JP5727567B2 - 固体酸化物形燃料電池、固体酸化物形燃料電池スタックおよびスペーサ - Google Patents

固体酸化物形燃料電池、固体酸化物形燃料電池スタックおよびスペーサ Download PDF

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池に関するものである。
近年、規模の大小にかかわらず高い効率が得られることから、次世代のコジェネレーションシステムに用いられる発電手段として、燃料電池が注目されている(例えば、非特許文献1参照。)。燃料電池は、酸素などの酸化剤ガスと水素などの燃料ガスとの化学反応を利用した電池であり、空気極と呼ばれる陽極と、燃料極と呼ばれる陰極とで電解質の層を挟んだ単セルを、複数直列に接続して用いている。一つの単セルで得られる電気の電圧は、約0.7[V]程度であるが、複数の単セルを直列接続することで、所望とする電圧の供給が可能である。このような燃料電池には、高分子材料を電解質層に用いる固体高分子形や、セラミックスなどの酸化物を電解質層に用いる固体酸化物形がある。
固体高分子形燃料電池では、作動温度が高々90[℃]程度であり、自動車用や家庭用コジェネレーションシステムに適用可能とされている。これに対し、固体酸化物形燃料電池は、作動温度が600[℃]以上と高温であり、発電効率が45%以上と高いという特徴を備えている。このため、複数の単セルを組み合わせたスタック構造の固体酸化物形燃料電池は、タービン発電などを組み合わせてより高い効率のコジェネレーションシステムが構築できるという利点を有し、発電所としての用途などが期待されている。
ところで、上述したように固体酸化物形燃料電池において実用的な出力を得るために単セルを複数個直列に接続するときには、各単セルの燃料極側に供給される燃料ガスと、空気極側に供給される酸化剤ガスとが混合しない状態で、各単セルを電気的に接続された状態とする必要がある。このため、ガスの混合を防いだ状態で各単セルを電気的に接続するために、セパレータやインターコネクタなどと呼ばれ、ガスが透過せず、電気伝導度が高い材料からなる部材が用いられている。そのセパレータとしては、単セルの燃料極側に配設され、燃料極に燃料ガスを供給する燃料極側セパレータと、単セルの空気極側に配設され、空気極に酸化剤ガスを供給する空気極側セパレータとがある。この燃料極側セパレータと空気極側セパレータとが、単セルを収容したセル収容部材を挟み込むことで、1つの固体酸化物形燃料電池(以下、「セル」とも言う。)が構成され、このセルを複数積層することで固体酸化物形燃料電池スタックが形成される。
燃料極側セパレータおよび空気極側セパレータには、対向する電極に向かって突出し、その電極と電気的に接触する接触部と、その電極の接触部との接触面内に均一に燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給するためのガス流路とが設けられている。また、各セパレータおよびセル収容部材には、燃料ガスを供給するマニホールドと、未使用燃料ガスおよび使用済み燃料ガスを排気するマニホールドと、酸化剤ガスを供給するマニホールドと、酸化剤ガスを排気するマニホールドとを構成するための流路もそれぞれ設けられている。この流路は、内部を流通するガス漏れないように、隣り合うセパレータまたはセル収容部材の流路と隙間なく接続される必要がある。上述したように接触部が突出した形状を有するので、セパレータの流路は、突出した形状を有している。
近年、発電温度の低温動作化により、金属材料をセパレータに使用できるようになっている。金属製のセパレータは、セラミックス製のセパレータに比べると加工性が良く、電気電導度や熱電導度が高いが、高温酸化雰囲気化において表面に電気電導度の低い酸化被膜を形成するという問題がある。そこで、最近ではCrが16〜24%程度含まれたフェライト系の耐熱性ステンレス鋼が用いられる傾向にある。
田川博章、固体酸化物形燃料電池と地球環境、アグネ承風社、1998年、p.25−30
セパレータは、エッチングで加工すると、接触部やマニホールドを構成する流路などを精度良く成形することが可能であるがコストが高くなってしまうという問題がある。これに対して、大量生産が可能な絞りプレス加工を用いると、セパレータ加工費の低コスト化が可能となる。
しかしながら、絞りプレス加工は工作精度が低いため、セパレータを設計値通りに形成することが困難であった。特に、マニホールドを構成する流路を設計値通りに形成できないと、隣り合うマニホールドの構成要素との間に隙間が発生するので、その隙間から燃料ガスや酸化剤ガスが漏れてしまう。すると、単セルに十分な燃料ガスや酸化剤ガスが供給されなくなるので、結果として、燃料電池の発電性能が低下してしまう。
