JPH08171926A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

Info

Publication number
JPH08171926A
JPH08171926A JP7148230A JP14823095A JPH08171926A JP H08171926 A JPH08171926 A JP H08171926A JP 7148230 A JP7148230 A JP 7148230A JP 14823095 A JP14823095 A JP 14823095A JP H08171926 A JPH08171926 A JP H08171926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
supply
discharge
fuel cell
cooling water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7148230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3595027B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Toohata
良和 遠畑
Kenji Kurita
健志 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP14823095A priority Critical patent/JP3595027B2/ja
Publication of JPH08171926A publication Critical patent/JPH08171926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3595027B2 publication Critical patent/JP3595027B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • H01M8/247Arrangements for tightening a stack, for accommodation of a stack in a tank or for assembling different tanks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/249Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells comprising two or more groupings of fuel cells, e.g. modular assemblies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の積層体を備えた燃料電池において、各
積層体に燃料等を均等に配流すると共に、取り付けを容
易にし、小型化を図る。 【構成】 燃料電池10は、燃料等の給排流路が積層方
向に形成された積層体12A〜12Dと、積層体12A
〜12Dに挟持されこの挟持面から積層体12A〜12
Dに燃料等の給排を行なう燃料等給排部材40と、積層
体12A〜12Dの収納容器をなす上部ケース80およ
び下部ケース90と、積層体12A〜12Dに積層方向
の圧力を加える加圧機構110とから構成される。燃料
等給排部材40内の各積層体12A〜12Dへの給排流
路は同一形状に形成されている。この結果、各積層体1
2A〜12Dに燃料等を均等に配流することができる。
また、燃料等給排部材40と燃料給排装置等を接続する
だけでよく、取り付けが容易となり、小型化を図ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池に関し、詳し
くは単電池を積層してなる積層体を複数備えた燃料電池
に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池で行なわれる電気化学反応によ
る単電池当たりの起電力は、例えば水素と酸素を燃料と
する燃料電池では1.23V(公称電圧)と低い。この
ため、通常、多数の単電池を積層して燃料電池が構成さ
れている。こうした単電池を積層してなる燃料電池で
は、その積層の精度が内部抵抗として表われるから、所
望の電力を得るのに必要な数の単電池をすべて積層して
1つの積層体とするより、必要な数の単電池を複数に均
等に分けて複数の積層体とし、この複数の積層体から得
られる電力を電気的に直列に接続する方が、容易に積層
の精度を高くすることができ、容易に内部抵抗の小さな
燃料電池を得ることができる。
【0003】また、所望の電力を得るのに必要な数の単
電池をすべて積層して1つの積層体とすると、積層方向
の長さが長くなり積層体を構成する各単電池に燃料等を
均等に配流することが困難となる。この場合も、複数の
積層体とすれば、比較的容易に燃料を均等に配流し得る
ので、容易に効率の良い燃料電池を得ることができる。
【0004】このような理由により、内部抵抗が小さく
効率の良い燃料電池を容易に得るために、従来、複数の
積層体からなる燃料電池として、2つの縦置きの積層体
を並列に並べて上下の端板により固定するもの(例え
ば、特開平5−47407号公報や特開平3−2057
66号公報等)や、4つの縦置きの積層体を並列に置い
て上下の端板により固定するもの(例えば、特開平5−
89901号公報等)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た複数の積層体からなる燃料電池では、積層体毎に燃料
等の給排を行なう必要があることから、燃料等の給排用
の配管も積層体毎に設置しなければならず、給排用配管
の取り付けが複雑となると共に、装置が大型化するとい
う問題があった。
【0006】この問題を解決するために、燃料等の給排
に用いる流路を内部に備えた接続ユニットを積層体の積
層端の一方に取り付けてなる燃料電池(例えば、特開平
5−109425号公報等)も提案されているが、複数
の積層体が各積層体に取り付けられた接続ユニットによ
りシリーズに接続されるので、各積層体に燃料等を均等
に配流するのが困難になり、燃料電池の運転効率が低下
するという問題があった。各積層体に燃料等が均等に配
流されない燃料電池では、燃料等の圧力や供給量が積層
体毎に異なるので、各積層体のすべてが好適な条件で運
転されず、運転効率の低い積層体が生じて燃料電池全体
としての運転効率を低下させる。
【0007】また、この接続ユニットを用いる燃料電池
では、複数の積層体が各積層体に取り付けられた接続ユ
ニットによりシリーズに接続されているだけなので、車
両等に搭載する場合、車両が生じる振動により積層体が
ズレて燃料ガスや冷却水等が漏れたり衝撃荷重による積
層体を構成する部材が欠損する等の問題があった。こう
した車両が生じる振動に基づく問題に対して、取付金具
の一部を湾曲させて弾性変形を可能とする取付構造(例
えば、特開平5−82153号公報等)が提案されてい
るが、積層体毎に取付金具による取り付けが必要であ
り、また、積層体間の間隔を振動の振幅以上にする必要
があることから、燃料電池の設置に必要なスペースが大
きくなるという問題があった。
【0008】本発明の燃料電池は、こうした問題を解決
し、各積層体に燃料等を均等に配流すると共に、取り付
けを容易にし、小型化を図ることを目的とし、次の構成
を採った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池は、単
電池を積層してなる積層体を複数備えた燃料電池であっ
て、前記複数の積層体で挟持され、該複数の積層体に少
なくとも燃料系の給排を行なう孔を該複数の積層体との
接触部に設けた燃料給排部材を備えたことを要旨とす
る。
【0010】ここで、前記燃料電池において、前記複数
の積層体の前記燃料給排部材との接触部が該積層体の積
層端であり、該複数の積層体が各々積層方向の燃料系の
給排流路を備えた構成とすることもできる。また、前記
燃料電池において、前記燃料給排部材と前記積層体とを
一剛性体として固定する固定部材を備えた構成とするこ
ともできる。あるいは、前記燃料電池において、前記複
数の積層体の各々の前記燃料給排部材との接触端と反対
側の積層端に設けられ、該複数の積層体を積層方向に各
々加圧する加圧手段を備えた構成とすることもできる。
さらに、前記燃料電池において、前記燃料給排部材に接
触する前記複数の積層体の各々の積層端の電気極性を、
該燃料給排部材を挟んで対峙する積層体の積層端の電気
極性と異なるよう該複数の積層体を配置してなる構成と
することもできる。あるいは、前記燃焼電池において、
前記積層体の前記固定部材との接触部または該固定部材
の該積層体との接触部の少なくとも一部に、該積層体を
該固定部材と接触した状態で移動させる際、該積層体の
接触部または該固定部材の接触部に働く摩擦抵抗を小さ
くする摩擦抵抗低減手段を備える構成とすることもでき
る。
【0011】
【作用】以上のように構成された本発明の燃料電池は、
複数の積層体で挟持された燃料給排部材が、この複数の
積層体との接触部に設けられた孔から複数の積層体に少
なくとも燃料系の給排を行なう。この結果、積層体毎に
燃料の給排用の配管を接続する必要がなく、燃料電池が
小型になる。
【0012】請求項2記載の燃料電池では、燃料給排部
材が、積層体の積層方向の燃料系の給排流路に積層体の
積層端から燃料系の給排を行なう。
【0013】請求項3記載の燃料電池では、固定部材に
より燃料給排部材と積層体とを一剛性体として固定する
ことにより、燃料電池を一剛性体として取り扱うことを
可能とする。
【0014】請求項4記載の燃料電池では、加圧手段
が、積層体の燃料給排部材との接触端と反対側の積層端
から積層体を積層方向に加圧する。
【0015】請求項5記載の燃料電池では、燃料給排部
材に接触する複数の積層体の各々の積層端の電気極性を
異なる極性とすることにより、各積層体を容易に電気的
に直列に接続することができる。
【0016】請求項6記載の燃料電池では、積層体の固
定部材との接触面または固定部材の積層体との接触面の
少なくとも一部に形成された摩擦抵抗低減手段が、積層
体を固定部材と接触した状態で移動させる際、積層体の
接触部または固定部材の接触部に働く摩擦抵抗を小さく
する。
【0017】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、本発明の好適な一実施例である燃料電
池10の概略を例示する説明図である。
【0018】図示するように、燃料電池10は、単電池
を積層してなる4つの積層体12A〜12Dと、この積
層体12A〜12Dへの燃料等の給排を行なう燃料等給
排部材40と、積層体12A〜12Dの収納容器をなす
上部ケース80および下部ケース90と、積層体12A
〜12Dに積層方向の圧力を加える加圧機構110とか
ら構成される。以下各構成部材について説明する。
【0019】図2は、積層体12A〜12Dとを構成す
る単電池13および冷却部材30の構成の概略を例示す
る斜視図である。単電池13は、固体高分子型燃料電池
の単電池であり、図示するように、電解質膜14と、こ
の電解質膜14を両側から挟んでサンドイッチ構造を形
成する2つのガス拡散電極16と、このサンドイッチ構
造を両側から挟持する2つの集電極20とから構成され
る。
【0020】電解質膜14は、高分子材料、例えば、フ
ッ素系樹脂により形成された厚さ100μmないし20
0μmのイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝
導性を示す。2つのガス拡散電極16は、共に炭素繊維
からなる糸で織成したカーボンクロスにより形成されて
いる。このカーボンクロスの電解質膜14側の表面およ
び隙間には、触媒としての白金または白金と他の金属か
らなる合金等を担持したカーボン粉が練り込まれてい
る。この電解質膜14と2つのガス拡散電極16は、2
つのガス拡散電極16が電解質膜14を挟んでサンドイ
ッチ構造とした状態で、100℃ないし160℃好まし
くは110℃ないし130℃の温度で、1MPa{1
0.2kgf/cm2}ないし20MPa{204kgf/cm2
好ましくは8MPa{82kgf/cm2}ないし15MPa
{153kgf/cm2}の圧力を作用させて接合するホット
プレス法により接合されている。
【0021】集電極20は、カーボンを圧縮して緻密化
しガス不透過とした緻密質カーボンにより形成されてい
る。集電極20のガス拡散電極16と接触する面(積層
面)は、正方形状に形成されており、この面の図中の上
部両隅には、断面が円形の冷却水孔21,22が形成さ
れている。この冷却水孔21,22は、積層体を形成し
た際、積層体を積層方向に貫通する冷却水の流路を形成
する。また、集電極20の積層面の各辺の縁付近には、
辺に沿って細長い一対の孔(燃料ガス孔)23,24お
