JP5802186B2 - 車載用燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が水平方向に積層されるとともに、積層方向の両端に矩形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを収容するボックスと、を備える車載用燃料電池システムに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この燃料電池スタックでは、特に車載用として使用される際、揺れや振動の他、外部荷重が付与され易い。従って、燃料電池スタック全体の剛性を確保するため、前記燃料電池スタックをボックス内に収容する構成が採用されている。この種の構成として、例えば、特許文献1に開示されている車両搭載型燃料電池が知られている。
この燃料電池は、図7に示すように、セル1とセパレータ2とを交互に複数積層した積層体3と、前記セル1の積層方向の両端に位置して前記積層体3を均一に圧接するための第1の締め付け板4及び第2の締め付け板5とを有している。第1の締め付け板4と第2の締め付け板5との間は、締め付けスタッド6を用いて締め付けている。
燃料電池は、さらに積層体3を覆う補強枠7と、前記補強枠7と締め付け板4、5との間を接続するばね部材(圧縮ばね)8とを有している。補強枠7は、少なくとも一部を車両に固定されている。
特開2003−297377号公報
上記の燃料電池では、積層体3を覆って補強枠7が設けられており、前記補強枠7は、前記積層体3を収容するボックス形状を有している。従って、ボックスである補強枠7は、重量が相当に重くなってしまい、車載用として要請される軽量化が容易に図られないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、容易に軽量化を図るとともに、外部荷重を確実に受けることができ、燃料電池スタックを良好に保護することが可能な車載用燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が水平方向に積層されるとともに、積層方向の両端に矩形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックと、一対の前記エンドプレートの両側辺間に配設される2枚のサイドプレート、一対の前記エンドプレートの上辺間に配設されるアッパープレート、及び一対の前記エンドプレートの下辺間に配設されるダウンプレートと、一対の前記エンドプレートとを有し、前記燃料電池スタックを収容するボックスと、を備える車載用燃料電池システムに関するものである。
この車載用燃料電池システムでは、少なくともアッパープレート又はダウンプレートは、矩形状を有し、一方の対角を構成する一対の角部が、一対のエンドプレートに結合されるとともに、他方の対角を構成する一対の角部が、一対のサイドプレートに結合されている。
また、この車載用燃料電池システムでは、燃料電池スタックは、燃料電池が車両に対して車幅方向に積層されるとともに、少なくともアッパープレート又はダウンプレートは、車両進行方向の一対の角部と一対のサイドプレートとが、水平方向にねじ込まれるねじ部材により螺合され、且つ、積層方向の一対の角部と一対のエンドプレートとが、鉛直方向にねじ込まれるねじ部材により螺合されることが好ましい。
さらに、この車載用燃料電池システムでは、少なくともアッパープレート又はダウンプレートは、積層方向の中央部に車両進行方向に延在するリブを備えることが好ましい。
さらにまた、この車載用燃料電池システムでは、少なくとも一方のエンドプレートには、積層方向に沿って燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体の少なくともいずれかの流体を流通させる流体連通孔が設けられ、少なくともアッパープレート又はダウンプレートと前記エンドプレートとの締結部位は、前記流体連通孔から離間して設定されることが好ましい。
また、この車載用燃料電池システムでは、少なくとも一方のサイドプレートの一端には、水平方向に且つボックスの内側に屈曲する折り曲げ部が一体に設けられることが好ましい。
本発明によれば、少なくともアッパープレート又はダウンプレートは、一方の対角位置の角部が一対のエンドプレートに連結され、他方の対角位置の角部が一対のサイドプレートに連結されている。従って、ボックスは、少なくとも上面又は下面が菱形プレートにより構成されている。このため、ボックス全体として容易に軽量化を図るとともに、外部荷重を確実に受けることができ、燃料電池スタックを良好に保護することが可能になる。
本発明の実施形態に係る車載用燃料電池システムが搭載された燃料電池電気自動車の概略平面説明図である。 前記車載用燃料電池システムの概略斜視説明図である。 前記車載用燃料電池システムの一部分解斜視説明図である。 前記車載用燃料電池システムを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記車載用燃料電池システムを構成するボックスの、図2中、V−V線断面説明図である。 前記車載用燃料電池システムの第1エンドプレートの、図2中、VI−VI線断面説明図である。 特許文献1に開示されている車両搭載型燃料電池の概略斜視図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車載用燃料電池システム10は、燃料電池電気自動車(燃料電池車両)12のフロントボックス(所謂、モータルーム)12fに収容される。車載用燃料電池システム10は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14を収容するボックス16とを備える(図1及び図2参照)。