そこで、本願発明は、ガス漏れを防ぐことを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る固体酸化物形燃料電池は、燃料極、この燃料極上に配設された固体酸化物からなる電解質およびこの電解質上に配設された空気極からなる単セルと、単セルを収容する開口、ならびに、この開口の周囲に形成され、酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給マニホールド、および、燃料ガスが流通する燃料ガス供給マニホールドを少なくとも含む複数のマニホールドを構成する貫通孔を有する板状のセル収容部材と、セル収容部材に収容された単セルの燃料極側に対向して配置され、燃料極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、燃料ガス供給マニホールドを流通する燃料ガスを燃料極に供給する燃料ガス供給通路とを有する板状の燃料極側セパレータと、セル収容部材に収容された単セルの空気極側に対向して配置され、空気極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、酸化剤ガス供給マニホールドを流通する酸化剤ガスを空気極に供給する酸化剤ガス供給通路とを有する板状の空気極側セパレータと、燃料極側セパレータおよび空気極側セパレータの少なくとも一方と、セル収容部材との間に設けられ、マニホールドを構成する貫通孔を有するマニホールド構成用スペーサと、このマニホールド構成用スペーサのマニホールドの軸線方向における少なくとも一方の側に設けられ、マニホールドを構成する貫通孔を有する調整用スペーサとを備え、マニホールド構成用スペーサと調整用スペーサとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成され、燃料極側セパレータと空気極側セパレータとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成されることを特徴とするものである。
上記固体酸化物形燃料電池において、調整用スペーサは、マニホールド構成用スペーサよりも薄く形成されるようにしてもよい。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックは、複数の固体酸化物形燃料電池を積層した固体酸化物形燃料電池スタックであって、固体酸化物形燃料電池は、上記固体酸化物形燃料電池からなることを特徴とするものである。
また、本発明に係るスペーサは、燃料極、この燃料極上に配設された固体酸化物からなる電解質およびこの電解質上に配設された空気極からなる単セルと、単セルを収容する開口、ならびに、この開口の周囲に形成され、酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給マニホールド、および、燃料ガスが流通する燃料ガス供給マニホールドを少なくとも含む複数のマニホールドを構成する貫通孔を有する板状のセル収容部材と、セル収容部材に収容された単セルの燃料極側に対向して配置され、燃料極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、燃料ガス供給マニホールドを流通する燃料ガスを燃料極に供給する燃料ガス供給通路とを有する板状の燃料極側セパレータと、セル収容部材に収容された単セルの空気極側に対向して配置され、空気極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、酸化剤ガス供給マニホールドを流通する酸化剤ガスを空気極に供給する酸化剤ガス供給通路とを有する板状の空気極側セパレータとを備えた固体酸化物形燃料電池に用いられるスペーサであって、燃料極側セパレータおよび空気極側セパレータの少なくとも一方と、セル収容部材との間に設けられ、マニホールドを構成する貫通孔を有するマニホールド構成用スペーサと、このマニホールド構成用スペーサのマニホールドの軸線方向における少なくとも一方の側に設けられ、マニホールドを構成する貫通孔を有する調整用スペーサとを備え、マニホールド構成用スペーサと調整用スペーサとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成され、燃料極側セパレータと空気極側セパレータとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、マニホールド構成用スペーサと調整用スペーサを備えることにより、マニホールドに隙間が発生することを防ぐことができるので、結果として、ガス漏れを防ぐことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る固体酸化物形燃料電池の構成を示す分解斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る固体酸化物形燃料電池の構成を模式的に示す断面図である。 図3は、単セルの構成を模式的に示す斜視図である。 図4は、セル収容部材の周辺構成を模式的に示す斜視図である。 図5は、マニホールド構成用スペーサおよび空気極側流路プレートの構成を模式的に示す斜視図である。 図6は、本実施の形態に係る固体酸化物形燃料電池セルのスタックと、調整用スペーサ52を用いないスタックの発電性能の実験結果を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<固体酸化物形燃料電池セルの構成>
