JP2013154890A - 箱セット - Google Patents

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Abstract

【課題】受台に対して上方からかかる荷重に対しても、また、受台のある左側板及び右側板を内側に倒しこもうとする荷重に対して、陳列展示時及び流通時に、十分な強度を発揮することができる箱セットを提供する。
【解決手段】右側板12、左側板14の上端縁において内側に向けて折曲されるととともに右側板12、左側板14の上端縁に沿って延びる右受台41、左受台51と、右受台41、左受台51の内端縁から下方に延設されて底板20に至る右脚部42、左脚部52とを有する右補強部40、左補強部50と、天板30に設けられて、右端縁32a,34aが右側板12の内側面に当接し、左端縁32b,34bが左側板14の内側面に当接するブリッジ部と、前側板11に形成された窓部W1と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、収納物を陳列展示した状態で、段積みされる(積み上げられる)段ボール箱等の包装箱と、流通時等に包装箱を覆う外箱とを備えた箱セットに関する。
段ボール箱等の包装箱に収納する収納物が、瓶類や缶類の場合には、収納物が収納された状態の包装箱を段積みする(積み上げる)際、これら収納物が重量を支えることが可能である。
ところが、収納物が液状の食品や液体のシャンプーの入った、例えばスタンディングパウチ等の場合には、包装箱を段積みする際には、包装箱自体で重量を支える必要がある。
このような包装箱のうち、従来、段積み可能な受台を有する収納箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものは、前側板、天板、後側板の一部を分離除去することより、右側板及び左側板の上端にそれぞれ受台を構成するものである。受台は、内外フラップの一部と胴板とによって構成され、右側板及び左側板の上端に沿って前後方向に延びる帯状に形成されている。
この収納箱は、左右に受台があるために、段積みが可能となっている。
実登3046950号
しかしながら、上述の収納箱は、受台に対して上方からかかる荷重に対しても、また、受台のある左側板及び右側板を内側に倒しこもうとする荷重に対しても、必ずしも十分な強度を発揮するものではない。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、受台に対して上方からかかる荷重に対しても、また、受台のある左側板及び右側板を内側に倒しこもうとする荷重に対して、陳列展示時及び流通時に、十分な強度を発揮することができる箱セットを提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、直方体状に形成されて、底板と、前記底板の相互に対向する第1辺と第3辺にそれぞれ立設された第1側板と第3側板と、前記底板の他に相互に対向する第2辺と第4辺とにそれぞれ立設された第2側板と第4側板と、天板とを有する包装箱と、前記包装箱の第1側板、前記第2側板、前記第3側板、前記第4側板、前記天板を覆うとともに下方に前記包装箱が挿脱される開口部を有する外箱と、を備えた箱セットにおいて、前記第2側板の上端縁において内側に向けて折曲されるととともに前記第2側板の上端縁に沿って延びる第2受台と、前記第2受台の内端縁から下方に延設されて前記底板に至る第2脚部とを有する第2補強部と、前記第4側板の上端縁において内側に向けて折曲されるととともに前記第4側板の上端縁に沿って延びる第4受台と、前記第4受台の内端縁から下方に延設されて前記底板に至る第4脚部とを有する第4補強部と、前記天板に設けられて、一方の端縁が前記第2側板の内側面と前記第2脚部の内側面とのうちの少なくとも一方に当接し、他方の端縁が前記第4側板の内側面と前記第4脚部の内側面とのうちの少なくとも一方に当接するブリッジ部と、少なくとも前記第1側板に形成された窓部と、を備える、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る箱セットにおいて、前記天板は、前記第1側板の上端縁において内側に向けて折曲された第1天フラップと、前記第3側板の上端縁において内側に向けて折曲された第3天フラップとによって構成され、前記ブリッジ部は、前記第1天フラップの内端縁から下方に向けて折曲された第1ブリッジと、前記第3天フラップの内端縁から下方に向けて折曲されて前記第1天フラップに重ね合わされた第3ブリッジとによって構成されている、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る箱セットにおいて、前記第1ブリッジ及び前記第3ブリッジは、一方の端部が、前記第2受台及び前記第2脚部に形成された第2スリットに上方から係合されて前記一方の端縁が前記第2側板の内側面に当接し、他方の端部が、前記第4受台及び前記第4脚部に形成された第4スリットに上方から係合されて前記他方の端縁が前記第4側板の内側面に当接する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る箱セットにおいて、前記第1ブリッジ及び前記第3ブリッジは、前記一方の端部に、前記第2脚部に係合して前記第2脚部の位置を規制する第2係合部を有し、前記他方の端部に、前記第4脚部に係合して前記第4脚部の位置を規制する第4係合部を有する、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、第2脚部によって支持された第2受台と、第4脚部によって支持された第4受台とによって上方からの荷重を支え、また、一方の端縁が第2側板の内側面に当接し、他方の端縁が第4側板の内側面に当接するブリッジ部によって、第2側板及び第4側板を内側に倒伏させる方向の荷重を支持することができる。つまり、従来技術と比較して、陳列展示時及び流通時の双方において、荷重に対して強固な構成とすることができる。
