JP2016035874A - 固体酸化物形燃料電池スタック、固体酸化物形燃料電池モジュールおよび固体酸化物形燃料電池システム - Google Patents

固体酸化物形燃料電池スタック、固体酸化物形燃料電池モジュールおよび固体酸化物形燃料電池システム Download PDF

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正浩 市川
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Abstract

【課題】複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルを電気的に接続する複数の接続部材に用いられる金属材料による被毒を低減するとともに、発電性能を向上させることが可能な固体酸化物形燃料電池スタック、固体酸化物形燃料電池モジュールおよび固体酸化物形燃料電池システムを提供する。【解決手段】本発明の固体酸化物形燃料電池スタック(30)は、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル(33,33,33)および複数(3つ)の接続部材(34,34,34)を備えている。また、複数(3つ)の接続部材(34,34,34)の各々は、マニホールド(31)内に配設される第一接続部(34a)と、発電室(32)内に配設される第二接続部(34b)とを備えている。さらに、各第一接続部(34a)は、シール部材(35)によってマニホールド(31)内に封入されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルが複数の接続部材によって電気的に接続された固体酸化物形燃料電池スタック、固体酸化物形燃料電池モジュールおよび固体酸化物形燃料電池システムに関する。
上記固体酸化物形燃料電池スタックの一例として、特許文献1および2に記載の発明が挙げられる。特許文献1に記載の燃料電池セルスタックは、円筒型の複数の燃料電池セルを備えている。また、各燃料電池セルの両端部には、キャップ状の金属製の内側電極端子が取り付けられており、燃料電池セルユニットがそれぞれ構成されている。各燃料電池セルユニットは、一端側の内側電極端子の筒状部分がセラミック製の下支持板をそれぞれ貫通しており、複数の燃料電池セルユニットの一端側が下支持板によって支持されている。同様に、各燃料電池セルユニットは、他端側の内側電極端子の筒状部分がセラミック製の上支持板をそれぞれ貫通しており、複数の燃料電池セルユニットの他端側が上支持板によって支持されている。さらに、電気的に隣り合う内側電極端子(燃料極層側端子)と、外側電極層(空気極層)とは、金属製の集電体によって電気的に接続されており、燃料電池セルスタックが構成されている。
特許文献2に記載の燃料電池セルユニットは、円筒型の複数の燃料電池セルを備えている。各燃料電池セルの一端側は、セラミック製の支持板に設けられた各貫通孔をそれぞれ貫通しており、複数の燃料電池セルが支持板に固定されている。また、各燃料電池セルと支持板との間の隙間は、封止部材によって塞がれている。これらにより、各燃料電池セルの一端側は、燃料ガスが供給されるガスタンク内に配設され、各燃料電池セルの他端側は、発電室内に配設されている。さらに、各燃料電池セルの一端側の端部には、内側電極端子および外側電極端子が取り付けられている。隣接する燃料電池セルの内側電極端子と外側電極端子とは、接続端子によって電気的に接続されており、燃料電池セルスタックが構成されている。
特開2011−210632号公報 特開2010−55862号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、金属製の内側電極端子や金属製の集電体が、高温の空気雰囲気中に配設されており、金属表面に不導体の酸化物が形成されて導電性が低下する可能性がある。そのため、一般に、これらの金属材料には、高温の空気雰囲気中における酸化を抑制する金属材料(例えば、高クロム材など)が用いられる。高クロム材は、高温の空気雰囲気中において含有するクロムが蒸発する。蒸発したクロムは、空気極層中に拡散して空気極層に析出される。その結果、燃料電池の発電性能が低下する、いわゆるクロム被毒が生じる可能性がある。そのため、これらの金属材料の使用量を低減する必要がある。
一方、特許文献2に記載の発明では、各燃料電池セルの内側電極端子および外側電極端子、並びに、これらを接続する接続端子(単に、接続部材という。)は、燃料ガスが供給されるガスタンク内に配設されている。よって、特許文献2に記載の発明では、接続部材は、上述の金属材料を使用する必要がなく、接続部材に用いられる金属材料と空気による被毒のおそれがない。しかしながら、特許文献2に記載の発明では、各燃料電池セルの一端側の端部において、隣接する燃料電池セルの内側電極端子と外側電極端子とが接続されている。そのため、各燃料電池セルの他端側の集電ロスが大きくなり、発電性能が低下する可能性がある。
また、特許文献2に記載の発明では、複数の燃料電池セルは、支持板を貫通して固定されるので、支持板は、電気的な絶縁性を備える必要がある。そのため、支持板には、金属材料と比べて高価なセラミック材料が用いられる。しかしながら、セラミック材料は、一般に、金属材料と比べてガスの気密性が低下するので、セラミック製の支持板を介して燃料ガスが流出する可能性があり、発電性能が低下する可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルを電気的に接続する複数の接続部材に用いられる金属材料による被毒を低減するとともに、発電性能を向上させることが可能な固体酸化物形燃料電池スタック、固体酸化物形燃料電池モジュールおよび固体酸化物形燃料電池システムを提供することを課題とする。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックは、燃料が供給されるマニホールドと、酸化剤ガスが供給され、供給された前記酸化剤ガスと、前記マニホールドから導出された前記燃料とによって発電する発電室と、筒状に形成され前記燃料が一端側から他端側に向けて流通する内側電極層と、前記内側電極層の外側に積層され前記酸化剤ガス雰囲気中に設けられる外側電極層と、前記内側電極層と前記外側電極層との間に形成された電解質層とを備え、前記一端側が前記マニホールドの内部と外部とを区画する隔壁を貫通して前記マニホールド内に配設され前記他端側が前記発電室内に配設されるように、前記隔壁に設けられた立設部にそれぞれ立設される複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルと、前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルを電気的に接続する複数の接続部材と、前記マニホールドの前記立設部を覆うように設けられ、少なくとも前記燃料が前記内側電極層内に形成された内側流路以外の流路を通って前記発電室側へ流出することを抑制するシール部材と、を備え、前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルの各々は、少なくとも前記一端側では前記内側電極層が露出し、かつ、前記一端側の前記内側電極層の露出部に内側電極層被接続部が形成されるとともに前記外側電極層に外側電極層被接続部が形成されており、前記複数の接続部材の各々は、前記マニホールド内に配設され前記一端側の前記内側電極層被接続部と電気的に接続可能な第一接続部と、前記発電室内に配設され前記外側電極層被接続部と電気的に接続可能な第二接続部とを備え、前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルは、少なくとも前記第一接続部および前記第二接続部を介して、直列接続および並列接続のうちの少なくとも一方により電気的に接続されており、各前記第一接続部は、前記シール部材によって前記マニホールド内に封入されている。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックによれば、複数の接続部材の各第一接続部は、マニホールド内に配設され、各第二接続部は、発電室内に配設される。よって、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックは、各第一接続部を燃料雰囲気中に設けることができる。そのため、燃料雰囲気中に設けられる接続部材に用いられる金属材料から拡散するクロムによるクロム被毒のおそれがなく、第一接続部および第二接続部の両方が酸化剤ガス雰囲気中に設けられる場合と比べて、当該被毒を軽減することができる。また、各第二接続部は、例えば、外側電極層の長手方向の中央に配設することができるので、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックは、電気抵抗の大きな外側電極層を電流が流れる距離を短縮することで集電ロスを低減することができ、発電性能を向上させることができる。
さらに、複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルが立設されるマニホールドの立設部は、シール部材によって覆われている。また、各第一接続部は、シール部材によってマニホールド内に封入されている。これらにより、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックは、各第一接続部をマニホールド内に封入した状態で、マニホールドの内部を気密にすることができる。よって、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックは、セラミック材料等を用いて立設部を形成する場合と比べて、燃料の気密性が向上し、発電性能が向上する。
