JP2021168294A - 加湿器 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産コストがより低く、より高効率かつ、より低重量である本加湿器を提供する。
【解決手段】特に電気化学システムまたはHVAC用途におけるプロセスガスを加湿するための、複数の金属フロープレート(25、38)および複数の水伝達膜(41)を有する加湿器である。構造は、一方では各場合において単層フロープレート(25、38)のうちの多くとも1つが積層体の隣接する水伝達膜(41)の間に配置され、他方では各場合において水伝達膜(41)のうちの少なくとも1つが積層体の隣接するフロープレート(25、38)の互いに向き合う封止ラインの間に封止的に収容される、特に封止的に挟持されるように、金属フロープレート(25、38)および水伝達膜(41)が配置されるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のフロープレートおよび複数の水伝達膜を有する積層体を備える加湿器に関する。特に、そのような加湿器は、電気化学システムにおけるプロセスガスの加湿に好適である。上記の電気化学システムについて、これらは例えば燃料電池システム、電気化学コンプレッサ、または電気分解装置等であってよい。電気化学システム分野における用途の他、加湿器は、建築技術分野における空気処理および輸送機関内の空気管理、すなわち、「暖房、換気および空調」(HVAC)の用語の下に共に分類される分野に適用されるものであってもよい。
DE102013208877A1は、複数の積層された二重層フロープレートと、フロープレート間に配置された水伝達膜とを備える、特に燃料電池のプロセスガスの加湿用の加湿器について記載している。DE102013208877A1に係る加湿器は、封止ビードと、封止ビード内に配置され、プレートのポート開口とプレート表面上に配置されるフローフィールドとの間の流体接続を生じさせる開口とを有する封止構造をさらに備える。これらの封止構造は、比較的単純かつ製造が安価であり、加湿器の効率的かつ高信頼な動作をさらに確実にする。DE102013208877A1、例えば図3の(a)において、2つの隣接するフロープレートと、これら2つの隣接するフロープレートの間に配置される水伝達膜との斜視図が図示されている。
DE102013208877A1に係る従来技術を出発点として、本発明の目的は、加湿器の製造および動作に伴うコストをよりいっそう低減し、またその効率をなおいっそう改善することにある。
この目的は、請求項1に記載の加湿器によって達成される。また、特別な実施形態が従属請求項に記載されている。
ここで、複数のフロープレートおよび複数の水伝達膜を有する積層体を備える、特に電気化学システムまたはHVAC用途におけるプロセスガスを加湿するための加湿器を提案する。フロープレートは、各々が丁度一層の金属シートで形成される。金属シートと一体の部分として形成され、金属シートの互いに反対側に位置する平坦面上に少なくとも1つの封止ラインを形成する、少なくとも1つの封止ビードが、金属シートに形成される。フロープレートおよび水伝達膜は、単層フロープレートのうちの多くとも1つが、積層体の隣接する水伝達膜の間に配置されるように配置される。さらに、フロープレートの封止ビードは、水伝達膜のうちの少なくとも1つが、積層体の隣接するフロープレートの互いに向き合う封止ラインの間に封止的に受けられる、特に封止的に押し挟まれるように設計される。従って、フロープレートは、好ましくは、隣接するフロープレートが、互いに向き合うそれらの封止ラインに沿って互いを支持するように配置および設計される。
フロープレートが各々丁度一層の金属シートで形成され、単層フロープレートのうちの多くとも1つが積層体の隣接する水伝達膜の間に配置されるようにフロープレートおよび水伝達膜が配置されることにより、所与の数の加湿器セルを有する加湿器の製造に必要な金属層の数を、DE102013208877A1に記載の加湿器と比較して著しく低減することができる。一方では、これにより製造コストが大幅に低減される。他方では、これにより、加湿器がより計量かつ小型に設計され、また加湿器の総体積に対する加湿器セルの体積の割合がDE102013208877A1に係る加湿器と比較すると決定的に増大するので、加湿器の効率が大きく増大する。加湿器のこの改善は、とりわけ、単層フロープレートの封止ビードが、水伝達膜のうちの少なくとも1つが積層体の隣接するフロープレートの互いに向き合う封止ラインの間に封止的に受けられる、特に封止的に押し挟まれるように設計されることによって可能となる。
プラスチック製のフロープレートと比較して、ここで提案する金属製のフロープレートは、より経済的に製造できるだけでなく、より大幅に迅速にかつより高い精度で製造することもできる。さらに、金属の熱膨張度はプラスチックと比較して低いことから、加湿器の動作中におけるフロープレート積層体内の機械的応力が低減され、それによって加湿器の耐用年数が延びる。
加湿器は通常、フロープレート積層体が間に配置または挟持される2つのエンドプレートと、エンドプレートの間に配置されて積層体をエンドプレートに末端接続する2つの積層体末端プレートと、積層体末端プレートの間に配置されるフロープレートを含む積層体内部とを備える。積層体内部のフロープレートのうちの少なくとも2つ、好ましくは積層体内部のフロープレートのうち1つおきのものが、互いに同一に構築されてよい。従って、積層体内部は、好ましくは、構造タイプの異なる多くとも2つのタイプのフロープレートを含む。特に好ましくは、積層体内部の全てのフロープレートが、互いに同一に構築される。これにより、加湿器の製造がさらに簡略化され、製造コストがさらに低減する。
積層体内部の構造的に同一なフロープレートの金属シートの第1平坦面および第2平坦面は通常、各々が異なって設計される。特に、積層体内部の構造的に同一なフロープレートは、積層体内部の隣接する構造的に同一なフロープレートの第1平坦面および第2平坦面が交互に互いに向き合うように配置および位置合わせされる。積層体内部は、例えば互いに構造的に同一なフロープレートのみを含む場合、積層体のフロープレートの第1平坦面が、交互に加湿器の第1エンドプレートおよび第2エンドプレートに向くように積層および位置合わせされたものを含む。
フロープレートは各々、同じ封止ビードが、金属シートの第1平坦面上に第1封止ラインを形成し、金属シートの第2平坦面上に第2封止ラインを形成するように設計されてよい。それぞれのフロープレートの表面平面に平行に位置合わせされた投影面への第1封止ラインの垂直投影、および同じ投影面への第2封止ラインの垂直投影は、第1封止ラインの投影が第2封止ラインの投影を包囲する、または第2封止ラインの投影が第1封止ラインの投影を包囲するように延在する。特に、少なくとも1つの水伝達膜をフロープレートの各平坦面上に封止的に受けさせるまたは押し付けることを可能とする、フロープレートの封止ビードまたは複数の封止ビードのこの設計により、フロープレートの単一層設計が可能となり、これに伴って加湿器の重量、体積、低い製造コスト、および効率に関する利点が生じる。ここで、封止ビードは、さらに好ましくは、第1封止ラインの投影および第2封止ラインの投影が、連続的にすなわちそれらの経路全体に沿って、互いに離隔されるように設計される。
フロープレート、特に積層体内部のものは各々、所与のフロープレートの第1封止ラインが、例えばこのフロープレートと構造的に同一であり積層体においてこれに直接隣接する第1隣接プレートの第1封止ライン上で封止的に支持可能であり、第2封止ラインが、このフロープレートと構造的に同一であり積層体においてこれに直接隣接する第2隣接プレートの第2封止ライン上で封止的に支持可能であるとともに、具体的には好ましくはこれら直接隣接するフロープレートの封止ラインの間で少なくとも1つの水伝達膜を受けるように設計されてよい。これは例えば、フロープレート、特に積層体内部のものが各々、二回対称性を有する少なくとも1つの対称軸を含むことを含んでよい。対称軸は、フロープレートの表面平面に垂直または平行に位置合わせされてよい。また、積層体の隣接するフロープレートが、封止ビードにより形成される封止ラインの経路に関してのみ互いに構造的に同一であり、例えばそれぞれの封止ビードを通してプロセスガスを誘導するための封止ビードにおける開口の有無に関して、特にそれぞれの封止ビードにおけるそのような開口の配置に関しては異なることが考えられる。