請求項2の発明によれば、第1天フラップと一体の第1ブリッジと、第3天フラップと一体の第3ブリッジとによってブリッジ部を構成することにより、その構成を簡略化することができる。また、ブリッジ部によっても上方からの荷重を支持することが可能である。
請求項3の発明によれば、第1ブリッジ及び第3ブリッジの一方の端部を第2スリットの上方から係合させることで、第1ブリッジ及び第3ブリッジの一方の端縁を容易に第1側板の内側面に当接させることができ、また、第1ブリッジ及び第3ブリッジの他方の端部を第4スリットの上方から係合させることで、第1ブリッジ及び第3ブリッジの他方の端縁を容易に第3側板の内側面に当接させることができる。
請求項4の発明によれば、第2係合部によって第2脚部の位置を規制し、また、第4係合部によって第4脚部の位置を規制することにより、第2脚部及び第4脚部を、内側及び外側に倒伏させる方向の荷重を支えることができる。さらに、第2受台、第4受台を介して、第2側板、第4側板を外側に倒伏させる方向の荷重を支えることができる。
外箱100で包装箱1を覆った状態の箱セットBを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1を前側左斜め上方から見た斜視図である。 図2中のX―X線矢視図である。 包装箱1の展開図である。 包装箱1Aの展開図である。 収納物陳列時の包装箱1Bを前側左斜め上方から見た斜視図である。 図6中のY−Y線矢視図のうちの右端側の拡大図である。 包装箱1Bの展開図である。 外箱100で包装箱1Cを覆った状態の箱セットBCを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1Cを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1Cの展開図である。 外箱100で包装箱1Dを覆った状態の箱セットBDを前側左斜め上方から見た斜視図である。 収納物陳列時の包装箱1Dを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1Dの展開図である。 収納物陳列時の包装箱1Eを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1Eの展開図である。 収納物陳列時の包装箱1Fを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1Fの展開図である。 包装箱を段積みした状態を説明する図である。 収納物陳列時の包装箱1Gを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1Gの展開図である。 収納物陳列時の包装箱1Hを前側左斜め上方から見た斜視図である。 包装箱1Hの展開図である。
以下、本発明を適用した実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同一又は類似の構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図5を参照して、本発明を適用した実施形態1に係る箱セットBについて説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1中に矢印で示す上下前後左右が、箱セットB、外箱100、包装箱1の上下前後左右に対応するものとして説明する。また、外箱100、包装箱1の素材となる段ボール板等の厚さについえは、適宜、図示を省略している。
図1は、物流時の箱セットB、すなわち外箱100で包装箱1を覆った状態の箱セットBを前側左斜め上方から見た斜視図である。
箱セットBは、図2に示す包装箱1と、この包装箱1を覆う外箱100によって構成されている。
外箱100は、4つの側板からなる側板部110と、天板130とを備えて構成されている。側板部110は、後述する包装箱1の前側板11、右側板12、後側板13、左側板14をそれぞれ覆う前側板111、右側板112、後側板113、左側板114を有している。天板130は、これら前側板111、後側板113の上端縁に連設されていて、包装箱1の天板30を上方から覆うものである。左側板114には、指押込部形成用切れ目114aが設けられ、右側板112にも同様の指押込部形成用切れ目(不図示)が設けられている。これらの指押込部形成用切れ目114a等は、後述する包装箱1の指押込部形成用切れ目14a,12aに対応する位置に形成されている。
外箱100の素材としては、段ボール板、厚手のボール紙板、合成紙板、合成樹脂板等を採用することが可能である。
図2は、収納物陳列時(外箱100を取り外した状態)の包装箱1を前側左斜め上方から見た斜視図である。また、図3は、図2中のX−X線矢視図である。また、図4は、包装箱1の展開図である。なお、図4に示す折曲線L1〜L18は、いずれも90度の角度をもって折曲する山折り線である。
包装箱1は、例えば、段ボール板(段ボール原紙)から抜き型により打ち抜かれた図4に示すような展開形状のものを、所定の折曲線で折曲し、また、必要に応じて粘着テープやホットメルトによって接着することにより、全体として直方体状に形成されている。なお、包装箱1の素材としては、段ボール板の外に、厚手のボール紙板、合成紙板、合成樹脂板等を採用することも可能である。
直方体状の包装箱1は、4つの側板からなる側板部10と、底板20と、天板30とを備えている。底板20は、矩形に形成されていて、4つの辺に相当する4つの折曲線(稜線部)、すなわち第1辺(前側の辺)に相当する折曲線L5、第2辺(右側の辺)に相当する折曲線L6、第3辺(後側の辺)に相当する折曲線L7、第4辺(左側の辺)に相当する折曲線L8を有している。これら折曲線L5〜L8のうち、折曲線L5と折曲線L7とが対向し、また、折曲線L6と折曲線L8とが対向している。
