JP2003314983A - 湿度交換器 - Google Patents

湿度交換器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが低く、小型軽量にして十分な機
械的な強度を備え、高効率で湿度交換でき、しかも、温
湿度交換器としても利用できる湿度交換器の提供。 【解決手段】 湿潤したガスと乾燥したガスとの間に水
蒸気を透過する透湿膜を介在させて前記乾燥ガスを湿潤
化させる湿度交換器において、ガスの流入口と流出口と
を有する周枠に囲まれた上下方向開放の内部空間を備え
た枠体と前記透湿膜とを前記枠体の上下方向に交互に気
密に重ねて外部に対して気密な積層体を形成し、前記積
層体の各透湿膜を介して湿度交換が行われるよう各透湿
膜に接する一方の内部空間に湿潤したガスを、他方の内
部空間に乾燥したガスを通すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿潤したガスと乾
燥したガスとの間に水蒸気を透過する透湿膜を介在させ
て前記乾燥ガスを湿潤化させる湿度交換器に関し、詳し
くは、例えば、加湿されたガスの高い到達露点を要求さ
れる燃料電池において、既反応ガス(加湿されたガス)
の水分及び熱を回収して乾燥した未反応ガスに移動する
温湿度交換器としても利用できる湿度交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の第1例として、(株)オーム
社が80年2月に発行した「空調標準テキスト」の15
7頁に記載された、空調用の固定式全熱交換器を図9に
基づいて説明する。図9は積層体の一部を示す断面斜視
図である。
【0003】図9において、この積層体は、熱通過と透
湿性のある特殊アスベスト紙製の仕切板51と特殊クラ
フト紙製の間隔板52とが交互に重ねられて形成されて
おり、この仕切板51と間隔板52とによって、室内空
気と室外空気の給排気が互いにこれらの間を分離し、通
過するように構成されたものであり、汚れた室内空気
(高温湿潤)中の熱と水分とが、前記仕切板51を介し
て新鮮な外気(低温乾燥)に回収移動されて、室内と室
外との温湿度が交換される。
【0004】次に、従来技術の第2例として、燃料電池
に用いられる温湿度交換器について説明する。一般に、
燃料電池は、電解質を介して一対の電極を接触させ、こ
の一方の電極に燃料を、他方の電極に酸化剤を供給し
て、燃料の酸化を電池内で電気化学的に反応させること
により、化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換す
る装置である。このような燃料電池としては電解質に応
じて幾つかの型があるが、近来、比較的高性能な燃料電
池として、電解質体に固体高分子を用いたものが注目さ
れている。
【0005】例えば、電解質体にプロトン導電性の固体
高分子を用いた燃料電池においては、燃料電極に水素ガ
スを、酸化剤電極に酸素ガスを供給して、外部回路より
電流を取り出すとき、次のような反応が生じる。 陰極反応: H→2H+2e (1) 陽極反応: 2H+2e+1/2O→H0 (2)
【0006】このとき、アノード電極上で水素はプロト
ンとなり、水を伴って電解質体中をカソード電極上まで
移動し、カソード電極上で酸素と反応して水を生ずる。
又、このとき、水素イオンを伝導する電解質膜の伝導度
は水分を含むことにより発現するので、上記の反応を円
滑に生じさせるためには、電解質膜を湿潤に保つ必要が
あり、このため供給ガスを湿潤化させる必要がある。
【0007】供給ガス即ち未反応ガスを湿潤化させるに
は水分の確保と熱の供給が必要である。燃料電池では、
既反応ガス(湿潤ガス)中の水分を温湿度交換器によっ
て回収して未反応ガス(乾燥ガス)に移動する方法が用
いられている。これを、例えば、WO00/14819
号に記載されている温湿度交換器を例にして、図10に
基づいて説明する。図10は温湿度交換器の分解斜視図
である。
【0008】図10において、この温湿度交換器では、
熱と湿度とを透過する透湿膜61がガスケット62を介
して、ガス流路溝を備えたセパレータ板63に狭持され
て構成されており、燃料電池の給排気が互いにこれらの
間を分離して通過する際に、高温湿潤の既反応ガス中の
熱と水分とが、透湿膜61を介して、低温乾燥の未反応
