JP2016046223A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

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政彦 嶋津
玉田 晴彦
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晴彦 玉田
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Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
啓史 森本
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啓史 森本
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Abstract

【課題】燃料電池発電装置において、簡単な構造でもって燃料ガス供給手段や空気供給手段の少なくとも一方の騒音・振動の低減と凝縮水の脱気の両立が可能なもの、純水ポンプのエア噛みを防止し、安定した発電運転を実行可能なもの、等を提供することである。【解決手段】燃料電池発電装置1は、燃料電池発電部6と、貯湯タンク3と、燃料電池発電部6へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置8と、燃料電池発電部6へ発電用空気を供給する空気供給装置7と、燃料電池発電部6からの排気を冷却して凝縮水を発生させる排熱回収熱交換器11aと、この排熱回収熱交換器11aにて発生した凝縮水を貯留する貯留タンク23とを備え、燃料ガス供給装置8の燃料ガス送給ブロワ37と空気供給装置7の空気送風ブロワ33の少なくとも一方が、貯留タンク23に形成された凹部27に少なくとも部分的に配設されている。【選択図】図3

Description

本発明は燃料電池発電装置に関し、特に排気から回収された凝縮水の脱気をすると共に燃料ガス供給手段や空気供給手段の振動・騒音を改善したものに関する。
従来から、空気と改質燃料ガス(水素含有ガス)との酸化還元反応によって化学エネルギーを電気エネルギーに変換することで電力を発生させ、この発電の際に副次的に発生する排熱を湯水として回収する燃料電池発電装置(燃料電池コージェネレーションシステム)が実用に供されている。この燃料電池発電装置は、発電を行う燃料電池発電モジュールと、排熱回収による熱交換後の湯水を貯湯する貯湯タンクと、燃料電池発電モジュールと貯湯タンクとの間に湯水を循環させる排熱回収循環回路等を備えている。
上記の燃料電池発電モジュールは、空気と改質燃料ガスとで発電を行なう燃料電池セルスタックとこの燃料電池セルスタックに供給する改質燃料ガスを純水(水蒸気)と燃料ガスから生成する燃料改質器及び蒸発器とオフガスを燃焼処理するオフガス燃焼室等を有する燃料電池発電部、この燃料電池発電部に発電用空気、燃料ガス及び純水等を供給する種々の供給装置、燃料電池発電部にて発電された交流を直流に変換するパワーコンディショナユニット、種々の器具を制御する制御ユニット等を備えている。
上記の燃料電池発電モジュールでは、排熱回収熱交換器により排気を冷却することによって生成された凝縮水を再使用する、所謂水自立運転が行われている。通常は、排熱回収循環回路に貯湯タンクの湯水を循環し、排熱回収熱交換器にて湯水と排気との間で熱交換を行い、排気に含まれる水蒸気を冷却して凝縮水を回収し、この凝縮水を浄化してから発電に再使用する。
即ち、上記の燃料電池発電モジュールでは、一般的に、水自立運転に必要な純水供給装置を備えている。この純水供給装置は、凝縮水を回収する凝縮水回収通路、この凝縮水回収通路の途中部に設置され且つ凝縮水を浄化する処理タンク、この処理タンクで浄化された凝縮水(純水)を一時的に貯留する貯留タンク、貯留タンクと燃料電池発電部の蒸発器とを接続する純水供給通路、この純水供給通路に設置され且つ貯留タンクの純水を蒸発器に供給する純水ポンプ等を備えている。
ところで、種々の供給装置は、燃料ガスを送給する為の燃料ガス送給ブロワや、発電用空気を送風する為の空気送風ブロワ等を備えている。種々のブロワは、羽根車を回転させる為のモータや、振動板(ダイアフラム)を振動させるソレノイドアクチュエータ等を有しているので、これらの駆動音(振動音)が設置場所や設置環境等によっては騒音となってしまう虞がある。
