JP2002370727A - 梱包箱 - Google Patents

梱包箱

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JP2002370727A
JP2002370727A JP2001183381A JP2001183381A JP2002370727A JP 2002370727 A JP2002370727 A JP 2002370727A JP 2001183381 A JP2001183381 A JP 2001183381A JP 2001183381 A JP2001183381 A JP 2001183381A JP 2002370727 A JP2002370727 A JP 2002370727A
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Japan
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plate
bent
packing box
lid
piece
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JP2001183381A
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Kazuo Mitsui
一雄 三井
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MITSUI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MITSUI SEISAKUSHO KK
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 再利用可能で使い勝手のよい梱包箱を提供す
る。 【解決手段】 樹脂によって一枚の展開された状態に成
形され、蓋面、底面及び側面から成る箱状に、折り曲げ
片を折り曲げて組み立てられる梱包箱10であって、折
り曲げ片を曲折させる曲折部分が、折り曲げ片の板厚よ
りも薄く形成したヒンジ部60に設けられている。箱状
に組み立てる際には、折り曲げ片同士を連結させる手段
として、一方の面に差込み片51,46,26を設け、
他方の面に差込み片が差し込まれる差込み口54,4
7,30を設け、差込み片が差込み口に挿入され、口縁
に係合することで抜け止めされ、折り曲げ片同士が連結
される。これにより、さらに組み立てと展開が簡単で丈
夫な梱包箱となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は梱包箱に関し、特に
野菜を好適に梱包する梱包箱に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
野菜や果物はダンボールで作られた梱包箱に詰められ
て、それらの生産者から市場や商店、消費者等へ運搬さ
れ、保管されている。しかしながらダンボールで作られ
た梱包箱は、野菜の水分を吸収してしまったり、乱雑な
取り扱いをされることで変形し易いので、使い捨て状態
である。このため、公害や環境問題に対処するためゴミ
を減らして、容器や包装材のリサイクルが進められてい
る中で、時代に逆行したものとなっている。
【0003】従って本発明は、再利用可能で使い勝手の
よい梱包箱を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明は、
樹脂によって一枚の展開された状態に成形され、蓋面、
底面及び側面から成る箱状に、折り曲げ片を折り曲げて
組み立てられる梱包箱であって、前記折り曲げ片を曲折
させる曲折部分が、折り曲げ片の板厚よりも薄く形成し
たヒンジ部に設けられていることを特徴とする。このこ
とにより組み立てと展開が簡単で、容易に再利用できる
梱包箱を提供することができる。
【0005】また、本発明は、箱状に組み立てる際に折
り曲げ片同士を連結させる手段として、一方の面に差込
み片を設け、他方の面に該差込み片が差し込まれる差込
み口を設け、前記差込み片が前記差込み口に挿入され、
該差込み口の口縁に、前記差込み片が係合することで抜
け止めされ、折り曲げ片同士が連結されることを特徴と
する。このことによりさらに組み立てと展開が簡単で丈