固体酸化物形燃料電池システム1の一例を示す構成図である。 第1実施形態に係り、固体酸化物形燃料電池モジュール11を固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)に沿った方向に切断した切断部端面図である。 図2の一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33を模式的に示す模式図である。 図2の一の第一接続部34aを模式的に示す斜視図である。 図2の一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33および一の接続部材34の接続状態を示す長手方向(矢印Z方向)に沿った方向に切断した断面図である。 第2実施形態に係り、固体酸化物形燃料電池モジュール11を固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)に沿った方向に切断した切断部端面図である。 第3実施形態に係り、固体酸化物形燃料電池モジュール11を固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)に沿った方向に切断した切断部端面図である。 第4実施形態に係り、固体酸化物形燃料電池モジュール11を固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)に沿った方向に切断した切断部端面図である。 図8のIX−IX方向視図である。 図9の3つの第一接続部34a,34a,34aを模式的に示す斜視図である。 変形形態に係り、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33および一の接続部材34の接続状態を示す長手方向(矢印Z方向)に沿った方向に切断した断面図である。
<第1実施形態>
(固体酸化物形燃料電池システム1)
図1に示すように、固体酸化物形燃料電池システム1は、発電ユニット10および貯湯槽21を備えている。また、発電ユニット10は、固体酸化物形燃料電池モジュール11、熱交換器12、電力変換装置13、水タンク14および制御装置15を備えている。
固体酸化物形燃料電池モジュール11は、後述するように固体酸化物形燃料電池スタック30を少なくとも備えている。固体酸化物形燃料電池モジュール11は、改質用原料、改質水およびカソードガス(酸化剤ガスともいう。)が供給されている。具体的には、固体酸化物形燃料電池モジュール11は、一端が供給源Gsに接続されて改質用原料が供給される改質用原料供給管11aの他端が接続されている。改質用原料供給管11aには、原料ポンプ11a1が設けられている。さらに、固体酸化物形燃料電池モジュール11は、一端が水タンク14に接続されて改質水が供給される水供給管11bの他端が接続されている。水供給管11bには、改質水ポンプ11b1が設けられている。さらに、固体酸化物形燃料電池モジュール11は、一端がカソードエアブロワ11c1に接続されてカソードガスが供給されるカソードエア供給管11cの他端が接続されている。
熱交換器12は、固体酸化物形燃料電池モジュール11から排気される燃焼排ガスが供給されるとともに貯湯槽21からの貯湯水が供給され、燃焼排ガスと貯湯水とが熱交換する熱交換器である。具体的には、貯湯槽21は、貯湯水を貯湯するものであり、貯湯水が循環する(図1にて矢印の方向に循環する)貯湯水循環ライン22が接続されている。貯湯水循環ライン22上には、下端から上端に向かって順番に貯湯水循環ポンプ22aおよび熱交換器12が配設されている。熱交換器12は、固体酸化物形燃料電池モジュール11からの排気管11dが接続(貫設)されている。熱交換器12は、水タンク14に接続されている凝縮水供給管12aが接続されている。
熱交換器12において、固体酸化物形燃料電池モジュール11からの燃焼排ガスは、排気管11dを通って熱交換器12内に導入され、貯湯水との間で熱交換が行われ凝縮されるとともに冷却される。凝縮後の燃焼排ガスは、排気管11dを通って外部に排出される。また、凝縮された凝縮水は、凝縮水供給管12aを通って水タンク14に供給される。なお、水タンク14は、例えば、凝縮水をイオン交換樹脂によって純水化することができる。
上述した熱交換器12、貯湯槽21および貯湯水循環ライン22から、排熱回収システム20が構成されている。排熱回収システム20は、固体酸化物形燃料電池モジュール11の排熱を貯湯水に回収して蓄える。
電力変換装置13は、固体酸化物形燃料電池スタック30から出力される直流電圧を入力し所定の交流電圧に変換して、電源ライン16bに出力する。電源ライン16bには、交流の系統電源16aおよび外部電力負荷16c(例えば、電化製品など)が接続されている。また、電力変換装置13は、電源ライン16bを介して、系統電源16aからの交流電圧を入力し所定の直流電圧に変換して、補機(例えば、各ポンプ、ブロワなど)や制御装置15に出力する。なお、制御装置15は、補機を駆動して固体酸化物形燃料電池システム1の運転を制御する。
(固体酸化物形燃料電池モジュール11)
図2に示すように、固体酸化物形燃料電池モジュール11は、固体酸化物形燃料電池スタック30、蒸発部40、改質部50および燃焼部60を備えている。
(固体酸化物形燃料電池スタック30)
固体酸化物形燃料電池スタック30は、マニホールド31、発電室32、複数(本実施形態では、3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33、複数(本実施形態では、3つ)の接続部材34,34,34、シール部材35および絶縁部材36を備えている。
<<マニホールド31>>
マニホールド31は、金属材(例えば、ステンレス鋼など)で箱状に形成されており、燃料が供給される。マニホールド31は、隔壁31aによって、マニホールド31の内部(図2において、空間R1で示す。)と外部とが区画されている。隔壁31aには、立設部31bが設けられており、立設部31bには、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33が立設されている。空間R1には、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の一端側(矢印Z1方向側)が貫通している。
隔壁31aには、燃料をマニホールド31の内部に導入する燃料導入口31cが設けられており、燃料供給管31dの一端が接続されている。燃料供給管31dの他端は、改質部50に接続されており、改質部50によって改質された燃料が、燃料供給管31d、燃料導入口31cの順に流通して、マニホールド31の内部に供給される。
<<発電室32>>
発電室32は、金属材(例えば、ステンレス鋼など)で箱状に形成されており、酸化剤ガス(例えば、空気)が供給される。発電室32は、隔壁32aによって、発電室32の内部(図2において、空間R2で示す。)と外部とが区画されている。隔壁32aは、図2の下方に開口する開口部320を有しており、開口部320は、マニホールド31の隔壁31aによって塞がれている。これにより、発電室32の内部(空間R2)は密閉されている。
開口部320近傍の隔壁32aには、酸化剤ガスを発電室32の内部に導入する酸化剤ガス導入管32bが貫通して設けられており、カソードエア供給管11cの一端が接続されている。酸化剤ガスは、カソードエア供給管11c、酸化剤ガス導入管32bの順に流通して、発電室32の内部に供給される。酸化剤ガス導入管32bには、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33に向かって酸化剤ガスを流出させる複数の流出孔(図示略)が設けられている。複数の流出孔から流出した酸化剤ガスは、図2の空間R2において、紙面左下(奥側)から紙面右上(手前側)に向かって流通する。同図では、酸化剤ガスの流通方向は、矢印Dc1方向を用いて模式的に示されている。このようにして、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の後述する各外側電極層33cに対して、酸化剤ガスが供給される。
空間R2には、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の他端側(矢印Z2方向側)、蒸発部40、改質部50および燃焼部60が収容されている。発電室32は、供給された酸化剤ガスと、マニホールド31から導出された燃料とによって発電する。燃料は、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各々の後述する内側電極層33a内に形成された内側流路33dを通って、発電室32の内部(空間R2)に供給される。また、発電室32の天井部には、1つまたは複数(例えば、2つ)の排気口32c,32cが形成されており、燃焼排ガスが1つまたは複数(2つ)の排気口32c,32cを通って排気される。図2では、各排気口32cにおける燃焼排ガスの流通方向は、矢印De1方向を用いて模式的に示されている。
<<複数の固体酸化物形燃料電池筒状セル33>>
複数(本実施形態では、3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各々は、筒状に形成されている。複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各々は、一端側(矢印Z1方向側)がマニホールド31の隔壁31aを貫通してマニホールド31内に配設され、他端側(矢印Z2方向側)が発電室32内に配設されるように、隔壁31aに設けられた立設部31bにそれぞれ立設されている。
図3に示すように、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各々は、内側電極層33a、電解質層33bおよび外側電極層33cを備えており、これらは、層状に積層されて形成されている。内側電極層33aは、筒状に形成されており、燃料が一端側(矢印Z1方向側)から他端側(矢印Z2方向側)に向けて流通する。本実施形態では、燃料は、後述する天然ガスなどの炭化水素系燃料を改質した改質ガスを用いる。
外側電極層33cは、内側電極層33aの外側に積層されており、酸化剤ガス雰囲気中に設けられる。本実施形態では、酸化剤ガスは、空気を用いる。外側電極層33cは、酸化剤ガスが流通する発電室32の内部(空間R2)に設けられ、酸化剤ガスは、外側電極層33cに接するように流通する。電解質層33bは、内側電極層33aと外側電極層33cとの間に形成され、外側電極層33cが積層されていない両端(一端側(矢印Z1方向側)と他端側(矢印Z2方向側))では、電解質層33bが露出している。
