JPH07822U - 収納箱 - Google Patents

収納箱

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JPH07822U
JPH07822U JP3519093U JP3519093U JPH07822U JP H07822 U JPH07822 U JP H07822U JP 3519093 U JP3519093 U JP 3519093U JP 3519093 U JP3519093 U JP 3519093U JP H07822 U JPH07822 U JP H07822U
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清人 出月
宏和 出月
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宏和 出月
有限会社イハラ
タツミ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に平面状に解体し、また直方体状に組立
てることのできる収納箱を提案する。 【構成】 底板2に4枚の側板3,4,5,6を固定式
蝶番7によって枢着し、各側板3,4,5,6を底板2
に対して立上るように回動させ、着脱式連結具20の第
1連結板9と第2連結板10を着脱自在に連結して直方
体状の収納箱1に組立てる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平面状に解体、又は直方体状に組立て可能な収納箱に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
自動車用、又は電気製品用の部品や、食料、薬品、衣料品などの製品、又はそ の他の物品を運搬するには、通常、これらの物品を収納箱に納め、かかる収納箱 を例えばトラックに多数積載して所定の目的地に運び、物品を取出した後の空の 収納箱については、これを目的地から再び元の場所に戻し、再度これらの収納箱 を使用するようにしている。空の収納箱を元の場所に運ぶ際、収納箱には物品が 納められておらず、これらは空となっているので、これらの収納箱をコンパクト に折り畳んで運搬できれば、運搬効率が向上する。
【0003】 そこで従来より、物品を収納するときは直方体状に組立てることができ、空に なったときは、平面状に折り畳むなどして解体できる収納箱が使用されている。 このような収納箱として、従来より各種形式のものが公知であるが、そのいずれ においても、構造が複雑であったり、組立てや解体時の作業が煩雑である欠点が あり、その改善が望まれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、構造が簡単で、組立てと解体の作 業を楽に行える収納箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、平面状に解体、又は直方体状に組立て可 能な収納箱であって、組立てたときに底壁を構成する底板と、同じく組立てたと きに側壁を構成する4枚の側板と、解体したとき互いに分離し、組立てたとき互 いに隣接する、底板と側板の各辺部を着脱可能に連結する着脱式連結具とを具備 して成る収納箱を提案する。
【0006】 その際、上記各構成において、少なくとも1つの側板の辺部に枢着された補強 板と、該補強板が付設された側板の隣りに位置する側板に当該補強板を重ね合せ たとき、その隣りの側板と補強板とを係止する留め具とを設けると特に有利であ る。
【0007】 また本考案は、上記目的を達成するため、平面状に解体、又は直方体状に組立 て可能な収納箱であって、組立てたときに底壁を構成する底板と、同じく組立て たときに側壁を構成する4枚の側板と、組立てた状態の側板の内側面下部の部位 に取付けられた底板用支持部材とを具備し、該底板用支持部材は、側板の内側面 に枢着されていて、側板の内側面に沿った退避位置と、底板を支える使用位置と の間を回動可能な回動プレートを有している収納箱を提案する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に説明する。
【0009】 図1は、本考案一実施例の収納箱1を直方体状に組立てた状態を示し、図2は この収納箱1を平面状に解体したときの様子を示している。収納箱1は、これを 図1のように組立てたときに底壁を構成する底板2と、同じく直方体状に組立て た状態で側壁を構成する4枚の側板3,4,5,6とを有している。この例では 、底板2と4枚の側板3,4,5,6がそれぞれ別々の部材によって構成され、 各側板3,4,5,6が底板2に通常の固定式蝶番7を介して回動可能に枢着さ れている。収納箱1を図2のように平面状に解体したとき、各側板3,4,5, 6の辺部8は互いに離れて分離した状態にある。
