JP5844167B2 - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、固体電解質層と第1電極層と第2電極層とを有する燃料電池セル本体、第1電極層の表面に対向して配置されるコネクタプレート、及び、コネクタプレートと第1電極層との間に配置される金属集電体を備えた固体酸化物形燃料電池に関するものである。
従来より、燃料電池として、例えば固体電解質層(固体酸化物層)を備えた固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell ;SOFC)が知られている。このSOFCは、燃料ガスに接する燃料極層と酸化剤ガスに接する空気極層とが固体電解質層の表面及び裏面にそれぞれ配置された燃料電池セル本体を備えている。そして、燃料ガス中の水素と酸化剤ガス中の酸素とが固体電解質層を介して反応(発電反応)することにより、空気極層を正極、燃料極層を負極とする直流の電力が発生するようになる。なお、燃料電池セル本体は、空気極層の表面に金属集電体(及びインターコネクタ)を接触させた状態で使用されるため、金属集電体が正極となる。
ところで、一般的に、固体電解質層はイットリア安定化ジルコニア(YSZ)などの材料で形成され、インターコネクタは金属などの材料で形成され、金属集電体はLSCF(La0.6Sr0.4CO0.2Fe0.8)などの材料で形成される。しかし、これらの材料は比較的硬くて脆い材料であるため、燃料電池セル本体を複数積層してなる燃料電池スタックをボルトの締め付けによって構成しようとすると、固体電解質層が割れる可能性がある。そこで、弾性を有する材料やスポンジ状の材料を用いてインターコネクタや金属集電体を形成することにより、固体電解質層の割れを防止する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−259581号公報(図1等)
ところが、燃料電池の起動時や起動後に周囲の空気が高温になると、金属集電体の弾性が低下したり、インターコネクタが熱変形したりする可能性が高い。その結果、空気極層と金属集電体とが離間して導通しなくなり、燃料電池が機能しなくなるという問題が生じてしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1電極層と金属集電体との導通を安定的に確保することにより、信頼性を高くすることが可能な固体酸化物形燃料電池を提供することにある。
上記課題を解決するための手段(手段1)としては、固体電解質層と、前記固体電解質層の表面に配置されて第1発電用ガスに接する第1電極層と、前記固体電解質層の裏面に配置されて第2発電用ガスに接する第2電極層とを有し、発電反応により電力を発生する燃料電池セル本体と、前記第1電極層の表面に対向して配置されるコネクタプレートと、前記コネクタプレートに電気的に接続されるとともに、前記コネクタプレートと前記第1電極層との間に配置され、前記第1電極層の表面に接触可能な金属集電体とを備えた固体酸化物形燃料電池であって、前記金属集電体金属箔を備え、前記コネクタプレートの裏面と、前記金属箔における前記第1電極層とは反対側に位置する面とにより、内部空間が区画され、前記金属箔は、前記内部空間内の前記第1発電用ガスの圧力によって前記第1電極層側に膨らむように変形可能に構成されるとともに、前記第1電極層に接触する接触部を有し、さらに、前記金属箔は、前記内部空間内の前記第1発電用ガスを前記第1電極層側に通過させるための貫通孔を備え前記第1電極層の厚さ方向から見たときに前記第1電極層の外形線で区画される表面領域内に、前記貫通孔と前記接触部とが配置さていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池がある。
手段1に記載の発明によると、コネクタプレートと金属箔とによって区画された内部空間内の第1発電用ガスが貫通孔を介して第1電極層側に通過すると、金属箔は、内部空間内の第1発電用ガスの圧力によって第1電極層側に膨らむように変形する。その結果、固体酸化物形燃料電池の起動時には、金属箔が第1電極層の表面に常時接触するようになるため、例えばコネクタプレートや燃料電池セル本体などが変形した場合であっても、第1電極層と金属箔(金属集電体)との導通を安定的に確保することができる。しかも、金属箔は、第1発電用ガスを第1電極層側に通過させるための貫通孔を備えるため、第1電極層への第1発電用ガスの供給を、第1発電用ガスの圧力による金属箔の変形(導通の確保)と同時に行うことができる。従って、固体酸化物形燃料電池を確実に機能させることが可能になるため、固体酸化物形燃料電池の信頼性を高くすることができる。
