JP2006260871A - 固体高分子型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ガス配管の円形と細長い内部マニホールドとの間で反応ガスを低圧損で供給し又は排出することができ、かつ加圧板の剛性低下を招くことなく全体をコンパクト化できる固体高分子型燃料電池を提供する。
【解決手段】 複数のセル4と、細長い内部マニホールド5a,5bを有する複数のセパレータ5と、セルをセパレータを介して積層したスタック積層体6を間に挟持する1対の加圧板とを備えた固体高分子型燃料電池。加圧板(エンドプレート)12a,12bは、その外面に取り付けられ反応ガスを内部に供給し又は排出する円形断面のガス配管14a,14bと、セパレータの前記内部マニホールドに面する位置に設けられそれと略同一形状の細長いマニホールド連通口15a,15bと、ガス配管とマニホールド連通口の間に設けられその間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバ16a,16bとを有する。
【選択図】 図3
【解決手段】 複数のセル4と、細長い内部マニホールド5a,5bを有する複数のセパレータ5と、セルをセパレータを介して積層したスタック積層体6を間に挟持する1対の加圧板とを備えた固体高分子型燃料電池。加圧板(エンドプレート)12a,12bは、その外面に取り付けられ反応ガスを内部に供給し又は排出する円形断面のガス配管14a,14bと、セパレータの前記内部マニホールドに面する位置に設けられそれと略同一形状の細長いマニホールド連通口15a,15bと、ガス配管とマニホールド連通口の間に設けられその間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバ16a,16bとを有する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、内部マニホールド方式の固体高分子型燃料電池に関する。
固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)は、図5の原理図に示すように、電解質にプロトン(H+)導電性を有する高分子膜1を用い、この膜の両側に薄い多孔質Pt触媒電極(アノード2とカソード3)を付けた構造を有する。それぞれの電極にH2およびO2を供給し、室温〜100℃前後で動作させると、H2は燃料極(アノード)でH+に酸化され、H+は膜内を移動して空気極(カソード)に到達する。一方e-は外部回路を通って電気的な仕事をしたのち、空気極(カソード)に到達する。空気極ではO2が到達したH+およびe-と反応してH2Oに還元される。
図6は、固体高分子型燃料電池のセル構造図である。なおこの例では燃料と空気は直交して流れる直交流であるが、対向流や平行流もある。この図に示すように、PEFCの単セル4は、高分子電解質膜1の両側に、燃料極2(アノード)と空気極3(カソード)を形成しこれを一体化したものである。
この燃料極2と空気極3の外側に、集電材として多孔質の支持層2a,3aを付し、さらに反応ガスの供給通路を兼ねるセパレータ5で挟持することにより、単セルが複数積層された燃料電池スタックが構成される。
スタック構造は、各セルへの反応ガスの供給構造により、外部マニホールド方式と内部マニホールド方式に大別される。外部マニホールド方式は、積層したセルの外側に直接マニホールドを設けるものであり。構造が簡単な反面、大型化しかつシールが難しいなどの問題がある。これに対して、内部マニホールド方式は、各セパレータにガス供給用のマニホールド(貫通孔)を設け、このマニホールドを介して各セルにガスを供給するものであり、小型化ができシールが容易であるが構造が複雑となる特徴がある。
この燃料極2と空気極3の外側に、集電材として多孔質の支持層2a,3aを付し、さらに反応ガスの供給通路を兼ねるセパレータ5で挟持することにより、単セルが複数積層された燃料電池スタックが構成される。
スタック構造は、各セルへの反応ガスの供給構造により、外部マニホールド方式と内部マニホールド方式に大別される。外部マニホールド方式は、積層したセルの外側に直接マニホールドを設けるものであり。構造が簡単な反面、大型化しかつシールが難しいなどの問題がある。これに対して、内部マニホールド方式は、各セパレータにガス供給用のマニホールド(貫通孔)を設け、このマニホールドを介して各セルにガスを供給するものであり、小型化ができシールが容易であるが構造が複雑となる特徴がある。
