JP5879239B2 - 車載用燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が車幅方向に沿って積層されるとともに、積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体と、を備える車載用燃料電池システムに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、特に車載用として使用される際、相当に多数の発電セルが積層されている。従って、燃料電池スタック全体の剛性を確保するため、前記燃料電池スタックを筐体内に収容する構成が採用されている。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池装置では、箱状のケース(筐体)内に、複数の燃料電池スタックが格納されている。
特許第4645092号公報
ところで、この種の筐体では、製造コストを抑制するために、複数の部品(例えば、プレート)に分割して構成する場合がある。その際、各部品同士は、ボルトにより締結されている。
しかしながら、車載用燃料電池スタックでは、外部から衝撃荷重が付与されるおそれがある。このため、ボルトに剪断力が付与され、前記ボルトが損傷を受けるおそれがある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、外部荷重を確実に受けることができ、燃料電池スタックを良好に保護することが可能な車載用燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が車幅方向に沿って積層されるとともに、積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体と、を備える車載用燃料電池システムに関するものである。
この車載用燃料電池システムでは、筐体は、車幅方向両端の2辺がエンドプレートにより構成され、車長方向両端の2辺が前方L型側板及び後方L型側板により構成され、車高方向両端の2辺が上側平板及び下側平板により構成されている。そして、車長方向から外部荷重が付与された際、下側平板の車長方向両端の2辺の端面は、前方L型側板及び後方L型側板の車長方向の各端面と当接し、上側平板の車長方向両端の2辺のうちの1辺の端面は、前方L型側板の車長方向の側面又は後方L型側板の車長方向の側面と当接している。
また、この車載用燃料電池システムでは、上側平板と後方L型側板又は前方L型側板とは、アングル部材により連結されることが好ましい。
さらに、この車載用燃料電池システムでは、アングル部材は、上側平板と後方L型側板とを連結するものであり、前記上側平板の車長方向後方側端部に連結される水平部と、前記後方L型側板の上方側端部に連結される鉛直部と、を一体に有することが好ましい。
本発明によれば、筐体の車長方向両端の2辺は、前方L型側板及び後方L型側板により構成されるとともに、車高方向両端の2辺は、上側平板及び下側平板により構成されている。このため、筐体の各辺同士を強固に接触させることができる。
従って、特に、車長方向前方から外部荷重が付与された際、前記筐体自体で前記外部荷重を確実に受けることが可能になる。筐体自体にロードパス(荷重伝達経路)が構成されるからである。これにより、簡単且つコンパクトな構成で、外部荷重を確実に受けることができ、燃料電池スタックを良好に保護することが可能になる。
本発明の実施形態に係る車載用燃料電池システムが搭載された燃料電池電気自動車の概略平面説明図である。 前記車載用燃料電池システムの一部分解斜視説明図である。 前記車載用燃料電池システムを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記車載用燃料電池システムを構成する筐体の概略断面側面図である。 前記筐体の動作説明図である。 前記筐体の動作説明図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車載用燃料電池システム10は、燃料電池電気自動車(燃料電池車両)12のフロントボックス(所謂、モータルーム)12fに収容される。車載用燃料電池システム10は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14を内部に収容する筐体16とを備える。
燃料電池スタック14は、図2に示すように、複数の燃料電池18が立位姿勢で燃料電池電気自動車12の車長方向(走行方向)(矢印A方向)に交差する車幅方向(矢印B方向)に積層される。燃料電池18の積層方向一端には、第1ターミナルプレート20a、第1絶縁プレート22a及び第1エンドプレート24aが、外方に向かって順次配設される。燃料電池18の積層方向他端には、第2ターミナルプレート20b、第2絶縁プレート22b及び第2エンドプレート24bが、外方に向かって順次配設される。
横長形状の第1エンドプレート24aの中央部からは、第1ターミナルプレート20aに接続された第1電力出力端子26aが外方に向かって延在する。横長形状の第2エンドプレート24bの中央部からは、第2ターミナルプレート20bに接続された第2電力出力端子26bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bの各辺間には、連結バー28の両端がねじ30により固定され、複数の積層された燃料電池18に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図3に示すように、燃料電池18は、電解質膜・電極構造体32と、前記電解質膜・電極構造体32を挟持する第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36とを備える。