よび一対の孔(酸化ガス孔)25,26が形成されてい
る。この燃料ガス孔23,24および酸化ガス孔25,
26は、積層体を形成した際、水素を含有する燃料ガス
および酸素を含有する酸化ガスの積層体を積層方向に貫
通する流路を形成する。
【0022】集電極20の積層面の一方(図中裏面)に
は、一対の燃料ガス孔23,24間を連絡する一対の酸
化ガス孔25,26の長手方向と平行な複数の溝27が
形成されており、積層面の他方(図中表示面)には、一
対の酸化ガス孔25,26間を連絡する溝28が形成さ
れている。この溝27と溝28とは直交しており、それ
ぞれガス拡散電極16の表面とで酸化ガスまたは燃料ガ
スの流路をなす。なお、電解質膜14およびガス拡散電
極16を挟んで溝27と溝28とが対峙するよう集電極
20が配置される。
【0023】冷却部材30は、集電極20と同様の緻密
質カーボンにより形成されている。冷却部材30の積層
面には、集電極20の積層面に形成された冷却水孔2
1,22,燃料ガス孔23,24および酸化ガス孔2
5,26と同一の場所に同一形状の冷却水孔31,3
2,燃料ガス孔33,34および酸化ガス孔35,36
が形成されている。冷却水孔31,32は集電極20の
冷却水孔21,22と共に冷却水の流路を形成し、燃料
ガス孔33,34および酸化ガス孔35,36は、集電
極20の燃料ガス孔23,24および酸化ガス孔25,
26と共に燃料ガスおよび酸化ガスの流路を形成する。
また、冷却部材30の積層面の一方(図中表示面)に
は、冷却水孔31から冷却水孔32に至る葛折状の溝3
8がリブ37により形成されている。この溝38は、溝
27または溝28のいずれかが形成されていない集電極
(図示せず)の溝が形成されていない積層面とで冷却水
の通路を形成する。
【0024】こうして構成された単電池13と冷却部材
30を積層して積層体12A〜12Dを形成する。この
際、単電池13と冷却部材30との積層体中の比率は、
単電池13の発熱量,冷却水の温度,冷却水の流量など
の条件により定まる。実施例では、単電池13と冷却部
材30とを3:1の比率で積層して積層体12A〜12
Dを形成した。
【0025】図3は、燃料等給排部材40の概観を例示
する斜視図である。図4は燃料等給排部材40の燃料ガ
スの供給用流路を例示した説明図、図5は燃料等給排部
材40の燃料ガスの排出用流路を例示した説明図、図6
は燃料等給排部材40の酸化ガスの供給用流路および排
出用流路を例示した説明図である。また、図7,図8,
図9および図10は、図3に示した燃料等給排部材40
のA−A線断面図,B−B線断面図,C−C線断面図お
よびD−D線断面図である。
【0026】燃料等給排部材40は、アルミニウムによ
り直方体形状に形成されている。この燃料等給排部材4
0は、図示しない燃料ガス給排装置,酸化ガス給排装置
および冷却水給排装置からの燃料ガス,酸化ガスおよび
冷却水を積層体12A〜12Dに供給すると共に、積層
体12A〜12Dから排出される燃料ガス側の排ガス,
酸化ガス側の排ガスおよび冷却水を燃料ガス給排装置,
酸化ガス給排装置および冷却水給排装置に戻す部材であ
る。このため、燃料等給排部材40には、以下に説明す
る燃料ガス給排装置と各積層体12A〜12Dとを連絡
する燃料ガスの給排のための流路,酸化ガス給排装置と
各積層体12A〜12Dとを連絡する酸化ガスの給排の
ための流路および冷却水給排装置と各積層体12A〜1
2Dとを連絡する冷却水の給排のための流路が形成され
ている。
【0027】まず、冷却水の給排のための流路について
説明する。燃料等給排部材40の図3中の上面の中央の
両サイドには、冷却水給排装置から冷却水の供給を受け
る冷却水供給口42A〜42Dが形成されており、同面
の四隅には、冷却水給排装置へ冷却水を戻す冷却水排出
口46A〜46Dが形成されている。また、燃料等給排
部材40の同図の右側面の上部中央には、冷却水給排装
置からの冷却水を積層体12A,12Bに供給する冷却
水供給接続口44A,44Bが形成されており、同面の
上部両隅には、積層体12A,12Bから排出される冷
却水を受け入れる冷却水排出接続口48A,48Bが形
成されている。なお、この面(図3中の右側面)に対向
する面(図1に示した燃料等給排部材40の左側面)に
も、この面と同様に冷却水供給接続口44C,44Dお
よび冷却水排出接続口48C,48Dが形成されてい
る。この冷却水供給口42A〜42Dと冷却水供給接続
口44A〜44Dは、図10に示す冷却水供給通路43
B,43Dのように直角に折れた通路(冷却水供給通
路)43A〜43Dにより連絡されている。また、冷却
水排出口46A〜46Dと冷却水排出接続口48A〜4
8Dも、図7に例示する冷却水排出通路47A,47C
のように直角に折れた通路(冷却水排出通路)47A〜
47Dにより連絡されている。
【0028】したがって、燃料等給排部材40は、冷却
水給排装置からの冷却水を冷却水供給口42A〜42
D,冷却水供給通路43A〜43Dおよび冷却水供給接
続口44A〜44Dを介して積層体12A〜12Dに供
給すると共に、積層体12A〜12Dから排出される冷
却水を冷却水排出接続口48A〜48D,冷却水排出通
路47A〜47Dおよび冷却水排出口46A〜46Dを
介して冷却水給排装置に戻す。
【0029】次に燃料等給排部材40の燃料ガスの給排
のための流路について説明する。燃料等給排部材40の
図3中の右側面の中央には、燃料ガス給排装置からの燃
料ガスを積層体12A,12Bに供給する図中上下に細
長い2つの燃料ガス供給接続口62A,62Bが形成さ
れており、同面の燃料ガス供給接続口62A,62Bに
対向する辺の縁付近には、積層体12A,12Bから排
出される燃料ガス側の排ガスを受け入れる2つの細長い
燃料ガス排出接続口64A,64Bが形成されている。
なお、この面(図3中右側面)に対向する面(図1に示
した燃料等給排部材40の左側面)にも、この面と同様
の燃料ガス供給接続口62C,62Dおよび燃料ガス排
出接続口64C,64Dが形成されている。
【0030】図4に示すように、燃料等給排部材40に
は、図中の右裏端面から図中の上面および右側面と平行
で円形断面の燃料ガス供給流路51と矩形断面の切削孔
53とが形成されている。この燃料ガス供給流路51の
図中の右裏端面に形成された燃料ガス供給口50は、図
示しない燃料ガス給排装置に接続される。切削孔53に
は、切削孔53と断面形状が同一でその長手方向の長さ
より短い燃料ガス分配室形成部材54Aが嵌挿されてお
り、切削孔53の最奥部に燃料ガス分配室54が形成さ
れている。また、燃料等給排部材40には、図4中の上
面(図9中の上縁)の中央から鉛直方向に燃料ガス供給
流路51と同一の円形断面の燃料ガス連絡流路52が形
成されている。この燃料ガス連絡流路52には、図4中
の上面から燃料ガス連絡流路52と同一の断面形状をし
た燃料ガス流路形成部材52Aが嵌挿されている。ま
た、燃料ガス供給流路51は、先端部で燃料ガス分配室
54と接続しており、燃料ガス流路形成部材52Aの直
下で燃料ガス供給流路51と接続している。したがっ
て、燃料ガス供給流路51は、燃料ガス連絡流路52に
より燃料ガス分配室54に連絡される。燃料ガス分配室
54は、図10に例示するように、燃料ガス分配室54
から燃料ガス供給接続口62A〜62Dに向けてその断
面積が大きくなる燃料ガス供給通路63A〜63Dによ
り燃料ガス供給接続口62A〜62Dに連絡されてい
る。
【0031】また、図5に示すように、燃料等給排部材
40には、図中の右裏端面から、図中の上面および右側
面と平行で略5角形断面の切削孔56が形成されてい
る。この切削孔56には、切削孔56と断面形状が同一
でその長手方向の長さが短い燃料ガス排出流路形成部材
57Aが図中の右裏端面から嵌挿されており、切削孔5
6と燃料ガス排出流路形成部材57Aとで燃料ガス排出
流路57が形成されている。燃料ガス排出流路57の図
中の正面側の端面の最下部には、円形断面の燃料ガス排
出連絡流路58が形成されており、図中の正面に形成さ
れた燃料ガス排出口59に連絡されている。燃料ガス排
出口59は、図示しない燃料ガス給排装置に接続され
る。燃料ガス排出流路57は、図7に例示するように、
燃料ガス排出流路57から燃料ガス排出接続口64A〜
64Dに向けてその断面積が大きくなる燃料ガス排出通
路65A〜65Dにより燃料ガス排出接続口64A〜6
4Dに連絡されている。
【0032】したがって、燃料等給排部材40は、燃料
ガス給排装置からの燃料ガスを燃料ガス供給口50,燃
料ガス供給流路51,燃料ガス連絡流路52,燃料ガス
分配室54,燃料ガス供給通路63A〜63Dおよび燃
料ガス供給接続口62A〜62Dを介して積層体12A
〜12Dに供給すると共に、積層体12A〜12Dから
排出される燃料ガスの排ガスを燃料ガス排出接続口64
A〜64D,燃料ガス排出通路65A〜65D,燃料ガ
ス排出流路57,燃料ガス排出連絡流路58および燃料
ガス排出口59を介して燃料ガス給排装置に戻す。
【0033】なお、燃料給排装置から各積層体12A〜
12Dに至る燃料等給排部材40に形成された燃料ガス
の供給側の各流路(燃料ガス供給流路51,燃料ガス連
絡流路52,燃料ガス分配室54および燃料ガス供給通
路63A〜63D)がそれぞれ同一形状をしており、各
積層体12A〜12Dから燃料給排装置に至る燃料等給
排部材40に形成された燃料ガス側の排ガスの排出側の
各流路(燃料ガス排出通路65A〜65D,燃料ガス排
出流路57,燃料ガス排出連絡流路58および燃料ガス
排出口59)もそれぞれ同一形状をしているから、燃料
等給排部材40から各積層体12A〜12Dに燃料ガス
が均等に供給され、各積層体12A〜12Dから燃料等
給排部材40へ燃料ガス側の排ガスが均等に排出され
る。
【0034】次に燃料等給排部材40の酸化ガスの給排
のための流路について説明する。燃料等給排部材40の
図3中の上面の中央部には、円環状の溝と、この円環状
の溝から四隅方向に向けて形成された4つの溝とからな
る酸化ガス分配溝70が形成されている。この酸化ガス
分配溝70の四隅方向に向けて形成された4つの溝の先
端部には、断面が円形の酸化ガス供給口71A〜71D
が形成されている。この酸化ガス分配溝70は、図示し
ない酸化ガス給排装置に接続される。燃料等給排部材4
0の図中の右側面の上部には、酸化ガス給排装置からの
酸化ガスを積層体12A,12Bに供給する2つの細長
い酸化ガス供給接続口72A,72Bが形成されてお
り、下部には積層体12A,12Bから排出される酸化
ガス側の排ガスを受け入れる2つの細長い酸化ガス排出
接続口74A,74Bが形成されている。なお、この面
(図3中の右側面)に対向する面(図1に示した燃料等
給排部材40の左側面)にも、この面と同様の酸化ガス
供給接続口72C,72Dおよび酸化ガス排出接続口7
4C,74Dが形成されている。
【0035】図6および図8に示すように、酸化ガス供
給口71A〜71Dは、酸化ガス供給口71A〜71D
から酸化ガス供給接続口72A〜72Dに向けて断面積
が大きくなる酸化ガス供給通路73A〜73Dにより酸
化ガス供給接続口72A〜72Dに連絡されている。
【0036】また、燃料等給排部材40の図6中の下裏
面には、円形断面の凹部と、この凹部から四隅方向に向
けて形成された4つの溝とからなる酸化ガス排出部78
が形成されている。この酸化ガス排出部78の四隅方向
に向けて形成された4つの溝の先端部には、断面が円形
の酸化ガス排出口76A〜76Dが形成されている。酸
化ガス排出口76A〜76Dは、図6および図8に示す
ように、酸化ガス排出口76A〜76Dから酸化ガス排
出接続口74A〜74Dに向けて断面積が大きくなる酸
化ガス排出通路75A〜75Dにより酸化ガス排出接続
口74A〜74Dに連絡されている。
【0037】したがって、燃料等給排部材40は、酸化
ガス給排装置からの酸化ガスを酸化ガス分配溝70,酸
化ガス供給口71A〜71D,酸化ガス供給通路73A
〜73Dおよび酸化ガス供給接続口72A〜72Dを介
して積層体12A〜12Dに供給すると共に、積層体1
2A〜12Dから排出される酸化ガスの排ガスを酸化ガ
ス排出接続口74A〜74D,酸化ガス排出通路75A
〜75D,酸化ガス排出口76A〜76Dおよび酸化ガ
ス排出部78を介して燃料ガス給排装置に戻す。
【0038】なお、酸化ガス給排装置から各積層体12
A〜12Dに至る燃料等給排部材40に形成された酸化
ガスの供給側の各流路(酸化ガス分配溝70,酸化ガス
供給口71A〜71Dおよび酸化ガス供給通路73A〜
73D)がそれぞれ同一形状をしており、積層体12A
〜12Dから酸化ガス給排装置に至る燃料等給排部材4
0に形成された酸化ガス側の排ガスの排出側の各流路
(酸化ガス排出通路75A〜75D,酸化ガス排出口7
6A〜76Dおよび酸化ガス排出部78)もそれぞれ同
一形状をしているから、燃料等給排部材40から各積層
体12A〜12Dに酸化ガスが均等に供給され、各積層
