JP2009099267A - 固体酸化物形燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス改質器からの影響を低減してセル間の温度分布を小さく抑えることができる固体酸化物形燃料電池モジュールを提供すること。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池モジュール1では、ガス改質器7と固体酸化物形燃料電池スタック5との間に、スペーサ9が配置されており、このスペーサ9によって、ガス改質器7と固体酸化物形燃料電池スタック5との間には、10〜50mmの厚みの層状の間隙(空間)45が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料極及び空気極を有する固体電解質体(固体酸化物)を備えた固体酸化物形燃料電池セルを複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、燃料ガスの改質を行うガス改質器とを備えた固体酸化物形燃料電池モジュールに関するものである。
従来より、燃料電池として、固体電解質(固体酸化物)を備えた固体酸化物形燃料電池(以下SOFCとも記す)が知られている。
このSOFCでは、発電単位として、例えば層状の固体電解質体の一方の側に燃料ガスと接する燃料極を設けるとともに、他方の側に空気と接する空気極を設けた発電セルが使用されており、特に性能を高めるために、前記セルを複数積層(スタック)したSOFCが開発されている。
このうち、高温型のSOFCは、セルを所定の温度まで上昇させないと発電することができないので、温度を上昇させる手段として、SOFCの周辺に電気ヒータを設けて加熱する方法や、燃料や空気のガスラインに加熱装置を設けて加熱する方法が考えられている。
また、比較的小型(1〜5kW程度)のSOFCにおいては、スタックから排出される余剰の燃料ガスを、ガス排出部近傍で燃焼させ、その燃焼熱によって、スタックから離れた位置に設置された燃料改質器(燃料ガスを水素リッチにする改質部)を加熱する方法が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2005−327553号公報 特開2005−158530号公報
上述したSOFCにおいては、一般に都市ガスなどの燃料を燃料極にて直接に改質することが可能であり、通常では、燃料ガスに水蒸気を添加して改質する水蒸気改質が行われている。
しかしながら、水蒸気改質は吸熱反応であるため、電極上にて反応を行うと、セル温度が低下し、出力も低下するという問題があった。また、セルにて局部的な温度低下が発生し、そのためにセルが破損するという問題もあった。
この対策として、スタックとは別に水蒸気改質を行う燃料改質器を設けるとともに、この燃料改質器をスタック表面に積層して一体することが考えられる。
ところが、この場合でも、水蒸気改質による燃料改質器の温度低下が大きいので、燃料改質器の接するスタック端部の温度が低下するという問題があった。
つまり、スタック端部のセルの出力が低下し、スタック全体の温度が不均一になると、SOFCの性能(発電効率等)が低下するという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ガス改質器からの影響を低減してセル間の温度分布を小さく抑えることができる固体酸化物形燃料電池モジュールを提供することにある。
(1)請求項1の発明は、固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、10〜50mmの間隙を設けたことを特徴とする。
本発明では、ガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、10〜50mmの間隙を設けたので、ガス改質器における反応が吸熱反応であっても、前記間隙がガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間を断熱する熱隔壁として働き、固体酸化物形燃料電池スタックのガス改質器側の温度の低下を抑制することができる。
これによって、積層タイプのコンパクトなモジュール構成で、好適にガス改質を行うことができるとともに、スタック内のセル間の温度分布を均一化できるので、高効率で発電することができ、また、セルの破損も防止できる。
ここで、ガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間が、10mmを下回ると、改質器の温度低下がセル温度の低下を引き起こすことがある。また、50mmよりも離間すると、改質ガスがセルに到達するまでに冷えてしまい、改質ガス中の未改質のメタンが添加する水蒸気によっては、カーボンが析出することがある。
(2)請求項2の発明は、固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、ガスの燃焼によって発熱する発熱器を配置したことを特徴とする。
