JP4542029B2 - 加湿器 - Google Patents

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Description

この発明は、与加湿ガスの水分が加湿膜を浸透して被加湿ガスを加湿する加湿器に関する。
従来、燃料電池の加湿器において、一面に与加湿ガスが流れる与加湿ガス流路を有し、他面に被加湿ガスが流れる被加湿ガス流路を有したセパレータと、一面が前記与加湿ガス流路に対面し、他面が前記被加湿ガス流路に対面し、前記セパレータと交互に積層され、水分が浸透する加湿膜とを含む加湿積層体を備え、前記加湿積層体の積層方向の両面が押圧されているとともに、前記セパレータには、前記加湿膜に当接して前記加湿膜を支持するうね部を有する燃料電池の加湿器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−314983号公報
しかしながら、このものの場合、加湿膜が湿潤した時、加湿膜は伸びが発生し、加湿膜はうね部の表面を滑ってしまうので、セパレータ表面の一部に加湿膜が偏り、与加湿ガス流路または被加湿ガス流路の一部を塞いでしまい、湿度交換特性が低下するという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、加湿膜が湿潤しても、加湿膜がうね部の表面で滑ることを防ぎ、その結果、加湿膜が偏ることを防ぎ、加湿膜が与加湿ガス流路または被加湿流路を塞ぐことを防ぐことにより、湿度交換特性の低下を防ぐ加湿器を提供するものである。
この発明に係る加湿器は、一面に与加湿ガスが流れる与加湿ガス流路を有し、他面に被加湿ガスが流れる被加湿ガス流路を有したセパレータと、一面が前記与加湿ガス流路に対面し、他面が前記被加湿ガス流路に対面し、前記セパレータと交互に積層され、水分が浸透する加湿膜とを含む加湿積層体を備え、前記加湿積層体は積層方向の両面に押圧されているとともに、前記セパレータには、前記加湿膜に当接して前記加湿膜を支持するうね部を有する加湿器において、前記うね部の先端部には、前記加湿膜の滑りを低減する第1の摩擦部が設けられているものである。
この発明に係る加湿器によれば、加湿膜が湿潤しても、加湿膜がうね部の表面で滑ることを防ぎ、その結果、加湿膜が偏ることを防ぎ、加湿膜が与加湿ガス流路または被加湿流路を塞ぐことを防ぎ、湿度交換特性の低下を防ぐことができる。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付してある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る燃料電池の加湿器1の全体構成図、図2は図1の左側面図、図3は図1の右側面図、図4は図1の第1のセパレータ2または第2のセパレータ3に与加湿ガス流路21a〜21fが形成された面を示す図、図5は図1の第1のセパレータ2または第3のセパレータ4に被加湿ガス流路27a〜27fが形成された面を示す図、図6は図1のセパレータ2の与加湿ガス流路21a〜21fが形成された面および被加湿ガス流路27a〜27fが形成された面を重ね合わせた図、図7は図1の加湿膜5を示す図、図8は図6のア−ア線に沿った矢視断面図である。
図1に示すように、この燃料電池の加湿器1には、与加湿ガス100から被加湿ガス101を加湿させる加湿積層体16が設けられている。この加湿積層体16は、水分が浸透する多孔質の加湿膜5と、一方の面に与加湿ガス100が流れる与加湿ガス流路21a〜21fが形成され他方の面に被加湿ガス101が流れる被加湿ガス流路27a〜27fが形成された第1のセパレータ2とを複数積層させたものである。
