JP6748451B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両面に電極が設けられた電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される発電セルを備え、複数個の前記発電セルが積層される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面にアノード電極が、他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備える。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セル(単位セル)が構成されている。通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両に搭載されている。
燃料電池スタックには、通常、積層方向一端部に位置する発電セルから積層方向他端部に位置する発電セルまでの間、締め付け荷重を付与して前記発電セルを正確且つ強固に位置決め保持するために、締結部材が設けられている。
特に、車載用燃料電池スタックには、外部から衝撃荷重が加わる場合がある。その際、発電セルの積層方向には、締結部材によって締め付け荷重が付与されているため、前記積層方向に対しては、前記発電セルの移動が発生し難い。一方、積層方向に直交する方向(高さ方向及び水平方向)では、発電セルに締め付け荷重が付与されていないため、前記発電セルに移動が生じ易い。
そこで、このような移動を抑制するために、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックが知られている。この燃料電池スタックでは、第1締結部材は、第1エンドプレートと第2エンドプレートとを連結するとともに、前記第1締結部材に設けられている凹部には、各燃料電池の長辺側の側部に形成されている各凸部が一体に係合している。
このため、燃料電池スタックに外部荷重が付与された際、凹部と凸部との係合作用下に、前記外部荷重を確実に受けることができる。従って、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池の位置ずれを可及的に抑制することが可能になる、としている。
特開2013−179032号公報
本発明は、この種の技術に関連してなされたものであり、特に長方形状セパレータの長辺に設けられた凸部に、締結部材を介して過剰な外部荷重がかかることを可及的に抑制することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、電解質膜の両面に電極が設けられた電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される発電セルを備え、複数個の前記発電セルが積層されている。複数個の発電セルは、第1締結部材と第2締結部材とにより、積層方向に締め付け保持されている。第1締結部材は、セパレータの長辺側に配置されて発電セルの積層方向に延在し、且つ前記発電セルに対向する内面に凹部が形成されている。第2締結部材は、セパレータの短辺側に配置されて積層方向に延在している。
セパレータの長辺には、積層方向に配列され、第1締結部材の凹部に係合する凸部が形成される一方、前記セパレータの短辺には、前記積層方向に配列され、第2締結部材に係合する辺部が形成されている。そして、短辺に対向する第2締結部材の端面と、辺部との隙間t2は、凹部を形成し前記短辺の方向に沿って延在する内壁面と、前記内壁面に対向し且つ前記短辺の方向に沿って延在する凸部の側壁面との隙間t1よりも大きく設定され、前記隙間t1及び前記隙間t2は左右で同じ寸法である
また、凸部は、長辺に設けられた樹脂製の第1荷重受け部に形成される一方、辺部は、短辺に設けられた樹脂製の第2荷重受け部に形成されることが好ましい。
本発明によれば、燃料電池スタックに、セパレータの長辺方向に沿って外部荷重(衝撃)が付与されることにより、発電セルが前記長辺方向に変位する。その際、まず、セパレータの長辺に設けられている凸部を構成する側壁面が、第1締結部材の凹部を構成する内壁面に当接する。次に、凸部の側壁面と凹部の内壁面とが当接した状態で、セパレータの短辺に設けられている辺部が、第2締結部材の端面に当接する。
このため、燃料電池スタックに付与される外部荷重は、第1締結部材と第2締結部材とにより確実に受けることができ、特に前記第1締結部材を介してセパレータの凸部に過剰な衝撃(荷重)がかかることを可及的に抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略全体斜視図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視図である。 第1締結部材と第1荷重受け部とを示す要部拡大正面図である。 第2締結部材と第2荷重受け部とを示す要部拡大正面図である。 前記燃料電池スタックに外部荷重が付与された際の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの断面説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電セル(単位燃料電池)12が、立位姿勢で水平方向(矢印A方向)に積層される積層体14を有する。燃料電池スタック10は、例えば、車載用燃料電池スタックを構成し、図示しない燃料電池車両(燃料電池電気自動車)に搭載される。
積層体14の積層方向一端には、第1ターミナルプレート16a、第1絶縁プレート18a及び第1エンドプレート20aが内方から外方に向かって、この順序で配設される。積層体14の積層方向他端においても同様に、第2ターミナルプレート16b、第2絶縁プレート18b及び第2エンドプレート20bが内方から外方に向かって、この順序で配設される。
第1エンドプレート20aの中央部(又は中央部からずれた位置)からは、第1ターミナルプレート16aに接続された第1出力端子22aが延在する。第2エンドプレート20bの中央部(又は中央部からずれた位置)からは、第2ターミナルプレート16bに接続された第2出力端子22bが延在する。