図7は、固体高分子型燃料電池のスタック構造図である。この例は内部マニホールド方式であり、多数の単セルをセパレータ5を介して積層してスタック積層体6を構成し、その両端部を厚肉の加圧板7(エンドプレート)で挟み、全体をボルト等で締め付けたものである。
上述した固体高分子型燃料電池の構造に関し、例えば、特許文献1、2が既に提案されている。
特許文献1の「燃料電池」は、マニホールド内のガス流れの均一性を高め、各セルに均一に反応ガスを供給することを目的とし、図8に示すように、入口側マニホールド51のガス導入部に箱型のガス拡散用空間部52と多数の開口部を有する平板からなるガス整流板53を設けたものである。
また特許文献2の「固体高分子電解質型燃料電池」は、流入する反応ガスに含有される液化された水を除去することを目的とし、図9に示すように、加圧板54内に水滴除去装置55を設けたものである。
また特許文献2の「固体高分子電解質型燃料電池」は、流入する反応ガスに含有される液化された水を除去することを目的とし、図9に示すように、加圧板54内に水滴除去装置55を設けたものである。
上述した従来例からも明らかなように、内部マニホールド方式の燃料電池では、内部マニホールドは通常細長い形状(例えば矩形)となるのに対して燃料電池に反応ガスを供給し又は排出するガス配管は、断面が円形のパイプである。そのためガス配管の円形から細長い内部マニホールド形状へ変化する際の流れの乱れを整流するために、ガス整流装置が必要となる。
一方、燃料電池スタックを構成する加圧板(エンドプレート)は、多数のセルをセパレータを介して積層したスタックの締め付け圧の均一化を図るため、高い剛性を必要とし、一般的に分厚く重い部材となる。
一方、燃料電池スタックを構成する加圧板(エンドプレート)は、多数のセルをセパレータを介して積層したスタックの締め付け圧の均一化を図るため、高い剛性を必要とし、一般的に分厚く重い部材となる。
ガス整流装置を加圧板の外部に近接して設置する場合、ガス整流装置の大きさが加算されるため、燃料電池全体の大きさが過大となり、自動車等で要求されるコンパクト化が到底達成できない。
逆にガス整流装置を加圧板の内部に設置する場合、ガス整流装置を内蔵することにより加圧板の剛性が低下する。また、ガス整流装置を無理に小型化すると整流性能の低下や圧損の増大を招く問題点があった。
逆にガス整流装置を加圧板の内部に設置する場合、ガス整流装置を内蔵することにより加圧板の剛性が低下する。また、ガス整流装置を無理に小型化すると整流性能の低下や圧損の増大を招く問題点があった。
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ガス配管の円形と細長い内部マニホールドとの間で反応ガスを低圧損で供給し又は排出することができ、かつ加圧板の剛性低下を招くことなく全体をコンパクト化できる固体高分子型燃料電池を提供することにある。
本発明によれば、複数のセルと、細長い内部マニホールドを有する複数のセパレータと、セルをセパレータを介して積層したスタック積層体を間に挟持する1対の加圧板とを備えた固体高分子型燃料電池であって、
前記加圧板は、その外面に取り付けられ反応ガスを内部に供給し又は排出する円形断面のガス配管と、セパレータの前記内部マニホールドに面する位置に設けられそれと略同一形状の細長いマニホールド連通口と、ガス配管とマニホールド連通口の間に設けられその間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバとを有する、ことを特徴とする固体高分子型燃料電池が提供される。
前記加圧板は、その外面に取り付けられ反応ガスを内部に供給し又は排出する円形断面のガス配管と、セパレータの前記内部マニホールドに面する位置に設けられそれと略同一形状の細長いマニホールド連通口と、ガス配管とマニホールド連通口の間に設けられその間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバとを有する、ことを特徴とする固体高分子型燃料電池が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記ガス連通チャンバは、一端がガス配管と連通し、中間部がマニホールド連通口に向かって扇状に広がり、他端がマニホールド連通口と略同一形状の扇形中空チャンバであり、
