JP5458628B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムの一例としては、特許文献1に示されている燃料電池システムがある。この燃料電池システムは、特許文献1の図2に示されているように、外装ケース2内に、複数の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュール3と、燃料電池モジュール3に空気を供給するためのブロワ5とを有し、外装ケース2内に設けられた仕切部7により、燃料電池モジュール3が収納された燃料電池モジュール収納室4と、ブロワ5が収納された補機収納室6とに区画された燃料電池装置1である。この燃料電池装置1は、燃料電池モジュール収納室4内の空気を換気する換気ファン9を備えるとともに、換気ファン9により排気される少なくとも一部の空気をブロワ5へ導く通路を備えたことから、燃料電池モジュール収納室4の温度を低下することができるとともに、燃料電池モジュール収納室4にて暖められた空気を燃料電池モジュール3に供給するようになっている。
燃料電池システムの他の一例としては、特許文献2に示されている燃料電池システムがある。この燃料電池システムは、特許文献1の図3に示されているように、外装ケース2内に、複数の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュール3と、燃料電池モジュール3より排気される排ガスの熱を回収するための熱交換器7と、熱交換後の熱交換済み排ガスを外装ケース2の外部に排気する排気管8とを収納し、外装ケース2内に配置された仕切部5により、燃料電池モジュール3が収納された燃料電池モジュール収納室4と、熱交換器7および排気管8が配置された補機収納室6とに区画された燃料電池装置31である。この燃料電池装置1は、燃料電池モジュール収納室4を構成する外装ケース2に、燃料電池モジュール収納室内の空気を換気するための換気ファン9を設けるとともに、換気ファン9により排気される換気空気を排気管8に流通させるための換気管13を有することで、燃料電池装置の起動処理時や停止処理時に、排ガスの白煙化を抑制できるようになっている。
特開2008−210628号公報 特開2008−243591号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の燃料電池システムにおいては、燃料電池モジュール収納室4の空気を換気して燃料電池モジュール収納室4内の温度を降温(冷却)することで燃料電池の発電効率を向上させるための構造はあるが、補機収納室6の空気を換気して補機収納室6内の温度を降温(冷却)するための構造はない。このため、燃料電池の出力電力が供給され比較的高温となるインバータが補機収納室6に収納されている場合には、補機収納室6内が高温となるおそれがある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、燃料電池システムにおいて、燃料電池モジュールだけでなく補機も併せて適切に換気して降温することを可能とすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、燃料電池と燃料電池を収納するケーシングとを具備する燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールが収納された筐体と、筐体に収納された、燃料電池のための補機と、筐体内の空間は、燃料電池モジュールが収納されている第1空間と、補機が収納されている第2空間を有し、筐体の外部の空気を第2空間に導入するために筐体に設けられた空気導入口と、筐体内の空気を第1空間から外部に導出するために筐体に設けられた空気導出口と、空気導入口から導入された空気を空気導出口へ向けて換気用空気流路を流量調整可能に流通させる1つの送風手段と、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量と、第1空間内の第1温度と、第2空間の第2温度とに基づいて送風手段の送風量を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量に基づいて送風手段の送風量の最低量を設定し、第1温度が第1所定温度以上であるか、または、第2温度が第2所定温度以上である場合には、最低量より所定量だけ増大させた送風量を導出し、導出された送風量で送風手段を駆動することである。
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、燃料電池と燃料電池を収納するケーシングとを具備する燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールが収納された筐体と、筐体に収納された、燃料電池のための補機と、筐体内の空間は、燃料電池モジュールが収納されている第1空間と、補機が収納されている第2空間を有し、筐体の外部の空気を第2空間に導入するために筐体に設けられた空気導入口と、筐体内の空気を第1空間から外部に導出するために筐体に設けられた空気導出口と、空気導入口から導入された空気を空気導出口へ向けて換気用空気流路を流量調整可能に流通させる送風手段と、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量、および筐体の雰囲気温度に基づいて送風手段の送風量を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量に基づいて送風手段の送風量の最低量を設定し、雰囲気温度および発電量に基づいて第1温度が第1所定温度以下となるために必要な送風量である第1送風量を導出し、雰囲気温度および発電量に基づいて第2温度が第2所定温度以下となるために必要な送風量である第2送風量を導出し、最低量、第1送風量および第2送風量のうち最大値を送風量として導出し、該送風量となるように送風手段を制御することである。
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、雰囲気温度を検出する温度センサをさらに備え、制御装置は、燃料電池の発電量と、温度センサによって検出された雰囲気温度と、予め記憶されている雰囲気温度毎における発電量と第1送風量との関係と、から発電量および雰囲気温度に対応する第1送風量を導出し、燃料電池の発電量と、温度センサによって検出された雰囲気温度と、予め記憶されている雰囲気温度毎における発電量と第2送風量との関係と、から発電量および雰囲気温度に対応する第2送風量を導出することである。
また請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項3の何れか一項において、筐体内は、第1空間を形成する第1室と第2空間を形成する第2室とに仕切部材で区画形成されていることである。
