JP2018041569A - 電気化学反応単位および電気化学反応セルスタック - Google Patents

電気化学反応単位および電気化学反応セルスタック Download PDF

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Abstract

【課題】単セルの割れを抑制しつつ電気化学反応単位の性能の低下を抑制する。
【解決手段】電気化学反応単位は、電解質層と電解質層を挟んで第1の方向に対向する空気極および燃料極とを含む単セルと、単セルの燃料極側に配置されたインターコネクタと、燃料極とインターコネクタとの間に配置され、燃料極とインターコネクタとに電気的に接続された集電体とを備える。集電体は、燃料極に対向する第1の表面を含む第1の部分と、インターコネクタに対向する第2の表面を含み、第1の方向視で第1の部分と重なる第2の部分とを備える。第1の表面と第2の表面との少なくとも一方は、第1の方向に直交する仮想直線であって、第1の表面または第2の表面に含まれる2つの接触線分と、2つの接触線分に挟まれ第1の表面または第2の表面に含まれない非接触線分とを含む仮想直線が存在する形状である。
【選択図】図10

Description

本明細書によって開示される技術は、電気化学反応単位に関する。
水素と酸素との電気化学反応を利用して発電を行う燃料電池の1つとして、固体酸化物形の燃料電池(以下、「SOFC」という)が知られている。SOFCの構成単位である燃料電池発電単位(以下、単に「発電単位」という)は、燃料電池単セル(以下、単に「単セル」という)と、インターコネクタと、集電体とを備える。単セルは、固体酸化物を含む電解質層と、電解質層を挟んで所定の方向(以下、「第1の方向」という)に互いに対向する空気極および燃料極とを含む。インターコネクタは、単セルの燃料極側に配置された金属製の部材である。
集電体は、単セルの燃料極とインターコネクタとの間に配置された金属製の部材であり、燃料極に対向する表面を含む部分(以下、「第1の部分」という)と、インターコネクタに対向する表面を含み、上記第1の方向視で第1の部分と重なる位置に配置された部分(以下、「第2の部分」という)とを有する。集電体は、第1の部分および第2の部分において、燃料極およびインターコネクタに電気的に接続されて両者の間の導電性(電気的接続)を確保する(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−26974号公報
上記従来の技術では、集電体の第2の部分とインターコネクタとの間の領域に酸素が進入し、該領域におけるインターコネクタの表面に耐酸化性の被膜(例えば、Cr等のクロム酸化物の被膜)が生成されるおそれがある。一般に、耐酸化性の被膜は高い電気抵抗を有するため、上記領域におけるインターコネクタの表面に耐酸化性の被膜が生成されると、集電体とインターコネクタとの間の導通面積が小さくなる。その結果、電流集中による局所的な温度上昇が引き起こされ、電極構造が変化して発電単位の性能が低下するおそれがある。
なお、このような課題は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形の電解セル(以下、「SOEC」という)の構成単位である電解セル単位にも共通の課題である。なお、本明細書では、燃料電池発電単位と電解セル単位とをまとめて電気化学反応単位と呼ぶ。また、このような課題は、SOFCやSOECに限らず、他のタイプの電気化学反応単位にも共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される電気化学反応単位は、電解質層と前記電解質層を挟んで第1の方向に互いに対向する空気極および燃料極とを含む電気化学反応単セルと、前記電気化学反応単セルの前記燃料極側に配置された金属製のインターコネクタと、前記燃料極と前記インターコネクタとの間に配置され、前記燃料極と前記インターコネクタとに電気的に接続された金属製の1つまたは複数の集電体と、を備える電気化学反応単位において、前記集電体は、前記燃料極に対向する表面である第1の表面を含む第1の部分と、前記インターコネクタに対向する表面である第2の表面を含み、前記第1の方向視で前記第1の部分と重なる位置に配置された第2の部分と、を備え、前記第1の表面と前記第2の表面との少なくとも一方の形状は、前記第1の方向に直交する仮想直線であって、前記第1の表面または前記第2の表面に含まれる2つの接触線分と、前記2つの接触線分に挟まれ前記第1の表面または前記第2の表面に含まれない非接触線分と、を含む仮想直線が存在する形状である。本電気化学反応単位によれば、第1の表面と第2の表面との少なくとも一方の面積を小さくすることができるために単位面積あたりの接圧を高くすることができ、集電体の第2の部分とインターコネクタとが良好に拡散接合され、第2の部分に対向するインターコネクタの表面に耐酸化性の被膜が生成されることを抑制することができ、電気化学反応単位の性能の低下を抑制することができる。また、本電気化学反応単位によれば、第1の表面と第2の表面との少なくとも一方の面積を小さくすることに伴い、第1の表面と第2の表面との少なくとも一方の幅が低下することを抑制することができ、荷重集中による電気化学反応単セルの割れを抑制することができる。
(2)上記電気化学反応単位において、前記集電体について、前記第1の表面と前記第2の表面との少なくとも一方の形状は、孔を有する形状である構成としてもよい。本電気化学反応単位によれば、第1の表面と第2の表面との少なくとも一方の面積を小さくすることに伴う幅の低下を効果的に抑制することができ、荷重集中による電気化学反応単セルの割れを効果的に抑制することができる。
(3)上記電気化学反応単位において、前記集電体について、前記第2の表面の形状は、前記仮想直線が存在する形状であり、前記第1の表面の形状は、前記仮想直線が存在しない形状である構成としてもよい。本電気化学反応単位によれば、第2の表面における集電体とインターコネクタとの間の接圧を高めることによって酸化被膜が形成されることを効果的に抑制しつつ、第1の表面の幅および面積を大きくすることによって荷重集中による電気化学反応単セルの割れを効果的に抑制することができる。
