JP2006216247A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシング内のスペースを有効に利用することができ、簡単且つコンパクトな構成で、電極面積を良好に拡大させることを可能にする。
【解決手段】複数の単位セル12を積層する積層体14が、ケーシング24内に収容される。このケーシング24を構成する1つの側板60bとエンドプレート20a、20bとは、連結ピン64bにより連結される。側板60bの板厚中心PCは、連結ピン64bの中心Oに対してケーシング24の外方にオフセットするとともに、積層体14の側面14aは、前記側板60bの内壁面78と、前記連結ピン64bの外周面を通り且つ前記内壁面78に平行する仮想面82との間に配設される。
【選択図】図2

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数積層された積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータにより挟持して燃料電池が構成されている。
この燃料電池において、アノード側電極には、燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)が供給される一方、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されている。アノード側電極に供給された燃料ガスは、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
通常、この燃料電池は、所望の発電力を得るために、所定数(例えば、数十〜数百)だけ積層した燃料電池スタックとして使用されている。この燃料電池スタックは、燃料電池の内部抵抗の増大や反応ガスのシール性の低下等を阻止するために、積層されている各燃料電池同士を確実に加圧保持する必要がある。
そこで、例えば、特許文献1の燃料電池スタックが知られている。この燃料電池スタックは、図7に示すように、複数の単位セル1を積層した積層体2を備えるとともに、この積層体2の積層方向両端にエンドプレート3、3を介装して補助プレート4a、4bが配設されている。
積層体2の両側部に沿って、一対の締結バンド5、5が配置されている。締結バンド5、5及び補助プレート4a、4bの端部には、円筒状のボス部6がそれぞれの孔部が一直線上に並ぶように設けられている。そして、各ボス部6に金属ピン7が挿入されることにより、締結バンド5、5及び補助プレート4a、4bが一体的に連結されている。
補助プレート4aには、複数のボルト8が螺合する一方、補助プレート4bには、複数の皿ばね9が配設されている。従って、ボルト8が螺入されると、エンドプレート3が下方に押圧されるとともに、補助プレート4bに配置された皿ばね9が圧縮され、一対のエンドプレート3を介して積層体2に必要な締結圧が付与される、としている。
特開2001−135344号公報(図5)
しかしながら、上記の特許文献1では、燃料電池スタックの締め付け荷重を調整するために、専用部品である複数のボルト8及び複数の皿ばね9を備えている。従って、専用部品の追加により燃料電池スタック全体の重量が増加するという問題がある。
しかも、補助プレート4a、4b間において、積層体2は積層方向両端からボルト8及び皿ばね9により押圧保持されている。このため、補助プレート4a、4b間には、積層体2が配置されないスペースが存在しており、燃料電池スタックは、単位セル1の積層方向に相当に大型化してスペースの効率的な活用が図られないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、ケーシング内のスペースを有効利用することができ、簡単且つコンパクトな構成で、電極面積を良好に拡大させることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックである。
ケーシングは、積層体の積層方向両端部に配置される端板と、前記積層体の側部に配置される複数の側板と、前記端板と前記側板とを連結する連結ピンとを備えている。そして、少なくとも1つの側板の板厚中心は、連結ピンの中心に対してケーシングの外方にオフセットするとともに、積層体の側面は、前記側板の内壁面と、前記連結ピンの前記内壁面とは反対側の外周面を通り且つ前記内壁面に平行する仮想面との間に配設されている。
また、少なくとも1つの側板は、連結ピンを挿入するボス部と内壁面とが湾曲面により連続的に繋がれることが好ましい。一対の連結ピン間にスタック締め付け荷重が付与される際、側板に作用する一対の応力集中点は、湾曲面の内側端部に寄っており、応力集中点間の距離が短尺化される。このため、側板が撓み変形することを良好に阻止することが可能になる。
本発明では、側板の板厚中心が連結ピンの中心に対してケーシングの外方にオフセットするため、前記側板の内壁面を積層体側から離間させることができる。このため、積層体の側面を側板の内壁面に近接して配設することによって、ケーシング全体が大型化することがなく、前記積層体の電極面積を良好に拡大させることが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10の一部分解概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部断面側面図である。
図1に示すように、燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁性スペーサ部材22及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。燃料電池スタック10は、四角形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含むケーシング24により一体的に保持される。
