のレジストレーション補正からの印刷枚数が所定枚数に到達したか否かであり、
前記実行条件のパラメータは、前記所定枚数であること、
を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記レジストレーション補正の実行条件は、前回のレジストレーション補正からの露光装置の温度変化が所定温度差以上であるか否かであり、
前記実行条件のパラメータは、前記所定温度差であること、
を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記動作モードが前記スピード優先モードである場合には、予め設定された所定のテーブルを用いたデフォルトレジストレーション補正を行うことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 前記所定のテーブルは、前記画像優先モードにおける前記レジストレーション補正の結果に基づき更新されることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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2009
- 2009-11-30 JP JP2009270999A patent/JP2011112978A/ja active Pending
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