(4)上記電気化学反応単位において、前記燃料極と前記インターコネクタとの間に配置される前記集電体は1つであり、前記集電体は、複数の前記第1の部分と、複数の前記第1の部分にそれぞれ対応する前記第2の部分と、複数の前記第1の部分と複数の前記第1の部分にそれぞれ対応する前記第2の部分とをそれぞれ接続する複数の第3の部分と、を備え、前記電気化学反応単位は、さらに、前記第1の部分と前記第2の部分との複数の組合せのそれぞれについて、前記第1の部分と前記第2の部分との間に配置され、絶縁性を有する絶縁層を備える構成としてもよい。本電気化学反応単位によれば、第3の部分の存在により、第1の表面を有する第1の部分を燃料極側に押圧すると共に、第2の表面を有する第2の部分をインターコネクタ側に押圧することができ、集電体を介した燃料極とインターコネクタとの電気的接続を良好に維持することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電気化学反応単位(燃料電池発電単位または電解セル単位)、複数の電気化学反応単位を備える電気化学反応セルスタック(燃料電池スタックまたは電解セルスタック)、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図である。 図1のII−IIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図である。 図1のIII−IIIの位置における燃料電池スタック100のYZ断面構成を示す説明図である。 図2に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のXZ断面構成を示す説明図である。 図3に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のYZ断面構成を示す説明図である。 図4および図5のVI−VIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図である。 図4および図5のVII−VIIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図である。 燃料極側集電体144の詳細構成を示すXZ断面図である。 燃料極側集電体144の詳細構成を示すYZ断面図である。 燃料極側集電体144の詳細構成を示すXY断面図である。 第2実施形態における燃料極側集電体144aの詳細構成を示すXZ断面図である。 第3実施形態における燃料極側集電体144bの詳細構成を示すXZ断面図である。 変形例における燃料極側集電体144の詳細構成を示すXY断面図である。 変形例における燃料極側集電体144の詳細構成を示すXY断面図である。 変形例における燃料極側集電体144の詳細構成を示すXY断面図である。 変形例における燃料極側集電体144の詳細構成を示すXY断面図である。
A.第1実施形態:
A−1.装置構成:
(燃料電池スタック100の構成)
図1は、本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図であり、図2は、図1のII−IIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図であり、図3は、図1のIII−IIIの位置における燃料電池スタック100のYZ断面構成を示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向と呼び、Z軸負方向を下方向と呼ぶものとするが、燃料電池スタック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。図4以降についても同様である。
燃料電池スタック100は、複数の(本実施形態では7つの)燃料電池発電単位(以下、単に「発電単位」という)102と、一対のエンドプレート104,106とを備える。7つの発電単位102は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向)に並べて配置されている。一対のエンドプレート104,106は、7つの発電単位102から構成される集合体を上下から挟むように配置されている。なお、上記配列方向(上下方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
燃料電池スタック100を構成する各層(発電単位102、エンドプレート104,106)のZ方向回りの周縁部には、上下方向に貫通する複数の(本実施形態では8つの)孔が形成されており、各層に形成され互いに対応する孔同士が上下方向に連通して、一方のエンドプレート104から他方のエンドプレート106にわたって上下方向に延びる連通孔108を構成している。以下の説明では、連通孔108を構成するために燃料電池スタック100の各層に形成された孔も、連通孔108と呼ぶ場合がある。
各連通孔108には上下方向に延びるボルト22が挿通されており、ボルト22とボルト22の両側に嵌められたナット24とによって、燃料電池スタック100は締結されている。なお、図2および図3に示すように、ボルト22の一方の側(上側)に嵌められたナット24と燃料電池スタック100の上端を構成するエンドプレート104の上側表面との間、および、ボルト22の他方の側(下側)に嵌められたナット24と燃料電池スタック100の下端を構成するエンドプレート106の下側表面との間には、絶縁シート26が介在している。ただし、後述のガス通路部材27が設けられた箇所では、ナット24とエンドプレート106の表面との間に、ガス通路部材27とガス通路部材27の上側および下側のそれぞれに配置された絶縁シート26とが介在している。絶縁シート26は、例えばマイカシートや、セラミック繊維シート、セラミック圧粉シート、ガラスシート、ガラスセラミック複合剤等により構成される。
各ボルト22の軸部の外径は各連通孔108の内径より小さい。そのため、各ボルト22の軸部の外周面と各連通孔108の内周面との間には、空間が確保されている。図1および図2に示すように、燃料電池スタック100のZ方向回りの外周における1つの辺(Y軸に平行な2つの辺の内のX軸正方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22A)と、そのボルト22Aが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、燃料電池スタック100の外部から酸化剤ガスOGが導入され、その酸化剤ガスOGを各発電単位102に供給するガス流路である酸化剤ガス導入マニホールド161として機能し、該辺の反対側の辺(Y軸に平行な2つの辺の内のX軸負方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22B)と、そのボルト22Bが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、各発電単位102の空気室166から排出されたガスである酸化剤オフガスOOGを燃料電池スタック100の外部へと排出する酸化剤ガス排出マニホールド162として機能する。なお、本実施形態では、酸化剤ガスOGとして、例えば空気が使用される。
また、図1および図3に示すように、燃料電池スタック100のZ方向回りの外周における1つの辺(X軸に平行な2つの辺の内のY軸正方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22D)と、そのボルト22Dが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、燃料電池スタック100の外部から燃料ガスFGが導入され、その燃料ガスFGを各発電単位102に供給する燃料ガス導入マニホールド171として機能し、該辺の反対側の辺(X軸に平行な2つの辺の内のY軸負方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22E)と、そのボルト22Eが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、各発電単位102の燃料室176から排出されたガスである燃料オフガスFOGを燃料電池スタック100の外部へと排出する燃料ガス排出マニホールド172として機能する。なお、本実施形態では、燃料ガスFGとして、例えば都市ガスを改質した水素リッチなガスが使用される。