第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、横長形状を有するとともに、長辺が水平方向(矢印A方向)に延在し且つ短辺が重力方向(矢印C方向)に延在するように構成される。なお、短辺が水平方向に延在し且つ長辺が重力方向に延在するように構成してもよい。
燃料電池18の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔38aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40aとが設けられる。
燃料電池18の長辺方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔38bとが設けられる。
燃料電池18の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔38a及び燃料ガス供給連通孔40a側には、矢印B方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための2つの冷却媒体供給連通孔42aが、対向する辺に設けられる。燃料電池18の短辺方向の両端縁部他方側には、すなわち、燃料ガス排出連通孔40b及び酸化剤ガス排出連通孔38b側には、矢印B方向に互いに連通して、冷却媒体を排出するための2つの冷却媒体排出連通孔42bが、対向する辺に設けられる。
電解質膜・電極構造体32は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜44と、前記固体高分子電解質膜44を挟持するカソード電極46及びアノード電極48とを備える。
カソード電極46及びアノード電極48は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜44の両面に形成される。
第1金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体32に向かう面34aには、酸化剤ガス供給連通孔38aと酸化剤ガス排出連通孔38bとを連通する酸化剤ガス流路50が形成される。酸化剤ガス流路50は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝により形成される。
第2金属セパレータ36の電解質膜・電極構造体32に向かう面36aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路52が形成される。燃料ガス流路52は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝により形成される。
第2金属セパレータ36の面36bと隣接する第1金属セパレータ34の面34bとの間には、冷却媒体供給連通孔42a、42aと冷却媒体排出連通孔42b、42bとに連通する冷却媒体流路54が形成される。この冷却媒体流路54は、電解質膜・電極構造体32の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1金属セパレータ34の面34a、34bには、この第1金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第1シール部材56が一体成形される。第2金属セパレータ36の面36a、36bには、この第2金属セパレータ36の外周端縁部を周回して第2シール部材58が一体成形される。
第1シール部材56及び第2シール部材58としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2に示すように、第1エンドプレート24aには、酸化剤ガス供給連通孔38a、酸化剤ガス排出連通孔38b、燃料ガス供給連通孔40a及び燃料ガス排出連通孔40bに連通する酸化剤ガス供給マニホールド60a、酸化剤ガス排出マニホールド60b、燃料ガス供給マニホールド62a及び燃料ガス排出マニホールド62bが取り付けられる。
第2エンドプレート24bには、図示しないが、冷却媒体供給連通孔42a及び冷却媒体排出連通孔42bに連通する冷却媒体供給マニホールド及び冷却媒体排出マニホールドが取り付けられる。
筐体16は、車幅方向(矢印B方向)両端の2辺が第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bにより構成される。図2及び図4に示すように、筐体16の車長方向(矢印A方向)両端の2辺は、前方L型側板66及び後方L型側板68により構成されるとともに、前記筐体16の車高方向(矢印C方向)両端の2辺は、上側平板70及び下側平板72により構成される。
前方L型側板66及び後方L型側板68は、例えば、押し出し成形される一方、上側平板70及び下側平板72は、例えば、プレス成形される。なお、前方L型側板66及び後方L型側板68は、例えば、鋳造により製造される一方、上側平板70及び下側平板72は、例えば、機械加工されてもよい。
図4に示すように、前方L型側板66は、車高方向に延在する鉛直部66aと、前記鉛直部66aの下端に一体成形され、車長方向後方(矢印Ab方向)に延在する水平部66bとを有する。鉛直部66aには、前記鉛直部66aの上端から下方に所定の長さだけ離間した位置に、水平方向に膨出する水平膨出部66ahが設けられる。水平部66bの開放側先端には、上方に屈曲する段差部66bdが設けられる。鉛直部66aと水平部66bとの境界部位には、内側にR(湾曲面)を形成することが好ましい。外部からの衝撃荷重による応力の集中を抑制するためである。
