JP4526927B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等に用いられる電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、印刷特性のキャリブレーションを実行する印刷装置に関する。
画像形成装置の出力画像は、温度変化、湿度変化等の環境変化や画像形成装置エンジンを構成するパーツの経時変化等の状態変化に伴って変化する。従って、状態変化に応じて画像装置エンジンの出力特性を補正するキャリブレーションによって出力画像の品質を維持する必要がある。通常、キャリブレーションを実行するタイミングとしては、一定の枚数を通紙したときや一定の時間が経過したときなど、所定の条件に達したときに自動的にキャリブレーションを実行する方法を用いている。
他方、モノクロやテキストを中心に印刷する場合には、画質の変化はそれ程問題にならないことがある。そのため画質を問わずに早急に印刷結果を求めるユーザーがいるにも関わらず、例え印刷Job中でも所定の条件に達すればキャリブレーションを起動するので、ユーザーが意図しない予定外のキャリブレーション時間が発生してしまう。この問題の解決手段として、特許文献1では、早急に印刷したい場合、印刷Jobに、“印刷処理中にキャリブレーションを行わせないコマンド”をつける方法を挙げている。
しかしながら特許文献1の場合、印刷結果を優先するユーザーを特定してキャリブレーションを回避できる利点があるものの、コマンド設定はユーザー自身が必ず手動で行わねばならないという煩わしさを強いるので、ユーザビリティの面で課題が残る。
また、特許文献2には上記キャリブレーション回避の方法についての記載があるが、連続印刷枚数を基準としたものであり、ユーザーが意図しない予定外のキャリブレーション時間の発生による待機時間を、ユーザーの手を煩わせずに低減する本発明とは異なるものである。
また、特許文献3にはキャリブレーションを実行するか否かを判定して処理するデジタル画像読取装置についての記載があるが、パッチ部の測色的に求めたsRGB値を基準として判定するもので、上記と同様に本発明とは異なるものである。
特開2000-190573号公報 特開2002-229278号公報 特開2002-247402号公報
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、ユーザーが意図しない予定外のキャリブレーション時間の発生による待機時間を、ユーザーの手を煩わせずに低減する画像形成装置を提供することを課題とする。
上記問題を解決するための手段として、本発明は以下の特徴を有している。
本発明の画像形成装置では、画像形成プロセスを行う画像形成ユニットを備え、装置のキャリブレーション実行によって画像形成に関するパラメータを変更するモードを有する画像形成装置において、前記画像形成装置は、ユーザーがホストPCにプリンタドライバをインストールすると、プリンタドライバ内にそのホストPC固有の番号が生成され、印刷要求と同時にホストPC固有の番号も送信することにより、ユーザーが印刷要求を行う際にコントローラが印刷要求元のホストPCを個別に認識し、前記コントローラは、各ホストPC毎に過去の印刷要求履歴、通紙枚数や経過時間を記憶し、前記画像形成装置が印刷要求を受けると、印刷要求内容を前記コントローラが記憶してから印刷を実行し、前記コントローラが過去の印刷要求履歴から、キャリブレーションを回避して印刷結果を優先すべきホストPCかどうかを自動的に判断し、前記コントローラが、キャリブレーションを回避すべきホストPCであると判断した場合は、前記印刷の実行中はキャリブレーション実行を回避してユーザー待機時間を低減し、前記コントローラが、キャリブレーションを回避すべきではないホストPCであると判断した場合は、前記コントローラに記憶された通紙枚数や経過時間に達しているかどうかを判断し、達しているときはキャリブレーションを実行し、前記コントローラが、キャリブレーションを回避すべきホストPCであるかどうかを判断する基準は、通常印刷の場合、特殊紙トレイから紙を搬送する場合、特殊紙種を使用する場合、特定の時間帯に印刷する場合のいずれかにおいて、前記印刷要求が近過去所定回数連続でテキスト文書であるかモノクロ文書であるかキャリブレーション回避対象ファイルであるかどうかであり、これらいずれかの印刷要求が近過去所定回数連続であったときはキャリブレーションを回避することを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、さらに、前記画像形成装置は、印刷結果を優先すべきホストPCか否かをコントローラが自動的に判断してキャリブレーションを回避する機能を動作させるかどうか、ユーザーはいつでもホストPC上で手動切り換えできることを特徴とする。
以上説明したように、プリンタコントローラが各ホストPCの印刷要求履歴を記憶することで、印刷結果を優先すべき特定のホストPCを自動的に判断してキャリブレーション実行を回避し、ユーザー待機時間を低減できる効果を得る。
[プリンタの構成]
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態の一例として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
図1は、本プリンタの概略構成図である。図において、このプリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y、M、C、Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Yを例にすると、図2に示すように、ドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像装置5Y等を備えている。このプロセスカートリッジ6Yは、プリンタ100本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