本発明では、ガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、ガスの燃焼によって発熱する発熱器を配置したので、ガス改質器における反応が吸熱反応であっても、前記発熱器がガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間を断熱する一種の熱隔壁として働き、固体酸化物形燃料電池スタックのガス改質器側の温度の低下を抑制することができる。
これによって、積層タイプのコンパクトなモジュール構成で、好適にガス改質を行うことができるとともに、スタック内のセル間の温度分布を均一化できるので、高効率で発電することができ、また、セルの破損も防止できる。
(3)請求項3の発明では、 前記発熱器は、前記燃料極側から排出された燃料残ガスと前記空気極側から排出された空気残ガスとを燃焼させる発熱器であることを特徴とする。
本発明は、発熱器で燃焼させるガスを例示したものである。ここでは、燃焼させるガスとして、燃料残ガスと空気残ガスとを用いるので、外部から別途ガスを導入する場合と比べて、構成を簡易化できるとともに、残ガスを有効利用できる(例えば熱効率が高くコスト的にも有利である)。
(4)請求項4の発明は、固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、ガスを供給して熱交換する熱交換器を配置したことを特徴とする。
本発明では、ガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、ガスを供給して熱交換する熱交換器を配置したので、ガス改質器における反応が吸熱反応であっても、前記熱交換器がガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間を断熱する一種の熱隔壁として働き、固体酸化物形燃料電池スタックのガス改質器側の温度の低下を抑制することができる。
これによって、積層タイプのコンパクトなモジュール構成で、好適にガス改質を行うことができるとともに、スタック内のセル間の温度分布を均一化できるので、高効率で発電することができ、また、セルの破損も防止できる。
(5)請求項5の発明では、 前記熱交換器は、前記燃料極側から排出された燃料残ガス及び前記空気極側から排出された空気残ガスのうち少なくとも1種のガスを流通させる熱交換器であることを特徴とする。
本発明は、熱交換器に導入するガスを例示したものである。ここでは、導入するガスとして、燃料残ガスや空気残ガスを用いるので、外部から別途ガスを導入する場合と比べて、構成を簡易化できるとともに、残ガスを有効利用できる(例えば熱効率が高くコスト的にも有利である)。
(6)請求項6の発明は、固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、断熱材を配置したことを特徴とする。
本発明では、ガス改質器と固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、断熱材を配置したので、ガス改質器における反応が吸熱反応であっても、固体酸化物形燃料電池スタックのガス改質器側の温度の低下を抑制することができる。
これによって、積層タイプのコンパクトなモジュール構成で、好適にガス改質を行うことができるとともに、スタック内のセル間の温度分布を均一化できるので、高効率で発電することができ、また、セルの破損も防止できる。
(7)請求項7の発明では、前記ガス改質器では、水蒸気改質によるガス改質を行うことを特徴とする。
本発明はガス改質を例示したものである。この水蒸気改質では、燃料ガスに水蒸気を加えることにより、効率良く水素リッチのガスを生成させることができる。
・ここで、前記固体電解質体(固体酸化物体)は、電池の作動時に燃料極に導入される燃料ガス又は空気極に導入される酸化剤ガスのうちの一方の一部をイオンとして移動させることができるイオン伝導性を有する。このイオンとしては、例えば酸素イオン及び水素イオン等が挙げられる。また、燃料極は、還元剤となる燃料ガスと接触し、セルにおける負電極として機能する。空気極は、酸化剤となる酸化剤ガスと接触し、セルにおける正電極として機能する。
・固体電解質体(固体酸化物体)の材料としては、例えばZrO2系セラミック、LaGaO3系セラミック、BaCeO3系セラミック、SrCeO3系セラミック、SrZrO3系セラミック、及びCaZrO3系セラミック等が挙げられる。
・燃料極の材料としては、例えば、Ni及びFe等の金属と、Sc、Y等の希土類元素のうちの少なくとも1種により安定化されたジルコニア等のZrO2系セラミック、CeO2系セラミック等のセラミックのうちの少なくとも1種との混合物などが挙げられる。また、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Rh、Ni及びFe等の金属が挙げられる。これらの金属は1種のみでもよいし、2種以上の金属の合金でもよい。更に、これらの金属及び/又は合金と、上記セラミックの各々の少なくとも1種との混合物(サーメットを含む)が挙げられる。また、Ni及びFe等の金属の酸化物と、上記セラミックの各々の少なくとも1種との混合物などが挙げられる。