フロープレートの封止ビードまたは複数の封止ビードは各々、それらが形成する封止ラインのうちの少なくとも1つに沿った被膜を含んでよい。この被膜は、好ましくは連続的であり、封止ライン全部に沿って広がる。これにより、封止ビードの封止効果を、および可能性として積層方向つまりそれぞれのフロープレートの表面平面に垂直な方向におけるそれらの弾性を増大させることができる。
フロープレートは各々、矩形形状または実質的に矩形の形状を含んでよい。これは、フロープレートの隅部または隅部のうちの少なくともいくつかに丸みがつけられることを含んでよい。交点で互いに交わるフロープレートの2つの対角線が、フロープレートの矩形または実質的に矩形の形状によって画定されてよい。このとき、フロープレートの二回対称軸は、例えばこの交点を通るように延在してよい。
フロープレート、特に積層体内部のものは各々、ガスを誘導するためのフローフィールドを金属シートの平坦面のうち少なくとも1つの平坦面上に含んでよい。ガスは、フローフィールドの領域において的確にかつ画定的にプレート表面に沿って導かれてよい。そのため、加湿器セルあたりの水伝達率を増大させることができ、加湿器の効率がさらに増大する。フローフィールドは、好ましくは金属シートと一体として設計される。例えば、フローフィールドは、金属シートに形成されるチャネル構造を含んでよい。
また、フロープレートは各々、金属シートの両平坦面上にフローフィールドを含んでよい。これにより、加湿器の効率をまたさらに増大させることができる。例えば、フローフィールドは各々、チャネル状の溝と、チャネル状の溝を互いに分離するウェブとを含んでよい。これらは例えば、フロープレートの第1平坦面上のフローフィールドのチャネル状の溝の裏面が、フロープレートの第2平坦面上のフローフィールドのウェブを形成し、またはその逆であるように設計されてよい。
フロープレートの金属シートは、フローフィールドの領域においてフロープレートの両平坦面上に、金属シートの互いに反対側に位置する平坦面上のフローフィールドの間の流体接続を生じさせる貫通開口をさらに含んでよい。従って、フロープレートの互いに反対側に位置する平坦面上のフローフィールドにおける流動の挙動が、例えば画定されるよう影響を受けてよい。特に、水交換が、膜に近い平面の間でのみ起きることを防ぐことができる。さらに、これらの貫通開口は、フロープレートの表面平面に垂直に位置合わせる速度成分が、フロープレートの第1平坦面上のフローフィールドからフロープレートの第2平坦面上のフローフィールド内へと、またはその逆に、貫通開口を通して向きを転じるガスに印加されるように設計されてよい。これにより、フロープレートの表面平面に垂直なガスの流通混合を実現または改善することができる。従って、このフローフィールドに隣接するまたはこのフローフィールドに隣接する水伝達膜を介して、水伝達率を増大させることができる。例えば、貫通開口は、表面平面に平行な平面への貫通開口の投影が各々、ゼロとは異なる面積を有するように設計されてよい。この変形例では、フロープレートは、フローフィールドの領域において異なる媒体を分離するよう機能しない。これに対し、ここでは、同じ媒体、すなわち加湿対象ガスおよびその後の工程で加湿済みとなったガスまたは湿潤ガスおよびその後の過程で含有湿度がより低くなったガスが、フロープレートの両側を流動することが好ましい。これは、単極性構造という用語で表すこともできる。ここでのガス系統の分離は、水伝達膜を介してのみ実現される。
フロープレートは各々、フローフィールドおよび/または複数のフローフィールドの各々が、複数のフローフィールドおよびフローフィールドを封止するよう、上記封止ビードまたは複数の封止ビードのうちの1つにより包囲されるように設計されてよい。
典型的には、フロープレートは各々、金属シートが金属シートを通してガスを誘導するための貫通開口を含むように設計される。通常、フロープレートは、フロープレートの上記貫通開口が、互いに位置合わせされ、それにより積層方向において積層体を通して延び加湿器のガス入口またはガス出口と各々が流体接続する導管を形成するように、加湿器において積層および位置合わせされる。このガス出口またはガス入口は、通常、加湿器のエンドプレートのうち少なくとも1つのエンドプレート上に配置される。このとき、貫通開口は各々、貫通開口を封止するよう、封止ビードまたは複数の封止ビードのうちの1つにより包囲されてよい。貫通開口および/またはフローフィールドを包囲する封止ビードは、それぞれの貫通開口とフローフィールドとの間の流体接続を生じさせる開口を含んでよい。これに加えてまたはこれに代えて、貫通開口を包囲する封止ビードは、それぞれの貫通開口から離れた面において、水伝達膜または支持媒体の支持のためのウェブ状突起部を含んでよい。
フロープレートは各々、封止ビードまたは複数の封止ビードが、ビード頂部と、ビード頂部の両側に形成される2つのビード脚部とを含むように設計されてよい。このとき2つのビード脚部は、金属シートの第1平坦面上に2つの第1封止ラインを形成してよく、このときビード頂部は、その形状に応じて、金属シートの第2平坦面上に丁度1つの第2封止ラインまたは少なくとも2つの第2封止ラインを形成してよい。有利には、少なくとも1つの第1封止ラインおよび第2封止ラインは、閉じた封止ラインを形成するように、封止ビードの経路全部に沿って延在する。これに対し、第1封止ラインの1つおきのものは、断絶を含んでよく、好ましくは封止ビードを支持するよう機能する。
封止ビードの別の可能な実施形態として、断面視において、例えば横たえた「S」字の経路、または正弦曲線の周期長だけ離隔して配置される2つのゼロ交差点の間における正弦曲線の周期の経路にほぼ対応する形状を有する封止ビードが想定される。このとき、金属シートの互いに反対側に位置する平坦面上の封止ラインは、例えば、正弦曲線のこの周期の領域における正弦曲線の最大部または最小部に沿って、または横たえた「S」字の「膨らみ」の領域において延在する。勿論、このように設計された封止ビードは、上記の例(正弦周期、横たえた「S」字)とは異なる断面を有してもよい。例えば、この封止ビードは、断面視において、直線状のおよび/または角度のついた経路を部分的に有してもよい。例えば、通常、このように設計された封止ビードは、断面視において、少なくともそれが形成する封止ラインの領域において、部分的に直線状に延在する、つまり封止ラインが各々ゼロとは異なる幅を有することが有利である。これによって、それらの封止効果を改善することができ、積層体の安定性が増大する。このように設計された、閉ループを形成する封止ビードは、例えば、フロープレートの表面平面に平行に位置合わせされた投影面へのその2つの封止ラインの投影が、先述のとおり、第1封止ラインの投影が第2封止ラインの投影を完全に包囲する、またはその逆となるように延在するように設計されてよい。
フロープレートまたはフロープレートのうちの少なくともいくつかの金属シートは、ステンレス鋼から設計されてよい。ステンレス鋼は、特に安定であり、機械加工が容易にでき、また腐食しにくい。有利には、金属シートのシート厚は、多くとも200μm、多くとも150μm、多くとも120μm、または多くとも90μmである。このような薄型設計の金属シートは、加湿器の低製造コスト、低重量、および小型構造に有利に寄与することができる。さらに、フロープレートは、特に封止要素の微細封止のため、または腐食保護のために、例えば親水性または疎水性被膜によって、完全にまたは少なくとも部分的に被覆されてよい。
フロープレートは、積層体のフロープレートの貫通開口が、位置合わせされて配置され、加湿対象ガス、除湿対象ガス、加湿済みガスおよび除湿済みガスを誘導するよう積層方向に積層体を通して延びる導管を形成するように設計および配置されてよい。前述のとおり、これらの導管は、好ましくは各々が加湿器のガス接続部と流体接続する。
