JP5491299B2 - 平板型固体酸化物形燃料電池モジュール - Google Patents

平板型固体酸化物形燃料電池モジュール Download PDF

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Description

本発明は、平板型固体酸化物形燃料電池モジュールに関するものである。
平板型の固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell、以下、平板型SOFCともいう)モジュールは、平板型の固体酸化物からなる電解質層と、この電解質層の表裏面にそれぞれ形成した空気極および燃料極とからなる平板型の単セルを備え、燃料極に燃料ガスを供給し、空気極に酸化剤ガスを供給することにより発電を行なうようにした燃料電池である。このような平板型SOFCモジュールは、他の燃料電池に比べて発電効率が高く、また作動温度(700°〜1000℃)が高いため高温の熱を利用することができるという利点を有している(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
図6に、従来の平板型SOFCモジュールを示す。同図において、1は1枚の単セルと複数枚のセパレータ等で構成される発電ユニット、2は発電ユニット1を複数、例えば8枚積層して電気的に直列に接続することにより形成された平板型SOFCスタック(以下、発電部という)である。また、3、4は発電部2の上下面を挟持する金属製のトッププレートおよびベースプレート、5は発電部2を収納する断熱容器、6は発電部2を加圧、シールする荷重機構で、これら部材によって平板型SOFCモジュール7を構成し、発電部2に燃料ガスと酸化剤ガスを供給することにより発電を行なうようにしている。
荷重機構6は、トッププレート3の上方に配置された押圧板8と、トッププレート3と押圧板8との間に介在された加圧手段9とを備えている。加圧手段9としては、金属酸化物を高温で熱処理して焼き固めた高温仕様に耐え得るばね、言い換えればセラミックス製の圧縮コイルばね(以下、セラミックスばねという)が用いられ、その弾撥力でトッププレート3を発電部2に押し付けることにより、各発電ユニット1のセル間の密着度を高め(常温では隙間だらけ)、接続部分での電力の伝達損失を少なくしている。なお、加圧手段として用いるばねは、上記金属酸化物のほか、非金属酸化物または非酸化物の材質も使用できる。
押圧板8は、ベースプレート4上に立設した複数本の支持部材としてのボルト10の上部に上下動自在に取り付けられ、セラミックスばね9による発電部2への荷重を調整する荷重調整手段としてのナット11によってセラミックスばね9に押し付けられている。荷重機構6によって発電部2に掛ける荷重は、ナット11を回転させて押圧板8の高さを調整しセラミックスばね9の圧縮量を変えることにより自由に調整することができる。
図7は従来の平板型SOFCモジュール7において、初期還元時に荷重機構6によりセルスタック4に120kgfの荷重を掛けた場合と、荷重機構3を取り外し荷重を掛けなかった場合の電流密度−電圧特性を示す図である。ここで、発電ユニット1の積層数は1である。これから明らかなように、初期還元時から初期通電において発電部分に掛かる荷重は、出力特性に影響を及ぼす。すなわち、初期還元から初期通電において発電部分には、発電特性を引き出すのに十分なだけの荷重を、その大きさを制御しながら掛ける必要がある。
特開2006−339035号公報
S.Sugita,H.Arai,Y.Yoshida,H.Orui,and M.Arakawa: "Anode-supported planar-type SOFC development at NTT", ECS Transactions,5(2007)491-497.