ガスに回収移動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】高分子電解質型の燃料
電池では、例えば、70℃から80℃の比較的高温で運
転されることが多く、従って、供給ガス(未反応ガス)
の露点も70℃前後の高露点にまで加湿する必要があ
る。空気利用率を50%程度で運転し、供給ガスを70
℃の露点で加湿したときの空気排ガスの露点は80℃弱
程度となり、温湿度交換による露点差は10℃程度しか
許容されない。
【0010】しかし、例えば、先に説明した第1の従来
例のように、ガス流路とスペーサとを兼ねるクラフト紙
製の間隔板52の構成では、ガスは直交流で流すことに
なるため、供給ガス(未反応ガス)の露点を排ガス(既
反応ガス)の露点に近づけるには、数段に分割した温湿
度交換器が必要となる。又、クラフト紙製の間隔板52
は、高温多湿の条件下では、加水分解により強度が低下
して数日で崩れてしまうという難点がある。
【0011】他方、第2の従来例のように、セパレータ
板63でしっかりとした流路を形成した場合には、流路
空間当りの温湿度交換効率も高く、到達露点も高くする
ことができるが、マニホールド形成のための膜やガスケ
ットの形成といった工程や、発電部に必要な面圧(例え
ば、数気圧から20気圧)に耐える剛性等を必要とする
ため、製造コストが嵩むという問題がある。
【0012】本発明は、上記のような問題を解消し、製
造コストが低く、小型軽量にして十分な機械的な強度を
備え、高効率で湿度交換でき、しかも、温湿度交換器と
しても利用できる湿度交換器の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、湿潤したガス
と乾燥したガスとの間に水蒸気を透過する透湿膜を介在
させて前記乾燥ガスを湿潤化させる湿度交換器におい
て、ガスの流入口と流出口とを有する周枠に囲まれた上
下方向開放の内部空間を備えた枠体と前記透湿膜とを前
記枠体の上下方向に交互に気密に重ねて外部に対して気
密な積層体を形成し、前記積層体の各透湿膜を介して湿
度交換が行われるよう各透湿膜に接する一方の内部空間
に湿潤したガスを、他方の内部空間に乾燥したガスを通
すことを内容とする。
【0014】又、本発明は、積層体は、透湿膜を間にお
いて上下に重ねられる一方の枠体側に嵌合凸部を、他方
の枠体側に勘合凹部を設け、前記嵌合凸部と嵌合凹部と
を嵌め合わせて形成されたことを内容とする。
【0015】又、本発明は、積層体は、重ねられた際に
透湿膜の縁部を上下方向から挟む、上方に位置する枠体
の周枠の下方側縁部と下方に位置する枠体の周枠の上方
側縁部との上下の相対面を、当該周枠の厚さ方向断面に
屈曲線となる噛み合い形状に形成されたことを内容とす
る。
【0016】又、本発明は、積層体は、重ねられた際に
接する枠体の縁部と透湿膜の縁部とを接着して形成され
たことを内容とする。
【0017】又、本発明は、積層体は、各枠体のガスの
流入口或いは流出口として周壁に開設される開口部に、
当該開口部を横切る桟を設けて当該開口部の剛性が高め
られたことを内容とする。
【0018】又、本発明は、積層体は、各枠体の内部空
間を仕切る流路壁によって当該枠体の流入口から流出口
までのガス流路が複数設けられた枠体によって形成され
たことを内容とする。
【0019】又、本発明は、積層体は、複数の枠体が互
いの出入口が連通されるよう横並びに隣接されて1つの
層を成す拡大枠体が、透湿膜を介して積層されて形成さ
れたことを内容とする。
【0020】又、本発明は、積層体は、透湿膜を間にお
いて上下に重ねられる一方の枠体又は拡大枠体のガス流
路と他方の枠体又は拡大枠体のガス流路とが、少なくと
もガス流路の一部にて、ガス流が交差又は対向する方向
に流れるよう設けられたことを内容とする。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1にお
いて、燃料電池の温湿度交換器として用いられる湿度交
換器を例に、図1乃至図3に基づいて説明する。図1は
湿度交換器の構成を示す分解斜視図、図2はその部分拡
大説明図、図3は給排用マニホールドを設けた状態を示
す斜視図である。
【0022】図1において、1A、1Bは枠体である。
枠体1A、1Bは、上下方向開放の内部空間2を形成す
るよう周枠3が巡らされた枠型形状であり、各枠体1
A、1Bの周枠3には、各々当該枠体1A、1B内の内
部空間2にガスが出入りする出入口としての流入口4と
流出口5とが形成されている。
【0023】図示の枠体1A、1Bは、例えば、ポリフ
ェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂製で、肉厚が
ほぼ1mm、高さ4mmの10cm四方の角形をした成
形品である。枠体1A、1Bの四隅の角には、幅5m
m、高さ5mmの出っ張り部6が柱状に設けられてい
る。又、流入口4と流出口5とは、四角枠の相対する周
枠3の一方側と他方側とに設けてあり、流入口4から内
部空間2に流入したガスは直線的に流れて流出口5から
流出する。
【0024】20は透湿膜である。この透湿膜20は、
湿潤したガスと乾燥したガスとの間に介在して水蒸気、
従って湿気と温度とを透過させる膜である。この形態1
では、厚み50μm、空隙率50%のPTFE多孔質膜
を用いている。この透湿膜20を間において、上記枠体
1A、1Bが上下に位置する。即ち、上記枠体1Aと枠
体1Bとの間に透湿膜20を介在させ、流入口4及び流
出口5を除き、内部空間2の上下が気密に塞がれるよ
う、枠体1Aと透湿膜20と枠体1Bの順に、順次積み
重ねられ、外部に対して気密な積層体10が形成され
る。
【0025】尚、上記枠体1Aと枠体1Bとは、内部空
間2にガス流路が複数形成された場合における流路設定
の違い(詳しくは後述する)に止まる外には相違がな
く、機能的には同様の枠体である。従って、以下、枠体
1Aと枠体1Bとを区別せずに、単に枠体1ともいう。
この意味で、上記積層体10は枠体1(枠体1A、枠体
1B)の上下方向に、当該枠体1と上記透湿膜20とが
交互に気密に積み重ねられたものである。
【0026】図1及び図2において、枠体1と透湿膜2
0とによって交互に重ねられる積層体10は、透湿膜2
0を介して上下に位置する枠体1の一部に設けられた嵌
合部を互いに嵌合させて積層されている。即ち、積層体
10の最上層に位置する枠体1(図示せず)の上面側
と、最下層に位置する枠体1(図示せず)の下面側とを
除いて、各枠体1の出っ張り部6の上面部に上面側嵌合
部を設けると共に、下面部に下面側嵌合部とを設けてい
る。この実施の形態1では、図2に示すように、上面側
嵌合部として嵌合凸部61を、下面側嵌合部として嵌合
凹部62を設けてある。嵌合凸部61は、この例では直
径2mm高さ2mmで、胴回りが膨らんだ円柱状突起と
されており、嵌合凹部62は直径2mmで開口部分を少
し狭くした嵌合穴としてある。
【0027】上下の枠体1Aと枠体1Bとの間に挟まれ
る透湿膜20は、当該透湿膜20の四隅が、上下に位置
する枠体1A、1Bの嵌合凹部62と嵌合凸部61とに
挟み込まれた状態に重ねられる。この場合、予め透湿膜
20は、嵌合凹部62と嵌合凸部61とに挟み込まれた
膜の4隅が、出っ張り部6を越えて外にはみ出さないサ
イズとしてある。
【0028】このように構成された枠体1と透湿膜20
とを、例えば、10個の枠体1と9枚の透湿膜20と
で、枠体1と透湿膜20とを交互に積み重ねて積層体1
0を構成する場合(図示せず)、奇数番目の枠体1と偶
数番目の枠体1との、内部空間2を通るガス流路が交差
するように、即ち、流入口4から流出口5へ向かう軸が
交差するように配置すると、透湿膜20を介しての水蒸
気の交換を効率よく行わせることができる。
【0029】又、積層体20の4つの側面のうち、一方
の側面側を、例えば湿潤したガスの流入口4側とし、他
方の側面側をその流出口5側とし、更に、別の一方の側
面側を乾燥したガスの流入口4側とし、他方の側面側を
その流出口5側とすることができるので、積層体20の
4つの側面側に、各々相応する給排ガスの給排用マニホ
ールを配置することができ、ガス流路を効率よく設定す
ることができる。
【0030】図3において、40Aは湿潤ガスの積層体
20への供給用マニホールドであり、各枠体1Aの流入
口40が開口する積層体20の側面側に取り付けてあ
る。又、50Aは湿潤ガスの排気用マニホールドであ
る。同様に、40Bは乾燥ガスの積層体20への供給用
マニホールドであり、各枠体1Bの流入口40が開口す
る積層体20の側面側に取り付けてある。又、50Bは
湿潤ガスの排気用マニホールドである。
【0031】尚、図中の符号11は、積層体20の最上
部に位置する枠体1の上方開放側を気密に覆う端板であ
る。積層体20の最下部に位置する枠体1の下方開放側
にも、同様に、気密に覆う端板が設けてある(図示せ
ず)。これら上下の端板11は、例えばPPS製であ
り、当該端板11の一部に、対応する枠体1の上面側或
いは下面側の嵌合部と嵌合する嵌合部を設けて、嵌め込
みにて組み付けてある(図示せず)。
【0032】この実施の形態1によれば、積層体10
は、上下の枠体1が嵌合部による嵌合によって積層され
ているので、十分な機械的な強度を備え、剛性の高いも
のとなる。又、透湿膜20が上下の枠体1によって、よ
り確実に挟持されるので、枠体1の内部空間2の気密性
を高めることができる、高効率で湿度交換を行うことが
できる。
【0033】実施の形態2.実施の形態2は、上記実施
の形態1において、各枠体1の四隅の各出っ張り部6の
上下面側に設けられた上面側嵌合部61や下面側嵌合部
62を特に設けずに、枠体1の周枠3と透湿膜20の周
囲の縁部とが積層の際に上下に重なって接する部分に、
例えば、シリコン系の接着剤等を塗布して積層体を維持
させるように構成したものである(図示せず)。
【0034】この実施の形態2によれば、出っ張り部6
の上下面側に上面側嵌合部61や下面側嵌合部62を設
けず、適当な接着剤を用いて組み付けて積層体20を構
成することにより、重ね合わせ面のシール性能が高めら
れると共に、積層体20を堅牢な構成とすることができ
る。又、出っ張り部6の上下側の面に上面側嵌合部61
や下面側嵌合部62を設けて、接着剤を用いると共に当
該嵌合部を嵌合させることによって、更に積層体20の
組み付けが確実となり、シール性や剛性が高められる。
この場合、上記実施の形態1と同様の作用効果も発揮さ
れる。
【0035】実施の形態3.実施の形態3は、上記実施
の形態1及び2において、更に、シール性を高めるた
め、積層体20を構成する枠体1について、透湿膜20
の上方に位置する枠体1の周枠3の下方側縁部32と、
当該透湿膜20の下方に位置する枠体1の周枠3の上方
側縁部31との上下の相対面を、当該周枠3、3の厚さ
方向断面において屈曲線となって噛み合う形状の噛合部
30に形成した構成としたものである。以下、これを図
4及び図5に基づいて説明する。図4は枠体の斜視図、
図5は上下に重ねられた枠体の拡大断面図である。尚、
上記実施の形態1、2で説明した符号と同じ符号は同じ
内容である。
【0036】図4及び図5において、透湿膜20の下方
に位置する枠体1Aの四角な周枠3の上方側縁部の端面
と、当該透湿膜20の上方に位置する枠体1Bの四角な
周枠3の下方側縁部の端面とは、透湿膜20を介して上
下に相対する面(相対面)となるが、この相対面を単な
る平面で合致させず、凹凸面にて合致させるように形成
してある。図5に示す例では、内部空間2から周枠3の
外側に向けて(図の)左側から右側)、即ち、周枠3の厚
さ方向断面において、相対面30(31と32)が波状
となって噛合(合致)するよう、当該相対面30(31
と32)に噛合部30を設けている。
【0037】この実施の形態3によれば、枠体1と透湿
膜20とを順次積層する際に、上下の枠体1B、1Aの
噛合部30に挟まれた透湿膜20の縁部に集中荷重がか
かるため、枠体1の内部空間2が、流入口4及び流出口
5を除いて、より確実に密閉された空間となる。例え
ば、内部空間2に200mmAq程度の正圧がかかった
場合でも、内部空間2内のガス(湿潤ガス又は乾燥ガ
ス)が、枠体1の外や枠体1の上下において当該透湿膜
20を介して隔てられて隣接する他のガス側(湿潤ガス
側或いは乾燥ガス側)へ漏洩することなく、温湿度交換
を行わせることができる。
【0038】実施の形態4.実施の形態4は、上記実施
の形態1乃至3において、枠体1の周枠3に形成される
流入口4や流出口5の開口部における剛性を高めるた
め、当該開口部(流入口4や流出口5)を横切る桟を適
宜設けて、剛性を高めた構成としたものである。これを
図6に基づいて説明する。図6は枠体の斜視図である。
尚、上記実施の形態1乃至3で説明した符号と同じ符号
は同じ内容である。
【0039】図6において、四角形状に形成された枠体
1の周枠3の4辺のうち、相対する二辺の側には、一方
に流入口4、他方に流出口5が、当該辺の長方形をした
側部の輪郭に相応して縮小された相似形態にて、比較的
大きく形成されている。図示の例では、枠体1の高さが
4mmの場合、周枠3の上下0.8mmを残した2.4
mmを上下方向の開口幅とし、左右方向の開口幅は9c
mとしてある。このように、広い開口部をそのままにし
