JP2002298898A - 固体高分子形燃料電池 - Google Patents
固体高分子形燃料電池Info
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Abstract
られたものにおいて、端部の単位セルの昇温を効率良く
行う。 【解決手段】 単位セル1を多数重ねた積層体2の両端
に端板3,4を当てて締め付け一体化することで固体高
分子形燃料電池5Aを形成し、一方の端板4とこの端板
4側の端部の単位セル1Aとの間に熱媒室6が設けられ
る。この熱媒室6と端部の単位セル1Aとの間に熱拡散
板7を設ける。熱媒室には改質ガスを全量流すと共に、
通過後の改質ガスを各単位セルに供給する。
Description
部に熱媒室が設けられた固体高分子形燃料電池の改良に
関する。
フッ素樹脂系イオン交換膜等の固体高分子電解質膜を備
え、この電解質膜の一方の面に燃料極、他方の面に空気
極がそれぞれ接合されることでセルが形成され、更に燃
料極側に燃料ガスの流通する燃料室、空気極側に空気が
流通する空気室を配して単位セルとなし、この単位セル
を多数重ねて積層体を形成すると共に、両端に端板をそ
れぞれ当ててボルト等で気密に締め付け一体化したもの
である。
池は、前記燃料室に燃料ガス(炭化水素系原燃料を水素
リッチガスに改質した改質ガス)が供給されると共に、
空気室には外気から取り込んだ空気が供給され、改質ガ
ス中の水素ガスと空気中の酸素ガスとが電解質膜を介し
て電気化学反応し電力と水とを生成する。この際、電気
化学反応は発熱反応であるため、固体高分子形燃料電池
には冷却水が供給されて冷やされる。
℃)で作動するが、端部の単位セルは金属製の端板に接
触しているため他の単位セルより温度が低下する傾向が
ある。単位セルの温度が低下すると、発電性能が低下す
るのみならず改質ガス中に微量に含まれるCOが電解質
膜に付着して被毒される。このため、端部の単位セルに
おける空気室と端板との間に熱媒室を設けて端部の単位
セルを昇温させるようにした固体高分子形燃料電池が知
られている(例えば特開平11−97048号公報)。
形燃料電池では、熱媒室に供給する熱媒として例えば改
質ガスが用いられているが、この場合改質ガスの一部を
使用しているに過ぎず次のような問題点が指摘されてい
た。 熱媒室に改質ガスの一部を通すため、端部の単位セ
ルへの熱交換効率が低い。 熱媒室を通過した改質ガスは、発電に使われること
が困難で燃料電池から排出されるため反応効率が低い。 燃料電池に供給する改質ガスは、通常改質器で改質
されたものを直接供給するため温度が高く、燃料電池温
度の異常上昇を招き易く寿命が短くなる。
ルとの間に熱拡散板を設け、熱媒室には改質ガスを全量
通過させることで端部の単位セルへの熱交換効率を向上
させると共に、通過した改質ガスを各単位セルに供給す
ることで反応効率を高める構成とした固体高分子形燃料
電池を提供することを目的とする。又、熱拡散板の内部
或は熱媒室に隣接させて冷却水流通路を設けることで、
改質ガスの温度を下げて燃料電池温度の異常上昇を防ぐ
と共に端部の単位セルの昇温を調整することを目的とす
る。
の具体的手段として、本発明は、固体高分子電解質膜の
一方の面に燃料極、他方の面に空気極を接合してなるセ
ルの燃料極側に燃料ガスの流通する燃料室、空気極側に
空気が流通する空気室を配して単位セルとなし、この単
位セルを多数重ねた積層体の両端に端板をそれぞれ当て
て締め付け一体化し、一方の端板とこの端板側の端部の
単位セルとの間に熱媒室を設けた固体高分子形燃料電池
において、前記熱媒室と端部の単位セルとの間に熱拡散
板を設け、熱媒室に燃料ガスを全量流すと共に通過後の
燃料ガスを各単位セルの燃料室に供給することを特徴と
する固体高分子形燃料電池を要旨とする。又、前記熱拡
散板に冷却水流通路を設けた構成前記熱媒室と端板との
間に冷却水流通路を設けた構成、前記冷却水流通路には