上述したような平板型SOFCモジュールにおいては、荷重機構6による発電部2に掛ける荷重の調整を、専らナット11を回転させることにより押圧板8の高さを調整しセラミックスばね9の圧縮量を変えて行うようにしている。このため、ナット11を過回転させてセラミックスばね9による発電部2に掛ける荷重を所定値以上としてしまうことにより、荷重機構6のボルト10を破断したり発電部2を破壊してしまうおそれがあるという問題があった。また、ナット11を回転させることにより発電部2に掛ける荷重を適正とする調整が煩雑かつ難しいという問題もあった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、発電部に掛ける荷重が所定値以上にならないようにするとともに発電部に掛ける荷重を適正とする調整作業を容易にしたところにある。
この目的を達成するために、本発明は、平板型固体酸化物形燃料電池セルを有する発電ユニットを複数枚積層して電気的に接続してなる発電部と、前記発電部に荷重を掛ける荷重機構と、前記荷重機構による荷重を調整する荷重調整手段と、前記発電部に所定の荷重以上の荷重が掛からないようにする荷重遮断手段とを備え、前記荷重機構は、支持部材に上下動自在に配設され前記発電部の上方に位置する押圧板と、前記押圧板と前記発電部との間に介在された加圧手段とを備え、前記荷重機構の加圧手段は、セラミックス製の圧縮コイルばねからなり、前記荷重遮断手段は、前記押圧板と前記発電部との間に介在されたストッパからなり、前記押圧板と前記ストッパとの間および前記ストッパと前記発電部との間のいずれか一方に焼き付き防止シートが介在し、前記焼き付き防止シートは、前記押圧板の下面全体または前記発電部の上面全体を覆うように配設されているものである。
本発明は、平板型固体酸化物形燃料電池セルを有する発電ユニットを複数枚積層して電気的に接続してなる発電部と、前記発電部に荷重を掛ける荷重機構と、前記荷重機構による荷重を調整する荷重調整手段と、前記発電部に所定の荷重以上の荷重が掛からないようにする荷重遮断手段とを備え、前記荷重機構は、支持部材に上下動自在に配設され前記発電部の上方に位置する押圧板と、前記押圧板と前記発電部との間に介在された加圧手段とを備え、前記荷重機構の加圧手段は、セラミックス製の圧縮コイルばねからなり、前記荷重遮断手段は、前記押圧板と前記発電部との間に介在されたストッパからなり、前記押圧板と前記ストッパとの間および前記ストッパと前記発電部との間に焼き付き防止シートが介在し、前記焼き付き防止シートは、前記押圧板の下面全体および前記発電部の上面全体を覆うように配設されているものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記ストッパは異なる高さの複数のストッパから、前記荷重機構によって前記発電部に掛ける荷重に応じた高さのストッパが選択されるものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記押圧板と前記ストッパとの間および前記ストッパと前記発電部との間の少なくともいずれか一方に介在する焼き付き防止シートからなるものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記焼き付き防止シートは、前記押圧板の下面全体および前記発電部の上面全体を覆うように配設されているものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記ストッパは焼き付かない材料によって形成されているものである。
本発明によれば、荷重遮断手段を備えているので、所定以上の荷重を掛けるおそれがないから、荷重機構を破断したり発電部を破壊するようなことがない。また、発電部に掛ける荷重を適正とする作業を容易かつ短時間で行うことができる。
前記発明のうちの一つの発明によれば、高さが異なる複数のストッパから荷重機構によって発電部に掛ける荷重に応じた高さのストッパを適宜選択することにより、発電部に適正かつ一定の荷重を掛けることができる。
前記発明のうちの一つの発明によれば、焼き付き防止シートを備えるまたはストッパ自体が焼き付き防止部材によって形成されていることにより、荷重調整手段が正常に機能するから発電部に適正な荷重を掛けることができる。