燃料電池スタック100には、4つのガス通路部材27が設けられている。各ガス通路部材27は、中空筒状の本体部28と、本体部28の側面から分岐した中空筒状の分岐部29とを有している。分岐部29の孔は本体部28の孔と連通している。各ガス通路部材27の分岐部29には、ガス配管(図示せず)が接続される。また、図2に示すように、酸化剤ガス導入マニホールド161を形成するボルト22Aの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、酸化剤ガス導入マニホールド161に連通しており、酸化剤ガス排出マニホールド162を形成するボルト22Bの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、酸化剤ガス排出マニホールド162に連通している。また、図3に示すように、燃料ガス導入マニホールド171を形成するボルト22Dの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、燃料ガス導入マニホールド171に連通しており、燃料ガス排出マニホールド172を形成するボルト22Eの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、燃料ガス排出マニホールド172に連通している。
(エンドプレート104,106の構成)
一対のエンドプレート104,106は、略矩形の平板形状の導電性部材であり、例えばステンレスにより形成されている。一方のエンドプレート104は、最も上に位置する発電単位102の上側に配置され、他方のエンドプレート106は、最も下に位置する発電単位102の下側に配置されている。一対のエンドプレート104,106によって複数の発電単位102が押圧された状態で挟持されている。上側のエンドプレート104は、燃料電池スタック100のプラス側の出力端子として機能し、下側のエンドプレート106は、燃料電池スタック100のマイナス側の出力端子として機能する。
(発電単位102の構成)
図4は、図2に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のXZ断面構成を示す説明図であり、図5は、図3に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のYZ断面構成を示す説明図である。また、図6は、図4および図5のVI−VIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図であり、図7は、図4および図5のVII−VIIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図である。なお、図7には、後述する燃料極側集電体144の一部の構成が拡大して示されている。
図4および図5に示すように、発電単位102は、単セル110と、セパレータ120と、空気極側フレーム130と、空気極側集電体134と、燃料極側フレーム140と、燃料極側集電体144と、発電単位102の最上層および最下層を構成する一対のインターコネクタ150とを備えている。セパレータ120、空気極側フレーム130、燃料極側フレーム140、インターコネクタ150におけるZ方向回りの周縁部には、上述したボルト22が挿通される連通孔108に対応する孔が形成されている。
インターコネクタ150は、略矩形の平板形状の導電性部材である。本実施形態では、インターコネクタ150はステンレス鋼材により形成されている。インターコネクタ150は、発電単位102間の電気的導通を確保すると共に、発電単位102間での反応ガスの混合を防止する。なお、本実施形態では、2つの発電単位102が隣接して配置されている場合、1つのインターコネクタ150は、隣接する2つの発電単位102に共有されている。すなわち、ある発電単位102における上側のインターコネクタ150は、その発電単位102の上側に隣接する他の発電単位102における下側のインターコネクタ150と同一部材である。また、燃料電池スタック100は一対のエンドプレート104,106を備えているため、燃料電池スタック100において最も上に位置する発電単位102は上側のインターコネクタ150を備えておらず、最も下に位置する発電単位102は下側のインターコネクタ150を備えていない(図2および図3参照)。
単セル110は、電解質層112と、電解質層112を挟んで上下方向(発電単位102が並ぶ配列方向)に互いに対向する空気極(カソード)114および燃料極(アノード)116とを備える。なお、本実施形態の単セル110は、燃料極116で電解質層112および空気極114を支持する燃料極支持形の単セルである。
電解質層112は、Z方向視で略矩形の平板形状部材であり、緻密な層である。電解質層112は、例えば、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、ScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)、SDC(サマリウムドープセリア)、GDC(ガドリニウムドープセリア)、ペロブスカイト型酸化物等の固体酸化物により形成されている。空気極114は、Z方向視で電解質層112より小さい略矩形の平板形状部材であり、多孔質な層である。空気極114は、例えば、ペロブスカイト型酸化物(例えばLSCF(ランタンストロンチウムコバルト鉄酸化物)、LSM(ランタンストロンチウムマンガン酸化物)、LNF(ランタンニッケル鉄))により形成されている。燃料極116は、Z方向視で電解質層112と略同一の大きさの略矩形の平板形状部材であり、多孔質な層である。燃料極116は、例えば、Ni(ニッケル)、Niとセラミック粒子からなるサーメット、Ni基合金等により形成されている。このように、本実施形態の単セル110(発電単位102)は、電解質として固体酸化物を用いる固体酸化物形燃料電池(SOFC)である。
セパレータ120は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔121が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、金属により形成されている。セパレータ120における孔121の周囲部分は、電解質層112における空気極114の側の表面の周縁部に対向している。セパレータ120は、その対向した部分に配置されたロウ材(例えばAgロウ)により形成された接合部124により、電解質層112(単セル110)と接合されている。セパレータ120により、空気極114に面する空気室166と燃料極116に面する燃料室176とが区画され、単セル110の周縁部における一方の電極側から他方の電極側へのガスのリークが抑制される。
