JP2013047034A - ヘッドランプカバーの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が容易になるとともに、ヘッドランプカバーの耐久性を高めることができる、ヘッドランプカバーの支持構造を提供する。
【解決手段】ヘッドランプカバー5の前端部7aとヘッドランプ2の前上端部8aとの間に前部防振材11を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー5の後端部9aと燃料タンク3との間に後部防振材12を挟み込んだ。前部防振材11はヘッドランプカバー5の前端部7aの左右方向中央部に設け、後部防振材12はヘッドランプカバー5の後端部9aの左右方向両側部に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドランプカバーの支持構造に関し、詳しくは、ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が容易になるとともに、ヘッドランプカバーの耐久性を高めることができる、ヘッドランプカバーの支持構造に関する。
従来、ヘッドランプカバーの支持構造として、ヘッドランプ支持体にヘッドランプを取り付け、ヘッドランプの後方に燃料タンクを配置し、この燃料タンクから前方に取付フランジを突出させ、この取付フランジをヘッドランプ支持体に固定し、ヘッドランプの上方にヘッドランプカバーを配置し、ヘッドランプのカバー取付部にヘッドランプカバーの前後方向中央部にある被取付部を取り付け、ヘッドランプカバーの前端縁部をヘッドランプの前上端縁部に沿わせ、ヘッドランプカバーの後端縁部を燃料タンクの前面に沿わせたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来技術では、ヘッドランプカバーの前後端縁部がいずれも位置合わせ手段や防振手段を備えていない自由端となっているため、問題がある。
特開2010−55851号公報(図2参照)
《問題》 ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が困難である。
ヘッドランプカバーの前後端縁部がいずれも位置合わせ手段を備えていない自由端となっているため、ヘッドランプカバーの前後端縁部の位置合わせができず、ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が困難である。
《問題点》 ヘッドランプカバーの耐久性を低下させるおそれがある。
ヘッドランプカバーの前後端縁部がいずれも防振手段を備えていない自由端となっているため、ヘッドランプカバーが振動しやすく、被取付部のあるヘッドランプカバーの前後方向中央部に集中する振動による応力で、ヘッドランプカバーの耐久性を低下させるおそれがある。
本発明の課題は、ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が容易になるとともに、ヘッドランプカバーの耐久性を高めることができる、ヘッドランプカバーの支持構造を提供することにある。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1、図2に例示するように、ヘッドランプ支持体(1)にヘッドランプ(2)を取り付け、ヘッドランプ(2)の後方に燃料タンク(3)を配置し、この燃料タンク(3)から前方に取付フランジ(4)を突出させ、この取付フランジ(4)をヘッドランプ支持体(1)の上面に固定し、ヘッドランプ(2)の上方にヘッドランプカバー(5)を配置し、ヘッドランプ(2)のカバー取付部(15)にヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部にある被取付部(6)(6)を取り付け、ヘッドランプカバー(5)の前端縁部(7)をヘッドランプ(2)の前上端縁部(8)に沿わせ、ヘッドランプカバー(5)の後端縁部(9)を燃料タンク(3)の前面(10)に沿わせた、ヘッドランプカバーの支持構造において、
図2、図3(A)に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)とヘッドランプ(2)の前上端部(8a)との間に前部防振材(11)を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んだ、ことを特徴とするヘッドランプカバーの支持構造。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が容易になる。
図2、図3(A)に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)とヘッドランプ(2)の前上端部(8a)との間に前部防振材(11)を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んだので、前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)の厚さの管理により、ヘッドランプカバー(5)の前後端縁部(7)(9)の位置合わせができ、ヘッドランプカバー(5)の前後端縁部(7)(9)に沿う隙間(7b)(9b)の寸法管理が容易になる。
《効果》 ヘッドランプカバーの耐久性を高めることができる。