夫な梱包箱となる。
【0006】また、樹脂成形により、側面を形成する折
り曲げ片である4つの側板が1列に連接され、各々の側
板の上端辺に蓋面を構成する折り曲げ片である蓋板が連
接され、下端辺に互いに組み合わされて底面を構成する
折り曲げ片である底板が連接されて一枚の展開された状
態に形成され、前記折り曲げ片を折り曲げて組み立てら
れる梱包箱であって、前記蓋板が前記側板から延出する
延出長さを、対向する側板間の長さの1/2の長さより
も短く設定したことを特徴とする。このことにより開口
部から手を差し込んで持ち運びができ、内部の状態を簡
単に見ることの出来る便利な梱包箱となる。
【0007】また、一方の対となる各々の蓋板の端辺上
の中央部に、四角形状に形成された補強板が折り曲げ可
能に連接され、該補強板が連接された蓋板の側板に連接
する辺の近傍に、該蓋板が側板との連接部で折り曲げら
れ、前記補強板が蓋板との連接部で折り曲げられた際
に、補強板の端部が差し込まれる補強板差し込み口が設
けられ、他方の対となる蓋板に、該蓋板の両側縁から前
記補強板が連接されている蓋板の延出長さに一致する長
さ分離間して、該蓋板の端辺から端辺に直交する向き
に、前記補強板を折り曲げた際に補強板の側端が挟まれ
る切り込み口が設けられていることを特徴とする。この
ことにより、簡単で確実に蓋面が組み立てられ、開口部
に手を挿し込んで持ち運んでも、丈夫で壊れ難い梱包箱
とすることができる。
【0008】また、底板の前記側板に連接される辺の両
端が三角形状に切り取られ、箱状に組み立てられた際に
排水孔となるコーナー切欠き部が設けられていることを
特徴とする。このことにより梱包箱の内部に入れた野菜
等の水分が効率良く排水される。
【0009】また、箱状に組み立てられた梱包箱を上下
に積み重ねる際に、上段の梱包箱の前記コーナー切欠き
部に嵌合するコーナー凸部が蓋板に設けられていること
を特徴とする。このことにより安定して梱包箱を、上下
に積み重ねることができる。また、底板の互いに重なり
合う部分が、底面が略平坦面となるよう、底板の板厚よ
りも薄く成形されていることを特徴とする。このことに
より底面をより平坦で安定した形状にすることができ
る。また、折り曲げ片を曲折させる曲折部分が、折り曲
げ片の板厚よりも薄く形成したヒンジ部に設けられてい
ることを特徴とし、このことにより組み立てやすい梱包
箱を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を添付図面と共に詳細に説明する。図1は、本発
明による梱包箱10の展開図であり、図2は図1の梱包
箱10を組み立てた際の下面図、上面図および側面図を
示す。図2に示されるように本発明による梱包箱10
は、蓋面13、底面14がm×nの長さの長方形で、高
さhの直方体から成る。蓋面13の4角には円柱状に突
出したコーナー凸部25を有し、中央には開口部12が
設けられて上方に向かって開口している。さらに底面1
4の4角は三角形状に切取られて、コーナー切欠き部4
5を設けている。
【0011】このような形状の梱包箱10は、図1に示
されるように樹脂で成形された板状の複数の折り曲げ片
が、点線で示されるヒンジ部60を介して連接して形成
される。材料樹脂の種類としては、比較的手に入りやす
く安価で加工しやすいポリエチレン、あるいは丈夫で軽
いポリプロピレン等が好適であり、その成形方法として
は、低圧成形による射出成形が適している。樹脂成形に
あたっては、図1の梱包箱10を展開した形態に成形凹
部を形成した金型を使用し、溶融した樹脂をスクリュー
によってその金型上に送り込み、型締めして成形するこ
とができる。
【0012】以下、図1における左右、上下をそのまま
左右側、上下側として説明する。図1に示されるように
梱包箱10は、側面を形成する4つの折り曲げ片である
側板31、32、33、34が、ヒンジ部60を介して
左から右へこの順で連接している。そして側板31、3
2、33、34の上端辺にはそれぞれ、蓋面13を形成
する折り曲げ片である蓋板21、22、23、24が、
ヒンジ部60を介して設けられている。さらに同様に側
板31、32、33、34の下端辺にはそれぞれ、底面
14を形成する底板41、42、43、44が、ヒンジ
部60を介して配設されている。
【0013】側板31と側板33はその辺の長さがm×