燃料電池から排出された冷却水が流通する構成、前記冷
却水流通路と端板との間に燃料電池から排出された未反
応水素ガス流通路を設けた構成、前記熱媒室と冷却水流
通路との間は透水部材で仕切られている構成、を特徴と
するものである。
のような効果を期待することができる。 熱媒室に全量の改質ガスを通過させ、且つ熱媒室と
端部の単位セルとの間に熱伝導性の高い材料(熱拡散
板)を介在させることで、端部の単位セルに対する熱交
換効率が向上する。 熱媒室を通過した改質ガスを各単位セルに供給する
ことで、燃料電池の反応効率が向上する。 熱拡散板の内部或は熱媒室に隣接させて冷却水流通
路を設けることで、改質ガスを冷やし燃料電池温度の異
常上昇を防ぐことができる。 熱媒室と冷却水流通路との間に透水部材を介在させ
ることで、改質ガスの加湿も行える。
燃料電池の実施の形態を添付図面を参照しながら説明す
る。図1は、第1実施形態を示すもので、1は単位セル
であって従来と同様に固体高分子電解質膜の一方の面に
燃料極、他方の面に空気極を接合してなるセルと、その
セルの燃料極側に燃料ガスの流通する燃料室と、空気極
側に空気が流通する空気室とを配して構成されている。
2は積層体であり、前記単位セル1を多数重ね合わせて
形成され、この積層体2の両端部に金属製の端板3,4
を当て、図示を省略したボルトで締め付け一体化して燃
料電池5Aが形成されている。
端板4側の端部の単位セル1Aとの間に熱媒室6が設け
られ、この熱媒室6と単位セル1Aとの間には熱伝導性
の高い仕切板である熱拡散板7が介在されている。又、
熱媒室6には燃料ガス即ち水素リッチな改質ガスが全量
通過すると共に、通過後に全ての単位セルの燃料室にそ
れぞれ供給されるようにしてある。
器(図略)で改質した後供給されるが、その温度は12
0℃程度であり、この改質ガスが前記熱媒室6を通過す
る際に熱媒室6内を昇温する。この熱媒室6に接して前
記熱拡散板7があるため、この熱拡散板7を介して隣接
する端部の単位セル1Aに伝熱される。従って、端部の
単位セル1Aは短時間で所定温度まで昇温し、且つ発電
中の温度低下を防止して所定温度に保持することができ
る。
単位セル1の燃料室に改質ガスが供給されると共に、空
気室には空気が供給され、改質ガス中の水素ガスと空気
中の酸素ガスとがセル中の電解質膜を介して電気化学反
応を起こすことで行われる。
とが要求されるため、通常は前記改質ガスを加湿して供
給することにより電解質膜の湿潤状態を保持する。又、
発電に伴って燃料電池5Aが発熱するため、水タンク
(図略)から燃料電池5Aの冷却部(図略)に冷却水を
供給し、燃料電池5Aと水タンクとの間で冷却水を循環
させることで燃料電池5Aを適正温度に保持するように
している。
接する端部の単位セル1Bは燃料室が端板3に面してお
り、その燃料室には前記のように熱媒室6を通過した高
温の改質ガスが供給されるため発電中の温度低下が阻止
される。これに対し、端板4側の端部の単位セル1Aは
空気室が端板4側に対面しており、この空気室には外気
から取り込んだ常温の空気が供給されるため冷やされ、
発電中に温度低下を来たす。従って、単位セル1Aに付
いては前記のような昇温対策が必要になるのである。
度推移を測定したグラフである。起動前の停止時には燃
料電池5Aは常温程度に冷えており、予熱により所定温
度になるまでは改質ガスは供給されない。燃料電池5A
が80℃近くまで昇温した時点で熱媒室6に改質ガスが
導入されて発電が開始する。この測定結果によると、端
板4側の端部の単位セル1Aは、他の部位に位置する単
位セルの温度推移とほぼ同じ傾向を示した。各単位セル
に温度分布が殆ど生じることがなく、効率良く発電する
ことが判明した。この場合、熱媒室6に全量の改質ガス
を通過させ、且つ熱拡散板7が介在することで端部の単
位セル1Aの昇温を効率良く行うことができる。
池の第2実施形態を示すもので、1は単位セルであって
固体高分子電解質膜の一方の面に燃料極、他方の面に空
気極を接合してなるセルと、そのセルの燃料極側に燃料
ガスの流通する燃料室と、空気極側に空気が流通する空
気室とを配して構成されている。2は積層体であり、前
記単位セル1を多数重ね合わせて形成され、この積層体
2の両端部に金属製の端板3,4を当て、図示を省略し
たボルトで締め付け一体化して燃料電池5Bが形成され
ている。
端板4側の端部の単位セル1Aとの間に熱媒室6が設け
られ、この熱媒室6と単位セル1Aとの間には熱伝導性
の高い仕切板である熱拡散板7が介在され、この熱拡散
板7の内部に冷却水流通路7aが設けられている。前記
と同様に熱媒室6には水素リッチな改質ガスが全量通過
すると共に、通過後に全ての単位セルの燃料室にそれぞ
れ供給される。
通過させ、且つ熱拡散板7が介在することによって端板
4側の端部の単位セル1Aの昇温を効率良く行うことが
できる。熱拡散板7中に冷却水流通路7aを設けた理由
は、高温の改質ガスによって熱拡散板7が異常に高温に
なるのを防止するためである。即ち、冷却水流通路7a
に冷却水を通すことで熱拡散板7を冷やし、これにより
端部の単位セル1Aの昇温を調整して温度の上がりすぎ
を防ぐためである。冷却水としては、燃料電池5Bの冷
却部から排出される冷却水を用いることができ、熱拡散
板7との熱交換で温められた冷却水は水タンクに戻され
る。用いる冷却水はこれに限定されない。
度推移を測定したグラフである。この測定結果による
と、熱媒室6に全量の改質ガスを通過させ、且つ熱拡散
板7が介在することで端部の単位セル1Aを効率良く昇
温させることが分かった。更に、冷却水を流通させるこ
とにより、発電時の燃料電池5Bの温度を所定温度(約
80℃)に保持できることが分かった。
池の第3実施形態を示すもので、1は単位セルであって
固体高分子電解質膜の一方の面に燃料極、他方の面に空
気極を接合してなるセルと、そのセルの燃料極側に燃料
ガスの流通する燃料室と、空気極側に空気が流通する空
気室とを配して構成されている。2は積層体であり、前
記単位セル1を多数重ね合わせて形成され、この積層体
2の両端部に金属製の端板3,4を当て、図示を省略し
たボルトで締め付け一体化して燃料電池5Cが形成され
ている。
端板4側の端部の単位セル1Aとの間に熱媒室6が設け
られ、この熱媒室6と単位セル1Aとの間には熱伝導性
の高い仕切板である熱拡散板7が介在され、更に熱媒室
6と端板4との間に冷却水流通路8が設けられている。
この場合も、熱媒室6には水素リッチな改質ガスが全量
通過すると共に、通過後に全ての単位セルの燃料室にそ
れぞれ供給される。
通過させ、且つ熱媒室6と端部の単位セル1Aとの間に
熱拡散板7が介在することから、端部の単位セル1Aの
昇温を効率良く行うことができる。熱媒室6と端板4と
の間に冷却水流通路8を設けたのは、冷却水によって熱
媒室6を通過する高温の改質ガスを冷やすことで端部の
単位セル1Aの温度の上がりすぎを防ぐと共に、燃料電
池温度の異常上昇を防ぐためである。又、冷却水は改質
ガスから奪った熱で端板4を加温し、その冷えすぎを防
ぐことができる。
部の温度推移を測定したグラフである。この測定結果に
よると、熱媒室6に全量の改質ガスを通過させ、且つ熱
拡散板7が介在することで端部の単位セル1Aを効率良
く昇温させ、冷却水によって端部の単位セル1Aの温度
の上がりすぎが防止され、燃料電池5Cの温度の異常上
昇を防いで適温に保持できることが分かった。又、発電
開始後に、冷却水流通路8を通過する冷却水が改質ガス
との熱交換によって水温が上昇する状態が認められた。
池の第4実施例を示すもので、1は単位セルであって固
体高分子電解質膜の一方の面に燃料極、他方の面に空気
極を接合してなるセルと、そのセルの燃料極側に燃料ガ
スの流通する燃料室と、空気極側に空気が流通する空気
室とを配して構成されている。2は積層体であり、前記
単位セル1を多数重ね合わせて形成され、この積層体2
の両端部に金属製の端板3,4を当て、図示を省略した
ボルトで締め付け一体化して燃料電池5Dが形成されて
いる。
端板4側の端部の単位セル1Aとの間に熱媒室6が設け
られ、この熱媒室6と単位セル1Aとの間には熱伝導性
の高い仕切板である熱拡散板7が介在され、熱媒室6の
隣り(熱拡散板7とは反対側)に冷却水流通路8を設
け、更に冷却水流通路8と端板4との間に未反応水素ガ
ス流通路9を設けた構成にしてある。熱媒室6には水素
リッチな改質ガスが全量通過すると共に、通過後に全て
の単位セルの燃料室にそれぞれ供給され、前記未反応水
素ガス流通路9には燃料電池5Dから排出される未反応
水素ガスが通過する。
過させ、且つ熱媒室6と端部の単位セル1Aとの間に熱
拡散板7が介在することから、端部の単位セル1Aの昇
温を効率良く行うことができる。又、冷却水流通路8を
設けたことで端部の単位セル1Aの温度の上がりすぎを
防止すると共に燃料電池温度の異常上昇を防いで適温に
保持することができる。未反応水素ガス流通路9を設け
たのは、燃料電池5Dから排出される未反応水素ガスを
未反応水素ガス流通路9に通すことで冷却水流通路8を
通る冷却水温度を調整するためである。これにより、改
質ガスの冷やしすぎを防止すると共に、端板4を暖めて
その冷えすぎを防ぐことが可能となる。
度推移を測定したグラフである。この測定結果による
と、熱媒室6に全量の改質ガスを通過させ、且つ熱拡散
板7が介在することで端部の単位セル1Aを効率良く昇
温させ、又冷却水によって端部の単位セル1Aの温度の
上がりすぎを防止すると共に、燃料電池5Dの温度異常
上昇を防いで適温に保持できることが分かった。燃料電
池5Dに供給される空気は常温であるが、未反応に終わ
った水素ガスは78℃程度で排出される状態が認められ
た。
池の第5実施形態を示すもので、1は単位セルであって
固体高分子電解質膜の一方の面に燃料極、他方の面に空
気極を接合してなるセルと、そのセルの燃料極側に燃料
ガスの流通する燃料室と、空気極側に空気が流通する空
気室とを配して構成されている。2は積層体であり、前
記単位セル1を多数重ね合わせて形成され、この積層体
2の両端部に金属製の端板3,4を当て、図示を省略し
たボルトで締め付け一体化して燃料電池5Eが形成され
ている。
端板4側の端部の単位セル1Aとの間に熱媒室6が設け
られ、この熱媒室6と単位セル1Aとの間には熱伝導性
の高い仕切板である熱拡散板7が介在され、熱媒室6の
隣り(熱拡散板7とは反対側)に冷却水流通路8を設け
ると共に、これらの間を透水部材10例えば水透過膜或
は多孔質板等で仕切り、更に冷却水流通路8と端板4と
の間に未反応水素ガス流通路9を設けた構成にしてあ
る。熱媒室6には水素リッチな改質ガスが全量通過する
と共に、通過後に全ての単位セルの燃料室にそれぞれ供
給され、未反応水素ガス流通路9には燃料電池5Eから
排出される未反応水素ガスが通過する。
過させ、且つ熱媒室6と端部の単位セル1Aとの間に熱
拡散板7が介在することから、端部の単位セル1Aの昇
温を効率良く行うことができ、又冷却水流通路8を設け
たことで端部の単位セル1Aの温度の上がりすぎを防止
すると共に、燃料電池温度の異常上昇を防いで適温に保
持することができる。未反応水素ガス流通路9を設けた
ことで冷却水流通路8を通る冷却水の温度調整と、端板
4の冷えすぎを防ぐことができる。更に、熱媒室6と冷
却水流通路8との間に透水部材10を介在させること
で、冷却水流通路8を通る冷却水の一部を熱媒室6に導
入して改質ガスを加湿することができる。これにより、
従来改質ガスの加湿に用いられていた気液混合器が不要
となる。この改質ガスの加湿によって各単位セル内の電
解質膜が湿潤状態に保持され、正常な発電がなされる。
尚、燃料電池に供給する空気を加湿し、この空気の加湿
によって電解質膜を湿潤状態にする場合もある。
温度推移及び改質ガスの湿度を測定したグラフである。
この測定結果によると、熱媒室6に全量の改質ガスを通