図2に例示するように、ヘッドランプカバー(5)が振動しても、前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)に振動が吸収される分だけ、振動が抑制され、被取付部(6)(6)があるヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部で発生する振動の応力が小さくなり、ヘッドランプカバー(5)の耐久性を高めることができる。
《効果》後部防振材の熱負荷を小さくすることができる。
図2に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んだので、燃料の気化によって低い温度に維持される燃料タンク(3)に接している後部防振材(12)(12)の熱負荷を小さくすることができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》ヘッドランプカバーの前後左右の姿勢管理が容易になる。
図3(A)に例示するように、前部防振材(11)はヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)の左右方向中央部に設け、後部防振材(12)(12)はヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)の左右方向両側部に設けたので、前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)の厚さの管理により、ヘッドランプカバー(5)の前後左右の姿勢管理が容易になる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》ランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が一層容易になる。
図3(A)(B)、図4に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部に後向きの係止爪(13)(13)を設け、この係止爪(13)(13)をヘッドランプ(2)の係合溝(14)(14)に係止させたので、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の位置合わせができ、ヘッドランプカバー(5)の前後端縁部(7)(9)に沿う隙間(7b)(9b)の寸法管理が一層容易になる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドランプカバーの左右の姿勢管理が一層容易になる。
図3(A)に例示するように、係止爪(13)(13)はヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の左右方向両側部に設け、係合溝(14)(14)はヘッドランプ(2)の左右方向両側部に設けたので、ヘッドランプカバー(5)の左右の姿勢管理が一層容易になる。
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》エンブレムの耐久性を高めることができる。
図7(A)(B)、図8に例示するように、ピン挿通孔(21)(21)の上縁部を径方向に拡張して水抜き凹部(22)(22)を形成し、この水抜き凹部(22)(22)をエンブレム(16)の打ち抜き部(19)(19)に下方から臨ませ、ヘッドランプカバー(5)の上面を底面とする打ち抜き部(19)(19)内の窪みに溜まろうとする水(23)が、水抜き凹部(22)(22)からピン挿通孔(21)(21)を介してヘッドランプカバー(5)の下方に流れ落ちるようにしたので、打ち抜き部(19)(19)内の窪みに水(23)が溜まりにくく、エンブレム(16)の表面が水(23)で腐食するのを抑制することができ、エンブレム(16)の耐久性を高めることができる。
本発明の実施形態に係るエンジンに用いるヘッドランプカバーを備えたヘッドランプの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図3(A)は図1のヘッドランプの平面図、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図である。 図1のヘッドランプのヘッドランプカバーとその周辺部分の拡大断面図である。 図1のヘッドランプの背面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図7(A)は図1ヘッドランプのエンブレムとその周辺部分の拡大平面図、図7(B)は図7(A)のB−B線断面図である。 図7(A)のVIII−VIII線断面図である。 図1のヘッドランプからヘッドランプカバーを外したものを前方から見た斜視図である。 図1のヘッドランプからヘッドランプカバーを外したものの平面図である。 図1のヘッドランプカバーを備えたヘッドランプを前方から見た斜視図である。 図1のヘッドランプカバーを備えたヘッドランプを後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るエンジンに用いるヘッドランプ支持体を説明する図で、図13(A)は正面図、図13(B)は一部切欠平面図、図13(C)は図13(A)のC−C線断面図、図13(D)は図13(A)のD方向矢視図である。 本発明の実施形態に係るエンジンを前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るエンジンの側面図である。
図1〜図15は本発明の実施形態に係るヘッドランプ付きエンジンを説明する図であり、この実施形態では、ヘッドランプ付き単気筒横形ディーゼルエンジンについて説明する。