燃料電池セル本体を構成する固体電解質層は、電極層に接する発電用ガスの一部がイオンとなって移動する性質(イオン伝導性)を有している。なお、固体電解質層中を移動するイオンとしては、例えば酸素イオンや水素イオンなどが挙げられる。また、第1電極層は、固体電解質層の表面側に配置され第1発電用ガスである酸化剤ガスに接する空気極層であり、第2電極層は、固体電解質層の裏面側に配置され第2発電用ガスである燃料ガスに接する燃料極層であることがよい。この場合、金属集電体は、コネクタプレートと空気極層との間に配置されるようになる。
固体電解質層(固体酸化物層)の形成材料としては、例えばZrO系セラミック、LaGaO系セラミック、BaCeO系セラミック、SrCeO系セラミック、SrZrO系セラミック、CaZrO系セラミックなどがある。
また、燃料電池セル本体を構成する燃料極層は、例えば還元剤となる燃料ガスと固体電解質層内を移動してきた酸素イオンとを反応させる機能を有することにより、燃料電池セル本体における負電極として機能する。ここで、燃料極層の形成材料としては、例えば、希土類元素(Sc、Yなど)により安定化されたZrO系セラミック、及び、希土類元素(Sm、Gdなど)をドープしたCeO系セラミック等のうち、少なくとも1つのセラミック材料と、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Rh、Ni、Fe等の金属材料及びそれら金属材料の合金のうちの少なくとも1つと、を混合した金属セラミック材料の混合物(サーメット)を使用することができる。
また、燃料ガスとしては、例えば、水素ガス、炭化水素ガス、水素ガスと炭化水素ガスとの混合ガスなどが挙げられる。燃料ガスとして炭化水素ガスを選択した場合、炭化水素ガスの種類は特に限定されないが、例えば、天然ガス、ナフサ、石炭ガス化ガス等であることが好ましい。なお、水中にガス(水素ガス、炭化水素ガス、混合ガス)を通過させて加湿することによって得られる燃料ガスや、ガス(水素ガス、炭化水素ガス、混合ガス)に水蒸気を混合させることによって得られる燃料ガスを選択してもよい。また、1種類の燃料ガスのみを用いてもよいし、複数種類の燃料ガスを併用してもよい。さらに、燃料ガスは、窒素やアルゴン等の不活性ガスを含有していてもよい。また、液体の原料を気化したものを燃料ガスとして使用したり、水素ガス以外のガスを改質して生成した水素ガスを燃料ガスとして使用したりすることもできる。
燃料電池セル本体を構成する空気極層は、酸化剤となる酸化剤ガスと接触し、燃料電池セル本体における正電極として機能する。ここで、空気極層の形成材料としては、例えば、金属材料、金属の酸化物、金属の複合酸化物などを挙げることができる。金属材料の好適例としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Rh等やそれらの合金などがある。金属の酸化物の好適例としては、例えば、La、Sr、Ce、Co、Mn、Feの酸化物(La、SrO、Ce、Co、MnO、FeO)などがある。金属の複合酸化物の好適例としては、例えば、La、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe、Mnを含有する複合酸化物(La1−xSrCoO系複合酸化物、La1−xSrFeO系複合酸化物、La1−xSrCo1−yFe系複合酸化物、La1−xSrMnO系複合酸化物、Pr1−xBaCoO系複合酸化物、Sm1−xSrCoO系複合酸化物)などがある。
また、酸化剤ガスとしては、例えば、酸素と他の気体との混合ガスなどが挙げられる。この混合ガスは、窒素やアルゴン等の不活性ガスを含有していてもよい。なお、混合ガスは、安全で安価な空気であることが好ましい。
また、金属集電体は、コネクタプレートとともに第1発電用ガスが流れる内部空間を区画する金属箔を備えている。ここで、金属箔の形成材料としては、例えばアルミニウム、銅、銀、鉄、コバルト、ニッケル、及び、ZMG232L(日立金属株式会社の登録商標)などが挙げられる。なお、金属箔の厚さは、例えば5μm以上100μm以下であることが好ましい。このようにすれば、金属箔の厚さが5μm以上であることにより、金属箔の強度が確保されるため、内部空間内の第1発電用ガスの圧力に起因する金属箔の破損を防止することができる。また、金属箔の厚さが100μm以下であることにより、金属箔が変形しやすい厚さとなるため、第1発電用ガスの流量が少ない場合においても金属箔を確実に膨らませることができる。