なお、電解質層33bと外側電極層33cとの間には、例えば、GDC(ガドリニウムドープセリア)、YDC(イットリアドープセリア)、SDC(サマリウムドープセリア)等の希土類をドープしたセリア混合体を用いた反応防止層を設けることもできる。また、本実施形態では、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各々は、円筒状に形成されているが、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33は、筒状であれば良く、例えば、断面方形に形成することもできる。
内側電極層33aは、例えば、NiやFeなどの触媒金属とY、Sc、Ceなどの希土類元素から選ばれる少なくとも1種をドープした安定化ジルコニアとの混合体、NiやFeなどの触媒金属とGd、Y、Smなどの希土類元素から少なくとも1種をドープしたセリアとの混合体、NiやFeなどの触媒金属とSr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも1種をドープしたランタンガレートとの混合体の少なくとも1種から形成される。
電解質層33bは、例えば、Y、Sc、Ceなどの希土類元素から選ばれる少なくとも1種をドープした安定化ジルコニア、Gd、Y、Smなどの希土類元素から少なくとも1種をドープしたセリア、NiとSr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも1種をドープしたランタンガレートの少なくとも1種から形成される。
外側電極層33cは、例えば、Sr、Caから選ばれた少なくとも1種をドープしたランタンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれた少なくとも1種をドープしたランタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれた少なくとも1種をドープしたランタンコバルタイト、Sr、Feから選ばれた少なくとも1種をドープしたバリウムコバルタイト、銀、銀−パラジウム合金、白金などの少なくとも1種から形成される。
また、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各々は、少なくとも一端側(矢印Z1方向側)では内側電極層33aが露出している。なお、他端側(矢印Z2方向側)では必ずしも内側電極層33aが露出する必要はない。本実施形態では、図3に示すように、他端側(矢印Z2方向側)の内側電極層33aの一部は、電解質層33bおよび外側電極層33cにより覆われており、他端側(矢印Z2方向側)の端部では、電解質層33bのみにより覆われている。さらに、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各々は、一端側(矢印Z1方向側)の内側電極層33aの露出部に内側電極層被接続部33a1が形成されるとともに、外側電極層33cに外側電極層被接続部33c1が形成されている。
内側電極層被接続部33a1には、電解質層33bおよび外側電極層33cが形成されておらず、内側電極層33aのみが形成されている。また、電解質層33bの一部は、露出している。各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の形成方法は、特に限定されないが、例えば、公知の押し出し、プレス、鋳込み等の方法で内側電極層33aを形成し、逐次、電解質層33bおよび外側電極層33cを印刷、ディッピング、スラリーコート等の方法で製膜することによって形成することができる。
これらの方法により、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33は、径方向の内側から内側電極層33a、電解質層33b、外側電極層33cの順に、既述の電極材料が層状に積層される。また、製膜の段階で部位に応じてマスキングを行うことで、上述の内側電極層33aが露出する部位や電解質層33bが露出する部位が形成される。さらに、局所的に製膜を行うことで、任意の部位の外径を変更した各固体酸化物形燃料電池筒状セル33を作製することも可能である。
なお、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の他端側(矢印Z2方向側)の端部33fは、電解質層33bが露出している。これにより、電解質層33bの露出部を治具などで支持して製膜することができ、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の作製が容易になっている。また、電解質層33bの露出部によって、他端側(矢印Z2方向側)の端部33fにおける内側電極層33aと外側電極層33cとの間の短絡が防止されている。
なお、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の他端側(矢印Z2方向側)の端部33fは、内側電極層33aが露出していても良い。この場合、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の他端側(矢印Z2方向側)の端部33fから一端側(矢印Z1方向側)の端部33eに向かって、内側電極層33aが露出する部位、電解質層33bが露出する部位、外側電極層33c(外側電極層被接続部33c1)、電解質層33bが露出する部位、内側電極層33aが露出する部位(内側電極層被接続部33a1)の順に形成される。
<<複数の接続部材34>>
複数(本実施形態では、3つ)の接続部材34,34,34は、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33を電気的に接続する。複数(3つ)の接続部材34,34,34は、例えば、金属材(フェライト系ステンレス、ランタンクロマイトなど)を用いて形成することができる。複数(3つ)の接続部材34,34,34の各々は、マニホールド31内に配設される第一接続部34aと、発電室32内に配設される第二接続部34bとを備えている。
第一接続部34aは、一端側(矢印Z1方向側)の内側電極層被接続部33a1と電気的に接続可能であれば、形状等は限定されない。各第一接続部34aは、第一収容部34a1と第一固定部34a2とを備えていると好適である。図4に示すように、本実施形態では、各第一接続部34aは、第一収容部34a1と第一固定部34a2とを備えている。
第一収容部34a1は、有底筒状に形成されている。第一収容部34a1は、図3に示す一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)の端部33eが底壁34a11に当接して、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の少なくとも内側電極層被接続部33a1を収容する。本実施形態では、内側電極層33aの露出部全体に内側電極層被接続部33a1が形成されており、第一収容部34a1は、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内側電極層被接続部33a1を収容する。なお、第一収容部34a1は、内側電極層33aが露出する部位のうちの一部を収容することもできる。また、第一収容部34a1は、内側電極層被接続部33a1と、電解質層33bが露出する部位のうちの一部とを収容することもできる。
第一収容部34a1の内径は、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内側電極層被接続部33a1(内側電極層33a)の外径より大径に形成されている。また、図4および図5に示すように、第一収容部34a1の底壁34a11には、貫通穴34a12が形成されており、燃料が内側電極層33a内に形成された内側流路33dに向かって流通可能になっている。
なお、貫通穴34a12の孔径を変更することにより、内側流路33dにおける圧力損失を調整することができる。貫通穴34a12の孔径を小さくする程、圧力損失は増大するので、貫通穴34a12の孔径は、燃料の流量の均一化(等配流)に必要な圧力損失に基づいて、予め設定しておくと良い。これにより、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、第一接続部34aを介して導入される燃料の流量を均一化(等配流)することができ、流量の不均一に起因する発電のばらつきを抑制することができる。
第一固定部34a2は、第一収容部34a1と一体に形成されている。第一固定部34a2は、平板状に形成されており、貫通穴34a21が設けられている。貫通穴34a21は、図3に示す一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)が貫通可能になっており、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内側電極層被接続部33a1(内側電極層33a)の外径より若干、大径に形成されている。なお、第一収容部34a1の内径は、後述する第二収容部34b1の内径と同程度の寸法に設定することができる。また、第一固定部34a2の貫通穴34a21は、後述する第二固定部34b2の貫通穴34b21と同程度の寸法に設定することができる。
第一接続部34aの内壁面と内側電極層被接続部33a1(内側電極層33a)とは、導電性接着剤34dで接続されている。これにより、第一接続部34aは、内側電極層被接続部33a1と電気的に接続されている。導電性接着剤34dは、例えば、白金、銀、銅または銀−パラジウム合金などの導電性ペーストや導電性セラミックスを用いることができる。導電性セラミックスは、例えば、ABO型のペロブスカイト型酸化物などを用いることができ、比較的電気伝導性が高いランタンコバルタイト系酸化物や酸化還元雰囲気で安定なランタンクロマイト系酸化物を用いると良い。
