JP2008103277A - 燃料電池ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース本体の側面部材の取り付け、取り外しの作業が簡便となる燃料電池ケースを提供する。
【解決手段】燃料電池ケースは、燃料電池を搭載するケース本体1と、ケース本体1に着脱可能に取り付けられる側面部材4と、係合部6,7とを備える。係合部6,7は、側面部材4をケース本体1に取り付けるにあたり、側面部材4をケース本体1に係合させて重力方向における側面部材4の位置を仮決めさせる。
【選択図】図2

Description

本発明は側面部材が取り付けられている燃料電池ケースに関する。
メンテナンスのため、筐体の側面板、天板を取り外し可能とした家庭用燃料電池コージェネシステムが知られている(特許文献1)。また、筐体の側面をアコーディオン式の開閉シャッターとした燃料電池発電装置が知られている(特許文献2)。更に、特許文献2には、引き戸式の扉が開示されている。更に内扉と観音扉式の外扉とをもつ燃料電池製造用の保温炉が知られている(特許文献3)。
特開2005−251493号公報 特開平7−335236号公報 特開2006−66099号公報
特許文献1においては、筐体に対して側面板が取り外し可能とされているが、その取り付け、取り外しの作業は面倒である。殊に、側面板のサイズが大きいとき、重いときには、側面板の取り付け、取り外しの作業は困難である。特許文献2においては、アコーディオン式の開閉シャッターは構造が複雑化される。更に、引き戸式の扉では、扉を引くためのスペースが必要とされ、周辺のスペースによっては、引き戸が開閉できなくなるおそれがある。特許文献3においては、観音扉式の外扉が旋回する空間が必須とされるため、大きな設置空間が必要とされる。周辺のスペースによっては、外扉が開閉できなくなるおそれがある。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、ケース本体の側面部材の取り付け、取り外しの作業が簡便となる燃料電池ケースを提供することを課題とする。
本発明に係る燃料電池ケースは、(a)燃料電池を搭載するケース本体と、(b)ケース本体に着脱可能に取り付けられる側面部材と、(c)側面部材をケース本体に取り付けるにあたり、側面部材をケース本体に係合させて重力方向における側面部材の位置を仮決めさせる係合部とを具備していることを特徴とする。側面部材としては、ケース本体のうち正面、裏面である背面、横方側面のいずれに取り付けられるものでも良い。
側面部材をケース本体に取り付けるにあたり、係合部は、側面部材をケース本体に係合させることにより、重力方向における側面部材の位置を仮決めさせる。このように重力方向における側面部材の位置を仮決め(仮保持)した状態で、側面部材をケース本体に取り付けるため、その作業が容易となる。
本発明によれば、側面部材をケース本体に取り付けるにあたり、係合部は、側面部材をケース本体に係合させることにより、重力方向における側面部材の位置を仮決めさせる。このためケース本体に対して側面部材の取り付け、取り外しの作業が簡便となる。
本発明に係る燃料電池ケースは、ケース本体と側面部材と係合部とを備えている。ケース本体は燃料電池を搭載する。側面部材は、ケース本体に着脱可能に取り付けられる。係合部は、側面部材をケース本体に取り付けるにあたり、側面部材をケース本体に係合させて重力方向における側面部材の位置を仮決めさせる。
係合部はケース本体に設けられている形態が例示される。この場合、係合部は、側面部材に向けて突出しており、側面部材の位置を仮決めさせるとき側面部材の下辺部を載置させる第1載置面を備えている形態が例示される。側面部材の位置を係合部に仮決めさせるとき、側面部材の下辺部がケース本体の係合部に載置されるため、重力方向における側面部材の位置の仮決めがなされる。
また本発明によれば、係合部は、ケース本体に設けられているため、ケース本体の底部側に退避可能であり、且つ、ケース本体よりも突出可能とされている形態が例示される。側面部材がケース本体に取り付けられた後、係合部をケース本体の底部側に退避させれば、係合部の突出が回避される。
また本発明によれば、係合部は側面部材に設けられている形態が例示される。この場合、係合部は、ケース本体に向けて突出しており、側面部材の重力方向における位置を仮決めさせるとき、ケース本体に載置される第2載置面を備えている形態が例示される。この場合、側面部材の係合部は側面部材をケース本体に吊持させるため、重力方向における側面部材の位置決めがなされる。
本発明によれば、係合部は、ケース本体に設けられた第1係合部と、側面部材に設けられた第2係合部とを備えている形態が例示される。この場合、第1係合部は、ケース本体から側面部材に向けて突出しており、側面部材の位置を仮決めさせるとき側面部材の下辺部を載置させる第1載置面を備えている形態が例示される。第2係合部は、側面部材からケース本体に向けて突出しており、側面部材の位置を仮決めさせるとき、ケース本体に載置されて側面部材をケース本体に吊持させる形態が例示れさる。
以下、本発明の実施例1について図1〜図8を参照して説明する。本実施例は定置用の燃料電池システムに適用した例を示す。図1は、燃料電池ケースのケース本体1に側面部材4を取り付ける前の状態を示す。図2は側面部材4の下辺部4dをケース本体1の第1係合部6に載置した状態を示す。図3は、側面部材4の下辺部4dをケース本体1の第1係合部6に載置した状態で、側面部材4の下辺部4dを揺動中心域として側面部材4を矢印D3方向(取付方向)に揺動させて、第2係合部7をケース本体1に接触係合させている状態を示す。図4は、側面部材4をケース本体1に取り付けた状態を示す。
本実施例に係る燃料電池ケースは、図1に示すように、骨格がほぼ四角箱形状をなす金属製のケース本体1と、四角板状のパネル形状をなす金属製または硬質樹脂製の側面部材4とを備えている。ケース本体1は、正面となる第1側面11と、背面となる第2側面12と、互いに対向する第3側面13および第4側面14とを備えている。第1側面11は、側面部材4で塞がれるメンテナンス用の開口15と、開口15の周縁部に形成された取付面16とをもつ。
図1において、矢印W方向は、側面部材4の表面4aが延設されている左右方向に沿った方向を示す。矢印H方向は、ケース本体1および側面部材4の高さ方向を示す。矢印D方向はケース本体1の奥行き方向を示す。
本実施例によれば、側面部材4を矢印D3方向つまりケース本体1の奥行き方向に沿ってケース本体1に接近させることにより、側面部材4を蓋の1種としてケース本体1に取り付ける方式が採用されている。従って側面部材4は引き戸方式でも、観音開き方式でもない。このような方式であれば、燃料電池ケースの設置スペースを抑えつつ、開口15の開放面積を広くとることができ、メンテナンスに有利である。図1に示すように、開口15は、ケース本体1の正面のほぼ全域に近い開放量とされている。
側面部材4は燃料電池ケースの正面となり、ケース本体1の正面となる側面11側の取付面16に着脱可能に取り付けられるパネルである。側面部材4はほぼ四角形状をなしており、上辺部4uと、下辺部4dと、2つの側辺部4sと、厚み方向に貫通する通気口4xとを備えている。側面部材4の高さは、ケース本体1の高さとほぼ対応する。側面部材4の幅は、ケース本体1の幅とほぼ対応する。幅は矢印W方向に沿った方向の寸法を意味する。具体的には、側面部材4の高さは50センチメートル以上または80センチメートル以上とされている。側面部材4の幅は50センチメートル以上または80センチメートル以上とされている。このような側面部材4は、軽量化されているものの、少ない作業者ではその取り扱い作業は容易ではない。
図1に示すように、側面部材4の側辺部4sは、ケース本体1に向けて円弧状に曲成されている。側面部材4の側辺部4sの下部には、側辺部4sから矢印D方向に沿って延設された耳状の取付鍔部40が形成されている。取付鍔部40には第1ボルト挿入孔41が形成されている。第1ボルト挿入孔41は矢印W方向に沿った軸芯をもつ。図1に示すように、ケース本体1の第3側面13および第4側面14の下部には、第1取付孔17が形成されている。第1取付孔17の軸芯は、第1ボルト挿入孔41の軸芯とほぼ平行であり、矢印W方向に沿っている。
