JP6100000B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルが積層される積層体を備え、前記積層体の積層方向両側には、ターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒(電極触媒層)及び多孔質カーボン(ガス拡散層)を有するアノード電極とカソード電極とを配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持する発電セルを構成している。発電セルを所定の数だけ積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
通常、燃料電池は、所望の発電力を得るために、発電セルを所定数(例えば、数十〜数百)だけ積層した燃料電池スタックとして使用されている。この燃料電池スタックでは、発電セルの内部抵抗の増大や反応ガスのシール性の低下等を阻止するために、積層されている各発電セル同士を加圧保持する必要がある。
その際、発電セルは、中央部に設けられる発電部と、前記発電部の周囲に設けられる連通孔をシールするマニホールド部とを備えている。そして、発電部とマニホールド部とでは、それぞれの最適な締め付け荷重が異なっている。
このため、例えば、特許文献1に開示されているように、簡単且つ経済的な構成で、各発電セルの発電部とマニホールド部とに、それぞれ所望の荷重を確実に付与することが可能な燃料電池スタックが提案されている。
この燃料電池スタックでは、少なくとも発電セルの積層方向一端側に、箱状ケーシングを構成するエンドプレートに直接接触して配設され、マニホールド部に荷重を付与する絶縁性スペーサ部材と、前記絶縁性スペーサ部材の内側に配置され、発電部に荷重を付与するターミナル部材とを備えている。そして、絶縁性スペーサ部材の中央部に凹部が形成され、前記凹部にターミナル部材が収容されるとともに、前記ターミナル部材の厚さを調整することにより、発電部又はマニホールド部に付与される荷重が調整されている。
特許第4494830号公報
ところで、この種の燃料電池スタックでは、外部への放熱により他の発電セルに比べて温度低下が惹起され易い発電セルが存在している。例えば、積層方向端部に配置されている発電セル(以下、端部セルともいう)は、この発電セルに隣接するターミナルプレートやエンドプレート等からの放熱が多く、上記の温度低下が顕著になっている。
本発明は、簡単な構成で、端部セルの温度低下を確実に阻止することができ、しかも、発電セルの外周と発電部とに最適な面圧を付与することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルが積層される積層体を備え、前記積層体の積層方向両側には、ターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートがそれぞれ配設される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックでは、前記積層体の積層方向両側に配設された各インシュレータは、それぞれ前記積層体側の端部が開口される凹部を設けるとともに、前記凹部には、断熱部材、前記ターミナルプレート及び厚さ調整用のシム部材が前記積層体の積層方向に互いに重なるよう積層されて収容され、前記断熱部材は、前記積層体の積層方向最端部のセパレータに当接する。
また、この燃料電池スタックでは、シム部材は、電気絶縁性を有するとともに、凹部を形成する底面に配置されることが好ましい。
さらに、この燃料電池スタックでは、シム部材は、導電性を有するとともに、断熱部材の端部のうち前記積層体の積層方向の一方の端部又は前記断熱部材の内部に配置されることが好ましい。
本発明によれば、インシュレータの凹部に断熱部材及びターミナルプレートが収容されるため、前記断熱部材及び前記ターミナルプレートの外周部からの放熱を良好に抑制することができる。このため、積層体の端部に配置される端部セルの温度低下を確実に阻止することが可能になる。
しかも、インシュレータの凹部には、厚さ調整用のシム部材が収容されている。従って、インシュレータの段差の公差を調整することができ、端部セルを構成するセパレータのシール高さを適正な高さに抑制することが可能になる。これにより、シールの倒れや過大な圧縮を抑制することができ、所望のシール性を確保することが可能になる。
このため、簡単な構成で、端部セルの温度低下を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持するとともに、発電セルの外周と発電部とに最適な面圧を付与することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの、図2中、III−III線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの要部断面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの要部断面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、インシュレータ(絶縁プレート)18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される(図2参照)。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、インシュレータ(絶縁プレート)18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。
