JP2013191324A - 燃料電池システムの筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的狭い設置スペースであっても前面パネルを容易に着脱することができる燃料電池システムの筐体を提供する。
【解決手段】本燃料電池システムの筐体2は、ベース部41と、ベース部から立ち上がる外装パネル42と、外装パネルの上端側に設けられる天板43と、を備え、外装パネルを構成する前面パネル48は、その上端部48aが天板の端部43aの内側に挿脱自在に挿入され、その下端部48bがベース部に着脱自在に固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池システムの筐体に関し、さらに詳しくは、比較的狭い設置スペースであっても前面パネルを容易に着脱することができる燃料電池システムの筐体に関する。
従来の燃料電池システムの筐体として、ベース部と、このベース部から立ち上がる外装パネルと、この外装パネルの上端側に設けられる天板と、を備えるものが一般に知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。この特許文献1には、筐体の下部に回転テーブル機構を備え、パネルが蝶番で開閉可能とされていることが開示されている。また、特許文献2には、パネルに排気管からの燃焼ガスを排気するための排気口を形成し、この排気口を偏向手段で覆って結露を抑制することが開示されている。
しかし、上記特許文献1の技術では、パネルが蝶番で開閉可能とされているので、パネルを開けてメンテナンス作業を行ううえで、パネルを開放状態に固定する手段が必要となり、コストアップとなる。また、メンテナンスの作業スペースに制約があり、筐体の横幅より狭い設置スペースではパネルが完全開放できないため、設置スペースの制約が大きくなる。さらに、意匠性を考慮して蝶番を目隠しし、さらに蝶番での防水性を高めるためには更なるコストアップとなる。また、上記特許文献2の技術では、パネルの排気口の周囲面に排気管の先端面を単純に当接させているので、パネルの排気口での確実な防水が行えない。また、パネルと排気管とをネジ止め等で締結する場合にはパネルを容易に着脱できない。
特開2008−235092号公報 特開2011−204446号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、比較的狭い設置スペースであっても前面パネルを容易に着脱することができる燃料電池システムの筐体を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ベース部と、該ベース部から立ち上がる外装パネルと、該外装パネルの上端側に設けられる天板と、を備える燃料電池システムの筐体であって、前記外装パネルを構成する前面パネルは、その上端部が前記天板の端部の内側に挿脱自在に挿入され、その下端部が前記ベース部に着脱自在に固定されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記外装パネルを構成する前記前面パネルと側面パネルとの間には、前記前面パネルを前面方向に付勢する弾性体が設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載において、前記前面パネルの下端部には、前記ベース部上に支持される支持ガイドが設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載において、前記前面パネルには、前記筐体内に設けられる排気管の先端側が挿通される排気口が形成され、前記排気管の外周側には、前記前面パネルの裏面側で前記排気口を覆うフランジ部が設けられ、該フランジ部の外周端側には、前記前面パネルの裏面側に向かって折り返された折返し部が設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載において、前記前面パネルには、前記筐体内に設けられる排気管の先端側が挿通される排気口が形成され、前記排気口は、前記前面パネルの上端部を前記天板の端部から取外すときに前記排気管に干渉しない大きさに形成されていることを要旨とする。
本発明の燃料電池システムの筐体によると、外装パネルを構成する前面パネルは、その上端部が天板の端部の内側に挿脱自在に挿入され、その下端部がベース部に着脱自在に固定されているので、前面パネルは、筐体の前面を構成するように位置決めされて取り付けられる。そして、メンテナンス作業時において、前面パネルは、その下端側のベース部に対する固定を解除してから上端側を天板の端部の内側から取外すことで取り外される一方、取り外された前面パネルは、その上端側を天板の端部の内側に挿入してから下端側をベース部に固定することで取り付けられる。これにより、住宅密集地や集合住宅等の比較的狭い設置スペースであっても前面パネルを容易に着脱することができる。その結果、従来のようにパネルを蝶番で開閉するものやパネルの上端部及び下端部をネジ止め固定するものに比べて、メンテナンス作業性を高め得るとともに、メンテナンスコストを抑えることができる。
