JP2015204261A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池スタックの積層方向における温度を均一化するとともに、適度な温度に維持することができる燃料電池スタックを提供すること。【解決手段】燃料電池スタック1は、燃料電池カセット7の積層方向における両方の端部に、発電に使用されて単セル17から排出された空気を溜める第1、第2ガス溜め室71、81を備えている。これにより、両ガス溜め室71、81には、発電後に単セル17から排出された(ジュール熱によって適度に加熱された)空気を溜めることができる。よって、ガス溜め室71、81は、燃料電池スタック1の積層方向における端部の温度を高めることができるとともに、燃料電池スタック1内とその積層方向の外側との間の断熱層として機能する。そのため、燃料電池スタック1の積層方向における温度を、従来より均一化できるとともに、単セル17の破損等が生じないような適度な温度に維持することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、電解質層と空気極と燃料極とを有する平板状の単セルを、厚み方向に複数積層した燃料電池スタックに関する。
従来、燃料電池として、固体電解質(固体酸化物)を用いた固体酸化物形燃料電池(以下SOFCとも記す)が知られている。
このSOFCでは、発電単位として、例えば固体電解質層の一方の側に燃料ガスに接する燃料極を設けるとともに、他方の側に酸化剤ガス(空気)と接する酸化剤極(空気極)を設けた単セルが使用されている。
更に、所望の電圧を得るために、インターコネクタ等を介して複数の単セルを積層するとともに、積層方向の端部にエンドプレートを配置した燃料電池スタック(セルスタック)が開発されている。
例えば、特許文献1には、図17(a)に例示するように、燃料電池スタック(P1)の積層方向の両端に、スタック外部から導入するガス(例えば空気:O)を溜める室(P2)を設け、この構造によって各単セル(P3)に対して積層方向の両側から圧力を加えて、各単セル間等の導電性を確保する技術が開示されている。
また、上述したエンドプレートを積層方向の端部に配置した燃料電池スタックにおいては、エンドプレートからの放熱量が大きく、燃料電池スタックの端部の温度が低下して、燃料電池スタックの出力特性が低下するので、その対策も提案されている。なお、温度が低いと、単セルの内部抵抗が大きくなるので、出力が低下する。
具体的には、特許文献2には、図17(b)に例示するように、燃料電池スタック(P4)の積層方向における端部に、各単セル(P5)で使用されなかった残余の酸化剤ガスと燃料ガスとを燃焼させる排ガス燃焼器(P6)を配置し、燃料電池スタックの端部の温度を上昇させる技術が開示されている。
WO2010/038869 A1号公報 特開2009−99267号公報
しかしながら、上述した従来技術では、燃料電池スタックの積層方向における温度を均一にするとともに、適度な温度に保つことは容易ではなかった。
例えば、前記引用文献1に記載の技術の場合は、燃料電池スタックの積層方向における端部に、外部より冷たいガス(空気)を導入する構造であるので、燃料電池スタックの積層方向における温度を一定に保つのは容易ではなかった。そのため、燃料電池スタックの出力特性が低下する恐れがあった。
一方、前記引用文献2に記載の技術では、加熱源である排ガス燃焼器では、各単セルにおいて発電の際のジュール熱にて発生する熱量に比べて非常に大きな熱量を発生するので、燃料電池スタックの端部側を局所的に加熱し過ぎてしまって、燃料電池スタックに熱歪みが発生することがあった。
この熱歪みが発生すると、単セルにおける割れ(セル割れ)が発生し易くなり、信頼性が低下するという問題があった。
このように、従来技術では、燃料電池スタックの積層方向における温度を、発電に好適な温度に均一化するとともに、単セルの破損等が生じないような適度な温度に維持することは容易ではなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、燃料電池スタックの積層方向における温度を均一化するとともに、適度な温度に維持することができる燃料電池スタックを提供することを目的とする。
(1)本発明は、第1態様として、電解質層と、該電解質層を間に挟むように配置された空気極及び燃料極とを有し、酸化剤ガス及び燃料ガスを用いて発電する平板状の単セルが、該単セルの厚み方向に沿って複数個積層された燃料電池スタックにおいて、前記燃料電池スタックの積層方向における少なくとも一方の端部に、前記発電に使用されて前記単セルから排出された前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスのうち少なくとも一方のガスを溜めるガス溜め室を備えたことを特徴とする。
本第1態様では、燃料電池スタックの積層方向における少なくとも一方の端部に、発電に使用されて単セルから排出された酸化剤ガス及び燃料ガスのうち少なくとも一方のガスを溜めるガス溜め室を備えている。
これにより、ガス溜め室には、発電後に単セルから排出された酸化剤ガスや燃料ガス、即ち発電に伴うジュール熱によって適度に加熱された酸化剤ガスや燃料ガスを溜めることができる。
その結果、このガス溜め室によって、燃料電池スタックの積層方向における端部の温度を高めることができ、しかも、ガス溜め室が、燃料電池スタック内とその積層方向の外側との間の断熱層として機能するので、燃料電池スタックの積層方向における温度を、従来より均一化できるとともに、単セルの破損等が生じないような適度な温度に維持することができる。例えば、燃料電池スタック内を、単セル自身がジュール熱にて発熱するような適度な温度に維持して保温することができる。
このように、本第1態様では、燃料電池スタック内の温度を適度な温度に保持することができるので、高い発電効率を実現できるとともに、単セルの熱歪みによる破損(セル割れ)を抑制できるという顕著な効果を奏する。
(2)本発明は、第2態様として、前記燃料電池スタックの積層方向における両方の端部に、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスのうち少なくとも一方のガスを溜める前記ガス溜め室を備えたことを特徴とする。
本第2態様では、燃料電池スタックの積層方向における両方の端部に、酸化剤ガスや燃料ガスを溜めるガス溜め室を備えているので、燃料電池スタックの積層方向における中心部と両側の端部との温度差を小さくすることができるとともに、熱歪みによるセル割れを抑制できる。
(3)本発明は、第3態様として、前記燃料電池スタックの積層方向における両方の端部の前記ガス溜め室のうち、一方のガス溜め室に前記酸化剤ガスを溜め、他方のガス溜め室に前記燃料ガスを溜める構成を有することを特徴とする。
本第3態様ではでは、燃料電池スタックの積層方向の一方のガス溜め室に酸化剤ガスを溜め、他方のガス溜め室に燃料ガスを溜めるので、酸化剤ガス及び燃料ガスの有効利用ができるとともに、従って設計の自由度が高まるという利点がある。