体12A〜12Dから燃料等給排部材40へ酸化ガス側
の排ガスが均等に排出される。
【0039】次に上部ケース80の構造について説明す
る。図11は図1に示した上部ケース80のE−E線断
面図、図12は図1に示した上部ケース80のF−F線
断面図である。上部ケース80は、鋼板材により形成さ
れており、図1,図11および図12に示すように、上
部81と、この上部81から直角に折り曲がった2つの
側部82とからなる。上部81には、リブ部84が打ち
抜きにより形成されている。リブ部84は、図11に示
すように、その両サイドを図中下に折り曲げて形成した
ガイド部85を備える。上部81の打ち抜かれた周囲に
は、断面が半円形の湾曲部86が形成されている。湾曲
部86のリブ部84のガイド部85に対向する部分に
は、図11および図12に示すように、リブ部84のガ
イド部85と同様なガイド部87が形成されている。こ
のガイド部85とガイド部87は、積層体12A〜12
Dを積層する際、単電池13をガイドする。こうしたリ
ブ部84,ガイド部85,湾曲部86およびガイド部8
7により上部ケース80の剛性が高められている。上部
81および側部82の燃料等給排部材40および加圧機
構110と接続される両端部には、上部ケース80を燃
料等給排部材40および加圧機構110に固定するため
のボルト穴が形成されている。
【0040】次に下部ケース90の構造について説明す
る。図13は図1に示した下部ケース90のG−G線断
面図、図14は図1に示した下部ケース90のH−H線
断面図である。下部ケース90は、上部ケース80と同
様に鋼板材により形成されており、図1,図13および
図14に示すように、底部91と、この底部91から直
角に折り曲がった2つの側部92とからなる。図1およ
び図13に示すように、底部91の上部ケース80のリ
ブ部84に対向する位置には、断面が半円形で図13中
上に凸となるよう湾曲部94が形成されている。また、
底部91の湾曲部94に対向する端部と、加圧機構11
0と接続される端部には、湾曲部94と同一形状の湾曲
部96が形成されている。底部91の燃料等給排部材4
0と接続される端部には、図14に示すように、湾曲部
94と同一形状で、図14中下に凸となるよう湾曲部9
8が形成されている。湾曲部94に対向する湾曲部96
と湾曲部94は、積層体12A〜12Dを積層する際の
位置決めに用いられる。また、こうした湾曲部94,9
6,98により、下部ケース90の剛性が高めてられて
いる。底部91および側部92の燃料等給排部材40お
よび加圧機構110と接続される両端部には、各下部ケ
ース90を燃料等給排部材40および加圧機構110に
固定するためのボルト穴が形成されている。
【0041】下部ケース90の側部92の燃料等給排部
材40に接続される端部付近には、燃料等給排部材40
を挟む積層体の積層端に配置される端子板100に形成
された端子100Aを取り出す矩形の端子孔99が形成
されている。この燃料等給排部材40を挟んで対峙する
2つの端子100Aは、図15に示すように結線するこ
とができる。図15に結線の様子を示す。図示するよう
に、端子板100は、導電材料で矩形の板状に形成され
ており、その一辺には、突出した端子100Aが形成さ
れている。この端子100Aは、燃料電池10を組み付
けた際、各下部ケース90の端子孔99から突出する。
端子100A間を結線する結線板102には、この端子
100Aに係合可能な係合部104が両端に形成されて
いる。この係合部104を端子100Aに係合させるこ
とにより、端子100A間の結線が行なわれる。実施例
の燃料電池10では、積層体12Aと積層体12Cおよ
び積層体12Bと積層体12Dが結線板102により結
線されている。
【0042】また、積層体12Cと積層体12Dは、加
圧機構110側の積層端でも結線されている。積層体1
2Cと積層体12Dとの結線の様子を図16に示す。図
示するように、積層体12Cの積層端には、積層体12
D側に係合凸部107が形成された端子板106が設置
されており、積層体12Dの積層端には、積層体12C
側に係合凸部107と係合可能な係合凹部109が形成
された端子板108が設置されている。この係合凸部1
07と係合凹部109は、係合した状態で、端子板10
6(端子板108)の厚さ分だけ積層方向にスライドす
ることができる。したがって、積層体12Cと積層体1
2Dとの積層方向の長さが、単電池13の製造誤差等に
より若干異なっても、結線することができる。
【0043】ここで、実施例の燃料電池10では、積層
体12A〜12Dを積層する際、単電池13を構成する
集電極20を同じ向き(例えば、図2に示すように集電
極20の溝27が図中右側となる向き)として積層体1
2Aと積層体12Cとを形成し、集電極20を反対の向
き(例えば、図2中の集電極20を溝28の中央に位置
する溝を軸として180度回転させて溝28が図2中右
側となる向き)として積層体12Bと積層体12Dとを
形成しているので、結線板102により積層体12Aと
積層体12Cとを結線し、係合凸部107と係合凹部1
09とにより積層体12Cと積層体12Dとを結線し、
結線板102により積層体12Dと積層体12Bとを結
線すれば、各積層体12A〜12Dは、積層体12A,
12C,12D,12Bの順に直列に接続される。した
がって、積層体12Aおよび積層体12Bの加圧機構1
10側の積層端に、端子板100を端子板100に形成
された端子100Aが図1中上になるよう設置すれば、
この端子100Aが燃料電池10の出力端子となり、こ
の端子100Aから電力を得ることができる。
【0044】次に加圧機構110について説明する。図
17は、加圧機構110の構成を例示する説明図であ
る。図示するように、加圧機構110は、加圧機構11
0を上部ケース80および下部ケース90に取り付ける
取付板112と、この取付板112に後述する加圧ボル
ト140に作用する加圧に伴う反力を伝達する回転防止
部材120と、各積層体12A〜12Dに積層方向の圧
力を作用させる加圧部材130と、加圧部材130に押
圧力を作用させる加圧ボルト140とから構成される。
取付板112には、2つの正八角形の貫通孔114が形
成されており、この貫通孔114に回転防止部材120
が嵌合されている。
【0045】図18は、回転防止部材120を図17中
右側から見た説明図である。図示するように、回転防止
部材120は、加圧ボルト140に作用する加圧に伴う
反力を取付板112に伝達する円形の台座部122と、
正八角形で取付板112の貫通孔114に嵌合可能な嵌
合部124とからなる。嵌合部124の中央には、嵌合
部124を貫通する貫通孔126が形成されており、貫
通孔126の表面は、後述する加圧ボルト140の螺刻
部144と螺合するよう螺刻されている。なお、図17
に示した回転防止部材120は、図18の回転防止部材
120のJ−J線断面図である。
【0046】図19は、加圧部材130を図17中右側
から見た説明図である。図示するように、加圧部材13
0は、積層体12A〜12Dの積層端に押圧力を作用さ
せる円板132と、この円板132の中央に取り付けら
れる加圧軸136と、円板132と加圧軸136を補強
する三角形の加圧リブ134とからなる。加圧軸136
の端部(図17中の右端部)には、半球形状の加圧凹部
138が形成されている。
【0047】加圧ボルト140は、図17に示すよう
に、一方の端部142は加圧部材130の加圧凹部13
8と整合するよう半球形状に形成されており、他方の端
部146はその断面が六角形となるよう形成されてい
る。加圧ボルト140の端部142と端部146との間
は、回転防止部材120の貫通孔126に螺合する螺刻
部144が形成されている。
【0048】こうして構成された加圧機構110は、次
のようにして積層体12A〜12Dに積層方向の圧力を
作用させる。回転防止部材120の貫通孔126に螺合
した加圧ボルト140を回転させると、加圧ボルト14
0は、図17中の左右方向に移動する。加圧ボルト14
0を回転させて、加圧ボルト140を同図中の左方向に
移動させると、加圧ボルト140の端部142が加圧部
材130の加圧凹部138に当接し、加圧部材130を
左方向に移動させる。このため、積層体12A〜12D
には、加圧部材130の円板132により積層方向の圧
力が加えられる。
【0049】こうした各構成部材により構成された燃料
電池10の燃料等給排部材40に、図示しない燃料ガス
給排装置,酸化ガス給排装置および冷却水給排装置を接
続し、燃料ガス,酸化ガスおよび冷却水を供給すれば、
燃料電池10は、次式に示す電気化学反応を行ない、化
学エネルギを直接電気エネルギに変換する。
【0050】カソード反応(酸素極):2H++2e-
(1/2)O2→H2O アノード反応(燃料極):H2→2H++2e-
【0051】以上説明した実施例の燃料電池10によれ
ば、各積層体12A〜12Dへの燃料ガス,酸化ガスお
よび冷却水の給排のために、燃料等給排部材40と燃料
ガス給排装置,酸化ガス給排装置および冷却水給排装置
とを接続するだけでよく、積層体毎に接続が必要な燃料
電池に比して接続箇所および接続配管を少なくすること
ができる。この結果、燃料電池10の設置スペースを小
さくすることができ、燃料電池10の設置を容易にする
ことができる。また、燃料等給排部材40と4つの積層
体12A〜12Dとを一体化して一剛性体とするので、
燃料電池10を車両等に容易に設置することができる。
【0052】また、燃料等給排部材40を積層体12A
〜12Dで挟持し、燃料等給排部材40の積層体12A
〜12Dの接触面から積層体12A〜12Dへの燃料ガ
ス,酸化ガスおよび冷却水の給排を行ない、積層体12
A〜12Dの他端から加圧機構110により圧力を加え
るので、燃料等給排部材40と積層体12A〜12Dと
の接触面に十分なシール性を確保することができる。こ
の結果、燃料ガス等の漏れを防止することができる。
【0053】さらに、燃料ガス給排装置および酸化ガス
給排装置から各積層体12A〜12Dに至る燃料等給排
部材40の供給側の各流路をそれぞれの積層体毎に同一
形状とすると共に各積層体12A〜12Dから燃料ガス
給排装置および酸化ガス給排装置に至る燃料等給排部材
40の排出側の各流路もそれぞれの積層体毎に同一形状
としたので、燃料等給排部材40から各積層体12A〜
12Dに燃料ガスおよび酸化ガスを均等に供給すること
ができ、各積層体12A〜12Dから燃料等給排部材4
0へ燃料ガス側および酸化ガス側の排ガスを均等に排出
することができる。この結果、各積層体12A〜12D
を同じ条件で運転することができ、運転効率の良い燃料
電池とすることができる。
【0054】実施例の燃料電池10では、上部ケース8
0を打ち抜き、リブ部84とリブ部84に対向する湾曲
部86とに、それぞれガイド部85およびガイド部87
を設け、さらに下部ケース90に湾曲部94,96を設
けて、積層体12A〜12Dを積層する際に単電池13
の位置が定まるようにしたので、各積層体12A〜12
Dを精度良く積層することができる。この結果、内部抵
抗の小さな燃料電池とすることができる。また、実施例
の燃料電池10では、上部ケース80を打ち抜いたの
で、積層体12A〜12Dの積層状態を確認することが
でき、容易にメンテナンスすることができる。さらに、
実施例の燃料電池10では、加圧機構110による加圧
が各積層体12A〜12D毎に行なわれるので、積層体
12A〜12D毎に加える圧力を調節することができ、
積層体12A〜12D毎にメンテナンスすることができ
る。
【0055】なお、実施例の燃料電池10では、4つの
積層体12A〜12Dに挟持され、この4つの積層体1
2A〜12Dへの燃料ガス等の給排を行なう燃料等給排
部材40を用いたが、例えば、2つの積層体に挟持され
2つの積層体への燃料ガス等の給排を行なう燃料等給排
部材を用いる構成や、6つの積層体あるいは8つの積層
体等の偶数個の積層体により挟持され偶数個の積層体へ
の燃料ガス等の給排を行なう燃料等給排部材を用いる構
成も好適である。また、3つ以上の奇数個の積層体で多
方向から支持される燃料等給排部材としてもよい。
【0056】実施例では、燃料ガス供給口50と燃料ガ
ス排出口59とを燃料等給排部材40の対向する面に形
成したが、同一面に形成する構成も好適である。また、
実施例では、燃料等給排部材40をアルミニウムにより
形成したが、鉄等の他の金属,アルミニウム合金やその
他の金属等の合金,エンジニアリングプラスチック等の
樹脂等により形成してもよい。さらに、実施例では、単
一部材に切削加工を施して燃料ガス供給流路51等の流
路を燃料等給排部材40の内部に形成したが、予め切削
加工を施した2以上の部材を接合して内部に燃料ガス供
給流路等の流路を備えた燃料等給排部材を形成してもよ
い。
【0057】実施例では、燃料等給排部材40に、燃料
ガスの給排流路,酸化ガスの給排流路および冷却水の給
排流路を形成したが、いずれか1つの給排流路あるいは
いずれか2つの給排流路を形成する構成としてもよい。