第1エンドプレート20a及び第2エンドプレート20bは、横長の長方形状を有するとともに、各長辺間には、積層体14の外方に沿って第1締結部材24が配置される(図1及び図2参照)。第1エンドプレート20a及び第2エンドプレート20bの各短辺間には、積層体14の外方に沿って第2締結部材26が配置される。第1締結部材24及び第2締結部材26は、それぞれ第1エンドプレート20aと第2エンドプレート20bとにねじ27を介して固定される(図1参照)。
発電セル12は、図3に示すように、電解質膜・電極構造体28と、前記電解質膜・電極構造体28を挟持する第1セパレータ30及び第2セパレータ32とを備える。第1セパレータ30及び第2セパレータ32は、金属セパレータ又はカーボンセパレータにより構成される。なお、発電セル12は、3枚のセパレータと2枚の電解質膜・電極構造体とにより構成されてもよい。
電解質膜・電極構造体28は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)34と、前記固体高分子電解質膜34を挟持するカソード電極36及びアノード電極38とを備える。カソード電極36及びアノード電極38は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜34の両面に形成される。
発電セル12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、それぞれ矢印A方向に個別に連通して、酸化剤ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔42bとが上下(矢印C方向)に設けられる。酸化剤ガス供給連通孔40aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガス(空気等)を供給する一方、燃料ガス排出連通孔42bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガス(水素ガス等)を排出する。
発電セル12の長辺方向の他端縁部には、それぞれ矢印A方向に個別に連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔42aと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔40bとが上下(矢印C方向)に設けられる。
発電セル12の短辺方向(矢印C方向)の一端縁部には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔40a及び燃料ガス排出連通孔42b側には、それぞれ矢印A方向に個別に連通して、一対の冷却媒体供給連通孔44aが上下に設けられる。各冷却媒体供給連通孔44aは、冷却媒体を供給するものであり、互いに対向する辺に設けられる。
発電セル12の短辺方向の他端縁部には、すなわち、燃料ガス供給連通孔42a及び酸化剤ガス排出連通孔40b側には、それぞれ矢印A方向に個別に連通して、2つの冷却媒体排出連通孔44bが上下に設けられる。各冷却媒体排出連通孔44bは、冷却媒体を排出するものであり、互いに対向する辺に設けられる。
第1セパレータ30の電解質膜・電極構造体28に向かう面30aには、酸化剤ガス供給連通孔40aと酸化剤ガス排出連通孔40bとを連通する酸化剤ガス流路46が形成される。酸化剤ガス流路46は、矢印B方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2セパレータ32の電解質膜・電極構造体28に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔42aと燃料ガス排出連通孔42bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。燃料ガス流路48は、矢印B方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
互いに隣接する第2セパレータ32の面32bと第1セパレータ30の面30bとの間には、冷却媒体供給連通孔44a、44aと冷却媒体排出連通孔44b、44bとに連通する冷却媒体流路50が形成される。冷却媒体流路50は、電解質膜・電極構造体28の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1セパレータ30の面30a、30bには、この第1セパレータ30の外周端縁部を周回して第1シール部材52が一体成形される。第2セパレータ32の面32a、32bには、この第2セパレータ32の外周端縁部を周回して第2シール部材54が一体成形される。
第1シール部材52及び第2シール部材54としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
発電セル12では、第1セパレータ30及び第2セパレータ32の外周縁部56aにおいて、長辺(図3中、上端部及び下端部)の中央に、それぞれ内部に切り欠いて切り欠き部58a、58bが形成される。切り欠き部58a、58bの略中央部位には、第1荷重受け部60a、60bが第1セパレータ30及び第2セパレータ32に一体又は別個に設けられる。
図2及び図3に示すように、第1荷重受け部60a、60bは、例えば、樹脂材で形成される。第1荷重受け部60a、60bは、第1セパレータ30及び第2セパレータ32に一体構成される基台部62a、62bと、前記基台部62a、62bから外方に突出する凸部64a、64bとを一体に有する。基台部62a、62bは、外周縁部56aと同一平面に配置される。
凸部64aは、矩形状(正方形又は長方形)を有し、図2及び図4に示すように、両方の側壁面65a、65aは、互いに平行に且つ基台部62aに直交して外方に延在する。なお、直交とは、微小な角度が付いていてもよい。凸部64bは、側壁面65bを有するとともに、上記の凸部64aと同様に構成される。