図14、図15に示すように、このヘッドランプ付き単気筒横形ディーゼルエンジンは、クランクケース(51)の後端部にシリンダ部(52)を突出させ、シリンダ部(52)の突出端にシリンダヘッド(53)を組み付け、シリンダヘッド(53)の端部にシリンダヘッドカバー(54)を組み付けてエンジン本体が構成される。
クランクケース(51)の上部には燃料タンク(3)を配置し、シリンダ部(52)及びシリンダヘッド(53)の上部にはラジエータ(55)を配置し、燃料タンク(3)の前方にヘッドランプ(2)を配置している。燃料タンク(3)の左右両側はサイドカバー(56)(56)で覆われ、ヘッドランプ(2)の上部はヘッドランプカバー(5)で覆われている。ヘッドランプカバー(5)には、エンブレム(16)が取付けられている。
図1、図2に示すように、ヘッドランプ支持体(1)にヘッドランプ(2)を取り付け、ヘッドランプ(2)の後方に燃料タンク(3)を配置し、この燃料タンク(3)から前方に取付フランジ(4)を突出させ、この取付フランジ(4)をヘッドランプ支持体(1)に固定し、ヘッドランプ(2)の上方にヘッドランプカバー(5)を配置し、ヘッドランプ(2)のカバー取付部(15)にヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部にある被取付部(6)(6)を取り付け、ヘッドランプカバー(5)の前端縁部(7)をヘッドランプ(2)の前上端縁部(8)に沿わせ、ヘッドランプカバー(5)の後端縁部(9)を燃料タンク(3)の前面(10)に沿わせている。
図2、図3(A)に示すように、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)とヘッドランプ(2)の前上端部(8a)との間に前部防振材(11)を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んでいる。
図3(A)に示すように、前部防振材(11)はヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)の左右方向中央部に設け、後部防振材(12)(12)はヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)の左右方向両側部に設けている。
図3(A)(B)、図4に示すように、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部に後向きの係止爪(13)(13)を設け、この係止爪(13)(13)をヘッドランプ(2)の係合溝(14)(14)に係止させている。
図3(A)に示すように、係止爪(13)(13)はヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の左右方向両側部に設け、係合溝(14)(14)はヘッドランプ(2)の左右方向両側部に設けている。
図7(A)(B)、図8に示すように、ヘッドランプカバー(5)に取り付けるエンブレム(16)を外枠部(17)と標章部(18)と打ち抜き部(19)(19)とで構成し、外枠部(17)の一部と標章部(18)の一部とを接続し、外枠部(17)の残部と標章部(18)の残部との間に打ち抜き部(19)(19)を設け、エンブレム(16)から下向きに突出させた取付ピン(20)(20)(20)をヘッドランプカバー(5)のピン挿通孔(21)(21)(21)に差し込んで、ヘッドランプカバー(5)の上面に沿ってエンブレム(16)を取り付けるに当たり、次のようにしている。
ピン挿通孔(21)(21)の上縁部を径方向に拡張して水抜き凹部(22)(22)を形成し、この水抜き凹部(22)(22)をエンブレム(16)の打ち抜き部(19)(19)に下方から臨ませ、ヘッドランプカバー(5)の上面を底面とする打ち抜き部(19)(19)内の窪みに溜まろうとする水(23)が、水抜き凹部(22)(22)からピン挿通孔(21)(21)を介してヘッドランプカバー(5)の下方に流れ落ちるようにしている。
各部品の詳細、次の通りである。
図13(A)〜(D)に示すように、ヘッドランプ支持体(1)は水平な基部(31)の前部からほぼ垂直な向きで立ち上げたランプ支持フレーム(32)を備えている。基部(31)は、クランクケース(51)の上部に取り付ける。ランプ支持フレーム(32)は正面から見て横長矩形で、上下左右4箇所にランプ取付部(33)を備え、各ランプ取付部(33)にランプ取付孔(33a)を備えている。
図2に示すように、ヘッドランプ(2)は、ランプハウジング(34)の前部にレンズ(37)を取り付け、ランプハウジング(34)内に光源(38)を収容した構造となってなり、ランプハウジング(34)の内面は反射面となっている。図4に示すように、レンズ(37)とランプハウジング(37)とはレンズ(37)の周囲に設けた嵌合部(37a)で嵌合させている。嵌合部(37a)は接着剤で封止している。
図1、図5、図9〜12に示すように、ランプハウジング(34)の上下左右4箇所から後向きに被取付部(35)を導出し、この被取付部(35)の導出端部をランプ支持フレーム(32)のランプ取付部(33)に接当させ、図13(A)のランプ取付孔(33a)に取り付けた図1のランプ取付具(36)で、被取付部(35)をランプ取付部(33)に取り付けている。ランプ取付具(36)はボルトである。
図4に示すように、ヘッドランプ(2)の前上端縁部(8)から後向きに第1後向き導出片(39)を導出し、その導出端から上向きに第1上向き導出片(40)を導出し、その導出端から第2後向き導出片(41)を導出し、その導出端から第2上向き導出片(42)を導出し、この第2上向き導出片(42)をカバー取付部(15)としている。