例えば、燃料電池の運転条件によっては、冷却水が不要
な場合もあり、この場合には、冷却水供給通路43A〜
43D等の通路を形成しなくてもよい。
【0058】実施例では、各積層体12A〜12Dを結
線板102,端子板106および端子板108により積
層体12A,12C,12D,12Bの順で電気的に直
列に接続したが、各積層体12A〜12Dを電気的に並
列に接続してもよく、各積層体12A〜12Dのうちの
2つずつを電気的に直列に接続しこの直列に接続した2
組を電気的に並列としてもよい。
【0059】各積層体12A〜12Dを電気的に並列に
接続する場合、燃料等給排部材40を挟んで対峙する積
層体の積層端の電気極性は、同じ極性としてもよく、異
なる極性としてもよい。この場合、各積層体12A〜1
2Dの両積層端に端子板100を設置し、この端子板1
00に形成された端子100Aを介して各積層体12A
〜12Dからそれぞれ電力を取り出してもよい。また、
各積層体12A〜12Dの加圧機構110側の積層端を
接地し、燃料等給排部材40側の積層端からプラス極ま
たはマイナス極を取り出してもよい。各積層体12A〜
12Dの加圧機構110側の積層端を接地する場合、各
積層体12A〜12Dの加圧機構110側の積層端がい
ずれもマイナス極またはプラス極となるよう各積層体1
2A〜12Dを積層する。
【0060】各積層体12A〜12Dのうちの2つずつ
を電気的に直列に接続し、この直列に接続した2組を電
気的に並列に接続する場合、積層体12Aと積層体12
C,積層体12Bと積層体12Dを結線板102により
それぞれ直列に接続してもよく、積層体12Aと積層体
12B,積層体12Cと積層体12Dを端子板106と
端子板108とによりそれぞれ直列に接続してもよい。
積層体12Aと積層体12Bとを直列に接続する場合、
積層体12Aと積層体12Bの加圧機構110側の積層
端を端子板106と端子板108とにより結線して燃料
等給排部材40側から出力端子を取り出してもよく、燃
料等給排部材40側の積層端を端子板106と端子板1
08とにより結線して加圧機構110側から出力端子を
取り出してもよい。
【0061】次に実施例の燃料電池10を自動車200
に搭載した場合の様子について説明する。図20(a)
は自動車200に燃料電池10等を搭載する際の配置の
一例を示した平面図、図20(b)はこの燃料電池10
等の配置の側面図である。図20(a)に示すように、
自動車200には、燃料電池10、メタノールと水との
混合物を貯蔵しメタノールを改質して燃料電池10に燃
料ガスを供給する燃料タンク220、燃料電池10から
排出される燃料ガス側の排ガスを受け入れてメタノール
に再生するメタノールリフォーマ222、冷却水を燃料
電池10に供給する冷却水タンク224、冷却水タンク
224から水の供給を受けて燃料ガスを加湿する加湿器
226、燃料電池10から排出された冷却水を外気との
熱交換により冷却するラジエター228等が搭載されて
いる。
【0062】ここで、この自動車200では、燃料電池
10に接続される燃料ガス給排装置として燃料タンク2
20およびメタノールリフォーマ222を搭載し、冷却
水給排装置として冷却水タンク224およびラジエター
228を搭載している。また、自動車200は、酸化ガ
ス給排装置として外気を所定の圧力に加圧して燃料電池
10に供給する図示しないコンプレッサ等を搭載してい
る。この他、自動車200には、燃料電池10から出力
される直流電圧を3相交流電圧に変換すると共に振幅と
周波数を制御するインバータ210,212やインバー
タ210,212からの3相交流電圧によって駆動する
モータ214等も搭載されている。
【0063】図20(b)に示すように、燃料電池1
0,加湿器226,インバータ210,212およびモ
ータ214は、自動車200の中央付近に設置された後
部座席240の下に設置されている。また、ラジエター
228は、自動車200の最前部の最下部に設置されて
いる。ここで、燃料電池10は、一剛性体として組み付
けられているので、自動車200の振動に対して一つの
物体としての挙動を示す。燃料電池10の自動車200
への設置は、燃料等給排部材40が燃料タンク220,
メタノールリフォーマ222および冷却水タンク224
に接続配管等により接続されることから、自動車200
の走行時の振動により燃料等給排部材40が大きく振動
しないよう燃料等給排部材40で燃料電池10の荷重を
支持するよう取り付けられている。
【0064】以上説明したように、燃料電池10は、一
剛性体として組み付けられているので、自動車200に
容易に搭載することができ、自動車200の走行時の振
動に対しても一物体として考えることができる。また、
燃料等給排部材40で燃料電池10の荷重を支持するよ
う取り付けたので、自動車200の走行時の振動により
燃料等給排部材40が大きく振動することがなく、接続
配管や接続に用いられるボルト等に与える応力を小さく
することができる。この結果、接続部に十分なシール性
が得られ、燃料ガスや冷却水等の漏れを防止することが
できる。さらに、積層体12A〜12Dの積層方向を水
平方向として燃料電池10を後部座席240の下に設置
したので、自動車200内の居住空間を大きくすること
ができる。なお、実施例では、燃料電池10を自動車2
00に搭載したが、自動車以外の移動車両に搭載しても
よい。また、移動車両に搭載しない構成でも差し支えな
い。
【0065】次に、本発明の第2の実施例である燃料電
池310について説明する。図21は、第2実施例の燃
料電池310の概略を例示する説明図である。図示する
ように、燃料電池310は、単電池を積層してなる4つ
の積層体312A〜312Dと、この積層体312A〜
312Dへの燃料等の給排を行なう燃料等給排部材34
0と、積層体312A〜312Dおよび燃料等給排部材
340を収納する収納容器380と、積層体312A〜
312Dに積層方向の圧力を加える加圧機構110とか
ら構成される。なお、第2実施例の加圧機構110は、
第1実施例の燃料電池10が備える加圧機構110と同
一の構成なので、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0066】図22は、積層体312A〜312Dとを
構成する単電池313および冷却部材330の構成の概
略を例示する斜視図である。単電池313は、固体高分
子型燃料電池の単電池であり、図示するように、電解質
膜314と、この電解質膜314を両側から挟んでサン
ドイッチ構造を形成する2つのガス拡散電極316と、
このサンドイッチ構造を両側から挟持する2つの集電極
320とから構成される。
【0067】電解質膜314およびガス拡散電極316
は、第1実施例の電解質膜14およびガス拡散電極16
と同一の材料(電解質膜314については高分子材料、
ガス拡散電極316についてはカーボンクロス)より形
成されており、同一の方法(ホットプレス法)により接
合されている。
【0068】集電極320は、第1実施例の集電極20
と同一の材料である緻密質カーボンにより積層面が図2
2中左右方向より上下方向の方が若干長い長方形状の薄
板に形成されている。この積層面の図中上部右側と下部
左側には、集電極320の上縁または下縁に沿って細長
い貫通孔(冷却水孔321,322)が形成されてい
る。この冷却水孔321,322は、積層体を形成した
際、積層体を積層方向に貫通する冷却水の流路を形成す
る。また、この積層面には、断面が直角二等辺三角形の
貫通孔(燃料ガス孔323,324および酸化ガス孔3
25,326)が形成されている。この燃料ガス孔32
3,324および酸化ガス孔325,326は、積層体
を形成した際、燃料ガスおよび酸化ガスの積層体を積層
方向に貫通する流路を形成する。
【0069】集電極320の積層面の一方(図中裏面)
には、対角に位置する燃料ガス孔323,324間を連
絡する平行な複数の溝327が形成されており、積層面
の他方(図中表示面)には、もう一方の対角に位置する
酸化ガス孔25,26間を連絡する溝328が形成され
ている。この溝327と溝328とは直交しており、そ
れぞれガス拡散電極316の表面とで酸化ガスまたは燃
料ガスの流路をなす。なお、電解質膜314およびガス
拡散電極316を挟んで溝327と溝328とが対峙す
るよう集電極320が配置される。
【0070】冷却部材330も集電極320と同様に緻
密質カーボンにより形成されている。冷却部材330の
積層面には、集電極320の積層面に形成された冷却水
孔321,322,燃料ガス孔323,324および酸
化ガス孔325,326と同一の場所に同一形状の冷却
水孔331,332,燃料ガス孔333,334および
酸化ガス孔335,336が形成されている。冷却水孔
331,332は集電極320の冷却水孔321,32
2と共に冷却水の流路を形成し、燃料ガス孔333,3
34および酸化ガス孔335,336は、集電極320
の燃料ガス孔323,324および酸化ガス孔325,
326と共に燃料ガスおよび酸化ガスの流路を形成す
る。また、冷却部材330の積層面の一方(図中表示
面)には、冷却水孔331から冷却水孔332に至る葛
折状の溝338がリブ337により形成されている。こ
の溝338は、溝327または溝328のいずれかが形
成されていない集電極(図示せず)の溝が形成されてい
ない積層面とで冷却水の通路を形成する。
【0071】こうして構成された単電池313と冷却部
材330を積層して積層体312A〜312Dを形成す
る。第二実施例でも、単電池313と冷却部材330と
を3:1の比率として積層し、積層体312A〜312
Dを形成した。
【0072】図23は、燃料等給排部材340の概観を
例示する斜視図である。図24は燃料等給排部材340
の燃料ガスの供給用流路および排出用流路を例示した説
明図、図25は燃料等給排部材340の酸化ガスの供給
用流路および排出用流路を例示した説明図、図26は燃
料等給排部材340の冷却水の供給用流路および排出用
流路を例示した説明図である。
【0073】燃料等給排部材340は、アルミニウムに
より直方体形状に形成されている。この燃料等給排部材
340は、第1実施例の燃料等給排部材40と同様に、
図示しない燃料ガス給排装置,酸化ガス給排装置および
冷却水給排装置からの燃料ガス,酸化ガスおよび冷却水
を積層体312A〜312Dに供給すると共に、積層体
312A〜312Dから排出される燃料ガス側の排ガ
ス,酸化ガス側の排ガスおよび冷却水を燃料ガス給排装
置,酸化ガス給排装置および冷却水給排装置に戻す部材
である。このため、燃料等給排部材340には、以下に
説明する燃料ガス給排装置と各積層体312A〜312
Dとを連絡する燃料ガスの給排のための流路,酸化ガス
給排装置と各積層体312A〜312Dとを連絡する酸
化ガスの給排のための流路および冷却水給排装置と各積
層体312A〜312Dとを連絡する冷却水の給排のた
めの流路が形成されている。
【0074】燃料等給排部材340には、図23ないし
図26に示すように、2つの集電極320を冷却水孔3
21が燃料等給排部材340の上方両側となるよう並べ
て燃料等給排部材340に整合させた際、2つの集電極
320の積層面に形成された冷却水孔321,322,
燃料ガス孔323,324および酸化ガス孔325,3
26と整合する冷却水孔364A,364B,366
A,366B,燃料ガス孔344A,344B,346
A,346Bおよび酸化ガス孔354A,354B,3
56A,356Bが形成されている。また、燃料等給排
部材340の図23中上面には、図示しない燃料ガス給
排装置,酸化ガス給排装置および冷却水給排装置に接続
されて燃料ガス,酸化ガスおよび冷却水の供給を受ける
供給孔341,351,361が形成されており、図2
3中下面(裏面)には、図24ないし図26に示すよう
に、燃料ガス給排装置,酸化ガス給排装置および冷却水
給排装置に接続され燃料ガス系の排ガス,酸化ガス系の
排ガスおよび冷却水を燃料ガス給排装置,酸化ガス給排
装置および冷却水給排装置に排出する排出孔349,3
59,369が形成されている。
【0075】図24に示すように、供給孔341は、燃
料ガス供給流路342Aおよび342Bにより燃料ガス
孔344Aおよび344Bと連絡しており、排出孔34
9は、燃料ガス排出流路347により燃料ガス孔346
Aおよび346Bと連絡している。したがって、燃料等
給排部材340は、燃料ガス給排装置からの燃料ガスを
供給孔341,燃料ガス供給流路342Aおよび342
B,燃料ガス孔344Aおよび344Bを介して積層体
312A〜312Dに供給すると共に、積層体312A
〜312Dから排出される燃料ガス系の排ガスを燃料ガ
ス孔346Aおよび346B,燃料ガス排出流路34
7,排出孔349を介して燃料ガス給排装置に排出す
る。
【0076】また、図25に示すように、燃料等給排部
材340の供給孔351は、酸化ガス供給流路352に
より酸化ガス孔354Aおよび354Bと連絡してお