また請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項4の何れか一項において、制御装置は、第1空間の第1温度が第1所定温度より高い状態が継続して第1所定時間以上となるか、第2空間の第2温度が第2所定温度より高い状態が継続して第2所定時間以上となれば、燃料電池の発電運転を停止するように制御することである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、筐体内の空間は、燃料電池モジュールが収納されている第1空間と、補機が収納されている第2空間を有している。送風手段は、空気導入口(筐体の外部の空気を第2空間に導入するために筐体に設けられた)から導入された空気を、空気導出口(筐体内の空気を第1空間から外部に導出するために筐体に設けられた)へ向けて換気用空気流路を流量調整可能に流通させる。制御装置は、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量と、第1空間内の第1温度と、第2空間の第2温度とに基づいて送風手段の送風量を制御する。これにより、補機が収納されている第2空間と、燃料電池モジュールが収納されている第1空間を有し、一つの送風手段を用いて、補機が収納されている第2空間の温度を補機の信頼性を確保できる温度以下にするとともに、燃料電池モジュールの周りの筐体温度を安全温度以下にすることができる。したがって、燃料電池モジュールだけでなく補機も併せて適切に換気して降温することが可能となる。
さらに、制御装置は、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量に基づいて送風手段の送風量の最低量を設定し、送風手段を少なくとも最低量で駆動させるように制御する。これにより、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量に基づいて設定される送風量の空気を少なくとも供給することで、第1空間内に燃料電池モジュールから燃料などが漏れたとしても、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量に応じて適切に供給される空気により、漏れた燃料などを適切に希釈して外部に排気することができる。
さらに、制御装置は、第1温度が第1所定温度以上であるか、または、第2温度が第2所定温度以上である場合には、最低量より所定量だけ増大させた送風量を導出し、導出された送風量で送風手段を駆動する。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、筐体内の空間は、燃料電池モジュールが収納されている第1空間と、補機が収納されている第2空間を有している。送風手段は、空気導入口(筐体の外部の空気を第2空間に導入するために筐体に設けられた)から導入された空気を、空気導出口(筐体内の空気を第1空間から外部に導出するために筐体に設けられた)へ向けて換気用空気流路を流量調整可能に流通させる。制御装置は、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量と、第1空間内の第1温度と、第2空間の第2温度とに基づいて送風手段の送風量を制御する。これにより、補機が収納されている第2空間と、燃料電池モジュールが収納されている第1空間を有し、一つの送風手段を用いて、補機が収納されている第2空間の温度を補機の信頼性を確保できる温度以下にするとともに、燃料電池モジュールの周りの筐体温度を安全温度以下にすることができる。したがって、燃料電池モジュールだけでなく補機も併せて適切に換気して降温することが可能となる。
さらに、制御装置は、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量、筐体の雰囲気温度に基づいて送風手段の送風量を制御する。これにより、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量、雰囲気温度を使用することで、適切な送風量で送風することができ、発電効率を高く維持することができる。
さらに、制御装置は、燃料電池に投入される燃料ガス量または燃料電池の発電量に基づいて送風手段の送風量の最低量を設定し、雰囲気温度および発電量に基づいて第1温度が第1所定温度以下となるために必要な送風量である第1送風量を導出し、雰囲気温度および発電量に基づいて第2温度が第2所定温度以下となるために必要な送風量である第2送風量を導出し、最低量、第1送風量および第2送風量のうち最大値を送風量として導出し、該送風量となるように送風手段を制御する。これにより、雰囲気温度や発電量が変動しても、その変動に応じてより適切な送風量で送風することができ、発電効率を高く維持することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、制御装置は、燃料電池の発電量と、温度センサによって検出された雰囲気温度と、予め記憶されている雰囲気温度毎における発電量と第1送風量との関係と、から発電量および雰囲気温度に対応する第1送風量を導出し、燃料電池の発電量と、温度センサによって検出された雰囲気温度と、予め記憶されている雰囲気温度毎における発電量と第2送風量との関係と、から発電量および雰囲気温度に対応する第2送風量を導出する。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、請求項1乃至請求項3の何れか一項において、筐体内は、第1空間を形成する第1室と第2空間を形成する第2室とに仕切部材で区画形成されている。これにより、第1空間と第2空間を仕切部材で区画することで、第2空間の温度を補機の信頼性を確保できる温度以下にするとともに、燃料電池モジュールの周りの筐体温度を安全温度以下にすることを、より的確に行うことができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、制御装置は、第1空間内の第1温度が第1所定温度より高い状態が継続して第1所定時間以上となるか、第2空間内の第2温度が第2所定温度より高い状態が継続して第2所定時間以上となれば、燃料電池の発電運転を停止するように制御する。これにより、燃料電池システムに異常がある場合、運転を確実に停止することができる。