また、前記外装パネルを構成する前記前面パネルと側面パネルとの間に、前記前面パネルを前面方向に付勢する弾性体が設けられている場合は、前面パネルは、弾性体により前面方向に付勢されて位置決めされる。これにより、強風時等のガタツキ音の発生を抑制できるとともに、前面パネルの着脱作業性が更に高められる。
また、前記前面パネルの下端部に、前記ベース部上に支持される支持ガイドが設けられている場合は、前面パネルを着脱する際に、ベース部上に支持ガイドを支持することで前面パネルの自重が支えられる。よって、必要最小限の作業者数(例えば、一人)で前面パネルを容易に着脱できるとともに、メンテナンス作業を行うことができる。
また、前記前面パネルに、前記筐体内に設けられる排気管の先端側が挿通される排気口が形成され、前記排気管の外周側に、前記前面パネルの裏面側で前記排気口を覆うフランジ部が設けられ、該フランジ部の外周端側に、前記前面パネルの裏面側に向かって折り返された折返し部が設けられている場合は、前面パネルと排気管とが締結されないため前面パネルを更に容易に着脱でき、前面パネルの着脱時間が短くなりメンテナンスコストを更に抑えることができる。また、フランジ部及び折返し部により排気口から筐体内への雨水等の浸入や排気ガスの逆流が抑制されるとともに、排気管の剛性が高められる。
さらに、前記前面パネルに、前記筐体内に設けられる排気管の先端側が挿通される排気口が形成され、前記排気口が、前記前面パネルの前記上端部を前記天板の端部から取外すときに前記排気管に干渉しない大きさに形成されている場合は、前面パネルと排気管とが締結されないため前面パネルを更に容易に着脱でき、前面パネルの着脱時間が短くなりメンテナンスコストを更に抑えることができる。また、前面パネルを取り外す際に前面パネルの排気口が排気管に干渉しないため、前面パネルを更に容易に取り外すことができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施形態に係る燃料電池システムの概要図である。 実施形態に係る筐体の斜視図である。 上記筐体の分解斜視図である。 上記筐体を模式的に示す分解斜視図である。 図2のV−V線断面拡大図である。 図2のVI−VI線断面拡大図である。 図2のVII−VII線断面拡大図である。 図2のVIII−VIII線断面拡大図である。 実施形態に係る前面パネルの要部斜視図である。 図9のX−X線断面図である。
(1)燃料電池システムの構成
本実施形態に係る燃料電池システム1は、図1に示すように、箱状の筐体2、燃料電池モジュール3、排熱回収システム4、インバータ装置5、制御装置6及び水精製装置7を備えている。
上記筐体2は、筐体2内を区画して第1室R1及び第2室R2を形成する仕切部材9を備えている。第1室R1は第1空間を形成し、第2室R2は第2空間を形成する。仕切部材9は、筐体2を上下に区画する(仕切る)板状部材である。筐体2内には、仕切部材9より上方及び下方に第1室R1及び第2室R2が形成される。なお、本実施形態では、仕切部材9を一枚の板状部材で構成したが、仕切部材9を箱状部材で構成してもよく、また、第1室R1及び第2室R2をそれぞれ区画する箱状に形成された2つの別部材で構成してもよい。なお、第1室R1と第2室R2は、仕切部材12で区画形成されていなくてもよく、例えばフレームなどで形成されていてもよく、板状の仕切部材9に第1室R1と第2室R2とをつなぐ穴が開いていてもよい。
上記燃料電池モジュール3は、第1室R1内に該第1室R1の内壁面から空間をおいて収納されている。燃料電池モジュール3は、ケーシング11及びケーシング11内に配設される燃料電池14を少なくとも含んで構成されるものである。本実施形態では、燃料電池モジュール3は、ケーシング11、蒸発部12、改質部13及び燃料電池14を備えている。
ケーシング11は、断熱性材料で箱状に形成されている。ケーシング11は、第1室R1内に該第1室R1の内壁面から空間をおいて図示しない支持構造により支持されている。なお、ケーシング11の全ての面が第1室R1の内壁面に接していなければよく、ケーシング11の面(6面)のうちいずれかが第1室R1の内壁面との間に空間があればよい。ケーシング11内には、蒸発部12、改質部13及び燃料電池14が配設されている。このとき、蒸発部12及び改質部13が燃料電池14の上方に位置するように配設されている。
蒸発部12は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された改質用原料を予熱するものである。蒸発部12は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して改質部13に供給するものである。改質用原料としては天然ガス、LPGなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本実施形態では天然ガスにて説明する。