前記発明のうちの一つの発明によれば、焼き付き防止シートによってセラミックスばねの収縮量を小さくするようなことがないから、セラミックスばねによる発電部への荷重が小さくなるようなことがない。
本発明に係わる平板型SOFCモジュールの参考例を示す断面図である。 発電ユニットの分解斜視図である。 燃料極支持型の単セルの側面図である。 本発明に係わる平板型SOFCモジュールの実施の形態を示す断面図である。 本発明に係わる平板型SOFCモジュールの実施の形態と比較するための形態を示す断面図である。 従来の平板型SOFCモジュールの断面図である。 初期還元時にセルスタックに荷重を掛けた場合と掛けなかった場合における電流密度−電圧特性を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
本発明の前提となる参考例
先ず、図1ないし図3を用いて、本発明の前提となる参考例について説明する。この参考例において、上述した図6に示す従来技術において説明した同一または同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は適宜省略する。
図1において、平板型SOFCモジュール20は、発電ユニット1を複数、例えば8枚積層して電気的に直列に接続してなる発電部2と、この発電部2に鉛直方向で下方に荷重を直接掛ける荷重機構21と、これら発電部2および荷重機構21を収納する断熱容器5とを備えている。
図2および図3において、発電ユニット1は、1枚の単セル25と、複数枚のセパレータセット26と、セルホルダー27等で構成されている。
単セル25は、平板型の固体酸化物からなる電解質層28と、この電解質層28の表裏面にそれぞれ形成した空気極29および燃料極30とからなり、燃料極支持型の単セルを形成している。
セパレータセット26は、それぞれ所定形状の溝31および穴32を有する、例えば4枚の金属製のセパレータ26A〜26Dとセルホルダー27を重ね合わせることにより構成されている。これらのセパレータ26A〜26Dとセルホルダー27は、単セル25を収納する空間と、空気極29に酸化剤ガスG1を供排出するガス経路と、燃料極30に燃料ガスG2を供排出するガス経路と、単セル25から電気を取り出す経路(いずれも図示せず)を形成している。
再び図1において、荷重機構21は、ベースプレート4上に立設した複数本のボルト(支持部材)10の上部に上下動自在に配設された押圧板8と、この押圧板8とトッププレート3との間に弾装された加圧手段としての高温仕様に耐え得るセラミックスばね9と、各ボルト10の上部にそれぞれ螺合されたナット(荷重調整手段)11とを備えている。押圧板8には、ボルト10が貫通する挿通孔が形成されている。
ナット11は、押圧板8をセラミックスばね9に押し付けてその圧縮量を変えることにより荷重機構21による荷重を調整する。また、荷重機構21は、セラミックスばね9により給電部2に掛ける荷重が所定値以上にならないようにするストッパ(荷重遮断手段)35を備え、このストッパ35を備えている点で図6に示した従来の荷重機構6とは異なっている。
セラミックスばね9は、自然状態において、ストッパ35の高さ寸法より長く、押圧板8の下降によって徐々に圧縮されることにより、発電部2に荷重を掛け、押圧板8がストッパ35の上面に当接すると、それ以上の圧縮が制限される。セラミックスばね9としては、2つ用いたが、これに限らず1つであってもよく、また2つ以上であってもよい。
ストッパ35は、円柱状に形成され、トッププレート3上に設置されている。また、ストッパ35は、高さが異なる複数のストッパが予め用意されており、荷重機構21によって発電部2に掛ける荷重に応じた高さのストッパが選択的に使用される。ただし、これに限らず一定厚さ(例えば、1〜数mm)のストッパ片を発電部2に掛ける荷重に応じた枚数だけトッププレート3上に積層配置してストッパとしたり、あるいはボルトをトッププレート3上に高さ調整可能に設けてストッパとしてもよい。なお、ストッパ35の配置位置としては、セラミックスばね9の内側に限らず、外側にこれを囲むように設置されるものであってもよい。