本発明による燃料電池システムの一実施の形態の概要を示す概要図である。 図1に示す換気用空気流路を示す拡大図である。 図1に示す燃料電池システムを示すブロック図である。 図3に示す制御装置に記憶されており、燃料ガス量または発電量と換気用空気ブロワの送風量との相関関係を示す図である。 図3に示す制御装置で実行される制御プログラムのフローチャートである。 図3に示す制御装置で実行される制御プログラムのフローチャートである。 図3に示す制御装置に記憶されており、燃料ガス量または発電量と換気用空気ブロワの送風量との相関関係を示すマップと、雰囲気温度毎における発電量と第1送風量との関係を示すマップ(図7の太い実線で示す)と、雰囲気温度毎における発電量と第2送風量との関係を示すマップ(図7の細い実線で示す)とを示す図である。
以下、本発明による燃料電池システムの一実施の形態について説明する。図1はこの燃料電池システムの概要を示す概要図である。この燃料電池システムは、箱状の筐体11、燃料電池モジュール20、排熱回収システム30、インバータ装置50および制御装置60を備えている。
筐体11は、筐体11内を区画して第1室R1および第2室R2を形成する仕切部材12を備えている。第1室R1は第1空間を形成し、第2室R2は第2空間を形成する。仕切部材12は、筐体11を上下に区画する(仕切る)板状部材である。筐体11内には、仕切部材12より上方および下方に第1室R1および第2室R2が形成される。なお、本実施の形態では、仕切部材12を一枚の板状部材で構成したが、仕切部材12を箱状部材で構成してもよく、また、第1室R1および第2室R2をそれぞれ区画する箱状に形成された2つの別部材で構成してもよい。なお、第1室R1と第2室R2は、仕切部材12で区画形成されていなくてもよく、例えばフレームなどで形成されていてもよく、板状の仕切部材12に第1室R1と第2室R2とをつなぐ穴が開いていてもよい。
燃料電池モジュール20は、第1室R1内に該第1室R1の内壁面から空間をおいて収納されている。燃料電池モジュール20は、ケーシング21、燃料電池24を少なくとも含んで構成されるものである。本実施の形態では、燃料電池モジュール20は、ケーシング21、蒸発部22、改質部23および燃料電池24を備えている。
ケーシング21は、断熱性材料で箱状に形成されている。ケーシング21は、第1室R1内に該第1室R1の内壁面から空間をおいて図示しない支持構造により支持されている。なお、ケーシング21の全ての面が第1室R1の内壁面に接していなければよく、ケーシング21の面(6面)のうちいずれかが第1室R1の内壁面との間に空間があればよい。ケーシング21内には、蒸発部22、改質部23および燃料電池24が配設されている。このとき、蒸発部22、改質部23が燃料電池24の上方に位置するように配設されている。
蒸発部22は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された改質用原料を予熱するものである。蒸発部22は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して改質部23に供給するものである。改質用原料としては天然ガス、LPGなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本実施形態においては天然ガスにて説明する。
この蒸発部22には、一端(下端)が水タンク13内に配設された給水管41の他端が接続されている。給水管41には、改質水ポンプ41aが設けられている。改質水ポンプ41aは、蒸発部22に改質水を供給するとともにその改質水供給量を調整するものである。
また、蒸発部22には、燃料供給源(図示省略)からの改質用原料が改質用原料供給管42を介して供給されている。改質用原料供給管42には、上流から順番に一対の原料バルブ(図示省略)、脱硫器42a、および原料ポンプ42bが設けられている。原料バルブは改質用原料供給管42を開閉する電磁開閉弁である。脱硫器42aは改質用原料中の硫黄分(例えば、硫黄化合物)を除去するものである。原料ポンプ42bは、燃料供給源からの燃料供給量を調整するものである。
改質部23は、後述する燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部22から供給された混合ガス(改質用原料、水蒸気)から改質ガスを生成して導出するものである。改質部23内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素ガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。これと同時に、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水蒸気が反応して水素ガスと二酸化炭素とに変成するいわゆる一酸化炭素シフト反応が生じている。これら生成されたガス(いわゆる改質ガス)は燃料電池24の燃料極に導出されるようになっている。改質ガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)を含んでいる。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応であり、一酸化炭素シフト反応は発熱反応である。
燃料電池24は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に介装された電解質からなる複数のセル24aが積層されて構成されている。本実施の形態の燃料電池は、固体酸化物形燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。燃料電池24の燃料極には、燃料として水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。動作温度は700〜1000℃程度である。水素だけではなく天然ガスや石炭ガスなども直接燃料として用いることが可能である。この場合、改質部23は省略することができる。
セル24aの燃料極側には、燃料である改質ガスが流通する燃料流路24bが形成されている。セル24aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路24cが形成されている。
燃料電池24は、マニホールド25上に設けられている。マニホールド25には、改質部23からの改質ガスが改質ガス供給管43を介して供給される。燃料流路24bは、その下端(一端)がマニホールド25の燃料導出口に接続されており、その燃料導出口から導出される改質ガスが下端から導入され上端から導出されるようになっている。カソードエアブロワ44a(カソードエア送出(送風)手段)によって送出されたカソードエアはカソードエア供給管44を介して供給され、空気流路24cの下端から導入され上端から導出されるようになっている。
カソードエアブロワ44aは、第2室R2内に配設されている。カソードエアブロワ44aは、第2室R2内の空気を吸入し燃料電池24の空気極に吐出するものであり、その吐出量は調整制御(例えば燃料電池24の負荷電力量(消費電力量)に応じて制御)されるものである。