hの、側板32と側板34はn×hの四角形に形成され
る。側板31の端辺(図1における側板31の左側辺)
には、ヒンジ部60を介して3つの側部差込み片51が
等間隔離間して設けられている。側部差込み片51は、
図6に示されるように先端面を平にカットした形状で、
先端面から後方へ斜めに形成された矢じり状の2つの係
止片51aは、両側から矢印方向の内側に、窄ませるこ
とが可能となっている。そして窄ませた力を取り除く
と、弾性によってもとの状態に戻り得る。
【0014】側板34の端辺(図1における側板34の
右側辺)には、ヒンジ部60を介して連結部35を設け
た。連結部35は側板34の辺の長さnを延長するよう
に設けられる。そしてヒンジ部60付近の側板34に
は、側部差込み片51が配設された位置と同一高さの位
置に3つ、側部差込み口54を設けている。側部差込み
口54には側部差込み片51が、その係止片51aを窄
ませることで差し込まれる。そして弾性によって係止片
51aが開いて戻ることで、側部差込み口54の口縁に
係合し抜け止めされるよう、その開口の大きさが決めら
れる。なお、側部差込み片51と側部差込み口54の設
けられる数は、梱包箱10の大きさ、必要とされる強度
等から決められる。
【0015】蓋板21と蓋板23はその辺の長さがm×
sの、蓋板22と蓋板24はn×sの四角形で形成され
る。蓋板21、22、23、24を折り曲げて蓋面13
を形成した際に蓋面13の中央部に開口部12を形成す
るため、蓋板21、22、23、24が側板31、3
2、33、34から延出する長さsは、対向する側板3
1、33、側板32、34の対向間隔の1/2よりも短
く設定する。
【0016】蓋板22と蓋板24には、それぞれの上端
辺の中央に、長方形の補強板26を、破線で示すヒンジ
部61を介して連接して設けた。補強板26の長さは、
長さsより長く設け、長さsの位置の、破線で示される
部分を差込み線26eとする。そして蓋板21、23に
は、長手方向の辺の、両端から長さs中央に向かって入
った位置に、切り込み口27を2つずつ設ける。図1の
ように補強板26の幅方向の長さをtとした場合、切り
込み口27は、蓋板21、23において、長さk(nか
らtを引き、2で割った長さ)分、側板側から入った位
置まで切り込みをいれると良い。さらに蓋板22と24
の、ヒンジ部60側の中央部分には、略tの長さの補強
板差込み口30を設ける。蓋板21と蓋板23の、ヒン
ジ部60側の角には円柱状の突出部を設け、コーナー凸
部25とする。
【0017】次に底面14について述べる。底板41の
下端辺には、長方形の底部差込み片46を設け、底板4
3の下端辺には、組み立てられる際に底部差込み片46
が差し込まれるよう、底部差込み口47を設けた。底部
差込み口47は、底板43の下端辺の中央を四角形状に
切取ったものである。一方、底板42、44は、台形の
上辺側を延長した形に長方形の底板片40aを付設した
形状からなる。この台形の下辺において側板とヒンジ部
60を介して接続されている。図2の下面図に示される
とおり、組み立てられた底面14において底板片40a
の幅は、側部差込み片46の付け根であり、かつ側部差
込み口47の切り込み口の底まで設けられている。これ
により側部差込み片46が確実に側部差込み口47に差
し込まれ、底面14の形状が安定する。さらに底板それ
ぞれにおける、ヒンジ部60側の両角は三角形に切取ら
れ、コーナー切欠き部45が設けられている。コーナー
切欠き部45は、箱状に組み立てられた際には、底面1
4の4角で三角形の穴として連通するように設けられ
る。
【0018】また、組み立てた際には底板同士が重なり
合うが、重なり合う底板のうち1つについて、その重な
り合う部分の厚さを、底板の板厚より薄くして成形し、
重ね合わせ部48とした。この1例が図3であり、組み
立てた際の重なり状態を示すものが図4である。斜線で
示される部分が重ね合わせ部48であり、底板の厚さを
3〜4mmにした場合、重ね合わせ部48は1.5〜2
mm程度の厚さにすると好適である。また、重なり合う
2つの底板においてその厚さを薄くしてもよい。重ね合
わせ部48を設けることで梱包箱10を組み立てた際に
底面が平坦状になる。
【0019】図1、図3の、点線で示したヒンジ部60
と、破線で示したヒンジ部61は、梱包箱10を組み立
てる際に曲折させる曲折部分である。ヒンジ部60、6