第一固定部34a2は、マニホールド31の立設部31bに設けられた被固定部31b1に固定される。図2に示すように、立設部31bは、マニホールド31の天井部の隔壁31aに設けられており、皿状に形成されている。立設部31bの隔壁31aには、複数(3つ)の貫通穴31b2,31b2,31b2が設けられている。各貫通穴31b2は、図4に示す一の第一接続部34aの第一収容部34a1が貫通可能になっており、第一収容部34a1の外径より大径に形成されている。また、各貫通穴31b2は、第一固定部34a2がマニホールド31の内部側(空間R1側)に落ち込まないように、孔径が設定されている。
被固定部31b1は、各貫通穴31b2の径方向外側の外延部にそれぞれ設けられている。各被固定部31b1には、対応する第一固定部34a2が後述する絶縁部材36を介して配設される。各第一固定部34a2は、後述するシール部材35によって固定される。このように、各第一接続部34aは、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33を電気的に接続するとともに、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33を固定する固定部材の機能を備えている。また、第一固定部34a2は、立設部31bに設けられた被固定部31b1に固定されると、マニホールド31の隔壁31aの一部を構成しているとも言える。
第二接続部34bは、外側電極層被接続部33c1と電気的に接続可能であれば、形状等は限定されない。各第二接続部34bは、第二収容部34b1と第二固定部34b2とを備えていると好適である。本実施形態では、各第二接続部34bは、第二収容部34b1と第二固定部34b2とを備えている。
第二接続部34bは、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の他端側(矢印Z2方向側)を貫通して設けられている。具体的には、第二収容部34b1は、第一収容部34a1と同様に、筒状に形成されている。但し、図5に示すように、第二収容部34b1の底壁34b11に設けられる貫通穴34b12は、第一収容部34a1の貫通穴34a12と比べて、大径に形成されている。また、第二収容部34b1の内径は、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の外側電極層被接続部33c1の外径より若干、大径に形成されている。
さらに、第二収容部34b1は、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の他端側(矢印Z2方向側)の少なくとも外側電極層被接続部33c1を収容する。本実施形態では、第二収容部34b1は、外側電極層被接続部33c1を収容している。なお、第二収容部34b1は、外側電極層被接続部33c1と、電解質層33bが露出する部位のうちの一部とを収容することもできる。
第二固定部34b2は、第二収容部34b1と一体に形成されている。第二固定部34b2は、第一固定部34a2と同様に、平板状に形成されており、貫通穴34b21が設けられている。貫通穴34b21は、図3に示す一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の他端側(矢印Z2方向側)が貫通可能になっており、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の外側電極層被接続部33c1(外側電極層33c)の外径より若干、大径に形成されている。
また、第二接続部34bの内壁面と外側電極層被接続部33c1とは、導電性接着剤34dで接続されている。これにより、第二接続部34bは、外側電極層被接続部33c1と電気的に接続されている。なお、導電性接着剤34dは、第一接続部34aで既述の導電性接着剤と同様の導電性接着剤を用いることができる。
図2に示すように、複数(3つ)の接続部材34,34,34は、複数(2つ)の連結部34c,34cをさらに備えている。本実施形態では、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33のうちの全部は、連結部34c,34cを含む複数の接続部材34,34,34(つまり、第一接続部34a、第二接続部34bおよび連結部34c)を介して電気的に直列接続されて、直列接続群33sが構成されている。各連結部34cは、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の第一接続部34aと、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33に電気的に隣り合う他の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の第二接続部34bとを連結して電気的に接続する。
連結部34cは、第一接続部34aと第二接続部34bとを電気的に接続可能であれば、形状等は限定されないが、平板状や棒状に形成されていると好適である。また、連結部34cの一方の接続部位34c1は、第一固定部34a2と接続され、連結部34cの他方の接続部位34c2は、第二固定部34b2と接続されている。
具体的には、第一接続部34aの第一収容部34a1は、内側電極層被接続部33a1に電気的に接続されている。第一接続部34aの第一固定部34a2は、第一収容部34a1と一体に形成されており、第一収容部34a1と電気的に接続されている。また、第二接続部34bの第二収容部34b1は、外側電極層被接続部33c1に電気的に接続されている。第二接続部34bの第二固定部34b2は、第二収容部34b1と一体に形成されており、第二収容部34b1と電気的に接続されている。さらに、連結部34cの一方の接続部位34c1は、第一固定部34a2と接続され、連結部34cの他方の接続部位34c2は、第二固定部34b2と接続されている。このようにして、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内側電極層被接続部33a1と、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33に電気的に隣り合う他の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の外側電極層被接続部33c1とが、電気的に接続される。
本実施形態では、各連結部34cは、平板状に形成されている。また、連結部34cの一方の接続部位34c1は、第一固定部34a2と接続され、連結部34cの他方の接続部位34c2は、第二固定部34b2と接続されている。よって、連結部34cと第一接続部34aとの接続作業、および、連結部34cと第二接続部34bとの接続作業が容易である。また、連結部34cが棒状部材の場合と比べて、第一接続部34aと第二接続部34bとの間の電気抵抗を低減することができ、固体酸化物形燃料電池スタック30の内部抵抗を低減することができる。
なお、直列接続された複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の両端の接続部は、バスバー接続部材37aを介してバスバー37bにそれぞれ接続されている。また、立設される固体酸化物形燃料電池筒状セル33の数が2つの場合は、複数(2つ)の接続部材34,34は、一つの連結部34cを備えていれば良い。さらに、複数の固体酸化物形燃料電池筒状セル33のうちの一部の固体酸化物形燃料電池筒状セル33によって、直列接続群33sを構成することもできる。また、連結部34cの一方の接続部位34c1は、第一収容部34a1と接続することもでき、連結部34cの他方の接続部位34c2は、第二収容部34b1と接続することもできる。
<<シール部材35>>
図2に示すように、シール部材35は、マニホールド31の立設部31bを覆うように設けられている。シール部材35は、例えば、電気的な絶縁性を備えるセラミックペーストやガラス系シール部材を用いることができる。シール部材35は、例えば、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、酸化ホウ素(B)、酸化バリウム(BaO)等を主成分とする結晶化ガラスを用いることができる。結晶化ガラスは、昇温時に軟化して各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)、各第一接続部34aの第一固定部34a2、連結部34cの一部(接続部位34c1側)および後述する絶縁部材36を覆うように立設部31bを流動する。そして、結晶化ガラスは、結晶化して固体状態になり、固体状態が維持される。
なお、シール部材35は、例えば、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、酸化ホウ素(B)等を主成分とする非結晶化ガラスを用いることもできる。非結晶化ガラスは、結晶化ガラスと同様にして固体状態になるが、その後の昇温によって、結晶化ガラスと比べて再び軟化し易い性質を備えている。そのため、非結晶化ガラスは、結晶化ガラスと比べて、柔軟なシール部材であり、緻密なシールが可能である。
シール部材35は、少なくとも燃料が内側電極層33a内に形成された内側流路33d以外の流路を通って発電室32側へ流出することを抑制する。シール部材35は、例えば、燃料が立設部31bの各貫通穴31b2を通って、マニホールド31の内部(空間R1)側から発電室32の内部(空間R2)側へ流出することを抑制する。また、シール部材35は、例えば、酸化剤ガスが立設部31bの各貫通穴31b2を通って、発電室32の内部(空間R2)側からマニホールド31の内部(空間R1)側へ流出することを抑制する。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、複数(3つ)の接続部材34,34,34の各第一接続部34aは、マニホールド31内に配設され、各第二接続部34bは、発電室32内に配設されている。よって、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、各第一接続部34aを燃料雰囲気中に設けることができる。そのため、燃料雰囲気中に設けられる接続部材34(第一接続部34a)に用いられる金属材料から拡散するクロムによるクロム被毒のおそれがなく、第一接続部34aおよび第二接続部34bの両方が酸化剤ガス雰囲気中に設けられる場合と比べて、当該被毒を軽減することができる。また、燃料雰囲気中に設けられる接続部材34(第一接続部34a)は、当該被毒のおそれがないので、比較的安価な金属材料を用いることができる。そのため、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、高温の酸化剤ガス雰囲気中における酸化を抑制する金属材料の使用量を軽減することができ、低コスト化することができる。