燃料電池24においては、燃料極に供給された燃料と空気極に供給された酸化剤ガスによって発電が行われる。すなわち、燃料極では、下記化1および化2に示す反応が生じ、空気極では、下記化3に示す反応が生じている。すなわち、空気極で生成した酸化物イオン(O2−)が電解質を透過し、燃料極で水素と反応することにより電気エネルギーを発生させている。したがって、燃料流路24bおよび空気流路24cからは、発電に使用されなかった改質ガスおよび酸化剤ガス(空気)が導出する。
(化1)
+O2−→HO+2e
(化2)
CO+O2−→CO+2e
(化3)
1/2O+2e→O2−
そして、燃料流路24bおよび空気流路24cから導出した、発電に使用されなかった改質ガスは、燃料電池24と蒸発部22(改質部23)の間の燃焼空間R3にて、発電に使用されなかった酸化剤ガス(空気)によって燃焼され、その燃焼ガスによって蒸発部22および改質部23が加熱される。さらには、燃料電池モジュール20内を動作温度に加熱している。その後、燃焼ガスは排気口21aから燃料電池モジュール20の外に排気される。
排熱回収システム30は、貯湯水を貯湯する貯湯槽31と、貯湯水が循環する貯湯水循環ライン32と、燃料電池モジュール20からの燃焼排ガスと貯湯水との間で熱交換が行われる第1熱交換器33と、が備えられている。
貯湯槽31は、1つの柱状容器を備えており、その内部に温水が層状に、すなわち上部の温度が最も高温であり下部にいくにしたがって低温となり下部の温度が最も低温であるように貯留されるようになっている。貯湯槽31の柱状容器の下部には水道水などの水(低温の水)が補給され、貯湯槽31に貯留された高温の温水が貯湯槽31の柱状容器の上部から導出されるようになっている。
貯湯水循環ライン32の一端は貯湯槽31の下部に、他端は貯湯槽31の上部に接続されている。貯湯水循環ライン32上には、一端から他端に向かって順番に貯湯水循環手段である貯湯水循環ポンプ32a、第1熱交換器33、および温度センサ32bが配設されている。貯湯水循環ポンプ32aは、貯湯槽31の下部の貯湯水を吸い込んで貯湯水循環ライン32を図示矢印方向へ通水させて貯湯槽31の上部に吐出するものであり、その流量(送出量)が制御されるようになっている。温度センサ32bは、貯湯水の貯湯槽31の入口温度を検出するものであり、その検出結果を制御装置(図示省略)に送信するようになっている。貯湯水循環ポンプ32aは、温度センサ32bの検出温度(貯湯水の貯湯槽31の入口温度)が所定の温度または温度範囲となるように、送出量が制御されるようになっている。
第1熱交換器33は、燃料電池モジュール20から排気される燃焼排ガスが供給されるとともに貯湯槽31からの貯湯水が供給され燃焼排ガスと貯湯水が熱交換する熱交換器である。この第1熱交換器33は、筐体11内に配設されている。本実施の形態では、第1熱交換器33は、燃料電池モジュール20の下部に設けられており、少なくとも第1熱交換器33の下部は仕切部材12を貫通して第2室R2に突出されて配設されている。
第1熱交換器33は、ケーシング33aを備えている。ケーシング33aには、燃焼排ガスが導入される導入口33b、燃焼排ガスが導出される導出口33c、および凝縮された凝縮水が導出される導出口33dが設けられている。ケーシング33a内には、貯湯水循環ライン32に接続されている熱交換部(凝縮部)33eが配設されている。導入口33bは、燃料電池モジュール20のケーシング21の下部に設けられ燃焼排ガスが導出される導出口21aに連通するようになっている。燃焼排ガスの導出口33cは、排気管45を介して第1排気口11aに接続されている。凝縮水の導出口33dは、ケーシング33aの底部に形成されている。燃焼排ガスの導出口33cは、凝縮水が燃焼排ガスの導出口33cから導出するのを防止するため、凝縮水の導出口33dより上方に形成されている。
このように構成された第1熱交換器33においては、燃料電池モジュール20からの燃焼排ガスは、導入口33bからケーシング33a内に導入され、貯湯水が流通する熱交換部33eを通る際に貯湯水との間で熱交換が行われ凝縮されるとともに冷却される。凝縮後の燃焼排ガスは導出口33cおよび排気管45を通って第1排気口11aから外部に排出される。また、凝縮された凝縮水は、凝縮水の導出口33dおよび凝縮水供給管46を通って純水器14に供給される(自重で落水する)。一方、熱交換部33eに流入した貯湯水は、加熱されて流出される。
また、燃料電池システムは、水タンク13および純水器14を備えている。水タンク13および純水器14は第2室R2内に配設されている。水タンク13は、純水器14から導出された純水を貯めておくものである。純水タンク13には、純水タンク13内の純水量を検出する図示しない水量センサ(水位センサ)が設けられている。水量センサは例えばフロート式、静電容量式などの水位計である。水量センサは制御装置に検出信号を送信するようになっている。
純水器14は、活性炭とイオン交換樹脂を内蔵しており、例えばフレーク状の活性炭と粒状のイオン交換樹脂を充填している。また被処理水の状態によっては、中空糸フィルタを設置しても良い。純水器14は、第1熱交換器33からの凝縮水を活性炭とイオン交換樹脂によって純水化するものである。純水器14は、配管47を介して純水タンク13に連通しており、純水器14内の純水は配管47を通って純水タンク13に導出される。
また、燃料電池システムは、換気用空気流路Lを備えている。換気用空気流路Lは、図2に示すように、外部の空気が第2室R2の空気導入口11cから導入され、該第2室R2および第1室R1を流通して第1室R1の空気導出口11bから外部に導出される流路である。図2では、換気用空気流路Lの換気用空気の流れの一例をLを付して矢印で示している。この換気用空気流路L上には、換気用空気を第2室R2の空気導入口11cから第1室R1の空気導出口11bへ向けて流量調整可能に送風する1つの換気用空気ブロワ(送風手段)15が設けられている。
空気導入口11cは、第2室R2を形成する筐体11に形成されており(第2室R2に形成されており)、第2室R2内に外部からの空気を導入する導入口である。空気導出口11bは、第1室R1を形成する筐体11に形成されており(第1室R1に形成されており)、第1室R1内の空気(気体)を外部に導入する導出口である。
