JP7454956B2 - 燃料電池スタック及びこれを備えた燃料電池スタックモジュール並びに燃料電池システム - Google Patents

燃料電池スタック及びこれを備えた燃料電池スタックモジュール並びに燃料電池システム Download PDF

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Description

本願は、燃料電池スタック及びこれを備えた燃料電池スタックモジュール並びに燃料電池システムに関するものである。
燃料電池スタックモジュールは、発電体である電気化学セルにおいて燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させることにより発電を行う燃料電池スタック、スタック内に燃料ガスと酸化剤ガスを流すための配管、及びスタックを収納する収納容器等を備えている。
特許文献1には、電解質-電極構造体とセパレータとを有するセルが積層され、積層方向両端にエンドプレートが配設された燃料電池スタックが開示されている。この燃料電池スタックの一方のエンドプレートには、反応ガスの供給配管接続部と排出配管接続部とが、エンドプレートのプレート面中央部位を中心に点対称に配置されている。
特許文献1のスタック構造によれば、プレート面中央部位を中心に積層方向を回転軸として燃料電池スタックを180度回転させることにより、スタック内の反応ガスの流れ方向を反転させることができる。
特開2010-55995号公報
しかしながら、特許文献1では、一方のエンドプレートに反応ガスの供給配管接続部と排出配管接続部とが設けられているため、反応ガスの流れ方向を反転させた場合、単位セル内における反応ガスの濃度分布によって生じる電流密度分布による劣化は均一化されるが、積層方向に対する反応ガスの流れによる濃度分布の影響は考慮されていない。
このため、特許文献1のスタック構造では、スタック内のセル積層方向と垂直な方向における反応ガス濃度分布及び温度分布による劣化の偏りを抑制することはできるが、積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布による劣化の偏りを抑制することはできない。
また、例えば固体酸化物形燃料電池のように、複数のスタックあるいは改質器、熱交換器等の周辺機器が断熱ボックス内に収納される場合、断熱ボックス内に温度分布が生じ、同一スタック内あるいは複数のスタック間で温度分布が生じることがある。特許文献1のスタック構造では、このような断熱ボックス内での温度分布による劣化の偏りを抑制することはできない。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、スタック内のセル積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布による劣化の偏りを抑制することができ、スタックの耐久性を向上させることが可能な燃料電池スタック及びこれを備えた燃料電池スタックモジュール、燃料電池システムを提供することを目的とする。
本願に開示される燃料電池スタックは、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させることにより発電を行う燃料電池スタックであって、複数の電気化学セルが一定の積層方向に積層された発電ユニットと、発電ユニットの積層方向の一方の端部に設置され燃料ガス導入配管接続部と酸化剤ガス導入配管接続部とを有するガス分配板と、発電ユニットの積層方向の他方の端部に設置され燃料ガス排出配管接続部と酸化剤ガス排出配管接続部とを有するガス集積板と、発電ユニットの積層方向の両端部に設けられた複数の電流端子板とを備え、燃料ガス導入配管接続部と燃料ガス排出配管接続部とは同形状であり発電ユニットの中心点を通り積層方向と垂直な対称軸に対して線対称に配置され、酸化剤ガス導入配管接続部と酸化剤ガス排出配管接続部とは同形状であり前記対称軸に対して線対称に配置されており、前記対称軸を中心として燃料電池スタックを180度回転させたときに元の燃料電池スタックの形状と重なる2回対称の回転対称構造である

本願に開示される燃料電池スタックモジュールは、本願に開示される燃料電池スタックと、発電ユニットに燃料ガスを供給する燃料ガス導入配管と、発電ユニットに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス導入配管と、発電ユニットから使用済みの燃料ガスを排出する燃料ガス排出配管と、発電ユニットから使用済みの酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス排出配管と、電流端子板に接続され発電ユニットで発生した電流を取り出す電流線と、燃料電池スタックを収納する断熱ボックスとを含むものである。