・空気極の材料としては、例えば、各種の金属、金属の酸化物、金属の複酸化物等を用いることができる。金属としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru及びRh等の金属又は2種以上の金属を含有する合金が挙げられる。更に、金属の酸化物としては、La、Sr、Ce、Co、Mn及びFe等の酸化物(La23、SrO、Ce23、Co23、MnO2及びFeO等)が挙げられる。また、複酸化物としては、少なくともLa、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe及びMn等を含有する複酸化物(La1-xSrxCoO3系複酸化物、La1-xSrxFeO3系複酸化物、La1-xSrxCo1-yFey3系複酸化物、La1-xSrxMnO3系複酸化物、Pr1-xBaxCoO3系複酸化物及びSm1-xSrxCoO3系複酸化物等)が挙げられる。
・固体酸化物形燃料電池を用いて発電を行う場合、燃料極側には燃料ガスを導入し、空気極側には酸化剤ガスを導入する。
燃料ガスとしては、水素、炭化水素、水素と炭化水素との混合ガス、及びこれらのガスを所定温度の水中を通過させ加湿した燃料ガス、これらのガスに水蒸気を混合させた燃料ガス等が挙げられる。炭化水素は特に限定されず、例えば、天然ガス、ナフサ、石炭ガス化ガス等が挙げられる。この燃料ガスとしては水素が好ましい。これらの燃料ガスは1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用することもできる。また、50体積%以下の窒素及びアルゴン等の不活性ガスを含有していてもよい。
酸化剤ガスとしては、酸素と他の気体との混合ガス等が挙げられる。更に、この混合ガスには80体積%以下の窒素及びアルゴン等の不活性ガスが含有されていてもよい。これらの酸化剤ガスのうちでは安全であって、且つ安価であるため、空気(約80体積%の窒素が含まれている。)が好ましい。
次に、本発明の最良の形態の例(実施例)について、すなわち、固体酸化物形燃料電池モジュールの実施例について説明する。
a)まず、固体酸化物形燃料電池モジュールの構成について説明する。
図1に示す様に、本実施例の固体酸化物形燃料電池モジュール1は、燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば空気(詳しくは空気中の酸素))との供給を受けて発電を行う装置である。
この固体酸化物形燃料電池モジュール1は、図2(図1のA−A断面図)及び図3(図1のB−B断面図)に示す様に、層状の固体酸化物形燃料電池セル3が複数個(例えば5個)積層された固体酸化物形燃料電池スタック5と、固体酸化物形燃料電池スタック5の下側に配置された層状のガス改質器7とが、スペーサ9を用いて一体化された積層体である。
このうち、固体酸化物形燃料電池セル3は、いわゆる燃料極支持膜タイプのセルであり、図2に示す様に、燃料ガス流路11側には、燃料極(アノード:負極)13が配置されるとともに、燃料極13の上側の表面には薄膜の固体電解質体15が形成され、その固体電解質体15の空気流路17側の表面には、空気極(カソード:正極)19が形成されている。尚、ここでは、燃料極13と固体電解質体15と空気極19とをセル本体21と称する。
前記固体酸化物形燃料電池セル3の厚み方向(図2の上下方向)の両側には、導電性を有する金属製のコネクタプレート23が配置され、このコネクタプレート23により、各固体酸化物形燃料電池セル3が区分(ガス流路を分離)されるとともに、板厚方向の導通が確保されている。ここで、隣り合う固体酸化物形燃料電池セル3の間に挟まれるコネクタプレート23を、インターコネクタと称し、固体酸化物形燃料電池スタック5の上下両端のコネクタプレート23を、エンドプレートと称する。なお、本実施例では、上端のエンドプレートが正極となり、下端のエンドプレートが負極となる。
また、空気極19と上方のコネクタプレート23との間には、その導通を確保するために、空気極側集電体25が配置され、燃料極13と下方のコネクタプレート23との間には、その導通を確保するために、燃料極側集電体27が配置されている。
更に、固体酸化物形燃料電池セル3は、前記セル本体21や各集電体25、27の周囲を囲む様に、空気流路17側の金属製の空気極フレーム29と、セラミックス製の絶縁フレーム31と、セル本体21を接合して配置するとともにガス流路を遮断する金属製のセパレータ33と、燃料ガス流路11側の金属製の燃料極フレーム35と、セラミックス製の絶縁プレート37とを備えている。
一方、前記ガス改質器7は、上下を金属プレート39で挟まれた空間に、燃料ガス(例えばメタン+水蒸気)を水素リッチな燃料ガスに改質する改質触媒層41が配置されたものであり、改質触媒層41の平面方向の外周は金属製の枠体43で囲われている。
この改質触媒層41は、例えば、通気孔を有する(燃料極13の材料にも使用できる)Ni−YSZの板状多孔体から構成できるが、それ以外にも、例えば粒状Ni触媒など各種の改質触媒を利用できる。