り、排出孔359は、酸化ガス排出流路357Aおよび
357Bにより酸化ガス孔356Aおよび356Bと連
絡している。したがって、燃料等給排部材340は、酸
化ガス給排装置からの酸化ガスを供給孔351,酸化ガ
ス供給流路352,酸化ガス孔354Aおよび354B
を介して積層体312A〜312Dに供給すると共に、
積層体312A〜312Dから排出される酸化ガス系の
排ガスを酸化ガス孔356Aおよび356B,酸化ガス
排出流路357Aおよび357B,排出孔359を介し
て酸化ガス給排装置に排出する。
【0077】図26に示すように、燃料等給排部材34
0の供給孔361は、冷却水供給流路362Aおよび3
62Bにより冷却水孔364Aおよび364Bと連絡し
ており、排出孔369は、冷却水排出流路367Aおよ
び367Bにより冷却水孔366Aおよび366Bと連
絡している。したがって、燃料等給排部材340は、冷
却水給排装置からの冷却水を供給孔361,冷却水供給
流路362Aおよび362B,冷却水孔364Aおよび
364Bを介して積層体312A〜312Dに供給する
と共に、積層体312A〜312Dから排出される冷却
水を冷却水孔366Aおよび366B,冷却水排出流路
367Aおよび367B,排出孔369を介して冷却水
給排装置に排出する。
【0078】こうして構成された燃料等給排部材340
は、前後および左右が対称に形成されているから積層体
312A〜312Dに燃料ガス,酸化ガスおよび冷却水
を均等に供給することができる。
【0079】次に、こうした燃料等給排部材340およ
び積層体312A〜312Dを収納する収納容器380
について説明する。図27は、図21に示す燃料電池3
10をJ−J断面で切断した断面図である。図21およ
び図27に示すように、収納容器380は、矩形の箱状
をしており、上蓋381と、積層体312A〜312D
を収納する収納部391と、収納部391の両端に取り
付けられる加圧機構110とにより構成されている。
【0080】収納部391の下部中央内側には、積層体
312A等の積層方向に沿ったリブ392が折り曲げ形
成されている。このリブ392は、燃料等給排部材34
0が取り付けられる位置に相当する部分は切り取られて
いる。また、収納部391の積層体312A等の積層面
に沿った各面には、積層体312A等の積層方向に沿っ
た平行な2つの支持部394A,394B等が形成され
ており、リブ392にも同様な支持部394A,394
Bが形成されている。この支持部394A,394Bの
積層体312A等の接触側には、積層体312A等の積
層方向に沿った面と接触した状態で移動させた際に絶縁
性で摩擦抵抗の小さな材質または絶縁性で摩擦抵抗の小
さくなる処理を施したもの(例えば、硬めのフッ素ゴム
や天然ゴム,スチレンゴム,ブチルゴム,エチレンゴ
ム,エチレンプロピレンゴム,ハイパロン,シリコンゴ
ム等およびその表面に例えばフッ素系グリス等を塗布し
たもの等)により形成された摩擦抵抗低減部材398が
取り付けられている。また、収納部391の上部には、
上蓋381を取り付けるフランジ396が形成されてい
る。
【0081】上部81の中央内側にも、積層体312A
等の積層方向に沿ったリブ382が折り曲げ形成されて
いる。このリブ382も燃料等給排部材340が取り付
けられる位置に相当する部分は切り取られている。ま
た、上蓋381の積層体312A等の積層面に沿った面
にも、積層体312A等の積層方向に沿った平行な2つ
の支持部384A,384B等が形成されており、この
支持部384A,384Bの積層体312A等の接触側
には摩擦抵抗低減部材398が取り付けられている。上
蓋381の縁部には、収納部391のフランジ396と
整合するフランジ386が形成されており、図示しない
ボルトにより収納部391に取り付け可能となってい
る。
【0082】なお、この収納容器380の長手方向の両
端には、それぞれ加圧機構110が取り付けられ、加圧
機構110により収納容器380に収納した積層体31
2A〜312Dを積層方向に加圧可能となっている。
【0083】次に収納容器380に積層体312A等を
積層する様子について図28に基づき説明する。図28
は、収納容器380の収納部391に積層体312A等
を積層する様子を説明する説明図である。まず、収納部
391の中央に燃料等給排部材340を設置し、図28
(a)に示すように、収納部391を水平から若干傾け
る。こうした状態で、燃料等給排部材340の斜め上方
に単電池313および冷却部材30を積層する。このと
き、収納部391の支持部394A,394Bが単電池
313等をガイドするから単電池313等は容易に位置
決めがなされる。また、支持部394A,394Bには
摩擦抵抗低減部材398が取り付けてあるから、隣接す
る単電池313間に隙間を生じることなく整然と積層す
ることができる。
【0084】こうして、燃料等給排部材340の斜め上
方に所定数の単電池313を積層したら、収納部391
の積層体を形成した方の端部に加圧機構110を取り付
け、僅かに積層体を加圧して仮止めを行なう。形成され
た積層体は収納部391と摩擦抵抗低減部材398を介
して支持されているから、加圧機構110による仮止め
もスムースに行なわれる。
【0085】次に、図28(b)に示すように、収納部
391を積層体を形成した方が斜め下方になるよう傾
け、燃料等給排部材340の斜め上方に単電池313等
を同様に積層する。そして、その積層端側に加圧機構1
10を取り付け、僅かに加圧して仮止めする。
【0086】続いて、燃料等給排部材340の両側に形
成された積層体312A〜312Dを加圧機構110に
より積層した単電池313が所定の面圧になるよう加圧
する。この加圧の最中は、燃料等給排部材340の両側
の積層体312A〜312Dに加わる圧力がなるべく均
等になるように加圧する。積層体312A〜312Dは
収納部391と摩擦抵抗低減部材398を介して支持さ
れているから、スムースに加圧され、積層体内の各単電
池313に作用する面圧も均一になる。次に、収納部3
91に上蓋381を取り付け燃料電池310を完成す
る。
【0087】こうした各構成部材により構成された燃料
電池310の燃料等給排部材340に、図示しない燃料
ガス給排装置,酸化ガス給排装置および冷却水給排装置
を接続し、燃料ガス,酸化ガスおよび冷却水を供給すれ
ば、燃料電池310は、前述した電気化学反応を行な
い、化学エネルギを直接電気エネルギに変換する。
【0088】以上説明した第2実施例の燃料電池310
によれば、収納部391の積層体312A〜312Dの
支持部394A,394Bに摩擦抵抗低減部材398を
設置したので、収納部391へ容易に高精度に積層体を
組み付けることができる。また、積層体312A〜31
2Dに所定の圧力を加えた際、積層体312A〜312
Dがスムースに加圧されて積層体312A〜312Dを
形成する各単電池313は均一な面圧となるから、バラ
ツキのより小さな高精度の燃料電池310とすることが
できる。さらに、一体形成された収納部391の中央部
に燃料等給排部材340を設置したので、加圧機構11
0による引張り圧力は収納部391が受け持ち、燃料等
給排部材340を収納部391に固定する必要がない。
【0089】もとより、各積層体312A〜312Dへ
の燃料ガス,酸化ガスおよび冷却水の給排のために、燃
料等給排部材340と燃料ガス給排装置,酸化ガス給排
装置および冷却水給排装置とを接続するだけでよく、積
層体毎に接続が必要な燃料電池に比して接続箇所および
接続配管を少なくすることができ、燃料電池310の設
置スペースを小さくすることができる。また、燃料等給
排部材340と4つの積層体312A〜312Dとを一
体化して一剛性体とするので、燃料電池310を車両等
に容易に設置することができる。燃料等給排部材340
を積層体312A〜312Dで挟持し、他端から加圧機
構110により圧力を加えるので、燃料等給排部材34
0と積層体312A〜312Dとの接触面に十分なシー
ル性を確保することができる。さらに、燃料等給排部材
340から各積層体312A〜312Dに燃料ガス等を
均等に供給すると共に各積層体312A〜312Dから
燃料等給排部材340へ燃料ガス系の排ガス等を均等に
排出することができるから各積層体312A〜312D
を同じ条件で運転することができ、運転効率の良い燃料
電池とすることができる。
【0090】第2実施例の燃料電池310では、収納部
391の支持部394A,394Bに摩擦抵抗低減部材
398を設置したが、支持部394A,394Bを摩擦
抵抗低減部材で形成してもよい。
【0091】第2実施例の燃料電池310では、燃料等
給排部材340には燃料ガス等の給排に必要な孔等のみ
を形成したが、図29に例示する燃料等給排部材340
Bのように、燃料等給排部材を軽量化するために積層体
312A〜312Dと接触する部分の接触面中央に孔3
71A,371Bおよび孔372A〜378A,372
B〜378Bを形成する構成も好適である。なお、軽量
化のための孔の形状は図29に例示した孔371A,3
72A等に限られるものでないことは勿論である。
【0092】第2実施例の燃料電池310では、燃料等
給排部材340をアルミニウムにより形成したが、鉄等
の他の金属や各種の合金、フェノール樹脂やメラミン樹
脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,ケイ素樹
脂等の熱硬化性プラスチック、フッ素樹脂や四フッ化エ
チレン樹脂,ポリカーボネート,ポリフェニレンサルフ
ァイド,ポリフェニレンエーテル等の熱可塑性プラスチ
ックなどにより形成してもよい。燃料等給排部材340
を樹脂等で形成すれば、燃料等給排部材340が絶縁す
るから、積層体312A〜312Dの燃料等給排部材3
40側には絶縁板をもうける必要がない。
【0093】第2実施例の燃料電池310では、一体形
成された収納部391の中央部に燃料等給排部材340
を設置したが、第1実施例の燃料電池10のように分離
した上部ケース80および下部ケース90を燃料等給排
部材340に取り付ける構成としてもよい。この場合、
図30に示す燃料等給排部材340Cのように、燃料等
給排部材をアルミニウムにより形成された部材442と
これを挟持する樹脂により形成された部材444,44
6とを接合して形成し、上部ケース80および下部ケー
ス90を部材442に取り付けるものとすれば、上部ケ
ース80および下部ケース90を樹脂に取り付ける場合
より大きな強度を得ることができると共に積層体312
A〜312Dとの絶縁性をも兼ね備えることができる。
【0094】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃料電池に
よれば、複数の積層体で挟持された燃料給排部材が、こ
の複数の積層体との接触部に設けられた孔から複数の積
層体に燃料系の給排を行なうので、燃料給排部材に燃料
系の給排を行なう燃料給排装置と燃料給排部材とを接続
するだけでよく、積層体毎に燃料給排装置との接続を行
なう必要がない。このため、接続配管などの接続部品を
少なくすることができ、容易に取り付けることができ
る。
【0096】請求項2記載の燃料電池によれば、燃料給
排部材により積層体の積層方向の燃料系の給排流路を用
いて積層体の燃料系の給排を行なうことができ、燃料電
池を小型にすることができる。
【0097】請求項3記載の燃料電池によれば、燃料給
排部材と積層体とを一剛性体として固定するので、燃料
電池を一物体として取り扱うことができる。したがっ
て、燃料電池を自動車などの移動車両に搭載する場合、
その挙動も一物体として考慮するだけでよく、取り付け
も積層体毎に行なう必要がない。
【0098】請求項4記載の燃料電池によれば、燃料給
排部材が複数の積層体に挟持されているので、加圧手段
により積層体を積層方向に加圧しても、積層体の積層端
付近が加圧手段による圧力で膨らんだり反ったりするこ
とがない。また、加圧手段により積層体を積層方向に加
圧するので、燃料給排部材と積層体との間のシール性を
高くすることができ、燃料等の漏れを防止することがで
きる。さらに、積層体毎に加圧するので、積層体毎に加
える圧力を調節することができ、積層体毎にメンテナン
スすることができる。
【0099】請求項5記載の燃料電池によれば、燃料給
排部材を挟んで対峙する積層体の積層端の電気極性を異
なるものとしたので、燃料電池を挟んで対峙する積層体
を容易に電気的に直列に接続することができる。
【0100】請求項6記載の燃料電池によれば、積層体
の固定部材との接触面または固定部材の積層体との接触
面の少なくとも一部に形成された摩擦抵抗低減手段によ
り、積層体を固定部材と接触した状態で移動させる際、
積層体の接触部または固定部材の接触部に働く摩擦抵抗
が小さくなるから、固定部材への積層体の取り付けをス
ムースにすることができ、より精密に積層体を組み付け
ることができる。また、加圧手段を備える場合には、積
層体を固定部材と接触した状態で移動させる際の摩擦抵