更に図1に示すように、側面部材4のうちケース本体1の上辺部1uに対向する側には、第2ボルト挿入孔42が形成されている。第2ボルト挿入孔42の軸芯は矢印D方向とほぼ平行な方向に沿っている。図1に示すように、ケース本体1の上辺部1u側には、第2取付孔18が形成されている。第2取付孔18の軸芯は、第2ボルト挿入孔42の軸芯とほぼ平行であり、矢印D方向に沿っている。
ここで、側面部材4がケース本体1に取り付けられるとき、第1ボルト挿入孔41および第1取付孔17は、第1取付ボルト31を挿入できるように、互いに対面するように設定されている。且つ、第2ボルト挿入孔42および第2取付孔18は、第2取付ボルト32を挿入できるように、互いに対面するように設定されている。図1から理解できるように、第1取付ボルト31は軌跡P1に沿って第1取付孔17に取り付けられる。第2取付ボルト32は軌跡P2に沿って第2取付孔18に取り付けられる。本実施例によれば、側面部材4の内面4iには、板状をなすインシュレータ材8(内層部材)が取り付けられている。インシュレータ材8は、防音用、振動低減用、断熱用等を兼ねており、側面部材4の材質よりも軟質な材料(例えばウレタンフォーム等の樹脂発泡体)で形成されている。
図1〜図3に示すように、係合部5は側面部材4の位置を仮決めさせるためのものであり、ケース本体1に設けられた第1係合部6と、側面部材4の上側に設けられた第2係合部7とを備えている。図2に示すように、第1係合部6はケース本体1の底部側に設けられている。第1係合部6はケース本体1の脚部としても機能する。側面部材4をケース本体1の取付面16に取り付けるにあたり、第1係合部6は、側面部材4の下辺部4dをケース本体1に載せて係合させることにより、重力方向(G方向)における側面部材4の位置を仮決めさせる機能をもつ。
図1および図3に示すように、第1係合部6は床面FAに設置されており、側面部材4に向けて突出方向(矢印A1方向)に突出している。第1係合部6は、先端に向かうにつれて高さが低くなるように傾斜する傾斜面64と、水平に沿った第1載置面65とをもつ。第1係合部6は、側面部材4の下辺部4dを載置するための第1載置面65を備えている。ケース本体1に対して側面部材4の重力方向の位置を仮決めさせるとき、第1係合部6の第1載置面65は、側面部材4の下辺部4dを載置させる部位である。図1に示すように、第1係合部6は、金属板等の硬質板を枠状に形成した枠部60と、枠部60の内部に装填されたウレタンゴム等の軟質の装填材料が装填されて形成された装填部61とを備えている。装填部61は振動減衰に寄与する。
図2に示すように、第2係合部7は、側面部材4の上辺部4uからケース本体1に向けて突出している。側面部材4の位置を仮決めさせるとき、第2係合部7は、ケース本体1の上辺部1uに載置されて側面部材4をケース本体1に吊持させ得る機能をもつ。図2に示すように、第2係合部7は、側面部材4の上辺部4uにおいてケース本体1に向けて横方向に(矢印D3方向)に沿って延設された鍔状をなす延設係合部72を備えている。
延設係合部72は、側面部材4の表面4aに沿った方向と交差する方向(矢印D3方向、側面部材4の取付方向)に沿って延設されている。側面部材4の上辺部4uは第2ボルト挿入孔42を備えている。第2ボルト挿入孔42には第2取付ボルト32が挿入可能とされている。なお、図2に示すように、ケース本体1の底面板1vは第1係合部6の上面よりもΔhぶん持ち上げられており、水侵入性が抑えられている。
次に、側面部材4をケース本体1に取り付ける作業について説明する。先ず、作業者は手作業で側面部材4を支持し、図2に示すように側面部材4の下辺部4dを、ケース本体1の複数個(2個)の第1係合部6の平坦状の第1載置面65に載置させる。この作業により、側面部材4の重力方向の基本的な位置決めがなされる。ここで、複数個(2個)の第1係合部6の平坦状の第1載置面65の高さ位置は互いに同じに設定されている。このため、必要に応じて、作業者は、側面部材4を第1係合部6に載置させたまま、側面部材4を左右方向(図1に示す矢印W方向)にスライド移動させることにより、側面部材4の左右方向の位置を調整することができる。この作業についても、側面部材4の下辺部4dを第1係合部6に載置させたまま行い得るため、楽である。しかも第1係合部6は複数個設けられており、側面部材4の下辺部4dの延びる方向に沿って連続されておらず、側面部材4の下辺部4dと第1係合部6との接触面積が低減されるため、上記スライド移動における摩擦抵抗が低減される。
この場合、図2に示すように、側面部材4の下辺部4dをケース本体1に接近させると共に、第2係合部7の延設係合部72をケース本体1から離間させるように、側面部材4を傾斜させることが好ましい。延設係合部72とケース本体1との干渉、衝突を避けるためである。
図2に示すように側面部材4の下辺部4dは断面でLの字形状をなしている。このため、下辺部4dにおける接触面積が増加するため、受圧面積が小さくなる。この場合、側面部材4の下辺部4dに与える負荷、第1係合部6に与える負荷が低減される。殊に、側面部材4の下辺部4dを構成する板部401と板部402との交点域403は丸みをもつ。このような交点域403が側面部材4の揺動中心域となれば、側面部材4の揺動性が確保される。
なお、場合によっては、側面部材4の下辺部4dをケース本体1の第1係合部6の第1載置面65に載置させたとき、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72がケース本体1の上辺部1uに接触させることにしても良い。
ここで図2に示すように、ケース本体1の下辺部1dには、鉛直方向の上方に向けて延設された下フランジ112が一体的に形成されている。また、ケース本体1の上辺部1uには、鉛直方向の下方に向けて延設された上フランジ110が一体的に形成されている。
次に、第1係合部6に載置されている側面部材4の下辺部4dを揺動支点域として、側面部材4をケース本体1に向けて矢印D3方向(取付方向)に向けて、作業者は手作業で揺動させる。即ち、側面部材4の傾動角度θ(図2参照)が小さくなるように、側面部材4の延設係合部72はケース本体1の上辺部1uに接近する。これにより側面部材4は、より一層、鉛直方向に沿った方向となる。
この結果、図4に示すように、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72は、ケース本体1の上辺部1uの上面に乗り上げる。結果として、側面部材4の第2係合部7は、ケース本体1の上辺部1uに載置されつつ係合する。この状態であれば、第2取付ボルト32が締結される前であっても、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72とケース本体1の上辺部1uとの摩擦係合により、側面部材4の転倒が抑えられる。従って作業者の作業が楽になる。
なお、側面部材4の下辺部4dをケース本体1の第1係合部6に載置させる前に、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72をケース本体1の上辺部1uに載置させて係合させることも考えられる。しかしこの場合には、作業者が側面部材4の下辺部4dを視認し辛くなるおそれがある。
本実施例によれば、図4に示すように、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72は、ケース本体1の上辺部1uの上面に充分に乗り上げた状態では、図4に示すように、側面部材4の下辺部4dの下面は、第1係合部6の第1載置面65から隙間66ぶん浮き上がる。このため、側面部材4の下辺部4dの下面は、第1係合部6の第1載置面65に対して非接触となる。従って、第1係合部6の第1載置面65に水滴が存在したとしても、水滴は側面部材4の下辺部4dに接触しにくくなる。
上記したように側面部材4の第2係合部7の延設係合部72は、ケース本体1の上辺部1uに乗り上げ、ケース本体1の上辺部1uに載置される。この場合、図4に示すように、第2取付孔18はケース本体1の上辺部1uの上フランジ110に形成されている。この第2取付孔18は、側面部材4の第2ボルト挿入孔42に対面して連通する。この状態で、第2ボルト挿入孔42に挿入した第2取付ボルト32を、ケース本体1の第2取付孔18に螺合させて締結させる。