特に、本実施例では、ガス改質器7と固体酸化物形燃料電池スタック5との間に、スペーサ9が配置されており、このスペーサ9によって、ガス改質器7と固体酸化物形燃料電池スタック5との間には、厚み20mmの層状の間隙(空間)45が形成されている。
前記スペーサ9は、絶縁性を有する例えばMgO製の板材であり、固体酸化物形燃料電池スタック5の(スタックを積層方向から見た場合の)四隅に配置されている。この4個のスペーサ9の一部には、後述するように、ガス改質器7から固体酸化物形燃料電池スタック5に到る燃料ガスの流路44(図3参照)が形成されている。
そして、本実施例では、前記図2及び図3に示す様に、コネクタプレート(その外周縁部)23と空気極フレーム29と絶縁フレーム31とセパレータ(その外周縁部)33と燃料極フレーム35と絶縁フレーム37などにより、固体酸化物形燃料電池スタック5の外周を囲む様に枠部47が構成されており、この枠部47とスペーサ9と金属プレート39と(ガス改質器7の)枠体43は、例えばAg系等のロウ材により接合されて一体化されている。
つまり、固体酸化物形燃料電池モジュール1は、ロウ材により接合一体化されている。なお、ガス改質器7と固体酸化物形燃料電池スタック5とは、前記スペーサ9の板厚方向の表面において、前記流路44が形成されていない箇所にて接合されている。
また、上述した固体酸化物形燃料電池モジュール1は、図示しないが、断熱容器内に収容され、例えば下方よりバーナーで加熱した状態で運転されて発電が行われる。
b)次に、固体酸化物形燃料電池モジュール1のガス流路について説明する。
(1)空気の流路
図2に示す様に、固体酸化物形燃料電池モジュール1の上方の空気入口49から供給された空気は、枠部47の板厚方向に空けられた空気導入孔51に導入され、各横穴53から各セル3内の空気流路17に供給される。
次に、各セル3内の空気流路17の空気は、空気極19に沿って流れた後、同様な横穴55及び空気排出孔57を介して、空気出口59から、モジュール外に排出される。
(2)燃料の流路
図3に示す様に、固体酸化物形燃料電池モジュール1の下方の燃料入口61から供給された燃料ガスは、横穴63からガス改質器7内に導入され、改質触媒層41にて燃料ガスの改質が行われる。
次に、ガス改質器7から横穴65を介して排出された燃料ガスは、スペーサ9内の流路44を介して、枠部47の板厚方向に空けられた燃料ガス導入孔71に導入され、各横穴73から各セル3内の燃料ガス流路11に供給される。
次に、各セル3内の燃料ガス流路11の燃料ガスは、燃料極13に沿って流れた後、同様な横穴75及び燃料ガス排出孔77を介して、燃料出口79から、モジュール外に排出される。
c)次に、固体酸化物形燃料電池モジュール1の製造方法について、簡単に説明する。
まず、(固体酸化物形燃料電池スタック5を構成する部材として)例えばSUS430からなる板材を打ち抜いて、コネクタプレート23、空気極フレーム29、セパレータ33、燃料極フレーム35を製造した。同様にして、(ガス改質器7を構成する部材として)金属プレート39、枠体43を製造するとともに、スペーサ9も製造した。
また、定法により、MgOとスピネルの混合物を主成分とするグリーンシートを所定形状に形成し、焼成して、絶縁フレーム31、37を製造した。
固体酸化物形燃料電池セル3のセル本体21を、定法に従って製造した。具体的には、燃料極13のグリーンシート上に、固体電解質体15の材料を印刷し、その上に空気極19の材料を印刷し、その後焼成した。尚、セル本体21は、セパレータ33にロウ付けして固定した。
次に、上述したコネクタプレート23、空気極フレーム29、燃料極フレーム35、(セル本体21をロウ付けした)セパレータ33、絶縁フレーム31、37、各集電体25、27などを一体にして、各固体酸化物形燃料電池セル3を組み付けるとともに、各固体酸化物形燃料電池セル3を積層してセル用積層体(図示せず)を形成した。
また、改質触媒層41及び枠体43の両側に金属プレート39配置して、ガス改質器用積層体(図示せず)を形成し、このガス改質器用積層体を、スペーサ9を介して、セル用積層体の下側に配置して、モジュール用積層体(図示せず)を形成した。
尚、セル用積層体やガス改質器用積層体の各部材の間、スペーサ9とセル用積層体やガス改質器用積層体との間に、ロウ材を配置した。
次に、ロウ材を配置したモジュール用積層体を加熱し、その後冷却して、各部材がロウ材にて接合一体化された固体酸化物形燃料電池モジュール1を完成した。
c)次に、本実施例の効果について説明する。
本実施例の固体酸化物形燃料電池モジュール1は、固体酸化物形燃料電池スタック5の積層方向の下端側に、スペーサ9により所定の厚みの間隙45を空けて層状のガス改質器7を配置し、このスペーサ9を介してガス改質器7と固体酸化物形燃料電池スタック5と接合一体化したものである。
よって、固体酸化物形燃料電池モジュール1をコンパクトにすることができるとともに、ガス改質器7がガス改質(水蒸気改質)の際の吸熱反応によって温度が低下する場合でも、間隙45が熱隔壁として働き、その温度低下の影響が固体酸化物形燃料電池スタック5に及びにくいという効果がある。