抗が小さいから、積層体をより均等に加圧することがで
き、燃料電池の性能をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である燃料電池10の概略を
例示する説明図である。
【図2】積層体12A〜12Dを構成する単電池13と
冷却部材30の概略を例示する斜視図である。
【図3】燃料等給排部材40の概観を例示する斜視図で
ある。
【図4】燃料等給排部材40の燃料ガスの供給用流路を
例示する説明図である。
【図5】燃料等給排部材40の燃料ガスの排出用流路を
例示する説明図である。
【図6】燃料等給排部材40の酸化ガスの供給用流路お
よび排出用流路を例示する説明図である。
【図7】図3に示した燃料等給排部材40のA−A線断
面図である。
【図8】図3に示した燃料等給排部材40のB−B線断
面図である。
【図9】図3に示した燃料等給排部材40のC−C線断
面図である。
【図10】図3に示した燃料等給排部材40のD−D線
断面図である。
【図11】図1に示した上部ケース80のE−E線断面
図である。
【図12】図1に示した上部ケース80のF−F線断面
図である。
【図13】図1に示した下部ケース90のG−G線断面
図である。
【図14】図1に示した下部ケース90のH−H線断面
図である。
【図15】積層体12Aと積層体12Cとを結線する様
子を例示する説明図である。
【図16】積層体12Cと積層体12Dとを結線する様
子を例示する説明図である。
【図17】加圧機構110の構成を例示する説明図であ
る。
【図18】回転防止部材120の概略を例示する説明図
である。
【図19】加圧部材130の概略を例示する説明図であ
る。
【図20】自動車200に燃料電池10等を搭載する際
の配置の一例を示す説明図である。
【図21】第2実施例の燃料電池310の概略を例示す
る説明図である。
【図22】積層体312A〜312Dを構成する単電池
313と冷却部材330の概略を例示する斜視図であ
る。
【図23】第2実施例の燃料等給排部材340の概観を
例示する斜視図である。
【図24】燃料等給排部材340の燃料ガスの供給用流
路および排出用流路を例示する説明図である。
【図25】燃料等給排部材340の酸化ガスの供給用流
路および排出用流路を例示する説明図である。
【図26】燃料等給排部材340の冷却水の供給用流路
および排出用流路を例示する説明図である。
【図27】図21に示す燃料電池310のJ−J線断面
図である。
【図28】収納容器380の収納部391に積層体31
2A等を積層する様子を説明する説明図である。
【図29】第2実施例の燃料等給排部材340の変形例
である燃料等給排部材340Bの概略を例示する説明図
である。
【図30】第2実施例の燃料等給排部材340の変形例
である燃料等給排部材340Cの概観を例示する斜視図
である。
【符号の説明】
10…燃料電池 12A〜12D…積層体 13…単電池 14…電解質膜 16…ガス拡散電極 20…集電極 21,22…冷却水孔 23,24…燃料ガス孔 25,26…酸化ガス孔 27,28…溝 30…冷却部材 31,32…冷却水孔 33,34…燃料ガス孔 35,36…酸化ガス孔 37…リブ 38…溝 40…燃料等給排部材 42A〜42D…冷却水供給口 43A〜43D…冷却水供給通路 44A〜44D…冷却水供給接続口 46A〜46D…冷却水排出口 47A〜47D…冷却水排出通路 48A〜48D…冷却水排出接続口 50…燃料ガス供給口 51…燃料ガス供給流路 52…燃料ガス連絡流路 52A…燃料ガス流路形成部材 53…切削孔 54…燃料ガス分配室 54A…燃料ガス分配室形成部材 56…切削孔 57…燃料ガス排出流路 57A…燃料ガス排出流路形成部材 58…燃料ガス排出連絡流路 59…燃料ガス排出口 62A〜62D…燃料ガス供給接続口 63A〜63D…燃料ガス供給通路 64A〜64D…燃料ガス排出接続口 65A〜65D…燃料ガス排出通路 70…酸化ガス分配溝 71A〜71D…酸化ガス供給口 72A〜72D…酸化ガス供給接続口 73A〜73D…酸化ガス供給通路 74A〜74D…酸化ガス排出接続口 75A〜75D…酸化ガス排出通路 76A〜76D…酸化ガス排出口 78…酸化ガス排出部 80…上部ケース 81…上部 82…側部 84…リブ部 85…ガイド部 86…湾曲部 87…ガイド部 90…下部ケース 91…底部 92…側部 94,96,98…湾曲部 99…端子孔 100…端子 102…結線板 104…係合部 106…端子板 107…係合凸部 108…端子板 109…係合凹部 110…加圧機構 112…取付板 114…貫通孔 120…回転防止部材 122…台座部 124…嵌合部 126…貫通孔 130…加圧部材 132…円板 134…加圧リブ 136…加圧軸 138…加圧凹部 140…加圧ボルト 142…端部 144…螺刻部 146…端部 200…自動車 210,212…インバータ 214…モータ 220…燃料タンク 222…メタノールリフォーマ 224…冷却水タンク 226…加湿器 228…ラジエター 240…後部座席 310…燃料電池 312A〜312D…積層体 313…単電池 314…電解質膜 316…ガス拡散電極 320…集電極 321,322…冷却水孔 323,324…燃料ガス孔 325,326…酸化ガス孔 327,328…溝 330…冷却部材 331,332…冷却水孔 333,334…燃料ガス孔 335,336…酸化ガス孔 337…リブ 338…溝 340…燃料等給排部材 340B…燃料等給排部材 340C…燃料等給排部材 341,351,361…供給孔 342A,342B…燃料ガス供給流路 344A,344B,346A,346B…燃料ガス孔 347…燃料ガス排出流路 349,359,369…排出孔 352…酸化ガス供給流路 354A,354B,356A,356B…酸化ガス孔 357A,357B…酸化ガス排出流路 362A,362B…冷却水供給流路 364A,364B,366A,366B…冷却水孔 367A,367B…冷却水排出流路 371A,371B…孔 372A〜378A,372B〜378B…孔 380…収納容器 381…上蓋 382…リブ 384A,384B…支持部 386…フランジ 391…収納部 392…リブ 394A,394B…支持部 396…フランジ 398…摩擦抵抗低減部材 442…部材 444,446…部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単電池を積層してなる積層体を複数備え
    た燃料電池であって、 前記複数の積層体で挟持され、該複数の積層体に少なく
    とも燃料系の給排を行なう孔を該複数の積層体との接触
    部に設けた燃料給排部材を備えた燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記複数の積層体の前記燃料給排部材と
    の接触部が該積層体の積層端であり、該複数の積層体が
    積層方向の燃料系の給排流路を各々備えた請求項1記載
    の燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記燃料給排部材と前記積層体とを一剛
    性体として固定する固定部材を備えた請求項1または2
    記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】 前記複数の積層体の各々の前記燃料給排
    部材との接触端と反対側の積層端に設けられ、該複数の
    積層体を積層方向に各々加圧する加圧手段を備えた請求
    項2または3記載の燃料電池。
  5. 【請求項5】 前記燃料給排部材に接触する前記複数の
    積層体の各々の積層端の電気極性を、該燃料給排部材を
    挟んで対峙する積層体の積層端の電気極性と異なるよう
    該複数の積層体を配置してなる請求項2または3記載の
    燃料電池。
  6. 【請求項6】 前記積層体の前記固定部材との接触部ま
    たは該固定部材の該積層体との接触部の少なくとも一部
    に、該積層体を該固定部材と接触した状態で移動させる
    際、該積層体の接触部または該固定部材の接触部に働く
    摩擦抵抗を小さくする摩擦抵抗低減手段を備えた請求項
    3記載の燃料電池。
JP14823095A 1994-10-21 1995-05-22 燃料電池およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3595027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14823095A JP3595027B2 (ja) 1994-10-21 1995-05-22 燃料電池およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28253194 1994-10-21
JP6-282531 1994-10-21
JP14823095A JP3595027B2 (ja) 1994-10-21 1995-05-22 燃料電池およびその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003196476A Division JP4267388B2 (ja) 1994-10-21 2003-07-14 燃料電池搭載車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08171926A true JPH08171926A (ja) 1996-07-02
JP3595027B2 JP3595027B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=26478510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14823095A Expired - Fee Related JP3595027B2 (ja) 1994-10-21 1995-05-22 燃料電池およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3595027B2 (ja)

Cited By (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000063997A1 (en) * 1999-04-19 2000-10-26 Plug Power Inc. Structure for common access and support of fuel cell stacks
JP2001076751A (ja) * 1999-09-01 2001-03-23 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2001126749A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池
JP2002042853A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Toyota Motor Corp 燃料電池
US6455179B1 (en) 1999-08-26 2002-09-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell system
JP2002362164A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Toyota Motor Corp 燃料電池の配管構造
JP2002367664A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Toyota Motor Corp 燃料電池
US6613470B1 (en) 1999-09-01 2003-09-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Solid polymer electrolyte fuel cell stack
US6632556B2 (en) 2000-12-19 2003-10-14 Utc Fuel Cells, Llc Manifold assembly for a fuel cell power plant
US6653008B1 (en) 1999-10-08 2003-11-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell apparatus
US6723463B2 (en) 2000-12-18 2004-04-20 Honda Giken Kabushiki Kaisha Fuel cell stack having terminal element located at specified location