(4)本発明は、第4態様として、前記ガス溜め室は、一部に開口部を有する周囲が閉ざされた空間であるとともに、前記開口部は、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスのうち少なくとも一方のガスが供給されるガス供給路にのみ開口するように形成されていることを特徴とする。
本第4態様では、ガス溜め室は、酸化剤ガスや燃料ガスが供給されるガス供給路にのみ開口する開口部を有しているので、好適に酸化剤ガスや燃料ガスを溜めることができるとともに、各ガス供給路から各ガスを効率的に導入することができる。
なお、酸化剤ガスをガス溜め室に導入する場合には、酸化剤ガスは、酸化剤ガスのガス供給路から、当該ガス供給路に開口する開口部を介して、ガス溜め室に導入される。一方、燃料ガスをガス溜め室に導入する場合には、燃料ガスは、燃料ガスのガス供給路から、当該ガス供給路に開口する開口部を介して、ガス溜め室に導入される。
(5)本発明は、第5態様として、前記ガス溜め室は、一部に開口部を有する周囲が閉ざされた空間であるとともに、前記開口部は、前記ガスが供給されるガス供給路に1箇所開口するように形成されていることを特徴とする。
本第5態様では、ガス溜め室では、開口部は、ガス(即ち酸化剤ガス又は燃料ガス)が供給されるガス供給路に1箇所開口するように形成されているので、ガスが外部に流出しにくく、よって、ガスをガス溜め室内に好適に溜めることができる。
(6)本発明は、第6態様として、前記燃料電池スタックの積層方向における少なくとも一方の端部に、板状の部材であるエンドプレートを備えるとともに、前記ガス溜め室は、前記エンドプレートと、前記燃料電池スタックの積層方向における少なくとも一方の最も端部側に配置された前記単セルと、の間に設けられたことを特徴とする。
燃料電池スタックの積層方向における端部に、エンドプレートが設けられている場合には、エンドプレートを介して熱の流出が大きいが、本第6態様では、エンドプレートと(最外側の)単セルとの間にガス溜め室が配置されているので、燃料電池スタック内の温度をより均一に保つことができる。
なお、以下に、本発明の構成について説明する。
・前記燃料ガスとは、燃料となる還元剤(例えば水素)を含むガスを示し、酸化剤ガスとは、酸化剤(例えば酸素)を含むガス(例えば空気)を示している。
なお、単セル(従って燃料電池スタック)を用いて発電を行う場合、燃料極側には燃料ガスを導入し、空気極側には酸化剤ガスを導入する。
・前記燃料電池スタックとしては、例えば、ZrO2系セラミックなどを電解質とする固体酸化物形燃料電池(SOFC)、Li−Na/K系炭酸塩を電解質とする溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、リン酸を電解質とするリン酸形燃料電池(PAFC)などの燃料電池スタックが挙げられる。
・なお、単セルで発電された電気は、例えば集電体及びインターコネクタを介して外部に取り出すことができる。この場合、インターコネクタと集電体とは、別部材で構成しても、一体の部材として構成してもよい。
実施例1の燃料電池スタックの斜視図である。 燃料電池スタックの燃料電池カセットを積層方向に破断して示す断面図である。 燃料電池スタックの上端の燃料電池カセット及び第1ガス溜め室を分解して示す斜視図である。 燃料電池スタックの下端の燃料電池カセット及び第2ガス溜め室を分解して示す斜視図である。 燃料電池スタックを空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例1の燃料電池スタックの変形例を示し、(a)は燃料電池スタックの上端側の燃料電池カセット及び第1ガス溜め室を空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図、(b)は燃料電池スタックの下端側の燃料電池カセット及び第2ガス溜め室を空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例2の燃料電池スタックを燃料ガスの流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例3の燃料電池スタックを空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例4の燃料電池スタックの斜視図である。 実施例4の燃料電池スタックを空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例4の燃料電池スタックを燃料ガスの流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例5の燃料電池スタックを空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例6の燃料電池スタックを積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例7の燃料電池スタックの平面図である。 実施例7の燃料電池スタックを空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 実施例8の燃料電池スタックを空気の流路に沿って積層方向に破断して、その一部を示す説明図である。 従来技術の説明図である。
以下、本発明が適用された燃料電池スタックとして、固体酸化物形燃料電池スタックを例に挙げて説明する。
a)まず、本実施例の燃料電池スタックの概略構成について説明する。
図1に示す様に、本実施例の固体酸化物形燃料電池スタック(以下固体酸化物形を省略する)1は、燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば空気、詳しくは空気中の酸素)との供給を受けて発電を行う装置である。なお、図面においては、酸化剤ガスは「O」で示し、燃料ガスは「F」で示す。また、「IN」はガスが導入されることを示し、「OUT」はガスが排出されることを示す(以下同様)。
この燃料電池スタック1は、図1の上下方向の両端に配置されたエンドプレート3、5と、その間に配置された層状の複数(例えば25段)の燃料電池のセル部7(以下燃料電池カセットと記す)とが積層されたものである。
なお、燃料電池カセット7は、燃料ガスと空気との供給を受けて発電する発電単位であり、以下では、燃料電池カセット7のみの積層部分をスタック本体2と称する。
エンドプレート3、5及び各燃料電池カセット7には、それらを積層方向(図1の上下方向)に貫く複数(例えば8個)の貫通孔9が設けられ、その貫通孔9に配置された各ボルト11(11a〜11h)とボルト11に螺合するナット13とによって、エンドプレート3、5と各燃料電池カセット7とが一体に固定されている。
また、ボルト11のうちの特定(4本)のボルト11b、11d、11f、11hには、図2に示すように、軸方向に沿って、空気又は燃料ガスが流れる内部流路14が形成されており、この内部流路14と、各ボルト11b、11d、11f、11hが挿通される各貫通孔9とは、各ガスの通過が可能な連通孔15により連通している。
更に、各燃料電池カセット7には、その厚み方向の中央部分に、板状の単セル17が配置されており、単セル17の一方の側(図2上方)に、空気が流れる空気流路19(図2では矢印で空気の流れを示している)が設けられているとともに、単セル17の他方の側(図2下方)に、燃料ガスが流れる燃料流路21が設けられている。なお、燃料流路21は、紙面と垂直方向の流路である。
このうち、単セル17は、いわゆる燃料極支持膜形タイプの構造を有しており、薄膜の固体電解質層23と、その一方の側(図2上方)に形成された薄膜の空気極層(カソード)25と、他方の側(図2下方)に形成された燃料極層(アノード)27とを備えている。
従って、空気又は燃料ガスは、外部から、空気又は燃料ガスの供給用の各ボルト11h、11fの内部流路14及び各貫通孔9を介して、各燃料電池カセット7の各空気流路19又は各燃料流路21に供給され、更に、発電後の空気又は燃料ガスは、各空気流路19又は各燃料流路21から、発電後の空気又は燃料ガスの排出用の各ボルト11d、11bが挿通される各貫通孔9及び各ボルト11d、11bの内部流路14を介して、燃料電池スタック1外に排出される。
b)次に、燃料電池カセット7及びガス溜め室51、61の構成について、詳しく説明する。
図3及び図4に示すように、燃料電池カセット7は、金属製のインターコネクタ31と、空気極絶縁フレーム33と、(単セル17が接合された)金属製のセパレータ35と、金属製の燃料極フレーム37と、燃料極絶縁フレーム39と、金属製のインターコネクタ41等が積層されものである。
また、空気極絶縁フレーム33の枠内の空気流路19には、空気極側集電体43が配置され、燃料極絶縁フレーム39の枠内の燃料流路21には、燃料極側集電体45が配置されている。
特に、本実施例1では、図3に示すように、燃料電池カセット7のうち、積層方向における一方の端部(図1上方)の燃料電池カセット7には、その上端(外側の端面)に、後述する第1ガス溜め室51を構成するために、金属製のガス溜め室フレーム53とガス溜め室フレーム53の上方を覆う前記エンドプレート3とが配置されている。
同様に、図4に示すように、燃料電池カセット7のうち、積層方向における他方の端部(図1下方)の燃料電池カセット7には、その下端(外側の端面)に、後述する第2ガス溜め室61を構成するために、同様に、金属製のガス溜め室フレーム63とガス溜め室フレーム63の下方を覆う前記エンドプレート5とが配置されている。
ここで、エンドプレート3、5は、積層される燃料電池カセット7を押圧して保持するとともに、各ガス溜め室51、61の蓋となる板材であり、燃料電池カセット7からの電流の出力端子でもある。なお、エンドプレート3、5は、導電性を有する板材(例えばステンレス鋼等の金属板)からなる。
以下、各構成について、更に詳しく説明する。
まず、前記図2に記載の単セル17を構成する前記空気極層25、固体電解質層23、燃料極層27について説明する。
空気極層25としては、La、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe、Mnを含有する複合酸化物(La1−xSrxCoO3系複合酸化物、La1-xSrxFeO3系複合酸化物、La1-xSrxCo1-yFey3系複合酸化物、La1-xSrxMnO3系複合酸化物、Pr1-xBaxCoO3系複合酸化物、Sm1-xSrxCoO3系複合酸化物)などを使用できる。
固体電解質層23としては、ジルコニア系、セリア系、ペロブスカイト系の電解質材料が挙げられる。ジルコニア系材料では、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、及びカルシア安定化ジルコニア(CaSZ)を挙げることができ、一般的には、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)が使用される例が多い。セリア系材料では、いわゆる希土類元素添加セリアが、ペロブスカイト系材料では、ランタン元素を含有するペロブスカイト型複酸化物が使われる。
燃料極層27としては、金属が好ましく、Ni及びNiとセラミックとのサーメットやNi基合金を使用できる。
また、前記図3及び図4に示すように、インターコネクタ31、41は、導電性を有する板材(例えばステンレス鋼等の金属板)からなる。このインターコネクタ31、41は、単セル17間の導通を確保し、且つ、単セル17間(従って燃料電池カセット7間)でのガスの混合を防止するものである。
空気極絶縁フレーム33は、四角枠状の部材であり、軟質マイカ、バーミキュライト、MgO、Al23などからなる絶縁板である。この空気極絶縁フレーム33には、(平面視で)その中央部に開口部33aが形成されている。また、空気極絶縁フレーム33の対向する一対の貫通孔9(9d、9h)には、それぞれ長尺の連通孔33bが連通するように設けられ、更に、各連通孔33bと開口部33aとを連通するように、ガスが通過する部分(連通部)として、複数の溝33cが設けられている。
空気極側集電体43は、柱状の部材が平行に配置された例えばステンレスからなる部材であり、前記空気極絶縁フレーム33の開口部33a内にて、一対の貫通孔9(9h、9d)の配置方向に沿って配置されている。
セパレータ35は、四角枠状の導電性を有する板材(例えばステンレス鋼等の金属板)からなり、自身の内周が、単セル17の固体電解質層23の外周縁部にろう付け接合されている。この単セル17が接合されたセパレータ35により、燃料電池カセット7の内部において、空気と燃料ガスとが混合しないように、空気流路19と燃料流路21とが分離されている。
燃料極フレーム37は、耐熱性を有するステンレス等からなる四角枠状の部材である。
燃料極絶縁フレーム39は、空気極絶縁フレーム33と同様に、四角枠状の部材であり、軟質マイカ、バーミキュライト、MgO、Al23などからなる絶縁板である。この燃料極絶縁フレーム39には、空気極絶縁フレーム33と同様に、中央部の開口部39aと、(貫通孔9と連通する長尺の)各連通孔39bと、各連通孔39bと開口部39aとを連通する各溝39cが設けられている。
燃料極側集電体45は、公知の格子状の部材(例えば特開2013−56042号公報に記載の集電部材19参照)であり、芯材である格子状のスペーサ(軟質マイカ、バーミキュライト、MgO、Al23などからなる絶縁性のスペーサ)51と、スペーサ51に取り付けられた金属板の導電部材53(図2参照)とから構成されている。
また、図3に示すガス溜め室フレーム53は、四角枠状の部材であり、導電性を有する例えばステンレスから構成されている。
このガス溜め室フレーム53には、(平面視で)中央部に正方形の開口部53aが設けられているとともに、空気流路19から(発電後の、発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気が排出される貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)と開口部53aとが連通するように、連通部53bが設けられている。