荷重機構21によって発電部2に荷重を掛けるときは、ナット11を締め付けて押圧板8を押し下げ、ストッパ35の上面に押し付ける。これにより、セラミックスばね9は圧縮されてトッププレート3を押圧し発電部2に一定かつ適正な荷重を掛ける。荷重機構21による荷重は、ストッパ35の高さを変えることにより自由に変更することができる。換言すれば、高さが異なる複数のストッパから荷重機構21によって発電部2に掛ける荷重に応じた高さのストッパ35を適宜選択することにより、発電部2に適正かつ一定の荷重を掛けることができる。なお、この荷重は、初期還元後に長時間通常運転して発電してもボルト10等の部品が破損しない荷重とされる。
このような平板型SOFCモジュール20は、定常運転を想定する温度(800〜1000℃)に昇温した後に、アノードの還元を行ってから発電を開始する。一度還元した単セル25は、アノード側を還元雰囲気に保ち続ければ、再度酸化されることはない。すなわち、還元作業が必要なのは、最初に昇温した時のみである。アノードを還元すると、アノードの厚さが減少して単セル25が薄くなる。このため、初期の還元で、発電部2の高さは、単セル25自体の痩せや、柔らかい集電部材の潰れや、シール材(ガラス)の溶融等により低くなる。
次に、この参考例による平板型SOFCモジュール20の運転方法について説明する。平板型SOFCモジュール20の初期還元運転時には、荷重機構21によって大きな荷重を掛ける必要がある。大きな荷重を掛ける場合は、ナット11を締め付けることにより押圧板8を押し下げてストッパ35に押し付け、セラミックスばね9を圧縮させる。これにより、荷重機構21による初期還元時の荷重が発電部2に掛けられる。
初期還元運転が終了した後も大きな荷重を掛け続けると、ボルト10が破断して、発電装置を破壊するおそれがある。そのため初期還元後は、ナット11を緩め荷重機構21による荷重を調整して通常運転時と同じ荷重にし、通常運転を行なう。
この参考例による平板型SOFCモジュール20の利点について説明する。
この参考例による平板型SOFCモジュール20では、ナット11を締め付けて押圧板8を押し下げ、セラミックスばね9を圧縮してトッププレート3を押圧し発電部2に初期還元時の荷重を掛けるとき、トッププレート3がストッパ35の上面に押し付けられるため、所定値以上の荷重が発電部2に掛かるおそれがない。このため、発電部2を破壊したり、ボルト10が破断したりするようなことがない。また、荷重機構21による荷重は、ストッパ35の高さを変えることにより自由に変更することができる。
本発明の実施の形態
次に、図4および図5を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
上述した参考例のように、平板型SOFCモジュール20の発電部2に荷重を掛ける荷重機構21にストッパ35を用いた場合、ストッパ35が押圧板8またはトッププレート3に焼き付いてしまうおそれがあり、焼き付いてしまうとセラミックスばね9が機能しなくなり、荷重機構21による荷重調整が正常に機能しなくなるというおそれがあった。すなわち、この焼き付きが一旦起きると、初期還元後に発電部2への荷重を小さくしようとしても、セラミックスばね9が伸長しないので、発電部2に荷重が掛からなくなるという不都合が発生する。そこで、この実施の形態では、このような不都合を取り除くためになされたものである。
この実施の形態においては、トッププレート3とストッパ35との間およびストッパ35と押圧板8との間に800度程度の高温でも、金属に焼き付かない材質であるマイカ、アルミナ等の部材によって形成した焼き付き防止シート41,42を介在させたことに特徴を有する。このような構成とすることにより、初期還元時あるいは通常運転時に、ストッパ35と押圧板8およびストッパ35とトッププレート3との間で焼き付けが発生しないため、セラミックスばね9が正常に機能し、荷重調整が機能しなくなるというようなことがない。なお、この焼き付き防止シート41,42をストッパ35と押圧板8およびストッパ35とトッププレート3との両方の間に介在させるようにしたが、必要に応じて少なくともいずれか一方に設ければよい。
この焼き付き防止シート41はトッププレート3の上面全体を覆う外形に形成され、焼き付き防止シート42は押圧板8の下面全体を覆う外形に形成されている。このように構成されていることにより、焼き付き防止シート41,42を介在させたことによって、セラミックスばね9の収縮量が小さくなるようなことがなく、セラミックスばね9の発電部3への荷重が変わるようなことがないから、荷重調整が正常に行われる。