また、第1室R1と第2室R2との間を仕切る仕切部材12には、空気導入口12aが形成されている。空気導入口12aは、第2室R2内の空気(気体)を第1室R1内に導入する導入口である。本実施の形態では、換気用空気ブロワ15は、空気導入口12aに設けられている。この換気用空気ブロワ15は、第2室R2内の空気を吸い込んで、空気導入口12aを通して第1室R1内に送出している。換気用空気ブロワ15は、空気を第2室R2の空気導入口11cから第1室R1の空気導出口11bへ向けて流量調整可能に送風する。なお、空気導入口12aから空気導出口11bまでの空気が流通する流通路には、空気導入口12aおよび空気導出口11bも含まれる。換気用空気ブロワ15の設置位置は、本実施例では仕切部材12の位置に設置されているが、空気導入口11c付近に設置され筐体11内に空気を押し込む方式でもよく、また、空気導出口11b付近に設置され筐体11内の空気を吸い出す方式でも、図2に示す換気用空気流路Lの流れができれば良い。
このように、換気用空気流路Lは、空気導入口11cと空気導出口11bを有し、空気導入口11cから空気導入口12a経由で空気導出口11bまでの第2室R2内および第1室R1内の空間で構成される流路のことである。
換気用空気ブロワ15の駆動により、第2室R2内に外部の空気が空気導入口11cを通って流入する。第2室R2内に導入された外部の空気(換気用空気)は、第2室R2内の空間を、高温となった部材(例えば、インバータ装置)との間で熱交換を行いながら(すなわちインバータ装置を冷却しながら)仕切部材12の空気導入口12aに向かって流通する。
第2室R2内で熱交換されて昇温された空気が、空気導入口12aを通して第1室R1内に送出される。第1室R1内に導入された換気用空気は、第1室R1の内壁面とケーシング21と間を、燃料電池モジュール20との間で熱交換を行いながら(すなわち燃料電池モジュール20もしくは筐体11の温度を冷却しながら)空気導出口11bに向かって流通する。そして、高温(例えば、40〜60℃)となった換気用空気は、空気導出口11bから外部に排出される。
さらに、燃料電池システムは、温度センサ21bを備えている。温度センサ21bは、第1室R1内の温度を検出する温度センサである。本実施の形態では、温度センサ21bは、第1室R1内で温度が高くなる場所の温度、例えば、燃料電池モジュール20のケーシング21の外壁面温度または該外壁面温度を反映する部位の温度を検出するセンサである。なお、温度センサ21bの位置は、燃料電池モジュール20の周辺温度が測定できればよく、最も望ましいのは筐体温度を測定できる位置(最も高温になりやすい筐体の位置)である。温度センサ21bの検出結果は制御装置60に送信されている。
また、燃料電池システムは、温度センサ50bを備えている。温度センサ50bは、第2室R2内の温度を検出する温度センサである。本実施の形態では、温度センサ50bは、第2室R2内で温度が高くなる場所の温度、例えば、インバータ装置50のケーシング50aの外壁面温度または該外壁面温度を反映する部位の温度を検出するセンサである。温度センサ50bの位置は補機の周辺温度が測定できれば、補機に接触していなくてもよい。温度センサ50bの検出結果は制御装置60に送信されている。
また、燃料電池システムは、温度センサ61を備えている。温度センサ61は、筐体11が設置されている雰囲気温度(環境温度)を検出する温度センサである。温度センサ61の検出結果は制御装置60に送信されている。
さらに、燃料電池システムは、インバータ装置50を備えている。インバータ装置50は、燃料電池24から出力される直流電圧を入力し所定の交流電圧に変換して交流の系統電源51および外部電力負荷53に接続されている電源ライン52に出力する第1機能と、系統電源51からの交流電圧を電源ライン52を介して入力し所定の直流電圧に変換して補機に出力する第2機能と、を有している。
なお、系統電源(または商用電源)51は、該系統電源51に接続された電源ライン52を介して電力負荷53に電力を供給するものである。燃料電池24はインバータシステム15を介して電源ライン13に接続されている。電力負荷53は、交流電源で駆動される負荷であり、例えばドライヤ、冷蔵庫、テレビなどの電化製品である。補機は、燃料電池モジュール20に改質用原料、水、空気を供給するためのモータ駆動のポンプ41a,42bおよび換気用空気ブロワ15などから構成されている。この補機は直流電圧にて駆動されるものである。
インバータ装置50は、電流センサ50cを備えている。電流センサ50cは、インバータ装置50から電源ライン52を介して外部電力負荷53に出力される電力、および系統電源51から電源ライン52を介してインバータ装置50に入力される電力を検知する。この検知結果は制御装置60に送信されるようになっている。
さらに、燃料電池システムには、電流センサ52aを備えている。電流センサ52aは、電源ライン52に設けられ、インバータ装置50から系統電源51への逆潮流電力、および系統電源51からインバータ装置50への順潮流電力を検知する。この検知結果は制御装置60に送信されるようになっている。
さらに、燃料電池システムは、制御装置60を備えている。制御装置60には、上述した温度センサ21b,32b,50b,61、各電流センサ50c,53a、各ポンプ32a,41a,42b、各ブロワ15,44aが接続されている(図3参照)。制御装置60はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、燃料電池システムの運転を実施している。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
この制御装置60は、燃料電池24が発電可能な状態において、電流センサ50cにより検知されるインバータ装置50からの出力電力、および電流センサ52aにより検知される系統電源51に入出する電力に基づいて外部電力負荷53で消費される消費電力を算出する。例えば、インバータ装置50からの出力電力と系統電源51に入出する電力との和が消費電力として算出される。制御装置60は、燃料電池24の発電電力が、算出した消費電力となるように、燃料電池モジュール20に供給する原料、水などの供給量を制御する。なお、消費電力が燃料電池24の最大発電電力を超える場合には、燃料電池24は最大発電電力で運転される。
また、制御装置60には、図示しない記憶装置(記憶部)に、最低送風量(最低換気量)と燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量との相関関係を示すマップ(図4参照)が記憶されている。最低送風量は、換気用空気ブロワ15の送風量の最低量のことであり、図4に示すように、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量が大きくなるほど大きい値に設定される。最低送風量は、燃料電池モジュール20から原料などの可燃ガスが第1室R1内に漏れた場合や、改質用原料供給管42から原料が第1室R1内(または第2室R2内)に漏れた場合に、その漏れたガスを外部に排気可能な濃度に希釈するのに必要な送風量に設定されている。なお、この最低送風量は、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量のみによって決定されるものであり、筐体11の雰囲気温度には左右されない。なお、本実施形態では、燃料電池24に投入される燃料ガス量とは、改質用原料の供給量(流量)のことを言っている。また、燃料電池24の発電量は燃料ガス量に比例関係がある。