燃料電池スタック14は、図3に示すように、複数の横長形状の燃料電池18が立位姿勢で燃料電池電気自動車12の車長方向(車両進行方向)(矢印A方向)に交差する車幅方向(矢印B方向)に積層される。燃料電池18の積層方向一端には、第1ターミナルプレート20a、第1絶縁プレート22a及び第1エンドプレート24aが、外方に向かって順次配設される。燃料電池18の積層方向他端には、第2ターミナルプレート20b、第2絶縁プレート22b及び第2エンドプレート24bが、外方に向かって順次配設される。
横長形状(長方形状)の第1エンドプレート24aの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第1ターミナルプレート20aに接続された第1電力出力端子26aが外方に向かって延在する。横長形状(長方形状)の第2エンドプレート24bの略中央部からは、第2ターミナルプレート20bに接続された第2電力出力端子26bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bの各辺間には、それぞれ各辺の中央位置に対応して一定の長さを有する連結バー28の両端がねじ30により固定され、複数の積層された燃料電池18に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図4に示すように、燃料電池18は、電解質膜・電極構造体32と、前記電解質膜・電極構造体32を挟持する第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36とを備える。
第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、横長形状を有するとともに、長辺が水平方向(矢印A方向)に延在し且つ短辺が重力方向(矢印C方向)に延在するように構成される。なお、短辺が水平方向に延在し且つ長辺が重力方向に延在するように構成してもよい。
燃料電池18の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔38aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40aとが設けられる。
燃料電池18の長辺方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔38bとが設けられる。
燃料電池18の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔38a及び燃料ガス供給連通孔40a側には、矢印B方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための2つの冷却媒体供給連通孔42aが、対向する辺に設けられる。燃料電池18の短辺方向の両端縁部他方側には、すなわち、燃料ガス排出連通孔40b及び酸化剤ガス排出連通孔38b側には、矢印B方向に互いに連通して、冷却媒体を排出するための2つの冷却媒体排出連通孔42bが、対向する辺に設けられる。
電解質膜・電極構造体32は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜44と、前記固体高分子電解質膜44を挟持するカソード電極46及びアノード電極48とを備える。
カソード電極46及びアノード電極48は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜44の両面に形成される。
第1金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体32に向かう面34aには、酸化剤ガス供給連通孔38aと酸化剤ガス排出連通孔38bとを連通する酸化剤ガス流路50が形成される。酸化剤ガス流路50は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝により形成される。
第2金属セパレータ36の電解質膜・電極構造体32に向かう面36aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路52が形成される。燃料ガス流路52は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝により形成される。
第2金属セパレータ36の面36bと隣接する第1金属セパレータ34の面34bとの間には、冷却媒体供給連通孔42a、42aと冷却媒体排出連通孔42b、42bとに連通する冷却媒体流路54が形成される。この冷却媒体流路54は、電解質膜・電極構造体32の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1金属セパレータ34の面34a、34bには、この第1金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第1シール部材56が一体成形される。第2金属セパレータ36の面36a、36bには、この第2金属セパレータ36の外周端縁部を周回して第2シール部材58が一体成形される。
第1シール部材56及び第2シール部材58としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図3に示すように、第1エンドプレート24aには、酸化剤ガス供給連通孔38a、酸化剤ガス排出連通孔38b、燃料ガス供給連通孔40a及び燃料ガス排出連通孔40bに連通する酸化剤ガス供給マニホールド60a、酸化剤ガス排出マニホールド60b、燃料ガス供給マニホールド62a及び燃料ガス排出マニホールド62bが取り付けられる。
第2エンドプレート24bには、図1に示すように、冷却媒体供給連通孔42a及び冷却媒体排出連通孔42bに連通する冷却媒体供給マニホールド64a及び冷却媒体排出マニホールド64bが取り付けられる。