1の構造を拡大して示した図が図5であり、曲折部分に
おける板厚を薄くして形成した部位である。図5(a)
に示すように、曲折部分の一方の面を断面形状で円弧状
に切り欠いた形状とする。折り曲げる際は、図5(b)
のようにヒンジ部60、61を内側にして曲折させるの
が一般的であるが、図5(c)のように、ヒンジ部6
0、61を外側に向けて折り曲げるようにしても良い。
また、ヒンジ部61については図5(d)のように折り
畳んで使用される。ヒンジ部60を内側にして折り曲げ
る場合は、ヒンジ部60をコーナー凸部25の設けられ
ている面の裏側の面に設ける。また、補強板26の差込
み線26eにもこのヒンジ構造を設けるとよい。
【0020】次に図1のように展開された状態で作製さ
れる梱包箱10の、組み立て方法について述べる。この
梱包箱10は、コーナー凸部25が設けられている面を
箱の外側に向け、その裏側の面を箱の内側になるよう組
み立てられる。すなわち、図1においては、ヒンジ部6
0で山折りにし、補強板26のヒンジ部61と差込み線
26eで谷折りにする。
【0021】まず最初に、側板31、32、33、3
4、連結部35、側部差込み片51が、それぞれ互いに
左右に連接する間に介されているヒンジ部60を山折り
にする。そして3つの側部差込み片51を、それぞれ対
向する側部差込み口54に差込む。この時、側部差込み
片51の係止片51aを両側からつまんで側部差込み口
54に挿入すると、梱包箱10内部で係止片51aの形
状が元に戻って開き、側部差込み口54の口縁に係合し
て抜け止めとなる。反対に、梱包箱10を解体する場合
には、梱包箱10の内側から係止片51aをつまみなが
ら外側へと側部差込み片51を押すことで、側部差込み
口54から外される。
【0022】こうして4つの側板が環状に連結されるの
で、次に底面14を組み立てる。まず底板42、44を
側板の内側に向けて、ヒンジ部60に沿って直角に倒
し、さらに底板43をその上から折り重ねる。そして底
板41を底板43上に倒しながら、その先端に設けられ
た底部差込み片46を底部差込み口47に挿入し、底面
14が出来あがる。
【0023】次に蓋面13を組み立てる。まず差込み線
26e、ヒンジ部61において谷折りにしておくと、組
み立てやすい。それから蓋板22、24を、ヒンジ部6
0において山折りにする。そして2つの補強板26を切
り込み口27から上方へ引きぬくようにして差し込みな
がら、蓋板21、23を梱包箱10の内側に向けて倒
す。こうして4つの蓋板が梱包箱10の蓋面13を形作
り、切り込み口27に差し込まれた補強板26が、梱包
箱10の上方に向かって引き出されている状態になる。
2つの補強板26は、それぞれが配設されている蓋板の
補強板差込み口30へ、蓋板に沿いながら差込み線26
eまで差し込まれる。また、梱包箱10内部のものを取
り出す、あるいは投入する際には、この逆の手順によっ
て蓋面13が開口される。
【0024】このように組み立てられて、図2に示した
梱包箱10が出来あがる。この梱包箱10は、下面図に
示されるように底面14の4角はコーナー切欠き部45
によって切取られている。そして上面図に示されるよう
に、中央部分には開口部12が設けられ、その4角には
コーナー凸部25が設けられている。梱包箱10は主に
野菜の運搬に用いられるが、野菜は水分を含んでいるの
で底面の4角に水分が集まりやすい。従来のダンボール
箱においては、ダンボールが4角から水分を吸収してし
まい、変形しやすくなっていた。コーナー切欠き部45
は排水孔の役目をし、水分を効率良く梱包箱10の外側
へと逃がすことができる。また、運搬や保管の場合に梱
包箱10どうしを縦に揃えて積み上げることが多いが、
上段に積まれた梱包箱10のコーナー切欠き部45が、
下段のコーナー凸部25に対応し嵌め込まれるので、上
下に安定し、荷崩れすることがない。
【0025】また、重ね合わせ部48を設けたので、底
面14における部分的な厚さの違いを低減でき、より平
坦な底面14を作ることができる。形状の安定した底面
14によって、梱包箱10内部に野菜を整然と並べ入れ
ることができるうえに、梱包箱を積み重ねていく際も、
より安定して積み重ねることができる。
【0026】さらに2つの補強板26は、蓋面13が無
暗に開いてしまわないよう確実に蓋板を固定する役割を