図4、図6に示すように、第1上向き導出片(40)の下部には、水抜き孔(43)をあけ、図8に示すように、ピン取付孔(21)から落下してきた水(23)が、図6に示すように、第1後向き導出片(39)の上面から水抜き孔(43)を介してランプハウジング(34)の上部に流れ出すようにし、図4に示すように、第1後向き導出片(39)の上面からレンズ(37)とランプハウジング(34)の嵌合部(37a)に水(23)が進入しないようにしている。
図3(A)に示すように、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の左右方向両側部にヘッドランプカバー(5)の被取付部(6)(6)を配置している。被取付部(6)(6)はヘッドランプカバー(5)から下向きに導出し、この被取付部(6)(6)をカバー取付ボルト(44)でカバー取付部(15)に取り付けている。
図2、図4に示すように、燃料タンク(3)は板金の箱形構造で、下側の本体部分(45)と上側の天井部分(46)とを上下から突き合わせ、突き合わせ箇所をフランジ接合させ、接合させたフランジ(47)の前部を燃料タンク(3)の取付フランジ(4)としている。この取付フランジ(4)はランプ支持フレーム(32)の上フレーム部分(48)にタンク取付具(49)で取り付けている。タンク取付具(49)はボルトである。
図2、図4に示すように、前部防振材(11)の挟み込まれている位置は、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)と、レンズ(37)とランプハウジング(34)の嵌合部(37a)の上部との間である。
後部防振材(12)(12)の挟みこまれている位置は、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と、燃料タンク(3)の天井部分(46)の前面及び取付フランジ(4)の上面との間である。
前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)とは、ウレタンの弾性素材で、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)と後端部(9a)に接着剤で取り付けている。
図7(A)(B)に示すように、エンブレム(16)は、外枠部(17)が楕円環形状で、標章部(18)にKの文字を備え、標章部(18)の肉壁の前後縁部と外枠部(17)の肉壁とを接続し、標章部(18)の肉壁の左右に打ち抜き部(19)(19)を形成している。エンブレム(16)は合成樹脂製で、その表面には金属メッキが施されている。
図8に示すように、各取付ピン(20)は、エンブレム(16)の外枠部(17)や標章部(18)と一体成型で、標章部(18)から下向きに導出されている。各ピン挿通孔(21)は各取付ピン(20)の挿通方向に対して傾斜しており、取付ピン(20)とピン挿通孔(21)との間には、漏水隙間が形成されている。取付ピン(20)は、止輪(50)でヘッドランプカバー(5)に対して抜け止めされている。止輪(50)は多数のスリットを備えた皿バネで、外周縁部をヘッドランプカバー(5)の下面に接当させ、外周縁部を取付ピン(20)の外周に係止させている。
ピン挿通孔(21)(21)の漏水隙間を通過した水(23)は止輪(50)のスリット等の隙間を介してヘッドランプカバー(5)の下方に流れ落ちる。
(1) ヘッドランプ支持体
(2) ヘッドランプ
(3) 燃料タンク
(4) 燃料タンクの取付フランジ
(5) ヘッドランプカバー
(6) ヘッドランプカバーの被取付部
(7) ヘッドランプカバーの前端縁部
(7a) ヘッドランプカバーの前端部
(8) ヘッドランプの前上端縁部
(8a) ヘッドランプの前上端部
(9) ヘッドランプカバーの後端縁部
(9a) ヘッドランプカバーの後端部
(10) 燃料タンクの前面
(11) 前部防振材
(12) 後部防振材
(13) 係止爪
(14) 係合溝
(15) ヘッドランプのカバー取付部
(16) エンブレム
(17) 外枠部
(18) 標章部
(19) 打ち抜き部
(20) 取付ピン
(21) ピン取付孔
(22) 水抜き凹部
(23) 水
本発明は、ヘッドランプカバーの支持構造に関し、詳しくは、ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が容易になるとともに、ヘッドランプカバーの耐久性を高めることができる、ヘッドランプカバーの支持構造に関する。
従来、ヘッドランプカバーの支持構造として、ヘッドランプ支持体にヘッドランプを取り付け、ヘッドランプの後方に燃料タンクを配置し、この燃料タンクから前方に取付フランジを突出させ、この取付フランジをヘッドランプ支持体に固定し、ヘッドランプの上方にヘッドランプカバーを配置し、ヘッドランプのカバー取付部にヘッドランプカバーの前後方向中央部にある被取付部を取り付け、ヘッドランプカバーの前端縁部をヘッドランプの前上端縁部に沿わせ、ヘッドランプカバーの後端縁部を燃料タンクの前面に沿わせたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来技術では、ヘッドランプカバーの前後端縁部がいずれも位置合わせ手段や防振手段を備えていない自由端となっているため、問題がある。
特開2010−55851号公報(図2参照)
《問題》 ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が困難である。