後方L型側板68は、車高方向に延在する鉛直部68aと、前記鉛直部68aの下端に一体成形され、車長方向前方(矢印Af方向)に延在する水平部68bとを有する。鉛直部68aの上方端面(上方側端部)68aeには、内面側から前記上方端面68aeの上方に膨出する内側膨出部68aiが設けられる。水平部68bの開放側先端には、上方に屈曲する段差部68bdが設けられる。鉛直部68aと水平部68bとの境界部位には、内側にR(湾曲面)を形成することが好ましい。
上側平板70の一端は、前方L型側板66の鉛直部66aの内側垂直面から離間した状態で、前記前方L型側板66の水平膨出部66ahに載置されるとともに、矢印Ab方向に延在する。上側平板70の他端には、下方に屈曲する段差部(車長方向後方側端部)70aを設けるとともに、前記段差部70aは、内側膨出部68ai上に隙間を有している。下側平板72は、上側平板70よりも短尺に構成されるとともに、矢印A方向の両端は、段差部66bd、68bdの鉛直面との間に隙間を有して配置される。下側平板72は、段差部66bd、68bdに密着してボルト76により固定される。
上側平板70と後方L型側板68とは、アングル部材74により連結される。アングル部材74は、断面略L形状を有し、後方L型側板68の上方端面68aeに接合される鉛直部74aと、上側平板70の段差部70aに配設される水平部74bとを一体に有する。アングル部材74の内側鉛直面は、上側平板70の他端の端面から離間して隙間を形成する。
上側平板70は、一端が前方L型側板66の水平膨出部66ahに載置されて密着しボルト76により固定される一方、段差部70aの上面がアングル部材74の水平部74bに密着しボルト76により固定される。アングル部材74の鉛直部74aは、後方L型側板68の内側膨出部68aiの上方端面68aeに密着しボルト76により固定される。
アングル部材74では、鉛直部74a及び水平部74bに、それぞれ鉛直方向及び水平方向(矢印A方向)に長尺なボルト挿入用長円78a、78b(図2参照)が形成される。筐体16の鉛直方向及び水平方向の寸法誤差を吸収するためである。
図2に示すように、前方L型側板66、後方L型側板68、上側平板70及び下側平板72では、積層方向両端側が平坦状に構成され、複数のボルト76を介して第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bが固定される。
このように構成される車載用燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、図2に示すように、第1エンドプレート24aの酸化剤ガス供給マニホールド60aから酸化剤ガス供給連通孔38aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第1エンドプレート24aの燃料ガス供給マニホールド62aから燃料ガス供給連通孔40aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、第2エンドプレート24bでは、冷却媒体供給マニホールド(図示せず)から一対の冷却媒体供給連通孔42aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔38aから第1金属セパレータ34の酸化剤ガス流路50に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路50に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体32のカソード電極46に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第2金属セパレータ36の燃料ガス流路52に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路52に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体32のアノード電極48に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体32では、カソード電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード電極48に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体32のカソード電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔38bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体32のアノード電極48に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに沿って矢印B方向に排出される。
また、一対の冷却媒体供給連通孔42aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36間の冷却媒体流路54に導入される。冷却媒体は、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体32を冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体排出連通孔42bに沿って矢印B方向に排出される。