これにより、固体酸化物形燃料電池スタック5内の温度分布が均一になるので、効率よく発電を行うことができ、また、固体酸化物形燃料電池セル3の破損も防止できるという顕著な効果を奏する。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
a)まず、本実施例の固体酸化物形燃料電池モジュールの構成について説明する。
図4に示す様に、本実施例の固体酸化物形燃料電池モジュール81は、固体酸化物形燃料電池セル83が積層された固体酸化物形燃料電池スタック85の下端に、発熱器として排ガス燃焼器87が積層され、更に排ガス燃焼器87の下側に、ガス改質器89が積層された積層体である。
図5(図4のA−A断面)及び図6(図4のB−B断面)に示す様に、前記排ガス燃焼器87は、固体酸化物形燃料電池スタック85から排出されたガス(空気残ガスと燃料残ガス)の燃焼が行われる装置である。具体的には、上下を金属プレート91で挟まれた空間に、燃焼触媒が充填された燃焼触媒層93が配置されるとともに、燃焼触媒層93の外周が金属製の枠体95で囲まれた板状の装置である。なお、燃焼触媒としては、例えば粒状のセラミックス製の担体に担持された、白金、ロジウム、パラジウムなどの貴金属触媒を採用できる。
この固体酸化物形燃料電池モジュール81では、固体酸化物形燃料電池スタック85と排ガス燃焼器87とは、例えばMgOとスピネルの混合焼結体シート又はマイカシートからなる絶縁板97により、電気的に絶縁されている。
尚、本実施例の場合も、固体酸化物形燃料電池モジュール81は、ロウ付けにより一体に接合されている。
b)次に、本実施例におけるガス流路について説明する。
(1)空気の流路
前記図5に示す様に、固体酸化物形燃料電池モジュール81の上方の空気入口99から供給された空気は、枠部101の板厚方向に空けられた空気導入孔103に導入され、各横穴105から各セル83内の空気流路107に供給される。
次に、各セル83内の空気流路107の空気は、空気極109に沿って流れた後、同様な横穴111を介して、前記枠部101に空けられた空気排出孔113に排出される。
この空気排出孔113は、排ガス燃焼器87に連通しているので、空気排出孔113に排出された空気(即ち空気残ガス)は、排ガス燃焼器87の枠体95の横穴115を介して、燃焼触媒層93に導入される。
燃焼触媒層93では、前記空気残ガスは、後述する燃料ガスの流路を介して導入された燃料ガス(燃料残ガス)と反応(燃焼)して高温となり、排ガスとして枠体95の排出ガス出口117を介してモジュール外に排出される。
(2)燃料の流路
前記図6に示す様に、固体酸化物形燃料電池モジュール81の下方の燃料入口119から供給された燃料ガスは、横穴121からガス改質器89内に導入され、改質触媒層123にて燃料ガスの改質が行われる。
次に、ガス改質器89から横穴125を介して排出された燃料ガスは、排ガス燃焼器87の枠体95の流路127を介して、固体酸化物形燃料電池スタック85の枠部101の板厚方向に空けられた燃料ガス導入孔129に導入され、各横穴131から各セル83内の燃料ガス流路133に供給される。
次に、各セル83内の燃料ガス流路133の燃料ガスは、燃料極135に沿って流れた後、同様な横穴137を介して、前記枠部101に設けられた燃料ガス排出孔139に排出される。
この燃料ガス排出孔139は、排ガス燃焼器87に連通しているので、燃料ガス排出孔139に排出された燃料ガス(即ち燃料残ガス)は、排ガス燃焼器87の枠体95の横穴141を介して、燃焼触媒層93に導入される。
燃焼触媒層93では、この燃料残ガスは、前記空気排出孔113から導入された空気残ガスと反応(燃焼)し、上述した様に、排ガスとして前記排出ガス出口117を介してモジュール外に排出される。
c)この様に、本実施例では、固体酸化物形燃料電池スタック85とガス改質器89との間に挟まれて、排ガス燃焼器87が積層配置されているので、ガス改質器89がガス改質の際の吸熱反応によって温度が低下する場合でも、その温度低下の影響が固体酸化物形燃料電池スタック85に及びにくいという効果がある。これにより、固体酸化物形燃料電池スタック85内の温度分布が均一になるので、効率よく発電を行うことができ、また、固体酸化物形燃料電池セル83の破損も防止できるという顕著な効果を奏する。
次に、実施例3について説明するが、前記実施例2と同様な内容の説明は省略する。
本実施例は、前記実施例2とほぼ同様な構成であり、前記排ガス燃焼器に換えて熱交換器を用いた点が大きく異なる。
図7に示す様に、本実施例の固体酸化物形燃料電池モジュール151は、固体酸化物形燃料電池セル153が積層された固体酸化物形燃料電池スタック155の下端に、熱交換器157が積層され、更に熱交換器157の下側に、ガス改質器159が積層された積層体である。