この蒸発部12には、一端(下端)が後述する水タンク36に接続された給水管16の他端が接続されている。給水管16には、改質水ポンプ16aが設けられている。改質水ポンプ16aは、蒸発部12に改質水を供給するとともにその改質水供給量を調整するものである。
また、蒸発部12には、燃料供給源(図示省略)からの改質用原料が改質用原料供給管17を介して供給される。改質用原料供給管17には、上流から順番に一対の原料バルブ(図示省略)、脱硫器17a、及び原料ポンプ17bが設けられている。原料バルブは改質用原料供給管17を開閉する電磁開閉弁である。脱硫器17aは改質用原料中の硫黄分(例えば、硫黄化合物)を除去するものである。原料ポンプ17bは、燃料供給源からの燃料供給量を調整するものである。
改質部13は、後述する燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部12から供給された混合ガス(改質用原料、水蒸気)から改質ガスを生成して導出するものである。改質部13内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素ガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。これと同時に、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水蒸気が反応して水素ガスと二酸化炭素とに変成するいわゆる一酸化炭素シフト反応が生じている。これら生成されたガス(いわゆる改質ガス)は燃料電池14の燃料極に導出されるようになっている。改質ガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)を含んでいる。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応であり、一酸化炭素シフト反応は発熱反応である。
燃料電池14は、燃料極、空気極(酸化剤極)、及び両極の間に介装された電解質からなる複数のセル14aが積層されて構成されている。本実施形態の燃料電池14は、固体酸化物形燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。燃料電池14の燃料極には、燃料として水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。動作温度は700〜1000℃程度である。水素だけではなく天然ガスや石炭ガスなども直接燃料として用いることが可能である。この場合、改質部13は省略することができる。
セル14aの燃料極側には、燃料である改質ガスが流通する燃料流路14bが形成されている。セル14aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路14cが形成されている。
燃料電池14は、マニホールド19上に設けられている。マニホールド19には、改質部13からの改質ガスが改質ガス供給管20を介して供給される。燃料流路14bは、その下端(一端)がマニホールド19の燃料導出口に接続されており、その燃料導出口から導出される改質ガスが下端から導入され上端から導出されるようになっている。カソードエアブロワ21a(カソードエア送出(送風)手段)によって送出されたカソードエアはカソードエア供給管21を介して供給され、空気流路14cの下端から導入され上端から導出されるようになっている。
カソードエアブロワ21aは、第2室R2内に配設されている。カソードエアブロワ21aは、第2室R2内の空気を吸入し燃料電池14の空気極に吐出するものであり、その吐出量は調整制御(例えば、燃料電池14の負荷電力量(消費電力量)に応じて制御)されるものである。
燃料電池14においては、燃料極に供給された燃料と空気極に供給された酸化剤ガスによって発電が行われる。すなわち、燃料極では、下記化1及び化2に示す反応が生じ、空気極では、下記化3に示す反応が生じている。すなわち、空気極で生成した酸化物イオン(O2−)が電解質を透過し、燃料極で水素と反応することにより電気エネルギーを発生させている。したがって、燃料流路14b及び空気流路14cからは、発電に使用されなかった改質ガス及び酸化剤ガス(空気)が導出する。
(化1)
+O2−→HO+2e
(化2)
CO+O2−→CO+2e
(化3)
1/2O+2e→O2−
そして、燃料流路14b及び空気流路14cから導出した、発電に使用されなかった改質ガスは、燃料電池14と蒸発部12(改質部13)の間の燃焼空間R3にて、発電に使用されなかった酸化剤ガス(空気)によって燃焼され、その燃焼ガスによって蒸発部12及び改質部13が加熱される。さらには、燃料電池モジュール3内を動作温度に加熱している。その後、燃焼ガスは排気口11aから燃料電池モジュール3の外に排気される。
上記排熱回収システム4は、貯湯水を貯湯する貯湯槽23と、貯湯水が循環する貯湯水循環ライン24と、燃料電池モジュール3からの燃焼排ガスと貯湯水との間で熱交換が行われる熱交換器25(「凝縮器」とも称される。)と、を備えている。