加湿膜5の一端面は、第1のセパレータ2の与加湿ガス流路21a〜21fが形成された面と対向して接触し、加湿膜5の他端面には、第1のセパレータ2の被加湿ガス流路27a〜27fが形成された面と対向して接触している。加湿膜5を挟んで積層された2つの第1のセパレータ2の両外側面には、加湿膜5が対向して接触している。
さらに、両外側面に設けられた加湿膜5のうち、一方の加湿膜5の外側面には、片面のみ与加湿ガス流路21a〜21fが形成された第2のセパレータ3が対抗して接触し、他方の加湿膜5の外側面には、片面のみ被加湿ガス流路27a〜27fが形成された第3のセパレータ4が対抗して接触している。
加湿積層体16の両端面には緩衝材6を介して、矩形形状の加圧板7、8がそれぞれに配置されている。この加圧板7、8には、ねじ棒9が貫通して設けられており、このねじ棒9の一端部にはナット12と座金11とバネ10が設けられ、他端部にはナット12と座金11が設けられ、これらにより、加湿積層体16は内側方向に押圧されている。
図2に示すように、加圧板7の上部には、与加湿ガス入口ポート13aが設けられており、ネジ15により固定されている。また、加圧板7の下部には、被加湿ガス出口ポート14bが設けられており、ネジ15により固定されている。
図3に示すように、加圧板8の上部には、被加湿ガス入口ポート14aが設けられており、ネジ15により固定されている。また、加圧板8の下部には、与加湿ガス出口ポート13bが設けられており、ネジ15により固定されている。
図4に示すように、第1のセパレータ2,第2のセパレータ3は矩形形状をなしており、この第1のセパレータ2,第2のセパレータ3の上部の一角には、与加湿ガス入口マニホールド25aが形成されている。一方、この与加湿ガス入口マニホールド25aの対角線上には、与加湿ガス出口マニホールド25bが形成されている。
与加湿ガス入口マニホールド25aと与加湿ガス出口マニホールド25bとの間には、複数の与加湿ガス流路21a〜21fが直線状に設けられ、それぞれの与加湿ガス流路21a〜21fは与加湿ガス入口マニホールド25a側が高く、与加湿ガス出口マニホールド25b側が低くなるように傾斜がつけられている。
与加湿ガス入口マニホールド25aと複数の与加湿ガス流路21a〜21fとの間には、与加湿ガス流路上流の集約連通路23a〜23cが設けられ、与加湿ガス出口マニホールド25bと複数の与加湿ガス流路21a〜21fとの間には、与加湿ガス流路下流の集約連通路23d〜23fが設けられている。与加湿ガス入口マニホールド25aは、最下部の与加湿ガス流路21fより高い位置で集約連通路23a〜23cと接続され、与加湿ガス出口マニホールド25bは、最下部の与加湿ガス流路21fより低い位置で集約連通路23d〜23fと接続されている。
複数の与加湿ガス流路21a〜21fの各間には、与加湿ガス100を分離する与加湿ガス流路隔壁のうね部22a〜22eが形成されている。
集約連通路23a〜23cの各間には、この集約連通路23a〜23cを仕切る与加湿ガス流路上流集約連通路隔壁のうね部24a、24bが設けられている。また、集約連通路23d、〜23fの各間には、この集約連通路23d〜23fを仕切る与加湿ガス流路下流集約連通路隔壁のうね部24c、24dが設けられている。
与加湿ガス100は、与加湿ガス入口マニホールド25aから、集約連通路23a〜23cをへて、与加湿ガス流路21a〜21fを通り、集約連通路23d〜23fをへて、与加湿ガス出口マニホールド25bに流れる。
図5に示すように、第1のセパレータ2、第3のセパレータ4は矩形形状をなしており、この第1のセパレータ2、第3のセパレータ4の上部の一角には、被加湿ガス入口マニホールド26aが形成されている。一方、この被加湿ガス入口マニホールド26aの対角線上には、被加湿ガス出口マニホールド26bが形成されている。被加湿ガス入口マニホールド26aから被加湿ガス出口マニホールド26bに向かって複数の被加湿ガス流路27a〜27fが直線状に設けられている。それぞれの被加湿ガス流路27a〜27fは被加湿ガス入口マニホールド26a側が高く、被加湿ガス出口マニホールド26b側が低くなるように傾斜がつけられている。