なお、第1荷重受け部60a、60bは、第1セパレータ30及び第2セパレータ32と一体の金属板からなり、表面に絶縁処理を施してもよい。また、第1荷重受け部60a、60bは、第1セパレータ30及び第2セパレータ32の長辺側の各対角の対称位置に設けてもよい。
第1荷重受け部60a、60bは、積層方向に配列されるとともに、複数の前記第1荷重受け部60a同士及び複数の前記第1荷重受け部60b同士は、後述するように、各第1締結部材24の凹部76a、76bに一体に係合(挿入)する。
第1セパレータ30及び第2セパレータ32の外周縁部56aにおいて、短辺側(図3中、右端部及び左端部)には、それぞれ高さ位置を異にして(又は同一にして)、第2荷重受け部66a、66bが一体又は別個に設けられる。第2荷重受け部66a、66bは、例えば、樹脂材で形成され、第1セパレータ30及び第2セパレータ32に一体構成される。
第2荷重受け部66a、66bは、外周縁部56aと同一面上に連続する辺部67a、67bと、前記辺部67a、67bから内方に陥没する凹部68a、68bと、位置決め孔部70a、70bとを設ける。凹部68a、68bを形成する内壁面69a、69bが、長辺の方向(矢印B方向)に沿って延在する。第1エンドプレート20a及び第2エンドプレート20b間に設けられ、積層方向に延在する各位置決めピン72a、72bの外周が、各位置決め孔部70a、70b内に隙間を設けて挿入される(図2参照)。
図2に示すように、第2荷重受け部66a、66bは、例えば、第1荷重受け部60a、60bと同様に樹脂材で形成される。各第2荷重受け部66a同士及び各第2荷重受け部66b同士は、積層方向に配列されており、後述するように、各第2締結部材26の凸部82a、82bが一体に係合(挿入)する。
第1締結部材24は、押し出し成形された板状部材により構成される。第1締結部材24は、断面屈曲形状を有し、発電セル12の各第1荷重受け部60a、60bの凸部64a、64bを係合させる係合部74a、74bが積層方向に延在して設けられる。係合部74a、74bは、凸部64a、64bが挿入される凹部76a、76bを有する。
図4に示すように、第1締結部材24では、凹部76aを形成する内壁面78aが、短辺の方向(矢印C方向)に沿って延在する。第1荷重受け部60aでは、凸部64aを構成する側壁面65aは、内壁面78aに対向し且つ短辺の方向(矢印C方向)に沿って延在する。
凹部76aを形成する内壁面78aと凸部64aを構成する側壁面65aとは、互いに対向して離間することにより、隙間t1を有する。隙間t1は、凸部64aの両側で同じ寸法であることが好ましいが、左右で異なった寸法であってもよい。また、片方の隙間t1が零である場合も含む。なお、第1荷重受け部60bでは、上記の第1荷重受け部60aと同様に構成され、同一の構成要素には、同一の参照符号にbを付して、その詳細な説明は省略する。
図2に示すように、第2締結部材26は、押し出し成形された板状部材により構成される。第2締結部材26は、断面屈曲形状を有し、短辺の方向(矢印C方向)に沿って延在する端面80a、80bには、凹部68a、68bに挿入される凸部82a、82bが突出形成される。
図2及び図5に示すように、第2荷重受け部66aの辺部67aと第2締結部材26の端面80aとは、互いに対向して離間することにより、隙間t2を有する。隙間t2は、左右で同じ寸法であることが好ましいが、左右で異なった寸法であってもよい。また、片方の隙間t2が零である場合も含む。隙間t2は、隙間t1よりも大きく設定される(隙間t1<隙間t2)。なお、第2荷重受け部66bでは、上記の第2荷重受け部66aと同様に構成され、同一の構成要素には、同一の参照符号にbを付して、その詳細な説明は省略する(図2参照)。
図1に示すように、第1エンドプレート20aには、全ての流体連通孔が形成される。全ての流体連通孔とは、酸化剤ガス供給連通孔40a、燃料ガス供給連通孔42a、酸化剤ガス排出連通孔40b、燃料ガス排出連通孔42b、冷却媒体供給連通孔44a及び冷却媒体排出連通孔44bである。これらには、図示しないマニホールド部材が連結される。なお、第1エンドプレート20aと第2エンドプレート20bとには、所望の流体連通孔を振り分けて形成してもよい。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
まず、図1に示すように、第1エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔40aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔42aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、一対の冷却媒体供給連通孔44aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔40aから第1セパレータ30の酸化剤ガス流路46に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路46に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体28のカソード電極36に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔42aから第2セパレータ32の燃料ガス流路48に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路48に沿って矢印B方向に、酸化剤ガスの流れ方向とは対向するように移動し、電解質膜・電極構造体28のアノード電極38に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体28では、カソード電極36に供給される酸化剤ガスと、アノード電極38に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体28のカソード電極36に供給されて一部が消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔40bに沿って矢印A方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体28のアノード電極38に供給されて一部が消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔42bに沿って矢印A方向に排出される。