さらに、金属箔は、内部空間内の第1発電用ガスを第1電極層側に通過させるための貫通孔を備えている。なお、金属箔の全面積に対して貫通孔が占める割合は、10%以上90%以下であることが好ましい。仮に、金属箔の全面積に対して貫通孔が占める割合が10%未満になると、内部空間内の第1発電用ガスが貫通孔を介して第1電極層側に通過しにくくなる。その結果、第1発電用ガスを第1電極層にあまり接触させることができないため、燃料電池セル本体の発電性能が低下してしまう。一方、金属箔の全面積に対して貫通孔が占める割合が90%よりも高くなると、内部空間内の第1発電用ガスが多く貫通孔を通過するため、内部空間内の第1発電用ガスの圧力が低くなる。この場合、金属箔があまり第1電極層側に膨らまなくなるため、金属箔が第1電極層の表面に接触しにくくなり、第1電極層と金属箔との導通を安定的に確保できなくなる。ここで、「金属箔の全面積」とは、金属箔において第1電極層に接触する領域の面積をいう。
また、貫通孔の配置態様は特に限定されないが、燃料電池セル本体の平面視での形状等に合わせて適宜設定されることが好ましい。例えば、燃料電池セル本体が平面視矩形状をなす場合、貫通孔アレイ状に配置されていることが好ましい。このようにすれば多くの貫通孔を効率良く配置することができる。また、貫通孔は、金属箔において第1電極層と接触する部分に少なくとも1個以上配置されることがよいが、さらには金属箔において第1電極層と接触しない部分に配置されていてもよい。
さらに、内部空間内には、金属箔とコネクタプレートとの熱による固着を防止する焼き付け防止部材が配置されることが好ましい。このようにすれば、固体酸化物形燃料電池の起動時や起動後に周囲の温度が高温になったとしても、金属箔とコネクタプレートとの固着を防止でき、ひいては、第1電極層と金属箔との導通をよりいっそう安定的に確保することができる。なお、焼き付け防止部材は、高温(700℃〜800℃程度)時でも変形したり溶けたりしない程度の耐熱性を有する材料によって形成されることが好ましい。また、焼き付け防止部材は、内部空間の一部分のみを占める比較的小さなものであってもよいし、内部空間の殆どを占める比較的大きなものであってもよい。特に、焼き付け防止部材が比較的大きなものである場合、焼き付け防止部材は、第1発電用ガスの流通を妨げにくい多孔質体によって形成されることが好ましい。なお、焼き付け防止部材が多孔質体ではない場合、焼き付け防止部材は、第1発電用ガスの流通を妨げにくい形状、例えば、表面に多数の溝を有する形状などに形成されることが好ましい。
また、金属箔は、第1電極層側に位置する面から第1電極層側に突出する凸部を備えるとともに、凸部の先端部が第1電極層に接触するものであってもよい。このようにすれば、金属箔が凸部を介して第1電極層に接触するため、第1電極層と金属箔との間には隙間が生じるようになる。従って、貫通孔を通過した第1発電用ガスを、生じた隙間を介して第1電極層の表面全体に行き渡らせることができるため、固体酸化物形燃料電池をより確実に機能させることができる。なお、凸部の形状としては、平面視四角形状、平面視長方形状、平面視円形状、平面視楕円形状などが挙げられる。
本実施形態における固体酸化物形燃料電池を示す概略斜視図。 図1のA−A線断面図。 燃料電池セル本体を示す概略断面図。 金属箔を示す概略平面図。 図4のB−B線断面図。 空気の流れを説明するための図。 他の実施形態における燃料電池セル本体を示す要部断面図。 他の実施形態における金属箔を示す概略平面図。 図8のC−C線断面図。 他の実施形態における金属箔を示す概略平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1,図2に示されるように、本実施形態の燃料電池1は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)である。燃料電池1は、縦180mm×横180mm×高さ80mmの略直方体状をなす燃料電池スタック10を備えている。燃料電池スタック10は、発電反応により電力を発生する燃料電池セル本体11を複数積層してなるものである。また、燃料電池スタック10は、同燃料電池スタック10を厚さ方向に貫通する8つの貫通孔40を有している。なお、燃料電池スタック10の四隅にある4つの貫通孔40に締結ボルト41を挿通させ、燃料電池スタック10の下面から突出する締結ボルト41の下端部分にナット(図示略)を螺着させる。また残り4つの貫通孔40にガス流通用締結ボルト42を挿通させ、燃料電池スタック10の上面及び下面から突出するガス流通用締結ボルト42の両端部分にナット43を螺着させる。その結果、複数の燃料電池セル本体11が固定されるようになっている。