また上記したように側面部材4がケース本体1に嵌合すると、図1から理解できるように、ケース本体1の第1取付孔17と側面部材4の第1ボルト挿入孔41とは、軌跡P1で示すように、互いに対面する。この状態で、第1ボルト挿入孔41に挿入した第1取付ボルト31を第1取付孔17に螺合させて取り付ける。図1から理解できるように、第1取付ボルト31は、燃料電池ケースの正面ではなく、横方向から取り付けられる。このため、燃料電池ケースの正面に存在する視認者は、第1取付ボルト31の頭部31hを視認しにくい。この結果、外観意匠が向上する。
更に、上記したように側面部材4をケース本体1に取付けたら、図8に示すように、天板9を用いる。天板9は、鉛直方向の下方向に指向する天板フランジ90をもつ。天板9を上方からケース本体1に嵌めて被着させる。この結果、天板9の天板フランジ90が第2取付ボルト32の頭部32hを外方から覆う。このため、外方から第2取付ボルト32の頭部32hは視認されない。この結果、外観意匠が向上する。要するに本実施例によれば、燃料電池ケースの正面側の視認者から第1取付ボルト31および第2取付ボルト32の双方は視認されず、意匠性が高まる。
上記したように側面部材4がケース本体1に取り付けられたとき、図8に示すように、インシュレータ材8の上部表面8uは、ケース本体1の上辺部1u側の上フランジ110に密着するため、シールされる。更に側面部材4がケース本体1に取り付けられたとき、図8に示すように、インシュレータ材8の下部表面8dは、ケース本体1の下辺部1d側の下フランジ112に密着するため、シールされる。このようにインシュレータ材8によりシールされると、外部の雨水がケース本体1の内部に進入することが抑制される。
上記したように弾発力をもつインシュレータ材8がケース本体1に密着すると、その反力が発生し、その反力が大きくなると、側面部材4がケース本体1の側に移行しにくくなるおそれがある。このため本実施例によれば、その反力が発生する前に、あるいは、反力が小さいうちに、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72がケース本体1の上辺部1uに乗り上げて係合するように設定されている。
次に、ケース本体1に取り付けられている側面部材4を取り外す場合について説明する。先ず、作業者は天板9、第1取付ボルト31、第2取付ボルト32を外す。第1取付ボルト31および第2取付ボルト32が取り外された状態であっても、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72がケース本体1の上辺部1uに載置されて摩擦係合しているため、側面部材4はケース本体1の上辺部1uに仮保持されている。この状態で、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72をケース本体1の上辺部1uから取り外す。そして、側面部材4の下辺部4dを第1係合部6に載置して支持する。このように側面部材4を取り外すときにも、側面部材4を第1係合部6に仮保持できるため、作業が楽となる。
図6(A)は側面部材4をケース本体1に取り付ける前の状態を示す。図6(B)は側面部材4をケース本体1に取り付けた後の状態を示す。図7(A)は側面部材4をケース本体1に取り付ける前の状態を示す。図7(B)は側面部材4をケース本体1に取り付けた後の状態を示す。
以上説明したように本実施例によれば、側面部材4をケース本体1に取り付けるにあたり、側面部材4をケース本体1の第1係合部6に載置させることにより、側面部材4の位置を仮決めできる。更に側面部材4の第2係合部7をケース本体1の上辺部1uに係合させることにより、側面部材4の位置を更に仮決めできる。このため、作業者が側面部材4を保持するのに過剰な労力を使うことが軽減される。作業者は無理な姿勢をとらず、側面部材4を取り付けたり、取り外したりできる。よって作業者は一人で済ませることができる。勿論、複数の作業者で側面部材4の取付け、取外しを行っても良い。