そこで、種々のブロワを起因とする騒音を低減する為に、例えば、特許文献1の燃料電池用空気供給装置においては、空気を送風するポンプ、このポンプを駆動するモータ、これらを収納する箱状のハウジング、このハウジング内に空気を取り入れる吸気管部等を備え、ポンプ及びモータをハウジング内に収納することで騒音の低減を図ると共に、吸気管部から収容室内に導入された空気をモータに直接吹き付けることでモータの冷却を行う技術が開示されている。
特開2008−66102号公報
しかし、特許文献1の燃料電池用空気供給装置においては、ハウジング内にポンプ及びモータを収納するため、ハウジングのサイズに応じてポンプ及びモータの設置に必要なスペースが拡大してしまうので、空気供給装置が大型化してしまうという問題がある。また、吸気管部をその中心軸をモータの径の延長線上に位置するようにハウジングに設置するため、吸気管部によってポンプ及びモータの設置個所が制限されてしまうという問題がある。
ところで、上記の水自立運転において、凝縮水回収通路で回収された凝縮水中には、排気に含まれていた二酸化炭素が溶け込んでいるので、純水供給装置の周囲温度が高い場合、凝縮水(純水)中に気泡(炭酸ガス)が発生する。凝縮水に気泡が発生すると、純水ポンプがエア噛みして空回りし、燃料電池発電部の蒸発器への純水の供給量が安定せず、燃料改質器の改質触媒に対して不具合が発生するという問題がある。
本発明の目的は、燃料電池発電装置において、簡単な構造でもって燃料ガス供給手段や空気供給手段の少なくとも一方の騒音・振動の低減と凝縮水の脱気の両立が可能なもの、純水ポンプのエア噛みを防止し、安定した発電運転を実行可能なもの、等を提供することである。
請求項1の燃料電池発電装置は、燃料電池発電部と、貯湯タンクと、前記燃料電池発電部へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池発電部へ発電用空気を供給する空気供給手段と、前記燃料電池発電部からの排気を冷却して凝縮水を発生させる熱交換部と、この熱交換部にて発生した凝縮水を貯留する貯留タンクとを備えた燃料電池発電装置において、前記燃料ガス供給手段は、燃料ガス供給通路と、この燃料ガス供給通路に設置され且つ燃料ガスを送給する燃料ガス送給手段とを備えると共に、前記空気供給手段は、空気供給通路と、この空気供給通路に設置され且つ発電用空気を送風する空気送風手段とを備え、前記燃料ガス送給手段と前記空気送風手段の少なくとも一方が、前記貯留タンクに形成された凹部に少なくとも部分的に配設されていることを特徴としている。
請求項2の燃料電池発電装置は、請求項1の発明において、前記燃料ガス送給手段と前記空気送風手段の少なくとも一方は、前記貯留タンクと伝熱可能に設けられていることを特徴としている。
請求項3の燃料電池発電装置は、請求項1又は2の発明において、前記燃料ガス送給手段と前記空気送風手段の少なくとも一方の外壁面の大部分は、前記貯留タンクの前記凹部の内壁面と接触した状態で設けられていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方が、貯留タンクに形成された凹部に少なくとも部分的に配設されているので、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方の駆動時に発生する振動が、貯留タンク内の凝縮水に伝搬されて吸収されると共に、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方の駆動時に発生する熱が、貯留タンク内の凝縮水に伝達されて凝縮水を加熱する。
従って、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方を、貯留タンクの凹部に配設するだけで、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方の振動・騒音が低減すると共に貯留タンク内の凝縮水の脱気を促進することができるので、振動・騒音低減の為の専用の部材(ハウジングや防音材等)及び脱気促進の為の専用の器具(加熱ヒータ等)等を設置する必要がなくなり、低コストで且つ簡単な構造でもって振動・騒音の低減及び凝縮水の脱気の両立を実現できる。また、凝縮水の脱気を行うことで、純水ポンプのエア噛みを防止し、安定した発電運転を実行することができる。貯留タンクの凹部に燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方を配設することで、コンパクトに構成することができる。
請求項2の発明によれば、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方は、貯留タンクと伝熱可能に設けられているので、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方の駆動時に発生する熱が貯留タンク内の凝縮水を確実に加熱して脱気することができる。