図2,図3に示されるように、燃料電池1は、燃料電池セル本体11と、コネクタプレート51,60と、空気極集電体66(金属集電体)とを積層配置することによって構成されている。燃料電池セル本体11は、平面視矩形状をなしており、空気極絶縁フレーム52、セパレータ54、空気極層55(電極層)、固体電解質層56、燃料極層57(電極層)、上側絶縁フレーム53、燃料極フレーム58及び下側絶縁フレーム59を順番に積層することによって構成されている。
コネクタプレート51,60は、耐熱性及び導電性に優れたステンレスなどの金属材料によって略矩形板状に形成されている。コネクタプレート51は、燃料電池セル本体11の上側に配置されるとともに、空気極層55の表面に対向して配置されている。一方、コネクタプレート60は、燃料電池セル本体11の下側に配置されるとともに、燃料極層57の表面に対向して配置されている。そして、コネクタプレート51,60は、燃料電池セル本体11内にガス流路を形成するとともに、隣接する燃料電池セル本体11同士を導通させるようになっている。詳述すると、隣接する発電セル11同士の間に位置するコネクタプレート51,60は、いわゆるインターコネクタとなり、隣接する燃料電池セル本体11同士を区画するようになっている。なお、本実施形態のコネクタプレート60は、下側に隣接する発電セル11のコネクタプレート51を兼ねている。また、燃料電池スタック10の上端部に配置されたコネクタプレート51は上側エンドプレート12となり、燃料電池スタック10の下端部に配置されたコネクタプレート60は下側エンドプレート13となっている。両エンドプレート12,13は、燃料電池スタック10を挟持しており、燃料電池スタック10から出力される電流の出力端子となっている。なお、エンドプレート12,13となるコネクタプレート51,60は、インターコネクタとなるコネクタプレート51,60よりも肉厚になっている。
図2,図3に示される燃料極フレーム58は、ステンレスなどの導電性材料によって略矩形枠状に形成されている。よって、燃料極フレーム58の中央部には、同燃料極フレーム58を厚さ方向に貫通する矩形状の開口部64が設けられている。また、空気極絶縁フレーム52、上側絶縁フレーム53、下側絶縁フレーム59は、厚さ0.5mmのマイカシートによって略矩形枠状に形成されている。よって、空気極絶縁フレーム52の中央部には、同空気極フレーム52を厚さ方向に貫通する矩形状の開口部61が設けられている。また、上側絶縁フレーム53の中央部には、同上側絶縁フレーム53を厚さ方向に貫通する矩形状の開口部63が設けられ、下側絶縁フレーム59の中央部には、同下側絶縁フレーム59を厚さ方向に貫通する矩形状の開口部62が設けられている。さらに、セパレータ54は、ステンレスなどの導電性材料によって矩形枠状に形成されている。よって、セパレータ54の中央部には、同セパレータ54を厚さ方向に貫通する矩形状の開口部65が設けられている。
図2,図3に示されるように、固体電解質層56は、例えばイットリア安定化ジルコニア(YSZ)などのセラミック材料によって形成され、厚さ0.01mmの矩形板状をなしている。固体電解質層56は、セパレータ54の下面に固定されるとともに、セパレータ54の開口部65を塞ぐように配置されている。固体電解質層56は、酸素イオン伝導性固体電解質体として機能するようになっている。また、固体電解質層56の表面91(図2,図3では上面)には、燃料電池スタック10に供給された発電用ガスである空気(酸化剤ガス)に接する空気極層55が貼付されている。一方、固体電解質層56の裏面92(図2,図3では下面)には、同じく燃料電池スタック10に供給された発電用ガスである燃料ガスに接する燃料極層57が貼付されている。空気極層55は、セパレータ54の開口部65内に配置され、セパレータ54と接触しないようになっている。また、燃料極層57は、ニッケルとイットリア安定化ジルコニアとの混合物(Ni−YSZ)によって形成され、厚さ0.8mmの平面視矩形状をなしている。