図6に示すように、空気極側フレーム130は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔131が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、マイカ等の絶縁体により形成されている。空気極側フレーム130の孔131は、空気極114に面する空気室166を構成する。図4に示すように、空気極側フレーム130は、セパレータ120における電解質層112に対向する側とは反対側の表面の周縁部と、インターコネクタ150における空気極114に対向する側の表面の周縁部とに接触している。また、空気極側フレーム130によって、発電単位102に含まれる一対のインターコネクタ150間が電気的に絶縁される。また、空気極側フレーム130には、酸化剤ガス導入マニホールド161と空気室166とを連通する酸化剤ガス供給連通孔132と、空気室166と酸化剤ガス排出マニホールド162とを連通する酸化剤ガス排出連通孔133とが形成されている。
図7に示すように、燃料極側フレーム140は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔141が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、金属により形成されている。燃料極側フレーム140の孔141は、燃料極116に面する燃料室176を構成する。図5に示すように、燃料極側フレーム140は、セパレータ120における電解質層112に対向する側の表面の周縁部と、インターコネクタ150における燃料極116に対向する側の表面の周縁部とに接触している。また、燃料極側フレーム140には、燃料ガス導入マニホールド171と燃料室176とを連通する燃料ガス供給連通孔142と、燃料室176と燃料ガス排出マニホールド172とを連通する燃料ガス排出連通孔143とが形成されている。
図6に示すように、空気極側集電体134は、空気室166内に配置されている。空気極側集電体134は、複数の略四角柱状の集電体要素135から構成されており、例えば、フェライト系ステンレスにより形成されている。空気極側集電体134は、空気極114における電解質層112に対向する側とは反対側の表面と、インターコネクタ150における空気極114に対向する側の表面とに接触している。ただし、上述したように、燃料電池スタック100において最も上に位置する発電単位102は上側のインターコネクタ150を備えていないため、当該発電単位102における空気極側集電体134は、上側のエンドプレート104に接触している。空気極側集電体134は、このような構成であるため、空気極114とインターコネクタ150(またはエンドプレート104)とを電気的に接続する。なお、本実施形態では、空気極側集電体134とインターコネクタ150とは一体の部材として形成されている。すなわち、該一体の部材の内の、上下方向(Z軸方向)に直交する平板形の部分がインターコネクタ150として機能し、該平板形の部分から空気極114に向けて突出するように形成された複数の凸部である集電体要素135が空気極側集電体134として機能する。また、空気極側集電体134とインターコネクタ150との一体部材は、導電性のコートによって覆われていてもよく、空気極114と空気極側集電体134との間には、両者を接合する導電性の接合層が介在していてもよい。
図7に示すように、燃料極側集電体144は、燃料室176内に配置されている。燃料極側集電体144は、インターコネクタ対向部146と、複数の電極対向部145と、電極対向部145とインターコネクタ対向部146とをつなぐ複数の連接部147とを備えており、導電性材料により形成されている。複数の電極対向部145は、Z方向視で、X方向およびY方向に沿った格子状に配置されている。また、本実施形態では、燃料極側集電体144は、ニッケル箔(例えば厚さ10〜200μm)により形成されている。図7における部分拡大図に示すように、燃料極側集電体144は、略矩形のニッケル箔に切り込みを入れ、複数の矩形部分を曲げ起こすように加工することにより製造される。曲げ起こされた各矩形部分が電極対向部145となり、曲げ起こされた部分以外の穴148が開いた状態の平板部分がインターコネクタ対向部146となり、電極対向部145とインターコネクタ対向部146とをつなぐ部分が連接部147となる。すなわち、インターコネクタ対向部146と電極対向部145と連接部147とから構成される燃料極側集電体144は、一体部材である。なお、図7における部分拡大図では、燃料極側集電体144の製造方法を示すため、一部の矩形部分について、曲げ起こし加工が完了する前の状態を示している。電極対向部145は、燃料極116における電解質層112に対向する側とは反対側の表面に接触しており、インターコネクタ対向部146は、インターコネクタ150における燃料極116に対向する側の表面に接触している。ただし、上述したように、燃料電池スタック100において最も下に位置する発電単位102は下側のインターコネクタ150を備えていないため、当該発電単位102におけるインターコネクタ対向部146は、下側のエンドプレート106に接触している。燃料極側集電体144は、このような構成であるため、燃料極116とインターコネクタ150(またはエンドプレート106)とを電気的に接続する。なお、電極対向部145とインターコネクタ対向部146との間には、例えばマイカ等の絶縁材料により形成されたスペーサー149が配置されている。そのため、燃料極側集電体144が温度サイクルや反応ガス圧力変動による発電単位102の変形に追随し、燃料極側集電体144を介した燃料極116とインターコネクタ150(またはエンドプレート106)との電気的接続が良好に維持される。燃料極側集電体144は、特許請求の範囲における集電体に相当する。
A−2.燃料電池スタック100の動作:
図2、図4および図6に示すように、酸化剤ガス導入マニホールド161の位置に設けられたガス通路部材27の分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して酸化剤ガスOGが供給されると、酸化剤ガスOGは、ガス通路部材27の分岐部29および本体部28の孔を介して酸化剤ガス導入マニホールド161に供給され、酸化剤ガス導入マニホールド161から各発電単位102の酸化剤ガス供給連通孔132を介して、空気室166に供給される。また、図3、図5および図7に示すように、燃料ガス導入マニホールド171の位置に設けられたガス通路部材27の分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して燃料ガスFGが供給されると、燃料ガスFGは、ガス通路部材27の分岐部29および本体部28の孔を介して燃料ガス導入マニホールド171に供給され、燃料ガス導入マニホールド171から各発電単位102の燃料ガス供給連通孔142を介して、燃料室176に供給される。
各発電単位102の空気室166に酸化剤ガスOGが供給され、燃料室176に燃料ガスFGが供給されると、単セル110において酸化剤ガスOGに含まれる酸素と燃料ガスFGに含まれる水素との電気化学反応による発電が行われる。この発電反応は発熱反応である。各発電単位102において、単セル110の空気極114は空気極側集電体134を介して一方のインターコネクタ150に電気的に接続され、燃料極116は燃料極側集電体144を介して他方のインターコネクタ150に電気的に接続されている。また、燃料電池スタック100に含まれる複数の発電単位102は、電気的に直列に接続されている。そのため、燃料電池スタック100の出力端子として機能するエンドプレート104,106から、各発電単位102において生成された電気エネルギーが取り出される。なお、SOFCは、比較的高温(例えば700℃から1000℃)で発電が行われることから、起動後、発電により発生する熱で高温が維持できる状態になるまで、燃料電池スタック100が加熱器(図示せず)により加熱されてもよい。