4つの側板は、折曲線L5に第1側板としての前側板11が立設され、折曲線L6に第2側板としての右側板12が立設され、折曲線L7に第3側板としての後側板13が立設され、折曲線L8に第4側板としての左側板14が立設されている。
天板30は、前側板11の上端縁において折曲線L9で内側(後方)に向けて折曲された第1天フラップとしての前天フラップ31と、後側板13の上端縁において折曲線L14で内側(前方)に向けて折曲された第3天フラップとしての後天フラップ33と、後述する前ブリッジ32、後ブリッジ34からなるブリッジ部39(図2参照)とを備えて構成されている。
包装箱1には、前側板11から前天フラップ31にかけて、切断線で切断された窓部W1が設けてある。切断線は、4本の切断線a,b,c,dによって構成されている。すなわち、切断線は、前側板11の下部近傍において左右に延びる切断線aと、この切断線aの右端から上方に延びて折曲線L9に交差して、さらに後方に延びて、前天フラップ31の後端よりも手前で止まる切断線bと、この切断線bと平行な切断線dすなわち、切断線aの左端から上方に延びて折曲線L9に交差して、さらに後方に延びて、前天フラップ31の後端よりも手前で止まる切断線dと、これら切断線b,dの後端を結ぶ切断線cとによって構成されている。また、この窓部W1と同様の窓部W3が、後側板13から後天フラップ33にかけて切断線に囲まれて形成されている。これらの窓部W1,W3を介して、包装箱1内に収納されている収納物N(図19参照)を外部から見えるように陳列することができる。
図4に示すように、包装箱1は、展開状態において、側板部10を構成する4つの側板、すなわち前側板11、右側板12、後側板13、左側板14は、直列に連設されている。すなわち、前側板11と右側板12と後側板13と左側板14は、この順に、折曲線L1,L2,L3を介して連設されており、さらに、前側板11には、折曲線L4を介して胴貼り部11aが連設されている。
前側板11、右側板12、後側板13、左側板14の下端縁には、この順に折曲線L5,L6,L7,L8を介して矩形状の底フラップ21,22,23,24が連設されている。これら底フラップ21〜24が後述のように重ね合わされることにより、底板20が構成される。底フラップ22,24には、折曲線L6,L8に近い側にこれら折曲線L6,L8に沿ってスリット22a,24aが形成されている。これらスリット22a,24aは、後述する右脚部42、左脚部52の挿し込みタブ42a,52aが挿入されるものである。右側板12及び左側板14の、図4中の左右方向の中心で、かつ上下方向の中心より上側には、それぞれ指押込部形成用切れ目12a,14aが設けてある。
前側板11の上端縁には、折曲線L9を介して、第1天フラップとしての前天フラップ31が連設されており、この前天フラップ31には折曲線L10を介して、第1ブリッジとしての前ブリッジ32が連設されている。前ブリッジ32は、折曲線L10に沿って長く延びる帯状に形成されていて、右端部(一方の端部)32c、右端縁(一方の端縁)32a、左端部(他方の端部)32d、左端縁(他方の端縁)32bを有している。この前ブリッジ32と後述する後ブリッジ34とによってブリッジ部39を構成している。
右側板12の上端縁には、折曲線L11を介して第2補強部としての右補強部40が連設されている。右補強部40は、右側板12の上端縁に折曲線L11を介して連設された第2受台としての右受台41と、この右受台41に折曲線L12を介して連設された第2脚部としての右脚部42と、この右脚部42に折曲線L13を介して連設された右ベース43とを有している。右補強部40には、図4中において、右受台41の左右方向の中心に、折曲線L11から上方に延びて右受台41を横断して、右脚部42に入り込む第2スリットとしての右スリット40aが形成されている。
この右スリット40aは、包装箱1の素材としての段ボール板を表裏方向に貫通している。この右スリット40aには、組立後の包装箱1において、前ブリッジ32と後述の後ブリッジ34の一方の端部32c,34cが挿入される。右脚部42における折曲線L13上には、挿し込みタブ42aが設けてある。挿し込みタブ42aは、折曲線L13上にない3方が切断されていて、折曲線L13で右ベース43を折曲した際に折曲線L13から突出するように形成されている。
後側板13の上端縁には、折曲線L14を介して、第3天フラップとしての後天フラップ33が連設されており、この後天フラップ33には折曲線L15を介して、第3ブリッジとしての後ブリッジ34が連設されている。後ブリッジ34は、折曲線L15に沿って長く延びる帯状に形成されていて、一方の端部34c、一方の端縁34a、他方の端部34d、他方の端縁34bを有している。上述の前ブリッジ32と後ブリッジ34とによって、補強用のブリッジ部39を構成している。
左側板14の上端縁には、折曲線L16を介して第4補強部としての左補強部50が連設されている。左補強部50は、左側板14の上端縁に折曲線L16を介して連設された第4受台としての左受台51と、この左受台51に折曲線L17を介して連設された第4脚部としての左脚部52と、この左脚部52に折曲線L18を介して連設された左ベース53とを有している。左補強部50には、図4中において、左受台51の左右方向の中心に、折曲線L16から上方に延びて左受台51を横断して、左脚部52に入り込む第4スリットとしての左スリット50aが形成されている。
この左スリット50aは、包装箱1の素材としての段ボール板を表裏方向に貫通している。この左スリット50aには、組立後の包装箱1において、前ブリッジ32と後ブリッジ34の他方の端部32d,34dが挿入される。左脚部52における折曲線L18上には、挿し込みタブ52aが設けてある。挿し込みタブ52aは、折曲線L18上にない3方が切断されていて、折曲線L18で左ベース53を折曲した際に折曲線L18から突出するように形成されている。