図2,図3に示されるように、本実施形態の燃料電池セル本体11では、上側絶縁フレーム53の開口部63、下側絶縁フレーム59の開口部62、燃料極フレーム58の開口部64、及びコネクタプレート60等により、セパレータ54の下方に燃料室15が形成されている。なお、燃料室15内には、固体電解質層56、燃料極層57及び燃料極集電体67が収容されている。
また、本実施形態の燃料電池セル本体11では、コネクタプレート51、及び空気極絶縁フレーム52の開口部61等により、セパレータ54の上方に空気室16が形成されるようになっている。そして、コネクタプレート51と空気極層55との間には、空気極集電体66が配置されている。空気極集電体66は、コネクタプレート51に電気的に接続されるとともに、空気極層55の表面に接触可能となっている。その結果、空気極55及びコネクタプレート51は、空気極集電体66を介して電気的に接続されるようになる。
図3〜図5に示されるように、本実施形態の空気極集電体66は、コネクタプレート51とともに空気が流れる内部空間20を区画する金属箔21である。本実施形態の金属箔21は、厚さ50μmのアルミニウム箔をプレス成形することによって平面視略矩形状に形成されている。また、金属箔21は、内部空間20内の空気の圧力によって空気極層55側に膨らむように変形可能に構成されている。
詳述すると、金属箔21の外周部は、コネクタプレート51に溶接されている。また、金属箔21の外周部には、同金属箔21を厚さ方向に貫通する8つの開口部28が設けられている。各開口部28は、円形状をなし、燃料電池スタック10を貫通する貫通孔40の一部を構成している。よって、金属箔21の四隅にある4つの開口部28には締結ボルト41が挿通され、残り4つの開口部28にはガス流通用締結ボルト42が挿通されるようになっている。
また、図3〜図5に示されるように、金属箔21の中央部には、金属箔21のコネクタプレート51側の面29において開口する平面視正方形状の凹部30が形成されている。凹部30の底部31は、金属箔21の外周部よりも空気極層55側に突出しており、底部31の空気極層55側の面が空気極層55に接触する接触面22となっている。また、底部31は、側壁部を介して金属箔21の外周部に接続されている。側壁部は、底部31及び金属箔21の外周部に対して垂直に配置されている。さらに、金属箔21の外周部には、面29において開口するとともに、凹部30の内部領域と金属箔21の外側領域とを連通させる連通凹部32が設けられている。連通凹部32の深さは凹部30の深さよりも浅くなっており、連通凹部32の幅は凹部30の一辺の長さ(縦及び横の長さ)よりも短くなっている。なお、連通凹部32の底部には、ガス流通用締結ボルト42が挿通される4つの開口部28のうちの1つが配置されている。よって、連通凹部32の幅は、開口部28の外径よりも大きくなっている。なお、本実施形態では、連通凹部32の深さを凹部30の深さよりも浅くしているが、連通凹部32の深さは、凹部30の深さと等しくてもよいし、凹部30の深さより深くてもよい。また、本実施形態では、連通凹部32の幅を凹部30の一辺の長さよりも短くしているが、連通凹部32の幅は凹部30の一辺の長さと等しくてもよい。
さらに、凹部30の底部31には、平面視矩形状をなす貫通孔形成領域25が設定されている。そして、貫通孔形成領域25内には、複数の貫通孔24がアレイ状に配置されている。本実施形態では、説明の便宜上、貫通孔24を5列×5列で図示したが、実際にはさらに多くの列(例えば、50列×50列や9列×9列など)が存在している。また、各貫通孔24は、内部空間20内の空気を空気極層55側に通過させる機能を有している。各貫通孔24は、円形状をなし、外径が1mm以上10mm以下(本実施形態では10mm)に設定されている。なお、貫通孔形成領域25は、空気極層55の厚さ方向から見たときに空気極層55の外形線26(図4参照)で区画される表面領域27(図4参照)内に配置されている。即ち、貫通孔形成領域25の面積は、表面領域27の面積よりも小さく設定されている。さらに、金属箔21の全面積(ここでは、金属箔21において空気極層55に接触する領域の面積)に対して貫通孔24が占める割合は、本実施形態では20%程度となっている。
