JP2019528740A5

JP2019528740A5 -

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Publication number: JP2019528740A5
Application number: JP2019515302A
Authority: JP
Filing date: 2017-09-19
Publication date: 2020-11-12
Anticipated expiration: 2037-09-19

Claims

精製ヒトミルクオリゴ糖組成物を作製する方法であって、
（ａ）人乳透過液を、前記人乳透過液中のラクトースの消化に好適な条件下でラクターゼと混合して、透過液／ラクターゼ混合物を作り出すことと、
（ｂ）前記透過液／ラクターゼ混合物から前記ラクターゼを除去することと、
（ｃ）前記混合物を濾過して、ヒトミルクオリゴ糖を精製及び濃縮することと、を含む、方法。
前記透過液のｐＨが、前記ラクターゼの添加前又はそれと同時に、約４．３〜約４．７のｐＨに調整され、
任意に、前記ｐＨが、前記ラクターゼを添加する前に４．５に調整される、請求項１に記載の方法。
前記透過液が、前記ラクターゼの添加前又はそれと同時に、約４５℃〜約５５℃の温度に加熱され、
任意に、前記透過液が、前記ラクターゼを添加する前に約５０℃に加熱される、請求項１に記載の方法。
前記ラクターゼが、約０．１％〜約０．５％重量／重量で添加され、
任意に、ラクターゼが、約０．１％重量／重量で添加される、請求項１に記載の方法。
前記混合物を、ラクターゼの除去の前に約２０℃〜約３０℃の温度に冷却することを更に含み、
任意に、前記温度が、約２５℃である、請求項１に記載の方法。
デプスフィルタを通して前記ラクターゼ消化透過液を浄化することを更に含み、
任意に、前記デプスフィルタが、約０．１〜約１０ミクロンのフィルタまたは約１〜約５ミクロンのフィルタである、請求項１に記載の方法。
前記濾過が、任意に５０，０００ダルトン以下の孔径を有する膜を通して、工程（ｂ）の前記混合物を限外濾過して、限外濾過混合物を作り出すことを含む、請求項１に記載の方法。
６００ダルトン以下の孔径を有する膜を通して、前記限外濾過混合物を濾過することを更に含む、請求項７に記載の方法。
前記濾過が、約２，０００〜約３，０００ダルトンの膜を含むフィルタ、続いて６００ダルトン以下の膜を通した濾過の両方を通して、工程（ｂ）の前記混合物を濾過することを含む、請求項１に記載の方法。
工程（ｃ）における精製後のヒトミルクオリゴ糖の濃度が、約０．５％〜約７．５％または約１％〜約５％重量／重量であり、
任意に、ヒトミルクオリゴ糖の前記濃度が、約５％重量／重量である、請求項１に記載の方法。
請求項１〜１０のいずれか一項に記載の方法に従って作製された精製ヒトミルクオリゴ糖組成物。
５％以下のラクトースを含む、請求項１１に記載の精製ヒトミルクオリゴ糖組成物。
それを必要とする対象において全身性炎症を減少させるために用いられる精製ヒトミルクオリゴ糖組成物であって、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の方法により作製された、精製ヒトミルクオリゴ糖組成物。
それを必要とする対象において感染を治療又は予防するための精製ヒトミルクオリゴ糖組成物であって、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の方法により作製された、精製ヒトミルクオリゴ糖組成物。
移植を受けている対象において移植片対宿主病のリスクを減少するための精製ヒトミルクオリゴ糖組成物であって、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の方法により作製された、精製ヒトミルクオリゴ糖組成物。