上記帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体1Yの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体1Yの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このYの静電潜像は、Yトナーを用いる現像装置5YによってYトナー像に現像される。そして、中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Y表面に残留したトナーを除去する。また、除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他のプロセスカートリッジ6M、C、Kにおいても、同様にして感光体1M、C、K上にM、C、Kトナー像が形成され、中間転写ベルト8上に中間転写される。
先に示した図1において、プロセスカートリッジ6Y、M、C、Kの図中下方には、露光装置7が配設されている。潜像形成手段たる露光装置7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、プロセスカートリッジ6Y、M、C、Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、感光体1Y、M、C、K上にY、M、C、K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
露光装置7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27、レジストローラ対28など有する給紙手段が配設されている。紙収容カセット26は、記録体たる転写紙Pが複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の転写紙Pには給紙ローラ27が当接している。給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転せしめられると、一番上の転写紙Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給紙される。レジストローラ対28は、転写紙Pを挟み込むべく両ローラを回転駆動するが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。かかる構成の給紙手段においては、給紙ローラ27と、タイミングローラ対たるレジストローラ対28との組合せによって搬送手段が構成されている。この搬送手段は、転写紙Pを収容手段たる紙収容カセット26から後述の2次転写ニップまで搬送するものである。
プロセスカートリッジ6Y、M、C、Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる中間転写ユニット15が配設されている。この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、4つの1次転写バイアスローラ9Y、M、C、K、クリーニング装置10などを備えている。また、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。中間転写ベルト8は、これら3つのローラに張架されながら、少なくとも何れか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。1次転写バイアスローラ9Y、M、C、Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト8を感光体1Y、M、C、Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写バイアスローラ9Y、M、C、Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY、M、C、K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y、M、C、K上のY、M、C、Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
上記2次転写バックアップローラ12は、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された4色トナー像は、この2次転写ニップで転写紙Pに転写される。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。
2次転写ニップにおいては、転写紙Pが互いに順方向に表面移動する中間転写ベルト8と2次転写ローラ19との間に挟まれて、上記レジストローラ対28側とは反対方向に搬送される。2次転写ニップから送り出された転写紙Pは、定着装置20のローラ間を通過する際に熱と圧力とにより、表面に転写された4色トナー像が定着される。その後、転写紙Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て機外へと排出される。プリンタ本体の上面には、スタック部30が形成されており、上記排紙ローラ対29によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部30に順次スタックされる。
図1において、2次転バックアップローラ上方には画像濃度検知手段としての反射型フォトセンサ40が配設されており、中間転写ベルト8上の光反射率に応じた信号を出力するように構成されている。この反射型フォトセンサには、拡散光検出型か正反射光検出型のうち、中間転写ベルト8の表面の反射光量と、後述の基準パターン像の反射光量との差を十分な値にし得る方が用いられる。なお、反射型フォトセンサ40の役割については後述する。