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る固体酸化物形燃料電池(以下、「セル」とも言う。)は、燃料極11、この燃料極11上に配設された固体酸化物からなる電解質12およびこの電解質12上に配設された空気極13からなる単セル1と、この単セル1を収容するセル収容部材2と、このセル収容部材2の燃料極11側に積層し、燃料極11に燃料ガスを供給する燃料極側セパレータ3と、セル収容部材2の空気極13側に積層し、空気極13に酸化剤ガスを供給する空気極側セパレータ4と、セル収容部材2と空気極側セパレータ4との間に配設されたスペーサ5とを備え、これらを一組として構成される。セル収容部材2、燃料極側セパレータ3および空気極側セパレータ4は、それぞれ平面視略矩形の板状に形成されており、それぞれの4隅には、燃料ガス供給マニホールドと、燃料ガス排気マニホールドと、酸化剤ガス供給マニホールド6と、酸化剤ガス排気マニホールド7の4つのマニホールドが形成されている。これらのマニホールドは、セル収容部材2、燃料極側セパレータ3および空気極側セパレータ4の積層方向に沿って延在している。
このようなセルは、実用的な出力を得るために、そのセルを複数組重ねた固体酸化物形燃料電池スタックの一部として機能する。この固体酸化物形燃料電池スタックの最上部および最下部のセパレータには、固体酸化物形燃料電池スタックにより発生した電力を取り出すための外部回路(図示せず)が接続されている。
≪単セルの構成≫
単セル1は、図3に示すように、平面視円形の平板型の燃料極11と平面視円形の平板型の空気極13で平面視円形の平板型の酸化物からなる電解質12を狭持し、空気極13上に集電層14が配置された構造となっている。
燃料極11の材料としては、金属Niと後述する電解質12を構成する材料との混合物などがある。これらの混合物としては、例えばニッケル添加イットリア安定化ジルコニア(Ni−YSZ)、ニッケル添加サマリア安定化ジルコニア(Ni−SSZ)、ニッケル添加スカンジア安定化ジルコニア(Ni−ScSZ)などがある。
電解質12の材料としては、例えばスカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、サマリア安定化ジルコニア(SSZ)、コバルト添加ランタンガレート系酸化物(LSGMC)などがある。
空気極13の材料としては、例えばランタンニッケルフェライト(LNF)、ランタンマンガネート(LSM)、ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)、ランタンストロンチウムコバルタイトフェライト(LSCF)、ランタンストロンチウムフェライト(LSF)、サマリウムストロンチウムコバルタイト(SSC)などがある。
≪セル収容部材の構成≫
燃料極側セパレータ3と空気極側セパレータ4とによって挟まれるセル収容部材2は、セルホルダ21と絶縁体22とシール材23の積層構造からなる。
平面視矩形の平板型のセルホルダ21には、図4に示すように、セルホルダ21の中央部に形成された平面視円形の開口211と、それぞれこの開口211の周囲に形成された、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104とを備えている。ここで、開口211の径は、単セル1の外径よりも少し大きい寸法に設定されており、この開口211の中に単セル1が配置される。セルホルダ21の材料としては、例えば、Crが20wt%以上含まれたフェライト系ステンレス鋼などがある。中でもSUS445M2、SUS430などが好ましい。
セルホルダ21の厚みhは、後述する燃料極側セパレータ3の燃料極側流路プレート31に形成された接触部311aの高さをa、後述する集電体8の厚みをt、絶縁体22の厚みをiとすると、下式(1)を満足することが望ましい。
−0.1mm<h−(a+t−i)<0.1mm ・・・(1)