この場合、本実施形態では、図2及び図4に示すように、筐体16は、車幅方向両端の2辺が第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bにより構成されている。筐体16の車長方向両端の2辺は、前方L型側板66及び後方L型側板68により構成されるとともに、前記筐体16の車高方向両端の2辺は、上側平板70及び下側平板72により構成されている。これにより、図4に示すように、上側平板70及び下側平板72には、連結部品との間に隙間が設けられるため、部品自体の製造誤差や組立時の誤差を有効に吸収することができ、筐体16全体として良好な寸法精度を得ることが可能になる。
その際、上側平板70の一方の端部は、前方L型側板66の水平膨出部66ahに対向して密着し、段差部70aの端部は、アングル部材74の水平部74bの端面に対向して密着し、これらをボルト76により固定している。
さらに、下側平板72の一方の端面は、前方L型側板66を構成する水平部66bの段差部66bdに対向して密着するとともに、前記下側平板72の他方の端面は、後方L型側板68を構成する水平部68bの段差部68bdに対向して密着し、これらをボルト76により固定している。このため、筐体16の各辺同士を強固に接合させることができる。
従って、図5に示すように、特に、車長方向前方から外部荷重Fが付与された際、前記外部荷重Fは、筐体16自体、具体的には、前方L型側板66から上側平板70及び下側平板72を介して後方L型側板68に至るロードパスに沿って伝達される。この外部荷重Fは、筐体16から、例えば、燃料電池電気自動車12内のパネル板80により受けられる。
しかも、筐体16では、部材端面同士がボルト76の軸力により強固に接合するため、部材間摩擦力により外部荷重Fを確実に受ける。その上、ボルト76は、剪断荷重を受けることがなく、前記ボルト76の折損等を確実に抑制することが可能になる。
これにより、車載用燃料電池システム10は、分割された筐体16を用いるだけでよく、簡単且つコンパクトな構成で、外部荷重Fを確実に受けることができ、燃料電池スタック14を良好に保護することが可能になるという効果が得られる。
また、筐体16では、図5に示すように、上側平板70の両端面(鉛直面)と前方L型側板66の上部内側垂直面及びアングル部材74の内側垂直面との間に、隙間が形成されている。さらに、下側平板72の両端面(鉛直面)と前方L型側板66の下部内側垂直面及び後方L型側板68の下部内側垂直面との間に、隙間が形成されている。
このため、図6に示すように、部材間の摩擦力を超えた衝撃荷重(外部荷重)Faが加わると、上側平板70及び下側平板72が矢印Ab方向に移動する。その際、上側平板70の端部は、アングル部材74の内側垂直面に密着する一方、下側平板72の端部は、後方L型側板68の下部内側垂直面に密着する。従って、部材間の摩擦力を超えた衝撃荷重Faは、垂直面(角又は肩)で確実に受けることが可能になる。
10…車載用燃料電池システム 12…燃料電池電気自動車
12f…フロントボックス 14…燃料電池スタック
16…筐体 18…燃料電池
24a、24b…エンドプレート 32…電解質膜・電極構造体
34、36…金属セパレータ 38a…酸化剤ガス供給連通孔
38b…酸化剤ガス排出連通孔 40a…燃料ガス供給連通孔
40b…燃料ガス排出連通孔 42a…冷却媒体供給連通孔
42b…冷却媒体排出連通孔 44…固体高分子電解質膜
46…カソード電極 48…アノード電極
50…酸化剤ガス流路 52…燃料ガス流路
54…冷却媒体流路 66…前方L型側板
66a、68a、74a…鉛直部 66b、68b、74b…水平部
66bd、68bd、70a…段差部 68…後方L型側板
70…上側平板 72…下側平板
74…アングル部材 76…ボルト

Claims (3)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が車幅方向に沿って積層されるとともに、積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体と、
    を備える車載用燃料電池システムであって、
    前記筐体は、車幅方向両端の2辺が前記エンドプレートにより構成され、
    車長方向両端の2辺が前方L型側板及び後方L型側板により構成され、
    車高方向両端の2辺が上側平板及び下側平板により構成され
    車長方向から外部荷重が付与された際、前記下側平板の車長方向両端の2辺の端面は、前記前方L型側板及び前記後方L型側板の車長方向の各端面と当接し、前記上側平板の車長方向両端の2辺のうちの1辺の端面は、前記前方L型側板の車長方向の側面又は前記後方L型側板の車長方向の側面と当接することを特徴とする車載用燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の車載用燃料電池システムにおいて、前記上側平板と前記後方L型側板又は前記前方L型側板とは、アングル部材により連結されることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の車載用燃料電池システムにおいて、前記アングル部材は、前記上側平板と前記後方L型側板とを連結するものであり、
    前記上側平板の車長方向後方側端部に連結される水平部と、
    前記後方L型側板の上方側端部に連結される鉛直部と、
    を一体に有することを特徴とする車載用燃料電池システム。
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