包装箱1は、図4に示す展開状態から以下のようにして組み立てられる。なお、上述したように、折曲線L1〜L18での折曲は、90度をもって行う山折りである。また、組立順は、以下に限定されないのはもちろんである。
まず、4つの側板によって側板部10を構成する。すなわち前側板11、右側板12、後側板13、左側板14を、折曲線L1,L2,L3,L4で折曲し、胴貼り部11aを左側板14の前側の上下方向の端部に裏面側から、例えば、粘着テープ、ホットメルト等によって貼着(接着)する。これにより、前側板11、右側板12、後側板13、左側板14によって前後左右の4周を囲んで側板部10を構成する。
つづいて、折曲線L5,L6,L7,L8で、底フラップ21,22,23,24を折曲する。すなわち、底フラップ22,24を折曲し、これらの下側に底フラップ21,23を折曲し、粘着テープ、ホットメルト等によって接着する。4つの底フラップ21〜24によって底板20が構成される。
右補強部40を側板部10の内側に折曲する。
上述のように、右補強部40は、右受台41と、右脚部42と、右ベース43によって構成されている。折曲線L13で右ベース43を折曲して、挿し込みタブ42aを突出させる。折曲線L12で右脚部42を折曲し、さらに、折曲線L11で、右受台41を折曲する。これにより、右受台41は、右側板12の上端縁(折曲線L11)に沿って前後方向に延びるほぼ水平な帯状の部分となる。
また、右脚部42は、右受台41の内端縁(折曲線L12)から下方に延びて底板20に至る。右ベース43は右脚部42の下端縁(折曲線L13)で、右側板12に向けて折曲されて、底板20上に配置される。挿し込みタブ42aを底フラップ22のスリット22aに挿し込むことにより、右補強部40が構成される。右補強部40は、右側板12とともに、上下左右が囲まれた部屋状の補強構造を構成する。この補強構造は、前側から見ると上下方向に長い矩形形状となっている。
左補強部50を側板部10の内側に折曲する。
上述のように、左補強部50は、左受台51と、左脚部52と、左ベース53によって構成されている。折曲線L18で左ベース53を折曲して、挿し込みタブ52aを突出させる。折曲線L17で左脚部52を折曲し、さらに、折曲線L16で、左受台51を折曲する。これにより、左受台51は、左側板14の上端縁(折曲線L16)に沿って前後方向に延びるほぼ水平な帯状の部分となる。
また、左脚部52は、左受台51の内端縁(折曲線L17)から下方に延びて底板20に至る。左ベース53は左脚部52の下端縁(折曲線L18)で、左側板14に向けて折曲されて、底板20上に配置される。挿し込みタブ52aを底フラップ24のスリット24aに挿し込むことにより、左補強部50が構成される。左補強部50は、左側板14とともに、上下左右が囲まれた部屋状の補強構造を構成する。この補強構造は、前側から見ると上下方向に長い矩形形状となっている。
前側板11側の、前天フラップ31に折曲線L10を介して連設された前ブリッジ32を、折曲線L10で折曲し、前天フラップ31を折曲線L9で折曲し、前ブリッジ32の右端部(一方の端部)32cを右補強部40の右スリット40aに上方から挿入し、これと並行して、前ブリッジ32の左端部(他方の端部)32dを左補強部50の左スリット50aに上方から挿入する。
後側板13側の、後天フラップ33に折曲線L15を介して連設された後ブリッジ34を、折曲線L15で折曲し、後天フラップ33を折曲線L14で折曲し、後ブリッジ34の右端部(一方の端部)34cを右補強部40の右スリット40aに上方から挿入し、これと並行して、後ブリッジ34の左端部(他方の端部)34dを左補強部50の左スリット50aに上方から挿入する。
以上で、包装箱1の組立が終了する。
こうして組み立てられた包装箱1は、図3に示すように、右受台41、左受台51がそれぞれ右脚部42、左脚部52によって支持されて右補強部40、左補強部50を構成しているために、包装箱1に対して上方から負荷される荷重を右受台41、左受台51で有効に支えることができる。包装箱1に外箱100が被せられた状態の箱セットB全体についても、同様に、右補強部40、左補強部50により、箱セットBに対して上方から負荷される荷重を右受台41、左受台51で有効に支えることができる。
さらに、包装箱1は、右補強部40と左補強部50との間に前ブリッジ32、後ブリッジ34からなるブリッジ部39が架け渡され、これら前ブリッジ32と後ブリッジ34の右端部32c,34cが右スリット40aに挿入されて、右端縁32a,34aが上下方向の全長にわたって右側板12の内側面12bに当接されている。また、前ブリッジ32と後ブリッジ34の左端部32d,34dが左スリット50aに挿入されて、左端縁32b,34bが上下方向の全長にわたって左側板14の内側面14bに当接されている。
このため、右側板12、左側板14を内側に倒伏させる方向の力を、前ブリッジ32、後ブリッジ34によって有効に支えることができる。箱セットB全体についても同様である。なお、右端縁32a,34a、左端縁32b,34bは、必ずしも全長にわたって当接する必要はなく、その一部が当接するものであってもよい。ただし、当接長さが長いほど、大きな力を受けることができる。
ここで、上述の「右端縁32a,34aが右側板12の内側面12bに当接されている」、「左端縁32b,34bが左側板14の内側面14bに当接されている」と言ったときの「当接」について説明する。この「当接」には、適度な力が加わった状態で接触する場合、力が加わらない状態で接触する場合、型抜き精度や組立精度の問題で僅かに間隙が開いているが、外力が加わって右側板12や左側板14がわずかに変形することでこの間隙がなくなる場合等も含むものとする。
なお、本実施形態の前ブリッジ32、後ブリッジ34は、特殊な形状に形成することなく、一般的な蓋部材に使用されるフラップと同様な形状とすることができる。つまり、前ブリッジ32、後ブリッジ34の端部32c,32d,34c,34dの形状に着目すると、本実施形態では、単純な長方形状(矩形状)となっている。