平面視矩形の平板型の絶縁体22には、中央部に形成された平面視略円形の開口221と、それぞれこの開口221の周囲に形成された、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104とを備えている。ここで、開口221の径は、単セル1の外径よりも少し大きい寸法に設定されており、この開口221の中に単セル1が配置される。絶縁体22の材料としては、例えば、アルミナ(Al23)、マグネシア(MgO)、マイカなどがある。絶縁体22の燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102のそれぞれの外周部にはガラスシール222を配置することが好ましい。
平面視矩形の平板型のシール材23には、中央部に形成された平面視略円形の開口231と、この開口231の周囲にそれぞれ形成された、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104とを備えている。ここで、開口231の径は、空気極13の外径よりも大きく、単セル1の外径(電解質12の外径)よりも小さく、上述したセルホルダ21の開口211よりも小さい寸法に設定されており、固体酸化物形燃料電池スタックを組み立てたときにシール材23が電解質12の端部に掛かるように設定されている。
シール材23の材料としては、例えば電解質12の熱膨張係数と同等のフェライト系ステンレス鋼の箔などがあり、中でもAlが2.0wt%から4.0wt%含まれたフェライト系ステンレス鋼が好ましい。また、厚みは、10μmから50μmが好ましく、中でも厚みが30μmのものが好ましい。シール材23として熱膨張係数が単セル1と同等のフェライト系ステンレス鋼を用いることにより、熱サイクル時でもガスシール性を確保することができる。
なお、シール材23の開口231の内側には、軟化点が600℃から800℃の範囲にあって結晶化温度が850℃以上のガラスシール(図示せず)を配置することが好ましい。
≪燃料極側セパレータの構成≫
燃料極側セパレータ3は、燃料極側流路プレート31と燃料ガス流路プレート32と燃料ガス通路プレート33と通路仕切り板34との積層構造からなる。
平面視矩形の平板型の燃料極側流路プレート31には、中央部に形成され、燃料極11に向かって突出した接触部311aおよびこの接触部311aに隣接する凹部からなる燃料ガス流路311bからなる燃料ガス供給部311と、この燃料ガス供給部311の中心部に配置された燃料ガス供給用の貫通孔312と、単セル1の外周部よりも僅かに外側の位置に配置された燃料ガス排気用の貫通孔313とが形成されている。また、燃料ガス供給部311の周囲には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104とが形成されている。
平面視矩形の平板型の燃料ガス流路プレート32には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104と、燃料極側流路プレート31の貫通孔312と連通するように中心部に配置された燃料ガス供給用の貫通孔321と、燃料極側流路プレート31の貫通孔313と連通するように配置された燃料ガス排気用の貫通孔322とが形成されている。
平面視矩形の平板型の燃料ガス通路プレート33には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104と、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と連通する位置から燃料ガス流路プレート32の燃料ガス供給用の貫通孔と連通する位置まで、燃料ガス通路プレート33を貫通する燃料ガス供給通路331と、燃料ガス流路プレート32の燃料ガス排気用の貫通孔と連通する位置から燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と連通する位置まで、燃料ガス通路プレート33を貫通する燃料ガス排気通路332とが形成されている。
平面視矩形の平板型の通路仕切り板34には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104とが形成されている。
≪空気極側セパレータの構成≫
一方、空気極側セパレータ4は、空気極側流路プレート41と酸化剤ガス流路プレート42と酸化剤ガス通路プレート43と通路仕切り板44との積層構造からなる。
平面視矩形の平板型の空気極側流路プレート41は、中央部に形成され、空気極13に向かって突出した接触部411aおよびこの接触部411aに隣接する凹部からなる酸化剤ガス流路411bを備えた酸化剤ガス供給部411と、この酸化剤ガス供給部411の中心部に配置された酸化剤ガス供給用の貫通孔412とが形成されている。また、酸化剤ガス供給部411の周囲には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104とが形成されている。