貯湯槽23は、1つの柱状容器を備えており、その内部に温水が層状に、すなわち上部の温度が最も高温であり下部にいくにしたがって低温となり下部の温度が最も低温であるように貯留されるようになっている。貯湯槽23の柱状容器の下部には水道水などの水(低温の水)が補給され、貯湯槽23に貯留された高温の温水が貯湯槽23の柱状容器の上部から導出されるようになっている。
貯湯水循環ライン24の一端は貯湯槽23の下部に、他端は貯湯槽23の上部に接続されている。貯湯水循環ライン24上には、一端から他端に向かって順番に貯湯水循環手段である貯湯水循環ポンプ24a、熱交換器25、及び温度センサ24bが配設されている。貯湯水循環ポンプ24aは、貯湯槽23の下部の貯湯水を吸い込んで貯湯水循環ライン24を図示矢印方向へ通水させて貯湯槽23の上部に吐出するものであり、その流量(送出量)が制御されるようになっている。温度センサ24bは、貯湯水の貯湯槽23の入口温度を検出するものであり、その検出結果を制御装置6に送信するようになっている。貯湯水循環ポンプ24aは、温度センサ24bの検出温度(貯湯水の貯湯槽23の入口温度)が所定の温度または温度範囲となるように、送出量が制御されるようになっている。
熱交換器25は、燃料電池モジュール3から排気される燃焼排ガスが供給されるとともに貯湯槽23からの貯湯水が供給され燃焼排ガスと貯湯水が熱交換する熱交換器である。この熱交換器25は、筐体2内に配設されている。本実施形態では、熱交換器25は、燃料電池モジュール3の下部に設けられており、少なくとも熱交換器25の下部は仕切部材9を貫通して第2室R2に突出されて配設されている。
熱交換器25は、ケーシング25aを備えている。ケーシング25aには、燃焼排ガスが導入される導入口25b、燃焼排ガスが導出される導出口25c、及び凝縮された凝縮水が導出される導出口25dが設けられている。ケーシング25a内には、貯湯水循環ライン24に接続されている熱交換部(凝縮部)25eが配設されている。導入口25bは、燃料電池モジュール3のケーシング11の下部に設けられ燃焼排ガスが導出される排気口11aに連通するようになっている。燃焼排ガスの導出口25cは、排気管26を介して第1排気口2aに接続されている。凝縮水の導出口25dは、ケーシング25aの底部に形成されている。燃焼排ガスの導出口25cは、凝縮水が燃焼排ガスの導出口25cから導出するのを防止するため、凝縮水の導出口25dより上方に形成されている。
このように構成された熱交換器25においては、燃料電池モジュール3からの燃焼排ガスは、導入口25bからケーシング25a内に導入され、貯湯水が流通する熱交換部25eを通る際に貯湯水との間で熱交換が行われ凝縮されるとともに冷却される。凝縮後の燃焼排ガスは導出口25c及び排気管26を通って第1排気口2aから外部に排出される。また、凝縮された凝縮水は、凝縮水の導出口25d及び凝縮水供給管27を通って後述する水精製器35に供給される(自重で落水する)。一方、熱交換部25eに流入した貯湯水は、加熱されて流出される。
また、燃料電池システム1は、換気用空気流路Lを備えている。換気用空気流路Lは、外部の空気が第2室R2の空気導入口2cから導入され、該第2室R2及び第1室R1を流通して第1室R1の空気導出口2bから外部に導出される流路である。この換気用空気流路L上には、換気用空気を第2室R2の空気導入口2cから第1室R1の空気導出口2bへ向けて流量調整可能に送風する1つの換気用空気ブロワ(送風手段)28が設けられている。
空気導入口2cは、第2室R2を形成する筐体2に形成されており(第2室R2に形成されており)、第2室R2内に外部からの空気を導入する導入口である。空気導出口2bは、第1室R1を形成する筐体2に形成されており(第1室R1に形成されており)、第1室R1内の空気(気体)を外部に導出する導出口である。
また、第1室R1と第2室R2との間を仕切る仕切部材9には、空気導入口9aが形成されている。空気導入口9aは、第2室R2内の空気(気体)を第1室R1内に導入する導入口である。本実施形態では、換気用空気ブロワ28は、空気導入口9aに設けられている。この換気用空気ブロワ28は、第2室R2内の空気を吸い込んで、空気導入口9aを通して第1室R1内に送出している。換気用空気ブロワ28は、空気を第2室R2の空気導入口2cから第1室R1の空気導出口2bへ向けて流量調整可能に送風する。
このように、換気用空気流路Lは、空気導入口2cと空気導出口2bを有し、空気導入口2cから空気導入口9a経由で空気導出口2bまでの第2室R2内及び第1室R1内の空間で構成される流路のことである。
換気用空気ブロワ28の駆動により、第2室R2内に外部の空気が空気導入口2cを通って流入する。第2室R2内に導入された外部の空気(換気用空気)は、第2室R2内の空間を、高温となった部材(例えば、インバータ装置5等)との間で熱交換を行いながら(即ち、インバータ装置5等を冷却しながら)仕切部材9の空気導入口9aに向かって流通する。