US6787262B2 (en) 2000-11-15 2004-09-07 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell stack having intermediate plate for restricting movement of bolt members for fastening stacked body
US6803142B2 (en) 2001-06-06 2004-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell
EP1519436A1 (en) * 2003-09-19 2005-03-30 Nissan Motor Co., Ltd. Cooling structure for fuel cells
WO2005034272A1 (ja) * 2003-10-03 2005-04-14 Honda Motor Co., Ltd. 燃料電池システム及び燃料電池自動車
JP2005116226A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
DE10153372B4 (de) * 2000-10-31 2005-05-04 Plug Power, Inc. Brennstoffzellensystem mit einem Brennstoffzellenstapel und einem Verteiler
WO2005053079A1 (ja) 2003-11-27 2005-06-09 Honda Motor Co., Ltd. 燃料電池の製造方法及び製造装置
JP2005228698A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Casio Comput Co Ltd 燃料電池及びその製造方法
WO2006020572A2 (en) 2004-08-11 2006-02-23 Fuelcell Energy, Inc. Modular fuel-cell stack assembly
JP2006108009A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
US7049023B2 (en) 2000-10-17 2006-05-23 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell separator having a channel formed using a sealing member
US7097927B2 (en) 1999-08-26 2006-08-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell system
JP2006260871A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 固体高分子型燃料電池
US7144647B2 (en) 2000-09-11 2006-12-05 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell stack
EP1385227A3 (en) * 2002-07-24 2006-12-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell stack for vehicle
EP1406335A3 (en) * 2002-10-04 2007-03-14 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell assembly
JP2007299646A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toshiba Corp 燃料電池のセルスタックユニットおよびこれを備えた燃料電池
JP2008112708A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Hyundai Motor Co Ltd 燃料電池スタックの締結構造
EP1947726A1 (en) * 2007-01-17 2008-07-23 E-Vision Bvba Fuel cell manifold
JP2008290495A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Toyota Motor Corp 移動体
JP2009004254A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタックの組み立て方法
DE112007001342T5 (de) 2006-06-20 2009-04-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzelle
DE112007001563T5 (de) 2006-06-20 2009-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzelle
JP2010165693A (ja) * 2010-03-25 2010-07-29 Panasonic Corp 燃料電池
JP2011134558A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2011146160A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタックおよび燃料電池自動車
US8623570B2 (en) 2008-12-09 2014-01-07 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell stack
JP2014183015A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toyota Motor Corp 燃料電池
CN105609859A (zh) * 2014-11-14 2016-05-25 丰田自动车株式会社 燃料电池壳体
JP2016122502A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 トヨタ自動車株式会社 燃料電池ユニット
JP2016520976A (ja) * 2013-05-30 2016-07-14 ニンポー インスティテュート オブ マテリアルズ テクノロジー アンド エンジニアリング, チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ 固体酸化物形燃料電池発電システムにおけるスタックアレイ
DE102015214188A1 (de) * 2015-07-27 2017-02-02 Volkswagen Ag Stapelanordnung umfassend zwei Brennstoffzellenstapel sowie Brennstoffzellensystem und Fahrzeug mit einem solchen
CN111937200A (zh) * 2018-02-20 2020-11-13 努威拉燃料电池有限责任公司 高电压燃料电池堆
JP2021028884A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 トヨタ自動車株式会社 燃料電池ユニット

Cited By (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000063997A1 (en) * 1999-04-19 2000-10-26 Plug Power Inc. Structure for common access and support of fuel cell stacks
US6455179B1 (en) 1999-08-26 2002-09-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell system
US7097927B2 (en) 1999-08-26 2006-08-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell system
US8221931B2 (en) 1999-09-01 2012-07-17 Honda Motor Co., Ltd. Solid polymer electrolyte fuel cell stack
JP2001076751A (ja) * 1999-09-01 2001-03-23 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
US7297424B2 (en) 1999-09-01 2007-11-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Solid polymer electrolyte fuel cell stack
US6613470B1 (en) 1999-09-01 2003-09-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Solid polymer electrolyte fuel cell stack
DE10049801B4 (de) * 1999-10-08 2006-04-06 Toyota Jidosha K.K., Toyota Brennstoffzellenvorrichtung
US6653008B1 (en) 1999-10-08 2003-11-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell apparatus
JP2001126749A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池
JP2002042853A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Toyota Motor Corp 燃料電池
US7144647B2 (en) 2000-09-11 2006-12-05 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell stack
US7049023B2 (en) 2000-10-17 2006-05-23 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell separator having a channel formed using a sealing member
DE10153372B4 (de) * 2000-10-31 2005-05-04 Plug Power, Inc. Brennstoffzellensystem mit einem Brennstoffzellenstapel und einem Verteiler
US6787262B2 (en) 2000-11-15 2004-09-07 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell stack having intermediate plate for restricting movement of bolt members for fastening stacked body
US6723463B2 (en) 2000-12-18 2004-04-20 Honda Giken Kabushiki Kaisha Fuel cell stack having terminal element located at specified location
US6632556B2 (en) 2000-12-19 2003-10-14 Utc Fuel Cells, Llc Manifold assembly for a fuel cell power plant
USRE42720E1 (en) 2001-06-06 2011-09-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell mounting structure
US6803142B2 (en) 2001-06-06 2004-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell
JP2002367664A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Toyota Motor Corp 燃料電池
JP2002362164A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Toyota Motor Corp 燃料電池の配管構造