前記加圧板は、ガス連通チャンバの間を仕切り前記中間部の剛性を高めるためのスティフナと、中間部にガス配管側に内方に突出しガスの流れを整流する整流部とを有し、該整流部は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有する。
前記加圧板は、ガス連通チャンバの間を仕切り前記中間部の剛性を高めるためのスティフナと、中間部にガス配管側に内方に突出しガスの流れを整流する整流部とを有し、該整流部は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有する。
上記本発明の構成によれば、加圧板が、ガス配管とマニホールド連通口の間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバを有するので、ガス配管からマニホールド連通口へ、或いはマニホールド連通口からガス配管へ、反応ガスを低圧損で供給し又は排出することができる。
また好ましい実施形態によれば、前記ガス連通チャンバは、一端がガス配管と連通し、中間部がマニホールド連通口に向かって扇状に広がり、他端がマニホールド連通口と略同一形状の扇形中空チャンバであるので、ガス配管とマニホールド連通口の間でガスを均等に分散又は集合させることができ、マニホールド連通口における流速分布を一様に近付けることができる。
さらに、前記加圧板は、ガス連通チャンバの間を仕切り前記中間部の剛性を高めるためのスティフナを有するので、内部空間の存在による加圧板の剛性低下を最小限に抑えることができる。
また、加圧板は、中間部にガス配管側に内方に突出しガスの流れを整流する整流部を有し、該整流部は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有するので、ガスの圧損を低く抑え、全体をコンパクト化できる。
また、加圧板は、中間部にガス配管側に内方に突出しガスの流れを整流する整流部を有し、該整流部は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有するので、ガスの圧損を低く抑え、全体をコンパクト化できる。
従って、セパレータ面内の均一流配に利点のある細長い矩形のマニホールドの採用が可能となり、スタックの大きさを過大にせず全体をコンパクトにできる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の固体高分子型燃料電池の全体斜視図であり、図2は、図1のセル面を示す図、すなわちA断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の固体高分子型燃料電池10は、複数のセル4と、細長い内部マニホールド5a,5bを有する複数のセパレータ5と、セル4をセパレータ5を介して積層したスタック積層体6を間に挟持する1対の加圧板12a,12bとを備える。
なお、セル4は、高分子電解質膜1の両側に、燃料極2(アノード)と空気極3(カソード)を形成したものであるが、本発明はこの例に限定されず、異なる構成であってもよい。
図1及び図2に示すように、本発明の固体高分子型燃料電池10は、複数のセル4と、細長い内部マニホールド5a,5bを有する複数のセパレータ5と、セル4をセパレータ5を介して積層したスタック積層体6を間に挟持する1対の加圧板12a,12bとを備える。
なお、セル4は、高分子電解質膜1の両側に、燃料極2(アノード)と空気極3(カソード)を形成したものであるが、本発明はこの例に限定されず、異なる構成であってもよい。
この例では、アノードガス8とカソードガス9が直交して流れる直交流であり、各1対の内部マニホールド5a,5bがそれぞれ対向してセパレータ5の4辺近傍に設けられている。また、内部マニホールド5a,5bの形状は細長い矩形である。しかし、本発明はこの構成に限定されず、対向流、平行流、その他の流れでもよく、内部マニホールドの位置及び形状も自由に設定することができる。
1対の加圧板12a,12bは、この例では厚肉の金属板であり、その4隅に貫通孔13を有し、この孔に図示しないコンロッドを通し、ナット等を螺合させて締め付け、間に挟持するスタック積層体6に所定の面圧(例えば10〜20kgf/cm2)を付加するようになっている。なお挟持手段はネジの螺合に限定されずその他の周知の手段であってもよい。
1対の加圧板12a,12b、その外面にそれぞれ円形断面のガス配管14a,14bが取り付けられ、燃料電池に必要な反応ガス(アノードガス8とカソードガス9)を内部に供給し又は排出するようになっている。すなわちこの例では、加圧板12aのガス配管14a,14bからアノードガス8とカソードガス9を内部に供給し、反対側の加圧板12bのガス配管14a,14bからアノードガス8とカソードガス9を外部に排出する。