被加湿ガス入口マニホールド26aと複数の被加湿ガス流路27a〜27fとの間には、被加湿ガス流路上流の集約連通路29a〜29cが設けられ、被加湿ガス出口マニホールド26bと複数の被加湿ガス流路27a〜27fとの間には、被加湿ガス流路下流の集約連通路29d〜29fが設けられている。被加湿ガス入口マニホールド26aは、最下部の被加湿ガス流路27fより高い位置で集約連通路29a〜29cと接続され、被加湿ガス出口マニホールド26bは、最下部の被加湿ガス流路27fより低い位置で集約連通路29d〜29fと接続されている。
複数の被加湿ガス流路27a〜27fの各間には、被加湿ガス101を分離する被加湿ガス流路隔壁のうね部28a〜28eが設けられている。
集約連通路29a〜29cの各間には、この集約連通路29a〜29cを仕切る被加湿ガス流路上流集約連通路隔壁のうね部30a、30bが設けられている。また、集約連通路29d〜29fの各間には、この集約連通路29d〜29fを仕切る被加湿ガス流路下流集約連通路隔壁のうね部30c、30dが設けられている。
被加湿ガス101は、被加湿ガス入口マニホールド26aから、集約連通路29a〜29cをへて、被加湿ガス流路27a〜27fを通り、集約連通路29d〜29fをへて、被加湿ガス出口マニホールド26bに流れる。
図7に示すように、多孔質の加湿膜5には、第1のセパレータ2、第2のセパレータ3、第3のセパレータ4の各マニホールド位置と同位置に、与加湿ガス入口マニホールド25a、与加湿ガス出口マニホールド25b、被加湿ガス入口マニホールド26a、被加湿ガス出口マニホールド26bが設けられ、セパレータの流路に面する中央部5aの周囲には、不浸透部であるシール部5bが形成されている。
加湿膜5は、多孔質であり与加湿ガス100と被加湿ガス101との間に介在させられて水分を透湿することができる膜であり、主に多孔質のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂より成り、加湿膜5の厚さは100μm程度である。また、固体高分子の電解質膜などのイオン交換膜も使用可能である。
シール部5bは、熱可塑性樹脂が加熱充填され構成されている。
熱可塑性樹脂の例として、ホットメルトと総称される樹脂が好適に用いられる。代表的なホットメルト樹脂として、ポリエチレンやポリプロピレンに代表されるポリオレフィン系の樹脂またはポリオレフィンとポリ酢酸ビニル等とを共重合して溶融温度や接着性を改善した樹脂が挙げられる。このようなポリオレフィン系の樹脂を用いると一般的な加湿膜材料の耐熱温度である200℃よりも十分に低い温度で樹脂を流動させることができる。
また、ポリオレフィン系の樹脂は、与加湿ガスの温度である90℃以下の高湿雰囲気に暴露されても比較的安定な材料であり、好適に用いることができる。
同様に使用できる熱可塑性樹脂としてナイロン11、ナイロン12、共重合ナイロン系の樹脂が挙げられる。また、ポリエチレンテレフタラートまたはその共重合体に代表されるポリエステル系の樹脂が挙げられる。この種のポリエステル系樹脂は耐水性に優れているため、水分にさらされる加湿器に好適に用いることができる。また、ポリブチレン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル系樹脂、無定型ポリアミド樹脂も同様に用いることができる。
その他、ポリビニルホルマール・フェノリック系、ニトリルゴム・フェノリック系、ナイロン・エポキシ系、ニトリルゴム・エポキシ系といったポリマーアロイ型の樹脂のうち無溶剤系のものを用いることができる。