第2室R2内で熱交換されて昇温された空気が、空気導入口9aを通して第1室R1内に送出される。第1室R1内に導入された換気用空気は、第1室R1の内壁面とケーシング11と間を、燃料電池モジュール3との間で熱交換を行いながら(すなわち燃料電池モジュール3もしくは筐体2の温度を冷却しながら)空気導出口2bに向かって流通する。そして、高温(例えば、40〜60℃)となった換気用空気は、空気導出口2bから外部に排出される。
上記インバータ装置5は、燃料電池14から出力される直流電圧を入力し所定の交流電圧に変換して交流の系統電源31及び外部電力負荷33に接続されている電源ライン32に出力する第1機能と、系統電源31からの交流電圧を電源ライン32を介して入力し所定の直流電圧に変換して補機に出力する第2機能と、を有している。
なお、系統電源(または商用電源)31は、該系統電源31に接続された電源ライン32を介して電力負荷33に電力を供給するものである。燃料電池14はインバータ装置5を介して電源ライン32に接続されている。電力負荷33は、交流電源で駆動される負荷であり、例えばドライヤ、冷蔵庫、テレビなどの電化製品である。補機は、燃料電池モジュール3に改質用原料、水、空気を供給するためのモータ駆動のポンプ16a,17b及び換気用空気ブロワ28などから構成されている。この補機は直流電圧にて駆動されるものである。
インバータ装置5は、電流センサ5aを備えている。電流センサ5aは、インバータ装置5から電源ライン32を介して外部電力負荷33に出力される電力、及び系統電源31から電源ライン32を介してインバータ装置5に入力される電力を検知する。この検知結果は制御装置6に送信されるようになっている。
さらに、電源ライン32には、電流センサ32aが設けられている。この電流センサ32aは、インバータ装置5から系統電源31への逆潮流電力、及び系統電源31からインバータ装置5への順潮流電力を検知する。この検知結果は制御装置6に送信されるようになっている。
上記制御装置6には、上述した各電流センサ5a,32a、各ポンプ24a,16a,17b、各ブロワ28,21aが接続されている。制御装置6はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAM及びROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、燃料電池システムの運転を実施している。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
この制御装置6は、燃料電池14が発電可能な状態において、電流センサ5aにより検知されるインバータ装置5からの出力電力、及び電流センサ32aにより検知される系統電源31に入出する電力に基づいて外部電力負荷33で消費される消費電力を算出する。例えば、インバータ装置5からの出力電力と系統電源31に入出する電力との和が消費電力として算出される。制御装置6は、燃料電池14の発電電力が、算出した消費電力となるように、燃料電池モジュール3に供給する原料、水などの供給量を制御する。なお、消費電力が燃料電池14の最大発電電力を超える場合には、燃料電池14は最大発電電力で運転される。
上記水精製装置7は、熱交換器25で生成される凝縮水を精製する水精製器35(「浄水器」又は「純水器」とも称される。)と、この水精製器35で精製された水を貯留する水タンク36と、を備えている。
水精製器35は、活性炭とイオン交換樹脂を内蔵しており、例えばフレーク状の活性炭と粒状のイオン交換樹脂を充填している。また被処理水の状態によっては、中空糸フィルタを設置しても良い。水精製器35は、熱交換器25からの凝縮水を活性炭とイオン交換樹脂によって純水化するものである。水精製器35は、配管37を介して水タンク36に連通しており、水精製器354内の純水は配管37を通って水タンク36に導出される。また、水タンク36には、水タンク36内の純水量を検出する図示しない水量センサ(水位センサ)が設けられている。水量センサは例えばフロート式、静電容量式などの水位計である。水量センサは制御装置に検出信号を送信するようになっている。
(2)筐体の構成
本実施形態に係る筐体2は、図2〜図4に示すように、ベース部41と、このベース部41から立ち上がる外装パネル42と、この外装パネル42の上端側に設けられる天板43と、を備えている。なお、本発明に係る「筐体」は、少なくとも上記燃料電池14を収容するものである。また、図2〜図4において、手前側を筐体2の前面、その反対側を筐体2の背面、左側を筐体2の左側面、右側を筐体2の右側面、上側を筐体2の天井面、及び下側を筐体2の底面と称する。
上記ベース部41は、筐体2の底面を構成している。このベース部41は、略長方形をなす金属製のベースパネル44と、このベースパネル44の下面に固定される金属製の複数(図中2本)の支持レール45と、を備えている。これらの支持レール45は、ベースパネル44の長手方向に沿って略平行に延在され、長手方向と直交する方向に所定の間隔で設けられている。また、これら各支持レール45の長手方向の両端部は、ベースパネル44の両端部よりそれぞれ突出され、アンカーボルト(図示省略)を挿通するU字状の切欠き45aが形成されている。そして、支持レール45は、燃料電池システム1を据え置く例えばコンクリート基礎からなる据付部(図示省略)上に載置され、据付部に埋め込まれたアンカーボルトにより、据付部に固定されるようになっている。