【0010】 解体した収納箱1を組立てるには、底板2に対して各側板3,4,5,6を図 2に矢印で示した向きに回動し、図1に示したように立上げる。次いで、互いに 隣接する側板3,4,5,6の各辺部8を次に説明する差し込み式留め具より成 る着脱式連結具によって着脱可能に連結する。
【0011】 図3に示すように、着脱式連結具20は、金属又は硬質合成樹脂などから成る 第1連結板9と第2連結板10を有し、第1連結板9には、ロック片11が矢印 A,Bにスライド可能に、しかも第1連結板9から脱落しないように組付けられ ている。
【0012】 一方、第2連結板10はカール部12によって形成された係止孔13を有し、 上述のロック片11を矢印B方向にスライドさせてその先端の係止部14を係止 孔13に挿入することによって、第1連結板9と第2連結板10を互いに一体的 に連結することができる。
【0013】 上述のように構成された着脱式連結具20の第1連結板9と第2連結板10が 、図2に簡略化して示したように、各側板3,4,5,6の各辺部8にそれぞれ ねじ止め又は接着剤などにより固定されている。図3は、側板4とその隣りの側 板5に固定された第1連結板9と第2連結板10を示している。
【0014】 前述のように、各側板3,4,5,6を回動させて立上げるとき、各着脱式連 結具20のロック片11を図3に示した位置にもたらしておき、図1に示したよ うに各側板3,4,5,6を立上げたとき、係止孔13とロック片11の係止部 14の軸線が一致するように両連結板9,10を組付ける。次いで、ロック片1 1のつまみ部15(図3)を掴んでロック片11を矢印B方向にスライドさせれ ば、係止孔13にロック片11の係止部14が係入し、各側板3,4,5,6及 び底板2が互いに一体的に固定される。
【0015】 このようにして収納箱1を直方体状に組立て、これに物品を収納して当該物品 を目的地まで運搬することができる。目的地にて物品を取出した後、各着脱式連 結具のロック片11を図3における矢印A方向にスライドさせて、その係止部1 4を係止孔13から抜き出せば、各側板3,4,5,6はフリー状態になるので 、これらを図2に示したように固定蝶番7のまわりに回動させて平面状に解体す ることができる。このように収納箱1を解体すれば、多数の収納箱1をコンパク トに重ね、トラックなどによって効率よく運搬することができる。
【0016】 上述のように、着脱式連結具20は、収納箱1を解体した状態で互いに分離し 、組立てた状態で互いに隣接する側板3,4,5,6の各辺部8を着脱可能に連 結する働きをなすものである。
【0017】 底板2及び側板3,4,5,6としては、紙製のボード、木質板、合成樹脂板 、プラスチックダンボール板又は金属板などの適宜な板材を用いることができる が、特に3層のプラスチックダンボール板は、軽量で耐圧性に優れ、濡れても乾 燥することによって支障なく再使用できるので、特に有利に採用できる。
【0018】 上述した実施例では固定式蝶番7によって各側板3,4,5,6を底板2に回 動可能に枢着したが、図4に鎖線で示すように、所謂インテグラルヒンジ16に よって各側板3,4,5,6を底板2に一体に枢着することもできる。この実施 例では、底板2と側板3,4,5,6が合成樹脂により一体に成形され、その境 界部が図5に示す如く自由に曲折できるように肉厚を薄く形成され、これによっ てインテグラルヒンジ16が構成されている。
【0019】 図6に示す実施例においては、底板2と側板3が3層のプラスチックダンボー ル板により構成され、両者が合成樹脂製のヒンジ部材17によって枢着されてい る。このヒンジ部材17は、底板2と側板3が差し込まれる係入部18を有し、 差し込まれた底板2と側板3は接着剤又は留鋲(図示せず)などによってヒンジ 部材17に固定される。ヒンジ部材17の中央部は薄肉のインテグラルヒンジ1 9となっていて、側板3を底板2に対して回動させるとき、このインテグラルヒ ンジ19が曲折される。他の側板4,5,6を、同様にして底板2に枢着するこ ともできる。
【0020】 上述のように、各側板3,4,5,6と底板2を各種のヒンジによって互いに 離脱しないように枢着することができるが、その他、各側板3,4,5,6を底 板2に対して着脱可能に枢着することもできる。図7に示した実施例においては 、底板2と2つの側板4,6がインテグラルヒンジ16を介して一体に枢着され ているが、他の2つの側板3,5は図8に示した差し込み式蝶番より成る着脱式 連結具21によって着脱自在に枢着されている。図7に示した収納箱の他の構成 は、後述する可撓性部材29を除き、先に示した実施例と変りはない。
【0021】 図8に示した着脱式連結具21は、カール部22を有する第1ヒンジ板23と 、ヒンジピン24が固定された第2ヒンジ板25とを有し、このヒンジピン24 をカール部22に差し込むことによって両ヒンジ板23,25を互いに回動可能 に組付けることができる。ヒンジ板23,25及びヒンジピン24は、例えば金 属又は硬質合成樹脂により構成されている。