さらに、図2,図3に示されるように、燃料電池スタック10は、各燃料電池セル本体11の空気室16に空気を供給する空気供給経路70と、空気室16から空気を排出する空気排出経路80とを備えている。空気供給経路70は、ガス流通用締結ボルト42の中心部において軸方向に沿って延びる空気供給孔71と、空気供給孔71及び空気室16を連通させる空気供給横孔72とによって構成されている。また、空気排出経路80は、ガス流通用締結ボルト42の中心部において軸方向に沿って延びる空気排出孔81と、空気排出孔81及び空気室16を連通させる空気排出横孔82とによって構成されている。よって、空気は、空気供給孔71及び空気供給横孔72を順番に通過して空気室16に供給され、空気排出横孔82及び空気排出孔81を順番に通過して空気室16から排出される。
また、燃料電池スタック10は、各燃料電池セル本体11の燃料室15に燃料ガスを供給する燃料供給経路(図示略)と、燃料室15から燃料ガスを排出する燃料排出経路(図示略)とを備えている。燃料供給経路は、空気供給経路70と略同様の構造を有しており、ガス流通用締結ボルト42の中心部において軸方向に沿って延びる燃料供給孔(図示略)と、燃料供給孔及び燃料室15を連通させる燃料供給横孔(図示略)とによって構成されている。また、燃料排出経路は、空気排出経路80と略同様の構造を有しており、ガス流通用締結ボルト42の中心部において軸方向に沿って延びる燃料排出孔(図示略)と、燃料排出孔及び燃料室15を連通させる燃料排出横孔(図示略)とによって構成されている。よって、燃料ガスは、燃料供給孔及び燃料供横孔を順番に通過して燃料室15に供給され、燃料排出横孔及び燃料排出孔を順番に通過して燃料室15から排出される。
次に、燃料電池1での発電反応について説明する。例えば、燃料電池1を稼働温度に加熱した状態で、空気供給経路70から空気室16に空気を供給する。このとき、空気室16(内部空間20)に供給された空気は、図6に示されるように、コネクタプレート51と金属箔21との間を通過して、金属箔21の凹部30内に到達する。そして、凹部30内に到達した空気は、金属箔21に設けられた貫通孔24を通過して空気極層55に到達する。また、金属箔21は、凹部30内に到達した空気の圧力によって空気極層55側に膨らむように変形する。その結果、金属箔21が空気極層55の表面に接触するようになるため、例えばコネクタプレート51が変形して中央部分が盛り上がるなどした場合(図3,図6参照)であっても、空気極層55と金属箔21との導通が安定的に確保される。
また、燃料供給経路から燃料室15に燃料ガスを導入し、導入した燃料ガスを燃料極層57に到達させる。その結果、空気中の酸素と燃料ガス中の水素とが固体電解質層56を介して反応(発電反応)し、空気極層55を正極、燃料極層57を負極とする直流の電力が発生する。なお、本実施形態の燃料電池スタック10は、燃料電池セル本体11を複数積層して直列に接続しているため、空気極層55に電気的に接続される上側エンドプレート12が正極となり、燃料極層57に電気的に接続される下側エンドプレート13が負極となる。
次に、燃料電池1の製造方法を説明する。
まず、ステンレス板を打ち抜くことにより、コネクタプレート51,60、セパレータ54及び燃料極フレーム58を形成する。また、マイカシートを所定形状に形成することにより、絶縁フレーム52,53,59を製造する。具体的には、市販のマイカシート(マイカと成形用樹脂との複合体からなるシート)を他の部材(コネクタプレート51,60、セパレータ54及び燃料極フレーム58など)とほぼ同じ形状に形成する。なお、マイカシートに含まれている樹脂成分は、他の部材と共に積層された後に行われる熱処理によって蒸発させるか、もしくは事前の処理、例えば事前の熱処理などによって蒸発させることで除去できる。さらに、マイカシートは、各燃料電池セル本体11を積層方向にボルト締めした際に他の部材に挟まれることによって、各部材をシールするようになっている。また、アルミニウム箔をプレス成形することにより、金属箔21を形成する。
次に、燃料電池セル本体11を、従来周知の手法に従って形成する。具体的には、燃料極層57となるグリーンシート上に固体電解質層56となるグリーンシートを積層し、焼成する。さらに固体電解質層56上に空気極層55の形成材料を印刷した後、焼成する(この時点で、SOFCの単セルが得られる)。なお、固体電解質層56は、ロウ付けによってセパレータ54に対して固定される。そして、コネクタプレート51,60、金属箔21、空気極絶縁フレーム52、絶縁フレーム53,59、(SOFCの単セルがロウ付けにて固定された)セパレータ54及び燃料極フレーム58などを積層して一体化する。その結果、燃料電池セル本体11が形成される。