また、充填のための樹脂として未硬化段階では十分な流動性があり、その後、硬化剤との反応または加熱によって硬化せしめることのできる樹脂も同様に用いることができる。例えば、硬化剤を混合したエポキシ樹脂を充填して、その後加熱等の硬化処理を行うことで使用することができる。同様に使用できる樹脂材料として、液状アクリルゴム系樹脂、シリコーン系樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
図8に示すように、第1のセパレータ2、加湿膜5および第2のセパレータ3は積層されている。加湿膜5の上方には与加湿ガス流路21d〜21fが形成されており、下方には被加湿ガス流路27d〜27fが形成されている。
各与加湿ガス流路21d〜21fの近傍には、加湿膜5を支持しているうね部22c〜22eが設けられており、各被加湿ガス流路27d〜27fの近傍には、加湿膜を支持しているうね部28c〜28eが設けられている。また、これらのうね部22c〜22eのそれぞれの先端部には、摩擦部40bが形成され、うね部28c〜28eのそれぞれの先端部には、摩擦部41bが形成されている。摩擦部40b、41bは樹脂から構成されている。
また、セパレータの周囲に設けられているセパレータシール部22f、28fにも、それぞれ摩擦部40b、41bが設けられている。
次に、この実施の形態1に係る燃料電池の加湿器1の動作について説明する。
被加湿ガス101は、与加湿ガス100に比べ、低温、低湿度である。
図1に示すように、与加湿ガス100は、与加湿ガス入口ポート13aから入る。次に、加圧板7、緩衝材6のガス導入孔(図示せず)を経由し、与加湿ガス入口マニホールド25aに入る。そして次に、与加湿ガス流路21a〜21fへと導かれる。
一方、被加湿ガス101は、被加湿ガス入口ポート14aから入る。次に、加圧板8、緩衝材のガス導入口(図示せず)を経由し、被加湿ガス入口マニホールド26aに入る。そして次に、被加湿ガス流路27a〜27fへと導かれる。
与加湿ガス100および被加湿ガス101の流れは対向流となっている。
このように加湿膜5の両面に与加湿ガス100と被加湿ガス101とが流れると、与加湿ガス流路21a〜21fを流れる与加湿ガス100の水蒸気が加湿膜5の表面で凝縮し、被加湿ガス流路27a〜27fを流れる被加湿ガス101側に浸透し、分圧差で蒸発することで被加湿ガス101を加湿し、温度も上昇する。
加湿膜5が湿潤すると、加湿膜5が長手方向に伸びはじめるが、うね部22c〜22eおよびうね部28c〜28eの先端部に設けられた摩擦部40b、41bを用いて、うね部22c〜22e、うね部28c〜28eが加湿膜5を滑らずに保持するので、加湿膜5の滑りが発生しない。
以上説明したように、この実施の形態1に係る燃料電池の加湿器1を用いると、うね部22c〜22eおよびうね部28c〜28eの先端部に滑り止めとなる摩擦部が設けられているので、加湿膜5が湿潤しても、加湿膜5の滑りは発生せず、加湿膜5が各セパレータ間の一部に偏ったり、与加湿ガス流路21a〜21fおよび被加湿ガス流路27a〜27fを塞いだりするのを防ぐことができる。その結果、温湿度交換特性の低下を防ぐことができる。
また、第1のセパレータ2の周囲のセパレータシール部22f、28fにも摩擦部40a、41aが設けられているので、加湿膜5が湿潤しても、セパレータシール部22f、28fが加湿膜5を滑らせずに保持するので、加湿膜5の滑りが発生しない。
また、加湿膜5が湿潤すると、加湿膜5の端部から水分がにじみ出てくるが、シール部5bが加湿膜5の端部を密閉しているので、加湿膜5からにじみ出た水分が加湿積層体の外部へ漏れ出すのを防いている。
なお、図9は実施の形態1の他の例を示した図である。うね部28c〜28eには摩擦部41bが設けられていない。うね部22c〜22eに摩擦部40bが設けられており、加湿積層体の両側面から積層方向に押圧されているので、摩擦部40bが圧縮されて加湿膜5を押さえ、加湿膜5が滑るのを防止することができる。
実施の形態2.