図5に、上述の包装箱1とは異なる包装箱1Aの展開図を示す。同図に示す包装箱1Aは、その底板20Aの構造が、上述の包装箱1の底板20の構造と異なり、他の側板部10、天板30、右補強部40、左補強部50、ブリッジ部39等の構造は、同様である。以下では、同様な構成の説明は省略する。
包装箱1Aの底板20Aは、まず、折曲線L5で底フラップ25を折曲し、次に、折曲線L6,L8で底フラップ26,28を折曲し、そして、折曲線L7で底フラップ27を折曲して、底フラップ27の凸部27aを、底フラップ25の凹部25aに挿入する。なお、底フラップ26,28のスリット26a,28aは、右補強部40、左補強部50の挿し込みタブ42a,52aを挿入するスリットである。
この包装箱1Aは、粘着テープやホットメルトを使用することなしに、4つの底フラップ25,26,27,28を上述のように組み合わせることで、底板20Aを構成することができる。ただし、底板20Aを構成するために必要とされる段ボールの面積は、図4に示す包装箱1の底板20を構成するために必要とされる段ボールの面積よりも大きくなる。
<実施形態2>
図6〜図8を参照して、本発明を適用した実施形態2に係る箱セット(不図示)の包装箱1Bについて説明する。ここで、図6は、収納物陳列時の包装箱1Bを前側左斜め上方から見た斜視図である。図7は、図6中のY−Y線矢視図のうちの右端側の拡大図である。図8は、包装箱1Bの展開図である。
包装箱1Bは、包装箱1に対して、天板30Bのブリッジ部39Bの構成が異なり、これ以外の構成は同様であるので、同様な構成については適宜説明を省略する。
ブリッジ部39Bの一部を構成する前ブリッジ(第1ブリッジ)35は、前天フラップ(第1天フラップ)31に折曲線L10を介して連設されており、この折曲線L10で折曲することで、右端部35eが右スリット40a内に上方から挿入され、左端部35fが左スリット50aに上方から挿入される。前ブリッジ35は、右端部35eに、凸部35a,35bが形成されている。
凸部35aは、大きい三角形状に形成されていて、外側(右側)に配置され、凸部35bは、小さい三角形状に形成されていて、内側(左側)に配置されている。凸部35aと凸部35bとの間には、凹部(第2係合部)35dが形成されている。また、凸部35aの外側の右端縁35cは、図7に示すように、前ブリッジ35の中間部の幅a1よりも長いa2(a2>a1)になっていて、右側板12の内側面12bに当接するようになっている。
前ブリッジ35の左端部35fは、上述の右端部35eと同様に構成されている。すなわち、左端部35fには、凸部35a,35bが形成されている。凸部35aは、大きい三角形状に形成されていて、外側(左側)に配置され、凸部35bは、小さい三角形状に形成されていて、内側(右側)に配置されている。凸部35aと凸部35bとの間には、凹部(第4係合部)35dが形成されている。また、凸部35aの外側の左端縁35cは、前ブリッジ35の中間部の幅a1よりも長いa2(a2>a1)になっていて、左側板14の内側面14bに当接するようになっている。
ブリッジ部39Bの一部を構成する後ブリッジ36は、上述の前ブリッジ35と同様に形成されている。すなわち、後ブリッジ36は、後天フラップ33に折曲線L15を介して連設されており、この折曲線L15で折曲することで、右端部36eが右スリット40a内に上方から挿入され、左端部36fが左スリット50aに上方から挿入される。後ブリッジ36は、右端部36eに、凸部36a,36bが形成されている。
凸部36aは、大きい三角形状に形成されていて、外側(右側)に配置され、凸部36bは、小さい三角形状に形成されていて、内側(左側)に配置されている。凸部36aと凸部36bとの間には、凹部(第2係合部)36dが形成されている。また、凸部36aの外側の右端縁36cは、図7に示すように、後ブリッジ36の中間部の幅a1よりも長いa2(a2>a1)になっていて、右側板12の内側面12bに当接するようになっている。
後ブリッジ36の左端部36fは、上述の右端部36eと同様に構成されている。すなわち、左端部36fには、凸部36a,36bが形成されている。凸部36aは、大きい三角形状に形成されていて、外側(左側)に配置され、凸部36bは、小さい三角形状に形成されていて、内側(右側)に配置されている。凸部36aと凸部36bとの間には、凹部(第4係合部)36dが形成されている。また、凸部36aの外側の左端縁36cは、前ブリッジ36の中間部の幅a1よりも長いa2(a2>a1)になっていて、左側板14の内側面14bに当接するようになっている。
前ブリッジ35、後ブリッジ36は、右端部35e,36eが右スリット40aに、また、左端部35f,36fが左スリット50aに係合された際に、右端縁35c,36cが右側板12の内側面12bに当接し、また、左端縁35c,36cが左側板14の内側面14bに当接する。さらに、右端部35e,36eの凹部35d,36dが、右スリット40aの下端40bに係合して、右脚部42の位置を規制し、左端部35f,36fの凹部35d,36dが、左スリット50aの下端50bに係合して、左脚部52の位置を規制する。
このため、本実施形態の包装箱1Bにあっては、上述の実施形態1の包装箱1の作用効果に加え、さらに、右脚部42及び左脚部52を内側及び外側に倒伏させるような力を有効に受けることができる。このため、本実施形態の包装箱1Bは、実施形態1の包装箱1よりも、さらに強度を増すことができる。
なお、図7に示す前ブリッジ35,後ブリッジ36の右端部35e,36eの凸部35b,36b、及び左端部35f,36fの凸部35b,36bを省略したような形状とすることもできる。
図9,図10,図11を参照して、箱セットBC、包装箱1Cについて説明する。ここで、図9は、外箱100で包装箱1Cを覆った状態の箱セットBCを前側左斜め上方から見た斜視図である。図10は、収納物陳列時の包装箱1Cを前側左斜め上方から見た斜視図である。図11は、包装箱1Cの展開図である。