各発電単位102の空気室166から排出された酸化剤オフガスOOGは、図2、図4および図6に示すように、酸化剤ガス排出連通孔133を介して酸化剤ガス排出マニホールド162に排出され、さらに酸化剤ガス排出マニホールド162の位置に設けられたガス通路部材27の本体部28および分岐部29の孔を経て、当該分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。また、各発電単位102の燃料室176から排出された燃料オフガスFOGは、図3、図5および図7に示すように、燃料ガス排出連通孔143を介して燃料ガス排出マニホールド172に排出され、さらに燃料ガス排出マニホールド172の位置に設けられたガス通路部材27の本体部28および分岐部29の孔を経て、当該分岐部29に接続されたガス配管(図示しない)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。
A−3.燃料極側集電体144の詳細構成:
図8は、燃料極側集電体144の詳細構成を示すXZ断面図である。図8には、図4のX1部の拡大図であり、図10のVIII−VIIIの位置の断面図が示されている。また、図9は、燃料極側集電体144の詳細構成を示すYZ断面図である。図9には、図5のX2部の拡大図であり、図10のIX−IXの位置の断面図が示されている。また、図10は、燃料極側集電体144の詳細構成を示すXY断面図である。図10には、図7のX3部の拡大図であり、図8および図9のX−Xの位置の断面図が示されている。
上述したように、燃料極側集電体144は、複数の電極対向部145を有しており、各電極対向部145は、燃料極116の表面に接触している。各電極対向部145は、燃料極116に対向する第1の表面S1を含む第1の部分P1に該当する。なお、本明細書において、「接触」という用語は、部材Aと部材Bとが直接的に接触している状態の他に、部材Aと部材Bとが他の部材Cを介して接触している状態も含む意味である。例えば、上述した電極対向部145と燃料極116との「接触」は、両者が直接的に接触している状態であってもよいし、両者の間に導電性を有する他の部材(例えばNiのペースト)が介在した状態であってもよい。また、第1の部分P1の幅は、穴148の端に隣接する第1の部分P1の端を結んだ線分の長さであるとする(第2の部分P2の幅についても同様)。
また、上述したように、燃料極側集電体144のインターコネクタ対向部146は、インターコネクタ150の表面に接触している。インターコネクタ対向部146において、Z方向視で第1の部分P1としての電極対向部145と重なる位置に配置された部分は、インターコネクタ150に対向する第2の表面S2を含む第2の部分P2に該当する。燃料極側集電体144には、複数の第1の部分P1(電極対向部145)にそれぞれ対応する第2の部分P2が存在する。すなわち、燃料極側集電体144には、互いに対応する第1の部分P1と第2の部分P2との組合せが複数存在する。第1の部分P1と第2の部分P2との各組合せは、燃料極側集電体144においてZ方向の圧縮力(接圧)が作用する部分である。なお、第1の部分P1と第2の部分P2とが互いに対応するとは、第1の部分P1と第2の部分P2とがZ方向視で重なる位置関係にあることを意味する。本実施形態では、互いに対応する第1の部分P1と第2の部分P2とは、一体部材である。
上述したように、燃料極側集電体144は、複数の電極対向部145とインターコネクタ対向部146とをつなぐ複数の連接部147を備えている。複数の連接部147は、複数の第1の部分P1(電極対向部145)と複数の第1の部分P1にそれぞれ対応する第2の部分P2(インターコネクタ対向部146の一部分)とをそれぞれ接続する複数の第3の部分P3に該当する。また、上述したように、各電極対向部145とインターコネクタ対向部146との間には、絶縁材料により形成されたスペーサー149が配置されている。スペーサー149は、第1の部分P1と第2の部分P2との複数の組合せのそれぞれについて、第1の部分P1と第2の部分P2との間に配置された絶縁性を有する絶縁層に該当する。
ここで、本実施形態では、燃料極側集電体144における各第1の部分P1(電極対向部145)に、第1の部分P1をZ方向に貫通する貫通孔40が形成されている。そのため、各第1の部分P1における第1の表面S1の形状は、貫通孔40における第1の表面S1側の開口である孔41を有する形状となっている。本実施形態では、孔41の形状は略円形である。なお、ある表面に存在する「孔」は、該表面の外縁に開口しない欠損部を意味し、該表面の外縁に開口する欠損部である凹部を含まない。ある表面(例えば第1の表面S1)の形状が孔(例えば孔41)を有する形状であると、図10に示すように、Z方向に直交する仮想直線VLであって、該表面(例えば第1の表面S1)に含まれる2つの接触線分TL1,TL2と、2つの接触線分TL1,TL2に挟まれ該表面(例えば第1の表面S1)に含まれない非接触線分NLと、を含む仮想直線VLが存在することとなる。面方向(Z方向に直交する方向)に沿った貫通孔40のサイズ(幅)は、同方向に沿った第1の部分P1のサイズ(幅)の3分の1以下であることが好ましい。
なお、本実施形態では、各第2の部分P2における第2の表面S2は、孔や凹部を有さない形状である。すなわち、第2の表面S2の形状は、上述した仮想直線VLが存在しない形状である。
A−4.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の燃料電池スタック100を構成する各発電単位102では、燃料極側集電体144は、燃料極116に対向する第1の表面S1を含む第1の部分P1(電極対向部145)と、インターコネクタ150に対向する第2の表面S2を含み、Z方向視で第1の部分P1と重なる位置に配置された第2の部分P2(インターコネクタ対向部146の一部分)とを備える。また、各第1の部分P1の第1の表面S1の形状は、孔41を有する形状、すなわち、Z方向に直交する仮想直線VLであって、第1の表面S1に含まれる2つの接触線分TL1,TL2と、2つの接触線分TL1,TL2に挟まれ第1の表面S1に含まれない非接触線分NLと、を含む仮想直線VLが存在する形状である。そのため、本実施形態の発電単位102では、各第1の部分P1の第1の表面S1に孔41が存在しない構成と比較して、各第1の部分P1の第1の表面S1の面積を小さくすることができ、単位面積あたりの接圧を高くすることができる。その結果、燃料極側集電体144の各第2の部分P2とインターコネクタ150とが良好に拡散接合され、各第2の部分P2に対向するインターコネクタ150の表面に耐酸化性の被膜(例えば、Cr等のクロム酸化物の被膜)が生成されることを抑制することができる。耐酸化性の被膜は、インターコネクタ150の表面に形成されることによってインターコネクタ150の酸化の進行を防ぐものであるが、一般に高い電気抵抗を有するため、各第2の部分P2に対向するインターコネクタ150の表面に耐酸化性の被膜が生成されると、燃料極側集電体144とインターコネクタ150との間の導通面積が小さくなり、電流集中による局所的な温度上昇が引き起こされ、電極構造が変化して発電単位102の発電性能が低下するおそれがある。本実施形態の発電単位102では、各第2の部分P2に対向するインターコネクタ150の表面に高抵抗な耐酸化性の被膜が生成されることを抑制することができるため、そのような発電単位102の発電性能の低下を抑制することができる。
