JP2006216333A - 燃料電池スタック - Google Patents

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俊哉 若穂囲
Daisuke Wachi
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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、セル電圧モニタとケーシングとを有効に離間させることを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が積層された積層体14をケーシング24に収容する。ケーシング24を構成する少なくとも側板60bには、それぞれ第1及び第2セル電圧端子35a、35bに対応する開口部80a、80bが形成されるとともに、前記開口部80a、80bを周回する位置に所定数のボス部82a、82bが取り付けられる。ボス部82a、82bにセル電圧モニタが載置されてねじ止め固定されることにより、前記セル電圧モニタと第1及び第2セル電圧端子35a、35bとの間隔が良好に長尺化される。
【選択図】図2

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体が、セパレータによって挟持された単位セルを備え、前記単位セルが複数積層されることにより燃料電池スタックが構成されている。
この単位セルにおいて、アノード側電極には、燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)が供給される一方、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されている。アノード側電極に供給された燃料ガスは、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
ところで、燃料電池スタックでは、各単位セルが所望の発電性能を有しているか否かを検出する必要がある。このため、通常、セパレータに設けられたセル電圧端子を電圧検出装置(セル電圧モニタ)に接続して、発電時の各単位セル毎のセル電圧を検出する作業が行われている。
例えば、特許文献1では、図9に示すように、複数のセル1が積層されるとともに、各セル1は、膜/電極アセンブリとセパレータ2とを重ねて構成されている。セパレータ2は、セル中央部にガス流路(図示せず)を形成する金属板3と、セル外周部に設けられる樹脂フレーム4とを有している。複数のセル1が積層されたスタック5には、複数のセル電圧モニタ6が取り付けられている。
各セル1において、樹脂フレーム4に第1の溝4aと第2の溝4bとが互いに離間した位置に形成されている。そして、プラス極の金属板3又はマイナス極の金属板3のいずれかに、セル電圧モニタ6の端子(図示せず)が接触されている。
特開2004−79192号公報(図4、図5)
この場合、樹脂フレーム4に第1の溝4aと第2の溝4bとが設けられて外部に露呈するプラス極又はマイナス極の金属板3の所定数に、セル電圧モニタ6が一体的に接触することにより、セル1のセル電圧を監視するように構成されている。
しかしながら、上記の特許文献1では、セル電圧モニタ6がスタック5に、直接、装着されている。このため、セル電圧モニタ6は、セパレータ2のセル電圧端子(金属板の露出部)に相当に近接しており、所望の沿面距離を確保することができず、電気的な障害が惹起され易いという問題が指摘されている。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、セル電圧モニタとケーシングとを離間させることができ、簡単且つ経済的な構成で、電気的障害の発生を可及的に阻止することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックである。
ケーシングの少なくとも一の面には、各単位セル毎又は複数の単位セル毎にセル電圧を検出するために、前記単位セルに設けられた所望のセル電圧端子に対応する開口部が形成されるとともに、前記セル電圧端子に接続されるセル電圧モニタと前記一の面との間には、ボス部が設けられている。
また、ボス部は、前記一の面に固定されることが好ましい。固定方式としては、例えば、ボス部と一の面とにねじ構造を設けたり、前記ボス部と前記一の面とを皿ねじ等を介して固定したり、前一の面に肉厚部を形成して前記肉厚部と前記ボス部とにねじ構造を設けたり、前記ボス部を前記一の面に溶接乃至ロウ付け等で固着したりする方式が採用される。
本発明では、セル電圧モニタとケーシングの少なくとも一の面との間にボス部を設けるだけでよく、前記セル電圧モニタとケーシングとを良好に離間させることができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、セル電圧モニタ等に電気的障害が発生することを可及的に阻止することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10の斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部分解概略斜視図である。
図2に示すように、燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁性スペーサ部材22及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。燃料電池スタック10は、四角形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含むケーシング24を備えている。
図3及び図4に示すように、各単位セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
図2及び図4に示すように、エンドプレート20a側に配設される所定数の単位セル12において、第1及び第2金属セパレータ32、34の外周部には、矢印C方向上部一端側に位置して電解質膜・電極構造体30で発生する電圧を検出するための第1及び第2セル電圧端子35a、35bが一体的に形成される。第1セル電圧端子35aと第2セル電圧端子35bとは、矢印B方向に互いに位置をずらして設けられる。
エンドプレート20b側に配設される他の所定数の単位セル12において、第1及び第2金属セパレータ32、34の外周部には、矢印C方向上部他端側に位置して電解質膜・電極構造体30で発生する電圧を検出するための第1及び第2セル電圧端子35a、35bが一体的に形成される。
単位セル12の長辺方向(図4中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが設けられる。
単位セル12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、この第1金属セパレータ32の外周端縁部を周回して第1シール部材54が一体成形される。第1シール部材54は、面32aで燃料ガス供給連通孔40a、燃料ガス排出連通孔40b及び燃料ガス流路48を囲繞してこれらを連通させる一方、面32bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。第1シール部材54は、後述するように、第1セル電圧端子35aの先端部近傍まで被覆する。
第2金属セパレータ34の面34a、34bには、この第2金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第2シール部材56が一体成形される。第2シール部材56は、面34aで酸化剤ガス供給連通孔36a、酸化剤ガス排出連通孔36b及び酸化剤ガス流路52を囲繞してこれらを連通させる一方、面34bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。第2シール部材56は、後述するように、第2セル電圧端子35bの先端部近傍まで被覆する。
図2に示すように、第1及び第2シール部材54、56間には、固体高分子電解質膜42の外周が、直接、ケーシング24に接触することを阻止するために、シール57が介装される。
図1及び図2に示すように、ターミナルプレート16a、16bの端部には、面方向に突出する板状の端子部58a、58bが形成される。端子部58a、58bには、例えば、走行用モータ等の負荷が接続される。
ケーシング24は、図2に示すように、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数の側板60a〜60dと、前記側板60a〜60dの互いに近接する端部同士を連結するアングル部材(例えば、Lアングル)62a〜62dと、前記エンドプレート20a、20bと前記側板60a〜60dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン64a、64bとを備える。側板60a〜60dは、薄板金属製プレートで構成される。
エンドプレート20a、20bの上下各辺には、それぞれ2つの第1連結部66a、66bが突出形成されるとともに、両側の各辺には、それぞれ1つの第1連結部66c、66dが突出形成される。第1連結部66a〜66dには、孔67a〜67dが貫通形成される。エンドプレート20a、20bの両側の各辺下端には、マウント用ボス部68a、68bが形成される。このボス部68a、68bが、図示しない搭載部位にボルト等を介して固定されることにより、燃料電池スタック10を、例えば、車両に搭載する。
積層体14の矢印B方向両側に配置される側板60a、60cの長手方向(矢印A方向)両端には、第2連結部70a、70bが2つずつ形成される。積層体14の上下両側に配置される側板60b、60dの長手方向両端には、第2連結部72a、72bが3つずつ形成される。第2連結部70a、70bには、孔71a、71bが形成されるとともに、第2連結部72a、72bには、孔73a、73bが形成される。
側板60a、60cの各第2連結部70a、70b間には、エンドプレート20a、20bの両側の各辺の第1連結部66c、66dが配置されるとともに、これらに短尺な連結ピン64aが一体的に挿入されて、前記側板60a、60cが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