これらの図に示す包装箱1Cは、図6〜図8に示す包装箱1Bに対して、窓部W2の位置が変更されている構成が異なり、他の構成は同様である。同様な構成については説明を省略する。
窓部W2は、切断線a,b,c,dで囲まれて構成される。切断線は、前側板11の下部近傍において左右に延びる切断線aと、この切断線aの右端から上方に延びて折曲線L9に交差する切断線bと、この切断線bと平行な切断線d、すなわち、切断線aの左端から上方に延びて折曲線L9に交差する切断線dと、これら切断線b,dの上端を結ぶ切断線cとによって構成されている。つまり、切断線cは、折曲線L9と一致している。
このため、窓部W2は、前天フラップ31にかかることなく、前側板11に形成される。そして、窓部W2の上端は、折曲線L9と一致している。後側板13にも同様の窓部W2が形成されている。
図12,図13,図14を参照して、箱セットBD、包装箱1Dについて説明する。ここで、図12は、外箱100で包装箱1Dを覆った状態の箱セットBDを前側左斜め上方から見た斜視図である。図13は、収納物陳列時の包装箱1Dを前側左斜め上方から見た斜視図である。図14は、包装箱1Dの展開図である。
これらの図に示す包装箱1Dは、図6〜図8に示す包装箱1Bに対して、窓部W4の位置が変更されている構成が異なり、他の構成は同様である。同様な構成については適宜説明を省略する。
窓部W4は、切断線a,b,c,dで囲まれて構成される。切断線は、前側板11の下部近傍において左右に延びる切断線aと、この切断線aの右端から上方に延びて折曲線L9の手前で終わる切断線bと、この切断線bと平行な切断線d、すなわち、切断線aの左端から上方に延びて折曲線L9の手前で終わる切断線dと、これら切断線b,dの上端を結ぶ切断線cとによって構成されている。つまり、切断線cは、折曲線L9よりも下方に位置し、切断線cと折曲線L9との間には、前側板11の一部11cが帯状に残されるようになっている。後側板13にも同様な窓部W4が形成されている。
このため、図13に示すように、窓部W4は、前天フラップ31にかかることなく、前側板11に形成される。
このような窓部W4を有する包装箱1Dは、一部11cが残されているために、上述の包装箱1Cよりも強度的に強いものとなる。
<実施形態3>
図15,図16を参照して、本発明を適用した実施形態3に係る箱セット(不図示)の包装箱1Eについて説明する。ここで、図15は、収納物陳列時の包装箱1Eを前側左斜め上方から見た斜視図である。図16は、包装箱1Eの展開図である。
包装箱1Eは、左右寸法Lに対して、上下寸法Hの方が大きいサイズであることが特徴である。この場合、右補強部40Eの右脚部44及び左補強部50Eの左脚部54の上下方向の長さもHとなり、包装箱1Eの組立時に、上述のように、前側板11、右側板12、後側板13、左側板14で前後左右の四周を囲った側板部10Eを構成した後に、これらの内側に右脚部44、左脚部45を折り込んで入れ込もうとしても、H>Lであるために、入れ込むことができない。
そこで、本実施形態では、左脚部44及び右脚部54の高さ寸法(図16中の上下方向の寸法)をH+αに設定し、高さ方向の中間近傍に前後方向(同図中では左右方向)の折曲線L44,L54を設け、組立時に右脚部44、左脚部54を折曲線L44,L54で折り曲げることで、組立時の右脚部44、左脚部54の入れこみを可能とした。
ただし、右脚部44における折曲線44Lよりも上側の部分を上半部44b、下側の部分を下半部44cとし、また、左脚部54における折曲線54Lよりも上側の部分を上半部54b、下側の部分を下半部54cとすると、これら上半部44b,54b、下半部44c,54cのいずれも、左右寸法Lよりも小さいものとする。
ここで、H+αの「α」は次のようにして決める。図15に示すように、組立後の包装箱1Eにおいて、右脚部44、左脚部54の折曲線L44,L54が右側板12及び左側板14の内側面に当接(接触)するようにし、さらに、折曲線L13,L18が底板に接触して、右ベース45、左ベース55が底板20上に乗って挿し込みタブ44a,54aが底フラップ22,24のスリット22a,24aに挿入できるようにする。このようにαを決める。
本実施形態によれば、折曲線L44,L54が右側板12、左側板14の内側面に当接するので、上方からの荷重を、折曲線L44,L54を介して、右側板12、左側板14で受けることができるので、強度を高めることができる。
図17,図18を参照して、上述の包装箱1Eの変形例である包装箱1Fを示す。
包装箱1Fにおいては、右補強部40Fの右脚部44の挿し込みタブ44a及び左補強部50F左脚部54の挿し込みタブ54aを挿入するためのスリット22a,24aを、底フラップ22,24における、折曲線L6,L8に沿うように設けている。
図17に示すように、右脚部44、左脚部54における、折曲線L44,L54よりも上側に位置する上半部44b,54bは、右受台41、左受台51の内端縁から斜め外側に向けて下方に延び、それぞれの折曲線L44,L54を右側板12、左側板14の内側面に当接させた後、折曲線L44,L54よりも下側に位置する下半部44c,54cが右側板12、左側板14の内側面に接触したままの状態で、底板20に至り、それぞれの挿し込みタブ44a,54aをスリット22a,24aに挿入させている。
包装箱1Fは、右受台41、左受台51にかかった荷重を、右脚部44、左脚部54の折曲線L44,L54よりも下に位置する部分を介して、右側板12、左側板14で受けることができるので、大きな荷重を支えることができる。
<実施形態4>
図20,図21を参照して、本発明を適用した実施形態4に係る包装箱1Gについて説明する。ここで、図20は、収納物陳列時の包装箱1Gを前側左斜め上方から見た斜視図である。図21は、包装箱1Gの展開図である。
包装箱1Gは、右側板12の上端縁を屈曲させて、内側に180度折り返すことで、右脚部46を形成し、このときの折り返し部(屈曲部)を右受台41Gとしている。同様に、左側板14の上端縁を屈曲させて、内側に180度折り返すことで、左脚部56を形成し、このときの折返し部(屈曲部)を左受台51Gとしている。