平面視矩形の平板型の酸化剤ガス流路プレート42には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104と、空気極側流路プレート41の貫通孔412と連通するように配置された酸化剤ガス供給用の貫通孔421とが形成されている。
平面視矩形の平板型の酸化剤ガス通路プレート43には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と連通する位置から酸化剤ガス流路プレート42の貫通孔421と連通する位置まで、酸化剤ガス通路プレート43を貫通する酸化剤ガス供給通路431とが形成されている。
平面視矩形の平板型の通路仕切り板44には、燃料ガス供給マニホールドを構成する貫通孔101と、燃料ガス排気マニホールドを構成する貫通孔102と、酸化剤ガス供給マニホールド6を構成する貫通孔103と、酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔104とが形成されている。
以上の燃料極側セパレータ3と空気極側セパレータ4の材料としては、金属が好ましく、具体的には例えばCrが20wt%以上含まれたフェライト系ステンレス鋼などがある。燃料極側セパレータ3および空気極側セパレータ4を構成する全てのプレートは、打ち抜きプレス加工や絞りプレス加工で成形されている。
具体的には、燃料極側流路プレート31と空気極側流路プレート41とは、接触部311aを含む燃料ガス供給部311および接触部411aを含む酸化剤ガス供給部411が絞りプレス加工で成形され、貫通孔101〜104が打ち抜きプレス加工で成形されている。
一方、燃料ガス流路プレート32、燃料ガス通路プレート33、通路仕切り板34、酸化剤ガス流路プレート42、酸化剤ガス通路プレート43、通路仕切り板44とは、打ち抜きプレス加工で成形されている。
なお、セルホルダ21は、打ち抜きプレス加工で成形されている。
≪スペーサの構成≫
スペーサ5は、マニホールド構成用スペーサ51と調整用スペーサ52から構成される。
マニホールド構成用スペーサ51は、図5に示すように、平面視三角形の平板型であり、中央部に燃料ガス供給マニホールド、燃料ガス排気マニホールド、酸化剤ガス供給マニホールド6または酸化剤ガス排気マニホールド7を構成する貫通孔51aが形成されている。同様に、調整用スペーサ52も、マニホールド構成用スペーサ51と同様の平面視三角形の平板型であり、中央部にそれらのマニホールドを構成する貫通孔52aが形成されている。
マニホールド構成用スペーサ51の厚みは、上述した空気極側流路プレート41に対して行われる絞りプレス加工の高さ、言い換えると、接触部411aの空気極側流路プレート41の主表面からの突出している高さ(突出高さ)に対応している。一方、調整用スペーサ52の厚みは、マニホールド構成用スペーサ51よりも薄く形成されている。本実施の形態においては、マニホールド構成用スペーサ51については約0.3〜0.5mm、調整用スペーサ52については10〜50μmに形成される。
マニホールド構成用スペーサ51と調整用スペーサ52の材料としては、金属が好ましく、具体的には例えばCrが20wt%以上含まれたフェライト系ステンレス鋼などがある。このフェライト系ステンレス鋼としては、SUS430やSUS445M2などがあるが、中でもSUS445M2が好ましい。
マニホールド構成用スペーサ51と調整用スペーサ52は、そのような材料からなる金属板を、打ち抜きプレス加工することにより作製される。
このようなマニホールド構成用スペーサ51は、セル収容部材2と空気極側セパレータ4との間、具体的には、シール材23の各貫通孔101〜104と空気極側流路プレート41の各貫通孔101〜104との間に配置される。また、調整用スペーサ52は、必要に応じて、マニホールド構成用スペーサ51のマニホールドの軸線方向における少なくとも一方の側、具体的には、マニホールド構成用スペーサ51とセル収容部材2との間やマニホールド構成用スペーサ51と空気極側セパレータ4との間に配置される。
<セルの組み立て方法>
次に、1枚の単セル1を用いた固体酸化物形燃料電池セルの組み立て手順について説明する。
まず、燃料極側セパレータ3を用意する。この燃料極側セパレータ3は、上述したように、通路仕切り板34と、通路仕切り板34の上に配置される燃料ガス通路プレート33と、燃料ガス通路プレート33の上に配置される燃料ガス流路プレート32と、燃料ガス流路プレート32の上に配置される燃料極側流路プレート31との積層構造からなる。
続いて、燃料極側流路プレート31の燃料ガス供給部311が形成された面に、燃料極11と燃料極側セパレータ3との電気的接続を良くするための集電体8を配置し、この集電体8の上に、燃料極11が下になるようにして単セル1を搭載する。このとき、単セル1は、その中心が燃料極側セパレータ3の中心と一致するように搭載される。集電体8としては、燃料ガスを通すパンチングメタルや発泡金属が使用される。
