JP2010165693A - 燃料電池 - Google Patents
燃料電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010165693A JP2010165693A JP2010070838A JP2010070838A JP2010165693A JP 2010165693 A JP2010165693 A JP 2010165693A JP 2010070838 A JP2010070838 A JP 2010070838A JP 2010070838 A JP2010070838 A JP 2010070838A JP 2010165693 A JP2010165693 A JP 2010165693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- reinforcing plate
- laminate
- plate
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【解決手段】電解質層、電極および導電性セパレータからなる積層体の側面に、その積層方向と同等の長さを有する補強板を取り付ける。さらには前記積層体の端部に、端板と、前記端板に接して積層体に積層方向の圧力を加えるための締め付け具を配し、前記積層体の少なくとも一対の相対する側面の各々に2枚以上の補強板を取り付け、前記複数の補強板と前記締め付け具とを連結して前記積層体を上下左右から締め付ける。
【選択図】図2
Description
水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜81の両面には、白金系の金属触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒反応層82、82’が配され、さらにその外面には、ガス通気性と導電性を兼ね備えた拡散層83、83’が密着して配されている。また、水素や空気が電池外へリークしたり互いに混合したりしないように、電極の周囲には、高分子電解質膜81を挟んでシール材85を配し、セパレータ板87との隙間をシールする等の構造がとられている。これらの電極84、84’、電解質膜81およびシール材85が電極電解質接合体(以下、MEAという。)86を形成している。
また、図4では、2セル毎に配されたセパレータ板87の内部に、電池温度を一定に保つための冷却水を循環させる冷却水流路89が設けられている。
また、前記補強板は、曲げに対して強度を向上させた構造を有することが好ましい。
前記補強板は、積層体の両端部に配された端板を利用して強固に固定することが望ましい。そのようにすることで、補強板により、振動および衝撃による積層方向と直交する方向への積層体のずれが抑制される。
図1に沿って説明する。本実施例で用いた積層体1の寸法は、端板2を含む積層方向の長さが50cm、巾30cmおよび高さ11cmである。この積層体では、締め付けを短側面にあるタイロッド3と電極部を貫通する2本のタイロッド3’で行っている。タイロッド3’は内部マニホルド孔4の中心部を貫通している。タイロッド3’の周囲は絶縁被膜で覆われており、タイロッド3’と電極およびセパレータとは絶縁されている。また、補強板5としては、厚さ1.5mm、長さ50cmおよび巾20cmのステンレス鋼(SUS304)製の板を用いた。さらに、曲げに対して強度を向上させるために、補強板5を断面が矩形波状になるように成形した。補強板5の両端部は、端板の側面に補強板取り付けボルト6を用いて固定した。ただし、積層方向にある程度可動な固定方式を採用し、熱膨張または含水率の変化に起因する積層電池全長の変化に追従できるようにした。なお、本実施例に係る積層体の側面には、セパレータその他の導電性部分が露出しているため、補強板5の積層体と接する側にはポリフェニレンサルファイド(PPS)製の絶縁シート7を接着した。
補強板を設置しなかったこと以外は、実施例1と同様に燃料電池を組み立てた。この燃料電池について、実施例1と同様の振動試験を行ったところ、積層体の上面に若干のたわみが認められた。たわみが発生したのは、内部マニホルド内縁とタイロッドとのクリアランスに相当する距離に関しては動きが抑制されないため、積層体が振動でずれを生じたためと考えられる。
以上より、本発明によれば、従来の燃料電池に比べて、その高さ方向の増加を最小限に留めた状態で、耐震性および耐衝撃性を向上できることが示された。
図2に沿って説明する。本実施例では、積層体として実施例1と同様の寸法のものを用いたが、内部マニホルドの代わりに外部マニホルドを採用した。すなわち、本実施例の積層体21の相対する一対の側面には、図2(a)に示すように外部マニホルド22を設置した。また、もう一対の側面には、積層体の積層方向と同等の長さを有し、積層体を締め付けるための手段の一部としても機能する計4枚の補強板23を設置した。これらは図2(b)に示すように締め付け具24、24’と連結して、端板25、25’を跨ぐ形で取り付けた。補強板23はステンレス鋼製で実施例1と同様の断面形状を有するものを用いた。前記4枚の補強板の積層体21と接する側には絶縁シート28が張り付けられている。各補強板は厚さ1mm、長さ45cm、巾10cmである。
締め付け具24は、蝶番29によって補強板23の一方の端部に連結されている。補強板23の他方の端部は、積層体21の反対側に配され、かつ、皿バネ26を具備する第2の締め付け具24’と蝶番29’によって連結されている。締め付け具24には締め付け用ネジ27が組み込まれており、ネジ27を締めていくと、端板25に圧力がかかる。このとき同時に他方の締め付け具24’に設置された皿バネ26により、他方の端板25’にも圧力がかけられる。その結果、端板25と25’に挟まれた積層体21が締め付けられる。前記4枚の補強板は、いわばタイロッドの代わりに締め付けに伴って発生するテンションを保持している。また、それと同時に、積層体21に積層方向に対して直交する方向の圧力をかけている。