ヘッドランプカバーの前後端縁部がいずれも位置合わせ手段を備えていない自由端となっているため、ヘッドランプカバーの前後端縁部の位置合わせができず、ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が困難である。
《問題点》 ヘッドランプカバーの耐久性を低下させるおそれがある。
ヘッドランプカバーの前後端縁部がいずれも防振手段を備えていない自由端となっているため、ヘッドランプカバーが振動しやすく、被取付部のあるヘッドランプカバーの前後方向中央部に集中する振動による応力で、ヘッドランプカバーの耐久性を低下させるおそれがある。
本発明の課題は、ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が容易になるとともに、ヘッドランプカバーの耐久性を高めることができる、ヘッドランプカバーの支持構造を提供することにある。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1、図2に例示するように、ヘッドランプ支持体(1)にヘッドランプ(2)を取り付け、ヘッドランプ(2)の後方に燃料タンク(3)を配置し、この燃料タンク(3)から前方に取付フランジ(4)を突出させ、この取付フランジ(4)をヘッドランプ支持体(1)の上面に固定し、ヘッドランプ(2)の上方にヘッドランプカバー(5)を配置し、ヘッドランプ(2)のカバー取付部(15)にヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部にある被取付部(6)(6)を取り付け、ヘッドランプカバー(5)の前端縁部(7)をヘッドランプ(2)の前上端縁部(8)に沿わせ、ヘッドランプカバー(5)の後端縁部(9)を燃料タンク(3)の前面(10)に沿わせた、ヘッドランプカバーの支持構造において、
図2、図3(A)に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)とヘッドランプ(2)の前上端部(8a)との間に前部防振材(11)を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んだ、ことを特徴とするヘッドランプカバーの支持構造。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が容易になる。
図2、図3(A)に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)とヘッドランプ(2)の前上端部(8a)との間に前部防振材(11)を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んだので、前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)の厚さの管理により、ヘッドランプカバー(5)の前後端縁部(7)(9)の位置合わせができ、ヘッドランプカバー(5)の前後端縁部(7)(9)に沿う隙間(7b)(9b)の寸法管理が容易になる。
《効果》 ヘッドランプカバーの耐久性を高めることができる。
図2に例示するように、ヘッドランプカバー(5)が振動しても、前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)に振動が吸収される分だけ、振動が抑制され、被取付部(6)(6)があるヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部で発生する振動の応力が小さくなり、ヘッドランプカバー(5)の耐久性を高めることができる。
《効果》後部防振材の熱負荷を小さくすることができる。
図2に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んだので、燃料の気化によって低い温度に維持される燃料タンク(3)に接している後部防振材(12)(12)の熱負荷を小さくすることができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》ヘッドランプカバーの前後左右の姿勢管理が容易になる。
図3(A)に例示するように、前部防振材(11)はヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)の左右方向中央部に設け、後部防振材(12)(12)はヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)の左右方向両側部に設けたので、前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)の厚さの管理により、ヘッドランプカバー(5)の前後左右の姿勢管理が容易になる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》ヘッドランプカバーの前後端縁部に沿う隙間の寸法管理が一層容易になる。
図3(A)(B)、図4に例示するように、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部に後向きの係止爪(13)(13)を設け、この係止爪(13)(13)をヘッドランプ(2)の係合溝(14)(14)に係止させたので、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の位置合わせができ、ヘッドランプカバー(5)の前後端縁部(7)(9)に沿う隙間(7b)(9b)の寸法管理が一層容易になる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドランプカバーの左右の姿勢管理が一層容易になる。