請求項3の発明によれば、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方の外壁面の大部分は、貯留タンクの凹部の内壁面と接触した状態で設けられているので、燃料ガス送給手段と空気送風手段の少なくとも一方の駆動時に発生する振動を貯留タンク内の凝縮水に確実に伝搬して振動・騒音を低減することができる。
本発明の実施例に係る燃料電池発電装置の概略構成図である。 燃料電池発電モジュールの概略構成図である。 貯留タンクと空気送風ブロワの概略構成図である。 部分変更形態に係る貯留タンクと空気送風ブロワの概略構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ず、燃料電池発電装置1の全体構成について説明する。
図1,図2に示すように、燃料電池発電装置1は、発電を行う燃料電池発電モジュール2、この燃料電池発電モジュール2から排出される排気との熱交換後の湯水を貯湯する貯湯タンク3、この貯湯タンク3と燃料電池発電モジュール2とに亙って湯水を循環させる排熱回収循環回路4、これらを収納した外装ケース5等を備え、燃料電池発電モジュール2と貯湯タンク3の一体型の燃料電池コージェネレーションシステムを構成している。
燃料電池発電モジュール2は、燃料電池発電部6、空気供給装置7、燃料ガス供給装置8、純水供給装置9、排熱回収装置11、パワーコンディショナユニット12、制御ユニット13等を備え、燃料電池発電モジュール2にて発電された直流電力がパワーコンディショナユニット12を介して交流電力に変換されて外部に出力される。尚、燃料電池発電装置1は、上記の器具以外にも給水通路、給湯通路等の種々の通路類や混合弁や開閉弁等の種々の弁類を備えているが、図示は省略する。
燃料電池発電装置1は、燃料電池発電モジュール2、貯湯タンク3、種々の器具及び種々の通路等が外装ケース5に収納されて構成されている。即ち、外装ケース5の内部は、燃料電池発電部6が収納された上側発電室15Aと、種々の供給装置7〜9や排熱回収装置11等の補機類の一部、パワーコンディショナユニット12、制御ユニット13等が収納された下側補機室15Bと、貯湯タンク3や補機類の一部が収納されたタンク室15Cとに仕切られている。
燃料電池発電部6は、燃料電池セルスタック6a、燃料ガスに混合する為の水蒸気を生成する蒸発器6b、燃料ガスと水蒸気とを混合して反応(所謂、水蒸気改質)させて改質燃料ガスを生成する燃料改質器6c、燃料電池セルスタック6aによる発電に伴い生じるオフガスを燃焼処理するオフガス燃焼室6d等を備え、燃料改質器6cによって改質された改質燃料ガス及び酸化剤としての空気を燃料電池セルスタック6aで高温の環境下で化学反応させることで発電を行う。
燃料電池セルスタック6aは、複数の燃料電池セルから構成されている。各燃料電池セルは、ジルコニア等の固体電解質と燃料極と酸素極から夫々形成されている。燃料電池セルスタック6aの燃料極(アノード)側には、改質燃料ガスが供給され、燃料電池セルスタック6aの酸素極(カソード)側には、発電用空気が供給される。
蒸発器6bは、純水供給装置9から供給される純水から燃料ガスに混合する為の水蒸気を生成して燃料改質器6cに供給する。燃料改質器6cは、ニッケルや白金等の改質触媒を有し、脱硫された燃料ガスと水蒸気とを混合して反応(所謂、水蒸気改質)させて改質燃料ガスを生成し、この改質燃料ガスを燃料電池セルスタック6aの燃料極側に供給する。
オフガス燃焼室6dは、燃料電池セルスタック6aの発電に伴い生じる残余燃料ガスを燃焼処理する為のものであり、燃料電池セルスタック6aの燃料極側及び酸素極側の各排出側と接続されている。このオフガス燃焼室6dでは、燃料極側から排出された残余燃料ガスを含む反応燃料ガスと、酸素極側から排出された酸素を含む空気とを燃焼させることによって高温の燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスで燃料改質器6c等を加熱してから排気通路17に排出する。
燃料電池発電部6から排出される排気ガスは、排気通路17に設けられた排熱回収装置11の排熱回収熱交換器11aにて排熱回収循環回路4を循環する湯水との間で熱交換され温度が低下した後に外部に排出される。排気ガス中に含まれる水蒸気は、熱交換によって冷却され凝縮されて凝縮水となる。