本実施例では、補強板の構造を変えて曲げに対する強度をさらに向上させたこと以外、実施例1と同様の燃料電池を組み立てた。具体的には図3に示すような断面を有する構造の補強板を用いた。この補強板は、厚さ1mmの補強板31の背面に、切り口(断面)の形状が縦10mm、横20mmの口型で材料の厚さが1mmの中空構造物32を溶接により取り付けたものである。この構造によれば、比較的軽量であり、かつ、高い曲げ強度を有する補強板が得られる。この燃料電池について、実施例1と同様の振動試験を行ったところ、積層体の変形等は全く発生しなかった。また、さらに加速度の大きい衝撃試験(推定加速度4G、10回印加)を行っても問題は生じなかった。
2 端板
3、 3’ タイロッド
4 内部マニホルド孔
5 補強板
6 補強板取り付けボルト
7 絶縁シート
21 積層体
22 外部マニホルド
23 補強板
24、24’ 締め付け具
25、25’ 端板
26 皿バネ
27 締め付け用ネジ
28 絶縁シート
29、29’ 蝶番
31 補強板
32 中空構造物
54、64 配管
62 マニホルド孔
63 端板
71、61 燃料電池
72 流体の供給排出口
73 マニホルド
81 高分子電解質膜
82、82’ 触媒反応層
83、83’ 拡散層
84、84’ 電極
85 シール材
86 電極電解質接合体
87 セパレータ板
88、88’ ガス流路
89 冷却水流路
Claims (6)
- 電解質層、前記電解質層を挟持する触媒反応層を有する一対の電極、および、一方の電極に燃料を供給し、他方の電極に酸化剤を供給するための流路を有する導電性セパレータの積層体と、前記積層体の両端に配置された一対の端板とを有する燃料電池であって、
前記燃料電池は、前記積層体の積層方向が、重力方向と直交するように配置されており、
前記積層体の側面のうち、少なくとも上面側および下面側に配置された補強板を有し、
前記補強板の両端部は、前記一対の端板にそれぞれ取り付けられており、
前記積層体の積層方向に直交する前記補強板の断面は、矩形波状、ハニカム形状または連続三角形状を有する、燃料電池。 - 電解質層、前記電解質層を挟持する触媒反応層を有する一対の電極、および、一方の電極に燃料を供給し、他方の電極に酸化剤を供給するための流路を有する導電性セパレータとの積層体と、前記積層体の両端に配置された一対の端板とを有する燃料電池であって、
前記燃料電池は、前記積層体の積層方向が、重力方向と直交するように配置されており、
前記積層体の側面のうち、少なくとも上面側および下面側に配置された補強板を有し、
前記補強板の両端部は、前記一対の端板にそれぞれ取り付けられており、
前記補強板は、前記積層体の積層方向に対して直交する方向に一定間隔で配された、棒状の補強構造物または円形パイプを有する、燃料電池。 - 前記補強板は、前記積層体の二対の相対する側面にそれぞれ配置されている、請求項1または2記載の燃料電池。
- 前記補強板は、前記積層体の積層方向と同等の長さを有する、請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記補強板は、金属である、請求項1〜4のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記補強板と前記積層体との間に絶縁板が配置されている、請求項1〜5のいずれかに記載の燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010070838A JP5166471B2 (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010070838A JP5166471B2 (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 燃料電池 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30599199A Division JP4562834B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 燃料電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010165693A true JP2010165693A (ja) | 2010-07-29 |
JP5166471B2 JP5166471B2 (ja) | 2013-03-21 |
Family
ID=42581677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010070838A Expired - Fee Related JP5166471B2 (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5166471B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107953364A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-04-24 | 张苗苗 | 一种便于安装电池的机器人 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0582153A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-04-02 | Fuji Electric Co Ltd | 車両搭載型燃料電池の支持構造 |
JPH0657799A (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-01 | Sekisui Chem Co Ltd | 防水パンの製造方法 |
JPH087915A (ja) * | 1994-06-22 | 1996-01-12 | Toyota Motor Corp | 燃料電池および燃料電池の製造方法 |