図1に示すように、エンドプレート20a、20bは、横長(縦長でもよい)の長方形状を有するとともに、各辺間には、連結バー24が配置される。各連結バー24は、両端をエンドプレート20a、20bの内面にボルト26を介して固定され、複数の積層された発電セル12に積層方向(矢印A方向)の締め付け荷重を付与する。なお、燃料電池スタック10では、エンドプレート20a、20bを端板とする筐体を備え、前記筐体内に積層体14を収容するように構成してもよい。
発電セル12は、図3及び図4に示すように、電解質膜・電極構造体30が、第1セパレータ32及び第2セパレータ34に挟持される。第1セパレータ32及び第2セパレータ34は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板を波形にプレス成形して構成される金属セパレータを採用しているが、例えば、カーボンセパレータを用いてもよい。
発電セル12の矢印B方向(図4中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔38bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
発電セル12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔38a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが、矢印C方向に配列して設けられる。
発電セル12の矢印C方向の上端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔40aが設けられるとともに、前記発電セル12の矢印C方向の下端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔40bが設けられる。
第1セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する酸化剤ガス流路42が設けられる。酸化剤ガス流路42は、水平方向(矢印B方向)に延在する複数本の流路溝を有する。
第2セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、燃料ガス供給連通孔38aと燃料ガス排出連通孔38bとに連通する燃料ガス流路44が設けられる。燃料ガス流路44は、水平方向(矢印B方向)に延在する複数本の流路溝を有する。
互いに隣接する発電セル12を構成する第1セパレータ32の面32bと、第2セパレータ34の面34bとの間には、冷却媒体供給連通孔40aと冷却媒体排出連通孔40bとを連通する冷却媒体流路46が設けられる。
第1セパレータ32及び第2セパレータ34には、それぞれシール部材48、50が、一体的又は個別に設けられる。シール部材48、50としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が使用される。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。
固体高分子電解質膜52は、カソード電極54及びアノード電極56よりも大きな平面寸法を有している。なお、電解質膜・電極構造体30は、カソード電極54とアノード電極56とが互いに異なる平面寸法に設定される段差MEAを構成してもよい。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成されている。
図2に示すように、ターミナルプレート16a、16bの略中央には、積層方向外方に延在する端子部58a、58bが設けられる。端子部58a、58bは、絶縁性筒体60に挿入されて、後述するシム部材72a、72bの孔部73a、73b、インシュレータ18a、18bの孔部62a、62b及びエンドプレート20a、20bの孔部64a、64bを貫通して前記エンドプレート20a、20bの外部に突出する。
インシュレータ18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成されている。インシュレータ18a、18bの中央部には、積層体14側の端部が開口される凹部66a、66bが形成される。凹部66a、66bを構成する底面68a、68bの略中央には、孔部62a、62bが連通する。
図2及び図3に示すように、凹部66aには、断熱部材70a、ターミナルプレート16a及び一定の厚さを有する厚さ調整用のシム部材72aが収容される。シム部材72aは、凹部66aを構成する底面68aに配置される。凹部66bには、断熱部材70b、ターミナルプレート16b及び厚さ調整用のシム部材72bが収容される。シム部材72bは、凹部66bを構成する底面68bに配置される。
シム部材72a、72bは、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、SUS(ステンレス鋼)、アルミニウム又は銅等で構成される。第1の実施形態では、シム部材72a、72bは、電気絶縁性を有する材料、又は、電気絶縁被膜処理された材料で構成されることが好ましい。
断熱部材70aは、発電セル12(積層体14)を構成する第1セパレータ32の外周部を枠状に切断した波板状の金属製のプレート32Pと、第2セパレータ34の外周部を枠状に切断した波板状の金属製のプレート34Pとを交互に、例えば、2組積層して構成される。断熱部材70aでは、プレート32P、34Pが当接することにより、これらの間に断熱用空間が形成される。プレート32P、34Pの外周寸法は、インシュレータ18aの凹部66aの内周寸法と同等に設定される。