積層体の2つの隣接するフロープレートの間に配置される2つの水伝達膜であって、加湿対象ガスを受け、その後の過程では加湿済みガスを受けるための第1体積をそれらの間に囲む膜を想定することができる。このとき、この第1体積は、好ましくは、加湿済みガスとすべきガスを誘導するための導管および加湿済みガスを誘導するための導管と流体接続する。これに対応して、第1体積を囲む2つの水伝達膜は、隣接するフロープレートと共に、各々、除湿対象ガスを受け、その後の過程では除湿済みガスを受けるための第2体積を囲む。このとき、第1体積の両側に配置されるこれらの第2体積は、好ましくは、各々、除湿対象ガスを誘導するための導管および除湿済みガスを誘導するための導管と流体接続する。加湿器の動作時、第1体積は、好ましくは、乾燥ガスを圧力pで第1体積内へ導入するコンプレッサと流体接続し、第2体積は、水蒸気を豊富に含む湿潤ガスを第2圧力pで第2体積内へ誘導する例えば燃料電池積層体のガス出口と流体接続し、ここでp>pである。従って、より高い圧力pの乾燥ガスは、第1体積を膨張させ、第1体積を囲む2つの水伝達膜を隣接するフロープレートに対して押圧する。互いに隣接する2つのフロープレートの間に配置される2つの水伝達膜は、連続する水伝達膜の2つの区域、特に一回折り畳んだものであってもよい。
好ましくは環状のスペーサが、第1体積を囲む水伝達膜の間において、特に2つの導管の領域に配置されてよい。このとき、このスペーサは、例えば、導管の領域において、第1体積を囲む水伝達膜を隣接するフロープレートに封止的に押し付けるように設計および配置される。スペーサは、それぞれの導管と第1体積との間の流体接続を各々が生じさせる凹部および/または開口を含んでよい。
ここで提案する加湿器の例示的実施形態を、図面に図示し、また後述の記載によってより詳細に説明する。以降、繰り返される特徴には各々同じ参照番号を付す。後述の例においては、複数の任意選択的な特徴が、一の例示的実施形態の形で互いに組み合わせて説明されている。これらの個々の実施形態/設計オプションは各々、それ自体が本発明の構成に適用されてもよく、または任意の組み合わせで、また個々の例示的実施形態を越えて適用されてもよい。
複数の加湿器セルを有する加湿器である。 図1に係る加湿器を有する電気化学システムである。 従来技術に係るフロープレートの詳細の平面図である。 従来技術に係る加湿器を通る切断図である。 本発明の一実施形態に係る加湿器のフロープレートの詳細の平面図である。 本発明のさらなる実施形態に係る加湿器の一区域を通る切断図である。 本発明のさらなる実施形態に係る加湿器の一区域を通る切断図である。 本発明のさらなる実施形態に係る加湿器の一区域を通る切断図である。 図6に係る加湿器を通るさらなる切断図である。 本発明のさらなる実施形態に係る加湿器の一区域を通る切断図である。 本発明のさらなる実施形態に係る加湿器の一区域を通る切断図である。 図9aに係る加湿器の環状スペーサの実施形態である。 図9aに係る加湿器の環状スペーサの実施形態である。 図9aに係る加湿器の環状スペーサの実施形態である。 本発明に係る加湿器の単極性構造の模式図である。 本発明に係る加湿器の単極性構造の模式図である。
図1aは、積層方向2に積層され、各々が少なくとも1つのフロープレートおよび水伝達膜を含む加湿器セル3を有するブロック形状の加湿器1を斜視図で示す。ここで加湿器セルは、積層方向2において位置合わせされ外部誘導ガス接続部4、5、6、7内へと延出する貫通開口によって互いに接続される。ガス接続部4、5、6、7は、加湿器1のエンドプレート8、9のうちの1つを貫通する。ここでガス入口には参照番号4および5を付し、ガス出口には図示の番号6および7を付す。対応するガス流動方向をA、B、C、Dで示す。ここで、エンドプレート8、9に直接隣接する積層体末端プレート8a、9aは通例、それらの設計に関して、加湿器の内側に配置される残りのフロープレートとは異なる。
加湿器1において積層される個々の加湿器セル3は、各々同じ外形寸法を有し、そのため積層すると平坦な側面を有する直方体が生じる。図1bは、コンプレッサ11、加湿器1、および例えば複数の水素/酸素燃料電池セルを含む燃料電池積層体12を有する電気化学システム10を模式的に示す。例えば分子水素または分子酸素または空気である、加湿対象となる乾燥プロセスガスが、コンプレッサ11から加湿器1へ、加湿器1の第1入口5を介して供給される。加湿器1内で加湿されたプロセスガスは、次いで燃料電池積層体12へ加湿器1の第1出口6を介して送達される。そこにおいて、複数の膜電極ユニットによって種々のプロセスガスの化学エネルギーが電気エネルギーに変換される。燃料電池積層体12におけるプロセスガスの反応に伴って生じる水分を含んだ排出空気は、第2入口4を介して加湿器に供給され、そこにおいて、第1入口5を介して加湿器1に供給される乾燥プロセスガスを、水伝達膜を通して加湿するよう機能する。除湿済みガスは、加湿器1の第2出口7を介して例えば周囲に送達される。図1bの大文字は、ガス接続部に関連して、図1aにおいて同様に示され、これに関する記載において説明されているガス流動方向に対応する。燃料電池積層体12内で加湿されるガスは、燃料電池積層体12内で圧力降下を受けていることに起因して、燃料電池積層体12から加湿器1へ入口4を介して供給される湿潤ガスの圧力は、コンプレッサ11から加湿器1へ入口5を介して供給される乾燥ガスすなわち加湿対象ガスの圧力よりも低い。
図2aは、従来技術から既知である、2つの層の金属シートを含むフロープレート13の詳細の平面図を示す。フロープレート13は、フロープレート12およびフローフィールド15を通して媒体を誘導するための貫通開口14a、4bを含む。フローフィールド15は、フロープレート13の表面に沿ってガスを誘導するためのチャネル状構造を含む。封止ビード16a、16bは、貫通開口14a、14bをフロープレート13の外側および内側に対して封止するよう貫通開口14a、14bを包囲する。封止ビード16aの開口17aは、貫通開口14aとフローフィールド15との間の流体接続を生じさせる。さらなる封止ビード18は、貫通開口14a、14bおよびフローフィールド15を外側に対して封止するようこれらを包囲する。
図2bは、図2aのフロープレート13のタイプのフロープレートを含む積層体20を通る切断図を示す。図2bの切断図の切断面は、図2aの図面の平面に垂直に位置合わせされており、図2aに図示する切断線19に沿って延在する。図2bの切断図において、フロープレート13は各々、各々が互いに例えば溶接される2つの層13a、13bを含むことが明確に理解できる。図2bの二重層フロープレート13間には、水伝達膜が配置される。
図3の(a)は、本発明に係るフロープレート25の一実施形態の詳細の平面図を示す。フロープレート25は、図1a、1bにおける加湿器1のフロープレートのうちの1つである。フロープレート25は、隅部に丸みがついた矩形形状を有する。図2bに示す既知のフロープレート13と対比して、本発明に係るフロープレート25は、丁度一層の金属シートのみを含む。ここで、これは例えばステンレス鋼シートであってよい。ただし、同様に、フロープレート25の形成に用いられるシートは、他の金属または合金から形成されてもよい。フロープレート25が形成される元となる金属シートは、好ましくは90μm未満の厚みを有する。
フロープレート25は、フロープレートを通して媒体を誘導するための貫通開口26a、26bを含む。例えば、フロープレート25の貫通開口26aは、加湿器1の他のフロープレートの対応する貫通開口と位置合わせされ、またこれらと共に、加湿対象のガスを誘導するための第1導管27を形成する(図3の(b)参照)。第1導管27は、加湿器1を通して積層方向2に延び、例えば加湿器1のエンドプレート9上のガス入口5を介して、電気化学システム10のコンプレッサ11と流体接続してよい。これに対応して、フロープレート25の貫通開口26bは、加湿器1の他のフロープレートの貫通開口と共に、除湿対象ガスを誘導するよう機能する第2導管(不図示)を形成してよい。このとき第2導管は、例えば加湿器1のエンドプレート9上のガス入口4を介して、燃料電池積層体12と流体接続してよい。
フロープレート25は、図3の(a)の観察者に向き合うこのフロープレート25の第1平坦面28において、第1フローフィールド29を含む。第1フローフィールド29は、第1チャネル構造の経路によって画定される方向においてフロープレート25の第1平坦面28の表面に沿ってガスを誘導するよう構成される第1チャネル構造を含む。第1フローフィールド29の第1チャネル構造は、チャネルと、チャネル間に配置されチャネルを互いに分離するウェブとを含む。第1フローフィールド29の第1チャネル構造は、フロープレート25を形成する金属シートと一体として設計され、例えばスタンピング器具におけるスタンピングまたは深絞りによって金属シートに形成される。第1フローフィールド9の第1チャネル構造は、第1平坦面28の反対側に位置し図3の(a)の観察者から離れたフロープレート25の第2平坦面32上において、第2チャネル構造を有する第2フローフィールド33を形成する。ここで第1フローフィールド29のウェブは、第2フローフィールド33のチャネルを形成し、その逆もまた同様である。第2フローフィールド33は、フロープレート25の第2平坦面32に沿ってガスを誘導するよう機能する。