また、一対の冷却媒体供給連通孔44aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ30及び第2セパレータ32間の冷却媒体流路50に導入される。冷却媒体は、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体28を冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体排出連通孔44bに沿って矢印A方向に排出される。
この場合、第1の実施形態では、図2に示すように、燃料電池スタック10に矢印B方向(長辺方向)に外部荷重(衝撃)Gが付与されると、発電セル12が長辺方向(矢印B方向)に変位する。その際、第2荷重受け部66aの辺部67aと第2締結部材26の端面80aとの隙間t2は、第1締結部材24の凹部76aを形成する内壁面78aと凸部64aを形成する側壁面65aとの隙間t1よりも大きく設定されている。
このため、図6に示すように、まず、発電セル12の長辺に設けられている凸部64aの側壁面65aが、第1締結部材24の凹部76aを構成する内壁面78aに当接する。次に、凸部64aの側壁面65aと凹部76aの内壁面78aとが当接した状態で、発電セル12の短辺に設けられている辺部67aが、第2締結部材26の端面80aに当接する。
従って、燃料電池スタック10に付与される外部荷重Gは、第1締結部材24と第2締結部材26とにより確実に受けることができる。これにより、特に第1締結部材24を介して第1セパレータ30及び第2セパレータ32の凸部64aに過剰な衝撃(荷重)がかかることを可及的に抑制することが可能になる。
このため、樹脂材で形成される第1荷重受け部60a、60bには、樹脂強度を超える応力が作用することがなく、破損の発生を阻止して耐久性を良好に向上させることができるという効果が得られる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック90の断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック90は、各発電セル92の短辺側に沿って配置される第2締結部材26aを備えるとともに、前記発電セル92の短辺には、樹脂製の第2荷重受け部94a、94bが設けられる。第2荷重受け部94a、94bは、外周縁部56aと同一面上(又は異なる面上)に連続する辺部67a、67bを有し、前記辺部67a、67bには凹部が設けられていない。
第2締結部材26aは、断面平板形状を有し、短辺の方向(矢印C方向)に沿って端面80a、80bが延在する。辺部67a、67bと端面80a、80bとは、互いに平行に配置されるとともに、隙間t2を有して離間する。
このように構成される第2の実施形態では、第2荷重受け部94aの辺部67aと第2締結部材26aの端面80aとが、隙間t2を有して離間している。一方、第1締結部材24の凹部76aを形成する内壁面78aと凸部64aの側壁面65aとが、隙間t1を有して離間している。
そして、隙間t2は、隙間t1よりも大きく設定されている。従って、特に発電セル92の凸部64aに過剰な衝撃(荷重)がかかることを可及的に抑制することができる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、90…燃料電池スタック 12、92…発電セル
14…積層体 24、26…締結部材
28…電解質膜・電極構造体 30、32…セパレータ
34…固体高分子電解質膜 36…カソード電極
38…アノード電極 46…酸化剤ガス流路
48…燃料ガス流路 50…冷却媒体流路
60a、60b、66a、66b、94a、94b…荷重受け部
62a、62b…基台部 64a、64b…凸部
65a…側壁面 67a、67b…辺部
68a、68b、76a、76b…凹部
74a、74b…係合部 78a…内壁面
80a、80b…端面

Claims (2)

  1. 電解質膜の両面に電極が設けられた電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される発電セルを備え、複数個の前記発電セルが積層されるとともに、前記セパレータの長辺側に配置されて前記発電セルの積層方向に延在し、且つ前記発電セルに対向する内面に凹部が形成される第1締結部材と、前記セパレータの短辺側に配置されて前記積層方向に延在する第2締結部材とにより、該発電セルを前記積層方向に締め付け保持する燃料電池スタックであって、
    前記セパレータの前記長辺には、前記積層方向に配列され、前記第1締結部材の前記凹部に係合する凸部が形成される一方、
    前記セパレータの前記短辺には、前記積層方向に配列され、前記第2締結部材に係合する辺部が形成され、
    前記短辺に対向する前記第2締結部材の端面と、前記辺部との隙間t2は、前記凹部を形成し前記短辺の方向に沿って延在する内壁面と、前記内壁面に対向し且つ前記短辺の方向に沿って延在する前記凸部の側壁面との隙間t1よりも大きく設定され、前記隙間t1及び前記隙間t2は左右で同じ寸法であることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックであって、前記凸部は、前記長辺に設けられた樹脂製の第1荷重受け部に形成される一方、
    前記辺部は、前記短辺に設けられた樹脂製の第2荷重受け部に形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
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