また、集電体8が搭載される燃料極側流路プレート31の同じ面上に、単セル1を収納するためのセルホルダ21を積層する。このとき、セルホルダ21の貫通孔106の中に単セル1が配置されている。
続いて、セルホルダ21の上に絶縁体22を配置し、絶縁体22の上にシール材23を配置する。シール材23の開口231の径は、シール材23が電解質12の端部に掛かるように設定されている。セル周辺部での燃料ガスと酸化剤ガスとの混合を抑制するため、シール材23と単セル1の端部との隙間には、ガラスシールを配置するようにしてもよい。
シール材23が配置されると、マニホールド構成用スペーサ51をシール材23上に配置する。マニホールド構成用スペーサ51は、貫通孔51aがシール材23の対応する貫通孔101〜104と連続するように、シール材23上に配置される。
続いて、必要に応じて、調整用スペーサ52を必要とするマニホールド構成用スペーサ51上またはシール材23上に配置する。このときも、調整用スペーサ52は、貫通孔52aがマニホールド構成用スペーサ51の貫通孔51aやシール材23の貫通孔101〜104と連続するようにマニホールド構成用スペーサ51上に配置される。
接触部411aが設計値通りに形成されている場合には調整用スペーサ52は不要となるが、上述したように接触部411aは絞りプレス加工で形成されるので、設計値通りに形成されないことが予想される。また、他の構成要素についても、設計値通りに形成されないことも予想される。そこで、必要に応じてマニホールドの構成要素間に調整用スペーサ52を挿入する。
このとき、調整用スペーサ52を配置する箇所および配置する枚数は、マニホールド構成用スペーサ51上に空気極側セパレータ4を載せたときに、空気極側流路プレート41の貫通孔101〜104とマニホールド構成用スペーサ51との間に生じる隙間によって調整される。調整用スペーサ52は、その隙間が生じたマニホールド構成用スペーサ51上に、その隙間が埋まる枚数だけ配置される。したがって、調整用スペーサ52については、空気極側セパレータ4をマニホールド構成用スペーサ51上に載置した後に空気極側セパレータ4を取り外してから配置したり、空気極側セパレータ4をマニホールド構成用スペーサ51上に載置した状態で隙間に挿入したりするようにしてもよい。
最後に、空気極13の上に搭載された集電層14の上にペースト材料からなる空気極側接続材料9を配置した上で、空気極側接続材料9とシール材23の上に空気極側セパレータ4を載せる。このとき、空気極側セパレータ4は、その中心が単セル1の中心と一致するように搭載される。上述したように、空気極側セパレータ4は、空気極側流路プレート41と、空気極側流路プレート41の上に配置される酸化剤ガス流路プレート42と、酸化剤ガス流路プレート42の上に配置される酸化剤ガス通路プレート43と、酸化剤ガス通路プレート43の上に配置される通路仕切り板44との積層構造からなる。
こうして、固体酸化物形燃料電池セルの組み立てが完了する。なお、固体酸化物形燃料電池スタックを組み立てる場合には、そのセルを複数積層すればよい。
<固体酸化物形燃料電池の動作>
最後に、固体酸化物形燃料電池の動作について簡単に説明する。
酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給マニホールド6を流通し、酸化剤ガス供給通路431および貫通孔421,412を通って空気極13に供給される。このように、酸化剤ガスは、貫通孔412から単セル1の空気極13の中心部に供給され、酸化剤ガス流路411bを通って単セル1の外周部の方向に流れる。使用済みの酸化剤ガスは、空気極側流路プレート41に形成された流路(図示せず)と酸化剤ガス流路プレート42に形成された流路(図示せず)と酸化剤ガス通路プレート43に形成された流路(図示せず)とを通って酸化剤ガス排気マニホールド7から外部に排出される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給マニホールド(貫通孔101)を流通し、燃料ガス供給通路331および貫通孔321,312を通って燃料極11に供給される。このように、燃料ガスは、貫通孔312から単セル1の燃料極11の中心部に供給され、燃料ガス流路311bを通って単セル1の外周部の方向に流れる。使用済みの燃料ガスは、貫通孔313,322および燃料ガス排気通路332を通って燃料ガス排気マニホールド(貫通孔102)から外部に排出される。
このように固体酸化物形燃料電池の動作に不可欠な燃料ガスや酸化剤ガスが流通するマニホールドには、セル収容部材2と空気極側セパレータ4との間、具体的には、シール材23の貫通孔101〜104と空気極側流路プレート41の貫通孔101〜104との間に、マニホールド構成用スペーサ51と調整用スペーサ52とが設けられている。