図9は実施例2を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。以下、実施例1と相違する部分を中心として説明する。
図9に示すように、第1係合部6は、床面FAよりも持ち上げられており、ケース本体1の底部側に退避させる方向(矢印A2方向)に退避可能である。また第1係合部6は、ケース本体1よりも突出する方向(矢印A1方向)に突出可能とされている。第1係合部6は、凹または凸からなるレール状の案内部6aをもつ。ケース本体1は凸または凹からなるレール状の被案内部1aをもつ。被案内部1aは、第1係合部6の案内部6aを案内する。更にケース本体1は、第1係合部6を案内させる案内部1c,1dをもつ。
側面部材4をケース本体1に取り付けるときには、作業者は、手作業で、第1係合部6をケース本体1よりも突出させる方向(矢印A1方向)に突出させる。そして前述したように、側面部材4の下辺部4dをケース本体1の第1係合部6に載置させることにより、側面部材4の重力方向の位置を仮決めする。必要に応じて側面部材4の左右方向の位置も仮決めする。
その後、実施例1と同様に、第2取付ボルト32および第1取付ボルト31により、側面部材4を締結してケース本体1に固定する。このように側面部材4をケース本体1に組み付ける作業が終えたら、作業者が手作業で第1係合部6を押し込んで退避方向(矢印A2方向)に移動させ、ケース本体1の底部側に退避させる。この場合、第1係合部6がケース本体1および側面部材4から過剰に外方に突出しないため、第1係合部6が邪魔になることが抑えられる。
また、ケース本体1に組み付けられている側面部材4をケース本体1から取り外すときには、退避されている第1係合部6を作業者が引っ張って突出方向(矢印A1方向)に移動させることにより、ケース本体1および側面部材4から外方に突出させれば良い。この場合、側面部材4の下辺部4dを第1係合部6に載せて仮保持できるため、実施例1と同様に作業者の作業が楽になる。なお、ケース本体1の底部には床面FAに着地する脚部1rが設けられている。
図10は実施例3を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。以下、実施例1と相違する部分を中心として説明する。本実施例によれば、第1係合部6は設けられているが、第2係合部7は設けられていない。
先ず、作業者は手作業で側面部材4を支持し、図10に示すように、側面部材4の下辺部4dをケース本体1の第1係合部6に載置させる。
次に、第1係合部6に載置されている側面部材4の下辺部4dを揺動支点域として、側面部材4をケース本体1に向けて矢印D3方向(取付方向)に向けて、作業者は手作業で揺動させる。これにより側面部材4は鉛直方向に沿った方向となる。そして第2取付孔18と第2ボルト挿入孔42とを対面させる。この状態で、第2ボルト挿入孔42に挿入した第2取付ボルト32をケース本体1の第2取付孔18に螺合させて取り付ける。実施例1と同様に、第1取付ボルト31により側面部材4の下部をケース本体1に取り付ける。
図11は実施例4を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成および同様の作用効果を有する。以下、実施例1と相違する部分を中心として説明する。先ず、作業者は手作業で、側面部材4の第2係合部7の延設係合部72を、ケース本体1の上辺部1uに接触係合させる。これにより側面部材1の重力方向の位置を仮決めする。必要に応じて、側面部材1の左右方向の位置の仮決めを行う。
その後、実施例1と同様に、第2ボルト挿入孔42に挿入した第2取付ボルト32を、ケース本体1の第2取付孔18に螺合させて締結させる。更に実施例1と同様に、第1取付ボルト31により側面部材4の下部をケース本体1に取り付ける。本実施例によれば、図11に示すように、通常時には、第1係合部6は、ケース本体1の底部に退避している。必要に応じて、第1係合部6をケース本体1よりも突出する方向(矢印A1方向)に突出させることができる。
(その他)