同様に、側板60b、60dの第2連結部72a、72bがエンドプレート20a、20bの上辺及び下辺の第1連結部66a、66bと交互に配置されるとともに、これらに長尺な連結ピン64bが一体的に挿入されて、前記側板60b、60dが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
側板60a〜60dには、短手方向両端縁部にそれぞれ複数のねじ孔74が形成される一方、アングル部材62a〜62dの各辺には、前記ねじ孔74に対応して孔部76が形成される。各孔部76に挿入される各ねじ78がねじ孔74に螺合することにより、アングル部材62a〜62dを介して側板60a〜60d同士が固定される。これにより、ケーシング24が構成される(図1参照)。
なお、アングル部材62a〜62dにねじ孔を形成する一方、側板60a〜60dに孔部を形成し、前記アングル部材62a〜62dを前記側板60a〜60dの内方に配置した状態で、これらを一体的にねじ止めしてもよい。
図2に示すように、側板(ケーシング24の一の面)60bには、各単位セル12毎又は複数の単位セル12毎にセル電圧を検出するために、所望の第1セル電圧端子35a又は第2セル電圧端子35bに対応する開口部80a、80bが、前記単位セル12の積層方向(矢印A方向)に沿って互いに平行して設けられる。
側板60bには、開口部80a、80bの周囲に位置してそれぞれ円柱状のボス部82a、82bが、例えば、4つずつ取り付けられる。図5に示すように、ボス部82aの一端部外周部には、ねじ部84が形成される一方、側板60bには、ねじ穴86が形成されることにより、ねじ構造が構成される。ボス部82aの他端部には、所定の深さまでねじ穴88が形成される。ボス部82bと側板60bには、図示しないが、同様のねじ構造が構成されている。
側板60bには、開口部80a、80bを覆ってセル電圧モニタ90a、90bが取り付けられる(図1参照)。セル電圧モニタ90a、90bは、各単位セル12毎又は複数の前記単位セル12毎にセル電圧を検出するため、第1セル電圧端子35a及び/又は第2セル電圧端子35bに電気的に接続される。
図5に示すように、セル電圧モニタ90a、90bを構成する筐体部92a、92bには、側板60bに取り付けられているボス部82a、82bの位置に対応して孔部94が形成され、前記孔部94に挿入されるボルト96が、前記ボス部82a、82bのねじ穴88に螺合される。側板60bには、ターミナルプレート16a、16bの端子部58a、58bを外部に露呈させるために、スリット状開口部98a、98bが形成される(図1及び図2参照)。
図2及び図3に示すように、スペーサ部材22は、ケーシング24の内周で位置決めされるように所定の寸法に設定された矩形状を有する。このスペーサ部材22は、積層体14の積層方向の長さ変動を吸収して前記積層体14に所望の締め付け荷重を付与可能にするために、厚さが調整される。なお、積層体14の積層方向の長さの変動が、第1及び第2金属セパレータ32、34自体の弾性等で吸収可能であれば、スペーサ部材22を用いなくてもよい。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
この燃料電池スタック10では、先ず、図1に示すように、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔40aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔38aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数の単位セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図4に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート20aから外部に排出される。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに排出されて流動し、エンドプレート20aから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔38aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを移動してエンドプレート20aから排出される。
ところで、第1及び第2セル電圧端子35a、35bは、図5に示すように、第1及び第2金属セパレータ32、34の端面から突出形成されるとともに、この第1及び第2セル電圧端子35a、35bの先端縁部を覆って、第1及び第2シール部材54、56による絶縁被膜長さLが設定されている。この絶縁被膜長さLは、所望の沿面距離を確保するために比較的長尺に設定されている。従って、第1セル電圧端子35a及び/又は第2セル電圧端子35bに接続されるセル電圧モニタ90a、90bは、側板60bから矢印C方向に離間した位置に配置されることになる。