US7595125B2 (en) 2002-07-24 2009-09-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell stack for vehicle
EP1385227A3 (en) * 2002-07-24 2006-12-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel cell stack for vehicle
US8771853B2 (en) 2002-10-04 2014-07-08 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell assembly
EP1406335A3 (en) * 2002-10-04 2007-03-14 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell assembly
EP1519436A1 (en) * 2003-09-19 2005-03-30 Nissan Motor Co., Ltd. Cooling structure for fuel cells
US8105731B2 (en) 2003-10-03 2012-01-31 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell system
JP2005116226A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
US8048575B2 (en) 2003-10-03 2011-11-01 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell system and fuel cell automotive vehicle
WO2005034272A1 (ja) * 2003-10-03 2005-04-14 Honda Motor Co., Ltd. 燃料電池システム及び燃料電池自動車
US7906241B2 (en) 2003-10-03 2011-03-15 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell system and fuel cell automobile vehicle
DE112004001832B4 (de) * 2003-10-03 2013-03-14 Honda Motor Co., Ltd. Brennstoffzellensystem und Brennstoffzellen-Kraftfahrzeug
JP4505204B2 (ja) * 2003-10-03 2010-07-21 本田技研工業株式会社 燃料電池システム
US7648793B2 (en) 2003-10-03 2010-01-19 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell system comprising an assembly manifold having a connection block
WO2005053079A1 (ja) 2003-11-27 2005-06-09 Honda Motor Co., Ltd. 燃料電池の製造方法及び製造装置
US7615302B2 (en) 2003-11-27 2009-11-10 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell producing method and apparatus
CN100456547C (zh) * 2003-11-27 2009-01-28 本田技研工业株式会社 燃料电池制造方法及装置
EP1689015A1 (en) * 2003-11-27 2006-08-09 HONDA MOTOR CO., Ltd. Fuel cell producing method and apparatus
KR101041920B1 (ko) * 2003-11-27 2011-06-16 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 연료 전지 제조 방법 및 제조 장치
EP1689015A4 (en) * 2003-11-27 2008-08-06 Honda Motor Co Ltd MANUFACTURING METHOD AND DEVICE FOR FUEL CELLS
JP2005228698A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Casio Comput Co Ltd 燃料電池及びその製造方法
EP1787351A4 (en) * 2004-08-11 2012-03-07 Fuelcell Energy Inc MODULAR FUEL CELL STACKING
WO2006020572A2 (en) 2004-08-11 2006-02-23 Fuelcell Energy, Inc. Modular fuel-cell stack assembly
EP1787351A2 (en) * 2004-08-11 2007-05-23 Fuelcell Energy, Inc. Modular fuel-cell stack assembly
JP2006108009A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
JP2006260871A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 固体高分子型燃料電池
JP2007299646A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toshiba Corp 燃料電池のセルスタックユニットおよびこれを備えた燃料電池
DE112007001563T5 (de) 2006-06-20 2009-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzelle
DE112007001342T5 (de) 2006-06-20 2009-04-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Brennstoffzelle
JP2008112708A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Hyundai Motor Co Ltd 燃料電池スタックの締結構造
EP1947726A1 (en) * 2007-01-17 2008-07-23 E-Vision Bvba Fuel cell manifold
US8197980B2 (en) 2007-05-22 2012-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell mounted on a mobile unit
JP2008290495A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Toyota Motor Corp 移動体
JP2009004254A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタックの組み立て方法
US8623570B2 (en) 2008-12-09 2014-01-07 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell stack
JP2011134558A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2011146160A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタックおよび燃料電池自動車
JP2010165693A (ja) * 2010-03-25 2010-07-29 Panasonic Corp 燃料電池
JP2014183015A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toyota Motor Corp 燃料電池
JP2016520976A (ja) * 2013-05-30 2016-07-14 ニンポー インスティテュート オブ マテリアルズ テクノロジー アンド エンジニアリング, チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ 固体酸化物形燃料電池発電システムにおけるスタックアレイ
CN105609859A (zh) * 2014-11-14 2016-05-25 丰田自动车株式会社 燃料电池壳体
JP2016096065A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 トヨタ自動車株式会社 燃料電池ケース
US10468705B2 (en) 2014-11-14 2019-11-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell case
JP2016122502A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 トヨタ自動車株式会社 燃料電池ユニット
DE102015214188A1 (de) * 2015-07-27 2017-02-02 Volkswagen Ag Stapelanordnung umfassend zwei Brennstoffzellenstapel sowie Brennstoffzellensystem und Fahrzeug mit einem solchen
CN111937200A (zh) * 2018-02-20 2020-11-13 努威拉燃料电池有限责任公司 高电压燃料电池堆
JP2021514103A (ja) * 2018-02-20 2021-06-03 ヌヴェラ・フュエル・セルズ,エルエルシー 高電圧燃料セルスタック
JP2021028884A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 トヨタ自動車株式会社 燃料電池ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3595027B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3595027B2 (ja) 燃料電池およびその製造方法
US5858569A (en) Low cost fuel cell stack design
US6620540B2 (en) Fuel cell stack
JP4842072B2 (ja) 燃料電池及び、これを有する燃料電池システム
US20040023102A1 (en) Solid polymer electrolyte fuel cell stack
US9318758B2 (en) SOFC stack with temperature adapted compression force means
US20050019643A1 (en) Fuel cell stack
US20100291458A1 (en) Fuel cell stack
JP2005005196A (ja) 燃料電池システム
US8221929B2 (en) Fuel cell stack
US20060068264A1 (en) Fuel cell stack
EP1806802A2 (en) Fuel cell assembly
US9373857B2 (en) Fuel cell apparatus
JP6059615B2 (ja) 燃料電池スタック
JP4267388B2 (ja) 燃料電池搭載車両
US20050214619A1 (en) Fuel cell stack
US20050158604A1 (en) Fuel cell stack
JP4896456B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2012043553A (ja) 燃料電池スタック
JP5255849B2 (ja) 燃料電池及びセパレータ・シール構成体
JP7115229B2 (ja) 燃料電池、燃料電池搭載装置、および燃料電池の製造方法
KR20060108921A (ko) 연료 전지 시스템 및 스택
JP2020126735A (ja) 燃料電池スタック
CN115275297A (zh) 一种燃料电池模块以及车辆
CN113097524B (zh) 燃料电池组

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees