JP4708533B2 - 包装箱 - Google Patents

包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP4708533B2
JP4708533B2 JP2000210181A JP2000210181A JP4708533B2 JP 4708533 B2 JP4708533 B2 JP 4708533B2 JP 2000210181 A JP2000210181 A JP 2000210181A JP 2000210181 A JP2000210181 A JP 2000210181A JP 4708533 B2 JP4708533 B2 JP 4708533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
locking
folded
corner
packaging box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000210181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002019769A (ja
Inventor
義二 山下
克可 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokan Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokan Kogyo Co Ltd filed Critical Tokan Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000210181A priority Critical patent/JP4708533B2/ja
Publication of JP2002019769A publication Critical patent/JP2002019769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4708533B2 publication Critical patent/JP4708533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は包装箱に係り、とくに底板の各辺にそれぞれ側板を連設して成る包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の物品を物流に供するための包装手段として、段ボールケースから成る包装箱が広く用いられている。例えば産地で集荷された野菜を消費地に供給するために、該野菜を包装箱に収納して輸送するようにしている。このときに収納された野菜の鮮度を保持するために、場合によっては氷を一緒に入れるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
通常の包装箱に野菜とともに氷を入れて包装すると、温度の上昇に伴って氷が溶け、やがて包装箱を構成する段ボールを湿潤させ、段ボールが破壊して野菜がこぼれたり、水が滴下し、周辺の物品を濡らす等の問題がある。
【0004】
このような問題点に鑑みて、例えばプラスチックケースから成る包装箱を用いることが考察される。プラスチックケースの場合には、湿潤してもケースが破壊することがなく、中の物品が脱落することがない。しかるにプラスチックケースは段ボールケースに比べて高価であって、リサイクルし難い問題がある。使用後に焼却廃棄すると、有害ガスを発生して大気汚染の原因になったり、高温の熱によって焼却炉を損傷したりする可能性がある。
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、段ボールから構成されるとともに、防水性を有し、水が滴下することがないようにした包装箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の一発明は、底板の4辺にそれぞれ側板を連設して成る包装箱において、
隣接する側板間にコーナ板を両側板に折曲げ可能に連結した状態で連設し、該コーナ板に傾斜角が45度の斜めの折曲げ線を前記コーナ板を対角線状に横切るように形成するとともに、前記斜めの折曲げ線の先端側に正方形の切欠きをその対角線が前記斜めの折曲げ線と一致するように形成し、しかも該正方形の切欠き内に突出しかつ側端部がこの包装箱の底面と平行になる係止部を形成し、
前記コーナ板によって連結される一方の側板の先端に折返し板を連設するとともに、該折返し板の先端部に係止板を形成し、
前記コーナ板を前記斜めの折曲げ線によって前記一方の側板の内側または外側に重なるように折込み、折込まれた前記コーナ板の上に前記折返し板を重合わされるように折曲げ、前記係止板を折込まれた前記コーナ板と前記一方の側板との間に挿入し、前記係止板を両側の前記コーナ板の係止部の底面と平行な側端部に係止して組立てるとともに、
前記一方の側板の上端側であって前記係止板の折込み位置でしかも両側の前記コーナ板の係止部間に開口が形成され、前記開口を通して前記係止板を前記係止部から離脱させるようにしたことを特徴とする包装箱に関するものである。
【0007】
ここで前記コーナ板が前記一方の側板の内側に折込まれるとともに、前記一方の側板の前記開口の下側であって前記係止板の根元部分と対応する位置に取手穴が形成されていてよい。また前記コーナ板が前記一方の側板の外側に折込まれるとともに、前記折返し板の先端部であって前記係止板の根元部分が取手を構成してよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態によって説明する。まず第1の実施の形態を図1〜図8によって説明する。この実施の形態は図1に示すような形状に打抜かれた段ボールを用いて組立てられた直方体状の包装箱に関するものである。
【0011】
図1に示すようにこの段ボールは矩形の底板10を備えている。そして底板10にはその長辺側に折曲げ線11を介して長辺側側板12が連設されている。また底板10の短辺側には折曲げ線13を介して短辺側側板14が連設されている。
【0012】
上記長辺側側板12の先端側には折曲げ線15を介して蓋板16が連設されている。蓋板16はその幅が底板10の幅の1/2の値になっており、これによって組立てた際に、両側の蓋板16の先端部が突合わされて上部開口を閉塞するようになっている。
【0013】
短辺側側板14の先端部には一対の折曲げ線19を介して横長の折返し板20が連設されている。そしてこのような折返し板20の先端側には一対の折曲げ線21を介して係止板22が連設されている。係止板22はその横方向の寸法が折返し板20のほぼ1/3の値になっており、しかもその中間位置に折曲げ線23が形成されている。
【0014】
上記折返し板20の根元側であって一対の折曲げ線19が形成された位置から短辺側側板14にかけて開口24が形成されている。またこの開口24の下側において短辺側側板14には取手穴25が形成されている。
【0015】
長辺側側板12と短辺側側板14との間には、全体の形状がほぼ正方形のコーナ板28が配されている。コーナ板28は折曲げ線29、30によって長辺側側板12および短辺側側板14にそれぞれ折曲げ可能に連設されている。
【0016】
コーナ板28の先端側はほぼ正方形に切欠かれて切欠き31になっている。なおここで切欠き31を形成する正方形の形状はその対角線がコーナ板28を斜めに横切る斜めの折曲げ線33とほぼ一致するようになっている。そして上記切欠き31内に突出するように、折曲げ線33に対して長辺側側板12側には係止部を構成する突部32が突設されている。
【0017】
このような形状に打抜かれた段ボールは、図2に示すように、表ライナ37と裏ライナ38との間に中芯39を屈曲させて介在させたものである。そして表ライナ37の表面側にはポリエチレンフィルム40が接合されている。このポリエチレンフィルム40が包装箱の内側に位置するように図1に示す段ボールが打抜かれ、これによって防水性を有する包装箱が組立てられるようになっている。
【0018】
次に図1に示す段ボールを組立てて包装箱を組立てる動作について説明する。図3に示すように、折曲げ線11、13によって長辺側側板12と短辺側側板14とをそれぞれ底板10に対して直角になるように折曲げる。このときに長辺側側板12と短辺側側板14との間に連設されているコーナ板28はその中央部を斜めに横切る折曲げ線33によって内側へ折込まれる。すなわちコーナ板28は折曲げ線33が内側へ突出するように折込まれた状態で長辺側側板12と短辺側側板14とが底板10に対してほぼ直角に折込まれるようになる。
【0019】
底板10に対して長辺側側板12と短辺側側板14とがそれぞ直角に折曲げられたときに、これらの側板12、14間に連設されているコーナ板28は図4に示すように、短辺側側板14の内側に重なるように接合されることになる。このような状態において、一対の折曲げ線19によって短辺側側板14の上端の折返し板20を図5に示すように180度内側へ折返し、これによってコーナ板28の上側に重合わせるようにする。
【0020】
コーナ板28の上側に折返し板20を重合わせる際に、折返し板20の先端側に設けられている係止板22を図6〜図8に示すようにコーナ板28に形成されている係止部32の内側に挿入して係止する。
【0021】
上述の如く係止板22にはその中間位置に折曲げ線23が形成されているために(図6および図8A参照)、この折曲げ線23によって係止板22をその中間位置で折曲げるとともに、係止板22の先端側の部分を突部32の内側に図7および図8Bに示すように挿入する。そしてこの後さらに折返し板20を内側へ折込む動作に連動して、係止板22の折曲げ線23よりも根元側の部分を図8Cに示すように突部32の内側へ完全に挿入する。
【0022】
このような係止板22による係止動作によって、短辺側側板14とコーナ板28と折返し板20とが重合わせた状態でロックされ、これによって包装箱は直方体状に組立てられた状態を維持する。この状態が図5に示される。そしてこのような状態において、内部に所望の物品を収納するとともに、その後に蓋体16を閉じることによって物品の梱包が行なわれる。
【0023】
このような包装箱は図2に示すように内側にポリエチレンフィルム40が接合された段ボールを用いており、このために中に湿潤した物品を収納しても、段ボールが水を含んで破壊することがない。また途中で水がしたたることもない。すなわち防水性の段ボールになる。従って野菜と一緒に氷を入れておいても、中の氷が溶けた場合に水が滴ることがない。また鮮魚を一緒に投入された氷によって冷却しながら輸送することも可能である。
【0024】
このような包装箱は図1に示す形態、すなわち段ボールを展開した状態で積重ねて供給する。そして使用する際に図3〜図8に示す動作によって組立てを行なう。すなわち使用する際に組立てを行なう。このような組立ては、単に図1に示す形状に打抜かれた段ボールを折曲げる工程のみから構成されており、接着剤や糊剤を用いないで直方体状に組立てるようにしている。
【0025】
このような包装箱を利用して物品の輸送を行なった後に、この包装箱を再使用あるいは処分する場合には上記の動作とは逆の動作を行なえばよい。すなわち図8Cに示す開口24のところに指を挿入し、これによって係止片22の上端部を下方へ移動させて図8Bに示すようにし、このような状態で折返し板20を図8Aおよび図6に示すように上方へ回動させる。これによって図4に示す状態になる。従ってこの後に長辺側側板12と短辺側側板14とをそれぞれ底板10に対して回動させて展開状態に開く。これによって図1に示すような平板状の状態、すなわち展開された状態になる。このように展開して平板になった段ボールを何段にも積重ねて輸送することができ、このような動作を繰返すことによって包装箱の繰返し利用が可能になるとともに、その間の包装箱の移動あるいは保管の際にスペースを要することなく、合理的な運搬や保管が可能になる。
【0026】
次に第2の実施の形態を図9〜図15によって説明する。この実施の形態において用いられる段ボールは図2に示す段ボールと同様に内側にポリエチレンフィルム40が接合された防水型の段ボールである。そしてこのような防水型の段ボールを図9に示すように打抜く。この形状は図1に示す形状とほぼ同一であって、短辺側側板14に取手穴25を設けないようにした構造以外は図1に示す形態と同様である。よってその説明は上記第1の実施の形態のそれを援用する。
【0027】
このような段ボール10を図10に示すように、その長辺側側板12と短辺側側板14とを折曲げ線11、13によって底板10に対して直角に折曲げる。このときに長辺側側板12と短辺側側板14との間に連結されているコーナ板28は斜めの折曲げ線33によって図10に示すように外側に折曲げるようにする。
【0028】
図11に示すように底板10に対して長辺側側板12と短辺側側板14とをそれぞれ直角に折曲げたならば、この後に斜めの折曲げ線33によって外側に折曲げられたコーナ板28を折曲げ線29、30によって短辺側側板14の外側に重なるように折曲げる。
【0029】
この後に一対の折曲げ線19によって短辺側側板14の上端部の折返し板20を外側に折返すとともに、この折返し板20を短辺側側板14の上に重合わされたコーナ板28のさらに外側に図12に示すように重合わせる。このときに折返し板20の先端部に連設されている係止板22を図13および図14に示すようにコーナ板28の係止部を構成する突部32によって係止する。
【0030】
係止板22の係止の動作は、係止板22の中間位置に設けられている折曲げ線23によって係止板22の先端部を内側に折曲げ、突部32の内側に図13および図14Aに示すように挿入する。そしてこの後にさらに折返し板20を回動させ、この折返し板20の先端側の係止板22を完全にコーナ板28の突部32内に図14Bおよび図15に示すように挿入する。これによって短辺側側板14の外側に重合わされたコーナ板28は折返し板20によって押えられた状態でロックされることになる。
【0031】
従ってこのような状態において、図15に示すように蓋板16を開いて内部に物品を収納して梱包を行なう。梱包を行なった後に蓋板16を閉じて物流に供することになる。
【0032】
用済みになった包装箱を解体する場合には、図14Bに示す開口24を通して指で係止板22の先端部を下方へ図14Aに示すように押下げる。この後に折返し板20を上方へ回動させてコーナ板28のロックを解除する。この後にコーナ板28を図11に示すように短辺側側板14に対して直角に外方へ折曲げるとともに、このような状態において長辺側側板12と短辺側側板14とを図10に示すように開く。これによって図9に示すような偏平な状態に展開される。
【0033】
このような包装箱は、接着剤やホットメルトを用いることなく折曲げ操作のみによって図15に示すように直方体状に組立てられてロックされる。また係止板22の係止を解除することによって、図9に示すような偏平な状態に展開できる。したがって使用時に直方体状に組立てるとともに、不使用時においては図9に示すように偏平な状態で積重ねたり保管したりすればよく、不使用時におけるスペースファクタが改善される。
【0034】
またこの段ボール箱は短辺側側板14に取手穴が形成されていないが、短辺側側板14の外側にコーナ板28が折込まれるとともに、その外側に折返し板20が折返されるようになる。従ってこの折返し板20の先端部であってとくに係止板22の折返し部を取手として持つことができる。そしてこのように短辺側側板14に取手穴が形成されていないことから、より防水効果が高まる。
【0035】
次に第3の実施の形態を図16〜図20によって説明する。この実施の形態は直方体状ではなく、全体の形状が6角柱状に組立てられるようにした防水機能を有する包装箱である。そしてこのような包装箱は図16に示すように打抜かれた段ボールから組立てられる。
【0036】
図16に示す段ボールはその中心部に正6角形の底板10を備えており、この底板10の1つおきの3つの辺にはそれぞれ折曲げ線11を介して側板12が連設される。また残りの1つおきの3つの辺には折曲げ線13を介して側板14が連設される。そして側板12の先端部には折曲げ線15を介して補強板16か連設されている。
【0037】
これに対して側板14の先端側には一対の折曲げ線19を介して折返し板20が連設されるとともに、折返し板20の先端側には折曲げ線21を介して係止板22が連設されている。係止板22にはその両側にそれぞれ係止部25が連設されている。なお係止部45は折曲げ線46によって係止板22に対して折曲げ可能になっている。
【0038】
互いに隣接する側板12、14間にはコーナ板28が連設されている。コーナ板28は折曲げ線29、30によって両側の側板12、14にそれぞれ折曲げ可能に連設されている。そしてコーナ板28にはその中央部を横切るように斜めの折曲げ線33が形成されている。
【0039】
次にこのような段ボールを折曲げて包装箱を組立てる動作を説明する。図17に示すように底板10に対してその6辺の側板12、14をそれぞれ直角に折曲げ線11、13のところで折曲げる。このときにコーナ板28を斜めの折曲げ線33によって外側へ折曲げるとともに、斜めの折曲げ線33によって3角形に折畳まれたコーナ板28を図18に示すように1つおきの側板14の外側に重合わせる。
【0040】
この後に側板14の先端側の折曲げ線19を外側へ折曲げるようにし、これによって図19に示すようにコーナ板28の外側に折返し板20を重合わせる。そしてこの後さらに係止板22の両側の係止部45をコーナ板28の斜めの折曲げ線33の内側へ挿入する。これによって図20に示すように折返し板20および係止板22をコーナ板28によってロックする。このようなロック動作によって、側板14の外側にコーナ板28が折込まれ、さらに外側に折返し板20が重合わされた状態でロックされるようになり、これによって6角柱状の形態が維持される。
【0041】
このような実施の形態によれば、図16に示すように打抜かれた包装箱を使用する際に組立てることができ、そのときに接着剤や糊付けを必要としない。また使用済みになった場合には、上記の組立て動作とは逆の動作を行ない、係止板22の両側の係止部45をコーナ板28の内側から外すことによって、分解が行なわれるようになり、上記の組立て動作とは逆の動作を行なうことによって、図17および図16に示すように偏平な状態に展開される。
【0042】
なお側板12の先端側の補強板16については側板12の外側に折返して重合わせ、予め糊付けしておいても、上記のような組立て動作あるいは分解動作が阻害されることはない。従って補強板16は側板12の外表面上に予め糊付け等の方法によって固定しておくことが望ましい。
【0043】
このような包装箱においても、上述の如く内表面にポリエチレンフィルムが接合された段ボールを用いることによって、完全防水が達成され、中に湿潤した物品を収納しても、液漏れを起すことがない。あるいはまた中に液体を収納することも可能である。
【0044】
以上本発明を図示の実施の形態によって説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願に包含される発明の技術的思想の範囲内で各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態は、内表面にポリエチレンフィルム40が接合された段ボールから組立てられるようになっているが、このような構成に代えて、パラフィンを少なくとも一方の表面に含浸させた段ボールから組立てるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
本願の一発明は、底板の4辺にそれぞれ側板を連設して成る包装箱において、隣接する側板間にコーナ板を両側板に折曲げ可能に連結した状態で連設し、該コーナ板に傾斜角が45度の斜めの折曲げ線をコーナ板を対角線状に横切るように形成するとともに、斜めの折曲げ線の先端側に正方形の切欠きをその対角線が斜めの折曲げ線と一致するように形成し、しかも該正方形の切欠き内に突出しかつ側端部がこの包装箱の底面と平行になる係止部を形成し、コーナ板によって連結される一方の側板の先端に折返し板を連設するとともに、該折返し板の先端部に係止板を形成し、コーナ板を斜めの折曲げ線によって一方の側板の内側または外側に重なるように折込み、折込まれたコーナ板の上に折返し板を重合わされるように折曲げ、係止板を折込まれたコーナ板と一方の側板との間に挿入し、係止板を両側のコーナ板の係止部の底面と平行な側端部に係止して組立てるとともに、一方の側板の上端側であって係止板の折込み位置でしかも両側のコーナ板の係止部間に開口が形成され、開口を通して係止板を係止部から離脱させるようにしたものである。
【0046】
従ってこのような包装箱によれば、コーナ板を斜めの折曲げ線によって一方の側板の内側または外側に重なるように折込み、係止板をコーナ板の係止部に係止することによって包装箱が組立てられるようになり、直方体状の形態が維持される。従って使用する際にこのような形態に組立てることが可能になる。また上記の係止板による係止を解除するとともに、コーナ板を外側に開くことによって偏平に展開することが可能になり、折畳んだ状態で保管あるいは輸送を行なうことが可能になる。ここで包装箱を構成する板状体を防水性の材料から構成すると、コーナ板の折込み構造によって防水性の包装箱となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の包装箱の展開平面図である。
【図2】同包装箱を構成する段ボールの拡大断面図である。
【図3】同包装箱の組立ての動作を示す斜視図である。
【図4】同包装箱の組立ての動作を示す斜視図である。
【図5】組立てられた包装箱の外観斜視図である。
【図6】係止板による係止の動作を示す要部拡大斜視図である。
【図7】係止板による係止の動作を示す要部拡大斜視図である。
【図8】係止板による係止の動作を示す要部拡大断面図である。
【図9】第2の実施の形態の包装箱の展開平面図である。
【図10】包装箱を組立てる動作を示す外観斜視図である。
【図11】包装箱を組立てる動作を示す外観斜視図である。
【図12】包装箱を組立てる動作を示す外観斜視図である。
【図13】係止板による係止の動作を示す要部拡大斜視図である。
【図14】係止板による係止の動作を示す拡大縦断面図である。
【図15】組立てられた包装箱の外観斜視図である。
【図16】6角柱状をなす包装箱の展開平面図である。
【図17】同包装箱の組立ての動作を示す外観斜視図である。
【図18】同包装箱の組立ての動作を示す外観斜視図である。
【図19】組立てられた包装箱の外観斜視図である。
【図20】係止部による係止の構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 底板
11 折曲げ線
12 長辺側側板
13 折曲げ線
14 短辺側側板
15 折曲げ線
16 蓋板/補強板
19 折曲げ線
20 折返し板
21 折曲げ線
22 係止板
23 折曲げ線
24 開口
25 取手穴
28 コーナ板
29、30 折曲げ線
31 切欠き
32 突部(係止部)
33 斜めの折曲げ線
37 表ライナ
38 裏ライナ
39 中芯
40 ポリエチレンフィルム
45 係止部
46 折曲げ線

Claims (3)

  1. 底板の4辺にそれぞれ側板を連設して成る包装箱において、
    隣接する側板間にコーナ板を両側板に折曲げ可能に連結した状態で連設し、該コーナ板に傾斜角が45度の斜めの折曲げ線を前記コーナ板を対角線状に横切るように形成するとともに、前記斜めの折曲げ線の先端側に正方形の切欠きをその対角線が前記斜めの折曲げ線と一致するように形成し、しかも該正方形の切欠き内に突出しかつ側端部がこの包装箱の底面と平行になる係止部を形成し、
    前記コーナ板によって連結される一方の側板の先端に折返し板を連設するとともに、該折返し板の先端部に係止板を形成し、
    前記コーナ板を前記斜めの折曲げ線によって前記一方の側板の内側または外側に重なるように折込み、折込まれた前記コーナ板の上に前記折返し板を重合わされるように折曲げ、前記係止板を折込まれた前記コーナ板と前記一方の側板との間に挿入し、前記係止板を両側の前記コーナ板の係止部の底面と平行な側端部に係止して組立てるとともに、
    前記一方の側板の上端側であって前記係止板の折込み位置でしかも両側の前記コーナ板の係止部間に開口が形成され、前記開口を通して前記係止板を前記係止部から離脱させるようにしたことを特徴とする包装箱。
  2. 前記コーナ板が前記一方の側板の内側に折込まれるとともに、前記一方の側板の前記開口の下側であって前記係止板の根元部分と対応する位置に取手穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記コーナ板が前記一方の側板の外側に折込まれるとともに、前記折返し板の先端部であって前記係止板の根元部分が取手を構成することを特徴とする請求項に記載の包装箱。
JP2000210181A 2000-07-11 2000-07-11 包装箱 Expired - Lifetime JP4708533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210181A JP4708533B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210181A JP4708533B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 包装箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002019769A JP2002019769A (ja) 2002-01-23
JP4708533B2 true JP4708533B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=18706476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000210181A Expired - Lifetime JP4708533B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4708533B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651128B1 (ko) * 2003-06-04 2006-11-28 배종수 수산물 상자
JP4533057B2 (ja) * 2004-09-10 2010-08-25 常陸森紙業株式会社 包装用箱
BRPI0607123B1 (pt) * 2005-02-01 2018-11-13 Graphic Packaging Int Inc embalagem, e matriz para embalagem
JP5157104B2 (ja) * 2006-08-10 2013-03-06 凸版印刷株式会社 紙トレイ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS429326Y1 (ja) * 1964-06-13 1967-05-19
JPS61202380U (ja) * 1985-06-10 1986-12-19
JPS6443684U (ja) * 1987-09-14 1989-03-15
JPH0263317U (ja) * 1988-10-31 1990-05-11
JPH0359061U (ja) * 1989-10-12 1991-06-10
JPH10273131A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 The Pack Corp 段ボール箱

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0036725A1 (en) * 1980-03-20 1981-09-30 Crouse-Hinds Company Improved electrical switch construction
JPS61202380A (ja) * 1985-03-01 1986-09-08 Sony Corp 光学式記録カ−ド
JPH0633695B2 (ja) * 1987-08-07 1994-05-02 大鳥機工株式会社 ドア用オートヒンジ
JPH0263317A (ja) * 1988-08-30 1990-03-02 Meidensha Corp 電界効果トランジスタのゲート駆動回路

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS429326Y1 (ja) * 1964-06-13 1967-05-19
JPS61202380U (ja) * 1985-06-10 1986-12-19
JPS6443684U (ja) * 1987-09-14 1989-03-15
JPH0263317U (ja) * 1988-10-31 1990-05-11
JPH0359061U (ja) * 1989-10-12 1991-06-10
JPH10273131A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 The Pack Corp 段ボール箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002019769A (ja) 2002-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002019777A (ja) カバーおよび前フラップを有する箱
KR20080063319A (ko) 용기 및 그 제조를 위한 블랭크
JP4993976B2 (ja) 食品収納及び調理用紙製容器
JP4708533B2 (ja) 包装箱
KR200390818Y1 (ko) 포장용 상자
JP2004123100A (ja)
JPH0513712Y2 (ja)
JP2006213386A (ja) 配送用箱
JP2008515728A (ja) 連結部材を重ね合わせることによって形成される閉端を備えた折り畳み式の買い物袋
JP2002370727A (ja) 梱包箱
JP3817220B2 (ja) 保冷梱包体
JP2005280824A (ja) 組立式箱
JPH0744582Y2 (ja) 包装箱
KR200213425Y1 (ko) 포장용 상자
KR20190003259U (ko) 포장재
JPH0880933A (ja) 紙を主材とする折畳み容器
JP2010058803A (ja) 梱包装置
KR20080005757U (ko) 포장용 상자
JPH10218159A (ja) 梱包箱
JP2001192016A (ja) 無継目の底を備えた段ボール箱
JPH0437060Y2 (ja)
KR200246167Y1 (ko) 운반용 상자
JP2006103712A (ja) 組立式箱
KR200273128Y1 (ko) 원터치 4면 접착식 상자
JP3079847U (ja) 収納数対応型段ボールケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110317

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250