なお、発電セル12が3種類の異なるセパレータから構成される場合には、3枚のセパレータを交互に積層してもよい。また、断熱部材70aは、プレート32P、34Pを1組、又は3組以上で構成してもよく、単一のプレート32Pを複数枚積層してもよく、あるいは、単一のプレート34Pを複数枚積層してもよい。さらに、発電セル用の金属セパレータではなく、端部専用の金属セパレータでもよい。
また、断熱部材70aは、空孔を保持し且つ通電性を有する部材であればよく、電気導電性を有する発泡金属、ハニカム形状金属(ハニカム部材)、又は多孔質カーボン(例えば、カーボンペーパ)のいずれかにより構成してもよい。断熱部材70aは、1枚でもよく、又は、複数枚を重ねてもよい。なお、断熱部材70bは、上記の断熱部材70aと同様に構成されており、同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、積層体14のインシュレータ18a側の積層方向端部に配置される第2セパレータ34は、シール部材50が前記インシュレータ18aの額縁状の端面に当接する。積層体14のインシュレータ18b側の積層方向端部に配置される第1セパレータ32は、シール部材48が前記インシュレータ18bの額縁状の端面に当接する。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸素含有ガス等の酸化剤ガスは、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔36aに供給される。水素含有ガス等の燃料ガスは、エンドプレート20aの燃料ガス供給連通孔38aに供給される。純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、エンドプレート20aの冷却媒体供給連通孔40aに供給される。
酸化剤ガスは、図4に示すように、酸化剤ガス供給連通孔36aから第1セパレータ32の酸化剤ガス流路42に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路42に沿って水平方向(矢印B方向)に流動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aから第2セパレータ34の燃料ガス流路44に導入される。この燃料ガスは、燃料ガス流路44に沿って水平方向(矢印B方向)に流動しながら、電解質膜・電極構造体30を構成するアノード電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体30では、カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って矢印A方向に排出される。一方、アノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体供給連通孔40aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ32及び第2セパレータ34間の冷却媒体流路46に導入された後、矢印C方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔40bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図3に示すように、インシュレータ18aの凹部66aには、断熱部材70a及びターミナルプレート16aが収容されている。一方、インシュレータ18bの凹部66bには、断熱部材70b及びターミナルプレート16bが収容されている。
このため、断熱部材70a、70b及びターミナルプレート16a、16bの外周部からの放熱を良好に抑制することができる。従って、積層体14の端部に配置される発電セル12(端部セル)の温度低下を確実に阻止することが可能になる。
しかも、インシュレータ18a、18bの凹部66a、66bには、厚さ調整用のシム部材72a、72bが収容されている。これにより、インシュレータ18a、18bの段差の公差を調整することができ、端部セルを構成する第2セパレータ34及び第1セパレータ32のシール高さを適正な高さに抑制することが可能になる。このため、シール部材50、48の倒れや過大な圧縮を抑制することができ、所望のシール性を確保することが可能になるという効果が得られる。
従って、第1の実施形態では、簡単な構成で、端部の発電セル12の温度低下を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持するとともに、前記発電セル12の外周と発電部(カソード電極54及びアノード電極56の各電極触媒層同士が積層方向に重なり合う領域)とに最適な面圧を付与することが可能になる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック80を示す。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック80は、上記のシム部材72a、72bに代えてシム部材82a、82bを備える。シム部材82aは、断熱部材70aの一方の端部に、例えば、前記断熱部材70aとターミナルプレート16aとの間に配置される。シム部材82bは、断熱部材70bの一方の端部に、例えば、前記断熱部材70bとターミナルプレート16bとの間に配置される。シム部材82a、82bは、銅、アルミニウム又はステンレスで構成され、断熱部材70a、70bとターミナルプレート16a、16bとを電気的に接続するために、導電性を有する。