なおこの例で1対の加圧板12a,12bは、ほぼ同一の厚さを有するそれぞれにガス配管14a,14bが設けられているが、本発明はこの構成に限定されず、一方の加圧板のみを厚くし、すべて又は大部分のガス配管を一方の加圧板に取り付けてもよい。また、反応ガスの供給・排出を上記の例の逆にしてもよい。
なおこの例で1対の加圧板12a,12bは、ほぼ同一の厚さを有するそれぞれにガス配管14a,14bが設けられているが、本発明はこの構成に限定されず、一方の加圧板のみを厚くし、すべて又は大部分のガス配管を一方の加圧板に取り付けてもよい。また、反応ガスの供給・排出を上記の例の逆にしてもよい。
図3は、図1の加圧板(エンドプレート)の縦断面図、すなわちB断面図であり、図4は、図3のC-C断面図である。
1対の加圧板12a,12bはそれぞれ、上述したガス配管14a,14bの他に、セパレータの内部マニホールド5a,5bに面する位置に設けられそれと略同一形状の細長いマニホールド連通口15a,15bと、ガス配管とマニホールド連通口の間に設けられその間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバ16a,16bとを有する。
1対の加圧板12a,12bはそれぞれ、上述したガス配管14a,14bの他に、セパレータの内部マニホールド5a,5bに面する位置に設けられそれと略同一形状の細長いマニホールド連通口15a,15bと、ガス配管とマニホールド連通口の間に設けられその間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバ16a,16bとを有する。
図3、図4に示すように、ガス連通チャンバ16aは、一端(図で下端)がガス配管14aと連通し、中間部がマニホールド連通口15aに向かって扇状に広がり、他端がマニホールド連通口15aと略同一形状の扇形中空チャンバである。また、加圧板12aは、ガス連通チャンバ16aの間を仕切り、中間部の剛性を高めるためのスティフナ18aと、中間部にガス配管側に内方に突出しガスの流れを整流する整流部19とを有する。この整流部19は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有する。
扇形中空チャンバ及び山形形状は、円形のパイプから、細長い矩形に層流として流すために、扇形中空チャンバ内で流速を小さくしかつ徐々に流路幅を矩形のマニホールドと同形状まで広げて、マニホールド連通口15aにおいて安定した層流となるようにする。
扇形中空チャンバ及び山形形状は、円形のパイプから、細長い矩形に層流として流すために、扇形中空チャンバ内で流速を小さくしかつ徐々に流路幅を矩形のマニホールドと同形状まで広げて、マニホールド連通口15aにおいて安定した層流となるようにする。
なお整流部19の形状は、滑らかな山形形状に限定されず、低圧損で供給又は排出でき、かつ加圧板の剛性低下を招かない限りで、異なる形状、例えば、板状、三角形等でもよい。
また、この例では反対側の加圧板12bにも同様のガス連通チャンバ16aと整流部19を備えているが、低圧損で供給又は排出でき、かつ加圧板の剛性低下を招かない限りで、出口側を省略することができる。
さらに、加圧板12a,12bのガス連通チャンバ16bも ガス連通チャンバ16a と同様に構成するのが好ましいが、低圧損で供給又は排出でき、かつ加圧板の剛性低下を招かない限りで、これを省略することもできる。
また、この例では反対側の加圧板12bにも同様のガス連通チャンバ16aと整流部19を備えているが、低圧損で供給又は排出でき、かつ加圧板の剛性低下を招かない限りで、出口側を省略することができる。
さらに、加圧板12a,12bのガス連通チャンバ16bも ガス連通チャンバ16a と同様に構成するのが好ましいが、低圧損で供給又は排出でき、かつ加圧板の剛性低下を招かない限りで、これを省略することもできる。
図3、図4において、ガス連通チャンバ16a,16b の反対側に、異なる中空チャンバ17a,17bを有する。これらの中空チャンバ17a,17b は、この例ではガス連通チャンバ16a,16b と軸対称の形状を有するが、ガス配管とマニホールド連通口には連通しない点で異なる。かかる中空チャンバ17a,17bを設けることにより、加圧板12a,12bを軽量化し、かつ燃料電池の軸心に対し対称となるので、その変形を最小に抑えることができる。