本願に開示される燃料電池システムは、本願に開示される燃料電池スタックモジュールと、燃料電池スタックの運転制御を行う運転制御部と、電気化学セルの電圧データと燃料電池スタックの複数箇所における温度データとを含む運転データを収集する運転データ収集部と、運転データ収集部により収集された運転データに基づいて燃料電池スタックの劣化状態を判定する劣化状態判定部と、劣化状態判定部による判定結果を表示する表示部とを含むものである。
本願に開示される燃料電池スタックによれば、燃料電池スタックの上下及び左右を入れ替える配置変更が可能であるため、燃料電池スタック内の積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布による劣化の偏りを抑制することができる。これにより、燃料電池スタックの耐久性が向上し長寿命化が図られる。
また、本願に開示される燃料電池スタックモジュールによれば、燃料電池スタックの上下及び左右を入れ替える配置変更が可能であるため、燃料電池スタック内の積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布、あるいは断熱ボックス内における温度分布による劣化の偏りを抑制することができる。これにより、燃料電池スタックの耐久性が向上し長寿命化が図られる。
また、本願に開示される燃料電池システムによれば、電気化学セル及び燃料電池スタックの部分的な劣化を検出し、燃料電池スタックの上下及び左右を入れ替える配置変更を実施することにより、燃料電池スタック内の積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布、あるいは断熱ボックス内における温度分布による劣化の偏りを抑制することができる。これにより、燃料電池スタックの耐久性が向上し長寿命化が図られる。
実施の形態1による燃料電池スタックモジュールを説明する概略斜視図である。 実施の形態1による燃料電池スタックを説明する概略斜視図である。 実施の形態1による燃料電池スタックの配置変更工程におけるガス分配板の位置変化を説明する図である。 実施の形態1による燃料電池スタックの別のガス分配板の位置変化を説明する図である。 実施の形態2による燃料電池スタックモジュールを説明する概略斜視図である。 実施の形態2による燃料電池システムを示す機能ブロック図である。 実施の形態2による燃料電池システムにおける運転制御部のハードウエア構成例を示す図である。 実施の形態2による燃料電池システムにおける劣化状態判定処理の流れを説明する図である。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1による燃料電池スタック及び燃料電池スタックモジュールについて、図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態1による燃料電池スタックモジュールを説明する概略斜視図、図2は、実施の形態1による燃料電池スタックを説明する概略斜視図である。なお、各図において図中、同一、相当部分には同一符号を付している。
実施の形態1による燃料電池スタックモジュール100は、発電体単位である電気化学セル1において燃料ガスと酸化剤ガス(総称して反応ガスという)を反応させることにより発電を行う燃料電池スタック10(以下、スタック10と略す)を備えている。なお、図1に示す燃料電池スタックモジュール100は、1つのスタック10を備えているが、複数のスタック10を備える場合もある。
スタック10は、複数の電気化学セル1(以下、セル1と略す)が一定の積層方向に積層された発電ユニット2を有している。セル1は、固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)の単一発電体であり、平板状の固体電解質の一方の面に燃料極(アノード)が形成され、他方の面に空気極(カソード)が形成されている。燃料極及び空気極は、いずれも導電性のセラミックスで形成された多孔質体である。なお、スタック10による発電方法については、従来技術と同様であるので説明を省略する。
発電ユニット2の積層方向の一方の端部には、発電ユニット2に燃料ガスと酸化剤ガスを分配するガス分配板5Aが設置されている。ガス分配板5Aは、燃料ガス導入配管接続部6Aと酸化剤ガス導入配管接続部7Aとを有している。
また、発電ユニット2の積層方向の他方の端部には、発電ユニット2で使用済みの燃料ガスと酸化剤ガスを排出するガス集積板5Bが設置されている。ガス集積板5Bは、燃料ガス排出配管接続部6Bと酸化剤ガス排出配管接続部7Bとを有している。
燃料ガス導入配管接続部6Aは、図2に示すように、ガス分配板5Aに形成された孔部に挿入される筒状部を有し、フランジ部61においてガス分配板5Aに固定されている。なお、酸化剤ガス導入配管接続部7A、燃料ガス排出配管接続部6B、及び酸化剤ガス排出配管接続部7Bも同様の構造である。
発電ユニット2の積層方向の両端部には、発電ユニット2で発生した電流を取り出す複数の電流端子板3が設けられている。さらに、発電ユニット2の両端部のセル1には、電圧計測線接続端子11が形成されている。電圧計測線接続端子11には、発電ユニット2の電圧を計測するための電圧計測線(図示省略)が接続される。
また、スタック10には、発電ユニット2、ガス分配板5A、電流端子板3、及びガス集積板5Bが積層された形状を保持するために、ボルト8が締結されている。これにより、温度変化による膨張と収縮により積層間が緩み、抵抗が増大して発電能力が低下することを防止している。
燃料電池スタックモジュール100は、複数のガス用配管(いずれも図示省略)と、発電ユニット2で発生した電流を取り出す電流線であるバスバー4と、スタック10を収納する断熱ボックス12とを備えている。バスバー4は、溶接またはネジ止め等によって電流端子板3に接続される。
スタック10は、放熱を低減し温度を一定に保持するため、運転時には断熱ボックス12の内部に設置される。ガス分配板5A及びガス集積板5Bそれぞれの中央部には、U字型部品13を取り付けるためのネジ穴が形成されている。ガス集積板5Bに取り付けられたU字型部品13は、断熱ボックス12の底面を介して架台14にボルトで締結される。ただし、スタック10の支持方法はこれに限定されるものではない。
ガス用配管には、燃料ガス導入配管、酸化剤ガス導入配管、燃料ガス排出配管、及び酸化剤ガス排出配管が含まれる。燃料ガス導入配管は、ガス分配板5Aの燃料ガス導入配管接続部6Aに接続され、発電ユニット2に燃料ガスを供給する。酸化剤ガス導入配管は、ガス分配板5Aの酸化剤ガス導入配管接続部7Aに接続され、発電ユニット2に酸化剤ガスを供給する。
また、燃料ガス排出配管は、ガス集積板5Bの燃料ガス排出配管接続部6Bに接続され、発電ユニット2で使用済みの燃料ガスを排出する。酸化剤ガス排出配管は、ガス集積板5Bの酸化剤ガス排出配管接続部7Bに接続され、発電ユニット2で使用済みの酸化剤ガスを排出する。
燃料ガス導入配管からガス分配板5Aを介して導入された燃料ガスは、発電ユニット2の各セル1に形成された燃料ガス流路(図示省略)を通って各セル1の燃料極表面に分配される。一方、酸化剤ガス導入配管からガス分配板5Aを介して導入された酸化剤ガスは、各セル1に形成された酸化剤ガス流路(図示省略)を通って各セル1の空気極表面に分配される。
なお、酸化剤ガスの各セルへの導入方法としては、酸化剤ガス導入配管、酸化剤ガス排出配管、及び酸化剤ガス流路を介さず、外部より直接酸化剤ガスを各セルに誘導する方法もある。その場合、ガス分配板は燃料ガス導入配管接続部のみを有し、ガス集積板は燃料ガス排出配管接続部のみを有する。
実施の形態1によるスタック10においては、運転時に発電ユニット2のセル1で発電反応による発熱が生じるが、各々のセル1からの発熱量は均一ではない。燃料濃度の高い上流側のセル1では反応が促進されるため、発電量及び発熱量が大きく、燃料濃度の低い下流側のセル1では発電量及び発熱量が小さくなる傾向がある。このため、下流側のセル1に比べて上流側のセル1は劣化が進行し易く、同一セル1内、及び同一スタック10内で劣化の偏りが生じる。
また、断熱ボックス12内には、複数のスタック10、あるいは改質器、熱交換器等の周辺機器が収納されることがある。このような場合、断熱ボックス12内で温度分布が生じ、温度の高い箇所に配置されたセル1及びスタック10は部分的な劣化が進行する。さらに、セル1及びスタック10の部分的な劣化が進行すると、セル1内及びスタック10内での反応分布が拡大し、劣化がさらに進行する。
このような劣化の偏りを抑制するため、スタック10は、スタック10の上下及び左右を入れ替える配置変更が可能な構造を有している。セル1及びスタック10の部分的な劣化が検出された際に、スタック10の配置変更を実施することにより、部分的な劣化の進行が抑制される。これにより、セル1及びスタック10の劣化の偏りを抑制することができ、劣化が均一化される。
以下に、配置変更が可能なスタック10の構造と配置変更工程について、図1から図4を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明では、図1に示すように、発電ユニット2の積層方向をZ方向とし、発電ユニット2の積層方向に垂直な方向をX方向及びY方向とする。
また、図2において、Gは発電ユニット2の中心点(重心)である。図2に示すように、発電ユニット2の中心点Gを通りZ方向と平行な直線をZ軸、中心点Gを通りX方向と平行な直線をX軸、中心点Gを通りY方向と平行な直線をY軸とする。
配置変更が可能なスタック10の構造として、スタック10のガス分配板5Aとガス集積板5Bは同形状であり、ガス分配板5Aをガス集積板5Bとして用いることができ、ガス集積板5Bをガス分配板5Aとして用いることができる。
図2に示すように、燃料ガス導入配管接続部6Aと酸化剤ガス導入配管接続部7Aは、ガス分配板5AのY軸と平行な端部51aに沿って配置されている。同様に、燃料ガス排出配管接続部6Bと酸化剤ガス排出配管接続部7Bは、ガス集積板5BのY軸と平行な端部51bに沿って配置されている。
燃料ガス導入配管接続部6Aと燃料ガス排出配管接続部6Bとは同形状であり、Y軸を対称軸として線対称に配置されている。また、酸化剤ガス導入配管接続部7Aと酸化剤ガス排出配管接続部7Bとは同形状であり、Y軸を対称軸として線対称に配置されている。さらに、複数の電流端子板3も、Y軸に対して線対称に配置されている。
このように、スタック10は、発電ユニット2の積層方向に垂直なY軸を対称軸とし、Y軸に対して線対称な構造である。言い換えると、Y軸を中心として180度回転させたときに元の形状と重なる2回対称の回転対称構造である。
具体的には、Y軸を中心としてスタック10を180度回転したとき、燃料ガス導入配管接続部6Aと燃料ガス排出配管接続部6Bの位置が入れ替わり、酸化剤ガス導入配管接続部7Aと酸化剤ガス排出配管接続部7Bの位置が入れ替わる。さらに、複数の電流端子板3は、それぞれ回転前の電流端子板3と同位置にある。
このような配置変更は、セル1またはスタック10の部分的な劣化が検出された際に実施されるが、メンテナンス作業として定期的に実施してもよい。なお、劣化状態の判定方法については後の実施の形態2で説明する。
配置変更工程では、まず、燃料ガス導入配管、燃料ガス排出配管、酸化剤ガス導入配管、及び酸化剤ガス排出配管がそれぞれの接続部から取り外される。また、図1に示すU字型部品13が架台14から取り外され、スタック10からU字型部品13が取り外される。
さらに、電流端子板3からバスバー4が取り外され、電圧計測線接続端子11から電圧計測線が取り外される。また、セル電圧計測線16、温度センサ17(図4参照)が取り付けられている場合はそれらも取り外される。ただし、セル電圧計測線16は、線長に余裕がある場合は取り外さなくても良い。また、各部材の取り外しの順序は特に限定されない。
続いて、スタック10の配置変更を実施する。配置変更は、Y軸を中心としてスタック10を180度回転してもよいが、ここでは、スタック10をX軸方向に180度回転させてスタック10の上下を入れ替え、さらにZ軸を中心として180度回転させてスタック10の左右を入れ替える場合について、図3(a)から図3(c)を用いて説明する。
図3(a)は、配置変更前のガス分配板5Aを示している。ガス分配板5Aは、矩形の端面を有し、燃料ガス導入配管接続部6A及び酸化剤ガス導入配管接続部7Aは、ガス分配板5AのY軸と平行な端部51aに沿って、図中右側に配置されている。
図3(a)に示すガス分配板5Aを、X軸を中心として180度回転させると、ガス分配板5Aの上下(表裏)が入れ替わり、図3(b)に示す配置となる。すなわち、燃料ガス導入配管接続部6A及び酸化剤ガス導入配管接続部7Aは下向きとなる。
続いて、図3(b)に示すガス分配板5Aを、Z軸を中心として180度回転させると、ガス分配板5Aの左右が入れ替わり、図3(c)に示す配置となる。すなわち、燃料ガス導入配管接続部6A及び酸化剤ガス導入配管接続部7Aは、図中左側に配置される。
図3(c)に示す燃料ガス導入配管接続部6A及び酸化剤ガス導入配管接続部7Aの配置は、図2に示す燃料ガス排出配管接続部6B及び酸化剤ガス排出配管接続部7Bの配置と同じである。図3(a)に示すガス分配板5Aを、Y軸を中心として180度回転させることによっても図3(c)に示す配置となる。
なお、スタック10を回転させる対称軸は、X軸、Y軸に限定されるものではない。図4(a)に示すように、ガス分配板5Aが正方形の端面を有する場合、発電ユニット2の対向する頂点(角部)結ぶW軸を対称軸としてもよい。W軸は、発電ユニット2の中心点を通り積層方向と垂直である。図4(a)は、配置変更前のガス分配板5Aを示している。燃料ガス導入配管接続部6A及び酸化剤ガス導入配管接続部7Aは、ガス分配板5Aの端部51aの中心よりも角部52寄りに配置されている。
図4(a)に示すガス分配板5Aを、W軸を中心として180度回転させると、ガス分配板5Aの上下(表裏)が入れ替わると共に対向する角部の位置が入れ替わり、図4(b)に示す配置となる。図4(b)に示す燃料ガス導入配管接続部6A及び酸化剤ガス導入配管接続部7Aの配置は、配置変更後の燃料ガス排出配管接続部6B及び酸化剤ガス排出配管接続部7Bの配置となる。
このように、燃料ガス導入配管接続部6A及び酸化剤ガス導入配管接続部7Aを、ガス分配板5Aの角部52に寄せて配置することにより、ガス集積板5Bの燃料ガス排出配管接続部6B及び酸化剤ガス排出配管接続部7Bとの距離が長くなる。すなわち、配置変更による両者の移動距離が長くなり、温度の影響による劣化の抑制にさらに有効である。
スタック10の配置変更後、ガス分配板5A(配置変更後はガス集積板として用いられる)にU字型部品13を取り付け、U字型部品13を架台14に固定する。続いて、ガス集積板5B(配置変更後はガス分配板として用いられる)の燃料ガス排出配管接続部6B(配置変更後は燃料ガス導入配管接続部として用いられる)に、燃料ガス導入配管を接続し、酸化剤ガス排出配管接続部7B(配置変更後は酸化剤ガス導入配管接続部として用いられる)に、酸化剤ガス導入配管を接続する。
また、ガス分配板5A(配置変更後はガス集積板として用いられる)の燃料ガス導入配管接続部6A(配置変更後は燃料ガス排出配管接続部として用いられる)に、燃料ガス排出配管を接続し、酸化剤ガス導入配管接続部7A(配置変更後は酸化剤ガス排出配管接続部として用いられる)に、酸化剤ガス排出配管を接続する。さらに、配置変更前と同位置にある電流端子板3にバスバー4を取り付け、電圧計測線接続端子11に電圧計測線を取り付ける。
配置変更後は、燃料ガス及び酸化剤ガスの流れ方向が逆になり、上流側だった部分は下流側となり、下流側だった部分は上流側となる。すなわち、下流側のセル1に比べて発電量及び発熱量が大きい上流側のセル1が下流側となり、スタック10内の積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布による劣化の偏りが抑制される。
また、複数のスタック10あるいは周辺機器等が断熱ボックス12内に収納され、断熱ボックス12内で温度分布が生じている場合、スタック10内または複数のスタック10間でも温度分布が生じる。このような場合、断熱ボックス12内の温度の高い箇所に配置されていたセル1またはスタック10を、配置変更により温度の低い箇所に配置することにより、劣化の偏りが抑制される。
以上のように、実施の形態1によれば、スタック10が上下及び左右を入れ替える配置変更が可能な構造を有しているため、スタック10内の積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布、あるいは断熱ボックス12内における温度分布による劣化の偏りを抑制することができ、セル1及びスタック10の劣化が均一化される。これにより、スタック10の耐久性が向上し長寿命化が図られる。
なお、外部より直接酸化剤ガスを各セルに誘導するスタックの場合は、燃料ガス導入配管接続部と燃料ガス排出配管接続部とを同形状とし、Y軸を対称軸として線対称に配置すればよい。これにより、Y軸を中心としてスタックを180度回転したとき、燃料ガス導入配管接続部と燃料ガス排出配管接続部の位置が入れ替わり、実施の形態1によるスタック10と同様の効果を奏する。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2による燃料電池スタックモジュールを説明する概略斜視図、図6は、実施の形態2による燃料電池システムを示す機能ブロック図、及び図7は、実施の形態2による燃料電池システムにおける運転制御部のハードウエア構成例を示す図である。
実施の形態2による燃料電池スタックモジュール101は、図5に示すように、セル1の電圧を計測するための電圧計測端子15及びセル電圧計測線16、スタック10の複数箇所における温度を測定するための温度センサ17を備えている。それ以外の構成については、上記実施の形態1による燃料電池スタックモジュール100(図1参照)と同様であるので説明を省略する。
なお、図5では、図1に示す架台14を省略している。また、セル電圧計測線16は1本のみ図示されているが、各々の電圧計測端子15に設けられる。また、図5では、各セル1に電圧計測端子15が設置されているが、複数のセル1の電圧(段電圧)をまとめて計測するようにしてもよい。
また、図5では、温度センサ17はスタック10の中央部付近の2箇所に設置されているが、温度センサ17の設置箇所はこれに限定されるものではなく、酸化剤ガス導入配管または酸化剤ガス排出配管の内部、スタック10の内部等に設置してもよい。
実施の形態2による燃料電池システム200は、エネファーム(登録商標)等の定置型燃料電池、自動車等の移動体用燃料電池、及び産業用燃料電池等に適用される。なお、実施の形態2では固体酸化物形燃料電池を用いているが、燃料電池の種類はこれに限定されるものではなく、固体高分子形燃料電池、リン酸形燃料電池、及び溶融炭酸塩形燃料電池であってもよい。
燃料電池システム200は、図6に示すように、燃料電池スタックモジュール101、運転制御部21、運転データ収集部22、劣化状態判定部23、及び表示部24を備えている。運転制御部21は、劣化状態判定部23による結果をフィードバックしてスタック10の運転制御を行う。
運転データ収集部22は、予め設定された間隔でスタック10の運転データを収集する。運転データには、少なくとも運転時間、セル電圧データ(または段電圧データ)、スタック10の複数箇所における温度データが含まれる。運転データ収集部22で収集された運転データは、随時、劣化状態判定部23へ送信され蓄積される。
劣化状態判定部23は、運転データ収集部22により収集された運転データに基づいてスタック10の劣化状態を判定する。例えばセル電圧データから各セル1の発電状態が分かるため、各セル1の劣化状態を判定することができる。なお、劣化状態とは、劣化の有無、劣化の程度、及び劣化位置を含む。表示部24は、劣化状態判定部23による判定結果を表示する。
運転制御部21は、ハードウエアの一例を図7に示すように、プロセッサ211と記憶装置212から構成される。記憶装置212は、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。
プロセッサ211は、記憶装置212から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ211にプログラムが入力される。また、プロセッサ211は、演算結果等のデータを記憶装置212の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。なお、運転データ収集部22及び劣化状態判定部23のハードウエア構成もほぼ同様であるので説明を省略する。
実施の形態2による燃料電池システム200では、セル電圧変化率の時間変化、セル間電圧差の最大値、積算最大温度、及び最大温度と最小温度の差の4項目を劣化状態判定部23における劣化状態判定の判断材料としている。それぞれの項目について、判断基準となる設定値A、B、C、Dが実験データに基づいて予め設定されている。
上記4項目のうちのいずれか1つが設定値よりも大きい場合、当該セル1またはスタック10は劣化していると判定される。また、各項目の数値が設定値よりも大きいほど、当該セル1またはスタック10の劣化の程度が大きいと判定される。
劣化状態判定部23による劣化状態判定処理の流れについて、図8のフローチャートを用いて説明する。ステップS1において、劣化状態判定部23は、運転データ収集部22により収集されたセル電圧データ及びスタック温度データを取得する。
次に、ステップS2において、下式(1)により時間経過に対するセル電圧変化率を算出する。式(1)において、X1はセル電圧変化率、Vは初期セル電圧、Vは所定時間経過後のセル電圧、t1は所定時間である。
X1=(V-V)/t1 (1)
次に、ステップS3において、下式(2)によりセル電圧変化率X1の時間変化を算出する。式(2)において、Y1はセル電圧変化率X1の時間変化、X1は初期セル電圧変化率、X1は所定時間経過後のセル電圧変化率、t2は所定時間である。なお、所定時間t1、t2は特に限定されるものではなく任意に設定される。
Y1=(X1-X1)/t2 (2)
続いて、ステップS4において、ステップS3で算出された電圧変化率X1の時間変化Y1を設定値Aと比較する。電圧変化率X1の時間変化Y1が設定値Aよりも大きい場合(YES)、ステップS11において当該セル1またはスタック10が劣化していると判定し、その旨を表示部24に表示する。
一方、ステップS4において電圧変化率X1の時間変化Y1が設定値Aよりも小さい場合(NO)、ステップS5において、下式(3)により同一スタック10におけるセル間電圧差の最大値を算出する。式(3)において、Vmaxはセル電圧の最大値、Vminはセル電圧の最小値、ΔVmaxはセル間電圧差の最大値である。
ΔVmax=Vmax-Vmin (3)
続いて、ステップS6において、ステップS5で算出されたセル間電圧差の最大値ΔVmaxを設定値Bと比較する。セル間電圧差の最大値ΔVmaxが設定値Bよりも大きい場合(YES)、ステップS11において当該セル1またはスタック10が劣化していると判定し、その旨を表示部24に表示する。
一方、ステップS6においてセル間電圧差の最大値ΔVmaxが設定値Bよりも小さい場合(NO)、ステップS7において、下式(4)よりスタック10の積算最大温度を算出する。式(4)においてT1は積算最大温度、Tmaxは最大温度、t3は最大温度の保持時間である。
T1=Tmax×t3 (4)
続いて、ステップS8において、ステップS7で算出された積算最大温度T1を設定値Cと比較する。積算最大温度T1が設定値Cよりも大きい場合(YES)、ステップS11において当該スタック10が劣化していると判定し、その旨を表示部24に表示する。
一方、ステップS8において積算最大温度T1が設定値Cよりも小さい場合(NO)、ステップS9において、下式(5)によりスタック10の複数の温度測定点における最大温度と最小温度の差を算出する。式(5)において、ΔTは最大温度と最小温度の差、Tmaxは最大温度、Tminは最小温度である。
ΔT=Tmax-Tmin (5)
続いて、ステップS10において、ステップS9で算出された最大温度と最小温度の差ΔTを設定値Dと比較する。最大温度と最小温度の差ΔTが設定値Dよりも大きい場合(YES)、ステップS11において当該スタック10が劣化していると判定し、その旨を表示部24に表示する。
一方、ステップS10において、最大温度と最小温度の差ΔTが設定値Dよりも小さい場合(NO)、現時点では劣化していないと判定し、ステップS2へ戻る。
ステップS12では、スタック10の配置判断を行う。ただし、断熱ボックス12内に1つのスタック10が配置されている場合は、スタック10の上下及び左右を入れ替えるように配置変更するだけであるため、配置判断は特に必要ない。
一方、断熱ボックス12内に複数のスタック10あるいは周辺機器等が配置されている場合は、スタック10の劣化の有無、程度、及び劣化位置に応じてスタック10の配置を判断する。例えば複数のスタック10間で劣化の偏りが検出された場合、劣化の程度が最も大きいスタック10と劣化の程度が最も小さいスタック10の位置を入れ替える。
なお、複数のスタック10が配置されている場合、各スタック10のセル電圧データ及び温度データについてマップを作成し、マップに基づいてスタック10の配置判断を行うようにしてもよい。
続いてステップS13においてスタック10の配置変更を実施する。配置変更については、上記実施の形態1で説明した通りであるので説明を省略する。なお、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS4、S6、S8、及びS10の順番は、これに限定されるものではなく、入れ替え可能である。
また、図8では、劣化状態判定の判断材料である4項目のうちの1つが設定値よりも大きければ、当該セル1またはスタック10は劣化していると判定されるが、劣化の程度を判定するために4項目全てについて設定値との比較を行うようにしてもよい。設定値よりも大きい項目が多いほど、当該スタック10の劣化の程度が大きいと判定される。
実施の形態2による燃料電池システム200によれば、セル1またはスタック10の部分的な劣化を検出し、スタック10の上下及び左右を入れ替える配置変更を実施することにより、スタック10内の積層方向における反応ガス濃度分布及び温度分布、あるいは断熱ボックス12内における温度分布による劣化の偏りを抑制することができる。これにより、スタック10の耐久性が向上し長寿命化が図られる。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
本願は、燃料電池スタック及びこれを備えた燃料電池スタックモジュール、燃料電池システムとして利用することができる。
1 電気化学セル(セル)、2 発電ユニット、3 電流端子板、4 バスバー、5A ガス分配板、5B ガス集積板、6A 燃料ガス導入配管接続部、6B 燃料ガス排出配管接続部、7A 酸化剤ガス導入配管接続部、7B 酸化剤ガス排出配管接続部、8 ボルト、10 燃料電池スタック(スタック)、11 電圧計測線接続端子、12 断熱ボックス、13 U字型部品、14 架台、15 電圧計測端子、16 セル電圧計測線、17 温度センサ、21 運転制御部、22 運転データ収集部、23 劣化状態判定部、24 表示部、51a、51b 端部、52 角部、61 フランジ部、100、101 燃料電池スタックモジュール、200 燃料電池システム、211 プロセッサ、212 記憶装置

Claims (11)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させることにより発電を行う燃料電池スタックであって、
    複数の電気化学セルが一定の積層方向に積層された発電ユニットと、
    前記発電ユニットの前記積層方向の一方の端部に設置され燃料ガス導入配管接続部と酸化剤ガス導入配管接続部とを有するガス分配板と、
    前記発電ユニットの前記積層方向の他方の端部に設置され燃料ガス排出配管接続部と酸化剤ガス排出配管接続部とを有するガス集積板と、
    前記発電ユニットの前記積層方向の両端部に設けられた複数の電流端子板と、を備え、
    前記燃料ガス導入配管接続部と前記燃料ガス排出配管接続部とは同形状であり前記発電ユニットの中心点を通り前記積層方向と垂直な対称軸に対して線対称に配置され、
    前記酸化剤ガス導入配管接続部と前記酸化剤ガス排出配管接続部とは同形状であり前記対称軸に対して線対称に配置されており、
    前記対称軸を中心として燃料電池スタックを180度回転させたときに元の燃料電池スタックの形状と重なる2回対称の回転対称構造であることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 前記ガス分配板と前記ガス集積板とは同形状であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池スタック。
  3. 前記ガス分配板は矩形の端面を有し、前記燃料ガス導入配管接続部及び前記酸化剤ガス導入配管接続部は、前記端面の一端部の中心よりも角部寄りに配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池スタック。
  4. 前記複数の電流端子板は、前記対称軸に対して線対称に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池スタック。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の燃料電池スタックを備えた燃料電池スタックモジュールであって、
    前記発電ユニットに燃料ガスを供給する燃料ガス導入配管と、
    前記発電ユニットに酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス導入配管と、
    前記発電ユニットから使用済みの燃料ガスを排出する燃料ガス排出配管と、
    前記発電ユニットから使用済みの酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス排出配管と、
    前記電流端子板に接続され前記発電ユニットで発生した電流を取り出す電流線と、
    前記燃料電池スタックを収納する断熱ボックスと、を含むことを特徴とする燃料電池スタックモジュール。
  6. 前記電気化学セルの電圧を計測するためのセル電圧計測線と、前記燃料電池スタックの複数箇所における温度を測定するための温度センサと、を備えたことを特徴とする請求項記載の燃料電池スタックモジュール。
  7. 請求項に記載の燃料電池スタックモジュールと、
    前記燃料電池スタックの運転制御を行う運転制御部と、
    前記電気化学セルの電圧データと前記燃料電池スタックの複数箇所における温度データとを含む運転データを収集する運転データ収集部と、
    前記運転データ収集部により収集された運転データに基づいて前記燃料電池スタックの劣化状態を判定する劣化状態判定部と、
    前記劣化状態判定部による判定結果を表示する表示部と、を含むことを特徴とする燃料電池システム。
  8. 前記劣化状態判定部は、前記電気化学セルの電圧変化率の時間変化に基づいて前記燃料電池スタックの劣化状態を判定することを特徴とする請求項記載の燃料電池システム。
  9. 前記劣化状態判定部は、同一の前記燃料電池スタック内における電気化学セル間電圧差の最大値に基づいて前記燃料電池スタックの劣化状態を判定することを特徴とする請求項または請求項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記劣化状態判定部は、前記燃料電池スタックの積算最大温度に基づいて前記燃料電池スタックの劣化状態を判定することを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  11. 前記劣化状態判定部は、前記燃料電池スタックの最大温度と最小温度の差に基づいて前記燃料電池スタックの劣化状態を判定することを特徴とする請求項から請求項10のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
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