図3(A)に例示するように、係止爪(13)(13)はヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の左右方向両側部に設け、係合溝(14)(14)はヘッドランプ(2)の左右方向両側部に設けたので、ヘッドランプカバー(5)の左右の姿勢管理が一層容易になる。
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》エンブレムの耐久性を高めることができる。
図7(A)(B)、図8に例示するように、ピン挿通孔(21)(21)の上縁部を径方向に拡張して水抜き凹部(22)(22)を形成し、この水抜き凹部(22)(22)をエンブレム(16)の空間部(19)(19)に下方から臨ませ、ヘッドランプカバー(5)の上面を底面とする空間部(19)(19)内の窪みに溜まろうとする水(23)が、水抜き凹部(22)(22)からピン挿通孔(21)(21)を介してヘッドランプカバー(5)の下方に流れ落ちるようにしたので、空間部(19)(19)内の窪みに水(23)が溜まりにくく、エンブレム(16)の表面が水(23)で腐食するのを抑制することができ、エンブレム(16)の耐久性を高めることができる。
本発明の実施形態に係るエンジンに用いるヘッドランプカバーを備えたヘッドランプの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図3(A)は図1のヘッドランプの平面図、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図である。 図1のヘッドランプのヘッドランプカバーとその周辺部分の拡大断面図である。 図1のヘッドランプの背面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図7(A)は図1ヘッドランプのエンブレムとその周辺部分の拡大平面図、図7(B)は図7(A)のB−B線断面図である。 図7(A)のVIII−VIII線断面図である。 図1のヘッドランプからヘッドランプカバーを外したものを前方から見た斜視図である。 図1のヘッドランプからヘッドランプカバーを外したものの平面図である。 図1のヘッドランプカバーを備えたヘッドランプを前方から見た斜視図である。 図1のヘッドランプカバーを備えたヘッドランプを後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るエンジンに用いるヘッドランプ支持体を説明する図で、図13(A)は正面図、図13(B)は一部切欠平面図、図13(C)は図13(A)のC−C線断面図、図13(D)は図13(A)のD方向矢視図である。 本発明の実施形態に係るエンジンを前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るエンジンの側面図である。
図1〜図15は本発明の実施形態に係るヘッドランプ付きエンジンを説明する図であり、この実施形態では、ヘッドランプ付き単気筒横形ディーゼルエンジンについて説明する。
図14、図15に示すように、このヘッドランプ付き単気筒横形ディーゼルエンジンは、クランクケース(51)の後端部にシリンダ部(52)を突出させ、シリンダ部(52)の突出端にシリンダヘッド(53)を組み付け、シリンダヘッド(53)の端部にシリンダヘッドカバー(54)を組み付けてエンジン本体が構成される。
クランクケース(51)の上部には燃料タンク(3)を配置し、シリンダ部(52)及びシリンダヘッド(53)の上部にはラジエータ(55)を配置し、燃料タンク(3)の前方にヘッドランプ(2)を配置している。燃料タンク(3)の左右両側はサイドカバー(56)(56)で覆われ、ヘッドランプ(2)の上部はヘッドランプカバー(5)で覆われている。ヘッドランプカバー(5)には、エンブレム(16)が取付けられている。
図1、図2に示すように、ヘッドランプ支持体(1)にヘッドランプ(2)を取り付け、ヘッドランプ(2)の後方に燃料タンク(3)を配置し、この燃料タンク(3)から前方に取付フランジ(4)を突出させ、この取付フランジ(4)をヘッドランプ支持体(1)に固定し、ヘッドランプ(2)の上方にヘッドランプカバー(5)を配置し、ヘッドランプ(2)のカバー取付部(15)にヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部にある被取付部(6)(6)を取り付け、ヘッドランプカバー(5)の前端縁部(7)をヘッドランプ(2)の前上端縁部(8)に沿わせ、ヘッドランプカバー(5)の後端縁部(9)を燃料タンク(3)の前面(10)に沿わせている。
図2、図3(A)に示すように、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)とヘッドランプ(2)の前上端部(8a)との間に前部防振材(11)を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んでいる。
図3(A)に示すように、前部防振材(11)はヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)の左右方向中央部に設け、後部防振材(12)(12)はヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)の左右方向両側部に設けている。
図3(A)(B)、図4に示すように、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部に後向きの係止爪(13)(13)を設け、この係止爪(13)(13)をヘッドランプ(2)の係合溝(14)(14)に係止させている。
図3(A)に示すように、係止爪(13)(13)はヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の左右方向両側部に設け、係合溝(14)(14)はヘッドランプ(2)の左右方向両側部に設けている。
図7(A)(B)、図8に示すように、ヘッドランプカバー(5)に取り付けるエンブレム(16)を外枠部(17)と標章部(18)と空間部(19)(19)とで構成し、外枠部(17)の一部と標章部(18)の一部とを接続し、外枠部(17)の残部と標章部(18)の残部との間に空間部(19)(19)を設け、エンブレム(16)から下向きに突出させた取付ピン(20)(20)(20)をヘッドランプカバー(5)のピン挿通孔(21)(21)(21)に差し込んで、ヘッドランプカバー(5)の上面に沿ってエンブレム(16)を取り付けるに当たり、次のようにしている。
ピン挿通孔(21)(21)の上縁部を径方向に拡張して水抜き凹部(22)(22)を形成し、この水抜き凹部(22)(22)をエンブレム(16)の空間部(19)(19)に下方から臨ませ、ヘッドランプカバー(5)の上面を底面とする空間部(19)(19)内の窪みに溜まろうとする水(23)が、水抜き凹部(22)(22)からピン挿通孔(21)(21)を介してヘッドランプカバー(5)の下方に流れ落ちるようにしている。
各部品の詳細、次の通りである。
図13(A)〜(D)に示すように、ヘッドランプ支持体(1)は水平な基部(31)の前部からほぼ垂直な向きで立ち上げたランプ支持フレーム(32)を備えている。基部(31)は、クランクケース(51)の上部に取り付ける。ランプ支持フレーム(32)は正面から見て横長矩形で、上下左右4箇所にランプ取付部(33)を備え、各ランプ取付部(33)にランプ取付孔(33a)を備えている。
図2に示すように、ヘッドランプ(2)は、ランプハウジング(34)の前部にレンズ(37)を取り付け、ランプハウジング(34)内に光源(38)を収容した構造となってなり、ランプハウジング(34)の内面は反射面となっている。図4に示すように、レンズ(37)とランプハウジング(34)とはレンズ(37)の周囲に設けた嵌合部(37a)で嵌合させている。嵌合部(37a)は接着剤で封止している。
図1、図5、図9〜12に示すように、ランプハウジング(34)の上下左右4箇所から後向きに被取付部(35)を導出し、この被取付部(35)の導出端部をランプ支持フレーム(32)のランプ取付部(33)に接当させ、図13(A)のランプ取付孔(33a)に取り付けた図1のランプ取付具(36)で、被取付部(35)をランプ取付部(33)に取り付けている。ランプ取付具(36)はボルトである。
図4に示すように、ヘッドランプ(2)の前上端縁部(8)から後向きに第1後向き導出片(39)を導出し、その導出端から上向きに第1上向き導出片(40)を導出し、その導出端から第2後向き導出片(41)を導出し、その導出端から第2上向き導出片(42)を導出し、この第2上向き導出片(42)をカバー取付部(15)としている。
図4、図6に示すように、第1上向き導出片(40)の下部には、水抜き孔(43)をあけ、図8に示すように、ピン挿通孔(21)から落下してきた水(23)が、図6に示すように、第1後向き導出片(39)の上面から水抜き孔(43)を介してランプハウジング(34)の上部に流れ出すようにし、図4に示すように、第1後向き導出片(39)の上面からレンズ(37)とランプハウジング(34)の嵌合部(37a)に水(23)が進入しないようにしている。
図3(A)に示すように、ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の左右方向両側部にヘッドランプカバー(5)の被取付部(6)(6)を配置している。被取付部(6)(6)はヘッドランプカバー(5)から下向きに導出し、この被取付部(6)(6)をカバー取付ボルト(44)でカバー取付部(15)に取り付けている。
図2、図4に示すように、燃料タンク(3)は板金の箱形構造で、下側の本体部分(45)と上側の天井部分(46)とを上下から突き合わせ、突き合わせ箇所をフランジ接合させ、接合させたフランジ(47)の前部を燃料タンク(3)の取付フランジ(4)としている。この取付フランジ(4)はランプ支持フレーム(32)の上フレーム部分(48)にタンク取付具(49)で取り付けている。タンク取付具(49)はボルトである。
図2、図4に示すように、前部防振材(11)の挟み込まれている位置は、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)と、レンズ(37)とランプハウジング(34)の嵌合部(37a)の上部との間である。
後部防振材(12)(12)の挟みこまれている位置は、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と、燃料タンク(3)の天井部分(46)の前面及び取付フランジ(4)の上面との間である。
前部防振材(11)と後部防振材(12)(12)とは、ウレタンの弾性素材で、ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)と後端部(9a)に接着剤で取り付けている。