JPH08171926A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-07-02 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
JPH0992324A (ja) * | 1995-07-20 | 1997-04-04 | Toyota Motor Corp | 電池モジュールおよび燃料電池 |
JPH10331303A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-15 | Y M K Technol:Kk | プレキャストコンクリート型枠及びこれを用いた構造体 |
-
2010
- 2010-03-25 JP JP2010070838A patent/JP5166471B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0582153A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-04-02 | Fuji Electric Co Ltd | 車両搭載型燃料電池の支持構造 |
JPH0657799A (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-01 | Sekisui Chem Co Ltd | 防水パンの製造方法 |
JPH087915A (ja) * | 1994-06-22 | 1996-01-12 | Toyota Motor Corp | 燃料電池および燃料電池の製造方法 |
JPH08171926A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-07-02 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
JPH0992324A (ja) * | 1995-07-20 | 1997-04-04 | Toyota Motor Corp | 電池モジュールおよび燃料電池 |
JPH10331303A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-15 | Y M K Technol:Kk | プレキャストコンクリート型枠及びこれを用いた構造体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107953364A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-04-24 | 张苗苗 | 一种便于安装电池的机器人 |
CN107953364B (zh) * | 2018-01-24 | 2021-10-19 | 山东鹏耀智佳精密工业有限公司 | 一种便于安装电池的机器人 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5166471B2 (ja) | 2013-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10033062B2 (en) | Fuel cell stack and mount structure therefor | |
JP5412804B2 (ja) | 燃料電池スタック | |
US9450252B2 (en) | Insulating structure, fuel cell and fuel cell stack | |
JP5708614B2 (ja) | セルモジュール、および、燃料電池スタック | |
JP4562834B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP2004127787A (ja) | 移動体用燃料電池システム | |
JP2007317428A (ja) | 燃料電池 | |
JP2007188773A (ja) | 燃料電池スタック | |
JP5518496B2 (ja) | 燃料電池スタックおよび燃料電池自動車 | |
JP2003297377A (ja) | 車両搭載型燃料電池 | |
JP2013211240A (ja) | 燃料電池スタック | |
JP2002367651A (ja) | 燃料電池収容ケース | |
JP5879239B2 (ja) | 車載用燃料電池システム | |
JP2007193970A (ja) | 燃料電池 | |
JP4262563B2 (ja) | 燃料電池スタック | |
JP5166471B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP5574894B2 (ja) | 燃料電池スタック | |
US10923755B2 (en) | Mount structure for fuel cell stack | |
JP2007184200A (ja) | 燃料電池スタック | |
JP2007207555A (ja) | 燃料電池 | |
JP2006302640A (ja) | 燃料電池スタックの支持構造 | |
JP5740214B2 (ja) | 燃料電池 | |
CN114597465A (zh) | 燃料电池堆 | |
JP4921827B2 (ja) | 燃料電池スタック及びカーボンセパレータの製造方法 | |
JP2009176621A (ja) | 燃料電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121102 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121220 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5166471 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |