JP4665353B2 - 固体高分子電解質型燃料電池発電装置とその運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高分子電解質型燃料電池発電装置、特に、内部加湿型の燃料ガス加湿装置および空気加湿装置を備える固体高分子電解質型燃料電池発電装置とその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体高分子電解質型燃料電池発電装置は、燃料電池の最小単位である単セルを多数積層した燃料電池スタック(以下、単に「電池」,「燃料電池」ともいう。)と、この燃料電池に反応ガス(水素を含有する燃料ガスおよび酸素を含有する酸化剤ガス、通常は空気)を必要量供給するためのガス供給装置と、その他周辺装置および制御装置とを基本として構成される。
【0003】
図2は、従来の一般的な固体高分子電解質型燃料電池発電装置のシステム構成の模式図を示す。原燃料として例えば、天然ガス,メタノール等を供給する場合、原燃料は、図示しない脱硫器,改質器,CO変成器,CO除去器等から構成される燃料処理装置により数十ppm程度のCOおよび20%程度のCO2を含む水素を主成分とする燃料ガスに改質され、電池1に供給される。電池1には図示しない空気ブロアから空気が供給され、電池1において水素と酸素の電気化学反応により発電を行う。
【0004】
電池1で消費されなかった空気は大気中に排気され、燃料ガスは図示しない燃料処理装置に戻されて改質反応に必要な熱の供給源として燃焼消費される。電池1の温度を適度に保つため、通常電池冷却媒体が供給され、冷却媒体としては一般的に水が使用されるが空冷の場合もある。電池冷却媒体は図示しない熱交換器で冷却された後、循環ポンプにより電池1に供給される。電池出力はDCであるため、AC出力が必要な場合にはインバータが組込まれる。
【0005】
図2において、燃料ガス加湿装置2および空気加湿装置3は、それぞれ、燃料ガスおよび空気を電池1に導入する前に加湿し、ガス中の水蒸気分圧を上昇させる装置である。これは、後に詳述するように、電池1の各単電池の構成材である電解質膜6が乾燥し、イオン伝導性が低下するのを防ぐ目的で設けられる。
【0006】
ところで、固体高分子電解質型燃料電池の最小発電単位であるセルの構成は、一般に、図4のように表わされる。膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)は、電解質膜31の両面に貴金属(主として白金)を含む触媒層40(以下、電極触媒層ともいう。)を接合して形成される。MEAの外側には多孔質の拡散層33(以下、拡散電極層ともいう。)があって、反応ガスとしての燃料ガスと酸化剤ガスを通過させると同時に、電流を外部に伝える働きをする。
【0007】
多孔質の拡散層33と触媒層40とを合わせて、燃料ガスが通流される側をアノード電極,酸化剤ガスが通流される側をカソード電極という。また、広義のMEAには拡散層を含めることもある。上記両電極を、燃料ガス流路および酸化剤ガス流路を備えたセパレータ32で挟むことにより、セルが構成される。
【0008】
電解質膜にはフッ素系の高分子材料が最も一般的に使用されている。代表的な市販の電解質膜にはNafionTM(米国・デュポン社製商品名)がある。これらの電解質膜の特徴は、他の高分子電解質と比較してプロトン伝導性が高いことと、電解質膜が乾燥すると急激にプロトン伝導性が低下することである。このため固体高分子電解質型燃料電池では常に電解質膜を適当な含水状態に制御することが求められる。通常は反応ガスを加湿することによって電解質膜の乾燥を防止する。
【0009】
図3は、図4とはセパレータのガス通流溝が一部異なるものの、図4と同様なセル構成の模式的断面図である。図3において、4は空気極(カソード電極)、5は燃料極(アノード電極)、6は固体高分子の電解質膜を示す。空気極4は、空気極触媒層41,空気極拡散層42,空気極セパレータ43からなる。また、燃料極5は、燃料極触媒層51,燃料極拡散層52,燃料極セパレータ53からなる。7は各セパレータが備えるガス通流溝である。
【0010】
ところで、前述のように、固体高分子電解質型燃料電池に用いられる固体高分子電解質膜は、水を含んだ湿潤状態において高いイオン(プロトン)伝導性を示すため、反応ガスを水で加湿することにより高い電池特性が得られる。図2に示す燃料ガス加湿装置2および空気加湿装置3は、加湿装置を燃料電池発電装置の一構成部材として示したが、実際には電池1に内蔵させたり、また電池反応の生成水や改質燃料ガス中の水蒸気を活用することにより、その一方または両方を省略することもある。
【0011】
通常、反応ガスを加湿する方法としては、スタックの外部に設けた加湿用タンクなどで反応ガスを加湿してから供給する方法(外部加湿方式)や、単電池と類似の寸法/形状の加湿セルをスタックの一部に組み込み、加湿セルを通った反応ガスを発電部に供給する方法(内部加湿方式)が考えられている。
【0012】
例えば、外部加湿方式としては、バブリングタンク方式と呼称される方式で、加湿用容器に貯留された水の中に反応ガスを散気し、水中から脱気した反応ガスを積層燃料電池へ通流するように構成したもの、また、内部加湿方式としては、ガス流通溝を有するセパレータと、加湿水流通溝を有するセパレータとで多孔質支持体を介して水透過膜を挟持し、全体で加湿板を構成し、加湿膜としての水透過膜を介して反応ガスの加湿を行うように構成したもの等である。
【0013】
図5は、前記加湿板の構成を示す模式的断面図である。図5に示す加湿板は、加湿膜としての水透過膜71を介して反応ガスの加湿を行うもので、ガス流通溝74を有するセパレータA72と、加湿水流通溝75を有するセパレータB73とで多孔質支持体76を介して水透過膜71を挟持し、全体で加湿板を構成する。加湿水は、水透過膜71を透過し、ガス流通溝でガスと接触して反応ガスを加湿する。この加湿板を1個または複数個積層しスタック状にして加湿器とする。この加湿板は、燃料電池スタックにビルトインされ、セルとともに積層されることもある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、反応ガスを加湿する燃料電池発電装置、特に内部加湿型の燃料ガス加湿装置および空気加湿装置を備える燃料電池発電装置においては、下記のような問題がある。
【0015】
燃料および空気の水蒸気分圧が、電池1の各単電池の運転温度における飽和水蒸気圧よりも低いと、燃料あるいは空気が電解質膜6より水分を奪い、その結果、電解質膜の水分含有量が減少し電解質膜6のイオン伝導性が低下する。従って、電解質膜6を十分に湿潤に保つ観点からは、燃料ガスおよび空気の水蒸気分圧が電池入口において、電池1の各単電池の運転温度における飽和水蒸気圧相当以上の水蒸気分圧を有していることが望ましい。
【0016】
一方、水蒸気分圧の高い反応ガスを電池1に導入すると、図3中のセパレータ43,53に形成されたガス流通溝7に過飽和となった水分が水滴となって滞留し、反応ガスの流通を阻害し、電池出力の低下を招くことがある。特にガス流通溝7の出口側では、反応ガス中の水素または酸素が電池反応により消費されてガス流量が減るが、一方で水分量は維持されるばかりか電池反応による生成水が加わるため、過飽和となり水滴として凝縮しやすい。そのため、水滴ができても、ガス流の動圧力により溝外へ排出できるように、ガス流通溝7の形状を最適化している。
【0017】
しかしながら、電池1の運転を停止する際には、反応ガスの供給を停止するため、ガス流通溝7中に水分を多量に含むガスが滞留し、しかも電池1の温度が低下していって過飽和度が増すために、多くの水分が凝縮し、ガス流通溝7に蓄積することとなる。再起動時には電池1の温度を上げてから発電を開始するが、凝結して大きな水滴となった部位においては、容易には、水滴は消散しない。
【0018】
これを防ぐためには、停止時に相対湿度が低く十分に乾燥したガスでガス流通溝7を置換しておくことが有効であるが、電池内部の反応ガス入口側に加湿部を設けたいわゆる内部加湿型の燃料ガス加湿装置および空気加湿装置を備える燃料電池発電装置においては、加湿部と発電部とを切り放して置換ガスを導入することが難しく、置換ガスは、発電部に到達するまでに内部加湿器で加湿された湿潤ガスとなり、やはりガス流通溝7に、湿潤したガスが滞留することとなる。
【0019】
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、この発明の課題は、燃料電池発電装置の運転停止時に、ガス流通溝における湿潤ガスの滞留および水分の凝縮を防止し、再度発電を開始した際に停止前と同等の高い電池出力を得ることが可能な固体高分子電解質型燃料電池発電装置とその運転方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、この発明においては、固体高分子電解質膜を挟んで配設した電極触媒層を備えるアノード電極およびカソード電極を有し、前記アノード電極に水素を含む燃料ガスを、前記カソード電極に酸化剤ガスとしての空気を通流するようにしてなる燃料電池を備え、前記燃料ガスおよび空気の内の少なくとも一方の反応ガスが内部加湿型加湿装置を通流後電極に供給される構成とし、前記内部加湿型加湿装置は、燃料電池の発電部の反応ガス入口側に配置され、ガス流通溝を有するセパレータと加湿水流通溝を有するセパレータとにより、多孔質支持体を介して水透過膜を挟持して加湿板を構成し、前記水透過膜を介して反応ガスの加湿を行うものとした固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法において、前記燃料電池への反応ガスの供給を停止後所定時間内に、前記少なくとも一方の反応ガスの排出側から、前記加湿装置を経由して燃料電池外部へ、不活性ガスまたは未加湿の当該反応ガスを、燃料電池内の水分低減のために所定時間通流することとする(請求項1の発明)。
【0021】
上記により、燃料電池発電装置の運転停止後において、ガス流通溝に湿潤ガスが滞留し、水分が凝縮する問題が解消できる。なお、空気極と燃料極の両方に通流することが望ましいが、一方だけでも有効である。また、置換作業は発電を停止して反応ガスの流通を停止した直後に行うことが最も効果的であるが、再度電池を運転するために反応ガスを導入するまでの間の適時に実施すれば有効である。
【0022】
操作を簡便にし、かつより効果的にする観点から、下記請求項2の発明が好ましい。即ち、少なくとも空気の加湿装置を備えた請求項1記載の固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法において、前記停止後供給するガスは未加湿の空気とし、前記停止後直ちに、燃料電池へ供給中の反応ガスとしての空気の通流方向を、停止前と逆方向に切り替えて前記所定時間通流することとする(請求項2の発明)。
【0023】
また、前記運転方法を実施するための装置としては、下記請求項3の発明が好適である。即ち、請求項2記載の運転方法を実施するための燃料電池発電装置であって、前記燃料電池へ反応ガスとしての空気を供給する配管は四方バルブを備え、前記空気を燃料電池から排出する配管は三方バルブを備えてなり、さらに、前記停止後直ちに燃料電池へ供給中の反応ガスとしての空気の通流方向を、停止前と逆方向に切り替えて前記所定時間通流するための、制御装置ならびに前記四方バルブと三方バルブとの接続配管を備えてなるものとする。
【0024】
さらに、請求項3の発明の実施態様として、下記請求項4の発明が好適である。即ち、請求項3記載の燃料電池発電装置において、前記内部加湿型加湿装置は、加湿板をスタック状に組立ててなるものとする。
【0025】
【発明の実施の形態】
図面に基づき、この発明の実施例について以下にのべる。
【0026】
図1は、この発明の実施例に関わる固体高分子電解質型燃料電池発電装置のシステム構成の模式図を示し、図1(a)は、通常運転時のガス供給の模式図を示し、図1(b)は、パージ実施時のガス供給の模式図を示す。図1において、図2と同一の機能部材に関しては、同一番号を付して詳細説明を省略する。
【0027】
図1に示す実施例においては、燃料ガス加湿装置2および空気加湿装置3は、電池1に、図5に示すような加湿板からなる加湿スタツクを内蔵させた内部加湿方式とした。また、空気供給系には4方バルブ8を設け、空気排気系には3方バルブ9を設け、その間を接続配管10で接続した。
【0028】
図1(a)に示すように、加湿した水素と空気を電池1に供給し、電池1の温度を70℃に制御して発電を行った。その後、電池1の発電を停止し、反応ガスの供給を停止した。1分後に空気供給系の4方バルブ8および排気系の3方バルブ9を切り換えて、図1(b)に示すように、空気を、4方バルブ8,接続配管10,3方バルブ9を経由して、通常の流通方向とは逆方向に流して、電池の空気排出側から導入し、空気加湿装置3を流通した後に4方バルブ8を介して、外部に排気した。
【0029】
前述のような空気供給を5分間継続した後、空気の供給を停止した。翌日、電池1の温度を70℃に上げた後、空気供給系の4方バルブ8および排気系の3方バルブ9を元の状態に戻して、空気の流通経路を図1(a)に示すように通常の発電状態にし、水素および空気を導入して発電を再開したところ、停止前と同等の発電出力にて安定した発電ができた。
【0030】
【発明の効果】