また、前記エンドプレート3は、このガス溜め室フレーム53の開口部53aを、同図上側から塞ぐように配置されている。
これにより、ガス溜め室フレーム53と、その積層方向の両側に配置されたエンドプレート3及びインターコネクタ31とによって、貫通孔9dのみに1箇所開口する密閉された第1ガス溜め室51が形成される。
同様に、図4に示すガス溜め室フレーム63は、四角枠状の部材であり、導電性を有する例えばステンレスから構成されている。
このガス溜め室フレーム63には、(平面視で)中央部に正方形の開口部63aが設けられているとともに、空気流路19から(発電後の、発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気が排出される貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)と開口部63aとが連通するように、連通部63bが設けられている。
また、前記エンドプレート5は、このガス溜め室フレーム63の開口部63bを、同図下側から塞ぐように配置されている。
これにより、ガス溜め室フレーム63と、その積層方向の両側に配置されたエンドプレート5及びインターコネクタ41とによって、貫通孔9dのみに開口する密閉された第2ガス溜め室61が形成される。
c)次に、燃料電池スタック1の製造方法について、簡単に説明する。
まず、例えばSUS430からなる板材を打ち抜いて、インターコネクタ31、41、燃料極フレーム37、セパレータ35、ガス溜め室フレーム53、63、エンドプレート3、5を製造した。
また、単セル17を、定法に従って製造した。具体的には、燃料極層27及び固体電解質層23のグリーンシート積層体を焼成し、その上に空気極層25の材料を印刷した。なお、単セル17は、セパレータ35にろう付けして固定した。
更に、周知の絶縁性の材料からなる絶縁板に対して、パンチング加工や溝加工などによって、前記図3、図4に示す枠形状の空気極絶縁フレーム33と燃料極絶縁フレーム39を作製した。
そして、上述したインターコネクタ31、41、空気極絶縁フレーム33、単セル17をろう付けしたセパレータ35、燃料極フレーム37、燃料極絶縁フレーム39等を積層して、各燃料電池カセット7を組み付けるとともに、その積層方向の両方の端部に、ガス溜め室フレーム53、63、エンドプレート3、5を積層して、積層体を構成した。
そして、この積層体の貫通孔9にボルト11を嵌め込むとともに、各ボルト11にナット13を螺合させて締め付けて、積層体を押圧して一体化して固定し、燃料電池スタック1を完成した。
d)次に、本実施例1におけるガスの流路について、図5等に基づいて説明する。
<空気の流路>
図5に示す様に、空気は、燃料電池スタック1の外部から、ボルト11hの内部流路14を介して、燃料電池スタック1の貫通孔9(即ち空気供給用の貫通孔9h)に導入され、各燃料電池カセット7の空気流路19に分配して供給される。
そして、各空気流路19内にて発電に使用された残余の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気は、同図の矢印方向に流れて、各空気流路19から前記貫通孔9hと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)に導入される。
この貫通孔9dに導入された発電後の空気は、貫通孔9dにおける積層方向の両側(図5上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の空気は、連通部71を介して、燃料電池スタック1の上部の第1ガス溜め室51内に供給される。一方、下方に導かれた発電後の空気は、連通部73を介して、燃料電池スタック1の下部の第2ガス溜め室61内に供給される。なお、貫通孔9dに充満した発電後の空気は、ボルト11dの内部流路14を介して、燃料電池スタック1外に排出される。
<燃料ガスの流路>
燃料ガスの流路は、従来と同様であり、前記図3及び図4に示すように、燃料電池スタック1の外部から、ボルト11fの内部流路14を介して、燃料電池スタック1の貫通孔9(即ち燃料供給用の貫通孔9f)に導入された燃料ガスは、各燃料電池カセット7の燃料流路21に分配して供給される。
そして、各燃料流路21内にて発電に使用された残余の燃料ガスは、各燃料流路21から前記貫通孔9fと反対側の貫通孔9(即ち燃料排出用の貫通孔9b)に導入される。
この貫通孔9bに導入された発電後の燃料ガスは、ボルト11bの内部流路14を介して、燃料電池スタック1外に排出される。
e)本実施例1の効果について説明する。
本実施例1では、燃料電池スタック1の積層方向における両方の端部に、発電に使用されて単セル17から排出された空気を溜める第1、第2ガス溜め室51、61を備えている。
これにより、両ガス溜め室51、61には、発電後に単セル17から排出された空気、即ち発電に伴うジュール熱によって適度に加熱された空気を溜めることができる。その結果、この両ガス溜め室51、61により、燃料電池スタック1の積層方向における端部の温度を高めることができ、しかも、両ガス溜め室51、61は、燃料電池スタック1内とその積層方向の外側との間の断熱層として機能する。
そのため、燃料電池スタック1の積層方向における温度を、従来より均一化できるとともに、単セル17の破損等が生じないような適度な温度に維持することができる。例えば、燃料電池スタック1内を、単セル17自身がジュール熱にて発熱するような適度な温度に維持して保温することができる。
このように、本実施例1では、燃料電池スタック1内の温度を適度な温度に保持することができるので、高い発電効率を実現できるとともに、単セル17の熱歪みによる破損(セル割れ)を抑制できるという顕著な効果を奏する。
また、本実施例1では、両ガス溜め室51、61は、発電後の空気が供給される貫通孔9dに1箇所のみ開口しているので、空気が外に流出ににくく、好適に空気を溜めることができるとともに、貫通孔9dから空気を効率的に導入することができる。
更に、本実施例1では、エンドプレート3、5と(最外側の)燃料電池カセット7との間に各ガス溜め室51、61が配置されているので、エンドプレート3、5から熱が放出されにくく、燃料電池スタック1内の温度をより均一に保つことができる。
f)その他
・例えば、第1、第2ガス溜め室51、61の内部は、空洞であってもよいが、燃料電池スタック1の積層方向における導電性を高めるために、集電体を配置してよい。
例えば図6(a)に示すように、第1ガス溜め室51内に、前記燃料極側集電体45と同様な構造の集電体91を配置してもよい。なお、第2ガス溜め室61内に、同様な集電体91を配置してもよい。
或いは、図6(b)に示すように、燃料電池スタック1の下端のインターコネクタ41の表面(第2ガス溜め室61側の表面)から、内側(同図下方)に向かって突出して、相手側のエンドプレート5に接触する凸部93を設けてもよい。なお、逆に、エンドプレート5に、インターコネクタ41側に突出する同様な凸部を設けてよい。
また、前記第1ガス溜め室51側に、前記第2ガス溜め室61側に形成したような凸部を設けてもよい。