図2及び図3に示すように、各単位セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
単位セル12の長辺方向(図3中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが設けられる。
単位セル12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、この第1金属セパレータ32の外周端部を周回して第1シール部材54が一体成形される。第1シール部材54は、面32aで燃料ガス供給連通孔40a、燃料ガス排出連通孔40b及び燃料ガス流路48を囲繞してこれらを連通させる一方、面32bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
第2金属セパレータ34の面34a、34bには、この第2金属セパレータ34の外周端部を周回して第2シール部材56が一体成形される。第2シール部材56は、面34aで酸化剤ガス供給連通孔36a、酸化剤ガス排出連通孔36b及び酸化剤ガス流路52を囲繞してこれらを連通させる一方、面34bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
図2に示すように、第1及び第2シール部材54、56間には、固体高分子電解質膜42の外周が、直接、ケーシング24に接触することを阻止するために、シール57が介装される。
図1に示すように、ターミナルプレート16a、16bの端部には、面方向に突出する板状の端子部58a、58bが形成される。端子部58a、58bには、例えば、走行用モータ等の負荷が接続される。
ケーシング24は、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数の側板60a〜60dと、前記側板60a〜60dの互いに近接する端部同士を連結するアングル部材(例えば、Lアングル)62a〜62dと、前記エンドプレート20a、20bと前記側板60a〜60dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン64a、64bとを備える。側板60a〜60dは、薄板金属製プレートで構成される。
エンドプレート20a、20bの上下各辺には、それぞれ2つの第1ボス部66a、66bが突出形成されるとともに、両側の各辺には、それぞれ1つの第1ボス部66c、66dが突出形成される。第1ボス部66a〜66dには、孔67a〜67dが貫通形成される。エンドプレート20a、20bの両側の各辺下端には、マウント用ボス部68a、68bが形成される。このボス部68a、68bが、図示しない搭載部位にボルト等を介して固定されることにより、燃料電池スタック10を、例えば、車両に搭載する。
積層体14の矢印B方向両側に配置される側板60a、60cの長手方向(矢印A方向)両端には、第2ボス部70a、70bが2つずつ形成される。積層体14の上下両側に配置される側板60b、60dの長手方向両端には、第2ボス部72a、72bが3つずつ形成される。第2ボス部70a、70bには、孔71a、71bが形成されるとともに、第2ボス部72a、72bには、孔73a、73bが形成される。
側板60a、60cの各第2ボス部70a、70b間には、エンドプレート20a、20bの両側の各辺の第1ボス部66c、66dが配置されるとともに、これらに短尺な連結ピン64aが一体的に挿入されて、前記側板60a、60cが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
同様に、側板60b、60dの第2ボス部72a、72bがエンドプレート20a、20bの上辺及び下辺の第1ボス部66a、66bと交互に配置されるとともに、これらに長尺な連結ピン64bが一体的に挿入されて、前記側板60b、60dが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
側板60a〜60dには、短手方向両端縁部にそれぞれ複数のねじ孔74が形成される一方、アングル部材62a〜62dの各辺には、前記ねじ孔74に対応して孔部76が形成される。各孔部76に挿入される各ねじ77がねじ孔74に螺合することにより、アングル部材62a〜62dを介して側板60a〜60d同士が固定される。これにより、ケーシング24が構成される(図4参照)。
なお、アングル部材62a〜62dにねじ孔を形成する一方、側板60a〜60dに孔部を形成し、前記アングル部材62a〜62dを前記側板60a〜60dの内方に配置した状態で、これらを一体的にねじ止めしてもよい。
図2及び図5に示すように、少なくとも側板60bでは、この側板60bの板厚中心PCが、連結ピン64bの中心Oに対してケーシング24の外方、すなわち、積層体14から離間する方向に距離hだけオフセットする。第2ボス部72aと側板60bの内壁面78とは、湾曲面80により連続的に繋がれる。この湾曲面80のRは、種々設定可能であり、少なくとも積層体14に干渉しない位置に中心が設定される。
積層体14の側面(上面)14aは、内壁面78と、連結ピン64bの前記内壁面78とは反対側の外周面を通り且つ前記内壁面78に平行する仮想面82との間に配設される。この仮想面82は、より好ましくは、連結ピン64bの中心Oを通り且つ内壁面78に平行する位置に設定される。側板60bでは、連結ピン64b、64bに矢印方向のスタック締め付け荷重が付与される際、前記側板60bに作用する一対の応力集中点84が、湾曲面80の内側端部に寄って発生する。