[キャリブレーションの構成]
図3は本レーザープリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。図において制御部150はそれぞれ電気的に接続されたトナー像形成部6Y、6M、6C、6K、光書込みユニット7、給紙カセット26、レジストローラ対28、転写ユニット15、反射型フォトセンサ40などを制御する。また、この制御部150は、演算部などを制御するCPU150aと、データを記憶するRAM150bとを備えている。
この制御部150は、図示しない主電源の投入時や、所定時間経過した後の待機時、所定枚数以上のプリントを出力したあとの待機時など、所定のタイミングで、各トナー像形成部6の像形成性能などの作像性能を試験するように構成されている。
具体的には、この所定のタイミングが到来すると、まず、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを回転しながら一様に帯電せしめる。この帯電については、通常のプリント時における一様な帯電(例えば−700V)とは異なり、その電位を徐々に大きくしていくようにする。そして、上記レーザ光の走査によって基準パターン像用の静電潜像を形成しながら、現像ユニット6Y、6M、6C、6Kで現像する。この現像により、各色のバイアス現像パターン像が感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上に形成される。なお、現像の際、制御部150は、それぞれの現像ユニット20の現像ローラ22に印加される現像バイアスの値も徐々に高くしていくように制御する。
これら各色のバイアス現像パターン像は、中間転写ベルト8上に重なり合わずに並ぶように転写される。この転写により、中間転写ベルト8上には各色の基準パターン像によって構成されるパターンブロックが形成される。
このパターンブロック中の各基準パターン像の基準像は、中間転写ベルト8の無端移動に伴って反射型フォトセンサ40との対向位置を通過する際、その光反射量が検知され、電気信号として上記制御部150に出力される。制御部150は、反射型フォトセンサ40から順次送られてくるこの出力信号に基づいて、各基準像の光反射率を演算し、濃度パターンデータとしてRAM150bに格納していく。
反射型フォトセンサ40との対向位置を通過した上記パターンブロックは、上記クリーニング装置10によってクリーニングされる。
図4は上記基準パターン像P(Py、Pm、Pc、Pk)を示す模式図である。図において、基準パターン像Pは、互いに間隔15mmを置いて並ぶ3つの基準像で構成されている。本レーザープリンタにおいて、各基準像101は縦15mm×横15mmの大きさで、15mmの間隙を介して形成される。よって、中間転写ベルト8上の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さはそれぞれL2=75mmとなる。基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、プリントプロセス時に形成される各色のトナー像とは異なり、上記中間転写ベルト8上に重なり合わずに並ぶように転写される。このような転写により、中間転写ベルト8上には各色の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkによって構成される1つのパターンブロックPBが形成される。
図5は、感光体ドラム1の設置ピッチを示す模式図である。図示のように、感光体ドラム1Y、1M、1C、1KはそれぞれL1=90mmに設定されている。上述のように、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さL2はそれぞれ75mmであり、感光体ドラム1の設置ピッチL1よりも短い。このため、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、それぞれの端部を重ね合わせないように独立して転写されることが可能になる。
図6は、中間転写ベルト8上に形成される上記パターンブロックを示す模式図である。中間転写ベルト8上には、4つの基準パターンPk、Pc、Pm、PyからなるパターンブロックPBが2つ形成される。具体的には、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1から構成されるパターンブロックPB1と、基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2から構成されるパターンブロックPB2とが形成される。
パターンブロックPB1、PB2は次のようにして形成される。即ち、上記制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1内の基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1が中間転写ベルト8に転写され終わった時点から、最も上流側の基準パターンPy1が最も下流側の感光体ドラム1Kの転写ニップを通過し終わるまでの間において、中間転写ベルト8上を基準パターン像が移動する。
また、上記制御部150は、所定のタイミングを見計らって2つ目のパターンブロックPB2の各基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成せしめる。この所定のタイミングとは、具体的には1つ目のパターンブロックPB1の後端(基準パターン像Py1)が最も下流側の感光体ドラム1Kの転写ニップを通過してから更に所定量だけ移動した時点から、パターンブロックPB2の基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2が中間転写ベルト8上に転写され始めるタイミングである。