ておくと、積層体20の荷重を受けて、枠体1が歪んで
開口部が変形し、シール性が低下して内部空間2のガス
が漏れる恐れがある。
【0040】この実施の形態4では、このような開口部
に、例えば、底辺8mm、高さ4mmの2等辺三角形を
形成する幅0.5mmの補強桟45を設けた。勿論、こ
のような補強桟45は必ずしも図示の形態に限定される
必要はなく、少なくとも、開口部の一部を横切るよう適
宜配置された形態であってよい。
【0041】この実施の形態4によれば、積層体20の
荷重がかかっても、枠体1の変形を阻止することがで
き、従って、高い剛性を備えた積層体、従って、温湿度
交換器を提供することができる。又、開口部が形成され
た辺の周枠3の上下の縁部において、透湿膜20の上下
の枠体1A、1Bが、当該透湿膜20の縁部を締め付け
る力が安定するので、実施の形態1乃至3の各々におけ
るシール性を更に一段と高めることができる。例えば、
300mmAq程度の正圧が内部空間2にかかった場合
でも、当該内部空間2内に流したガスが外部や隣接する
ガス側に漏洩することなく、温湿度交換を効率よく行わ
せることができる。
【0042】実施の形態5.実施の形態5は、上記実施
の形態1乃至4において、枠体1の内部空間2に複数の
ガス流路を設けた構成としたものである。これを図1、
図7に基づいて説明する。図7は、図1と異なる設定の
ガス流路を設けた枠体1を示す斜視図である。尚、上記
実施の形態1乃至3で説明した符号と同じ符号は同じ内
容である。
【0043】図1に示す実施の形態1の枠体1の内部空
間2に形成されたガス流路は、四角形状の周枠3の相対
する側面の一方に流入口4を、他方に流出口5を設け
て、当該内部空間2内に一方方向のガス流路を設け、当
該ガス流路を2枚の流路壁33、33によって、3筋の
ガス流路として形成した構成のものである。この形態1
の場合、透湿膜20の上下に位置する枠体1A、1B
は、実質的には同形であり、枠体1の積み重ねにおける
方向を90度違えて、枠体1Aと枠体1Bの両ガス流路
が、上下方向において立体的に交差するよう積層されて
いる。尚、この2枚の流路壁33、33は、成形された
枠体1に後付けしてもよいし、当該枠体1と共に一体成
形してもよい。
【0044】他方、図7に示す実施の形態5では、透湿
膜20の上下に位置する2つの枠体1のガス流路の設定
を実質的に異にさせている。図7において、上方に位置
する枠体1Bは上記実施の形態1の枠体1AおよびBと
実質的に同じであるが、説明の都合上、以下、枠体1B
とする。この枠体1Bの下方に透湿膜20を介して位置
する枠体1(1C)のガス流路は次のように構成されて
いる。即ち、この枠体1Cは、枠体1A、1Bと同様の
基本構成のものであるが、四角形状の枠体1Cの一辺の
周枠3の側面に、ガスの流入口4と流出口5とを並設し
たもので、内部に設けられた流路壁34によって、流入
口4から供給されたガスが、当該内部空間2をコ字形に
巡って流出口5から流出するようにガス流路が形成され
ている。
【0045】コ字形に巡るガス流路は、3枚の流路壁3
4のうち、中央の流路壁34によって、流入路側と流出
路側とに大別され、更に、各流入路及び流出路とが各々
1枚の流路壁34によって2筋のガス流路に分けられて
いる。これら3枚の各流路壁34の奥側(開口側とは反
対側)には、ガスを通過させる通気口35が設けられて
いる。このような通気口35を備えた3枚の流路壁34
は、上記実施の形態1の枠体1A、1Bと同様に、成形
された枠体1Cに後付けしてもよいし、枠体1Cと共に
一体成形してもよい。
【0046】この実施の形態5では、上記の枠体1Cと
枠体1Bとを、透湿膜20を介して交互に重ねて積層体
20を構成する場合(図示せず)、例えば、下から偶数
番目の枠1、この例では枠体1Bのガスの流れ方向と、
奇数番目の枠体1Cのガスの流れ方向とが交差するよう
に重ねる。この積層体20の組み立て及び給排マニホー
ルド40A、50A、40B、50Bの取り付けは、上
記実施の形態1乃至3の何れかの方法とすればよい。
【0047】こうして形成された積層体20の各枠体1
Cの流入口4から乾燥ガスを、各枠体1Bの流入口4か
ら湿潤ガスを各々供給すると、枠体1Cの流出口5付近
では、温度と湿度が最も高い湿潤ガスの流入口4側にお
いて、透湿膜20を介して乾燥ガスが接するので、湿潤
ガスの露点80℃に近い75℃の露点にまで上昇させ
て、効率的に温湿度交換を行わせることができ、温湿度
交換率の高い高性能の温湿度交換器を提唱できる。尚、
これと同条件で、枠体1Aと枠体1Bとを用いて温湿度
交換した場合、例えば、上記実施の形態1乃至4の場合
における乾燥ガスの到達露点は68℃であった。
【0048】実施の形態6.実施の形態6は、上記実施
の形態1乃至5で説明したような枠体1を水平方向に横
並びに所要数隣接させたと同様に一体成形して、積層体
20を構成する一つの拡大された枠体としたものであ
る。以下、この拡大された枠体を拡大枠体100とい
う。これを図8に基づいて説明する。図8は透湿膜20
を省略して上下の拡大枠体100を拡大枠体100A及
び拡大枠体100Bとして示した説明図である。尚、上
記実施の形態1乃至5で説明した符号と同じ符号は同じ
内容である。
【0049】図8において、図示の拡大枠体100Aと
拡大枠体100Bとは、各々、上記実施の形態1乃至5
で説明したような枠体1を4つ合わせた規模に相応する
もので、枠体1の内部空間2の4つ分に相応する拡大さ
れた内部空間(以下、これを拡大内部空間という)を持
ち、拡大枠体100Aと拡大枠体100Bとにおける当
該拡大内部空間のガス流路を、少なくとも当該ガス流路
の一部において、対向流となるように構成したものであ
る。
【0050】この拡大枠体100Aは、上記実施の形態
1乃至5で説明した枠体1Aと同一の形態ではないが実
質的に同様の枠体を4つ集めて「田」の字型に隣接させ
た形態に一体成形したものである。以下、この拡大枠体
100Aを構成する4つの枠体部分を枠体1Aという。
拡大枠体100Aのガス流路は、ガス流路の上流側に位
置する2つの枠体1A、1Aの各々の流出口5、5と、
各々の下流側に位置する2つの枠体1A、1Aとの流入
口4、4とが一体化された連通口450を通って、ガス
が、拡大内部空間内を、一方側から他方側に直線的に通
り抜けるよう設定されている。尚、この拡大枠体100
Aに限らず、拡大枠体は、例えば、上記実施の形態1乃
至5で説明したような枠体1Aを4つ集めて「田」の字
型に隣接させて、接着剤等の適宜手段を用いて気密に接
合して形成してもよい(図示せず)。この場合でも、拡
大枠体100の間に挟まれる透湿膜(図示せず)は、当
該拡大枠体の面積に応じた形状とするのが好ましい。
【0051】他方の拡大枠体100Bも又、上記実施の
形態1乃至5で説明した枠体1と同一の形態ではないが
実質的に同様の枠体を4つ集めて「田」の字型に隣接さ
せた形態に一体成形したものである。図8に示すよう
に、この拡大枠体100Bは、上記の拡大枠体100A
を構成する枠体部分の一つと同じ枠体1A2つと、この
2つの枠体1Aに対して、ガス流路の設定が異なる2つ
の枠体1D、1Eとで、上記拡大枠体100Aと同様に
一体成形されている。3つの直線的なガス流路を備えた
2つの枠体1A、1Aは、互いのガス流路が平行となる
ように配置されている。他方の枠体1Dと1Eは、各枠
体1D、1Eにおいて、周枠3の隣り合う側部の一方に
流入口4が、他方に流出口5が設けられ、当該流入口4
から流出口5に向かうガス流路が形成されるように、当
該各内部空間2においてL字状に折れ曲がるように、大
小2つの流路壁330、330を用いて、枠体1Aの3
つのガス流路に応じた3つのガス流路を備えた枠体の形
態とされている。
【0052】この枠体1Dと枠体1Eとは、実質的には
同じ形態であり、一方を90度回転させて、枠体1Dの
流出口5と枠体1Eの流入口4とが合致するように組み
合わされ、更に、このように組み合わされた状態で、図
8おいて右側の枠体1Dの流入口4と同図において右側
の枠体1Aの流出口5とが、又、枠体1Eの流出口5と
同図おいて左側の枠体1Aの流入口4とが合致するよう
に組み合わされたと同様の形態となるよう、一体成形さ
れて拡大枠体100Bが形成されている。以下、拡大枠
体100Bとしての流入口を符号4L、流出口を符号5
Lで示す。又、この拡大枠体100Bを構成する4つの
枠体部分を、以下、引き続いて、各々枠体1A、1A、
1D、1Eという。尚、この拡大枠体100Bも、上記
拡大枠体100Aと同様に、4つの枠体(部分)1A、
1A、1D、1Eを、予め独立した枠体として成形して
おき、必要に応じて、適宜隣り合わせ組み合わせて、気
密に接合して形成してもよい。
【0053】この拡大枠体100Bの流入口4L、4
L、4Lから流入したガスは、枠体1D、枠体1Eの各
3つのガス流路を経て、流出口5L、5L、5Lから流
出する。こうして、ガスは拡大枠体100Bの拡大内部
空間内をコ字形に巡る。この拡大枠体100Bの拡大内
部空間を巡るガスのコ字形の流れは、上記実施の形態5
の枠体1Cにおけるガスの折り返しの流れと実質的に同
様であり、先の拡大枠体100Aの拡大内部空間を巡る
ガスの直線的な流れもまた、上記実施の形態5の枠体1
Aにおけるガスの直線的な流れと実質的に同様である。
【0054】しかし、図示していない透湿膜20を間に
介して、上下に位置する拡大枠体100Aと拡大枠体1
00Bとは、拡大枠体100Aに供給されるガスの流れ
方向と、拡大枠体100Bに供給されるガスの流れ方向
とが、少なくとも、両方のガス流路の一部、特に、湿潤
ガスの枠体100への流入側において、乾燥ガスの流れ
が対向流となるように、重ね合わせられるとよい。
【0055】この実施の形態6では、湿潤ガスを拡大枠
体100Aに通し、湿潤化される乾燥ガスを拡大枠体1
00Bに通して、枠体100Bの流出口5L側におい
て、当該流出口5Lに向かう乾燥ガスの流れ方向と、枠
体100Aを構成する、図8において左側の枠体1Aの
流入口4から当該枠体1Aに流入する湿潤ガスの流れと
が、対向流れとなるように重ねている。
【0056】この実施の形態6によれば、拡大枠体10
0Bの流入口4Lから供給された乾燥ガスが、流出口5
L側において、温度と湿度とが最も高い状態で拡大枠体
100Aの流入口4に供給される湿潤ガスと、透湿膜2
0(図示せず)を介して、対向流となって接するので、
温湿度交換効率を著しく高めることができる。例えば、
当該対向流の流路領域において、湿潤ガスの露点80℃
に近い75℃の露点にまで乾燥ガスを上昇させることが
できる。
【0057】又、前記実施の形態5では、1つの枠体で
構成されているので、ガスの処理流量は50リットル/
minであったが、この実施の形態6では、拡大枠体が4
つの枠体で構成されているので、同じ露点にまで処理で
きる流量が4倍の200リットル/minまで増大するこ
とができる。即ち、この実施の形態6によれば、上記実
施の形態1乃至5における枠体1や、その設計思想に基
づいて、温湿度の交換面積の大きい積層体20を、比較
的容易に設計したり、製造したりすることができるの
で、需要に応じて、所要の温湿度交換器或いは湿度交換
器を低価格にて提供することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、需要に応じて、所要の
交換能力を備えた、温湿度交換器としても用いることが
できる湿度交換器を、枠体と透湿膜とを順次積層するだ
けで比較的容易かつ迅速に製造できるので、低価格で高
性能の湿度交換器を迅速に提供することができる。
【0059】又、本発明によれば、透湿膜を介して、湿
潤ガスと乾燥ガスとの互いの流れが、少なくとも、ガス
流路の一部において、交差若しくは対向流となるように
構成されているので、温度及び湿度の交換効率を著しく
高めることができ、高性能の温湿度及び湿度交換器を提
供することができる。
【0060】又、本発明によれば、透湿膜を介して上下
の枠体が嵌合して組み合わされているので、積層体の気
密性及び剛性を高めることができる。
【0061】又、本発明によれば、ガスの流出口として
の開口部に、補強桟を設けることによって、開口部の剛
性を高め、枠体の変形を阻止しているので、積層体の気
密性及び剛性を高めることができる。
【0062】又、本発明によれば、各枠体の内部空間を
流路壁で仕切ることによって、湿潤ガスと乾燥ガスとの
流路を、透湿膜を介して、理想的な対向流若しくは交差
した流れに設定できるので、乾燥ガスの露点を湿潤ガス
の露点近くまで引き上げるかおとができ、従来に比べ
て、温度及び湿度の交換効率がより高い、高性能の温湿
度及び湿度交換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の湿度交換器の構成を示す分解
斜視図である。
【図2】 実施の形態1の湿度交換器の部分拡大説明図
である。
【図3】 実施の形態1の積層体に給排用マニホールド
を設けた状態を示す斜視図である。
【図4】 実施の形態3の枠体の斜視図である。
【図5】 実施の形態3の上下に重ねられた枠体の拡大
断面図である。
【図6】 実施の形態4の枠体の斜視図である。
【図7】 実施の形態5の枠体を示す斜視図である。
【図8】 実施の形態5の拡大枠体100を示す説明図
である。
【図9】 従来の全熱交換器の積層体の一部を示す断面
斜視図である
【図10】 従来の燃料電池用の温湿度交換器の分解斜
視図である
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E 枠体、2 内部空
間、3 周枠、4、40 流入口(開口部)、5、50
流出口(開口部)、4L 流入口(拡大枠体)、5L
流出口(拡大枠体)、10 積層体、20 透湿膜、
30 噛合部、33 流路壁、330 流路壁(拡大枠
体)、61 嵌合凸部(嵌合部)、62嵌合凹部(嵌合
部)、100、100A、100B 拡大枠体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 晃久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 市村 英男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CX05 5H027 AA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿潤したガスと乾燥したガスとの間に水
    蒸気を透過する透湿膜を介在させて前記乾燥ガスを湿潤
    化させる湿度交換器において、 ガスの流入口と流出口とを有する周枠に囲まれた上下方
    向開放の内部空間を備えた枠体と前記透湿膜とを前記枠
    体の上下方向に交互に気密に重ねて外部に対して気密な
    積層体を形成し、前記積層体の各透湿膜を介して湿度交
    換が行われるよう各透湿膜に接する一方の内部空間に湿
    潤したガスを、他方の内部空間に乾燥したガスを通すこ
    とを特徴とする湿度交換器。
  2. 【請求項2】 積層体は、透湿膜を間において上下に重
    ねられる一方の枠体側に嵌合凸部を、他方の枠体側に勘
    合凹部を設け、前記嵌合凸部と嵌合凹部とを嵌め合わせ
    て形成されたことを特徴とする請求項1に記載の湿度交
    換器。
  3. 【請求項3】 積層体は、重ねられた際に透湿膜の縁部
    を上下方向から挟む、上方に位置する枠体の周枠の下方
    側縁部と下方に位置する枠体の周枠の上方側縁部との上
    下の相対面を、当該周枠の厚さ方向断面に屈曲線となる
    噛み合い形状に形成されたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の湿度交換器。
  4. 【請求項4】 積層体は、重ねられた際に接する枠体の
    縁部と透湿膜の縁部とを接着して形成されたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の湿度交換
    器。
  5. 【請求項5】 積層体は、各枠体のガスの流入口或いは
    流出口として周壁に開設される開口部に、当該開口部を
    横切る桟を設けて当該開口部の剛性が高められたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の湿度
    交換器。
  6. 【請求項6】 積層体は、各枠体の内部空間を仕切る流
    路壁によって当該枠体の流入口から流出口までのガス流
    路が複数設けられた枠体によって形成されたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の湿度交換
    器。
  7. 【請求項7】 積層体は、複数の枠体が互いの出入口が
    連通されるよう横並びに隣接されて1つの層を成す拡大
    枠体が、透湿膜を介して積層されて形成されたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の湿度交
    換器。
  8. 【請求項8】 積層体は、透湿膜を間において上下に重
    ねられる一方の枠体又は拡大枠体のガス流路と他方の枠
    体又は拡大枠体のガス流路とが、少なくともガス流路の
    一部にて、ガス流が交差又は対向する方向に流れるよう
    設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何
    れかに記載の湿度交換器。
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