さらに、本実施形態の発電単位102では、各第1の部分P1の第1の表面S1の形状を孔41を有する形状にすることによって、各第1の部分P1の第1の表面S1の面積を小さくしている。第1の表面S1の面積を小さくする方法としては、第1の表面S1の幅を縮めることも考えられるが、第1の表面S1の幅を縮めると、各第1の部分P1からの荷重が燃料極116の表面の狭い範囲に集中的に作用し、単セル110の割れが発生するおそれがある。本実施形態の発電単位102では、第1の表面S1の形状を孔41を有する形状にすることによって第1の表面S1の面積を小さくすることを実現しているため、第1の表面S1の幅の低下を抑制することができ、荷重集中による単セル110の割れを抑制することができる。
また、本実施形態の発電単位102では、燃料極116とインターコネクタ150との間に配置される集電体は1つであり、該1つの集電体である燃料極側集電体144は、複数の第1の部分P1(電極対向部145)と、複数の第1の部分P1にそれぞれ対応する第2の部分P2(インターコネクタ対向部146の一部分)と、複数の第1の部分P1と複数の第1の部分P1にそれぞれ対応する第2の部分P2とをそれぞれ接続する複数の第3の部分P3(連接部147)とを備える。また、本実施形態の発電単位102は、さらに、第1の部分P1と第2の部分P2との複数の組合せのそれぞれについて、第1の部分P1と第2の部分P2との間に配置され、絶縁性を有する絶縁層としてのスペーサー149を備える。そのため、本実施形態の発電単位102では、第3の部分P3の存在により、第1の表面S1を有する第1の部分P1を燃料極116側に押圧すると共に、第2の表面S2を有する第2の部分P2をインターコネクタ150側に押圧することができ、燃料極側集電体144を介した燃料極116とインターコネクタ150との電気的接続を良好に維持することができる。
B.第2実施形態:
図11は、第2実施形態における燃料極側集電体144aの詳細構成を示すXZ断面図である。図11には、図8と同様に、図4のX1部の拡大図が示されている。以下では、第2実施形態の燃料電池スタック100を構成する各発電単位102に含まれる燃料極側集電体144aの構成の内、上述した第1実施形態における燃料極側集電体144の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図11に示すように、第2実施形態では、燃料極側集電体144aの各第1の部分P1(電極対向部145)に代えて、各第2の部分P2(インターコネクタ対向部146の一部分)に、第2の部分P2をZ方向に貫通する貫通孔40が形成されている。そのため、第2実施形態では、各第2の部分P2における第2の表面S2の形状は、貫通孔40における第2の表面S2側の開口である孔41を有する形状となっている。すなわち、第2の表面S2の形状は、上述した仮想直線VLが存在する形状である。
なお、本実施形態では、各第1の部分P1における第1の表面S1は、孔や凹部を有さない形状である。すなわち、第1の表面S1の形状は、上述した仮想直線VLが存在しない形状である。
以上説明したように、第2実施形態では、上述した第1実施形態と同様に、燃料極側集電体144aは、燃料極116に対向する第1の表面S1を含む第1の部分P1(電極対向部145)と、インターコネクタ150に対向する第2の表面S2を含み、Z方向視で第1の部分P1と重なる位置に配置された第2の部分P2(インターコネクタ対向部146の一部分)とを備える。また、第2実施形態では、各第2の部分P2の第2の表面S2の形状は、孔41を有する形状、すなわち、上述した仮想直線VLが存在する形状である。そのため、第2実施形態では、各第2の部分P2の第2の表面S2に孔41が存在しない構成と比較して、各第2の部分P2の第2の表面S2の面積を小さくすることができ、単位面積あたりの接圧を高くすることができる。その結果、燃料極側集電体144aの各第2の部分P2とインターコネクタ150とが良好に拡散接合され、各第2の部分P2に対向するインターコネクタ150の表面に耐酸化性の被膜が生成されることを抑制することができ、発電単位102の発電性能の低下を抑制することができる。
また、第2実施形態では、各第2の部分P2の第2の表面S2の形状は、孔41を有する形状、すなわち、上記仮想直線VLが存在する形状であり、各第1の部分P1の第1の表面S1の形状は、孔や凹部を有さない形状、すなわち、上記仮想直線VLが存在しない形状である。そのため、第2実施形態では、各第2の部分P2の第2の表面S2における単位面積あたりの接圧を高めることによって耐酸化性の被膜が形成されることを効果的に抑制しつつ、各第1の部分P1の第1の表面S1の幅および面積の低下を抑制することによって荷重集中による単セル110の割れを効果的に抑制することができる。
C.第3実施形態:
図12は、第3実施形態における燃料極側集電体144bの詳細構成を示すXZ断面図である。図12には、図8と同様に、図4のX1部の拡大図が示されている。以下では、第3実施形態の燃料電池スタック100を構成する各発電単位102に含まれる燃料極側集電体144bの構成の内、上述した第1実施形態における燃料極側集電体144の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図12に示すように、第3実施形態では、燃料極側集電体144bの各第1の部分P1(電極対向部145)に加えて、各第2の部分P2(インターコネクタ対向部146の一部分)にも、第2の部分P2をZ方向に貫通する貫通孔40が形成されている。そのため、第3実施形態では、各第1の部分P1における第1の表面S1の形状に加えて、各第2の部分P2における第2の表面S2の形状も、貫通孔40における第2の表面S2側の開口である孔41を有する形状となっている。すなわち、第1の表面S1の形状と第2の表面S2の形状とは、共に、上述した仮想直線VLが存在する形状である。
以上説明したように、第3実施形態では、上述した第1実施形態と同様に、燃料極側集電体144bは、燃料極116に対向する第1の表面S1を含む第1の部分P1(電極対向部145)と、インターコネクタ150に対向する第2の表面S2を含み、Z方向視で第1の部分P1と重なる位置に配置された第2の部分P2(インターコネクタ対向部146の一部分)とを備える。また、第3実施形態では、各第1の部分P1の第1の表面S1の形状と、各第2の部分P2の第2の表面S2の形状とは、共に、孔41を有する形状、すなわち、上述した仮想直線VLが存在する形状である。そのため、第3実施形態では、各第1の部分P1の第1の表面S1の面積および各第2の部分P2の第2の表面S2の面積を小さくすることができ、単位面積あたりの接圧を効果的に高くすることができる。その結果、燃料極側集電体144bの各第2の部分P2とインターコネクタ150とが良好に拡散接合され、各第2の部分P2に対向するインターコネクタ150の表面に耐酸化性の被膜が生成されることを効果的に抑制することができ、発電単位102の発電性能の低下を効果的に抑制することができる。