次に、各燃料電池セル本体11を積層して一体化することにより、燃料電池スタック10を形成する。詳述すると、燃料電池スタック10の四隅にある4つの貫通孔40に締結ボルト41を挿通させ、燃料電池スタック10の下面から突出する締結ボルト41の下端部分にナット(図示略)を螺着させる。また、残り4つの貫通孔40にガス流通用締結ボルト42を挿通させ、燃料電池スタック10の上面及び下面から突出するガス流通用締結ボルト42の両端部分にナット43を螺着させる。その結果、各燃料電池セル本体11が固定され、燃料電池1が完成する。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の燃料電池1では、コネクタプレート51と金属箔21とによって区画された内部空間20内の空気が貫通孔24を介して空気極層55側に通過すると、金属箔21は、内部空間20内の空気の圧力によって空気極層55側に膨らむように変形する。その結果、燃料電池1の起動時には、金属箔21が空気極層55の表面に常時接触するようになるため、コネクタプレート51が変形した場合(図3,図6参照)や燃料電池セル本体11が変形した場合などであっても、空気極層55と金属箔21との導通を安定的に確保することができる。しかも、金属箔21は、空気を電極層55側に通過させるための貫通孔24を備えるため、電極層55への空気の供給を、空気の圧力による金属箔21の変形(導通の確保)と同時に行うことができる。従って、燃料電池1を確実に機能させることが可能になるため、燃料電池1の信頼性を高くすることができる。
(2)本実施形態の金属箔21は凹部30を備え、凹部30の底部31の空気極層55側の面は、空気極層55に接触する接触面22となっている。そして、底部31は、金属箔21の外周部よりも空気極層55側に突出しているため、接触面22から空気極層55までの距離は、凹部30が存在しない場合よりも短くなる。よって、金属箔21が空気極層55に接触しやすくなるため、空気極層55と金属箔21との導通がより安定的に確保される。しかも、コネクタプレート51と金属箔21との間を流れてきた空気は、貫通孔24を通過する前に、一旦凹部30内に溜まるようになっている。その結果、凹部30内に溜まった多量の空気を貫通孔24を介して空気極層55に導くことができるため、燃料電池1をより確実に機能させることができる。さらに、多量の空気が凹部30内に溜まることにより、凹部30内の空気の圧力を高めやすくなるため、より強い力で金属箔21を空気極層55に接触させることができる。従って、空気極層55と金属箔21との導通をより安定的に確保することができる。
なお、本実施形態を以下のように変更してもよい。
図7に示されるように、内部空間20内(具体的には凹部30内)に、金属箔21とコネクタプレート51との熱による固着を防止する焼き付け防止部材101を配置してもよい。このようにすれば、燃料電池1の起動時や起動後に周囲の温度が高温になったとしても、金属箔21とコネクタプレート51との固着を防止でき、ひいては、空気極層55と金属箔21との導通をよりいっそう安定的に確保することができる。なお、焼き付け防止部材101としては、部材本体の全面に対してアルミナのペーストを塗布したものや、アルミナからなる板材などが挙げられる。また、焼き付け防止部材101は、多孔質体によって形成されることが好ましい。このようにすれば、焼き付け防止部材101が、内部空間20を流れる空気の圧力損失を生じさせる部材(いわゆる圧損体)となるため、焼き付け防止部材101は貫通孔24と同じ機能を有するようになる。
上記実施形態の金属箔21を用いる代わりに、空気極層55側の接触面122から空気極層55側に突出する凸部123を備えるとともに、凸部123の先端部が空気極層55に接触する金属箔121(図8,図9参照)を用いてもよい。なお、各凸部123は、金属箔121と同じ材料(アルミニウム)によって平面視長方形状に形成され、隣接する貫通孔124間に配置されている。このようにすれば、金属箔121が凸部123を介して空気極層55に接触するため、空気極層55と金属箔121との間には隙間が生じるようになる。従って、貫通孔124を通過した空気を、生じた隙間を介して空気極層55の表面全体に行き渡らせることができるため、燃料電池1をより確実に機能させることができる。