【0022】 上述の着脱式連結具21の第1ヒンジ板23と第2ヒンジ板25が図7に示し たように、側板3,5の辺部26と底板2の辺部27にそれぞれねじ止め又は接 着剤などで固定されている。
【0023】 この収納箱1を解体したとき、両ヒンジ板23,25を図7に示したように離 脱することによって、側板3,5と底板2を分離することができ、これらをより 一層コンパクトに重ねて運搬することができる。このとき、側板3,5を紛失し ないように、その各側板3,5と他の側板4,6(又は底板2)とを鎖又はゴム バンドなどの可撓性部材29によって連結しておくことが好ましい。
【0024】 図7に示した収納箱1を組立てるときは、各着脱式連結具21のヒンジピン2 4をカール部22に差し込んで側板3,5を底板2に連結し、次いで前述の各実 施例と同様にして各部材を組付け固定すればよく、逆の操作によってこれを再び 解体することができる。
【0025】 このように、この実施例の着脱式連結具21も、収納箱1を解体したときに互 いに分離し、組立てたときに互いに隣接する底板2と側板3,4の辺部26,2 7を着脱可能に連結する働きをなすものである。
【0026】 以上説明した実施例では、収納箱1を解体したとき、各側板3,4,5,6の 辺部8が互いに分離するように構成されていたが、図9に示す実施例のように、 先に説明した適宜なヒンジ、例えばインテグラルヒンジ16や固定式蝶番7によ って底板2に枢着された側板3,4に、同じく適宜なヒンジ、例えばインテグラ ルヒンジ28によって他の側板5,6をそれぞれ枢着してもよい。この実施例で は、側板3,4,5,6の辺部8と、底板2の辺部26に、図9に示す如く、着 脱式連結具20(図3)の第1及び第2連結板9,10がそれぞれ固定されてい る。
【0027】 この収納箱1を直方体状に組立てるときは、側板3,4を底板2に対して直立 するように回動させ、次いで各側板5,6をヒンジ28のところで各側板4,3 に対して回動させてこれらを図1に示したように組み立て、各着脱式連結具の連 結板9,10を互いに係止する。逆の操作によって再び収納箱1を図9に示した ように平面状に解体することができる。
【0028】 図10に示す実施例においては、底板2に例えばインテグラルヒンジ28によ って1つの側板4が枢着され、この側板4に対して順次他の側板5,6,3が連 鎖状に例えばインテグラルヒンジ28a,28b,28cによって枢着され、こ れらに着脱式連結具20(図3)の連結板9,10が図示する如く固定されてい る。ここに示した収納箱1も、そのヒンジ28,28a,28b,28cのとこ ろで、各側板4,5,6,3を回動させて図1のように組立て、これらを連結具 20によって固定する。
【0029】 図9及び図10に示した実施例によると、材料を効率よく利用して底板2や側 板3,4,5,6を構成することができる。すなわち図9に破線で示した材料部 分Xを底板2の材料から切り離してこれを側板4,5の材料とすることができる 。同様に図10に示した底板2と側板4,5,6,3の材料に対して破線で示し た材料Yを切断し、この材料Yによって別の収納箱を作ることができ、いずれの 場合も材料を無駄なく利用することが可能である。
【0030】 図11に示した収納箱1は、その各側板3,4,5,6の辺部8に、例えばイ ンテグラルヒンジ30を介して補強板31がそれぞれ枢着されている。また各側 板3,4,5,6と、図3に示した着脱式連結具と同様な着脱式連結具20の第 1及び第2連結板9,10がそれぞれ固定されているが、本例ではこれらの連結 板9,10が各側板3,4,5,6の外面に固定されている(図12及び図13 参照)。
【0031】 この収納箱1を組立てるには、各側板3,4,5,6を底板2に対して、ヒン ジ16のまわりに回動させると共に、各補強板31をヒンジ30のまわりに回動 させ、これらの補強板31を図12に示すように各側板3,4,5,6の内側に 重ね合せた状態に位置させる。次いで、着脱式連結具の第1及び第2連結板9, 10を前述のように連結して収納箱1を直方体状に組立てる(図12)。その際 、互いに重なり合った側板3,4,5,6と補強板31の対向した面には、例え ば面ファスナー又はホックなどから成る留め具の雄部材32と雌部材33とがそ れぞれ取付けられていて、これらを互いに係合させる。これによって各補強板3 1が各側板3,4,5,6に固定される。逆の操作によって収納箱を解体するこ とができる。
【0032】 なお、この実施例では、着脱式連結具20の第1及び第2連結具9,10が各 側板3,4,5,6の外面に固定されるので、図13及び図14に示したように 、第2連結板10として、そのカール部12が第2連結板10の平板状基部10 aに対してほぼ直交するように曲折されたものを使用し、各側板3,4,5,6 を図12に示したように立上げたとき、ロック片11の係止部14を係止孔13 に確実に係入できるようにする。
【0033】 上述した構成によると、収納箱1を組立てたとき、その補強板31によって収 納箱1の強度を高めることができ、しかも図11から判るように材料を効率よく 利用して収納箱1を製造することができる。
【0034】 また、必ずしも全ての側板3,4,5,6に補強板31を連結させなくともよ く、要は、材料歩留りの都合で、少なくとも1つの側板の辺部に補強板を枢着し 、その補強板が付設された側板の隣りに位置する側板に当該補強板を重ね合せた とき、その隣りの側板と補強板とを、着脱自在な留め具によって係止すればよい 。
【0035】 図15に示す収納箱1は、組立てたときに側壁を構成する4枚の側板3,4, 5,6が適宜なヒンジ(図の例ではインテグラルヒンジ)34によって枢着され 、その内側に、組立てたときに底壁を構成する底板2が位置し、その底板2は、 1つの側板4の内側面下部に固定式蝶番35又はその他のヒンジを介して矢印C ,D方向に回動可能に枢着されている。図15は収納箱1が直方体状に組立てら れた状態を示しているが、このとき底板2は側板3,5,6の内側面下部に取付 けられた底板用支持部材36によって支持され、かかる底板2の上に物品を載置 して収納することができる。
【0036】 図16及び図17は、側板3に付設された底板用支持部材36を示し、この支 持部材36は、側板3の内側面に図示していない留鋲又は接着剤などによって固 定された固定プレート37と、このプレート37にヒンジピン38を介して矢印 E,F(図16)方向に回動可能に枢着された回動プレート39とを有する固定 式蝶番によって構成されている。この例では回動プレート39は、そのカール部 39aがヒンジピン38に回動可能に枢着され、固定プレート37のカール部3 7aがヒンジピン38に巻回されて固定されているが、両カール部39a,37 aを共にヒンジピン38に回動可能に枢着し、又はカール部39aをヒンジピン 38に固定し、カール部37aの方をヒンジピン38に回動可能に枢着してもよ い。
【0037】 固定プレート37には、これに対して直交する一対のストッパ40が一体に付 設されていて、回動プレート39が側板3に対してほぼ直交する図16及び図1 7に示した使用位置を占めたとき、ストッパ40が回動プレート39を下から支 え、これが図16に示した位置よりも時計方向に回動することを阻止する。この 状態で底板2が各支持部材36の回動プレート39上に支持され、図15に示し た状態に保持される。他の底板用支持部材36も同様に構成されている。
【0038】 収納箱1を平面状に解体するには、図15に示すように、底板2を蝶番35を 中心として矢印C方向に回動し、これを図18に示すように側板4と平行となる ように立上げる。次いで各底板用支持部材36の回動プレート39を、図19に 示すように各側板3,5,6の内側面に沿った退避位置に回動させる。引き続き 、4枚の側板3,4,5,6を、マッチ箱の外ケースを押し潰すようにして折り 畳む。図18は、このときの様子を示している。これにより、収納箱1を効率よ く運搬することができる。
【0039】 再び、4枚の側板3,4,5,6を図15に示したように開き、それまで退避 位置を占めていた各回動プレート39を図16及び図17に示した使用位置に回 動させ、かかるプレート39によって底板2を支えることができる。
【0040】 固定プレート37に一体に付設されるストッパ40を、図20に示すように、 固定プレート37の中央部の1個所に設けるようにしてもよい。
【0041】 また底板用支持部材36として、図21及び図22に示すような通常の固定式 蝶番を用いることもできる。この蝶番の一方のヒンジ板である固定プレート37 が側板3に図示していない留鋲や接着剤などによって固定され、該プレート37 のカール部37aがヒンジピン38に回動可能に枢着されている。またもう一方 のヒンジ板である回動プレート39のカール部39aがヒンジピン38に固定さ れている。他の側板4,5,6にも同様に、図21及び図22に示した底板用支 持部材36が取付けられる。
【0042】 回動プレート39が図21に実線で示したように側板3に対してほぼ直交する 使用位置を占めたとき、このプレート39は固定プレート37の上端縁37bに 当接し、回動プレート39がこの使用位置に保持される。このように、本例では 固定プレート自体がストッパの働きをする。他の側板4,5,6に取付けられた 底板用支持部材の回動プレートも同様にして使用位置に保持される。よって、図 15の場合と同様に、各回動プレート39の上に底板2を支持することができる 。
【0043】 底板2を図18と同じく立上げた後、各回動プレート39を図21に鎖線で示 すように各側板の内側面に沿った退避位置に回動させれば、4枚の側板3,4, 5,6(図15参照)を支障なく折り畳むことができる。逆の操作によって、再 び収納箱を組立てることができる。
【0044】 このように、図15乃至図22に示した実施例では、底板用支持部材が、側板 の内側に枢着されていて、側板の内側面に沿った退避位置と、底板を支える使用 位置との間を回動可能な回動プレートを有しており、図示した例では、この回動 プレートが固定プレートを介して側板に枢着されている。