また、第3実施形態では、各第1の部分P1の第1の表面S1の形状を孔41を有する形状にすることによって各第1の部分P1の第1の表面S1の面積を小さくしているため、第1の表面S1の幅の低下を抑制することができ、荷重集中による単セル110の割れを抑制することができる。
D.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における燃料電池スタック100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に存在する孔41は、略円形であるとしているが、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に存在する孔41の形状は、略円形に限られず、例えば図13に示す変形例のように略矩形であってもよいし、他の形状であってもよい。なお、図13に示す変形例においても、第1の表面S1の形状は、Z方向に直交する仮想直線VLであって、第1の表面S1に含まれる2つの接触線分TL1,TL2と、2つの接触線分TL1,TL2に挟まれ第1の表面S1に含まれない非接触線分NLと、を含む仮想直線VLが存在する形状となっている。また、図13には、第1の表面S1の形状についての変形例が示されているが、第2の表面S2の形状についても同様に変形可能である。
また、上記実施形態では、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に存在する孔41の数は1つであるとしているが、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に存在する孔41の数は、1つに限られず、例えば図14に示す変形例のように2つであってもよいし、3つ以上であってもよい。なお、図14に示す変形例においても、第1の表面S1の形状は、Z方向に直交する仮想直線VLであって、第1の表面S1に含まれる2つの接触線分TL1,TL2(または、TL2,TL3)と、2つの接触線分TL1,TL2(または、TL2,TL3)に挟まれ第1の表面S1に含まれない非接触線分NL1(またはNL2)と、を含む仮想直線VLが存在する形状となっている。また、図14には、第1の表面S1の形状についての変形例が示されているが、第2の表面S2の形状についても同様に変形可能である。
また、上記実施形態では、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に存在する孔41は、第1の部分P1または第2の部分P2をZ方向に貫通する貫通孔40の開口であるとしているが、孔41は、貫通孔ではなく有底孔の開口であるとしてもよい。
また、上記実施形態では、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に孔41が存在するとしているが、例えば図15および図16の変形例に示すように、孔41の代わりに、凹部(切り欠き)51が存在するとしてもよい。なお、ある表面に存在する「凹部」は、該表面の外縁に開口する欠損部を意味し、該表面の外縁に開口しない欠損部である孔を含まない。図15に示す変形例では、第1の表面S1に存在する凹部51の数は1つであり、図16に示す変形例では、第1の表面S1に存在する凹部51の数は2つであるが、凹部51の数や形状は任意に設定可能である。なお、図15に示す変形例においても、第1の表面S1の形状は、Z方向に直交する仮想直線VLであって、第1の表面S1に含まれる2つの接触線分TL1,TL2と、2つの接触線分TL1,TL2に挟まれ第1の表面S1に含まれない非接触線分NLと、を含む仮想直線VLが存在する形状となっている。また、図16に示す変形例においても、第1の表面S1の形状は、Z方向に直交する仮想直線VLであって、第1の表面S1に含まれる2つの接触線分TL1,TL2(または、TL2,TL3)と、2つの接触線分TL1,TL2(または、TL2,TL3)に挟まれ第1の表面S1に含まれない非接触線分NL1(またはNL2)と、を含む仮想直線VLが存在する形状となっている。また、図15および図16には、第1の表面S1の形状についての変形例が示されているが、第2の表面S2の形状についても同様に変形可能である。
また、上記実施形態では、燃料極側集電体144において互いに対応する第1の部分P1と第2の部分P2との複数の組合せのすべてについて、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に孔41や凹部51が存在する構成であるとしているが、必ずしも上記複数の組合せのすべてについて上記構成が採用される必要は無い。第1の部分P1と第2の部分P2との複数の組合せの少なくとも1つについて、そのような構成が採用されれば、少なくとも該組合せの箇所において、単セル110の割れを抑制しつつ発電単位102の発電性能の低下を抑制することができる。
また、上記実施形態では、燃料極側集電体144が一体部材であるとしているが、燃料極側集電体144が、例えば、空気極側集電体134と同様に、1つまたは複数の略四角柱状の集電体要素から構成され、各集電体要素が、燃料極116とインターコネクタ150とに電気的に接続された集電体として機能するとしてもよい。このような構成では、燃料極116とインターコネクタ150との間に、1つまたは複数の集電体(集電体要素)が配置されていると言える。このような構成においても、上記実施形態と同様に、集電体要素の少なくとも1つが、燃料極116に対向する第1の表面S1を含む第1の部分P1と、インターコネクタ150に対向する第2の表面S2を含み、Z方向視で第1の部分P1と重なる位置に配置された第2の部分P2とを備え、第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方の形状が、上記仮想直線VLが存在する形状(孔41や凹部51が存在する形状)であるとすれば、単セル110の割れを抑制しつつ発電単位102の発電性能の低下を抑制することができる。
また、燃料電池スタック100に含まれるすべての発電単位102において、上述した第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に孔41や凹部51が存在する構成が採用される必要は無く、少なくとも1つの発電単位102において該構成が採用されれば、該発電単位102について、単セル110の割れを抑制しつつ発電単位102の発電性能の低下を抑制することができる。
また、各発電単位102の面方向(Z方向に直交する方向)の中心部に近いほど、貫通孔40(孔41)や凹部51のサイズが大きいとしてもよい。燃料電池スタック100では、周縁部がボルト22により締結されているため、各発電単位102の面方向の中心部に近いほど接圧が小さくなる傾向にある。そのため、各発電単位102の面方向の中心部に近いほど貫通孔40(孔41)や凹部51のサイズを大きくすれば、第1の部分P1と第2の部分P2との各組合せの位置における接圧の均等化を図ることができる。