さらに、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33が立設されるマニホールド31の立設部31bは、シール部材35によって覆われている。また、各第一接続部34aは、シール部材35によってマニホールド31内に封入されている。これらにより、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、各第一接続部34aをマニホールド31内に封入した状態で、マニホールド31の内部(空間R1)を気密にすることができる。よって、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、セラミック材料等を用いて立設部31bを形成する場合と比べて、燃料の気密性が向上し、発電性能が向上する。
なお、外側電極層被接続部33c1および第二接続部34bは、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の外側電極層33cの任意の位置に設けることができる。外側電極層被接続部33c1および第二接続部34bは、外側電極層33cの長手方向(矢印Z方向)の中央に設けられていると好適である。また、内側電極層被接続部33a1および第一接続部34aは、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内側電極層33aの露出部の任意の位置に設けることができる。
ここで、図5に示すように、外側電極層33cの長手方向(矢印Z方向)において、矢印Z1方向の端部33c2側から第二接続部34bに向かう方向に流れる発電電流の電流流路を第一電流流路ic1とする。また、外側電極層33cの長手方向(矢印Z方向)において、矢印Z2方向の端部33c3側から第二接続部34bに向かう方向に流れる発電電流の電流流路を第二電流流路ic2とする。一般に、外側電極層33cは、薄肉に形成され、発電電流は、外側電極層33cの表層を流れる。そのため、発電電流の電流流路が長くなると、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内部抵抗が増加して、発電性能が低下する可能性がある。
本実施形態では、各第一接続部34aは、マニホールド31内に配設され、各第二接続部34bは、発電室32内に配設されている。さらに、各外側電極層被接続部33c1および各第二接続部34bは、各外側電極層33cの長手方向(矢印Z方向)の中央に設けられている。よって、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、外側電極層33cを流れる発電電流の電流流路を分散化して、電流流路一つ当たりの流路長を短くすることが容易である。
具体的には、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、複数(2つ)の電流流路(第一電流流路ic1および第二電流流路ic2)を備えている。また、各電流流路の流路長は、例えば、外側電極層33cの長手方向(矢印Z方向)において、矢印Z2方向の端部33c3側から矢印Z1方向の端部33c2側に向かう方向にのみ発電電流が流れる固体酸化物形燃料電池スタック(比較形態の固体酸化物形燃料電池スタックという。)と比べて、半減されている。そのため、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、外側電極層33cの形状および発電電流が同じ場合において、比較形態の固体酸化物形燃料電池スタックと比べて、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内部抵抗を低減することができ、発電性能が向上する。このように、各第二接続部34bは、例えば、外側電極層33cの長手方向(矢印Z方向)の中央に配設することができるので、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、電気抵抗の大きな外側電極層33cを電流が流れる距離を短縮することで集電ロスを低減することができ、発電性能を向上させることができる。
また、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、複数(3つ)の接続部材34,34,34の各第一接続部34aは、第一収容部34a1と第一固定部34a2とを備えている。第一収容部34a1は、有底筒状に形成され、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)の端部33eが底壁34a11に当接して一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の少なくとも内側電極層被接続部33a1を収容する。第一固定部34a2は、第一収容部34a1と一体に形成され、立設部31bに設けられた被固定部31b1に固定される。
第一接続部34aは、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)の端部33eが第一収容部34a1の底壁34a11に当接して、第一収容部34a1が一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)を収容した状態で、第一固定部34a2が、被固定部31b1に固定される。そのため、固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)に沿った方向において、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の位置決めが容易である。また、各第一固定部34a2は、対応する被固定部31b1にそれぞれ固定されるので、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33が立設される平面(長手方向(矢印Z方向)に垂直な平面(図4に示すXY平面であり、矢印X方向、矢印Y方向および矢印Z方向は、それぞれ直交している。))において、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の位置決めが容易である。
また、第一収容部34a1は、有底筒状に形成されており、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の少なくとも内側電極層被接続部33a1を収容する。これにより、第一収容部34a1は、内側電極層被接続部33a1を覆うように、内側電極層被接続部33a1と接触することができる。そのため、第一収容部34a1の内壁面と内側電極層被接続部33a1との間の接触面積が増大する。よって、第一収容部34a1と内側電極層被接続部33a1との間の接触抵抗(電気抵抗)が低減され、固体酸化物形燃料電池スタック30の内部抵抗が低減される。
さらに、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)を第一収容部34a1に収容して、第一固定部34a2を被固定部31b1に固定することにより、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33を立設することができる。そのため、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の組み付けが容易である。
<<絶縁部材36>>
各第一固定部34a2と、立設部31bに設けられた各被固定部31b1との間には、絶縁部材36が設けられている。絶縁部材36は、例えば、電気的な絶縁性を備えるセラミックペーストやセラミック材料、結晶化ガラス、絶縁被膜処理した金属材料などを用いることができる。なお、結晶化ガラスは、シール部材35で既述の結晶化ガラスと同様のガラス材料を用いることができる。また、絶縁被膜処理は、例えば、ステンレス鋼などの金属材に、絶縁性を備えるアルミナ膜などを形成することができる。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、各第一固定部34a2は、絶縁部材36を介して対応する被固定部31b1に固定されている。そのため、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33および複数(3つ)の接続部材34,34,34と、マニホールド31の隔壁31aとの間の電気的な絶縁が容易である。
また、本実施形態では、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33が直列接続されて直列接続群33sが構成されているので、隣接する第一接続部34a,34a同士を電気的に絶縁する必要がある。図2に示すように、絶縁部材36は、隣接する第一接続部34a,34a間に介在しており、隣接する第一接続部34a,34a同士を絶縁している。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、直列接続群33sに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた複数(3つ)の第一接続部34a,34a,34aは、隣接する第一接続部34a,34a同士を絶縁する絶縁部材36によって、電気的に絶縁されている。よって、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、隣接する第一接続部34a,34a同士を電気的に絶縁して、直列接続群33sを構成することができ、直列接続群33sを備える固体酸化物形燃料電池スタック30において既述の作用効果を得ることができる。