前記熱交換器157は、固体酸化物形燃料電池スタック155から排出されたガス(空気残ガスや燃料残ガス)を導入し、その高温となった熱を周囲(特に低温側のガス改質器159側)に伝えるものである。具体的には、上下を金属プレート160で挟まれた空間に、金属製の多数のフィンからなる熱交換層161が配置されるとともに、熱交換層161の外周が金属製の枠体163で囲まれた板状の装置である。
この固体酸化物形燃料電池モジュール151では、固体酸化物形燃料電池モジュール151の下方の燃料入口165から供給された燃料ガスは、ガス改質器159内に導入され、改質触媒層167にて燃料ガスの改質が行われる。
次に、ガス改質器159から排出された燃料ガスは、燃料ガス導入孔169に導入されてから、各セル153内の燃料ガス流路171に供給される。
次に、各セル153内の燃料ガス流路171の燃料ガスは、燃料極173に沿って流れた後、燃料ガス排出孔175に排出される。
この燃料ガス排出孔175は、熱交換器157に連通しているので、燃料ガス排出孔175に排出された燃料ガス(即ち燃料残ガス)は、熱交換層161に導入される。
そして、この燃料残ガスは、熱交換層161のフィンを加熱した後、ガス排出口177を介してモジュール外に排出される。
なお、空気の流路に関しても、各セル153から排出された空気(空気残ガス)は、同様に熱交換器157に導入された後に、前記ガス排出口177を介してモジュール外に排出されるので、その説明は省略する。
c)この様に、本実施例では、固体酸化物形燃料電池スタック155とガス改質器159との間に挟まれて、熱交換器157が積層配置されているので、ガス改質器159がガス改質の際の吸熱反応によって温度が低下する場合でも、その温度低下の影響が固体酸化物形燃料電池スタック155に及びにくいという効果がある。これにより、固体酸化物形燃料電池スタック155内の温度分布が均一になるので、効率よく発電を行うことができ、また、固体酸化物形燃料電池セル153の破損も防止できるという顕著な効果を奏する。
(実験例)
次に、本発明の効果を確認するために行った実験例1〜3について説明する。
本実験例では、実験に用いる試料として、前記実施例1〜3と同様な固体酸化物形燃料電池モジュールを製造した。また、比較例として、図8に示す固体酸化物形燃料電池モジュール181を製造した。この固体酸化物形燃料電池モジュール181は、固体酸化物形燃料電池スタック183の下面に、間隙を設けることなく直接にガス改質器185を接合したものである。
a)実験例1
実験例1では、実施例1と比較例の固体酸化物形燃料電池モジュールを用い、燃料ガスとして、メタンを採用し、空気流量:42L/min、燃料ガス流量:3.5L/min、運転温度700℃という条件で、発電を行った。
そして、5時間に渡り、発電の際の各セルにおける電流及び電圧を測定した。なお、図2に示す5層のセルを、下側(ガス改質器側)からセル1、セル2、セル3、セル4、セル5とした。図9(a)に実施例1の実験結果を示し、図9(b)に比較例の実験結果を示す。
この図9から明らかな様に、実施例1では、全てのセルにおける電圧−電流の特性が揃っており好適である。これは、セル間の温度がほぼ均一であるからと考えられる。一方、比較例では、(ガス改質器に近い)セル1の電圧が低くなっており好ましくない。これは、セル1の温度が他のセルに比べて低くなっているからと考えられる。
b)実験例2
実験例2では、比較例の固体酸化物形燃料電池モジュールを用い、前記実験例1と同様な条件で、発電を行った。
そして、その発電の際に、各セルにおけるIR抵抗を求めた。その結果を、図10に示す。
この図10から明らかな様に、比較例では、ガス改質器に近いセルほどIR抵抗が大きくなっている。これは、ガス改質器に近いセルほど温度が低くなっているからと考えられる。
c)実験例3
実験例3では、実施例1〜3と比較例の固体酸化物形燃料電池モジュールを用い、前記実験例1と同様な条件で、発電を行った。
そして、その発電の際に、各モジュールにおいてガス改質器に最も近いセル1におけるIR抵抗を求めた。その結果を、図11に示す。
この図11から明らかな様に、実施例1〜3では、ガス改質器に近いセルであってもIR抵抗が小さいが、比較例ではIR抵抗が大きい。これは、実施例1〜3では、ガス改質器に近いセルであっても温度低下が少ないが、比較例では温度低下が大きいからと考えられる。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば固体酸化物形燃料電池スタックとガス改質器との間に、断熱材を配置してもよい。
(2)また、前記実施例では、固体酸化物形燃料電池モジュールをロウ付けにより接合して一体化したが、例えばボルトやナット等の固定部材を用いて一体化してもよい。
実施例1の固体酸化物形燃料電池モジュールを示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 実施例2の固体酸化物形燃料電池モジュールを示す斜視図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 実施例3の固体酸化物形燃料電池モジュールの燃料ガスの流路を示す説明図である。 実験に用いる比較例の固体酸化物形燃料電池モジュールの断面図である。 実験例1の実験結果を示し、(a)は実施例1の実験結果を示すグラフ、(b)は比較例の実験結果を示すグラフである。 実験例2の実験結果を示すグラフである。 実験例3の実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1、81、151…固体酸化物形燃料電池モジュール