空気供給装置7(空気供給手段に相当する)は、燃料電池発電部6へ発電用空気を供給するものであり、空気吸入部31、空気供給通路32、この空気供給通路32に設置され且つ発電用空気を送風する空気送風ブロワ33(空気送風手段に相当する)等を備え、空気吸入部31から発電用空気を空気送風ブロワ33に取り込み、この取り込まれた発電用空気を燃料電池セルスタック6aの酸素極側に供給する。
燃料ガス供給装置8(燃料ガス供給手段に相当する)は、燃料電池発電部6へ燃料ガスを供給するものであり、ガス吸入部35、燃料ガス供給通路36、この燃料ガス供給通路36に設置され且つ燃料ガスを送給する燃料ガス送給ブロワ37(燃料ガス送給手段に相当する)及び燃料ガスを脱硫する脱硫器38等を備えている。図示外のガス供給源からガス吸入部35に供給された燃料ガスを、燃料ガス送給ブロワ37に取り込み、この昇圧された燃料ガスを、脱硫器38を通して脱硫し、燃料電池発電部6の蒸発器6b及び燃料改質器6cに供給する。
排熱回収装置11は、貯湯タンク3の湯水と燃料電池発電部6からの排気とを熱交換する排熱回収熱交換器11a(熱交換部に相当する)を備えている。即ち、この排熱回収熱交換器11aは、排気通路17の途中部に設けられ、貯湯タンク3から排熱回収循環回路4を流れる湯水を利用して、排気通路17を流れる排気を冷却して凝縮水を生成することで排熱を回収する。
純水供給装置9は、凝縮水回収通路21、処理タンク22、貯留タンク23、純水供給通路24、純水ポンプ25等を備えている。純水供給装置9は、排熱回収装置11の排熱回収熱交換器11aにて凝縮された凝縮水を回収して処理タンク22で不純物を取り除き、浄化された凝縮水を貯留タンク23で貯留した後に、燃料電池発電部6の蒸発器6b及び燃料改質器6cに供給する。
凝縮水回収通路21は、排気通路17の排熱回収熱交換器11aの近傍と処理タンク22とを接続する回収通路21a、処理タンク22と貯留タンク23とを接続する接続通路21bを有し、燃料電池発電部6の排気を排熱回収熱交換器11aによって生成された凝縮水を排気通路17から回収し、浄化した後に貯留タンク23に送る。
処理タンク22は、回収通路21aで回収された凝縮水の不純物を除去する為のものであり、凝縮水を浄化する為のイオン交換樹脂が収納されている。処理タンク22の上部に、回収通路21aの下流端が接続され、処理タンク22の下部に、接続通路21bの上流端が接続されている。
貯留タンク23は、処理タンク22により処理された純水(浄化された凝縮水)を貯留する為のものである。貯留タンク23の上部に、接続通路21bの下流端とオーバーフロー用の排水通路26の上流端が接続され、貯留タンク23の下部に、純水供給通路24の上流端が接続されている。貯留タンク23は、オーバーフロー用の排水通路26を介して大気開放状態である。貯留タンク23には、タンク内に貯留された純水の液面を複数段階に応じて検出可能な水位スイッチが設けられている。
純水供給通路24は、貯留タンク23に貯留された純水を燃料電池発電部6の蒸発器6bに供給する為のものである。純水供給通路24には、純水ポンプ25が設置されている。純水ポンプ25は、プランジャの進退駆動に伴いチャンバ内の純水を蒸発器6bに圧送するものである。
パワーコンディショナユニット12は、燃料電池発電部6にて発電された電力を変換する為のものであり、例えば、燃料電池発電部6にて発電された直流電力を、通常の住宅で利用可能な100Vの交流電力に変換して、配線を介して分電盤に出力する。制御ユニット13は、マイコン等から構成され、種々の器具の動作制御を実行するものである。
次に、貯湯タンク3について説明する。
図2に示すように、貯湯タンク3は、高温の湯水(例えば、65〜90℃)を貯留するものであり、耐腐食性に優れたステンレス板製の胴部材とその上下両端を塞ぐ1対の鏡板とで構成されている。貯湯タンク3の周囲は断熱材で覆われている。
貯湯タンク3には、給水通路、給湯通路、排熱回収循環回路4等が夫々接続され、給水通路を介して上水源からの上水を貯湯タンク3内に補充可能となっており、排熱回収循環回路4を介して湯水が加熱され、給湯通路を介して貯湯タンク3内に貯留された高温の湯水を所望の給湯先に供給することができる。
次に、排熱回収循環回路4について説明する。
図2に示すように、排熱回収循環回路4は、貯湯タンク3と燃料電池発電モジュール2との間に湯水を循環させて燃料電池発電モジュール2の排熱を回収する閉回路であり、低温側湯水通路4a、高温側湯水通路4b等を有し、低温側湯水通路4aの上流端が貯湯タンク3の下部に接続され、高温側湯水通路4bの下流端が貯湯タンク3の上部に接続されている。低温側湯水通路4aと高温側湯水通路4bとの間には、排熱回収装置11の排熱回収熱交換器11aが接続されている。
次に、貯留タンク23と空気送風ブロワ33の設置構造について説明する。