持つ。そのうえ、蓋板22、24の厚さを増すように補
強しているので、梱包箱10を運ぶ場合に、蓋面13の
中央に開けられた開口部12に手を挿し込んで、蓋板2
2、24側のどちらかを持っても、十分強度的に耐え得
る。よって側板に穴をあけて取っ手部分を設けても良い
が、設けなくても十分である。また、開口部12から梱
包箱10の内部が覗けるので、梱包された野菜の確認が
容易にできる。梱包箱10を保管する場合は、図1の展
開された状態に戻すか、あるいは側部差込み片51が側
部差込み口54と連結している、環状の状態で折り畳め
ば、広い保管場所も不要となり便利である。
【0027】図8(a)は蓋面13を完全に閉じるよう
に形成した梱包箱10を示す。その展開図が図7であ
る。蓋板21、23を、組み立てた際に対向する先端が
互いに接するように、辺の長さを設定したものである。
そして蓋板21、23の、図7における上部側に、4つ
の同一形状から成る蓋部差込み片28を設け、それに対
応して蓋板22、24の、ヒンジ部60側の中央付近に
蓋部差込み口29をそれぞれ設けた。図8(b)に示さ
れるように、蓋部差込み片28は二股に分かれた係止片
28aからなり、その付け根の部分にはヒンジ部60が
設けられている。この2つの係止片28aは、樹脂の性
質とその形状に因る弾性を利用して、図のように内側に
向けて力を加えることでお互いに近づくように窄み、そ
の力を除くことで元の状態に戻ることができる。蓋部差
込み口29は、蓋部差込み片28の付け根部分の、略2
倍の長さと、蓋部差込み片28の厚さと略同一の幅を有
して開口している。
【0028】梱包箱10を組み立てた後、野菜等を入れ
て上面を閉じる場合は、まず蓋板22、24を、ヒンジ
部60に沿って山折りにすることで折り倒す。その後、
図7に示されるように蓋部差込み片28を、ヒンジ部6
0において山折りにすることで梱包箱10内部に向け
る。そして異なる蓋板に設けられて互いに向かい合う2
つの蓋部差込み片28、28を、同一の蓋部差込み口2
9に差し込む。この時2つの係止片28aを互いに近づ
くように押えて撓ませながら差し込むと、蓋部差込み口
29に挿入された時点で係止片28aが弾性によって元
に戻って開き、口縁に係合して抜け止めとなる。
【0029】蓋面13を開けて梱包箱10内部の野菜を
取り出すときは、蓋部差込み口29の中央の、2つの蓋
部差込み片28が接している部分に指を入れ、係止片2
8aを窄ませる方向へ押して蓋板を引き抜くとよい。さ
らにこの場合は開口部12が無いので、側板に穴を設け
て取っ手部分36とすると、持ち運びに便利である。ま
た、この実施形態の場合も、前述と同様に折り畳んで保
管することが可能である。なお蓋板がいずれの形状の場
合でも、梱包箱10を展開するには、組み立てた場合の
手順を逆にたどっていくとよい。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る梱包箱は、樹脂によって一
枚の展開された状態で形成され、さらに曲折部分にヒン
ジ部を設けたので、水分に強いうえに強度があり、組み
立てや折り畳みが、簡単に繰り返しでき、繰り返して使
用することができる。さらに展開した状態で保管すれ
ば、保管のための広いスペースが不要となる。また、組
み立てる際に、折り曲げ片どうしを連結する手段として
差込み片と差込み口を設けたので、材料である樹脂とそ
の形状に因る弾性を利用して、組み立てと展開が容易に
できる梱包箱を提供することができる。
【0031】また、蓋面に開口部を設けたので手を挿し
入れて持ち運ぶことができ、さらに補強板を設けたので
簡単でありながら確実に蓋面が形成され、開口部付近が
補強されて、持ち運びに十分な強度が得られる。さらに
コーナー凸部とコーナー切欠き部を設けたことで、梱包
箱を上下に安定して積み上げることができ、そのうえコ
ーナー切欠き部によって野菜の水分を効率良く排出する
ことができる。また、重ね合わせ部を設けたので、底面
をより平坦で安定した形状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包箱の実施の形態を示す展開図
である。
【図2】図1の梱包箱を組み立てた際の下面図、上面図
および側板図である。
【図3】重ね合わせ部を示す展開図である。
【図4】重ね合わせ部が重ね合わされている状態を示す
下面図である。