絞りプレス加工で成形されたセパレータのマニホールドは、工作精度が低いために設計値通りに形成されないので、隣り合うマニホールドの構成要素との間に隙間が発生し、その隙間からガスが漏れて単セルに十分な燃料ガスや酸化剤ガスが供給されず、結果として、燃料電池の発電性能が低下することがあった。
そこで、本実施の形態では、その隙間が生じないように、シール材23と空気極側流路プレート41との間に、接触部411aの突出高さに対応する厚み、言い換えると、その突出高さの設計値に一致する厚みを有するマニホールド構成用スペーサ51を配置し、必要に応じてさらにマニホールド構成用スペーサ51よりも薄い調整用スペーサ52を配置している。これにより、シール材23の貫通孔101〜104と空気極側流路プレート41の貫通孔101〜104と間に隙間が発生しないようにできるので、マニホールドからのガスリークによる発電性能の低下を抑制することができる。
図6は、本実施の形態に係る固体酸化物形燃料電池のスタック(図6中の“スペーサあり)と、マニホールド調整用スペーサ52を用いないスタック(図6中の“スペーサなし”)の発電性能の実験結果である。いずれも10個のセルを積層してスタック化したものである。ここで、マニホールド構成用スペーサ51と調整用スペーサ52の材料としては、空気極側セパレータ4と同じフェライト系ステンレス鋼を用いた。このようなスタックを、それぞれ電気炉内部に設置して800℃まで昇温し、800℃に到達した段階で燃料極11側に水素ガスを供給して燃料極11を還元した。還元後の開回路電圧を比較したところ、図6に示すように、本実施の形態に係るセルのスタックは、開回路電圧が1.1830〜1.1843Vと安定しているのに対して、マニホールド調整用スペーサ52を用いていないスタックは、開回路電圧が1.0009〜1.1088Vと安定していない。したがって、マニホールド構成用スペーサ51と調整用スペーサ52を共に配置することにより、マニホールドのガスシール性能が良好であり、ガスリークが抑制されていることがわかる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、マニホールド構成用スペーサ51と調整用スペーサ52を共に備えることにより、マニホールドに隙間が発生することを防ぐことができるので、結果として、ガス漏れを防ぐことができる。これにより、燃料電池の発電性能の低下も防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、マニホールド構成用スペーサ51を空気極側セパレータ4の側に設ける場合を例に説明したが、それらのスペーサを設ける位置は空気極側セパレータ4の側に限定されず、適宜自由に設定することができる。例えば、燃料極側セパレータ3の側に設けたり、燃料極側セパレータ3の側および空気極側セパレータ4の側の両方に設けるようにしてもよい。また、調整用スペーサ52については、シール材23とマニホールド構成用スペーサ51との間に配置する場合について説明したが、マニホールドの構成要素間であれば配置する位置はこれに限定されず、適宜自由に設定することができる。
本発明は、板状のセパレータを積層して構成する燃料電池スタックに適用することができる。
1…単セル、2…セル収容部材、3…燃料極側セパレータ、4…空気極側セパレータ、5…スペーサ、6…酸化剤ガス供給マニホールド、7…酸化剤ガス排気マニホールド、7…集電体、8…空気極側接続材料、11…燃料極、12…電界質、13…空気極、21…セルホルダ、22…絶縁体、23…シール材、24…スペーサ、31…燃料極側流路プレート、32…燃料ガス流路プレート、33…燃料ガス通路プレート、34…通路仕切り板、41…空気極側流路プレート、42…酸化剤ガス流路プレー、43…酸化剤ガス通路プレート、44…通路仕切板、101〜104…貫通孔、211,221,231…開口、222…ガラスシール、51…マニホールド構成用スペーサ、52…調整用スペーサ、51a,52a…貫通孔、311…燃料ガス供給部、311a…接触部、311b…燃料ガス流路、312,313,321,322…貫通孔、331…燃料ガス供給通路、332…燃料ガス排気通路、411…酸化剤ガス供給部、411a…接触部、411b…酸化剤ガス流路、412,421,431…貫通孔。

Claims (4)

  1. 燃料極、この燃料極上に配設された固体酸化物からなる電解質およびこの電解質上に配設された空気極からなる単セルと、
    前記単セルを収容する開口、ならびに、この開口の周囲に形成され、酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給マニホールド、および、燃料ガスが流通する燃料ガス供給マニホールドを少なくとも含む複数のマニホールドを構成する貫通孔を有する板状のセル収容部材と、