例えば、焼き付き防止シート41,42が図5に示すように、ストッパ35の断面と同じ外形に形成されている場合は、セラミックスばね9の収縮量が小さくなることにより、セラミックスばね9による発電部3へ掛かる荷重が小さくなるからである。したがって、同様な理由からトッププレート3とストッパ35との間およびストッパ35と押圧板8との間にペースト状の焼き付け防止剤を塗布するのも好ましくない。一方、ストッパ35自体を800度程度の高温でも、金属に焼き付かない材質で、かつストッパとしての強度を保持できる部材によって形成することにより、焼き付き防止シート41,42と同じ作用効果が得られるため、焼き付き防止シート41,42が不要になる。
なお、本実施の形態においては、燃料極30に十分な強度を持たせた燃料極支持型の単セル25を用いた例を示したが、これに限らず十分な強度を有する平板型固体電解質28の表裏面に空気極29、燃料極30をそれぞれ配置した電解質支持型の単セルまたは空気極29に十分な強度を持たせた空気極支持型の単セルを用いてもよい。
1…発電ユニット、2…発電部、3…トッププレート、4…ベースプレート、5…断熱容器、6…荷重機構、7…SOFCモジュール、8…押圧板、9…セラミックスばね(加圧手段)、10…ボルト(支持部材)、11…ナット(荷重調整手段)、20,40…平板型SOFCモジュール、21…加圧機構、25…単セル、26…セパレータセット、27…セルホルダー、28…電解質、29…空気極、30…燃料極、31…溝、32…穴、35…ストッパ(荷重遮断手段)、41,42…焼き付き防止シート。

Claims (3)

  1. 平板型固体酸化物形燃料電池セルを有する発電ユニットを複数枚積層して電気的に接続してなる発電部と、
    前記発電部に荷重を掛ける荷重機構と、
    前記荷重機構による荷重を調整する荷重調整手段と、
    前記発電部に所定の荷重以上の荷重が掛からないようにする荷重遮断手段とを備え、
    前記荷重機構は、支持部材に上下動自在に配設され前記発電部の上方に位置する押圧板と、前記押圧板と前記発電部との間に介在された加圧手段とを備え、
    前記荷重機構の加圧手段は、セラミックス製の圧縮コイルばねからなり、
    前記荷重遮断手段は、前記押圧板と前記発電部との間に介在されたストッパからなり、
    前記押圧板と前記ストッパとの間および前記ストッパと前記発電部との間のいずれか一方に焼き付き防止シートが介在し、
    前記焼き付き防止シートは、前記押圧板の下面全体または前記発電部の上面全体を覆うように配設されていることを特徴とする平板型固体酸化物形燃料電池モジュール。
  2. 平板型固体酸化物形燃料電池セルを有する発電ユニットを複数枚積層して電気的に接続してなる発電部と、
    前記発電部に荷重を掛ける荷重機構と、
    前記荷重機構による荷重を調整する荷重調整手段と、
    前記発電部に所定の荷重以上の荷重が掛からないようにする荷重遮断手段とを備え、
    前記荷重機構は、支持部材に上下動自在に配設され前記発電部の上方に位置する押圧板と、前記押圧板と前記発電部との間に介在された加圧手段とを備え、
    前記荷重機構の加圧手段は、セラミックス製の圧縮コイルばねからなり、
    前記荷重遮断手段は、前記押圧板と前記発電部との間に介在されたストッパからなり、
    前記押圧板と前記ストッパとの間および前記ストッパと前記発電部との間に焼き付き防止シートが介在し、
    前記焼き付き防止シートは、前記押圧板の下面全体および前記発電部の上面全体を覆うように配設されていることを特徴とする平板型固体酸化物形燃料電池モジュール。
  3. 請求項1または請求項2記載の平板型固体酸化物形燃料電池モジュールにおいて、
    前記ストッパは異なる高さの複数のストッパから、前記荷重機構によって前記発電部に掛ける荷重に応じた高さのストッパが選択されることを特徴とする平板型固体酸化物形燃料電池モジュール。
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