図7(A)(B)に示すように、エンブレム(16)は、外枠部(17)が楕円環形状で、標章部(18)にKの文字を備え、標章部(18)の肉壁の前後縁部と外枠部(17)の肉壁とを接続し、標章部(18)の肉壁の左右に空間部(19)(19)を形成している。エンブレム(16)は合成樹脂製で、その表面には金属メッキが施されている。
図8に示すように、各取付ピン(20)は、エンブレム(16)の外枠部(17)や標章部(18)と一体成型で、標章部(18)から下向きに導出されている。各ピン挿通孔(21)は各取付ピン(20)の挿通方向に対して傾斜しており、取付ピン(20)とピン挿通孔(21)との間には、漏水隙間が形成されている。取付ピン(20)は、止輪(50)でヘッドランプカバー(5)に対して抜け止めされている。止輪(50)は多数のスリットを備えた皿バネで、外周縁部をヘッドランプカバー(5)の下面に接当させ、内周縁部を取付ピン(20)の外周に係止させている。
ピン挿通孔(21)(21)の漏水隙間を通過した水(23)は止輪(50)のスリット等の隙間を介してヘッドランプカバー(5)の下方に流れ落ちる。
(1) ヘッドランプ支持体
(2) ヘッドランプ
(3) 燃料タンク
(4) 燃料タンクの取付フランジ
(5) ヘッドランプカバー
(6) ヘッドランプカバーの被取付部
(7) ヘッドランプカバーの前端縁部
(7a) ヘッドランプカバーの前端部
(8) ヘッドランプの前上端縁部
(8a) ヘッドランプの前上端部
(9) ヘッドランプカバーの後端縁部
(9a) ヘッドランプカバーの後端部
(10) 燃料タンクの前面
(11) 前部防振材
(12) 後部防振材
(13) 係止爪
(14) 係合溝
(15) ヘッドランプのカバー取付部
(16) エンブレム
(17) 外枠部
(18) 標章部
(19) 空間部
(20) 取付ピン
(21) ピン挿通孔
(22) 水抜き凹部
(23) 水

Claims (5)

  1. ヘッドランプ支持体(1)にヘッドランプ(2)を取り付け、ヘッドランプ(2)の後方に燃料タンク(3)を配置し、この燃料タンク(3)から前方に取付フランジ(4)を突出させ、この取付フランジ(4)をヘッドランプ支持体(1)に固定し、ヘッドランプ(2)の上方にヘッドランプカバー(5)を配置し、ヘッドランプ(2)のカバー取付部(15)にヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部にある被取付部(6)(6)を取り付け、ヘッドランプカバー(5)の前端縁部(7)をヘッドランプ(2)の前上端縁部(8)に沿わせ、ヘッドランプカバー(5)の後端縁部(9)を燃料タンク(3)の前面(10)に沿わせた、ヘッドランプカバーの支持構造において、
    ヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)とヘッドランプ(2)の前上端部(8a)との間に前部防振材(11)を挟み込むとともに、ヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)と燃料タンク(3)との間に後部防振材(12)(12)を挟み込んだ、ことを特徴とするヘッドランプカバーの支持構造。
  2. 請求項1に記載したヘッドランプカバーの支持構造において、
    前部防振材(11)はヘッドランプカバー(5)の前端部(7a)の左右方向中央部に設け、後部防振材(12)(12)はヘッドランプカバー(5)の後端部(9a)の左右方向両側部に設けた、ことを特徴とするヘッドランプカバーの支持構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載したヘッドランプカバーの支持構造において、
    ヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部に後向きの係止爪(13)(13)を設け、この係止爪(13)(13)をヘッドランプ(2)の係合溝(14)(14)に係止させた、ことを特徴とするヘッドランプカバーの支持構造。
  4. 請求項3に記載したヘッドランプカバーの支持構造において、
    係止爪(13)(13)はヘッドランプカバー(5)の前後方向中央部の左右方向両側部に設け、係合溝(14)(14)はヘッドランプ(2)の左右方向両側部に設けた、ことを特徴とするヘッドランプカバーの支持構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載したヘッドランプカバーの支持構造において、
    ヘッドランプカバー(5)に取り付けるエンブレム(16)を外枠部(17)と標章部(18)と打ち抜き部(19)(19)とで構成し、外枠部(17)の一部と標章部(18)の一部とを接続し、外枠部(17)の残部と標章部(18)の残部との間に打ち抜き部(19)(19)を設け、エンブレム(16)から下向きに突出させた取付ピン(20)(20)(20)をヘッドランプカバー(5)のピン挿通孔(21)(21)(21)に差し込んで、ヘッドランプカバー(5)の上面に沿ってエンブレム(16)を取り付けるに当たり、ピン挿通孔(21)(21)の上縁部を径方向に拡張して水抜き凹部(22)(22)を形成し、この水抜き凹部(22)(22)をエンブレム(16)の打ち抜き部(19)(19)に下方から臨ませ、ヘッドランプカバー(5)の上面を底面とする打ち抜き部(19)(19)内の窪みに溜まろうとする水(23)が、水抜き凹部(22)(22)からピン挿通孔(21)(21)を介してヘッドランプカバー(5)の下方に流れ落ちるようにした、ことを特徴とするヘッドランプカバーの支持構造。
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