次に、上述した燃料電池システムの作動(特に換気用空気ブロワ15の作動)について図5を参照して説明する。制御装置60は、図示しない起動スイッチがオンされると、図5に示すフローチャートに対応するプログラムを所定の短時間毎(例えば、10ミリ秒)に実行する。制御装置60は、上述したように別に算出された発電量を読み込み(ステップ102)、第1温度T1を温度センサ21bから読み込み(ステップ104)、第2温度T2を温度センサ50bから読み込む(ステップ106)。
制御装置60は、ステップ108において、ステップ102で読み込んだ発電量と、予め記憶されている発電量と最低送風量との関係を示すマップ(図4参照)とから、読み込んだ発電量に対応する最低送風量を導出する。制御装置60は、ステップ110において、最低送風量を送風量に設定する。そして、制御装置60は、ステップ112において、その導出した最低送風量で換気用空気ブロワ15を駆動させる。
その後、先に読み込んだ第1温度T1が第1所定温度T1−a未満であり、かつ、先に読み込んだ第2温度T2が第2所定温度T2−a未満である場合には、制御装置60は、ステップ114,116でそれぞれ「NO」と判定し、換気用空気ブロワ15を最低送風量で駆動させる(ステップ112)。
一方、先に読み込んだ第1温度T1が第1所定温度T1−a以上であるか、または、先に読み込んだ第2温度T2が第2所定温度T2−a以上である場合には、制御装置60は、ステップ114またはステップ116で「YES」と判定し、最低送風量より所定量だけ増大させた送風量を導出する(ステップ120)。制御装置60は、ステップ122において、換気用空気ブロワ15を最低送風量より所定量だけ増大させた送風量で駆動させる。すなわち、換気用空気ブロワ15の送風量は少なくとも最低送風量に設定されており、第1温度T1および第2温度T2がそれぞれ第1所定温度T1−aおよび第2所定温度T2−a以下となるように増大させるように制御されている。なお、図5では送風量を所定量増大させているが、T1,T2の既定温度以上の部位が既定温度以下となるように、換気ファン流量を温度F/B制御しても良い(ステップ120)。
なお、第1温度T1が第1所定温度T1−a以上である状態が継続して第1所定時間以上である場合、または、第2温度T2が第2所定温度T2−a以上である状態が継続して第2所定時間以上である場合には、制御装置60は、ステップ118,124で「YES」と判定し、燃料電池システムの運転(発電運転、起動運転)を停止する(ステップ126)。また、第1温度T1が第1所定温度T1−a以上である状態が継続して第1所定時間未満である場合、または、第2温度T2が第2所定温度T2−a以上である状態が継続して第2所定時間未満である場合には、制御装置60は、ステップ118,124で「NO」と判定して、上述したように換気用空気ブロワ15を最低送風量より所定量だけ増大させた送風量で駆動させる。
なお、第1所定温度T1−aは、筐体11の外壁面に人が接触可能な温度であり、例えば60℃である。第2所定温度T2−aは、補機、インバータ装置50が安定して稼働可能な温度であり(補機、インバータ装置50の動作が保証されている上限温度であり)、例えば60℃である。第1所定時間は、第1温度の温度変化に対する応答性によって実験によって求められる値であり、例えば10分である。第2所定時間は、第2温度の温度変化に対する応答性によって実験によって求められる値であり、例えば20分である。
また、特許請求の範囲に記載した「補機」は、筐体11内に収納された、燃料電池24のための補機であり、第2室R2内に収納されているものである。信頼性を確保する対象となる「補機」は、上述したインバータ装置50、ポンプ41a,42b、ブロワ15,44a、バルブ(図示省略)、脱硫器42a、純水器14などである。
上述した説明から明らかなように、本実施の形態においては、換気用空気流路Lは、外部の空気を第2室R2(燃料電池24からの出力電力が供給されるインバータ装置50が収納された)の空気導入口11cから導入し、該第2室R2および第1室R1(燃料電池24を少なくとも含んで構成された燃料電池モジュール20が収納された)を流通させて第1室R1の空気導出口11bから外部に導出する。この換気用空気流路L上に換気用空気ブロワ15(送風手段)が一つだけ設けられ、その換気用空気ブロワ15は空気を第2室R2の空気導入口11cから第1室R1の空気導出口11bへ向けて流量調整可能に送風する。これにより、簡単な構造の換気用空気流路Lと一つの換気用空気ブロワ15とにより、燃料電池モジュール20だけでなく補機(インバータ装置50など)も併せて換気して適切に降温することが可能となる。
また、制御装置60が、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量、第1室R1内の第1温度T1および第2室R2内の第2温度T2に基づいて換気用空気ブロワ15の送風量を制御する。これにより、換気用空気が第2室R2を通った後で第1室R1を通る換気用空気流路Lに換気用空気ブロワ15を一つだけ設ける換気構造において、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量に基づいて換気用空気ブロワ15を制御することで燃料電池モジュール20から漏れたガス(改質用燃料だけでなく、改質後のガス、エミッションの悪い燃焼排気を含む。)を確実かつ適切に希釈し、第2温度T2に基づいて換気用空気ブロワ15を制御することでインバータ装置50などの上限保証温度以下に第2室R2の温度を降温させ、第1温度T1に基づいて換気用空気ブロワ15を制御することで第1室R1の温度ひいては筐体11の温度を降温させるという、3つの換気目的を確保した上で、換気用空気の送風量をできるだけ抑制することで発電効率を高く維持することができる。