3、83、153…固体酸化物形燃料電池セル
5、85、155…固体酸化物形燃料電池スタック
7、89、159…ガス改質器
13、135、173…燃料極
15…固体電解質体
19、109…空気極
45…間隙(空間)
87…発熱器(排ガス燃焼器)
157…熱交換器

Claims (7)

  1. 固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、
    前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、
    を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、
    前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、
    前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、10〜50mmの間隙を設けたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  2. 固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、
    前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、
    を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、
    前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、
    前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、ガスの燃焼によって発熱する発熱器を配置したことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  3. 前記発熱器は、前記燃料極側から排出された燃料残ガスと前記空気極側から排出された空気残ガスとを燃焼させる発熱器であることを特徴とする前記請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池モジュール。
  4. 固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、
    前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、
    を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、
    前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、
    前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、ガスを供給して熱交換する熱交換器を配置したことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  5. 前記熱交換器は、前記燃料極側から排出された燃料残ガス及び前記空気極側から排出された空気残ガスのうち少なくとも1種のガスを流通させる熱交換器であることを特徴とする前記請求項4に記載の固体酸化物形燃料電池モジュール。
  6. 固体電解質体と、該固体電解質体の一面に設けられ、燃料ガスに接する燃料極と、該固体電解質体の他面に設けられ、酸化剤ガスに接する空気極と、を備えた固体酸化物形燃料電池セルを、複数積層した固体酸化物形燃料電池スタックと、
    前記燃料ガスの改質を行うガス改質器と、
    を備え、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間を繋ぐように前記燃料ガスの流路を設けた固体酸化物形燃料電池モジュールであって、
    前記ガス改質器を前記固体酸化物形燃料電池スタックの積層方向に配置して、前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとを一体化するとともに、
    前記ガス改質器と前記固体酸化物形燃料電池スタックとの間に、断熱材を配置したことを特徴とする固体酸化物形燃料電池モジュール。
  7. 前記ガス改質器では、水蒸気改質によるガス改質を行うことを特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池モジュール。
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