また、ブリッジ部39を構成する前ブリッジ37G、後ブリッジ38Gの右端縁(一方の端縁)37a,38aを右脚部46の内側面46aに当接させ、左端縁(他方の端縁)37b,38bを左脚部56の内側面56aに当接させている。これにより、右側板12及び右脚部46が内側に倒れ込むのを防止し、また、左側板14及び左脚部56が内側に倒れ込むのを防止することができる。
なお、前ブリッジ37G、後ブリッジ38Gの両端部の形状は、図示例では三角形であるが、これは、例えば長方形状等の他の形状に変更することも可能である。
図22,図23を参照して、包装箱1Gの変形例である包装箱1Hについて説明する。ここで、図22は、収納物陳列時の包装箱1Hを前側左斜め上方から見た斜視図である。図23は、包装箱1Hの展開図である。
包装箱1Hは、上述の包装箱1Gと同様、右受台41Hを右側板12の上端縁の折り返し部(屈曲部)によって形成し、左受台51Hを左側板14の上端縁の折り返し部(屈曲部)によって形成している。
包装箱1Hは、以下の点で包装箱1Gとは異なる。
包装箱1Hは、右受台41H及び右脚部46における、前ブリッジ37H及び後ブリッジ38Hの右端部に対応する位置に、右スリット40cが形成されている。また、左受台51H及び左脚部56における、前ブリッジ37H及び後ブリッジ38Hの左端部に対応する位置に左スリット50cが形成されている。
さらに、前ブリッジ37H、後ブリッジ38Hの右端縁及び左端縁は、段ボール板の厚さに相当する段部が形成されていて、右端縁は、右上端縁37c,38cとこれらよりも内側に位置する右下端縁37d,38dを有している。また、左端縁は、左上端縁37e,38eとこれらよりも内側に位置する左下端縁37f,38fを有している。そして、右上端縁37c,38cは、右スリット40cに挿入され、左上端縁37e,38eは、左スリット50cに挿入されている。
これにより、右上端縁37c,38cは、右側板12の内側面12bに当接し、右下端縁37d,38dは、右脚部46の内側面46aに当接し、左上端縁37e,38eは、左側板14の内側面14bに当接し、左下端縁37f,38fは、左脚部56の内側面56aに当接している。前ブリッジ37H及び後ブリッジ38Hの左右両端縁がこのように当接することにより、右側板12及び右脚部46が内側に倒れるのを防止し、また、左側板14及び左脚部56が内側に倒れることを防止している。
1,1A〜1H,1M 包装箱
10,10C〜10E 側板部
11 前側板(第1側板)
12 右側板(第2側板)
12b 右側板の内側面
13 後側板(第3側板)
14 左側板(第4側板)
14b 左側板の内側面
20,20A 底板
30,30B 天板
31 前天フラップ(第1天フラップ)
32,35,37G,37H 前ブリッジ(第1ブリッジ)
32a,35c,37a,37c,37d 前ブリッジの右端縁(一方の端縁)
32b,35c,37b,37e,37f 前ブリッジの左端縁(他方の端縁)
32c,35e 前ブリッジの右端部(一方の端部)
32d,35e 前ブリッジの左端部(他方の端部)
33 後天フラップ(第3天フラップ)
34,36,38G,38H 後ブリッジ(第3ブリッジ)
34a,36c,38a,38c,38d 後ブリッジの右端縁(一方の端縁)
34b,36c,38b,38e,38f 後ブリッジの左端縁(他方の端縁)
34c,36e 後ブリッジの右端部(一方の端部)
34d,36e 後ブリッジの左端部(他方の端部)
35d 凹部(第2係合部)
36d 凹部(第2係合部)
39,39B ブリッジ部
40,40E,40F 右補強部(第2補強部)
40a,40c 右スリット(第2スリット)
41,41G 右受台(第2受台)
42,44 右脚部(第2脚部)
50,50E,50F 左補強部(第4補強部)
50a,50c 左スリット(第4スリット)
51,51G 左受台(第4受台)
52,54 左脚部(第4脚部)
100 外箱
B,BC,BD 箱セット
L5 折曲線(第1辺)
L6 折曲線(第2辺)
L7 折曲線(第3辺)
L8 折曲線(第4辺)
L9 折曲線(第1側板の上端縁)
L10 折曲線(第1天フラップの内端縁)
L11 折曲線(第2側板の上端縁)
L12 折曲線(第2受台の内端縁)
L14 折曲線(第3側板の上端縁)
L15 折曲線(第3天フラップの内端縁)
L16 折曲線(第4側板の上端縁)
L17 折曲線(第4受台の内端縁)
100 外箱
N 収納物
W1,W2,W3,W4 窓部
請求項1に係る発明は、直方体状に形成されて、底板と、前記底板の相互に対向する第1辺と第3辺にそれぞれ立設された第1側板と第3側板と、前記底板の他に相互に対向する第2辺と第4辺とにそれぞれ立設された第2側板と第4側板と、前記第1側板の上端縁において内側に向けて折曲された第1天フラップと前記第3側板の上端縁において内側に向けて折曲された第3天フラップとによって構成された天板とを有する包装箱と、前記包装箱の第1側板、前記第2側板、前記第3側板、前記第4側板、前記天板を覆うとともに下方に前記包装箱が挿脱される開口部を有する外箱と、を備えた箱セットにおいて、前記第2側板の上端縁において内側に向けて折曲されるととともに前記第2側板の上端縁に沿って延びる第2受台と、前記第2受台の内端縁から下方に延設されて前記底板に至る第2脚部とを有する第2補強部と、前記第4側板の上端縁において内側に向けて折曲されるととともに前記第4側板の上端縁に沿って延びる第4受台と、前記第4受台の内端縁から下方に延設されて前記底板に至る第4脚部とを有する第4補強部と、前記第1天フラップの内端縁から下方に向けて折曲された第1ブリッジと、前記第3天フラップの内端縁から下方に向けて折曲されて前記第1ブリッジに重ね合わされた第3ブリッジとによって構成されたブリッジ部と、少なくとも前記第1側板に形成された窓部と、