・また、燃料電池スタック1に対して空気や燃料ガスを供給する側、或いは、燃料電池スタック1から空気や燃料ガスを排出する側は、燃料電池スタック1の積層方向におけるどちら側に(例えば図1、図5における上方又は下方に)設定してもよい。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
なお、実施例1と同様な構成には、同様な番号を付して説明する。
図7に示すように、本実施例2の燃料電池スタック101は、第1、第2ガス溜め室103、105に、空気ではなく燃料ガスを溜めるものである。以下、詳細に説明する。
本実施例2の燃料電池スタック101では、燃料ガスは、図7にて破線の矢印で示すように、燃料電池スタック101の外部から、ボルト11fの内部流路14を介して、燃料電池スタック101の貫通孔9(即ち燃料供給用の貫通孔9f)に導入され、その後、各燃料電池カセット7の燃料流路21に分配して供給される。
そして、各燃料流路21内にて発電に使用された残余の燃料ガスは、同図の破線の矢印方向に流れて、各燃料流路21から前記貫通孔9fと反対側の貫通孔9(即ち燃料排出用の貫通孔9b)に導入される。
この貫通孔9bに導入された発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)燃料ガスは、貫通孔9bにおける積層方向の両側(同図上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の燃料ガスは、連通部107を介して、燃料電池スタック101の上部の第1ガス溜め室103内に供給されるとともに、ボルト11bの内部流路14を介して、燃料電池スタック101外に排出される。
一方、下方に導かれた発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)燃料ガスは、連通部109を介して、燃料電池スタック101の下部の第2ガス溜め室105内に供給される。
なお、空気については、図示しないが、ボルト11hの内部流路14及び貫通孔9hを介して、燃料電池スタック101に導入され、各燃料電池カセット5の空気流路19から、貫通孔9d及びボルト11dの内部流路14を介して、燃料電池スタック101外に排出される。
本実施例2においても、前記実施例1と同様な効果を奏する。
次に、実施例3について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
なお、実施例1と同様な構成には、同様な番号を付して説明する。
図8に示すように、本実施例3の燃料電池スタック111は、上述した積層方向の一方にガス溜め室113を備えるとともに、他方に排ガス燃焼器115を備えたものである。以下、詳細に説明する。
a)まず、本実施例3の燃料電池スタック111の構成について説明する。
図8に示すように、本実施例3の燃料電池スタック111では、(燃料電池カセット7が積層されてなる)燃料電池スタック本体112の下端に、板状の排ガス燃焼器115が積層されており、前記ボルト11及びナット13によって、燃料電池スタック本体112と排ガス燃焼器115とが一体に固定されている。
この排ガス燃焼器115内には、例えばNi等の燃焼用の触媒117が充填されており、排ガス燃焼器115に発電後の空気と燃料ガスとが導入されるように各流路119(燃料ガスの流路は図示せず)が形成されている。
また、空気排出用のボルト11dが挿通される貫通孔9dは、前記実施例1とは異なり、下方に開口することなくナット13によって閉ざされている。
更に、本実施例3では、図9に示すように、空気や燃料ガスの流路として用いられるボルト11b、11d、11f、11hとは異なる別のボルト11g及びその貫通孔9gは、排ガス燃焼器115から排出される燃焼後のガス(排ガス)の流路として用いられ、同図の下方より排ガスが排出されるように構成されている。
b)次に、本実施例3における空気の流路について説明する。
前記図8に示すように、本実施例3の燃料電池スタック111では、空気は、図8にて矢印で示すように、燃料電池スタック111の外部から、ボルト11hの内部流路14を介して、燃料電池スタック111の貫通孔9(即ち空気供給用の貫通孔9h)に導入され、その後、各燃料電池カセット7の空気流路19に分配して供給される。
そして、各空気流路19内にて発電に使用された残余の空気は、同図の矢印方向に流れて、各空気流路19から前記貫通孔9hと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)に導入される。
この貫通孔9dに導入された発電後の空気は、貫通孔9dにおける積層方向の両側(同図上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気は、連通部116を介して、燃料電池スタック111の上部のガス溜め室113内に供給される。一方、下方に導かれた発電後の空気は、流路119を介して、排ガス燃焼器115に導入される。
一方、燃料ガスについては、図示しないが、燃料電池スタック111の外部から、ボルト11fの内部流路14を介して、燃料電池スタック111の貫通孔9(即ち燃料供給用の貫通孔9f)に導入され、その後、各燃料電池カセット7の燃料流路21に分配して供給される。
次に、各燃料流路21内にて発電に使用された残余の燃料ガスは、各燃料流路21から前記貫通孔9fと反対側の貫通孔9(即ち燃料排出用の貫通孔9b)に導入される。
この貫通孔9bに導入された発電後の燃料ガスは、貫通孔9bにおける積層方向の一方(同図下方向)に導かれ、排ガス燃焼器115に導入される。
そして、排ガス燃焼器115内に導入された空気と燃料ガスとが燃焼することにより、燃料電池スタック111が加熱される。
c)本実施例3においても、ガス溜め室113が配置された側では、前記実施例1と同様な効果を奏する。また、燃料電池スタック111の下端側が冷えやすい構造の場合には、排ガス燃焼器115によって、下端側を好適に加熱することができる。
なお、本実施例3において、前記実施例2と同様に、空気をガス溜め室113に溜めるのではなく、燃料ガスを溜めるような構成としてもよい。
次に、実施例4について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
なお、実施例1と同様な構成には、同様な番号を付して説明する。
図10に示すように、本実施例4の燃料電池スタック121は、前記積層方向の一方の第1ガス溜め室123に空気を溜めるとともに、他方の第2ガス溜め室125に燃料ガスを溜めるものである。以下、詳細に説明する。
<空気の流路>
本実施例4の燃料電池スタック121では、空気は、図10にて矢印で示すように、燃料電池スタック121の外部から、ボルト11hの内部流路14を介して、燃料電池スタック101の貫通孔9(即ち空気供給用の貫通孔9h)に導入され、その後、各燃料電池カセット7の空気流路19に分配して供給される。
そして、各空気流路19内にて発電に使用された残余の空気は、同図の矢印方向に流れて、各空気流路19から前記貫通孔9hと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)に導入される。