図3に示すように、貯留タンク23と空気送風ブロワ33は、外装ケース5の内部において略直方体状となるように一体的に構成されている。貯留タンク23は、合成樹脂製のものであって、正面視にて門形形状の前側面部23a、左右1対の側面部23b,23c、後側面部23d、天面部23e、底面視にて門形形状の底面部23fを備えている。この貯留タンク23の下半部分には、仕切り板で区画された前方開放状で且つ下方開放状の凹部27が切欠き状に形成されている。尚、図3の上下左右を上下左右として説明する。
貯留タンク23に形成された凹部27には、空気送風ブロワ33が配設されている。空気送風ブロワ33は、ダイアフラム、このダイアフラムを駆動するソレノイドアクチュエータ、これらを収納する合成樹脂製のケース部材39等を備え、ケース部材39は、前側部39a、左右1対の側部39b,39c、後側部39d、天部39e、底部39fから箱状に構成されている。前側部39には、空気供給通路32が接続される入口側接続部32a及び出口側接続部32bが設けられている。
空気送風ブロワ33の外壁面の大部分(前側部39aと底部39fを除いた外壁面)は、凹部27の内壁面と接触した状態で設けられている。具体的に、ケース部材39の左右1対の側部39b,39cが、凹部27の左右の壁面部に接触し、ケース部材39の後側部39dが凹部27の奥壁部に接触し、ケース部材39の天部39eが凹部27の上壁部に接触している。即ち、空気送風ブロワ33は、その外壁面の大部分が貯留タンク23の凹部27の内壁面に対して隙間を空けずに密着又は略密着するように面接触した状態で凹部27に収納されている。この構造によれば、空気送風ブロワ33の駆動時の振動を貯留タンク23内の凝縮水に確実に伝搬することができる。
空気送風ブロワ33が凹部27に配設された状態では、空気送風ブロワ33の前側部39aは、貯留タンク23の前側面部23aと同じ前後位置になり、空気送風ブロワ33の底部39fは、貯留タンク23の底面部23fと同じ上下位置になる。尚、空気送風ブロワ33は、貯留タンク23に対してビスや取付け片等の固定部材を介して固定しても良い。
さらに、空気送風ブロワ33は、貯留タンク23と伝熱可能に設けられている。即ち、空気送風ブロワ33は、駆動時に発生する熱によって貯留タンク23内の凝縮水(純水)を加熱可能(空気送風ブロワ33の外壁面と貯留タンク23及びその内部の凝縮水とが熱交換可能)に設けられている。この構造によれば、空気送風ブロワ33の駆動時に発生した熱が、貯留タンク23内の凝縮水を確実に加熱することができる。
空気送風ブロワ33の前後方向の長さは、貯留タンク23の前後方向の長さの1/2程度の長さに設定され、空気送風ブロワ33の左右方向の長さは、貯留タンク23の左右方向の長さの1/2程度の長さに設定され、空気送風ブロワ33の上下方向の長さは、貯留タンク23の上下方向の長さの1/2程度の長さに設定されているが、空気送風ブロワ33と貯留タンク23のサイズは適宜変更可能である。
次に、本発明の燃料電池発電装置1の作用及び効果について説明する。
燃料電池発電装置1の起動に伴い、排熱回収熱交換器11aで発生した凝縮水は、凝縮水回収通路21の回収通路21aによって回収されて処理タンク22に送られ、処理タンク22で浄化された後に、接続通路21bを通って貯留タンク23に送られて一時的に貯留される。
貯留タンク23内の凝縮水は、空気送風ブロワ33の駆動時に発生する熱によって加熱されて温度が上昇する。この凝縮水には、排気に含まれる二酸化炭素が溶け込んでいるので、凝縮水中には、炭酸、炭酸イオン、炭酸水素イオン等が存在している。このため、貯留タンク23内の凝縮水が加熱されると、凝縮水中の溶存二酸化炭素が気泡となって発生する。貯留タンク23内に気泡が発生すると、気泡は貯留タンク23を上方に流れ、オーバーフロー用の排水通路26を介して外部に排出される。
一方、空気送風ブロワ33の駆動時に発生する振動は、空気送風ブロワ33のケース部材39の外壁面(左右1対の側部39b,39c、後側部39d、天部39e)から面接触している貯留タンク23の凹部27の内壁面を介して貯留タンク23内の凝縮水に伝搬されて吸収される。
以上説明したように、空気送風ブロワ33が、貯留タンク23に形成された凹部27に配設されているので、空気送風ブロワ33の駆動時に発生する振動が、貯留タンク23内の凝縮水に伝搬されて吸収されると共に、空気送風ブロワ33の駆動時に発生する熱が、貯留タンク23内の凝縮水に伝達されて凝縮水を加熱する。