(蒸発部40)
蒸発部40は、固体酸化物形燃料電池スタック30の燃焼ガスにより加熱され、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに供給された改質用原料を予熱する。蒸発部40は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して改質部50に供給する。改質用原料は、例えば、天然ガス、LPガスなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料を用いることができる。
蒸発部40には、一端(下端)が水タンク14に接続された水供給管11bの他端が接続されている。また、蒸発部40には、一端が供給源Gsに接続された改質用原料供給管11aが接続されている。供給源Gsは、例えば、都市ガスのガス供給管、LPガスのガスボンベである。
(改質部50)
改質部50は、上述した燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部40から供給された水蒸気と改質用原料の混合ガスとから燃料である改質ガスを生成する。改質部50内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素と一酸化炭素などを含んだガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。
これら生成されたガス(いわゆる改質ガス)は、固体酸化物形燃料電池スタック30のマニホールド31を介して、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各内側電極層33aに導出される。改質ガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)、改質に使用されなかった改質水(水蒸気)を含んでいる。このように、改質部50は、改質用原料(原燃料)と改質水とから改質ガス(燃料)を生成して固体酸化物形燃料電池スタック30に供給する。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応である。
(燃焼部60)
燃焼部60は、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33と、蒸発部40および改質部50との間に設けられている。燃焼部60は、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33からのアノードオフガス(燃料オフガス)と各固体酸化物形燃料電池筒状セル33からのカソードオフガス(酸化剤オフガス)とが燃焼されて改質部50を加熱する。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池モジュール11は、上記固体酸化物形燃料電池スタック30、蒸発部40および改質部50を備えている固体酸化物形燃料電池モジュール11において、上述した固体酸化物形燃料電池スタック30に係る作用効果を得ることができる。また、本実施形態の固体酸化物形燃料電池システム1は、上記固体酸化物形燃料電池モジュール11、熱交換器12、電力変換装置13、水タンク14および制御装置15を備えている発電ユニット10と、貯湯槽21とを備えている固体酸化物形燃料電池システム1において、上述した固体酸化物形燃料電池スタック30に係る作用効果を得ることができる。
<第2実施形態>
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、第1実施形態と比べて、シール部材35が異なり、絶縁部材36を備えていない点で異なる。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、図面は、第1実施形態と共通する箇所には共通の符号を付して対応させ、重複する説明を省略する。これらのことは、第3実施形態以降についても同様である。
図6に示すように、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、シール部材35の代わりにシール部材35aを備えている。また、固体酸化物形燃料電池スタック30は、絶縁部材36を備えておらず、第1実施形態において絶縁部材36が設けられる部位にシール部材35aを備えている。
シール部材35aは、第1実施形態のシール部材35と同様に、マニホールド31の立設部31bを覆うように設けられている。シール部材35aは、少なくとも燃料が内側電極層33a内に形成された内側流路33d以外の流路を通って発電室32側へ流出することを抑制する。また、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、絶縁部材36を備えていないので、シール部材35aは、電気的な絶縁性を備え、かつ、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33を保持可能なシール部材を用いることが好ましい。そのため、シール部材35aは、例えば、既述のセラミックペーストや結晶化ガラスを用いると良い。結晶化ガラスは、固体状態になった後に昇温しても、非結晶化ガラスと比べて、固体状態が維持され易く好適である。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、各第一固定部34a2と、立設部31bに設けられた各被固定部31b1との間には、シール部材35aが設けられている。各第一固定部34a2は、シール部材35aを介して対応する被固定部31b1に固定されているので、別途、絶縁部材を設けることなく、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33および複数(3つ)の接続部材34,34,34と、マニホールド31の隔壁31aとの間の電気的な絶縁を図ることができる。
また、シール部材35aは、隣接する第一接続部34a,34a間に介在しており、隣接する第一接続部34a,34a同士を絶縁している。本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、直列接続群33sに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた複数(3つ)の第一接続部34a,34a,34aは、絶縁性を有するシール部材35aによって、電気的に絶縁されている。よって、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、隣接する第一接続部34a,34a同士を電気的に絶縁して、直列接続群33sを構成することができ、直列接続群33sを備える固体酸化物形燃料電池スタック30において既述の作用効果を得ることができる。
<第3実施形態>
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、第1実施形態と比べて、絶縁部材36を備えておらず、マニホールド31の隔壁31a1の表面が絶縁性を有している点で異なる。
図7に示すように、本実施形態では、マニホールド31は、隔壁31a1によって、マニホールド31の内部(空間R1)と外部とが区画されている。隔壁31a1は、第1実施形態の隔壁31aと同様の金属材で形成することができるが、隔壁31a1の表面が絶縁性を有している。隔壁31a1の表面は、例えば、絶縁被膜処理を施すことができる。絶縁被膜処理は、例えば、隔壁31a1の表面に、絶縁性を備えるアルミナ膜などを形成することができる。なお、隔壁31a1全体を絶縁材料(例えば、セラミック材料など)で形成することもできる。つまり、マニホールド31の隔壁31a1は、少なくとも表面が絶縁性を有していれば良い。また、隔壁31a1のうち、少なくとも立設部31bの隔壁31a1の表面31a2が絶縁性を有していれば良い。
また、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、絶縁部材36を備えていない。第1実施形態において絶縁部材36が設けられる部位には、マニホールド31の隔壁31a1が設けられている。そのため、各第一固定部34a2と、立設部31bに設けられた各被固定部31b1とは、絶縁部材を介することなく、直接接触している。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、マニホールド31の隔壁31a1は、少なくとも表面が絶縁性を有している。よって、各第一固定部34a2は、対応する被固定部31b1に直接固定することができる。そのため、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、別途、絶縁部材を設けることなく、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33および複数(3つ)の接続部材34,34,34と、マニホールド31の隔壁31a1との間の電気的な絶縁を図ることができる。
また、マニホールド31の隔壁31a1は、隣接する第一接続部34a,34a間に介在しており、隣接する第一接続部34a,34a同士を絶縁している。本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、直列接続群33sに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた複数(3つ)の第一接続部34a,34a,34aは、少なくとも表面が絶縁性を有する隔壁31a1によって、電気的に絶縁されている。よって、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、隣接する第一接続部34a,34a同士を電気的に絶縁して、直列接続群33sを構成することができ、直列接続群33sを備える固体酸化物形燃料電池スタック30において既述の作用効果を得ることができる。
<第4実施形態>