ボックス16は、車幅方向(矢印B方向)両端の2辺が第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bにより構成される。図3及び図5に示すように、ボックス16の車長方向(矢印A方向)両端の2辺は、前方サイドプレート66及び後方サイドプレート68により構成される。ボックス16の車高方向(矢印C方向)両端の2辺は、アッパープレート70及びダウンプレート72により構成される。
前方サイドプレート66、後方サイドプレート68、アッパープレート70及びダウンプレート72は、例えば、押し出し成形や鋳造、又は機械加工等により形成される。
図3、図5及び図6に示すように、前方サイドプレート66は、車高方向に延在する鉛直部66aと、前記鉛直部66aの上端に一体成形され、車長方向後方(矢印Ab方向)に延在する、すなわち、ボックス16の内側に屈曲する折り曲げ部66bとを有する。
鉛直部66aの水平方向中央部下端には、ボックス16の内方に膨出する内側膨出部66aiが形成される。内側膨出部66aiの外面から溝部66amが形成されるとともに、前記溝部66amを構成する内壁面には、例えば、2つのねじ孔66afが設けられる(図3及び図5参照)。鉛直部66aの水平方向中央部上端には、折り曲げ部66bを貫通して、例えば、2つのねじ孔66bfが設けられる。
図3、図5及び図6に示すように、後方サイドプレート68は、車高方向に延在する鉛直部68aと、前記鉛直部68aの下端に一体成形され、車長方向前方(矢印Af方向)に延在する、すなわち、ボックス16の内側に屈曲する折り曲げ部68bとを有する。
鉛直部68aの水平方向中央部上端には、ボックス16の内方に膨出する内側膨出部68aiが形成される。内側膨出部68aiの外面から溝部68amが形成されるとともに、前記溝部68amを構成する内壁面には、例えば、2つのねじ孔68afが設けられる(図3及び図5参照)。鉛直部68aの水平方向中央部下端には、折り曲げ部68bを貫通して、例えば、2つのねじ孔68bfが設けられる。
図3及び図6に示すように、前方サイドプレート66は、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの前方側鉛直辺に、ねじ30間に位置してねじ76により固定される。後方サイドプレート68は、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの後方側鉛直辺に、ねじ30間に位置してねじ76により固定される。
図6に示すように、前方サイドプレート66は、折り曲げ部66bと第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bとのねじ76を用いた締結位置が、燃料ガス排出連通孔40bの位置より内側(第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの中央寄り)に離間した位置に設定される。後方サイドプレート68は、折り曲げ部68bと第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bとのねじ76を用いた締結位置が、燃料ガス供給連通孔40aの位置より内側(第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの中央寄り)に離間した位置に設定される。
図2及び図3に示すように、アッパープレート70は、矩形状、菱形形状、正方形状又は長方形状を有し、一方の対角を構成する一対の角部70L、70Rが、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bに結合されるとともに、他方の対角を構成する一対の角部70F、70Bが、前方サイドプレート66及び後方サイドプレート68に結合される。アッパープレート70の上部には、積層方向中央部に車両進行方向に延在する補強用リブ70aが設けられる。リブ70aの車幅方向両側には、薄肉部70bが形成され、アッパープレート70の軽量化が図られる。アッパープレート70は、リブ70aを中心に左右対称形状が好ましい。アッパープレート70の平面と燃料電池スタック14との間には、四隅に三角形の空隙が形成される。
角部70L、70Rには、孔部70Lf、70Rfが鉛直方向に形成される。図3及び図6に示すように、孔部70Lfは、第1エンドプレート24aの上辺に一対のねじ30間に位置して形成されたねじ穴74aと同軸上に配置される。孔部70Rfは、第2エンドプレート24bの上辺に一対のねじ30間に位置して形成されたねじ穴74bと同軸上に配置される。孔部70Lf、70Rfには、ねじ76が挿入され、各ねじ76の先端がねじ穴74a、74bに螺合することにより、アッパープレート70は、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bに固定される。
図3及び図5に示すように、角部70Fの先端面には、水平方向に延在して2つのねじ穴70Ffが形成される。ねじ穴70Ffは、前方サイドプレート66のねじ孔66bfと同軸上に配置され、水平方向にねじ込まれるねじ76を介して、角部70Fと前記前方サイドプレート66とが固定される。
角部70Bの水平面には、鉛直方向に向かって2つのねじ孔70Bfが形成される。アッパープレート70と後方サイドプレート68とは、アングル部材78により連結される。アングル部材78は、断面略L形状を有し、後方サイドプレート68の溝部68amの内壁面に接合される鉛直部78aと、アッパープレート70の角部70Bの水平面に配設される水平部78bとを一体に有する。アングル部材78の内側鉛直面は、アッパープレート70の角部70Bの端面から離間して隙間78sを形成する。
アングル部材78の鉛直部78a及び水平部78bには、長円80a、80bが形成される。アングル部材78の長円80aに挿入されるねじ76は、後方サイドプレート68の内側膨出部68aiのねじ孔68afに水平方向にねじ込まれる。アングル部材78の長円80bに挿入されるねじ76は、角部70Bのねじ孔70Bfに鉛直方向にねじ込まれる。