また、かかる中空チャンバ17a,17b は、省略することができ、省略することにより、加圧板12a,12b の剛性をさらに高く保持することができる。
また、かかる中空チャンバ17a,17b は、省略することができ、省略することにより、加圧板12a,12b の剛性をさらに高く保持することができる。
上述した本発明の構成によれば、加圧板12a,12bが、ガス配管14a,14bとマニホールド連通口15a,15bの間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバ16a,16bを有するので、ガス配管からマニホールド連通口へ、或いはマニホールド連通口からガス配管へ、反応ガスを低圧損で供給し又は排出することができる。
またガス連通チャンバ16a,16bは、一端がガス配管14a,14bと連通し、中間部がマニホールド連通口に向かって扇状に広がり、他端がマニホールド連通口15a,15bと略同一形状の扇形中空チャンバであるので、ガス配管とマニホールド連通口の間でガスを均等に分散又は集合させることができ、マニホールド連通口における流速分布を一様に近付け、各スタック内の各セルに均一な流配を行うことができる。
さらに、加圧板12a,12bは、ガス連通チャンバの間を仕切り前記中間部の剛性を高めるためのスティフナ18aを有するので、内部空間の存在による加圧板の剛性低下を最小限に抑えることができる。
また、整流部19は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有するので、ガスの圧損を低く抑え、全体をコンパクト化できる。
また、整流部19は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有するので、ガスの圧損を低く抑え、全体をコンパクト化できる。
また、上述した本発明の構成により、ガスの流れが偏向されるので、燃料ガス中および酸化剤ガス中のミスト分離にも効果がある。
なお、本発明は上述した実施例及び実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
1 高分子電解質膜、2 燃料極(アノード)、3 空気極(カソード)、4 セル、
5 セパレータ、5a,5b 内部マニホールド、6 スタック積層体、7 加圧板、
8 アノードガス、9 カソードガス、
10 固体高分子型燃料電池、12a,12b 加圧板(エンドプレート)、
13 貫通孔、14a,14b ガス配管、
15a,15b マニホールド連通口、
16a,16b ガス連通チャンバ、18a スティフナ、
19 整流部
5 セパレータ、5a,5b 内部マニホールド、6 スタック積層体、7 加圧板、
8 アノードガス、9 カソードガス、
10 固体高分子型燃料電池、12a,12b 加圧板(エンドプレート)、
13 貫通孔、14a,14b ガス配管、
15a,15b マニホールド連通口、
16a,16b ガス連通チャンバ、18a スティフナ、
19 整流部
Claims (2)
- 複数のセルと、細長い内部マニホールドを有する複数のセパレータと、セルをセパレータを介して積層したスタック積層体を間に挟持する1対の加圧板とを備えた固体高分子型燃料電池であって、
前記加圧板は、その外面に取り付けられ反応ガスを内部に供給し又は排出する円形断面のガス配管と、セパレータの前記内部マニホールドに面する位置に設けられそれと略同一形状の細長いマニホールド連通口と、ガス配管とマニホールド連通口の間に設けられその間でガスをスムーズに分散又は集合させるガス連通チャンバとを有する、ことを特徴とする固体高分子型燃料電池。 - 前記ガス連通チャンバは、一端がガス配管と連通し、中間部がマニホールド連通口に向かって扇状に広がり、他端がマニホールド連通口と略同一形状の扇形中空チャンバであり、
前記加圧板は、ガス連通チャンバの間を仕切り前記中間部の剛性を高めるためのスティフナと、中間部にガス配管側に内方に突出しガスの流れを整流する整流部とを有し、該整流部は、ガスの流れをマニホールド連通口に向けてスムーズに案内するように滑らかな山形形状を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の固体高分子型燃料電池。
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