を備え、前記第1ブリッジ及び前記第3ブリッジは、一方の端部が、前記第2受台及び前記第2脚部に形成された第2スリットに上方から係合されて一方の端縁が前記第2側板の内側面に当接し、他方の端部が、前記第4受台及び前記第4脚部に形成された第4スリットに上方から係合されて他方の端縁が前記第4側板の内側面に当接し、前記第1ブリッジ及び前記第3ブリッジは、前記一方の端部に、前記第2脚部に交差するように係合して前記第2脚部の位置を規制して前記第2脚部の内側及び外側への倒伏を防止する第2係合部を有し、前記他方の端部に、前記第4脚部に交差するように係合して前記第4脚部の位置を規制して前記第4脚部の内側及び外側への倒伏を防止する第4係合部を有する、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の箱セットにおいて、前記第1側板及び前記第3側板の左右寸法に対して、前記第1側板及び前記第3側板の上下寸法の方が大きい場合において、前記第2脚部及び前記第4脚部における高さ方向の中間近傍に、前記第1側板から前記第3側板に向かって延びる折曲部を設けた、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、第2脚部によって支持された第2受台と、第4脚部によって支持された第4受台とによって上方からの荷重を支え、また、一方の端縁が第2側板の内側面に当接し、他方の端縁が第4側板の内側面に当接するブリッジ部によって、第2側板及び第4側板を内側に倒伏させる方向の荷重を支持することができる。つまり、従来技術と比較して、陳列展示時及び流通時の双方において、荷重に対して強固な構成とすることができる。
また、第1天フラップと一体の第1ブリッジと、第3天フラップと一体の第3ブリッジとによってブリッジ部を構成することにより、その構成を簡略化することができる。また、ブリッジ部によっても上方からの荷重を支持することが可能である。
また、第1ブリッジ及び第3ブリッジの一方の端部を第2スリットの上方から係合させることで、第1ブリッジ及び第3ブリッジの一方の端縁を容易に第1側板の内側面に当接させることができ、また、第1ブリッジ及び第3ブリッジの他方の端部を第4スリットの上方から係合させることで、第1ブリッジ及び第3ブリッジの他方の端縁を容易に第3側板の内側面に当接させることができる。
また、第2係合部が第2脚部に交差するように係合して第2脚部の位置を規制し、また、第4係合部が第4脚部に交差するように係合して第4脚部の位置を規制することにより、第2脚部及び第4脚部を、内側及び外側に倒伏させる方向の荷重を支えることができる。さらに、第2受台、第4受台を介して、第2側板、第4側板を外側に倒伏させる方向の荷重を支えることができる。
請求項2の発明によれば、第2脚部及び第4脚部を、その高さ方向の中間近傍の折曲部折り曲げることで、組立時の第2脚部及び第4脚部の包装箱の内側への入れこみを可能となる。

Claims (4)

  1. 直方体状に形成されて、底板と、前記底板の相互に対向する第1辺と第3辺にそれぞれ立設された第1側板と第3側板と、前記底板の他に相互に対向する第2辺と第4辺とにそれぞれ立設された第2側板と第4側板と、天板とを有する包装箱と、前記包装箱の第1側板、前記第2側板、前記第3側板、前記第4側板、前記天板を覆うとともに下方に前記包装箱が挿脱される開口部を有する外箱と、を備えた箱セットにおいて、
    前記第2側板の上端縁において内側に向けて折曲されるととともに前記第2側板の上端縁に沿って延びる第2受台と、前記第2受台の内端縁から下方に延設されて前記底板に至る第2脚部とを有する第2補強部と、
    前記第4側板の上端縁において内側に向けて折曲されるととともに前記第4側板の上端縁に沿って延びる第4受台と、前記第4受台の内端縁から下方に延設されて前記底板に至る第4脚部とを有する第4補強部と、
    前記天板に設けられて、一方の端縁が前記第2側板の内側面と前記第2脚部の内側面とのうちの少なくとも一方に当接し、他方の端縁が前記第4側板の内側面と前記第4脚部の内側面とのうちの少なくとも一方に当接するブリッジ部と、
    少なくとも前記第1側板に形成された窓部と、を備える、
    ことを特徴とする箱セット。
  2. 前記天板は、前記第1側板の上端縁において内側に向けて折曲された第1天フラップと、前記第3側板の上端縁において内側に向けて折曲された第3天フラップとによって構成され、
    前記ブリッジ部は、前記第1天フラップの内端縁から下方に向けて折曲された第1ブリッジと、前記第3天フラップの内端縁から下方に向けて折曲されて前記第1天フラップに重ね合わされた第3ブリッジとによって構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の箱セット。
  3. 前記第1ブリッジ及び前記第3ブリッジは、一方の端部が、前記第2受台及び前記第2脚部に形成された第2スリットに上方から係合されて前記一方の端縁が前記第2側板の内側面に当接し、他方の端部が、前記第4受台及び前記第4脚部に形成された第4スリットに上方から係合されて前記他方の端縁が前記第4側板の内側面に当接する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の箱セット。
  4. 前記第1ブリッジ及び前記第3ブリッジは、前記一方の端部に、前記第2脚部に係合して前記第2脚部の位置を規制する第2係合部を有し、前記他方の端部に、前記第4脚部に係合して前記第4脚部の位置を規制する第4係合部を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の箱セット。
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Citations (5)

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