ベースプレート44上には、図4に示すように、支持枠構造47が配設されている。この支持枠構造47は、ベースプレート44上の前面側の左右隅部に立設される上下方向に延びる金属製の第1支柱47aと、ベースプレート44上の背面側の左右隅部に立設される上下方向に延びる金属製の第2支柱47bと、を備えている。これら各第1支柱47aの長さは、第2支柱47bの長さの略1/2とされている。また、各第1支柱47aの上端側のそれぞれは、水平方向に延びる金属製の横梁47cで連結されている。また、各第2支柱47bの上端側のそれぞれは、水平方向に延びる金属製の横梁47dで連結されている。また、各第2支柱47bの中間部のそれぞれは、水平方向に延びる金属製の横梁47eで連結されている。さらに、第1支柱47aの上端部と第2支柱47bの中間部とのそれぞれは、水平方向に延びる金属製の横梁47fで連結されている。
上記外装パネル42は、筐体2の前面を構成する金属製の前面パネル48と、筐体2の左右の側面を構成する金属製の側面パネル49、50と、筐体2の背面を構成する金属製の背面パネル51と、を備えている。これら各側面パネル49、50は、第1及び第2支柱47a、47bにボルト(図示省略)により着脱自在に固定されている。また、背面パネル51は、第2支柱47bにボルト(図示省略)により着脱自在に固定されている。なお、前面パネル48には、その上部に上記空気導出口2bが形成され、その下部に上記空気導入口2cが形成されている(図2参照)。
上記天板43は、筐体2の天井面を構成している。この天板43は、ボルト(図示省略)により第2支柱47bの上端側に着脱自在に固定されている。さらに、天板43には、図5及び図6に示すように、その外周端側を下方に折り曲げてなる端部43aが設けられている。この天板43の端部43aの内側には、前面パネル48の上端部48aが挿脱自在に挿入されている。この前面パネル48の上端部48aの挿入量S(図5参照)は約10mmとされている。
前面パネル48の側端部48cは、図6に示すように、背面方向に折り曲げられている。また、各側面パネル49、50の側端部49a、50aは、左右方向に折り曲げられている。この側面パネル49、50の側端部49a、50aには、上下方向に延びる発泡ゴム製の弾性体52が取り付けられている(図3参照)。この弾性体52には、前面パネル48の側端部48cの上部が圧接される。ここで、天板43の端部43aの左右の側壁431aの間隔W1は、前面パネル48の上端部48aを左右方向に位置決めし得るように前面パネル48の上端部48aの左右間隔W2より僅かに大きな値とされている。また、天板43の端部43aの前壁431bと側面パネル49、50の側端部49a、50aの対向壁491、501との間隔L1は、前面パネル48の上端部48aを前後方向に位置決し得るように前面パネル48の上端部48aの前後間隔L2より僅かに大きな値とされている。
前面パネル48の下端部48bの裏面側には、図7に示すように、ベースプレート44上に支持される縦断面略L字状で金属製(例えば、肉厚約1mmの鋼板製等)の支持ガイド53が溶着されている。また、前面パネル48の下端部48bの左右隅側のそれぞれには、裏面側に向かって窪んだ凹部54が形成されている(図2参照)。これら各凹部54の裏面側には、図8に示すように、ベースプレート44に固着された縦断面略L字状の取付座55がボルト56により固定されている。よって、前面パネル48の下端部48bは、ベース部41に対して着脱自在に固定されている。この固定により前面パネル48は上下方向に位置決めされる。なお、上記凹部54内にはボルト56の頭部が収納され、意匠性が高められている。
前面パネル48には、図9及び図10に示すように、筐体2内に設けられる上記排気管26の先端側が挿通される略長方形状の排気口57が形成されている。また、前面パネル48の前面側には、防水性及び意匠性を高めるため排気口57を覆うように箱状の排気カバー58が設けられている。この排気カバー58の上面及び側面には排気穴58aが形成されている。また、排気管26の先端側の側面には排気穴26aが形成されている。また、排気管26の先端外周側には、前面パネル48の裏面側で排気口57を覆うフランジ部59が設けられている。このフランジ部59の外周端側には、前面パネル48の裏面側に向かって折り返された折返し部59aが設けられている。また、フランジ部59には、前面パネル48の裏面の排気口57の周囲側に圧接する発泡ゴム製のパッキン60が取り付けられている。なお、上記排気管26は、横梁47c(図4参照)にブラケット(図示省略)を介して支持されている。
排気口57は、図10に示すように、前面パネル48の上端部48aを天板43の端部43aから取外すときに排気管26に干渉しない大きさに形成されている。具体的には、排気口57の上下方向の開口量H1は、天板43の端部43aに対する前面パネル48の上端部48aの挿入量S(即ち、前面パネル48の上下方向のストローク量:図5参照)と排気管26の上下方向の幅H2との和より大きな値に設定されている。なお、上記フランジ部59の面幅も上記挿入量Sを考慮した値とされている。