貫通開口26a、26bを加湿器1の外側および内部に対して封止するよう、封止ビード30a、30bが貫通開口26a、26bの各々の周囲に配置される。封止ビード30a、30bは各々、貫通開口26a、26bを完全に包囲する。封止ビード30a、30bは各々、フロープレート25が製造される元となる金属シートと一体として設計される。例えば、封止ビード30a、30bは、スタンピング器具によるスタンピングによってまたは深絞りによってフロープレート25の金属シートに形成される。
貫通開口26aを包囲する封止ビード30aは、その側部において、貫通開口26aとフローフィールド26との間の流体接続を生じさせる開口31を含む。従って、ガスを、開口31を介して、貫通開口26aにより形成される第1導管27から出て封止ビード30aを通してフローフィールド29内へと導くことができる。さらなる封止ビード30cが、フロープレート25の縁部に沿って延在する。封止ビード30cは、フローフィールド29、33を、また貫通開口26a、26bと共に封止ビード30a、30bを完全に包囲し、フローフィールド29、33および貫通開口26、26を加湿器1の外側すなわち周囲に対して封止するよう機能する。
図3の(a)に係る詳細には明示的に示されていないものとして、同様に第1フローフィールド29と流体接続し、これを介してフローフィールド29の領域において加湿されたガスがガス出口6を介して燃料電池積層体12に供給され得るフロープレート25の第3貫通開口と、加湿器1の他のフロープレートの対応する貫通開口と共に、ガス出口7を介して周囲に送達され得る除湿済みガスを供給するための導管を形成するフロープレート25の第4貫通開口とがある。
図3の(a)の図からさらに見出され得ることとして、フロープレート25の金属シートは、フローフィールド29、33の縁部領域において貫通開口34を含み、ここでは概観性をより良くする目的でそのうち個々のもののみに参照番号を付している。貫通開口34は、フロープレート25の互いに反対側に位置する平坦面におけるフローフィールド29、33の間の流体接続を生じさせる。貫通開口34は、フロープレート25の表面平面に平行な平面への貫通開口34の垂直投影が、各々ゼロとは異なる面積を有するように設計される。貫通開口34のこの設計により、例えば、フロープレート25の表面平面に垂直な、フロープレート25の平坦面28、32に沿って導かれるガスの流通混合が促進される。これにより、加湿器1の水伝達率を増大させ、またそれによりその効率を増大させることができる。図3の(a)におけるフロープレート25の表面平面は、図面の平面に平行に延在する。これは、例えばフロープレート25の縁部によって、またはフロープレート25が製造される元となる金属シートの非変形区域によって画定される。
図3の(b)は、加湿器1の内側における区域35を通る切断図を示し、当該区域はいくつかの加湿器セルにわたって広がる。図3の(b)の切断図の切断面は、図3の(a)の図面の平面に垂直に位置合わせされ、図3の(a)に図示する切断線46(A−A)に沿って延在する。区域35は、フロープレート25のタイプの第1フロープレート、第2フロープレート38および水伝達膜41を含む。ここで第1フロープレート25、第2フロープレート38および水伝達膜41は、積層方向2に沿って積層して配置される。第1フロープレート25は、互いに構造的に同一である。第2フロープレート38もまた、互いに構造的に同一である。第2フロープレート38は、フロープレートの貫通開口を包囲する封止ビードにおける開口のみに関して、第1フロープレート25と異なる。特に、第1導管27を包囲する第2フロープレート38の封止ビードは、それらの側部において、図3の(a)のフロープレート25の開口31のタイプの開口を含まない。第2フロープレート28は、他の点においては第1フロープレート25と等しい。従って、特に、第2フロープレート38も、各々が丁度一層の金属シートから形成される。
従って、加湿器1の積層体の内側は、構造タイプの異なる2つのタイプのフロープレート、具体的には第1フロープレート25のタイプのフロープレートおよび第2フロープレート28のタイプのフロープレートのみを含む。従って、加湿器1の製造が大幅に簡略化される。図3の(b)の図から見出され得るように、第1フロープレート25および第2フロープレート28は、積層方向2において交互となるよう加湿器1内に配置される。従って、積層体の内側においては、各第1フロープレート25に1つの第2フロープレート38が積層方向において後続し、各第2フロープレート38に1つの第1フロープレート25が後続し、他も同様である。
加湿器1の2つの隣接する単層フロープレート25、38の間に、水伝達膜41のうちの1つが配置される。換言すれば、加湿器1のフロープレート25、38および水伝達膜41は、積層体の2つの隣接する水伝達膜の間に、単一層フロープレート25、38のうちの多くとも1つ(図3の(b)の例示的実施形態においては厳密に1つ)が配置されるように配置される。二重層フロープレートが2つの隣接する水伝達膜の間に各々配置される既知の加湿器と対比して、単一層フロープレートを有する図3の(b)に示す構成は、加湿器の重量、製造コストおよび効率に関して顕著な利点を有することは明らかである。特に、単層フロープレートを有する加湿器によれば、二重層フロープレートを有する加湿器と比較して、加湿器の総体積のより大きな割合が、加湿対象のガスを受けるため、および除湿対象のガスを受けるために利用可能となり、それによって体積あたりの水伝達率が著しく増大する。
切断線46に沿った第1部分領域47において、図3の(b)におけるフロープレート25、38は各々、両平坦面上において、フロープレート25のフローフィールド29、33のようなチャネル構造が設けられたフローフィールドを含む。フローフィールドの領域における水伝達膜41aの両側において、水伝達膜41と隣接するフロープレート25、38との間に、ガス拡散層(GDL)が各々配置される。GDLは、水伝達膜41を介した水伝達率の改善の他、特に水伝達膜41を支持するよう機能する。
第1導管27の両側に配置される、切断線46に沿った第2部分領域48および第3部分領域49において、フロープレート25、38は各々、フロープレート25の封止ビード30aのように、第1導管27を形成する貫通開口を封止するようこれらの貫通開口の周囲に配置される封止ビードを含む。
切断線46に沿った第4部分領域50において、フロープレート25、38は各々、フロープレート25の封止ビード30cのように、フロープレート25、38の縁部に沿って延在し、加湿器1の内側を加湿器1の周囲に対して封止するさらなる封止ビードを含む。
切断線46に沿った位置51において、フロープレート25、38は、それらのフローフィールドの領域において、各々、フロープレート25の貫通開口34のように、それぞれのフロープレートの互いに反対側に位置する2つの平坦面上のフローフィールドの間の流体接続を各々生じさせる貫通開口を含む。従って、特定のガスを受けるためのガス空間つまり体積が、一の水伝達膜41から最も近くに位置する水伝達膜41まで、フロープレート25(および38のそれぞれ)を通して形成される。
これに対し、先述のとおり、切断線46に沿った2つの位置52においては、積層体の1つおきのフロープレートのみが、乾燥ガスまたは加湿対象ガスを誘導するための第1導管27の周囲に配置される封止ビードのそれぞれの側部において開口を含む。従って、各々1つおきのガス空間のみが、導管27を介して乾燥ガスで充填され、一方でその間に位置するガス空間は、湿潤ガスまたは除湿対象ガス(図3の(a)においては不図示)で充填されることが確実になる。従って、湿度交換が、互いに隣接して加湿器セルに属するガス空間を互いに分離する水伝達膜41を介して実現される。