この貫通孔9dに導入された発電後の空気は、貫通孔9dにおける積層方向の両側(同図上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気は、連通部127を介して、燃料電池スタック121の上部の第1ガス溜め室123内に供給される。一方、下方に導かれた発電後の空気は、ボルト11dの内部流路14を介して、燃料電池スタック121外に排出される。
<燃料ガスの流路>
図11に示すように、燃料ガスは、破線の矢印で示すように、燃料電池スタック121の外部から、ボルト11fの内部流路14を介して、燃料電池スタック121の貫通孔9(即ち燃料供給用の貫通孔9f)に導入され、その後、各燃料電池カセット7の燃料流路21に分配して供給される。
そして、各燃料流路21内にて発電に使用された残余の燃料ガスは、同図の破線の矢印方向に流れて、各燃料流路21から前記貫通孔9fと反対側の貫通孔9(即ち燃料排出用の貫通孔9b)に導入される。
この貫通孔9bに導入された発電後の燃料ガスは、貫通孔9bにおける積層方向の両側(同図上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の燃料ガスは、ボルト11bの内部流路14を介して、燃料電池スタック121外に排出される。
一方、下方に導かれた発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)燃料ガスは、連通部129を介して、燃料電池スタック121の下部の第2ガス溜め室125に供給される。
本実施例2においても、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、設計の自由度が高いという利点がある。
次に、実施例5について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
なお、実施例1と同様な構成には、同様な番号を付して説明する。
図12に示すように、本実施例5の燃料電池スタック131は、前記積層方向の一方(図12の上方)にのみ、空気を溜めるガス溜め室133を備えたものである。以下、詳細に説明する。
本実施例5の燃料電池スタック131では、空気は、図12にて矢印で示すように、燃料電池スタック131の外部から、ボルト11hの内部流路14を介して、燃料電池スタック131の貫通孔9(即ち空気供給用の貫通孔9h)に導入され、その後、各燃料電池カセット7の空気流路19に分配して供給される。
そして、各空気流路19内にて発電に使用された残余の空気は、同図の矢印方向に流れて、各空気流路19から前記貫通孔9hと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)に導入される。
この貫通孔9dに導入された発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気は、貫通孔9dにおける積層方向の両側(同図上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の空気は、連通部135を介して、燃料電池スタック131の上部のガス溜め室133内に供給される。
一方、下方に導かれた発電後の空気は、ボルト11dの内部流路14を介して、燃料電池スタック131外に排出される。
また、燃料ガスについては、図示しないが、燃料電池スタック131の外部から、ボルト11fの内部流路14を介して、燃料電池スタック111の貫通孔9(即ち燃料供給用の貫通孔9f)に導入され、その後、各燃料電池カセット7の燃料流路21に分配して供給される。
そして、各燃料流路21内にて発電に使用された残余の燃料ガスは、各燃料流路21から前記貫通孔9fと反対側の貫通孔9(即ち燃料排出用の貫通孔9b)に導入される。
この貫通孔9bに導入された発電後の燃料ガスは、貫通孔9bにおける積層方向の一方(同図上方向)に導かれ、ボルト11bの内部流路14を介して、燃料電池スタック131外に排出される。
本実施例5においても、ガス溜め室133が配置された側では、前記実施例1と同様な効果を奏する。
なお、本実施例5において、前記実施例2と同様に、燃料ガスをガス溜め室133に溜めるような構成としてもよい。
次に、実施例6について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
なお、実施例1と同様な構成には、同様な番号を付して説明する。
図13に示すように、本実施例3の燃料電池スタック141では、複数の燃料電池カセット7は、前記実施例1と同様に、空気極層25と固体電解質層23と燃料極層27とからなる単セル17と、単セル17に接合された四角枠状の金属製のセパレータ35とを備えている。
また、空気極層25の(同図の)上方には、板状の金属製のインターコネクタ143が配置されており、その下方より突出する凸部145と空気極層25とが接触している。
このインターコネクタ143は、その周囲が金属製の四角枠状の(インターコネクタ143より板厚が小さな)集電セパレータ147に接合されており、集電セパレータ147及びインターコネクタ143によって、インターコネクタ143の上下の流路(従って燃料電池カセット7間)が分離されている。
更に、燃料極層27の(同図の)下方には、前記実施例1の燃料極側集電体45と同様な構造の(絶縁板と金属板からなる)燃料極側集電体149が配置されている。
また、(空気流路19に対応する)集電セパレータ147とセパレータ35との間には、四角枠状の絶縁板からなるフレーム151が配置され、(燃料流路21に対応する)セパレータ35と集電セパレータ147との間には、四角枠状の金属からなるフレーム153が配置されている。
特に本実施例6では、同図の最上段の燃料電池カセット7とエンドプレート3との間に、(フレーム153と同様な)四角枠状の金属製のスペーサ154を配置することにより、発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気を溜める第1ガス溜め室155が設けられている。なお、図示しないが、スペーサ154には、第1ガス溜め室155と発電後の空気排出用の貫通孔9とを連通する連通部が設けられている。
この第1ガス溜め室155内には、エンドプレート3と(集電セパレータ147が接合された)インターコネクタ143とが接触して導通するように、前記燃料極側集電体149が配置されている。
同様に、同図の最下段の燃料電池カセット7とエンドプレート5との間に、(フレーム151と同様な)四角枠状の絶縁板からなるスペーサ156を配置することにより、発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気を溜める第2ガス溜め室157が設けられている。なお、図示しないが、スペーサ156には、第2ガス溜め室157と発電後の空気排出用の貫通孔9とを連通する連通部が設けられている。