(3)筐体の作用
次に、上記構成の筐体2の作用について説明する。メンテナンス作業時には、前面パネル48は、その下端側48bのベース部41に対する固定を解除してから上端側48aを天板43の端部43aの内側から取外すことで取り外され、筐体2内に収容された補機等の点検・交換作業等が行われる。一方、取り外された前面パネル48は、上端側48aを天板43の端部43aの内側に挿入してから下端側48bをベース部41に固定することで取り付けられる。この前面パネル48の着脱の際には、ベースプレート44上に支持ガイド53を支持することで前面パネル48の自重が支えられる。さらに、図10中に仮想線で示すように、前面パネル48の排気口57は排気管26に干渉しない。
(4)実施形態の効果
以上より、本実施形態の燃料電池システム1の筐体2によると、外装パネル42を構成する前面パネル48は、その上端部48aが天板43の端部43aの内側に挿脱自在に挿入され、その下端部48bがベース部41に着脱自在に固定されているので、前面パネル48は、筐体2の前面を構成するように位置決めされて取り付けられる。そして、メンテナンス作業時において、前面パネル48は、その下端側48bのベース部41に対する固定を解除してから上端側48aを天板43の端部43aの内側から取外すことで取り外される一方、取り外された前面パネル48は、上端側48aを天板43の端部43aの内側に挿入してから下端側48bをベース部41に固定することで取り付けられる。これにより、住宅密集地(小地区)や集合住宅等の比較的狭い設置スペースであっても前面パネル48を容易に着脱することができる。その結果、従来のようにパネルを蝶番で開閉するものやパネルの上端部及び下端部をネジ止め固定するものに比べて、メンテナンス作業性を高め得るとともに、メンテナンスコストを抑えることができる。なお、本実施形態では、背面パネル51、側面パネル49、50及び支持枠構造47で必要な剛性を確保しているので、前面パネル48を取り外すことができる。
また、本実施形態では、天板43には、その外周端側を下方に折り曲げてなる端部43aが設けられ、前面パネル48の側端部48cは、背面方向に折り曲げられ、前面パネル48の上端部48aは、天板43の端部43aの左右の側壁431aの間で左右方向に位置決めされるとともに、天板43の端部43aの前壁431bと側面パネル49、50の側端部49a、50aの対向壁491、501との間で前後方向に位置決めされるので、前面パネル48を更に確実に位置決めすることができる。
また、本実施形態では、外装パネル42を構成する前面パネル48と側面パネル49、50との間には、前面パネル48を前面方向に付勢する弾性体52が設けられているので、前面パネル48は、弾性体52により前面方向に付勢されて位置決めされる。これにより、強風時等のガタツキ音の発生を抑制できるとともに、前面パネル48の着脱作業性が更に高められる。
また、本実施形態では、前面パネル48の下端部48bには、ベース部41上に支持される支持ガイド53が設けられているので、前面パネル48を着脱する際に、ベース部41上に支持ガイド53を支持することで前面パネル48の自重が支えられる。よって、必要最小限の作業者数(例えば、一人)で前面パネル48を容易に着脱できるとともに、メンテナンス作業を行うことができる。
また、本実施形態では、前面パネル48には、筐体2内に設けられる排気管26の先端側が挿通される排気口57が形成され、排気管26の外周側には、前面パネル48の裏面側で排気口57を覆うフランジ部59が設けられ、フランジ部59の外周端側には、前面パネル48の裏面側に向かって折り返された折返し部59aが設けられているので、前面パネル48と排気管26とが締結されないため前面パネル48を更に容易に着脱でき、前面パネル48の着脱時間が短くなりメンテナンスコストを更に抑えることができる。また、フランジ部59及び折返し部59aにより排気口57から筐体2内への雨水等の浸入や排気ガスの逆流が抑制されるとともに、排気管26の剛性が高められる。特に、本実施形態では、フランジ部59の表面側に、前面パネル48の裏面の排気口57の周囲側に圧接するパッキン60が設けられているので、排気口57の防水性等が更に高められる。
また、本実施形態では、前面パネル48には、筐体2内に設けられる排気管26の先端側が挿通される排気口57が形成され、排気口57は、前面パネル48の上端部48aを天板43の端部43aから取外すときに排気管26に干渉しない大きさに形成されているので、前面パネル48と排気管26とが締結されないため前面パネル48を更に容易に着脱でき、前面パネル48の着脱時間が短くなりメンテナンスコストを更に抑えることができる。また、前面パネル48を取り外す際に前面パネル48の排気口57が排気管26に干渉しないため、前面パネル48を更に容易に取り外すことができる。