本発明の単層設計のフロープレート25、38は、とりわけ、それぞれのフロープレートの金属シートに形成される同じ封止ビード、例えばフロープレート25の封止ビード30a、30b、30cが、金属シートの互いに反対側に位置する平坦面上に少なくとも1つの封止ラインを形成することによって可能となる。ここで、積層体の隣接するフロープレートの互いに向き合う封止ラインの間に、水伝達膜41のうちの少なくとも1つが封止的に押し挟まれる。従って、加湿器1のフロープレート25、38は、隣接するフロープレートがそれらの封止ラインに沿って互いに支持されるように設計および配置される。図3の(b)において、切断線46に沿ったフロープレート25、38の封止領域の位置が、53、54および55で標示されている。
例えば、図3の(b)において、切断線46に沿った部分領域49におけるフロープレート25、38の封止ビードは、部分領域49におけるフロープレート25、38の封止ビードの各々が、平面状の封止頂部とビード側部上へ接続する2つのビード脚部とを含むように設計される。ここで、ビード頂部およびビード脚部は各々、フロープレートの表面平面に平行に延在する。図3の(c)は、2つの第1封止ライン531、532が、ここでは各々がそれぞれのフロープレートの金属シートの第1平坦面上の封止頂部の端部上に形成され、2つの第2封止ライン541、542が、ここでは金属シートの第1平坦面の反対側に位置する第2平坦面上の2つのビード脚部によって形成されることを示す。領域55においては、単一の封止ライン551が半ビードと共に生じる。これにより、同じ封止ビードにより形成される封止ラインの一部は、各々、金属シートの互いに反対側に位置する平坦面上におけるそれぞれのフロープレートの表面平面に平行に連続的に離隔される。図3の(b)において、フロープレート25、38の封止ラインは各々、封止領域53、54において、図面平面に垂直に、具体的にはビード30a、30cの経路に沿って延在する。
図4は、さらなる実施形態に係る加湿器1の内側における一区域の切断図を示す。ここでもやはり、各々単一層の金属シートから形成されるフロープレート60〜65と、水伝達膜70〜76とを有する積層体の詳細を図示する。フロープレート60〜65および水伝達膜70〜76は交互に積層され、そのため、図3の(a)と同様に、2つの隣接する水伝達膜の間に単層フロープレート60〜65のうちの丁度1つが配置される。第1部分領域80において、フロープレート60〜65は各々、それぞれのフロープレートの金属シートに形成されるチャネル構造を有するフローフィールドを含む。図群3の例と対比して、ここではフロープレートは、それらの側部において貫通開口を含み、そのうち1つのみが明示的に参照番号59で標示されている。これら複数の貫通開口59により、図3の(a)に示すフローフィールドの縁部における貫通開口34よりも、フロープレートの両側におけるガス流動のよりいっそう良好な均一化が可能となる。ガス拡散層が、フローフィールドの領域において水伝達膜70〜76の両側に配置され、各場合において、水伝達膜70、76上の2つのガス拡散層のうち1つのみが視認可能である。封止ビードが、フロープレート60〜65の第2部分領域81におけるそれぞれのフロープレートの金属プレートに形成される。第2部分領域81における封止ビードは、フロープレート60〜65において互いに位置合わせされる貫通開口によって形成される導管82を、第1部分領域80におけるフローフィールドに対して封止するよう機能する。
図3の(b)と同様に、図4における第2部分領域81におけるフロープレート60〜65の封止ビードは各々、フロープレート60〜65の各々の第1平坦面上の第1封止領域53が丸いビード頂部により与えられ、ここでは2つのフロープレートの間の丸いビード頂部に起因して、これは常に丁度1つの第1封止ライン531を形成し、また第1平坦面の反対側に位置する第2平坦面上の2つの第2封止領域54が、ビード頂部の両側におけるビード側部に各々接続するビード脚部により与えられるように設計される。ビード脚部の封止領域54は、ここでも同様に両方が丁度1つの封止ライン、具体的には第2封止ライン541および542を形成する。例えば、フロープレート61、62の封止頂部は、互いに向き合って互いに支持され、水伝達膜72がフロープレート61、62のビード頂部の間に受けられて押し挟まれる。
同様に、フロープレート62、63のビード脚部は、互いに向き合い、それら同士を互いに支持し、水伝達膜73がフロープレート62、63のビード脚部の間に受けられて押し挟まれる。
図3の(b)と対比して、図4における全てのフロープレート60〜65が構造的に同一に設計される。特に、図4に係る加湿器1の積層体の内側における全てのフロープレートが、構造的に同一に設計されてよい。従って、1つのスタンピング器具のみが必要となるので、加湿器の製造のコストおよび時間をなおいっそう低減することができる。例えば、構造的に同一のフロープレート60〜65は各々、少なくとも二回対称性を有する少なくとも1つの対称軸を含んでよい。図3の(b)に係るフロープレート25、38と対比して、図4に係るフロープレート60〜65はさらに、第1部分領域80におけるフローフィールドの領域において貫通開口を含まない(図3の(b)における位置51を参照)。
理解に難くないように、各々が互いに構造的に同一であるフロープレート60〜65の2つの平坦面は各々、図4においては異なっているように設計される。例えば、図4において、フロープレート60、62、64の第1平坦面は上方を向き、一方でフロープレート61、63、65の第1平坦面は下方を向いている。従って、図4において、隣接する構造的に同一なフロープレートは、それらの第1平坦面および第2平坦面が交互に互いに向き合う。例えば、フロープレート61、62は、それらの第1平坦面が互いに向き合い、フロープレート62、63は、それらの第2平坦面が互いに向き合う。
図5は、さらなる実施形態に係る加湿器1の内側における一区域の切断図を示す。特に、隣接するフロープレート83、84が図示されており、フロープレート83、84はやはり各々丁度一層の金属シートから形成される。さらに、加湿器1の隣接するフロープレートの間に配置される水交換膜85〜87が図示されている。加えて、ガス拡散層98、99が図5の右側部分領域において図示されている。
部分領域88における、金属シートに形成されるフロープレート83、84の封止ビードは各々、フロープレート83の封止ビードが、位置89においてその第1平坦面83a上に第1封止ラインを、および位置90においてその第2平坦面83b上に第2封止ラインを形成するよう形成される。これに対応して、フロープレート84の封止ビードは、位置89においてその第1平坦面84a上に第1封止ラインを、および位置90においてその第2平坦面84b上に第2封止ラインを形成する。フロープレート83、84は、フロープレート83が、フロープレート84と対比して、部分領域88における封止ビードに開口95、96を含むという点のみにおいて異なる。
フロープレート83、84は、それらの第2平坦面83b、84bが互いに向き合い、位置90において、互いに向き合うそれらの第2封止ラインに沿って互いに支持される。水伝達膜86は、位置90において、互いに向き合うフロープレート83、84の第2封止ラインの間に封止的に受けられる、特に押し挟まれる。フロープレート83、84は各々、位置89におけるフロープレート83、84の第1封止ラインに沿って、ここでは明示的に図示されていないさらなる隣接プレートに支持され、そしてフロープレート83の、およびここでは明示的に図示されていない隣接プレートの封止ライン間に、水伝達膜85、87が封止的に受けられる。
部分領域88におけるフロープレート83、84の金属シートに形成される封止ビードは、位置89、90における封止ラインに沿って、例えばエラストマの形態である被膜91〜94をさらに含む。当該被膜は、封止ラインの領域における封止ビードの封止作用、特に微細封止を改善する。
図6は、さらなる実施形態に係る加湿器1の内側における一区域の切断図を示す。特に、隣接するフロープレート100、101が図示されており、フロープレート100、101はやはり各々丁度一層の金属シートで形成される。さらに、加湿器1の隣接するフロープレートの間に配置される水交換膜102〜104が図示されている。加えて、ガス拡散層98、99が図6の右側部分領域において図示されている。部分領域105においてフロープレート100、101の金属シートに形成される封止ビードは各々、半ビード105aと、半ビード105aに接続する全ビード105bと含む。
従って、フロープレート100、101は、それらの各平坦面100a、100b、101a、101b上に3つの封止ラインを含む。互いに離れたそれらの第1平坦面100a、101aにおいて、フロープレート100、101は、位置106、108、108'において封止ラインを含み、互いに向き合うそれらの第2平坦面100b、101bにおいて、フロープレート100、101は、位置107、107'、109において封止ラインを含む。フロープレート101、101は、位置107、107'、109において、互いに向き合うそれらの封止ラインに沿って互いに支持され、その中でフロープレート100、101の間に水伝達膜103を押し挟む。互いに離れたそれらの封止ラインに沿って、フロープレート100、101は、位置106、108、108'においてここでは不図示の隣接プレートに支持され、その中で水伝達膜102、104を押し挟む。フロープレート100、101に隣接する隣接プレートは、例えば図7に図示されている。
図8は、さらなる実施形態に係る加湿器1の内側における一区域の切断図を示す。特に、積層されたフロープレート110〜115が図示されており、フロープレート110〜115はやはり丁度1つの位置の金属シートから形成される。隣接するフロープレート110〜115の間およびフロープレート115の下方にそれぞれ配置される水交換膜120〜126が、さらに図示されている。部分領域127、128における封止ビードには各々、位置129〜132において封止ラインが設けられる。例えば、フロープレート110〜115のフローフィールドは、部分領域133内であって、具体的には好ましくはフロープレート110〜115の両側に配置される。
部分領域127における封止ビードは、乾燥ガスを誘導するための導管134を封止するよう機能し、部分領域128における封止ビードは、湿潤ガスを誘導するための導管135を封止するよう機能する。部分領域127において、フロープレート111、113、115の封止ビードは各々、乾燥ガスを誘導するための導管134とこれらのフロープレートのフローフィールドとの間の流体接続を部分領域133において生じさせる開口を含む。従って、乾燥ガスは、フロープレート111、113、115の両方の表面上を流動し、ここでは水交換膜120〜126を介して湿度を吸収する。これに対し、部分領域128において、フロープレート110、112、114の封止ビードは各々、湿潤ガスを誘導するための導管135とこれらのフロープレートのフローフィールドとの間の流体接続を部分領域133において生じさせる開口を含む。従って、湿潤ガスは、フロープレート110、112、114の両方の表面上を流動し、ここでは水交換膜120〜126を介して水を放出する。このように、水伝達膜120〜126の間の加湿器セルには、積層方向2において湿潤ガスおよび乾燥ガスが交互に供給され、これにより水伝達膜120〜126を介して湿度交換を行うことができる。
最後に、図8におけるフロープレート110〜115は、全てが構造的に同一に設計されるが、それらの位置合わせに関しては交互に配置されることが理解できる。例えば、図8におけるフロープレート110、112、114の各々の位置合わせは、フロープレート110、112、114を各々図面の平面に垂直なそれぞれのフロープレートの対称軸に関して180度回転させることによって、それぞれこれに隣接するフロープレート111、113、115の位置合わせとすることができる。そのため、構造的に同一なフロープレート110〜115はやはり、交互にそれらの第1平坦面および第2平坦面が互いに向き合う。従って、図8に図示する例示的実施形態の全体構造は、本発明に係る前述の例示的実施形態のもののように、単極性である。
図9aは、さらなる実施形態に係る加湿器1の内側における一区域の切断図を示す。特に、積層されたフロープレート200〜203が図示されており、フロープレート200〜203はやはり各々厳密に一層の金属シートから形成される。隣接するフロープレート200〜203の間に配置され、各々が加湿器1の隣接する加湿器セルを互いに区切る水交換膜210〜217が、さらに図示されている。部分領域218、219における封止ビードは各々、具体的には位置220、221、および222、223において、金属シートの各側に封止ラインを含む。例えば、フロープレート200〜203のフローフィールドは、部分領域224内であって、具体的には好ましくはフロープレート200〜203の両側に配置される。
湿潤ガスを誘導するための、フロープレート200〜203の貫通開口により形成される導管225は、部分領域218、219における封止ビードによって、部分領域224におけるフローフィールドに、および加湿器1の周囲に対して封止される。部分領域219における封止ビードの開口により、1つおきのガス空間への湿潤ガスの計量供給が可能となる。これらは、水伝達膜210および211、212および213、214および215、ならびに216および217により囲まれるガス空間である。残りのガス空間は、乾燥ガスを供給するよう、乾燥ガスまたは加湿対象ガスを誘導するための導管226と流体接続する。これらは、水伝達膜211および212、213および214、ならびに215および216により囲まれるガス空間である。
特に、図9aに係る加湿器1は、フロープレート200〜203および水伝達膜210〜217が、2つの隣接するフロープレートの間に水伝達膜210〜217のうち厳密に2つが配置されるように積層されるという点で、先述の例示的実施形態とは異なる。従って、部分領域218、219において、隣接するフロープレートの封止ビードの互いに向き合う封止ラインの間に、水伝達膜210〜217のうちの2つが封止的に押し挟まれる。
導管226の領域に配置され、乾燥ガスすなわち加湿対象ガスを受けるための体積を各々が囲む水交換膜の対を隣接するフロープレート200〜203に封止的に押し付ける環状スペーサ230〜232を介して、乾燥ガスを誘導するための導管226の、湿潤ガスを受けるための加湿器セルに対する封止が実現される。環状スペーサ230〜232は各々、乾燥ガスを誘導するための導管226と、乾燥ガスまたは加湿対象ガスを受けるための、水交換膜210〜217により包囲される体積との間の流体接続を各々が生じさせる開口230a〜232aを含む。
湿潤ガスを誘導するための導管225は、ガス入口4を介して燃料電池積層体12と流体接続する。乾燥ガスを誘導するための導管226は、ガス入口5を介してコンプレッサ11と流体接続する。水交換膜210〜217により包囲され導管226と流体接続する、乾燥ガスを受けるための体積は、コンプレッサ11からの乾燥ガスの、湿潤ガスよりも大きい圧力に起因して、電気化学システム10の動作時に自動的に膨張し、従って隣接するフロープレートに押し付けられる。
図9b、図9c、図9dは、図9aの環状スペーサ230の種々の実施形態を示す。実施形態に応じて、環状スペーサ230は、乾燥ガスを誘導するための導管226と、乾燥ガスを受けるための、水交換膜210〜217により包囲される体積との間の流体接続を生じさせるよう、例えば、環状の表面における開口230a、環状スペーサの表面上の丸い凹部230bまたは角のある凹部230を含んでよい。
図10aおよび10bは、本発明に係る加湿器の単極性構造を明確に示す、ごく模式的な図である。ここで、図10aは、互いに隣接する2つの水交換膜41の間に単層フロープレート25、38を各々有する、図3から図8に示す構造を図示する。乾燥ガスつまり加湿対象ガス(「D」)およびその後の過程で加湿済みとなったガスは、フロープレート25の両側を流動する。湿潤ガスつまり湿度を放出するガス(「W」)およびその後の過程で湿度が低減したガスは、フロープレート38の両側を流動する。フロープレートは、構造的に同一に設計されるが、異なる向きで設置されてよく、これは鏡像反転パターンにより表される。
図10bは、図群9の例示的実施形態の構造を図示す。これは、フロープレート25に代えて1つのみのスペーサ230のみが存在するという点で、図10aのものとは異なり、当該スペーサは、残りの構造の表面全体にわたって延びていない。
[項目1]
特に電気化学システムまたはHVAC用途におけるプロセスガスを加湿するための加湿器であって、
複数のフロープレートおよび複数の水伝達膜を有する積層体を備え、
上記フロープレートは、各々が丁度一層の金属シートで形成され、