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、第1実施形態と比べて、直列接続群33sおよび並列接続群33pの両方を備えている点で異なる。
図8に示すように、複数(本実施形態では、9つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33のうちの一部(3つずつ)は、複数(3つ)の接続部材34,34,34を介して電気的に並列接続されており、並列接続群33pがそれぞれ構成されている。また、本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30は、複数(3つ)の並列接続群33p,33p,33pが複数(2つ)の連結部34c,34cによって電気的に直列接続されており、直列接続群33sが構成されている。
並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33においても、各接続部材34は、第一接続部34aと第二接続部34bとを備えている。第一接続部34aは、内側電極層被接続部33a1と電気的に接続可能であれば、形状等は限定されない。各第一接続部34aは、第1実施形態と同様に、第一収容部34a1と第一固定部34a2とを備えていると好適である。また、第二接続部34bは、外側電極層被接続部33c1と電気的に接続可能であれば、形状等は限定されない。各第二接続部34bは、第1実施形態と同様に、第二収容部34b1と第二固定部34b2とを備えていると好適である。
さらに、図9に示すように、並列接続群33pは、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33が第一共通固定部34acおよび第二共通固定部34bcによって並列接続されていると好適である。並列接続群33pの連結部34cは、電気的な絶縁性を備える支持部材であり、第一共通固定部34acと第二共通固定部34bcとを電気的に絶縁した状態で支持する。
並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた各第一接続部34aは、第1実施形態と同様に、第一収容部34a1と第一固定部34a2とを備えている。但し、本実施形態では、図10に示すように、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた複数(3つ)の第一接続部34a,34a,34aは、各第一接続部34aの第一固定部34a2が一体に形成されて第一共通固定部34acが構成されている。第一共通固定部34acは、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33を包括的に支持して立設部31bに設けられた被固定部31b1に固定するとともに、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各内側電極層被接続部33a1を電気的に接続する。
また、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた各第二接続部34bは、第1実施形態と同様に、第二収容部34b1と第二固定部34b2とを備えている。但し、並列接続群33pの各第二固定部34b2は、一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33に隣接する他の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の第二接続部34bと接続される。
さらに、本実施形態では、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた複数(3つ)の第二接続部34b,34b,34bは、各第二接続部34bの第二固定部34b2が一体に形成されて第二共通固定部34bcが構成されている。第二共通固定部34bcは、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33を包括的に支持するとともに、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の各外側電極層被接続部33c1を電気的に接続する。
また、直列接続群33sの連結部34cは、一の並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた複数(3つ)の第一接続部34a,34a,34aのうちの少なくとも一つの第一接続部34aと、一の並列接続群33pに隣接する他の並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33にそれぞれ設けられた複数(3つ)の第二接続部34b,34b,34bのうちの少なくとも一つの第二接続部34bとを連結して電気的に接続する。
本実施形態では、各並列接続群33pにおいて、第一共通固定部34acおよび第二共通固定部34bcが構成されているので、直列接続群33sの各連結部34cは、一の並列接続群33pの第一共通固定部34acと、一の並列接続群33pに隣接する他の並列接続群33pの第二共通固定部34bcとを連結して電気的に接続する。これにより、隣接する第一接続部34a,34a同士を、別部材を用いて個別に接続する必要がなく、製作が容易である。このことは、第二接続部34bについても同様である。
直列接続群33sの連結部34cは、第一共通固定部34acと、第二共通固定部34bcとを電気的に接続可能であれば、形状等は限定されない。例えば、直列接続群33sの連結部34cは、平板状や棒状に形成することができる。また、連結部34cの一方の接続部位34c1は、第一共通固定部34acと接続され、連結部34cの他方の接続部位34c2は、第二共通固定部34bcと接続される。このようにして、複数(3つ)の並列接続群33p,33p,33pが複数(2つ)の連結部34c,34cによって電気的に直列接続されて、直列接続群33sが構成されている。
なお、図9に示すように、立設部31bの隔壁31aには、一つの貫通穴31b2が設けられている。貫通穴31b2は、第一共通固定部34acがマニホールド31の内部側(空間R1側)に落ち込まないように、孔径が設定されている。また、立設部31bの隔壁31aには、第1実施形態と同様に、複数(3つ)の貫通穴31b2,31b2,31b2を設けることもできる。
また、複数(9つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33のうちの全部によって、並列接続群33pを構成することもできる。この場合、シール部材35は、必ずしも電気的な絶縁性を備える必要がなく、絶縁部材36を省略することもできる。以上のように、複数(9つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33のうちの一部または全部は、複数の接続部材34(少なくとも第一接続部34aおよび第二接続部34b)を介して電気的に並列接続されて、並列接続群33pを構成することができる。また、第1実施形態および本実施形態において示すように、複数の固体酸化物形燃料電池筒状セル33は、少なくとも第一接続部34aおよび第二接続部34bを介して、直列接続および並列接続のうちの少なくとも一方により電気的に接続される。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタック30によれば、固体酸化物形燃料電池スタック30は、第一共通固定部34acおよび第二共通固定部34bcを備えている。第一共通固定部34acは、並列接続群33pに属する複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33を包括的に支持して、立設部31bに設けられた被固定部31b1に固定する。そのため、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33を個別に立設する場合と比べて、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の立設が容易であり、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の立設状態が安定する。
また、第一共通固定部34acの各第一収容部34a1が各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)を収容し、第一共通固定部34acは、シール部材35によってマニホールド31内に封入されている。そのため、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の立設状態がさらに安定し、複数(3つ)の固体酸化物形燃料電池筒状セル33,33,33の転倒を規制する規制部材が不要である。また、第一共通固定部34acは、各第一接続部34aの第一固定部34a2が一体に形成され、第二共通固定部34bcは、各第二接続部34bの第二固定部34b2が一体に形成されている。そのため、各第一固定部34a2を別部材によって電気的に接続し、各第二固定部34b2を別部材によって電気的に接続する場合と比べて、電気抵抗を低減することができ、固体酸化物形燃料電池スタック30の内部抵抗を低減することができる。
<その他>
本発明は、上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施することができる。例えば、立設される固体酸化物形燃料電池筒状セル33の本数およびその配置、並びに、接続部材34の形状は、適宜、変更することができる。例えば、各第一接続部34aは、第一収容部34a1を省略することもでき、各第二接続部34bは、第二収容部34b1を省略することもできる。この場合、第一固定部34a2は、実施形態と比べて板厚を厚くして一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の少なくとも内側電極層被接続部33a1を収容すると良い。また、第二固定部34b2は、実施形態と比べて板厚を厚くして一の固体酸化物形燃料電池筒状セル33の少なくとも外側電極層被接続部33c1を収容すると良い。さらに、マニホールド31の内部には、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の一端側(矢印Z1方向側)の端部33eが当接可能な支持板を設けると良い。これにより、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)の位置決めが容易になる。なお、支持板には、各固体酸化物形燃料電池筒状セル33の内側流路33dに対応する位置に、燃料が流通可能な貫通穴を設けておく。
