JP2013540447A5 - - Google Patents

Claims (19)

1. 約０．５から５、好ましくは約０．５から３の範囲の蛋白質と炭水化物との重量比、３から９、好ましくは３．５から７．５の範囲の蛋白質と灰分との重量比、および１重量％未満、好ましくは０．１重量％未満、より好ましくは０．０１重量％未満の乳糖含量を有する、低乳糖含有量の蛋白質加水分解乳製品。
2. 蛋白質と炭水化物との比が約１である、請求項１に記載の蛋白質加水分解乳製品。
3. 蛋白質加水分解の程度が、少なくとも６０ｍｇチロシン／加水分解乳製品１リットルである、請求項１または２に記載の蛋白質加水分解乳製品。
4. 蛋白質：炭水化物：灰分の比が約１．１２：１：０．２６である、請求項１〜３のいずれかに記載の蛋白質加水分解乳製品。
5. 製品が、通常の乳の外観および官能特性を有する、請求項１〜４のいずれかに記載の蛋白質加水分解乳製品。
6. 乳原料を乳糖除去およびプロテアーゼ処理に供することを含む、０．５から５の範囲の蛋白質と炭水化物との重量比、３から９の範囲の蛋白質と灰分との重量比、および１重量％未満の乳糖含量を有する、低乳糖含有量の蛋白質加水分解乳製品を製造する方法。
7. 乳糖除去がプロテアーゼ処理の前、間または後に、好ましくはプロテアーゼ処理の前に行われる、請求項６に記載の方法。
8. 乳糖除去が、膜技術、乳糖加水分解、クロマトグラフィー、沈殿またはこれらの組み合わせ、好ましくは膜技術、により行われる、請求項６または７に記載の方法。
9. 乳原料がラクターゼ酵素処理に供される、請求項８に記載の方法。
10. ａ）乳原料を１種以上の膜ろ過に供して低乳糖乳製品を製造する、
    ｂ）所望により、低乳糖乳製品をラクターゼで加水分解して無乳糖乳製品を製造する、
    ｃ）低乳糖乳製品または無乳糖乳製品をプロテアーゼ処理に供して低乳糖含量の蛋白質加水分解乳製品を製造する、
    請求項８に記載の方法。
11. ａ）乳原料を限外ろ過に供し、限外ろ過保持液および限外ろ過透過液を製造する、
    ｂ）限外ろ過透過液をナノろ過に供し、ナノろ過保持液およびナノろ過透過液を製造する、
    ｃ）ＮＦ透過液をＵＦ保持液に戻し、低乳糖乳製品を製造する、
    請求項１０に記載の方法。
12. 乳ミネラルが、好ましくは蛋白質加水分解乳製品またはＵＦ保持液に添加される、請求項１１に記載の方法。
13. ａ）乳原料を限外ろ過に供し、限外ろ過保持液および限外ろ過透過液を製造する、
    ｂ）限外ろ過透過液をナノろ過に供し、ナノろ過保持液およびナノろ過透過液を製造する、
    ｃ）ＮＦ透過液を逆浸透（ＲＯ）により濃縮し、ＲＯ保持液およびＲＯ透過液を製造する、
    ｄ）ＲＯ保持液をＵＦ保持液に戻し、低乳糖乳製品を製造する、
    請求項１０に記載の方法。
14. 乳ミネラルが、好ましくは蛋白質加水分解乳製品またはＵＦ保持液に添加される、請求項１３に記載の方法。
15. 乳原料が精密ろ過に供され、精密ろ過保持液としての低乳糖乳製品を製造する、請求項１０に記載の方法。
16. 乳ミネラルがＭＦ保持液に添加される、請求項１５に記載の方法。
17. 段階ｂ）と段階ｃ）が同時に行われる、請求項１０に記載の方法。
18. 乳原料が、乳糖除去および／またはプロテアーゼ処理の前に加熱処理される、請求項６から１７のいずれかに記載の方法。
19. 蛋白質加水分解乳製品がプロテアーゼ不活性化処理に供される、前記請求項６から１８のいずれかに記載の方法。