この第2ガス溜め室157内には、エンドプレート5と燃料極側集電体149とが接触して導通するように、前記(集電セパレータ147が接合された)インターコネクタ143が配置されている。
本実施例6においても、前記実施例1と同様に、第1、第2ガス溜め室155、157に、発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気が導入されるので、前記実施例1と同様な効果を奏する。
さらに、本実施例6では、インターコネクタ143は、板厚が小さな(薄い)集電セパレータ147に接合されているため、燃料電池カセット7の側面方向への放熱が低減される。すなわち、積層方向だけでなく、側面方向に熱が放出されにくくなるため、燃料電池カセット7内の温度を、より均一に保つことができる。
なお、前記実施例2と同様に、第1、第2ガス溜め室155、157に、発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)燃料ガスを導入してもよい。
また、前記実施例3と同様に、第1ガス溜め室155に空気を導入するとともに、第2ガス溜め室157に燃料ガスを導入してもよい。或いは、その逆に、第1ガス溜め室155に燃料ガスを導入するとともに、第2ガス溜め室157に空気を導入してもよい。
なお、図13では、各ガスの供給経路である貫通孔から各空気流路19や各燃料流路21にガスを供給する連通路である連通部、各空気流路19や各燃料流路21から各ガスの排出経路である貫通孔にガスを排出する連通部、各ガスの排出経路から第1、第2ガス溜め室155、157にガスを供給する連通部は省略してあるが、前記実施例1〜3等と同様に、各ガスの流通が可能なように、適宜(各ガスの供給側の貫通孔に開口する)連通部を設ければよい。
次に、実施例7について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
なお、実施例1と同様な構成には、同様な番号を付して説明する。
本実施例7の燃料電池スタックは、空気の流路についてシリアルフロー構造を有しており、最初の発電後の空気をガス溜め室に導入するものである。
a)まず、本実施例7の燃料電池スタックの構造について説明する。
図14及び図15に示すように、本実施例7の燃料電池スタック161では、空気を、前記積層方向における上方(図14では手前、図15では上方)より導入して、下方より排出し、燃料ガスは、上方より導入して、上方より排出するように構成されている。
また、図15に示すように、燃料電池スタック161は、例えば8段の燃料電池カセット163から構成されており、そのうち上部の4段が(空気のシリアルフローの上流側である)上部ブロック165であり、下部の4段が(空気のシリアルフローの下流側である)下部ブロック167である。
更に、上部ブロック165の上方に、エンドプレート3と挟まれるように、(発電後の空気が溜められる)第1ガス溜め室169が設けられ、一方、下部ブロック167の下方に、エンドプレート5と挟まれるように、(発電後の空気が溜められる)第2ガス溜め室171が設けられている。
なお、本実施例7では、燃料極集電体173は、通気性を有するメッシュ状の構成であるが、単セル175、空気極側集電体177、セパレータ179等は、前記実施例1と同様な構成である。
b)次に、本実施例7の燃料電池スタック161における空気の流路について説明する。
燃料電池スタック161の外部から、ボルト11hの内部流路14を介して、燃料電池スタック161の貫通孔9(即ち空気供給用の貫通孔9h)に導入された空気は、図示しない連通部を介して、上部ブロック165の各燃料電池カセット163の空気流路19に分配して供給される。なお、以下でも同様な連通部は図示しない。
そして、各空気流路19内にて発電に使用された残余の空気は、同図の矢印方向に流れて、各空気流路19から前記貫通孔9hと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)に導入される。
この貫通孔9dに導入された発電後の空気は、貫通孔9dにおける積層方向の両側(同図上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の空気は、連通部181を介して、燃料電池スタック161の上部の第1ガス溜め室169内に供給される。
一方、下方に導かれた発電後の空気は、下部ブロック167の各燃料電池カセット163の空気流路19に分配して供給されるとともに、連通部183を介して、燃料電池スタック161の下部の第2ガス溜め室171内に供給される。
次に、下部ブロック167の各空気流路19内にて更に発電に使用された残余の空気は、各空気流路19から前記貫通孔9dと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9g)に導入される。なお、図15では、貫通孔9hと貫通孔9gは、同じ貫通孔のように重ねて記載されているが、実際には、図14に示すように、異なる貫通孔である。
そして、この貫通孔9gに導入された発電後の空気は、ボルト11g(図14参照)の内部流路14を介して、図15の下方より、燃料電池スタック161外に排出される。
なお、燃料ガスの流路は、シリアルフローではなく、外部より貫通孔9bに導入された燃料ガスは、上部ブロック165及び下部ブロック167の各燃料電池カセット163の各燃料流路21に導入され、貫通孔9fを介して、外部に排出される。
本実施例7は、空気の流路がシリアルフローであり、燃料電池スタック161の積層方向の両側に、前記実施例1と同様に発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)空気を溜める両ガス溜め室169、171を備えているので、前記実施例1と同様な効果を奏する。
なお、本実施例7では、両ガス溜め室169、171に発電後の空気を溜めるようにしたが、前記実施例2のように、発電後の(発電に伴うジュール熱によって加熱された)燃料ガスをためるようにしてもよい。また、第1ガス溜め室169に発電後の空気を溜め、第2ガス溜め室171に発電後の燃料ガスを溜めるようにしてもよい(或いは、溜めるガスの種類を上下逆にしてもよい)。
また、空気の流路のみをシリアルフローとする以外に、空気及び燃料ガスの流路をシリアルフローにしたり、燃料ガスの流路のみをシリアルフローとしてもよい。
次に、実施例8について説明するが、前記実施例7と同様な内容の説明は省略する。
なお、実施例7と同様な構成には、同様な番号を付して説明する。
本実施例7の燃料電池スタックは、前記実施例7と同様に、空気の流路についてシリアルフロー構造を有しており、2回目の発電後の空気をガス溜め室に導入するものである。
図16に示すように、本実施例8の燃料電池スタック191の構造は、基本的に、前記実施例7とほぼ同様であり、積層方向からみた場合の各ボルト11や貫通孔9の配置も、前記図14に示すものと同様である。
図16に示すように、本実施例8では、燃料電池スタック191の外部から、ボルト11hの内部流路14を介して、燃料電池スタック191の貫通孔9(即ち空気供給用の貫通孔9h)に導入された空気は、図示しない連通部を介して、上部ブロック165の各燃料電池カセット163の空気流路19に分配して供給される。なお、以下でも同様な連通部は図示しない。