    前記セル収容部材に収容された前記単セルの前記燃料極側に対向して配置され、前記燃料極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、前記マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、前記燃料ガス供給マニホールドを流通する前記燃料ガスを前記燃料極に供給する燃料ガス供給通路とを有する板状の燃料極側セパレータと、
    前記セル収容部材に収容された前記単セルの前記空気極側に対向して配置され、前記空気極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、前記マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、前記酸化剤ガス供給マニホールドを流通する前記酸化剤ガスを前記空気極に供給する酸化剤ガス供給通路とを有する板状の空気極側セパレータと、
    前記燃料極側セパレータおよび前記空気極側セパレータの少なくとも一方と、前記セル収容部材との間に設けられ、前記マニホールドを構成する貫通孔を有するマニホールド構成用スペーサと、
    このマニホールド構成用スペーサの前記マニホールドの軸線方向における少なくとも一方の側に設けられ、前記マニホールドを構成する貫通孔を有する調整用スペーサと
    を備え
    前記マニホールド構成用スペーサと前記調整用スペーサとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成され、
    前記燃料極側セパレータと前記空気極側セパレータとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成される
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 請求項1記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記調整用スペーサは、前記マニホールド構成用スペーサよりも薄く形成される
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  3. 複数の固体酸化物形燃料電池を積層した固体酸化物形燃料電池スタックであって、
    前記固体酸化物形燃料電池は、請求項1または2記載の固体酸化物形燃料電池からなる
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  4. 燃料極、この燃料極上に配設された固体酸化物からなる電解質およびこの電解質上に配設された空気極からなる単セルと、
    前記単セルを収容する開口、ならびに、この開口の周囲に形成され、酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス供給マニホールド、および、燃料ガスが流通する燃料ガス供給マニホールドを少なくとも含む複数のマニホールドを構成する貫通孔を有する板状のセル収容部材と、
    前記セル収容部材に収容された前記単セルの前記燃料極側に対向して配置され、前記燃料極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、前記マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、前記燃料ガス供給マニホールドを流通する前記燃料ガスを前記燃料極に供給する燃料ガス供給通路とを有する板状の燃料極側セパレータと、
    前記セル収容部材に収容された前記単セルの前記空気極側に対向して配置され、前記空気極と接触する接触部、この接触部の周囲に形成され、前記マニホールドを構成する複数の貫通孔、および、前記酸化剤ガス供給マニホールドを流通する前記酸化剤ガスを前記空気極に供給する酸化剤ガス供給通路とを有する板状の空気極側セパレータと
    を備えた固体酸化物形燃料電池に用いられるスペーサであって、
    前記燃料極側セパレータおよび前記空気極側セパレータの少なくとも一方と、前記セル収容部材との間に設けられ、前記マニホールドを構成する貫通孔を有するマニホールド構成用スペーサと、
    このマニホールド構成用スペーサの前記マニホールドの軸線方向における少なくとも一方の側に設けられ、前記マニホールドを構成する貫通孔を有する調整用スペーサと、を備え、
    前記マニホールド構成用スペーサと前記調整用スペーサとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成され、
    前記燃料極側セパレータと前記空気極側セパレータとは、同一のフェライト系ステンレス鋼から構成される
    ことを特徴とするスペーサ。
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