さらに、本実施形態では、ベース部41の隅側には上下方向に延びる第1支柱47a及び第2支柱47bが立設され、前面パネル48の近傍に配設される第1支柱47aの長さは、前面パネル48から離間して配置され且つ天板43が取り付けられる第2支柱47bの長さより短くしたので、前面パネル48を取り外した状態において、第1支柱47aに邪魔されずに筐体2内の上部空間に収納された補機等を容易にメンテナンスすることができる。
尚、本発明においては、上記実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施形態とすることができる。即ち、上記実施形態では、天板43の外周側を下方に折り曲げてなる端部43aを例示したが、これに限定されず、例えば、天板43に後付けされる端部としてもよい。この場合、例えば、前面パネル48の上端部48aの横断面形状に略一致する溝を有する端部を採用することもできる。
また、上記実施形態では、前面パネル48の下端部48bをボルト56で固定する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、前面パネル48の下端部38bをクランプ機構により固定するようにしてもよい。また、上記実施形態では、前面パネル48の下端部48bをベースプレート44に固定する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、前面パネル48の下端部48bを第1支柱47aに固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、側面パネル49、50に取り付けられる弾性体を例示したが、これに限定されず、例えば、この弾性体に替えて又は加えて、前面パネル48に取り付けられる弾性体を採用してもよい。また、弾性体の材質、形状、個数等は特に問わない。
また、上記実施形態では、前面パネル48の下端部48bに後付けされる支持ガイドを例示したが、これに限定されず、例えば、前面パネル48の下端部48bを折り曲げてなる支持ガイドを採用してもよい。
また、上記実施形態では、排気管26のフランジ部59に前面パネル48の裏面に圧接するパッキン60を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、パッキン60を設けずに、排気管26のフランジ部59の折返し部59aを前面パネル48の裏面に当接又は近接させるようにしてもよい。この場合でも、折返し部59aの当接(メタルシール)又は近接により排気口57の防水性等が高められる。
また、上記実施形態では、平面視で略長方形をなす筐体2を例示したが、これに限定されず、例えば、平面視で正方形、3角形、5角形以上の多角形状をなす筐体としたり、平面視で円形状や楕円形状をなす筐体としたりしてもよい。
さらに、上記実施形態では、固体酸化物形燃料電池システムに用いられる筐体2を例示したが、これに限定されず、例えば、固体高分子形燃料電池システム等に用いられる筐体としてもよい。
燃料電池システムで使用される筐体に関する技術として広く利用される。
1;燃料電池システム、2;筐体、26;排気管、41;ベース部、42;外装パネル、43;天板、43a;端部、48;前面パネル、48a;上端部、48b;下端部、49,50;側面パネル、52;弾性体、53;支持ガイド、57;排気口、59;フランジ部、59a;折返し部。

Claims (5)

  1. ベース部と、該ベース部から立ち上がる外装パネルと、該外装パネルの上端側に設けられる天板と、を備える燃料電池システムの筐体であって、
    前記外装パネルを構成する前面パネルは、その上端部が前記天板の端部の内側に挿脱自在に挿入され、その下端部が前記ベース部に着脱自在に固定されていることを特徴とする燃料電池システムの筐体。
  2. 前記外装パネルを構成する前記前面パネルと側面パネルとの間には、前記前面パネルを前面方向に付勢する弾性体が設けられている請求項1記載の燃料電池システムの筐体。
  3. 前記前面パネルの下端部には、前記ベース部上に支持される支持ガイドが設けられている請求項1又は2に記載の燃料電池システムの筐体。
  4. 前記前面パネルには、前記筐体内に設けられる排気管の先端側が挿通される排気口が形成され、前記排気管の外周側には、前記前面パネルの裏面側で前記排気口を覆うフランジ部が設けられ、該フランジ部の外周端側には、前記前面パネルの裏面側に向かって折り返された折返し部が設けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池システムの筐体。
  5. 前記前面パネルには、前記筐体内に設けられる排気管の先端側が挿通される排気口が形成され、前記排気口は、前記前面パネルの上端部を前記天板の端部から取外すときに前記排気管に干渉しない大きさに形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池システムの筐体。
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