そして、各空気流路19内にて発電に使用された残余の空気は、各空気流路19から前記貫通孔9hと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9d)に導入される。
この貫通孔9dに導入された発電後の空気は、貫通孔9dにおける積層方向の下方(同図下方向)に導かれる。
この下方(即ち下部ブロック167側)に導かれた発電後の空気は、下部ブロック167の各燃料電池カセット163の空気流路19に分配して供給される。
次に、下部ブロック167の各空気流路19内にて更に発電に使用された残余の空気は、各空気流路19から前記貫通孔9dと反対側の貫通孔9(即ち空気排出用の貫通孔9g)に導入される。なお、図16では、貫通孔9hと貫通孔9gは、同じ貫通孔のように重ねて記載されているが、実際には、図14に示すように、異なる貫通孔である。
そして、この貫通孔9gに導入された再度の発電後の空気(図16の破線の矢印参照)は、貫通孔9gにおける積層方向の両側(同図上下方向)に導かれる。
このうち、上方に導かれた発電後の空気は、図示しない連通部を介して、燃料電池スタック191の上部の第1ガス溜め室193内に供給される。なお、第1ガス溜め室193は、貫通孔9gにのみ開口している。
一方、下方に導かれた発電後の空気は、図示しない連通部を介して、燃料電池スタック191の下部の第2ガス溜め室195内に供給される。なお、第2ガス溜め室195は、貫通孔9gにのみ開口している。
また、この貫通孔9gに導入された再度の発電後の空気は、ボルト11g(図14参照)の内部流路14を介して、図16の下方より、燃料電池スタック191外に排出される。
なお、燃料ガスの流路は、シリアルフローではない。つまり、外部より貫通孔9b(図14参照)に導入された燃料ガスは、上部ブロック165及び下部ブロック167の各燃料電池カセット163の各燃料流路21に導入され、貫通孔9f(図14参照)を介して、外部に排出される。
本実施例8は、空気の流路がシリアルフローであり、燃料電池スタック191の積層方向の両側に、再度の発電後の空気を溜める両ガス溜め室193、195を備えているので、前記実施例7と同様な効果を奏する。
なお、本実施例8では、両ガス溜め室193、195に再度の発電後の空気を溜めるようにしたが、発電後の燃料ガスを溜めるようにしてもよい。また、第1ガス溜め室193に再度の発電後の空気を溜め、第2ガス溜め室195に発電後の燃料ガスを溜めるようにしてもよい(或いは、溜めるガスの種類を上下逆にしてもよい)。
また、空気の流路のみをシリアルフローとする以外に、空気及び燃料ガスの流路をシリアルフローにしたり、燃料ガスの流路のみをシリアルフローとしてもよい。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)例えば、本発明は、例えば、ZrO2系セラミックなどを電解質とする固体酸化物形燃料電池(SOFC)、Li−Na/K系炭酸塩を電解質とする溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、リン酸を電解質とするリン酸形燃料電池(PAFC)などの燃料電池の燃料電池スタックに適用できる。
(2)また、単セルで発電された電気は、例えば集電体及びインターコネクタを介して外部に取り出すことができるが、この場合、インターコネクタと集電体とは、別部材で構成しても、一体の部材として構成してもよい。
(3)更に、ガス溜め室の(ガス供給側に開口する)開口部は、ガスを溜めるためには1個が望ましいが、複数個設けてもよい。
1、101、111、121、131、141、161、191…燃料電池スタック(固体酸化物形燃料電池スタック)
3、5…エンドプレート
7…燃料電池カセット
9、9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g、9h…貫通孔
17、175…単セル
19…空気流路
21…燃料流路
23…固体電解質層
25…空気極層
27…燃料極層
31、41、143…インターコネクタ
51、61、103、105、113、123、125、133、155、157、169、171、193、195…ガス溜め室
71、73、107、109、116、127、129、135、181、183…連通部

Claims (6)

  1. 電解質層と、該電解質層を間に挟むように配置された空気極及び燃料極とを有し、酸化剤ガス及び燃料ガスを用いて発電する平板状の単セルが、該単セルの厚み方向に沿って複数個積層された燃料電池スタックにおいて、
    前記燃料電池スタックの積層方向における少なくとも一方の端部に、前記発電に使用されて前記単セルから排出された前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスのうち少なくとも一方のガスを溜めるガス溜め室を備えたことを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 前記燃料電池スタックの積層方向における両方の端部に、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスのうち少なくとも一方のガスを溜める前記ガス溜め室を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  3. 前記燃料電池スタックの積層方向における両方の端部の前記ガス溜め室のうち、一方のガス溜め室に前記酸化剤ガスを溜め、他方のガス溜め室に前記燃料ガスを溜める構成を有することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池スタック。
  4. 前記ガス溜め室は、一部に開口部を有する周囲が閉ざされた空間であるとともに、前記開口部は、前記酸化剤ガス及び前記燃料ガスのうち少なくとも一方のガスが供給されるガス供給路にのみ開口するように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池スタック。
  5. 前記ガス溜め室は、一部に開口部を有する周囲が閉ざされた空間であるとともに、前記開口部は、前記ガスが供給されるガス供給路に1箇所開口するように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池スタック。
  6. 前記燃料電池スタックの積層方向における少なくとも一方の端部に、板状の部材であるエンドプレートを備えるとともに、
    前記ガス溜め室は、前記エンドプレートと、前記燃料電池スタックの積層方向における少なくとも一方の最も端部側に配置された前記単セルと、の間に設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池スタック。
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