ダウンプレート72は、上記のアッパープレート70と同様に構成されており、同一の構成要素には、参照数字72に同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、ダウンプレート72は、アッパープレート70とは異なり、燃料電池スタック14の底面全体を覆って配置される長方形状に構成してもよい。また、アッパープレート70を燃料電池スタック14の上面全体を覆って配置される長方形状に構成する一方、ダウンプレート72のみを上記のアッパープレート70と同様に構成してもよい。
このように構成される車載用燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、図2に示すように、第1エンドプレート24aの酸化剤ガス供給マニホールド60aから酸化剤ガス供給連通孔38aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第1エンドプレート24aの燃料ガス供給マニホールド62aから燃料ガス供給連通孔40aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、第2エンドプレート24bでは、冷却媒体供給マニホールド64aから一対の冷却媒体供給連通孔42aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図4に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔38aから第1金属セパレータ34の酸化剤ガス流路50に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路50に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体32のカソード電極46に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第2金属セパレータ36の燃料ガス流路52に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路52に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体32のアノード電極48に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体32では、カソード電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード電極48に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体32のカソード電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔38bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体32のアノード電極48に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに沿って矢印B方向に排出される。
また、一対の冷却媒体供給連通孔42aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36間の冷却媒体流路54に導入される。冷却媒体は、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体32を冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体排出連通孔42bに沿って矢印B方向に排出される。
この場合、本実施形態では、アッパープレート70は、一方の対角を構成する一対の角部70L、70Rが、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bに結合されるとともに、他方の対角を構成する一対の角部70F、70Bが、前方サイドプレート66及び後方サイドプレート68に結合されている。一方、ダウンプレート72は、アッパープレート70と同様に構成されている。
このため、ボックス16は、上面及び下面(なお、少なくとも上面又は下面のいずれか一方でもよい)が正方形、長方形又は菱形プレートにより構成されている。従って、ボックス16全体として容易に軽量化を図るとともに、外部荷重を確実に受けることができ、燃料電池スタック14を良好に保護することが可能になるという効果が得られる。
その際、アッパープレート70の上部には、積層方向中央部に車両進行方向に延在する補強用リブ70aが設けられている。これにより、アッパープレート70は、貫通又は薄肉状(薄肉部70b)に構成しても、所望の強度を確実に得ることができるとともに、特に車両進行方向からの外部荷重を確実に受けることが可能になる。また、ダウンプレート72においても、同様である。
さらに、本実施形態では、図5に示すように、アッパープレート70は、車両進行方向の一対の角部70F、70Bと前方サイドプレート66及び後方サイドプレート68とが、水平方向にねじ込まれるねじ76により螺合されている。角部70Bと後方サイドプレート68とは、アングル部材78を介して連結されるとともに、前記アングル部材78は、水平方向にねじ込まれるねじ76により前記後方サイドプレート68に固定されている。このため、車両進行方向からの外部荷重を確実に受け、しかも前記外部荷重を第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bに伝えることができる。
すなわち、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bを有効利用して、アッパープレート70の軽量化が容易に図られる。ダウンプレート72においても、同様である。
さらにまた、前方サイドプレート66は、左右両側がねじ76を介して第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの側部に固定されている。従って、前方サイドプレート66に外部荷重が作用すると、この外部荷重を第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bに均等に分配することができる。
また、図6に示すように、前方サイドプレート66は、折り曲げ部66bと第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bとの締結位置が、燃料ガス排出連通孔40bの位置より内側に離間した位置に設定されている。一方、後方サイドプレート68は、折り曲げ部68bと第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bとの締結位置が、燃料ガス供給連通孔40aの位置より内側に離間した位置に設定されている。
これにより、燃料ガス排出連通孔40b及び燃料ガス供給連通孔40aを、外部荷重から確実に保護することが可能になる。しかも、前方サイドプレート66は、折り曲げ部66bにより曲げ強度が向上し、外部荷重が付与されても、変形して燃料電池18と干渉することを阻止することができる。
さらに、アッパープレート70の角部70L、70Rと第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bとは、一対のねじ30間に位置して、すなわち、第1エンドプレート24aの車両進行方向中央部及び第2エンドプレート24bの車両進行方向中央部に、ねじ76により固定されている。
このため、締結部位は、連通孔を避けた位置に設定され、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの強度を維持するとともに、荷重を円滑に伝達することが可能になる。ダウンプレート72においても、同様である。
10…車載用燃料電池システム 12…燃料電池電気自動車
12f…フロントボックス 14…燃料電池スタック
16…ボックス 18…燃料電池
24a、24b…エンドプレート 30、76…ねじ
32…電解質膜・電極構造体 34、36…金属セパレータ
38a…酸化剤ガス供給連通孔 38b…酸化剤ガス排出連通孔
40a…燃料ガス供給連通孔 40b…燃料ガス排出連通孔
42a…冷却媒体供給連通孔 42b…冷却媒体排出連通孔
44…固体高分子電解質膜 46…カソード電極
48…アノード電極 50…酸化剤ガス流路
52…燃料ガス流路 54…冷却媒体流路
66…前方サイドプレート 68…後方サイドプレート
70…アッパープレート 70a…リブ
70B、70F、70L、70R…角部
70Ff…ねじ穴 70Lf、70Rf…孔部
72…ダウンプレート 78…アングル部材

Claims (5)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が水平方向に積層されるとともに、積層方向の両端に矩形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックと、
    一対の前記エンドプレートの両側辺間に配設される2枚のサイドプレート、一対の前記エンドプレートの上辺間に配設されるアッパープレート、及び一対の前記エンドプレートの下辺間に配設されるダウンプレートと、一対の前記エンドプレートとを有し、前記燃料電池スタックを収容するボックスと、
    を備える車載用燃料電池システムであって、
    少なくとも前記アッパープレート又は前記ダウンプレートは、矩形状を有し、一方の対角を構成する一対の角部が、一対の前記エンドプレートに結合されるとともに、他方の対角を構成する一対の角部が、一対の前記サイドプレートに結合されることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の車載用燃料電池システムにおいて、前記燃料電池スタックは、前記燃料電池が車両に対して車幅方向に積層されるとともに、
    少なくとも前記アッパープレート又は前記ダウンプレートは、車両進行方向の前記一対の角部と一対の前記サイドプレートとが、水平方向にねじ込まれるねじ部材により螺合され、且つ、前記積層方向の前記一対の角部と一対の前記エンドプレートとが、鉛直方向にねじ込まれるねじ部材により螺合されることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の車載用燃料電池システムにおいて、少なくとも前記アッパープレート又は前記ダウンプレートは、前記積層方向の中央部に前記車両進行方向に延在するリブを備えることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載用燃料電池システムにおいて、少なくとも一方の前記エンドプレートには、前記積層方向に沿って前記燃料ガス、前記酸化剤ガス又は冷却媒体の少なくともいずれかの流体を流通させる流体連通孔が設けられ、
    少なくとも前記アッパープレート又は前記ダウンプレートと前記エンドプレートとの締結部位は、前記流体連通孔から離間して設定されることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載用燃料電池システムにおいて、少なくとも一方の前記サイドプレートの一端には、水平方向に且つ前記ボックスの内側に屈曲する折り曲げ部が一体に設けられることを特徴とする車載用燃料電池システム。
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