上記金属シートと一体の部分として形成され、上記金属シートの互いに反対側に位置する平坦面上に少なくとも1つの封止ラインを形成する、少なくとも1つの封止ビードが、上記金属シートに形成され、
上記フロープレートおよび上記水伝達膜は、上記フロープレートのうちの多くとも1つが、上記積層体の隣接する水伝達膜の間に配置されるように配置され、
上記水伝達膜のうちの少なくとも1つが、上記積層体の隣接するフロープレートの互いに向き合う上記封止ラインの間に封止的に受けられる、特に封止的に押し挟まれる、
加湿器。
[項目2]
上記積層体が間に配置される2つのエンドプレートと、上記エンドプレートの間に配置されて上記積層体を上記エンドプレートに末端接続する2つの積層体末端プレートと、上記積層体末端プレートの間に配置される上記フロープレートを含む積層体内部とを有し、好ましくは上記積層体内部が構造タイプの異なる多くとも2つのタイプのフロープレートを含むよう、上記積層体内部の上記フロープレートのうちの少なくとも2つ、好ましくは上記積層体内部の上記フロープレートのうち1つおきのものが、互いに構造的に同一である、項目1に記載の加湿器。
[項目3]
上記積層体内部の全てのフロープレートが、互いに構造的に同一である、項目2に記載の加湿器。
[項目4]
上記積層体内部の構造的に同一な上記フロープレートの上記金属シートの第1平坦面および第2平坦面は、各々が異なって設計され、上記積層体内部の構造的に同一な上記フロープレートは、互いに隣接する上記積層体内部の構造的に同一なフロープレートの上記第1平坦面および上記第2平坦面が交互に互いに向き合うように配置および位置合わせされる、項目3に記載の加湿器。
[項目5]
上記フロープレートは各々、同じ封止ビードが、上記金属シートの第1平坦面上に第1封止ラインを形成し、上記金属シートの第2平坦面上に少なくとも1つの第2封止ラインを形成するように設計され、それぞれのフロープレートの表面平面に平行に位置合わせされた投影面への上記第1封止ラインの垂直投影、および上記投影面への上記第2封止ラインの垂直投影は、上記第1封止ラインの上記投影が上記第2封止ラインの上記投影を包囲する、または上記第2封止ラインの上記投影が上記第1封止ラインの上記投影を包囲するように延在し、上記第1封止ラインの上記投影および上記第2封止ラインの上記投影は、連続的に互いに離隔される、項目1から4のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目6]
上記フロープレートは各々、二回対称性を有する対称軸を含み、上記フロープレートの上記第1封止ラインが、構造的に同一な第1隣接プレートの上記第1封止ライン上で封止的に支持可能であり、上記第2封止ラインが、構造的に同一な第2隣接プレートの上記第2封止ライン上で封止的に支持可能であるように設計される、項目5に記載の加湿器。
[項目7]
上記フロープレートは各々、上記フロープレートの2つの対角線が画定される矩形形状または実質的に矩形の形状を含み、同じ上記フロープレートの上記対角線は、交点で互いに交わり、それぞれの上記フロープレートの上記対称軸は、上記交点を通るように延在する、項目6に記載の加湿器。
[項目8]
上記フロープレートは各々、上記対称軸が、上記フロープレートの表面平面に垂直に位置合わせされるように設計される、項目6または7に記載の加湿器。
[項目9]
上記フロープレートは各々、上記対称軸、および/または二回対称性を有する上記フロープレートのさらなる対称軸が、上記フロープレートの表面平面に平行に位置合わせされるように設計される、項目6から8のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目10]
上記フロープレートは各々、ガスを誘導するためのフローフィールドを上記金属シートの上記平坦面のうち少なくとも1つの平坦面上に含み、上記フローフィールドは、好ましくは上記金属シートと一体として設計され、上記金属シートに形成される、上記ガスを誘導するためのチャネル構造を含む、項目1から9のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目11]
上記フロープレートは各々、上記金属シートの両平坦面上に複数のフローフィールドを含み、上記金属シートは、上記複数のフローフィールドの領域において、上記金属シートの互いに反対側に位置する上記平坦面上の上記複数のフローフィールドの間の流体接続を生じさせる貫通開口を含む、項目1から10のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目12]
上記フロープレートは各々、上記フローフィールドおよび/または上記複数のフローフィールドの各々が、それぞれ上記複数のフローフィールドおよび上記フローフィールドを封止するよう、上記封止ビードまたは複数の上記封止ビードのうちの1つにより包囲されるように設計される、項目10または11に記載の加湿器。
[項目13]
上記フロープレートは各々、上記金属シートが、上記金属シートを通してガスを誘導するための貫通開口を含むように設計され、上記貫通開口は、上記貫通開口を封止するよう上記封止ビードまたは複数の上記封止ビードのうちの1つにより包囲される、項目1から12のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目14]
上記フロープレートは各々、上記貫通開口を包囲する上記封止ビードおよび/または上記フローフィールドを包囲する上記封止ビードが開口を含むように設計され、上記開口は、上記貫通開口と上記フローフィールドとの間の流体接続を生じさせる、項目10から13のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目15]
上記フロープレートは各々、上記貫通開口を包囲する上記封止ビードが、それぞれの上記貫通開口から離れる方を向く面上に、水伝達膜または支持媒体を支持するためのウェブ状連続体を含むように設計される、項目13または14に記載の加湿器。
[項目16]
上記フロープレートは各々、上記封止ビードまたは複数の上記封止ビードが、ビード頂部と、上記ビード頂部の両側に形成される2つのビード脚部とを含むように設計され、上記2つのビード脚部は、上記金属シートの第1平坦面上に2つの第1封止ラインを形成し、上記ビード頂部は、上記金属シートの第2平坦面上に少なくとも1つの第2封止ラインを形成する、項目1から15のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目17]
上記フロープレートは各々、上記金属シートがステンレス鋼から形成されるように設計される、項目1から16のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目18]
上記フロープレートは各々、上記金属シートのシート厚が、多くとも200μm、好ましくは多くとも150μmもしくは多くとも120μm、または特に好ましくは多くとも90μmであるように設計される、項目1から17のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目19]
上記フロープレートは、上記積層体の上記フロープレートの貫通開口が、位置合わせされて配置され、加湿対象ガス、除湿対象ガス、加湿済みガスおよび除湿済みガスを誘導するよう積層方向において上記積層体を通して延びる導管を形成するように設計および配置され、上記導管は各々、ガス接続部と流体接続する、項目1から18のいずれか一項に記載の加湿器。
[項目20]
加湿対象ガスおよび/または加湿済みガスを受けるための体積を各々が間に囲む2つの水伝達膜が、上記積層体の2つの隣接するフロープレートの間に配置され、上記体積は、加湿対象ガスを誘導するための上記導管および加湿済みガスを誘導するための上記導管と流体接続する、項目19に記載の加湿器。
[項目21]
好ましくは環状のスペーサが、上記体積を囲む上記水伝達膜の間において、上記導管の領域に配置され、上記スペーサは、上記体積を囲む上記水伝達膜を、上記導管の領域において、隣接する上記フロープレートに封止的に押し付ける、項目20に記載の加湿器。
[項目22]
上記環状のスペーサは、それぞれの上記導管と上記体積との間の流体接続を生じさせる凹部および/または開口を含む、項目21に記載の加湿器。
[項目23]
上記フロープレートの上記封止ビードは各々、上記封止ビードが形成する上記封止ラインのうちの少なくとも1つに沿って、好ましくは連続的な被膜を含む、項目1から22のいずれか一項に記載の加湿器。

Claims (20)

  1. 電気化学システムまたはHVAC用途におけるプロセスガスを加湿するための加湿器であって、
    複数のフロープレートおよび複数の水伝達膜を有する積層体を備え、
    前記フロープレートは、各々が丁度一層の金属シートで形成され、
    前記金属シートと一体の部分として形成され、前記金属シートの互いに反対側に位置する平坦面上に少なくとも1つの封止ラインを形成する、少なくとも1つの封止ビードが、前記金属シートに形成され、
    前記フロープレートおよび前記水伝達膜は、前記フロープレートのうちの多くとも1つが、前記積層体の隣接する水伝達膜の間に配置されるように配置され、
    前記水伝達膜のうちの少なくとも1つが、前記積層体の隣接するフロープレートの互いに向き合う前記封止ラインの間に封止的に受けられ、かつ封止的に押し挟まれ、
    前記フロープレートは、前記積層体の前記フロープレートの貫通開口が、位置合わせされて配置され、積層方向において前記積層体を通して延びる導管を形成するように設計および配置され、前記導管は、加湿対象ガスを誘導するための導管、除湿対象ガスを誘導するための導管、加湿済みガスを誘導するための導管および除湿済みガスを誘導するための導管を含み、前記導管は各々、ガス接続部と流体接続し、
    加湿対象ガスを受けるための体積を間に囲む2つの水伝達膜が、前記積層体の2つの隣接するフロープレートの間に配置され、前記体積は、加湿対象ガスを誘導するための前記導管と流体接続し、
    環状のスペーサが、前記体積を囲む前記水伝達膜の間において、前記導管の領域に配置され、前記スペーサは、前記体積を囲む前記水伝達膜を、前記導管の領域において、隣接する前記フロープレートに封止的に押し付ける、
    加湿器。
  2. 前記積層体が間に配置される2つのエンドプレートと、前記エンドプレートの間に配置されて前記積層体を前記エンドプレートに末端接続する2つの積層体末端プレートと、前記積層体末端プレートの間に配置される前記フロープレートを含む積層体内部とを有し、前記積層体内部が構造タイプの異なる多くとも2つのタイプのフロープレートを含むよう、前記積層体内部の前記フロープレートのうちの少なくとも2つ、前記積層体内部の前記フロープレートのうち1つおきのものが、互いに構造的に同一である、請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記積層体内部の全てのフロープレートが、互いに構造的に同一である、請求項2に記載の加湿器。
  4. 前記積層体内部の構造的に同一な前記フロープレートの前記金属シートの第1平坦面および第2平坦面は、各々が異なって設計され、前記積層体内部の構造的に同一な前記フロープレートは、互いに隣接する前記積層体内部の構造的に同一なフロープレートの前記第1平坦面および前記第2平坦面が交互に互いに向き合うように配置および位置合わせされる、請求項3に記載の加湿器。
  5. 前記フロープレートは各々、同じ封止ビードが、前記金属シートの第1平坦面上に第1封止ラインを形成し、前記金属シートの第2平坦面上に少なくとも1つの第2封止ラインを形成するように設計され、それぞれのフロープレートの表面平面に平行に位置合わせされた投影面への前記第1封止ラインの垂直投影、および前記投影面への前記第2封止ラインの垂直投影は、前記第1封止ラインの前記投影が前記第2封止ラインの前記投影を包囲する、または前記第2封止ラインの前記投影が前記第1封止ラインの前記投影を包囲するように延在し、前記第1封止ラインの前記投影および前記第2封止ラインの前記投影は、連続的に互いに離隔される、請求項1から4のいずれか一項に記載の加湿器。
  6. 前記フロープレートは各々、二回対称性を有する対称軸を含み、前記フロープレートの前記第1封止ラインが、構造的に同一な第1隣接プレートの前記第1封止ライン上で封止的に支持可能であり、前記第2封止ラインが、構造的に同一な第2隣接プレートの前記第2封止ライン上で封止的に支持可能であるように設計される、請求項5に記載の加湿器。
  7. 前記フロープレートは各々、前記フロープレートの2つの対角線が画定される矩形形状または実質的に矩形の形状を含み、同じ前記フロープレートの前記対角線は、交点で互いに交わり、それぞれの前記フロープレートの前記対称軸は、前記交点を通るように延在する、請求項6に記載の加湿器。
  8. 前記フロープレートは各々、前記対称軸が、前記フロープレートの表面平面に垂直に位置合わせされるように設計される、請求項6または7に記載の加湿器。
  9. 前記フロープレートは各々、前記対称軸、および/または二回対称性を有する前記フロープレートのさらなる対称軸が、前記フロープレートの表面平面に平行に位置合わせされるように設計される、請求項6から8のいずれか一項に記載の加湿器。
  10. 前記フロープレートは各々、ガスを誘導するためのフローフィールドを前記金属シートの前記平坦面のうち少なくとも1つの平坦面上に含み、前記フローフィールドは、前記金属シートと一体として設計され、前記金属シートに形成される、前記ガスを誘導するためのチャネル構造を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の加湿器。
  11. 前記フロープレートは各々、前記金属シートの両平坦面上に複数のフローフィールドを含み、前記金属シートは、前記複数のフローフィールドの領域において、前記金属シートの互いに反対側に位置する前記平坦面上の前記複数のフローフィールドの間の流体接続を生じさせる貫通開口を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の加湿器。
  12. 前記フロープレートは各々、前記フローフィールドおよび/または前記複数のフローフィールドの各々が、それぞれ前記複数のフローフィールドおよび前記フローフィールドを封止するよう、前記封止ビードまたは複数の前記封止ビードのうちの1つにより包囲されるように設計される、請求項10または11に記載の加湿器。
  13. 前記フロープレートは各々、前記金属シートが、前記金属シートを通してガスを誘導するための貫通開口を含むように設計され、前記貫通開口は、前記貫通開口を封止するよう前記封止ビードまたは複数の前記封止ビードのうちの1つにより包囲される、請求項12に記載の加湿器。
  14. 前記フロープレートは各々、前記貫通開口を包囲する前記封止ビードおよび/または前記フローフィールドを包囲する前記封止ビードが開口を含むように設計され、前記開口は、前記貫通開口と前記フローフィールドとの間の流体接続を生じさせる、請求項13に記載の加湿器。
  15. 前記フロープレートは各々、前記貫通開口を包囲する前記封止ビードが、それぞれの前記貫通開口から離れる方を向く面上に、水伝達膜または支持媒体を支持するためのウェブ状連続体を含むように設計される、請求項13または14に記載の加湿器。
  16. 前記フロープレートは各々、前記封止ビードまたは複数の前記封止ビードが、ビード頂部と、前記ビード頂部の両側に形成される2つのビード脚部とを含むように設計され、前記2つのビード脚部は、前記金属シートの第1平坦面上に2つの第1封止ラインを形成し、前記ビード頂部は、前記金属シートの第2平坦面上に少なくとも1つの第2封止ラインを形成する、請求項1から15のいずれか一項に記載の加湿器。
  17. 前記フロープレートは各々、前記金属シートがステンレス鋼から形成されるように設計される、請求項1から16のいずれか一項に記載の加湿器。
  18. 前記フロープレートは各々、前記金属シートのシート厚が、多くとも200μm、多くとも150μmもしくは多くとも120μm、または多くとも90μmであるように設計される、請求項1から17のいずれか一項に記載の加湿器。
  19. 前記環状のスペーサは、それぞれの前記導管と前記体積との間の流体接続を生じさせる凹部および/または開口を含む、請求項1から18のいずれか一項に記載の加湿器。
  20. 前記フロープレートの前記封止ビードは各々、前記封止ビードが形成する前記封止ラインのうちの少なくとも1つに沿って、連続的な被膜を含む、請求項1から19のいずれか一項に記載の加湿器。
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