また、筐体11内の空間は、燃料電池モジュール20が収納されている第1空間R1と、補機(インバータ50、ブロワ、ポンプなど)が収納されている第2空間R2を有している。換気用空気ブロワ(送風手段)15は、空気導入口11c(筐体11の外部の空気を第2空間R2に導入するために筐体11に設けられた)から導入された空気を、空気導出口11b(筐体11内の空気を第1空間R1から外部に導出するために筐体11に設けられた)へ向けて換気用空気流路Lを流量調整可能に流通させる。制御装置60は、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量と、第1空間R1内の第1温度と、第2空間R2の第2温度とに基づいて送風手段15の送風量を制御する。これにより、補機が収納されている第2空間R2と、燃料電池モジュール20が収納されている第1空間R1を有し、一つの送風手段15を用いて、補機が収納されている第2空間R2の温度を補機の信頼性を確保できる温度以下にするとともに、燃料電池モジュール20の周りの筐体温度を安全温度以下にすることができる。したがって、燃料電池モジュール20だけでなく補機も併せて適切に換気して降温することが可能となる。
また、筐体11内は、第1空間を形成する第1室R1と第2空間を形成する第2室R2とに仕切部材12で区画形成されている。これにより、第1空間と第2空間を仕切部材12で区画することで、第2空間R2の温度を補機の信頼性を確保できる温度以下にするとともに、燃料電池モジュール20の周りの筐体温度を安全温度以下にすることを、より的確に行うことができる。
また、制御装置60は、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量に基づいて換気用空気ブロワ15の送風量の最低量を設定し、換気用空気ブロワ15を少なくとも最低量で駆動させるように制御する。これにより、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量に基づいて設定される送風量の空気を少なくとも供給することで、第1室R1内に燃料電池モジュール20から燃料などが漏れたとしても、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量に応じて適切に供給される空気により、漏れた燃料などを適切に希釈して外部に排気することができる。
また、制御装置60は、さらに、第1室R1内の第1温度T1が第1所定温度T1−a以下となりかつ第2室R2内の第2温度T2が第2所定温度T2−a以下となるように換気用空気ブロワ15の送風量を制御する。これにより、燃料電池モジュール20が収納されている第1室R1の第1温度T1は第1所定温度T1−a以下に抑制されると同時に、インバータ装置50、ポンプ、ブロワ(補機)が収納されている第2室R2の第2温度T2は第2所定温度T2−a以下に抑制される。したがって、第1室R1の外壁面温度の高温化の抑制と第2室R2内の温度の高温化の抑制の両立を的確かつ適切に達成することができる。
また、制御装置60は、第1室R1内の第1温度T1が第1所定温度T1−aより高い状態が継続して第1所定時間以上となるか、第2室R2内の第2温度T2が第2所定温度T2−aより高い状態が継続して第2所定時間以上となれば、燃料電池24の発電運転(燃料電池システムの運転)を停止するように制御する。これにより、燃料電池システムに異常がある場合、運転を確実に停止することができる。
なお、上述した実施の形態において、制御装置60は、図6に示すフローチャートに対応するプログラムを実行して換気用空気ブロワ15を作動するようにしてもよい。すなわち、制御装置60は、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量、筐体11の雰囲気温度T3を使用して換気用空気ブロワ15の送風量を制御するようにしてもよい。
具体的には、制御装置60は、制御装置60は、図示しない起動スイッチがオンされると、図6に示すフローチャートに対応するプログラムを所定の短時間毎(例えば、10ミリ秒)に実行する。なお、図5のフローチャートと同一処理は同一符号を付してその説明を省略する。
制御装置60は、ステップ152において、雰囲気温度T3を温度センサ61から読み込む。制御装置60は、ステップ154において、ステップ102で読み込んだ発電量と、ステップ152で読み込んだ雰囲気温度T3と、予め記憶されている、雰囲気温度毎における発電量と第1送風量との関係を示すマップ(図7の太い実線で示す)とから、読み込んだ発電量、雰囲気温度に対応する第1送風量を導出する。第1送風量は、第1温度T1が第1所定温度T1−a以下となるために必要な送風量である。雰囲気温度毎における発電量と第1送風量との関係を示すマップは、同一雰囲気温度であれば発電量が大きくなるほど送風量が大きくなるように設定され、同一発電量であれば雰囲気温度が高いほど送風量が大きくなるように設定されている。
制御装置60は、ステップ156において、ステップ102で読み込んだ発電量と、ステップ152で読み込んだ雰囲気温度T3と、予め記憶されている、雰囲気温度毎における発電量と第2送風量との関係を示すマップ(図7の細い実線で示す)とから、読み込んだ発電量、雰囲気温度に対応する第2送風量を導出する。第2送風量は、第2温度T2が第2所定温度T2−a以下となるために必要な送風量である。
制御装置60は、ステップ158において、先に導出した最低送風量、第1送風量および第2送風量のうち最大値を送風量として導出する(設定する)。そして、制御装置60は、ステップ112において、その導出した送風量で換気用空気ブロワ15を駆動させる。
低温環境下で発電量が少ない場合、例えば、雰囲気温度が0℃で、発電量が200Wである場合、図7のマップより第1および第2送風量は20L/min、15L/minであり、第1および第2送風量はともに最低送風量(200Wにおける送風量)より小さいので、換気量は最低送風量(30L/min)である。
また、高温環境下で発電量が多い場合、例えば、雰囲気温度が43℃で、発電量が700Wである場合、図7のマップより第1および第2送風量、最低送風量は、150L/min、110L/min、80L/minであり、最大値は第1送風量の150L/minであるので、換気量は第1送風量(150L/min)となる。
また、高温環境下で発電量が少ない場合、例えば、雰囲気温度が43℃で、発電量が200Wである場合、図7のマップより第1および第2送風量、最低送風量は、50L/min、90L/min、30L/minであり、最大値は第2送風量の90L/minであるので、換気量は第2送風量(90L/min)となる。
また、低温環境下で発電量が多い場合、例えば、雰囲気温度が0℃で、発電量が700Wである場合、図7のマップより第1および第2送風量、最低送風量は、50L/min、20L/min、80L/minであり、最大値は最低送風量の80L/minであるので、換気量は最低送風量(80L/min)となる。
これによれば、制御装置60は、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量、筐体11の雰囲気温度T3に基づいて換気用空気ブロワ15の送風量を制御する。これにより、燃料電池24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量、雰囲気温度を使用することで、適切な送風量で送風することができ、発電効率を高く維持することができる。