なお、シム部材82aは、断熱部材70aの他方の端部に、例えば、前記断熱部材70aと発電セル12を構成する第2セパレータ34との間に配置してもよい。また、シム部材82aは、断熱部材70aの内部に、例えば、プレート32P、34P間に配置してもよい。シム部材82bも、同様である。
このように構成される第2の実施形態では、シール部材50、48の倒れや過大な圧縮を抑制することができ、簡単な構成で、発電セル12の外周と発電部とに最適な面圧を付与することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック90を示す。
燃料電池スタック90は、上記の断熱部材70a、70bに代えて断熱部材92a、92bを備える。断熱部材92a、92bは、それぞれ材質の異なる少なくとも第1断熱部材94と第2断熱部材96とを備え、前記第1断熱部材94と前記第2断熱部材96とが交互に積層される。
第1断熱部材94は、例えば、金属プレートで構成され、上記のプレート32P、34Pの少なくともいずれかを使用することができる。第2断熱部材96は、断熱機構を有する部材であればよく、例えば、カーボンプレートを使用することが可能である。第2断熱部材96は、第1断熱部材94よりも小さな外形寸法に設定される。
インシュレータ18aの凹部66aには、断熱部材92a、ターミナルプレート16a及びシム部材72aが収容されるとともに、前記シム部材72aは、底面68aに配置される。インシュレータ18bの凹部66bには、断熱部材92b、ターミナルプレート16b及びシム部材72bが収容されるとともに、前記シム部材72bは、底面68bに配置される。
なお、第3の実施形態では、第1の実施形態のシム部材72a、72bを使用したが、これに限定されるものではなく、第2の実施形態のシム部材82a、82bを採用してもよい。
このように構成される第3の実施形態では、インシュレータ18a、18bの凹部66a、66bには、断熱部材92a、92bが配置されている。断熱部材92a、92bは、それぞれ材質の異なる第1断熱部材94と第2断熱部材96とを備えるとともに、前記第1断熱部材94と前記第2断熱部材96とは、交互に積層されている。
このため、異種部材である第1断熱部材94と第2断熱部材96との接触面には、界面熱抵抗が惹起し、断熱性が良好に向上する。従って、第1断熱部材94及び第2断熱部材96は、薄肉形状に構成されても、所望の通電性及び所望の断熱性を確保することが可能になる。
しかも、凹部66a、66bには、シム部材72a、72b(又はシム部材82a、82b)が収容されている。これにより、簡単な構成で、発電セル12の外周と発電部とに最適な面圧を付与することが可能になる等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1断熱部材94と第2断熱部材96とは、それぞれ材質が異なっていれば、種々の組み合わせが可能である。また、第1断熱部材94及び第2断熱部材96の積層数は、任意、設定することができる。さらに、第2断熱部材96は、平板状ではなく、波板状であってもよい。
10、80、90…燃料電池スタック 12…発電セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…インシュレータ 20a、20b…エンドプレート
30…電解質膜・電極構造体 32、34…セパレータ
32P、34P…金属プレート 36a…酸化剤ガス供給連通孔
36b…酸化剤ガス排出連通孔 38a…燃料ガス供給連通孔
38b…燃料ガス排出連通孔 40a…冷却媒体供給連通孔
40b…冷却媒体排出連通孔 42…酸化剤ガス流路
44…燃料ガス流路 46…冷却媒体流路
48、50…シール部材 52…固体高分子電解質膜
54…カソード電極 56…アノード電極
66a、66b…凹部 68a、68b…底面
70a、70b、92a、92b、94、96…断熱部材
72a、72b、82a、82b…シム部材

Claims (3)

  1. 電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルが積層される積層体を備え、前記積層体の積層方向両側には、ターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートがそれぞれ配設される燃料電池スタックであって、
    前記積層体の積層方向両側に配設された各インシュレータは、それぞれ前記積層体側の端部が開口される凹部を設けるとともに、
    前記凹部には、断熱部材、前記ターミナルプレート及び厚さ調整用のシム部材が前記積層体の積層方向に互いに重なるよう積層されて収容され
    前記断熱部材は、前記積層体の積層方向最端部のセパレータに当接することを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記シム部材は、電気絶縁性を有するとともに、
    前記凹部を形成する底面に配置されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記シム部材は、導電性を有するとともに、
    前記断熱部材の端部のうち前記積層体の積層方向の一方の端部又は前記断熱部材の内部に配置されることを特徴とする燃料電池スタック。
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