図6において、中間転写ベルト8を備える転写ユニットの図中右上側には、画像検知手段としての反射型フォトセンサ40が配設されている。中間転写ベルト8上の各基準パターン像は無端移動に伴って移動して反射型フォトセンサ40に検知された後、転写ユニットのクリーニング装置10にて除去される。
上記反射型フォトセンサ40は、1つ目のパターンブロックPB1の先端から後端にかけて、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1を構成する各基準像101からの反射光量を次のような順序で検知する。即ち、基準パターン像Pk1の3個の基準像101、基準像Pc1の3個の基準像101、基準像Pm1の3個の基準像101、基準像Py1の3個の基準像101、という順序で検知する。この際、各基準像101の光反射量に応じた電圧信号を後述する方法で検知し、上記制御部150に順次出力する。上記制御部150は、反射型フォトセンサ40から順次送られてくるこの電圧信号に基づいて、各基準像101の画像濃度を順次演算してRAM150bに格納していく。なお、反射型フォトセンサ40には拡散光検出型がカラートナーの高濃度部を検知できる点で望ましい。
[コントローラ]
図7は、本実施形態の画像形成システムの概略構成を示す図である。この画像形成システムは、ホストPC1004と、ホストPCから供給される画像情報に基づいて記録媒体上に画像を出力する画像形成装置100とを、双方向通信が可能なインターフェイスにより接続している。
ホストPC1004で作成されたデータファイルが印刷命令を受けると、コントローラ1001のデバイスドライバ1005によって画像形成装置100用の言語に展開され、画像情報としてインターフェイスを介して画像形成装置100に転送される。
コントローラ1001は、ホストPCから転送された画像情報に基づいて、ページ毎にクラスタデータを生成し、エンジン1002に供給する。
エンジン1002は、コントローラ1001から供給される画像情報に基づいて感光ドラム上に潜像を形成し、その潜像を記録媒体に転写、定着(電子写真方式)することにより画像を形成する。
また、コントローラ1001はエンジン1002の状態変化(気温、湿度などの環境変化やトナー残量などの内部状態変化)に関する情報を把握し、エンジン1002へキャリブレーション実行命令を下してキャリブレーションを実行させる。また、タイマー1003により、コントローラ1001は印刷要求された時刻を把握する。
[本発明におけるキャリブレーション実行方法]
コントローラがホストPCから印刷要求を受け、印刷要求履歴をもとにキャリブレーションを回避すべきホストPCか否かを自動的に判断する処理手順をフローチャートとして図8に示す。
まず、ユーザーが印刷Job命令を下すと、画像形成装置内のコントローラが印刷要求元のホストPCから印刷要求を受ける(S2)。
各ホストPC内プリンタドライバにはインストール時にホストPC固有の番号(シリアル番号、インストール日時など)が自動的に生成されており、印刷要求と同時にホストPC固有の番号も送信することで、コントローラは印刷要求元のホストPCを認識する(S3)
この機能により、コントローラが各ホストPCからの印刷要求内容を記憶してから(S4)、印刷を実行する(S5)。
キャリブレーションを回避すべきホストPCかどうかを自動的に判断する動作は、好みに応じて実行させないようホストPC上でいつでも手動切り換え可能である。従って、普段は印刷結果を優先するユーザーが、今回だけは画質を優先したいという場合にはキャリブレーション回避動作を停止し、通常の所定のキャリブレーション条件によりキャリブレーション実行することができる(S6No)。
キャリブレーションを回避すべきホストPCかどうか自動的に判断する動作を実行する場合(S6Yes)は、以下のような手順となる。
キャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断する場合
コントローラが、印刷結果を優先してキャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断する具体例を以下に示す。
[例1]
印刷要求元のホストPCについて、近過去5回連続でテキスト文書印刷要求の場合(S7Yes)、コントローラは印刷結果を優先してキャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断する(S14)。
[例2]
印刷要求元のホストPCについて、近過去5回連続でモノクロ文書印刷要求の場合(S7Yes)、コントローラは印刷結果を優先してキャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断する(S14)。
[例3]
印刷要求元のホストPCについて、近過去5回連続でキャリブレーション回避対象ファイル(例えばwordなど)の印刷要求の場合(S7Yes)、コントローラは印刷結果を優先してキャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断する(S14)。
キャリブレーション回避対象ファイルかどうかは、コントローラがファイルの拡張子から識別する。
[例4]
印刷要求元のホストPCについて、使用するトレイや紙種が特殊(例えば、官庁で使用する住民データ記入用書類など)なとき、過去同条件での印刷要求履歴が5回連続でキャリブレーション回避対象ファイルの場合(S8Yes)は、コントローラは今回も印刷結果を優先してキャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断する(S14)。
[例5]
印刷要求元のホストPCについて、特定の時間帯の印刷要求(例えば営業課で平日8:00〜8:10に必ず出力する顧客情報など)において、過去の同時間帯の印刷要求履歴が5回連続でキャリブレーション回避対象ファイルの場合(S9Yes)は、コントローラは今回も印刷結果を優先してキャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断する(S14)。