側板60dは、図2に示すように、上記の側板60bと同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。また、側板60a、60bは、必要に応じて上記の側板60bと同様に構成される(図1参照)。
図1及び図2に示すように、スペーサ部材22は、ケーシング24の内周で位置決めされるように所定の寸法に設定された矩形状を有する。このスペーサ部材22は、積層体14の積層方向の長さ変動を吸収して前記積層体14に所望の締め付け荷重を付与可能にするために、厚さが調整される。なお、積層体14の積層方向の長さの変動が、第1及び第2金属セパレータ32、34自体の弾性等で吸収可能であれば、スペーサ部材22を用いなくてもよい。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
この燃料電池スタック10では、先ず、図4に示すように、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔40aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔38aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数の単位セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート20aから外部に排出される。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに排出されて流動し、エンドプレート20aから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔38aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを移動してエンドプレート20aから排出される。
この場合、本実施形態では、図2及び図5に示すように、例えば、側板60bにおいて、この側板60bの板厚中心PCが、連結ピン64bの中心Oに対してケーシング24の外方にオフセットしており、前記側板60bの内壁面78を積層体14側から離間させることができる。従って、積層体14の側面14aを側板60bの内壁面78に近接して、すなわち、前記側面14aを前記内壁面78と、連結ピン64bの外周面を通る仮想面82との間に配設することが可能になる。
これにより、ケーシング24全体が大型化することがなく、各単位セル12の寸法を長尺化することができ、電極面積を良好に拡大させることが可能になるという効果が得られる。
さらに、図5に示すように、側板60bは、一対の連結ピン64bを挿入する第2ボス部72aと内壁面78とが、湾曲面80により連続的に繋がれている。このため、一対の連結ピン64b間にスタック締め付け荷重が付与される際、側板60bに作用する一対の応力集中点84は、湾曲面80の内側端部に寄った位置に発生する。
これに対して、図6に示すように、湾曲面を設けない側板60b1では、連結ピン64b、64b間にスタック締め付け荷重が付与される際、前記側板60b1に作用する一対の応力集中点84aは、第2ボス部72aの基端部に発生する。従って、湾曲面80を設ける側板60bでは、一対の応力集中点84間の距離が、側板60b1の一対の応力集中点84a間よりも有効に短尺化され、前記側板60bの撓み変形量は、前記側板60b1の撓み変形量に比べて相当に減少するという利点がある。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの斜視説明図である。 ケーシングを構成する側板の説明図である。 湾曲面を設けない側板の説明図である。 特許文献1の燃料電池スタックの説明図である。
符号の説明
10…燃料電池スタック 12…単位セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
22…スペーサ部材 24…ケーシング
30…電解質膜・電極構造体 32、34…金属セパレータ
42…固体高分子電解質膜 44…アノード側電極
46…カソード側電極 48…燃料ガス流路
50…冷却媒体流路 52…酸化剤ガス流路
54、56…シール部材 60a〜60d…側板
62a〜62d…アングル部材 64a、64b…連結ピン
66a〜66d、70a、70b、72a、72b…ボス部
78…内壁面 80…湾曲面
82…仮想面 84…応力集中点

Claims (2)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックであって、
    前記ケーシングは、前記積層体の積層方向両端部に配置される端板と、
    前記積層体の側部に配置される複数の側板と、
    前記端板と前記側板とを連結する連結ピンと、
    を備え、
    少なくとも1つの前記側板の板厚中心は、前記連結ピンの中心に対して前記ケーシングの外方にオフセットするとともに、
    前記積層体の側面は、前記側板の内壁面と、前記連結ピンの前記内壁面とは反対側の外周面を通り且つ前記内壁面に平行する仮想面との間に配設されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、少なくとも1つの前記側板は、前記連結ピンを挿入するボス部と前記内壁面とが湾曲面により連続的に繋がれることを特徴とする燃料電池スタック。
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