また、Z方向視で第1の部分P1または第2の部分P2に重ならない領域にはスペーサー149が配置されないとしてもよい。例えば、Z方向視で貫通孔40や凹部51に重なる領域にはスペーサー149が配置されないとしてもよい。
また、上記実施形態において、燃料電池スタック100に含まれる単セル110の個数(発電単位102の個数)は、あくまで一例であり、単セル110の個数は燃料電池スタック100に要求される出力電圧等に応じて適宜決められる。また、上記実施形態における各部材を形成する材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。
本明細書において、部材(または部材のある部分、以下同様)Aを挟んで部材Bと部材Cとが互いに対向するとは、部材Aと部材Bまたは部材Cとが隣接する形態に限定されず、部材Aと部材Bまたは部材Cとの間に他の構成要素が介在する形態を含む。例えば、電解質層112と空気極114との間に他の層が設けられていてもよい。このような構成であっても、空気極114と燃料極116とは電解質層112を挟んで互いに対向すると言える。
また、上記実施形態では、燃料電池スタック100は複数の平板形の発電単位102が積層された構成であるが、本発明は、他の構成、例えば国際公開第2012/165409号に記載されているように、複数の略円筒形の燃料電池単セルが直列に接続された構成にも同様に適用可能である。
また、上記実施形態では、燃料ガスに含まれる水素と酸化剤ガスに含まれる酸素との電気化学反応を利用して発電を行うSOFCを対象としているが、本発明は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形電解セル(SOEC)の構成単位である電解セル単位や、複数の電解セル単位を備える電解セルスタックにも同様に適用可能である。なお、電解セルスタックの構成は、例えば特開2016−81813号公報に記載されているように公知であるためここでは詳述しないが、概略的には上述した実施形態における燃料電池スタック100と同様の構成である。すなわち、上述した実施形態における燃料電池スタック100を電解セルスタックと読み替え、発電単位102を電解セル単位と読み替え、単セル110を電解単セルと読み替えればよい。ただし、電解セルスタックの運転の際には、空気極114がプラス(陽極)で燃料極116がマイナス(陰極)となるように両電極間に電圧が印加されると共に、連通孔108を介して原料ガスとしての水蒸気が供給される。これにより、各電解セル単位において水の電気分解反応が起こり、燃料室176で水素ガスが発生し、連通孔108を介して電解セルスタックの外部に水素が取り出される。このような構成の電解セル単位においても、上述した第1の表面S1と第2の表面S2との少なくとも一方に孔41や凹部51が存在する構成が採用されれば、単セル110の割れを抑制しつつ電解セル単位の性能の低下を抑制することができる。
また、上記実施形態では、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を例に説明したが、本発明は、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)といった他のタイプの燃料電池(または電解セル)にも適用可能である。
22:ボルト 24:ナット 26:絶縁シート 27:ガス通路部材 28:本体部 29:分岐部 40:貫通孔 41:孔 51:凹部 100:燃料電池スタック 102:燃料電池発電単位 104:エンドプレート 106:エンドプレート 108:連通孔 110:単セル 112:電解質層 114:空気極 116:燃料極 120:セパレータ 121:孔 124:接合部 130:空気極側フレーム 131:孔 132:酸化剤ガス供給連通孔 133:酸化剤ガス排出連通孔 134:空気極側集電体 135:集電体要素 140:燃料極側フレーム 141:孔 142:燃料ガス供給連通孔 143:燃料ガス排出連通孔 144:燃料極側集電体 145:電極対向部 146:インターコネクタ対向部 147:連接部 148:穴 149:スペーサー 150:インターコネクタ 161:酸化剤ガス導入マニホールド 162:酸化剤ガス排出マニホールド 166:空気室 171:燃料ガス導入マニホールド 172:燃料ガス排出マニホールド 176:燃料室

Claims (5)

  1. 電解質層と前記電解質層を挟んで第1の方向に互いに対向する空気極および燃料極とを含む電気化学反応単セルと、
    前記電気化学反応単セルの前記燃料極側に配置された金属製のインターコネクタと、
    前記燃料極と前記インターコネクタとの間に配置され、前記燃料極と前記インターコネクタとに電気的に接続された金属製の1つまたは複数の集電体と、を備える電気化学反応単位において、
    前記集電体は、
    前記燃料極に対向する表面である第1の表面を含む第1の部分と、
    前記インターコネクタに対向する表面である第2の表面を含み、前記第1の方向視で前記第1の部分と重なる位置に配置された第2の部分と、
    を備え、
    前記第1の表面と前記第2の表面との少なくとも一方の形状は、前記第1の方向に直交する仮想直線であって、前記第1の表面または前記第2の表面に含まれる2つの接触線分と、前記2つの接触線分に挟まれ前記第1の表面または前記第2の表面に含まれない非接触線分と、を含む仮想直線が存在する形状であることを特徴とする、電気化学反応単位。
  2. 請求項1に記載の電気化学反応単位において、
    前記集電体について、前記第1の表面と前記第2の表面との少なくとも一方の形状は、孔を有する形状であることを特徴とする、電気化学反応単位。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気化学反応単位において、
    前記集電体について、前記第2の表面の形状は、前記仮想直線が存在する形状であり、前記第1の表面の形状は、前記仮想直線が存在しない形状であることを特徴とする、電気化学反応単位。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電気化学反応単位において、
    前記燃料極と前記インターコネクタとの間に配置される前記集電体は1つであり、
    前記集電体は、複数の前記第1の部分と、複数の前記第1の部分にそれぞれ対応する前記第2の部分と、複数の前記第1の部分と複数の前記第1の部分にそれぞれ対応する前記第2の部分とをそれぞれ接続する複数の第3の部分と、を備え、
    前記電気化学反応単位は、さらに、
    前記第1の部分と前記第2の部分との複数の組合せのそれぞれについて、前記第1の部分と前記第2の部分との間に配置され、絶縁性を有する絶縁層を備えることを特徴とする、電気化学反応単位。
  5. 前記第1の方向に並べて配列された複数の電気化学反応単位を備える電気化学反応セルスタックにおいて、
    前記複数の電気化学反応単位の少なくとも1つは、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電気化学反応単位であることを特徴とする、電気化学反応セルスタック。
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