コントローラがキャリブレーションを回避すべきホストPCだと判断すると、その印刷中にはキャリブレーションを実行しない(S15)。
上記手順でキャリブレーションを回避した場合、コントローラは所定のキャリブレーション条件(通紙枚数、経過時間など)を記憶しておき、その後、所定のキャリブレーション条件に達した時点でキャリブレーションを実行する。
キャリブレーションを回避する必要の無いホストPCだと判断する場合
印刷要求元のホストPCについて、上記[例1]〜[例5]のどれにも当てはまらない場合(S7〜9No)は、コントローラはキャリブレーションを回避する必要の無いホストPCだと判断する(S10)。
その後は通常通り、所定のキャリブレーション実行条件に基づいてキャリブレーションを実行するか否かを判断する。
印刷中に所定のキャリブレーション実行条件に到達した場合(S11Yes)
キャリブレーションを実行する(S12)。また、実行した時点で所定のキャリブレーション実行条件をリセットする(S13)。
印刷中に所定のキャリブレーション実行条件に到達しない場合(S11No)
キャリブレーションを実行せず(S15)、コントローラは所定のキャリブレーション実行条件を記憶して(S16)、所定のキャリブレーション実行条件に達した時点でキャリブレーションを実行する。
以上の処理により、プリンタコントローラが各ホストPCの印刷要求履歴を記憶することで、印刷結果を優先すべき特定のホストPCを自動的に判断してキャリブレーション実行を回避し、ユーザー待機時間を低減できる効果を得る。
本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施例を示すプロセスカートリッジの概略構成図である。 本発明の一実施例を示すレーザープリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。 基準パターン像P(Py、Pm、Pc、Pk)を示す模式図である。 感光体ドラムの設置ピッチを示す模式図である。 中間転写ベルト上に形成される上記パターンブロックを示す模式図である。 本発明の画像形成システムの概略構成を示す図である。 コントローラがホストPCから印刷要求を受け、印刷要求履歴をもとにキャリブレーションを回避すべきホストPCか否かを自動的に判断する処理手順を示すフローチャートである。
1 感光体
2 ドラムクリーニング装置
4 帯電装置
5 現像装置
6 トナー像形成部(プロセスカートリッジ)
7 露光装置
8 中間転写ベルト
9 1次転写バイアスローラ
10 クリーニング装置
12 2次転写バックアップローラ
13 クリーニングバックアップローラ
14 テンションローラ
15 中間転写ユニット
19 2次転写ローラ
20 定着装置
26 紙収容カセット
27 給紙ローラ
28 レジストローラ対
29 排紙ローラ対
30 スタック部
40 反射型フォトセンサ
100 画像形成装置
101 基準像
150 制御部
150a CPU
150b RAM
1001 コントローラ
1002 エンジン
1003 タイマー
1004 ホストPC
1005 デバイスドライバ
P 転写紙
L レーザ光
L1 感光体ドラム1の設置ピッチ
P(Py、Pm、Pc、Pk) 基準パターン像
PB パターンブロック
Y イエロー
M マゼンタ
C シアン
K ブラック

Claims (2)

  1. 画像形成プロセスを行う画像形成ユニットを備え、
    装置のキャリブレーション実行によって画像形成に関するパラメータを変更するモードを有する画像形成装置において
    前記画像形成装置は、ユーザーがホストPCにプリンタドライバをインストールすると、プリンタドライバ内にそのホストPC固有の番号が生成され、印刷要求と同時にホストPC固有の番号も送信することにより、ユーザーが印刷要求を行う際にコントローラが印刷要求元のホストPCを個別に認識し、
    前記コントローラは、各ホストPC毎に過去の印刷要求履歴、通紙枚数や経過時間を記憶し、
    前記画像形成装置が印刷要求を受けると、印刷要求内容を前記コントローラが記憶してから印刷を実行し、
    前記コントローラが過去の印刷要求履歴から、キャリブレーションを回避して印刷結果を優先すべきホストPCかどうかを自動的に判断し、
    前記コントローラが、キャリブレーションを回避すべきホストPCであると判断した場合は、前記印刷の実行中はキャリブレーション実行を回避してユーザー待機時間を低減し、
    前記コントローラが、キャリブレーションを回避すべきではないホストPCであると判断した場合は、前記コントローラに記憶された通紙枚数や経過時間に達しているかどうかを判断し、達しているときはキャリブレーションを実行し、
    前記コントローラが、キャリブレーションを回避すべきホストPCであるかどうかを判断する基準は、通常印刷の場合、特殊紙トレイから紙を搬送する場合、特殊紙種を使用する場合、特定の時間帯に印刷する場合のいずれかにおいて、前記印刷要求が近過去所定回数連続でテキスト文書であるかモノクロ文書であるかキャリブレーション回避対象ファイルであるかどうかであり、これらいずれかの印刷要求が近過去所定回数連続であったときはキャリブレーションを回避する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、印刷結果を優先すべきホストPCか否かをコントローラが自動的に判断してキャリブレーションを回避する機能を動作させるかどうか、ユーザーはいつでもホストPC上で手動切り換えできる
    ことを特徴とする画像形成装置。
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