この場合、本実施形態では、側板60bに、開口部80a、80bを周回する位置に対応してそれぞれ4つのボス部82a、82bが取り付けられている。そこで、セル電圧モニタ90a、90bを構成する筐体部92a、92bを各ボス部82a、82bに当接させた状態で、孔部94にボルト96を挿入し、このボルト96の先端部をボス部82a、82bのねじ穴88に螺合する。このため、セル電圧モニタ90a、90bは、側板60bに対して該側板60bの表面から所定の距離を確保した状態で取り付けられる。
このように、本実施形態では、ボス部82a、82bを側板60bに取り付けるだけでよく、セル電圧モニタ90a、90bとケーシング24とを良好に離間させることができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、所望の沿面距離を確保することが可能になり、セル電圧モニタ90a、90b等に電気障害等が発生することを可及的に阻止することができるという効果が得られる。
しかも、ボス部82a、82bは、側板60bとは別体に構成されている。従って、ボス部82a、82bの高さ寸法を容易に且つ安価に設定することが可能になり、セル電圧モニタ90a、90bの高さ調整が効率的に遂行されるという利点がある。
なお、本実施形態では、ボス部82a、82bと側板60bとをねじ構造により固定しているが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、側板60bに円形状凹部100が形成されるとともに、この凹部100の中心から離間した位置に皿ねじ用孔部102が設けられる。凹部100に端部が嵌合するボス部104は、一端にねじ穴88が設けられる一方、他端に小径なねじ穴106が前記ねじ穴88に対して偏心した位置に設けられる。
このような構成において、側板60bの凹部100にボス部104の端部が嵌合された状態で、皿ねじ108が孔部102から前記ボス部104のねじ穴106に螺合する。これにより、ボス部104は、側板60bに固定される。その際、ボス部104は、ねじ穴106が設けられた端部側に、中心から離間(偏心)して突起部を設け、この突起部を凹部100に連通する図示しない穴部に嵌合することにより、前記ボス部104の回転防止を図ることができる。
また、図7に示す構造では、側板60bには、略円柱状の肉厚部110が膨出形成されており、この肉厚部110の中央にねじ穴112が形成される。ボス部114は、一端側にねじ穴88を有するとともに、他端側にねじ部116が膨出形成される。従って、このねじ部116が肉厚部110のねじ穴112にねじ込まれることにより、ボス部114を側板60bにねじ止めすることができる。
さらに、図8に示す構造では、側板60bには、凹部120が形成され、ボス部122の端部がこの凹部120に嵌合する。ボス部122と側板60bとの間には、溶接処理又はロウ付け処理による固着部位124が設けられることにより、ボス部122が側板60bに固着される。なお、ボス部104、114及び122は、略円柱状の他、矩形状等の種々の形状に設定することができる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池の断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視説明図である。 図1中、V−V線断面図である。 ボス部と側板との別の取り付け構造説明図である。 前記ボス部と前記側板とのさらに別の取り付け構造説明図である。 前記ボス部と前記側板とのさらにまた別の取り付け構造説明図である。 特許文献1のセル電圧モニタの燃料電池スタックへの組り付け構造説明図である。
符号の説明
10…燃料電池スタック 12…単位セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
22…スペーサ部材 24…ケーシング
30…電解質膜・電極構造体 32、34…金属セパレータ
35、35a…セル電圧端子 42…固体高分子電解質膜
44…アノード側電極 46…カソード側電極
48…燃料ガス流路 50…冷却媒体流路
52…酸化剤ガス流路 60a〜60d…側板
62a〜62d…アングル部材 64a、64b…連結ピン
80a、80b…開口部
82a、82b、104、114、122…ボス部
84、116…ねじ部 90a、90b…セル電圧モニタ
92a、92b…筐体部 94…孔部
96…ボルト

Claims (2)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックであって、
    前記ケーシングの少なくとも一の面には、各単位セル毎又は複数の単位セル毎にセル電圧を検出するために、前記単位セルに設けられた所望のセル電圧端子に対応する開口部が形成されるとともに、
    前記セル電圧端子に接続されるセル電圧モニタと前記一の面との間には、ボス部が設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記ボス部は、前記一の面に固定されることを特徴とする燃料電池スタック。
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