【図5】ヒンジ部の構造を示す概略図である。
【図6】側部差込み片と側部差込み口の構造を示す斜視
図である。
【図7】本発明に係る梱包箱の、他の実施の形態を示す
展開図である。
【図8】図7に示した梱包箱の、蓋部差込み片と蓋部差
込み口の構造を示す斜視図及び正面図である。
【符号の説明】
10 梱包箱 12 開口部 13 蓋面 14 底面 21、22、23、24 蓋板 25 コーナー凸部 26 補強板 27 切り込み口 28 蓋部差込み片 29 蓋部差込み口 30 補強板差込み口 31、32、33、34 側板 35 連結部 36 取っ手部分 41、42、43、44 底板 45 コーナー切欠き部 46 底部差込み片 47 底部差込み口 48 重ね合わせ部 51 側部差込み片 54 側部差込み口 60、61 ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 21/02 B65D 5/42 F 85/50 D 21/02 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂によって一枚の展開された状態に成
    形され、蓋面、底面及び側面から成る箱状に、折り曲げ
    片を折り曲げて組み立てられる梱包箱であって、 前記折り曲げ片を曲折させる曲折部分が、折り曲げ片の
    板厚よりも薄く形成したヒンジ部に設けられていること
    を特徴とする梱包箱。
  2. 【請求項2】 箱状に組み立てる際に折り曲げ片同士を
    連結させる手段として、一方の面に差込み片を設け、他
    方の面に該差込み片が差し込まれる差込み口を設け、 前記差込み片が前記差込み口に挿入され、該差込み口の
    口縁に、前記差込み片が係合することで抜け止めされ、
    折り曲げ片同士が連結されることを特徴とする請求項1
    記載の梱包箱。
  3. 【請求項3】 樹脂成形により、側面を形成する折り曲
    げ片である4つの側板が1列に連接され、各々の側板の
    上端辺に蓋面を構成する折り曲げ片である蓋板が連接さ
    れ、下端辺に互いに組み合わされて底面を構成する折り
    曲げ片である底板が連接されて一枚の展開された状態に
    形成され、前記折り曲げ片を折り曲げて組み立てられる
    梱包箱であって、 前記蓋板が前記側板から延出する延出長さを、対向する
    側板間の長さの1/2の長さよりも短く設定したことを
    特徴とする梱包箱。
  4. 【請求項4】 一方の対となる各々の蓋板の端辺上の中
    央部に、四角形状に形成された補強板が折り曲げ可能に
    連接され、 該補強板が連接された蓋板の側板に連接する辺の近傍
    に、該蓋板が側板との連接部で折り曲げられ、前記補強
    板が蓋板との連接部で折り曲げられた際に、補強板の端
    部が差し込まれる補強板差し込み口が設けられ、 他方の対となる蓋板に、該蓋板の両側縁から前記補強板
    が連接されている蓋板の延出長さに一致する長さ分離間
    して、該蓋板の端辺から端辺に直交する向きに、前記補
    強板を折り曲げた際に補強板の側端が挟まれる切り込み
    口が設けられていることを特徴とする請求項3記載の梱
    包箱。
  5. 【請求項5】 底板の前記側板に連接される辺の両端が
    三角形状に切り取られ、箱状に組み立てられた際に排水
    孔となるコーナー切欠き部が設けられていることを特徴
    とする請求項3または4記載の梱包箱。
  6. 【請求項6】 箱状に組み立てられた梱包箱を上下に積
    み重ねる際に、上段の梱包箱の前記コーナー切欠き部に
    嵌合するコーナー凸部が蓋板に設けられていることを特
    徴とする請求項3、4または5記載の梱包箱。
  7. 【請求項7】 底板の互いに重なり合う部分が、底面が
    略平坦面となるよう、底板の板厚よりも薄く成形されて
    いることを特徴とする請求項3、4、5または6記載の
    梱包箱。
  8. 【請求項8】 折り曲げ片を曲折させる曲折部分が、折
    り曲げ片の板厚よりも薄く形成したヒンジ部に設けられ
    ていることを特徴とする請求項3、4、5、6または7
    記載の梱包箱。
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