上記した実施例では、係合部5は側面部材4の位置を仮決めさせるためのものであり、ケース本体1に設けられた第1係合部6と、側面部材4の上側に設けられた第2係合部7とを備えている。これに限らず、第1係合部6のみとして、第2係合部7を廃止しても良い。更に第2係合部7のみとして、第1係合部6を廃止しても良い。上記した実施例では第1係合部6は2個とされているが、3個でも、4個でも良い。側面部材4の内面4iには、板状をなすインシュレータ材8が取り付けられているが、インシュレータ材8は廃止しても良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施例に設けられている特有の構造および機能は、他の実施例においても適用可能である。
本発明は定置用、車両用、電気機器用、電子機器用、携帯用の燃料電池システムに利用できる。
実施例1に係り、燃料電池ケースのケース本体に側面部材を取り付ける前の状態を示す斜視図である。 実施例1に係り、側面部材の下辺部をケース本体の第1係合部に載置して位置を仮決めしている状態を示す断面図である。 実施例1に係り、側面部材の下辺部をケース本体の第1係合部に載置した状態で、側面部材を揺動させて第2係合部をケース本体に接触係合させている状態を示す断面図である。 実施例1に係り、側面部材をケース本体に取り付けた状態を示す断面図である。 実施例1に係り、側面部材の下辺部をケース本体の第1係合部に載置した状態の全体の概念を示す図である。 実施例1に係り、(A)は側面部材をケース本体に取り付ける前の状態を示す第1係合部付近の部分斜視図であり、(B)は側面部材をケース本体に取り付けた後の状態を示す第1係合部付近の部分斜視図であり。 実施例1に係り、(A)は側面部材をケース本体に取り付ける前の状態を示す第2係合部付近の部分斜視図であり、(B)は側面部材をケース本体に取り付けた後の状態を示す第2係合部付近の部分斜視図であり。 実施例1に係り、側面部材をケース本体に取り付けると共に、天板を取り付けた状態を示す断面図である。 実施例2に係り、側面部材をケース本体に取り付けた状態を示す断面図である。 実施例3に係り、側面部材の下辺部をケース本体の第1係合部に載置している状態を示す断面図である。 実施例4に係り、側面部材の第2係合部をケース本体の上辺部に係合させて位置を仮決めしている状態を示す断面図である。
符号の説明
1はケース本体、15は開口、4は側面部材、5は係合部、6は第1係合部、7は第2係合部を示す。

Claims (5)

  1. (a)燃料電池を搭載するケース本体と、
    (b)前記ケース本体に着脱可能に取り付けられる側面部材と、
    (c)前記側面部材を前記ケース本体に取り付けるにあたり、前記側面部材を前記ケース本体に係合させて重力方向における前記側面部材の位置を仮決めさせる係合部とを具備していることを特徴とする燃料電池ケース。
  2. 請求項1において、前記係合部は前記ケース本体に設けられており、前記側面部材に向けて突出しており、前記側面部材の位置を仮決めさせるとき前記側面部材の下辺部を載置させる第1載置面を備えている燃料電池ケース。
  3. 請求項2において、前記係合部は、前記ケース本体の底側に退避可能であり、且つ、前記ケース本体よりも突出可能とされていることを特徴とする燃料電池ケース。
  4. 請求項1において、前記係合部は前記側面部材に設けられており、前記ケース本体に向けて突出しており、前記側面部材の位置を仮決めさせるとき前記ケース本体に載置されて前記側面部材を前記ケース本体に吊持させる燃料電池ケース。
  5. 請求項1において、前記係合部は、前記ケース本体に設けられた第1係合部と、前記側面部材に設けられた第2係合部とを備えており、
    前記第1係合部は、前記ケース本体から前記側面部材に向けて突出しており、前記側面部材の位置を仮決めさせるとき前記側面部材の下辺部を載置させる第1載置面を備えており、
    前記第2係合部は、前記側面部材から前記ケース本体に向けて突出しており、前記側面部材の位置を仮決めさせるとき前記ケース本体に載置されて前記側面部材を前記ケース本体に吊持させる燃料電池ケース。
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