従って、空気送風ブロワ33を、貯留タンク23の凹部27に配設するだけで、空気送風ブロワ33の振動・騒音が低減すると共に貯留タンク23内の凝縮水の脱気を促進することができるので、振動・騒音低減の為の専用の部材(ハウジングや防音材等)及び脱気促進の為の専用の器具(加熱ヒータ等)等を設置する必要がなくなり、低コストで且つ簡単な構造でもって振動・騒音の低減及び凝縮水の脱気の両方を実現できる。また、凝縮水の脱気を行うことで、純水ポンプのエア噛みを防止し、安定した発電運転を実行することができる。貯留タンク23の凹部27に空気送風ブロワ33を配設することで、コンパクトに構成することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した形態について説明する。
[1]前記実施例において、貯留タンク23の凹部27に空気送風ブロワ33が配設されているが、この空気送風ブロワ33に代えて、燃料ガス送給ブロワ37を貯留タンク23の凹部27に配設しても良い。また、貯留タンク23に2つの凹部を形成し、この2つの凹部に燃料ガス送給ブロワ37と空気送風ブロワ33の両方を夫々配設しても良い。燃料ガス送給ブロワ37と空気送風ブロワ33の両方を対応する凹部に配設した場合、さらに振動・騒音の低減及び凝縮水の脱気の促進を図ることができる。
[2]前記実施例において、空気送風ブロワ33を収納する凹部27の形成位置は、特に限定する必要はなく、図4に示すように、貯留タンク23Aの上半部分であって天面部23eの中心部に、仕切り板で区画された上方開放状の凹部27Aを形成し、この凹部27Aに実施例同様に空気送風ブロワ33を収納しても良い。凹部27の形成位置は、空気送風ブロワ33(燃料ガス送給ブロワ37)が貯留タンク23に対して伝熱可能に且つ振動伝達可能に収納できるのであれば、適宜変更可能である。
[3]前記実施例において、空気送風ブロワ33(燃料ガス送給ブロワ37)は、その外壁面の大部分が貯留タンク23の凹部27の内壁面に対して隙間を空けずに密着又は略密着するように面接触した状態で凹部27に配設されているが、この構造に限定する必要はなく、空気送風ブロワ33の外壁面と凹部27の内壁面との間に薄い合成樹脂製のシート材を設けても良い。この構造によれば、空気送風ブロワ33と凹部27との密着性が向上する。
[4]前記実施例において、空気送風ブロワ33(燃料ガス送給ブロワ37)が、貯留タンク23に形成された凹部27に収納されているが、特にこの構造に限定する必要はなく、空気送風ブロワ33(燃料ガス送給ブロワ37)が凹部27に少なくとも部分的に配設されたら良い。即ち、空気送風ブロワ33(燃料ガス送給ブロワ37)の前側部39aと底部39fとが凹部27から突出した状態で設けられても良く、空気送風ブロワ33(燃料ガス送給ブロワ37)の凹部27に対する配設構造は、適宜変更可能である。
[5]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 燃料電池発電装置
2 燃料電池発電モジュール
3 貯湯タンク
6 燃料電池発電部
7 空気供給装置
8 燃料ガス供給装置
11a 排熱回収熱交換器
23 貯留タンク
27 凹部
33 空気送風ブロワ
37 燃料ガス送給ブロワ

Claims (3)

  1. 燃料電池発電部と、貯湯タンクと、前記燃料電池発電部へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池発電部へ発電用空気を供給する空気供給手段と、前記燃料電池発電部からの排気を冷却して凝縮水を発生させる熱交換部と、この熱交換部にて発生した凝縮水を貯留する貯留タンクとを備えた燃料電池発電装置において、
    前記燃料ガス供給手段は、燃料ガス供給通路と、この燃料ガス供給通路に設置され且つ燃料ガスを送給する燃料ガス送給手段とを備えると共に、前記空気供給手段は、空気供給通路と、この空気供給通路に設置され且つ発電用空気を送風する空気送風手段とを備え、
    前記燃料ガス送給手段と前記空気送風手段の少なくとも一方が、前記貯留タンクに形成された凹部に少なくとも部分的に配設されていることを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 前記燃料ガス送給手段と前記空気送風手段の少なくとも一方は、前記貯留タンクと伝熱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電装置。
  3. 前記燃料ガス送給手段と前記空気送風手段の少なくとも一方の外壁面の大部分は、前記貯留タンクの前記凹部の内壁面と接触した状態で設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池発電装置。
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