また、制御装置60は、燃料電池モジュール24に投入される燃料ガス量または燃料電池24の発電量に基づいて換気用空気ブロワ15の送風量の最低量を設定(導出)し、雰囲気温度T3および発電量に基づいて第1温度T1が第1所定温度T1−a以下となるために必要な送風量である第1送風量を導出し、雰囲気温度T3および発電量に基づいて第2温度T2が第2所定温度T2−a以下となるために必要な送風量である第2送風量を導出し、最低量、第1送風量および第2送風量のうち最大値を送風量として導出し、該送風量となるように換気用空気ブロワ15を制御する。これにより、雰囲気温度や発電量が変動しても、その変動に応じてより適切な送風量で送風することができ、発電効率を高く維持することができる。
また、換気用空気ブロワ15は、空気導入口12aに設けるのが好ましく、第2室R2内に設けることがより好ましい。換気用空気ブロワ15の耐熱性を上げなくてよく、低価格化を図ることができる。また、高温に曝されないので(通常の耐熱性のものでも)寿命を延ばすことができる。
11…筐体、11a…第1排気口、11b…空気導出口、11c…空気導入口、12…仕切部材、12a…空気導入口、13…水タンク、14…純水器、15…換気用空気ブロワ(送風手段)、20…燃料電池モジュール、21…ケーシング、21a…導出口、21b…温度センサ、22…蒸発部、23…改質部、24…燃料電池、24a…セル、24b…燃料流路、24c…空気流路、25…マニホールド、30…排熱回収システム、31…貯湯槽、32…貯湯水循環ライン、32…貯湯水循環ポンプ、32b…温度センサ、33…第1熱交換器、50…インバータ装置(インバータ)、50b…温度センサ、50c…電流センサ、51…系統電源、52…電源ライン、52a…電流センサ、53…外部電力負荷、60…制御装置、61…温度センサ、R1…第1室、R2…第2室。

Claims (5)

  1. 燃料電池と前記燃料電池を収納するケーシングとを具備する燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールが収納された筐体と、
    前記筐体に収納された、前記燃料電池のための補機と、
    前記筐体内の空間は、前記燃料電池モジュールが収納されている第1空間と、前記補機が収納されている第2空間を有し、
    前記筐体の外部の空気を前記第2空間に導入するために前記筐体に設けられた空気導入口と、
    前記筐体内の空気を前記第1空間から外部に導出するために前記筐体に設けられた空気導出口と、
    前記空気導入口から導入された空気を前記空気導出口へ向けて換気用空気流路を流量調整可能に流通させる1つの送風手段と、
    前記燃料電池に投入される燃料ガス量または前記燃料電池の発電量と、前記第1空間内の第1温度と、前記第2空間の第2温度とに基づいて前記送風手段の送風量を制御する制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、前記燃料電池に投入される燃料ガス量または前記燃料電池の発電量に基づいて前記送風手段の送風量の最低量を設定し、
    前記第1温度が第1所定温度以上であるか、または、前記第2温度が第2所定温度以上である場合には、前記最低量より所定量だけ増大させた送風量を導出し、
    導出された前記送風量で前記送風手段を駆動することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料電池と前記燃料電池を収納するケーシングとを具備する燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールが収納された筐体と、
    前記筐体に収納された、前記燃料電池のための補機と、
    前記筐体内の空間は、前記燃料電池モジュールが収納されている第1空間と、前記補機が収納されている第2空間を有し、
    前記筐体の外部の空気を前記第2空間に導入するために前記筐体に設けられた空気導入口と、
    前記筐体内の空気を前記第1空間から外部に導出するために前記筐体に設けられた空気導出口と、
    前記空気導入口から導入された空気を前記空気導出口へ向けて換気用空気流路を流量調整可能に流通させる送風手段と、
    前記燃料電池に投入される燃料ガス量または前記燃料電池の発電量、および前記筐体の雰囲気温度に基づいて前記送風手段の送風量を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記燃料電池に投入される燃料ガス量または前記燃料電池の発電量に基づいて前記送風手段の送風量の最低量を設定し、前記雰囲気温度および前記発電量に基づいて前記第1空間の第1温度が第1所定温度以下となるために必要な送風量である第1送風量を導出し、前記雰囲気温度および前記発電量に基づいて前記第2空間の第2温度が第2所定温度以下となるために必要な送風量である第2送風量を導出し、前記最低量、前記第1送風量および前記第2送風量のうち最大値を送風量として導出し、該送風量となるように前記送風手段を制御することを特徴とする燃料電池システム。

  3. 請求項2において、
    前記雰囲気温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記制御装置は、前記燃料電池の発電量と、前記温度センサによって検出された雰囲気温度と、予め記憶されている前記雰囲気温度毎における前記発電量と前記第1送風量との関係と、から前記発電量および前記雰囲気温度に対応する前記第1送風量を導出し、
    前記燃料電池の発電量と、前記温度センサによって検出された雰囲気温度と、予め記憶されている前記雰囲気温度毎における前記発電量と前記第2送風量との関係と、から前記発電量および前記雰囲気温度に対応する前記第2送風量を導出することを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項において、前記筐体内は、前記第1空間を形成する第1室と前記第2空間を形成する第2室とに仕切部材で区画形成されていることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項において、前記制御装置は、前記第1空間の第1温度が第1所定温度より高い状態が継続して第1所定時間以上となるか、前記第2空間の第2温度が第2所定温度より高い状態が継続して第2所定時間以上となれば、前記燃料電池の発電運転を停止するように制御することを特徴とする燃料電池システム。
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