過させ、且つ熱拡散板7が介在することで端部の単位セ
ル1Aを効率良く昇温させ、冷却水によって端部の単位
セル1Aの温度の上がりすぎを防止すると共に、燃料電
池温度の異常上昇を防いで適温に保持することができ
る。又、燃料電池5Eに供給される空気は常温である
が、発電開始後は急激に上昇しやがて78℃位でほぼ一
定温度となる。改質ガス湿度は、初期の段階では60〜
65%Rhの範囲でばらつき不安定であるが、やがて上
昇して約85%Rh前後で安定する状態が認められた。
料電池によれば、熱媒室に改質ガスの全量を通過させ、
且つ熱媒室と端部の単位セルとの間に熱伝導性の高い仕
切板(熱拡散板)を設けたことにより端部の単位セルの
昇温を効率良く行うことができる。又、熱媒室を通過し
た改質ガスを各単位セルに供給することで発電効率を高
めることができる。 本発明の請求項2の固体高分子形燃料電池によれ
ば、熱拡散板の内部に冷却水を通すことにより熱拡散板
が異常に高温になるのを抑え、端部の単位セルの温度の
上がりすぎを防止することができる。 本発明の請求項3の固体高分子形燃料電池によれ
ば、冷却水によって改質ガスを冷やし、端部の単位セル
の温度の上がりすぎを防止すると共に、燃料電池温度の
異常上昇を防いで適温に保持することができる。 本発明の請求項4の固体高分子形燃料電池によれ
ば、冷却水として燃料電池から排出される冷却水を利用
することができる。 本発明の請求項5の固体高分子形燃料電池によれ
ば、燃料電池から排出される未反応水素ガスを通すこと
で冷却水の温度を調整し、改質ガスの冷やしすぎを防ぐ
と共に端板を温めて冷えすぎを防止することができる。 本発明の請求項6の固体高分子形燃料電池によれ
ば、熱媒室と冷却水流通路との間に透水部材を介在させ
ることで熱媒室を通過する改質ガスを加湿することがで
きる。この改質ガスの加湿によって単位セル内の電解質
膜を湿潤状態に保持することができる。
形態を示す説明図
示すグラフ図
形態を示す説明図
示すグラフ図
形態を示す説明図
示すグラフ図
形態を示す説明図
示すグラフ図
形態を示す説明図
及び改質ガス湿度を示すグラフ図
Claims (6)
- 【請求項1】固体高分子電解質膜の一方の面に燃料極、
他方の面に空気極を接合してなるセルの燃料極側に燃料
ガスの流通する燃料室、空気極側に空気が流通する空気
室を配して単位セルとなし、この単位セルを多数重ねた
積層体の両端に端板をそれぞれ当てて締め付け一体化
し、一方の端板とこの端板側の端部の単位セルとの間に
熱媒室を設けた固体高分子形燃料電池において、前記熱
媒室と端部単位セルとの間に熱拡散板を設け、熱媒室に
燃料ガスを全量流すと共に通過後の燃料ガスを各単位セ
ルの燃料室に供給することを特徴とする固体高分子形燃
料電池。 - 【請求項2】請求項1の固体高分子形燃料電池におい
て、前記熱拡散板に冷却水流通路を設けたことを特徴と
する固体高分子形燃料電池。 - 【請求項3】請求項1の固体高分子形燃料電池におい
て、前記熱媒室と端板との間に冷却水流通路を設けたこ
とを特徴とする固体高分子形燃料電池。 - 【請求項4】請求項2又は3の固体高分子形燃料電池に
おいて、前記冷却水流通路には燃料電池から排出された
冷却水が流通することを特徴とする固体高分子形燃料電
池。 - 【請求項5】請求項2、3又は4の固体高分子形燃料電
池において、前記冷却水流通路と端板との間に燃料電池
から排出された未反応水素ガス流通路を設けたことを特
徴とする固体高分子形燃料電池。 - 【請求項6】請求項2,3,4又は5の固体高分子形燃
料電池において、前記熱媒室と冷却水流通路との間は透
水部材で仕切られていることを特徴とする固体高分子形
燃料電池。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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