【0045】 なお、図15乃至図22に示した実施例において、底板2を側板4に離脱不能 に枢着する代りに、これを着脱可能に枢着し、或いは底板2を側板4に枢着せず 、当該底板2を側板3,4,5,6から完全に分離できるように構成し、収納箱 1を組立てたとき、その各側板3,4,5,6に付設された底板用支持部材36 の回動プレート39によって底板2を支え、収納箱1を解体するときは、底板2 を側板から離脱し、折り畳んだ側板と底板を重ねておくように構成することもで きる。
【0046】 上述した各実施例の収納箱1を構成する側板や底板の縁部を保護カバーによっ て覆うこともできる。図23は側板3,4,5,6の上縁部を、ポリエチレン、 ポリプロピレン又はABS樹脂等の押出成形可能な合成樹脂より成る保護カバー 41によって覆い、これを留鋲42によって側板に固定した実施例を示す。その 際、保護カバー41にガイド片43を突設し、各収納箱1を上下に重ねて積載し たとき、図23に鎖線で示すように上部に位置する収納箱1をガイド片43によ って支え、上部の収納箱が転倒することを防止するとより効果的である。
【0047】
【考案の効果】
請求項1乃至3に記載の収納箱は、構造が簡単でコストも低く、しかも簡単な 操作によって収納箱を平面状に解体し、又は直方体状に組立てることができる。 また請求項2に記載の収納箱によれば、補強板によってその強度を高めることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の収納箱を直方体に組立てたと
きの斜視図である。
【図2】図1に示した収納箱を平面状に解体したときの
斜視図である。
【図3】着脱式連結具の斜視図である。
【図4】他の実施例の収納箱を平面状に解体したときの
平面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】底板と側板をヒンジ部材によって枢着した例を
示す断面図である。
【図7】さらに他の実施例の収納箱を解体したときの平
面図である。
【図8】図7に示した収納箱に用いられる着脱式連結具
の斜視図である。
【図9】さらに他の実施例の収納箱を解体したときの平
面図である。
【図10】さらに他の実施例の収納箱を解体したときの
平面図である。
【図11】さらに他の実施例の収納箱を解体したときの
平面図である。
【図12】図11に示した収納箱を組立てたときの斜視
図である。
【図13】図12の部分拡大図である。
【図14】図13に示した着脱式連結具の分解斜視図で
ある。
【図15】さらに他の実施例の収納箱を組立てたときの
斜視図である。
【図16】図15のXVI−XVI線断面図である。
【図17】底板用支持部材の斜視図である。
【図18】図15に示した収納箱を平面状に解体したと
きの平面図である。
【図19】底板用支持部材を折り畳んだときの様子を示
す図である。
【図20】底板用支持部材の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図21】さらに他の底板用支持部材が取付けられた収
納箱の断面図である。
【図22】図21に示した底板用支持部材の斜視図であ
る。
【図23】側板の上縁部に嵌着固定された保護カバーを
示す断面図である。
【符号の説明】
1 収納箱 2 底板 3 側板 4 側板 5 側板 6 側板 8 辺部 20 着脱式連結具 21 着脱式連結具 26 辺部 27 辺部 31 補強板 36 底板用支持部材 39 回動プレート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状に解体、又は直方体状に組立て可
    能な収納箱であって、組立てたときに底壁を構成する底
    板と、同じく組立てたときに側壁を構成する4枚の側板
    と、解体したとき互いに分離し、組立てたとき互いに隣
    接する、底板と側板の各辺部を着脱可能に連結する着脱
    式連結具とを具備して成る収納箱。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの側板の辺部に枢着され
    た補強板と、該補強板が付設された側板の隣りに位置す
    る側板に当該補強板を重ね合せたとき、その隣りの側板
    と補強板とを係止する留め具とを設けた請求項1に記載
    の収納箱。
  3. 【請求項3】 平面状に解体、又は直方体状に組立て可
    能な収納箱であって、組立てたときに底壁を構成する底
    板と、同じく組立てたときに側壁を構成する4枚の側板
    と、組立てた状態の側板の内側面下部の部位に取付けら
    れた底板用支持部材とを具備し、該底板用支持部材は、
    側板の内側面に枢着されていて、側板の内側面に沿った
    退避位置と、底板を支える使用位置との間を回動可能な
    回動プレートを有している収納箱。
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