上記実施形態の金属箔21を用いる代わりに、空気極層55と接触する部分(図10に示す領域A1)に複数の貫通孔222が配置されるとともに、空気極層55と接触しない部分(ここでは、底部223の四隅)にも貫通孔224が配置された金属箔221(図10参照)を用いてもよい。
上記実施形態の燃料電池1では、コネクタプレート51と空気極層55との間に、空気極層55に接触可能な金属箔21が設けられていたが、それに加えて、コネクタプレート60と燃料極層57との間に、燃料極層57に接触可能な金属箔を設けてもよい。また、コネクタプレート51と空気極層55との間に金属箔21を設ける代わりに、コネクタプレート60と燃料極層57との間に金属箔を設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、金属箔21が全ての燃料電池セル本体11に配置されていたが、金属箔21の配置態様を変更してもよい。例えば、金属箔21を、最上層及び最下層の燃料電池セル本体11のみに配置してもよいし、中間層の燃料電池セル本体11のみに配置してもよい。また、金属箔21を、1つの燃料電池セル本体11のみに配置してもよい。なお、金属箔21の数を多くすれば、燃料電池1の起動時に金属箔21が空気極層55から離間するという問題をより確実に回避できるため、燃料電池1の信頼性がよりいっそう高くなる。
1…固体酸化物形燃料電池(燃料電池)
11…燃料電池セル本体
20…内部空間
21,121,221…金属箔
22,122…接触面
24,124,222,224…貫通孔
25…貫通孔形成領域
26…外形線
27…表面領域
51,60…コネクタプレート
55…電極層としての空気極層
56…固体電解質層
57…電極層としての燃料極層
66…金属集電体としての空気極集電体
91…固体電解質層の表面
92…固体電解質層の裏面
101…焼き付け防止部材
123…凸部

Claims (5)

  1. 固体電解質層と、前記固体電解質層の表面に配置されて第1発電用ガスに接する第1電極層と、前記固体電解質層の裏面に配置されて第2発電用ガスに接する第2電極層とを有し、発電反応により電力を発生する燃料電池セル本体と、
    前記第1電極層の表面に対向して配置されるコネクタプレートと、
    前記コネクタプレートに電気的に接続されるとともに、前記コネクタプレートと前記第1電極層との間に配置され、前記第1電極層の表面に接触可能な金属集電体と
    を備えた固体酸化物形燃料電池であって、
    前記金属集電体金属箔を備え、
    前記コネクタプレートの裏面と、前記金属箔における前記第1電極層とは反対側に位置する面とにより、内部空間が区画され、
    前記金属箔は、前記内部空間内の前記第1発電用ガスの圧力によって前記第1電極層側に膨らむように変形可能に構成されるとともに、前記第1電極層に接触する接触部を有し、
    さらに、前記金属箔は、前記内部空間内の前記第1発電用ガスを前記第1電極層側に通過させるための貫通孔を備え
    前記第1電極層の厚さ方向から見たときに前記第1電極層の外形線で区画される表面領域内に、前記貫通孔と前記接触部とが配置さている
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記金属箔の全面積に対して貫通孔が占める割合は、10%以上90%以下であることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記金属箔は、前記第1電極層側に位置する面から前記第1電極層側に突出する凸部を備えるとともに、前記凸部の先端部が前記第1電極層に接触することを特徴とする請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記燃料電池セル本体は平面視矩形状をなしており、前記貫通孔アレイ状に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 前記第1電極層は、前記固体電解質層の表面側に配置され前記第1発電用ガスである酸化剤ガスに接する空気極層であり、
    前記第2電極層は、前記固体電解質層の裏面側に配置され前記第2発電用ガスである燃料ガスに接する燃料極層であり、
    前記金属集電体は、前記コネクタプレートと前記空気極層との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池。
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