上記のとおり、この発明によれば、固体高分子電解質膜を挟んで配設した電極触媒層を備えるアノード電極およびカソード電極を有し、前記アノード電極に水素を含む燃料ガスを、前記カソード電極に酸化剤ガスとしての空気を通流するようにしてなる燃料電池を備え、前記燃料ガスおよび空気の内の少なくとも一方の反応ガスが内部加湿型加湿装置を通流後電極に供給される構成とし、前記内部加湿型加湿装置は、燃料電池の発電部の反応ガス入口側に配置され、ガス流通溝を有するセパレータと加湿水流通溝を有するセパレータとにより、多孔質支持体を介して水透過膜を挟持して加湿板を構成し、前記水透過膜を介して反応ガスの加湿を行うものとした固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法において、前記燃料電池への反応ガスの供給を停止後所定時間内に、前記少なくとも一方の反応ガスの排出側から、前記加湿装置を経由して燃料電池外部へ、不活性ガスまたは未加湿の当該反応ガスを、燃料電池内の水分低減のために所定時間通流することとしたので、
燃料電池発電装置の運転停止時に、ガス流通溝における湿潤ガスの滞留および水分の凝縮を防止し、再度発電を開始した際に停止前と同等の高い電池出力を得ることが可能となる。
【0031】
また、前記方法を実施するための装置として、例えば、少なくとも空気の加湿装置を有する燃料電池へ反応ガスとしての空気を供給する配管は四方バルブを備え、前記空気を燃料電池から排出する配管は三方バルブを備えてなり、さらに、前記停止後直ちに燃料電池へ供給中の反応ガスとしての空気の通流方向を、停止前と逆方向に切り替えて前記所定時間通流するための、制御装置ならびに前記四方バルブと三方バルブとの接続配管を備えてなるものとしたので、前記方法が、簡便かつ効果的に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に関わる固体高分子電解質型燃料電池発電装置のシステム構成の模式図
【図2】従来の固体高分子電解質型燃料電池発電装置のシステム構成の模式図
【図3】従来の燃料電池のセル構成を示す模式的断面図
【図4】従来の燃料電池のセル構成を示す斜視図
【図5】加湿板の構成を示す模式的断面図
【符号の説明】
1:電池、2:燃料ガス加湿装置、3:空気加湿装置、4:空気極、5:燃料極、6:電解質膜、7:ガス流通溝、8:四方バルブ、9:三方バルブ、10:接続配管。

Claims (4)

  1. 固体高分子電解質膜を挟んで配設した電極触媒層を備えるアノード電極およびカソード電極を有し、前記アノード電極に水素を含む燃料ガスを、前記カソード電極に酸化剤ガスとしての空気を通流するようにしてなる燃料電池を備え、前記燃料ガスおよび空気の内の少なくとも一方の反応ガスが内部加湿型加湿装置を通流後電極に供給される構成とし、前記内部加湿型加湿装置は、燃料電池の発電部の反応ガス入口側に配置され、ガス流通溝を有するセパレータと加湿水流通溝を有するセパレータとにより、多孔質支持体を介して水透過膜を挟持して加湿板を構成し、前記水透過膜を介して反応ガスの加湿を行うものとした固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法において、
    前記燃料電池への反応ガスの供給を停止後所定時間内に、前記少なくとも一方の反応ガスの排出側から、前記加湿装置を経由して燃料電池外部へ、不活性ガスまたは未加湿の当該反応ガスを、燃料電池内の水分低減のために所定時間通流することを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法。
  2. 少なくとも空気の加湿装置を備えた請求項1記載の固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法において、前記停止後供給するガスは未加湿の空気とし、前記停止後直ちに、燃料電池へ供給中の反応ガスとしての空気の通流方向を、停止前と逆方向に切り替えて前記所定時間通流することをことを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法。
  3. 請求項2記載の運転方法を実施するための燃料電池発電装置であって、前記燃料電池へ反応ガスとしての空気を供給する配管は四方バルブを備え、前記空気を燃料電池から排出する配管は三方バルブを備えてなり、さらに、前記停止後直ちに燃料電池へ供給中の反応ガスとしての空気の通流方向を、停止前と逆方向に切り替えて前記所定時間通流するための、制御装置ならびに前記四方バルブと三方バルブとの接続配管を備えてなることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池発電装置。
  4. 請求項3記載の燃料電池発電装置において、前記内部加湿型加湿装置は、加湿板をスタック状に組立ててなるものとすることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池発電装置。
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