また、各第一接続部34aは、第一収容部34a1の側壁や底壁34a11から、第一固定部34a2が形成されていても良い。例えば、図11に示すように、底壁34a11は、固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)と垂直な平面において延在しており、第一固定部34a2が構成されている。同様に、各第二接続部34bは、第二収容部34b1の側壁や底壁34b11から、第二固定部34b2が形成されていても良い。例えば、図11に示すように、底壁34b11は、固体酸化物形燃料電池筒状セル33の長手方向(矢印Z方向)と垂直な平面において延在しており、第二固定部34b2が構成されている。
1:固体酸化物形燃料電池システム、
10:発電ユニット、
11:固体酸化物形燃料電池モジュール、12:熱交換器、13:電力変換装置、
14:水タンク、15:制御装置、16a:系統電源、16b:電源ライン、
21:貯湯槽、
30:固体酸化物形燃料電池スタック、
31:マニホールド、31a,31a1:隔壁、31a2:表面、
31b:立設部、31b1:被固定部、
32:発電室、
33:固体酸化物形燃料電池筒状セル、
33a:内側電極層、33a1:内側電極層被接続部、
33b:電解質層、
33c:外側電極層、33c1:外側電極層被接続部、
33d:内側流路、33e:端部、
33p:並列接続群、33s:直列接続群、
34:接続部材、
34a:第一接続部、34a1:第一収容部、34a11:底壁、34a2:第一固定部、
34ac:第一共通固定部、
34b:第二接続部、34b1:第二収容部、34b2:第二固定部、
34bc:第二共通固定部、
34c:連結部、
35,35a:シール部材、
36:絶縁部材、
40:蒸発部、
50:改質部。

Claims (7)

  1. 燃料が供給されるマニホールドと、
    酸化剤ガスが供給され、供給された前記酸化剤ガスと、前記マニホールドから導出された前記燃料とによって発電する発電室と、
    筒状に形成され前記燃料が一端側から他端側に向けて流通する内側電極層と、前記内側電極層の外側に積層され前記酸化剤ガス雰囲気中に設けられる外側電極層と、前記内側電極層と前記外側電極層との間に形成された電解質層とを備え、前記一端側が前記マニホールドの内部と外部とを区画する隔壁を貫通して前記マニホールド内に配設され前記他端側が前記発電室内に配設されるように、前記隔壁に設けられた立設部にそれぞれ立設される複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルと、
    前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルを電気的に接続する複数の接続部材と、
    前記マニホールドの前記立設部を覆うように設けられ、少なくとも前記燃料が前記内側電極層内に形成された内側流路以外の流路を通って前記発電室側へ流出することを抑制するシール部材と、
    を備え、
    前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルの各々は、少なくとも前記一端側では前記内側電極層が露出し、かつ、前記一端側の前記内側電極層の露出部に内側電極層被接続部が形成されるとともに前記外側電極層に外側電極層被接続部が形成されており、
    前記複数の接続部材の各々は、前記マニホールド内に配設され前記一端側の前記内側電極層被接続部と電気的に接続可能な第一接続部と、前記発電室内に配設され前記外側電極層被接続部と電気的に接続可能な第二接続部とを備え、
    前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルは、少なくとも前記第一接続部および前記第二接続部を介して、直列接続および並列接続のうちの少なくとも一方により電気的に接続されており、
    各前記第一接続部は、前記シール部材によって前記マニホールド内に封入されている固体酸化物形燃料電池スタック。
  2. 各前記第一接続部は、有底筒状に形成され、一の前記固体酸化物形燃料電池筒状セルの前記一端側の端部が底壁に当接して前記一の固体酸化物形燃料電池筒状セルの少なくとも前記内側電極層被接続部を収容する第一収容部と、
    前記第一収容部と一体に形成され、前記立設部に設けられた被固定部に固定される第一固定部と、
    を備えている請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池スタック。
  3. 前記複数の接続部材は、一の前記固体酸化物形燃料電池筒状セルの前記内側電極層被接続部に電気的に接続された前記第一接続部と、前記一の固体酸化物形燃料電池筒状セルに電気的に隣り合う他の前記固体酸化物形燃料電池筒状セルの前記外側電極層被接続部に電気的に接続された前記第二接続部とを連結して電気的に接続する一つまたは複数の連結部をさらに備え、
    前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルのうちの一部または全部は、前記連結部を含む前記複数の接続部材を介して電気的に直列接続されて、直列接続群が構成されており、
    前記直列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルにそれぞれ設けられた複数の前記第一接続部は、隣接する前記第一接続部同士を絶縁する絶縁部材または絶縁性を有する前記シール部材によって、電気的に絶縁されている請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池スタック。
  4. 前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルのうちの一部または全部は、前記複数の接続部材を介して電気的に並列接続されて、並列接続群が構成されており、
    前記並列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルにそれぞれ設けられた複数の前記第一接続部は、各前記第一接続部の前記第一固定部が一体に形成されて第一共通固定部が構成され、
    前記第一共通固定部は、前記並列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルを包括的に支持して前記立設部の前記被固定部に固定するとともに、前記並列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルの各前記内側電極層被接続部を電気的に接続し、
    前記並列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルにそれぞれ設けられた各前記第二接続部は、筒状に形成され、一の前記固体酸化物形燃料電池筒状セルの前記他端側の少なくとも前記外側電極層被接続部を収容する第二収容部と、
    前記第二収容部と一体に形成され、前記一の固体酸化物形燃料電池筒状セルに隣接する他の前記固体酸化物形燃料電池筒状セルの前記第二接続部と接続される第二固定部とを備え、
    前記並列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルにそれぞれ設けられた複数の前記第二接続部は、各前記第二接続部の前記第二固定部が一体に形成されて第二共通固定部が構成されており、
    前記第二共通固定部は、前記並列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルを包括的に支持するとともに、前記並列接続群に属する前記複数の固体酸化物形燃料電池筒状セルの各前記外側電極層被接続部を電気的に接続する請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池スタック。
  5. 前記マニホールドの前記隔壁は、少なくとも表面が絶縁性を有している請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池スタック。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池スタックと、
    前記固体酸化物形燃料電池スタックの燃焼ガスにより加熱され、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに供給された改質用原料を予熱する蒸発部と、
    前記蒸発部から供給された前記水蒸気と前記改質用原料の混合ガスとから前記燃料である改質ガスを生成する改質部と、
    を備えている固体酸化物形燃料電池モジュール。
  7. 発電ユニットと、
    貯湯水を貯湯する貯湯槽と、
    を備えている固体酸化物形燃料電池システムであって、
    前記発電ユニットは、
    請求項6に記載の固体酸化物形燃料電池モジュールと、
    前記固体酸化物形燃料電池モジュールから排気される燃焼排ガスと前記貯湯槽から供給される前記貯湯水との間で熱交換を行い、前記燃焼排ガスを凝縮して凝縮水を排出する熱交換器と、
    前記熱交換器から排出される前記凝縮水を純水化する水タンクと、
    補機を駆動して前記固体酸化物形燃料電池システムの運転を制御する制御装置と、
    少なくとも前記固体酸化物形燃料電池モジュールから出力される直流電力を交流電力に変換して交流の系統電源に接続されている電源ラインに出力する電力変換装置と、
    を備えている固体酸化物形燃料電池システム。
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