図10は実施の形態2に係る燃料電池の加湿器1の要部断面図である。
被加湿ガス流路27d〜27f側の第1のセパレータ2のセパレータシール部28fには、溝が形成されている。その溝の中にはパッキン42が設けられており、加湿膜5とパッキン42とは当接している。
また、うね部28c〜28eには、摩擦部41bが設けられていない。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態2に係る燃料電池の加湿器1では、セパレータシール部28fには溝が設けられ、その溝の中にパッキン42が設けられ、加湿積層体16は積層方向に押圧されているので、パッキン42と加湿膜5のシール部5bとの間で摩擦が発生し、加湿膜5が湿潤しても、加湿膜5の滑りは発生せず、加湿膜5がセパレータ間の一部に偏ったり、与加湿ガス流路21a〜21fまたは被加湿ガス流路27a〜27fを塞いだりするのを防ぐことができる。その結果、温湿度交換特性の低下を防ぐことができる。
また、加湿膜5の端部のシール部5bには、熱可塑性樹脂が加熱充填されているので、加湿膜5の内部を通しての水分の漏れを防ぐことができる。
また、うね部22c〜22eには摩擦部40bが設けられているので、加湿膜5が湿潤しても、加湿膜5の滑りを防ぐことができる。
また、セパレータシール部22fには、摩擦部40aが設けられているので、加湿膜5が湿潤しても加湿膜5の滑りを防ぐことができる。
なお、実施の形態1では、与加湿ガス流路側に摩擦部40a、40bが設けられた構成を示したが、勿論このものに限らず、被加湿ガス流路側に摩擦部40a、40bを設け、被加湿ガス流路面には、図12に示すように第1のセパレータ2または第2のセパレータ3の外周部にパッキン42を設けたものであってもよい。
実施の形態3.
図13は実施の形態3に係る燃料電池の加湿器1の要部断面図である。
シール部5bの端部は、セパレータシール部22f、28fの端部より内側に設けられている。また、加湿膜5の端部のシール部5bには、熱硬化性樹脂が加熱充填されている。
被加湿ガス流路27d〜27f側の第1のセパレータ2の端部で、シール部5bの外側には、溝が形成されている。その溝の内部には、パッキン42が設けられている。さらにこのパッキン42は、セパレータシール部22f、28fの間に挟まれて固定されている。
パッキン42は図11に示すように、被加湿ガス流路面の外周部に設けられている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態3に係る燃料電池の加湿器1では、加湿膜5端部のシール部5bの外側で、かつ、セパレータシール部22fの内側の第1のセパレータ2に設けられた溝にパッキン42が設けられ、そのパッキン42は加湿膜5のシール部5bと当接し、積層方向に押圧されているので、パッキン42はセパレータシール部22f、28fの間に固定され、加湿膜5が湿潤しても、加湿膜5が滑ることを防ぐことができる。
また、パッキン42が第1のセパレータ2の端部間に配置され、積層方向に押圧されているので、加湿膜5の端部から水分が漏れ出ても、加湿器1の外へ漏れるのを防ぐことができる。
また、うね部22c〜22eには摩擦部40b、うね部28c〜28eには摩擦部41bが設けられているので、加湿膜5は湿潤しても、加湿膜5が滑るのを防ぐことができる。
また、セパレータシール部22f、28fには、摩擦部40a、41aが設けられているので、加湿膜5は湿潤しても、加湿膜5が滑るのを防ぐことができる。
なお、図14に示すように、被加湿ガス流路隔壁のうね部28c〜28eに摩擦部41bが設けなくともよい。与加湿ガス流路隔壁のうね部22c〜22eに摩擦部40bが設けられており、加湿積層体の両側面から積層方向に押圧されているので、摩擦部40bが圧縮されて加湿膜5を押さえて、加湿膜5の滑りを防ぐことができる。
また、実施の形態3では、パッキン42を被加湿ガス流路面に設けて説明したが、勿論このものに限らず、図12に示すように、与加湿ガス流路面に設けたものであってもよい。
実施の形態4.
図15は実施の形態4に係る燃料電池の加湿器1の要部断面図である。
加湿膜5の端部は、セパレータシール部22f、28fの端部より内側に設けられている。また、加湿膜5の端部のシール部5bには、熱硬化性樹脂が加熱充填されていない。
被加湿ガス流路27d〜27f側の第1のセパレータ2の端部で、シール部5bの外側には溝が形成されている。その溝の内部にはパッキン42が設けられている。さらにこのパッキン42は、セパレータシール部22f、28fの間に挟まれて固定されている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態4に係る燃料電池の加湿器1では、加湿膜5端部の外側で、セパレータシール部22f、28fの間に挟まれてパッキン42が固定されているので、加湿膜5が湿潤した場合であっても、加湿膜5が滑ることを防ぐことができる。
また、パッキン42とセパレータシール部22f、28fが加湿膜5の端部から漏れ出てくる水分を封止するので、加湿器1から水分が漏れ出すことを防ぐことができる。
また、うね部22c〜22eには摩擦部40bが設けられ、28c〜28eには摩擦部41bが設けられているので、加湿膜5が湿潤しても、加湿膜5が滑ることを防ぐことができる。
また、セパレータシール部22f、28fには、摩擦部40a、41aが設けられているので、加湿膜5が湿潤しても、加湿膜5が滑ることを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態4では、図16に示すように、被加湿ガス流路隔壁のうね部28c〜28eに摩擦部41bが設けなくともよい。与加湿ガス流路隔壁のうね部22c〜22eに摩擦部40bが設けられており、加湿積層体の両側面から押圧されているので、摩擦部40bが圧縮されて加湿膜5を押さえて、ずれを防止できる。
また、上記各実施の形態では、うね部28c〜28eに配置された摩擦部41bが無い構成を示したが、勿論このものに限らず、摩擦部41bを設け、うね部22c〜22eに摩擦部40bを配置しない構成としたものであってもよい。
また、上記各実施の形態では、摩擦部40b、41bが各うね部および各セパレータシール部に配置されたものについて説明したが、勿論このものに限らず、摩擦部は各セパレータの与加湿ガス100または被加湿ガス101が流れる凹部の溝および各マニホールド部以外で加湿膜5と接する凸部に配置されたものであってもよい。
また、上記実施の形態3および実施の形態4では、被加湿ガス流路27c〜27f面に溝を設け、その溝にパッキン42を配置した第1のセパレータ2を用いて説明したが、勿論このものに限らず、与加湿ガス流路21c〜21f面に溝を設け、その溝にパッキン42を配置した第1のセパレータ2を用いたものであってもよい。
また、上記各実施の形態において、摩擦部40a、40b、41a、41bの樹脂には、EPDM系、シリコーン系、オレフィン系等の絶縁性のゴム系材料が用いられる。また、樹脂の形成方法としては、例えばクリーン印刷法が用いられ、厚み10μmから200μmで形成される。
また、オレフィン系のゴム系材料としては、例えば、図17に示される特性を有する1液性加熱硬化型のTB1152やTB1153(スリーボンド社の登録商標)が用いられ、形成後約100℃で10〜30分程度の硬化処理を行う。
また、上記実施の形態3および実施の形態4において、パッキン42には、EPDM系、シリコーン系等のゴム系材料を用いている。
また、実施の形態1ないし実施の形態4の要部断面図の説明において、第1のセパレータ2を用いて説明したが、勿論このものに限らず、与加湿ガス流路面については第2のセパレータ3を、被加湿ガス流路面については第3のセパレータ4を用いてもよい。
また、上記実施の形態3ないし実施の形態4において、加湿膜5にイオン交換膜を用いてもよく、その場合膜の透気度を示すガーレー数が10,0000(SEC)以上である場合、加湿膜5の内部を通してのリークは無いため、加湿膜5の端部のシール部5bへの樹脂含浸は不要である。
また、上記実施の形態1ないし実施の形態4では、燃料電池の加湿器として説明したが、この発明は勿論このものに限定されず、例えば、空調用の加湿器にも適用できる。
また、上記実施の形態1ないし実施の形態4では、不浸透部は樹脂を含浸させたものとして説明したが、勿論このものに限らず、例えば、フッ素系、シリコーン系等の樹脂をコーティングした撥水処理がなされたものであってもよい。
実施の形態1に係る燃料電池の加湿器の全体構成図である。 図1の与加湿ガスの入口ポート側から視た側面図である。 図1の被加湿ガスの入口ポート側から視た側面図である。 図1の第1のセパレータまたは第2のセパレータに与加湿ガス流路を形成した面を示す図である。 図1の第1のセパレータまたは第3のセパレータに被加湿ガス流路を形成した面を示す図である。 図4および図5を重ねて示した図である。 図1の加湿膜を示した図である。 図6のアーア線に沿って視た矢視断面図である。 実施の形態1の燃料電池の加湿器の他の例を示す要部断面図である。 実施の形態2に係る燃料電池の加湿器の要部断面図である。 図10の第1のセパレータまたは第3のセパレータに被加湿ガス流路を形成した面を示す図である。 図10の第1のセパレータまたは第2のセパレータに与加湿ガス流路を形成した面を示す図である。 実施の形態3に係る燃料電池の加湿器の要部断面図である。 実施の形態3に係る燃料電池の加湿器の他の例を示す要部断面図である。 実施の形態4に係る燃料電池の加湿器の要部断面図である。 実施の形態4に係る燃料電池の加湿器の他の例を示す要部断面図である。 実施の形態1ないし実施の形態4に用いる樹脂の特性を示す図である。
符号の説明
1 加湿器、2 第1のセパレータ、3 第2のセパレータ、4 第3のセパレータ、5 加湿膜、5b シール部、6 緩衝材、7、8 加圧板、9 ネジ棒、10 スプリング、11 座金、12 ナット、13a 与加湿ガス入口ポート、13b 与加湿ガス出口ポート、14a 被加湿ガス入口ポート、14b被加湿ガス出口ポート、15 ネジ、16 加湿積層体、21a〜21f 与加湿ガス流路、22a〜22e うね部、22f セパレータシール部、23a〜23c 集約連通路、23d〜23f 集約連通路、24a、24b うね部、24c、24d うね部、25a 与加湿ガス入口マニホールド、25b 与加湿ガス出口マニホールド、26a 被加湿ガス入口マニホールド、26b 被加湿ガス出口マニホールド、27a〜27f 被加湿ガス流路、28a〜28e うね部、28f セパレータシール部、29a〜29c 集約連通路、29d〜29f 集約連通路、30a、30b うね部、30c、30d うね部、40a、40b、41a、41b 摩擦部、42 パッキン、100 与加湿ガス、101被加湿ガス。

Claims (8)

  1. 一面に与加湿ガスが流れる与加湿ガス流路を有し、他面に被加湿ガスが流れる被加湿ガス流路を有したセパレータと、一面が前記与加湿ガス流路に対面し、他面が前記被加湿ガス流路に対面し、前記セパレータと交互に積層され、水分が浸透する加湿膜とを含む加湿積層体を備え、
    前記加湿積層体は積層方向の両面に押圧されているとともに、
    前記セパレータには、前記加湿膜に当接して前記加湿膜を支持するうね部を有する加湿器において、
    前記うね部の先端部には、前記加湿膜の滑りを低減する第1の摩擦部が設けられていることを特徴とする加湿器。
  2. 前記セパレータの前記加湿膜と接している外周部には、前記加湿膜の滑りを低減する第2の摩擦部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記加湿膜の外周部には、前記加湿膜から水分が浸透し漏れ出るのを低減する不浸透部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加湿器。
  4. 前記セパレータの外周部には、前記加湿膜と当接することにより前記加湿膜の滑りを低減する第1のパッキンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の加湿器。
  5. 前記加湿膜の外周は前記セパレータの外周より内側にあり、
    前記加湿膜の外周で、前記セパレータの外周部には、前記加湿膜と当接することにより前記加湿膜の滑りを低減する第2のパッキンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の加湿器。
  6. 前記第1の摩擦部は、弾性のある樹脂であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の加湿器。
  7. 前記第2の摩擦部は、弾性のある樹脂であることを特徴とする請求項2ないし請求項6の何れか1項に記載の加湿器。
  8. 前記不浸透部は、樹脂を含浸させたものであることを特徴とする請求項2ないし請求項7の何れか1項に記載の加湿器。
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